(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025015359
(43)【公開日】2025-01-30
(54)【発明の名称】木製蓋
(51)【国際特許分類】
E04B 1/61 20060101AFI20250123BHJP
【FI】
E04B1/61 502L
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023128154
(22)【出願日】2023-07-19
(71)【出願人】
【識別番号】523296209
【氏名又は名称】有限会社瀬川興業
(72)【発明者】
【氏名】瀬川 浩平
【テーマコード(参考)】
2E125
【Fターム(参考)】
2E125AE16
2E125AG23
2E125BB02
2E125CA49
(57)【要約】
【課題】薄い木材板であっても反りの少ない幅の広い板を作る方法を提供する
【解決手段】広い一枚板を使用せず、個別に割った板同士を単純に並べて
繋げるのではなく、割った一枚づつの裏面に切れ込みを入れ反りの力を弱め
板の小口面に切れ込みを入れ、そこに入れた部材で連結し、極力板同士の
接合部分を減らすことで広い一枚板を使用した場合の強い反りの力を
分散することになり乾燥しても大きく反ることが無くなります
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薄型木製板(6ミリ等)の連結において板同士の連結を
小口面に入れた切れ込み部分に入れた部材のみに限定し
他部分を接合せずに広範囲の板を作成すること
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本製品は、薄型木板において幅広い面積の板を作成する場合
板の反りを防ぐのに最適な技術に関する
【0002】
木板同士の連結で幅広の板を作る場合、小口部分に切れ込みを入れ
その部分に固定のための部材を入れ固定部材にのみ板との連結をさせ
板同士の他の部分では接合させない技術です
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
薄型(6ミリ等)の幅広い板を使用する場合どうしても乾燥によって板が
反ってしまうため、反り防止の板を入れたり金具を入れたりしましたが
板自体が薄いため釘等強固な固定をすることもできず、それに反して
板の反りの力はかなりのもの、特に板目の広い面を作るのは難しいものが
あり、板一枚だけの状態で乾燥して反らないのは高価なコーティングや加工等
しないと不可能でした
【0004】
本製品の目的は高価なコーティングや加工をしなくても非常に反りの
少ない板を作るための加工であります。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本製品に使用する板は背面に切れ込みを入れ、小口部分にも切れ込みを入れ
小口部分に板同士を連結するための部材を入れることにより板の反りを防ぐ
【発明の効果】
【0006】
従来方法で広い面の薄い木製板(6ミリ等)を作る場合、
一枚板を使用しても板を単純に並べて接着しても強力に反るため
商品の蓋としても単純に上に載せるだけのものや
蓋を箱から引き出すスライド式や
板を焼いて黒く加工するものは難しかった(焼くので乾燥してしまう、
接着材も溶けて剥がれてしまう)
板の裏に反り防止のための部材を付けようにも、板目は反りの力が
かなり強く接着材程度では反りのほうが強く、釘等使えるほど
板が厚くないため使用不可能
【0007】
本製品については木板の裏に切れ込みを入れ、反りを防ぎ
木口に切れ込みを入れ、そこに部材を入れることで反りを防ぎ
部材部分でしか連結していなく、極力板同士の接合面を
減らすことで個々の反りの力を分散させる
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図4】 本発明に係る一枚板の小口面から見た図である
【発明を実施するための形態】
【0009】
連結する木片それぞれの裏面に切れ込みを入れ
木片の小口に切れ込みを入れる
小口の切れ込みに板部材を入れて板同士を連結する