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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025160783
(43)【公開日】2025-10-23
(54)【発明の名称】電圧検出回路
(51)【国際特許分類】
   G01R 19/00 20060101AFI20251016BHJP
   G01R 31/54 20200101ALI20251016BHJP
【FI】
G01R19/00 H
G01R31/54
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024063565
(22)【出願日】2024-04-10
(71)【出願人】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520124752
【氏名又は名称】株式会社ミライズテクノロジーズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】谷口 壮耶
(72)【発明者】
【氏名】和田 祥太郎
(72)【発明者】
【氏名】古田 善一
(72)【発明者】
【氏名】根塚 智裕
【テーマコード(参考)】
2G014
2G035
【Fターム(参考)】
2G014AA02
2G014AB27
2G014AB52
2G014AB53
2G014AB58
2G014AC18
2G035AA11
2G035AB01
2G035AC02
2G035AD10
2G035AD14
2G035AD23
2G035AD31
2G035AD32
2G035AD47
2G035AD51
2G035AD54
2G035AD55
2G035AD56
2G035AD59
2G035AD61
2G035AD65
(57)【要約】
【課題】 ADコンバータを有する電圧検出回路において断線を検出する。
【解決手段】 電圧検出回路であって、変調信号を生成する変調信号生成器と、第1入力配線と第2入力配線の間に印加される電圧をデジタル値に変換するADコンバータと、前記変調信号に応じて変化する第1電流を前記第1入力配線に供給するとともに前記変調信号に応じて変化する第2電流を前記第2入力配線に供給する電流源と、前記ADコンバータの出力値を微分した値を出力する微分器と、前記変調信号に応じて正負に変化する値に前記微分器の出力値を乗算する乗算器と、前記乗算器の出力値を積分する積分器、を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電圧検出回路であって、
変調信号(Sig1)を生成する変調信号生成器(60)と、
第1入力配線(20a)と第2入力配線(20b)の間に印加される電圧をデジタル値に変換するADコンバータ(50)と、
前記変調信号に応じて変化する第1電流(Iwod1)を前記第1入力配線に供給するとともに前記変調信号に応じて変化する第2電流(Iwod2)を前記第2入力配線に供給する電流源(30)と、
前記ADコンバータの出力値を微分した値を出力する微分器(52)と、
前記変調信号に応じて正負に変化する値(Sig1a)に前記微分器の出力値を乗算する乗算器(54)と、
前記乗算器の出力値を積分する積分器(56)、
を有する電圧検出回路。
【請求項2】
前記変調信号が基準周波数(fc)で変動する、請求項1に記載の電圧検出回路。
【請求項3】
前記変調信号が複数の周波数成分(fa、fb)を有する、請求項1に記載の電圧検出回路。
【請求項4】
前記電流源が、
前記変調信号を前記第1電流に変換する第1DAコンバータ(31a)と、
前記変調信号を前記第2電流に変換する第2DAコンバータ(31b)、
を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
【請求項5】
前記第1電流の供給が停止されている期間に前記第1入力配線から電流を引き抜くとともに前記第2電流の供給が停止されている期間に前記第2入力配線から電流を引き抜く電流生成回路(70)をさらに有する請求項1~3のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
【請求項6】
前記電流源が、
第1定電流源と、
第2定電流源と、
前記第1定電流源から供給される電流が前記第1電流として前記第1入力配線に供給されるとともに前記第2定電流源から供給される電流が前記第2電流として前記第2入力配線に供給される第1接続状態と、前記第2定電流源から供給される電流が前記第1電流として前記第1入力配線に供給されるとともに前記第1定電流源から供給される電流が前記第2電流として前記第2入力配線に供給される第2接続状態との間で接続状態を切り換えるチョッパ回路(32)、
を有し、
前記チョッパ回路が前記接続状態を切り換える周波数が、前記ADコンバータのサンプリング周波数の整数倍である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
【請求項7】
前記電流源が、
複数の定電流源と、
前記複数の定電流源から少なくとも1つの第1定電流源と少なくとも1つの第2定電流源を選択する選択回路(32、36)と、
前記第1定電流源から供給される電流から前記第1電流を生成する第1電流生成回路(40a)と、
前記第2定電流源から供給される電流から前記第2電流を生成する第2電流生成回路(40b)、
を有し、
前記選択回路が、前記複数の定電流源から選択される前記第1定電流源と前記第2定電流源の組み合わせを経時的に変更する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、電圧検出回路に関する。
【0002】
特許文献1に開示の電圧検出回路は、ADコンバータと、周波数信号生成回路を有している。周波数信号生成回路は、抵抗を介してADコンバータの入力端子に接続されている。周波数信号生成回路は、基準周波数のパルス電圧を生成する。ADコンバータの入力端子が検出対象のデバイスから切断されていると、ADコンバータの入力端子の電位が基準周波数で変動する。この電圧検出回路は、ADコンバータの出力値において、基準周波数に同期した変動電位を検出することにより、断線を検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第10852360号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、ADコンバータが出力する変動電位(すなわち、基準周波数に同期した変動電位)の振幅が基準値以上となったときに断線を検出するので、周波数電圧生成回路で振幅が大きいパルス電圧を生成する必要がある。このように振幅が大きいパルス電圧がADコンバータの入力端子に印加されると、オフセット電圧が大きくなり、電圧の検出精度が低下する。本明細書では、ADコンバータを有する電圧検出回路においてより好適に断線を検出する技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する電圧検出回路は、変調信号を生成する変調信号生成器と、第1入力配線と第2入力配線の間に印加される電圧をデジタル値に変換するADコンバータと、前記変調信号に応じて変化する第1電流を前記第1入力配線に供給するとともに前記変調信号に応じて変化する第2電流を前記第2入力配線に供給する電流源と、前記ADコンバータの出力値を微分した値を出力する微分器と、前記変調信号に応じて正負に変化する値に前記微分器の出力値を乗算する乗算器と、前記乗算器の出力値を積分する積分器、を有する。
【0006】
この電圧検出回路では、第1入力配線と第2入力配線が電圧検出対象のデバイスを含む外部回路に接続される。また、電流源が、変調信号に応じて変化する第1電流を第1入力配線に供給するとともに変調信号に応じて変化する第2電流を第2入力配線に供給する。
【0007】
第1入力配線及び第2入力配線で断線が生じていない場合には、第1電流と第2電流は外部回路へ流れる。この場合、第1電流と第2電流に起因して第1入力配線と第2入力配線の間に生じる電圧は小さい。すなわち、第1入力配線と第2入力配線の間の電圧に、変調信号に同期した電圧成分はほとんど含まれない。この場合、微分器の出力値(すなわち、ADコンバータの出力値を微分した値)には変調信号に同期した電圧成分はほとんど含まれず、微分器の出力値は比較的平坦な波形となる。したがって、乗算器の出力値(すなわち、変調信号に応じて正負に変化する値に微分器の出力値を乗算した値)は、正負に変化する値となる。このため、積分器の出力値(すなわち、乗算器の出力値を積分した値)は低い値に維持される。
【0008】
第1入力配線及び第2入力配線のいずれかで断線が生じると、断線が生じた入力配線が第1電流または第2電流によってチャージされるので、断線が生じた入力配線の電位が上昇する。このとき、断線が生じた入力配線の電位は、変調信号に同期してステップ状に上昇する。この場合、微分器の出力値(すなわち、ADコンバータの出力値を微分した値)は、変調信号に同期して変動する。したがって、乗算器において変調信号に応じて正負に変化する値に微分器の出力値を乗算すると、乗算器の出力値は正の値または負の値に偏って変動する信号(例えば、ゼロと正の値で変動する信号またはゼロと負の値で変動する信号)となる。このため、積分器の出力値(すなわち、乗算器の出力値を積分した値)の絶対値は時間経過とともに大きくなる。
【0009】
以上に説明したように、断線の有無に応じて積分器の出力値が変化する。したがって、積分器の出力値に基づいて断線の有無を検出できる。また、この電圧検出回路では、第1入力配線に第1電流を流すとともに第2入力配線に第2電流を流すので、第1電流と第2電流に起因して生じるオフセット電圧が小さく、電圧を正確に検出できる。また、断線時には、断線に起因して生じる電位の変化量を積分器で積分するので、入力配線間に生じる電圧がそれほど大きくなくても断線を検出できる。このように、この電圧検出回路では、高い検出精度で電圧を検出可能であるとともに、断線を好適に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施例1の電圧検出回路の回路図。
図2】実施例1の正常動作におけるグラフ。
図3】実施例1の断線時におけるグラフ。
図4】実施例2の電圧検出回路の回路図。
図5】実施例2の正常動作におけるグラフ。
図6】実施例2の断線時におけるグラフ。
図7】実施例3の電圧検出回路の回路図。
図8】実施例4の電圧検出回路の回路図。
図9】実施例4の断線時におけるグラフ。
図10】実施例5の電圧検出回路の回路図。
図11】実施例6の電圧検出回路の回路図。
図12】実施例7の変調信号生成器の回路図。
図13】変形例の断線検出回路の回路図。
図14】変形例の断線検出回路の回路図。
【発明を実施するための形態】
【実施例0011】
図1に示す実施例1の電圧検出回路100は、シャント抵抗12に接続されている。シャント抵抗12は、図示しない外部回路に接続されている。シャント抵抗12には、外部回路を介して電流Isが流れる。電圧検出回路100は、シャント抵抗12に生じる電圧Vsを検出することによって、電流Isを検出する。
【0012】
電圧検出回路100は、第1入力配線20a、第2入力配線20b、及び、アンチエイリアスフィルタ24(以下、AAF24という)を有している。第1入力配線20aと第2入力配線20bは、AAF24を介してシャント抵抗12に接続されている。AAF24は、第1抵抗24a、第2抵抗24b、及び、コンデンサ24cを有している。第1入力配線20aは、第1抵抗24aを介してシャント抵抗12の一方の端子12aに接続されている。第2入力配線20bは、第2抵抗24bを介してシャント抵抗12の他方の端子12bに接続されている。したがって、シャント抵抗12は、第1抵抗24aと第2抵抗24bを介して第1入力配線20aと第2入力配線20bの間に接続されている。第1抵抗24aの電気抵抗R1は、第2抵抗24bの電気抵抗R2とほぼ等しい。シャント抵抗12の電気抵抗は、電気抵抗R1、R2よりもはるかに小さい。コンデンサ24cは、第1入力配線20aと第2入力配線20bの間に接続されている。
【0013】
電圧検出回路100は、変調信号生成器60と同期器62を有している。変調信号生成器60は、パルス信号Sig1を出力する。図2に示すように、信号Sig1は、周波数fcにて値HIGHと値LOWの間で変化するパルス信号である。同期器62には、信号Sig1が入力される。同期器62は、パルス信号Sig1に同期したパルス信号Sig1aを出力する。パルス信号Sig1aは、パルス信号Sig1が値HIGHのときに1となり、パルス信号Sig1が値LOWのときに-1となるデジタル信号である。すなわち、パルス信号Sig1aは、パルス信号Sig1と同じ波形のパルス信号である。
【0014】
電圧検出回路100は、電流源30を有している。電流源30は、第1定電流源30a、第2定電流源30b、スイッチ回路40a及びスイッチ回路40bを有している。
【0015】
第1定電流源30aは一定の直流電流I1を発生させる。第1定電流源30aは、スイッチ回路40aを介して第1入力配線20aに接続されている。スイッチ回路40aがオンすると、第1定電流源30aから第1入力配線20aに電流I1が供給される。スイッチ回路40aがオフすると、第1定電流源30aから第1入力配線20aへの電流I1の供給が停止される。スイッチ回路40aには、信号Sig1が入力される。スイッチ回路40aは、信号Sig1に同期してオン-オフする。したがって、図2に示すように、第1入力配線20aに流れる電流Iwod1は、信号Sig1に同期したパルス電流となる。図1に示すように、電流Iwod1は、第1抵抗24aを介して外部回路へ流れる。
【0016】
第2定電流源30bは一定の直流電流I2を発生させる。電流I2は電流I1と等しい。第2定電流源30bは、スイッチ回路40bを介して第2入力配線20bに接続されている。スイッチ回路40bがオンすると、第2定電流源30bから第2入力配線20bに電流I2が供給される。スイッチ回路40bがオフすると、第2定電流源30bから第2入力配線20bへの電流I2の供給が停止される。スイッチ回路40bには、信号Sig1が入力される。スイッチ回路40bは、信号Sig1に応じてオン-オフする。したがって、図2に示すように、第2入力配線20bに流れる電流Iwod2は、信号Sig1に同期したパルス電流となる。すなわち、電流Iwod2の波形は、電流Iwod1の波形と一致する。図1に示すように、電流Iwod2は、第2抵抗24bを介して外部回路へ流れる。
【0017】
第1抵抗24aに電流Iwod1が流れるので、第1入力配線20aの電位はシャント抵抗12の端子12aの電位よりも電圧Va(=R1・Iwod1)だけ高くなる。また、第2抵抗24bに電流Iwod2が流れるので、第2入力配線20bの電位はシャント抵抗12の端子12bの電位よりも電圧Vb(=R2・Iwod2)だけ高くなる。電気抵抗R1が電気抵抗R2と一致しており、電流Iwod1が電流Iwod2と一致していれば、Va=Vbとなる。しかしながら、実際には、電気抵抗R1と電気抵抗R2の間に誤差が存在し、電流Iwod1と電流Iwod2の間に誤差が存在するので、電圧Vaと電圧Vbは一致しない。このため、第1入力配線20aと第2入力配線20bの間に、V1=Vs+ΔV(なお、ΔV=Va-Vb)となる電圧V1が印加される。すなわち、電圧V1は、検出対象の電圧Vsに対して電圧ΔVだけずれた電圧となる。以下では、電圧ΔVをオフセット電圧ΔVという。
【0018】
電圧検出回路100は、ADコンバータ50(以下、ADC50という)を有している。ADC50は、第1入力配線20aと第2入力配線20bに接続されている。ADC50は、第1入力配線20aと第2入力配線20bの間の電圧V1をデジタル値に変換した信号を出力する。以下では、ADC50が出力するデジタル信号が示す電圧を、電圧V2という。電圧V2は、電圧Vsの検出値として利用される。例えば、ADC50が出力するデジタル信号は、デジタルローパスフィルタ等を介して図示しない制御回路に入力され、制御回路が電圧V2に応じて制御を実行する。
【0019】
電圧検出回路100は、断線検出回路として、微分器52、乗算器54、積分器56及び比較器58を有している。
【0020】
微分器52は、ADC50が出力する電圧V2を時間で微分する。したがって、微分器52の出力信号が示す電圧V3は、電圧V2の変化率(すなわち、単位時間あたりの変化量)を示す。
【0021】
乗算器54は、微分器52が出力する電圧V3に同期器62が出力する信号Sig1aを乗算する。したがって、乗算器54が出力する電圧V4は、信号Sig1aが1の場合には電圧V3と一致し、信号Sig1aが-1の場合には電圧V3の正負を反転した電圧と一致する。
【0022】
積分器56は、乗算器54が出力する電圧V4を時間で積分する。
【0023】
比較器58は、積分器56が出力する電圧V5が閾値Vthよりも低く、かつ、閾値-Vthよりも高い範囲内にあるか否かを判定する。閾値Vthと閾値-Vthの間の範囲は、入力配線で断線が生じていない場合に電圧V5が取り得る範囲(すなわち、電圧V5の正常範囲)である。したがって、比較器58の出力信号Sig2は、入力配線で断線が生じているか否かを示す。
【0024】
図2は、電圧検出回路100の正常動作時における各値の変化を示している。上述したように、信号Sig1、Sig1aは、一定の周波数fcで変動するパルス信号である。スイッチ回路40a、40bに共通の信号Sig1が入力されるので、電流Iwod1、Iwod2はともに、信号Sig1と同じ波形のパルス信号となる。電流Iwod1は電流I1と0の間で変動し、電流Iwod2は電流I2と0の間で変動する。また、検出対象の電圧Vsは、信号Sig1の周波数fcよりもはるかに低い周波数で変動する。上述したように、第1入力配線20aと第2入力配線20bの間の電圧V1は、V1=Vs+ΔVの関係を満たす。オフセット電圧ΔVが小さいので、図2では電圧V1は電圧Vsとほぼ一致している。ADC50が出力する電圧V2は、電圧V1と略一致する。微分器52は電圧V2を時間で微分するので、微分器52が出力する電圧V3は電圧V2の変化率を示している。乗算器54は、周波数fcで1と-1の間で変動する信号Sig1aを電圧V3に乗算した値を電圧V4として出力する。図2に示すように、信号Sig1aが1の期間では電圧V4は電圧V3と一致し、信号Sig1aが-1の期間では電圧V4は電圧V3の正負を反転した電圧と一致する。したがって、電圧V4は、周期的に正負に変動する。積分器56は、乗算器54が出力する電圧V4を積分した値を電圧V5として出力する。電圧V4が周期的に正負に変動するので、電圧V5は周期的に増加と減少を繰り返す。このため、電圧V5は、0付近の値に保持される。したがって、電圧V5は、閾値Vthよりも低く、閾値-Vthよりも高い値に保持される。したがって、比較器58は、電圧V5が正常範囲にあることを示す値を出力する。
【0025】
図3は、図1の点Xの位置で断線が発生した場合(すなわち、第1入力配線20aが端子12aから切断された場合)における各値の変化を示している。この場合、電圧Vsが第1入力配線20aと第2入力配線20bの間に印加されない。また、第1入力配線20aから端子12aへ電流Iwod1が流れなくなる。したがって、電流Iwod1によって第1入力配線20aがチャージされ、図3に示すように電圧V1が電圧Vsと無関係に上昇する。例えば、電流Iwod1によってコンデンサ24cがチャージされ、電圧V1が上昇する。電圧V2は電圧V1と同様に上昇する。微分器52が出力する電圧V3は、電圧V2の変化率を表す。電流Iwod1が流れている期間に電圧V1、V2が上昇し、電流Iwod1が0の期間では電圧V1、V2は上昇しないので、微分器52が出力する電圧V3は電流Iwod1と同じ波形となる。すなわち、電圧V3は、周波数fcにて正の値と0の間で変動する。乗算器54は、信号Sig1aを電圧V3に乗算した値を電圧V4として出力する。信号Sig1aが1の期間では、電圧V3が正の値であるので、電圧V4は正の値となる。信号Sig1aが-1の期間では、電圧V3が0であるので、電圧V4は0となる。このため、電圧V4は、電圧V3と同様に、周波数fcにて正の値と0の間で変動する。積分器56は電圧V4を積分する。電圧V4が正の値と0の間で変動するので、積分器56が出力する電圧V5は時間の経過とともにステップ状に上昇する。このため、所定のタイミングで電圧V5が閾値Vthを超える。すると、比較器58は、電圧V5が異常値であることを示す信号を出力する。したがって、比較器58の出力値によって断線を検出できる。
【0026】
なお、第2入力配線20bで断線が生じた場合には、電流Iwod2によって第2入力配線20bがチャージされ、第2入力配線20bの電位が上昇する。このため、電圧V1、V2が時間の経過とともに低下し、電圧V3、V4が負の値と0との間で変動する。この場合、電圧V5が、時間の経過とともに低下し、所定のタイミングで閾値-Vthを下回る。したがって、比較器58は、電圧V5が異常値であることを示す信号を出力する。したがって、比較器58の出力値によって断線を検出できる。
【0027】
以上に説明したように、実施例1の電圧検出回路100では、断線の有無によって積分器56が出力する電圧V5が変化するので、積分器56が出力する電圧V5に基づいて断線を検出することができる。また、実施例1の電圧検出回路では、第1入力配線20aと第2入力配線20bに、互いに同期した電流Iwod1と電流Iwod2を流すので、オフセット電圧ΔVが小さい。このため、正常動作時に、電圧Vsを正確に検出できる。
【0028】
なお、実施例1の電圧検出回路100では、断線時に電圧V2が上昇または低下するので、電圧V2が正常範囲外の値になったときに断線を検出することも可能である。しかしながら、電圧V2の正常範囲が広いので、電圧V2が正常範囲外の値まで変化するのに時間がかかる。これに対し、実施例1の電圧検出回路100では、電圧V2から信号Sig1と同期している変動成分を電圧V4として抽出できるので、電圧V4を積分することによって短時間で断線を検出できる。
【0029】
また、実施例1の電圧検出回路100では、周波数fcの信号Sig1の複数周期に亘って積分器56が電圧V4を積分することで断線を検出する。このため、ノイズ等によって電圧Vs自体が周波数fcに近い周波数で短時間振動した場合でも、電圧Vsの振動を断線として誤検出することが抑制される。このように、実施例1の電圧検出回路100では、断線の誤検出が生じ難い。
【実施例0030】
図4に示す実施例2の電圧検出回路200では、電流源30と変調信号生成器60の構成が実施例1とは異なる。実施例4の電圧検出回路200のその他の構成は、実施例1と等しい。
【0031】
実施例2では、図5に示すように、変調信号生成器60が出力する信号Sig1が、値HIGHと値LOWとこれらの中間値MIDの間で変化する。変調信号生成器60が出力する信号Sig1は、周波数faのパルス信号と周波数fbのパルス信号を重ねたパルス信号である。また、同期器62は、信号Sig1が値MIDのときに、信号Sig1aを0にする。すなわち、信号Sig1aは、1、0、-1の3段階で変化する。
【0032】
実施例2では、電流源30がスイッチ回路40a、40bを有していない。すなわち、第1定電流源30aが第1入力配線20aに直接接続されており、第2定電流源30bが第2入力配線20bに直接接続されている。すなわち、実施例2では、第1定電流源30aが出力する電流が電流Iwod1として第1入力配線20aに流れ、第2定電流源30bが出力する電流が電流Iwod2として第2入力配線20bに流れる。また、実施例2では、信号Sig1が第1定電流源30aと第2定電流源30bに入力される。第1定電流源30aと第2定電流源30bは、信号Sig1に同期させて出力電流の大きさを変更する。図5に示すように、第1定電流源30aは信号Sig1に同期したパルス電流を電流Iwod1として出力し、第2定電流源30bは信号Sig1に同期したパルス電流を電流Iwod2として出力する。より詳細には、信号Sig1が値HIGHのときに電流Iwod1、Iwod2が高電流IHとなり、信号Sig1が値MIDのときに電流Iwod1、Iwod2が中間レベルの電流IMとなり、信号Sig1が値LOWのときに電流Iwod1、Iwod2が0となる。
【0033】
実施例2では、正常動作において、図5に示すように、信号Sig1aが1のときに電圧V4が電圧V3と一致し、信号Sig1aが0のときに電圧V4が0となり、信号Sig1aが-1のときに電圧V4が電圧V3の正負を反転させた値と一致する。このため、電圧V4が正と負に周期的に変化し、電圧V4を積分した値である電圧V5は0V付近の値に保持される。このため、電圧V5は、正常範囲内に保持される。
【0034】
第1入力配線20aで断線が生じた場合には、図6に示すように、電流Iwod1によって第1入力配線20aがチャージされることにより、電圧V1、V2が増加する。このため、電圧V3が電流Iwod1と略同じ波形となる。このため、信号Sig1aが1の期間では電圧V4が正の値となり、信号Sig1aが0の期間では電圧V4が0となる。また、信号Sig1aが-1の期間では、電圧V3が0であるので、電圧V4が0となる。すなわち、電圧V4は、正の値と0の間で変動する。このため、電圧V4を積分した値である電圧V5は、時間の経過とともに上昇する。このため、電圧V5が閾値Vthを超え、比較器58が断線を示す信号を出力する。なお、第2入力配線20bで断線が生じた場合には、電圧V5が閾値-Vthを下回るので、比較器58が断線を示す信号を出力する。
【0035】
以上、実施例2でも、断線時に電圧V5が正常範囲から外れるので、断線を検出することができる。また、実施例2では、信号Sig1が複数の周波数成分を有しているので、電圧Vsの振動に起因する断線の誤検出をより効果的に抑制できる。
【実施例0036】
図7に示す実施例3の電圧検出回路300では、電流源30の構成が実施例2とは異なる。実施例3の電圧検出回路300のその他の構成は、実施例2と等しい。
【0037】
実施例3では、電流源30が、第1定電流源30aに代えて第1DAコンバータ31a(以下、第1DAC31aという)を有しており、第2定電流源30bに代えて第2DAコンバータ31b(以下、第2DAC31bという)を有している。第1DAC31aと第2DAC31bには、信号Sig1が入力される。第1DAC31aは、信号Sig1に同期して、実施例2と同様の電流Iwod1(すなわち、電流IH、電流IM及び0の三段階に変化する電流Iwod1)を出力する。第2DAC31bは、信号Sig1に同期して、実施例2と同様の電流Iwod2(すなわち、電流IH、電流IM及び0の三段階に変化する電流Iwod2)を出力する。したがって、実施例3でも、実施例2と同様に、断線を検出することができる。
【実施例0038】
図8に示す実施例4の電圧検出回路400は、電流生成回路70を有している。電流生成回路70は、第3定電流源34a、第4定電流源34b、スイッチ回路44a及びスイッチ回路44bを有している。実施例4のその他の構成は、実施例1と等しい。
【0039】
第3定電流源34aは一定の直流電流I3を発生させる。第3定電流源34aは、スイッチ回路44aを介して第1入力配線20aに接続されている。スイッチ回路44aがオンすると、第1入力配線20aから第3定電流源34aへ電流I3が流れる。すなわち、第1入力配線20aから電流I3が引き抜かれる。スイッチ回路44aがオフすると、電流I3が停止する。電流I1から電流I3を減算した値が、第1入力配線20aに流れる電流Iwod1となる。スイッチ回路44aには、信号Sig1を反転した信号(以下、反転信号という)が入力される。スイッチ回路44aは、反転信号に同期してオン-オフする。したがって、電流I1が停止しているときに電流I3が流れ、電流I1が流れているときに電流I3が停止する。このため、電流Iwod1は、図9に示すように、正の値I1と負の値I3の間で変動するパルス電流となる。電流Iwod1の平均値が略0となるように、電流I1、I3は設定されている。図9では、電流Iwod1のオンデューティが50%以下であるので、電流I1は電流I3よりも大きい。
【0040】
第4定電流源34bは一定の直流電流I4を発生させる。第4定電流源34bは、スイッチ回路44bを介して第2入力配線20bに接続されている。スイッチ回路44bがオンすると、第2入力配線20bから第4定電流源34bへ電流I4が流れる。すなわち、第2入力配線20bから電流I4が引き抜かれる。スイッチ回路44bがオフすると、電流I4が停止する。電流I2から電流I4を減算した値が、第2入力配線20bに流れる電流Iwod2となる。スイッチ回路44bには、信号Sig1を反転した反転信号が入力される。スイッチ回路44bは、反転信号に同期してオン-オフする。したがって、電流I2が停止しているときに電流I4が流れ、電流I2が流れているときに電流I4が停止する。このため、電流Iwod2は、図9に示すように、正の値I2と負の値I4の間で変動するパルス電流となる。電流Iwod2の平均値が略0となるように、電流I2、I4は設定されている。
【0041】
実施例4の正常動作でも、電流Iwod1と電流Iwod2が略等しいので、実施例1(すなわち、図2)と同様にして電圧Vs、V1、V2、V3、V4、V5が変化する。したがって、実施例4の正常動作でも、電圧Vsを検出できる。特に、実施例4では、電流Iwod1の平均値及び電流Iwod2の平均値が略ゼロであるので、オフセット電圧ΔVが非常に小さい。このため、電圧Vsをより正確に検出できる。
【0042】
また、実施例4において第1入力配線20aが断線すると、電流I1が流れている期間において第1入力配線20aがチャージされる一方で、電流I3が流れている期間において第2入力配線20bがディスチャージされる。このため、図9に示すように、電圧V1、V2は略一定となる。また、電圧V3は、電流Iwod1と同じ波形となる。すなわち、電流I1が流れている期間において電圧V3が正の値となり、電流I3が流れている期間において電圧V3が負の値となる。すなわち、信号Sig1aが1の期間では電圧V3が正の値となり、信号Sig1aが-1の期間では電圧V3が負の値となる。このため、乗算器54が出力する電圧V4は、常に正の値となる。したがって、積分器56が出力する電圧V5が上昇して閾値Vthを超え、比較器58が断線を検出する。また、図示していないが、実施例4において第2入力配線20bが断線すると、電圧V4が常に負の値となる。このため、電圧V5が低下して閾値-Vthを下回り、比較器58が断線を検出する。以上に説明したように、実施例4でも、断線を好適に検出できる。
【実施例0043】
図10に示す実施例5の電圧検出回路500では、電流源30の構成が実施例1とは異なる。実施例5の電圧検出回路500のその他の構成は、実施例1と等しい。
【0044】
実施例5では、電流源30が、チョッパ回路32を有している。チョッパ回路32は、第1定電流源30a、第2定電流源30b、スイッチ回路40a及びスイッチ回路40bに接続されている。チョッパ回路32は、第1定電流源30a、第2定電流源30b、スイッチ回路40a及びスイッチ回路40bの相互の接続状態を第1接続状態と第2接続状態との間で所定周波数で交互に切り換える。第1接続状態では、第1定電流源30aがスイッチ回路40aに接続されるとともに第2定電流源30bがスイッチ回路40bに接続される。第1接続状態では、電流Iwod1が電流I1と0との間で変動するとともに電流Iwod2が電流I2と0との間で変動する。第2接続状態では、第1定電流源30aがスイッチ回路40bに接続されるとともに第2定電流源30bがスイッチ回路40aに接続される。第2接続状態では、電流Iwod1が電流I2と0との間で変動するとともに電流Iwod2が電流I1と0との間で変動する。このように電流I1と電流I2の経路が交互に入れ換えられることで、電流Iwod1と電流Iwod2との差に起因して生じるオフセット電圧ΔVを抑制できる。したがって、電圧検出回路500によれば、より正確に電圧Vsを検出できる。
【実施例0045】
図11に示す実施例6の電圧検出回路600では、電流源30の構成が実施例1とは異なる。実施例6の電圧検出回路600のその他の構成は、実施例1と等しい。
【0046】
実施例6では、電流源30が、6個の定電流源30a~30fとDEM(Dynamic Element Matching)36を有している。定電流源30a~30fのそれぞれは、互いに等しい電流を生成する。但し、定電流源30a~30fが生成する電流の間には誤差が存在する場合がある。DEM36は、定電流源30a~30f、スイッチ回路40a及びスイッチ回路40bに接続されている。DEM36は、定電流源30a~30fの中から選択した3つの定電流源(以下、第1グループの定電流源という)をスイッチ回路40aに接続し、残りの3つの定電流源(以下、第2グループの定電流源)をスイッチ回路40bに接続する。したがって、スイッチ回路40aがオンすると第1グループの3つの定電流源から供給される電流が電流Iwod1として第1入力配線20aに流れ、スイッチ回路40bがオンすると第2グループの3つの定電流源から供給される電流が電流Iwod2として第2入力配線20bに流れる。DEM36は、所定周波数で繰り返し第1グループの定電流源の組み合わせ、及び、第2グループの定電流源の組み合わせを変更する。このように、電流Iwod1を供給する定電流源の組み合わせ、及び、Iwod2を供給する定電流源の組み合わせを周期的に変更することで、電流Iwod1と電流Iwod2との差に起因して生じるオフセット電圧を抑制できる。したがって、電圧検出回路600によれば、より正確に電圧Vsを検出できる。
【実施例0047】
上述した実施例1~6では、信号Sig1が1つまたは複数の周波数成分を有していた。これに対し、実施例7では、変調信号生成器60が、信号Sig1としてランダムな周期で変化するパルス信号を出力する。実施例7では、変調信号生成器60が、図12に示すリニアフィードバックシフトレジスタ80(以下、LFSR80という)により構成されている。LFSR80は、直列に接続された6個のフリップフロップ回路(以下、FF回路という)とXOR回路によって構成されている。XOR回路には、1段目のFF回路の出力値と6段目のFF回路の出力値が入力される。XOR回路の出力値は、1段目のFF回路に入力される。LFSR80は、6段目のFF回路の出力値を信号Sig1として出力する。この構成によれば、信号Sig1として周期がランダムなパルス信号を出力できる。信号Sig1としてランダムな信号を使用しても、断線を適切に検出することができる。また、信号Sig1がランダムな信号の場合には、電圧Vsが振動したときに、断線の誤検出をより効果的に抑制できる。
【0048】
なお、いずれかの実施例において、図13に示すように、微分器52と乗算器54の間にローパスフィルタ(以下、LPFという)90が設けられていてもよい。この場合、信号Sig1aが遅延器92を介して乗算器54に入力されてもよい。遅延器92は、信号Sig1aを遅延させて出力する。遅延器92における信号の遅延量は、ADC50、微分器52及びLPF90で発生する信号の遅延量と一致するように設定されている。このため、乗算器54に入力される2つの信号を正確に同期させることができ、電圧検出回路を適切に動作させることができる。
【0049】
また、図14に示すように、信号Sig1aがLPF94を介して乗算器54に入力されてもよい。LPF94は、ADC50、微分器52及びLPF90のフィルタ特性に合わせたフィルタ特性を有している。この構成によれば、フィルタ特性の相違による誤差を抑制できる。
【0050】
周波数fcは、基準周波数の一例である。周波数fa、fbは、変調信号の周波数成分の一例である。チョッパ回路32とDEM36は、選択回路の一例である。
【0051】
(構成1)
電圧検出回路であって、
変調信号を生成する変調信号生成器と、
第1入力配線と第2入力配線の間に印加される電圧をデジタル値に変換するADコンバータと、
前記変調信号に応じて変化する第1電流を前記第1入力配線に供給するとともに前記変調信号に応じて変化する第2電流を前記第2入力配線に供給する電流源と、
前記ADコンバータの出力値を微分した値を出力する微分器と、
前記変調信号に応じて正負に変化する値に前記微分器の出力値を乗算する乗算器と、
前記乗算器の出力値を積分する積分器と、
前記積分器の出力値を閾値と比較する比較器、
を有する電圧検出回路。
(構成2)
前記変調信号が基準周波数で変動する、構成1に記載の電圧検出回路。
(構成3)
前記変調信号が複数の周波数成分を有する、構成1に記載の電圧検出回路。
(構成4)
前記電流源が、
前記変調信号を前記第1電流に変換する第1DAコンバータと、
前記変調信号を前記第2電流に変換する第2DAコンバータ、
を有する、構成1~3のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
(構成5)
前記第1電流の供給が停止されている期間に前記第1入力配線から電流を引き抜くとともに前記第2電流の供給が停止されている期間に前記第2入力配線から電流を引き抜く電流生成回路をさらに有する構成1~4のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
(構成6)
前記電流源が、
第1定電流源と、
第2定電流源と、
前記第1定電流源から供給される電流が前記第1電流として前記第1入力配線に供給されるとともに前記第2定電流源から供給される電流が前記第2電流として前記第2入力配線に供給される第1接続状態と、前記第2定電流源から供給される電流が前記第1電流として前記第1入力配線に供給されるとともに前記第1定電流源から供給される電流が前記第2電流として前記第2入力配線に供給される第2接続状態との間で接続状態を切り換えるチョッパ回路(32)、
を有し、
前記チョッパ回路が前記接続状態を切り換える周波数が、前記ADコンバータのサンプリング周波数の整数倍である、
構成1~5のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
(構成7)
前記電流源が、
複数の定電流源と、
前記複数の定電流源から少なくとも1つの第1定電流源と少なくとも1つの第2定電流源を選択する選択回路と、
前記第1定電流源から供給される電流から前記第1電流を生成する第1電流生成回路と、
前記第2定電流源から供給される電流から前記第2電流を生成する第2電流生成回路、
を有し、
前記選択回路が、前記複数の定電流源から選択される前記第1定電流源と前記第2定電流源の組み合わせを経時的に変更する、
構成1~5のいずれか一項に記載の電圧検出回路。
【0052】
構成5~7によれば、オフセット電圧を低減できる。
【0053】
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0054】
20a:第1入力配線、20b:第2入力配線、30:電流源、50:ADコンバータ、52:微分器、54:乗算器、56:積分器、58:比較器、60:変調信号生成器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14