(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025016079
(43)【公開日】2025-01-31
(54)【発明の名称】TWENTEA等茶の低温抽出飲物とその方法(20TWENTEA オンザロック)
(51)【国際特許分類】
A23F 3/16 20060101AFI20250124BHJP
A23F 3/34 20060101ALI20250124BHJP
A23L 2/38 20210101ALI20250124BHJP
A23L 2/00 20060101ALI20250124BHJP
A23L 2/70 20060101ALI20250124BHJP
A23F 3/20 20060101ALI20250124BHJP
A61P 3/02 20060101ALI20250124BHJP
A61K 36/82 20060101ALI20250124BHJP
A61Q 19/10 20060101ALI20250124BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20250124BHJP
A61K 8/9789 20170101ALI20250124BHJP
C09K 17/32 20060101ALI20250124BHJP
A61K 127/00 20060101ALN20250124BHJP
【FI】
A23F3/16
A23F3/34
A23L2/38 C
A23L2/38 K
A23L2/00 B
A23L2/70 101B
A23F3/20
A23L2/00 W
A61P3/02
A61K36/82
A61Q19/10
A61Q19/00
A61K8/9789
C09K17/32 H
A61K127:00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023119109
(22)【出願日】2023-07-21
(71)【出願人】
【識別番号】000211569
【氏名又は名称】中松 義郎
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【テーマコード(参考)】
4B027
4B117
4C083
4C088
4H026
【Fターム(参考)】
4B027FB01
4B027FB15
4B027FC02
4B027FC03
4B027FC06
4B027FC10
4B027FE02
4B027FE08
4B027FE09
4B027FE10
4B027FK08
4B027FK11
4B027FK13
4B027FK15
4B027FK16
4B027FK17
4B027FP72
4B027FP81
4B027FP90
4B117LC03
4B117LC04
4B117LC10
4B117LE06
4B117LE09
4B117LE10
4B117LG01
4B117LG07
4B117LG11
4B117LG13
4B117LG17
4B117LG18
4B117LG19
4B117LG20
4B117LG22
4B117LK17
4B117LP01
4B117LP16
4B117LP17
4C083AA111
4C083AA112
4C083CC02
4C083CC03
4C083CC24
4C083DD21
4C088AB45
4C088AC05
4C088BA09
4C088CA05
4C088MA52
4C088NA20
4C088ZC21
4H026AA10
4H026AB03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】お茶をもっとおいしくして飲み、且つ飲みかすをSDG‘s活用する事を課題とする。
【解決手段】(1)茶葉と(2)パックと(3)氷と(4)カップと(5)ストローから構成し、茶葉をパックに挿入し、その上に氷を載せ茶葉の要素を氷で抽出して、ストロー付き/無しで飲めるようにし、抽出後の茶葉を植木鉢や畑の土に混合して土壌改良やお肌の美容に使用し得る事によりSDG’sに合致し得る事。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1)茶葉と(2)パックと(3)氷と(4)カップと(5)ストローから構成し、茶葉をパックに挿入し、その上に氷を載せ茶葉の要素を氷で抽出して、ストロー付き/無しで飲めるようにし、抽出後の茶葉を植木鉢や畑の土に混合して土壌改良やお肌の美容に使用し得る事によりSDG’sに合致し得る事を特徴とする栄養素を抽出するお茶とその出し方と飲み方と活用方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美味しい飲物とその方法。
【背景技術】
【0002】
お茶をポットに茶葉を入れ、お湯で抽出する方法は一般的に行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
公知のお茶の出し方ではお茶を十分美味しくしていない。また、その抽出後のお茶かすは廃棄されるだけである。
本発明は、お茶をもっとおいしくして飲む。
且つ飲みかすをSDG‘s活用する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、お茶をティーパックに入れ、氷で出して飲む。そのあと、植木鉢や畑に入れ土壌改良する。
また、お肌をこすりピカピカにする。
【発明の効果】
【0006】
(1) 高温で淹れると苦みや渋みのもとになるタンニンやカフェインが溶出しまうが、氷を用いた極低温で溶けた水でゆっくり淹れつつ飲むことで、甘み成分テアニンや旨み成分アミノ酸、さらにビタミンC を抽出し、渋みや苦みのタンニンやカフェインを溶出させず、茶葉本来のまろやかな旨みとなり美味しく飲める効果がある。
(2) だから、お茶が普通より格段に美味しくなる効果がある
(3) また、おはだピカピカの美容効果がある
(4) さらに、植木や土壌改良のSDG‘s効果がある
(5)茶葉を袋に入れることで、以下のような非常に有利な効果がある。
(5―1)茶葉がバラバラになっていると、伝達と氷から解けた水が集中して浸透しない。しかし茶葉を袋にいれ氷を載せると茶葉がまとまっているから氷の熱(冷熱)が有効に茶葉に伝わる効果がある。
(5―2)茶葉を入れるとき、1袋なのでバラバラにならず単純な動作で、茶を入れることができる。
(5―3)茶葉を取り出すときもバラバラに出すのではなく、袋を持ち上げるだけで一気に取り出す事が出来る。
(5―4)抽出したものを袋のまま植木鉢に入れるとか、畑に袋のまま置くとかこれらの動作が容易である。また、これらの動作に於いて茶葉が散らばらない。効果がある。
(6)茶葉を複数種類、例えば異なる20種類を入れるとき、あらかじめこれ等をパックに入れておく事により前記便利さがある。
(7)本発明は夏の暑い日にぴったりのリフレッシュドリンクとして楽しめる。
(8)本発明は爽やかな香りと澄んだ味わいが口いっぱいに広がり、心地よい冷たさが体をクールダウンさせることができる。
(9)本発明はアレンジも容易であり、炭酸割りでシュワッとした飲物とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】本発明第1実施形態であって、抽出方法のフロー及び外観図(
図2(A)、(B))、及び成分(
図2(C))を示す図である。
【
図3】本発明第2実施形態(
図3(A))、第3実施形態(
図3(B))、第4実施形態(
図3(C))を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1に公知の、お茶の抽出方法を示す。
図1(A)は、急須1に入れたお茶葉3にお湯2を注いで抽出する。茶葉をお湯と混ぜるので茶葉全体から抽出されるが熱いお湯だと苦みが出てしまう。また、急須自体にお茶渋が付くので洗うのが面倒である。さらに、抽出後の茶葉は廃棄される。
図1(B)は、急須1の茶こしに入れたお茶葉3にお湯2を注ぐ方法である。お湯がお茶葉に触れ抽出されるので急須自体は清浄に保たれたとしても、茶葉をお湯に浸すことをしないため美味しいく飲むための最適な抽出は非常に難しい。
図1(C)は、電気ポット等熱容器4に、お茶葉3が封入されたティーパック5を入れ抽出する方法である。熱いお湯6を用いると苦みの元のタンニンやカフェインが溶け出すのでまずくなる。
図1(D)は、先行技術文献1に示す、氷出し抽出器であり、氷を使用した時発生して容器に付着する結露水があってもお茶の抽出を行う事が出来る結露防止するための発明であって本発明と全く異なるものである。また、低温や氷を入れて滴下させ抽出すると、苦みの元のタンニンやカフェインが溶け出すことを抑制できるが抽出時間が長いので味が落ちる(タンニンやカフェインが余分に入る)。
そして、いずれの抽出方法であっても、抽出後のお茶葉は、廃棄するのみである。SDG‘sに反し環境に良くない。
このような問題点を本発明は一挙に解決する発明である。
【0009】
本発明の原理を説明する。
1.苦み、渋みについて
近年の研究では、タンニンのみならず、渋みの元であるカテキンや、カフェインの挙動がわかってきている。また、時間依存性に関しても研究されている。本願出願人は、できるだけ苦み、渋みが無い抽出をすることを開発した。
(1)カテキンの挙動
カテキンの中でもお茶の抽出成分で、エピガロカテキン(EGC)と、エピガロカテキンガレート(EGCG)が関係していることがわかっている。渋み苦みは、EGCは弱いがEGCGが強くある。また、EGCは自然免疫効果があり、EGCGは抗炎症作用がありEGCの機能を低下させる。つまりEGCは多く抽出しEGCGはほとんど抽出しない条件が、苦渋味を抑制し免疫等の健康を推進できることになる。
EGCGの挙動は高温例えば60度以上となると、抽出(溶出)率は、80%以上が溶出するが、20度以下では、抽出(溶出)率は、5%以下、1度以下の氷ではほぼゼロとなる。つまり、低温抽出になればなるほど渋みが無くなるという事である。
EGCの抽出率は、EGCGの抽出率に対して、抽出水温が60度以下になると3―10倍程度高くなる。つまり、低温になれば苦渋味の元となるEGCGが抽出されなくなるのである。更に、0.6度水等の氷水ではEGCGはほとんど抽出されなくなり、渋みはなくなり且つ、EGCは抽出されるので免疫が向上するという効果が生ずる。
更に、EGC及びEGCGは抽出時間との相関がある。長時間抽出すると多くの渋みが溶出されることとなる。10度以下の水では1時間以内で抽出すべきで、好ましくは15分以内で飲むことが好ましい。
(2)カフェインの挙動
カフェインは、覚醒作用があるが苦みを持っており、出来るだけ抽出しないようにする。カフェインは抽出水温度に正比例しており、温度が60度以上なら、5分程度以上抽出すると茶葉のカテキンはほとんど抽出されてしまう。
よって、出来るだけ低温で処理することが良い。氷で茶葉を冷やして氷水で抽出することは、カフェインを最大限抑えることが可能となる。
2.甘味まろやかさ
(1)アミノ酸の種類のティアニンの影響
お茶に特有の甘み旨み成分は、ティアニン(theanine)と呼ばれるアミノ酸である。ティアニンは高温では60―70%の抽出率があるが、低温でも抽出率は多く抽出されることがわかっている(20―30%)、また、抽出時間を10分以上とることで甘み成分のティアニンを多く溶出させる事が出来る。
このティアニンは、脳に対する保護作用、神経伝達物質への影響、短期ストレス時の軽減効果などが報告されており、長期間摂取した場合の抗ストレス効果がある。
3.ビタミンC
ビタミンCには、熱に対して安定なL―アスコルビン酸と熱によって分解されやすいL―デヒドロアスコルビン酸があるが、氷抽出であると、明らかにL―デヒドロアスコルビン酸の減少が抑制され、また、抽出時間が長いと(例えば1―2時間)L―アスコルビン酸であっても数割は分解するが、氷抽出であると全く心配しなくてよい。
以上を鑑みると、極低温で素早く抽出できる方法があれば最も良い抽出の条件となるが、現実にはそのようにならない。よって、本発明者は、お茶葉の設置条件、氷の設置条件、飲む条件をうまくかみ合わせることで、従来にない、甘くてまろやかなそして健康に良いお茶の抽出を発明した。
【0010】
[本発明第1実施形態]
本発明は、第2図に示す通りティーパック9に1種又は複数種のお茶葉3を入れ、そのティーパック9をカップ10の底に入れ、ティーパック9の上に氷8を載せてお茶を抽出する方法で、更に抽出後のお茶葉を土壌改良や美容に用いてSDG‘sに合致する事が特徴である。
【0011】
図2(A)、(B)に従い詳細を説明する。まず、お茶葉3を、ティーパック9の中に入れ封をし、カップ10の底に置く。そしてお茶葉3が入ったティーパック9の上に、適当な大きさと数量の氷8を載せる。
抽出されたお茶をそのまま飲んでもいいし、ストローを使用すると顎が引け誤嚥を防げかつカップの底の液溜りを飲むことができる。
ストロー11はカップ10の底まで届く長さとする。
氷が自然に溶けるのに応じて、抽出されたお茶を、そのまま飲むか、口の位置に合わせて曲げたストロー11で吸い上げて飲む。
【0012】
本発明の飲み方をすることで、
図2(C)に示す如く、氷8が常にお茶葉と接触しており、苦みの元のタンニンやカフェインが溶け出すことを抑制し、テアニンやアミノ酸、ビタミンCを多く含み、分解されずに抽出され、さらに抽出しつつ飲むので、非常に美味しいお茶を飲む事が出来る。
また、フィルタパックは開封可能であるので、好みの茶の量を調整濃さを調整して1杯づつ飲む事が出来るという効果がある。
さらに、口の位置に合わせて曲げたストローで飲むことにより、下から吸出し、顎が下を向いて上向きにならず、気道と食道の振り分け弁が気道を塞ぎ飲むことができるので、誤嚥防止の効果がある。
ストローはカップの底まで到達しているので、カップ底の液だまりとなるお茶の抽出液を飲むことができる。
【0013】
開封可能なティーパック9は布製、和紙、ナイロン等のメッシュ材でもよい。水(お湯)を通し、お茶葉が抽出時に抜け出ない大きさのメッシュであればよい。薄い和紙材が好ましい。
ティーパック9通常のティーパックやティーパックの開口部を、折り畳み繋止できる構造であってもよいし、ジッパー等の封止具が設けられていてもよい。ティーパック9の開口部を紐で結べるようにしておくのがコストもかからず好適である。
ティーパック9のサイズは、カップの底面をほぼ埋めグラスの側面と若干の隙間ができる大きさが、抽出水量も確認でき、好ましいが、氷を載せる事が出来るサイズであれば問題ない。
【0014】
氷8は、多角形にカットした氷を用いる。ティーパック9の上に接触面積ができるだけ大きくなるようにグラス詰めできる氷形状とする。略台形、正方形、長方形の氷が好ましい。しかし、溶けるのに30分~1時間以上かかるので、かき氷のような氷片はすぐに溶けるので用いても良い。
氷表面にスポット状赤外光をあて氷水溶出速度を制御してもよい。
【0015】
カップ10は、ティーパック9及び氷8が入る大きさならばどのようなサイズでもよいが、ティーパック9を入れたときにカップ10の側面と10mm程度の隙間ができる程度のサイズのカップが好ましい。
これにより、抽出されたお茶の量も把握するのみならず、特に暑い日では、氷の冷気がティーパック経由でカップ側面を伝って放出されないようにでき、抽出しつつ冷たく各種の成分が抽出されたお茶を美味しく飲む事が出来る。
【0016】
[本発明第2実施形態]
図3(A)に本発明第2実施形態を示す。
ティーパック9に入れるお茶葉は、公知の普通のお茶葉又は本発明者が発明した20種類ブレンドした「20 TWEN TEA」(TM)を入れたものは更に良い。「20」を淹れることにより、更に免疫力や各種の効能を得る事が出来る。
以下に本発明者が発明した「20TWENTEA」の20種類ブレンドした種類と効能を示す。
【0017】
1.海草(昆布):カルシウム、水溶性植物繊維、ヨウ素を含有。ヨウ素は交感神経を刺激したんぱく質や脂質の代謝を促し基礎代謝を高めるので子供にとっては体や知能の発育を促進させる働きがある。また水溶性植物繊維はアルギニン酸やフコイダンを豊富に含む。食物繊維はゴボウの50倍、サツマイモの80倍、フコイダンはガン治療にも用いられている成分である。
2.ハトムギ:「神農本草経」の中にも漢方の中心的な薬草として記載され、イボとりや、肌を美しくする働きはよく知られ、化粧品の原料にも使用。蛋白質やビタミンEを豊富に含み、老廃物を体外に出し、細胞を活性化させる作用や、利尿、消炎、鎮痛作用もあり、むくみ、イボ、リウマチ、神経痛などに用いられるほか、滋養・強壮効果、脳血栓予防やガンの予防にも期待される。
3.高麗人参:薬草の王者、不老不死の霊草。ギリシャで「万能薬」。有効成分の代表格サポニンは、種類・量・質の点から高麗人参の右に出るものはない。高麗人参は、免疫力、自然治癒力を高め、疲労回復。食欲増進、滋養強壮、健胃、血圧、糖尿、精神安定、抗ガン作用など実に多彩。
4.かき葉:しゃっくり止め、夜尿症、鎮咳の効果。葉にはレモンの約20倍のビタミンCが含まれており、熱にも強い。風邪、動脈硬化の予防、高血圧、歯ぐきの出血に効果、病気に対する抵抗力をつけ欠陥を丈夫にする。
5.びわ葉:アミグダリンとクエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの有機酸。たんぱく質を消化。アミグダリンは、ビタミンB17のことで、アメリカをはじめ20ケ国以上でガン治療薬として使われている。アミグダリンは、体の中でがん細胞のみを選んで破壊するところに大きな特徴がある。その他、腎臓病、胃腸病、食中毒、下痢、利尿、みくみにも効果がある。打ち身、ねんざ、筋肉痛、皮膚病などは、葉の煎じ汁を利用すると効果がる。
6.くま笹:笹の葉に含まれているビタミンKや安息香酸の抗菌防腐作用、糖尿病、高血圧、口内炎、便秘、胃腸病や抗ガン作用があるといわれている。
7.くわ葉:薬学書「神農本草経」にもとりあげられ、デオキシノジリマイシン(DNJ)は、血糖値の上昇を抑制する効果があり、糖尿病や高血圧に効果的、亜鉛やアントシアニン、そして血圧降下作用を有することで知られるギャバ(GBA)もふくまれ、肥満防止、生活習慣病やガンを予防する効果があることが明らかになってきた。
8.イチョウ葉:血流改善。脳障害(痴呆症、脳梗塞、アルツハイマー、記憶力低下)予防、動脈硬化、高血圧、糖尿病予防、神経痛、頻尿、冷え性、アレルギー、花粉症改善。
9.ハダカムギ:平安時代は貴族の飲み物であった。麦茶には蛋白質、カルシウム、脂質、ビタミンB1、B2さらに水溶性食物繊維や抗酸化作用物質のポリフェノールなどが豊富に含まれ、食物繊維の働きには、糖尿病、高血圧、高脂血症など生活習慣病の予防や腸内環境を改善し便秘の解消などの効果。
10.杜仲葉:五大漢方薬の一つ。不良長寿を望む人が飲む「上薬」として珍重。杜仲にはミネラル成分やビタミンがバランスよく含まれ、抗酸化成分「リグナン化合物」や各種の健康に良いといわれる貴重成分が多数含まれている。血圧正常化作用、中性脂肪やコレステロール減少させ動脈硬化症などの生活習慣病を予防。コラーゲンの分解合成能力の向上、老化防止(アンチエイジング)が期待できる。
11.黒豆:大豆の一種。大豆の働きに加えてアントシアニン(黒豆ポリフェノール)が含まれるので抗酸化作用に優れ、成人病予防に効果が期待される。
12.くこ葉(枸杞):漢方に、葉は「枸杞葉」と呼ばれ、健胃、強壮の作用があり、冷え性、便秘、動脈硬化、さらに、血圧降下作用も認められている。
13.よもぎ:クロロフィルをはじめミネラルやビタミンが豊富に含まれ血液を免疫力高め病気を予防体質を改善し老化を防ぐ。
整腸作用、便秘解消、高血圧、神経痛、喘息、またアトピー性皮膚炎にも良い。
14.ドクダミ(十薬):血液の浄化、利尿、便秘、止血、痔、冷え性に、さらに動脈硬化の予防、脳卒中の後遺症も効果がある。
15.あまちゃずる:消炎、解毒、止咳去痰、慢性気管支炎などに用いられ、1977年日本生薬学会で、「アマチャズルは、薬用朝鮮人参と同等の有効成分サポニンが含まれる」と発表。神経の興奮やストレスを鎮める鎮静作用、老人性気管支炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防と治療、強壮剤である。
16.しそ葉:シソの葉には、殺菌、防腐、解熱、解毒作用があり、昔から梅干しの着色、着香料や刺身のつまにも用いられている。便秘、食欲不振、消化不要、気管支炎、せき、たん、ノイローゼ、花粉症などによいとされる。
17.かき貝粉末:「神農本草経」の中にも収載され昔から鎮静、鎮痙、止渇、収れんの目的で用いられる。
18.はまちゃ:強壮、利尿、脚気、腎炎、黄疸、偏頭痛、慢性便秘などに効く。
19.はぶちゃ:漢方では「決明子」といい、視力を増進させる幅広い効果を持つ薬草。目の疲れ、便秘の改善、胃腸、肝臓、腎臓の働きを強め血圧降下作用も併せ持つ民間薬の中でも重要な位置をしめる薬草。
20.大豆:貴重なタンパク源として珍重され、タンパク質のほか、リノール酸(コレステロールの低下)、各種ビタミン、アミノ酸、マンガンに富み、高血圧、動脈硬化、肥満、心臓病、疲労回復、美肌に効果があるといわれている。
以上20種類ブレンドが、飲用者を健康にする。
【0018】
[本発明第3実施形態]
本発明第3実施形態は、
図3(B)に示す如く、第1実施形態の抽出後のティーパック9を開口し、お茶葉を取り出し、そのお茶葉を、植木鉢の土や畑の土と混ぜ合わせ有効利用する方法である。
また、ティーパック9も洗浄して再利用する。(もちろんコップ10も再利用する)
【0019】
抽出後のお茶葉は、土に戻り、弱アルカリ性となり、食物が育つ木々の適正な土壌改良できるという効果がある。
また、燃やさないのでCO2排出を低減できSDGsに効果もある。
【0020】
[本発明第4実施形態]
本発明第4実施形態は、
図3(C)に示す如く、第1実施形態の抽出後のティーパック9をお肌にこすりつけ、洗顔やお肌の美容具とする方法である。
これにより、茶葉の成分でお肌をピカピカとする事が出来る。
【0021】
以上により、本発明は、茶葉の美味しい成分を選択的に多く抽出でき、環境にも優しい効果がある。
さらに、本発明者が発明した20種類ブレンドした「20 TWEN TEA」(TM)で本発明抽出法を行うと、
図3(A)に示すような種類が配合されているので、記載された成分が多く抽出され、十分な効能を得る事が出来、健康増進できる効果がある。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本技術は、抽出を伴う飲料で非常においしく飲め、かつ健康増進も期待でき、SDG‘s地球の土壌改良、CO2削減が出来、産業上の利用可能性が極めて大である。
【符号の説明】
【0023】
1 急須
2 お湯の入った容器
3 お茶葉
4 ポット
5 お茶が封入された公知のティーパック
6 お湯又は水
7 氷抽出用容器
8 カットした氷
9 開封可能なティーパック
10 カップ
11 ストロー