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  • 特開-首掛け型フリップ式イヤホン 図1
  • 特開-首掛け型フリップ式イヤホン 図2
  • 特開-首掛け型フリップ式イヤホン 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025001617
(43)【公開日】2025-01-08
(54)【発明の名称】首掛け型フリップ式イヤホン
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/10 20060101AFI20241225BHJP
【FI】
H04R1/10 104Z
H04R1/10 104A
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2023204669
(22)【出願日】2023-12-04
(31)【優先権主張番号】202311488331.X
(32)【優先日】2023-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521297554
【氏名又は名称】東莞市純音悦科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】賀 純純
【テーマコード(参考)】
5D005
【Fターム(参考)】
5D005BB00
5D005BE02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザーが横たわってイヤホンを使用する場合に硬い首掛けアセンブリが首の部位に抵抗することによる不快感ユーザーにを与えない首掛け型フリップ式イヤホンを提供する。
【解決手段】イヤホンコア、耳掛けアセンブリ及び首掛けアセンブリを備える首掛け型フリップ式イヤホン100において、首掛けアセンブリ30は、可動部31及び固定部32を含む。イヤホンコア10は、耳掛けアセンブリ20の一端に接続され、首掛けアセンブリは耳掛けアセンブリの他端に接続される。可動部の端部は、固定部に回動可能に接続され、耳掛けアセンブリは、1つの固定部の可動部から離れた一端に接続される。可動部はユーザーの首の後部に着用され、固定部はユーザーの首の前部に設置される。首掛け型フリップ式イヤホンは、ユーザーのネックの形状に適応でき、ユーザーの首の後部に対する圧迫感を低減し、首掛け型フリップ式イヤホンの使い心地を向上させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
音を出すイヤホンコアと、
ユーザーの耳介に掛けるための耳掛けアセンブリと、
可動部及び固定部を含む首掛けアセンブリと、を備え、
前記イヤホンコアは前記耳掛けアセンブリの一端に接続され、前記首掛けアセンブリは前記耳掛けアセンブリの他端に接続され、
前記可動部の端部は、前記固定部に回動可能に接続され、前記耳掛けアセンブリは、1つの前記固定部の前記可動部から離れた一端に接続され、
前記可動部はユーザーの首の後部に着用され、前記固定部はユーザーの首の前部に設置されることを特徴とする首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項2】
前記固定部の前記可動部と接続する一端には開口が設けられ、前記可動部の前記固定部と接続する一端には回転体が設けられ、
前記回転体は、前記開口に挿入され、且つ前記開口内で回動可能に配置されることを特徴とする請求項1に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項3】
前記開口に対する前記回転体の回動範囲は、0~90度であることを特徴とする請求項2に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項4】
前記回転体の中心部には、回転軸が突出するように形成され、前記開口は、前記回転軸に対応して凹んで回転孔を形成し、
前記回転軸は、前記回転孔内に挿入され、且つ前記回転孔に対して回動可能であることを特徴とする請求項2に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項5】
前記回転体の縁部には、複数の突起が間隔を空けて設けられ、複数の前記突起は、互いに滑らかに接続され、前記固定部は、ストッパをさらに含み、
前記ストッパは、前記開口内に部分的に入り込んで、且つ1つの前記突起または隣接する2つの前記突起の間に突き当てられることを特徴とする請求項2に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項6】
前記ストッパは、弾性片と固定柱とを含み、
前記弾性片は、第1部分と前記第1部分に接続される第2部分とを含み、
前記第1部分と前記第2部分は、収容空間を囲むように形成され、
前記固定柱は、一端が前記固定部内に固定され、他端が前記収容空間に挿入され、
前記弾性片の前記収容空間から離れた側は、前記突起または隣接する2つの前記突起の間に当接可能であることを特徴とする請求項5に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項7】
前記固定部内には収容溝が設けられ、前記収容溝の周囲には複数のストッパ片が突出するように形成され、
前記第1部分及び前記第2部分は、前記収容溝内に係設され、
複数の前記ストッパ片は、前記第1部分と前記第2部分との位置を制限することを特徴とする請求項6に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項8】
前記固定部の数は2つであり、前記可動部の数は1つであり、2つの前記固定部はそれぞれ前記可動部の両端に設置され、
前記首掛け型フリップ式イヤホンは、さらに電気制御アセンブリ及びバッテリアセンブリを含み、前記電気制御アセンブリは、1つの前記固定部に収容され、前記バッテリアセンブリは、もう1つの前記固定部に収容されることを特徴とする請求項2に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項9】
前記可動部の内部には、線管が設けられ、
前記電気制御アセンブリと前記バッテリアセンブリとは、前記線管に穿設された導線により電気的に接続されていることを特徴とする請求項8に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【請求項10】
各前記固定部は、ボックスと、前記ボックスにカバーされて収容空間を形成するための蓋体とを含み、
前記バッテリアセンブリと前記電気制御アセンブリは、いずれも前記収容空間に収容されることを特徴とする請求項8に記載の首掛け型フリップ式イヤホン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、イヤホンの分野に関し、具体的には、首掛け型フリップ式イヤホンに関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルインターネットの発展に伴い、イヤホンは日常生活で常用されるポータブルオーディオ機器になっている。首掛け型イヤホンは、首掛けアセンブリと、首掛けアセンブリに接続される耳掛けアセンブリとを備える。首掛けアセンブリは、首に装着するためのものである。耳掛けアセンブリは、耳介近傍に宛がうためのものである。しかし、現在は首掛け型イヤホンの多くは固定式設計をしており、首掛けアセンブリと耳掛けアセンブリとの間はリジッド接続になっており、アクティブな調節を実現できていない。これにより、ユーザーが横たわってイヤホンを使用する場合、硬い首掛けアセンブリがネックの形状に適応できず、首の部位に抵抗し、ユーザーに不快感を与えてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、上記のような問題を解消することができる首掛け型フリップ式イヤホンを提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る首掛け型フリップ式イヤホンは、音を出すイヤホンコアと、
ユーザーの耳介に掛けるための耳掛けアセンブリと、
可動部及び固定部を含む首掛けアセンブリと、を備え、
前記イヤホンコアは前記耳掛けアセンブリの一端に接続され、前記首掛けアセンブリは前記耳掛けアセンブリの他端に接続され、
前記可動部の端部は、前記固定部に回動可能に接続され、前記耳掛けアセンブリは、1つの前記固定部の前記可動部から離れた一端に接続され、
前記可動部はユーザーの首の後部に着用され、前記固定部はユーザーの首の前部に設置される。
【0005】
幾つかの可能な実施例では、前記固定部の前記可動部と接続する一端には開口が設けられ、前記可動部の前記固定部と接続する一端には回転体が設けられ、
前記回転体は、前記開口に挿入され、且つ前記開口内で回動可能に配置される。
【0006】
幾つかの可能な実施例では、前記開口に対する前記回転体の回動範囲は、0~90度である。
【0007】
幾つかの可能な実施例では、前記回転体の中心部には、回転軸が突出するように形成され、前記開口は、前記回転軸に対応して凹んで回転孔を形成し、
前記回転軸は、前記回転孔内に挿入され、且つ前記回転孔に対して回動可能である。
【0008】
幾つかの可能な実施例では、前記回転体の縁部には、複数の突起が間隔を空けて設けられ、複数の前記突起は、互いに滑らかに接続され、前記固定部は、ストッパをさらに含み、
前記ストッパは、前記開口内に部分的に入り込んで、且つ1つの前記突起または隣接する2つの前記突起の間に突き当てられる。
【0009】
幾つかの可能な実施例では、前記ストッパは、弾性片と固定柱とを含み、
前記弾性片は、第1部分と前記第1部分に接続される第2部分とを含み、
前記第1部分と前記第2部分は、収容空間を囲むように形成され、
前記固定柱は、一端が前記固定部内に固定され、他端が前記収容空間に挿入され、
前記弾性片の前記収容空間から離れた側は、前記突起または隣接する2つの前記突起の間に当接可能である。
【0010】
幾つかの可能な実施例では、前記固定部内には収容溝が設けられ、前記収容溝の周囲には複数のストッパ片が突出するように形成され、
前記第1部分及び前記第2部分は、前記収容溝内に係設され、
複数の前記ストッパ片は、前記第1部分と前記第2部分との位置を制限する。
【0011】
幾つかの可能な実施例では、前記固定部の数は2つであり、前記可動部の数は1つであり、2つの前記固定部はそれぞれ前記可動部の両端に設置され、
前記首掛け型フリップ式イヤホンは、さらに電気制御アセンブリ及びバッテリアセンブリを含み、前記電気制御アセンブリは、1つの前記固定部に収容され、前記バッテリアセンブリは、もう1つの前記固定部に収容される。
【0012】
幾つかの可能な実施例では、前記可動部の内部には、線管が設けられ、
前記電気制御アセンブリと前記バッテリアセンブリとは、前記線管に穿設された導線により電気的に接続されている。
【0013】
幾つかの可能な実施例では、各前記固定部は、ボックスと、前記ボックスにカバーされて収容空間を形成するための蓋体とを含み、
前記バッテリアセンブリと前記電気制御アセンブリは、いずれも前記収容空間に収容される。
【0014】
本願で提供される首掛け型フリップ式イヤホンは、固定部と回動可能に連結する可動部を設けて、当該可動部をユーザーの首の後部及び他の部位に掛けるように設けて、当該固定部をユーザーの首の前部に設ける。これにより、ユーザーが直立している場合には、可動部をユーザーの首の後部に巻設することができる。一方、ユーザーが横たわっている場合には、可動部を固定部に対して回動させて、前述の可動部をユーザーの他の部位(例えば、頭部)に巻設することができる。これにより、前述の可動部のユーザーの首の後部に対する圧迫感を低減し、首掛け型フリップ式イヤホンの使い心地を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本願の一実施形態によって提供される首掛け型フリップ式イヤホンの概略図である。
図2図1に示す首掛け型フリップ式イヤホンの固定部の分解図である。
図3図1に示す固定部のIII-III線に沿う部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本願の実施形態における図面に関連して、本願の技術的態様を説明するが、説明された実施形態は本願の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではないことは明らかである。
【0017】
なお、あるコンポーネントが別のコンポーネントに「固定される」と呼ぶ場合、それは別のコンポーネントに直接的に存在してもよいし、中間媒体が存在してもよい。あるコンポーネントが別のコンポーネントに「接続される」と考えられる場合、それは別のコンポーネントに直接接続されているか、中間媒体が同時に存在している可能性もある。あるコンポーネントが別のコンポーネントに「設定される」と考えられる場合、それは別のコンポーネントに直接設定されるか、中間媒体が同時に存在している可能性もある。本明細書で使用される用語「垂直」、「水平」、「左」、「右」及び類似の表現は、単に説明の目的のために使用される。
【0018】
特に定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本願の技術分野に属する技術者が一般に理解するものと同じ意味である。本願の明細書において使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のためだけであり、本願を制限することを目的とするものではない。本明細書で使用される用語「または/及び」は、1つまたは複数の関連する列挙された項目の任意の及びすべての組合せを含む。
【0019】
以下、添付図面に基づいて、本願の幾つかの実施形態について詳細に説明する。矛盾しない場合には、以下の実施形態及び実施形態における特徴を互いに組み合わせてもよい。
【0020】
図1に示すように、本願の一実施形態に係る首掛け型フリップ式イヤホン100(以下、イヤホン100と称される)は、2つのイヤホンコア(発声部)10、2つの耳掛けアセンブリ20及び1つの首掛けアセンブリ30を含む。首掛けアセンブリ30の両端には、それぞれ1つの耳掛けアセンブリ20が接続される。各耳掛けアセンブリ20の首掛けアセンブリ30から離れている一端には、1つのイヤホンコア10が接続されている。
【0021】
首掛けアセンブリ30は、略「u」形をしている。ユーザーが使用する場合、首掛けアセンブリ30はユーザーの首に掛けられる。耳掛けアセンブリ20は、ユーザーが使用するときにユーザーの耳介に掛けられるように、略「n」形をしている。イヤホンコア10は、略紡錘形をしている。ユーザーが使用する場合、イヤホンコア10はユーザーのこめかみ付近に貼り付けられて使用される。イヤホンコア10は、ユーザーが音を聞くことができるように、電気信号を機械的振動に変換するために使用される。
【0022】
幾つかの実施形態では、首掛けアセンブリ30は、1つの可動部31及び2つの固定部32を含む。可動部31の両端には、それぞれ1つの固定部32が回動可能に連結されている。各耳掛けアセンブリ20は、固定部32の可動部31から離れた一端に接続されている。前述の可動部31は、ユーザーの首の後部及びネックの他の部位に掛けられる。前述の固定部32は、ユーザーの首の前部に設置可能である。このように、ユーザーが直立している場合には、可動部31を首の後部に巻設することができ、ユーザーが横たわっている場合には、可動部31を固定部32に対して回動させて、可動部31をユーザーの他の部位(例えば、頭部)に巻設することができる。これにより、可動部31の首の後部に対する圧迫感を低減し、イヤホン100の使い心地を向上させることができる。
【0023】
幾つかの実施形態では、固定部32は、略四角箱状をなしている。固定部32の可動部31と接続する一端には、開口321が設けられている。可動部31は、略「u」形をなしている。また、可動部31の固定部32と接続する一端には、回転体311が設けられている。回転体311は、開口321に挿入され、且つ開口321内で回動可能である。回転体311が開口321に対して回動する範囲は0~90度である。本願の他の実施形態では、開口321は可動部31に設けられ、回転体311は固定部32に設けられてもよい。
【0024】
図2及び図3に示すように、幾つかの実施形態では、回転体311の中心部には回転軸312が突出するように形成される。開口321は、回転軸312に対応して凹んで回転孔322を形成している。回転軸312は、回転孔322内に挿入され、且つ回転孔322に対して回動可能である。このように、回転体311は、開口321内で回動可能であるとともに、開口321から離脱する問題も発生しにくい。本願の他の実施形態では、回転体311と開口321との回動係合方式は、カップリング係合、ローラと螺旋溝との係合などであってもよいことが理解される。
【0025】
図3に示すように、幾つかの実施形態では、回転体311の縁部には、複数の突起313が間隔をあけて設けられる。複数の突起313は、互いに滑らかに接続している。固定部32は、開口321内に部分的に入り込んで、突起313に当接するストッパ33をさらに含む。回転体311を回転させる間、ストッパ33は1つの突起313または隣接する2つの突起313の間に突き当てられる。具体的には、ストッパ33がある突起313に当接する際に、ストッパ33の前述の突起313に対する当接力は大きい。ストッパ33が隣接する2つの突起313の間に当接する際に、ストッパ33の突起313に対する当接力は小さい。このように、ユーザーが可動部31を回動させた後、前述のストッパ33は、可動部31に当接されて、前述の可動部31が自重のために回動しないようにし、前述の可動部31に対するリミット作用を果たすことができる。
【0026】
幾つかの実施形態では、ストッパ33は、弾性片331及び固定柱332を含む。弾性片331は、略「n」状をなし、第1部分331aと、第1部分331aに接続された第2部分331bとを含む。第1部分331aと第2部分331bとは、略鋭角を形成するように設けられる。第1部分331aと第2部分331bとは、収容空間331cを囲むように設けられている。固定柱332は、一端が固定部32内に固定され、他端が収容空間331cに挿入されて、弾性片331をリミットする目的を果たす。弾性片331の収容空間331cから離れる側は、突起313に当接可能である。ここで、弾性片331の材質は、ステンレス鋼またはテフロン(登録商標)である。
【0027】
幾つかの実施形態では、固定部32内には、回りに複数のストッパ片325が突出するように形成された収容溝324が設けられている。第1部分331a及び第2部分331bは、収容溝324内に係設されてもよい。複数のストッパ片325は、第1部分331aと第2部分331bを制限するために使用され、それによって、弾性片331を収容溝324内に係設する。
【0028】
図2を参照すると、幾つかの実施形態では、イヤホン100は、電気制御アセンブリ40とバッテリアセンブリ50とをさらに含む。電気制御アセンブリ40は一方の固定部32に収容され、バッテリアセンブリ50はもう1つの固定部32に収容される。可動部31内には、線管314が設けられる。電気制御アセンブリ40とバッテリアセンブリ50とは、線管314内に穿設された導線により接続されている。具体的には、各固定部32は、ボックス326及び蓋体328を含む。蓋体328は、収容空間329を形成するために、ボックス326にカバーされている。バッテリアセンブリ50または電気制御アセンブリ40は、いずれも収容空間329内に収容されている。ここで、電気制御アセンブリ40は、具体的にオーディオ増幅チップ、デジタル・アナログ変換チップ、ブルートゥース(Bluetооth)(登録商標)モジュール、マイクロフォン及びタッチチップなどを含む。音声信号は、増幅とデジタル・アナログ変換を経た後に、イヤホンコア10に伝達され、且つ機械的振動に変換され、頭蓋骨に直接作用してユーザーに聴覚感受を生じさせる。ブルートゥースモジュールは、イヤホン100の無線接続伝送及び制御を実現するために使用される。マイクロフォンは、音声信号をピックアップするために使用される。バッテリアセンブリ50は、具体的にリチウムイオン電池チップ、電池管理チップ、充電インタフェース及び電源スイッチを含む。リチウムイオン電池チップは、充電可能な電気エネルギーを提供し、電力範囲が一般的に80~120mAhである。電池管理チップは、電池の充放電状況を監視し、過充電及び過放電を避ける。充電インタフェースは、USBなどを介してバッテリに充電することを許容する。電源スイッチは、システムのオン/オフを制御する。これらのバッテリアセンブリは、イヤホンを効率的に管理して電力を供給し、イヤホンに数時間動作し続けさせ、急速な充電を容易にしている。本発明の骨伝導イヤホンは、洗練されたバッテリーソリューションにより、ワイヤレスで携帯可能なオーディオ転送機能を実現している。
【0029】
幾つかの実施形態では、イヤホンコア10は、ハウジング11とエネルギー交換装置12とを含む。ここで、ハウジング11は、耳掛けアセンブリ20の一端に接続され、ユーザーの皮膚と接触するために使用される。ハウジング11には、収容室111が形成されている。エネルギー交換装置12は、収容室111内に設置され、且つ前述のハウジング11に接続されている。ここで、エネルギー交換装置12は、エネルギー交換装置12の作用下でハウジング11の皮膚接触領域が骨導音を発生できるように、通電状態で電気信号を機械振動に変換するために用いられる。このようにして、ユーザーがイヤホン100を着用している間に、前述のエネルギー交換装置12は電気信号を発音部の振動に変換して、前述の皮膚接触領域を発音部に伴って機械振動を発生させるようにする。この機械振動は、ユーザーの骨格と組織を媒介としてユーザーの聴覚神経に直接作用し、さらに、ユーザーが前述のイヤホンコア10を介して骨導音を聞くことができる。具体的には、前述のエネルギー交換装置12は、振動モータである。
【0030】
また、以上の実施形態は本願を説明するためのものであり、本願を限定するためのものではない。本願の実質的な精神範囲内であれば、上記実施形態に対して行った適切な変更及び改善はいずれも本願の開示範囲内に属することを当業者は認識すべきである。
【符号の説明】
【0031】
100 首掛け型フリップ式イヤホン
10 イヤホンコア
11 ハウジング
111 収容室
12 エネルギー交換装置
20 耳掛けアセンブリ
30 首掛けアセンブリ
31 可動部
311 回転体
312 回転軸
313 突起
314 線管
32 固定部
321 開口
322 回転孔
323 ストッパ
324 収容溝
325 ストッパ片
326 ボックス
328 蓋体
329 収容空間
33 ストッパ
331 弾性片
331a 第1部分
331b 第2部分
332 固定柱
40 電気制御アセンブリ
50 バッテリアセンブリ
図1
図2
図3