(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025163271
(43)【公開日】2025-10-28
(54)【発明の名称】コンテンツ管理装置および方法
(51)【国際特許分類】
H04N 21/84 20110101AFI20251021BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20251021BHJP
H04N 21/232 20110101ALI20251021BHJP
【FI】
H04N21/84
G06Q50/10
H04N21/232
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2025134575
(22)【出願日】2025-08-13
(62)【分割の表示】P 2024147039の分割
【原出願日】2024-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】500423444
【氏名又は名称】株式会社ソケッツ
(74)【代理人】
【識別番号】100086531
【弁理士】
【氏名又は名称】澤田 俊夫
(74)【代理人】
【識別番号】110000763
【氏名又は名称】弁理士法人大同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】五十崎 正明
(72)【発明者】
【氏名】豊田 将平
(72)【発明者】
【氏名】浦部 浩司
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ストーリー性のあるコンテンツを、そのシチュエーションに応じて柔軟に管理するコンテンツ管理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】コンテンツ管理システム100において、入力部130は、ストーリー性のあるコンテンツの進捗単位であるカットまたはシーン毎に、グループ属性、すなわち、登場エンティティのトリプレットおよび関係(述語)の開始時刻を入力し、グループ情報(カットまたはシーンの全体の情報)を入力する。進捗単位全体属性記憶部110は、グループ情報を保持し、進捗単位登場エンティティ記述記憶部120は、グループ属性を保持し、検索部140は、グループ情報又はグループ属性を用いて、1又は複数の作品にわたってカット或いはシーンを検索し、検索した進捗単位を表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カットまたはシーンを進捗単位とする、ストーリを伴うコンテンツについて、当該進捗単位の情報を、上記進捗単位で管理するコンテンツ管理装置において、
進捗単位であるカットまたはシーンに登場する登場エンティティに関する情報をグラフ構造で記述した登場エンティティ記述を、進捗単位に対して記憶する進捗単位登場エンティティ情報記憶手段と、
上記進捗単位登場エンティティ情報記憶手段に、上記登場エンティティ記述を入力する入力手段と、
上記登場エンティティ記述に基づいて進捗単位であるカットまたはシーンを検索する検索手段とを有することを特徴とするコンテンツ管理装置。
【請求項2】
上記進捗単位の全体的な属性を記述する進捗単位全体属性を記憶する進捗単位全体属性記憶手段をさらに有し、
上記入力手段は、上記進捗単位登場エンティティ情報記憶手段に上記登録エンティティ記述を入力するのに加えて、上記進捗単位全体属性記憶手段に、上記進捗単位全体属性を入力し、
上記検索手段は、上記登場エンティティ記述に加えて、上記進捗単位全体属性に基づいて上記進捗単位を検索する請求項1記載のコンテンツ管理装置。
【請求項3】
上記グラフ構造は、登場エンティティの間の関係および登場エンティティの属性を記述する請求項1記載のコンテンツ管理装置。
【請求項4】
上記登場エンティティの間の関係および登場エンティティの属性は、当該関係および当該属性の起点時間の記述を含む請求項3記載のコンテンツ管理装置。
【請求項5】
上記進捗単位登場エンティティ情報記憶手段または上記進捗単位全体属性記憶手段から、進捗単位の登場エンティティの登場エンティティ記述または進捗単位全体属性を取り出して進捗単位の全体に対して、全体を単独で表示するために予め準備された複数の特徴記述語句から対応する1つの特徴記述語句を決定して、当該進捗単位の全体的な属性の1つとして割り当てる特徴記述語句決定手段を有することを特徴とする請求項2記載のコンテンツ管理装置。
【請求項6】
上記進捗単位の全体的な属性は、当該進捗単位の起点・終点情報、当該進捗単位のメタ情報を含む請求項請求2記載のコンテンツ管理装置。
【請求項7】
複数の進捗単位を結合してなる1つの進捗単位に対して、上記複数の進捗単位の各々の全体的な属性と、上記複数の進捗単位の各々において登場する登場エンティティに関する情報とから、当該複数の進捗単位を結合してなる上記1つの進捗単位の全体的な属性および登場する登場エンティティに関する情報とを生成する進捗単位合成手段を有する請求項2記載のコンテンツ管理装置。
【請求項8】
上記検索手段は、上記特徴記述語句に基づいて、対応する進捗単位を検索する請求項5記載のコンテンツ管理装置。
【請求項9】
上記登場エンティティ記述はリソース・デスクリプション・フレームワークにより記述される請求項1記載のコンテンツ管理装置。
【請求項10】
カットまたはシーンを進捗単位とする、ストーリを伴うコンテンツについて、当該進捗単位の情報を、上記進捗単位で管理するコンテンツ管理方法において、
進捗単位であるカットまたはシーンに登場する登場エンティティに関する情報をグラフ構造で記述した登場エンティティ記述を、進捗単位ごとに進捗単位登場エンティティ情報記憶手段に記憶するステップと、
上記登場エンティティ記述に基づいて進捗単位であるカットまたはシーンを検索する検索ステップとを有することを特徴とするコンテンツ管理方法。
【請求項11】
カットまたはシーンを進捗単位とする、ストーリを伴うコンテンツについて、当該進捗単位の情報を、上記進捗単位で管理するためのコンテンツ管理用コンピュータプログラムにおいて、
コンピュータを、
進捗単位であるカットまたはシーンに登場する登場エンティティに関する情報をグラフ構造で記述した登場エンティティ記述を、進捗単位に対して記憶する進捗単位登場エンティティ情報記憶手段、
上記進捗単位登場エンティティ情報記憶手段に、上記登場エンティティ記述を入力する入力手段、および
上記登場エンティティ記述に基づいて進捗単位であるカットまたはシーンを検索する検索手段として機能させることを特徴とするコンテンツ管理用コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、アニメ、映画、ドラマ、ドキュメンタリー等の映像コンテンツや、コミック、小説等の静止画コンテンツ等のストーリー性のあるコンテンツを管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ストーリー性のあるコンテンツは、その作品制作中、または完成・流通後に、作品シーンを、シチュエーション(場所、季節、登場人物・登場物、登場人物の関係性等)に基づいて、検索したいという要望があった。例えば、同一作品の異なるメディア(例えばアニメとコミックの間)で同一シーンを特定したり、登場人物の人間関係や感情の変化に基づいて登場人物の視点でシーンを特定してコンテンツの再発見をしたり、また、同一の作品または他の作品の所定のシーンを特定して作品制作の参考にすることも望まれる。
【0003】
ところで、ストーリー性のあるコンテンツにおいては、各シーンで登場する人物、登場物(メカ、乗り物、小物、モブキャラクタ等)、場面設定など、ストーリーの進行によって情報を管理する場合に、管理すべき項目が作品のシーンの進行やエピソード(ドラマやアニメ番組などの第N話)などのストーリーの進行に応じて変化するため、予め厳密にテーブル構成を定義することは難しい。また、管理すべき項目は、それぞれの作品ごと、もしくは作品制作者によっても異なることが多く、このようなコンテンツに登場する内容を管理するには、テーブル構成の追加変更が頻繁に必要になり、運用に手間・コストがかかる。
【0004】
ストーリー性のあるコンテンツを、そのシチュエーションに応じて柔軟に管理することが望まれる。
【0005】
なお、この発明と関連する特許文献において、シーンの音声情報をテキスト変換して、その属性を取得する技術が開示されている(特許文献1)。また、他の特許文献においては、番組属性データ、番組に登場するシーン、番組に登場する人物、番組に登場する企業または番組のスポンサー企業、番組で流れる音、番組データに含まれるテキストベースの属性データを番組ごとに管理する技術が開示されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2018-169697号公報
【特許文献2】特開2020-156001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ストーリー性のあるコンテンツを、そのシチュエーションに応じて柔軟に管理することが望まれる。
【0008】
なお、この発明は、上述の課題により限定的に理解されるべきでなく、その内容は特許請求の範囲に規定され、以下に実施例を用いて詳細に説明される。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ここでは、発明を詳細に説明するのに先立って、特許請求の範囲の記載について補充的に説明を行う。
【0010】
この発明の一側面によれば、上述の目的を達成するために、ストーリーを伴うコンテンツの情報を、上記コンテンツを構成する進捗単位で管理するコンテンツ管理装置に:進捗単位に登場する登場エンティティに関する情報をグラフ構造で記述した登場エンティティ記述を、進捗単位に対して記憶する進捗単位登場エンティティ記述記憶手段と;進捗単位の全体的な属性を記述する進捗単位全体属性を記憶する進捗単位全体属性記憶手段と;上記進捗単位登場エンティティ記述記憶手段および上記進捗単位全体属性記憶手段に、上記登場エンティティ記述および上記進捗単位全体属性を入力する入力手段と;上記登場エンティティ記述または上記進捗単位全体属性に基づいて進捗単位を検索する検索手段とを設けるようにしている。
【0011】
ここで、登場エンティティは、グラフ構造で記述される登場人物、登場物等をいう。以下では、登場人物および登場物(メカ、乗り物、小物、モブキャラクタ等)をあわせて登場オブジェクトと呼ぶことがある。
【0012】
この構成によれば、進捗単位の全体的な属性を記述するとともに、進捗単位に登場する登場エンティティに関する情報をグラフ構造で記述して、もれなく、またシチュエーションに応じて、コンテンツを管理することができる。
【0013】
進捗単位は、作品のカット単位またはシーン単位など、一定時間以上連続する、作品の一部を構成するものである。
【0014】
また、この構成において、上記グラフ構造は、登場エンティティの間の関係および登場エンティティの属性を記述して良い。
【0015】
また、この構成において、上記登場エンティティの間の関係および登場エンティティの属性は、当該関係および当該属性の起点時間の記述を含んで良い。
【0016】
また、この構成において、コンテンツ管理装置に、さらに、上記進捗単位登場エンティティ記述記憶手段または上記進捗単位全体属性記憶手段から、進捗単位の登場エンティティの登場エンティティ記述または進捗単位全体属性を取り出して進捗単位の全体に対して、全体を単独で表示するために予め準備された複数の特徴記述語句(感性テーマともいう)から対応する1つの特徴記述語句を決定して、当該進捗単位の全体的な属性の1つとして割り当てる特徴記述語句決定手段を設けて良い。
【0017】
特徴記述語句は、予め進捗単位の内容またはテーマを記述するために予め準備されたものであり、以下では感性テーマとも呼ぶ。特徴記述語句のグループから進捗単位に適したものが選択され進捗単位の全体的な属性の一部として登録される。
【0018】
また、この構成において、上記進捗単位の全体的な属性は、当該進捗単位の起点・終点情報、当該進捗単位のメタ情報を含んで良い。
【0019】
また、この構成において、コンテンツ管理装置に、さらに、複数の進捗単位を結合してなる1つの進捗単位に対して、上記複数の進捗単位の各々の全体的な属性と、上記複数の進捗単位の各々において登場する登場エンティティに関する情報とから、当該複数の進捗単位を結合してなる上記1つの進捗単位の全体的な属性および登場する登場エンティティに関する情報とを生成する進捗単位合成手段を設けて良い。
【0020】
また、この構成において、上記検索手段は、上記特徴記述語句に基づいて、対応する進捗単位を検索して良い。
【0021】
また、この構成において、上記登場エンティティ記述はリソース・デスクリプション・フレームワークにより記述されて良い。
【0022】
なお、この発明は装置またはシステムとして実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、そのような発明の一部をソフトウェアとして構成することができることはもちろんである。またそのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品(コンピュータプログラム)もこの発明の技術的な範囲に含まれることも当然である。
【0023】
この発明の上述の側面および他の側面は特許請求の範囲に記載され、以下、実施例等を用いて詳述される。
【発明の効果】
【0024】
この発明によれば、ストーリー性のあるコンテンツを、そのシチュエーションに応じて柔軟に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】この発明の実施例のコンテンツ管理システム100の構成例を模式的に示すブロック図である。
【
図2】この発明の実施例のコンテンツ管理システム100のコンピュータリソースの例を示すブロック図である。
【
図3】この発明の実施例のコンテンツ管理システム100のネットワーク実現態様を示す図である。
【
図4A】登場エンティティの情報の入力を模式的に説明する図である。
【
図4B】登場エンティティの情報の入力を説模式的に明する図である。
【
図5】進捗単位の全体属性の入力を模式的に説明する図である。
【
図6A】この発明の実施例における検索処理の動作例を説明するフローチャートである。
【
図6B】検索部の入力画面の例を説明する図である。
【
図6C】検索部の出力画面の例を説明する図である。
【
図7A】この発明の実施例における感性テーマを進捗単位の全体属性に付記する動作例を説明するフローチャートである。
【
図7C】感性テーマの構成メタワードと突き合わせる進捗単位の情報に含まれるメタワードを決定するためのメタワードテーブルの例を説明する図である。
【
図8A】進捗単位における人物相関変化の抽出例を示す図である。
【
図8B】ストーリー性のあるコンテンツの管理例を説明する図である。
【
図9】進捗単位の管理情報の例を説明する図である。
【
図10】進捗単位の登場エンティティに関する情報を記述するグラフ構造を構成するトリプル構成を説明する図である。
【
図11A】時刻情報を含む進捗単位の登場エンティティに関する情報を記述するグラフ構造の例を説明する図である。
【
図11B】時刻情報を含む進捗単位の登場エンティティに関する情報を記述するグラフ構造の他の例を説明する図である。
【
図11C】時刻情報を含む進捗単位の登場エンティティに関する情報を記述するグラフ構造の他の例を説明する図である。
【
図12】ストーリー性のあるコンテンツの管理情報を再構築する例を説明する図である。
【
図14】アニメ作品の生成過程の生成物の例を説明する図である。
【
図15】制作過程の生成物に付与するメタ情報の例を説明する図である。
【
図16A】進捗単位の登場人物の情報の管理を説明する図である。
【
図16B】進捗単位の登場人物の情報の管理を説明する図である。
【
図16C】進捗単位の登場人物の情報の管理を説明する図である。
【
図16D】進捗単位の登場人物の情報の管理を説明する図である。
【
図17A】登場人物の相関関係に基づくRDF記述例を説明する図である。
【
図17B】登場人物の相関関係に基づくRDF記述例を説明する図である。
【
図17C】登場人物の相関関係に基づくRDF記述例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、この発明をアニメの作品情報を管理するコンテンツ管理システムに適用した実施例について説明する。
【0027】
なお、この発明はアニメの管理に限定されるものではなく、ストーリー性のあるコンテンツに広く適用可能である。
【0028】
この実施例のコンテンツ管理システムは、ストーリー性のあるコンテンツの作品制作情報を管理するものであり、登場人物など、ストーリー内で表現される登場人物・登場物(登場オブジェクトという)などの間に相互の関係性があり、かつ、各登場オブジェクトのデータ構造がストーリーの進行によって変化する情報の管理を行う。このシステムにおいては、カット単位もしくはシーン単位など、一定時間以上連続する時間を構成する、作品の一部の単位(進捗単位)について、情報が管理できるようにし、その進捗単位(例えば、シーン単位)に対して、その進捗単位の全体の内容を表す全体属性(グループ情報ともいう)と、進捗単位内に登場する登場オブジェクトの情報(グループ属性ともいう)を管理する。ここで、登場オブジェクトはグラフ構造で管理する。この際、グラフ構造での管理は、登場人物などの一部の登場オブジェクトに限定してもよい。進捗単位全体の属性には、その進捗単位を特定するインデックス情報と、作品内での時間的な位置情報、長さに加えて、場所、季節、天気といった進捗単位内で共通の情報が含まれて良い。また、その進捗単位のストーリーの内容等に関連付けられた「感性テーマ」(
図9)といった上位概念の情報を付与することができる。
【0029】
作品内に登場する登場オブジェクトを管理する方法としては、適宜に、グラフ構造を採用している(
図10)。従来の方法として、テーブル管理やリレーショナルデータベースがある。この際、登場オブジェクトを管理するためには、それぞれの要素の特徴といった管理項目をあらかじめカラムとして定義する必要がある。ところで、作品内の個々の進捗単位ごとに登場する登場オブジェクトは一定ではなく、ストーリーの流れに応じて大きく変化する。そのため、進捗単位で登場する登場オブジェクトの特徴といった管理項目をあらかじめ定義することは困難である。そこで、この実施例による管理システムにおいては、グラフ構造による管理を用いることにより、管理項目の変動に対して柔軟に対応できるようにしている。
【0030】
作品内の個々の進捗単位ごとに登場する登場オブジェクトの例として、その進捗単位内に登場人物を挙げて、変化時点の時間を加味した管理方法について説明する(
図11A~11C)。登場人物の人物像(年齢、性格、住所、通勤通学場所、学年などの情報などを含む)や、その進捗単位内での感情変化、登場人物間の関係などは、ストーリーの進行による登場人物の経験した内容に応じて変化する。これらの進捗単位内での情報は、制作過程の生成物に付与するメタ情報やセリフ情報の解析によって抽出することができる。ここで、登場人物の登場したタイミング、人物像に関する情報、感情に関する情報、人間関係に関する情報をグラフ構造で管理する際に、その情報が変化したタイミングの時間情報もあわせて管理する。これらの時間情報は、作品全体における時間位置情報でもいいし、進捗単位情報の開始時間に対する相対時間でもよい。
【0031】
グラフ構造上での各ノードの時間情報の管理方法は、具体的には、グラフ構造による管理例(
図11A~
図11C)のように、個々のノードや、ノード間の「関係」に対して、直接時間情報を「関係#時間情報」といったように重畳する(
図11A)こともできるし、個々のノードや、ノード間のエッジ(「関係」)に対してユニークな識別情報を付与して、その識別情報に対して別テーブルで時間情報を管理する(
図11B)、もしくは、個々のオブジェクトの変化の時間情報をオブジェクトの時間情報として定義する(
図11C)などの方法があるけれども、これに限定されない。
【0032】
この実施例においては、グラフ情報の再構築(進捗単位の結合)を行って良い。複数の進捗単位情報を、新たに上位の進捗単位として、個々の進捗単位情報単位の情報をまとめて、そのグループのシチュエーション(場所、季節、…)や登場人物の情報(属性、相関関係、…)、グループ内でのストーリーで表現されているテーマといった上位概念の情報などを、各グループ情報の特徴や重要性を考慮して再構築して利用できるようにし、再構築により新たに定義された進捗単位を、個々の進捗単位と同様に管理、検索して良い。この再構築の際、再構築された進捗単位では、登場人物の情報は、該当する複数の進捗単位内の期間内で登場した人物情報や人物間の関係の情報、感情の変化として定義される。つまり、この管理方法では、進捗単位内の情報は、そのグループの期間内の差分情報として管理されているので、例えば、ある特定の進捗単位における登場人物情報を検索する際には、目的に応じては、作品の最初からその人物情報すべてを結合させて使用する必要がある。もし、システムの利用方法として、登場人物の蓄積された利用情報を使う用途が多い場合には、蓄積された人物情報を進捗単位で別途独立させて管理することも可能である。
【0033】
この実施例においては、時間単位で変化する作品内に登場する内容を進捗単位で柔軟に管理することができ、また、登場する人物の人物像、感情変化、登場人物間に関する情報をツリー構造に情報の変化点の時間情報を付与することで、作品内での登場人物の人間関係の推移や主人公の成長、感情変化といった情報を取得しやすくすることができる。
【0034】
また、類似したシチュエーション(場所、季節、登場オブジェクト、登場人物の関係性…)の作品シーンを検索できる。これにより、例えば作品の制作をする際に、別の作品で、同じようなシチュエーションのシーンを検索し、参考にすることが容易になる。
【0035】
作品のシーンで表現されるテーマを感性テーマとして定義、管理することで、類似した感性テーマをもつ記事や商品との連動が容易になる。
【0036】
ストーリーの流れに対する重要な登場人物の人間関係、感情の変化を情報として管理できるため、同じような変化をもつコンテンツとの関連付けができる。また、これらの情報により、登場人物視点でのコンテンツの新しい楽しみ方に利用することができる。
【0037】
図1は、この実施例のコンテンツ管理システム100を全体として示しており、この図において、コンテンツ管理システム100は、進捗単位全体属性記憶部110、進捗単位登場エンティティ記述記憶部120、入力部130、検索部140、および感性テーマ決定部150等を含んで構成されている。
【0038】
管理対象のコンテンツは例えばアニメであり、
図8Aに示すように、ストーリーの時間経過に応じて切り出した進捗単位で管理される。進捗単位において人物相関変化があることがわかる。また、進捗単位ごとに、グループ情報(進捗単位全体の情報)およびグループ属性(進捗単位の登場エンティティ記述)が含まれる。グループ情報は、
図9に示すように、進捗単位のインデックス、時間的位置情報・長さ、場所・季節・天気等の進捗単位の共通の情報、ストーリ、セリフ、感性テーマを含んでよいけれども、これに限定されない。グループ属性は、登場エンティティ記述を含む。登場エンティティ記述は、グラフ構造を記述し、例えば、
図10に示すように、主語、述語、および、目的語からなるセマンティックトリプルにより記述される。セマンティックトリプルは、例えば、RDF(リソース・デスクリプション・フレームワーク)により記述して良いけれども、これに限定されない。
【0039】
図1において、入力部130は、例えば、
図4Aに示す、入力インターフェース130Aを用いて、グループ属性(進捗単位の登場エンティティ記述)を入力してよいけれども、これに限定されない。入力インターフェース130Aは、インデックス情報で進捗単位を指定して、登場エンティティのトリプルと関係(述語)の開始時刻とを入力して良い。開始時刻が進捗単位の開始時点である場合には、時刻を指定しないでよい(空)。入力済みの登場エンティティ記述については、進捗単位のインデックスを指定して
図4Bに示すように表示して良い。この状態で、所望のトリプルを指定して(例えば破線で示す)、更新して良い。登場エンティティ記述は、
図4Bの表示に替えて、または、これに加えて、進捗単位で、
図15、
図16A~
図16Dに示すグラフ表示で表示されて良い。
【0040】
また、入力部130は、
図5に示す、入力インターフェース130Bを用いて、インデックス情報で進捗単位を指定して、グループ情報(進捗単位全体の情報)を入力して良い。
【0041】
検索部140は、進捗単位全体属性記憶部110および進捗単位登場エンティティ記述記憶部120にアクセスして進捗単位を検索できる。
図16Aは、検索部140の動作フローを示しており、例えば
図6Bに示す検索インターフェース140Aを用いて検索条件を入力する(S10)。
図6Bにおいては、グループ情報のグループ項目をプルダウンメニューで指定してキーワード入力欄にキーワードを入力する。グループ属性についてはトリプルの構成要素の種別(主語、述語、目的語)をプルダウンメニューで指定してキーワード入力欄にキーワードを入力して良いけれども、これに限定されない。検索条件は検索式に変換されて進捗単位全体属性記憶部110または進捗単位登場エンティティ記述記憶部120から検索条件に合致する進捗単位を取り出し(ステップ11)、
図6Cに示す検索結果一覧140Bに表示される。検索結果は、例えば、アニメのタイトル、インデックス、ストーリーの冒頭部分等を含んで良いけれどもこれに限定されない。グループ情報については、グループ項目を指定してキーワードを入力し、また、グループ属性については、トリプルの構成要素の別(主語、述語、目的語)を指定してキーワードを指定して良いれども、これに限定されない。全体情報については、例えば、通常のリレーショナルデータベースの検索言語(SQL)で検索可能であり、属性情報については、知識ベースの問い合わせ言語、例えば、SPARQLを用いて検索して良いけれども、これに限定されない。
【0042】
検索結果は、記述のとおり、
図6Cに示す進捗単位(タイトル、インデクス情報およびストーリーの冒頭部分または要約)の一覧で表示され、この一覧においてエントリを指定して、全体情報(
図5)または属性情報(
図4B)を表示して良い。表示した全体情報(
図5)および属性情報(
図4B)において全体情報や属性情報の項目を修正して良い。
【0043】
図7Aは、感性テーマ決定部150の動作例を説明するものである。感性テーマは、コンテンツまたはコンテンツの進捗単位のテーマを記述するために予め複数個準備された語句であり、ここでは「特徴記述語句」とも呼ぶ。感性テーマの例は
図7Bに一例を示し、感性テーマの各々にはメタワードが割り当てられる。メタワードは、感性テーマを多面的に特定するために予め定められており、感性テーマの各々に割り当てられるメタワードは、メタワードを表現するテキストから抽出して、その統計情報から重みづけを付与して良い。
【0044】
図7Aにおいて、まず、進捗単位の情報、グループ情報および/またはグループ属性の情報から特徴ワード(検索候補ワードともいう)を取り出し、これに適合するメタワードを
図7Cに示すメタワードテーブルを表引きして取り出す(S20)。つぎに進捗単位のメタワードと各感性テーマのメタワードとを突き合わせて、感性テーマごとのスコアを算出する(S21)。スコアの算出時に感性テーマごとのメタワードの重みを考慮して良い。各感性テーマのスコアに基づいてスコアの大きな1つの感性テーマを選択してグループ情報に付記する(S22)。選択・表示する感性テーマを1個でなく複数にして良い。
【0045】
検索部140によって、1の作品(コンテンツ)において、または、複数の作品(コンテンツ)において、所望の感性テーマを含む進捗単位を取り出すことができる。
【0046】
図2は、この発明の実施例に従うコンテンツ管理システム100の実装構成を模式的に示すものであり、実装されるコンピュータ1000は、CPU1001、主メモリ1002、入出力インターフェース(入出力バス)1003、外部規則装置1004等を有して構成される。アプリケーション1005をコンピュータ1000にインストールすることによりコンテンツ管理システム100が構築される。
【0047】
図3は、この発明の実施例に従うコンテンツ管理システム100が使用される環境を説明するものであり、この図において、コンテンツ管理サーバ200が、通信ネットワーク400に接続されている。この通信ネットワーク400には、ユーザ端末300が接続されている。ユーザ端末300は1つしか示さないけれども、通常は複数個ある。ユーザはユーザ端末300を用いてコンテンツ管理サーバ200からコンテンツの情報を取得して閲覧できる。
【0048】
以下では、アニメ作品の構成について説明する。
図13はアニメ作品の構成例を示す。アニメ作品は、エピソード、シーン、カット、コマから構成される。この実施例では、シーンまたはカットを進捗単位とするけれども、これに限定されない。
(1)エピソード
作品内の物語単位で、番組等の連続作品を構成する掲載・放映単位の一般的な単位で、複数の「シーン」が集まって構成される。
(2)シーン
1つの場面/情景などが同じもの表し、言葉に例えると文章/段落の様なもので、複数の「カット」が集まって構成される。
(3)カット
「映画などを構成する映像における最小の単位。文章に例えると「単語」または「文節」のようなもの。「ストーリーを構成する映像上の要素としての最低単位」や、「カメラがスタートしてから止まるまで」などの意味で使われている。
(4)コマ
基本的に1秒を24分割した単位を1コマという。
【0049】
つぎに、フィルムアニメーションの制作工程例を説明する。制作は、脚本→絵コンテ→レイアウト→原画→動画→トレース→ペイント→撮影→編集→アフレコ→ダビング→完成という製作工程を経る。また、カット袋が、アニメ制作工程の流れの中で[レイアウト→原画→動画→トレース→ペイント→撮影]の作業中に使われる。
【0050】
カット袋の内容は、以下のとおりである。
(1)タイムシート(原画担当が原画シートを記入、動画担当が動画シートを記入、演出担当が撮影指示などを記入)
(2)レイアウト(コピー分が背景担当に回される)
(3)原画(原画担当が描いた物)
(4)動画(動画担当が描いた物)
(5)セル(トレース・ペイントされた物)
(6)BG(美術担当が描いた背景)
【0051】
カット袋にはカット番号や秒数などのほかに、演出、作画監督、動画検査、色指定、仕上検査のチェック項目や原画、動画、トレース、ペイント、特殊効果の枚数、その合計、撮影欄などの項目があり、それぞれの作業が終わったら必要項目が記入される。
【0052】
図13に示す、アニメ作品の制作物の構成例においては、1秒間に24枚の静止画(コマ単位)を連続して表示することでアニメ動画とすることが一般的におこなわれている。これに対して、例えば映画やドラマのようにカメラによる撮影において、1回の撮影での作品の1場面を収録する単位がカットと呼ばれることが多く、アニメ制作においても、同様に、作品内の1つの映像の流れの単位をカットとして管理されている。
【0053】
アニメ制作時には、このカット単位で作業分担されることが多く、「カット袋」といった制作に必要な項目をセットにした形で管理されることが一般的におこなわれている。他方、シーンとは、小説でいう段落的な意味合いで、ストーリー内容としてのまとまりとして管理される。
【0054】
これらの情報は、いままで、手作業のデータをデジタル化して保存管理されることはあったが、情報を体系化された形で管理されていなかったため、たとえば、登場人物が初めて登場した場面やシチューション、人物の特定の表情の動きや撮影効果の描き方といった細かい検索を行うことが難しかった。このような検索ができるようになると、新たな作品を制作する際に、過去の作品から、類似した内容の描き方を検索して参考にすることができ、作品制作の効率化が可能になる。また、経験の浅いアニメ制作担当者が参考することで制作スキルの取得向上をおこなえる。
【0055】
カット単位でのアニメ制作の実施例として、「桃太郎」の物語を例として、「桃太郎の桃太郎のストーリー構成」を
図14に示す。これらは、アニメ制作情報として、台本、脚本、登場オブジェクト設定(キャラクタ設定、大きさ、服装、色など)の作品全体の設定とタイムシート、レイアウト、原画、動画、セル、GB(背景)や、演出、特殊効果、撮影手法などのカット単位の指定情報から作成したものである。これらの情報からストーリー構成テーブルの情報を抽出する方法としては、自動変換、もしくは変換作業者が手作業でおこなうという方法が考えられる。
図14においては、アフレコで挿入される「セリフ」も参考として付加した。
【0056】
図14にカット単位の制作過程の生成物に付与するメタ情報例を示した。この表は桃太郎の桃太郎のストーリー構成のシーン3のカット4とカット5を結合させた例となっている。この結合処理は、作品のストーリーの流れとして、意味のあるまとまり単位として管理したい場合に行われる。たとえば、カット単位ではカメラ演出のまとまりで管理されるため、時間として数秒から数十秒と短く、必ずしもストーリーの流れとして意味のある単位になっていない場合があるためである。
【0057】
図15は、シーン3のカットに対する情報管理する項目の関係を示したものであ。カット3-4_5は元々カット3-4、カット3-5として管理されていたカット情報を、より大きいカットの単位で管理するために結合したものである。この図において、情報として管理する項目があらかじめ定義できるものは、通常のテーブルによる管理し、登場するオブジェクトに関してグラフ情報として管理することを表している。
【0058】
ところで、制作情報は登場する個々のオブジェクトに対する詳細の情報を管理する必要があり、また、作品によって、特にアニメ制作会社によって異なるため、従来のようにあらかじめ管理テーブルの構成を定義して体系化して管理することは難しく、さらにこれらの登場するオブジェクトの状態が変化したタイミングや推移を検索することも困難である。
【0059】
ここで説明した実施例によれば、カット情報の一部を時間情報を扱えるグラフ情報として管理して、これらの課題を解決することができる。
図16A、
図16B、および、
図16Cは、それぞれシーン1のカット4、5、6に対して、この実施例の管理方法の例を示したものである。また、
図16Dはシーン1のカット5とカット6を結合させ、シーン1のカット5_6として再構築した際の例を示すものである。
【0060】
図17A、
図17B、および
図17Cは、「桃太郎」の例を挙げてRDF形式での相関関係のグループ属性の記述例を説明するものであり、
図17Aはそのストーリーを記述し、
図17Bは登場人物の相関関係をグラフ表示し、
図17CはそのRDF形式の記述例を示す。この実施例の登場人物の相関関係は同様にRDF形式で記述できるけれども、これに限定されない。
【0061】
以上で実施例の説明を終了する。
【0062】
なお、この発明は上述の実施例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。また、実施例の種々の特徴はそのような組み合わせが明らかに合理的でない場合を除き、あるいは、明示的に、または黙示的にそのような組み合わせを排除する場合を除き、組み合わせて利用できることに留意されたい。
以下、ここで説明した技術的特徴を列挙する。
[技術的特徴1]
ストーリーを伴うコンテンツの情報を、上記コンテンツを構成する進捗単位で管理するコンテンツ管理装置において、
進捗単位に登場する登場エンティティに関する情報をグラフ構造で記述した登場エンティティ記述を、進捗単位に対して記憶する進捗単位登場エンティティ記述記憶手段と、
進捗単位の全体的な属性を記述する進捗単位全体属性を記憶する進捗単位全体属性記憶手段と、
上記進捗単位登場エンティティ記述記憶手段および上記進捗単位全体属性記憶手段に、上記登場エンティティ記述および上記進捗単位全体属性を入力する入力手段と、
上記登場エンティティ記述または上記進捗単位全体属性に基づいて進捗単位を検索する検索手段とを有することを特徴とするコンテンツ管理装置。
[技術的特徴2]
上記グラフ構造は、登場エンティティの間の関係および登場エンティティの属性を記述する技術的特徴1記載のコンテンツ管理装置。
[技術的特徴3]
上記登場エンティティの間の関係および登場エンティティの属性は、当該関係および当該属性の起点時間の記述を含む技術的特徴2記載のコンテンツ管理装置。
[技術的特徴4]
上記進捗単位登場エンティティ記述記憶手段または上記進捗単位全体属性記憶手段から、進捗単位の登場エンティティの登場エンティティ記述または進捗単位全体属性を取り出して進捗単位の全体に対して、全体を単独で表示するために予め準備された複数の特徴記述語句から対応する1つの特徴記述語句を決定して、当該進捗単位の全体的な属性の1つとして割り当てる特徴記述語句決定手段を有することを特徴とする技術的特徴1記載のコンテンツ管理装置。
[技術的特徴5]
上記進捗単位の全体的な属性は、当該進捗単位の起点・終点情報、当該進捗単位のメタ情報を含む技術的特徴請求1記載のコンテンツ管理装置。
[技術的特徴6]
複数の進捗単位を結合してなる1つの進捗単位に対して、上記複数の進捗単位の各々の全体的な属性と、上記複数の進捗単位の各々において登場する登場エンティティに関する情報とから、当該複数の進捗単位を結合してなる上記1つの進捗単位の全体的な属性および登場する登場エンティティに関する情報とを生成する進捗単位合成手段を有する技術的特徴1記載のコンテンツ管理装置。
[技術的特徴7]
上記検索手段は、上記特徴記述語句に基づいて、応する進捗単位を検索する技術的特徴1記載のコンテンツ管理装置。
[技術的特徴8]
上記登場エンティティ記述はリソース・デスクリプション・フレームワークにより記述される技術的特徴1記載のコンテンツ管理装置。
[技術的特徴9]
ストーリーを伴うコンテンツの情報を、上記コンテンツを構成する進捗単位で管理するコンテンツ方法において、
進捗単位に登場する登場エンティティに関する情報をグラフ構造で記述した登場エンティティ記述を、進捗単位ごとに進捗単位登場エンティティ記述記憶手段に記憶するステップと、
進捗単位の全体的な属性を記述する進捗単位全体属性を、進捗単位全体属性記憶手段に記憶するステップと、
上記登場エンティティ記述または上記進捗単位全体属性に基づいて進捗単位を検索する検索ステップとを有することを特徴とするコンテンツ管理装置。
[技術的特徴10]
ストーリーを伴うコンテンツの情報を、上記コンテンツを構成する進捗単位で管理するためのコンテンツ管理用コンピュータプログラムにおいて、
コンピュータを、
進捗単位に登場する登場エンティティに関する情報をグラフ構造で記述した登場エンティティ記述を、進捗単位に対して記憶する進捗単位登場エンティティ記述記憶手段、
進捗単位の全体的な属性を記述する進捗単位全体属性を記憶する進捗単位全体属性記憶手段、
上記進捗単位登場エンティティ記述記憶手段および上記進捗単位全体属性記憶手段に、上記登場エンティティ記述および上記進捗単位全体属性を入力する入力手段、および
上記登場エンティティ記述または上記進捗単位全体属性に基づいて進捗単位を検索する検索手段として機能させることを特徴とするコンテンツ管理用コンピュータプログラム。
【符号の説明】
【0063】
100 コンテンツ管理システム
110 進捗単位全体属性記憶部
120 進捗単位登場エンティティ記述記憶部
130 入力部
140 検索部
150 感性テーマ決定部