特開 2025-16524 アンカー及びレールアセンブリ

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2025016524

(43)【公開日】2025-02-04

(54)【発明の名称】アンカー及びレールアセンブリ

(51)【国際特許分類】

   E04D 13/00 20060101AFI20250128BHJP

【ＦＩ】

E04D13/00 K

【審査請求】有

【請求項の数】23

【出願形態】ＯＬ

【外国語出願】

(21)【出願番号】P 2024180749

(22)【出願日】2024-10-16

(62)【分割の表示】P 2021545823の分割

【原出願日】2020-02-14

(31)【優先権主張番号】PCT/US2019/049549

(32)【優先日】2019-09-04

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】PCT/US2019/018592

(32)【優先日】2019-02-19

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】PCT/US2019/026058

(32)【優先日】2019-04-05

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】PCT/US2019/046201

(32)【優先日】2019-08-12

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】16/677,236

(32)【優先日】2019-11-07

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】PCT/US2019/043264

(32)【優先日】2019-07-24

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(31)【優先権主張番号】62/805,684

(32)【優先日】2019-02-14

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(71)【出願人】

【識別番号】523076782

【氏名又は名称】エルエヌ１ インコーポレイテッド

(74)【代理人】

【識別番号】100079108

【弁理士】

【氏名又は名称】稲葉 良幸

(74)【代理人】

【識別番号】100109346

【弁理士】

【氏名又は名称】大貫 敏史

(74)【代理人】

【識別番号】100117189

【弁理士】

【氏名又は名称】江口 昭彦

(74)【代理人】

【識別番号】100134120

【弁理士】

【氏名又は名称】内藤 和彦

(72)【発明者】

【氏名】ニル，ランス

(57)【要約】      （修正有）

【課題】柱又は欄干を、重い荷重を収容でき、防水対策を器具又は柱取付点に提供することができる、屋根及び同種のものなどの構造に固着するための新規のアンカー及びレールアセンブリを提供する。
【解決手段】挙上した概ね平坦な若しくは傾斜した屋根状構造又は屋内の階段若しくは床などの、屋外及び屋内の構造の両方に手摺又は欄干を固着するためのアンカー及びレールアセンブリ１０であって、アセンブリ１０は、上部表面１２及び底部表面を備えたアンカー・ベースプレート１１、並びに上部表面１２から概ね底部表面に向かって少なくとも一部が延在する雌ネジ付き孔１４と、手摺と、手摺をアンカー・ベースプレート１１にその孔を介して締結するための締結具と、アンカー・ベースプレート１１を屋外又は屋内のどちらかの構造に締結するための締結具とを含む。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

レールを構造に固着するためのアンカー及びレールアセンブリであって、
上部表面及び底部表面を有するアンカー・ベースプレート、並びに少なくとも一部が前記上部表面から概ね前記底部表面に向かって延在する孔であって、前記孔の少なくとも一部は螺合される、孔と、
手摺と、
前記ネジ付き孔を介して前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するための手段であって、前記手段は平行ネジを有するネジ付き機械的締結具を含む、手段と、
前記アンカー・ベースプレートを構造に締結するための手段とを含む、アセンブリ。

【請求項2】

前記アセンブリは、複数の前記アンカー及びレールアセンブリと、それぞれが上端及び底端を有する複数の手摺と、前記手摺のそれぞれの前記底端を前記アンカー・ベースプレートの１つにそれらの前記ネジ付き孔を介して螺合可能に固定するためのネジ付きロッドをそれぞれが含む複数のネジ付き機械的締結具とを含む、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項3】

前記手摺は、木材、金属、プラスチック、ガラス及びそれらの複合物からなる群から選択された部材から作成される、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項4】

前記手摺は、それぞれが前記上端からその前記底端に延在する貫通孔、及び前記手摺の貫通孔内に装着されたネジ付きロッドを有する、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項5】

前記ネジ付きロッドは上端部及び底端部を有し、前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するための前記手段は、前記ネジ付きロッドの底端部を含む、請求項４に記載のアセンブリ。

【請求項6】

貫通孔を有する少なくとも１つのシム板を追加として含み、前記貫通孔によって前記シム板は前記ネジ付き機械的締結具上に装着され、前記手摺と前記アンカー・ベースプレートとの間に配列される、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項7】

前記手摺のそれぞれの前記上端は、前記手摺の貫通孔上の開口を包囲する内段を画定する凹んだ管状切欠きを有し、前記アセンブリは、前記内段上で前記ネジ付きロッドを支持するための手段を追加として含む、請求項４に記載のアセンブリ。

【請求項8】

支持するための前記手段は、前記ネジ付きロッドの上端部上に受領可能なナットを含む、請求項７に記載のアセンブリ。

【請求項9】

前記ネジ付きロッドを前記アンカー・ベースプレートの前記ネジ付き貫通孔と螺着できるために、前記ネジ付きロッドを回転させるための手段を追加として含む、請求項４に記載のアセンブリ。

【請求項10】

回転させるための前記手段は、前記ロッドの前記上端部に配列される、請求項９に記載のアセンブリ。

【請求項11】

回転させるための前記手段は、凹んだ皿ネジポート、アレンキーポート及び回転可能な道具の受領ポートからなる群から選択された部材を含む、請求項１０に記載のアセンブリ。

【請求項12】

前記手摺のためのカバーを追加として含む、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項13】

前記カバーは、前記複数の手摺の上に延在する細長い上レールを含む、請求項１２に記載のアセンブリ。

【請求項14】

前記カバーは柱キャップを含む、請求項１２に記載のアセンブリ。

【請求項15】

前記手摺は、内部管状チャンバを画定し、前記上端及びその底端のそれぞれに隣接して装着された、１対の離間した概ね水平に延在する上部及び下部支持壁を有する中空手摺を含み、それぞれは前記ネジ付きロッドがそれを通過してもよい中心開口を有する、請求項５に記載のアセンブリ。

【請求項16】

前記下部支持壁は、前記手摺の前記底端に結合され、それを通って延在する複数の離間したネジ付き貫通孔を有する前記手摺から半径方向外方に延在する外部フランジを有し、前記アセンブリは、複数の止めネジを追加として含み、それぞれは、前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに垂直に整合するように調節するために、前記外部フランジの前記ネジ付き貫通孔の対抗する孔の中に螺合可能に受領される、請求項１５に記載のアセンブリ。

【請求項17】

前記ネジ付きロッドは、前記ネジ付きロッドの前記底端部に隣接してその上に受領されたセンタリングカラーを有する、請求項１６に記載のアセンブリ。

【請求項18】

前記手摺及びその前記ネジ付きロッドは、それぞれがそれを通って延在する複数の整合して垂直に離間し、水平に延在するケーブル貫通孔を有する、請求項５に記載のアセンブリ。

【請求項19】

前記アセンブリは、前記手摺及びその前記ネジ付きロッドの前記ケーブル貫通孔を通って延在する複数のケーブルを追加として含む、請求項１８に記載のアセンブリ。

【請求項20】

前記ケーブルは、互いに隣接した手摺の間及び手摺を通って延在する、請求項１９に記載のアセンブリ。

【請求項21】

前記手摺の少なくとも１つの前記ネジ付きロッドは、その上端からその前記底部に延在する導管を有する、請求項５に記載のアセンブリ。

【請求項22】

前記ネジ付きロッドの前記上端は雌ネジ付き孔を有し、前記アセンブリは、前記ロッド雌ネジ付き孔内に螺合可能に受領できるネジ付属支持ロッドを追加として含む、請求項５に記載のアセンブリ。

【請求項23】

前記アセンブリは、前記付属支持ロッド上に装着された糸巻き状輪郭を有する上レール付属支持部を追加として含む、請求項２２に記載のアセンブリ。

【請求項24】

前記アセンブリは、前記手摺の前記底端に固定された糸巻き状支持部を追加として含む、請求項２３に記載のアセンブリ。

【請求項25】

前記アンカー・ベースプレートは、上端及び底端を有する第２の柱を追加として含み、その前記底端は前記アンカー・ベースプレートの前記上部表面に固定され、前記第２の柱は、その前記対向する端部上で開口する１対の雌ネジ付き盲孔を有し、前記手摺の前記ネジ付きロッドの前記底端部は、それぞれが前記第２の柱の前記上端内の前記雌ネジ付き孔内に螺合可能に受領することができる、請求項５に記載のアセンブリ。

【請求項26】

前記手摺はガラスレールである、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項27】

前記孔を介して前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するための前記手段は、細長いＵ字形支持チャネルであり、その中に前記ガラスレールは少なくとも一部が受領され、前記Ｕ字形支持チャネルは、貫通孔を備えたベース壁、及び前記ベース壁貫通孔を通って受領でき、前記ベースプレートの前記孔内に螺合可能に受領できるネジ付き締結具を有する、請求項２６に記載のアセンブリ。

【請求項28】

前記アセンブリは、複数の前記アンカー及びレールアセンブリと、それぞれが上端及び底端を有する複数の手摺と、それぞれが前記細長いＵ字形支持チャネルを前記アンカー・ベースプレートの１つにそれらの前記ネジ付き孔を介して螺合可能に固定するためのネジ付きボルトを含む、複数のネジ付き機械的締結具とを含む、請求項２７に記載のアセンブリ。

【請求項29】

前記ベースプレート、前記シム板、及び前記構造の少なくとも１つは、従来のゴム膜で覆われる、請求項６に記載のアセンブリ。

【請求項30】

前記ネジ付きロッドの上端は、その中に凹んだ従来のアレンキーポートを含む、請求項４に記載のアセンブリ。

【請求項31】

前記アンカー・ベースプレートは、対向する第１及び第２の端部を有する細長い柱を追加として含み、その前記第２の端部がその前記底部表面から外方に突出するように、前記第１の端部は前記アンカー・ベースプレート底部表面に結合され、前記柱は前記アンカー・ベースプレート孔と統合する、その前記第１の端部上で開口するネジ付き盲孔を有する、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項32】

前記アンカー・ベースプレートを構造に締結するための前記手段は、その前記底部表面が、前記柱によって覆われたその前記底部表面の面積を除いた前記構造に対して概ね面一に置かれるように構成されて寸法化される、請求項３１に記載のアセンブリ。

【請求項33】

前記アンカー・ベースプレートは長方形であり、前記盲孔は前記アンカー・ベースプレート内の概ね中心に配列され、前記アンカー・ベースプレートを前記構造に締結するための前記手段は、前記盲孔から離間した複数の離間した補助貫通穴を含む、請求項３１に記載のアセンブリ。

【請求項34】

複数の機械的締結部材を追加として含み、それぞれは前記アンカー・ベースプレートを前記構造に締結するために前記補助穴の１つを通って受領可能である、請求項３３に記載のアセンブリ。

【請求項35】

前記機械的締結具は、拡大頭部を備えたボルト、及び前記柱の前記ネジ付き盲孔内に螺合可能に受領できる前記平行ネジを有するネジ付きステムを含む、請求項３１に記載のアセンブリ。

【請求項36】

前記アンカー・ベースプレート柱は円筒である、請求項３１に記載のアセンブリ。

【請求項37】

前記柱は少なくとも一部が雄ネジ付きである、請求項３６に記載のアセンブリ。

【請求項38】

前記アンカー・プラットフォーム・アセンブリを前記構造に下から固定するために、前記雄ネジ付き柱上に受領可能なナットを追加として含む、請求項３７に記載のアセンブリ。

【請求項39】

前記アンカー・ベースプレートは金属から作成される、請求項３に記載のアセンブリ。

【請求項40】

前記アンカー・ベースプレートは、前記柱の前記盲孔と統合する非ネジ貫通孔を有し、前記柱は、前記ベースプレートの前記非ネジ貫通孔内に受領するように構成されて寸法化されたその第１の端部に隣接した、低減した直径の首部を有する、請求項３５に記載のアセンブリ。

【請求項41】

前記柱は少なくとも一部が雄ネジ付きである、請求項３６に記載のアセンブリ。

【請求項42】

前記柱は平滑な外部表面を有する、請求項３６に記載のアセンブリ。

【請求項43】

ベース壁及びそれを通って形成された孔を有する物体支持部材を追加として含み、前記孔は、前記物体支持部材を前記アンカー・ベースプレートに締結するように、前記ネジ付きボルトが前記ベース壁孔を通って前記ネジ付き盲孔の中に挿入できるために、前記ベース壁孔が前記ネジ付き盲孔と整合されるように、前記アンカー・ベースプレート上に位置付けることができる、請求項３５に記載のアセンブリ。

【請求項44】

前記物体支持部材は、
それぞれがその前記ベース壁の対向する端部に接合され、それぞれがそれを通って延在する貫通孔を有する１対の側壁と、
平面ベース及び前記平面ベースに接合した直立する管状本体部材を含む支持スタンドであって、前記平面ベースは、前記支持スタンドの前記平面ベースを前記アンカー・ベースプレートに締結するように、前記ネジ付きボルトが前記ベース貫通孔を通って前記ネジ付き盲孔の中に挿入できるために、前記アンカー・ベースプレートの前記ネジ付き盲孔と整合できる、それを通って形成された貫通孔を有し、前記管状本体部材は対向する側壁を有し、それぞれは前記対向する側壁内の前記貫通孔と整合した貫通孔を有する、支持スタンドと、
前記支持スタンドの前記側壁貫通孔の少なくとも１つ、及び前記物体支持部材の前記側壁貫通孔の少なくとも１つを介して、前記物体支持部材を前記支持スタンドに機械的に締結するための手段とを追加として含み、
前記支持スタンドは、その前記ベース壁の前記貫通孔を介して前記アンカー・ベースプレートに、及び前記ボルトを介して前記アンカー・ベースプレートの前記ネジ付き盲孔に機械的に締結される、請求項４３に記載のアセンブリ。

【請求項45】

前記柱は、その中に前記ネジ付き盲孔が配列される、少なくとも一部がネジ付きのシャフトを有するネジを含む、請求項３１に記載のアセンブリ。

【請求項46】

前記アンカー・ベースプレートはフランジを含む、請求項４５に記載のアセンブリ。

【請求項47】

前記フランジは概ね円形の平板状フランジである、請求項４６に記載のアセンブリ。

【請求項48】

貫通孔を有する多角形状のナットは、その貫通孔が前記ネジの前記シャフトの前記盲孔と軸方向に整合して位置合わせされた状態で、前記フランジの上部表面に添付される、請求項４７に記載のアセンブリ。

【請求項49】

多角形状のナットは、六角形状のナットである、請求項４７に記載のアセンブリ。

【請求項50】

前記ネジは、開口上端及び開口底端を備えた貫通孔を有する上部管状首部を有し、その前記開口底端は、下雄ネジ付きシャフト部内でネジ付き孔と統合し、前記下雄ネジ付きシャフト部は、前記柱の前記少なくとも一部がネジ付きの盲孔を一緒に画定する、請求項４５に記載のアセンブリ。

【請求項51】

首部の貫通孔は少なくとも一部がネジ付きである、請求項４９に記載のアセンブリ。

【請求項52】

前記盲孔は長手方向に延在した軸を有し、前記アセンブリは、前記盲孔の前記軸を中心に前記アンカーを回転させるための手段を追加として含む、請求項４９に記載のアセンブリ。

【請求項53】

回転させるための手段は、前記管状首部の開口上端に隣接して、前記開口上端内に形成されたポートを含み、前記ポートは、前記アンカーを回転させるための道具を構造の中に収納するように構成されて寸法化される、請求項５１に記載のアセンブリ。

【請求項54】

ポートは皿ネジスロットとして構成されて寸法化される、請求項５２に記載のアセンブリ。

【請求項55】

前記ポートは、アレンキーポートとして構成されて寸法化される、請求項５３に記載のアセンブリ。

【請求項56】

前記機械的締結具は、拡大頭部を備えたボルト及び前記平行ネジを有するネジ付きステムを含む、請求項４５に記載のアセンブリ。

【請求項57】

前記アンカー・ベースプレートを前記支持構造に締結するための前記手段は、前記ネジシャフトによって覆われた前記底部表面の面積を除いて、その前記底部表面が前記支持構造の少なくとも一部に対して概ね面一に置かれるように構成されて寸法化される、請求項４５に記載のアセンブリ。

【請求項58】

前記アンカー・ベースプレートは、概ね中実であり、前記アンカー・ベースプレートの前記上部表面を画定する概ね平坦な上壁、及び前記底部表面を画定する概ね平坦な底壁を含む、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項59】

前記アンカー・ベースプレートは概ね截頭ピラミッド形状を有し、前記上壁と底壁との間に延在する４つの傾斜した側壁を有し、前記側壁は、それぞれが凹んだ切欠き、及び前記凹んだ切欠きのそれぞれから前記底壁の前記底部表面に延在する貫通孔を有する、請求項５８に記載のアセンブリ。

【請求項60】

前記側壁の前記貫通孔を介して前記アンカー・ベースプレートを構造に機械的に締結するための手段を追加として含む、請求項５９に記載のアセンブリ。

【請求項61】

前記構造は屋根構造である、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項62】

前記構造は床である、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項63】

前記構造は階段の段である、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項64】

レールを構造に固着するためのアンカー及びレールアセンブリであって、
平坦な上部表面及び平坦な底部表面を有するアンカー・ベースプレート、及び平行ネジを有し、平行ネジの柱が前記アンカー・ベースプレートに固定されるネジ付き柱と、
その中に形成されたネジ付き孔を備えた底端を有する手摺であって、前記ネジ付き孔によって前記手摺が前記柱上に螺合可能に装着される、手摺と、
前記アンカー・ベースプレートを構造に締結するための手段とを含む、アセンブリ。

【請求項65】

前記手摺はその中にネジ付き孔を備えた上端を有し、前記アセンブリは、少なくとも１つの貫通孔を有する上レール、並びに前記上レールを通って受領され、前記柱の前記上端の前記孔の中に螺合されるネジ付きボルトを追加として含む、請求項６４に記載のアセンブリ。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

関連出願の相互参照
本出願は、２０１９年１１月７日に出願された米国継続特許出願第１６／６７７，２３６号の継続部であり、これは次いで２０１９年９月４日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／４９５４９号の継続部であり、これは次いで２０１９年８月１２日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／４６２０１号の継続部であり、これは次いで２０１９年７月２４日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／４３２６４号の継続部であり、これは次いで２０１９年４月５日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／２６０５８号の継続部であり、これは次いで２０１９年２月１９日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第２０１９／０１８５９２号の継続部であり、これは次いで２０１８年１２月１３日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１８／６５４６５号の継続部であり、これは次いで２０１７年１２月２２日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１５／８５２，７３３号（２０１９年１２月１０日に発行された米国特許第１０，５０１，９３９号）の継続部である。

【0002】

本出願は、２０１９年２月１４日に出願された米国仮特許出願第６２／８０５，６８４号、２０１９年２月１９日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／１８５９２号、２０１９年４月５日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／２６０５８号、２０１９年７月２４日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／４３２６４号、２０１９年８月１２日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／４６２０１号、２０１９年９月４日に出願された国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第１９／４９５４９号、及び２０１９年１１月７日に出願された米国継続特許出願第１６／６７７，２３６号に関する優先権の利益を更に主張する。

【0003】

発明の分野
本発明は、レール、欄干、フェンス、及び同種のものを平屋根、並びに他の平板構造、例えばルーフデッキ、テラス、オープンバルコニー、通路、及び同種のものなどにも、屋内及び屋外の両方で使用するための階段及び斜面などの傾斜表面にも固着すると同時に、強度及び／又は防水性能の両方を提供するためのアンカー及びレールアセンブリに関する。

【背景技術】

【0004】

発明の背景
傾斜した又は平坦な屋根、建物のテラス、ルーフデッキ、通路及び斜面、その他に取り付けるレール、フェンス、ガードレール、その他などの屋根設備、付属構造又は同種のものを装着して防水するための様々な方法が周知である。屋根業界では、設備及び付属品の取付点の浸水に関する問題が、具体的には水切りが組み込まれていない及び／又はシーラントのみに頼る時に多く存在する。種々の被覆方法及びそれらの組合せは、アスファルトの屋根タイル、注入した若しくは敷いたプラスチック、又はゴム膜及び同種のものなどのような構造上に水及び湿気の遮断として使用される。現在増々重い屋根構造、例えばソーラーパネル、衛星放送受信アンテナ、ＨＶＡＣ機器などが屋根に装着され、特にルーフデッキ、バルコニー、テラス及び同種のものに対して、ガラス壁及び／又はレールは、例えば一般に木材、ケーブル又は金属フェンスを備えた場合であるに違いないような障害物が見えないように装着される。これらの概して重い構造も、屋根構造に固着しなければならないが、構造が発生する荷重及び典型的に屋根を通してボルトで留めたアンカーで装着される手法のため、構造は、接着剤及び糊がそのような浸水を防ぐ試みで導管を密封するために使用されることが多いという事実に関わらず、水が屋根を貫通するための「導管」を生み出す。実際に経年で、例えば沈降、温度変化、及び／又は強風によってもたらされた屋根の動き又は上昇を一般的に繰り返す結果として、これらの重い構造は利用した接着剤又は糊にひび割れをもたらし、最終的に屋根の漏れを起こす。結果として、多くの設置者がこのような従来の固着システムによって生じた水若しくは湿気の損傷に対する保証を提供し又は保険を獲得することは難しい。

【0005】

本発明は、このような問題を好都合で有益な手法で回避する新規の固着システムを提供することによって、この問題を克服することを模索する。

【0006】

同様に屋根構造を含む構造上にレールを装着する、具体的には半径柱又は手摺を装着するための従来の方法は、柱が構造を通過する、例えば屋根構造の場合に梁又は垂木にその下でボルトを留めるために屋根の被覆に柱を通過させる必要がある。標準の（例えば正方形の）柱を梁又は垂木に設置することは課題であるが、半径柱を梁又は垂木に設置すること（すなわち取り付けること）は、木材の丸い片（若しくは他の柱材料）が梁又は垂木の平面に対して正確に着座することができないので、より困難である。更に標準の柱を防水することは課題であるが、半径柱を防水することは非常に難しく、例えば特注の半径銅の半田付けをした水切りを必要とし、漏れに極めて脆弱である。

【0007】

その上、防水が不要な屋内の階段、オープンバルコニー、通路、傾斜又はレールなどの屋内の適用のために柱を装着するための従来の方法には、レール及び／又は手摺を交換する必要がある時に、同じ固着し及び締結する手段を容易に交換して再使用することができる、単純だが極めて頑丈で、強固で剛性の固着し及び締結する方法がない。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0008】

従って欄干、フェンス、ガラスレール、及び／又は他の屋根付属構造、及び／又はあらゆる幾何形状（例えば正方形若しくは長方形、円形、三角形、その他）の柱又は欄干を、重い荷重を収容でき、防水対策を器具又は柱取付点に提供することができる、屋根及び同種のものなどの構造に固着するための新規のアンカー及びレールアセンブリを提供することが本発明の目的である。

【0009】

比較的単純な設計及び構造で、設置及び交換又は取り外しが容易で、作成が比較的安価であるような新規のアンカー及びレールアセンブリを提供することが、本発明の更なる目的である。

【0010】

平坦な屋根及び急勾配の屋根の両方、並びにルーフデッキ、屋外バルコニー、テラス、階段、傾斜及び同種のものを含む、種々の屋根又は挙上した構造に一緒に使うことができるような新規のアンカー及びレールアセンブリを提供することが、本発明の別の目的である。

【0011】

アセンブリ取付点に防水連結を提供する、先行技術のシステムより信頼できるような新規のアンカー及びレールアセンブリを提供することが、本発明の尚別の目的である。

【0012】

防水は不要だが、単純でしかも頑健で、強く、非常に有効で剛性の固着し及び締結するアセンブリが必要な屋内使用にも適合できるような、新規のアンカー及びレールアセンブリを提供することが、本発明のより具体的な目的である。

【課題を解決するための手段】

【0013】

発明の概要
ある特定の前述及び関連した目的は、上部表面及び底部表面を有するアンカー・ベースプレート、並びに少なくとも一部が前記上部表面から概ね前記底部表面に向かって延在する孔であって、前記孔の少なくとも一部は螺合される、孔と、手摺と、前記ネジ付き孔を介して前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するための手段であって、前記手段は平行ネジを有するネジ付き機械的締結具を含む、手段と、前記アンカー・ベースプレートを構造に締結するための手段とを含む、構造にレールを固着するためのアンカーレールアセンブリの提供により本発明に従って達成される。

【0014】

好ましくは、前記アセンブリは、複数の前記アンカー及びレールアセンブリと、それぞれが上端及び底端を有する複数の手摺と、前記手摺のそれぞれの前記底端を前記アンカー・ベースプレートの１つにそれらの前記ネジ付き孔を介して螺合可能に固定するためのネジ付きロッドを含む複数のネジ付き機械的締結具とを含む。任意に前記手摺は、木材、金属、プラスチック、ガラス及びそれらの複合物からなる群から選択された部材から作成される。

【0015】

好ましい実施形態では、手摺は、それぞれが前記上端からその前記底端に延在する貫通孔、及び前記手摺の貫通孔内に装着されたネジ付きロッドを有する。好都合なことに、前記ネジ付きロッドは上端部及び底端部を有し、前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するための前記手段は、前記ネジ付きロッドの底端部を含む。任意にアセンブリは、貫通孔を有する少なくとも１つのシム板を追加として含み、貫通孔によってシム板は前記ネジ付き機械的締結具上に装着され、前記手摺と前記アンカー・ベースプレートとの間に配列される。望ましくは、前記手摺のそれぞれの前記上端は、前記手摺の貫通孔上の開口を包囲する内段を画定する凹んだ管状切欠きを有し、前記アセンブリは、前記内段上で前記ネジ付きロッドを支持するための手段を追加として含む。好ましくは、支持するための前記手段は、前記ネジ付きロッドの上端部上に受領可能なナットを含む。

【0016】

本発明の更なる実施形態では、手段は、前記ネジ付きロッドを前記アンカー・ベースプレートの前記ネジ付き貫通孔と螺着できるために、前記ネジ付きロッドを回転させる。回転させるための手段は、任意に前記ロッドの前記上端部に配列される。最も好都合なことに、回転させるための前記手段は、凹んだ皿ネジポート、アレンキーポート及び回転可能な道具の受領ポートからなる群から選択された部材を含む。

【0017】

好ましくは、カバーは前記手摺のために提供される。カバーは、複数の手摺の上に延在する細長い上レールを含んでもよい。別法として、前記カバーは柱キャップを含む。

【0018】

具体的に好ましい実施形態では、前記手摺は、内部管状チャンバを画定し、前記上端及びその底端のそれぞれに隣接して装着された、１対の離間した概ね水平に延在する上部及び下部支持壁を有する中空手摺を含み、それぞれは、前記ネジ付きロッドがそれを通過してもよい中心開口を有する。好都合なことに、前記下部支持壁は、前記手摺の前記底端に結合され、それを通って延在する複数の離間したネジ付き貫通孔を有する前記手摺から半径方向外方に延在する外部フランジを有し、前記アセンブリは、複数の止めネジを追加として含み、それぞれは、前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに垂直に整合するように調節するために、前記外部フランジの前記ネジ付き貫通孔の対抗する孔の中に螺合可能に受領される。望ましくは、前記ネジ付きロッドは、前記ネジ付きロッドの前記底端部に隣接してその上に受領されたセンタリングカラーを有する。

【0019】

具体的な一実施形態では、前記手摺及びその前記ネジ付きロッドは、それぞれがそれを通って延在する複数の整合して垂直に離間し、水平に延在するケーブル貫通孔を有する。アセンブリは、前記手摺及びその前記ネジ付きロッドの前記ケーブル貫通孔を通って延在する複数のケーブルを追加として含む。ケーブルは、互いに隣接した手摺の間及び手摺を通って延在する。任意に前記手摺の少なくとも１つの前記ネジ付きロッドは、その上端からその前記底部に延在する導管を有する。前記ネジ付きロッドの上端は、雌ネジ付き孔、及び前記ロッド雌ネジ付き孔内に螺合可能に受領できるネジ付属支持ロッドを有してもよい。

【0020】

尚更なる実施形態では、前記アセンブリは、前記付属支持ロッド上に装着された糸巻き状輪郭を有する上レール付属支持部、及び／又は前記手摺の前記底端に固定された糸巻き状支持部を追加として含む。別の好ましい実施形態では、前記アンカー・ベースプレートは、上端及び底端を有する第２の柱を追加として含み、その底端は前記アンカー・ベースプレートの前記上部表面に固定される。第２の柱は、その前記対向する端部上で開口する１対の雌ネジ付き盲孔を有し、前記手摺の前記ネジ付きロッドの前記底端部は、それぞれ前記第２の柱の前記上端内の前記雌ネジ付き孔内に螺合可能に受領することができる。

【0021】

尚更に好都合な実施形態では、前記手摺はガラスレールである。前記孔を介して前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するための手段は、細長いＵ字形支持チャネルであり、その中に前記ガラスレールは少なくとも一部が受領される。Ｕ字形支持チャネルは、貫通孔を備えたベース壁、及び前記ベース壁貫通孔を通って受領でき、前記ベースプレートの前記孔内に螺合可能に受領できるネジ付き締結具を有する。ガラスレールの欄干は、複数の前記アンカー及びレールアセンブリと、それぞれが上端及び底端を有する複数の手摺と、それぞれが細長いＵ字形支持チャネルを支持する前記ガラスレールを前記アンカー・ベースプレートの１つにそれらの前記ネジ付き孔を介して螺合可能に固定するためのネジ付きボルトを含む、複数のネジ付き機械的締結具とを含む。

【0022】

好ましい実施形態では、アンカー・ベースプレートは長方形であり、盲孔はアンカー・ベースプレート内の概ね中心に配列され、アンカー・ベースプレートは、盲孔から離間され、アンカー・ベースプレートの周囲に概ね隣接して配列された、複数の離間した補助貫通穴を有する。最も好都合なことに、アセンブリは、複数の機械的締結部材を含み、それぞれはアンカー・ベースプレートを構造に締結するための補助穴の１つを通って受領でき、機械的締結具は、それに物体を固着するために中心に配列されたネジ付き盲孔内に螺合可能に受領できる。好ましくは、複数の機械的締結部材はネジであり、中心に配列されたネジ付き盲孔内に受領可能な機械的締結部材は、拡張頭部を備えたネジ付きボルト及び前記平行ネジを有するネジステムである。最も望ましくは、前記アンカー・ベースプレートを支持構造に締結するための前記手段は、その前記底部表面が、前記ネジ柱によって覆われた前記底部表面の面積を除いた支持構造の少なくとも一部に概ね面一に置かれるように構成されて寸法化される。

【0023】

本発明の特に好ましい実施形態では、アンカー・ベースプレートは、その底部表面に従属する細長い柱を追加として含み、その中に盲孔は少なくとも一部が画定され、柱はアンカー・ベースプレートの底部表面に固定された上端及び閉鎖底端を有する。望ましくは、アンカー・ベースプレート柱は円筒であり、任意に平滑であっても又は少なくとも一部が雄ネジであってもよい。後者の場合、ナットはアンカー・プラットフォーム・アセンブリを下から構造に固定するために雄ネジ付き柱上に受領できる。最も望ましくは、アンカー・ベースプレートは中心に配列された非ネジ孔を有し、柱はその上端に隣接した低減された直径の首部を有し、その上端は中心に配列された非ネジ孔内に受領するように構成されて寸法化される。

【0024】

好ましくは、アンカー・プラットフォーム・アセンブリは、ベース壁及びそれを通って形成された孔を有するガラスレールを支持するためのＵ字形物体支持部材も含み、孔は、ベース壁孔が前記ネジ付き盲孔と整合されるように前記アンカー・ベースプレート上に位置付けることができる。好ましくは、対向する側壁を有する管状本体部材は、それぞれが対向する側壁内の貫通孔と整合された貫通孔を有する。

【0025】

本発明の別の特に好ましい実施形態では、アンカー・ベースプレートは概ね中実形状を有し、アンカー・ベースプレートの上部表面を画定する概ね平坦な上壁、及び底部表面を画定する概ね平坦な底壁を含む。最も望ましくは、アンカー・ベースプレートは概ね正方形状であり、概ね截頭ピラミッド形状を有し、上壁と底壁との間に延在する４つの傾斜した側壁を有し、側壁は、それぞれが凹んだ切欠き、及び凹んだ切欠きのそれぞれから底壁の底部表面に延在する貫通孔を有する。追加として、手段は、側壁の貫通孔を介してアンカー・ベースプレートを構造に機械的に締結させる。

【0026】

別の好ましい実施形態では、柱は、少なくとも一部がネジ付きのシャフトを有するネジを含み、その中に前記ネジ付き盲孔が配列される。好都合なことに、アンカー・ベースプレートはフランジの形である。フランジは、概ね円形の平板状フランジである。好都合なことに、貫通孔を有する多角形状のナットは、その貫通孔が前記ネジの前記シャフトの前記盲孔と軸方向に整合して位置合わせされた状態で、前記フランジの上部表面に添付される。望ましくは、前記多角形状のナットは六角形状のナットである。任意にネジは、開放上端及び開放底端を備えた貫通孔を有する上部管状首部を有し、その前記開放底端は、前記柱の前記少なくとも一部がネジ付きの盲孔を一緒に画定する、下部の雄ネジ付きシャフト部内でネジ付き孔と統合する。好ましくは、前記首部の前記貫通孔は少なくとも一部がネジ山である。

【0027】

ネジアンカーの別の特に好ましい実施形態では、前記盲孔は長手方向に延在した軸を有し、前記アセンブリは、前記盲孔の前記軸を中心に前記ネジアンカーを回転させるための手段を追加として含む。回転させるための手段は、前記管状首部の前記開放上端に隣接して前記開放上端内に形成されたポートを含んでもよく、これは前記アンカーを回転させるための道具を構造の中に収容するように構成されて寸法化される。ポートは、皿ネジスロットとして又はアレンキーポートとして構成されて寸法化されてもよい。

【0028】

ある特定の前述の目的及び関連した目的も、レールを構造に固着するためのアンカー及びレールアセンブリで達成され、これは、平坦な上部表面及び平坦な底部表面を有するアンカー・ベースプレート、並びに平行ネジを有するネジ付き柱であって、前記ネジ付き柱は前記アンカー・ベースプレートに固定される、ネジ付き柱と、その中に形成されたネジ付き孔を備えた底端を有する手摺であって、ネジ付き孔によって前記手摺は前記柱に螺合可能に装着される、手摺と、前記アンカー・ベースプレートを構造に締結するための手段とを含む。好ましくは、手摺は、その中に形成されたネジ付き孔を備えた上端を有し、アセンブリは、少なくとも１つの貫通孔を有する上レール、及び前記上レール貫通孔を通して受領し、前記柱の前記上端の前記ネジ付き孔の中に螺合したネジ付きボルトを追加として含む。

【0029】

例えば屋内の階段及びレール用の手摺への屋内適用など、防水が不要な適用を特に意図した特に好ましい実施形態では、アンカー・プラットフォーム・アセンブリは、屋根などの屋外適用に関して上述したのと同じアセンブリを介して単純だが頑丈で、強固で剛性な固着し及び締結するアセンブリを提供するのに非常に良好に機能するが、この場合に盲孔は貫通孔と交換可能であり、それでも同じ固着及び締結強度を達成することができる。

【0030】

図面の簡単な説明
本発明の他の目的及び特徴は、本発明のいくつかの実施形態を開示する添付図面に関連して考慮した詳述から明らかになろう。図面は例示目的のために使用されるに過ぎず、本発明の限定を定義するものではないことを理解されたい。

【図面の簡単な説明】

【0031】

【図1】本発明を具現化するアンカー及びレールアセンブリに利用されたアンカー・ベースプレートの第１の実施形態の上側面斜視図である。

【図2】図１に示されたアンカー・ベースプレートの底側面斜視図である。

【図3】ルーフデッキ上に装着された複数の連続して配置されたアンカー・ベースプレートを利用し、その中にガラスレールが装着されるＵ字形チャネル又は靴をそれぞれが有する複数の離間した細長いレールをそれに固着する、本発明を具現化するアンカー及びレールアセンブリの第１の実施形態の断片的に示された斜視図である。

【図4a】図３に示されたＵ字形靴及びルーフデッキに対する位置関係で図４ａに示されたアンカー・ベースプレート及びシム板を含む、アンカー及びレールアセンブリの分解側断面図であり、アンカー・ベースプレート膜及び屋根膜を含むそれに関連した屋根水切り、並びにそれと共に利用する締結手段を更に示す。

【図4b】アンカー・ベースプレート及びレールの高さを調節するためにその上の中心に置かれた任意のシム板の平面図である。

【図4c】それによってガラスレールがそのＵ字形靴を介して屋根に固着されるルーフデッキ上に完全に装着された状態における、図４ｂに示されたアンカー及びレールアセンブリの側断面図であり、それと共に利用される水切り材料、締結具及び接着剤の使用も示す。

【図5a】図４ｂと同程度のアンカー及びレールアセンブリの第２の実施形態の分解側断面図であるが、低減した幅の首部を備えた雌ネジ付き柱を有するアンカー・ベースプレートを示す。

【図5b】図４ｃと同程度の完全に装着された状態の本発明の第２の実施形態の側断面図であるが、アンカー・ベースプレートの中心孔内に着座した低減した幅の首部を備えた雌ネジ付き柱の使用を示す。

【図6a】図４ｂ及び５ａに示された図と同程度のアンカー及びレールアセンブリの第３の実施形態の分解側断面図であるが、雄ネジ付き柱を有するアンカー・ベースプレートを示す。

【図6b】図４ｃ及び５ｂの図と同程度の完全に装着された状態のアンカー及びレールアセンブリの第３の実施形態の側断面図であるが、ナット及びワッシャを介してアンカー・ベースプレートをルーフデッキの下からルーフデッキに固定する一部が雄ネジ付きの柱を示す。

【図7a】アンカー・ベース・プラットフォーム及びルーフデッキのそれぞれに対して、ずれて挙上した配置で屋根付属構造を支持するために、本発明を具現化するアンカー及びレールアセンブリ付属ユニットの斜視図である。

【図7b】図６ｂに類似した側断面図であるが、ルーフデッキの上に離間して挙上した位置でアンカー・ベースプレート内の中心穴からずれた、ガラスレール及びそれを支持する靴を支持する付属ユニット示す。

【図7c】図７ａに類似したアンカー及びレールアセンブリ付属ユニットを断片的に示された正面立面図であるが、線ケーブルフェンスのための端部柱の形である。

【図7d】図６ｂに示された型のアンカー・プレートアセンブリ上に完全に装着された位置に示された、図７ｃに示された付属ユニットの側断面図である。

【図8a】それぞれが凹んだ貫通孔空洞と関連したキャップ、ラグボルト、及びワッシャの利用を分解図で示す、本発明を具現化するアンカー及びレールアセンブリの第４の実施形態の上側面斜視図である。

【図8b】図８ａに示されたアンカー及びレールアセンブリの平面図である。

【図8c】図８ａに示されたアンカー及びレールアセンブリの側面図である。

【図8d】アンカー及びレールアセンブリの第４の実施形態の部分分解側断面図である。

【図8e】ガラスレールをアンカー・ベースプレートに固着することを示し、屋根水切り材料、締結具、及びそれと共に利用した接着剤の使用を更に示す、完全に装着された状態のアンカー及びレールアセンブリの第４の実施形態の側断面図である。

【図9a】本発明の第５の実施形態による、組み合わせた皿ネジアンカー及び締結具アセンブリの側立面図である。

【図9b】図９ａに示された皿ネジアセンブリの一部が断面の側立面図である。

【図9c】図９ａ及び９ｂに示された皿ネジのアンカー・フランジ・アセンブリの平面図である。

【図9d】図９ｂに類似した皿ネジアセンブリの一部が断面の側立面図であるが、マイナスドライバーポートの任意の提供を示す。

【図9e】図９ｄに示された皿ネジアンカー・フランジ・アセンブリの平面図である。

【図9f】図９ｂに類似した皿ネジアセンブリの一部が断面の側立面図であるが、アレンキーポートの任意の提供を示す。

【図9g】図９ｆに示された皿ネジアセンブリの平面図である。

【図9h】本発明の第６の実施形態による、組み合わせた六角頭ネジアンカー及び締結具アセンブリの側立面図である。

【図9i】図９ｈに示された六角頭ネジアンカーアセンブリの一部が断面の側立面図である。

【図9j】図９ｈに示された六角頭ネジアンカーアセンブリの一部が断面の平面図である。

【図10a】アンカー及びレールアセンブリが、屋外及び屋内の両方の適用を意図した木製手摺を支持するために利用される、盲孔を有する一部がネジ付きの雄ネジ下部中心柱を備えたアンカー・ベースプレートを有する、本発明の第７の実施形態の部分分解側断面図である。

【図10b】アンカー・ベースプレートは、配置が特に屋内の適用を意図する盲孔よりむしろ貫通孔を有し、そこから従属する柱を有することを除いて、図１０ａに類似した本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図である。

【図10c】手摺がその上端に形成されたアレンキーポートを有する、軸方向に配置された中心に配列されたネジ付きロッドを備え、アンカー・ベースプレート柱が平滑な外部表面を有し、２つの合板デッキ内に形成されたカップ形状の空洞内に装着されることを除いて、図１０ａに類似した本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図である。

【図10d】手摺が、その底端内に螺合可能に受領された図９ａに示された型の軸方向に配置された皿ネジアンカー、及び２つの合板デッキ内に形成されたカップ形状の空洞内に装着される平滑な外部表面を有する、アンカー・ベースプレート柱を備えることを除いて、図１０ａに類似した本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図である。

【図10e】アレンキーポートが手摺の代わりにアンカー・ベースプレートの盲孔内に提供され、支持構造が金属パネルであることを除いて、図１０ｃ及び１０ｄに類似した本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図である。

【図10f】図１０ｃ及び１０ｂと同程度の本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図であるが、木製手摺の代わりに中空金属手摺の実施形態を示す。

【図10g】異なる型の金属手摺を使用することを除いて、図１０ｉに類似した部分分解側断面図である。

【図10h】図９ａに示された型のフランジ付きネジアンカーが、アンカー・ベースプレート及び柱アセンブリの代わりに利用されることを除いて、図１０ｃに類似した部分分解側断面図である。

【図10i】図９ｈに示された型の六角頭フランジ付きネジアンカーが利用されることを除いて、図１０ｈに類似した部分分解側断面図である。

【図10j】ネジアンカーの六角形状頭部の上に受領可能な修正されたワッシャが利用されることを除いて、図１０ｉに類似した部分分解側断面図である。

【図10k】図１０ｃに示された型の手摺を支持するために使用される、図８ｅに示された型のアンカー及びレールアセンブリを示す、更なる実施形態の側断面図である。

【図11a】手摺は、複数の離間した水平に延在するケーブルを支持するために、複数の離間した横方向に延在する貫通孔を有する、軸方向に延在するネジ付きロッドを備えた、本発明の第８の実施形態の側断面図である。

【図11b】その１１ｂ－１１ｂ線に沿って切り取った、図１１ａに示された実施形態の側断面図である。

【図11c】図１１ａの実施形態の分解側断面図である。

【図11d】全ての離間した横方向に延在する貫通孔は、離間した手摺の間及び手摺を通って延在するケーブルを螺合されて示されている、図１１ａの実施形態の２つの利用を描く。

【図13a】ネジ付きロッドは全長が通過して形成された、本発明の実施形態の側断面図である。

【図13b】その１３ｂ－１３ｂ線に沿って切り取った、図１２ａに示された実施形態の側断面図である。

【図12a】図１１ａの実施形態に類似した側断面図であるが、この場合、手摺はその上端にネジ付きポートを含み、その中に第２のネジ付きロッドが螺合され、又は別法として取り付けられてもよい。

【図12b】その１２ｂ－１２ｂ線に沿って切り取った、図１２ａに示された実施形態の側断面図である。

【図13a】図１２ａに類似しているが、全長通過として働く中空ネジ付きロッドを利用する実施形態の側断面図である。

【図13b】その１４ｂ－１４ｂ線に沿って切り取った、図１３ａに示された実施形態の側断面図である。

【図14a】手摺の上部及び底部がそれぞれスピンドル状延長部を備えることを除いて、図１１ａに類似した側断面図である。

【図14b】その１５ｂ－１５ｂ線に沿って切り取った、図１４ａに示された実施形態の側断面図である。

【図15a】図１１ａに類似した側断面図であるが、修正された手摺を支持することを示すアンカー・ベースプレートに取り付けられた円柱の異なる配置を示す。

【図15b】図１５ａに類似した側断面図であるが、ネジ付き鋲を介してアンカー・ベースプレートに取り付けられた修正された円柱、及びその両端に雌ネジ付き孔を含むネジ付きロッドを有する修正された手摺の２つの更なる配置を示す。

【発明を実施するための形態】

【0032】

好ましい実施形態の詳述
次に図面、及び具体的にはその図１～７ｂを詳しく見ると、そこには、より具体的には物体を支持構造に固着する、特に多くの異なる分野の使用に広く適合可能な、広範囲の固着の適用を意図した本出願人の前述した米国特許出願第１５／８５２，７３３号及び国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第２０１９／０１８５９２号に記載されて示されたように、本発明を具現化する新規のアンカー及びレールアセンブリが示されている。

【0033】

その図１～４ｃは、参照番号１０によって概ね設計され、特に屋根付属構造を屋根、並びにテラス、バルコニー、階段及び同種のものなどの他の挙上した、平坦な及び／又は急勾配の構造に固着するために設計された、新規のアンカー及びレールアセンブリを含む本発明の第１の実施形態を示す。アンカー及びレールアセンブリの主要構成要素は、参照番号１１によって概ね示されているアンカー・ベースプレートであり、これは好ましくはステンレス鋼から作成され（しかしアルミニウム、青銅、その他などの他の金属から作成することができる）、好ましくは正方形又は長方形状であり、上部表面１２及び底部表面１３を有する。アンカー・ベースプレート１１は、雌ネジ付き中心貫通孔１４、及び中心孔１４から半径方向外方に位置付けられ、ベースプレート１１の周辺に概ね隣接する６つの離間した周辺貫通孔１５を有する。この実施形態では、アンカー・ベースプレート１１は、開放上端１８及び閉鎖底部１９（図２）を有する軸方向に延在する雌ネジ付き孔１７（図４ｂ参照）を有する、好ましくは円筒ロッド若しくは柱１６も含み、その開放上端１８は、その孔１７の開放上端が、アンカー・ベースプレート１１（図４ｂ参照）の中心貫通孔１４の開放底端に当接して位置合わせするように、好ましくは溶接を介してアンカー・ベースプレート１１に固定される。

【0034】

図３に示されたように、アンカー及びレールアセンブリ１０のアンカー・ベースプレート１１は、好ましくは釘、ボルト、又はラグネジの形の機械的締結要素２０を介して概ね２１で示されたルーフデッキなどの屋根構造に典型的には装着され、その円柱１６はルーフデッキ２１を通って延在し、ルーフデッキの下にその閉鎖端１９を突出する。雌ネジ付きの整合した孔１４及び１７は、物体をルーフデッキ２１上に装着するためのアンカー点として働く。この場合、物体はガラスパネル２２を有する型のガラスレールであり、下縁部は細長いＵ字形金属チャネル又は靴２４内に固定される。図３は、３つの連続して配置されて離間したアンカー・ベースプレート１１を詳細に描き、それに２つのガラスパネル２２及び２つの靴２４の少なくとも一部が装着されている。使用時に、このようなガラスレールは数百フィートの長さであることが可能である。理解できるように、それぞれのガラスレール２２の長さに依存して、１つのガラスレール２２当たり複数のアンカー・ベースプレート１１が、図３に示されたように必要とされてもよい。

【0035】

図４ａ及び４ｃに最も良く見られるように、細長いＵ字形靴２４は、複数の離間した貫通孔２５（その１つのみが示されている）を備えたベース壁２３を有する。以下により詳細に論じるように、ネジ付きボルト２６及びワッシャ２７などの機械的締結具が使用され、ボルト２６は、Ｕ字形靴２４の貫通孔２５を通って受領することができ、アンカー・ベースプレート１１の雌ネジ付き中心孔１４及び円柱又はロッド１６（図４ｃ）の雌ネジ付き盲孔１７内に受領することができて、円柱又はロッド１６はルーフデッキ２１に固着される。閉鎖底部１９を備えた円柱１６は、２つの目的を果たす、すなわち（１）円柱１６は、物体を屋根上に装着するために比較的頑丈で剛性な固着支持点を提供し、（２）円柱１６は、円筒ロッド１６の盲孔１７及び底端１９が閉鎖している結果として、中心孔１４を介して水がルーフデッキ２１の中及び下に侵入するのを防ぐ。

【0036】

図４ｂは、その中心貫通孔２９が、円柱１６の内部盲孔１７の真上に位置合わせされるように、アンカー・ベースプレート１１の頂部に装着された中心貫通孔２９を有する正方形状のシム板２８の使用を示す。シム板２８は、ルーフデッキ２１又は同種のものの高さの変化に起因して支持する、隣接した靴２４及びガラスレール２２の適切な整合を確保するために、靴２４の高さを調節するために使用される。当然のことながら、追加のシム板２８が、必要な場合に適切な高さの整合を達成するために使用することができる。

【0037】

図４ａ及び４ｃに示されたように、Ｕ字形チャネル又は靴２４の中心貫通孔２５は、ボルト２６のボルト頭部が、ガラスレール２２の底縁部に当接せず、ガラスレール２２の底縁部に恐らくひび割れ又は損傷しないように、Ｕ字形靴２４の下部ベース壁２３の上部表面３０の下に配列されるように、ボルト２６のボルト頭部及びワッシャ２７を段上に受領して支持するように寸法化されて構成された段を含有する。

【0038】

図４ａ及び４ｃのそれぞれは、アンカー及びレールアセンブリ１０の分解側断面図、並びに完全に装着した側断面を示し、アンカー及びレールアセンブリ１０は、ガラスレールをルーフデッキ若しくはテラス又は同種のものに装着するために、好ましい水切り材料、締結具及び接着剤、並びに同種のものを含む。図４ａに示されたように、アンカー・ベースプレート１１はルーフデッキ２１の上に位置付けられ、ルーフデッキ２１は木材、金属又は業界で標準若しくは慣習的であるような複合構造であってもよい。アンカー・ベースプレート１１の円柱１６は、ルーフデッキ２１内の貫通孔３１、及び好ましくはネオプレンから作成され、好ましくはアンカー・ベースプレート１１とルーフデッキ２１との間に挟まれた、従来のゴム屋根膜３２の貫通孔３３を通って挿入されることを意図する。同様に従来のゴム屋根膜３４も好ましくはネオプレンから作成され、好ましくは任意にシム板２８とアンカー・ベースプレート１１の上部表面１２との間に位置付けられ、膜３４は、ボルト２６が膜３４を通過できるために中心孔３６も備える。追加として、シーラント、セメント、コーキング又は接着層３８が示されており、これは、通常接着層３８を屋根膜３２に接着接合して密封するためにアンカー・ベースプレート１１の底部表面１３に加えられるはずである。

【0039】

図４ｃにも示されたように、接着剤、コーキング、セメント又は糊４０（及び／又は任意にクリップ）も、Ｕ字形金属チャネル２４内に受領されたガラスレール２２の下端を包囲するように、Ｕ字形チャネル２４の内部表面に加えられる。そこにも示されたように、アンカー・ベースプレート膜３４は、アンカー・ベースプレート１１全体にわたって延在し、その端部は屋根膜３２に対して密封され、それによってネジ穴及びアンカー・ベースプレート１１の残余部を密封する。理解できるように、これらの水切り材料及び接着剤はアセンブリの防水に役立ち、屋根を漏れから守る。

【0040】

先に述べたように、これは具体的には物体を屋根に取り付ける点が重要であり、この点はこの場合、ガラスレール靴２４をボルト２６及びその中にボルト２６が受領されるネジ付き盲孔１７を介してアンカー・ベースプレートの円柱１６に取り付ける点を指す。孔１７は盲孔又は穴であり、円柱１６の底端１９は閉鎖しているので、ガラスパネル２２とＵ字形チャネル２４との間に恐らく侵入して円柱１６の孔１７に入ることができる通過可能ないかなる水も、ルーフデッキ２１を貫通するのを完全に遮断される。

【0041】

図５ａ及び５ｂは、アンカー・ベースプレートアセンブリ１０’の第２の実施形態を示し、同じようにそれぞれはアンカー及びレールアセンブリ１０’のこの第２の実施形態の分解側断面図、並びに完全に装着された側断面図を示す。

【0042】

この第２の実施形態に示された要素は、円柱１６’が狭い首部３６を備え、ベースプレート１１’が非ネジ中心孔１４’を備えるが、どちらもそれ以外は前の実施形態に示されたベースプレート１１及び円柱１６と同一であることを除いて、図４ａ及び４ｃに示された要素と同じである。図４ａ及び４ｃでは、円柱１６の上端１８は、典型的にはアンカー・ベースプレート１１の底部表面１３に溶接されるはずである。しかし図５ａ及び５ｂでは、狭い首部３５はアンカー・ベースプレート１１’の非ネジ中心孔１４’内に受領されることを意図し、この構成の結果として、より頑丈で強固な接合が行われる。より強固な接合は、アンカー・プレート１１’及び柱１６’が一緒に溶接される時に、それぞれの中心孔１４’及び雌ネジ付き孔１７’は、非ネジ中心孔１４’の中に受領されて延在する柱１６’の低減された首部３６によって適切に軸方向に整合して保持されるという事実に起因する。

【0043】

図６ａ及び６ｂは、アンカー・ベースプレートアセンブリ１０’’の第３の実施形態を示し、同じようにそれぞれは、この第３のアンカー及びレールアセンブリ実施形態の分解側断面図及び完全に装着された側断面図を示す。この第３の実施形態に示された要素は、円柱１６’’の下部３７が雄ネジ付きであるが、それ以外は円柱１６’と同一であることを除いて、図５ａ及び５ｂに示された要素と同じである。この実施形態では、ナット３９及びワッシャ４１は、図６ｂに示された完全に組み立てた状態で、ナット３９及びワッシャ４１が取付けのより強固な点を提供するために金属ルーフデッキ２１’の下部表面に対して締め付けられる一方で、同時に円柱１６’’の盲孔１７’及び閉鎖端１９を介して取付点における屋根の漏れを防ぐように、円柱１６’’の雄ネジ付き表面３７の上に螺合される。

【0044】

図７ａ及び７ｂは、使用者がアンカー・ベースプレートの上に挙上して離間した物体を支持できる、本明細書に示された様々なアンカー・プレートアセンブリのための新規の付属支持スタンド４２を示す。付属支持スタンド４２は、好ましくは金属の正方形又は長方形の平面ベース４４、及び溶接により平面ベース４４に一端で接合された４つの側壁４３から構成された、直立した好ましくは金属の正方形状の管状本体部材を含む。水抜き穴４５は、そこから水を排出することができるために１つの側壁４３のベースに提供される。ベース４４は中心穴４９（図７ｂ）を有し、中心穴４９は円柱１６’’の雌ネジ付き孔１７’と整合することができ、ボルト２６のネジ付きステムは、支持スタンド４２をアンカー・ベースプレート１１’’に固着するために、雌ネジ付き孔１７’内に螺合可能に受領される。少なくとも１組の水平に整合した穴４６は、直立する管状本体の対向する側壁４３内に形成され、それを通ってネジ付きボルト４７は、図７ｂに最も良く示されたように、支持スタンド４２の側壁４３の１つに物体を固定するために装着することができる。この場合、Ｕ字形チャネル２４’は、図１～６の実施形態に示されたように、そのベース壁２３’内より、むしろその側壁の１つの中に凹んだ貫通孔２５’を備える。ボルト４７は、チャネル貫通孔２５’の段に保持されるそのボルト頭部を介して、アンカー・ベースプレート１１’’及び屋根部材２１’に対して挙上して上昇した位置で、アンカー・ベースプレート１１’’の中心盲孔に対してずれてＵ字形チャネル２４’’を固定するために、追加のナット４７及びワッシャ４８によってその反対側の端部で（すなわち側壁穴４６を通って延在するそのネジ付きシャフトの自由端で）凹んだ貫通孔２５’内に保持される。

【0045】

図７ｃ及び７ｄは、線ケーブル型レールシステムのための端柱として働く、図７ａ及び７ｂに示された型の修正された付属支持ユニットを示す。具体的には図７ｃに示されたような付属柱４２’。付属支持スタンド４２’は、好ましくは金属の正方形又は長方形の平面ベース４４’、及び溶接により平面ベース４４’に一端で接合された４つの側壁４３’から構成された、直立する好ましくは金属の正方形状の管状本体部材を含む。大きいアクセス穴６５’は、レンチ又は他の道具がその内部チャンバにアクセスできるために１つの側壁４３’のベースに提供される。ベース４４’は、円柱１６’’の雌ネジ付き孔１７’と整合することができる中心穴４９（図７ｄ）を有し、ボルト２６のネジ付きステムは、支持スタンド４２をアンカー・ベースプレート１１’’に固着するために雌ネジ付き孔１７’内に螺合可能に受領される。

【0046】

理解できるように、道具はボルト２６の頭部を係合し、ボルト２６を下に締め付けて支持部４２’をアンカー・ベースプレート１１’に固定するために使用することができる。図７ｄにも示されたように、２対の水平に整合された穴４６’は、直立する管状本体の対向する側壁４３’内に形成され、ケーブル３２７の端部はそのそれぞれを通過し、従来の端部キャップ３２９を介して固定される。上レール３６０の端部は、水平の上壁３４０内のネジ付き孔内に受領されたネジ付きボルト３３９を介して柱４２’の上端に固定される。

【0047】

図８ａ～８ｅは、アンカー及びレールアセンブリ１０’’’の第４の実施形態を開示し、アンカー・ベースプレート１１’’’は下部の正方形状の平面ベース部５０、並びに４つの上方に先細の側壁５１及び正方形状の平坦な上壁５２を画定する截頭ピラミッド上部を有する。上壁５２は、雌ネジ付きで中心に配列された盲孔５４を有し、側壁５１のそれぞれは凹んだ概ね円筒の切欠き又は空洞５５を有し、切欠き又は空洞５５は、底部５０を通って延在し、次いでその底部表面５７上で開口する貫通孔５６の上で開口する。

【0048】

それぞれがアンカー及びレールアセンブリのこの第４の実施形態の部分分解側断面及び完全に装着された側断面図を示す図８ｄ及び８ｅに見られるように、上壁５２は、その雌ネジ付き中心盲孔５４を介して物体２４を屋根構造に固着するために使用される。ラグネジ５３は、アンカー・ベースプレート１１’’’を金属ルーフデッキ２１’に添付するために側壁貫通孔５５のそれぞれの中に挿入される。側壁空洞５５は、次いで空洞５５を閉鎖して密封し、水の侵入を防ぐことを意図する半径方向に延在するフランジ６２を有する、概ねカップ形状のキャップ６１によって覆われる。他の実施形態と同じように、屋根膜３２は、アンカー・ベースプレート１１’’’と金属屋根構造２１’との間に展開され、アンカー・ベースプレート膜３４もアンカー・ベースプレート１１’’’の上に直接配列され、その端部はルーフデッキ膜３２の上に延在する。ボルト２６及びワッシャ２７は、Ｕ字形支持靴２４をアンカー・ベースプレート１１’’’に固着させる。ボルト２６のボルト頭部及びワッシャ２７は、ベース壁２３の貫通孔段２５上に受領され、ボルトは、次いでアンカー・ベースプレート１１’’’を金属ルーフデッキ２１’に固着するためにネジ付き盲孔５４内に螺合可能に受領される。接着層３８も、アセンブリの防水性能を向上するためにアンカー・ベースプレート１１’’’を屋根膜３２に結び付ける。

【0049】

次に図９ａ～９ｊを具体的に参照すると、そこには本出願人が以前に出願した継続部の国際特許出願ＰＣＴ／ＵＳ第２０１９／０１８５９２号に示されて記載されているように、本発明による新規のアンカー及び締結具アセンブリ（以下、概して「アンカー」又は「アンカーアセンブリ」と呼ぶ）のいくつかの実施形態が示されている。図９ａ～９ｃに示されたように、アンカーアセンブリ１１０は皿ネジアンカーであり、無数の使用に対して建築業で特に有益である。皿ネジアンカーアセンブリ１１０は、上部表面１１２、反対側の下部表面１１３、及びそれを通って延在する任意に雌ネジ付き中心開口１１４を有する、好ましくは平面ベースプレート、フランジ又はワッシャ１１１を含む。追加として、ネジアンカーアセンブリ１１０は、好ましくはアンカー・ベースプレート１１１に固定され、ベースプレート１１１の下部表面１１３から下方に延在するネジ又はラグネジ１１６の形の雄ネジ付き柱も含む。図９ｂに最も良く示されたように、ネジ１１６の上部シャフトは、ベースプレート１１１の中心開口１１４と統合して軸方向に整合される、軸方向に延在する雌ネジ付き中心孔１１７を含む。孔１１７は、ネジ１１６の雄ネジ付き上部シャフトの外径より小さい直径を有する。

【0050】

ネジ１１６内の孔１１７は、フランジ又はベースプレート１１１内の孔１１４によって画定された開口上端、及びネジ１１６のシャフト内の閉鎖底端１１９を有する盲孔である。ネジ１１６及びベースプレート１１１は、アンカー及び締結具アセンブリ又は構成要素を１片に組み合わせて形成するために一体的に接合されることも好ましい。ネジ１１６は、溶接、圧入連結を介して、又はネジ１１６及びベースプレート１１１が、強固で頑丈なアンカーを提供するために固定されて一緒に堅固に締結されることを確実にするはずである、あらゆる他の締結手段により、ベースプレート１１１に固定することができる。

【0051】

この実施形態及び本明細書に記載された他の実施形態に対して、本発明のアンカーの設置及び使用に関連して以下に示して論じるように、典型的には拡大頭部及びネジ付きシャフトを有するボルト２６がワッシャ２７を一緒に備えた形の締結具は、本明細書に先に論じ、本出願人の親出願第１５／８５２，７３３号におけるような、屋根レール用のガラスパネルを支持するために使用されるＵ字形靴などの、物体若しくはその一部又はそれ用の関連した付属構造が、アンカー・ベースプレート１１１の上部表面に対して速やかに固定して保持されるように、物体をアンカーに保持し、固定して締結するために孔１１７内に螺合可能に受領することができる。これは、好ましくは物体、その一部、又はそれ用の付属構造内に貫通穴を提供することによって遂行され、ボルトのネジ付きシャフトは、ボルトが孔１１７又はアンカーの同種のものの中に螺合され、物体をアンカーにしっかりと締結するために貫通穴を通過した後に締め付けられる。

【0052】

図９ｄ及び９ｅは、図９ａ～９ｃに示された平面アンカーの実施形態の修正を示し、凹んだ皿ネジスロット又はポート１４３は、その中心孔１１４の両側でベースプレート１１１内に形成され、中心孔１１４は、その下に延在してその中心孔１１７の両側のラグネジの平面アンカー１１０’の上部外方が平滑な拡大頭部１４４の中に入り、例えば建物を支持する構造内に再位置付けする必要がある場合に、マイナスドライバー又は前記スロット１４３の中に挿入する他の道具（図示せず）がアンカー１１０’を意図した支持構造の中に螺合する、又はそこから螺合して取り外すために、ネジ１１６の雄ネジ付きシャフトを容易に回転できる。

【0053】

図９ｆ及び９ｇは、図９ａ～９ｃに示されたネジアンカーアセンブリの別の修正を示し、マイナスドライバーポート１４３を利用する代わりに、アレンキーポート１４５が提供されている。より具体的には、皿穴の六角形頭部空間は、ワッシャ１１１の上部表面１１２から下方に延在する、ラグネジアンカー１１０の上部外方が平滑な拡大頭部１４４内で盲孔１１７の上端の上に提供される。ラグネジアンカー１１０の拡大円筒頭部１４４は、アレンキーポート１４５を画定する六角形の内壁表面１４６を有する。アレンキーポート１４５は、アレンキー（図示せず）を受領するように設計され、アレンキーによって皿ネジアンカー１１０は、以下により詳細に記載されて示されるように、支持構造の中に容易に螺合でき、取り外すことができる。

【0054】

本発明のネジアンカーアセンブリの尚別の実施形態では、図９ｈ～９ｊに示されたように、ベースプレート２１１の上部表面２１２の頂部に固定された六角ナット２５０を有する六角頭ラグネジアンカー２１０が提供される。六角ナット２５０は、ねじ回しのスロット、アレンキーポート、又は同種のものと同じ目的を果たし、それによって六角頭を支持表面の中に螺合係合し、又は取り外すのを促すために、六角頭を握るように構成されたソケットレンチ（図示せず）などの道具を使用することができる。外部六角ナット２５０は、１片の構成要素を形成するために溶接などにより、好ましくはベースプレート２１１に一体接合される。図９ｉに最も良く示されたように、外部六角ナット２５０は、ラグネジ２１６の中心孔２１７及びベースプレート２１１の孔２１４と軸方向に整合して位置合わせされる、雌ネジ付き中心貫通孔２５２を含有する。アンカー２１０は六角形状ナット２５０を有するように示されて記載されているが、他の多角形又は幾何形状が可能であり、本発明により、及び更に以下に開示するように企図される。

【0055】

図１０ａ～１０ｋは、いくつかの異なる好ましい配置を示し、ここでは発明のアンカーアセンブリは、従来の手摺の取付けに関連した問題（例えば防水して固着し、及び／又は締結するような問題）を回避する、手摺を屋外（例えば屋根若しくはテラス）及び屋内（例えば階段若しくはバルコニー）の適用のためにベース支持部又は他の構造にしっかりと取り付けるために、手摺又は柱アセンブリと組み合わせて利用される。配置は、標準の手摺を単純に設置する機能を提供する。重要なことに、本発明の配置は、標準の柱（すなわち正方形の柱）と同じように容易に半径柱（すなわち丸い柱）を設置する機能を提供する。公知のように、従来、ベース支持部又は屋根構造などの柱を装着するべき他の構造に半径柱を取り付けることは、丸い片の木材（又は合成の柱）が平梁に正確に着座できないので、非常に難しい。その点において、構成に防水をしなければならない所で、従来のように設置した丸い柱及び標準の柱のどちらも防水することは非常に困難である。半径柱を水切りする１つの方法は、半田付けした特注の半径の銅を水切りする必要があるが、これは漏れに極めて脆弱である。一方、本発明のアンカーアセンブリを使用することにより、半径又は丸い柱を屋根構造、デッキ、又は階段などの構造に標準又は正方形の設置と同じ方法で設置することができる。

【0056】

図１０ａの実施形態に示されたように、図６ａ及び６ｂに示されたアンカー１０’’が示されている。アンカー１０’’は、雌ネジ付き中心貫通孔１４’を備えたアンカー・ベースプレート１１’、並びに低減した首開放上端１８及び閉鎖底部１９を有する、軸方向に延在する雌ネジ付き盲孔１７’を有する、少なくとも一部が雄ネジ付きの円筒ロッド若しくは柱１６’’を有し、閉鎖底部１９は、その孔１７’の開放上端１８が中心貫通孔１４’の開放上端と当接して位置合わせされるように、アンカー・ベースプレート１１’に好ましくは溶接を介して固定される。示されたように、雄ネジ付き円柱１６’’はルーフデッキ２１’を通って延在し、その閉鎖端１９がルーフデッキの下に突出する。アンカー・ベースプレート１１’は、ネジ２０により支持部２１’に締結される。ナット３９及びワッシャ４１は、概ね１２０で示された手摺又は柱アセンブリをアンカー・ベースプレート１１’に、次いで支持部２１（例えばルーフデッキ）にしっかりと締結するために、柱１６’’の雄ネジ付き下端３７上に受領される。

【0057】

上記のように、この実施形態は、ルーフデッキなどの防水するべき構成に特に適するが、本発明はそれに限定されない。示されていないが、図６ａ及び６ｂに説明されたような水切り材料は、典型的にはこの実施形態（図１０ａ）、並びに以下に示された実施形態のどちらにも適用されるはずである。

【0058】

一方図１０ｂに示されたように、水の侵入が問題ではない所、例えば部品が屋内に使用される時など、例えば床若しくは屋内の階段、オープンバルコニー、又はコンクリート床に装着するための柱、親柱及び手摺などに対して、円柱１６’’’内のネジ付き孔１７’’’は、図１０ａに示されたような盲孔１７’よりむしろ貫通孔１７’’’を画定するために、その開放上端１８’’’に加えて開放底部１９’’’を有する。

【0059】

示された実施形態に関係なく、雌ネジ付きの整合されたアンカー・ベースプレート及び柱孔は、手摺又は柱アセンブリ１２０を固着するためのアンカーポイントとして働く。手摺又は柱アセンブリ１２０は、手摺１２２（建築業界ではスピンドル、ピラー、又はピケットと呼ばれることがある）を含み、手摺１２２は、マホガニー、杉、松、その他などの木材、金属、又はプラスチック若しくは他の複合物などの合成材料を含んでもよい。更に柱１２２は正方形状に示されているが、それに限定されるのではなく、円形、三角形、四角形、五角形、六角形、平面、その他など無制限にあらゆる公知の幾何形状であってもよい。示されたように、柱１２２は、任意にネジ付き金属ロッド１２４を含み、ネジ付きロッド１２４は好ましくは中心に置かれた貫通孔１２６内に設置される。示されたようなネジ付きロッド１２４は、好ましくは１／２インチのネジ付きロッドであるが、即座の適用に合うため、又はアンカー及び柱アセンブリのネジ付きで整合された孔の直径を収容するためにより大きくても又は小さくてもよい。

【0060】

柱１２２の上部１２８は、ネジ付きロッド１２４の上端１３４に取り付けるためのナット１３０及びワッシャ１３２を収容するために、好ましくはその中心が凹んでいる。更に任意の柱キャップ１３６は、一旦ナット１３０及びワッシャ１３２がネジ付きロッド１２４の上端１３４に取り付けられると、柱の上部１２８を覆うように配置されてもよい。理解できるように、別法として上レール３６０（図７ｄ参照）が利用されてもよく、その場合に上レール３６０は、複数の離間した手摺又は柱１２０の上部を覆うために拡張した長さを有するはずである。柱１２４の底部１４０から突き出るネジ付きロッド１２４の底端１３８は、柱取付部１２０をアンカー・ベースプレート１１、１１’に、ひいては支持構造２１に固着するために、雌ネジ付きで整合された孔１４、１４’及び１７、１７’、１７’’’の中に螺合される。ここでも組立手段は、アンカー・ベースプレート１１、１１’の頂部に装着された中心貫通孔２９を有する、任意の正方形状のシム板２８を含む。従ってシム板の中心貫通孔２９は、孔１７、１７’、１７’’’が防水適用（図１０ａ、１０ｃ～１０ｆ）のための盲孔１７、１７’であるか、又は防水が不要な（図１０ｂ）貫通孔１７’’’であるかに関係なく、円柱１６、１６’、１６’’’の内部孔１７、１７’、１７’’’の真上に位置合わせされる。シム板２８は、柱１２２の高さを調節するために使用される。

【0061】

図１０ａ、１０ｂ及び１０ｅに示された実施形態では、ナット３９及びワッシャ４１は、図１０ｃ及び１０ｄの平滑な円柱１６、１６’と対照的に、円柱１６、１６’’の雄ネジ部３８、３８’’’に取り付けられ、その下端１９、１９’’’は構造２１’を通って構造２１’の下に延在する。このように完全に組み立てた状態で、ナット３９及びワッシャ４１は、より強い取付点を提供する一方で、同時に（やはり防水が必要な構成において）円柱１６、１６’の盲孔１７、１７’及び閉鎖端１９を介して取付点での漏れを防ぐために、構造２１’の下部表面に対して締め付けられる。アンカー及びレールアセンブリを使用することにより、その下の梁又は垂木に取り付けるために柱取付部が構造を通過しなければならないこと、及び従来の手段を使用して、具体的に柱取付部が標準の正方形又は長方形状ではない時（例えば半径柱）に水に対して柱取付部１２０を密封することが回避される。

【0062】

図１０ｃは、アンカー・ベースプレート１１’が、盲孔１７’を備えた平滑な円柱１６’、及びその上端に凹んだ従来のアレンキーポート１４５を有する金属ロッド１２４’を有し、支持構造は２層の木製デッキ２１’、２１’を含み、その中に円柱１６’が埋め込まれ、アンカー・ベースプレート１１’はデッキ２１の頂部に置かれて、その底層２１の中に延在するネジ２０を介してそれに結合されることを除いて、図１０ａに類似した実施形態を示す。前に記載されたように、アレンキーポート１４５は、アレンキーをその中に係合できるために多角形の側壁を有し、ネジ付きロッド１２４’をネジ付き孔１７’の中に容易に手軽に回転して締結できるやや類似した構成を有する。

【0063】

図１０ｄは、アンカー・ベースプレート、特に図９ａの皿ネジアンカーの型が、その底端１４０に雌ネジ付き孔１１７を備えた手摺１２２を提供するために使用されることを除いて、図１０ｃに類似した更なる実施形態を示す。こうしてネジ付き盲孔を備えた手摺１２２を提供するより、むしろ皿ネジアンカー１１０が、手摺の上端及び／又は底端の中に螺合することができるので、そのフランジはその端部の一方又は両方に面一に置かれるはずである。ネジアンカー１１０のネジ付き盲孔１１７は、次いで手摺のネジ付き内部孔として働くはずである。この実施形態では、ネジ付きロッド７０の上端は、手摺１２２の底端１４０に添付された皿ネジアンカー１１０の盲孔１１７内に一部が受領可能であり、その下部は、手摺の底端１４０をアンカー・ベースプレート１１’の上部表面１２’に面一に固定するために、アンカー・ベースプレート１１’の盲孔１７’内に受領可能である。

【0064】

図１０ｅは、アレンキーポート１４５’が手摺の代わりにアンカー・ベースプレートの盲孔内に提供され、支持構造２１’が金属パネルであることを除いて、図１０ｃ及び１０ｄと同程度の本発明の更なる実施形態である。

【0065】

図１０ｆ、１０ｇ、及び１０ｈは、図９ａ～９ｊに示されたネジアンカーを利用する柱１２２を支持するための代替方法を示す。図１０ｆに示されたように、図９ｆのネジアンカー１１０は柱１２０を支持するために利用される。一方、図１０ｇ及び１０ｈは、図９ｈ～９ｊの六角頭ネジアンカー２１０を利用する。ワッシャ２８は、任意に図１０ａ～１０ｅに示されたワッシャ２８に類似した手法で使用され、完全に装着されるとワッシャ２８は柱１２２の底部１４０に当接する。結果として図１０ｇでは、柱の底部１４０は、次いで挙上した六角頭部２５０の頂部に当接し、アンカー・ベースプレート又はフランジ２１１の上に頭部２５０の高さと等しい距離だけ離れるはずである。これにより、支持部２１上のいかなる水も柱の中に逃れないために柱１２２及び支持部２１がより大きく離れる。一方図１０ｈに示されたように、ワッシャ２８’は、中心穴２９’を有し、中心穴２９’は、挙上した六角ナット頭部２５０の幅よりわずかに大きい直径、及び六角ナット頭部２５０の高さに等しい高さを有するので、六角ナット頭部２５０はワッシャ２８’の中心凹部２９’に嵌合して六角ネジアンカーが水切りネジアンカーに有効に変わり、柱１２２の底端１４０はフランジ２１１の頂部に当接し、フランジ２１１の頂部は次いで支持部２１に対して基本的に面一に置かれる。任意にベースプレート２１１は、その底部表面２１３上にシーラント層３５を有してもよい。

【0066】

図１０ｉ及び１０ｊは、鋼柱１２０’が木柱１２０の代わりに提供される２つの更なる実施形態を示すが、これは概ね同程度の構造を有し、本発明の同じアンカー及び締結システムを利用する。しかしこれらの２つの実施形態では、柱１２４’は、鋼の中空の正方形状の管状手摺又は柱２２２を含み、これは、図１０ｉでは雌ネジ付き金属ロッド１２４’を収納し、その上端は、アンカー１０’の柱１６’の盲孔１７’の中でその底端を容易に回転させるために、そこに形成されたアレンキーポート１４５を有する。ロッド１２４の上端に隣接して、水平ガイド部材２２６は溶接により管状柱２２２に添付され、管状柱２２２は中心孔２２７を有し、ロッド１２４’は、アレンキーポート１４５を介して回転できるために若干の隙間を備えて中心孔２２７を通過する。ロッド１２４’は、ワッシャ１３２及びナット１３０によって支持され、ナット１３０は、柱１２０’がアンカー１１’の中に螺合された後で完全に締め付けられる。

【0067】

柱２２２の底部には横方向ベース部材２２３が提供され、管状柱２２２の底部は横方向ベース部材２２３に添付され、管状柱２２２の底部は中心開口２２８も有し、ロッド１２４’も、アレンキーポート１４５を介して回転できるように隙間を備えて中心開口２２８を通過する。底部プレート２２３は、アンカー・ベースプレート１１’の上部表面１２の頂部に着座することを意図するが、中心穴２９を有する任意のワッシャ又はシム板２８をその間に挿入することができる。底部プレート２２３は形成された複数の離間したネジ付き貫通穴２２４を有し、それを通る止めネジ２２５は必要に応じて柱１２０’を水平にするために螺合可能に調節することができる。

【0068】

図１０ｊに示されたように、鋼柱１２０’’は、その底端に隣接した柱１２２’の外方に配列され、従ってロッド１２４’を中心に置くためにそれ自体を使用しない、修正されたベース部材２２４’を除いて、概ね図１０ｉに示された柱１２０と同じである。その代わりにスペーサ板又は円板２２９が、その底端に隣接したネジ付きロッド１２４’上にしっかりと装着され、底端は、前述したようにロッド１２４’が回転してアンカー・ベースプレート１１’に固定できるために、底端と柱２２２’の内壁との間に隙間を提供するように柱２２２’の内壁より狭い幅を有するように寸法化される。

【0069】

図１０ｋは、手摺又は柱１２０を有する実施形態を描き、柱１２０は図１０ｃに示されたものと同じである。しかし柱１２０は、図８ａ～８ｅのピラミッド型アンカー・ベースプレートによって支持され、柱１２０の下部ネジ付き端部１３８は、アンカー・ベースプレート１１１’のネジ付き盲孔５４内に螺合可能に受領される。

【0070】

安全上の理由で、それぞれが離間した柱を通って横方向に走る１つ又は複数のミッドレールケーブルの使用を通して柱を連結し、又は相互連結することは賢明であり得る。そうするために、手摺又は柱アセンブリは、一旦アンカー及びレールアセンブリ、並びに柱の取付具が支持構造に固定されると、１つの柱から別の柱に、又は隣接した建物の壁などの何らかの他の建物の支持構造に連結するために、線ケーブルから作成したミッドレールを通るように開口又はポートを備えて構成される。一旦設置されると、柱内に配置されたポートを通過した１つ又は複数のケーブルは、安全フェンスとして作動する。追加として、本発明の柱は、全長通過としてその長手方向全長をケーブルが通過できるように構成されてもよい。このようにして、ケーブルは、柱をしっかりと添付するため、又は追加として構造若しくはその一部を照らすために電線若しくは照明用の電線管として作用する目的を果たし、又は恐らく手摺若しくはその上部ハンドレールを温めるために流体導管としても働くために、上部のポートで始まり、底部でポートを通って、柱の全長を通過してもよい。

【0071】

図１１ａ、１１ｂ、１１ｃ及び１１ｄは、典型的には撚ったケーブル線から作成した１つ若しくは複数のケーブル３２７によって相互連結することを意図した、例えば屋根、オープンバルコニー、テラス、又は階段、その他の上に装着した手摺アセンブリ３２０を備えたアンカーアセンブリを描く。それぞれのアンカーアセンブリ及び柱取付具３２０は手摺３２２を含み、手摺３２２は、手摺の全長にわたって延在する、垂直に延在する中心チャネル又は孔３２１を備えるように構成される。ネジ付きロッド３２４は、中心チャネル３２１を通って延在する。加えて、ネジ付きロッド３２４及び手摺３２２のそれぞれは、ケーブル３２７が木材若しくは金属柱３２２を十分に通過できるために、水平に延在して整合された開口又はポート３２５、３２６のそれぞれを備えるように構成される。ケーブル３２７は、各手摺３２２を他の隣接した手摺３２２又は建物の壁（図示せず）に連結するために使用される。加えて円筒ロッド又は柱３１６の底端は、木材の被覆、鋼、又はコンクリート支持構造２１に据え付けるために、アンカー・ベースプレート１１’の盲孔１７’内に螺合可能に受領される。

【0072】

図１１ｃは、その内部構造をより良く強調するために、アンカー及びレールアセンブリ、並びに手摺取付具３２０の分解図を表す。図１１ｄに見られるように、ネジ付きロッド３２４は、手摺３２２の中心孔３２１全体を通り、ワッシャ３３２、任意にシム２８、従来の屋根膜３４、アンカー・ベースプレート３１１、屋根膜３２を通り、屋根２１内に受領されて締結された柱１６’の孔１７’の中に延在する。アンカー・ベースプレート１１’は、例えば締結具２０を使用して屋根支持構造２１に装着される。より具体的には、ネジ付きロッド３２４の底端は柱１６’の盲孔１７’内に螺合可能に受領され、ロッド３２４は、手摺の上部に配置された円形に良く形状された凹部３２８内に支持されたナット３３０及びワッシャ３３２を介して適所に係止される。ネジ付きロッド３２１は、ロッド３２１のネジ付き底端をアンカー・ベースプレート１１’のネジ付き盲孔１７’の中に回転可能に係合するように、ナット３３０を介して回転することができる。従来何らかの理由でレール又は手摺３２２を取り外す又は交換する必要がある場合に、ネジ付きロッド３２２及び手摺３２２は、アンカー・ベースプレート１１’から単純で速やかな手法で逆転することによって螺合可能に取り外すことができる。好ましくは、ネジ付きロッド３２４は３／４インチの直径であり、この場合にポートは少なくとも１／４インチである。更に好ましい実施形態では、ポート３２５は中心から中心まで約３インチ離れて配置され、この場合に楕円ポートは、好ましくは３／４インチである。明らかに、安全性及び／又は美的必要性若しくは所望に依存して、あらゆる数のケーブル３２７が含まれてもよい。

【0073】

図１２ａ及び１２ｂでは、本発明は、柱取付具４２０を備えたアンカー柱アセンブリを提供し、ネジ付きロッド３２１は、示されたようにその全長に延在する完全な貫通孔３３５を含む。完全な貫通孔３３５は、ネジ付き中空ロッド３２１の孔３２４を垂直に通過するための導管、例えば電線又はケーブル３３７として働く。示されたように図１２ａでは、線３３７は、導管３２４の軸中心からずれることができる。

【0074】

別の実施形態では、図１３ａ、１３ｂは、図１１ａ～ｄに描かれたものと類似した手摺５２０を備えたアンカー及びレールアセンブリを描くが、ここでは手摺柱３２２は、その上端に隣接したネジ付きポート３２９を含む。中空ネジ付きロッド３３１は、ポート３２９をロッド３２４に取り付けるために、好ましくはナット３３０及びワッシャ３３２を使用してネジ付きロッド３２４を柱３２２に固定した後にポート３２９の中に螺合されてもよい。そのため更なる構造は、上レール（図示せず）などの第２のネジ付きロッド３３１の上に螺合されてもよい。

【0075】

図１４ａ及び図１４ｂは、手摺６２０を備えた図１３ａ及び１３ｂに類似したレールアセンブリを描き、手摺６２０は、ネジ付き柱３３１を受領するように配置されたその上端に雌ネジ付き柱３２９を備えたネジ付きロッド３２４を含み、今度は、ネジ付き柱３３１は上板３４１、下板３４２、及びその間の中心中空カラム３４３からなる手摺３２０の台座状延長部３４０を支持し、中心中空カラム３４３内にネジ付きロッド３３１が受領され、中心中空カラム３４３は、ネジ付きロッド３２５の上端においてネジ付き柱３２９内に螺合可能に受領される。同様に手摺の下端は、ネジ付きロッド３２４の底部上に装着された同様の台座状延長部３５０を備え、台座状延長部３５０は、上板３５１、下板３５２、及びその間の中空中心カラム３５３を有し、台座状延長部３５０はシム２８の上に、次いでアンカー・ベースプレート１１’の上に置かれる。１対の板３５２も、適切な離間又は安定性のために、示されたように台座３５０とベースプレート１１’との間に配置されてもよい。更に図１１ａ、１１ｂ、１２、１３及び１４の実施形態と同様に、手摺（３２０、４２０、５２０、６２０）及びネジ付きロッド３２４も、ケーブル３２７が通過するために導管３２６、３２５のそれぞれを含む。

【0076】

図１５ａは、軸方向に配置されたネジ付きロッド３２４を有する手摺アセンブリ７２０、及びアンカー・ベースプレートアセンブリ１０’’’の修正された構成を描き、円柱１６’’’はその両端に１対の盲孔３１７’’’を有する。この実施形態では、使用者は、ベース支持部２１を通って挿入されたネジ付きロッドを介して、支持部２１の下からアンカー・ベースプレートアセンブリ１０’’’を固定する選択肢を有するので、ベース支持部２１は、支持構造２１（図示せず）の下からアンカー・ベースプレート１１’’’を固定するために、ナット及びワッシャと共に下方に開口するネジ付き孔３１７’’’の中に螺合可能に挿入することができる。アンカー・ベースプレート３１１’は、第２の盲孔１７’’’も有し、その端部でネジ付きロッド３２４は螺合可能に受領されてアンカー・ベースプレート３１１’に固定される。

【0077】

図１５ｂは、図１５ａの配置に類似した２つの更に修正された配置を描くが、ここでは手摺３２４’、３２４’’は、その両端に配置されたネジ付き孔３１７を含む。左側の柱３２４’は中実の平滑な円柱であり、右側の柱は中空の平滑な円柱３２４’’である。

【0078】

手摺３２４’、３２４’’は、上レール３４０及び頭部が拡大した１対のネジ付きボルト２６によって並んで一緒に結合されて示されており、そのネジ付きシャフトは、ロッド３２４’及び３２４’’の上端で貫通孔３１７と螺着するために、上レール３４０内の１対の貫通孔３２３内に挿入される。ロッド３２４’及び３２４’’の下端のネジ付き孔３１７は、アンカー・ベースプレート３１１から上方に延在するネジ付き柱３１６のネジ付き孔３１７内に受領される。

【0079】

上述の図面は、本開示の原理の適用を示すに過ぎないことを理解されたい。多くの修正又は代替構成が、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく当業者によって考案され得る。従って本開示は具体的且つ詳細に上に図に示されて記載されているが、それらに限定されるのではなく、作動、アセンブリ及び使用の大きさ、材料、形状、形、機能及び手法の変形を含む多くの修正が、本明細書に説明された原理及び概念から逸脱することなく行われてもよいことが当業者には明らかになろう。

【0080】

例えば様々な実施形態に示されたアンカー及びレールアセンブリ、並びにそれらの部品の構成、寸法、並びに型は、それが必要である又は望ましい時に具体的に適用するために、互いに代用することができる。例えばアンカー・ベースプレート、ネジアンカー及び手摺は、円形、長方形、多角形である、又はＬ字形若しくはＵ字形などの不規則な周囲を有することが可能であり、例えば柱は円筒、多角形又は他の形状であることが可能であり、ネジ若しくはボルトなどの種々の締結具の形であることが可能である。同じく当技術分野でスピンドル、ピケット、柱、その他とも呼ばれる手摺も、あらゆる所望の構成及び大きさであることが可能であり、ガラス若しくはプラスチックなどのパネルの形、又は別法により中実のパネルであることも可能である。

【0081】

図４ａを論じた際に簡単に触れたように、本明細書に記載された様々な実施形態の雌ネジ付き円筒盲孔又は貫通孔を介して物体を支持構造上に装着するために、「平行」ネジを有する円筒の機械的締結具を使用することが重要である。より詳細には、この型の機械的締結具は、いわゆる「平行」ネジ、つまり頭部及び円筒ネジ付きシャフトを備えたボルト、並びに頭部のない円筒のロッド形状の鋲を有する。これは、いわゆる「テーパ」ネジを有する「円錐形状」ネジと区別するためである。平行ネジと共にこのような円筒ボルト又はスタッド締結具を使用することは、強い接合、及びこれも直線縁部を有する手摺の雌ネジ付き円筒盲孔内に螺合して受領することを介して、様々な程度の保持力を達成するために変化する長さ及び幅の締結具を収容する多様性を確保する。対照的に、補助穴１５を介してアンカー・ベースプレートを支持部に添付するために使用した機械的締結具は、概して「テーパ」ネジを備えたネジを含むあらゆる型であってもよい。

【0082】

前述から理解できるように、アンカー・ベースプレート、ネジアンカー、手摺、レール、ケーブルレール、その他の形状及び数、雄ネジ付きであっても又は平滑であっても、アンカー・ベースプレート柱の形状、型及び数、非ネジ貫通孔、ネジ付き盲孔の使用、並びにそれらの場所も、金属、木材、若しくは何らかの他の複合物などの屋根、建物又は他の支持構造の性質、大きさ及び材料などの具体的な適用の特定の詳細に依存して修正することができる。同様に、締結具、膜の水切り材料及びシーラントの型も、互換性があるように選択されることが企図される。更に様々な実施形態の要素も、適切な場合に互いに代用されてもよい。

【0083】

加えて、アンカーは、挙上した六角ネジアンカーは別として、好ましくはアンカーを支持構造に固定し又は取り外すために、皿ネジスロット又はアレンキーポートを利用するが、スタービットその他などの他の手段を代わりに使用して、使用者がアンカーを建物支持部に螺合し及び／又は取り外す支援をすることができる。

【0084】

ベースプレート、ネジアンカー及び柱などのアンカー及びレールアセンブリの構成要素の材料も、例えばステンレス鋼、アルミニウム、青銅、及び銅などの金属、並びにプラスチック又は複合材料を含む種々の材料から作成することができる。ベースプレート及びその柱、並びにネジアンカー及びそれらのフランジは、１片の構成要素として一体形成されることも好ましい。しかし柱又はネジは、溶接若しくは他の手段を介してアンカー・ベースプレート又はネジフランジに固定することができることが理解できる。同様にレール又は手摺は、木材、錬鉄を含む様々な金属、又はプラスチック及び複合材料などの種々の材料から作成することができる。

【0085】

従って本発明の特定の実施形態について記載されているが、本発明は先行技術と同じように幅広いことが可能になり、且つ本明細書も同様に読まれることを意図するので、本発明はそれに限定されることを意図しない。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4a】

【図4b】

【図4c】

【図5a】

【図5b】

【図6a】

【図6b】

【図7a】

【図7b】

【図7c】

【図7d】

【図8a】

【図8b】

【図8c】

【図8d】

【図8e】

【図9a】

【図9b】

【図9c】

【図9d】

【図9e】

【図9f】

【図9g】

【図9h】

【図9i】

【図9j】

【図10a】

【図10b】

【図10c】

【図10d】

【図10e】

【図10f】

【図10g】

【図10h】

【図10i】

【図10j】

【図10k】

【図11a】

【図11b】

【図11c】

【図11d】

【図12a】

【図12b】

【図13a】

【図13b】

【図14a】

【図14b】

【図15a】

【図15b】

【手続補正書】

【提出日】2024-11-06

【手続補正1】

【補正対象書類名】特許請求の範囲

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正の内容】

【特許請求の範囲】

【請求項1】

アンカー・ベースプレートであって、
ベースプレート上部表面と、
ベースプレート底部表面と、
前記ベースプレート底部表面から外方に突出するように、前記ベースプレート底部表面に結合された細長い柱であって、前記細長い柱はネジなしである、細長い柱と、
前記ベースプレート上部表面から前記細長い柱の中に延在するネジ付き盲孔と、
前記ネジ付き盲孔から離間した複数の補助貫通穴とを含む、アンカー・ベースプレートと、
手摺と、
前記ネジ付き盲孔を介して前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するネジ付き機械的締結具とを含む、アセンブリ。

【請求項2】

前記ネジ付き機械的締結具は、ネジ付きロッドを含む、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項3】

前記手摺は手摺の貫通孔を有し、前記ネジ付きロッドは、前記手摺の貫通孔内に装着される、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項4】

前記手摺は、前記手摺の貫通孔上の開口を包囲する内段を画定する凹んだ管状切欠きを有する、請求項３に記載のアセンブリ。

【請求項5】

前記凹んだ管状切欠き内の前記ネジ付きロッド上に受領される支持ナットを更に含む、請求項４に記載のアセンブリ。

【請求項6】

前記ネジ付きロッドは、回転させるための道具を受領するように寸法化された道具ポートを画定する、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項7】

前記手摺は中空であり、内部管状チャンバを画定し、前記手摺の上部及び底部のそれぞれに隣接して装着された、１対の離間した概ね水平に延在する上部及び下部支持壁を有し、それぞれは前記ネジ付きロッドがそれを通過する中心開口を有する、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項8】

前記下部支持壁は、それを通って延在する複数の離間したネジ付き外部フランジ貫通孔を有する前記手摺から半径方向外方に延在する外部フランジを有し、前記アセンブリは、複数の止めネジを更に含み、それぞれは、前記ネジ付き外部フランジ貫通孔のそれぞれの１つの中に螺合可能に受領される、請求項７に記載のアセンブリ。

【請求項9】

前記ネジ付きロッドは、その上に受領されたセンタリングカラーを有する、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項10】

前記手摺及び前記ネジ付きロッドは、それを通って延在する複数の整合して垂直に離間し、水平に延在するケーブル貫通孔を画定する、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項11】

前記アセンブリは、前記水平に延在するケーブル貫通孔を通って延在する複数のケーブルを更に含む、請求項１０に記載のアセンブリ。

【請求項12】

前記ネジ付きロッドの上部は雌ネジ付きロッド孔を有し、前記アセンブリは、前記雌ネジ付きロッド孔内に螺合可能に受領されたネジ付属支持ロッドを更に含む、請求項２に記載のアセンブリ。

【請求項13】

前記手摺と前記アンカー・ベースプレートとの間に配列されたシム板を更に含む、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項14】

前記手摺は、細長いＵ字形支持チャネルを含む、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項15】

前記ネジ付き機械的締結具は、ボルトを含む、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項16】

前記アンカー・ベースプレートは非ネジベースプレート孔を有し、前記細長い柱は、前記非ネジベースプレート孔内に受領された、低減した直径の首部を有する、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項17】

構造を更に含み、前記細長い柱は前記構造を貫通する、請求項１に記載のアセンブリ。

【請求項18】

アンカー・ベースプレートであって、
ベースプレート上部表面と、
ベースプレート底部表面と、
前記ベースプレート底部表面から外方に突出するように、前記アンカー・ベースプレートに結合された細長い柱と、
前記ベースプレート上部表面から前記細長い柱の中に延在するアンカー貫通孔であって、前記細長い柱を通過するアンカー貫通孔と、
前記細長い柱から離間した複数の補助貫通穴とを含む、アンカー・ベースプレートと、
手摺と、
前記アンカー貫通孔を介して前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するネジ付き機械的締結具であって、前記ネジ付き機械的締結具の全長に延在する完全な貫通孔を画定し、それにより、前記完全な貫通孔及び前記アンカー貫通孔が合体して連続した経路を生み出す、ネジ付き機械締結具とを含む、アセンブリ。

【請求項19】

前記完全な貫通孔を通過する線を更に含む、請求項１８に記載のアセンブリ。

【請求項20】

概ね截頭ピラミッド形状を有するアンカー・ベースプレートであって、
ベースプレート上部表面と、
ベースプレート底部表面と、
前記ベースプレート上部表面と前記ベースプレート底部表面との間に延在する４つの傾斜した側壁であって、前記４つの傾斜した側壁のそれぞれは、それぞれの凹んだ切欠き、及び前記それぞれの凹んだ切欠きから前記ベースプレート底部表面に延在するそれぞれの切欠き貫通孔を有する、４つの傾斜した側壁と、
一部が前記ベースプレート上部表面から前記ベースプレート底部表面に向かって延在するネジ付き盲孔とを含む、アンカー・ベースプレートと、
手摺と、
前記手摺を前記ネジ付き盲孔に締結するネジ付き機械的締結具とを含む、アセンブリ。

【請求項21】

アンカー・ベースプレートであって、
ベースプレート上部表面と、
ベースプレート底部表面と、
前記ベースプレート上部表面に取り付けられたネジ付き柱と、
前記ネジ付き柱から離間した複数の補助穴とを含む、アンカー・ベースプレートと、
前記ネジ付き柱と螺合可能に係合する底部ネジ付き孔を含む手摺とを含む、アセンブリ。

【請求項22】

前記手摺は、上部ネジ付き孔を更に含み、前記アセンブリは、前記上部ネジ付き孔内に受領される機械的締結具を介して前記手摺に取り付けられた上レールを更に含む、請求項２１に記載のアセンブリ。

【請求項23】

アンカー・ベースプレートであって、
ベースプレート上部表面と、
ベースプレート底部表面と、
ベースプレート貫通孔と、
上方を向いたネジ付き盲孔及び下方を向いたネジ付き盲孔を画定する柱であって、前記下方を向いたネジ付き盲孔が前記ベースプレート貫通孔上に整合した状態で、前記ベースプレート上部表面に取り付けられる、柱と、
前記柱から離間した複数の補助穴とを含む、アンカー・ベースプレートと、
手摺と、
前記上方を向いたネジ付き盲孔を介して前記手摺を前記アンカー・ベースプレートに締結するネジ付き機械的締結具とを含む、アセンブリ。

【手続補正書】

【提出日】2024-11-13

【手続補正1】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００３１

【補正方法】変更

【補正の内容】

【0031】

【図1】本発明を具現化するアンカー及びレールアセンブリに利用されたアンカー・ベースプレートの第１の実施形態の上側面斜視図である。

【図2】図１に示されたアンカー・ベースプレートの底側面斜視図である。

【図3】ルーフデッキ上に装着された複数の連続して配置されたアンカー・ベースプレートを利用し、その中にガラスレールが装着されるＵ字形チャネル又は靴をそれぞれが有する複数の離間した細長いレールをそれに固着する、本発明を具現化するアンカー及びレールアセンブリの第１の実施形態の断片的に示された斜視図である。

【図4a】図３に示されたＵ字形靴及びルーフデッキに対する位置関係で図４ａに示されたアンカー・ベースプレート及びシム板を含む、アンカー及びレールアセンブリの分解側断面図であり、アンカー・ベースプレート膜及び屋根膜を含むそれに関連した屋根水切り、並びにそれと共に利用する締結手段を更に示す。

【図4b】アンカー・ベースプレート及びレールの高さを調節するためにその上の中心に置かれた任意のシム板の平面図である。

【図4c】それによってガラスレールがそのＵ字形靴を介して屋根に固着されるルーフデッキ上に完全に装着された状態における、図４ｂに示されたアンカー及びレールアセンブリの側断面図であり、それと共に利用される水切り材料、締結具及び接着剤の使用も示す。

【図5a】図４ｂと同程度のアンカー及びレールアセンブリの第２の実施形態の分解側断面図であるが、低減した幅の首部を備えた雌ネジ付き柱を有するアンカー・ベースプレートを示す。

【図5b】図４ｃと同程度の完全に装着された状態の本発明の第２の実施形態の側断面図であるが、アンカー・ベースプレートの中心孔内に着座した低減した幅の首部を備えた雌ネジ付き柱の使用を示す。

【図6a】図４ｂ及び５ａに示された図と同程度のアンカー及びレールアセンブリの第３の実施形態の分解側断面図であるが、雄ネジ付き柱を有するアンカー・ベースプレートを示す。

【図6b】図４ｃ及び５ｂの図と同程度の完全に装着された状態のアンカー及びレールアセンブリの第３の実施形態の側断面図であるが、ナット及びワッシャを介してアンカー・ベースプレートをルーフデッキの下からルーフデッキに固定する一部が雄ネジ付きの柱を示す。

【図7a】アンカー・ベース・プラットフォーム及びルーフデッキのそれぞれに対して、ずれて挙上した配置で屋根付属構造を支持するために、本発明を具現化するアンカー及びレールアセンブリ付属ユニットの斜視図である。

【図7b】図６ｂに類似した側断面図であるが、ルーフデッキの上に離間して挙上した位置でアンカー・ベースプレート内の中心穴からずれた、ガラスレール及びそれを支持する靴を支持する付属ユニット示す。

【図7c】図７ａに類似したアンカー及びレールアセンブリ付属ユニットを断片的に示された正面立面図であるが、線ケーブルフェンスのための端部柱の形である。

【図7d】図６ｂに示された型のアンカー・プレートアセンブリ上に完全に装着された位置に示された、図７ｃに示された付属ユニットの側断面図である。

【図8a】それぞれが凹んだ貫通孔空洞と関連したキャップ、ラグボルト、及びワッシャの利用を分解図で示す、本発明を具現化するアンカー及びレールアセンブリの第４の実施形態の上側面斜視図である。

【図8b】図８ａに示されたアンカー及びレールアセンブリの平面図である。

【図8c】図８ａに示されたアンカー及びレールアセンブリの側面図である。

【図8d】アンカー及びレールアセンブリの第４の実施形態の部分分解側断面図である。

【図8e】ガラスレールをアンカー・ベースプレートに固着することを示し、屋根水切り材料、締結具、及びそれと共に利用した接着剤の使用を更に示す、完全に装着された状態のアンカー及びレールアセンブリの第４の実施形態の側断面図である。

【図9a】本発明の第５の実施形態による、組み合わせた皿ネジアンカー及び締結具アセンブリの側立面図である。

【図9b】図９ａに示された皿ネジアセンブリの一部が断面の側立面図である。

【図9c】図９ａ及び９ｂに示された皿ネジのアンカー・フランジ・アセンブリの平面図である。

【図9d】図９ｂに類似した皿ネジアセンブリの一部が断面の側立面図であるが、マイナスドライバーポートの任意の提供を示す。

【図9e】図９ｄに示された皿ネジアンカー・フランジ・アセンブリの平面図である。

【図9f】図９ｂに類似した皿ネジアセンブリの一部が断面の側立面図であるが、アレンキーポートの任意の提供を示す。

【図9g】図９ｆに示された皿ネジアセンブリの平面図である。

【図9h】本発明の第６の実施形態による、組み合わせた六角頭ネジアンカー及び締結具アセンブリの側立面図である。

【図9i】図９ｈに示された六角頭ネジアンカーアセンブリの一部が断面の側立面図である。

【図9j】図９ｈに示された六角頭ネジアンカーアセンブリの一部が断面の平面図である。

【図10a】アンカー及びレールアセンブリが、屋外及び屋内の両方の適用を意図した木製手摺を支持するために利用される、盲孔を有する一部がネジ付きの雄ネジ下部中心柱を備えたアンカー・ベースプレートを有する、本発明の第７の実施形態の部分分解側断面図である。

【図10b】アンカー・ベースプレートは、配置が特に屋内の適用を意図する盲孔よりむしろ貫通孔を有し、そこから従属する柱を有することを除いて、図１０ａに類似した本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図である。

【図10c】手摺がその上端に形成されたアレンキーポートを有する、軸方向に配置された中心に配列されたネジ付きロッドを備え、アンカー・ベースプレート柱が平滑な外部表面を有し、２つの合板デッキ内に形成されたカップ形状の空洞内に装着されることを除いて、図１０ａに類似した本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図である。

【図10d】手摺が、その底端内に螺合可能に受領された図９ａに示された型の軸方向に配置された皿ネジアンカー、及び２つの合板デッキ内に形成されたカップ形状の空洞内に装着される平滑な外部表面を有する、アンカー・ベースプレート柱を備えることを除いて、図１０ａに類似した本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図である。

【図10e】アレンキーポートが手摺の代わりにアンカー・ベースプレートの盲孔内に提供され、支持構造が金属パネルであることを除いて、図１０ｃ及び１０ｄに類似した本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図である。

【図10f】図１０ｃ及び１０ｂと同程度の本発明の更なる実施形態の部分分解側断面図であるが、木製手摺の代わりに中空金属手摺の実施形態を示す。

【図10g】異なる型の金属手摺を使用することを除いて、図１０ｉに類似した部分分解側断面図である。

【図10h】図９ａに示された型のフランジ付きネジアンカーが、アンカー・ベースプレート及び柱アセンブリの代わりに利用されることを除いて、図１０ｃに類似した部分分解側断面図である。

【図10i】図９ｈに示された型の六角頭フランジ付きネジアンカーが利用されることを除いて、図１０ｈに類似した部分分解側断面図である。

【図10j】ネジアンカーの六角形状頭部の上に受領可能な修正されたワッシャが利用されることを除いて、図１０ｉに類似した部分分解側断面図である。

【図10k】図１０ｃに示された型の手摺を支持するために使用される、図８ｅに示された型のアンカー及びレールアセンブリを示す、更なる実施形態の側断面図である。

【図11a】手摺は、複数の離間した水平に延在するケーブルを支持するために、複数の離間した横方向に延在する貫通孔を有する、軸方向に延在するネジ付きロッドを備えた、本発明の第８の実施形態の側断面図である。

【図11b】その１１ｂ－１１ｂ線に沿って切り取った、図１１ａに示された実施形態の側断面図である。

【図11c】図１１ａの実施形態の分解側断面図である。

【図11d】全ての離間した横方向に延在する貫通孔は、離間した手摺の間及び手摺を通って延在するケーブルを螺合されて示されている、図１１ａの実施形態の２つの利用を描く。

【図12a】図１１ａの実施形態に類似した側断面図であるが、この場合、手摺はその上端にネジ付きポートを含み、その中に第２のネジ付きロッドが螺合され、又は別法として取り付けられてもよい。

【図12b】その１２ｂ－１２ｂ線に沿って切り取った、図１２ａに示された実施形態の側断面図である。

【図13a】図１２ａに類似しているが、全長通過として働く中空ネジ付きロッドを利用する実施形態の側断面図である。

【図13b】その１４ｂ－１４ｂ線に沿って切り取った、図１３ａに示された実施形態の側断面図である。

【図14a】手摺の上部及び底部がそれぞれスピンドル状延長部を備えることを除いて、図１１ａに類似した側断面図である。

【図14b】その１５ｂ－１５ｂ線に沿って切り取った、図１４ａに示された実施形態の側断面図である。

【図15a】図１１ａに類似した側断面図であるが、修正された手摺を支持することを示すアンカー・ベースプレートに取り付けられた円柱の異なる配置を示す。

【図15b】図１５ａに類似した側断面図であるが、ネジ付き鋲を介してアンカー・ベースプレートに取り付けられた修正された円柱、及びその両端に雌ネジ付き孔を含むネジ付きロッドを有する修正された手摺の２つの更なる配置を示す。

【外国語明細書】