(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025016842
(43)【公開日】2025-02-05
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20250129BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20250129BHJP
【FI】
G09F9/30 398
G09F9/00 336F
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023119571
(22)【出願日】2023-07-24
(71)【出願人】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】倉品 光
(72)【発明者】
【氏名】赤川 祐太
【テーマコード(参考)】
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA01
5C094AA43
5C094BA27
5C094BA43
5C094CA14
5C094ED01
5C094ED13
5C094FA02
5C094FB01
5C094HA05
5G435AA01
5G435AA17
5G435BB05
5G435BB12
5G435DD04
5G435FF06
5G435HH02
5G435KK05
5G435LL17
(57)【要約】
【課題】部品点数の増加を抑えつつも、インジケータ表示部を拡散光によって照明することができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、光源用基板2に実装された光源2aによって照明されるインジケータ表示部121と、光源2aが発した光をインジケータ表示部121に案内し、透光性を有する光ガイド部3aと、を備える。光ガイド部3aは、光源2aを囲む筒状部3bと、筒状部3bと一体に形成されてインジケータ表示部121と対向する対向壁部3cと、を有する。表示装置は、光ガイド部3aが光拡散機能を有する材料により形成されているという条件と、光ガイド部3aに光拡散処理が施されているという条件の少なくともいずれかの条件を満たす。
【選択図】
図19
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源が実装された光源用基板と、
前記光源によって照明されるインジケータ表示部と、
前記光源と前記インジケータ表示部の間に位置し、前記光源が発した光を前記インジケータ表示部に案内し、透光性を有する光ガイド部と、を備え、
前記光ガイド部は、前記光源を囲む筒状部と、前記筒状部と一体に形成されて前記インジケータ表示部と対向する対向壁部と、を有し、
前記光ガイド部が光拡散機能を有する材料により形成されているという条件と、前記光ガイド部に光拡散処理が施されているという条件の少なくともいずれかの条件を満たす、
表示装置。
【請求項2】
前記光ガイド部は、乳白色の樹脂材で形成されていることによって前記光拡散機能を有する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記光ガイド部は、前記光源用基板の前方に配置される光源用カバーの一部であって、前記光源用カバーと一体である、
請求項1又は2に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、光源によって照明されるインジケータ表示部(
図2に示す第1のインジケータ表示部41aを参照)を備える表示装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の表示装置では、インジケータ表示部を均一に発光させるために、光源とインジケータ表示部の間に光拡散板を設けることがある。しかしながら、光を拡散させるための専用部品として光拡散板を用いれば、部品点数の増加に繋がる虞がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、部品点数の増加を抑えつつも、インジケータ表示部を拡散光によって照明することができる表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係る表示装置は、
光源が実装された光源用基板と、
前記光源によって照明されるインジケータ表示部と、
前記光源と前記インジケータ表示部の間に位置し、前記光源が発した光を前記インジケータ表示部に案内し、透光性を有する光ガイド部と、を備え、
前記光ガイド部は、前記光源を囲む筒状部と、前記筒状部と一体に形成されて前記インジケータ表示部と対向する対向壁部と、を有し、
前記光ガイド部が光拡散機能を有する材料により形成されているという条件と、前記光ガイド部に光拡散処理が施されているという条件の少なくともいずれかの条件を満たす。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、部品点数の増加を抑えつつも、インジケータ表示部を拡散光によって照明することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示の一実施形態に係る表示装置とダッシュボードの関係を示す図。
【
図2】同上実施形態に係る表示装置を前方から見た図。
【
図4】同上実施形態に係る支持体を基板収容部の側から見た斜視図。
【
図5】同上実施形態に係る表示装置の
図2に示すA-A線での概略断面図。
【
図6】同上実施形態に係る表示装置の
図2に示すB-B線での概略断面図。
【
図7】同上実施形態に係る表示装置の
図2に示すC-C線での概略断面図をダッシュボードと共に表した図。
【
図9】同上実施形態に係るケースの下側から見た斜視図であって、主に係止部を説明するための図。
【
図10】同上実施形態に係るカバー部、ケース及び回路基板を下側から見た斜視図。
【
図11】同上実施形態に係る発音体及びケースの斜視図。
【
図12】同上実施形態に係る表示部及び立壁部に関する、
図3に示すD-D線での概略断面図。
【
図14】同上実施形態に係る支持体を後側から見た斜視図。
【
図15】同上実施形態に係る回路基板を上側から見た斜視図。
【
図16】同上実施形態に係る立壁部の一部を前側から見た平面図。
【
図17】
図16に示す立壁部に固定テープを配置した状態を示す図。
【
図18】同上実施形態に係る光源用基板、光源用カバー、センサ用基板及びセンサ用カバーの分解斜視図。
【
図19】同上実施形態に係る光源用基板及びセンサ用基板の各近傍部の概略断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0010】
表示装置100は、例えば車両用表示装置であり、
図1に示すように、車両のダッシュボード1に設けられ、車両に関連する情報をユーザに報知する。当該情報は、車両自体の情報(例えばメータに関する情報)だけでなく、車両の外部の情報を含んでいてもよい。
【0011】
表示装置100は、
図1~
図15に示すように、表示部10と、支持体20と、回路基板30と、可撓性部材40と、配線50と、導電部材60と、発音体70と、ケース80と、カバー部材としてのロアカバー90と、を備える。なお、
図5~
図7では、図面の見やすさを考慮して断面を示すハッチングを省略した。
【0012】
適宜の図で、表示装置100を説明する際の方向として、前方Fd、後方Bd、上方Ud、下方Ddを示した。例えば、表示部10の前方は、表示部10が画像を表示する方向であり、表示部10に対して当該画像を視認するユーザの方向である。
【0013】
表示部10は、画像を表示するディスプレイ11と、カバーガラス12と、を備える。本実施形態では、ディスプレイ11及びカバーガラス12の各々は、ユーザにとっての左右方向に長尺の略矩形状に形成されている。
【0014】
ディスプレイ11は、例えば、液晶パネルと、液晶パネルを背後から照明するバックライトユニットと、液晶パネル及びバックライトユニットを収容する金属製のベゼルと、を備える液晶ディスプレイから構成される。なお、ディスプレイ11は、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から構成されてもよい。
【0015】
カバーガラス12は、有機又は無機ガラスからなり、
図12に示すように、透明接着層13を介してディスプレイ11の前面に固定される。カバーガラス12は、ディスプレイ11による画像が透過する透過領域12aを含む。例えば、カバーガラス12の透過領域12a以外の領域には、ディスプレイ11の画像表示領域を区画する、黒色等の有色層が形成されている。
【0016】
この実施形態では、
図2に示すように、カバーガラス12の前面(具体的には、透過領域12aの前面)が、表示部10の表示面10aである。なお、この例に限らず、表示面10aは、表示部10の画像を表示する部分のうち、最前面であればよい。表示部10は、
図1、
図7に示すように、ダッシュボード1から露出する表示面10a(透過領域12a)を有し、表示面10aに画像を表示する。
【0017】
図7に示すように、ダッシュボード1において、前方部1aは表示部10の前方に位置する部分であり、後方部1bは表示部10の後方に位置する部分である。後方部1bは、前方部1aよりも図示せぬ車両のフロントガラスにより近い。本実施形態では、前方部1aと、前方部1aよりも上方に位置する後方部1bとの間に表示部10が位置し、表示面10aがダッシュボード1から露出する。
【0018】
支持体20は、主に
図3に示すように、カバー部21と、立壁部22と、を備える。この実施形態では、カバー部21と、立壁部22の一部とが金属で一体に形成される。
【0019】
カバー部21は、ダッシュボード1の中に位置して回路基板30を上方から覆う。カバー部21は、
図3又は
図4に示すように、上壁部210と、外周壁211と、基板収容部212と、を備える。さらに、カバー部21は、
図14に示す屋根部213を備える。
【0020】
上壁部210は、カバー部21のうち、上下方向において回路基板30と対向する部分である。上壁部210は、回路基板30に向かって凹む凹部210aを有する。
【0021】
凹部210aは、
図4に示すように、凹部210aの下面210bから回路基板30に向かって隆起する第1隆起部U1及び第2隆起部U2を有する。
図5に示すように、第1隆起部U1には第1熱伝導シートT1が設けられ、第2隆起部U2には第2熱伝導シートT2が設けられる。
【0022】
外周壁211は、上壁部210の外縁から回路基板30に向かって設けられ、回路基板30の端面を囲む。
図3に示すように、外周壁211の下方には、段部が設けられている。外周壁211は、この段部によって回路基板30の端面を囲む。
【0023】
この実施形態では、回路基板30を四方から囲む外周壁211のうち、最も前方に位置する部分を側壁部211aとする。側壁部211aは、後述の配線保護部85と対向する。側壁部211aには、配線50の一部が通る切り欠き211bが形成されている。
【0024】
基板収容部212は、カバー部21の下側において回路基板30を収容する。具体的に、基板収容部212は、外周壁211の段部の下側を含む部分である。
【0025】
図14に示す屋根部213は、後述のように、車両のワイヤハーネスと接続されるコネクタC3(
図15参照)を上方から覆う。
【0026】
立壁部22は、カバー部21に対して上方に立ち、表示部10を支持する。表示部10は、立壁部22の前側に固定されることで、立壁部22に支持される。立壁部22は、
図12に示すように、ディスプレイ11の背後に位置する主板部220と、主板部220の周縁からカバーガラス12に向かって迫り出す額縁部221と、を有する。ディスプレイ11は、立壁部22のうち、主板部220と額縁部221によって囲まれる室内に位置する。例えば、額縁部221の外周形状は、カバーガラス12の外周形状と略一致(丁度一致も含む)するように形成されている。したがって、立壁部22もユーザにとっての左右方向に長尺の略矩形状に形成されている。なお、
図12は、表示部10及び立壁部22に関する、
図3に示すD-D線での概略断面図である。
【0027】
また、
図16に示すように、立壁部22は、「隆起部」として、第1隆起部223及び第2隆起部224をさらに有する。例えば、第1隆起部223及び第2隆起部224の前面と、額縁部221の前面とは、面一である。
図16は、立壁部22の一部(右側の一部領域)を前側から見た平面図である。ここで、額縁部221は、各辺に相当する4つの部分を有するが、
図16においては、左右方向(第1の方向の一例)に延びる「第1部分」としての第1-1部分221a及び第1-2部分221bと、上下方向(第2の方向の一例)に延びる第2部分221cと、の計3つの部分が示されている。なお、
図16で示されていない立壁部22の左側の部分にも、第2部分221cと同様に上下方向に延びる部分がある。
【0028】
第1隆起部223は、第2部分221c(額縁部221)の内側に位置して額縁部221と繋がり、主板部220から前方に向かって(カバーガラス12)に向かって隆起する。第2隆起部224は、第1-2部分221b(額縁部221)の内側に位置して額縁部221と繋がり、主板部220から前方に向かって(カバーガラス12)に向かって隆起する。なお、
図16で示されていない立壁部22の左側の部分にも、第1隆起部223及び第2隆起部224と同様な構成が設けられる。
【0029】
主板部220には、ディスプレイ11に向かって突起する複数の凸部222が設けられている。凸部222は、例えば、円盤状をなし、そのディスプレイ11に向く前面が平坦に形成されている。そして、
図12に示すように、ディスプレイ11の後面(具体的には、前述のベゼルの後面)と、複数の凸部222の間には隙間が生じる。
【0030】
ここで、立壁部22は、
図13に分解して示す、金属部22mと、樹脂部22rとを有する。立壁部22は、インサート成形により一体成形された金属部22m及び樹脂部22rによって構成される。
【0031】
前述の主板部220は、金属部22mの一部である金属主板部220mと、樹脂部22rの一部である樹脂主板部220rと、を備える。本実施形態の金属主板部220mは、ディスプレイ11の後面の全てを、後方から覆う。そして、
図13、
図14に示すように、樹脂主板部220rは、金属主板部220mの後側の上部領域に形成される。前述の複数の凸部222は、金属主板部220mに設けられている。
【0032】
前述の額縁部221は、金属部22mの一部である金属額縁部221mと、樹脂部22rの一部である樹脂額縁部221rと、を備える。樹脂額縁部221rは、樹脂主板部220rよりも下方に延びる一対の脚状部分を有して略U字状に形成されている。一方で、金属額縁部221mは、金属主板部220mの下方部に沿って略U字状に形成されている。金属額縁部221mと、金属額縁部221mの上方の樹脂額縁部221rとの組み合わせによって、囲い形状の額縁部221が構成される。
【0033】
図16に示すように、第1隆起部223は、金属部22mの一部である金属隆起部223mと、樹脂部22rの一部である樹脂隆起部223rと、を備える。なお、
図16において、樹脂隆起部223r及び樹脂額縁部221rには、ドットで着色を施している。前述の第1-1部分221aは、樹脂額縁部221rの一部である。第1-2部分221bは、金属額縁部221mの一部である。第2部分221cは、樹脂額縁部221rの一部と、金属額縁部221mの一部から構成される。樹脂隆起部223rは、第2部分221cのうち、樹脂額縁部221rで構成される箇所と一体に形成されている。金属隆起部223mは、金属主板部220mと一体に形成されると共に、樹脂隆起部223rを囲む囲み形状をなす。金属隆起部223mは、例えばU字状をなし、その中の窪み部分にインサート成形の過程で樹脂が充填されることで、樹脂隆起部223rと一体となって第1隆起部223を構成する。この構成により、仮に第1隆起部223の全部を樹脂で成形した場合に比べて、樹脂隆起部223rと隣接する樹脂額縁部221rの箇所に、ヒケが発生することを抑制できる。一方、第2隆起部224は、金属部22mの一部であると共に、金属主板部220mと一体に形成されている。
【0034】
図12に示すように、カバーガラス12の後面(具体的には、カバーガラス12の外端部の後面)は、額縁部221(具体的には、額縁部221の前端)に接着固定されている。本実施形態では、カバーガラス12の後面は、固定テープ25によって額縁部221に接着固定されている。例えば、固定テープ25は、カバーガラス12と額縁部221の略全周にわたって設けられる両面テープである。
【0035】
図17は、
図16に示す立壁部22に固定テープ25を配置した状態を示す。ここで、固定テープ25は、額縁部221の各辺に対応して4つ設けられるが、
図17においては、「第1固定テープ」としての第1-1固定テープ25a及び第1-2固定テープ25bと、第2固定テープ25cと、の計3つが示されている。第1-1固定テープ25aは、第1-1部分221aとカバーガラス12の後面との間に位置する。第1-2固定テープ25bは、第1-2部分221bとカバーガラス12の後面との間に位置する。第2固定テープ25cは、第2部分221cとカバーガラス12の後面との間に位置する。なお、
図17で示されていない立壁部22の左側の部分にも、第2固定テープ25cと同様に上下方向に延びる固定テープがある。
【0036】
なお、これらの固定テープ25(第1-1固定テープ25a、第1-2固定テープ25b、第2固定テープ25c)は、両面テープに限られず、テープが含む帯状の基材の少なくとも一方の面に接着層または粘着層が設けられたテープであればよく、基材の他方の面にはパッキン等の緩衝材が設けられていてもよい。
【0037】
つまり、第1固定テープ(第1-1固定テープ25a、第1-2固定テープ25b)は、第1部分(第1-1部分221a、第1-2部分221b)とカバーガラス12の後面との少なくとも一方に固定される。また、第2固定テープ25cは、第2部分221cとカバーガラス12の後面との少なくとも一方に固定される。
【0038】
図17に示すように、第1-1固定テープ25aの一端(右端)と、第2固定テープ25cの一端(上端)とは、互いの間に隙間GP1が形成された状態で第1隆起部223の上に位置する。また、第1-2固定テープ25bの一端(右端)と、第2固定テープ25cの一端(下端)とは、互いの間に隙間GP2が形成された状態で第2隆起部224の上に位置する。そして、隙間GP1,GP2は、それぞれ、曲折した通路状である。ここで、曲折した通路状とは、立壁部22の外縁(額縁部221の外縁)から立壁部22の内部に向かう通路(隙間)が一直線状ではなく、少なくとも1回は折れ曲がっている形状を言う。このように、隙間GP1,GP2を曲折した通路状とすることで、水、塵などの異物が装置内部(立壁部22の内部)に入り込むことを抑制することができる。
【0039】
また、
図16に示すように、第1隆起部223は、額縁部221の第2部分221cよりも幅(左右方向の長さ)が広い。第2隆起部224は、額縁部221の第1-2部分221bよりも幅(上下方向の長さ)が広い。このように、拡幅した部分を設けることで、隣り合う固定テープ25の間に、曲折した通路状の隙間GP1,GP2を形成する領域を確保することができる。
【0040】
また、第1隆起部223は、ダッシュボード1の上方に位置する。つまり、第1隆起部223は、後述の仮想線V(
図14)の上に位置する。これにより、ユーザに視認される箇所において、前述のようにヒケが発生することを抑制でき、外観品質を保つことができる。一方、第2隆起部224は、ダッシュボード1の下方に位置し、前述のように金属部22mの一部として形成される。
【0041】
また、ディスプレイ11の後面(具体的には、前述のベゼルの後面)は、主板部220(具体的には、金属主板部220m)に接着固定されている。具体的に、ディスプレイ11の後面と、金属主板部220mに設けられた複数の凸部222との間に生じる隙間に充填された接着剤26によって、ディスプレイ11の後面(具体的には、前述のベゼルの後面)は、主板部220(具体的には、金属主板部220m)に接着固定されている。なお、固定テープ25及び接着剤26の各々は、周知の構成から適切な素材が採用される。
【0042】
図7に示すように、立壁部22のうち、ダッシュボード1(具体的には、後方部1b)から露出する部分は、樹脂部22rで形成されている。ここで、
図14に示す仮想線Vは、立壁部22のうち、ダッシュボード1の後方部1bの上方に位置する部分と、後方部1bの下方に位置する部分の境界の一例を示す。
図14から分かるように、樹脂部22rは、ダッシュボード1の上方に位置する上方部22r1と、ダッシュボード1の下方に位置する下方部22r2と、を有する。下方部22r2には、ダッシュボード1(具体的には、後方部1b)に固定される固定部材(図示せず)と係合する係合部27が設けられている、本実施形態では、係合部27は、一対設けられ、それぞれがL字のフック状に形成される。立壁部22は、係合部27と係合する前記固定部材により、ダッシュボード1の後方部1bに支持される。なお、係合部27及び前記固定部材は、掛止、嵌合などの任意の機構で互いに係合されればよく、各々の形状も任意である。
【0043】
立壁部22は、カバー部21の上壁部210の後端に設けられた連結部23によってカバー部21と連結されている。この実施形態では、カバー部21と、立壁部22の金属部22mと、連結部23とは、金属で一体に形成されている。
【0044】
回路基板30は、表示装置100の動作を制御する制御部(例えばマイクロコントローラ)、及び、その他の電子部品が実装されたPCB(Printed Circuit Board)である。回路基板30は、カバー部21の基板収容部212に、図示せぬビス等で固定される。以下では、回路基板30において回路素子が実装可能な2つの面のうち、上方に向く面を主面30aと呼び、下方に向く面を下面30bと呼ぶ。
【0045】
図4に、基板収容部212に収容された回路基板30を破線で示す。
図4から理解されるように、回路基板30は、主面30aの外縁のうち、多くの部分が基板収容部212と面接触する。つまり、主面30aの外縁の少なくとも一部が基板収容部212と面接触する。
【0046】
図5に示すように、カバー部21と、回路基板30に実装された回路素子(第1回路素子S1、第2回路素子S2)との間に熱伝導シート(第1熱伝導シートT1、第2熱伝導シートT2)が設けられている。具体的に、回路素子として、主面30aには、互いに高さが異なるIC(Integrated Circuit)である第1回路素子S1及び第2回路素子S2が実装されている。例えば、第1回路素子S1はGDC(Graphics Display Controller)であり、第2回路素子S2はマイクロコントローラである。第1回路素子S1は、第1隆起部U1に設けられた第1熱伝導シートT1に当接する。第2回路素子S2は、第2隆起部U2に設けられた第2熱伝導シートT2に当接する。本実施形態では、第1熱伝導シートT1と第2熱伝導シートT2の厚さは同じである。
【0047】
ここで、第1熱伝導シートT1と第2熱伝導シートT2の厚さをtとし、第1回路素子S1の高さをh1、第2回路素子S12の高さをh2、第1隆起部U1の厚さ(隆起した高さ)をd1、第2隆起部U2の厚さ(隆起した高さ)をd2とすると、h1+t+d1=h2+t+d2が成り立つ。第1隆起部U1と第2隆起部U2をこのように設定することで、第1熱伝導シートT1と第2熱伝導シートT2に、同じシートを用いることができる。
【0048】
回路基板30は、可撓性部材40によって表示部10と電気的に接続される。可撓性部材40は、FPC(Flexible Printed Circuits)又はFFC(Flexible Flat Cable)から構成され、表示部10のディスプレイ11と回路基板30とを電気的に接続する。
図5に示すように、下面30bの後端部には、ディスプレイ11から延びる可撓性部材40がコネクタC1を介して接続される。ここで、支持体20における立壁部22とカバー部21の間には、表示部10(具体的にはディスプレイ11)と回路基板30を電気的に接続する可撓性部材40を通す挿通孔24が形成されている。挿通孔24は、ディスプレイ11の下方に設けられている。また、回路基板30において、挿通孔24と対向する位置には、貫通孔31が形成されている。一端がディスプレイ11と電気的に接続された可撓性部材40は、挿通孔24及び貫通孔31を通り、他端がコネクタC1を介して回路基板30の下面30bと電気的に接続される。本実施形態では、図示しないが可撓性部材40は2つあり、したがって、挿通孔24及び貫通孔31は、
図4に示すように、2組ある。
【0049】
回路基板30は、配線50によって発音体70と電気的に接続される。
図6に示すように、回路基板30の下面30bの前端部には、発音体70から延びる配線50がコネクタC2を介して接続される。
【0050】
また、
図15に示すように、回路基板30の主面30aの後端部には、車両のワイヤハーネス(図示せず)と接続されるコネクタC3が実装されている。
【0051】
図7に示すように、回路基板30は、ダッシュボード1の中において表示部10の下方に位置するとともに表示面10aの前方に迫り出している。
【0052】
導電部材60は、
図5に示すように、凹部210aの下面210bと、回路基板30との間に挟まれ、金属等の導電性を有する部材である。具体的に、導電部材60は、下面210bと、回路基板30の主面30aに形成された図示せぬグランドパターンとの間に挟まれ、当該グランドパターンと金属から形成された支持体20とを電気的に接続する。これにより、支持体20、特にカバー部21は、電磁波シールドとして機能する。例えば、導電部材60は、複数設けられている。
【0053】
導電部材60は、例えば、Z状の端子であり、上下方向に弾性を有する。導電部材60の弾性力は、下面210bと回路基板30の各々に働く。これにより、カバー部21にシールド機能を持たせつつ、カバー部21と回路基板30の各々に緩衝性を持たせることができる。
【0054】
発音体70は、
図1に示すように、ダッシュボード1とカバー部21の間に位置する。発音体70は、例えばスピーカであり、前記制御部の制御により音を発する。発音体70は、音を発する部分である発音部71を備え、発音部71が上方に向くようにケース80に設けられている。そして、発音体70は、
図6に示すように、発音部71がケース80から露出して設けられている。発音部71は、スピーカのコーンは勿論、当該コーンの上方に設けられたメッシュ、グリッド、又は、スリット状のスピーカカバーを含んでいてもよい。なお、発音体70は、ブザーであってもよい。
【0055】
発音体70から発せられた音は、ダッシュボード1内の空間を経て、ユーザに到達する。例えば、従来のようにスピーカが筐体の内部に設けられた装置を、ダッシュボード1の中に搭載すると、スピーカから発せられた音は、筐体を通った後に、さらにダッシュボード1を経てユーザに到達する。一方で、本実施形態の表示装置100の構造によれば、発音体70から発せられた音は、ダッシュボード1を経てユーザに到達するため、発音体70が発する音を聴取し易い。
【0056】
ケース80は、
図1等に示すように、カバー部21の上側に固定され、発音体70を収容する。ケース80は、下方に向かって開口する箱状に、周知の樹脂材により形成されている。
【0057】
ケース80は、
図8に示すように、矩形状の主壁部81と、主壁部81の四辺に相当する外縁から下方に向かう外周壁82と、収容部83と、突起部84と、配線保護部85と、フック87と、を備える。
【0058】
主壁部81は、
図7に示すように、上下方向においてダッシュボード1の前方部1aと対向する。外周壁82には、ケース80とカバー部21の間に篭もった熱を放つための放熱スリット82aが形成されている。第1回路素子S1が発した熱は、第1熱伝導シートT1、第1隆起部U1の順でカバー部21へと伝わる。第2回路素子S2が発した熱は、第2熱伝導シートT2、第2隆起部U2の順でカバー部21へと伝わる。放熱スリット82aは、このようにカバー部21へと伝わった熱を外部に放つことができる。
【0059】
収容部83は、主壁部81から下方に向かって、発音体70の形状に合わせて凹む部分である。収容部83は、発音体70のエンクロージャーとして機能する。収容部83は、発音体70の下面と対向する底面83aを有する。
図6に示すように、発音体70の裏側(具体的には、発音体70における発音部71の裏側)は、底面83aに覆われている。つまり、収容部83の底面83aが形成された部分は、発音体70のバックキャビティとして機能する。つまり、発音体70の裏側からは発音体70(の表側)から発せられる音(正相の音波)とは逆位相の音(逆相の音波)が発せられることが考えられるが、仮に発音体70の裏側が底面83aにて覆われていないとすると、当該逆位相の音は底面83aが覆われていないケース80の開放部位を通過して、その後、前記開放部位と連通している(放音孔としての機能を兼ねた)放熱スリット82aを経てケース80外部へと放音される。すると、発音体70(の表側)から発せられる音は前記逆位相の音の影響を受けて、その音圧が低下する(弱められる)ことが考えられるが、本実施形態では発音体70の裏側が底面83aに覆われていることで、前記音圧の低下が抑制される(底面83aの形成される部分が前記バックキャビティとして機能する)ことになる。また、ケース80には、支持部88と、支持部88を囲む囲み壁89と、が形成されている。
図6に示すように、支持部88は、発音体70の下面における外縁を支持する。このように支持部88に支持された発音体70の下面は、収容部83の底面83aと間隔を空けて対向する。囲み壁89は、
図11に示すように、主壁部81から上方に突出すると共に、発音体70の外周を囲むように設けられる。
【0060】
ケース80は、発音体70を固定するための複数のフック87を有する。本実施形態のフック87は、発音体70の形状に合わせて概ね円状に形成された収容部83の円周方向において、等間隔に3つ設けられている。
図8、
図11に示すように、3つのフック87のうち最も前方に位置するフック87は、配線保護部85と繋がる外周壁82に形成された放熱スリット82aに近接して設けられる。
【0061】
複数のフック87の各々は、
図6に示すように、発音体70と当接する傾斜面87aを有し、傾斜面87aで発音体70を底面83aの方向(つまり、下方)に押し付ける(なお、
図6では、1つのフック87のみが表されている)。これにより、発音体70は、支持部88に対して押し付けられ、支持部88に安定して支持される。また、ケース80は、
図8に示すように、発音体70をねじN(
図11参照)で固定するための孔Hを有する。孔Hは、支持部88に形成されている。孔Hは、有底孔であっても貫通孔であってもよい。本実施形態の孔Hは、収容部83の円周方向において等間隔に3つ設けられ、それぞれが収容部83の円周方向において隣り合うフック87の間に設けられている。つまり、発音体70は、フック87及びねじNによりケース80に固定される。
【0062】
突起部84は、主壁部81よりも上方、つまり、ダッシュボード1に向かって突起する。突起部84は、主壁部81の四隅に対応して4つ設けられている。4つの突起部84の各々には、嵌合孔84aが形成されている。
図7に示すように、嵌合孔84aは、ダッシュボード1の前方部1aからケース80に向かって設けられた突出部材1cと嵌まり合う。詳細は図示しないが、突出部材1cは、4つの嵌合孔84aに対応して4つ設けられている。突出部材1cを嵌合孔84aに嵌めることで、ケース80は、ダッシュボード1に固定される。突出部材1cと嵌合孔84aとの嵌合としては、圧入、フック、クリップ等の周知の固定手法を用いることができる。なお、嵌合孔84aは、有底孔であっても貫通孔であってもよい。
【0063】
図6に示すように、配線保護部85は、配線50の一部を保護する。配線保護部85は、外周壁82の下端と連続して形成され、且つ、カバー部21の側壁部211aの一部と対向する。配線50は、発音体70からカバー部21とケース80の隙間Gを通って回路基板30に至る。具体的に、配線保護部85は、配線50のうち隙間Gから回路基板30に向かう部分を覆う。
【0064】
配線保護部85におけるカバー部21の側には、配線50の一部を係止する係止部85a,85bが形成されている。係止部85a,85bは、発音体70から延びる配線50を回路基板30の下面30bへと導く位置に形成されると共に、フック又はクリップ機構によって配線50の一部を係止する。また、
図8に示すように、外周壁82における配線保護部85の上方に位置する部分には、窪み部86が形成されている。この窪み部86の下面にも、
図9に示すように、配線50の一部を係止する係止部86aが形成されている。
【0065】
つまり、ケース80は、発音体70から延びる配線50を、係止部86a、係止部85a、係止部85bの順で係止しつつ、回路基板30の下面30bへと導く。このように導かれた配線50は、
図10に示すように、前述の切り欠き211bを通り、回路基板30の下面30bにコネクタC2を介して接続される。
【0066】
ロアカバー90は、
図5に示すように、支持体20のカバー部21を下方から覆い、カバー部21に取り付けられる。ロアカバー90とカバー部21の間に形成される空間に、回路基板30が位置する。つまり、ここでの概ね凹形状のロアカバー90は回路基板30を収容するように構成される。
【0067】
表示装置100は、カバーガラス12の一部としてのインジケータ表示部121及びセンサ用窓122(
図2参照)に加え、
図18に示すように、光源用基板2と、光源用カバー3と、センサ用基板4と、センサ用カバー5と、をさらに備える。
【0068】
図2に示すように、インジケータ表示部121は表示面10a(透過領域12a)の右側に位置し、センサ用窓122は表示面10aの左側に位置する。インジケータ表示部121及びセンサ用窓122の各々は、カバーガラス12のうち透過する部分によって、例えば円状に形成されている。
【0069】
インジケータ表示部121は、
図18に示すように、PCBからなる光源用基板2に実装された光源2aによって照明され、発光表示を行う。光源2aは、例えばLED(Light-Emitting Diode)から構成される。センサ用窓122は、
図18に示すように、PCBからなるセンサ用基板4に実装された照度センサ4aに外光を取り込むための構成である。光源用基板2及びセンサ用基板4の各々は、回路基板30と電気的に接続されるサブ基板である。回路基板30に実装されたマイクロコントローラの制御により、光源2aは発光し、インジケータ表示部121を照明する。例えば、セキュリティ上の問題などの任意の情報をユーザに報知するために光源2aは発光し、インジケータ表示部121は発光表示を行う。照度センサ4aは、外光の照度を検出する。例えば、マイクロコントローラは、照度センサ4aが検出した照度に応じてディスプレイ11の発光輝度を調整する。
【0070】
光源用カバー3は、光源用基板2の前方に配置され、その外形が光源用基板2と概ね同様に形成される。光源用カバー3は、透光性を有する光ガイド部3aを有する。光ガイド部3aは、光源用カバー3の一部であって、光源用カバー3と一体である。
【0071】
光ガイド部3aは、光源2aとインジケータ表示部121の間に位置し、光源2aが発した光をインジケータ表示部121に案内する。具体的に、光ガイド部3aは、
図18、
図19に示すように、光源2aを囲む筒状部3bと、筒状部3bと一体に形成されてインジケータ表示部121と対向する対向壁部3cと、を有する。
【0072】
このように構成される光ガイド部3aは、(i)光拡散機能を有する材料により形成されているという条件と、(ii)光ガイド部3aに光拡散処理が施されているという条件の少なくともいずれかの条件を満たす。(i)の条件を満たす場合として、例えば、光ガイド部3aは、乳白色の樹脂材で形成されていることによって光拡散機能を有していればよい。これに限らず、光拡散機能を有する材料としては、微粒子ビーズを含んだ透明樹脂材などの公知の材料であってもよい。また、(ii)の条件を満たす場合として、例えば、シボ加工、サンドブラスト加工、ヘアライン加工などの加工により、光ガイド部3aの表面に微細な凹凸を形成する処理が施されていればよい。これにより、光源2aから発せられた光は、筒状部3b及び対向壁部3cで拡散されて、インジケータ表示部121を、ムラが無いあるいは少ない状態で照らすことができる。
【0073】
センサ用カバー5は、センサ用基板4の前方に配置され、その外形がセンサ用基板4と概ね同様に形成される。センサ用カバー5は、前後方向において照度センサ4aと対向する位置に形成された開口部5aと、開口部5aと連通する筒状の部分である入光ガイド5bと、を有する。入光ガイド5bは、照度センサ4aを囲み、センサ用窓122及び開口部5aを通過して入り込む外光を照度センサ4aに案内する。センサ用カバー5は、例えば樹脂により形成される。
【0074】
図18に示すように、光源用基板2には、貫通孔2h1,2h2が形成されている。また、光源用カバー3には、貫通孔3h1,3h2が形成されている。貫通孔2h1と貫通孔3h1は対応し、貫通孔2h2と貫通孔3h2は対応し、それぞれには、立壁部22の主板部220に形成されたピン(図示せず)が通される。これにより、光源用基板2及び光源用カバー3は、立壁部22に対して位置決めされる。また、光源用基板2には嵌合孔2Mが形成され、光源用カバー3には嵌合孔2Mに嵌まる嵌合部3Mが形成されている。嵌合部3Mは、後方に突起する。これにより、光源用基板2に対して光源用カバー3が位置決めされる。
【0075】
また、センサ用基板4には、貫通孔4h1,4h2が形成されている。また、センサ用カバー5には、貫通孔5h1,5h2が形成されている。貫通孔4h1と貫通孔5h1は対応し、貫通孔4h2と貫通孔5h2は対応し、それぞれには、立壁部22の主板部220に形成されたピン(図示せず)が通される。これにより、センサ用基板4及びセンサ用カバー5は、立壁部22に対して位置決めされる。また、センサ用基板4には嵌合孔4Mが形成され、センサ用カバー5には嵌合孔4Mに嵌まる嵌合部5Mが形成されている。嵌合部5Mは、後方に突起する。これにより、センサ用基板4に対してセンサ用カバー5が位置決めされる。
【0076】
図19に示すように、照度センサ4aは、光源2aよりも前方、つまりカバーガラス12の近くに位置する。これにより、照度センサ4aが受光する外光強度が低下することを抑制し、且つ、光源2aが発した光がインジケータ表示部121に達するまでに、当該光を良好に拡散させることができる。例えば、このような照度センサ4a及び光源2aの前後関係は、センサ用基板4及び光源用基板2の各々の支持位置によって定められる。例えば、主板部220における金属主板部220mには、センサ用基板4及び光源用基板2の各々を支える台状の部分が設けられ、この台状の部分の高さが調整されていることで、照度センサ4aが光源2aよりも前方に位置する。なお、カバーガラス12と、光源用カバー3及びセンサ用カバー5の各々との間には、パッキン6が設けられる。
【0077】
以上では、光ガイド部3aが光源用カバー3と一体であり、つまり、光源用カバー3が全体に亘って光拡散性を有する例を説明したが、これに限られない。光源用カバー3のうち、光ガイド部3aの部分にのみ光拡散性を持たせてもよい。例えば、光源用カバー3のうち、光ガイド部3aの部分については光拡散機能を有する材料で形成すると共に、その他の部分については光拡散機能を有さない材料で形成してもよい(例えば、光源用カバー3を二色成形によって作成してもよい)。
【0078】
なお、本発明は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。例えば、支持体20は、全てが金属で形成されていなくともよく、少なくともカバー部21が金属で形成されていればよい。
【0079】
以上に説明した表示装置100は、下記の観点A~Iで述べることができる。
【0080】
(A1)本開示の観点Aに係る表示装置は、
車両のダッシュボードから露出する表示面を有し、前記表示面に画像を表示する表示部と、
前記ダッシュボードの中に位置する回路基板と、
前記ダッシュボードの中に位置して前記回路基板を上方から覆うカバー部、及び、前記カバー部に対して上方に立つ立壁部を有し、前記立壁部で前記表示部を支持する支持体と、
前記ダッシュボードと前記カバー部の間に位置する発音体と、を備える。
この構成によれば、発音体から発せられた音は、ダッシュボードを経てユーザに到達するため、発音体が発する音を聴取し易い。また、発音体がユーザから直接見えないため、外観品質が良好である。
【0081】
(A2)観点Aに係る表示装置は、前記カバー部の上側に固定され、前記発音体を収容するケースをさらに備える。
この構成によれば、発音体をケースに組み付け易い。
【0082】
(A3)前記ケースには、前記ダッシュボードから前記ケースに向かって設けられた突出部材と嵌まり合う嵌合孔が形成されている。
この構成によれば、ケースないしは表示装置をダッシュボードに容易に固定できる。
【0083】
(A4)前記ケースは、
前記ダッシュボードと上下方向において対向する主壁部と、
前記主壁部から下方に向かって凹み、前記発音体を収容する収容部と、
前記主壁部よりも上方に突起する突起部と、を備え、
前記突起部に前記嵌合孔が形成されている。
この構成によれば、ケースないしは表示装置をダッシュボードにより容易に固定できる。
【0084】
(B1)本開示の観点Bに係る表示装置は、
車両のダッシュボードから露出する表示面を有し、前記表示面に画像を表示する表示部と、
前記ダッシュボードの中に位置する回路基板と、
前記ダッシュボードの中に位置して前記回路基板を上方から覆うカバー部、及び、前記カバー部に対して上方に立つ立壁部を有し、前記立壁部で前記表示部を支持する支持体と、
前記ダッシュボードと前記カバー部の間に位置する発音体と、
前記カバー部の上側に固定され、前記発音体を収容するケースと、
前記発音体と前記回路基板とを電気的に接続する配線と、を備え、
前記配線は、前記発音体から前記カバー部と前記ケースの隙間を通って前記回路基板に至り、
前記ケースは、前記配線のうち前記隙間から前記回路基板に向かう部分を覆う配線保護部を有する。
この構成によれば、観点Aと同様に、発音体が発する音を聴取し易く、外観品質が良好である。さらに、配線保護部によって、配線を装置外部から保護することができる。
【0085】
(B2)前記配線保護部における前記カバー部の側には、前記配線の一部を係止する係止部が形成されている。
この構成によれば、配線の処置が容易である。
【0086】
(B3)前記配線は、前記発音体から前記隙間を通って前記回路基板の下面に接続される。
この構成によれば、回路基板の下面を効率良く用いることができる。
【0087】
(B4)前記支持体のうち、少なくとも前記カバー部は金属で形成され、
前記カバー部は、前記配線保護部と対向する側壁部を有し、
前記側壁部には、前記配線の一部が通る切り欠きが形成されている。
この構成によれば、カバー部に電磁波シールド機能を持たせつつ、回路基板への配線の通り道を確保することができる。
【0088】
(C1)本開示の観点Cに係る表示装置は、
車両のダッシュボードから露出する表示面を有し、前記表示面に画像を表示する表示部と、
前記ダッシュボードの中において前記表示部の下方に位置するとともに前記表示面の前方に迫り出し、前記表示部と電気的に接続される回路基板と、を備える。
この構成によれば、ダッシュボードにおける表示部の後方にデッドスペースが生じることを抑制できる。例えば、表示部の後方(つまり、表示部とフロントガラスの間)には、HUD(Head-Up Display)等の装置が設けられる場合があるため、当該後方のスペースを確保することに意味がある。
【0089】
(C2)観点Cに係る表示装置は、前記ダッシュボードの中に位置して前記回路基板を上方から覆うカバー部、及び、前記カバー部に対して上方に立つ立壁部を有し、前記立壁部で前記表示部を支持する支持体をさらに備え、
前記支持体のうち、少なくとも前記カバー部は金属で形成され、
前記カバー部は、前記カバー部の下側において前記回路基板を収容する基板収容部を有し、
前記回路基板は、上方に向く主面を有し、
前記主面の外縁の少なくとも一部が前記基板収容部と面接触する。
この構成により、カバー部と回路基板の隙間を低減することができ、より良好に、カバー部に電磁波シールド機能を発揮させることができる。
【0090】
(C3)前記カバー部は、前記主面と対向する上壁部を有し、
前記上壁部は、前記回路基板に向かって凹む凹部を有する。
この構成により、シールド機能を発揮するカバー部に、放熱用の凹部を確保することができる。
【0091】
(C4)前記凹部は、前記凹部の下面から前記回路基板に向かって隆起する第1隆起部及び第2隆起部を有し、
前記主面には、前記第1隆起部に設けられた第1熱伝導シートに当接する第1回路素子と、前記第2隆起部に設けられた第2熱伝導シートに当接する第2回路素子と、が実装され、
前記第1隆起部と前記第2隆起部とは、前記回路基板までの距離が異なり、
前記第1熱伝導シートと前記第2熱伝導シートの厚さは同じである。
この構成により、第1熱伝導シートと第2熱伝導シートに共通のシートを用いることができる。
【0092】
(C5)観点Cに係る表示装置は、前記凹部の前記下面と、前記回路基板の前記主面に形成されたグランドパターンとの間に挟まれ、弾性を有する導電部材をさらに備え、
前記導電部材の弾性力は、前記下面と前記回路基板の各々に働く。
この構成によれば、カバー部にシールド機能を持たせつつ、カバー部と回路基板の各々に緩衝性を持たせることができる。
【0093】
(C6)前記支持体は、金属で形成され、
前記支持体における前記立壁部と前記カバー部の間には、前記表示部と前記回路基板を電気的に接続する可撓性部材を通す挿通孔が形成されている。
この構成によれば、容易に可撓性部材を保護することができる。なお、「前記支持体は、金属で形成され」とは、支持体の全てが金属で形成されることに限られず、立壁部の一部が樹脂部で形成される態様も含む。
【0094】
(D1)本開示の観点Dに係る表示装置は、
画像を表示する表示部と、
音を発する発音体と、
前記発音体と電気的に接続される回路基板と、
前記回路基板を収容するカバー部材と、
前記発音体を収容する凹状の収容部が形成されたケースと、を備え、
前記発音体の裏側は、前記収容部の底面に覆われている。
この構成によれば、発音体の裏側の構造を、発音体に対するケースの構造で定めることができるため、発音体のバックキャビティ構造が容易に定まる。
表示装置。
【0095】
(D2)前記ケースは、前記発音体を固定するための複数のフックを有する。
この構成によれば、ケースに対する発音体の組付けが容易である。
【0096】
(D3)前記複数のフックの各々は、前記発音体と当接する傾斜面を有し、前記傾斜面で前記発音体を前記底面の方向に押し付ける。
この構成によれば、ケースに対して発音体を安定して固定することができる。
【0097】
(D4)前記ケースは、前記収容部が形成された主壁部と、前記主壁部と繋がる外周壁とを有し、
前記外周壁に放熱スリットが形成されている。
この構成によれば、放熱スリットによってケースの中に篭もる熱を放つことができる。また、前述のように発音体の裏側は収容部の底面によって覆われているため、このように放熱スリットを設けても、発音体による逆相の音波が放熱スリットから外部に漏れることで、正相の音波と干渉して音圧が低下することが抑制される。
【0098】
(D5)前記ケースは、前記発音体をねじで固定するための孔を有する。
この構成によれば、発音体をケースに対し、より強固に固定することができる。
【0099】
(E1)本開示の観点Eに係る表示装置は、
画像を表示する表示部と、
前記表示部と電気的に接続される回路基板と、
前記回路基板を上方から覆うカバー部、及び、前記カバー部に対して上方に立つ立壁部を有し、前記立壁部で前記表示部を支持する支持体と、
前記カバー部の上側に固定されるケースと、を備え、
前記支持体のうち、少なくとも前記カバー部は金属で形成され、
前記ケースに放熱スリットが形成されている。
この構成によれば、回路基板で発生した熱を金属のカバー部を介してケース内に伝え、放熱スリットから外部に放つことができる。したがって、回路基板で発生した熱を外部に良好に放つことができる。
【0100】
(E2)前記ケースの外周壁に前記放熱スリットが形成されている。
この構成によれば、ケースの外周壁以外の領域を有効利用できる。例えば、ケースの主壁部に、上述のように発音体を収容する収容部を形成することができる。
【0101】
(E3)前記カバー部と、前記回路基板に実装された回路素子との間に熱伝導シートが設けられている。
この構成によれば、回路基板で発生した熱を、カバー部に効率よく伝えることができる。
【0102】
(F1)本開示の観点Fに係る表示装置は、
画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに固定され、前記画像が透過する透過領域を含むカバーガラスと、を有する表示部と、
前記ディスプレイと電気的に接続される回路基板と、
前記回路基板を上方から覆うカバー部、及び、前記カバー部に対して上方に立つ立壁部を有し、前記立壁部で前記表示部を支持する支持体と、を備え、
前記立壁部は、主板部と、前記主板部の周縁から前記カバーガラスに向かって迫り出す額縁部と、を有し、
前記ディスプレイは、前記立壁部のうち、前記主板部と前記額縁部によって囲まれる室内に位置し、
前記カバーガラスの後面は、前記額縁部に接着固定され、
前記ディスプレイの後面は、前記主板部に接着固定されている。
この構成によれば、表示部をその後方に位置する立壁部に接着固定するだけでよく、また、表示部と立壁部の接着面積を確保できるため、簡易な構造で表示部を固定する力を確保することができる。また、表示部は主板部にも接着固定されていることから、額縁部を狭くする仕様(狭額縁仕様)も可能である。これにより、表示装置の外観品質を向上させることもできる。
【0103】
(F2)前記主板部には、前記ディスプレイに向かって突起する複数の凸部が設けられ、
前記ディスプレイの後面は、前記複数の凸部に接着固定されている。
この構成によれば、ディスプレイの後面の接着箇所を予め定めることができ、組付け時の接着固定箇所を把握し易い。
【0104】
(F3)前記ディスプレイの後面と前記複数の凸部との間には隙間が生じ、
前記隙間に充填された接着剤によって、前記ディスプレイの後面は、前記複数の凸部に接着固定されている。
この構成によれば、ディスプレイの後面との立壁部の凸部との隙間により寸法のバラつきを吸収できるため、接着固定後の外観(ディスプレイ外周部)への影響を低減しつつ、立壁部に対する表示部の強固な接着が可能となる。
【0105】
(F4)前記カバーガラスの後面は、両面テープによって前記額縁部に接着固定され、
前記ディスプレイの後面は、接着剤によって前記主板部に接着固定されている。
この構成によれば、表示部の構成要素のうち、カバーガラスを額縁部に対して位置決めを行いつつ両面テープで固定でき、且つ、ディスプレイを接着剤により主板部に強固に固定することができる。例えば、主板部に接着剤を塗布後、その接着剤の硬化前に、立壁部の額縁部に対してカバーガラスの位置を決めつつ両面テープで接着固定することができる。なお、カバーガラスの後面は、接着剤によって前記額縁部に接着固定されてもよい。
【0106】
(G1)本開示の観点Gに係る表示装置は、
車両のダッシュボードから露出する表示面を有し、前記表示面に画像を表示する表示部と、
前記ダッシュボードの中に位置する回路基板と、
前記ダッシュボードの中に位置して前記回路基板を上方から覆うカバー部、及び、前記カバー部に対して上方に立つ立壁部を有し、前記立壁部で前記表示部を支持する支持体と、を備え、
前記立壁部は、一体成形された金属部及び樹脂部を有し、
前記カバー部は、金属で形成され、前記立壁部の前記金属部と一体であり、
前記立壁部のうち、前記ダッシュボードから露出する部分は、前記樹脂部で形成されている。
この構成によれば、ダッシュボードから露出する部分が樹脂部であるため、ダッシュボードから露出する部分の高温化を抑制することができる。
【0107】
(G2)前記樹脂部は、前記ダッシュボードの上方に位置する上方部と、前記ダッシュボードの下方に位置する下方部と、を有し、
前記下方部には、前記ダッシュボードに固定される固定部材と係合する係合部が設けられている。
この構成によれば、樹脂部がダッシュボードの下方にまで到っているため、ダッシュボードに形成され、表示部及び立壁部をダッシュボードの上方に露出させるための開口から金属部がユーザに見えることが抑制され、表示装置の外観品位を向上させることができる。また、樹脂部で形成された係合部により、表示装置の車両のダッシュボードに対する組付けが容易である。
【0108】
(G3)前記回路基板には、前記車両のワイヤハーネスと接続されるコネクタが実装され、
前記カバー部は、前記コネクタを上方から覆う屋根部を備える。
この構成によれば、コネクタを保護することできる。例えば、コネクタに対しワイヤハーネスを着脱する際に、回路基板からコネクタが外れること等を抑制することができる。
【0109】
(H1)本開示の観点Hに係る表示装置は、
画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに固定され、前記画像が透過する透過領域を含むカバーガラスと、を有する表示部と、
前記ディスプレイと電気的に接続される回路基板と、
前記回路基板を上方から覆うカバー部、及び、前記カバー部に対して上方に立つ立壁部を有し、前記立壁部で前記表示部を支持する支持体と、を備え、
前記立壁部は、主板部と、前記主板部の周縁から前記カバーガラスに向かって迫り出す額縁部と、を有し、
前記ディスプレイは、前記立壁部のうち、前記主板部と前記額縁部によって囲まれる室内に位置し、
前記立壁部は、前記額縁部の内側に位置して前記額縁部と繋がり、前記主板部から前記カバーガラスに向かって隆起する隆起部(第1隆起部223、第2隆起部224)をさらに有し、
前記額縁部は、第1の方向に延びる第1部分(第1-1部分221a、第1-2部分221b)と、前記第1の方向と交差する第2の方向に延びる第2部分(第2部分221c)と、を有し、
前記第1部分と前記カバーガラスの後面との間には、前記第1部分と前記カバーガラスの後面との少なくとも一方に固定される第1固定テープ(第1-1固定テープ25a、第1-2固定テープ25b)が位置し、
前記第2部分と前記カバーガラスの後面との間には、前記第2部分と前記カバーガラスの後面との少なくとも一方に固定される第2固定テープ(第2固定テープ25c)が位置し、
前記第1固定テープの一端と、前記第2固定テープの一端とは、互いの間に隙間(隙間GP1、隙間GP2)が形成された状態で前記隆起部の上に位置し、
前記隙間は、曲折した通路状である。
この構成によれば、前述の通り、異物が内部に入り込むことを抑制することができる。
【0110】
(H2)前記隆起部は、前記額縁部よりも幅が広い。
この構成によれば、前述の通り、曲折した通路状の隙間を形成する領域を確保することができる。
【0111】
(H3)前記立壁部は、一体成形された金属部及び樹脂部を有し、
前記隆起部(第1隆起部223)は、前記金属部の一部である金属隆起部と、前記樹脂部の一部である樹脂隆起部と、を有し、
前記額縁部は、前記樹脂隆起部と一体であって前記樹脂部の一部である樹脂額縁部を有し、
前記金属隆起部は、前記樹脂隆起部を囲む囲み形状をなす。
この構成によれば、前述の通り、樹脂部分にヒケが生じることを抑制できる。
【0112】
(H4)前記表示部の前記透過領域は、車両のダッシュボードから露出し、
前記立壁部のうち、前記ダッシュボードから露出する部分は、前記樹脂部で形成されており、
前記隆起部は、前記ダッシュボードの上方に位置する。
この構成によれば、前述の通り、ユーザに視認される箇所にヒケが生じるのを抑制できる。
【0113】
(I1)本開示の観点Iに係る表示装置は、
光源が実装された光源用基板と、
前記光源によって照明されるインジケータ表示部と、
前記光源と前記インジケータ表示部の間に位置し、前記光源が発した光を前記インジケータ表示部に案内し、透光性を有する光ガイド部と、を備え、
前記光ガイド部は、前記光源を囲む筒状部と、前記筒状部と一体に形成されて前記インジケータ表示部と対向する対向壁部と、を有し、
前記光ガイド部が光拡散機能を有する材料により形成されているという条件と、前記光ガイド部に光拡散処理が施されているという条件の少なくともいずれかの条件を満たす。
この構成によれば、専用の光拡散板を設けずに済むため、部品点数の増加を抑えつつも、インジケータ表示部を拡散光によって照明することができる。
【0114】
(I2)具体的に、前記光ガイド部は、乳白色の樹脂材で形成されていることによって前記光拡散機能を有する。
【0115】
(I3)具体的に、前記光ガイド部は、前記光源用基板の前方に配置される光源用カバーの一部であって、前記光源用カバーと一体である。
【0116】
なお、本開示の観点D、E、F、H(ただし前述のH4の構成を除く)、及びIに係る表示装置は、車両以外の乗り物(建設機械、航空機、船舶など)に搭載されるものであってもよい。
【0117】
以上の説明では、本開示の理解を容易にするために、公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
【0118】
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
【符号の説明】
【0119】
100…表示装置
1…ダッシュボード、1a…前方部、1b…後方部、1c…突出部材
2…光源用基板、2a…光源
2h1,2h2…貫通孔、2M…嵌合孔
3…光源用カバー、3a…光ガイド部、3b…筒状部、3c…対向壁部
3h1,3h2…貫通孔、3M…嵌合部
4…センサ用基板、4a…照度センサ
4h1,4h2…貫通孔、4M…嵌合孔
5…センサ用カバー、5a…開口部、5b…入光ガイド
5h1,5h2…貫通孔、5M…嵌合部
6…パッキン
10…表示部、10a…表示面
11…ディスプレイ
12…カバーガラス、12a…透過領域、13…透明接着層
121…インジケータ表示部、122…センサ用窓
20…支持体
21…カバー部
210…上壁部、210a…凹部、210b…下面
U1…第1隆起部、U2…第2隆起部、T1…第1熱伝導シート、T2…第2熱伝導シート
211…外周壁、211a…側壁部、211b…切り欠き
212…基板収容部
213…屋根部、213a…ワイヤハーネス挿通口
22…立壁部、22m…金属部、22r…樹脂部、22r1…上方部、22r2…下方部
220…主板部、220m…金属主板部、220r…樹脂主板部
221…額縁部、221m…金属額縁部、221r…樹脂額縁部
221a…第1-1部分、221b…第1-2部分、221c…第2部分
222…凸部
223…第1隆起部、223m…金属隆起部、223r…樹脂隆起部
224…第2隆起部
23…連結部、24…挿通孔
25…固定テープ
25a…第1-1固定テープ、25b…第1-2固定テープ、25c…第2固定テープ
GP1,GP2…隙間
26…接着剤、27…係合部
30…回路基板、31…貫通孔
30a…主面、S1…第1回路素子、S2…第2回路素子、C3…コネクタ
30b…下面
40…可撓性部材、C1…コネクタ
50…配線、C2…コネクタ
60…導電部材
70…発音体、71…発音部
80…ケース
81…主壁部
82…外周壁、82a…放熱スリット
83…収容部、83a…底面
84…突起部、84a…嵌合孔
85…配線保護部、85a,85b…係止部、G…隙間
86…窪み部、86a…係止部
87…フック、87a…傾斜面、88…支持部、89…囲み壁
H…孔、N…ねじ、V…仮想線
90…ロアカバー(カバー部材)