(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025016846
(43)【公開日】2025-02-05
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20250129BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023119589
(22)【出願日】2023-07-24
(71)【出願人】
【識別番号】000129149
【氏名又は名称】株式会社カプコン
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】諸永 晴海
(72)【発明者】
【氏名】小川 勇樹
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】
【課題】より改善された体験をユーザに提供可能な技術を提供する。
【解決手段】本開示の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備える。受付ステップでは、第1サービスにおける第1アカウントに連携された特定アカウントとして、第2アカウントのうちの1つを指定する入力をユーザから受け付ける。ユーザは、自分自身の第1アカウントを照会したい者である。第2アカウントは、第1サービスとは異なる少なくとも1つの第2サービスにおけるアカウントである。出力ステップでは、入力により特定アカウントが特定された場合に、第1アカウントを含む情報をユーザが照会可能に出力する。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理システムであって、
次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備え、
受付ステップでは、第1サービスにおける第1アカウントに連携された特定アカウントとして、第2アカウントのうちの1つを指定する入力をユーザから受け付け、ここで
前記ユーザは、自分自身の前記第1アカウントを照会したい者であり、
前記第2アカウントは、前記第1サービスとは異なる少なくとも1つの第2サービスにおけるアカウントであり、
出力ステップでは、前記入力により前記特定アカウントが特定された場合に、前記第1アカウントを含む情報を前記ユーザが照会可能に出力する。システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記受付ステップは、第1受付ステップと、第2受付ステップとを含み、
前記第1受付ステップでは、前記第1サービスにおける前記第1アカウントの照会要求を前記ユーザから受け付け、
前記第2受付ステップでは、前記照会要求のあとに、前記入力を前記ユーザから受け付ける、システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、第1表示ステップでは、
前記照会要求に応じて、前記ユーザが前記入力を入力可能な画面を表示させ、
前記入力により前記特定アカウントが特定された場合に、前記第1アカウントを含む視覚情報を表示させる、システム。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、第1取得ステップでは、前記ユーザの、前記第2サービスそれぞれへのアクセス履歴を取得し、
前記第1表示ステップでは、前記アクセス履歴に基づき、前記特定アカウントとして推奨される前記第2アカウントを示す視覚情報を、前記画面において表示させる、システム。
【請求項5】
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記第1表示ステップでは、前記特定アカウントでの前記第2サービスへのログインセッションが前記画面において有効な場合に、前記第1アカウントを含む視覚情報を表示させる、システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、
第2取得ステップでは、前記第2サービスにおいて前記特定アカウントに関連付けられた関連情報を取得し、
実行ステップでは、前記関連情報または前記関連情報に基づいて生成された二次情報に基づいて、前記第1サービスにおける所定の機能を実行させる、システム。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、第1提示ステップでは、前記入力を前記ユーザから受け付けた場合に、前記入力に含まれる前記第2アカウントで前記第2サービスにログインを行う要求を、前記ユーザに提示し、
前記出力ステップでは、前記ログインが成功することで前記第2アカウントが前記特定アカウントとして特定された場合に、前記第1アカウントを含む情報を前記ユーザが照会可能に出力する。システム。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、第2提示ステップでは、前記第2サービスのうちの1つに対して前記ユーザが複数の前記第2アカウントを有し且つn回目(n≧2)の前記入力によって前記特定アカウントが特定された場合に、1以上n-1以下回目の前記入力に含まれる前記第2アカウントに、前記第1アカウントを連携し直すことを促す再連携情報を提示する、システム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
前記第2提示ステップでは、前記第2サービスのうちの1つにおける前記第2アカウントがアカウントの切替回数限度値に達していない場合に、前記再連携情報を提示する、システム。
【請求項10】
請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
さらに、第3取得ステップでは、1以上n-1以下回目の前記入力に含まれる前記第2アカウントに関連付けられた関連情報を取得し、
前記第2提示ステップでは、前記関連情報が所定の条件を満たす場合に、前記再連携情報を提示する、システム。
【請求項11】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
少なくとも1つの装置を備え、
前記装置のうちのさらに少なくとも1つは、日本国外に設置されている、システム。
【請求項12】
情報処理方法であって、
請求項1~11の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを備える、方法。
【請求項13】
プログラムであって、
少なくとも1つのコンピュータに、請求項1~11の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、以下に示すパスワード再発行方法が開示されている。
【0003】
パスワードの再発行に際し、ユーザ(申込者)は、ユーザにより作成された一時パスワードを認証サーバに送信する。認証サーバは、一時パスワードの受信に応じて、一時パスワードまたは初期化パスワードを一時記憶手段に記憶する。続いて、一時パスワードを用いて所定の処理を要求するメッセージを作成する。続いて、ユーザ情報データベースにアクセスし、ユーザIDと対応する電子メールアドレスまたはインスタントメッセンジャのアドレスを検索し、検索されたアドレスのユーザ端末に電子メールまたはインスタントメッセンジャを介してメッセージを送信する。ユーザは、メッセージの受信に応じて所定の処理を行い、一時パスワードまたは初期化パスワードを認証サーバに送信する。認証サーバは、ユーザ端末から受信した一時パスワードまたは初期化パスワードが一時記憶手段に記憶されている一時パスワードまたは初期化パスワードと一致するか否かを検証する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2010/050192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記公知技術に係る機能には、未だ改善の余地がある。
【0006】
本開示では上記事情に鑑み、より改善された体験をユーザに提供可能な技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備える。受付ステップでは、第1サービスにおける第1アカウントに連携された特定アカウントとして、第2アカウントのうちの1つを指定する入力をユーザから受け付ける。ユーザは、自分自身の第1アカウントを照会したい者である。第2アカウントは、第1サービスとは異なる少なくとも1つの第2サービスにおけるアカウントである。出力ステップでは、入力により特定アカウントが特定された場合に、第1アカウントを含む情報をユーザが照会可能に出力する。
【0008】
本開示によれば、より改善された体験をユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】一実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図2】一実施形態に係る第1情報処理装置2aの機能構成を示すブロック図である。
【
図3】情報処理システム1により実行される処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。
【
図4】第1情報処理装置2aによって提供される第1サービスS1のログイン画面5の一例を示している。
【
図5】第1情報処理装置2aによって提供される第1サービスS1の選択画面6の一例を示している。
【
図6】第2サービスS2の認証画面7と、その後に表示される第1サービスS1の通知画面8との対比の一例を示している。
【
図7】第2サービスS2の認証画面7と、その後に表示される第1サービスS1の通知画面8との対比の一例を示している。
【
図8】第1情報処理装置2aの記憶部22において管理されるルックアップテーブルTの一例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態]
以下、図面を用いて本開示の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0011】
ところで、一実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0012】
また、一実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、一実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0または1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、または量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0013】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、およびメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0014】
1.ゲームの説明
図1は、一実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示す情報処理システム1では、複数の情報処理装置2および複数のユーザ端末3が通信ネットワーク11を介して互いに通信可能に接続され、ユーザ端末3においてゲームが実行される。すなわち、情報処理システム1は、少なくとも1つの装置からなる。
【0015】
一実施形態に係るゲームは、情報処理システム1にて実行されるオンラインのゲームである。このゲームでは、ユーザ端末3のユーザは、1または複数のプレイヤキャラクタを仮想ゲーム空間で活動させたり、プレイヤキャラクタを、ノンプレイヤキャラクタである敵キャラクタと対戦させたりする。また、キャラクタは、オブジェクトの一例である。
【0016】
上記のようなゲームは、プレイステーション(登録商標)等の家庭用ゲーム機、ニンテンドースイッチ(登録商標)等の携帯用ゲーム機、もしくは、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の電子機器であるユーザ端末3を用いて実行される。
【0017】
2.情報処理システム1の概要
図1に示されるように、情報処理システム1は、複数の情報処理装置2および複数のユーザ端末3にて構成される。複数の情報処理装置2のうち、第1情報処理装置2aは、ゲームプログラムおよびゲームデータを記憶しており、ユーザ端末3の(下記のアカウント情報ごとの)ゲームデータの管理を行う。情報処理装置2は、例えばサーバにより構成される。特にゲームをプレイするためのユーザ端末3それぞれは、互いに同じ構成を有する。なお、一実施形態において、システムとは、1つまたはそれ以上の装置または構成要素からなるものである。したがって、例えば後述の情報処理装置2やユーザ端末3単体であっても情報処理システム1の一例となりうる。
【0018】
ユーザ端末3は、ユーザの操作に基づいて所定のゲームを実行する。そのために、ユーザ端末3は、通信ネットワーク11を介して、第1情報処理装置2aからゲームプログラムおよびゲームデータを受信(具体的にはダウンロードおよびインストール)する。各ユーザには、ユーザ端末3に対応づけて、識別情報およびパスワードを含むアカウント情報が、ユーザごとに割り当てられている。このアカウント情報は、ログイン時、ユーザ端末3から第1情報処理装置2aに送信され、第1情報処理装置2aにおけるユーザ認証に利用される。
【0019】
ユーザ認証を経て、第1情報処理装置2aとユーザ端末3との相互通信が可能となる。ログイン後、ユーザ端末3は、ゲーム進行に必要なデータ(ゲーム進行状況に関するデータ)を第1情報処理装置2aから受信すると、ユーザの操作に基づいてゲーム画像や音声をディスプレイ4aおよびスピーカ4bに出力しながら、ゲームを進行させる。
【0020】
2.1 ハードウェア構成
以下、
図1を参照して、情報処理システム1の各ハードウェア構成について説明する。
【0021】
<情報処理装置2>
図1に示されるように、情報処理装置2は、主にゲームを制作する者によって管理される第1情報処理装置2aと、主にゲーム関連の総合的なプラットフォームを提供する者によって管理される第2情報処理装置2bとを備え、何れも略同様の構成を有する。好ましくは、第2情報処理装置2bは、複数の第2情報処理装置2bであってよい。より具体的には、第1情報処理装置2aは第1サービスS1を提供するゲームサーバであり、第2情報処理装置2bは第1サービスS1とは異なる第2サービスS2を提供するプラットフォームのサーバである。すなわち、ゲームのプラットフォームサービス(第2サービスS2)ごとに複数の第2情報処理装置2bが構成されるとよい。情報処理装置2は、通信部21、記憶部22および制御部23を有する。通信部21および記憶部22は、通信バス20を介して制御部23と電気的に接続されている。
【0022】
通信部21は、インターネットおよびLAN等の通信ネットワーク11を介して各ユーザ端末3と通信可能に接続される、いわゆるネットワークインターフェースである。情報処理装置2のうち第1情報処理装置2aが通信部21を介して受信する主な情報としては、ゲームプログラムのダウンロード要求情報、ユーザの操作に応じたガチャの抽選要求、クエスト実行要求、オートプレイの実行/終了の要求、アカウント情報、ゲームデータ等が挙げられる。第1情報処理装置2aが通信部21を介して送信する主な情報としては、ゲームプログラムをユーザ端末3が受信したことを確認するための情報、ガチャにて得られたゲーム媒体に関する情報等が挙げられる。
【0023】
記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびSSD(Solid State Drive)等で構成される。記憶部22には、一実施形態にかかるゲームプログラムの一部を含む各種プログラムやゲームに関する各種データ等が記憶されている。
【0024】
具体的には例えば、第1情報処理装置2aの記憶部22は、ユーザDBや抽選リスト等を記憶している。ユーザDBには、ゲームをプレイするユーザの識別番号(アカウント情報)ごとに、ユーザ名、ユーザランク、ユーザが操作するプレイヤキャラクタに関するステータス等の情報、仮想ゲーム空間内にて使用可能な消費媒体の額、パラメータに関する情報等が、対応付けられて記憶されている。抽選リストは、一般にガチャと呼ばれる抽選処理に用いるものであって、選択対象となるゲーム媒体に関する情報を複数含む。抽選リストには、ゲーム媒体に関する情報(名称、能力パラメータ、レアリティ、レベル等)と、抽選による選択割合とが、対応づけられている。また能力パラメータとは、例えば、ゲーム媒体がプレイヤキャラクタの場合、戦力、HP、攻撃力、防御力、賢さ、または速さ等を含む。
【0025】
制御部23は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置である情報処理装置2の動作を制御する。特に、制御部23は、記憶部22に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、自装置である情報処理装置2に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、後述の各機能部が実行されうる。なお、制御部23は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部23を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。換言すると、情報処理システム1は、次の各部として機能させるプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備える。
【0026】
制御部23によって実行される情報処理として、例えば、課金の決済処理、ユーザアカウントの認証処理、ガチャの抽選選択処理等が挙げられる。課金の決済処理は、例えばゲーム中のパラメータを所定量回復するために必要な課金の要求に基づいて実行される。ユーザアカウントの認証処理は、例えばユーザ端末3から受信したユーザの識別情報を用いて実行される。ガチャの抽選選択処理は、ガチャの抽選要求に伴って、抽選リストの中から、ゲーム媒体ごとの選択確率に基づいて1以上のゲーム媒体を抽選により選択する処理である。ガチャの抽選選択処理によれば、選択したゲーム媒体に関する情報と、抽選要求の送信元となる操作を行ったユーザの識別情報とが、ユーザDBにて関連付けられ、これにより、当該ユーザには、自身でガチャを引いた結果当選したゲーム媒体が付与される。
【0027】
ここで、上記をさらに補足すると、「ゲーム媒体」とは、ゲームに関する要素を表した電子データであって、プレイヤキャラクタとして使用するキャラクタの名称、プレイヤキャラクタが仮想ゲーム空間内にて使用するアイテム(武器、防具、道具)等が含まれる。ユーザは、ゲーム媒体を、課金による直接購入やクエストクリアの他、ガチャと呼ばれる抽選方法によって入手することができる。入手したゲーム媒体は、そのゲーム媒体を所有することとなったユーザの識別情報と対応づけて、ユーザDBに記憶され管理される。さらに、「ガチャ」とは、情報処理装置2にて、抽選リストの中から、所定の選択割合に基づき任意のゲーム媒体を抽選により選択する方法である。選択された任意のゲーム媒体は、ユーザ端末3に付与される(アカウント情報に対応付けて記憶される)。「ガチャで選択したゲーム媒体を、ユーザに付与する/ユーザが所有する」とは、「抽選処理で選択されたゲーム媒体を、ユーザを示す識別情報と関連づける/関連づけられている」ことと同義である。
【0028】
<ユーザ端末3>
図1に示されるように、ユーザ端末3には、ディスプレイ4a、スピーカ4bおよび入力デバイス4cが外部接続または内蔵される。また、ユーザ端末3は、通信部31、記憶部32、制御部33、グラフィック処理部34a、オーディオ処理部34bおよび操作部34cを有する。通信部31、記憶部32、グラフィック処理部34a、オーディオ処理部34bおよび操作部34cは、通信バス30を介して制御部33と電気的に接続されている。
【0029】
通信部31は、ユーザ端末3と情報処理装置2との間で各種データを送受信するために、通信ネットワーク11に通信可能に接続される、いわゆるネットワークインターフェースである。ユーザ端末3が通信部31を介して受信する主な情報としては、アカウント情報、新たなゲームデータのダウンロード要求情報、ガチャ実行要求、クエスト実行要求等が挙げられる。ユーザ端末3が通信部31を介して送信する主な情報としては、ダウンロード要求情報に応じて情報処理装置2から送られてきた新たなゲームデータ、抽選処理により選択されたゲーム媒体に関する情報等が挙げられる。
【0030】
記憶部32は、HDD、SSD、RAMおよびROM等で構成される。記憶部32には、第1情報処理装置2aからダウンロードしたゲームデータ、ゲームプログラムの一部を含む各種プログラム、自装置であるユーザ端末3のアカウント情報、ユーザ情報等が格納されている。なお、ユーザ情報は、第1情報処理装置2aの記憶部22で記憶するユーザDBの少なくとも一部の情報である。ユーザDBでユーザ情報のマスタを管理し、ユーザ端末3の記憶部32は、このマスタの少なくとも一部の情報が第1情報処理装置2aから配信され、これを記憶する。
【0031】
制御部33は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成され、自装置であるユーザ端末3の動作を制御する。特に、制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、自装置であるユーザ端末3に係る種々の機能を実現する。すなわち、記憶部32に記憶されているソフトウェアによる情報処理が、ハードウェアの一例である制御部33によって具体的に実現されることで、後述の各機能部が実行されうる。なお、制御部33は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0032】
特に、制御部33は、自装置であるユーザ端末3のユーザによる入力デバイス4cの操作に従って、ゲームを実行するように構成される。具体的には、制御部33は、ゲームデータに含まれる仮想ゲーム空間オブジェクトおよびテクスチャ等のデータを記憶部32から読み出すか、または第1情報処理装置2aから受信したデータを用いて、2次元または3次元のゲーム画像情報を生成する。ゲーム画像情報がグラフィック処理部34aによって処理されることにより、ディスプレイ4aには処理後のゲーム画像が逐次表示される。換言すると、制御部33は、ゲームの実行にあたり、自装置であるユーザ端末3のユーザの操作等に応じてディスプレイ4aの表示制御およびスピーカ4bの音声出力制御を行うように構成される。
【0033】
グラフィック処理部34aは、制御部33から出力されるゲーム画像情報に従って、キャラクタおよび仮想ゲーム空間に関する各種オブジェクトを含むゲーム画像を、動画形式で描画する。グラフィック処理部34aは、例えば液晶型であるディスプレイ4aと接続されており、動画形式に描画されたゲーム画像は、ゲーム画面としてディスプレイ4a上に表示される。オーディオ処理部34bは、スピーカ4bと接続され、制御部33の指示に従ってゲーム音声を再生および合成すると、これをスピーカ4bから出力させる。操作部34cは、入力デバイス4cと接続され、操作入力に関するデータを入力デバイス4cとの間で送受信する。ユーザは、入力デバイス4cを操作することで、ユーザ端末3に操作信号を入力する。なお、入力デバイス4cは、ディスプレイ4aと一体化されたタッチパネル、外付けのゲームパッド、マウスやキーボード等の総称である。
【0034】
2.2 機能構成
続いて、
図2を参照して、情報処理システム1の第1情報処理装置2aにおける各機能構成について説明する。
【0035】
図2は、一実施形態に係る第1情報処理装置2aの機能構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、制御部23(プロセッサ)は、記憶部22に記憶された各種プログラムを実行することにより、受付部231、取得部232、演算部233、提示部234および表示制御部235として機能する。すなわち、記憶部22に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェアの一例である制御部23によって具体的に実現されることで、制御部23に含まれる各機能部として実行されうる。
【0036】
受付部231は、受付ステップとして、種々の情報を受け付けるように構成される。例えば、受付部231は、ユーザのアカウント情報、ゲームデータ、ユーザからの入力等を、記憶部22、ユーザ端末3、または他の外部装置から受け付ける。好ましくは、受付部231は、第1受付ステップと、第2受付ステップとを実行するように構成される。詳細は後述する。
【0037】
取得部232は、取得ステップとして、種々の情報を取得するように構成される。詳細は後述する。
【0038】
演算部233は、種々の情報処理に係る演算または処理を実行するように構成される。具体的には、演算部233は、出力ステップとして、第1アカウントA1を含む情報IF0をユーザが照会可能に出力してもよいし、実行ステップとして、第1サービスS1の所定の機能を実行してもよい。詳細は後述する。
【0039】
提示部234は、提示ステップとして、種々の情報をユーザに提示するように構成される。一実施形態における提示とは、視覚情報を用いた表示の態様が採用されてもよいし、視覚情報以外の五感に関する情報、例えば、聴覚情報、触覚情報またはあらゆる五感に関する情報の組合せ(いわゆるマルチモーダル)の態様が採用されてもよい。
【0040】
表示制御部235は、表示ステップとして、記憶部32に記憶された種々の情報またはこれらを含む画面等を、視認可能な態様でユーザ端末3のディスプレイ4aに表示させるための処理を実行するように構成される。一例として、表示制御部235は、画面、画像(例えば、静止画または動画)、アイコン、テキスト等といった、ヒトが視認可能な態様で生成された視覚情報そのものを生成してもよいし、例えばディスプレイ4aに視覚情報を表示させるためのレンダリング情報を生成し、これを送信するようにしてもよい。
【0041】
3.情報処理の概要
図3は、情報処理システム1により実行される処理の流れの一例を示すアクティビティ図である。以下、このアクティビティ図に沿って、情報処理の流れを概説する。
【0042】
ところで、一実施形態に係る情報処理システム1は、少なくとも1つの装置を備えている。第1情報処理装置2aはゲームサーバであり、第2情報処理装置2bはプラットフォームのサーバである。ユーザは、第1情報処理装置2aによって提供される第1サービスS1の第1アカウントA1を有している。ユーザは、第2情報処理装置2bによって提供される第2サービスS2の第2アカウントA2を複数有している。第2サービスS2は、異なる複数の会社、例えばゲームのハードウェアを提供する会社等によって、複数存在する。第1サービスS1の第1アカウントA1は、種々の第2サービスS2の第2サービスS2と連携することができる。特に、第1アカウントA1と連携された第2アカウントA2を「特定アカウント」と称する。以下の説明では、第1アカウントA1を失念したユーザが、第1サービスS1とは異なる少なくとも1つの第2サービスS2を介して、自分自身の第1アカウントA1を照会することを想定する。つまり、ユーザは、自分自身の第1アカウントA1を照会したい者である。
【0043】
まず、ユーザ端末3は、通信部31および通信ネットワーク11を介して、第1情報処理装置2aが提供する第1サービスS1にアクセスする(アクティビティA101)。これにより、ユーザがユーザ端末3のディスプレイ4aを介して第1サービスS1の画面(例えば、後述のログイン画面5)を視認する。続いて、第1アカウントA1を失念していて第1サービスS1にログイン不能なユーザは、第1アカウントA1の照会を試みる。すなわち、ユーザの画面に対する所定の入力を契機とし、ユーザ端末3が第1アカウントA1の照会要求を第1情報処理装置2aに送信する(アクティビティA102)。第1情報処理装置2aは、ユーザ端末3より送信された照会要求を受信する(アクティビティA103)。
【0044】
続いて、表示制御部235は、第1表示ステップとして、照会要求に応じて、ユーザが、後述の入力を入力可能な画面(例えば、後述の選択画面6)を表示させる。つまり、ユーザ端末3のディスプレイ4aに選択画面(例えば、後述の選択画面6)が表示される(アクティビティA104)。かかる選択画面を介して、ユーザに複数の第2サービスS2が提示される。そして、ユーザによる選択画面に対する入力により、提示された第2サービスS2のうちの1つが指定される(アクティビティA105)。換言すると、受付部231は、第1サービスS1における第1アカウントA1に連携された特定アカウントとして、第2アカウントA2のうちの1つを指定する入力をユーザから受け付ける。
【0045】
続いて、アクティビティA105における入力に応じて、ユーザ端末3は、通信部31および通信ネットワーク11を介して、第2情報処理装置2bが提供する第2サービスS2にアクセスする。すなわち、ディスプレイ4aに表示されている画面が、第2情報処理装置2bが提供する画面(例えば、後述の認証画面7)に遷移する。この画面では、ユーザに対して、自分自身が有する第2アカウントA2を用いて、第2サービスS2にログインすることが要求されている(アクティビティA106)。換言すると、提示部234は、第1提示ステップとして、入力をユーザから受け付けた場合に、入力に含まれる第2アカウントA2で第2サービスS2にログインを行う要求を、ユーザに提示する。ユーザは、第2アカウントA2を用いて第2サービスS2にログインしようと試みる。すなわち、第2アカウントA2と第2アカウントA2に対応するパスワードとが入力され、第2情報処理装置2bにおける制御部23が認証を行う(アクティビティA107)。より具体的には、制御部23は、ユーザに入力された情報と、第2情報処理装置2bの記憶部22に記憶された、第2アカウントA2とパスワードとの組合せを管理するデータベースとの照合処理を行う。
【0046】
アクティビティA107において、入力された第2アカウントA2とパスワードとの組合せが認証された場合には、ユーザは、第2アカウントA2を用いて第2サービスS2にログインすることができる。すなわち、ディスプレイ4aに表示されている画面が、第2サービスS2のログイン後の画面(例えば、後述の通知画面8)に遷移する。そして、ログインされた第2アカウントA2と第1アカウントA1との関連付けの有無が判定される(アクティビティA108)。ここで、関連付けられている場合には、後述のアクティビティA109に示される情報処理の判定結果に関わらず、ユーザは失念した第1アカウントA1を照会することができる。
【0047】
つまり、演算部233は、出力ステップとして、入力により特定アカウントが特定された場合に、第1アカウントA1を含む情報IF0をユーザが照会可能に出力する。具体的には、演算部233は、ログインが成功することで第2アカウントA2が特定アカウントとして特定された場合に、第1アカウントA1を含む情報IF0をユーザが照会可能に出力する(アクティビティA111)。表示制御部235は、第1表示ステップとして、入力により特定アカウントが特定された場合に、第1アカウントA1を含む視覚情報(情報IF0の一例)を表示させる(アクティビティA112)。このような態様によれば、照会したい第1アカウントA1をユーザが直接画面を介して視認することができる。特に、ユーザに第2アカウントA2でログインさせることで、第1アカウントA1を照会させるにあたっての安全度を高めることができる。
【0048】
なお、アクティビティA107において、入力された第2アカウントA2とパスワードとの組合せが認証されなかった場合、または認証されたが第2アカウントA2に第1アカウントA1が連携されていなかった場合には、情報処理がアクティビティA104に戻るとよい。
【0049】
また、アクティビティA109において、第2サービスS2にログインした第2アカウントA2の数または回数が判定されるとよい。例えば、最初にログインを試みた第2アカウントA2が第1アカウントA1と連携されておらず、2回目にログインを試みた別の第2アカウントA2が第1アカウントA1に連携されていたとする。かかる場合、アクティビティA109に示す分岐の条件例である「2回目以降のトライで成功」に該当するため、情報処理がアクティビティA110に進み、ユーザには後述の再連携情報IF1が提示される。
【0050】
ユーザは、現在頻繁に使用している第2アカウントA2を用いて、優先的にログインを試みることが想定される。そのため、最初にログインを試みた第2アカウントA2に第1アカウントA1を連携し直した方が、ユーザビリティが向上することが考えられる。再連携情報IF1とは、より先にログインを試みた第2アカウントA2に連携し直すことを推奨する情報である。再連携情報IF1は、単なる通知を示すポップアップでもよいし、ワンタッチで連携のし直しを実行可能なボタン等のオブジェクトであってもよい。
【0051】
以上をまとめると、一実施形態に係る情報処理方法は、次の各ステップを備える。受付ステップでは、第1サービスS1における第1アカウントA1に連携された特定アカウントとして、第2アカウントA2のうちの1つを指定する入力をユーザから受け付ける。ユーザは、自分自身の第1アカウントA1を照会したい者である。第2アカウントA2は、第1サービスS1とは異なる少なくとも1つの第2サービスS2におけるアカウントである。出力ステップでは、入力により特定アカウントが特定された場合に、第1アカウントA1を含む情報IF0をユーザが照会可能に出力する。また、少なくとも1つのコンピュータに、上記各ステップを実行させるプログラムが提供されてもよい。このような態様によれば、より改善された体験をユーザに提供可能な技術を提供することができる。
【0052】
4.情報処理の詳細
本節では、前節で概説した情報処理の詳細部分を、別図等を用いて説明する。
【0053】
4.1 画面遷移
図4は、第1情報処理装置2aによって提供される第1サービスS1のログイン画面5の一例を示している。
図5は、第1情報処理装置2aによって提供される第1サービスS1の選択画面6の一例を示している。
図6および
図7は、第2サービスS2の認証画面7と、その後に表示される第1サービスS1の通知画面8との対比の一例を示している。
【0054】
図4に示されるように、「MYGAME SERVICE」というタイトルが描画されたログイン画面5は、入力欄51,52と、ボタン53と、リンク54~56とを備えている。「MYGAME SERVICE」は、第1サービスS1の名称の一例であり、以後の説明においても適宜使用することとする。
【0055】
入力欄51,52は、ユーザがテキスト情報を入力可能な欄であり、未入力の段階において、「ID」および「Password」というテキストがそれぞれ表示されている。入力欄51,52は、ユーザによるテキスト入力を受け付けるように構成される。入力欄51には、第1サービスS1の第1アカウントA1が入力され、入力欄52には、第1アカウントA1に対応するパスワードが入力されるとよい。さらに、「ログイン」というテキストが描画されたボタン53は、ユーザの押下(操作の一例)を受け付けるように構成される。押下は、クリック操作でもよいしタップ操作でもよい。入力欄51,52に適切なテキスト情報が入力された状態で、ユーザがボタン53を押下することで、ユーザは、第1アカウントA1を用いて第1サービスS1にログインすることができる。ただし、一実施形態では、ユーザは自分自身の第1アカウントA1を失念しているため、そもそもログインをすることができない。
【0056】
リンク54は、「外部サービス連携」というテキスト情報に、他のURLへのハイパーリンクが付されたものである。ユーザがリンク54をクリックまたはタップすることで、不図示の画面に遷移される。不図示の画面を介して、ユーザは、第1アカウントA1と、種々の第2サービスS2における第2アカウントA2とを連携することができる。一実施形態では、既に第1アカウントA1と第2アカウントA2との連携は完了しているものとする。
【0057】
リンク55は、「パスワードをお忘れですか?」というテキスト情報に、他のURLへのハイパーリンクが付されたものである。ユーザがリンク55をクリックまたはタップすることで、不図示の画面に遷移される。不図示の画面を介して、ユーザは、第1アカウントA1に対応するパスワードを、例えば登録された電子メールアドレス等を介して照会することができる。ただし、一実施形態では、ユーザは自分自身の第1アカウントA1を失念しているため、かかる機能を利用することができない。
【0058】
リンク56は、「IDをお忘れですか?」というテキスト情報に、他のURLへのハイパーリンクが付されたものである。ユーザがリンク56をクリックまたはタップすることで、
図5に示される選択画面6に遷移される。すなわち、受付部231は、第1受付ステップとして、第1サービスS1における第1アカウントA1の照会要求をユーザから受け付ける。
【0059】
図5に示されるように、「MYGAME IDを忘れた方へ」というタイトルが描画された選択画面6は、ボタン61~64を備えている。また、選択画面6は、ボタン61に近接された注目表示61a,61bと、ボタン62に近接された注目表示62aとを備えている。「MYGAME ID」は、第1アカウントA1の総称の一例であり、以後の説明においても適宜使用することとする。
【0060】
ボタン61~63は、「PlayWork」、「STORM」および「箱プラザ」というテキストがそれぞれ描画され、何れもユーザの押下を受け付けるように構成される。「PlayWork」、「STORM」および「箱プラザ」は、何れもプラットフォームである第2サービスS2の名称の一例であり、以後の説明においても適宜使用することとする。
【0061】
注目表示61a,62aには、「連携済」というテキストが描画されている。これにより、「PlayWork」の第2アカウントA2および「STORM」の第2アカウントA2の何れもが、「MYGAME SERVICE」の第1アカウントA1に連携されていることを、ユーザが視覚的に把握することができる。一方、ボタン63には、注目表示61a,62aに相当する表示が付されていない。これは、ユーザが「箱プラザ」の第2アカウントA2を有していないか、有していたとしても、第1アカウントA1に連携されていないことを示している。
【0062】
例えば、ユーザがボタン61~63のうち、ボタン62を選択してクリックまたはタップすることで、
図6Aに示される認証画面7に遷移される。認証画面7は、「STORM」が提供するAPIを通して、「MYGAME SERVICE」の1つのページとして表示されてもよいし、「STORM」が管理するURLにジャンプするように実施してもよい。換言すると、受付部231は、第2受付ステップとして、照会要求のあとに、第2アカウントA2のうちの1つを指定する入力をユーザから受け付ける。このような態様によれば、ユーザが第1アカウントA1を失念した際等に、ユーザの意思で第1アカウントA1を照会可能な環境を提供することができる。
【0063】
図6Aに示されるように、「STORM」というタイトルが描画された認証画面7は、入力欄71,72と、ボタン73とを備えている。入力欄71,72は、ユーザがテキスト情報を入力可能な欄である。一例として、入力欄71には「chizakara@ipx.tokyo」というメールアドレス(第2アカウントA2の一例)が入力され、入力欄72には、この第2アカウントA2に対応するパスワードが入力されている。さらに、「次へ」というテキストが描画されたボタン73は、ユーザの押下(操作の一例)を受け付けるように構成される。ユーザがボタン73を押下することで、「chizakara@ipx.tokyo」という第2アカウントA2の認証が実行される。認証の結果、ディスプレイ4aに表示されている画面が、
図6Aに示される認証画面7から、
図6Bに示される通知画面8に遷移するとよい。
【0064】
図6Bを参照すると、通知画面8は、「MYGAME IDを忘れた方へ」というタイトルが再び描画された画面であり、領域81aとボタン83とを備えている。領域81aには、「このプラットフォームのご指定のアカウントは、MYGAME IDと連携されていませんでした。」というテキストが描画されている。すなわち、「chizakara@ipx.tokyo」という第2アカウントA2が第1アカウントA1に連携されていないことを、ユーザに把握させることができる。「戻る」というテキストが描画されたボタン83は、ユーザの押下を受け付けるように構成される。ボタン83が押下された場合には、ディスプレイ4aに表示される画面が、
図5に示される選択画面6に画面遷移する。
【0065】
選択画面6に対して、再びユーザがボタン62をクリックまたはタップし、今回は、認証画面7に対して
図7Aに示される入力を行ったとする。入力欄71には「okkun@ipx.tokyo」というメールアドレス(第2アカウントA2の一例)が入力され、入力欄72には、この第2アカウントA2に対応するパスワードが入力されている。ユーザがボタン73を押下することで、「okkun@ipx.tokyo」という第2アカウントA2の認証が実行される。認証の結果、ディスプレイ4aに表示されている画面が、
図7Aに示される認証画面7から、
図7Bに示される通知画面8に遷移するとよい。
【0066】
図7Bを参照すると、通知画面8は、領域81bと、ボタン82,83とを備えている。領域81bには、「あなたのMYGAME IDはこちらです。MYGAME ID:shoko_love」というテキストが描画されている。かかるテキストの情報は、第1アカウントA1を含む情報IF0の一例である。すなわち、「okkun@ipx.tokyo」という第2アカウントA2が第1アカウントA1に連携されており、ユーザは、自分自身が失念していた「shoko_love」という第1アカウントA1を、通知画面8を介して照会することができる。
【0067】
また、ボタン82には、「MYGAME IDに連携させるアカウントを先に試したアカウントに変更する」というテキストが描画されている。かかるテキストの情報は、再連携情報IF1の一例である。ユーザがボタン82を押下することで、「okkun@ipx.tokyo」という第2アカウントA2に連携されていた第1アカウントA1を、先に試した「chizakara@ipx.tokyo」という第2アカウントA2に変更することができる。かかる処理は、ワンクリックで行われてもよいし、何らかの認証処理を介して行われてもよい。また、
図7Bに示される通知画面8の一例では、第1アカウントA1を含む情報IF0と再連携情報IF1とがともに俯瞰可能に配置されているが、別々の画面に表示されてもよい。
【0068】
換言すると、提示部234は、第2提示ステップとして、第2サービスS2のうちの1つに対してユーザが複数の第2アカウントA2を有し且つn回目(n≧2)の入力によって特定アカウントが特定された場合に、1以上n-1以下回目の入力に含まれる第2アカウントA2に、第1アカウントA1を連携し直すことを促す再連携情報IF1を提示する。このような態様によれば、ユーザが現在積極的に使用していると考えられる第2アカウントA2を特定アカウントとして設定し直すことを、ユーザがより容易に行うことができる。なお、上記の1以上n-1以下の値のうち、1が最も好ましい。最初にログインを試みた第2アカウントA2こそが、最も優先度が高い第2アカウントA2であると考えられるためである。
【0069】
好ましくは、提示部234は、第2提示ステップとして、第2サービスS2のうちの1つにおける第2アカウントA2がアカウントの切替回数限度値に達していない場合に、再連携情報IF1を提示するとよい。近年では、優秀なプレイログを有するアカウントの売買等が不正にオンライン上で行われることがある。第2サービスS2の一例であるゲームのプラットフォームサービスは、第2アカウントA2の不正な売買を防止したいと考えている。そこで、上記のように第2アカウントA2の切替回数に限度値を設けることで、不正に入手した第2アカウントA2を第1アカウントA1に連携し直すことを防止することができる。
【0070】
図5を再び参照すると、注目表示61bには、「ログイン済」というテキストが描画されている。かかる表示は、ボタン61が押下された際にアクセスされる「PlayWork」のウェブサイトにおいて、1つの第2アカウントA2のログインセッションが維持されていること、すなわち最後のログインから一定期間を経過していないことを示している。好ましくは、ボタン61が押下された場合には、「PlayWork」へのログイン要求が省略され、認証画面7に遷移されずに、押下直後に通知画面8が表示されるとよい。換言すると、表示制御部235は、第1表示ステップとして、特定アカウントでの第2サービスS2へのログインセッションが画面において有効な場合に、第1アカウントA1を含む視覚情報を表示させてもよい。このような態様によれば、ユーザは、第2アカウントA2の認証に関する入力を省略しつつ、特定アカウントとして推奨される第2アカウントA2を把握することができる。
【0071】
また、ログインセッションの有無に限らず、ユーザ端末3の過去のアクセス履歴に基づいて、第1アカウントA1と連携されている可能性の高い第2アカウントA2を、ユーザに示唆する機能が実装されていてもよい。換言すると、取得部232は、第1取得ステップとして、ユーザの、第2サービスS2それぞれへのアクセス履歴を取得する。表示制御部235は、第1表示ステップとして、アクセス履歴に基づき、特定アカウントとして推奨される第2アカウントA2を示す視覚情報を、画面(例えば、通知画面8)において表示させる。このような態様によれば、ユーザは、過去の第2サービスS2の使用履歴を失念した場合であっても、特定アカウントとして推奨される第2アカウントA2を把握することができる。
【0072】
なお、ユーザ端末3においては未だ第1サービスS1にログインしていない状態であるので、第1情報処理装置2aはユーザ端末3がいずれの第1アカウントA1に対応しているかを特定することはできない。しかし、ユーザ端末3の過去のアクセス履歴を第1情報処理装置2aが取得可能な場合には、ユーザ端末3が過去に第1サービスS1にログインした第1アカウントA1や、第2サービスS2にログインした第2アカウントA2を特定し、当該情報に基づいて第1アカウントA1と連携されている可能性の高い第2アカウントA2を特定しうる。ユーザ端末3の過去のアクセス履歴は、例えばWebブラウザのCookie等であってもよい。これにより、注目表示61a,62a,61bを表示しうる。
【0073】
4.2 関連情報IF2の活用
図8は、第1情報処理装置2aの記憶部22において管理されるルックアップテーブルTの一例を示している。ルックアップテーブルTは、ユーザの第1アカウントA1に連携されている第2アカウントA2と、第2アカウントA2によって関連付けられている各種ゲームの情報とを包括的に管理している。なお、
図8においてグレーで色塗りされている箇所は、本来ルックアップテーブルTが有していない情報である。かかる情報は、第1アカウントA1と連携されていない第2アカウントA2があることを妨げていないことを示すため、参考のために付加していることに留意されたい。
【0074】
一例では、「shoko_love」という第1アカウントA1は、「PlayWork」の「winkers」という第2アカウントA2と、「STORM」の「okkun@ipx.tokyo」という第2アカウントA2とに連携されている。「PlayWork」の「winkers」という第2アカウントA2には、「ストーリーファイターズ」というゲームと「ロッキーマン」というゲームとが関連付けられ、そのプレイログまたは戦績が管理されている。また、「STORM」の「okkun@ipx.tokyo」という第2アカウントA2には、同じく「ロッキーマン」というゲームとが関連付けられ、そのプレイログまたは戦績が管理されている。このようなプレイログまたは戦績は、後述の関連情報IF2の一例である。例えば、
図8におけるセルT1とセルT2とは、ともに、「shoko_love」という第1アカウントA1を有するユーザの、「ロッキーマン」というゲームのプレイログまたは戦績を示している。
【0075】
つまり、本来第2サービスS2で管理されている関連情報IF2を、第1サービスS1においても取り扱うことができる。これにより、第1サービスS1を通じて、関連情報IF2または関連情報IF2からさらに生成した何らかの二次情報に基づいて、種々の機能を実現することができる。例えば、セルT1とセルT2とは、本来別々の第2サービスS2によって管理されている情報であるが、何れも「ロッキーマン」という同じゲームのプレイログまたは戦績である。第1サービスS1では、セルT1の情報とセルT2の情報とを統合したプレイログまたは戦績(二次情報の一例)を参照する機能を、ユーザに提供してもよい。加えて、第1アカウントA1に連携させているユーザどうしのランキング等が提供されてもよい。ユーザ目線の機能に限らず、例えば第1情報処理装置2aを管理する管理者が関連情報IF2を用いてマーケティング分析等を行う機能が提供されてもよい。換言すると、取得部232は、第1取得ステップとして、第2サービスS2において特定アカウントに関連付けられた関連情報IF2を取得する。演算部233は、実行ステップとして、関連情報IF2または関連情報IF2に基づいて生成された二次情報に基づいて、第1サービスS1における所定の機能を実行させる。このような態様によれば、種々の第2サービスS2で得られる情報に基づき、新たな第1サービスS1の機能を実現することができる。
【0076】
[その他]
前述の実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0077】
一実施形態では、ログイン画面5においてユーザから照会要求があった場合に、第2アカウントA2のうちの1つを選択可能な選択画面6を表示させているが、照会要求を省略する形態であってもよい。例えば、ログイン画面5が、選択画面6に示されるような連携候補となる第2サービスS2を選択可能に構成されてもよい。
【0078】
一実施形態では、第1サービスS1を含む情報IF0は、通知画面8に描画される視覚情報として説明したが、通知画面8を介さずに電子メールまたは種々のアプリのメッセージ機能によって出力されてもよい。
【0079】
前述した再連携情報IF1が提示されるにあたっての条件を課してもよい。例えば、先にログインを試みた第2アカウントA2のプレイログまたは戦績が、後からログインを試みた別の第2アカウントA2のプレイログまたは戦績よりも好ましい場合には、再連携情報IF1を提示し、好ましくない場合には、再連携情報IF1を提示しなくてもよい。
【0080】
前述した再連携情報IF1および第2アカウントA2の再連携に関連し、切替回数限度値以外の制限が設けられてもよい。例えば
図8に示されるように、第1サービスS1では、連携された第2アカウントA2(特定アカウント)経由で関連情報IF2を取り扱うことができるため、関連情報IF2に条件を課すことで、第2アカウントA2の再連携を制限してもよい。例えば、アクセス履歴に基づき、これまでユーザ端末3で全くログインされていないにもかかわらず、あまりにもプレイログまたは戦績が優れた第2アカウントA2に再連携しようとする試みがあった場合には、演算部233が不正に売買された第2アカウントA2と判定し、再連携が制限されてもよい。換言すると、取得部232は、第3取得ステップとして、1以上n-1以下回目の入力に含まれる第2アカウントA2に関連付けられた関連情報IF2を取得する。提示部234は、第2提示ステップとして、関連情報IF2が所定の条件を満たす場合に、再連携情報IF1を提示する。このような態様によっても、不正な第2アカウントA2の売買を抑制することができる。
【0081】
前述の例とは逆に、プレイログまたは戦績がほとんど蓄積されていない第2アカウントA2に再連携しようとする試みがあった場合には、誤操作の可能性があると判定してもよい。かかる場合、誤操作の可能性を知らせるアラートを出力してもよいし、再連携を許可した上で切替回数のカウントを行わないようにしてもよい。
【0082】
前述の通り、情報処理システム1は、少なくとも1つの装置(例えば、第1情報処理装置2a等)を備えているが、この装置のうちのさらに少なくとも1つは、日本国外に設置されていてもよい。例えば、第1情報処理装置2aが日本国内に設置され、第2情報処理装置2bが日本国外に設置されていてもよい。同様に、ユーザが日本国外から自身のユーザ端末3を用いて、種々の情報処理装置2にアクセスしていてもよい。このような態様によれば、様々な管理形態によって、より興趣性の高い体験をユーザに提供することができる。
【0083】
一実施形態では、受付部231、取得部232、演算部233、提示部234および表示制御部235を、第1情報処理装置2aの制御部23によって実現される機能部として説明しているが、この少なくとも一部を、第2情報処理装置2bの制御部23によって実現される機能部として実施してもよい。あるいは、ユーザ端末3の制御部33によって実現される機能部として実施してもよい。さらには、上記の例で説明した種々の情報が、第1情報処理装置2aの記憶部22だけでなく、他の外部装置に分散的に記憶されていてもよい。
【0084】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
【0085】
(1)情報処理システムであって、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能な、少なくとも1つのプロセッサを備え、受付ステップでは、第1サービスにおける第1アカウントに連携された特定アカウントとして、第2アカウントのうちの1つを指定する入力をユーザから受け付け、ここで前記ユーザは、自分自身の前記第1アカウントを照会したい者であり、前記第2アカウントは、前記第1サービスとは異なる少なくとも1つの第2サービスにおけるアカウントであり、出力ステップでは、前記入力により前記特定アカウントが特定された場合に、前記第1アカウントを含む情報を前記ユーザが照会可能に出力する。システム。
【0086】
このような態様によれば、より改善された体験をユーザに提供可能な技術を提供することができる。
【0087】
(2)上記(1)に記載の情報処理システムにおいて、前記受付ステップは、第1受付ステップと、第2受付ステップとを含み、前記第1受付ステップでは、前記第1サービスにおける前記第1アカウントの照会要求を前記ユーザから受け付け、前記第2受付ステップでは、前記照会要求のあとに、前記入力を前記ユーザから受け付ける、システム。
【0088】
このような態様によれば、ユーザが第1アカウントを失念した際等に、ユーザの意思で第1アカウントを照会可能な環境を提供することができる。
【0089】
(3)上記(2)に記載の情報処理システムにおいて、さらに、第1表示ステップでは、前記照会要求に応じて、前記ユーザが前記入力を入力可能な画面を表示させ、前記入力により前記特定アカウントが特定された場合に、前記第1アカウントを含む視覚情報を表示させる、システム。
【0090】
このような態様によれば、照会したい第1アカウントをユーザが直接画面を介して視認することができる。
【0091】
(4)上記(3)に記載の情報処理システムにおいて、さらに、第1取得ステップでは、前記ユーザの、前記第2サービスそれぞれへのアクセス履歴を取得し、前記第1表示ステップでは、前記アクセス履歴に基づき、前記特定アカウントとして推奨される前記第2アカウントを示す視覚情報を、前記画面において表示させる、システム。
【0092】
このような態様によれば、ユーザは、過去の第2サービスの使用履歴を失念した場合であっても、特定アカウントとして推奨される第2アカウントを把握することができる。
【0093】
(5)上記(3)または(4)に記載の情報処理システムにおいて、前記第1表示ステップでは、前記特定アカウントでの前記第2サービスへのログインセッションが前記画面において有効な場合に、前記第1アカウントを含む視覚情報を表示させる、システム。
【0094】
このような態様によれば、ユーザは、第2アカウントの認証に関する入力を省略しつつ、特定アカウントとして推奨される第2アカウントを把握することができる。
【0095】
(6)上記(1)~(5)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、さらに、第2取得ステップでは、前記第2サービスにおいて前記特定アカウントに関連付けられた関連情報を取得し、実行ステップでは、前記関連情報または前記関連情報に基づいて生成された二次情報に基づいて、前記第1サービスにおける所定の機能を実行させる、システム。
【0096】
このような態様によれば、種々の第2サービスで得られる情報に基づき、新たな第1サービスの機能を実現することができる。
【0097】
(7)上記(1)~(6)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、さらに、第1提示ステップでは、前記入力を前記ユーザから受け付けた場合に、前記入力に含まれる前記第2アカウントで前記第2サービスにログインを行う要求を、前記ユーザに提示し、前記出力ステップでは、前記ログインが成功することで前記第2アカウントが前記特定アカウントとして特定された場合に、前記第1アカウントを含む情報を前記ユーザが照会可能に出力する。システム。
【0098】
このような態様によれば、第1アカウントを照会させるにあたっての安全度を高めることができる。
【0099】
(8)上記(1)~(7)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、さらに、第2提示ステップでは、前記第2サービスのうちの1つに対して前記ユーザが複数の前記第2アカウントを有し且つn回目(n≧2)の前記入力によって前記特定アカウントが特定された場合に、1以上n-1以下回目の前記入力に含まれる前記第2アカウントに、前記第1アカウントを連携し直すことを促す再連携情報を提示する、システム。
【0100】
このような態様によれば、ユーザが現在積極的に使用していると考えられる第2アカウントを特定アカウントとして設定し直すことを、ユーザがより容易に行うことができる。
【0101】
(9)上記(8)に記載の情報処理システムにおいて、前記第2提示ステップでは、前記第2サービスのうちの1つにおける前記第2アカウントがアカウントの切替回数限度値に達していない場合に、前記再連携情報を提示する、システム。
【0102】
このような態様によれば、不正な第2アカウントの売買を抑制することができる。
【0103】
(10)上記(8)または(9)に記載の情報処理システムにおいて、さらに、第3取得ステップでは、1以上n-1以下回目の前記入力に含まれる前記第2アカウントに関連付けられた関連情報を取得し、前記第2提示ステップでは、前記関連情報が所定の条件を満たす場合に、前記再連携情報を提示する、システム。
【0104】
このような態様によれば、不正な第2アカウントの売買を抑制することができる。
【0105】
(11)上記(1)~(10)の何れか1つに記載の情報処理システムにおいて、少なくとも1つの装置を備え、前記装置のうちのさらに少なくとも1つは、日本国外に設置されている、システム。
【0106】
このような態様によれば、様々な管理形態によって、より興趣性の高い体験をユーザに提供することができる。
【0107】
(12)情報処理方法であって、上記(1)~(11)の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを備える、方法。
【0108】
このような態様によれば、より改善された体験をユーザに提供可能な技術を提供することができる。
【0109】
(13)プログラムであって、少なくとも1つのコンピュータに、上記(1)~(11)の何れか1つに記載の情報処理システムの各ステップを実行させる、プログラム。
【0110】
このような態様によれば、より改善された体験をユーザに提供可能な技術を提供することができる。
もちろん、この限りではない。
【0111】
最後に、本開示に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、開示の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、開示の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された開示とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0112】
1 :情報処理システム
11 :通信ネットワーク
2 :情報処理装置
2a :第1情報処理装置
2b :第2情報処理装置
20 :通信バス
21 :通信部
22 :記憶部
23 :制御部
231 :受付部
232 :取得部
233 :演算部
234 :提示部
235 :表示制御部
3 :ユーザ端末
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
34a :グラフィック処理部
34b :オーディオ処理部
34c :操作部
4a :ディスプレイ
4b :スピーカ
4c :入力デバイス
5 :ログイン画面
51 :入力欄
52 :入力欄
53 :ボタン
54 :リンク
55 :リンク
56 :リンク
6 :選択画面
61 :ボタン
61a :注目表示
61b :注目表示
62 :ボタン
62a :注目表示
63 :ボタン
64 :ボタン
7 :認証画面
71 :入力欄
72 :入力欄
73 :ボタン
8 :通知画面
81a :領域
81b :領域
82 :ボタン
83 :ボタン
A1 :第1アカウント
A2 :第2アカウント
IF0 :第1アカウントを含む情報
IF1 :再連携情報
IF2 :関連情報
S1 :第1サービス
S2 :第2サービス
T :ルックアップテーブル
T1 :セル
T2 :セル