IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 黒田総合技研株式会社の特許一覧

特開2025-17286ナイロン11微粉末、表面処理品及び配合化粧料
<>
  • 特開-ナイロン11微粉末、表面処理品及び配合化粧料 図1
  • 特開-ナイロン11微粉末、表面処理品及び配合化粧料 図2
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025017286
(43)【公開日】2025-02-05
(54)【発明の名称】ナイロン11微粉末、表面処理品及び配合化粧料
(51)【国際特許分類】
   C08J 3/14 20060101AFI20250129BHJP
   C09C 3/10 20060101ALI20250129BHJP
   A61K 8/88 20060101ALI20250129BHJP
   A61Q 1/02 20060101ALI20250129BHJP
【FI】
C08J3/14 CFG
C09C3/10
A61K8/88
A61Q1/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023130486
(22)【出願日】2023-07-24
(71)【出願人】
【識別番号】513103276
【氏名又は名称】黒田総合技研株式会社
(72)【発明者】
【氏名】黒田 章裕
【テーマコード(参考)】
4C083
4F070
4J037
【Fターム(参考)】
4C083AB212
4C083AB232
4C083AB241
4C083AB242
4C083AB431
4C083AB432
4C083AC022
4C083AC342
4C083AC422
4C083AC662
4C083AD071
4C083AD072
4C083AD242
4C083AD261
4C083AD262
4C083CC12
4C083DD17
4C083DD21
4C083EE03
4C083EE06
4C083FF01
4F070AA54
4F070AC20
4F070AC36
4F070AE30
4F070DA22
4F070DB09
4F070DC05
4F070DC13
4J037CC27
(57)【要約】
【課題】ナイロン11を黄変させずに微粉末化することと顔料の表面処理を行うこと、そしてその微粉末および表面処理顔料を化粧料に配合することで化粧落としが容易な化粧料を得ること。
【解決手段】ナイロン11とジプロピレングリコールとリン酸塩を混合し、185℃以上に加熱して、ナイロン11を溶解させた後に冷却することで得られるナイロン11の微粉末、およびナイロン11と顔料とジプロピレングリコールとリン酸塩を混合し、185℃以上に加熱した後に冷却して得られるナイロン11で表面処理された顔料およびその配合化粧料でなす。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナイロン11とジプロピレングリコールとリン酸塩を混合、185℃以上に加熱して、ナイロン11を溶解させた後に冷却することで得られるナイロン11の微粉末。
【請求項2】
ナイロン11と顔料とジプロピレングリコールとリン酸塩を混合、185℃以上に加熱した後に冷却して得られるナイロン11で表面処理された顔料。
【請求項3】
ナイロン11とジプロピレングリコールとリン酸塩と一緒に下記成分の1種以上を添加することで得られる請求項1に記載の微粉末。
イソステアリン酸ポリグリセリル-10、スクワラン、キャンデリラロウ、ステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10
【請求項4】
ナイロン11と顔料とジプロピレングリコールとリン酸塩に加えて下記成分の1種以上を添加することで得られる請求項2に記載のナイロン11で表面処理された顔料。
イソステアリン酸ポリグリセリル-10、スクワラン、キャンデリラロウ、ステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10
【請求項5】
リン酸塩がトリポリリン酸ナトリウムである請求項1に記載の微粉末。
【請求項6】
リン酸塩がトリポリリン酸ナトリウムである請求項2に記載のナイロン11で表面処理された顔料。
【請求項7】
請求項1に記載の微粉末を配合した化粧料。
【請求項8】
請求項2に記載のナイロン11で表面処理された顔料を配合した化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
天然物であるナイロン11は今後の環境規制の中で重要な位置を占めることが予想されるが、市販の微粉末は3Dプリンタ用に開発されたものが市販されているが、粉砕法で製造されているために感触があまりよくない問題があった。また、粉末処理などの処理剤としてナイロン11を用いようとすると、ナイロン11の融点が185℃と高く通常の方法では処理が難しい問題があった。
特許文献1にはナイロン12とジプロピレングリコールとを混合、加熱し、ナイロン12をジプロピレングリコールに溶解させ均一溶液を生成し、この均一溶液を冷却することによって、ナイロン12の球状粒子を析出させる、ナイロン12球状粒子粉末の製造方法が記載されている。ナイロン12はナイロン11と比べて炭素数が1つ多く、融点が176℃でやや低いこと以外はナイロン11とその特性は類似している。そこで特許文献1に従ってナイロン11を処理してみると、ジプロピレングリコール中のナイロン11の割合が高くなるにつれて黄変が生じることが分かった。非特許文献1にはナイロンの黄変の原因は窒素酸化物に起因していることが示されている。非特許文献2にはゼオライトを用いた窒素酸化物の吸着効果についての研究結果が示されているが、実際に試してみると黄変を抑制することはできなかった。
【先行技術文献】
【0002】
【特許文献1】特開2006-169373号公報
【非特許文献1】ナイロンの黄変 日本製品製品・クリーニング協議会 https://nichisenku.jp/accident/jiko14/(2023年3月17日検索)
【非特許文献2】岡田繁他、国士舘大学理工学部紀要 第9号 1-4ページ(2016)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は解決しようとする課題は、ナイロン11を黄変させずに微粉末化することと顔料の表面処理を行うこと、そしてその微粉末および表面処理顔料を化粧料に配合することで化粧落としを容易にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ナイロン11とジプロピレングリコールとリン酸塩を混合し、185℃以上に加熱して、ナイロン11を溶解させた後に冷却することで得られるナイロン11の微粉末、およびナイロン11と顔料とジプロピレングリコールとリン酸塩を混合し、185℃以上に加熱した後に冷却して得られるナイロン11で表面処理された顔料およびその配合化粧料である。
1.ナイロン11とジプロピレングリコールとリン酸塩を混合、185℃以上に加熱して、ナイロン11を溶解させた後に冷却することで得られるナイロン11の微粉末。
2.ナイロン11と顔料とジプロピレングリコールとリン酸塩を混合、185℃以上に加熱した後に冷却して得られるナイロン11で表面処理された顔料。
3.ナイロン11とジプロピレングリコールとリン酸塩と一緒に下記成分の1種以上を添加することで得られる1に記載の微粉末。
イソステアリン酸ポリグリセリル-10、スクワラン、キャンデリラロウ、ステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10
4.ナイロン11と顔料とジプロピレングリコールとリン酸塩に加えて下記成分の1種以上を添加することで得られる2に記載のナイロン11で表面処理された顔料。
イソステアリン酸ポリグリセリル-10、スクワラン、キャンデリラロウ、ステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10
5.リン酸塩がトリポリリン酸ナトリウムである1に記載の微粉末。
6.リン酸塩がトリポリリン酸ナトリウムである2に記載のナイロン11で表面処理された顔料。
7.1に記載の微粉末を配合した化粧料。
8.2に記載のナイロン11で表面処理された顔料を配合した化粧料。
【本発明の効果】
【0005】
本発明により、機械的粉砕を行わなくてもナイロン11の微粉末や表面処理顔料が得られる効果がある。また、これらの粉末や顔料を配合した化粧料はさらさらした感触を持ち、塗布時の伸びに優れ、化粧落としが容易な化粧料が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明のナイロン11の微粉末の走査型電子顕微鏡写真の例。
図2】本発明のナイロン11で表面処理されたセルロース粉末の走査型電子顕微鏡写真の例。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いるナイロン11はヒマシ油から得られるアミノウンデカン酸の縮重合によって得られる脂肪族ポリアミドであり、アルケマ社からRilsan PA11の名称で販売されている。本発明ではペレットの形で供給されているものを用いることが好ましい。
本発明の微粉末では、ジプロピレングリコールを用いる。ナイロン11とジプロピレングリコールの混合物を185℃以上に昇温してから冷却することで微粉末が得られる。ナイロン11をジプロピレングリコールへ混合する際の重量比は1~25%が好ましく、特に10~20%が好ましい。
本発明では、ジプロピレングリコールに顔料とナイロン11を混ぜ、それを185℃以上に昇温させてから冷却することで、ナイロン11による表面処理顔料を得ることができる。昇温の温度は220℃以下とすることが好ましい。220℃以上の温度の時間が長いと黄変の影響が強くなる場合がある。
本発明では、上記のナイロン11とジプロピレングリコールと共にリン酸塩を加えることが好ましい。リン酸塩を入れるとナイロン11の黄変を抑制することができる。本発明で用いるリン酸塩としては、例えばトリポリリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸2カリウム、リン酸1カリウムなどが挙げられるが、特にトリポリリン酸ナトリウムが好ましい。リン酸塩の添加量は、ナイロン11の質量に対して25~200%の量を添加することが好ましい。ナイロン11の微粉末を得る場合は少なめで問題ないが、表面処理顔料を得る場合は100%以上とすることが好ましい。また、ジプロピレングリコールに対してナイロン11や顔料の量が多い場合、具体的には20%以上の量では、より多くのリン酸塩が必要になる場合がある。
【0008】
本発明では、さらにイソステアリン酸ポリグリセリル-10、スクワラン、キャンデリラロウ、ステアリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10から選ばれる1種以上の成分を加えることが好ましい。これらの成分は、ナイロン11単独の場合は、粒度分布をより小さくする方向に制御することができ、また顔料の表面処理の場合では、均一な被覆処理ができるようになる効果がある。これらの成分の添加量としては、ナイロン11の質量に対して1~60%が好ましく、より好ましくは3~50%である。これもリン酸塩と同様でナイロン11の微粉末を得る場合は少なめで問題ないが、表面処理顔料を得る場合は50%以上とすることが好ましい。また、ジプロピレングリコールに対してナイロン11や顔料の量が多い場合、具体的には20%以上の量では、より多くのリン酸塩が必要になる場合がある。
【0009】
本発明では、上記の加熱工程においてはなるべく強く攪拌を行うことが好ましいが、ナイロン11が合一して塊になるケースがあり、この場合に攪拌翼と容器の隙間にはさまって攪拌できなくなり攪拌不良になるケースがあるため、翼の形状または容器と翼との距離の設定は注意が必要であり、攪拌翼が動かなくなることがないように実験的に調べる必要がある。
【0010】
本発明では、溶液を185℃以上に加熱した後、冷却工程に入るが、攪拌は液温が170℃になるまで実施し、それ以降は攪拌は不要または弱い攪拌のみで構わない。また、冷却時に溶液を外側から冷却するなどして冷却速度を大きくすることが好ましい。冷却速度が大きい方がナイロン11の粒度分布がより小さくなったり、表面処理が均一になるなどの効果がある。また、冷却工程の中で撥水化剤などの表面処理剤を添加することも好ましい。
【0011】
本発明では、溶液が35℃以下、好ましくは室温になったところで水を投入し、攪拌してからフィルタープレス、ろ過、遠心ろ過などの方法を用いて固形分とジプロピレングリコールを含む溶液を分離する。また、水洗を何度か実施して、余分なジプロピレングリコールを除去することが好ましい。ジプロピレングリコールの除去が終わったら、固形分をステンレスバットなどの容器に移して加熱乾燥する。この際に減圧してもしなくても構わない。加熱温度は可能であれば加熱滅菌が可能な130℃以上での加熱が好ましい。
【0012】
本発明では、こうして得られた粉体を一度粉砕し、篩をかけて異物の混入がないか確認することが好ましい。
【0013】
本発明で用いる顔料は特に限定はなく、無機物、有機物、エラストマーなどを用いることができる。特に天然物であるセルロース粉末が好適である。
【0014】
本発明では、こうして得られたナイロン11微粉末および表面処理顔料を化粧料に配合して用いることが好ましい。本発明の化粧料においては、これらの粉体を化粧料の重量に対して0.1~99%の範囲で配合することができる。本発明のナイロン11微粉末および表面処理顔料を化粧料に配合した場合、さらさらとした感触に優れ、化粧落としが容易な化粧料が得られる。
【0015】
本発明の化粧料では、本発明のナイロン11微粉末およびナイロン11処理顔料は、各種の表面処理顔料と組み合わせて使用することが可能である。このような表面処理の例としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ジメチコン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリル変性シリコーン、トリメチルシロキシケイ酸等のシリコーン化合物処理、アクリルシリコーン処理、トリエトキシカプリリルシラン、アミノシラン、テトラエトキシシラン等のシラン化合物処理、トリイソステアリン酸イソプロピルチタン、テトライソプロピルチタネート等の有機チタネート処理、アシルアミノ酸金属塩処理、金属石鹸処理、ラウロイルリジン処理、糖脂質処理、シリカ、アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄等の金属酸化物処理、ヒドロキシプロピルビスパルミタドMEA処理、寒天、DNA、アルギン酸塩、澱粉、澱粉誘導体、タマリンドシードガム、カラギーナン、ポリウレタン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸誘導体、セルロース、セルロース誘導体等の高分子処理、シルク、シルクペプチド等のシルク処理、グリセリン、ポリグリセリン等のグリセリン処理、エステル油、スクワラン等の油剤処理、各種植物エキスによるエキス処理、天然色素、合成色素、炭などによる着色剤処理等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて用いることも好適である。
【実施例0016】
以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
なお、実施例および比較例で用いた各種評価方法は以下の方法を用いた。
【0017】
官能特性の評価方法
評価について訓練されたメイクアップ技術者5名にて試作品の官能試験を実施した。優れた特性があると判断された場合を5点、特性が認められないと判断された場合を0点として評価し、平均点を以て評価結果とした。したがって、平均点が高い方が優れた特性があることを示している。
【実施例0018】
ナイロン11微粉末の製造
ナイロン11ペレット(直径2mm、長さ3mm)10質量部とイソステアリン酸ポリグリセリル10 1.5質量部とトリポリリン酸ソーダ 2質量部をジプロピレングリコール30質量部に分散させた。この分散液を攪拌下に加熱し200℃になったところで冷却し、170℃で攪拌を中止し、以後は攪拌せずに急冷した。得られた溶液に水を100質量部投入して濾別し、水洗を3回実施した。得られた粉末をステンレスバットに入れて送風乾燥機を用いて130℃で6時間乾燥させた。白色粉末をミキサーで粉砕し、60メッシュを通して製品とした。得られた粉末を走査型電子顕微鏡で観察したところ、図1に示す写真が得られた。また、付属のEDSを用いてリンが残っていないことを確認した。得られたナイロン11の微粉末は略球状の粒子とシイタケ状の粒子の混合物となっていた。本実施例では得られた微粉末に黄変は認められなかった。本実施例はさらさらとした感触でのびが良かった。
【0019】
(比較例1)
リン酸塩の代わりにリン酸を用いたケース
実施例1のリン酸塩の代わりにリン酸を用いた他はすべて同様にして製品を得た。得られた粉末は黄変が激しく、リン酸は黄変の抑制には効果がないことが確認された。
【実施例0020】
ナイロン11を表面処理した粉体の製造
ナイロン11ペレット(直径2mm、長さ3mm)10質量部とイソステアリン酸ポリグリセリル10 1.5質量部とトリポリリン酸ソーダ 4質量部とセルロース粉末 20質量部をジプロピレングリコール30質量部に分散させた。この分散液を攪拌下に加熱し200℃になったところで冷却し、170℃で攪拌を中止し、以後は攪拌せずに急冷した。得られた溶液に水を100質量部投入して濾別し、水洗を3回実施した。得られた粉末をステンレスバットに入れて送風乾燥機を用いて130℃で6時間乾燥させた。白色粉末をミキサーで粉砕し、60メッシュを通して製品とした。得られた粉末を走査型電子顕微鏡で観察したところ、図2に示す写真が得られた。この写真は実施例1とは大きく異なり、未処理のセルロース粉末とほぼ同様の形状の粉末が得られ、実施例1に見られたような粒子はほとんど観察されなかった。本実施例はさらさらとした感触でのびが良かった。
【実施例0021】
実施例2のセルロース粉末の代わりに、球状セルロースパウダーを用いた他はすべて実施例2と同様にして製品を得た。本実施例はさらさらとした感触でのびに優れていた。
【実施例0022】
実施例2のセルロース粉末の代わりに、合成マイカを用いた他はすべて実施例2と同様にして製品を得た。本実施例はさらさらとした感触でのびに優れていた。
【実施例0023】
実施例2のセルロース粉末の代わりに、顔料級酸化チタン(石原産業製CR-50)を用いた他はすべて実施例2と同様にして製品を得た。本実施例は感触は未処理品と同等であったが、水で簡単に落とせる特性を示した。
【0024】
(実施例6~11)
化粧料(パウダーファンデーション)の製造
実施例1~5で製造した粉体を用いて表1に示す処方を用いてファンデーションを得た。
成分Aを良く混合した後、均一に溶解させた成分Bを加え、さらに良く混合した。得られた試料は金型を用いて金皿に充填して打型し、製品試料を得た。なお、表中の単位は質量%である。
【0025】
【表1】
【0026】
実施例6~8、11は植物性成分を用いて作成した製品である。実施例9、10は既存の表面処理顔料であるオクチルシラン処理顔料と組み合わせたものである。これらの製品の評価結果を表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】
表2の結果より、本発明の実施例はのびが良く、さらさらした感触に優れること、また化粧落としが楽であることがわかる。
図1
図2