(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025017462
(43)【公開日】2025-02-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および画像提供システム
(51)【国際特許分類】
H04N 5/222 20060101AFI20250130BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20250130BHJP
G07F 17/26 20060101ALI20250130BHJP
【FI】
H04N5/222 500
H04N23/60 300
G07F17/26
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023120492
(22)【出願日】2023-07-25
(71)【出願人】
【識別番号】307010096
【氏名又は名称】フリュー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100121131
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 孝
(74)【代理人】
【氏名又は名称】稲本 義雄
(74)【代理人】
【識別番号】100168686
【弁理士】
【氏名又は名称】三浦 勇介
(72)【発明者】
【氏名】高橋 未優
(72)【発明者】
【氏名】諸岡 侑加
【テーマコード(参考)】
5C122
【Fターム(参考)】
5C122DA34
5C122EA42
5C122EA60
5C122FH11
5C122FH14
5C122FH18
5C122FH22
5C122FK34
5C122FK37
5C122FK38
5C122FK39
5C122FK40
5C122FK42
5C122GC14
5C122GC52
5C122HA01
5C122HA13
5C122HA35
5C122HB01
5C122HB05
5C122HB09
(57)【要約】
【課題】自撮り画像の違和感を解消する。
【解決手段】情報管理部は、写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報を管理し、送信処理部は、撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に、写真シール作成装置の機種に対応する特定情報を送信する。特定情報は、携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する画像処理に用いられる。本技術は、画像提供サービスを提供する画像提供システムに適用することができる。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報を管理する情報管理部と、
前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報を送信する送信処理部と
を備え、
前記特定情報は、前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理に用いられる
情報処理装置。
【請求項2】
前記特定情報は、前記写真シール作成装置の機種に応じて異なる前記画像処理の画像処理パラメータを含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報管理部は、前記写真作成ゲームにおいて撮影された前記撮影画像を、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報に対応付けて管理し、
前記特定情報に対応付けられた前記撮影画像は、前記特定情報が送信された前記携帯端末において閲覧される
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記送信処理部は、前記写真作成ゲームの終了後にアクセスされた前記携帯端末に前記特定情報を送信する
請求項2または3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記送信処理部は、前記写真作成ゲームにおいて連携が完了した前記ユーザの前記携帯端末に前記特定情報を送信する
請求項2または3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記送信処理部は、前記写真作成ゲームにおいて撮影された前記撮影画像に含まれる顔の前記ユーザの前記携帯端末に前記特定情報を送信する
請求項2または3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記画像処理は、画像に含まれる顔の加工処理またはメイク処理である
請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が、
写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報を管理し、
前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報を送信し、
前記特定情報は、前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理に用いられる
情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報であって、前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に送信された、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報を取得し、
前記特定情報を用いて、前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理を施す
処理を実行させるためのプログラム。
【請求項10】
写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報を管理する情報管理部と、
前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に送信された、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報を取得する情報取得部と、
前記特定情報を用いて、前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理を施す画像処理部と
を備える画像提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および画像提供システムに関し、特に、自撮り画像の違和感を解消することができるようにする情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および画像提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、写真シール作成装置が知られている。写真シール作成装置は、ユーザを撮影し、撮影画像に対してユーザに編集を行わせ、編集後の画像をシール紙に印刷して提供するものである。写真シール作成装置は遊戯施設などに設置される。
【0003】
写真シール作成装置が提供する1ゲームの流れは、通常、撮影空間内にいるユーザを被写体として撮影を行った後、ユーザを編集空間に移動させ、編集空間内で行われる操作に従って画像を編集して、編集済みの画像をシール紙に印刷するものとなる。
【0004】
また、写真シール作成装置のゲームにおいて作成した画像を、印刷物としてではなく、画像データとしてユーザに提供する会員制のサービスがある。ゲームを行ったユーザは、サービスを利用するためのアカウントを作成しておくことにより、スマートフォンなどの携帯端末を操作して画像取得サイトにアクセスし、ゲームで作成した画像を携帯端末の画面上で閲覧することができる。
【0005】
一方で、近年、ゲーム中のユーザの様子を自身の携帯端末で撮影する(いわゆる自撮りする)ための構成を備える写真シール作成装置が増えつつある。例えば、特許文献1には、筐体に含まれる垂直面の少なくとも一部に、撮影機能を有する携帯端末を保持する携帯端末ホルダを備える写真作成ゲーム機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
写真シール作成装置のゲームにおいて作成した画像には、写真シール作成装置の機種に応じた画像処理が施される。また、ユーザ自身の携帯端末で自撮りした画像(以下、自撮り画像という)には、携帯端末にインストールされている画像加工アプリケーション(加工アプリ)によって画像処理が施され得る。
【0008】
ここで、それぞれの画像に施される画像処理の内容が異なる場合、ユーザは、写真シール作成装置のゲームにおいて作成した画像と自撮り画像とを見比べたときに違和感を覚えることになる。
【0009】
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、自撮り画像の違和感を解消することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本技術の情報処理装置は、写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報を管理する情報管理部と、前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報を送信する送信処理部とを備え、前記特定情報は、前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理に用いられる情報処理装置である。
【0011】
本技術の情報処理方法は、情報処理装置が、写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報を管理し、前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報を送信し、前記特定情報は、前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理に用いられる情報処理方法である。
【0012】
本技術のプログラムは、コンピュータに、写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報であって、前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に送信された、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報を取得し、前記特定情報を用いて、前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理を施す処理を実行させるためのプログラムである。
【0013】
本技術の画像提供システムは、写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報を管理する情報管理部と、前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に送信された、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報を取得する情報取得部と、前記特定情報を用いて、前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理を施す画像処理部とを備える画像提供システムである。
【0014】
本技術においては、写真シール作成装置の機種毎に設定され、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報であって、前記撮影画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末に送信された、前記写真シール作成装置の機種に対応する前記特定情報が前記携帯端末の撮影機能により撮影された端末画像に対する前記画像処理に用いられる。
【発明の効果】
【0015】
本技術によれば、自撮り画像の違和感を解消することが可能となる。
【0016】
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本技術の一実施形態に係る画像提供システムの構成例を示す図である。
【
図2】写真シール作成装置からアップロードされる情報の例を示す図である。
【
図3】画像提供サービスの利用形態の例を示す図である。
【
図5】画像管理サーバにおける画像の管理の仕方の例を示す図である。
【
図7】画像管理サーバによる画像の特定の仕方の例を示す図である。
【
図8】画像管理サーバによる画像の特定の仕方の例を示す図である。
【
図9】画像提供システムにおける情報の流れの例を示す図である。
【
図10】画像管理サーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。
【
図11】画像管理サーバの機能構成例を示すブロック図である。
【
図13】携帯端末の構成例を示すブロック図である。
【
図14】画像管理サーバが実行する処理について説明するフローチャートである。
【
図15】携帯端末が実行する処理について説明するフローチャートである。
【
図16】画像提供システムにおける情報の流れの他の例を示す図である。
【
図17】画像管理サーバが実行する処理について説明するフローチャートである。
【
図19】画像管理サーバが実行する処理について説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.画像提供サービスについて
2.自撮り画像とその違和感
3.第1の実施の形態(アクセスに応じた携帯端末への特定情報の送信)
4.第2の実施の形態(事前に連携した携帯端末への特定情報の送信)
5.第3の実施の形態(顔情報に基づいた携帯端末への特定情報の送信)
6.プログラムについて
【0019】
<1.画像提供サービスについて>
(システム構成)
図1は、画像提供システムの構成例を示す図である。
【0020】
図1の画像提供システムは、画像管理サーバ1、写真シール作成装置2、および携帯端末3が、インターネット11を介して接続されることによって構成される。
【0021】
図1の例においては、写真シール作成装置2が1台しか示されていないが、実際には、同じメーカーが販売する複数台の写真シール作成装置2が設けられる。携帯端末3は、写真シール作成装置2を利用したユーザ(利用者)のスマートフォンであり、例えば、写真シール作成装置2を利用したユーザの数だけ設けられる。
【0022】
写真シール作成装置2は、写真作成ゲームを提供するゲーム機である。写真シール作成装置2は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設や店舗に設置される。
【0023】
写真シール作成装置2のユーザは、主に女子高生や若い女性が中心となる。写真シール作成装置2において、1組あたり主に2人や3人などの複数人のユーザがゲームを楽しむことができる。もちろん、写真シール作成装置2において、1人のユーザがゲームを楽しむこともできる。
【0024】
写真シール作成装置2において、ユーザは、自身が被写体となって撮影作業を行う。ユーザは、撮影作業によって得られた撮影画像に対して、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させるための編集作業を行い、撮影画像を彩り豊かな画像に編集する。
【0025】
写真シール作成装置2が提供する1回のゲームにおいては、複数回の撮影が行われ、例えば5枚といったような複数枚の撮影画像が得られる。また、複数枚の撮影画像のそれぞれを対象として編集が行われ、複数枚の編集画像が作成される。ユーザは、編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
【0026】
このように、写真シール作成装置2は、ユーザを被写体として撮影を行う撮影装置としての機能を有する。
【0027】
写真シール作成装置2には、写真シール作成装置2の全体の動作を制御するコンピュータ、ユーザを撮影するカメラ、カメラで撮影することによって得られた撮影画像の編集を行うためにユーザにより用いられる編集用モニタ、画像をシール紙などの印刷媒体に印刷するプリンタなどが設けられる。写真シール作成装置2の構成の詳細については、例えば特開2018-64220号公報に開示されている。
【0028】
写真シール作成装置2は、ゲームで作成した画像をシール紙に印刷して提供することの他に、携帯端末3上で閲覧可能にすることによって画像をユーザに提供する。写真シール作成装置2から画像管理サーバ1に対しては、ゲームにおいて作成された画像が送信される(アップロードされる)。
【0029】
画像管理サーバ1は、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を受信し、所定のURLを割り当てるなどして保存する。画像管理サーバ1は、携帯端末3を操作してアクセスしてきたユーザに対して画像を提供するサービスである画像提供サービスを提供する。
【0030】
画像提供サービスは、携帯端末3上で画像を閲覧したり、携帯端末3に画像をダウンロードしたりすることが可能とされる会員制のサービスである。画像の編集などを、画像提供サービスを利用して行うことができるようにしてもよい。
【0031】
携帯端末3のユーザは、写真シール作成装置2を利用したゲームの終了後、携帯端末3を操作して画像管理サーバ1にアクセスし、画像提供サービスを利用して画像の閲覧などを行うことになる。
【0032】
携帯端末3には、画像管理サーバ1が提供する画像提供サービスの画面を表示させるためのアプリケーションがインストールされている。
【0033】
タブレット端末などの他の携帯端末や、インターネット11上のサーバとの間で各種の情報の送受信を行うことができるPC(パーソナルコンピュータ)、TV(テレビジョン受像機)などの端末が、画像提供サービスを利用するための情報処理端末として用いられるようにしてもよい。
【0034】
(アップロードされる情報について)
アップロードされる画像の種類は、写真シール作成装置2の機種などによって以下のように異なるものとなる。
【0035】
(1)1回のゲームで作成された全ての編集画像がアップロードされる場合
(2)1回のゲームで作成された全ての編集画像と撮影画像がアップロードされる場合
【0036】
上記(1)の場合、1回のゲームにおいて撮影が5回行われているときには、撮影によって得られた5枚の撮影画像を元にして作成された、5枚の編集画像がアップロードされる。編集の元になった5枚の撮影画像についてはアップロードされない。
【0037】
上記(2)の場合、1回のゲームにおいて撮影が5回行われているときには、5枚の編集画像と5枚の撮影画像の計10枚の画像がアップロードされる。
【0038】
なお、機種によっては、1回のゲームにおいて撮影が6回行われるものもある。撮影回数などにも応じて、アップロードされる画像の枚数は異なる枚数となる。
【0039】
図2は、写真シール作成装置2からアップロードされる情報の例を示す図である。
【0040】
図2に示すように、写真シール作成装置2からアップロードされる画像には管理情報が付加される。管理情報は、アップロードされた画像を管理するために写真シール作成装置2において生成され、画像管理サーバ1に対して送信される情報である。画像管理サーバ1においては、アップロードされた画像が、管理情報に含まれる各情報と紐付けて管理される。
【0041】
管理情報には、シールID、画像選択フラグ、およびメールアドレスが含まれる。
【0042】
シールIDは、1回のゲーム毎に、所定の規則に従って写真シール作成装置2により発行されるIDである。ゲームが行われる毎に発行されるIDであるから、ゲームを識別するためのIDともいえる。
【0043】
例えば、シールIDは、編集画像を印刷したシール紙の縁などに印刷した状態でユーザにも通知される。画像提供サービスに対するログイン操作を行った携帯端末3のユーザがシール紙の縁を見てシールIDを入力した場合、画像管理サーバ1においては、携帯端末3のユーザがゲームで作成した画像が特定される。このように、シールIDは、それぞれのユーザが作成した画像を特定するために用いられる。
【0044】
画像選択フラグは、マイページ画面に保存する画像としてゲーム中にユーザにより選択された画像を表すフラグである。
【0045】
例えば、撮影画像の編集が終わったタイミングなどの所定のタイミングで、編集用モニタに表示された画面を用いて、1枚の編集画像の選択が行われる。後述するように、マイページ画面は、会員登録を行ったユーザ毎に割り当てられるユーザ専用の画面であり、画像管理サーバ1において管理されている画像の閲覧などに用いられる。
【0046】
メールアドレスは、ゲーム中に入力されたユーザのメールアドレスである。
【0047】
ユーザのメールアドレスは、例えば、画像の保存先として割り当てられたURLをメール(電子メール)で通知するために画像管理サーバ1により用いられる。ユーザが2人である場合、それぞれのユーザのメールアドレスが管理情報に含まれる。
【0048】
例えば、撮影画像の編集が終わったタイミングなどの所定のタイミングで、編集用モニタに表示された画面を用いて、メールアドレスの入力が行われる。
【0049】
(会員種別)
画像管理サーバ1が提供する画像提供サービスを利用するためには、ユーザは、会員登録を行い、画像提供サービスのアカウントを作成する必要がある。
【0050】
会員登録は、例えば、携帯端末3を操作して所定のサイトにアクセスし、登録画面を表示させた状態で、ユーザIDとパスワードを設定することによって行われる。ユーザIDとして、ユーザのメールアドレスが用いられる。
【0051】
ユーザIDとしてメールアドレスが用いられることにより、上述したように、写真シール作成装置2から画像とともに送信されてきた管理情報に含まれるメールアドレスに基づいて、ゲームを行ったユーザを画像管理サーバ1側において特定することが可能となる。
【0052】
メールアドレスではなく、電話番号、SNS(Social Networking Service)のIDなどの各種の識別情報がユーザを識別するための情報として用いられるようにしてもよい。
【0053】
会員の種別には、例えば以下のようなものがある。
(1)無料会員
(2)有料会員
【0054】
無料会員は、会費の支払いがない会員である。
【0055】
無料会員に対しては、1回のゲームで写真シール作成装置2において作成され、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を、1枚だけ、マイページ画面に保存することが可能とされる。マイページ画面に保存することが可能とされる画像が、ゲーム中にユーザにより選択された1枚の画像である。
【0056】
無料会員のユーザが、未保存の画像を保存するための操作を行った場合、ゲーム中に選択された1枚の画像がマイページ画面に保存される。
【0057】
1枚ではなく、複数枚の画像を、無料会員がマイページ画面に保存することができるようにしてもよい。
【0058】
有料会員は、例えば300円/月といったような所定の金額の会費の支払いが必要となる会員である。
【0059】
有料会員に対しては、1回のゲームで写真シール作成装置2において作成され、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を、全て、マイページ画面に保存することが可能とされる。
【0060】
有料会員のユーザが、未保存の画像を保存するための操作を行った場合、1回のゲームで作成された全ての画像がマイページ画面に保存される。
【0061】
このように、マイページ画面に保存することができる画像の枚数が、画像提供サービスを利用するための会員の種別である無料会員と有料会員とで異なる。
【0062】
(サービスの利用形態)
図3は、画像提供サービスの利用形態の例を示す図である。
【0063】
図3A、
図3Bに示すように、画像提供サービスの利用形態としては、携帯端末3にインストールされた、専用アプリケーション3Aを利用する形態と、Webブラウザ3Bを利用する形態とがある。専用アプリケーション3Aは、例えば、画像提供サービスのサービス事業者(写真シール作成装置2のメーカー)によって用意されたアプリケーションである。
【0064】
図3Aに示すように、ユーザが専用アプリケーション3Aを起動させた場合、専用アプリケーション3Aによって画像管理サーバ1に対するアクセスが行われる。携帯端末3のディスプレイには、適宜、ログイン画面が専用アプリケーション3Aにより表示される。
【0065】
ユーザIDとパスワードを用いたログイン操作が行われた場合、携帯端末3のディスプレイには、画像管理サーバ1から送信されてきた情報に基づいて、画像提供サービスを利用するためのマイページ画面などの画面が表示される。
【0066】
一方、
図3Bに示すように、ユーザがWebブラウザ3Bを起動させ、所定のURLを入力するなどして画像管理サーバ1に対するアクセスが行われた場合、携帯端末3のディスプレイには、適宜、ログイン画面がWebブラウザ3Bにより表示される。
【0067】
ユーザIDとパスワードを用いたログイン操作が行われた場合、携帯端末3のディスプレイには、画像管理サーバ1から送信されてきた情報に基づいて、画像提供サービスを利用するためのマイページ画面などの画面が表示される。
【0068】
このように、ユーザは、専用アプリケーション3A経由で、または、Webブラウザ3B経由で、画像提供サービスを利用することができる。
【0069】
(マイページ画面)
図4は、マイページ画面の表示例を示す図である。
【0070】
マイページ画面は、ユーザが専用アプリケーション3Aを起動させてログイン操作を行った場合、または、Webブラウザ3Bを起動させて画像管理サーバ1にアクセスし、ログイン操作を行った場合に、画像管理サーバ1から送信されてきた情報に基づいて携帯端末3のディスプレイ21に表示される。
図4に示すマイページ画面は、専用アプリケーション3Aにより、または、Webブラウザ3Bにより表示される画面である。
【0071】
ここで、携帯端末3のユーザは、写真シール作成装置2を利用してゲームを行った、写真シール作成装置2のユーザと同じ人物である。
【0072】
画像管理サーバ1においては、ログイン操作を行ったユーザがユーザIDに基づいて特定され、ユーザが保存していた画像に関する情報が携帯端末3に対して送信される。
【0073】
図4のマイページ画面の左上には、画像提供サービスの名前である「PPPLINK」の文字が表示される。
【0074】
画像提供サービスの名前の下には、各種の項目の選択に用いられるボタンが並ぶメニュー領域31が形成される。例えば、マイページ画面を表示させるときに操作されるボタン、美容に関する情報を閲覧するときに操作されるボタンなどがメニュー領域31に用意される。
【0075】
メニュー領域31の下のサムネイル領域32には、携帯端末3のユーザが写真シール作成装置2を利用して作成した画像がサムネイル画像によって表示される。
【0076】
図4の例においては、サムネイル画像P21乃至P26が2列に並んでサムネイル領域32に表示されている。サムネイル画像P21乃至P24についてはそれらの全体が表示され、サムネイル画像P25,P26については、上方の一部が表示されている。
【0077】
なお、説明の便宜上、
図4に示すサムネイル画像には編集が施されていないが、マイページ画面に表示される画像は、ユーザの会員種別などに応じて、適宜、編集画像となる。
【0078】
サムネイル画像P21乃至P24の下方には、さらに多くの画像が並べられる。ユーザは、ディスプレイ21の表面に指をあて、スワイプ操作などを行うことによって、サムネイル領域32の表示範囲を切り替えて他のサムネイル画像を表示させることができる。例えば所定のサムネイル画像をタップした場合、タップ操作によって選択された画像がマイページ画面上に拡大表示される。
【0079】
このように、ユーザは、写真シール作成装置2のユーザとしてゲームを行ったときに作成した画像をマイページ画面上で閲覧することができる。
【0080】
以上のようなマイページ画面に表示される画像は、写真シール作成装置2から画像管理サーバ1にアップロードされた画像のうち、保存することがユーザにより選択された画像である。
【0081】
すなわち、ユーザは、写真シール作成装置2を利用して作成した画像をマイページ画面上で閲覧するためには、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を保存(取得)するための操作を行う必要がある。
【0082】
(画像の管理について)
図5は、画像管理サーバ1における画像の管理の仕方の例を示す図である。
【0083】
図5に示すように、画像管理サーバ1が管理する画像の種別には、未保存画像P41と保存済み画像P42がある。
【0084】
未保存画像P41は、保存するための操作が行われていない画像であり、保存済み画像P42は、保存するための操作が行われた画像である。保存済み画像P42が、マイページ画面に表示させるための画像である。
【0085】
写真シール作成装置2からアップロードされたそれぞれの画像が、属性に応じて、未保存画像P41または保存済み画像P42として管理される。未保存画像P41と保存済み画像P42がそれぞれ物理的に異なる記憶媒体に記憶されるようにしてもよい。
【0086】
写真シール作成装置2からアップロードされ、所定の記憶領域に記憶された画像は、まず、未保存画像P41として管理される。
【0087】
写真シール作成装置2からアップロードされた全ての未保存画像には、例えば1週間といったような、保存可能な期限が設定されている。写真シール作成装置2からアップロードされた画像は、保存可能な期限が経過するまでの間、画像管理サーバ1の記憶領域に記憶される。保存可能な期限が経過した画像は、例えば記憶領域から消去される。
【0088】
携帯端末3を用いて画像管理サーバ1にアクセスしたユーザが、画像を保存するための操作を行った場合、保存するための操作が行われた未保存画像P41が、矢印A1に示すように保存済み画像P42として管理される。例えば、それぞれの画像に設定された属性が変更される。
【0089】
保存済み画像P42として管理された画像は、例えば、会員登録が有効であり、ユーザがマイページ画面を利用することができる間、記憶領域に記憶され続ける。
【0090】
このように、ユーザは、写真シール作成装置2を利用して作成した画像をマイページ画面上で閲覧するためには、保存可能な期限が経過する前に、画像を保存するための操作を行う必要がある。
【0091】
未保存画像P41は、保存可能な期限が設定されている画像であるのに対して、マイページ画面に表示される保存済み画像P42は、期限に制限がない画像となる。
【0092】
また、保存済み画像P42は、利用の仕方にも制限がない画像であり、マイページ画面上で閲覧するだけでなく、携帯端末3にダウンロードすることも可能とされる。携帯端末3にダウンロードされた画像は、例えば、携帯端末3のローカルストレージに保存される。
【0093】
ユーザが携帯端末3を操作して画像提供サービスにログインし、未保存画像を保存するための操作を行った場合、携帯端末3のディスプレイ21には、ユーザの会員種別などに応じた確認画面が表示される。未保存画像を保存するための操作が後述するように各種用意される。
【0094】
図6は、無料会員の確認画面の表示例を示す図である。
【0095】
無料会員のユーザが未保存画像を保存するための操作を行った場合、
図6の上方に示すように、「マイページにプリが1枚保存されました」のメッセージが表示され、その下に、保存された1枚の画像がサムネイル画像として表示される。
【0096】
無料会員が保存することができる画像は、上述したように、ゲーム中に選択した1枚の編集画像(落書きあり画像)である。
図6において、「落書きあり」の文字を囲む長方形の枠は、落書きあり画像のサムネイル画像を表す。なお、「プリ」は写真シール作成装置2のゲームで作成した画像のことを表す。
【0097】
ゲーム中に選択した1枚の落書きあり画像は、画像とともに写真シール作成装置2から送信されてきた管理情報に含まれる画像選択フラグにより特定される。
【0098】
保存された1枚の画像の下には、未保存画像があることを通知するメッセージが表示され、その下に、未保存画像を表す複数のサムネイル画像が表示される。
図6の例においては、9枚の落書きあり画像が未保存画像として存在するものとされている。
【0099】
未保存画像の下には、「プリを全部保存する」の文字が表示された保存ボタン51と、「保存したプリを確認する」の文字が表示された確認ボタン52が設けられる。保存ボタン51を押下した場合は、有料会員登録の画面に遷移し、登録完了後、未保存画像が保存される。確認ボタン52を押下した場合は、画面の表示がマイページ画面に遷移する。
【0100】
画像管理サーバ1においては、あるユーザが未保存画像を保存するための操作を行った場合、そのユーザがゲームにおいて作成した画像が特定され、以上のような確認画面によって提示される。
【0101】
ユーザが画像提供サービスを専用アプリケーション3A経由で利用している場合と、Webブラウザ3B経由で利用している場合とのそれぞれの場合における、ユーザが作成した画像の特定の仕方について説明する。
【0102】
図7は、画像管理サーバ1による画像の特定の仕方の例を示す図である。
【0103】
図7は、ユーザが専用アプリケーション3A経由で画像提供サービスを利用している場合の特定の例を示す。
【0104】
ユーザが専用アプリケーション3A経由で画像提供サービスを利用している場合、
図7Aに示すように、専用アプリケーション3Aの所定の画面(
図7Aのアプリ画面)に対して入力されたシールIDに基づいて、ユーザが作成した画像が特定される。シールIDが入力された後、
図6などを参照して説明したような確認画面が表示される。
【0105】
画像管理サーバ1においては、ユーザにより入力されたシールIDに基づいて、同じシールIDが紐付けられている画像が特定され、ユーザに対する提示が行われる。上述したように、写真シール作成装置2からアップロードされた画像は、写真シール作成装置2により発行されたシールIDと紐付けて管理されている。
【0106】
また、ゲームの終了後に送信されてきた画像保存案内メールに含まれるURLを操作することによっても、ユーザは確認画面を表示させることができる。ゲームの終了後、画像管理サーバ1からは、画像の保存先のURLを通知するためのメールである画像保存案内メールが送信されてくる。
【0107】
画像保存案内メールには、専用アプリケーション3Aを起動させて確認画面を表示させるためのURLである専用アプリ用URLと、Webブラウザ3Bを起動させて確認画面を表示させるためのURLであるWebブラウザ用URLが記述されている。
【0108】
専用アプリ用URLが操作された場合、URL内にシールIDの情報が格納されているため、シールIDの入力なしに、ユーザが作成した画像が特定される。上述したように、写真シール作成装置2からアップロードされた画像は、シールIDだけでなく、ゲーム中に入力されたメールアドレスとも紐付けて管理されている。
【0109】
画像管理サーバ1においては、専用アプリ用URLを用いたアクセスが行われた場合、そのURLの通知に用いたメールアドレスと同じメールアドレスが紐付けられている画像が特定され、
図7Bに示すように、専用アプリケーション3Aの確認画面(
図7Bのアプリ画面)による提示が行われる。
【0110】
図8は、ユーザがWebブラウザ3B経由で画像提供サービスを利用している場合の特定の例を示す。
【0111】
図8Aに示すように、Webブラウザ3B経由で画像提供サービスのサイトに直接アクセスしている場合、サイトの所定の画面(
図8Aのサービスサイト)に対して入力されたシールIDに基づいて、ユーザが作成した画像が特定される。シールIDが入力された後、
図6などを参照して説明したような確認画面が表示される。
【0112】
また、
図8Bに示すように、画像保存案内メールに含まれるWebブラウザ用URLが操作された場合、URL内にシールIDの情報が格納されているため、シールIDの入力なしに、ユーザが作成した画像が特定される。
【0113】
画像管理サーバ1においては、Webブラウザ用URLを用いたアクセスが行われた場合、そのURLの通知に用いたメールアドレスと同じメールアドレスが紐付けられている画像が特定され、
図8Bに示すように、Webブラウザ3Bの確認画面(
図8Bのサービスサイト)による提示が行われる。
【0114】
なお、ユーザが専用アプリケーション3A経由で画像提供サービスを利用している場合、画像提供サービスのログイン操作時に入力されたユーザID(メールアドレス)に基づいて、ユーザが作成した画像が特定されるようにしてもよい。
【0115】
この場合、ログイン操作時にユーザにより入力されたメールアドレスは専用アプリケーション3Aにより管理される。画像管理サーバ1においては、写真シール作成装置2の利用時にユーザにより入力され、管理情報に含む形で写真シール作成装置2から送信されてきたメールアドレスと、専用アプリケーション3Aが管理するメールアドレスが一致するか否かを確認することにより、ユーザが作成した画像が特定される。
【0116】
Webブラウザ3B経由で、画像提供サービスのサイトに直接アクセスして画像提供サービスを利用している場合も同様である。
【0117】
<2.自撮り画像とその違和感>
近年、ゲーム中のユーザの様子を自身の携帯端末で撮影する(いわゆる自撮りする)ための構成を備える写真シール作成装置が増えつつある。特許文献1には、筐体に含まれる垂直面の少なくとも一部に、撮影機能を有する携帯端末を保持する携帯端末ホルダを備える写真作成ゲーム機が開示されている。
【0118】
写真シール作成装置のゲームにおいて作成した撮影画像(以下、プリ画像ともいう)には、写真シール作成装置の機種に応じた画像処理が施される。また、ユーザ自身の携帯端末で自撮りして携帯端末に保存された端末画像(自撮り画像)には、携帯端末にインストールされている画像加工アプリケーション(加工アプリ)によって画像処理が施され得る。
【0119】
ここで、それぞれの画像に施される画像処理の内容が異なる場合、ユーザは、写真シール作成装置のゲームにおいて作成した画像と自撮り画像とを見比べたときに違和感を覚えることになる。
【0120】
そこで、本技術の画像提供システムにおいては、画像管理サーバ1が、写真シール作成装置2の機種毎に設定される情報であって、写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像(プリ画像)に対する画像処理を特定する特定情報を管理する。そして、画像管理サーバ1が、プリ画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末3に、写真シール作成装置2の機種に対応する特定情報を送信する。これにより、自撮り画像にもプリ画像と同様の画像処理を施すことを実現する。
【0121】
<3.第1の実施の形態>
(画像提供システムにおける情報の流れ)
図9は、本技術に係る第1の実施の形態の画像提供システムにおける情報の流れの例を示す図である。
【0122】
図9の画像提供システムにおいては、写真シール作成装置2から画像管理サーバ1に対して、1回のゲーム(写真作成ゲーム)により得られた複数枚のプリ画像(撮影画像)とともに、当該写真シール作成装置2の機種を表す機種IDがアップロードされる。機種IDは、上述した管理情報に含まれるものとする。
【0123】
写真シール作成装置2により提供される写真作成ゲームの内容はその機種毎に異なり、写真作成ゲームにおいて撮影されるプリ画像に対して施される画像処理もまたその機種毎に異なる。
【0124】
また、写真シール作成装置2の撮影空間内には、ゲーム中のユーザの様子を自身の携帯端末3で自撮りできるようにするために、携帯端末3を保持する携帯端末ホルダが設けられている。ユーザは、撮影機能を有効にした携帯端末3を、撮影空間内の携帯端末ホルダに載置した状態で撮影作業を行うことで、ゲーム中の自身の様子を自撮りすることができる。自撮りされた自撮り画像は、携帯端末3に保存され、その形態は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
【0125】
ユーザは、写真シール作成装置2を利用したゲームの終了後、携帯端末3を操作して画像管理サーバ1にアクセスして画像提供サービスを利用することで、プリ画像を閲覧することができ、さらには携帯端末3にダウンロードすることができる。このとき、画像管理サーバ1は、携帯端末3からのアクセスに応じて、当該プリ画像に対して施された画像処理を特定する特定情報を携帯端末3に送信する。
【0126】
上述したように、プリ画像に対して施される画像処理は、写真シール作成装置2の機種毎に異なる。画像管理サーバ1は、写真シール作成装置2の機種毎に設定された情報であって、その写真シール作成装置2により提供される写真作成ゲームにおいて撮影される撮影画像に対する画像処理を特定する特定情報を記憶・管理している。
【0127】
画像管理サーバ1からの特定情報を取得した携帯端末3においては、マイページ画面においてプリ画像が表示される一方、加工アプリなどにより、保存されている自撮り画像に対して、特定情報で特定される画像処理が施され得る。すなわち、自撮り画像にもプリ画像と同様の画像処理が施されるようになる。
【0128】
以下においては、上述した画像管理サーバ1と携帯端末3の構成および動作について説明する。
【0129】
(画像管理サーバの構成)
図10は、画像管理サーバ1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【0130】
画像管理サーバ1はコンピュータ(情報処理装置)から構成される。画像管理サーバ1は複数台のコンピュータから構成されるようにしてもよい。画像管理サーバ1が複数台のコンピュータから構成される場合、それぞれのコンピュータが協働することにより、画像提供サービスを提供するための各種の処理が実現される。
【0131】
CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続される。
【0132】
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続される。入出力インタフェース105には、入力部106、出力部107、記憶部108、通信部109、およびドライブ110が接続される。
【0133】
入力部106は、キーボード、マウスなどより構成される。出力部107は、ディスプレイなどより構成される。
【0134】
記憶部108は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成される。記憶部108は、CPU101が実行するプログラム、写真シール作成装置2からアップロードされた画像などの、画像提供サービスを提供するために用いられる各種の情報を記憶する。
【0135】
通信部109は、インターネット11に対するインタフェースである。例えば、通信部109は、写真シール作成装置2と通信を行い、写真シール作成装置2からアップロードされた画像を受信する。また、通信部109は、携帯端末3との間で通信を行い、画面表示に用いる情報などの各種の情報を携帯端末3に送信する。
【0136】
ドライブ110は、リムーバブルメディア111に対するデータの書き込み、リムーバブルメディア111からのデータの読み出しを制御する。
【0137】
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムをRAM103にロードして実行することにより、画像提供サービスを実現するための処理が行われる。
【0138】
図11は、画像管理サーバ1の機能構成例を示すブロック図である。
【0139】
図11に示されるように、画像管理サーバ1は、受信処理部211、情報管理部212、情報記憶部213、および送信処理部214から構成される。
図11に示される機能部のうちの少なくとも一部は、
図10のCPU101により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
【0140】
受信処理部211は、
図10の通信部109を制御することで、写真シール作成装置2からアップロードされたプリ画像と機種IDを含む管理情報を受信し、情報管理部212に供給する。
【0141】
情報管理部212は、情報記憶部213に記憶されている各種の情報を管理する。例えば、情報管理部212は、受信処理部211により受信された情報を、情報記憶部213に記憶させたり、情報記憶部213に記憶されている情報を読み出し、送信処理部214に供給したりする。
【0142】
情報記憶部213は、各種の情報を記憶する。具体的には、情報記憶部213は、写真シール作成装置2からアップロードされたプリ画像を管理情報と紐付けて記憶する。また、情報記憶部213は、写真シール作成装置2の機種毎に設定される情報であって、写真作成ゲームにおいて撮影されるプリ画像に対する画像処理を特定する特定情報を記憶する。
【0143】
特定情報は、写真シール作成装置2の機種に応じて異なる画像処理の画像処理パラメータであってもよいし、写真シール作成装置2の機種を表す機種IDであってもよい。
【0144】
また、ここでいう画像処理は、例えば、画像に含まれる顔の加工処理またはメイク処理などとされる。顔の加工処理には、目の大きさを変えたり、顔の大きさ(輪郭)を変えたりする処理が含まれる。メイク処理には、目の領域にアイラインを付したり、唇の領域にリップを付したり、頬の領域にチークを付したりする処理が含まれる。
【0145】
これらの画像処理は、ユーザの選択操作などによらず、写真作成ゲームにおいて自動的にプリ画像に施される。これにより、写真シール作成装置2の機種毎に、異なる仕上がりのプリ画像が得られるようになる。
【0146】
図12は、写真シール作成装置2の機種毎に設定される画像処理パラメータの例を示す図である。
【0147】
図12の例では、写真シール作成装置2の機種毎に設定される画像処理パラメータとして、目の大きさと小顔(顔の大きさ)が示されている。具体的には、機種Aの写真シール作成装置2には、目の大きさを120%に拡大し、顔の大きさを90%に縮小する画像処理パラメータが設定され、機種Bの写真シール作成装置2には、目の大きさを150%に拡大し、顔の大きさを80%に縮小する画像処理パラメータが設定される。また、機種Cの写真シール作成装置2には、目の大きさを110%に拡大し、顔の大きさを85%に縮小する画像処理パラメータが設定される。
【0148】
各機種A,B,Cの写真シール作成装置2においては、これらの画像処理パラメータを用いた画像処理がプリ画像に施されることになる。
【0149】
図11の説明に戻り、送信処理部214は、
図10の通信部109を制御することで、情報管理部212から供給される、情報記憶部213に記憶されている情報を、携帯端末3に送信する。例えば、送信処理部214は、プリ画像の被写体として撮影されたユーザの携帯端末3に、当該ユーザが写真作成ゲームをプレイした写真シール作成装置2の機種に対応する特定情報を送信する。
【0150】
(携帯端末の構成)
図13は、携帯端末3の構成例を示すブロック図である。
【0151】
図13に示されるように、携帯端末3には、ディスプレイ21の他に、制御部311、通信部312、メモリ313、操作部314、およびカメラ315が設けられる。
【0152】
制御部311は、CPU,ROM,RAMなどより構成される。制御部311は、所定のプログラムを実行することによって、携帯端末3の全体の動作を制御する。
【0153】
制御部311においては、アプリケーション実行部311Aが実現される。専用アプリケーション3Aなどの各種のアプリがアプリケーション実行部311Aにより実行されることにより、画像提供サービスに係る処理が実現される。
【0154】
通信部312は、インターネット11を介して、画像管理サーバ1との間で通信を行う。通信部312は、画像管理サーバ1から送信されてきた情報を受信し、制御部311に出力する。また、通信部312は、制御部311から供給された情報を画像管理サーバ1に対して送信する。
【0155】
メモリ313は、フラッシュメモリなどより構成される。メモリ313が、携帯端末3のローカルストレージに相当する。着脱可能なメモリカードが携帯端末3に装着されている場合、メモリカードがローカルストレージとして用いられるようにしてもよい。
【0156】
メモリ313は、画像管理サーバ1からダウンロードされた画像、制御部311が実行するアプリケーションなどの各種の情報を記憶する。
【0157】
操作部314は、各種のボタンや、ディスプレイ21に重ねて設けられたタッチパネルにより構成される。操作部314は、ユーザの操作の内容を表す信号を制御部311に出力する。
【0158】
カメラ315は、ユーザによる操作に応じて撮影を行う。
【0159】
ディスプレイ21は、有機ELディスプレイやLCDなどにより構成される。ディスプレイ21には、通信部312において受信された情報に基づいて、上述したような各種の画面が表示される。
【0160】
(画像管理サーバの動作)
図14のフローチャートを参照して、画像管理サーバ1が実行する処理について説明する。
図14の処理は、携帯端末3を所有するユーザがプレイする、写真シール作成装置2により提供される写真作成ゲームが終了し、写真シール作成装置2からプリ画像と機種IDがアップロードされて記憶された後に実行される。
【0161】
ステップS11において、情報管理部212は、携帯端末3から画像提供サービスのサイトへのアクセスがあったか否かを判定する。ステップS11は、携帯端末3からのアクセスがあるまで繰り返され、携帯端末3からのアクセスがあったと判定されると、ステップS12に進む。
【0162】
ステップS12において、情報管理部212は、アクセスがあった携帯端末3に対応するユーザのプリ画像を、情報記憶部213に記憶されているプリ画像の中から検索する。
【0163】
ステップS13において、情報管理部212は、検索されたプリ画像に紐付けられている機種ID(管理情報)に基づいて、当該プリ画像が撮影された写真シール作成装置2の機種に対応する特定情報を、情報記憶部213に記憶されている特定情報の中から検索する。
【0164】
ステップS14において、送信処理部214は、情報管理部212によって検索された特定情報を、アクセスがあった携帯端末3に送信する。
【0165】
(携帯端末の動作)
続いて、
図15のフローチャートを参照して、画像管理サーバ1にアクセスした後の携帯端末3が実行する処理について説明する。
図15の処理は、画像管理サーバ1から受信した特定情報が、メモリ313などの所定の記憶領域に記憶された状態で、ユーザの指示によりアプリケーション実行部311Aが加工アプリを実行することで開始される。
【0166】
ステップS31において、アプリケーション実行部311A(加工アプリ)は、所定の記憶領域に記憶されている特定情報(画像処理パラメータ)を取得する。
【0167】
ステップS32において、アプリケーション実行部311A(加工アプリ)は、取得された特定情報を用いて、ユーザに指定された自撮り画像に対して画像処理を施す。
【0168】
例えば、特定情報が画像処理パラメータの場合、加工アプリは、画像処理パラメータをそのまま用いた画像処理を自撮り画像に対して施す。また、特定情報が写真シール作成装置2の機種IDの場合、加工アプリは、機種IDに対応する画像処理パラメータを読み出し、その画像処理パラメータを用いた画像処理を自撮り画像に対して施す。読み出される画像処理パラメータは、加工アプリを実行するプログラムとともに携帯端末3に記憶されていてもよいし、画像管理サーバ1やその他のクラウド上に記憶されていてもよい。
【0169】
なお、特定情報を用いた画像処理は、携帯端末3にインストールされている加工アプリにより実行される以外にも、専用アプリケーション3Aにより表示されるマイページ画面(画像管理サーバ1)において実行されてもよい。この場合、自撮り画像が、携帯端末3から画像管理サーバ1にアップロードされ、マイページ画面に表示された自撮り画像に対して、ユーザの選択操作に応じて、または自動的に、特定情報を用いた画像処理が施される。
【0170】
以上の処理によれば、写真作成ゲームの最中に自撮りした自撮り画像に、その写真作成ゲームにおいて作成したプリ画像と同様の画像処理が施されるようになる。これにより、ユーザがプリ画像と自撮り画像とを見比べたときの自撮り画像の違和感を解消することが可能となる。
【0171】
上述した実施の形態においては、写真作成ゲームの終了後、携帯端末3から画像管理サーバ1へのアクセスに応じて特定情報が送信されるものとした。これに限らず、
図16に示されるように、写真作成ゲームの終了後、携帯端末3から画像管理サーバ1へのアクセスによらずに特定情報が送信されるようにもできる。
【0172】
この場合、写真作成ゲームの終了後にアップロードされたプリ画像と、当該プリ画像に対して施された画像処理を特定する特定情報の送信先となる携帯端末3が、何らかの手段により紐付けされる必要がある。
【0173】
<4.第2の実施の形態>
本実施の形態においては、写真作成ゲームの開始時に連携が完了したユーザの携帯端末3に対して、写真作成ゲームの終了後、特定情報が送信されるようにする。
【0174】
ここでいう連携とは、ユーザと、当該ユーザがプレイする写真作成ゲームとを関連付けることをいう。ユーザと写真作成ゲームとの関連付けは、写真作成ゲームの開始時に、例えば、写真シール作成装置2により提示される二次元コードが、専用アプリケーション3Aにより起動された携帯端末3のカメラ315で撮影されることで実行される。また、ユーザと写真作成ゲームとの関連付けは、写真作成ゲームの開始時に、専用アプリケーション3Aにより携帯端末3のディスプレイ21に表示された、ユーザID(メールアドレス)が埋め込まれた二次元コードが、写真シール作成装置2のカメラで撮影されることで実行されてもよい。なお、ユーザとの連携(ユーザと写真作成ゲームとの関連付け)は、写真作成ゲームの開始時に限らず、写真作成ゲームの最中や終了時に実行されてもよい。
【0175】
(画像管理サーバの動作)
図17のフローチャートを参照して、本実施の形態の画像管理サーバ1が実行する処理について説明する。
【0176】
ステップS51において、情報管理部212は、ユーザとの連携要求があったか否かを判定する。ユーザとの連携要求は、ユーザがこれから写真作成ゲームをプレイする写真シール作成装置2から送信されてもよいし、専用アプリケーション3Aが起動しているユーザの携帯端末3から送信されてもよい。
【0177】
ステップS51は、ユーザとの連携要求があるまで繰り返され、ユーザとの連携要求があったと判定されると、ステップS52に進む。
【0178】
ステップS52において、情報管理部212は、ユーザとの連携要求に含まれるユーザIDに基づいて、該当ユーザとの連携を実行する(該当ユーザと写真作成ゲームとを関連付ける)。
【0179】
ステップS53において、情報管理部212は、該当ユーザと関連付けられた写真作成ゲームが完了したか否かを判定する。写真作成ゲームが完了したか否かは、例えば、写真シール作成装置2から当該写真作成ゲームにより作成されたプリ画像と管理情報がアップロードされたか否かによって判定されればよい。
【0180】
ステップS53は、写真作成ゲームが完了するまで繰り返され、写真作成ゲームが完了したと判定されると、ステップS54に進む。
【0181】
ステップS54において、情報管理部212は、連携されたユーザのプリ画像を、情報記憶部213に記憶されているプリ画像の中から検索する。
【0182】
ステップS55において、情報管理部212は、検索されたプリ画像に紐付けられている機種ID(管理情報)に基づいて、当該プリ画像が撮影された写真シール作成装置2の機種に対応する特定情報を、情報記憶部213に記憶されている特定情報の中から検索する。
【0183】
ステップS56において、送信処理部214は、情報管理部212によって検索された特定情報を、当該ユーザのユーザID(メールアドレス)に対応する携帯端末3に送信する。
【0184】
そして、携帯端末3においては、送信された特定情報を用いて、ユーザに指定された自撮り画像に対して画像処理が施される。
【0185】
以上の処理によれば、写真作成ゲームの最中に自撮りした自撮り画像に、その写真作成ゲームにおいて作成したプリ画像と同様の画像処理が施されるようになる。これにより、ユーザがプリ画像と自撮り画像とを見比べたときの自撮り画像の違和感を解消することが可能となる。
【0186】
<5.第3の実施の形態>
本実施の形態においては、写真作成ゲームにおいて撮影されたプリ画像に含まれる顔のユーザの携帯端末3に対して、写真作成ゲームの終了後、特定情報が送信されるようにする。
【0187】
この場合、画像管理サーバ1の情報記憶部213には、会員(ユーザ)毎の顔画像が登録された会員DB(Database)が記憶されるようにする。
【0188】
【0189】
図18の例では、会員DBに含まれる情報として、会員毎に割り振られた会員No.毎に、当該会員(ユーザ)のユーザIDでもあるメールアドレスと、当該会員(ユーザ)の顔画像のファイル名が対応付けられている。具体的には、会員No.001の会員には、メールアドレス「xxxxxx@abcd.ne.jp」と、顔画像「Face001.jpg」が対応付けられており、会員No.002の会員には、メールアドレス「yyyyyy@efgh.com」と、顔画像「Face002.jpg」が対応付けられている。また、会員No.003の会員には、メールアドレス「zzzzzz@ijk123.jp」と、顔画像「Face003.jpg」が対応付けられている。
【0190】
例えば、ユーザの顔画像自体は、情報記憶部213の所定の記憶領域に記憶されており、マイページ画面に保存された画像から抽出された顔画像のうち、ユーザに選択された顔画像が、会員DBに登録されればよい。
【0191】
(画像管理サーバの動作)
図19のフローチャートを参照して、本実施の形態の画像管理サーバ1が実行する処理について説明する。
図19の処理は、携帯端末3を所有するユーザがプレイする、写真シール作成装置2により提供される写真作成ゲームが終了し、写真シール作成装置2からプリ画像と機種IDがアップロードされて記憶された後に実行される。
【0192】
ステップS71において、情報管理部212は、写真シール作成装置2からアップロードされたプリ画像に含まれる顔情報を抽出する。顔情報は、顔領域の画像そのものであってもよいし、顔の特徴点であってもよい。
【0193】
ステップS72において、情報管理部212は、抽出された顔情報に基づいた顔認証処理により、情報記憶部213の会員DBからユーザを特定する。通常、プリ画像には、複数のユーザが写っていることが多いことから、複数のユーザが特定され得る。
【0194】
ステップS73において、情報管理部212は、特定されたユーザのプリ画像を、情報記憶部213に記憶されているプリ画像の中から検索する。
【0195】
ステップS74において、情報管理部212は、検索されたプリ画像に紐付けられている機種ID(管理情報)に基づいて、当該プリ画像が撮影された写真シール作成装置2の機種に対応する特定情報を、情報記憶部213に記憶されている特定情報の中から検索する。
【0196】
ステップS75において、送信処理部214は、情報管理部212によって検索された特定情報を、当該ユーザのユーザID(メールアドレス)に対応する携帯端末3に送信する。
【0197】
そして、携帯端末3においては、送信された特定情報を用いて、ユーザに指定された自撮り画像に対して画像処理が施される。
【0198】
以上の処理によれば、写真作成ゲームの最中に自撮りした自撮り画像に、その写真作成ゲームにおいて作成したプリ画像と同様の画像処理が施されるようになる。これにより、ユーザがプリ画像と自撮り画像とを見比べたときの自撮り画像の違和感を解消することが可能となる。
【0199】
<6.プログラムについて>
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、汎用のパーソナルコンピュータなどにインストールされる。
【0200】
インストールされるプログラムは、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)など)や半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディアに記録して提供される。また、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供されるようにしてもよい。
【0201】
コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
【0202】
なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
【0203】
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
【0204】
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【0205】
例えば、本技術は、1つの機能を、ネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
【0206】
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
【0207】
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
【符号の説明】
【0208】
1 画像管理サーバ, 2 写真シール作成装置, 3 携帯端末, 211 受信処理部, 212 情報管理部, 213 情報記憶部, 214 送信処理部