(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025001782
(43)【公開日】2025-01-09
(54)【発明の名称】電子レンジ用フードカバー
(51)【国際特許分類】
F24C 7/02 20060101AFI20241226BHJP
【FI】
F24C7/02 551J
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023101451
(22)【出願日】2023-06-21
(71)【出願人】
【識別番号】523237475
【氏名又は名称】▲吉▼本 豊彦
(74)【代理人】
【識別番号】100199451
【弁理士】
【氏名又は名称】和田 隆滋
(72)【発明者】
【氏名】▲吉▼本 豊彦
【テーマコード(参考)】
3L086
【Fターム(参考)】
3L086AA01
3L086AA13
3L086BF06
3L086DA19
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、保管場所がかさばらない電子レンジ用フードカバーを提供することである。
【解決手段】電子レンジ用フードカバー1は、折り目2bと取手部2aを有する本体部2で構成される。本体部2は、折り目2bに沿って折ることで平面形状から立体形状に変形する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り目と取手部を有する本体部で構成され、
前記本体部は、前記折り目に沿って折ることで平面形状から立体形状に変形する、ことを特徴とする電子レンジ用フードカバー。
【請求項2】
前記本体部は、紙製本体部と油取紙部の2重構造で構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用フードカバー。
【請求項3】
前記本体部は開口部を有し、該開口部を通して前記油取紙部の油汚れを視認できる、ことを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ用フードカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子レンジ用フードカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子レンジ内の油跳ねを防止するためのラップを使用しない電子レンジ用フードカバーが開発されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】Rakuten ラップ不要の電子レンジフードカバー<URL:https://item.rakuten.co.jp/colorfulbox/340972/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、非特許文献1に示す電子レンジフードカバーは、プラスチック製のため、保管場所がかさばってしまうという問題がある。
【0005】
本発明はこのようなことに鑑みてなされたものであり、保管場所がかさばらない電子レンジ用フードカバーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、
折り目2bと取手部2aを有する本体部2で構成され、
前記本体部2は、前記折り目2bに沿って折ることで平面形状から立体形状に変形する、ことを特徴とする電子レンジ用フードカバー1
、によって達成できる。
【0007】
上記目的は、
前記本体部2は、紙製本体部と油取紙部3の2重構造で構成される、ことを特徴とする上記の電子レンジ用フードカバー1
、によって達成できる。
【0008】
上記目的は、
前記本体部2は開口部を有し、該開口部を通して前記油取紙部3の油汚れを視認できる、ことを特徴とする上記の電子レンジ用フードカバー1
、によって達成できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、保管場所がかさばらない電子レンジ用フードカバーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態による電子レンジ用フードカバー1を立体形状とした場合の正面上から見た斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態による電子レンジ用フードカバー1を平面形状とした場合の正面図である。
【
図3】本発明の実施形態の変形例による電子レンジ用フードカバー1の使用状態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態による電子レンジ用フードカバー1とその変形例について、
図1及び
図3を用いて説明する。なお、以下の全ての図面においては、理解を容易にするため、各構成要素の寸法や比率などは適宜異ならせて図示している。
【0012】
図1は、本実施形態の電子レンジ用フードカバー1を立体形状とした場合の正面上から見た斜視図である。
図2は、本実施形態の電子レンジ用フードカバー1を平面形状とした場合の正面図である。本実施形態の電子レンジ用フードカバー1は、紙製で構成される本体部2と本体部2の裏面に設けられる油取紙3で構成される。本体部2は、開口部を有し、この開口部から油取紙3が視認できる。
図2に示すように、本体部2は、取手部2aと折目2bと繋部2cを有する形状である。なお、本実施形態の電子レンジ用フードカバー1は、脂取紙3を有しない構成であってもよいし、本体部2は、例えば、木製、樹脂製、綿、麻等のシート形状で構成されてもよい。
【0013】
本実施形態の電子レンジ用フードカバー1は、折目2bに沿って折り、左端の繋部2cと右端の繋部2cを繋ぎ合わせることで、平面形状(
図2に示す状態)から三角錐の立体形状(
図1に示す状態)へと移行するよう構成される。また、取手部2aは、三角錐の立体形状の頂点部分に設けられる。なお、本実施形態の電子レンジ用フードカバー1は、平面形状から立体形状に変更するものであるが、立体形状としては、角錐形状、方形状、円錐形状、円柱状、球体等の様々な形状となる場合があってもよい。
【0014】
次いで、
図3を用いて、本実施形態の変形例による電子レンジ用フードカバー1を説明する。
図3は、変形例の電子レンジ用フードカバー1の使用状態を説明する図である。本変形例の電子レンジ用フードカバー1は、本体部2の開口部の裏面に設けられた油取紙3を開口部の形状に合わせて開口させ、その開口した箇所に透明フィルム3aを設けている。本変形例では、透明フィルム3aを介して、温める対象の状態を視認することが可能となる。
【0015】
本実施形態による電子レンジ用フードカバー1は、以下の効果を奏する。
(あ)何回も使用することが可能であるため、ラップを用いる場合よりもコストを抑えることができる。
(い)紙製の折り畳み構造であるため、コンパクトに保管することができる。
(う)ラップを使用してはいけないような調理の場合においても、立体形状の油取紙を有し油跳ねを防止することができるため、電子レンジの庫内を清潔に保つことができる。
(え)本体部に設けられた開口から裏面に設けられた油取紙の汚れ具合を簡単に確認することができる。
(お)紙製で構成されるため熱が適度に放熱されるため器が熱くなりすぎることを防止することができる。
【0016】
本発明は、上述の実施の形態に限らず種々の変形が可能である。また、上述の各実施の形態は、本発明の好適な一例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、上述の説明によって不当に限定されるものではない。また、上述の各実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。また、上述の各実施の形態で説明される構成は相互に組み合わせることが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明は、電子レンジ用フードカバーを用いた応用製品において広く利用可能である。
【符号の説明】
【0018】
1 電子レンジ用フードカバー
2 本体部
2a 取手部
2b 折目
2c 繋目
3 油取紙