(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025001784
(43)【公開日】2025-01-09
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G16H 20/10 20180101AFI20241226BHJP
【FI】
G16H20/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023101459
(22)【出願日】2023-06-21
(71)【出願人】
【識別番号】510210759
【氏名又は名称】ジェイフロンティア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100154748
【弁理士】
【氏名又は名称】菅沼 和弘
(72)【発明者】
【氏名】中村 篤弘
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA25
(57)【要約】
【課題】調剤を行った薬剤師以外の薬剤師にオンラインでの服薬指導の機会を提供すること。
【解決手段】オンライン服薬指導依頼部52は、所定の薬剤師の薬剤師端末4-1に対して、所定の処方箋に基づく所定の処方薬を特定する情報を含む、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報を、服薬指導依頼情報として送信する。オンライン服薬指導可能化部54は、オンラインでの服薬指導の依頼を受諾する旨の情報を受け取ったことに応じて、所定の薬剤師の薬剤師端末4-1と、オンラインでの服薬指導を受ける患者の患者端末3との間の通信を可能にする。配送手配部56は、所定の処方薬のオンラインでの服薬指導及び所定の処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を取得したことに応じて、当該所定の処方薬の配送を手配する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の薬剤師の端末に対して、所定の処方箋に基づく所定の処方薬を特定する情報を含む、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報を、服薬指導依頼情報として送信するオンライン服薬指導依頼手段と、
オンラインでの服薬指導の依頼を受諾する旨の情報を受け取ったことに応じて、前記所定の薬剤師の前記端末と、オンラインでの服薬指導を受ける患者の端末との間の通信を可能にするオンライン服薬指導可能化手段と、
前記所定の処方薬のオンラインでの服薬指導及び当該所定の処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を取得したことに応じて、当該所定の処方薬の配送を手配する制御を実行する配送手配手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記所定の処方薬の服薬指導を行った経験のある薬剤師を、前記所定の薬剤師として優先して、当該所定の薬剤師の前記端末に前記服薬指導依頼情報を送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記患者の前記端末から、オンラインでの服薬指導を受けたい薬剤師の指名の入力を受け付ける薬剤師指名手段をさらに備え、
前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記患者から指名された前記薬剤師を前記所定の薬剤師として優先して、当該所定の薬剤師の前記端末に前記服薬指導依頼情報を送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記所定の処方薬のオンラインでの服薬指導に係る複数の薬剤師の夫々の患者評価情報に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、患者評価の高い薬剤師を前記所定の薬剤師として優先して、当該所定の薬剤師の前記端末に前記服薬指導依頼情報を送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記所定の処方箋についての難易度情報及び複数の薬剤師の夫々のスキル情報に基づいて、当該複数の薬剤師の中から前記所定の薬剤師を決定し、当該所定の薬剤師の前記端末に前記服薬指導依頼情報を送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記オンライン服薬指導依頼手段は、複数の薬剤師の夫々のアイドル時間に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、アイドル時間が長い薬剤師を前記所定の薬剤師として優先して、当該所定の薬剤師の前記端末に前記服薬指導依頼情報を送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
複数の薬剤師の端末の夫々から、診療科又は処方薬を特定する情報を含むオンラインでの服薬指導の実施を希望する旨を示す情報を受け付けるオンライン服薬指導実施希望受付手段をさらに備え、
前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記複数の薬剤師の夫々からの当該情報に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、アイドル時間が長い薬剤師を前記所定の薬剤師として優先して、当該所定の薬剤師の前記端末に前記服薬指導依頼情報を送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が実行する情報処理方法において、
所定の薬剤師の端末に対して、所定の処方箋に基づく所定の処方薬を特定する情報を含む、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報を、服薬指導依頼情報として送信するオンライン服薬指導依頼ステップと、
オンラインでの服薬指導の依頼を受諾する旨の情報を受け取ったことに応じて、前記所定の薬剤師の前記端末と、オンラインでの服薬指導を受ける患者の端末との間の通信を可能にするオンライン服薬指導可能化ステップと、
前記所定の処方薬のオンラインでの服薬指導及び当該所定の処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を取得したことに応じて、当該所定の処方薬の配送を手配する制御を実行する配送手配ステップと、
を含む情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
所定の薬剤師の端末に対して、所定の処方箋に基づく所定の処方薬を特定する情報を含む、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報を、服薬指導依頼情報として送信するオンライン服薬指導依頼ステップと、
オンラインでの服薬指導の依頼を受諾する旨の情報を受け取ったことに応じて、前記所定の薬剤師の前記端末と、オンラインでの服薬指導を受ける患者の端末との間の通信を可能にするオンライン服薬指導可能化ステップと、
前記所定の処方薬のオンラインでの服薬指導及び当該所定の処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を取得したことに応じて、当該所定の処方薬の配送を手配する制御を実行する配送手配ステップと、
を含む制御処理を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、調剤を行った薬剤師が、予め待機している状態で、移動患者の服薬指導テーブルに同席して移動患者の面前で調剤した薬の薬効、用法及び容量を説明する技術は存在する(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、近年、調剤を行った薬剤師以外の薬剤師にオンラインでの服薬指導の機会を提供できる技術の要望が挙げられているが、特許文献1の技術を含め従来の技術ではこのような要望に十分に応えることができない状況である。
【0005】
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、調剤を行った薬剤師以外の薬剤師にオンラインでの服薬指導の機会を提供できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
所定の薬剤師の端末に対して、所定の処方箋に基づく所定の処方薬を特定する情報を含む、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報を、服薬指導依頼情報として送信するオンライン服薬指導依頼手段と、
オンラインでの服薬指導の依頼を受諾する旨の情報を受け取ったことに応じて、前記所定の薬剤師の前記端末と、オンラインでの服薬指導を受ける患者の端末との間の通信を可能にするオンライン服薬指導可能化手段と、
前記所定の処方薬のオンラインでの服薬指導及び当該所定の処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を取得したことに応じて、当該所定の処方薬の配送を手配する制御を実行する配送手配手段と、
を備える。
【0007】
本発明の一態様の情報処理方法及びプログラムの夫々は、本発明の一態様の情報処理装置に対応する方法及びプログラムの夫々である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、調剤を行った薬剤師以外の薬剤師にオンラインでの服薬指導の機会を提供できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバが適用される情報処理システムにより実現可能となる本サービスの概要を示す図である。
【
図2】本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバが適用される情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【
図3】
図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】
図2の情報処理システムを構成する
図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0011】
まず、
図1を参照して、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバが適用される情報処理システム(後述する
図2参照)により実現可能となるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)の概要について説明する。
図1は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバが適用される情報処理システムにより実現可能となる本サービスの概要を示す図である。
【0012】
本サービスは、調剤を行った薬剤師以外の薬剤師にオンラインでの服薬指導の機会を提供するサービスである。
なお、以下、
図1に示す服薬指導の機会が提供された薬剤師M1を「服薬指導薬剤師M1」と呼び、調剤を行った薬剤師M2を「調剤薬剤師M2」と呼ぶ。
【0013】
具体的には例えば
図1には、ステップS1において、患者Kは、自身の端末3(以下、「患者端末3」と呼ぶ)を用いて、医師Dによるオンライン診察を受け、A薬とB薬の処方指示を含む所定の処方箋を発行してもらった例が示されている。
即ち、
図1の例のステップS1において、サーバ1は、所定の処方箋を医師Dの端末2(以下、「医師端末2」と呼ぶ)から取得する。
【0014】
ステップS2において、本サービスの提供者S(以下、「サービス提供者S」と呼ぶ)が管理するサーバ1は、服薬指導薬剤師M1の端末4-1(以下、「薬剤師端末4-1」と呼ぶ)に対して、所定の処方箋に基づく所定の処方薬(
図1の例ではA薬及びB薬)を特定する情報を含む、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報(以下、「服薬指導依頼情報」と呼ぶ)を送信する。
【0015】
ステップS3において、サーバ1は、服薬指導薬剤師M1の薬剤師端末4-1から、オンラインでの服薬指導の依頼を受諾する旨の情報を受け取る。
ステップS4において、サーバ1は、当該情報を受け取ったことに応じて、オンラインでの服薬指導を受ける患者Kの患者端末3と通信可能にする。
これにより、服薬指導薬剤師M1は、薬剤師端末4-1を用いてオンラインで服薬指導を患者Kに対して行うことができる。換言すると、患者Kは、患者端末3を用いてオンラインで服薬指導を服薬指導薬剤師M1から受けることができる。
服薬指導薬剤師M1は、オンラインでの服薬指導を完了したら、その旨の情報を薬剤師端末4-1を用いてサーバ1に送信する。
【0016】
一方、調剤薬剤師M2は、自身の端末4-2(以下、「薬剤師端末4-2」と呼ぶ)を用いて所定の処方箋を受け取り、当該所定の処方箋に基づく所定の処方薬(
図1の例ではA薬及びB薬)の調剤を行う。
調剤薬剤師M2は、処方薬の調剤を完了したら、その旨の情報を薬剤師端末4-2を用いてサーバ1に送信する。
【0017】
ステップS5において、サーバ1は、処方薬のオンライン服薬指導及び当該処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を取得したことに応じて、当該処方薬の配送を手配する制御を実行する。
【0018】
このようにして、調剤薬剤師M2以外の服薬指導薬剤師M1にオンラインでの服薬指導の機会を提供することが可能になる。
【0019】
本サービスでは、
図1には図示はしないが、サーバ1は、過去に服薬指導を行ったことがある薬剤師に対して服薬指導依頼情報を優先して送信するようにしてもよい。
即ち、サーバ1は、所定の処方薬の服薬指導を行った経験のある所定の薬剤師を、服薬指導薬剤師M1として優先して、服薬指導依頼情報を送信することができる。
これにより、当該処方薬について過去に服薬指導の経験のある薬剤師が服薬指導薬剤師M1として確実に服薬指導を実施できるようになる。
【0020】
また、本サービスでは、
図1には図示はしないが、患者端末3からサーバ1に送信されてくる問診票等に、オンラインでの服薬指導薬剤師M1の指名を患者Kが希望する旨を含めることができる。
即ち、サーバ1は、患者端末3から、オンラインでの服薬指導を受けたい薬剤師の指名の患者Kからの入力を受け付けることができる。
即ち、サーバ1は、患者Dから指名された薬剤師を、服薬指導薬剤師M1として優先して、服薬指導依頼情報を送信することができる。
これにより、患者Kによる指名が、オンラインでの服薬指導薬剤師M1のモチベーションを喚起することが可能になる。
【0021】
また、本サービスでは、
図1には図示はしないが、サーバ1は、患者評価の高い薬剤師(例えば、口コミ、習熟度(過去の件数が多い薬剤師))を優先的に服薬指導薬剤師M1として、服薬指導依頼情報を送信することができる。
即ち、サーバ1は、所定の処方薬のオンラインでの服薬指導に係る複数の薬剤師の患者評価情報に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、患者評価の高い薬剤師を優先して服薬指導依頼情報を送信することができる。
このような患者評価による優先依頼が、オンラインでの服薬指導薬剤師M1のモチベーションを喚起することができる。
【0022】
また、本サービスでは、
図1には図示はしないが、サーバ1は、オンラインでの服薬指導薬剤師M1になることの依頼を、処方箋の難易度に応じて適当な薬剤師にすることができる。例えば、新薬で飲み合わせの確認が困難なものは、難易度が高い。また例えば、特定の医療機関(薬局の近くにある)以外の医療機関からの処方箋(診療科目が異なるので、飲み合わせ等が不明の場合がある)である場合、難易度が高くなる。
即ち、サーバ1は、所定の処方箋についての難易度情報及び複数の薬剤師の夫々のスキル情報に基づいて、当該複数の薬剤師の中から服薬指導薬剤師M1を決定することができる。
このように、処方箋の難易度(オンラインでの服薬指導の難易度)に応じて適切なスキルを有する薬剤師を、服薬指導薬剤師M1としてアサインすることが可能になる。
【0023】
また、本サービスでは、
図1には図示はしないが、オンラインでの服薬指導薬剤師M1になることの依頼を、アイドル時間(アイドル時間が長い人が基本だが習熟度や難易度も考慮)を活用して、適切な薬剤師(例えば手が空いている薬剤師)にすることができる。
即ち、サーバ1は、複数の薬剤師の夫々のアイドル時間に基づいて、当該複数の薬剤師のうち当該アイドル時間の長い薬剤師を優先して、服薬指導薬剤師M1として決定することができる。
このように、薬剤師のアイドル時間を考慮して、できるだけ公平にオンラインでの服薬指導の機会を与えることが可能になる。
【0024】
また、本サービスでは、
図1には図示はしないが、複数の薬剤師の夫々の端末から、オンラインでの服薬指導の実施を希望する(診療科や薬剤を指定)旨を示す情報を取得してもよい。
即ち、サーバ1は、複数の薬剤師の夫々の端末から、診療科又は処方薬を特定する情報を含むオンラインでの服薬指導の実施を希望する旨を示す情報を受け付けることができる。
そして、サーバ1は、複数の薬剤師の夫々からの当該情報に基づいて、当該複数の薬剤師の中から、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報を送信する対象となる服薬指導薬剤師M1を決定することができる。
これにより、薬剤師側の希望も反映してオンラインでの服薬指導の機会を与えることができる。
【0025】
次に、
図2を参照して、上述した本サービスの提供を実現化させる情報処理システム、即ち本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバが適用される情報処理システムの構成について説明する。
図2は、本発明の情報処理装置の一実施形態に係るサーバが適用される情報処理システムの構成の一例を示す図である。
【0026】
図2に示す情報処理システムは、サーバ1と、医師端末2と、患者端末3と、薬剤師端末4-1,4-2とを含むように構成されている。
サーバ1、医師端末2、患者端末3、及び薬剤師端末4-1,4-2は、インターネット等のネットワークNを介して相互に接続されている。
【0027】
サーバ1は、本サービス(
図1)のサービス提供者Sにより管理される情報処理装置である。サーバ1は、医師端末2、患者端末3、及び薬剤師端末4-1,4-2と適宜通信をしながら、本サービスを実現するための各種処理を実行する。
医師端末2は、医師Dが操作する情報処理装置であって、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。
患者端末3は、患者Kにより管理される情報処理装置であって、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。
薬剤師端末4-1は、服薬指導薬剤師M1により管理される情報処理装置であって、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。
薬剤師端末4-2は、調剤薬剤師M2により管理される情報処理装置であって、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。
【0028】
図3は、
図2に示す情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0029】
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
【0030】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
【0031】
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入力部16、出力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
【0032】
入力部16は、例えばキーボード等により構成され、各種情報を入力する。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(例えば
図2の医師端末2、患者端末3、及び薬剤師端末4-1,4-2)との間で通信を行う。
【0033】
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア30が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア30から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア30は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0034】
なお、図示はしないが、
図2の医師端末2、患者端末3、及び薬剤師端末4-1,4-2も、
図3に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有することができる。したがって、医師端末2、患者端末3、及び薬剤師端末4-1,4-2のハードウェア構成についての説明は省略する。
【0035】
このような
図3のサーバ1を含む
図2の情報処理システムを構成する各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、
図1の本サービスを提供するための各種処理を実行することができる。
【0036】
図4は、
図2の情報処理システムにおける
図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0037】
図4に示すように、サーバ1のCPU11においては、処方箋情報取得部51と、オンライン服薬指導依頼部52と、オンライン服薬指導実施希望受付部53と、オンライン服薬指導可能化部54と、薬剤師指名部55と、配送手配部56とが機能する。
また、サーバ1の記憶部18の一領域には、処方箋情報DB71と、薬剤師情報DB72と、薬剤師指名情報DB73と、処方薬配送情報DB74とが設けられている。
【0038】
処方箋情報取得部51は、医師Dにより発行された患者Kについての所定の処方箋を示す情報を、処方箋情報として医師端末2から取得して、処方箋情報DB71に格納する。
【0039】
オンライン服薬指導依頼部52は、処方箋情報DB71から処方箋情報を抽出し、処方箋情報を用いて、所定の処方箋に基づく所定の処方薬(
図1の例でA薬及びB薬)を特定する情報を含む、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報を、服薬指導依頼情報として生成して、服薬指導薬剤師M1の薬剤師端末4-1に対して送信する。なお、服薬指導依頼情報は、服薬指導薬剤師M1の情報と共に、薬剤師指名情報として薬剤師指名情報DB73に格納される。
【0040】
オンライン服薬指導実施希望受付部53は、服薬指導薬剤師M1の薬剤師端末4-1から、オンラインでの服薬指導の依頼を受諾する旨の情報(以下、「受諾情報」と呼ぶ)を受け取ると、受諾情報と薬剤師指名情報とを照合して問題が無い場合には、服薬指導薬剤師M1によるオンラインでの服薬指導の実施を決定する。
オンライン服薬指導可能化部54は、服薬指導薬剤師M1による受諾情報を受け取ったこと(当該服薬指導薬剤師M1によるオンラインでの服薬指導の実施が決定されたこと)に応じて、当該服薬指導薬剤師M1の薬剤師端末4-1と、オンラインでの服薬指導を受ける患者Kの患者端末3との間の通信を可能にする。
【0041】
これにより、服薬指導薬剤師M1は、薬剤師端末4-1を用いてオンラインで服薬指導を患者Kに対して行うことができる。換言すると、患者Kは、患者端末3を用いてオンラインで服薬指導を服薬指導薬剤師M1から受けることができる。
服薬指導薬剤師M1は、オンラインでの服薬指導を完了したら、その旨の情報を薬剤師端末4-1を用いてサーバ1に送信する。
【0042】
一方、調剤薬剤師M2は、薬剤師端末4-2を用いて処方箋情報をサーバ1から受け取り、当該処方箋情報により特定される所定の処方箋に基づく所定の処方薬(
図1の例ではA薬及びB薬)の調剤を行う。
調剤薬剤師M2は、所定の処方薬の調剤を完了したら、その旨の情報を薬剤師端末4-2を用いてサーバ1に送信する。
【0043】
配送手配部56は、所定の処方薬のオンラインでの服薬指導及び当該所定の処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を取得したことに応じて、当該所定の処方薬の配送を手配する制御を実行する。なお、所定の処方薬のオンライン服薬指導及び当該所定の処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を含む、当該所定の処方薬の配送の手配に関する各種情報は、処方薬配送情報DB74に格納される。
【0044】
このようにして、調剤薬剤師M2以外の服薬指導薬剤師M1にオンラインでの服薬指導の機会を提供することが可能になる。
【0045】
なお、上述の記載では、服薬指導薬剤師M1となる薬剤師が1人である場合を想定していたが、実際には服薬指導薬剤師M1となる薬剤師は複数人存在する場合がある。このような場合、複数の薬剤師の中から、何らかの手法で服薬指導薬剤師M1を決定する必要がある。以下、このような手法の幾つかの例を実現可能とするサーバ1の機能的構成について説明する。
【0046】
例えば、オンライン服薬指導依頼部52は、所定の処方薬の服薬指導を行った経験のある所定の薬剤師を、服薬指導薬剤師M1として優先して、当該薬剤師の端末(本例では、当該端末が薬剤師端末4-1になる)に服薬指導依頼情報を送信することができる。
これにより、当該処方薬について過去に服薬指導の経験のある薬剤師が服薬指導薬剤師M1として確実に服薬指導を実施できるようになる。
【0047】
また例えば、薬剤師指名部55は、患者端末3から、オンラインでの服薬指導を受けたい薬剤師の指名の入力を受け付けることができる。
この場合、オンライン服薬指導依頼部52は、患者Dから指名された薬剤師を服薬指導薬剤師M1として優先して、当該薬剤師の端末(本例では、当該端末が薬剤師端末4-1になる)に服薬指導依頼情報を送信することができる。
これにより、患者Kによる指名が、オンラインでの服薬指導薬剤師M1のモチベーションを喚起することが可能になる。
【0048】
ここで、服薬指導薬剤師M1の候補となる複数の薬剤師の夫々の情報は、薬剤師情報DB72に格納されている。複数の薬剤師のうち所定の薬剤師の情報としては、当該所定の薬剤師を特定可能な情報の他、当該所定の薬剤師についての経験や評価も含まれる。これら経験や評価から、患者評価が推定可能になるからである。例えば、口コミといった評価や、習熟度(過去の件数が多い薬剤師)といった経験から、患者評価が推定可能になる。したがって、薬剤師情報DB72に格納された複数の薬剤師の夫々の情報のうち、複数の薬剤師の夫々の経験や評価を示す情報は、複数の薬剤師の夫々の患者評価情報であるといえる。
そこで例えば、オンライン服薬指導依頼部52は、所定の処方薬のオンラインでの服薬指導に係る複数の薬剤師の夫々の患者評価情報を薬剤師情報DB72から抽出し、当該複数の薬剤師の夫々の患者評価情報に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、患者評価の高い薬剤師を服薬指導薬剤師M1として優先して、当該薬剤師の端末(本例では、当該端末が薬剤師端末4-1になる)に服薬指導依頼情報を送信することができる。
このような患者評価による優先依頼が、オンラインでの服薬指導薬剤師M1のモチベーションを喚起することができる。
【0049】
また例えば、所定の処方箋の難易度を示す難易度情報は、当該所定の処方箋の情報の一部として、処方箋情報DB71に格納されている。例えば、新薬で飲み合わせの確認が困難なものは、難易度が高い。また例えば、特定の医療機関(薬局の近くにある)以外の医療機関からの処方箋(診療科目が異なるので、飲み合わせ等が不明の場合がある)である場合、難易度が高くなる。
また、薬剤師のスキルを示すスキル情報は、複数の薬剤師毎に薬剤師情報DB72に格納されている。
オンライン服薬指導依頼部52は、所定の処方箋についての難易度情報を処方箋情報DB71から抽出すると共に、複数の薬剤師の夫々のスキル情報を薬剤師情報DB72から抽出する。
オンライン服薬指導依頼部52は、所定の処方箋についての難易度情報及び複数の薬剤師の夫々のスキル情報に基づいて、当該複数の薬剤師の中から所定の薬剤師を服薬指導薬剤師M1として決定し、当該所定の薬剤師の端末(本例では、当該端末が薬剤師端末4-1になる)に服薬指導依頼情報を送信することができる。
このように、処方箋の難易度(オンラインでの服薬指導の難易度)に応じて適切なスキルを有する薬剤師を、服薬指導薬剤師M1としてアサインすることが可能になる。
【0050】
また例えば、薬剤師のアイドル時間は、複数の薬剤師毎に薬剤師情報DB72に格納されている。
そこで、オンライン服薬指導依頼部52は、複数の薬剤師の夫々のアイドル時間を薬剤師情報DB72から抽出し、当該複数の薬剤師の夫々のアイドル時間に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、アイドル時間が長い薬剤師を服薬指導薬剤師M1として優先して、当該薬剤師の端末(本例では、当該端末が薬剤師端末4-1になる)に服薬指導依頼情報を送信することができる。
このように、薬剤師のアイドル時間を考慮して、できるだけ公平にオンラインでの服薬指導の機会を与えることが可能になる。なお、アイドル時間が長い人が基本だが、さらに上述の習熟度や難易度も考慮して服薬指導薬剤師M1を決定すると好適である。
【0051】
また例えば、オンライン服薬指導実施希望受付部53は、複数の薬剤師の端末の夫々から、診療科又は処方薬を特定する情報を含むオンラインでの服薬指導の実施を希望する旨を示す情報を受け付けることができる。
そして、オンライン服薬指導依頼部52は、複数の薬剤師の夫々からの当該情報に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、アイドル時間が長い薬剤師を服薬指導薬剤師M1として優先して、当該薬剤師の端末(本例では、当該端末が薬剤師端末4-1になる)に服薬指導依頼情報を送信することができる。
これにより、薬剤師側の希望も反映してオンラインでの服薬指導の機会を与えることができる。
【0052】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものとみなす。
【0053】
また、
図2に示すシステム構成、及び
図3に示すサーバ1のハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
【0054】
また、
図4に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した各種処理を全体として実行できる機能が
図2の情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロック及びデータベースを用いるのかは、特に
図4の例に限定されない。
【0055】
また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も、
図4に限定されず、任意でよい。
例えばサーバ1側に配置された機能ブロック及びデータベースの少なくとも一部を、医師端末2側、患者端末3側、薬剤師端末4-1,4-2側又は図示せぬ他の情報処理装置が備える構成としてもよい。
【0056】
また、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0057】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0058】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。
【0059】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0060】
以上をまとめると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を有していれば足り、各種各様な実施の形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば
図2乃至
図4のサーバ1)は、
所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)の端末(例えば
図2及び
図4の薬剤師端末4-1)に対して、所定の処方箋に基づく所定の処方薬(
図1の例でA薬及びB薬)を特定する情報を含む、オンラインでの服薬指導の依頼に係る情報を、服薬指導依頼情報として送信するオンライン服薬指導依頼手段(例えば
図4のオンライン服薬指導依頼部52)と、
オンラインでの服薬指導の依頼を受諾する旨の情報を受け取ったことに応じて、前記所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)の前記端末(例えば
図4の薬剤師端末4-1)と、オンラインでの服薬指導を受ける患者(例えば
図1の患者K)の端末(例えば
図4の患者端末3)との間の通信を可能にするオンライン服薬指導可能化手段(例えば
図4のオンライン服薬指導可能化部54)と、
前記所定の処方薬のオンラインでの服薬指導及び当該所定の処方薬の調剤の夫々が完了した旨の情報を取得したことに応じて、当該所定の処方薬の配送を手配する制御を実行する配送手配手段(例えば
図4の配送手配部56)と、
を備えれば足りる。
【0061】
このようにして、調剤薬剤師M2以外の服薬指導薬剤師M1にオンラインでの服薬指導の機会を提供することが可能になる。
【0062】
さらに、前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記所定の処方薬の服薬指導を行った経験のある薬剤師を、前記所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)として優先して、当該所定の薬剤師の端末(例えば
図4の薬剤師端末4-1)に前記服薬指導依頼情報を送信する、
ことができる。
【0063】
これにより、当該処方薬について過去に服薬指導の経験のある薬剤師が所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)として確実に服薬指導を実施できるようになる。
【0064】
また、前記患者の前記端末(例えば
図4の患者端末3)から、オンラインでの服薬指導を受けたい薬剤師の指名の入力を受け付ける薬剤師指名手段(例えば薬剤師指名部55)をさらに備え、
前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記患者から指名された薬剤師を前記所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)として優先して、当該所定の薬剤師の端末(例えば
図4の薬剤師端末4-1)に前記服薬指導依頼情報を送信する、
ことができる。
【0065】
これにより、患者による指名が、所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)のモチベーションを喚起することが可能になる。
【0066】
また、前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記所定の処方薬のオンラインでの服薬指導に係る複数の薬剤師の夫々の患者評価情報に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、患者評価の高い薬剤師を前記所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)として優先して、当該所定の薬剤師の端末(例えば
図4の薬剤師端末4-1)に前記服薬指導依頼情報を送信する、
ことができる。
【0067】
このような患者評価による優先依頼が、オンラインでの服薬指導薬剤師M1のモチベーションを喚起することができる。
【0068】
また、前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記所定の処方箋についての難易度情報及び複数の薬剤師の夫々のスキル情報に基づいて、当該複数の薬剤師の中から前記所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)を決定し、当該所定の薬剤師の端末(例えば
図4の薬剤師端末4-1)に前記服薬指導依頼情報を送信する、
ことができる。
【0069】
このように、処方箋の難易度(オンラインでの服薬指導の難易度)に応じて適切なスキルを有する薬剤師を、所定の薬剤師(例えば
図4の服薬指導薬剤師M1)としてアサインすることが可能になる。
【0070】
また、前記オンライン服薬指導依頼手段は、複数の薬剤師の夫々のアイドル時間に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、アイドル時間が長い薬剤師を前記所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)として優先して、当該所定の薬剤師の端末(例えば
図4の薬剤師端末4-1)に前記服薬指導依頼情報を送信する、
ことができる。
【0071】
このように、薬剤師のアイドル時間を考慮して、できるだけ公平にオンラインでの服薬指導の機会を与えることが可能になる。なお、アイドル時間が長い人が基本だが、さらに上述の習熟度や難易度も考慮して所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)を決定すると好適である。
【0072】
また、複数の薬剤師の端末の夫々から、診療科又は処方薬を特定する情報を含むオンラインでの服薬指導の実施を希望する旨を示す情報を受け付けるオンライン服薬指導実施希望受付手段(例えば
図4のオンライン服薬指導実施希望受付部53)をさらに備え、
前記オンライン服薬指導依頼手段は、前記複数の薬剤師の夫々からの当該情報に基づいて、当該複数の薬剤師のうち、アイドル時間が長い薬剤師を前記所定の薬剤師(例えば
図1の服薬指導薬剤師M1)として優先して、当該所定の薬剤師の端末(例えば
図4の薬剤師端末4-1)に前記服薬指導依頼情報を送信する、
ことができる。
【0073】
これにより、薬剤師側の希望も反映してオンラインでの服薬指導の機会を与えることができる。
【符号の説明】
【0074】
1・・・サーバ、2・・・医師端末、3・・・患者端末、4―1,4-2・・・薬剤師端末、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・バス、15・・・入出力インターフェース、16・・・入力部、17・・・出力部、18・・・記憶部、19・・・通信部、20・・・ドライブ、30・・・リムーバルメディア、51・・・処方箋情報取得部、52・・・オンライン服薬指導依頼部、53・・・オンライン服薬指導実施希望受付部、54・・・オンライン服薬指導可能化部、55・・・薬剤師指名部、56・・・配送手配部、71・・・処方箋情報DB、72・・・薬剤師情報DB、73・・・薬剤師指名情報DB、74・・・処方薬配送情報DB、D・・・医師、K・・・患者、M1・・・服薬指導薬剤師、M2・・・調剤薬剤師