(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025018876
(43)【公開日】2025-02-06
(54)【発明の名称】ゲームのライブ配信サーバおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/86 20140101AFI20250130BHJP
A63F 13/35 20140101ALI20250130BHJP
A63F 13/69 20140101ALI20250130BHJP
A63F 13/533 20140101ALI20250130BHJP
A63F 13/798 20140101ALI20250130BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20250130BHJP
A63F 13/847 20140101ALI20250130BHJP
H04N 21/6332 20110101ALI20250130BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20250130BHJP
【FI】
A63F13/86
A63F13/35
A63F13/69
A63F13/533
A63F13/798
A63F13/79 520
A63F13/847
H04N21/6332
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023199908
(22)【出願日】2023-11-27
(62)【分割の表示】P 2023122724の分割
【原出願日】2023-07-27
(71)【出願人】
【識別番号】518260552
【氏名又は名称】株式会社ミラティブ
(74)【代理人】
【識別番号】110001106
【氏名又は名称】弁理士法人キュリーズ
(72)【発明者】
【氏名】赤川 隼一
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164FA22
5C164TB22P
5C164UD64S
(57)【要約】
【課題】ゲームのプレイヤーに対して他のプレイヤーによるゲームのライブ配信を視聴す
る動機付けを行うことができるゲームのライブ配信サーバおよびプログラムを提供する。
【解決手段】配信者によるゲームのプレイ動画を視聴者にライブ配信するゲームのライブ
配信サーバ2であって、配信者がプレイしているゲーム内で所定のイベントが発生した際
に、ゲームをプレイしている他のプレイヤーであって配信者による配信を視聴していない
他のプレイヤーに、配信者のプレイ動画の視聴を促す報知を行う報知部223と、報知を
受け取った他のプレイヤーが配信者による配信を視聴すると他のプレイヤーに特典を付与
する特典付与部224と、を備えるゲームのライブ配信サーバ2。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信者によるゲームのプレイ動画を視聴者にライブ配信するゲームのライブ配信サーバ
であって、
前記配信者がプレイしている前記ゲーム内で所定のイベントが発生した際に、前記ゲー
ムをプレイしている他のプレイヤーであって前記配信者による配信を視聴していない前記
他のプレイヤーに、前記配信者の前記プレイ動画の視聴を促す報知を行う報知部と、
前記報知を受け取った前記他のプレイヤーが前記配信者による配信を視聴すると前記他
のプレイヤーに特典を付与する特典付与部と、
を備えるゲームのライブ配信サーバ。
【請求項2】
前記報知には、前記所定のイベントを説明する情報、前記配信者の名前、前記配信者に
よる前記配信の視聴方法および前記特典を説明する情報のうち少なくとも1つが含まれる
請求項1に記載のゲームのライブ配信サーバ。
【請求項3】
前記所定のイベントは、前記配信者により前記ゲーム内で獲得されたスコアが閾値を超
えたこと、および前記ゲーム内で前記配信者に対して前記スコアの獲得確率を所定期間増
加するフィーバーの発生のうち少なくとも1つである請求項1に記載のゲームのライブ配
信サーバ。
【請求項4】
前記特典は、前記ゲーム内で使用可能なアイテム、前記ゲーム内における前記他のプレ
イヤーの能力を示すパラメータの増加、前記ゲーム内における前記他のプレイヤーのポイ
ント獲得確率の増加、通貨、仮想通貨および前記ゲーム内で使用可能なゲーム内通貨のう
ち少なくとも1つである請求項1に記載のゲームのライブ配信サーバ。
【請求項5】
前記報知部は、前記配信者の操作に応じて、前記報知を行う、または前記報知を行わな
い前記他のプレイヤーを選択可能である請求項1に記載のゲームのライブ配信サーバ。
【請求項6】
前記報知部は、前記他のプレイヤーのうち所定の報知条件を満たすプレイヤーに対して
のみ前記報知を行う請求項1に記載のゲームのライブ配信サーバ。
【請求項7】
前記所定の報知条件は、前記他のプレイヤーによる前記ゲームのプレイ時間が第1閾値
以上になること、前記他のプレイヤーにより前記ゲーム内で獲得されたポイントが第2閾
値以上であること、または前記他のプレイヤーの前記ゲーム内のランキングが第3閾値以
上であることである、請求項6に記載のゲームのライブ配信サーバ。
【請求項8】
前記他のプレイヤーから前記配信者へのギフトコンテンツの贈与希望に応じて前記配信
者に前記ギフトコンテンツの贈与を行うギフト管理部をさらに備え、
前記特典付与部は、前記他のプレイヤーが前記配信者に前記ギフトコンテンツを贈与す
ると前記他のプレイヤーにさらなる特典を付与する請求項1に記載のゲームのライブ配信
サーバ。
【請求項9】
前記ゲームは複数のプレイヤーによる協力プレイが可能であって、
前記特典付与部は、前記他のプレイヤーが前記配信者によりプレイされている前記ゲー
ム内で協力プレイを行うことによりさらなる特典を付与する請求項1に記載のゲームのラ
イブ配信サーバ。
【請求項10】
前記さらなる特典は、前記ゲーム内で使用可能なアイテム、前記ゲーム内における前記
他のプレイヤーの能力を示すパラメータの増加、前記ゲーム内における前記他のプレイヤ
ーのポイント獲得確率の増加、通貨、仮想通貨および前記ゲーム内で使用可能なゲーム内
通貨のうち少なくとも1つである請求項8または9に記載のゲームのライブ配信サーバ。
【請求項11】
配信者によるゲームのプレイ動画を視聴者にライブ配信するゲームのライブ配信用のプ
ログラムであって、
前記配信者がプレイしている前記ゲーム内で所定のイベントが発生した際に前記ゲーム
をプレイしている他のプレイヤーに、前記配信者の前記プレイ動画の視聴を促す報知を行
う報知工程と、
前記報知を受け取った前記他のプレイヤーが前記配信者による配信を視聴すると前記他
のプレイヤーに特典を付与する特典付与工程と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームのライブ配信サーバおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン等の各種デバイスの高性能化、高機能化、およびインターネット
による通信の高速化に伴い、各種の動画配信サービスが普及している。特に、配信者がゲ
ームをプレイする様子をリアルタイムで多数の視聴者の端末に配信する、ゲームのライブ
配信サービスが行われるようになっている。
【0003】
こうしたゲームのライブ配信を行う種々の配信システムでは、ゲームの配信者に対して
視聴者が種々の応援行為を行うことができる応援機能が実装されているものがある(特許
文献1参照)。このような応援機能があることにより、視聴者が好みの配信者を応援した
り、ゲームを盛り上げたり、コミュニケーションを図る際のきっかけにしたりすることが
できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ゲームのプレイヤーの中には他人のゲームのライブ配信を視聴することなく
、自身のゲームをプレイすることに専念する者(ソロプレイヤー)もいる。こうしたソロ
プレイヤーに対して他人のライブ配信を視聴する動機付けを行うことができれば、配信者
も自身のライブ配信に対するモチベーションが向上し、また、プレイヤー間の新たな交流
のきっかけを生むこともできる。
【0006】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、ゲームのプレイヤー
に対して他のプレイヤーによるゲームのライブ配信を視聴する動機付けを行うことができ
るゲームのライブ配信サーバおよびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、配信者によるゲームのプレイ動画を視聴者にライブ配信するゲームのライブ
配信サーバであって、前記配信者がプレイしている前記ゲーム内で所定のイベントが発生
した際に、前記ゲームをプレイしている他のプレイヤーであって前記配信者による配信を
視聴していない前記他のプレイヤーに、前記配信者の前記プレイ動画の視聴を促す報知を
行う報知部と、前記報知を受け取った前記他のプレイヤーが前記配信者による配信を視聴
すると前記他のプレイヤーに特典を付与する特典付与部と、を備えるゲームのライブ配信
サーバであることを特徴とする。
【0008】
上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記報知には、前記所定のイベントを説明す
る情報、前記配信者の名前、前記配信者による前記配信の視聴方法および前記特典を説明
する情報のうち少なくとも1つが含まれることが好ましい。
【0009】
また、上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記所定のイベントは、前記配信者に
より前記ゲーム内で獲得されたスコアが閾値を超えたこと、および前記ゲーム内で前記配
信者に対して前記スコアの獲得確率を所定期間増加するフィーバーの発生のうち少なくと
も1つであることが好ましい。
【0010】
また、上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記特典は、前記ゲーム内で使用可能
なアイテム、前記ゲーム内における前記他のプレイヤーの能力を示すパラメータの増加、
前記ゲーム内における前記他のプレイヤーのポイント獲得確率の増加、通貨、仮想通貨お
よび前記ゲーム内で使用可能なゲーム内通貨のうち少なくとも1つであることが好ましい
。
【0011】
また、上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記報知部は、前記配信者の操作に応
じて、前記報知を行う、または前記報知を行わない前記他のプレイヤーを選択可能である
ことが好ましい。
【0012】
また、上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記報知部は、前記他のプレイヤーの
うち所定の報知条件を満たすプレイヤーに対してのみ前記報知を行うことが好ましい。
【0013】
また、上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記所定の報知条件は、前記他のプレ
イヤーによる前記ゲームのプレイ時間が第1閾値以上になること、前記他のプレイヤーに
より前記ゲーム内で獲得されたポイントが第2閾値以上であること、または前記他のプレ
イヤーの前記ゲーム内のランキングが第3閾値以上であることが好ましい。
【0014】
また、上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記他のプレイヤーから前記配信者へ
のギフトコンテンツの贈与希望に応じて前記配信者に前記ギフトコンテンツの贈与を行う
ギフト管理部をさらに備え、前記特典付与部は、前記他のプレイヤーが前記配信者に前記
ギフトコンテンツを贈与すると前記他のプレイヤーにさらなる特典を付与することが好ま
しい。
【0015】
また、上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記ゲームは複数のプレイヤーによる
協力プレイが可能であって、前記特典付与部は、前記他のプレイヤーが前記配信者により
プレイされている前記ゲーム内で協力プレイを行うことによりさらなる特典を付与するこ
とが好ましい。
【0016】
また、上記ゲームのライブ配信サーバにおいて、前記さらなる特典は、前記ゲーム内で
使用可能なアイテム、前記ゲーム内における前記他のプレイヤーの能力を示すパラメータ
の増加、前記ゲーム内における前記他のプレイヤーのポイント獲得確率の増加、通貨、仮
想通貨および前記ゲーム内で使用可能なゲーム内通貨のうち少なくとも1つであることが
好ましい。
【0017】
また、本発明は、配信者によるゲームのプレイ動画を視聴者にライブ配信するゲームの
ライブ配信用のプログラムであって、前記配信者がプレイしている前記ゲーム内で所定の
イベントが発生した際に前記ゲームをプレイしている他のプレイヤーに、前記配信者の前
記プレイ動画の視聴を促す報知を行う報知工程と、前記報知を受け取った前記他のプレイ
ヤーが前記配信者による配信を視聴すると前記他のプレイヤーに特典を付与する特典付与
工程と、をコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
上述した構成からなる本発明によれば、ゲームのプレイヤーに対して他のプレイヤーに
よるゲームのライブ配信を視聴する動機付けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバが適用されるゲームのライブ配信システムを示す模式図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバの構成ブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバの機能ブロック図である。
【
図4】本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバと通信してゲームを行うプレイヤーの端末に表示される画面の具体例を示す模式図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバによる処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバが適用
されるゲームのライブ配信システムについて説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバ2が適用されるゲームのラ
イブ配信システム1を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態に係るゲームの
ライブ配信システム1は、ゲームのライブ配信サーバ2(以下、単に「サーバ2」ともい
う)と、サーバ2にネットワークNを介して接続された端末3(3A、3B、3C、3D
)を備えて構成されている。なお、サーバ2に接続可能な端末3の数はこれに限定されな
い。
【0022】
ゲームのライブ配信システム1は、本実施形態においては配信者となるユーザが配信す
るゲームのプレイ動画を、視聴者となる1人以上のユーザにリアルタイムで提供すること
を可能にするシステムである。また、ゲームのライブ配信システム1では、ゲームの配信
も視聴も行わずにゲームをプレイすることも可能になっていて、このようにゲームを行う
プレイヤーを本明細書ではソロプレイヤーという。
図1の例では、端末3Dがソロプレイ
ヤーの端末になっている。
【0023】
ゲームのライブ配信システム1では、サーバ2は1つ以上のゲームを提供し、各ユーザ
は自身が所有する端末3からサーバ2にアクセスすることにより、端末3からゲームの操
作情報をサーバ2に送信し、サーバ2は当該操作情報に基づきゲーム内の各種の情報処理
を行い当該情報処理の結果をユーザの端末3に送信し、ユーザの端末3は当該情報処理の
結果に基づきプレイ動画を表示する。
【0024】
すなわち、ユーザの端末3は、ゲームの操作情報の生成と送信、およびプレイ動画の受
信と描画のみを行い、その他のゲームに関する情報処理は全てサーバ2により行われる。
【0025】
また、当該ゲームをプレイするユーザが自身のプレイ動画をライブ配信することを希望
した場合には、サーバ2は、当該プレイ動画を、配信を希望する視聴者の端末3に提供す
る。
【0026】
端末3は、通信機能、音声通話機能、録音録画機能、操作機能及び表示機能等を備える
端末であり、例えばスマートフォン、タブレット型端末およびPC等、インストールされ
たプログラムを介してサーバ2にアクセスすることにより、各種のゲームをプレイするこ
とができると共に、当該プレイ動画を配信または視聴することができる端末である。
【0027】
また、端末3は、チャット機能や通話機能を備えている。また、配信を行いたいユーザ
が端末3を介してゲームのライブ配信の開始操作を行うことにより当該端末3が配信者の
端末3Aとして機能する一方、配信されている動画を視聴したいユーザが端末3を介して
視聴開始操作を行うことにより当該端末が視聴者の端末3B、3Cとして機能する。
【0028】
図2は、本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバ2の構成ブロック図である
。
図2に示すように、サーバ2は、サーバ2の全体を制御する制御部21と、記憶手段2
5と、通信部26とを備えている。
【0029】
制御部21は、制御部21全体を制御するCPU22と、CPU22上で動作する制御
プログラム等を格納したROM23と、各種データを一時的に格納するためのRAM24
とを備えて構成されている。
【0030】
図3は、本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバ2の機能ブロック図である
。
図3に示すように、制御部21は、CPU22がROM23に格納されているプログラ
ムをRAM24に展開して実行することにより、ゲーム提供部221、動画配信部222
、報知部223、特典付与部224およびギフト管理部225として機能する。
【0031】
ゲーム提供部221は、記憶手段25に保存されている1つ以上のゲームデータに基づ
き、端末3にゲームを提供する。上述したように端末3はゲームの操作情報の生成、送信
およびプレイ動画の描画のみを行い、その他のゲームに関する情報処理は全てゲーム提供
部221により行われる。
【0032】
すなわち、ゲーム提供部221は、端末3から送信される操作情報に基づきゲーム内の
各種の情報処理を行い、当該情報処理の結果を端末3に送信する。そして、端末3は、受
信したゲーム提供部221による情報処理の結果に基づいてプレイ動画を表示する。
【0033】
ゲーム提供部221が提供するゲームは本実施形態においては所定の目標物の獲得数を
競い合うゲームであり、本実施形態においては目標物としてのコインの獲得数を競い合う
コインゲームを例に挙げて説明する。このコインゲームの詳細は、
図5を用いて後述する
。
【0034】
また、ゲーム提供部221が提供するゲームにおいては、所定の行為を行うことにより
開始される、「フィーバー」機能が設けられている。このフィーバーが開始されると、ゲ
ームフィールドF(
図5参照)を所定期間(以下「フィーバータイム」ともいう)改変し
、目標物の獲得確率を増加することができる。フィーバーについての詳細は後述する。
【0035】
また、ゲーム提供部221が提供するゲームにおいては、視聴者が配信者に対して応援
行為を行うことが可能になっている。
【0036】
応援行為とは、本実施形態においては贈与物(ギフトコンテンツ)の贈与、高評価の付
与、フィーバーアイテムを用いたフィーバーの開始行為等である。ギフトコンテンツの詳
細については後述する。
【0037】
動画配信部222は、配信者の端末3Aからゲームのライブ配信を開始する旨の情報を
受信すると、サーバ2にアクセスする端末3のうち当該ゲームのプレイ動画の視聴を希望
するものの端末3B、3Cに対して、プレイ動画を配信する。
【0038】
このプレイ動画の配信に際して、動画配信部222は、動画データをそのまま配信する
他、動画に所定の加工を加えて配信してもよい。
【0039】
報知部223は、配信者がプレイしているゲーム内で所定のイベントが発生した際に、
ゲームをプレイしている他のプレイヤーであって配信者による配信を視聴していないもの
に、配信者のプレイ動画の配信を促す所定の報知を行う。
【0040】
報知の対象になるイベントとして、例えば配信者によりゲーム内で獲得されたスコアが
第1閾値を超えたことや、ゲーム内で配信者に対してスコア(本実施形態においてはコイ
ン)の獲得確率を所定期間増加するフィーバーの発生等、少なくとも1つのイベントが含
まれている。
【0041】
報知部223による報知には、発生したイベントを説明する情報、配信者の名前、配信
の視聴方法、および配信者による配信を視聴した他のプレイヤーに付与される特典を説明
する情報のうち少なくとも1つが含まれる。
【0042】
発生したイベントを説明する情報には、イベント名や、どのようなイベントであるかを
説明する情報等、そのイベントがどのようなものであるかを簡潔に他のプレイヤーに伝え
る情報が含まれる。
【0043】
このように発生したイベントを説明する情報を報知に含めることにより、ゲーム配信を
視聴していない他のプレイヤーが当該イベントに対する興味を持ちやすくすることが可能
になる。
【0044】
配信者の名前は、配信者がゲーム内における自己の名前として設定した名前である。配
信者の名前を報知に含めることにより、配信者を身近に感じることができるようになる他
、図示しない配信者の検索機能を用いて当該配信者の配信に容易にアクセスすることが可
能になる。
【0045】
配信者による配信の視聴方法は、当該配信を表示するための操作をガイドする文字情報
や図の他、当該配信へリンクされているアイコンとともに「ここにタッチ!」等の当該ア
イコンへのタッチを促す文字情報を表示してもよい。
【0046】
特典を説明する情報には、例えば配信を視聴した他のプレイヤーに付与される特典の具
体的内容(例えばゲーム内で使用可能なアイテム名や、付与される個数等)が含まれる。
【0047】
なお、報知部223は、配信者の操作に応じて、報知を行う、または報知を行わない他
のプレイヤーを選択可能であってもよい。具体的には、サーバ2が配信者の端末3Aに対
して報知の対象になる他のプレイヤーの一覧を提示し、配信者は端末3Aを操作して当該
一覧の中から報知を行うプレイヤーを選択することにより、報知部223による報知の対
象とする、または報知の対象としない他のプレイヤーを選択することができる。
【0048】
このように配信者が報知部223による報知対象にする、または報知の対象にしない他
のプレイヤーを選択可能とすることにより、配信者が他のプレイヤーの中から交流しやす
そうなプレイヤーを選択したり、共通点が多く仲良くなれそうなプレイヤーを選択したり
すること、および交流したくないプレイヤーとの接触を防止することが可能になり、プレ
イヤー間でより安全な状態で親密度を高めることが可能になる。
【0049】
なお、この報知に際して、配信者と他のプレイヤーとの間でチャット等のコミュニケー
ションを行うコミュニケーション機能を設けてもよい。
【0050】
また、報知部223は、他のプレイヤーのうち所定の報知条件を満たす他のプレイヤー
に対してのみ報知を行ってもよい。例えば、報知部223は、報知条件として、配信者が
プレイしているゲームと同じゲームのプレイ時間が所定の閾値以上である他のプレイヤー
についてのみ、報知をおこなってもよい。あるいは、報知部223は、報知条件として、
配信者がプレイしているゲームと同じゲームにおいて獲得されたポイントが所定の閾値以
上である他のプレイヤーについてのみ、報知を行ってもよい。さらに、報知部223は、
報知条件として、配信者がプレイしているゲームと同じゲーム内のランキングが所定の閾
値以上である他のプレイヤーについてのみ、報知を行ってもよい。
【0051】
このように、報知対象になる他のプレイヤーの選択に際して所定の条件を設けることに
より、配信者と親密になりやすいプレイヤーを選択することが可能になる等の利点がある
。
【0052】
特に、配信者がプレイしているゲームと同じゲームのプレイ時間、獲得ポイントまたは
ランキングが所定の閾値以上である他のプレイヤーのみを選択して報知する態様とするこ
とにより、当該ゲームをある程度やり込んだ、当該ゲームの話題で盛り上がることができ
るプレイヤー同士の交流を生み出し、これらのプレイヤーが親密になるきっかけを与える
ことができる。
【0053】
特典付与部224は、報知部223により生成された報知を受け取った他のプレイヤー
が配信者による配信を視聴すると、当該他のプレイヤーに特典を付与する。ここで、特典
とは、例えばゲーム内で使用可能なアイテム、ゲーム内におけるプレイヤーの能力を示す
パラメータの増加、ゲーム内におけるポイント獲得確率の増加、通貨、仮想通貨およびゲ
ーム内で使用可能なゲーム内通貨のうち少なくとも1つである。
【0054】
特典付与部224がこのような特典を付与することにより、ゲームのプレイヤーに対し
て他のプレイヤーによるゲームのライブ配信を視聴する動機付けを行うことができる。
【0055】
ギフト管理部225は、他のプレイヤーから配信者へのギフトコンテンツの贈与希望に
応じて配信者にギフトコンテンツの贈与を行う。ギフトコンテンツは、記憶手段25に記
憶されている、図示しないギフトデータベースを用いて管理されている。
【0056】
このように、配信者による配信の視聴を開始した他のプレイヤーが、配信者に対してギ
フトコンテンツを贈与することができる態様とすることにより、配信者と当該他のプレイ
ヤーとの交流をより生み出しやすくすることができる。
【0057】
また、上述した特典付与部224は、配信者により配信されるゲーム動画の視聴を開始
した他のプレイヤーが配信者にギフトコンテンツを贈与した場合に、当該他のプレイヤー
にさらなる特典を付与する態様であってもよい。
【0058】
このさらなる特典は、例えばゲーム内で使用可能なアイテム、ゲーム内におけるプレイ
ヤーの能力を示すパラメータの増加、ゲーム内におけるポイント獲得確率の増加、通貨、
仮想通貨およびゲーム内で使用可能なゲーム内通貨のうち少なくとも1つである。
【0059】
このように、他のプレイヤーが配信者に対してギフトコンテンツを贈与した際に、贈与
を行った当該他のプレイヤー自身にもさらなる特典が付与される態様とすることにより、
当該他のプレイヤーに、ギフトコンテンツを贈与することで配信者を応援しようとするモ
チベーションを高めることが可能になり、配信者と他のプレイヤーとの間でより交流が生
まれやすくなる。
【0060】
図2に戻り、サーバ2は、制御部21に加えて、記憶手段25と、通信部26とを備え
ている。
【0061】
記憶手段25は、磁気ハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成され
ている。記憶手段25は、サーバ2が機能するために必要になる、各種のゲームに関する
データや各種のデータベースを記憶する。
【0062】
通信部26は、ネットワークインターフェースであり、ネットワークNを介して端末3
と通信する。通信部26は、端末3から受信した各種データを制御部21に渡すと共に、
制御部21が生成したデータを端末3に送信する。
【0063】
次に、上述した構成を備えるゲームのライブ配信システム1によるライブ配信の様子に
ついて説明する。
【0064】
図4は、本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバと通信してゲームを行うプ
レイヤーの端末3に表示される画面の具体例を示す模式図である。
図4に示すように、ゲ
ームのライブ配信時、視聴者端末4には、動画ウィンドウVと、アバターウィンドウAと
、情報ウィンドウIと、報知ウィンドウOと、各種操作メニューを呼び出すメニューボタ
ンMとが表示される。
【0065】
動画ウィンドウVは、プレイヤー(あおい)によるゲームのプレイ動画が表示されるウ
ィンドウである。
【0066】
本実施形態においては、動画ウィンドウVには、目標物としてのコインの獲得数をプレ
イヤー間で競い合うコインゲームが表示されている。
【0067】
このコインゲームでは、プレイヤーはゲームが行われる仮想的な空間であるゲームフィ
ールドFの上方から上段ステージE2上にコインCを落下させることができる。そして、
上段ステージE2上に落下したコインCは上段ステージE2と下段ステージE1との前後
方向(
図4の紙面手前方向および奥方向)への相対移動に伴いさらに下段ステージE1上
に押し出される。
【0068】
そして、下段ステージE1上のコインCは上段ステージE2の前方(
図5の紙面手前方
向)への移動に伴い下段ステージE1上から前方に押し出されて、箱B内に落下する。こ
うして箱B内にコインCを落下させることでコインCを獲得することができる。
【0069】
また、プレイヤーがゲーム内でフィーバーを開始することができるフィーバーアイテム
を獲得したり、獲得したコインCの数が所定の閾値以上になったりする等、所定の条件を
満たした場合には、フィーバーが開始される。フィーバーが開始されると、ゲームフィー
ルドF(
図5参照)を所定期間(フィーバータイム)の間改変し、コインの獲得確率を増
加することができる。
【0070】
図4に示すコインゲームでは、フィーバーが開始されると、ゲームフィールドFの改変
としてコインCを集める箱Bのサイズが大きくなる変化が生じ、コインCをより集めやす
くすることができる。
【0071】
そして、このコインゲームでは、獲得したコインの総数Pをプレイヤー間で競い合うこ
とが行われる。動画ウィンドウVの右下部分には、プレイヤーが獲得したコインの総数P
(591481枚)が表示されている。
【0072】
情報ウィンドウIは、ゲームを行うプレイヤーのゲームの進捗等に関する情報が表示さ
れる。例えば、情報ウィンドウIには、プレイヤーであるあおいについて、現在当該ゲー
ムを行うプレイヤー内の順位(コインの獲得数に応じて決定)が3位であり、また、コイ
ンをあと522枚獲得することにより、ゲーム内で設定されているプレイヤーの序列を示
すプレイヤーランクがAランクに昇格するという情報が表示されている。
【0073】
この情報ウィンドウI内にゲームの進捗等に関する情報が表示されることにより、プレ
イヤーに他のプレイヤーと競い合っている臨場感が生まれ、ゲームをより盛り上げること
が可能になる。
【0074】
報知ウィンドウOには、報知部223による報知の内容が表示される。ここでは、プレ
イヤーであるあおいと異なるプレイヤーであって、あおいが視聴を行っていないひなたと
いう名前のプレイヤーが同ゲーム内でフィーバー状態になっていること、あおいがひなた
のゲーム配信を視聴することにより特典としてアイテムを入手可能であること、そして視
聴を開始するためには「GO」と表示されているアイコンをタッチすればよいことが表示
されている。
【0075】
アバターウィンドウAは、ゲームのプレイヤーに対応するアバターaと共に、プレイヤ
ーの名前(「あおい」)が表示されるウィンドウである。アバターaは各ユーザが任意に
デザインすることができると共に、各種の装飾品を装備することが可能になっている。
【0076】
次に、上述した構成及び機能を有するサーバ2の動作についてフローチャートを用いて
説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るゲームのライブ配信サーバ2による処理を示
すフローチャートである。
【0077】
図5に示すように、まず、プレイヤーが自身の端末3からサーバ2にアクセスしてゲー
ムのプレイを開始する操作を行うと、ゲーム提供部221によりユーザにゲームが提供さ
れる(ステップS1)。
【0078】
次に、報知部223が、プレイヤーに対して、当該プレイヤーが配信を視聴していない
他のプレイヤーであって同じゲームをプレイするプレイヤーがフィーバー状態になる等、
所定のイベントが発生した場合に、プレイヤーに対して配信者のプレイ動画の視聴を促す
報知を行う(ステップS2)。上述したように、この報知には、所定のイベントを説明す
る情報、配信者の名前、配信の視聴方法および特典を説明する情報のうち少なくとも1つ
が含まれる。
【0079】
そして、報知を受け取ったプレイヤーが報知に基づき配信者の配信の視聴を開始すると
(ステップS3:YES)、特典付与部224は視聴を開始したプレイヤーに特典を付与
し(ステップS4)、サーバ2はプレイヤーへの報知と特典付与に関する一連の処理を終
了する。
【0080】
一方、報知を受け取ったプレイヤーが配信者の配信を視聴しない場合(ステップS3:
NO)、特典の付与が行われることなく、サーバ2はプレイヤーへの報知と特典付与に関
する一連の処理を終了する。
【0081】
上述した本実施形態に係るゲームのライブ配信サーバ2によれば、ゲームのプレイヤー
に対して報知と特典の付与を行うことにより、他のプレイヤーによるゲームのライブ配信
を視聴する動機付けを行うことができる。
【0082】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、種々の変形を採用することができる。
【0083】
例えば、上述した実施形態においては、端末3はゲームの操作情報の生成、送信および
プレイ動画の描画のみを行い、その他のゲームに関する情報処理は全てサーバ2により行
われていたが、本発明においてはこれに限らず、端末3がゲームの操作情報の生成、送信
およびプレイ動画の描画以外の、上述した実施形態においてサーバ2が担っていた情報処
理の少なくとも一部を行ってもよい。
【0084】
また、本発明においてはサーバ2により配信されるゲームは複数のプレイヤーによる協
力プレイが可能であってもよい。そして、この場合に特典付与部224は、他のプレイヤ
ーが配信者によりプレイされているゲーム内で協力プレイを行うことによりさらなる特典
を付与してもよい。これによっても、他のプレイヤーによるゲームのライブ配信を視聴す
る動機付けを行うことができると共に、積極的に交流しようとする動機付けを行うことが
できる。
【0085】
<その他の実施形態>
サーバ2が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プ
ログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り
可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。
ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体で
あってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-
ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
【0086】
本開示で使用されている「に基づいて(based on)」、「に応じて(depe
nding on/in response to)」という記載は、別段に明記されて
いない限り、「のみに基づいて」、「のみに応じて」を意味しない。「に基づいて」とい
う記載は、「のみに基づいて」及び「に少なくとも部分的に基づいて」の両方を意味する
。同様に、「に応じて」という記載は、「のみに応じて」及び「に少なくとも部分的に応
じて」の両方を意味する。「含む(include)」、「備える(comprise)
」、及びそれらの変形の用語は、列挙する項目のみを含むことを意味せず、列挙する項目
のみを含んでもよいし、列挙する項目に加えてさらなる項目を含んでもよいことを意味す
る。また、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和では
ないことが意図される。本開示において、例えば、英語でのa,an,及びtheのよう
に、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではない
ことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
【0087】
(付記1)
配信者によるゲームのプレイ動画を視聴者にライブ配信するゲームのライブ配信サーバ
2であって、
前記配信者がプレイしている前記ゲーム内で所定のイベントが発生した際に、前記ゲー
ムをプレイしている他のプレイヤーであって前記配信者による配信を視聴していない前記
他のプレイヤーに、前記配信者の前記プレイ動画の視聴を促す報知を行う報知部223と
、
前記報知を受け取った前記他のプレイヤーが前記配信者による配信を視聴すると前記他
のプレイヤーに特典を付与する特典付与部224と、
を備えるゲームのライブ配信サーバ2。
【0088】
(付記2)
前記報知には、前記所定のイベントを説明する情報、前記配信者の名前、前記配信者に
よる前記配信の視聴方法および前記特典を説明する情報のうち少なくとも1つが含まれる
付記1に記載のゲームのライブ配信サーバ2。
【0089】
(付記3)
前記所定のイベントは、前記配信者により前記ゲーム内で獲得されたスコアが閾値を超
えたこと、および前記ゲーム内で前記配信者に対して前記スコアの獲得確率を所定期間増
加するフィーバーの発生のうち少なくとも1つである付記1または付記2に記載のゲーム
のライブ配信サーバ2。
【0090】
(付記4)
前記特典は、前記ゲーム内で使用可能なアイテム、前記ゲーム内における前記他のプレ
イヤーの能力を示すパラメータの増加、前記ゲーム内における前記他のプレイヤーのポイ
ント獲得確率の増加、通貨、仮想通貨および前記ゲーム内で使用可能なゲーム内通貨のう
ち少なくとも1つである付記1乃至付記3の何れか1つに記載のゲームのライブ配信サー
バ2。
【0091】
(付記5)
前記報知部223は、前記配信者の操作に応じて、前記報知を行う、または前記報知を
行わない前記他のプレイヤーを選択可能である付記1乃至付記4の何れか1つに記載のゲ
ームのライブ配信サーバ2。
【0092】
(付記6)
前記報知部223は、前記他のプレイヤーのうち所定の報知条件を満たすプレイヤーに
対してのみ前記報知を行う付記1乃至付記4の何れか1つに記載のゲームのライブ配信サ
ーバ2。
【0093】
(付記7)
前記所定の報知条件は、前記他のプレイヤーによる前記ゲームのプレイ時間が第1閾値
以上になること、前記他のプレイヤーにより前記ゲーム内で獲得されたポイントが第2閾
値以上であること、または前記他のプレイヤーの前記ゲーム内のランキングが第3閾値以
上であることである、付記6に記載のゲームのライブ配信サーバ2。
【0094】
(付記8)
前記他のプレイヤーから前記配信者へのギフトコンテンツの贈与希望に応じて前記配信
者に前記ギフトコンテンツの贈与を行うギフト管理部225をさらに備え、
前記特典付与部224は、前記他のプレイヤーが前記配信者に前記ギフトコンテンツを
贈与すると前記他のプレイヤーにさらなる特典を付与する付記1乃至付記7の何れか1つ
に記載のゲームのライブ配信サーバ2。
【0095】
(付記9)
前記ゲームは複数のプレイヤーによる協力プレイが可能であって、
前記特典付与部224は、前記他のプレイヤーが前記配信者によりプレイされている前
記ゲーム内で協力プレイを行うことによりさらなる特典を付与する付記1に記載のゲーム
のライブ配信サーバ2。
【0096】
(付記10)
前記さらなる特典は、前記ゲーム内で使用可能なアイテム、前記ゲーム内における前記
他のプレイヤーの能力を示すパラメータの増加、前記ゲーム内における前記他のプレイヤ
ーのポイント獲得確率の増加、通貨、仮想通貨および前記ゲーム内で使用可能なゲーム内
通貨のうち少なくとも1つである付記8に記載のゲームのライブ配信サーバ2。
【0097】
(付記11)
配信者によるゲームのプレイ動画を視聴者にライブ配信するゲームのライブ配信用のプ
ログラムであって、
前記配信者がプレイしている前記ゲーム内で所定のイベントが発生した際に前記ゲーム
をプレイしている他のプレイヤーに、前記配信者の前記プレイ動画の視聴を促す報知を行
う報知工程と、
前記報知を受け取った前記他のプレイヤーが前記配信者による配信を視聴すると前記他
のプレイヤーに特典を付与する特典付与工程と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0098】
1:ゲームのライブ配信システム
2:ゲームのライブ配信サーバ
3:配信者端末
4:視聴者端末
21:制御部
22:CPU
23:ROM
24:RAM
25:記憶手段
26:通信部
221:ゲーム提供部
222:動画配信部
223:報知部
224:特典付与部
225:ギフト管理部
A:アバターウィンドウ
a:アバター
B:箱
C:コイン
F:ゲームフィールド
I:情報ウィンドウ
M:メニューボタン
O:報知ウィンドウ
P:獲得したコインの総数
E1:下段ステージ
E2:上段ステージ
V:動画ウィンドウ