(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025001966
(43)【公開日】2025-01-09
(54)【発明の名称】車載機設定装置、車載機設定システム、及び車載機設定方法
(51)【国際特許分類】
G08G 1/09 20060101AFI20241226BHJP
G16Y 10/40 20200101ALI20241226BHJP
G16Y 20/20 20200101ALI20241226BHJP
G16Y 40/20 20200101ALI20241226BHJP
【FI】
G08G1/09 F
G16Y10/40
G16Y20/20
G16Y40/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023101794
(22)【出願日】2023-06-21
(71)【出願人】
【識別番号】501418498
【氏名又は名称】矢崎エナジーシステム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(74)【代理人】
【識別番号】100170575
【弁理士】
【氏名又は名称】森 太士
(72)【発明者】
【氏名】松宮 昌彦
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 秀明
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB12
5H181BB17
5H181FF03
5H181FF04
5H181FF33
(57)【要約】
【課題】車両に応じて効率よく、適切に車載機の設定を行うことが可能な車載機設定装置を提供する。
【解決手段】車載機設定装置100は、車載機200から送付される設定依頼情報を取得する設定依頼取得部111と、車両情報を取得する車両情報取得部113と、を備える。また、車載機設定装置100は、設定依頼情報に基づいて、車載機200の設定が必要か否かを判定する設定状態判定部114と、車載機200に設定情報を送信する設定情報送信部115と、を備える。また、車載機設定装置100は、販売店端末30に、車載機200の仮設定が完了した旨の情報を通知する仮設定通知部116を備える。また、車載機設定装置100は、販売店端末30から車載機200の設定に関る確認結果を取得する確認結果取得部117と、販売店端末30から取得した確認結果に基づいて、車載機200に本設定情報を送信する本設定情報送信部119と、を備える。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載された車載機を設定するための車載機設定装置であって、
前記車載機から送付される前記車載機の設定依頼情報を取得する設定依頼取得部と、
前記車両に関する車両情報を取得する車両情報取得部と、
前記設定依頼情報に基づいて、前記車載機の設定が必要か否かを判定する設定状態判定部と、
前記車載機の設定が必要であると判定した場合に、前記車載機に設定情報を送信する設定情報送信部と、
販売店端末に、前記車両の前記車載機の仮設定が完了した旨の情報を通知する仮設定通知部と、
前記販売店端末から前記車両の前記車載機の設定に関る確認結果を取得する確認結果取得部と、
前記販売店端末から取得した前記確認結果に基づいて、前記車載機に本設定情報を送信する本設定情報送信部と、
を備える、車載機設定装置。
【請求項2】
前記設定依頼情報には、前記車両の位置情報が含まれ、
前記位置情報が、あらかじめ記憶部に格納された前記車両の登録位置情報と一致した場合に、前記車両の位置が正しい位置であると判定する位置情報判定部をさらに備え、
前記設定状態判定部は、前記車両の前記車載機の設定が必要であり、前記位置情報判定部で前記車両の位置が正しい位置であると判定した場合に、前記車載機の設定が必要であると判定する、請求項1に記載の車載機設定装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の車載機設定装置と、車載機と、販売店端末とを備える、車載機設定システム。
【請求項4】
コンピュータによって実行され、車両に搭載された車載機を設定するための車載機設定方法であって、
前記車載機から送付される前記車載機の設定依頼情報を取得し、
前記車両に関する車両情報を取得し、
前記設定依頼情報に基づいて、前記車載機の設定が必要か否かを判定し、
前記車載機の設定が必要であると判定した場合に、前記車載機に設定情報を送信し、
販売店端末に、前記車両の前記車載機の仮設定が完了した旨の情報を通知し、
前記販売店端末から前記車両の前記車載機の設定に関る確認結果を取得し、
前記販売店端末から取得した前記確認結果に基づいて、前記車載機に本設定情報を送信する、車載機設定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載機設定装置、車載機設定システム、及び車載機設定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両に設置された車載機の設定を自動で行う装置やシステムが提案されている。特許文献1には、運転者に応じた車載機器の設定を行うための車載端末装置及びサーバ装置が開示されている。特許文献1に開示された車載端末装置及びサーバ装置は、運転者の認証が完了し、かつ車両の電源がオンになった場合に、車両の運転者に応じて車載機器の個人設定情報を設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トラック等の業務で用いられる車両に搭載されたデジタルタコメータは、運転時に適切な初期設定が完了している必要がある。また、このデジタルタコメータの設定は、車両に応じた詳細な設定が必要であり、通常はディーラー等の専門家によって、調整や設定が実施される。しかし、特許文献1で開示された車載端末装置及びサーバ装置による車載機器の設定においては、デジタルタコメータのような車両に応じた詳細な調整や設定が必要な端末には適用できない。そのため、デジタルタコメータのような車載機を適切に、設定することが可能なシステムが必要とされる。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、車両に応じて効率よく、適切に車載機の設定を行うことが可能な車載機設定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る車載機設定装置は、車両に搭載された車載機を設定するための車載機設定装置であって、車載機から送付される車載機の設定依頼情報を取得する設定依頼取得部と、車両に関する車両情報を取得する車両情報取得部と、設定依頼情報に基づいて、車載機の設定が必要か否かを判定する設定状態判定部と、車載機の設定が必要であると判定した場合に、車載機に設定情報を送信する設定情報送信部と、販売店端末に、車両の車載機の仮設定が完了した旨の情報を通知する仮設定通知部と、販売店端末から車両の車載機の設定に関る確認結果を取得する確認結果取得部と、販売店端末から取得した確認結果に基づいて、車載機に本設定情報を送信する本設定情報送信部と、を備える。
【0007】
本発明の他の態様に係る車載機設定システムは、上記の車載機設定装置と、車載機と、販売店端末と、を備える。
【0008】
本発明の他の態様に係る車載機設定方法は、コンピュータによって実行され、車両に搭載された車載機を設定するための車載機設定方法であって、車載機から送付される車載機の設定依頼情報を取得し、車両に関する車両情報を取得し、設定依頼情報に基づいて、車載機の設定が必要か否かを判定し、車載機の設定が必要であると判定した場合に、車載機に設定情報を送信し、販売店端末に、車両の車載機の仮設定が完了した旨の情報を通知し、販売店端末から車両の車載機の設定に関る確認結果を取得し、販売店端末から取得した確認結果に基づいて、車載機に本設定情報を送信する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車両に応じて効率よく、適切に車載機の設定を行うことが可能な車載機設定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本実施形態に係る車載機設定システムの構成を示す図である。
【
図2】本実施形態に係る車載機設定システムにおける処理の流れを示す図である。
【
図3】本実施形態に係る車載機設定システムに用いられる車載機の構成を示す図である。
【
図4】本実施形態に係る車載機設定装置の構成を示す図である。
【
図5】本実施形態に係る車載機設定装置の機能的構成を示す図である。
【
図6】本実施形態に係る車載機設定装置で用いられる車両情報について説明するための図である。
【
図7】本実施形態に係る車載機設定システムにおける車載機の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図8】本実施形態に係る車載機設定装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図9】本実施形態に係る車載機設定システムにおける販売店端末の処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を用いて本実施形態に係る車載機設定システム10について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。また、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0012】
(車載機設定システム10の構成)
図1は、本実施形態に係る車載機設定システム10の構成を示す図である。車載機設定システム10は、車両20に搭載された車載機200の設定を行うためのシステムである。本実施形態に係る車載機設定システム10は、車載機設定装置100と、車載機200と、販売店端末30と、ネットワーク40と、を含んで構成される。また、車載機設定システム10は、ネットワーク40により、車載機設定装置100と、車両20の車載機200と、販売店端末30と、が通信可能となる。
【0013】
図2は、本実施形態に係る車載機設定システム10における処理の流れを示すシーケンス図である。なお、
図2に示すシーケンス図は、データの流れの概要を説明するための概略図であり、車載機200,車載機設定装置100、及び販売店端末30で実施される処理の詳細については後述する。
【0014】
車載機200の制御部(CPU210、
図3参照)は、車両情報を取得し(ステップS201)、車載機設定装置100に設定依頼情報を送信する(ステップS202)。
【0015】
設定依頼情報を取得した車載機設定装置100は、車両情報DB121(
図5参照)に基づいて車両登録情報を確認し(ステップS203)、当該車載機200が搭載された車両20に対応する適切な設定情報を、車載機200に送信する(ステップS204)。
【0016】
設定情報を取得した車載機200のCPU210は、設定情報に基づいて、デジタルタコメータ等の車載機200の設定を行う(ステップS205)。その後、車載機200のCPU210は、設定完了通知を車載機設定装置100に送信する(ステップS206)。
【0017】
車載機設定装置100は、設定完了通知を車載機200から受け取った後、販売店端末30に、仮設定通知を送信する(ステップS207)。
【0018】
仮設定通知を受信した販売店端末30は、車両データの確認を行い(ステップS208)、確認結果を車載機設定装置100に送信する(ステップS209)。
【0019】
販売店端末30から確認結果を受信した車載機設定装置100は、確認結果を車両情報DB121に反映する(ステップS210)。また、車載機設定装置100は、車載機200に対して、本設定情報を送信する(ステップS211)。
【0020】
車載機設定装置100から本設定情報を受信した車載機200のCPU210は、車載機200の本設定を行う(ステップS212)。
【0021】
上述の通り、本実施形態に係る車載機設定システム10は、車載機設定装置100に設けられた車両情報に基づいて、車載機200の仮設定を行うことに加えて、販売店端末30の情報に基づき、車載機200の本設定が行われる。このように、車載機設定システム10は、2段階で車載機200の設定が実施されることで、ユーザによる不正な設定を防ぎ、正確な設定情報を確実に車載機200に設定することが可能となる。
【0022】
また、一般的には、販売店等のディーラーが、販売店が所有する車両20に関する情報に基づいて、車載機200の設定が実施される。この場合、ディーラーが車両20の場所に出向いて、車載機200の設定を行う必要があるため、ディーラーの専門的な技能や知見が必要とされ、また、設定作業が重複した場合には、設定までの待機時間が発生する場合がある。これに対し、本実施形態に係る車載機設定システム10においては、車載機設定装置100が、販売店の有する車両20に関する情報を、販売店端末30を介して取得し、車載機200の設定に反映する。これにより、本実施形態に係る車載機設定システム10においては、ディーラーが車両20の場所まで出向く必要はなく、また、ディーラーの作業が重複した場合の待機時間等も発生せず、車両20に応じた適切な車載機200の設定を行うことが可能となる。
【0023】
(車載機200の構成)
次に、車載機設定システム10の各構成の詳細について説明する。
図3は、本実施形態に係る車載機設定システム10に用いられる車載機200の構成を示す図である。
図3に示すように車載機200は、CPU210を備える。また、車載機200は、速度信号IF231と、エンジン信号IF232と、GPSIF233(Global Positioning System)と、外部入力IF234と、センサ信号IF235と、を備える。さらに、車載機200は、広域通信モジュール241と、不揮発性メモリ242と、揮発性メモリ243と、SDカード244と、SW入力部245と、LCD246(Liquid Crystal Display)とを備える。
【0024】
CPU210は、予め組み込まれたプログラムを実行することにより、車載機200に必要とされる様々な機能を実現する。CPU210の主要な動作については後述する。
【0025】
速度信号IF231は、車両側から出力される所定の車速信号をCPU210の入力処理に適した信号に変換する。CPU210は、車速信号のパルス数や信号の周期を監視することにより、車両20の走行速度や走行距離を把握できる。
【0026】
エンジン信号IF232は、車両側から出力される所定のエンジン回転信号をCPU210の入力処理に適した信号に変換する。CPU210は、エンジン回転信号のパルス数や信号の周期を監視することにより、エンジンの回転数(rpm)を把握できる。
【0027】
GPSIF233は、図示しないGPS受信機からの信号をCPU210に入力するために利用される。GPS受信機は複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信して、受信地点である車両20の現在位置を算出できる。CPU210は、現在位置の情報を、GPSIF233を経由してGPS受信機から取得できる。
【0028】
外部入力IF234は、所定の外部信号をCPU210の入力処理に適した信号に変換する。所定の外部信号は、例えば、ギア段の位置を示す信号などが入力される。また、車両20に加わった加速度の大きさを表す信号を外部信号として外部入力IF234に入力することができる。
【0029】
センサ信号IF235は、角速度センサ、重量センサ、温度センサ等の車両20に設けられたセンサにおいて取得された情報をCPU210に入力するために利用される。例えば、センサ信号IF235は、車両20の特定部位における温度などを表すアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU210に与えることができる。
【0030】
広域通信モジュール241は、例えば移動体通信事業者などが提供する無線基地局(図示なし)などとの間で無線通信回線を確保し、広域の無線通信を可能にするための機能を有している。広域通信モジュール241は、アンテナ(図示なし)及びネットワーク40を介して車載機設定装置100と通信することができる。
【0031】
不揮発性メモリ242は、CPU210のアクセスにより、データの読み出し及び保持しているデータの書き換えが可能なフラッシュメモリのような電子デバイスである。不揮発性メモリ242は、車載機200が使用する様々なパラメータ、定数データ、プログラムなどのデータを保持するために利用される。
【0032】
揮発性メモリ243は、CPU210のアクセスにより、データの読み出し及び書き込みが自在な半導体メモリデバイスである。揮発性メモリ243は、CPU210が扱う様々なデータを一時的に保持するために利用される。
【0033】
SDカード244は、図示しない所定のカードインタフェースを利用して、着脱自在な状態で車載機200に接続される。SDカード244は、例えば車両20の運行データのように、車載機200が記録すべき様々なデータを保存するために利用される。
【0034】
SW入力部245は、車両20の運転者などのユーザの入力操作を受け付けるための複数のボタンの操作状態を表す信号を生成するスイッチを備えている。例えば、SW入力部245で取得するスイッチ信号は、イグニッションSW(図示せず)のON/OFF信号、ブレーキSW(図示せず)のON/OFF信号、ウインカSW(図示せず)のON/OFF信号などが含まれる。各ボタン(SW)の操作状態の信号は、SW入力部245からCPU210に入力される。
【0035】
LCD246は、車載機200の筐体前面の運転者から見やすい位置に配置されており、CPU210の制御により、車載機200の動作状態を表示したり、ユーザの入力操作の際に必要な情報を表示したりするために利用される。
【0036】
(車載機設定装置100の構成)
図4は、本実施形態に係る車載機設定装置100の構成を示す図である。本実施形態において車載機設定装置100は、制御部110と、記憶部120と、入出力IF130(Interface)と、通信IF140と、を備えるサーバ等の一般的なコンピュータによって構成される。制御部110及び記憶部120の詳細については後述する。
【0037】
また、販売店端末30がパーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレット等で実現される場合において、その構成は、
図4に示すブロック図の構成を適用してもよい。
【0038】
入出力IF130は、例えば、ユーザが車載機設定装置100との間においてデータをやり取りするための構成要素(インタフェース)である。入出力IF130は、例えば、入力IFと、出力IFとを備える(図示なし)。
【0039】
入出力IF130における入力IFは、ユーザによるさまざまな情報を入力するためのインタフェース機能を有し、車載機設定装置100の外部より情報が入力される。入力IFには、車載機設定装置100と接続された、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、トラックボール、及び、音声認識デバイス等を通じてユーザによって情報が入力される。また、入力IFは、外部記憶装置(図示なし)等からデータを入力するためのデータ入力端子として、情報を入力することができる。
【0040】
入出力IF130における出力IFは、車載機設定装置100に接続された表示装置(図示なし)に、後述の車両情報等の情報を表示させることができる。表示装置は、例えば、ディスプレイ装置、プロジェクター装置などである。
【0041】
通信IF140は、ネットワーク40を介して、車載機設定装置100と、車両20及び販売店端末30と、の相互の通信を可能にするためのインタフェースである。
【0042】
(車載機設定装置100の機能的構成)
図5は、本実施形態に係る車載機設定装置100の機能的構成を示す図である。
図5に示すように、車載機設定装置100の制御部110は、設定依頼取得部111と、位置情報判定部112と、車両情報取得部113と、設定状態判定部114と、設定情報送信部115と、を機能として備える。また、車載機設定装置100の制御部110は、仮設定通知部116と、確認結果取得部117と、確認結果反映部118と、本設定情報送信部119と、を機能として備える。これら制御部110における各機能については後述する。
【0043】
また、制御部110は、例えば、オペレーティングシステムを動作させて、車載機設定装置100の全体を制御する。さらに、制御部110は、記憶部120に格納されたプログラムに基づいて動作し、上述の各機能を実行する。なお、プログラムは、記憶部120に格納される形態に限定されず、例えば、車載機設定装置100内の、ROM(Read Only Memory)等(図示なし)に記憶された構成としてもよい。
【0044】
記憶部120は、
図5に示すように、車両情報DB121(DB:Database)に含まれる情報をデータとして格納する。なお、これらの各データを格納する記憶部120は、1つであっても複数であってもよい。例えば、1つの記憶部120に対し、領域を分けて記憶する構成としてもよい。あるいは、物理的に離れた場所に設置された複数の記憶装置に、データが分散して格納されていてもよい。
【0045】
図6は、本実施形態に係る車載機設定装置100で用いられる車両情報について説明するための図である。車両情報は、例えば、「車両No.」、「位置情報」、及び「車載機状態」が項目として含まれる。また車両情報には、車両20に対応する情報として「メーカー」、「年式」、「モデル」、「速度係数」、及び「エンジン回転数係数」が項目として含まれる。なお車両情報に含まれる項目は、
図6に示す項目に限定されるものではない。例えば、車両20の走行距離数や、販売店等の情報が含まれてもよい。
【0046】
「車両No.」は、車両20を識別するための情報である。「位置情報」は、車両20が位置する情報であり、車載機200のGPSIF233を介して取得された情報である。「車載機状態」に関する情報は、車両20の車載機200の設定状況を示す情報であり、例えば、「設定済」(本設定)、「仮設定」、「未設定」等の情報が格納される。
【0047】
本実施形態において「仮設定」の状態は、車載機200の設定が実施された状態であって、販売店端末30の最終確認未実施の状態である。また、「設定済」(「本設定」)の状態は、車載機200の設定が実施された状態であって、販売店端末30の最終確認が実施済の状態である。
【0048】
「メーカー」、「年式」、「モデル」、「速度係数」、及び「エンジン回転数係数」に関する情報は、車両20に関する情報である。
【0049】
設定依頼取得部111は、車載機200から送付される設定依頼情報を取得する。車両20のIGSW(イグニッションスイッチ)がオンされると、車載機200のCPU210が、設定状況や車両20の位置情報を含む車両情報等を取得する。また車載機200のCPU210は、車載機200の設定が必要であると判断した場合に、取得した車両情報を含む設定依頼情報を車載機設定装置100に送信する。
【0050】
位置情報判定部112は、車載機200から送信される車両情報に基づいて、車両20の位置情報を判定する。例えば、あらかじめ設定されている車両20に関する登録位置情報と、位置情報とが一致するか否かを判定する。本実施形態においては、あらかじめ設定されている車両20に関する登録位置情報と、位置情報とが、一致した場合に、車載機200の設定が行われる。これにより、例えば、設定情報と異なる場所に位置する車両20に対しては、車載機200の設定が行われず、不正な車載機200の設定を防ぐことが可能となる。
【0051】
車両情報取得部113は、車両情報DB121に格納された車両情報を取得する。車両情報は例えば、
図6に示す「メーカー」、「年式」、「モデル」、「速度係数」、及び「エンジン回転数係数」等の情報であってもよい。また、車両情報取得部113は、車両20から送信される設定依頼情報に含まれる車両情報を習得する構成であってもよい。
【0052】
設定状態判定部114は、設定依頼情報に基づいて、車載機200の設定が必要か否かを判定する。例えば、設定状態判定部114は、車載機200が未設定の場合には、車載機200の設定が必要であると判定する。また、設定状態判定部114は、車載機200が「仮設定」又は「設定済」である場合には、車載機200の設定は必要ないと判定する。
【0053】
設定情報送信部115は、設定状態判定部114で車載機200の設定が必要であると判定された場合には、車載機200に対して、設定情報を送信する。
【0054】
仮設定通知部116は、販売店端末30に対して、車載機200の仮設定が完了した旨を通知する。
【0055】
確認結果取得部117は、販売店端末30から、車両20の設定の確認結果に関する情報を取得する。
【0056】
確認結果反映部118は、車両情報DB121に確認結果を反映する。具体的には、販売店端末30での確認結果に問題がない場合には、車両情報DB121の車載機状態を設定済に変更する。
【0057】
本設定情報送信部119は、本設定情報を車載機200に送信する。
【0058】
(車載機設定システム10の処理フローの概略)
次に、
図7~
図9に示すフローチャートを用いて車載機設定システム10における処理の流れを示す。
図7は、本実施形態に係る車載機設定システム10における車載機200の処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、本実施形態に係る車載機設定装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、本実施形態に係る車載機設定システム10における販売店端末30の処理の一例を示す図である。
【0059】
図7~
図9のフローチャートに示す車載機設定システム10における一連の動作は、それぞれのフローチャートにおいて車載機200、車載機設定装置100、及び販売店端末30が起動されると開始され、作業終了により処理を終了する。また、
図7~
図9に示すフローチャートは、電源オフや処理終了の割り込みによっても処理は終了する。また、以下のフローチャートの説明において、上述の車載機設定システム10及び車載機設定装置100の説明で記載した内容と同じ内容については、省略又は簡略化して説明する。
【0060】
まず
図7に示す車載機設定システム10における車載機200の処理について説明する。
【0061】
ステップS701において、運転者によって、車両20のIGSW(イグニッションスイッチ)がオンされる。車載機200のCPU210は、SW入力部245を介して、IGSWがオンされた情報を取得する。その後、処理は、ステップS702に進む。
【0062】
ステップS702において、CPU210は、車両情報を取得する。ステップS702において取得する情報は、例えば、GPSIF233を介して取得する車両20の位置情報である。また、CPU210は、車載機200の設定状態を取得する。また、CPU210は、速度信号IF231やエンジン信号IF232を介して、車両20に関する情報を取得してもよい。その後、処理は、ステップS703に進む。
【0063】
ステップS703において、CPU210は、車載機200の設定状態を判定する。ステップS703において、CPU210は、車載機200の設定が未設定であると判定した場合(ステップS703:YES)には、処理は、ステップS704に進む。一方で、ステップS703において、CPU210は、車載機200の設定が完了していると判定した場合(ステップS703:NO)には、処理は、ステップS707に進む。
【0064】
ステップS704において、CPU210は、広域通信モジュール241を介して、設定依頼情報を車載機設定装置100に送信する。その後、処理はステップS705に進む。
【0065】
ステップS705において、CPU210は、広域通信モジュール241を介して、車載機設定装置100からの設定情報を取得する。その後、処理はステップS706に進む。
【0066】
ステップS706において、CPU210は、車載機200に、車載機設定装置100から送信された設定情報を反映する。その後の、処理はステップS707に進む。
【0067】
ステップS707において、CPU210は、車載機設定装置100からの本設定情報を取得しているか否かを判定する。ステップS707において、CPU210は、車載機設定装置100からの本設定情報を取得していると判定した場合(ステップS707:YES)には、処理はステップS708に進む。一方で、ステップS707において、CPU210は、車載機設定装置100からの本設定情報を取得していないと判定した場合(ステップS707:NO)には、処理はステップS710に進む。
【0068】
ステップS708において、CPU210は、車載機200に対して本設定を実施する。ここで本設定とは、販売店端末30で確認された結果に基づき、車載機200の設定が完了したことを示すものであり、例えば、完了フラグを用いて本設定が完了したことを設定する構成としてもよい。また、ステップS708における本設定は、車載機設定装置100からの本設定情報に含まれる車載機200の正式な情報に対する設定が含まれてもよい。その後、処理は、ステップS709に進む。
【0069】
ステップS709において、CPU210は、ステップS709において設定された本設定情報を使用し、車載機200の制御等を実施する。その後、処理は終了する。
【0070】
ステップS710において、CPU210は、本設定が実施されていないため、仮設定の情報を使用し、車載機200の制御等を実施する。その後、処理は終了する。
【0071】
次に、
図8に示す、車載機設定装置100の処理について説明する。
【0072】
ステップS801において、設定依頼取得部111は、車載機200から送付される設定依頼情報を取得する。その後、処理はステップS802に進む。
【0073】
ステップS802において、位置情報判定部112は、車両20の位置情報があらかじめ記憶部120に格納された登録位置情報と一致するか否かを判定する。なお、登録位置情報は、例えば、車両20の納車地点であってもよい。また、車両20の位置情報は、車載機200から送信される設定依頼情報に含まれるものであってもよい。
【0074】
ステップS802において、位置情報判定部112は、車両20の位置情報があらかじめ記憶部120に格納された登録位置情報と一致すると判定した場合(ステップS802:YES)には、処理はステップS803に進む。一方で、ステップS802において、位置情報判定部112は、車両20の位置情報があらかじめ記憶部120に格納された登録位置情報と一致しないと判定した場合(ステップS802:NO)には、処理は終了する。
【0075】
ステップS803において、車両情報取得部113は、車両情報DB121に格納された車両20に関する車両情報を取得する。車両情報は例えば、
図6に示す「メーカー」、「年式」、「モデル」、「速度係数」、及び「エンジン回転数係数」等の情報であってもよい。また、車両情報取得部113は、車両20から送信される設定依頼情報に含まれる車両情報を習得する構成であってもよい。その後、処理はステップS804に進む。
【0076】
ステップS804において、設定状態判定部114は、設定依頼情報に基づいて、車載機200の設定が必要か否かを判定する。例えば、設定状態判定部114は、車載機200が未設定の場合には、車載機200の設定が必要であると判定する。また、設定状態判定部114は、車載機200が「仮設定」又は「設定済」である場合には、車載機200の設定は必要ないと判定する。
【0077】
ステップS804において、設定状態判定部114は、車載機200の設定が必要であると判定した場合(ステップS804:YES)には、処理はステップS805に進む。一方で、ステップS804において、設定状態判定部114は、車載機200の設定が必要ないと判定した場合(ステップS804:NO)には、処理はステップS807に進む。
【0078】
ステップS805において、制御部110は、車両20の登録情報を確認する。具体的には、制御部110は、車載機200の設定に必要な設定情報を選択(決定)する。その後、処理はステップS806に進む。
【0079】
ステップS806において、設定情報送信部115は、車載機200に対して、車載機200の設定に必要な設定情報を送信する。その後、処理は、ステップS807に進む。
【0080】
ステップS807において、設定状態判定部114は、車載機200の設定状態が仮設定中であるか否かを判定する。ステップS807において、設定状態判定部114は、車載機200の設定状態が仮設定中であると判定した場合(ステップS807:YES)には、処理はステップS808に進む。一方で、ステップS807において、設定状態判定部114は、車載機200の設定状態が仮設定中でない(本設定済)と判定した場合(ステップS807:NO)には、処理は終了する。
【0081】
ステップS808において、販売店端末30に対して、車載機200の仮設定が完了した旨を通知する。その後、処理はステップS809に進む。
【0082】
ステップS809において、確認結果取得部117は、販売店端末30から、車両20の設定の確認結果に関する情報を取得する。その後、処理はステップS810に進む。
【0083】
ステップS810において、確認結果反映部118は、車両情報DB121に確認結果を反映する。具体的には、販売店端末30での確認結果に問題がない場合には、車両情報DB121の車載機状態を設定済に変更する。その後、処理はステップS811に進む。
【0084】
ステップS811において、本設定情報送信部119は、本設定情報を車載機200に送信する。その後、処理は終了する。
【0085】
次に、
図9に示す車載機設定システム10における販売店端末30の処理について説明する。
【0086】
ステップS901において、販売店端末30は、車載機設定装置100からの仮設定情報を取得する。その後、処理はステップS902に進む。
【0087】
ステップS902において、販売店端末30は、車両20の記録データを確認する。例えば、販売店端末30は、仮設定情報と、販売店端末30にあらかじめ格納された車両20の記録データとのデータの比較を行い、仮設定情報に問題がないか確認する。なお、ステップS902における確認処理は、販売店のディーラー等の専門家が仮設定情報について問題があるか否かを確認し、確認した結果を、販売店端末30に格納する形態をとってもよい。その後、処理はステップS903に進む。
【0088】
ステップS903において、販売店端末30は、車載機設定装置100に確認結果を送信する。なお、この確認結果は、上述のように、販売店端末30によるデータの比較結果であってもよく、あるいは、ディーラー等が確認して格納した結果であってもよい。その後、処理は終了する。
【0089】
上述の通り、本実施形態に係る車載機設定装置100は、車両20に搭載された車載機200を設定するための車載機設定装置100である。車載機設定装置100は、車載機200から送付される車載機200の設定依頼情報を取得する設定依頼取得部111と、車両20に関する車両情報を取得する車両情報取得部113と、を備える。また、車載機設定装置100は、設定依頼情報に基づいて、車載機200の設定が必要か否かを判定する設定状態判定部114と、車載機200の設定が必要であると判定した場合に、車載機200に設定情報を送信する設定情報送信部115と、を備える。また、車載機設定装置100は、販売店端末30に、車両20の車載機200の仮設定が完了した旨の情報を通知する仮設定通知部116を備える。また、車載機設定装置100は、販売店端末30から車両20の車載機200の設定に関る確認結果を取得する確認結果取得部117と、販売店端末30から取得した確認結果に基づいて、車載機200に本設定情報を送信する本設定情報送信部119と、を備える。
【0090】
これにより、車載機設定装置100は、車載機200の設定状態に応じて自動で車載機200の設定が可能となり、ディーラー等を現地に派遣して設定する必要がなく、効率よく車載機200の設定が可能となる。また、車載機設定装置100は、車載機200の仮設定状態及び販売店の確認が完了した本設定状態を設けることにより、車載機200の設定の不正を防ぎ、より正確に車載機200を設定することが可能となる。すなわち、車載機設定装置100を備える車載機設定システム10は、車両20に応じて適切に車載機200の設定を行うことが可能なシステムを実現することができる。
【0091】
また、車載機設定装置100の設定依頼情報には、車両20の位置情報が含まれてもよい。また、位置情報が、あらかじめ記憶部120に格納された車両20の登録位置情報と一致した場合に、車両20の位置が正しい位置であると判定する位置情報判定部112をさらに備えてもよい。また、設定状態判定部114は、車両20の車載機200の設定が必要であり、位置情報判定部112で車両の位置が正しい位置であると判定した場合に、車載機200の設定が必要であると判定してもよい。
【0092】
これにより、車載機設定装置100は、設定情報と異なる場所に位置する車両20に対しては、車載機200の設定が行われず、不正な車載機200の設定を防ぐことが可能となる。
【0093】
(他の実施形態)
実施形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明したが、以上の実施形態に記載した内容により本実施形態が限定されるものではない。また、上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0094】
また、上述した車載機設定装置100における処理(車載機設定方法)をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム(車載機設定プログラム)、及びそのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、本実施形態の範囲に含まれる。ここで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体の種類は任意である。また、上記コンピュータプログラムは、上記記録媒体に記録されたものに限られず、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送されるものであってもよい。
【0095】
以下に、車載機設定装置100、車載機設定システム10、及び車載機設定方法の特徴について記載する。
【0096】
第1の態様に係る車載機設定装置100は、車両20に搭載された車載機200を設定するための車載機設定装置100である。車載機設定装置100は、車載機200から送付される車載機200の設定依頼情報を取得する設定依頼取得部111と、車両20に関する車両情報を取得する車両情報取得部113と、を備える。また、車載機設定装置100は、設定依頼情報に基づいて、車載機200の設定が必要か否かを判定する設定状態判定部114と、車載機200の設定が必要であると判定した場合に、車載機200に設定情報を送信する設定情報送信部115と、を備える。また、車載機設定装置100は、販売店端末30に、車両20の車載機200の仮設定が完了した旨の情報を通知する仮設定通知部116を備える。また、車載機設定装置100は、販売店端末30から車両20の車載機200の設定に関る確認結果を取得する確認結果取得部117と、販売店端末30から取得した確認結果に基づいて、車載機200に本設定情報を送信する本設定情報送信部119と、を備える。
【0097】
上記構成によれば、車載機設定装置100は、車載機200の設定状態に応じて自動で車載機200の設定が可能となり、ディーラー等を現地に派遣して設定する必要がなく、効率よく車載機200の設定が可能となる。また、車載機設定装置100は、車載機200の仮設定状態及び販売店の確認が完了した本設定状態を設けることにより、車載機200の設定の不正を防ぎ、より正確に車載機200を設定することが可能となる。
【0098】
第2の態様に係る車載機設定装置100の設定依頼情報には、車両20の位置情報が含まれてもよい。また、位置情報が、あらかじめ記憶部120に格納された車両20の登録位置情報と一致した場合に、車両20の位置が正しい位置であると判定する位置情報判定部112をさらに備えてもよい。また、設定状態判定部114は、車両20の車載機200の設定が必要であり、位置情報判定部112で車両の位置が正しい位置であると判定した場合に、車載機200の設定が必要であると判定してもよい。
【0099】
上記構成によれば、車載機設定装置100は、設定情報と異なる場所に位置する車両20に対しては、車載機200の設定が行われず、不正な車載機200の設定を防ぐことが可能となる。
【0100】
第3の態様に係る車載機設定システム10は、上述の車載機設定装置100と、車載機200と、販売店端末30とを備える。
【0101】
上記構成によれば、車載機設定システム10は、車載機200の設定状態に応じて自動で車載機200の設定が可能となり、ディーラー等を現地に派遣して設定する必要がなく、効率よく車載機200の設定が可能となる。また、車載機設定システム10は、車載機200の仮設定状態及び販売店の確認が完了した本設定状態を設けることにより、車載機200の設定の不正を防ぎ、より正確に車載機200を設定することが可能となる。すなわち、車載機設定装置100を備える車載機設定システム10は、車両20に応じて適切に車載機200の設定を行うことが可能なシステムを実現することができる。
【0102】
第4の態様に係る車載機設定方法は、コンピュータによって実行され、車両20に搭載された車載機200を設定するための車載機設定方法である。車載機設定方法は、車載機200から送付される車載機200の設定依頼情報を取得する。また、車載機設定方法は車両20に関する車両情報を取得し、設定依頼情報に基づいて、車載機200の設定が必要か否かを判定し、車載機200の設定が必要であると判定した場合に、車載機200に設定情報を送信する。また、車載機設定方法は、販売店端末30に、車両20の車載機200の仮設定が完了した旨の情報を通知し、販売店端末30から車両20の車載機200の設定に関る確認結果を取得する。さらに、車載機設定方法は、販売店端末30から取得した確認結果に基づいて、車載機200に本設定情報を送信する。
【0103】
上記構成によれば、車載機設定方法は、車載機200の設定状態に応じて自動で車載機200の設定が可能となり、ディーラー等を現地に派遣して設定する必要がなく、効率よく車載機200の設定が可能となる。また、車載機設定方法は、車載機200の仮設定状態及び販売店の確認が完了した本設定状態を設けることにより、車載機200の設定の不正を防ぎ、より正確に車載機200を設定することが可能となる。
【符号の説明】
【0104】
10 車載機設定システム
20 車両
30 販売店端末
100 車載機設定装置
110 制御部
111 設定依頼取得部
112 位置情報判定部
113 車両情報取得部
114 設定状態判定部
115 設定情報送信部
116 仮設定通知部
117 確認結果取得部
118 確認結果反映部
119 本設定情報送信部
120 記憶部
121 車両情報DB
130 入出力IF
140 通信IF
200 車載機