(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025020350
(43)【公開日】2025-02-12
(54)【発明の名称】同時アップリンク及びサイドリンク動作
(51)【国際特許分類】
H04W 72/566 20230101AFI20250204BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20250204BHJP
【FI】
H04W72/566
H04W92/18
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024195947
(22)【出願日】2024-11-08
(62)【分割の表示】P 2022506013の分割
【原出願日】2020-07-29
(31)【優先権主張番号】62/880,919
(32)【優先日】2019-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/909,138
(32)【優先日】2019-10-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フリーダ、マルティーノ
(72)【発明者】
【氏名】イ、ムンイル
(72)【発明者】
【氏名】ホアン、トゥオン
(72)【発明者】
【氏名】マリニエール、ポール
(72)【発明者】
【氏名】テン、タオ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】同時アップリンク及びサイドリンク動作を実施する無線送信/受信ユニット(WTRU)及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、SL優先順位付け閾値及びUL優先順位付け閾値に基づいて、UL優先順位付け閾値が構成されているという条件で、サイドリンク(SL)論理チャネルグループ(LCG)を優先順位付けするかどうかを判定し、少なくとも、アップリンク(UL)LCGが、UL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値を有するかどうかを判定し、ULグラントのサイズ及びSL LCGを優先順位付けするかどうかの判定に基づいて、SLバッファステータス報告(BSR)を優先順位付けするかどうかを判定し、SL BSRを優先順位付けするかどうかの判定に基づいて、バッファステータスを報告する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
サイドリンク(SL)バッファステータス報告(BSR)がトリガされたことを決定し、
アップリンク(UL)BSRがトリガされたことを決定し、
SL優先順位付け閾値、UL優先順位付け閾値、SL論理チャネルグループ(SL LCG)に属する1つ以上のSL論理チャネル(LCH)の最高優先度の第1の値、および、UL LSGに属する1つ以上のUL LCHの最高優先度の第2の値に基づいて、前記SL LCGが優先順位付けされることを決定し、
ULグラントを受信し、
前記ULグラントのサイズおよび少なくとも前記SL BSRがトリガされたことの前記決定に基づいて、送信に関連付けられた論理チャネル優先順位付け(LCP)に対して、前記SL BSRが前記UL BSRを越えて優先順付けされることになることを決定し、前記SL BSRは、前記優先順付けされるSL LCGのバッファステータスを示しており、
前記ULグラントに従って、前記SL BSRを含む前記送信を送る
よう構成されたプロセッサ
を備えたWTRU。
【請求項2】
前記SL BSRが前記UL BSRを越えて優先順付けされることは、前記送信に関連付けられた前記LCPに対する前記SL BSRに、第1の優先順位レベルを指定し、前記UL BSRに、第2の優先順位レベルを指定することを含み、前記第1の優先順位レベルは、前記第2の優先順位レベルよりも高い請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記1つ以上のSL LCHの各々は、SLデータを含み、前記1つ以上のUL LCHの各々は、ULデータを含む請求項1に記載のWTRU。
【請求項4】
前記1つ以上のSL LCHは、前記優先順位付けされたSL LCGである1つのSL LCGに属し、前記1つ以上のUL LCHは、前記送信のために利用可能なデータを有する1つのUL LCGに属しており、および、前記SL LCGが優先順位付けされることの前記決定は、前記UL優先順位付け閾値以上である前記1つのUL LCGと関連付けられた各優先順位付け値に基づいている請求項1に記載のWTRU。
【請求項5】
前記SL BSRが優先順位付けされることの前記決定は、前記UL BSRがトリガされたことの前記決定にさらに基づき、前記UL BSRは、前記UL LCGのバッファステータスを示している請求項1に記載のWTRU。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記送信のために利用可能なSLデータを有する各SL LCGが優先順位付けされることを決定するようさらに構成され、前記SL BSRは各優先順位付けされたSL LCGのそれぞれのバッファステータスを示している請求項1に記載のWTRU。
【請求項7】
前記ULグラントは、前記UL BSRおよび前記送信に対して利用可能なデータを有する各SL LCGのそれぞれのバッファステータスを、前記送信の中に含めるのに不十分である請求項1に記載のWTRU。
【請求項8】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、
サイドリンク(SL)バッファステータス報告(BSR)がトリガされたことを決定するステップと、
アップリンク(UL)BSRがトリガされたことを決定するステップと、
SL優先順位付け閾値、UL優先順位付け閾値、SL論理チャネルグループ(SL LCG)に属する1つ以上のSL論理チャネル(LCH)の最高優先度の第1の値、および、UL LSGに属する1つ以上のUL LCHの最高優先度の第2の値に基づいて、前記SL LCGが優先順位付けされることを決定するステップと、
ULグラントを受信するステップと、
前記ULグラントのサイズおよび少なくとも前記SL BSRがトリガされたことの前記決定に基づいて、送信に関連付けられた論理チャネル優先順位付け(LCP)に対して、前記SL BSRが前記UL BSRを越えて優先順付けされることになることを決定するステップであって、前記SL BSRは、前記優先順付けされるSL LCGのバッファステータスを示している、ステップと、
前記ULグラントに従って、前記SL BSRを含む前記送信を送るステップと
を備える方法。
【請求項9】
前記SL BSRが前記UL BSRを越えて優先順付けされることは、前記送信に関連付けられた前記LCPに対する前記SL BSRに、第1の優先順位レベルを指定し、前記UL BSRに、第2の優先順位レベルを指定することを含み、前記第1の優先順位レベルは、前記第2の優先順位レベルよりも高い請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記1つ以上のSL LCHの各々は、SLデータを含み、前記1つ以上のUL LCHの各々は、ULデータを含む請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記1つ以上のSL LCHは、前記優先順位付けされたSL LCGである1つのSL LCGに属し、前記1つ以上のUL LCHは、前記送信のために利用可能なデータを有する1つのUL LCGに属しており、および、前記SL LCGが優先順位付けされることの前記決定は、前記UL優先順位付け閾値以上である前記1つのUL LCGと関連付けられた各優先順位付け値に基づいている請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記SL BSRが優先順位付けされることの前記決定は、前記UL BSRがトリガされたことの前記決定にさらに基づき、前記UL BSRは、前記UL LCGのバッファステータスを示している請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記送信のために利用可能なSLデータを有する各SL LCGが優先順位付けされることを決定するステップであって、前記SL BSRは各優先順位付けされたSL LCGのそれぞれのバッファステータスを示している、ステップ
をさらに備える請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記ULグラントは、前記UL BSRおよび前記送信に対して利用可能なデータを有する各SL LCGのそれぞれのバッファステータスを、前記送信の中に含めるのに不十分である請求項8に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年7月31日に出願された米国仮特許出願第62/880,919号及び2019年10月1日に出願された米国仮特許出願第62/909,138号の利益を主張するものであり、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
無線通信を使用したモバイル通信は、進化し続けている。第5世代のモバイル通信は、5Gと称され得る。以前の(例えば、従来の)世代のモバイル通信は、例えば、第4世代(fourth generation、4G)ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)であり得る。
【発明の概要】
【0003】
同時アップリンク及びサイドリンク動作のためのシステム、方法、及び手段が本明細書に記載される。無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)は、同時に(例えば、並列又は同時UL/SL動作のために)アップリンク(uplink、UL)及びサイドリンク(sidelink、SL)を使用して動作するように構成され得る。WTRUの送信及び/又は受信動作は、UL及びSLの同時動作からなるように構成され得る。WTRUは、例えば、1つ以上の優先順位付け規則に基づいて、同じ直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボル又はスロットの同じセット中に、1つ以上のULリソース及び1つ以上のSLリソースを介して送信し得る。WTRUは、例えば、1つ以上の優先順位付け規則に応じて、SL送信又はUL送信をドロップし得る。
【0004】
実施例では、同時アップリンク及びサイドリンク動作を実施するための方法が実装され得る。本方法は、例えば、コンピュータ実行可能命令として本方法を実行するように構成された1つ以上のプロセッサを含み得る装置(例えば、WTRU)によって実装され得、この命令は、コンピュータ可読媒体又はコンピュータプログラム製品に記憶され得、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに本方法を実施する。コンピュータ可読媒体又はコンピュータプログラム製品は、命令を実行することによって1つ以上のプロセッサに本方法を実施させる命令を含み得る。
【0005】
実施例では、WTRUは、(例えば、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で)SL優先順位付け閾値及びUL優先順位付け閾値に基づいて、SL LCGを優先順位付けするかどうかを判定することと、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値が、SL優先順位付け閾値よりも低いかどうかを判定することと、UL LCGが、(例えば、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で)UL優先順位付け閾値以上の優先順位付け値を有するかどうかを(例えば、少なくとも)判定することと、ULグラントのサイズ及びSL LCGを優先順位付けするかどうかの判定に基づいて、SLバッファステータス報告(buffer status reporting、BSR)を優先順位付けするかどうかを判定することと、SL BSRを優先順位付けするかどうかの判定に基づいて、バッファステータスを報告することと、を行うように構成された(例えば、方法を実装するための実行可能命令でプログラムされた)プロセッサを含み得る。SL優先順位付け閾値が構成され得る。
【0006】
SL LCGは、例えば、SLデータを含む、例えば、論理チャネルを有するLCGを含み得る。UL LCGは、例えば、ULデータを含む、論理チャネルを有するLCGを含み得る。UL LCGが、UL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値を有するかどうかの(例えば、少なくとも)判定は、例えば、(例えば、各)UL LCGがUL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値を有するかどうかの判定を含み得る。
【0007】
SL BSRは、例えば、SL LCGが優先順位付けされる条件で、かつSL BSRが優先順位付けされない場合はULグラントのサイズが少なくとも(例えば、全て)優先順位付けされたSL LCGに不十分である条件で、優先順位付けされ得る。SL BSRは、(例えば、優先順位付けされる場合)、UL BSRよりも優先順位付けされ得る。SL BSRは、優先順位付けされ、短縮され得る。優先順位付けされ、かつ、短縮されたSL BSRは、別のSL LCGが優先順位付けされ、ULグラントのサイズが優先順位付けされたSL LCG及び別のSL LCGに十分である場合、優先順位付けされたSL LCG及び別のSL LCGを含み得る。SL BSRは、例えば、優先順位付けされないが、短縮され得る。短縮されたSL BSRには、例えば、ULグラントのサイズによって許容されるだけ多くのSL LCGを含み得る。SL LCGは、例えば、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値がSL優先順位付け閾値よりも低く、各UL LCGがUL優先順位付け閾値以上の優先順位付け値を有するという判定に応答して、優先順位付けされ得る。SL LCGは、例えば、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値がSL優先順位付け閾値よりも低く、UL優先順位付け閾値が構成されていないという判定に応答して、優先順位付けされ得る。UL LCGは、例えば、UL LCGと関連付けられた優先順位付け値がUL優先順位付け閾値よりも低いか、又は各SL LCGがSL優先順位付け閾値以上の優先順位付け値を有するという判定に応答して、優先順位付けされ得る。UL BSRは、例えば、SL LCGが優先順位付けされないという判定、又はSL BSRが優先順位付けされない場合はULグラントのサイズがSL BSRに十分であるという判定に応答して、優先順位付けされ得る。SL LCGと関連付けられた優先順位付け値は、例えば、SLデータを含み、SL LCGに属する、1つ以上のLCHのうちの最高優先度の優先度値を使用して判定され得る。UL LCGと関連付けられた優先順位付け値は、例えば、ULデータを含み、UL LCGに属する、1つ以上のLCHのうちの最高優先度の優先度値を使用して判定され得る。SL LCGと関連付けられた優先順位付け値は、より低い場合、例えば、SL LCGと関連付けられたより高い優先度を示し得、より高い場合、例えば、SL LCGと関連付けられたより低い優先度を示し得る。UL LCGと関連付けられた優先順位付け値は、より低い場合、例えば、UL LCGと関連付けられたより高い優先度を示し得、より高い場合、例えば、UL LCGと関連付けられたより低い優先度を示し得る。
【0008】
実施例では、WTRUは、SL優先度閾値が構成されていると判定することと、LCGが、(例えば、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で)、ULグラントのサイズ、LCGと関連付けられた優先度、SL優先順位付け閾値、及びUL優先順位付け閾値に基づいてBSRに含まれることになるかどうかを判定することと、LCGがバッファステータス報告に含まれることになるかどうかの判定に基づいて、バッファステータスを報告することと、を行うように構成された(例えば、方法を実装するための実行可能命令でプログラムされた)プロセッサを含み得る。
【0009】
並列又は同時UL/SLインターフェースの動作は、UL/SL優先順位付け、SL/SL優先順位付け、異なるUL/SL送信間の衝突の回避など、1つ以上の手順を含み得る。例えば、WTRUは、UL送信又はSL送信を優先順位付けし得る。あるリンクを別のリンクよりも優先順位付けするための条件は、保留中のSLプロセス/グラントの存在、パケットのパケット遅延バジェット(packet delay budget、PDB)が満了するまでの時間、チャネルビジー率/割合(channel busy rate、CBR)、チャネル占有率(channel occupancy ratio、CR)、SL及び/又はダウンリンク(downlink、DL)のパスロス、SL又はULのハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)フィードバックの送信、UL/SL同期チャネル(synchronization channel、SCH)上のデータの存在/不在、SL同期送信の特性、スケジューリング要求(scheduling request、SR)の送信、バッファステータス報告(BSR)(例えば、SL又はUL)を含む送信、WTRUの状態に応じて、特定のタイプの制御メッセージを含む送信、HARQベースの送信と関連付けられた冗長バージョン(redundancy version、RV)、ブラインドとHARQベースの再送信との比較、ブラインドとHARQベースの再送信との比較、同じトランスポートブロック(transport block、TB)の以前の送信の不成功/ドロップされた送信、SLデータの範囲要件(例えば、最低セル速度(minimum cell rate、MCR))に基づいたもの、SL送信と関連付けられたリソース割り当てモード、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上に基づき得る。
【0010】
送信の優先順位付けは、例えば、WTRUが、スケジュールされた送信(例えば、より低い優先度を有する送信)をドロップし得ること、及び/又はWTRUが、(例えば、より低い優先度の送信と関連付けられた)送信電力を低減し得ることのうちの1つ以上を含み得る。WTRUは、送信がドロップされたことをネットワーク(network、NW)に通知し得る。
【0011】
WTRUは、UL/SL論理チャネルの優先度を比較し得る。WTRUは、例えば、(例えば、各)送信と関連付けられた論理チャネルの構成された優先度に基づいて、どの送信を優先順位付けするかを判定し得る。WTRUは、(例えば、各)送信に多重化された(事前)構成された論理チャネル(例えば、必要に応じてSL又はUL)の優先度を比較し得る。論理チャネル(logical channel、LCH)優先度は、例えば、WTRUが、最高LCH優先度を含む送信(例えば、UL又はSL)を選択し得ること、及び/又はWTRUが、LCH優先度の加重和を比較し得ることのうちの1つ以上によって判定され得る。
【0012】
WTRUは、例えば、サイドリンク測定値又はサービス品質(quality of service、QoS)に基づいて、SL優先度をオフセットし得る。WTRUは、例えば、UL又はSL送信を優先順位付けするかどうかを判定するために、SL関連測定値及び/又はSL QoS特性(例えば、LCH優先度に加えて)を考慮し得る。
【0013】
WTRUは、例えば、(例えば、UL及びSL)閾値の構成に基づいて、UL又はSLを優先順位付けし得る。実施例では、WTRUは、SL閾値及び/又はUL閾値によって構成され得る。SL閾値は、例えば、LCH優先度及び/又は若しくはSLに関連するQoSパラメータに基づき得る。UL閾値は、例えば、LCH優先度及び/又はULに関連するQoSパラメータに基づき得る。WTRUは、例えば、UL又はSLの優先度を判定するために、UL優先度又はSL優先度を、対応する閾値と比較し得る。WTRUは、条件に基づいて、1つ以上のドロップされた送信についてネットワークに通知し得る。WTRUは、例えば、UL及びSLの条件が満たされた場合(例えば、UL及びSLの両方においてそれぞれの閾値を超えた場合)、ドロップされた送信をネットワークに通知し得る。WTRUは、条件に基づいて、SRをトリガし得る。WTRUは、例えば、UL及びSLにおいてそれぞれの閾値を超えた場合、1つ以上のSRをトリガし得る。WTRUは、閾値の有効性に基づいてUL/SLを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、どの閾値(例えば、UL又はSL)が有効であるかの選択に基づいて、UL又はSLを優先順位付けし得る。
【0014】
UL BSR又はSL BSRの優先順位付けは、LCGの優先度に基づき得る。WTRUは、UL BSRと関連付けられたLCGの優先度及びSL BSRと関連付けられたLCGの優先度に基づいて、UL BSRとSL BSRとの間で優先順位付けし得る。WTRUは、対応するBSRで報告されているデータの優先度に基づいて、UL BSR又はSL BSRを優先順位付けするかどうかを判定し得る。
【0015】
WTRUは、対応するBSR内の相対的な優先度に基づいて、SL BSR及び/又はUL BSRのタイプ(例えば、優先順位付け又は非優先順位付け)/サイズを判定し得る。WTRUは、例えば、SL BSRで報告されることになるLCG、UL BSRで報告されることになるLCH、BSRを送信するために使用されるグラントのサイズ、及び/又はSLデータと関連付けられた待ち時間要件を満たし得る、利用可能な追加のULグラントの存在のうちの1つ以上に基づいて、SL BSR及び/又はUL BSRのタイプ/サイズを判定し得る。追加のULグラントは、構成されたグラントを含み得る。
【0016】
WTRUは、例えば、同じ時間リソース(例えば、スロット)において、UL及びSLでの送信を実施し得る。例えば、WTRUは、SL/UL送信のいずれもドロップ/優先順位付けすることなく、SL及びULでの送信を実施する条件によって構成され得る。
WTRUは、例えば、条件が満たされた場合、UL及びSLでの送信を実施し得る。WTRUは、例えば、条件が満たされない場合、UL/SL間で優先順位付けを実施し得る。
WTRUは、例えば、SL送信が物理サイドリンクフィードバックチャネル(physical sidelink feedback channel、PSFCH)(例えば、これのみ)を含む場合、UL及びSLを送信し得る。
【0017】
WTRUは、計画/グラントされた送信フォーマットを修正して、UL及び/又はSLでの送信を可能にし得る。WTRUは、計画又はグラントされた送信フォーマットを変更して、例えば、同じスロットにおけるUL及びSLでの送信を可能にし得る。送信フォーマットの変更には、例えば、UL/SL変調及びコーディング方式(modulation and coding scheme、MCS)を変更すること、UL/SL送信にパンクチャを実施すること、及び/又は代替TBのTBサイズ又は送信を変更することのうちの1つ以上を含み得る。
WTRUは、同じスロットにおけるUL及びSL送信のための計画/グラントされた送信フォーマットを修正し得る。WTRUは、ネットワーク及び/又はピアWTRUに、UL及び/又はSLでの送信を通知し得る。WTRUは、ネットワーク及び/又はピアWTRUに、予想されるフォーマットの変更を通知し得る。WTRUは、ネットワーク又はピアWTRUに、同じスロットにおけるUL及びSLでの送信を通知し得る。
【0018】
WTRUは、例えば、ネットワークに、予想されるPSFCH送信を報告し得る。WTRUは、ネットワークに、予想されるPSFCH送信タイミングを報告し得る。WTRUは、構成されたSRリソースを考慮してリソース選択手順を実施し得る。
【0019】
WTRUは、例えば、SLトラフィックに基づいて、マスターセルグループ(master cell group、MCG)とセカンダリセルグループ(secondary cell group、SCG)との間のUL分割を変更し得る。WTRUは、SLトラフィックの存在に基づいて、MCGとSCGとの間のUL送信の分割を変更し得る。
【0020】
WTRUは、アクティブなSL制御/スケジューリングセルグループ(cell group、CG)を変更し得る。デュアル接続性(dual connectivity、DC)で構成されたWTRUは、(例えば、2つのセルグループのうちの1つ)からSLスケジューリング(例えば、モード1スケジューリング)を受信し得る。WTRUは、所与の時間に、アクティブなSL制御/スケジューリングと関連付けられたCG上のSLスケジューリング(例えば、これのみ)を復号化し得る。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1A】1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを示すシステム図である。
【0022】
【
図1B】一実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用され得る、例示的な無線送信/受信ユニット(WTRU)を示すシステム図である。
【0023】
【
図1C】一実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用され得る、例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を示すシステム図である。
【0024】
【
図1D】一実施形態による、
図1Aに示される通信システム内で使用され得る、更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを示すシステム図である。
【0025】
【
図2】PC5を介してセキュアレイヤ2リンクを確立する一例を示す。
【0026】
【
図3】優先順位付けでアップリンク及びサイドリンク動作を実施する一例を示す。
【0027】
【
図4】優先順位付けでアップリンク及びサイドリンク動作を実施する一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1Aは、1つ以上の開示される実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、動画、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する多重アクセスシステムであってもよい。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含む、システムリソースの共有を通じて、このようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。
例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT拡散OFDM(zero-tail unique-word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)など、1つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
【0029】
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境で動作及び/又は通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、そのいずれかが、「局」及び/又は「STA」と称され得る、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、サブスクリクションベースのユニット、ページャ、セルラ電話、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、ウォッチ又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療用デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動化された処理チェーン状況において動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用及び/又は工業用無線ネットワーク上で動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
【0030】
また、通信システム100は、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112など、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。例として、基地局114a、114bは、基地送受信機局(base transceiver station、BTS)、ノードB、eNodeB、ホームノードB、ホームeNodeB、gNB、NRNodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであってもよい。基地局114a、114bは、各々が単一の要素として図示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
【0031】
基地局114aは、RAN104/113の一部であってもよく、RAN104/113はまた、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、中継ノードなどの他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上のキャリア周波数上で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、無認可スペクトル、又は認可スペクトルと無認可スペクトルとの組み合わせであってもよい。
セルは、相対的に固定され得るか、又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービス用のカバレッジを提供し得る。セルは、更に、セルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、送受信機を3つ、すなわち、セルの各セクタに対して1つずつ含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を用い得、セルの各セクタに対して複数の送受信機を利用し得る。例えば、所望の空間方向において信号を送信及び/又は受信するために、ビームフォーミングが使用され得る。
【0032】
基地局114a、114bは、エアインターフェース116上でWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得、エアインターフェース116は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であってもよい。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
【0033】
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであってもよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなど、1つ以上のチャネルアクセス方式を用い得る。例えば、RAN104/113内の基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用して、エアインターフェース115/116/117を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(Evolved HSPA、HSPA)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(High-Speed Downlink(DL)Packet Access、HSDPA)及び/又は高速ULパケットアクセス(High-Speed UL Packet Access、HSUPA)を含み得る。
【0034】
一実施形態では、基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-A)及び/又はLTE-AdvancedPro(LTE-APro)を使用して、エアインターフェース116を確立し得る、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得る。
【0035】
一実施形態では、基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、New Radio(NR)を使用して、エアインターフェース116を確立し得る、NR無線アクセスなどの無線技術を実装し得る。
【0036】
一実施形態では、基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアル接続性(DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスをともに実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、並びに/又は複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に送信される/そこから送信される送信によって特徴付けられ得る。
【0037】
他の実施形態では、基地局114a、及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定標準2000(Interim Standard 2000、IS-2000)、暫定標準95(Interim Standard 95、IS-95)、暫定標準856(Interim Standard 856、IS-856)、移動体通信用グローバルシステム(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データ速度(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GSM EDGE、GERAN)などの無線技術を実装し得る。
【0038】
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeNodeB、又はアクセスポイントであってもよく、事業所、自宅、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)エアコリド、車道などの場所など、局所的な領域における無線接続性を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b、及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b、及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。更に別の実施形態では、基地局114b、及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。
図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
【0039】
RAN104/113は、CN106/115と通信し得、CN106/115は、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよい。データは、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー耐性要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件など、様々なサービス品質(QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、請求サービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、動画配信などを提供し得、かつ/又はユーザ認証など、高レベルセキュリティ機能を実施し得る。
図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを用いる他のRANと直接的又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用していることがあるRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を用いて別のRAN(図示せず)と通信し得る。
【0040】
また、CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dが、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとしての役割を果たし得る。PSTN108は、旧来の電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する、回線交換電話ネットワークを含み得る。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイート内の送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)及び/又はインターネットプロトコル(internet protocol、IP)など、共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得る。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを用い得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
【0041】
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dのうちのいくつか又は全ては、マルチモード機能を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンク上で異なる無線ネットワークと通信するための、複数の送受信機を含み得る)。例えば、
図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114aと通信するように、またIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように構成され得る。
【0042】
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。
図1Bに示されるように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、送受信機120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不可能なメモリ130、取り外し可能なメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
【0043】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連する1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであってもよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする、任意の他の機能性を実施し得る。プロセッサ118は、送受信機120に結合され得、送受信機120は、送信/受信要素122に結合され得る。
図1Bは、プロセッサ118と送受信機120を別個の構成要素として図示しているが、プロセッサ118及び送受信機120は、電子パッケージ又はチップ内に一緒に統合され得ることが理解されよう。
【0044】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116上で、基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか、又は基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信及び/又は受信するように構成されたアンテナであってもよい。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV、又は可視光信号を送信及び/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であってもよい。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信及び/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び/又は受信するように構成され得ることが理解されよう。
【0045】
送信/受信要素122は、単一の要素として
図1Bに示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116上で無線信号を送信及び受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
【0046】
送受信機120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード機能を有し得る。したがって、送受信機120は、WTRU102が、例えば、NR及びIEEE802.11など、複数のRATを介して通信することを可能にするための、複数の送受信機を含み得る。
【0047】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶表示(liquid crystal display、LCD)ディスプレイユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)ディスプレイユニット)に結合され得、それらからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ118はまた、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力し得る。加えて、プロセッサ118は、取り外し不可能なメモリ130及び/又は取り外し可能なメモリ132など、任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし得、それらにデータを記憶し得る。取り外し不可能なメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。取り外し可能なメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし得、それらにデータを記憶し得る。
【0048】
プロセッサ118は、電源134から電力を受け取り得、WTRU102内の他の構成要素に電力を分配するように、かつ/又はそれらへの電力を制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであってもよい。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケル-カドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル-亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル水素(nickel metal hydride、NiMH)、リチウム-イオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
【0049】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、GPSチップセット136は、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて、又はそれの代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116上で、場所情報を受信し得、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、自らの場所を判定し得る。WTRU102は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の好適な場所判定方法によって場所情報を取得し得ることが理解されよう。
【0050】
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、他の周辺機器138は、追加の特徴、機能性、及び/又は有線若しくは無線接続性を提供する、1つ以上のソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアモジュールを含み得る。例えば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星送受信機、(写真及び/又は動画用の)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビ送受信機、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality and/or Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどを含み得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であってもよい。
【0051】
WTRU102は、(例えば、(例えば、送信用の)ULと(例えば、受信用の))ダウンリンクの両方のための特定のサブフレームと関連付けられた信号のいくつか又は全ての送信及び受信が、並列及び/又は同時であってもよい、全二重無線を含み得る。全二重無線は、ハードウェア(例えば、チョーク)を介して、又はプロセッサ(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)若しくはプロセッサ118)を介する信号処理を介して、自己干渉を低減させ、かつ/又は実質的に排除するために、干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、WRTU102は、(例えば、(例えば、送信用の)UL又は(例えば、受信用の)ダウンリンクのどちらかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号のいくつか又は全ての送信及び受信のための、半二重無線を含み得る。
【0052】
図1Cは、一実施形態による、RAN104及びCN106を示すシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116上で、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
【0053】
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のeNode-Bを含み得ることが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは、各々が、エアインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つ以上の送受信機を含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
【0054】
eNode-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLにおけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。
図1Cに示されるように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェース上で、互いに通信し得る。
【0055】
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162と、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164と、パケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166とを含み得る。前述の要素の各々は、CN106の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0056】
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNode-B162a、162b、162cの各々に接続され得、制御ノードとしての役割を果たし得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担い得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間の交換のための制御プレーン機能を提供し得る。
【0057】
SGW164は、S1インターフェースを介して、RAN104内のeNodeB160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、一般に、ユーザデータパケットを、WTRU102a、102b、102cに/WTRU102a、102b、102cからルーティング及び転送し得る。SGW164は、eNodeB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理及び記憶することなど、他の機能を実施し得る。
【0058】
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にし得る。
【0059】
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、PSTN108など、回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話回線通信デバイスとの間の通信を容易にし得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN106は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
【0060】
WTRUは、無線端末として
図1A~
図1Dに記載されているが、ある代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(例えば、一時的又は永続的に)使用し得ることが企図されている。
【0061】
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであってもよい。
【0062】
インフラストラクチャ基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)モードにあるWLANは、BSSのためのアクセスポイント(Access Point、AP)と、APと関連付けられた1つ以上の局(station、STA)とを有し得る。APは、トラフィックをBSS内及び/又はBSS外に搬送する、配信システム(Distribution System、DS)又は別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外部から発信されたSTAへのトラフィックは、APを通じて到達し得、STAに配送され得る。STAからBSS外部の送信先に発信されたトラフィックは、それぞれの送信先に配送することになるために、APに送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、APを通じて送信され得、例えば、送信元STAは、トラフィックをAPに送信し得、APは、トラフィックを送信先STAに配送し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックと見なされ得、かつ/又はピアツーピアトラフィックと称され得る。ピアツーピアトラフィックは、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)を用いて、送信元STAと送信先STAとの間で(例えば、直接的に)送信され得る。ある代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内の、又はIBSSを使用するSTA(例えば、STAの全て)は、互いに直接的に通信し得る。IBSSモードの通信は、本明細書では、ときに「アドホック」モードの通信と称され得る。
【0063】
802.11acインフラストラクチャモードの動作又は同様のモードの動作を使用するとき、APは、一次チャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。一次チャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定された幅であってもよい。一次チャネルは、BSSの動作チャネルであってもよく、APとの接続を確立するために、STAによって使用され得る。ある代表的な実施形態では、キャリアセンス多重アクセス/衝突回避(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance、CSMA/CA)は、例えば、802.11システムにおいて実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、一次チャネルを感知し得る。一次チャネルが、感知/検出され、かつ/又は特定のSTAによってビジーになると判定された場合、特定のSTAは、バックオフし得る。1つのSTA(例えば、ただ1つの局)は、所与のBSS内の任意の所与の時間に送信し得る。
【0064】
高スループット(High Throughput、HT)STAは、例えば、一次20MHzチャネルを隣接又は非隣接20MHzチャネルと組み合わせて、40MHz幅チャネルを形成すること介して、通信のために40MHz幅チャネルを使用し得る。
【0065】
超高スループット(Very High Throughput、VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。40MHz、及び/又は80MHzチャネルは、連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得るし、又は2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得、これは、80+80構成と称され得る。80+80構成の場合、データは、チャネルエンコーディングの後、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過させられ得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理、及び時間領域処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネル上にマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機において、80+80構成のための上記の動作が、逆転され得、組み合わされたデータは、媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信され得る。
【0066】
1GHz未満モードの動作は、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅、及びキャリアは、802.11n、及び802.11acで使用されるそれらと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz及び20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHz帯域幅をサポートする。代表的な一実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリア内のMTCデバイスなど、メータタイプ制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、ある機能、例えば、ある帯域幅及び/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、それらのためのサポートのみ)を含む限定された機能を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
【0067】
802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなど、複数のチャネル及びのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、一次チャネルとして指定され得るチャネルを含む。一次チャネルは、BSS内の全てのSTAによってサポートされる最大の共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。一次チャネルの帯域幅は、BSS内で動作する全てのSTAの中の、最小帯域幅動作モードをサポートするSTAによって設定及び/又は制限され得る。802.11ahの例では、一次チャネルは、BSS内のAP及び他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それだけをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)のために、1MHz幅であってもよい。キャリア感知及び/又はネットワーク割り当てベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、一次チャネルのステータスに依存し得る。例えば、(1MHz動作モードのみをサポートする)STAが、APに送信していることに起因して、一次チャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分が、アイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体は、ビジーであると見なされ得る。
【0068】
米国では、802.11ahによって使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は、917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は、916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahのために利用可能な総帯域幅は、国コードに応じて6MHz~26MHzである。
【0069】
図1Dは、一実施形態による、RAN113及びCN115を示すシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を用いて、エアインターフェース116上で、WTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
【0070】
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、実施形態との整合性を保ちながら、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは、各々が、エアインターフェース116上でWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つ以上の送受信機を含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信し、かつ/又はgNB180a、180b、180cから信号を受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102aに送信し得る(図示せず)。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、無認可スペクトル上にあってもよいが、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあってもよい。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、多地点調整(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a並びにgNB180b(及び/又はgNB180c)から調整された送信を受信し得る。
【0071】
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分毎に変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含む、かつ/又は様々な長さの絶対時間だけ持続する)様々な又はスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
【0072】
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成で、WTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。
スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNode-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、無認可帯域内の信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANと通信し、/別のRANにも接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信し/gNB180a、180b、180cに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、原理を実装して、1つ以上のgNB180a、180b、180c、及び1つ以上のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信し得る。非スタンドアロン構成では、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとしての役割を果たし得、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービスするための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
【0073】
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)と関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、UL及び/又はDLのユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアル接続性、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーンデータのユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)184a、184bへのルーティング、制御プレーン情報のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)182a、182bへのルーティングなどを処理するように構成され得る。
図1Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェース上で互いに通信し得る。
【0074】
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として図示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
【0075】
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとしての役割を果たし得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bを選択すること、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理などを担い得る。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cによって利用されるサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cに対するCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、超高信頼低待ち時間(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量モバイルブロードバンド(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、機械型通信(machine type communication、MTC)アクセス、及び/又は同様のものなどのためのサービスなど、異なる使用事例のために確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、及び/又はWiFiのような非3GPPアクセス技術など、他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間の交換のための制御プレーン機能を提供し得る。
【0076】
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通じてトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスの管理及び割り当てを行うこと、PDUセッションを管理すること、ポリシー実施及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであってもよい。
【0077】
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、これらは、インターネット110など、パケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にし得る。UPF184、184bは、パケットをルーティング及び転送すること、ユーザプレーンポリシーを実施すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実施し得る。
【0078】
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとしての役割を果たすIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN115は、他のネットワーク112へのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は操作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じて、ローカルデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bに接続され得る。
【0079】
図1A~
図1D、及び
図1A~
図1Dの対応する説明から見て、WTRU102a~d、基地局114a~b、eNode-B160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書に記載される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関する、本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実施され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に記載される機能のうちの1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された、1つ以上のデバイスであってもよい。例えば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスを試験するために、かつ/又はネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートするために使用され得る。
【0080】
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境において、他のデバイスの1つ以上の試験を実施するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として、完全に又は部分的に実装及び/又は展開されながら、1つ以上又は全ての機能を実施し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として、一時的に実装/展開されながら、1つ以上又は全ての機能を実施し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として、別のデバイスに直接的に結合され得、かつ/又は地上波無線通信を使用して試験を実施し得る。
【0081】
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されずに、全ての機能を含む、1つ以上の機能を実施し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上の構成要素の試験を実施するために、試験実験室、及び/又は展開されていない(例えば、試験)有線及び/又は無線通信ネットワークにおいて、試験シナリオで利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であってもよい。データを送信及び/又は受信するために、直接RF結合、及び/又は(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)RF回路を介した無線通信が、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
【0082】
車両通信は、WTRUが互いに(例えば、直接的に)通信し得る通信のモードである。ビークルツーエブリシング(Vehicle to everything、V2X)操作には、例えば、カバレッジ内のシナリオを含み得、WTRUは、ネットワークから支援を受信して、V2Xメッセージの送信及び/又は受信を開始し得る。V2X操作は、例えば、カバレッジ外のシナリオを含み得、WTRUは、1つ以上の事前構成されたパラメータを使用して、V2Xメッセージの送信及び/又は受信を開始し得る。
【0083】
V2X通信は、デバイス間(Device-to-Device、D2D)通信に基づき得る。V2X通信サービスは、車両のWTRUが、互いに直接的に通信し得る、車両間(vehicle to vehicle、V2V)、車両のWTRUが、路側ユニット(roadside unit、RSU)/eNBと通信し得る、ビークルツーインフラストラクチャ(vehicle to infrastructure、V2I)、車両のWTRUが、コアネットワーク(CN)と通信し得る、ビークルツーネットワーク(vehicle to network、V2N)、及び/又は車両のWTRUが、特別な条件(例えば、低バッテリ容量)でWTRUと通信し得る、ビークルツーペデストリアン(vehicle to pedestrian、V2P)のタイプのうちの1つ以上を含み得る。
【0084】
V2Xリソース割り当ては、異なるモードで実施され得る。V2X通信における複数(例えば、2つ)のモードの動作を使用し得る。ネットワークは(例えば、モード3で)、WTRUに、V2Xサイドリンク送信のためのスケジューリングアサインメントを付与し得る。WTRUは(例えば、モード4で)、構成/事前構成されたリソースプールから、リソースを自律的に選択し得る。V2Xは、例えば、V2X送信を受信するために監視され得る、受信プール、及び/又は(例えば、モード4で)1つ以上の送信リソースを選択するために、WTRUによって使用され得る、V2X送信プールを含む、リソースプールの複数のカテゴリを使用し得る。送信プールは、モード3で構成されたWTRUによって使用されない場合がある。
【0085】
リソースプールは、例えば、無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングを介して、半静的にWTRUにシグナリングされ得る。WTRUは(例えば、モード4で)、RRC構成された送信プールからリソースを選択する前に、感知を使用し得る。V2Xは、動的リソースプール再構成をサポートし得る。プール構成は、例えば、システム情報ブロック(system information block、SIB)及び/又は専用RRCシグナリングを介して搬送され得る。
【0086】
ニューラジオ(New Radio、NR)V2Xアクセス技術は、例えば、高速大容量(enhanced Mobile Broadband、eMBB)及び/又は高信頼低遅延(ultra-high reliability and low latency communications、URLLC)をサポートし得る。拡張V2X(Enhanced V2X、eV2X)通信は、(例えば、NRシステムにおいて)サポートされ得る。例えば、eV2Xは、安全及び非安全シナリオ(例えば、センサ共用、自動運転、車両隊列走行、遠隔運転)のためのサービスをサポートし得る。異なるeV2Xサービスは、異なる性能レベルを有し得る。例えば、いくつかのサービスは、3msの待ち時間を利用し得る。
【0087】
V2Xは、例えば、車両隊列走行、高度運転、拡張センサ、及び/又は遠隔運転のうちの1つ以上をサポートし得る。
【0088】
車両隊列走行は、車両が、一緒に走行するグループを動的に形成することを可能にし得る。隊列内の車両は、隊列動作を継続するために、別の車両(例えば、先頭車両)から定期的情報(例えば、データ)を受信し得る。この情報は、車両間の距離が、小さくなる(例えば、非常に小さくなる)ことを可能にし得る。例えば、時間に変換された車両間のギャップ距離は、低くてもよい(1秒未満)。隊列走行アプリケーションは、車両(例えば、車両の後続の別の車両)が、自律的に運転されることになることを可能にし得る。
【0089】
高度な運転は、半自動又は全自動運転を可能にし得る。より長い車間距離が想定され得る。(例えば、各)車両及び/又はRSUは、そのローカルセンサから得られたデータを、近くの車両と共有し得、車両が、それらの軌道又は操縦を調整することを可能にする。(例えば、各)車両は、その運転意図を、近くの車両と共有し得る。情報共有又は他の調整は、例えば、より安全な走行、衝突回避、及び/又は改善された交通効率をサポートし得る。
【0090】
拡張センサは、1つ以上の車両、RSU、歩行者のデバイス、V2Xアプリケーションサーバ、及び/又は同様のものなどの間における、ローカルセンサ又はライブビデオデータを通じて収集された生データ又は処理されたデータの交換を可能にし得る。拡張センサは、どの車両センサが検出することができる以上に、車両が有する、それらの環境の認識を強化し得、これにより、ローカル状況のより全体的な視野を提供し得る。
【0091】
遠隔運転は、遠隔ドライバ又はV2Xアプリケーションが、例えば、自分自身では運転することができない乗客用の遠隔車両、及び/又は危険な環境に配置された遠隔車両を操作することを可能にし得る。運転は、例えば、変動が制限され、経路が予測可能である(例えば、公共交通機関)クラウドコンピューティングに基づき得る。クラウドコンピューティングは、例えば、クラウドベースのバックエンドサービスプラットフォームへのアクセスに基づいて提供され得る。
【0092】
D2Dにおける1対1のリンク確立を使用して、V2Xサイドリンクをサポートし得る。V2Xは、ブロードキャスト通信(例えば、リンクを確立することのない通信)を利用し得る。V2Xは、サイドリンクを介してリンク確立を利用し得る。複数の(例えば、2つの)WTRUは、例えば、(例えば、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol、PDCP)上の)PC5プロトコルレイヤを介して、1対1近接サービス(proximity service、ProSe)直接通信を確立し得る。1対1リンク確立と関連付けられたシグナリングは、本明細書に記載され得る。
【0093】
1対1ProSe直接通信は、例えば、複数の(例えば、2つの)WTRU間にPC5を介してセキュアレイヤ2リンクを確立することによって実現され得る。(例えば、各)WTRUは、レイヤ2リンクで送信される(例えば、全ての)フレームの送信元レイヤ2IDフィールドに含まれ、かつ/又はレイヤ2リンクで受信される(例えば、全ての)フレームの送信先レイヤ2IDに含まれる、ユニキャスト通信のためのレイヤ2識別子(identifier、ID)を有し得る。1対1ProSe直接通信のためのレイヤ2リンクは、例えば、複数の(例えば、2つの)WTRUのレイヤ2IDの組み合わせによって識別され得る。WTRUは、同じレイヤ2IDを使用して1対1ProSe直接通信のための複数のレイヤ2に関わり得る。
【0094】
分離された(例えば、非中継)1対1通信に関わるWTRUは、IPアドレス割り当て機構をネゴシエートし得、かつ/又は例えば、リンク確立手順中に使用される場合、リンクローカルIPv6アドレスを交換し得る。
【0095】
図2は、PC5を介してセキュアレイヤ2リンクを確立する一例を示す。
図2に示されるように、第1のWTRU(WTRU-1)は、相互認証をトリガし得る、直接通信要求メッセージを第2のWTRU(WTRU-2)に送信し得る。メッセージには、ユーザ情報(情報)を含み得る。WTRU-2は、相互認証のための手順を開始し得る。認証手順が問題なく完了すると、PC5を介してセキュアレイヤ2リンクの確立を完了し得る。
WTRU-2は、WTRU-1への応答にユーザ情報を含み得る。
【0096】
PC5シグナリングプロトコルは、例えば、暗黙的レイヤ2リンクリリースを進めるために、WTRUがProSe通信範囲にないときを検出するために使用され得る、キープアライブ機能をサポートし得る。
【0097】
WTRUは、V2X(例えば、NRV2X)のためのリンク確立を実施するように構成され得る。手順は、PC5を介してセキュアL2リンクの確立及び/又は保守のために構成及び利用され得る。手順は、V2Xのために強化及び/又は適合され得る。V2Xシグナリングは、(例えば、RRCレイヤで)定義され得る。V2Xリンク/グループ処理が構成され得る。V2X通信の例では、全てのWTRUがユニキャスト通信をサポート及び/又は使用し得るわけではない。リンク確立は、サービス告知によってサポートされ得る。例えば、サービス告知を使用して、ピアに、WTRUの存在及び/又はユニキャスト通信のためのWTRUの機能(例えば、動作するチャネル、及び/又はサポートされるサービス、及び/又は同様のものなど)を通知し得る。
【0098】
サービス告知は、サービスを使用することに関心があり得る、1つ以上の(例えば、全ての)WTRUにアクセス可能であり得る。告知は、例えば、(例えば、車両環境における無線アクセス(wireless access in vehicular environment、WAVE)サービス広告(wireless service advertisement、WSA)がどのように取り扱われ得るかと同様に)専用チャネルを介して送信されることになるように構成され得るか、又はサポートするWTRUからの定期的なメッセージにピギーバックされることになるように構成され得る。
【0099】
NR V2Xのサービス品質(QoS)を判定し得る。QoSモデルをNR V2Xに使用し得る。PC5を介したQoSは、ProSeパケット毎優先度(ProSe per-packet priority、PPPP)を用いてサポートされ得る。アプリケーションレイヤは、PPPPを用いてパケットをマークし得る。PPPPは、QoSレベルを示し得る。パケット遅延バジェット(PDB)は、PPPPから導出され得る。NR V2XのQoS要件が指定及び/又は構成され得る。性能指標は、例えば、ペイロード(バイト)、送信速度(メッセージ/秒)、最大エンドツーエンド待ち時間(ms)、信頼性(%)、データ速度(Mbps)、最小要求通信範囲(メートル)、及び/又は同様のものなどのパラメータのうちの1つ以上を用いて指定され得る。
【0100】
サービス要件のセット(例えば、同じセット)は、PC5ベースのV2X通信及びUuベースのV2X通信に適用され得る。QoS特性は、例えば、品質指標(例えば、5G品質指標(5G quality indicator、5QI))を用いて表され得る。
【0101】
統一されたQoSモデルは、PC5及びUu(例えば、PC5を介してV2X通信のための5QIを使用するモデル)に使用され得、これにより、アプリケーションレイヤが、使用されるリンクに関係なく、QoS要件の一貫した指示を提供することを可能にし得る。
【0102】
5GS V2X可能なWTRUは、複数の(例えば、3つの)異なるタイプのトラフィック(例えば、ブロードキャスト、マルチキャスト、及びユニキャスト)を処理し得る。
【0103】
Uuに利用される(例えば、同じ)QoSモデルは、ユニキャストタイプのトラフィックに利用され得る。例えば、(例えば、各)ユニキャストリンクは、ベアラとして扱われ得、QoSフローは、ユニキャストリンク/ベアラと関連付けられ得る。5QIのために定義される1つ以上の(例えば、全ての)QoS特性(及び例えば、追加のデータ速度パラメータ)は、QoSモデル/フローに適用され得る。最小通信範囲は、(例えば、追加の)パラメータとして(例えば、特にPC5使用に)扱われ得る。実施例では、同様の構成がマルチキャストトラフィックに適用され得る。マルチキャストは、例えば、トラフィックの複数の定義された受信機を用いて、ユニキャストの特別な場合として扱われ得る。
【0104】
ブロードキャストトラフィックは、ベアラ概念を有しない場合がある。(例えば、各)メッセージは、(例えば、ブロードキャストアプリケーション要件に従って)異なる特性を有し得る。一例では、5QIは、例えば、各パケットとタグ付けされることになるように、PPPP/ProSeパケット毎信頼性(ProSe Per-Packet Reliability、PPPR)と同様に使用され得る。5QIは、待ち時間、優先度、信頼性などのうちの1つ以上など、PC5ブロードキャスト動作に使用され得る、1つ以上の(例えば、全ての)特性を表し得る(例えば、表すことができる)。V2Xブロードキャスト固有の5QI(すなわち、VQI)のグループは、PC5使用のために定義/構成され得る。
【0105】
一例では、PC5 QoSパラメータは、1対1通信手順の確立時に(例えば、そのときに、又はその間に)ネゴシエートされ得る。1対1通信確立手順は、複数の(例えば、2つの)WTRU間のPC5 QoSパラメータネゴシエーションをサポートするように強化され得る。(例えば、同じ)QoSは、例えば、PC5 QoSパラメータネゴシエーション手順後に、両方向で使用され得る。
【0106】
前述のように、
図2は、PC5を介してセキュアレイヤ2リンクを確立する一例を示す。1対1通信に関わるWTRUは、例えば、リンク確立手順中に、PC5 QoSパラメータをネゴシエートし得る。第1のWTRU(WTRU-1)は、相互認証をトリガし得る、直接通信要求メッセージを第2のWTRU(WTRU-2)に送信し得る。メッセージは、要求されたPC5 QoSパラメータを含み得る。WTRU-2は、相互認証のための手順を開始し得る。WTRU-2は、(例えば、WTRU-1への)応答メッセージに、許容されたPC5 QoSパラメータを含み得る。
【0107】
UL/SL優先順位付けは、V2Xでサポートされ得る。V2Xデバイスは、例えば、UL TX及びSL TXが、別個のTXチェーン及び/又は別個の電力量を使用し得る、UL TX及びSL TXが、電力量を共用しながら、別個のTXチェーンを使用し得る、かつ/又はUL TX及びSL TXが、TXチェーン及び電力量を共用し得る、というシナリオのうちの1つ以上において、UL及びSLの同時送信をサポートし得る。
【0108】
UL及びSLの同時送信は、(例えば、異なるキャリアが存在するときなど、様々なシナリオのために(例えば、UL及びSLでの同時TXが実施又は修正され得ない場合))、及び同じキャリア上のUL及びSLにおける潜在的な同時TXが存在するときに、1つ以上の規則の対象となり得る。同じキャリア(例えば、同時TX及びRXが使用され得ない場合)の例では、WTRUは、例えば、UL TXが、共有(又は同じ)キャリア周波数においてSL TXと時間ドメインで重複する場合に、UL TX又はSL TXをドロップし得る。WTRUは、例えば、SLパケットのPPPPが(事前)構成されたPPPP値(例えば、PPPP閾値)を超える場合、UL TXをドロップし得る。WTRUは、例えば、そうでなければ、SL TXをドロップし得る。異なるキャリアの例では(例えば、同時TX及びRXが可能な場合(例えば、UL TX及びSL TXが別個のTXチェーンを使用する場合))、WTRUは、例えば、UL TXが異なるキャリア周波数でSL TXと時間ドメイン内で重複する場合、UL TX又はSL TXをドロップするか、又はその電力を低減し得る。WTRUは、例えば、SLパケットのPPPPが(事前)構成されたPPPP閾値を超える場合、UL TXをドロップするか、又はUL TX電力を低減し得る。WTRUは、例えば、そうでなければ、SL TXをドロップするか、又はSL TX電力を低減し得る。
【0109】
前述のUL/SL優先順位付け規則(例えば、LTE V2Xのための)は、V2X(例えば、NR V2X)のいくつかの実装形態とは異なってもよい。いくつかのV2X(例えば、NR V2X)実装形態は、異なるQoSモデル、SL及び/又はULのための厳格なQoS、SLのユニキャスト送信、及び/又はモード1及びモード2における同時送信の特性のうちの1つ以上を有し得る。
【0110】
V2X(例えば、NR V2X)のいくつかの実装形態では、V2X QoSモデルは、PC5品質指標(PQI)に基づき得る(例えば、PPPPではなく、LTE V2Xなど)。QoSモデルは、例えば、(例えば、LTE V2Xにおける)パケット毎ベースのモデルではなく、フローベースのQoS(例えば、ULと同様)であってもよい。
PC5は、V2XのためのWTRUからWTRUへの通信インターフェースであってもよい。
【0111】
V2X(例えば、NR V2X)のいくつかの実装形態では、厳格なQoSがSL及び/又はULに適用され得る。NR SL及び/又はNR Uuトラフィックは、厳格なQoS要件を有し得る(例えば、NR V2Xは、LTE V2Xよりも厳格なQoS要件を有し得る)。ドロップパケットの影響は、他のV2Xトラフィック/サービスよりもいくつかのV2Xトラフィック/サービスに対してより顕著であり得る。
【0112】
V2X(例えば、NR V2X)のいくつかの実装形態では、ユニキャスト送信が、SLに使用され得る。ユニキャスト送信は、HARQ及び/又はチャネル状態情報(channel state information、CSI)フィードバックを使用し得る。ユニキャストSL送信は、(例えば、UL/SL優先順位付けの一部として)ドロップされ得る。HARQフィードバックは、異なるSL物理レイヤ(physical layer、PHY)チャネル(例えば、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH))で搬送され得る。異なるSL PHYチャネルで搬送されるHARQフィードバックは、UL及び/又はSL送信が、例えば、UL及びSL送信の衝突があるときに、どのように見なされるか、又は優先順位付けされるかに影響を与える可能性がある。
【0113】
V2X(例えば、NR V2X)のいくつかの実装形態では、モード1及びモード2における送信は、同時であってもよい。V2Xは、ネットワーク(NW)スケジュールされた、かつ/又はWTRU自律モードにおける同時送信をサポートし得、これは、UL及びSL送信のための追加の衝突シナリオを作成し得る(例えば、UL及びSL動作が同じ又は異なるキャリア上に共存するとき)。
【0114】
WTRUは、例えば、V2X通信をサポートするために、同じ又は異なるキャリア上のUL及びSL動作の共存で動作するように構成され得る。
【0115】
UL/SL動作(例えば、同時UL/SL動作)は、UL/SL優先順位付け、SL/SL優先順位付け、異なるUL/SL送信間の衝突の回避、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上に基づき得る。
【0116】
UL/SL優先順位付けは、あるリンクを別のリンクよりも優先順位付けするための条件、データ特性に基づいて、異なるリンクの優先度メトリックを導出すること、UL並びに/若しくはSLのためのBSR手順、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上に基づき得る。
【0117】
UL/SL優先順位付けは、例えば、WTRUによって判定され得る。WTRUは、例えば、所与の時間インスタンス(例えば、UL及びSL送信が同時にスケジュールされるときの時間)で、UL送信又はSL送信を実施し得る(例えば、実施するための判定を行い得る)。WTRUは、所与の時間インスタンス(例えば、スロット)のためにUL又はSL送信を選択(例えば、選択することを決定)し得る。WTRUは、例えば、WTRUにおける1つ以上の制限に基づいて、UL又はSL送信を選択(例えば、選択することを決定)し得る。制限には、例えば、(例えば、送信が異なるキャリア上にあり得る場合)ULとSLとの間で共有される(例えば、単一の)TXチェーン、UL及びSL送信が、同じキャリア上でスケジュールされ得ること、及び/又はUL並びに/若しくはSL送信が、(例えば、同時に送信される場合に)干渉をもたらし得ることのうちの1つ以上を含み得る。
【0118】
WTRUは、UL送信又はSL送信を優先順位付けするように構成され得る。送信の優先順位付けは、例えば、スケジュールされた送信(例えば、より低い優先度を有する送信)をドロップすることと、及び/又は(例えば、より低い優先度を有する送信のために)送信する送信電力を低減することと、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上を実施するWTRUを含み得る。WTRUは、(例えば、WTRUがスケジュールされた送信のうちの1つをドロップする場合)、ドロップされた送信をHARQバッファに維持すること、及び/又は(例えば、次のスケジュールされた送信に)送信を遅延させること、送信が実施されたと仮定して、送信をドロップし、トランスポートブロックと関連付けられた冗長バージョン(RV)を増加させること、及び/又は(例えば、予定時間に)送信のための次の冗長バージョンの送信を実施することのうちの1つ以上を行い得る。
【0119】
WTRUは、例えば、1つ以上の条件に基づいて、送信(例えば、UL又はSL)を優先順位付けし得る。優先順位付けリンク(例えば、UL、SL)の条件は、例えば、保留中のSLプロセス/グラントの存在、パケットのPDBが満了するまでの時間、チャネルビジー率(channel busy ratio、CBR)、チャネル占有率(CR)、SL及び/又はDLのパスロス、SL又はUL HARQフィードバックの送信、UL/SL同期チャネル(SCH)上のデータの存在/不在、SL同期送信の特性、スケジューリング要求(SR)の送信、バッファステータス報告(BSR)(例えば、SL又はUL)を含む送信、BSR(例えば、SL又はUL)を含む送信、(例えば、WTRUの状態に応じて)、特定のタイプの制御メッセージを含む送信、HARQベースの送信と関連付けられた冗長バージョン、ブラインドとHARQベースの再送信との比較、ブラインドとHARQベースの再送信との比較、同じトランスポートブロック(TB)の以前の送信の不成功/ドロップされた送信、SLデータの範囲要件(例えば、最低セル速度(MCR))、SL送信と関連付けられたリソース割り当てモード、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)に基づき得る。
【0120】
リンク優先順位付けの条件には、保留中のSLプロセス/グラントの存在を含み得る。WTRUは、例えば、SLに別の保留グラントがある場合、ULを優先順位付けし得る。SLでの保留グラントは、ドロップされているSLパケットのQoS要件を満たし得る。
【0121】
リンク優先順位付けの条件には、パケットのPDBが満了するまでの時間を含み得る。WTRUは、例えば、パケットのPDB、及び/又はSLグラントとパケットのPDBとの間の残りの時間が、ある値(例えば、閾値)を下回る場合、ULを優先順位付けし得る。閾値は、チャネルビジー率/割合(CBR)(例えば、サイドリンクのCBR)に依存し得る。
【0122】
リンク優先順位付けの条件には、CBRを含み得る。UL送信は、例えば、CBRがある値(例えば、閾値)よりも高い場合、サイドリンクリソースの渋滞を下げるために優先順位付けされ得る。SL送信は、例えば、CBRが閾値よりも低い場合、高く優先順位付けされ得る。閾値は、例えば、より高いレイヤシグナリングによって構成され得る。閾値は、例えば、gNB又はWTRUによって構成され得る。
【0123】
リンク優先順位付けの条件には、チャネル占有率(CR)を含み得る。UL送信は、例えば、CRがある値(例えば、閾値)よりも高い場合、優先順位付けされ得、これは、WTRUが、予想よりも多くのSLリソースを使用することを示し得る。
【0124】
リンク優先順位付けの条件には、SL及び/又はDLのパスロスを含み得る。SL送信は、優先順位付けされ得、かつ/又はサイドリンクのためのリンクは、例えば、DLパスロス値がSLパスロスよりも高い場合、アップリンクよりも良好であり得る。UL送信は、例えば、DLパスロス値がSLパスロス以下である場合、優先順位付けされ得る。重み付け係数は、例えば、DLパスロスとSLパスロスとを比較するために使用され得る。
例えば、DLパスロスは、α・PLDLで表され得、かつ/又はSLパスロスは、β・PLSLで表され得、ここで、αは、DLパスロスの重み付け係数であってもよく、βは、SLパスロスの重み付け係数であってもよい。重み付け係数は、(例えば、ネットワークによって)構成され得る。
【0125】
リンク優先順位付けの条件には、SL又はUL HARQフィードバックの送信を含み得る。WTRUは、例えば、送信がHARQフィードバックを送信するための送信である場合、UL/SL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SL送信がPSFCHでの送信を含む場合、UL送信よりもSL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信がアップリンク制御情報(uplink control information、UCI)及び/又は物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)に対するHARQフィードバックを含む場合、SL送信よりもUL送信を優先順位付けし得る。
【0126】
WTRUは、例えば、UL及び/又はSL HARQフィードバックの送信を他の送信(例えば、データ)よりも低い優先度と見なすように構成され得る。WTRUは、例えば、SL送信がPSFCH送信(例えば、これのみ)を含む場合に、UL送信を優先順位付けし得る。
【0127】
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けは、HARQフィードバックと関連付けられた特性のうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)に依存し得る。
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けに影響を与え得る特性は、例えば、HARQフィードバックと関連付けられたデータのQoS、HARQフィードバックと関連付けられた冗長バージョン、ACK/NACKが報告されているかどうか、TBサイズ、WTRU送信データによる指示、HARQフィードバックと関連付けられたキャスト、HARQフィードバック送信におけるHARQビットの数、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上を含み得る。
【0128】
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けは、HARQフィードバックと関連付けられたデータのQoSに基づき得る。WTRUは、例えば、HARQ送信と関連付けられたデータのQoSに応じて、UL/SL HARQ送信を優先順位付けし得る。WTRUは、HARQが送信されているデータと関連付けられたQoSメトリックを、別のリンク上で送信されたデータのQoSメトリックと比較し得る。他のリンクにおける送信されるデータのQoSメトリックは、HARQが送信されているデータと関連付けられたQoSメトリックと同様であってもよい。実施例では、WTRUは、例えば、HARQが送信されている(例えば、SCIでシグナリングされた)送信の優先度がULでのデータ送信の優先度よりも高い場合に、SLでのHARQ送信を優先順位付けし得る。WTRUは、HARQが送信されているデータと関連付けられたQoSメトリックをある値(例えば、閾値)と比較し得る。閾値は、(事前)構成され得る。WTRUは、例えば、HARQが送信されている送信の優先度が閾値を超える場合に、SLでのHARQ送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、HARQが送信されている(例えば、SCIでシグナリングされた)送信の優先度が閾値を超える場合に、SLでのHARQ送信を優先順位付けし得る。閾値は、チャネルの測定された占有率に依存し得る。QoSメトリックは、認識されているデータと関連付けられたLCH優先度に関連し得る。WTRUは、例えば、HARQフィードバックが送信されているデータのためのLCHの優先度に基づいて、HARQ送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、HARQフィードバックが送信されているデータのための最高優先度LCHが別のリンク上のデータのLCH優先度よりも高い場合に、HARQ送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、HARQフィードバックが送信されているデータのための最高優先度LCHが閾値よりも高い場合に、HARQ送信を優先順位付けし得る。閾値は、(事前)構成された閾値を含み得る。
【0129】
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けは、HARQフィードバックと関連付けられた冗長バージョンに基づき得る。WTRUは、例えば、送信されている冗長バージョンに応じて、UL/SL HARQ送信を優先順位付けし得る。実施例では、WTRUは、例えば、初期送信及び/又は早期再送信よりも、最後のHARQ再送信又はN個の最後のHARQ再送信と関連付けられたHARQフィードバック送信を優先順位付けし得る。Nの値は、構成され得る(例えば、事前構成され得る)。Nの値は、例えば、測定されたCBR、測定されたCQI、WTRU速度、又はWTRU間のリンクの質の他の(例えば、同様の)測定値のうちの1つ以上に依存し得る。WTRUは、より大きな冗長バージョンと関連付けられた(例えば、各)HARQフィードバックに、より高いレベルの優先度をアサインし得る。WTRUは、例えば、UL送信と比較するときに、より大きな冗長バージョンと関連付けられた(例えば、各)HARQフィードバックに、より高いレベルの優先度をアサインし得る。実施例では、初期送信と関連付けられたHARQフィードバックは、優先度P1であってもよく、第1の再送信と関連付けられたHARQフィードバックは、優先度P2などであってもよく、P1<P2<である。ピアWTRUは、送信を正しく受信したことを通知され得る。
【0130】
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けは、確認(acknowledgement、ACK)/NACKが報告されるかどうかに基づき得る。WTRUは、例えば、送信がACKの送信と関連付けられている場合、UL/SL HARQ送信を優先順位付けし得る。
【0131】
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けは、トランスポートブロック(TB)サイズに基づき得る。WTRUは、例えば、HARQフィードバックと関連付けられた送信のリソースサイズがある値(例えば、(事前)構成された閾値)を超える場合、UL/SL HARQ送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、HARQフィードバックと関連付けられた送信のTBサイズが閾値(例えば、(事前)構成された閾値)を超える場合、UL/SL HARQ送信を優先順位付けし得る。
【0132】
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けは、データを送信するWTRUによる指示に基づき得る。WTRUは、例えば、ピアWTRUによる指示の存在又は不在に基づいて、SL HARQ送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、別のエンティティ(例えば、gNB、グループリーダー)による指示の存在又は不在に基づいて、SL HARQ送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、データ送信を実施するWTRUが指示を含む場合、SL送信のためのHARQフィードバックを優先順位付けし得る。実施例では、指示は、再送信リソースを再使用するための(例えば、ピアWTRUの)意図に関連し得る。
【0133】
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けは、HARQフィードバックと関連付けられたキャストに基づき得る。WTRUは、キャスト又はキャストタイプと関連付けられたSL HARQ送信を優先順位付けし得るが、WTRUは、他のキャスト又は他のタイプのキャストと関連付けられたSL HARQ送信を優先順位付けし得ない。
例えば、WTRUは、ユニキャストのためにSL HARQ送信を優先順位付けし得るが、グループキャストのためには優先順位付けしない場合がある。WTRUは、ユニキャストのためのSL HARQ送信対グループキャストのためのSL HARQ送信のために、異なる優先度レベルを関連付け得る。WTRUは、例えば、ユニキャストHARQフィードバックを優先順位付けするかどうかを判定するための、1つ以上の規則及び/又は条件、及びグループキャストHARQフィードバックを優先順位付けするかどうかを判定するための、1つ以上の異なる規則及び/又は条件を使用し得る。1つ以上の規則及び/又は条件は、例えば、本明細書に記載される、1つ以上の規則及び/又は条件であってもよい。
【0134】
UL又はSL HARQフィードバックの優先順位付けは、HARQフィードバック送信におけるHARQビットの数に基づき得る。WTRUは、例えば、HARQ送信におけるHARQビットの数がある値(例えば、閾値)よりも大きい場合に、SL HARQ送信を優先順位付けし得る。閾値は、(事前)構成された又は事前判定された閾値を含み得る。
【0135】
WTRUは、(例えば、本明細書に記載されるような)条件のうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)が満たされたときに、HARQ送信を優先順位付けし得る。実施例では、WTRUは、例えば、確認(ACK)が送信されている場合、かつ/又はSLデータ送信と関連付けられたリソースサイズが閾値よりも大きい場合、UL送信よりもPSFCH送信を優先順位付けし得る。閾値は、例えば、測定されたCBRに依存し得る。
WTRUは、例えば、ACKが送信されている場合、かつ/又はピアWTRUが、予約された再送信リソースを再使用することを意図することを(例えば、データ送信と関連付けられたSCI内で)示した場合、UL送信よりもPSFCH送信を優先順位付けし得る。
WTRUは、例えば、ACKが送信されている場合、かつ/又は確認されているデータ送信と関連付けられたQoSが閾値(例えば、(事前)構成された閾値)を超える場合、UL送信よりもPSFCH送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、HARQフィードバック送信が再送信に対応する場合、UL送信よりもPSFCH送信を優先順位付けし得る。実施例では、WTRUは、例えば、HARQフィードバック送信がN番目の又はより大きな再送信に対応する場合、かつ/又は送信と関連付けられた優先度が、ULデータ送信と関連付けられた優先度よりも高い場合、UL送信よりもPSFCH送信を優先順位付けし得る。
【0136】
リンク優先順位付けの条件には、UL/SL SCHにおけるデータの存在/不在を含み得る。WTRUは、例えば、送信と関連付けられたデータの存在に基づいて、UL/SL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信がPHY/L1制御シグナリング(例えば、これのみ)を含む場合、SLを優先順位付けし得る/優先度を下げ得る。L1シグナリングは、UL SCHなしのPUSCH上のCSIの送信を含み得る。
WTRUは、例えば、UL送信がSRS送信(例えば、これのみ)を含む場合、SL送信を優先順位付けし得る。
【0137】
リンク優先順位付けの条件には、SL同期送信の特性を含み得る。WTRUは、SL同期信号(SL synchronization signal、SLSS)送信を優先順位付けし得、これは、特定のタイプ又は特性と連付けられ得る。WTRUは、例えば、WTRUがグループリーダーとして構成されている場合、UL送信よりもSLSSの送信を優先順位付けし得る。
WTRUは、例えば、WTRUがアクティブなユニキャストセッションにある場合、UL送信よりもSLSSの送信を優先順位付けし得る。SLSSは、サイドリンク同期信号ブロック(sidelink synchronization signal block、SL-SSB)、サイドリンク同期信号、及び物理ブロードキャストチャネルブロック(sidelink synchronization signal,and a physical broadcasting channel block、SL-SSB/PBCH)と互換的に使用され得る。WTRUは、ある(例えば、選択された)タイプのUL送信(例えば、URLLC)をSLSS送信よりも優先順位付けし得る。例えば、WTRUは、UL LCHのセットによって構成され得る。UL LCHのセットは、SLSSよりも優先順位付けされ得る。SLSSは、例えば、WTRUがある期間(例えば、X期間よりも長い)SLSS信号を受信していない場合、UL送信よりも優先順位付けされ得る。期間Xは、例えば、gNBによって、事前判定されるか、事前構成されるか、構成されるか、又は示され得る。
【0138】
リンク優先順位付けの条件には、SRの送信を含み得る。WTRUは、SL送信よりもSR送信を優先順位付けし得る。SR送信は、WTRUによってトリガされ得る。例えば、WTRUは、SL送信よりもSRのUL送信を優先順位付け(例えば、常に優先順位付け)し得る。WTRUは、例えば、SRが、ULデータ又はSLデータの到着、SR構成と関連付けられたLCH、SRリソース間の時間量、及び/又は同様のものなどのためにトリガされるかどうかという、SR送信と関連付けられた特性のうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)に基づいて、ULにおけるSR送信を優先順位付けし得る。
【0139】
本明細書の実装形態及び/又は特徴は、WTRUの挙動(例えば、動作)の点から説明され得る。実施例では、挙動は、WTRU機能を含むことができないNWノード又は他のデバイスなどのエンティティによって実施され得る。いくつかの例では(例えば、ある使用事例又はある時間インスタンス)、エンティティ又は他のデバイスは、WTRUのように挙動し得る。本明細書の1つ以上の例は、エンティティ又は他のデバイスに等しく適用可能であり得る。
【0140】
WTRUは、例えば、SRがULデータ又はSLデータの到着のためにトリガされるかどうかに基づいて、ULにおけるSR送信を優先順位付けし得る。SRの存在に基づく優先順位付けは、SRがULデータ又はSLデータのために構成されているかどうかに依存し得る。実施例では、WTRUは、例えば、UL送信が、SL送信と関連付けられたSR送信を含む場合、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信がUL送信と関連付けられたSR送信を含む場合、UL送信を優先順位付けしない場合がある。WTRUは、例えば、UL送信がUL送信と関連付けられたSR送信を含む場合、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信がSL送信と関連付けられたSR送信を含む場合、UL送信を優先順位付けしない場合がある。WTRUは、例えば、UL送信がUL及びSL送信と関連付けられたSR送信を含む場合、UL送信を優先順位付けし得る。
【0141】
WTRUは、例えば、SR構成と関連付けられたLCHに基づいて、ULでSR送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、LCH及び/又はトリガされるSRのために構成されたQoS特性に基づいて、SRを送信するときにUL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、WTRUが優先度によって構成された論理チャネルと関連付けられたSRを送信する場合、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、WTRUが(事前)構成された値よりも大きい優先度によって構成された論理チャネルと関連付けられたSRを送信する場合、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SRが、衝突SL送信の優先度よりも大きい優先度によって構成された論理チャネルと関連付けられている場合、UL送信を優先順位付けし得る。
【0142】
WTRUは、例えば、SRリソース間の時間量に基づいて、ULでSR送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、WTRUで構成されたSRリソース間の時間量(例えば、SRをトリガするデータのQoS特性と組み合わせて)に基づいて、SRを送信するときにUL送信を優先順位付けし得る。実施例では、WTRUは、例えば、次のSL SRリソースがいくつかのスロット内で送信され得ない場合、SL SRを含むUL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、(例えば、SRをトリガしたSLデータと関連付けられ得る)、ネットワークに送信され得る次のSL SRリソースが、次のN個のスロット内のネットワークに送信され得ない場合、SL SRを含むUL送信を優先順位付けし得、Nは、SRをトリガしたSLデータのQoS特性(例えば、待ち時間、信頼性)に依存し得る。
【0143】
リンク優先順位付けの条件には、BSR(例えば、SL又はUL)を含む送信を含み得る。WTRUは、例えば、UL送信がSL BSR又はUL BSRを含む場合、ULを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信がSL BSRのタイプ(例えば、特定のタイプ)を含む場合、ULを優先順位付けし得る。SL BSRのタイプは、例えば、非パディングBSR(例えば、これのみ)を含み得る。WTRUは、例えば、UL送信がSL又はUL BSRを含む場合、ULを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信がSL又はUL BSRを含む場合、例えば、報告されたLCH優先度が1つ以上の条件を満たし得る場合、ULを優先順位付けし得る。条件には、例えば、BSRで報告された最高優先度LCHが、SL送信優先度よりも高くてもよいこと、及び/又はBSRで報告された最高優先度LCHが、SL送信優先度からの(例えば、(事前)構成又は選択された)オフセットよりも高くてもよいことのうちの1つ以上を含み得る。
【0144】
リンク優先順位付けの条件には、例えば、WTRU状態に応じて、タイプ(例えば、特定のタイプ)の制御メッセージを有する送信を含み得る。WTRUは、例えば、送信が媒体アクセス制御(MAC)制御要素(control element、CE)又は(例えば、特定のタイプの)RRCメッセージを含む場合、UL又はSLを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SL/UL MAC CE又はSL/UL RRCメッセージを含む場合、SL/ULを優先順位付けし得る。MAC CE/RRCは、例えば、SL/UL電力制御、SL/UL CSI測定値、SL/UL無線リンク監視(radiolink monitoring、RLM)/無線リンク故障(radiolink failure、RLF)、SLリソース割り当て、SL/UL構成、及び/又はSL/UL測定報告のうちの1つ以上の関数と関連付けられ得る。実施例では、WTRUは、例えば、WTRUの状態に応じて、MAC CE/無線リソース制御(RRC)メッセージのSL/ULを優先順位付けし得る。送信は、状態を回避するために、かつ/又は状態から移行するために使用され得る。実施例では、WTRUは、例えば、SLリンク確立段階中にSL RRCメッセージを優先順位付けし得、例えば、WTRUがアクティブなSLユニキャストリンクを有する場合、SL RRCメッセージを優先順位付けし得、例えば、WTRUがビーム故障を受ける場合、UL制御メッセージを優先順位付けし得、例えば、WTRUが必要である場合、又はSL HARQフィードバックリソースのための異なる構成を使用する場合、SL RRC/MAC CEを優先順位付けし得、例えば、MCG/SCG故障メッセージを報告する場合、UL RRCメッセージを優先順位付けし得、例えば、SL RLFを検出するときに、(例えば、RRCメッセージによって)UL指示を優先順位付けし得る。
【0145】
リンク優先順位付けの条件には、HARQベースの送信と関連付けられた冗長バージョン(RV)を含み得る。WTRUは、異なる優先度レベルと、HARQベースの送信と関連付けられた(例えば、特定の)冗長バージョンを関連付け得るか、又はHARQベースの送信と関連付けられた(例えば、特定の)冗長バージョンに基づいてUL若しくはSLを優先順位付けし得る。実施例では、WTRUは、初期送信よりも再送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SLがRV>NのHARQ再送信を含む場合、SLを優先順位付けし得、Nは、(事前)構成され得る。WTRUは、例えば、SLとUL RVとの比較に基づいて、SL又はULを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SL RVがUL RVよりも大きい場合、SLを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL/SL優先度の比較を実施するときに、冗長バージョン又は再送信番号に基づいて、優先度にオフセットを追加し得る。WTRUは、例えば、LCH優先度又は任意の優先度ベースのメトリックに基づいてUL/SL優先度の比較を実施するときに、冗長バージョン又は再送信番号に基づいて(例えば、LCH優先度又は任意の優先度ベースのメトリックと関連付けられた)オフセットを優先度に追加し得る。オフセットは、(例えば、各)冗長バージョン及び/又は再送信番号のために(事前)構成され得る。オフセットは、冗長バージョン及び/又は再送信番号の(例えば、事前定義された)関数であってもよい。
【0146】
リンク優先順位付けの条件には、ブラインド対HARQベースの再送信を含み得る。
WTRUは、例えば、再送信がHARQフィードバックベースの再送信又はブラインド再送信であるかに応じて、SLにおける再送信を別様に優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、否定確認(not acknowledged、NACK)などのフィードバックベースの指示の受信の結果としてSL再送信が生成されたとき、UL(再)送信よりもSL再送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、再送信がブラインド再送信と関連付けられている場合、SL再送信を優先順位付けしない場合がある。
【0147】
リンク優先順位付けの条件には、(例えば、同じ)TBの以前の送信の不成功/ドロップされた送信を含み得る。WTRUは、例えば、SL/ULにおける以前の(再)送信が(例えば、送信のドロップに起因して)失敗した場合、UL/SLにおける(再)送信よりもSL/ULにおける再送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、同じTBのSLでの以前の送信が、ULが優先順位付けされたためにドロップされた場合、ULでの送信よりもSLでの再送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、(例えば、同じ)TBの少なくともN個のSL送信が、(例えば、ULの優先順位付けによってドロップされることなく)実施されることを可能にするために、SLでの再送信を優先順位付けし得る。
【0148】
リンク優先順位付けの条件には、SLデータの範囲要件(例えば、MCR)を含み得る。WTRUは、例えば、SL送信が、MCRを超える送信及び/又はフィードバックと関連付けられている場合、ULでの送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SL送信が、データ送信、SL HARQフィードバック、CQIフィードバック、RS送信などのうちの1つ以上を含む場合、UL送信を優先順位付けし得る。関連付けられたデータは、MCRを有し得る。MCRは、ピアWTRU間の距離よりも小さくてもよい。
【0149】
リンク優先順位付けの条件には、SL送信と関連付けられ得るリソース割り当てモードを含み得る。WTRUは、例えば、SL送信と関連付けられたリソース割り当てモードに応じて、(例えば、ULに対して)SLでの送信を優先順位付けし得る。例えば、WTRUは、将来に向けて予約された(例えば、予約された)リソースと関連付けられたSL送信を優先順位付けし得る(例えば、将来に向けての予約(予約)が実施されなかった場合、SL送信を優先順位付けしない)。WTRUは、LBTが実施されたSL送信を優先順位付けし得る(例えば、LBTが実施されなかった場合、SL送信を優先順位付けしない)。
【0150】
異なる優先度レベルが使用され得る。異なる優先度レベルは、異なる条件と関連付けられ得る。WTRUは、例えば、(例えば、本明細書に記載される)条件のうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)に基づいて、異なる送信と関連付けられた優先度レベルを判定し得る。例えば、WTRUは、任意の有限数の優先度レベル(例えば、P1、P2、P3、...)を判定し得る。WTRUは、優先度レベルを(例えば、各)送信と関連付け得る。送信は、例えば、P1>P2>P3である場合、(例えば、本明細書に記載されるように)任意の条件によって定義され得る。WTRUは、例えば、本明細書に記載のアプローチに基づいて、データ(例えば、データのみ)送信の優先度レベルを関連付け得る。WTRUは、例えば、(事前)構成に基づいて、(例えば、本明細書に記載されるように)非データベースの送信の優先レベルによって構成され得る。WTRUは、例えば、(例えば、各)送信にアサインされた優先度レベルに基づいて、データベースの送信と非データベースの送信との優先度を比較し得る。WTRUは、例えば、最高優先度送信と関連付けられた優先度レベルとして、(例えば、データ送信及び非データ送信を含む)UL送信又はSL送信と関連付けられた優先度レベルを判定し得る。例えば、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値は、SLデータを含み、SL LCGに属する、1つ以上のLCHのうちの最高優先度の優先順位付け値を使用して判定される。UL LCGと関連付けられた優先順位付け値は、ULデータを含み、UL LCGに属する、1つ以上のLCHのうちの最高優先度の優先順位付け値を使用して判定される。WTRUは、例えば、より高い(例えば、最高の)導出された優先度レベルを有するものに応じて、UL又はSLを優先順位付けし得る。SL LCGは、SLデータを含む論理チャネルを含み得る。UL LCGは、ULデータを含む論理チャネルを含み得る。
【0151】
異なる規則は、例えば、どの条件が満たされているかに応じて、使用され得る。WTRUは、例えば、第1の条件又は条件の組み合わせが満たされる場合、かつ/又はそのときに、優先順位付けのために第1の条件又は規則を使用し得る。WTRUは、例えば、第2の条件又は条件の組み合わせが満たされる場合、かつ/又はそのときに、優先順位付けのために第2の規則を使用し得る。使用される規則及び/又は条件は、本明細書に記載される規則及び/又は条件のうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)であってもよい。実施例では、WTRUは、例えば、ULが非パディングBSRを含む場合、UL送信を優先順位付けし得る。AWTRUは、例えば、ULが、BSRで報告された最高優先度LCHがSLデータと関連付けられた任意のLCHの優先度よりも高い非パディングBSRを含む場合、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、条件が満たされていない場合(例えば、BSRが、SLと関連付けられたLCHよりも高い優先度のLCHを含まない)場合、(例えば、本明細書に記載されるように)UL/SL論理チャネルの比較に基づいてSL送信とUL送信との間で優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、送信のいずれかが再送信と関連付けられている場合、UL送信とSL送信とを比較して優先するかどうかを(例えば、送信と関連付けられたRVを比較することによって)判定し得る。WTRUは、例えば、送信が再送信と関連付けられていない場合、かつ/又はSL及びUL送信が初期送信と関連付けられている場合に、UL対SL LCH優先度の比較に基づいて、UL又はSLを優先順位付けし得る。
【0152】
タイブレーカ又は階層化優先度規則を使用して、優先度を判定し得る。WTRUは、例えば、UL及びSLが、等しい優先度を有するか、又はこれを有するように定義される場合、UL対SLを優先順位付けするための規則を定義(例えば、作成、選択、及び/又は構成)し得る。WTRUは、(例えば、UL及びSLが等しい優先度を有する場合)、例えば、ULで送信(例えば、常に送信)すること、SLで送信(例えば、常に送信)すること、例えば、どの方向に最大量のデータが送信されているかに応じて、UL又はSLで送信すること、例えば、以前の衝突がSLでの送信をもたらした場合、ULで送信するか、又はその逆も行うこと、及び/又は例えば、以前のスロットがUL/SL送信であった場合、UL/SLで送信することのうちの1つ以上を行い得る。
【0153】
WTRUは、UL送信がドロップされたことをネットワーク(NW)に通知し得る。
実施例では、WTRUは、SL送信を優先順位付けするという決定後に、ネットワークに通知し得る。WTRUは、(例えば、本明細書に記載される1つ以上のアプローチを使用して、例えば、SL送信と同じスロットで多重化された)、同じスロットにおける送信をネットワークに通知し得る。WTRUは、UL送信がドロップされた後の時点でネットワークに通知し得る。WTRUは、例えば、専用のUCI送信、SR送信、BSR送信、専用MAC CE、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上を使用して、指示を送信し得る。
【0154】
WTRUは、専用のUCI送信を使用して指示を送信し得る。(例えば、予約された)物理ランダムアクセスチャネル(physical random access channel、PRACH)リソースは、WTRUによって使用されて、指示を送信し得る。競合ベース又は無競合のPRACHリソースが予約され得る。WTRUは、予約されたPRACHリソースを介して指示を送信し得る。実施例では、競合ベース又は無競合のPRACHリソースが予約され得、WTRUは、例えば、イベントが発生したときに、予約されたPRACHリソースを介して指示を送信し得る。イベントの一例には、例えば、SL送信に起因してUL送信がドロップされることを含み得る。(例えば、予約された)物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel、PUCCH)リソースは、WTRUによって(例えば、追加的及び/又は代替的に)使用されて、指示を送信し得る。
【0155】
WTRUは、SR送信を使用して指示を送信し得る。WTRUは、例えば、SL送信を優先順位付けする決定後に、SRをトリガし得る。WTRUは、例えば、UL送信がドロップされたことを示すために、専用のSR構成を使用し得る。WTRUは、ULグラントと同じパラメータと関連付けられたSRをトリガし得る。ULグラントは、例えば、ドロップされたUL送信をシグナリングするために、ドロップされ得る。WTRUは、同じスロット及び/又はULグラントに関連するスロット上のSRをトリガし得る。
【0156】
WTRUは、BSR送信を使用して指示を送信し得る。WTRUは、例えば、SL送信を優先順位付けするという決定後に、BSR送信をトリガし得る。
【0157】
WTRUは、専用MAC CEを使用して指示を送信し得る。例えば、WTRUは、専用MAC CEを送信し得る。MAC CEは、WTRUによってドロップされたUL送信のタイミングを示し得る。
【0158】
WTRUは、WTRUがある条件下で(例えば、これに基づいて)SL送信を優先順位付けすることをネットワークに通知し得る。条件には、例えば、WTRUが、指示を提供するように(事前)構成され得ること、UL送信が、(例えば、(事前)構成されたLCH又はLCH優先度のデータを含む)データと関連付けられ得ること、DLセル品質が、閾値を超える/下回り得ること、gNBが、例えば、ドロップされたUL送信の再送信を要求するために、PDCCHアグリゲーションレベルを増加させ得ることのうちの1つ以上を含み得る。例えば、SL優先順位付けに起因して、第1のULグラントは、ドロップされ得る。第1のULグラントは、アグリゲーションレベルx1を有するPDCCHで受信され得る。gNBは、例えば、第1のULグラントのドロップ後に、同じトランスポートブロックのために第2のULグラントを送信し得る。WTRUは、例えば、第2のULグラントがアグリゲーションレベルx2を有するPDCCHで受信された場合、かつ、x2>x1である場合に、指示を送信し得る。WTRUは、例えば、x2-x1>閾値である場合、指示を(例えば、代替的に)送信し得る。
【0159】
異なるリンクの優先度メトリックは、データ特性に基づいて導出され得る。WTRUは、UL/SL論理チャネルの優先度を比較し得る。実施例では、WTRUは、例えば、(例えば、各)送信と関連付けられた論理チャネルの構成された優先度に基づいて、どの送信を優先順位付けするかを判定し得る。WTRUは、(例えば、各)送信に多重化された(事前)構成された論理チャネルの優先度を比較し得る。(事前)構成された論理チャネルは、例えば、必要に応じて、サイドリンク又はアップリンクであってもよい。WTRUは、より高い(例えば、最高)LCH優先度で送信を優先順位付けし得る。LCH優先度は、例えば、WTRUが、比較的高い(例えば、最高)LCH優先度を含むUL又はSL送信を選択し得ること、及び/又はWTRUが、LCH優先度の加重和を比較し得ることのうちの1つ以上によって判定され得る。WTRUは、算出された優先度が比較的高い(例えば、最高)UL又はSL送信を選択し得る。送信のために算出された優先度は、その送信に多重化された(例えば、各)論理チャネルの優先度(例えば、合計又は加重和)の関数であってもよい。例えば、WTRUは、送信に多重化された論理チャネルのいくつかの(例えば、各々の)優先度の加重平均を計算し得、かつ/又はUL送信の加重平均をSL送信の加重平均と比較し得る。WTRUは、算出された最高優先度を有する送信を優先順位付けし得る。重み付けは、データサイズに基づき得る。例えば、WTRUは、(例えば、各)論理チャネルのために含まれるデータのサイズで優先度を重み付けし得る。重み付けは、優先順位付けされたビットレート(prioritized bit rate、PBR)を満たすことに基づき得る。例えば、WTRUは、(例えば、各論理チャネルの論理チャネル優先順位付け(logical channel prioritization、LCP)手順中に判定された)優先順位付けされたビットレートで優先度を重み付けし得る。実施例では、論理チャネルは、例えば、送信に含まれるデータがLCP手順の実行のためのPBRを満たすために使用される場合、より大きな重みを付与され得る。論理チャネルは、例えば、主としてデータ(例えば、LCPのステップ3中に主として使用されるデータ)を含む場合、より少ない重みを付与され得る。例えば、LCPのステップ3では、WTRUは、(例えば、データが優先順位付けされたビットレートを超える場合であっても)、バッファで利用可能なできるだけ多くのデータをグラントに含み得る。WTRUは、最高優先度論理チャネルから始まり、例えば、グラントが満たされるまで次の最高優先度論理チャネルに移動することにより、バッファで利用可能なできるだけ多くのデータをグラントに含み得る。WTRUは、PBRを満たすために含まれる大(例えば、最大)量又は割合のデータを含む送信を(例えば、代替的に)優先順位付けし得る。
【0160】
WTRUは、例えば、本明細書に記載されるように、LCHの加重平均(例えば、(事前)構成された閾値を超える優先度を有するLCHのみ)を実施し得る。
【0161】
WTRUは、(例えば、(事前)構成された閾値を超える優先度を有する)論理チャネルの数をカウントし得る。WTRUは、(例えば、(事前)構成された閾値を超える優先度を有する)、多くの(例えば、最多数)の論理チャネルを有する送信を選択し得る。
【0162】
WTRUは、例えば、サイドリンク測定値又はQoSに基づいて、SL優先度をオフセットし得る。他の実施例と併せて(例えば、本明細書に記載されるように)使用され得る一例では、WTRUは、(例えば、LCH優先度に加えて)SL関連測定値及び/又はSL QoS特性を考慮して、UL又はSL送信を優先順位付けするかどうかを判定し得る。例えば、SLのためのQoSの実現が、WTRUにおいて制御及び/又は観察される要因(例えば、パケット遅延バジェット(PDB)、チャネルビジー率(CBR)などと比較したリソース選択)に基づき得、要因が、gNBに知られている又は知られていない場合があり、かつNW構成SLとUL LCH優先度との直接比較が、十分である又は十分ではない場合があるため、SL優先度をオフセットし、SL関連測定値及び/又はSL QoS特性を考慮することが、実装され得る。
【0163】
(例えば、本明細書に記載される)算出された優先度へのオフセットは、例えば、他の要因(例えば、論理チャネル優先度を除いて)を考慮する実装形態において含まれ得る。例えば、WTRUは、SL優先度メトリックに適用され得るオフセットを計算し得る。
WTRUは、得られたULとSL優先度を(例えば、オフセットの適用後に)比較して、どの送信(例えば、UL/SL)が優先順位付けされるかを判定し得る。WTRUは、例えば、測定されたチャネル占有度、サイドリンク送信と関連付けられたPDB又は残りのPDB、及び/又はドロップされたSL送信を送信するために使用され得る、WTRUにおける別のSLプロセス/グラントの存在のうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)に基づいて、オフセットを計算し得る。
【0164】
WTRUは、測定されたチャネル占有に基づいてオフセットを計算し得る。WTRUは、例えば、測定されたチャネル占有に基づいて、SL優先度に適用される異なるオフセットによって構成され得る。測定されたチャネル占有は、CBR、感知によって判定された占有リソースの数などのうちの1つ以上によって判定され得る。WTRUは、例えば、SL送信を優先順位付けするために、より高いCBRに対して異なるオフセットを適用し得る。例えば、WTRUは、より高いCBRのためのより大きなオフセットを適用して、SL送信を優先順位付けし得る。
【0165】
WTRUは、サイドリンク送信と関連付けられたPDB又は残りのPDBに基づいてオフセットを計算し得る。例えば、WTRUは、パケット及び/又はSL論理チャネルと関連付けられた待ち時間要件に関連するオフセットを適用し得る。例えば、WTRUは、残りの待ち時間バジェットに関連するオフセットを適用し得る。残りの待ち時間バジェットは、送信と、パケット及び/又は論理チャネルと関連付けられた待ち時間バジェットとの間の時間を含み得る。
【0166】
WTRUは、ドロップされたSL送信を送信するために使用され得る、WTRUにおける別のSLプロセス/グラントの存在に基づいてオフセットを計算し得る。例えば、WTRUは、WTRUにおける別のSLグラント/プロセスの存在に関連するオフセットを適用し得る。オフセットは、問題のSL送信の待ち時間要件を満たし得る。WTRUは、例えば、追加のSLグラントが、SL送信と関連付けられた待ち時間要件を満たす場合、ULが好ましいようなオフセットによって構成され得る。
【0167】
WTRUは、SL送信優先度をULグラントでシグナリングされた優先度と比較し得る。一例では、WTRUは、UL/SL優先順位付け決定で使用されることになるULグラント優先度を備え得る。例えば、WTRUは、ULグラントにおいて優先度を備え得る。WTRUは、(例えば、本明細書で判定されるように)SL送信の導出された優先度レベルをULグラント優先度と比較し得る。WTRUは、例えば、どの送信がより高い(例えば、最高)優先度を有するかに応じて、UL又はSLを優先順位付けし得る。
【0168】
WTRUは、例えば、閾値の構成に基づいて、UL又はSLを優先順位付けし得る。
実施例では、WTRUは、UL及びSL閾値の構成に基づいて、UL又はSLを優先順位付けし得る。
【0169】
実施例では、WTRUは、SL閾値及び/又はUL閾値によって構成され得る。SL閾値は、例えば、LCH優先度及び/又は若しくはSLに関連するQoSパラメータの観点からであってもよい。UL閾値は、例えば、LCH優先度及び/又はULに関連するQoSパラメータの観点からであってもよい。
【0170】
WTRUは、UL優先度又はSL優先度を、対応する閾値と比較し得る。一例では、WTRUは、UL優先度を、構成されたUL閾値と比較し得る。WTRUは、SL優先度を、構成されたSL閾値と比較し得る。WTRUは、例えば、SL又はUL送信のうちのどちらが、対応する閾値を下回るかに基づいて判定を行い得る。WTRUは、SL又はUL送信のうちのどちらが、対応する閾値を超えるかに基づいて判定を行い得る。
【0171】
WTRUは、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信がUL閾値を上回り、SL送信がSL閾値を下回る場合に、UL送信を優先順位付けし得る。
【0172】
WTRUは、SL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SL送信がSL閾値を上回り、UL送信がUL閾値を下回る場合に、SL送信を優先順位付けし得る。
【0173】
WTRUは、UL送信又はSL送信を優先順位付けし得る。実施例では、WTRUは、例えば、UL送信及びSL送信が、対応する閾値を下回る場合、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信及びSL送信が、対応する閾値を下回る場合、SL送信を優先順位付けし得る。決定は、(事前)構成され得るし、又は例えば、(例えば、WTRUが、CBRが閾値を超える場合、ULを優先順位付けし得るなど、本明細書で定義され得るように)任意の他の規則に基づいて判定され得る。実施例では、WTRUは、例えば、UL送信及びSL送信が、対応する閾値を超える場合、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL送信及びSL送信が、対応する閾値を超える場合、SL送信を優先順位付けし得る。決定は、(事前)構成され得るか、又は例えば、(例えば、WTRUが、CBRが閾値を超える場合、ULを優先順位付けし得るなど、本明細書で定義され得るように)任意の他の規則に基づいて判定され得る。
【0174】
WTRUは、条件に基づいて、ドロップされた送信についてネットワークに通知し得る。一例では、WTRUは、例えば、UL及びSLの両方のそれぞれの閾値を超える条件に基づいて、ドロップされた送信についてネットワークに通知し得る。条件は、閾値に関するデータの優先度と関連付けられ得る。WTRUは、例えば、(例えば、各)閾値に関するデータの優先度と関連付けられたいくつかの条件で、送信のうちの1つをドロップすることをネットワークに通知し得る。実施例では、WTRUは、例えば、UL送信の優先度が閾値を超え、SL送信の優先度が閾値を超える場合、UL送信を選択し、SL送信がドロップされることをネットワークに通知し得る。WTRUは、例えば、UL送信の優先度が閾値を超え、SL送信の優先度が閾値を超える場合、SL送信を選択し、UL送信がドロップされることをネットワークに通知し得る。
【0175】
WTRUは、条件に基づいてSRをトリガし得る。実施例では、WTRUは、例えば、UL及びSLの両方のそれぞれの閾値を超える条件に基づいて、1つ以上のSRをトリガし得る。条件は、閾値に関するデータの優先度と関連付けられ得る。WTRUは、例えば、(例えば、各)閾値に関するデータの優先度と関連付けられたいくつかの条件で、例えば、SRをトリガすることによって、追加のリソースを要求し得る。実施例では、WTRUは、例えば、WTRUがSL送信を優先順位付けすることを選択し、UL送信が閾値を超える優先度を有する場合、ULSRをトリガし得る。WTRUは、例えば、WTRUがUL送信を優先順位付けすることを選択し、SL送信が閾値を超える優先順位を有する場合、SL SRをトリガし得る。
【0176】
WTRUは、リソース再選択を実施し得る。WTRUは、例えば、優先順位付け規則により、例えば、SLがドロップされる場合、リソース再選択を実施し得る。
【0177】
WTRUは、複数の閾値(SL優先順位付け閾値及び/又はUL優先順位付け閾値)に基づいて、どのリンクを優先順位付けするのか(例えば、UL又はSL)を判定し得る。SL優先順位付け閾値は、SL優先順位付け閾値が構成されている条件で使用され得る。UL優先順位付け閾値は、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で使用され得る。例えば、WTRUが、第1の基準(例えば、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値が、
図3の304に示されるように、SL優先順位付け閾値よりも低いかどうか)を評価し、次いで、第2の基準(例えば、少なくとも、UL LCGが、
図3の306に示されるように、UL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値を有するかどうか、また、UL優先順位付け閾値が構成されているかどうか)を評価し、次に、第3の基準(例えば、ULグラントのサイズ及びSL LCGを優先順位付けするかどうかの判定)を評価するなどの場合、例えば、階層化優先度規則が存在し得る。WTRUは、例えば、どの基準が満たされるかに応じて、UL又はSLを優先順位付けし得る。階層化基準は、順序又は優先権を有し得る。一例では、第1の階層基準が満たされる場合、WTRUは、第2、第3の階層基準などを確認する必要がない場合がある。
【0178】
一例では、WTRUは、例えば、第1のリンク上の送信の優先度が第1の閾値を超えるかどうかに基づいて、どのリンクを優先順位付けするのか(例えば、UL又はSL)を判定し得る。WTRUは、例えば、条件が満たされていない(例えば、第1のリンクの送信が第1の閾値以下の優先度である)場合、第2のリンクの優先度の第2の閾値との比較に基づいて、どのリンクを優先順位付けするのかを判定し得る。第1の閾値は、例えば、第1のリンクの送信と関連付けられたQoS関連又は優先度関連閾値であってもよい。QoS関連又は優先度関連の第1の閾値は、例えば、PPPP、PPPR、LCH優先度、5QI、PQI、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上を含み得る。第2の閾値は、例えば、第2のリンクの送信と関連付けられたQoS関連又は優先度関連閾値であってもよい。QoS関連又は優先度関連の第2の閾値は、例えば、PPPP、PPPR、LCH優先度、5QI、PQI、及び/又は同様のものなどを含み得る。第1の閾値及び第2の閾値は、異なるQoS又は優先度関連パラメータに基づき得る。例えば、ULは、LCH優先度を使用し得、SLは、PPPPを使用し得る。第1のリンク優先度及び第2のリンク優先度のWTRU判定は、異なるQoS又は優先度関連パラメータに基づき得る。例えば、ULは、LCH優先度を使用し得、SLは、PPPPを使用し得る。
【0179】
閾値は、構成されない場合がある。WTRUは、構成された別の閾値に基づいて、どのリンクを優先順位付けするのかを判定するように構成され得る。一例では、WTRUは、例えば、第1の閾値がWTRUで構成されていない場合(例えば、この場合に限り)、第2の閾値に基づいてどのリンクを優先順位付けするのかを判定するように構成され得る。WTRUは、例えば、リンクのRATに基づいて、リンクと関連付けられた閾値が構成されていないことを想定し得る。WTRUは、例えば、WTRUが、リンクのRATに基づいて第1の閾値が構成されていない場合、第2の閾値に基づいて、優先順位付けするリンクを判定し得る。WTRUの送信は、例えば、データ送信、制御送信、WTRU支援送信、WTRUフィードバック送信、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上を含み得る。制御送信、WTRU支援送信、及び/又はWTRUフィードバック送信は、例えば、MAC CE、SR、PUCCH、PSFCH、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上を含み得る。WTRUのデータ送信と関連付けられた一例では、WTRUは、データの優先度(例えば、MAC PDUに多重化された最高優先度LCH)に基づいて、送信の優先度を判定し得る。WTRU支援と関連付けられた一例では、WTRUは、例えば、本明細書に記載されるように、送信の優先度を、関連付けられたデータ送信と関連付け得る。
【0180】
WTRUは、第1のRAT UL及び第1のRAT SLのデータに関連する優先順位付けを判定し得る。第1のRATは、NRを含み得る。一例では、WTRUは、UL LCH閾値及びSL LCH閾値によって構成され得る。WTRUは、UL送信をUL LCH閾値と比較し得る。WTRUは、例えば、UL MAC PDUに多重化された最高優先度LCHがUL LCH閾値よりも高い優先度である場合、SLよりもULを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL MAC PDUに多重化された最高優先度LCHがUL LCH閾値よりも高い優先度でない場合、送信優先度を確認し得る。WTRUは、SL送信をSL LCH閾値と比較し得る。WTRUは、例えば、SL PDUに多重化された最高優先度SL LCHがSL LCH閾値よりも高い優先度である場合、ULよりもSLを優先順位付けし得る。例えば、WTRUは、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値がSL優先順位付け閾値よりも低く、各UL LCGが、UL優先順位付け閾値以上の優先順位付け値を有する場合、(例えば、UL LCGよりも)SL LCGを優先順位付けし得る。SL LCGと関連付けられた優先順位付け値は、SL LCGの最高優先度LCHの優先順位付け値によって示され得る。WTRUは、例えば、SL PDUに多重化された最高優先度SL LCHがSL LCH閾値以下の優先度である場合、SLよりもULを優先順位付けし得る。WTRUは、少なくとも1つ(例えば、各)SL LCGと関連付けられた優先順位付け値が、SL優先順位付け閾値以上である場合、UL LCG(例えば、SL LCGよりも)を優先順位付けし得る。WTRUは、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値が、SL優先順位付け閾値よりも低く、UL優先順位付け閾値が構成されていないという判定に応答して、SL LCGを優先順位付けし得る。
【0181】
WTRUは、第1のRAT UL及び第1のRAT SLのためのUL BSR/SRを含む優先順位付けを判定し得る。WTRUは、例えば、BSRで報告されているLCHと関連付けられた優先度に基づいて、UL BSR/SRの優先度を判定し得る。WTRUは、例えば、BSRで報告されている最高優先度LCHに基づいて(構成されたUL閾値に対する)UL BSR/SRの優先度を判定し得、1つ以上の規則を(例えば、本明細書で提供されるように)適用し得る。WTRUは、例えば、SRをトリガするLCHに基づいて、UL BSR/SRの優先度を判定し得る。WTRUは、例えば、SRをトリガした最高優先度LCHに基づいて、(例えば、構成されたUL閾値に対する)UL BSR/SRの優先度を判定し得、1つ以上の規則を(例えば、本明細書で提供されるように)適用し得る。WTRUは、例えば、UL BSRで報告された(例えば、又はWTRUがSRをトリガした)最高優先度UL LCHが、UL LCH閾値よりも高い優先度である場合、UL送信を優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL MAC PDUに多重化された最高優先度LCHが、UL LCH閾値よりも高い優先度である場合、SLよりもULを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL MAC PDUに多重化された最高優先度LCHが、UL LCH閾値以下の優先度である場合、送信優先度を確認し得る。WTRUは、例えば、SL PDUに多重化された最高優先度SL LCHが、SL LCH閾値よりも高い優先度である場合、ULよりもSLを優先順位付けし得、それ以外は、WTRUは、SLよりもULを優先順位付けし得る。
【0182】
WTRUは、第1のRAT UL及び第1のRAT SLのためのSL SR/BSRを含む優先順位付けを判定し得る。WTRUは、例えば、BSRで報告されているLCHの優先度に基づいて、SL BSR/SRの優先度を判定し得る。WTRUは、例えば、BSRで報告されている最高優先度LCHに基づいて、SL BSR/SRの優先度を判定し得、(例えば、優先度を閾値と比較する代わりに)SL送信における優先度をSLデータ優先度と比較し得る。WTRUは、例えば、SRをトリガするLCHに基づいて、SL BSR/SRの優先度を判定し得る。WTRUは、例えば、SRをトリガする最高優先度LCHに基づいて、SL BSR/SRの優先度を判定し得、SL送信における優先度をSLデータ優先度と比較し得る。優先度は、同じリンクと関連付けられ得る(例えば、閾値との優先順位付けは使用されなくてもよい)。WTRUは、例えば、SL BSRで報告された(例えば、WTRUがSL SRをトリガした)最高優先度SL LCHが、SL MAC PDUに多重化された最高優先度SL LCH閾値よりも高い優先度である場合、UL送信を優先順位付けし得、それ以外は、WTRUは、SL送信を優先順位付けし得る。本明細書の1つ以上の例は、NR/LTE UL/SL優先順位付け及びLTE/NR UL/SL優先順位付けに適用可能であってもよい。
【0183】
WTRUは、第1のRAT UL及び第2のRAT SLのデータに関連する優先順位付けを判定し得る。第2のRATは、LTEを含み得る。例えば、ULは、NRにあってもよく、SLは、LTEにあってもよい。WTRUは、例えば、LCH閾値及び/又はPPPP閾値に基づいて、第1のRAT UL及び第2のRAT SL(例えば、若しくは第2のRAT UL/第1のRAT SL)のデータに関連する優先順位付けを判定し得る。実施例では、WTRUは、UL LCH閾値及びSL PPPP閾値によって構成され得る。WTRUは、UL送信をUL LCH閾値と比較し得る。WTRUは、例えば、UL MAC PDUに多重化された最高優先度LCHがUL LCH閾値よりも高い優先度である場合、SLよりもULを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL MAC PDUに多重化された最高優先度LCHが、UL LCH閾値以下の優先度である場合、SL送信優先度を確認し得る。WTRUは、例えば、SL PDUに多重化された最高優先度SL PPPPが、SL PPPP閾値よりも高い優先度である場合、ULよりもSLを優先順位付けし得、それ以外は、WTRUは、SLよりもULを優先順位付けし得る。
【0184】
WTRUは、第2のRAT UL及び第1のRAT SLのデータに関連する優先順位付けを判定し得る。例えば、ULは、LTEにあってもよく、SLは、NRにあってもよい。いくつかの例では、WTRUは、SL LCH閾値(例えば、これのみ)によって構成され得る。WTRUは、WTRUがUL(例えば、LTE)と関連付けられたRATに基づいてUL LCH閾値を使用しない(例えば、使用する必要がない)ことを認識し得る。WTRUは、SL送信優先度を確認し得る。WTRUは、例えば、SL PDUに多重化された最高優先度SL LCHが、SL LCH閾値よりも高い優先度である場合、ULよりもSLを優先順位付けし得、それ以外は、WTRUは、SLよりもULを優先順位付けし得る。
【0185】
WTRUは、第1のRAT UL及び第2のRAT SLのUL SR/BSRに関連する優先順位付けを判定し得る。WTRUは、例えば、LCH閾値及び/又はPPPP閾値に基づいて、第1のRAT UL及び第2のRAT SLのUL SR/BSRに関連する優先順位付けを判定し得る。いくつかの例では、WTRUは、UL LCH閾値及びSL PPPP閾値によって構成され得る。WTRUは、UL送信をUL LCH閾値と比較し得る。WTRUは、例えば、UL BSRで報告された(例えば、又はUL SRをトリガした)最高優先度LCHが、UL LCH閾値よりも高い優先度を有する場合、SLよりもULを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、UL BSRで報告された(例えば、又はUL SRをトリガした)最高優先度LCHが、UL LCH閾値よりも高い優先度を有しない場合、例えば、UL LCH閾値以上の優先順位付け値によって示されるように、SL送信優先度を確認し得る。WTRUは、例えば、SL PDUに多重化された最高優先度SL PPPPが、SL PPPP閾値よりも高い優先度である場合、ULよりもSLを優先順位付けし得、それ以外は、WTRUは、SLよりもULを優先順位付けし得る。
【0186】
本明細書の1つ以上の例は、例えば、どの条件又は送信のタイプが最初に確認されるか、又はその実施例が、ULにおけるデータ及び/又はBSRの存在又は欠如に起因して適用可能である点で組み合わされ得る。
【0187】
WTRUは、例えば、閾値の有効性に基づいて、UL又はSLを優先順位付けし得る。AWTRUは、例えば、どの閾値(例えば、UL又はSL)が有効であるかの選択に基づいて、UL又はSLを優先順位付けし得る。WTRUは、リンクの優先度(例えば、SL又はUL)の、対応する閾値との比較を使用し得る。リンクの判定は、例えば、CBR、CR、UL及び/又はSLのパスロス、及び/又は同様のものなどの要因のうちの1つ以上に基づき得る。リンクの判定は、CBRに基づき得る。WTRUは、例えば、CBRが閾値を超える/下回るかに応じて、UL又はSLの比較を使用し得る。WTRUは、例えば、CBRが閾値を超える場合、ULの比較を使用し得る。WTRUは、例えば、CBRが閾値を下回る場合、SLの比較を使用し得る。リンクの判定は、CRに基づき得る。
WTRUは、例えば、CRが閾値を超える/下回るかに応じて、UL又はSLの比較を使用し得る。WTRUは、例えば、CRが閾値を超える場合、ULの比較を使用し得る。WTRUは、例えば、CRが閾値を下回る場合、SLの比較を使用し得る。リンクの判定は、UL及び/又はSLのパスロスに基づき得る。WTRUは、例えば、UL又はSLの測定されたパスロスに応じて、UL又はSLの比較を使用し得る。WTRUは、例えば、ULのパスロスが閾値を超える場合、ULを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SLのパスロスが閾値を超える場合、SLを優先順位付けし得る。(例えば、本明細書に記載されるように)、1つ以上の他の要因は、どの閾値を利用するのかを選択するために使用され得る。
【0188】
本明細書の1つ以上の例は、UL及び/又はSLのためのBSRと関連して使用され得る。バッファステータスは、SL BLRを優先順位付けするかどうかの判定に基づいて報告され得る。UL BSR又はSL BSRの優先順位付けは、LCGの優先度に基づき得る。WTRUは、例えば、UL BSRと関連付けられたLCGの優先度及びSL BSRと関連付けられたLCGの優先度に基づいて、UL BSRとSL BSRとの間で優先順位付けし得る。例えば、
図3に示されるように、302で、SL優先順位付け閾値、及び、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で、UL優先順位付け閾値に基づいて、SL LCGを優先順位付けするかどうかの判定が行われ得る。304では、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値が、SL優先順位付け閾値よりも低いかどうかの判定が行われ得る。306では、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で、少なくとも、UL LCGが、UL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値を有するかどうかを判定するために、判定が行われ得る。308では、SL LCG(又はUL LCG)を優先順位付けするかどうかの判定を使用して、SL BSR(又はUL BSR)を優先順位付けするかどうかを判定し得る。
【0189】
WTRUは、例えば、BSRで報告されているデータの優先度に基づいて、UL BSR又はSL BSRを優先順位付けするかどうかを判定し得る。WTRUは、例えば、対応するBSRで報告されているデータの優先度に基づいて、LCP手順でUL BSR又はSL BSRを最初に含むかどうかを判定し得る。
【0190】
WTRUは、例えば、高い(例えば、最高)優先度のLCGに基づいて、UL BSR又はSL BSRを優先順位付けするかどうかを判定し得る。LCGと関連付けられた優先順位付け値は、LCGの最高優先度LCHの優先順位付け値に基づいて判定され得る。WTRUは、例えば、ULの最高優先度LCGが、SLの最高優先度LCGよりも高い場合、UL BSRを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SLの最高優先度LCGが、ULの最高優先度LCGよりも高い場合、SL BSRを優先順位付けし得る。WTRUは、どのリンクを優先順位付けするかによって(事前)構成され得る。どのリンクを優先順位付けするかの挙動(例えば、論理)は、事前判定され得る。WTRUは、例えば、SL及びULの最高優先度LCGが同じLCGである場合、優先順位付けするためのリンク(例えば、UL又はSL)によって(事前)構成され得るし、又はどのリンクを優先順位付けするかの挙動が、事前判定され得る。
【0191】
WTRUは、例えば、等価マッピングに基づいて、UL BSR又はSL BSRを優先順位付けするかどうかを判定し得る。等価マッピングは、SL送信の1つ以上の態様とUL送信の1つ以上の態様との間の関係を示し得る。実施例では、WTRUは、SL LCGとUL LCGとの間の等価マッピングによって構成され得る。例えば、等価マッピングは、SL LCG2=UL LCG4などを含み得る。WTRUは、SL LCHとUL LCHとの間の等価マッピングによって構成され得る。等価マッピングは、(例えば、RRCシグナリングによって)(事前)構成され得る。WTRUは、例えば、LCG間のより高い優先度に基づいて、SLとULとの間のより高い優先度を判定するために等価マッピングを使用することによって、(例えば、本明細書に記載されるように)、優先順位付けを実施し得る。WTRUは、例えば、LCH間のより高い優先度に基づいて、SLとULとの間のより高い優先度を判定するために等価マッピングを使用することによって、(例えば、本明細書に記載されるように)、優先順位付けを実施し得る。
【0192】
WTRUは、例えば、比較的低い優先度のLCGに基づいて、UL BSR又はSL BSRを優先順位付けするかどうかを判定し得る。実施例では、WTRUは、例えば、ULの最低優先度LCGが、SLのより低い優先度LCGよりも高い場合、UL BSRを優先順位付けし得る。WTRUは、例えば、SLの最低優先度LCGが、ULのより低い優先度LCGよりも高い場合、SL BSRを優先順位付けし得る。一例では、WTRUは、最低優先度LCGを有しないリンク(例えば、SL又はUL)を選択し得る。WTRUは、(例えば、本明細書の1つ以上の実施例と同様の)リンクを選択するように(事前)構成され得る。WTRUは、例えば、SLリンク及びULリンクが、最低LCGのための同じ優先度を有する場合、リンクを選択するように(事前)構成され得る。WTRUは、異なるリンクのLCG間の等価マッピングによって構成され得る。
【0193】
WTRUは、例えば、対応するBSRで報告されることになるいくつかのLCGの優先度の加重和に基づいて、UL BSR又はSL BSRを優先順位付けするかどうかを判定し得る。一例では、WTRUは、対応するBSRで報告されることになる(例えば、全ての)LCGの優先度の加重和を計算し得る。LCGは、対応するBSRで報告されることになるデータを有するLCGを含み得る。WTRUは、例えば、ULとSL BSRとの間の最高加重優先度を有するBSRに基づいて、SL又はULを優先順位付けし得る。
【0194】
WTRUは、SL BSR又はUL BSRを優先順位付けするかどうかを判定するために使用され得る閾値によって構成され得る。SL BSRは、優先順位付けされた場合、UL BSRよりも優先順位付けされる。一例では、WTRUは、(例えば、
図4の402及び
図3の302に示されるように)、SL及び/又はULと関連付けられた1つ以上の閾値によって構成され得る。例えば、WTRUは、SL LCGの閾値によって構成され得る。WTRUは、例えば、SL BSRが、SLのLCG閾値よりも高い(例えば、優先度)LCGと関連付けられたデータを含む場合、UL LCGよりもSL LCGを優先順位付けし得る。WTRUは、UL LCGの閾値によって構成され得る。WTRUは、例えば、UL BSRが、ULのLCG閾値よりも高い(例えば、優先度)LCGと関連付けられたデータを含む場合、SL LCGよりもUL LCGを優先順位付けし得る。WTRUは、UL LCGの閾値及びSL LCGの閾値によって構成され得る。UL BSRは、例えば、UL BSRが、UL優先順位付け閾値よりも優先度が高いLCGと関連付けられたデータを含む場合、かつ、SL BSRが、SL LCG閾値よりも高い優先度であるデータを含まない場合に、優先順位付けされ得る。SLの逆シナリオでは、SLが優先順位付けされる結果となる可能性がある。SL BSRは、例えば、SL BSRが、(例えば、
図3の304に示されるように、SL LCG閾値よりも低い優先順位付け値によって示される)SL LCG閾値よりも優先度が高いLCGと関連付けられたデータを含む場合、かつ、UL BSRが、(例えば、
図3の306に示されるように、UL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値によって示される)UL優先順位付け閾値よりも高い優先度であるデータを含まない場合に、優先順位付けされ得る。
例えば、WTRUは、各UL LCGが、UL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値を有するかどうかを判定し、各UL LCGが、UL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値を有するかどうかに基づいて、SL LCG(又はUL LCG)を優先順位付けするかどうかを判定し得る。SL BSRを優先順位付けするかどうかの判定は、SL LCGを優先順位付けするかどうかに基づく。WTRUは、BSRを優先順位付けするように(事前)構成され得るし、又は例えば、SL BSR及びUL BSRが、それらのそれぞれの閾値を超えるデータを含む場合、(例えば、本明細書に記載されるように)、別の判定規則を使用し得る。
【0195】
本明細書の1つ以上の例は、SL BSR又はUL BSRを優先順位付けするかどうかを判定するために組み合わせて使用され得る。一例では、WTRUは、第1の規則に従って(例えば、本明細書に記載の一例に基づいて)優先順位付けするように構成され得、第1の規則が選択をもたらさない場合、WTRUは、第2の規則に基づいて(例えば、本明細書に記載の別の例に従って)優先順位付けするように構成され得る。
【0196】
WTRUは、SL BSR及び/又はUL BSRのタイプ(例えば、優先順位付け又は非優先順位付け)及び/又はサイズを判定し得る。WTRUは、例えば、対応するBSR内の相対的な優先度に基づいて、SL BSR及び/又はUL BSRのタイプ及び/又はサイズを判定し得る。WTRUは、例えば、(例えば、
図3の302又は
図4の404に示されるように)、(例えば、
図3の308に示されるように)SL BSRで報告されることになるLCG、UL BSRで報告されることになるLCH、(例えば、
図3の308に示されるように)BSRを送信するために使用されるグラントのサイズ、及び/又は(例えば、SLデータと関連付けられた待ち時間要件を満たし得る)利用可能な追加のULグラントの存在のうちの1つ以上に基づいて、SL BSR及び/又はUL BSRのタイプ及び/又はサイズを判定し得る。追加のULグラントは、構成されたグラントを含み得る。
【0197】
WTRUは、例えば、(例えば、本明細書に開示されるように)、条件及び/又は規則の組み合わせを使用して、BSR(例えば、SL BSR)を優先順位付けするように構成され得る。SL BSRは、例えば、SL LCGが優先順位付けされるため、また、BSRを送信するために使用されるULグラントのサイズが、SL BSRが優先順位付けされない場合には優先順位付けされたSL LCGに不十分であり得るため、優先順位付けされ得る。
【0198】
WTRUは、短くされた又は短縮されたBSRを送信するかどうかを判定するように構成され得る。WTRUは、SL BSR及び/又はUL BSRを短縮するか、又は短くし得る。WTRUは、比較的短いBSRフォーマットを送信するように構成され得る。
WTRUは、比較的長いBSRフォーマットを送信しない場合がある。一例では、WTRUは、最高優先度LCGと関連付けられたバッファステータス(例えば、これのみ)を送信し得る。
図3の310に示されるように、バッファステータスは、SL BSRを優先順位付けするかどうかの判定に基づいて報告され得る。WTRUは、短くされた又は短縮されたBSRフォーマットを送信するように構成され得る。例えば、WTRUは、短くされた又は短縮されたBSRを使用して、LCGのサブセットと関連付けられたバッファステータス(例えば、これのみ)を送信し得る。LCGのサブセットと関連付けられたバッファステータスは、例えば、最高優先度を用いて開始し得、優先順序の減少を有し得る。
一例では、優先順位付けされ、かつ、短縮されたSL BSRは、ULグラントのサイズが第1及び第2のSL LCGに十分であるときに、(例えば、優先順位付けされた)第1のSL LCG及び(例えば、優先順位付けされた)第2のSL LCGを含み得る。
図4の406に示されるように、バッファステータスは、バッファステータス報告にLCGを含めるかどうかの判定に基づいて報告され得る。バッファステータス報告にLCGを含めるかどうかは、ULグラントのサイズ、LCGと関連付けられた優先度、SL優先順位付け閾値、及び
図4の404に示されるように、UL優先順位付け閾値が構成されている条件では、UL優先順位付け閾値に基づいて判定され得る。ULグラントのサイズが、(例えば、全ての)優先順位付けされたSL LCGに十分である場合、バッファステータス報告は、例えば、優先順位付けされたSL LCGに加えて、UL LCGを含み得る。ULグラントのサイズは、(例えば、優先順位付けされた)SL BSR及びUL BSRと関連付けられたいくつかのUL LCGに十分であり得る。バッファステータス報告は、(例えば、優先順位付けされた)SL BSR及びUL BSRと関連付けられたいくつかのUL LCGを含み得る。
【0199】
WTRUは、例えば、グラントが十分に大きいかどうか、かつ/又は追加のULグラントが存在するかどうかに基づいて、短くされた又は短縮されたBSRを送信するかどうかを判定し得る。WTRUは、例えば、追加のULグラントのグラントサイズ及び/又は存在/不在に基づいて、SL及び/又はULのために短くされた又は短縮されたBSRを送信するかどうかを(例えば、最初に)判定し得る。WTRUは、例えば、グラントが十分に大きい場合、SL BSR及び/又はUL BSRのために非短縮BSRを利用し得る。WTRUは、例えば、ULグラントが非短縮SL BSR及び非短縮UL BSR(例えば、及びSL BSR及び/又はUL BSRよりも高い優先度の他のMAC CE)を含むのに十分に大きい場合、SL BSR及びUL BSRのために非短縮BSRを利用し得る。BSRを送信するために使用されるULグラントのサイズは、SL BSRが優先順位付けされない場合、少なくとも1つの(例えば、全ての)優先順位付けされたSL LCGに不十分である場合がある。WTRUは、例えば、ULグラントのサイズが不十分である場合、SL及び/又はULのために短くされた又は短縮されたBSRを送信し(例えば、送信するための判定を行い)得る。WTRUは、(例えば、優先順位付けされない)SL BSRを短縮し得、短縮されたBLRは、ULグラントのサイズによって許容されるだけ(例えば、優先順位付けされない場合でも)多くのSL LCGを含み得る。例えば、短縮されたSL BSRは、例えば、ULグラントのサイズが、第1のSL LCG及び第2のSL LCGに十分である場合、(例えば、優先順位付けされない)第1のSL LCG及び(例えば、優先順位付けされない)第2のSL LCGを含み得る。WTRUは、例えば、グラントが、非短縮SL BSR及び非短縮UL BSRを含むのに十分な大きさでない場合、SL及び/又はULのために短くされた又は短縮されたBSRを送信すると仮定し得る。WTRUは、例えば、グラントが非短縮UL BSR及び非短縮SL BSRを送信するのに十分な大きさでない場合、かつ、WTRUにおいて構成された任意の(例えば、ゼロ以上の)追加のグラントが、SL BSRによって報告されることになるバッファデータと関連付けられたタイミング要件を満たさない場合に、SL及び/又はULのために短くされた又は短縮されたBSRを送信し得る(例えば、送信すると仮定し得る)。
【0200】
WTRUは、どのBSRが短く又は短縮されるかを判定するように構成され得る。WTRUは、(例えば、BSRの短縮が使用される場合)、SL BSR及び/又はUL BSRのどれを短縮する/短くするのか、かつ/又はSL BSR及び/又はUL BSRをどのように短縮する/短くするのかを判定し得る。実施例では、WTRUは、後でトリガされたBSRを短縮する/短くし得る。WTRUは、例えば、グラント内のデータ量(例えば、ULグラントのサイズ)に応じて、短くされたBSR又は短縮された長いBSRを送信するかどうかを判定し得る。WTRUは、例えば、グラント内のビット数が不十分である(例えば、十分ではない)場合、BSRを有するリンクのために短いBSRを含み得る。WTRUは、(例えば、(例えば、先にトリガされたリンクのためにBSRを含んだ後に(他のより高い優先度のMAC CEに加えて))グラント内に残っているビット数が、短いBSR(例えば、これのみ)を含むのに十分に大きい場合、後でトリガされたBSRを有するリンクのために短いBSRを含み得る。WTRUは、例えば、そうでなければ、短縮された/短くされたBSR内に空間があるため、できるだけ多くのLCGを含み得きる。
【0201】
WTRUは、LCH/LCG及び/又は構成されたLCH/LCG閾値の優先度に基づいて、BSRを短縮する/短くし得る。実施例では、WTRUは、例えば、最高優先度論理チャネルと関連付けられたバッファステータスを送信するために、UL及び/又はSL BSRを短縮(例えば、短縮することを決定)し得る。WTRUは、例えば、LCH/LCG閾値を超えるLCH/LCGと関連付けられたバッファステータスを送信するために、UL及び/又はSL BSRを短縮(例えば、短縮することを決定)し得る。実施例では、WTRUは、SL BSR又はUL BSRを短縮し(例えば、短縮することを決定し)、構成されたLCH/LCG閾値を超えるSL/UL BSRのLCH/LCGのバッファステータス(例えば、これのみ)を送信(例えば、送信することを決定)し得る。WTRUは、例えば、優先順位付けされたリンクを使用して、短縮を実施(例えば、短縮することを決定)し得る。WTRUは、例えば、BSRが他のBSRに対して優先順位付けされる場合、(例えば、構成されたLCG/LCH閾値に基づいて)短縮を実施(例えば、実施することを決定)し得る。WTRUは、例えば、SL BSRがUL BSRに対して優先順位付けされる場合(例えば、この場合に限り)、(例えば、構成されたLCG/LCH閾値に基づいて)短縮を実施(例えば、実施することを決定)し得る。WTRUは、例えば、UL BSRがSL BSRに対して優先順位付けされる場合(例えば、この場合に限り)、(例えば、構成されたLCG/LCH閾値に基づいて)短縮を実施(例えば、実施することを決定)し得る。WTRUは、リンク(例えば、ただ1つのリンク)のための短縮を実施(例えば、実施することを決定)し得る。WTRUは、例えば、SLが優先順位付けされる場合(例えば、ULが優先順位付けされたときは除いて)、(例えば、構成されたLCG/LCH閾値に基づいて)短縮を実施し得る。WTRUは、例えば、優先順位付けされないBSR(例えば、UL又はSL)のためのULグラントの残りのサイズ(例えば、これのみ)に基づいて、BSRを短縮し得る。
【0202】
WTRUは、例えば、SL BSR内にできるだけ多くのSL LCGを含むように、短くされた又は短縮されたSL BSRを送信し得る。WTRUは、例えば、UL BSR内にできるだけ多くのUL LCGを含むように、短くされた又は短縮されたUL BSRを送信し得る。WTRUは、例えば、グラントサイズに基づいて許容される、SL及びUL BSR内にできるだけ多くのSL又はUL LCGを含むように、短くされた又は短縮されたSL BSR及び短くされた又は短縮されたUL BSRを送信し得る。
WTRUは、例えば、(例えば、UL及びSLの両方にわたって考慮される)優先順位の高いものから順にLCGを含むように、SL及びUL BSR内に最高優先度LCGを含むように構成され得る。
【0203】
WTRUは、例えば、対応するBSRが最高優先度LCGを含む場合、UL又はSLのためにBSRを短縮する/短くし得る。WTRUは、例えば、対応するBSRが、(例えば、SL及びULの両方にわたって)最高優先度LCGを含み、かつ、残りのLCGが、SL BSRで送信されることになるいずれのLCGよりも低い優先度を有する場合に、ULのためにBSRを短縮する/短くし得る。WTRUは、例えば、対応するBSRが、(例えば、SL及びULの両方にわたって)最高優先度LCGを含み、かつ、残りのLCGが、UL BSRで送信されることになるいずれのLCGよりも低い優先度を有する場合に、SLのためにBSRを短くし得る。
【0204】
WTRUは、例えば、様々な条件に基づいてSLのために短いBSRを送信し得、SL BSRを短縮し得る。WTRUは、例えば、(例えば、優先順位の高いものから順に)LCGのバッファステータスを含むことによって判定されるように、SLのために短いBSRを(例えば、常に)送信し得、SL BSRを短縮し得る。
【0205】
WTRUは、SL及びULのために短いBSRを送信し得る。一例では、WTRUは、SL及びULのために短いBSRを(例えば、常に)送信し得る。
【0206】
WTRUは、あるリンクにおいて非短縮BSRを送信し、別のリンクにおいて短縮された/短いBSRを送信し得る。実施例では、WTRUは、SLにおいて非短縮BSRを送信し、ULにおいて短縮された/短いBSRを送信し得る。WTRUは、例えば、SL及びULにおいて報告されることになるLCGの優先順位に基づいて、非短縮BSRを送信するためのリンク(例えば、SL又はUL)を選択し得る。例えば、報告されることになる最低優先度LCGを有するリンク(UL又はSL)は、短縮/短くされ得る。
【0207】
WTRUは、複数の(例えば、潜在的な)SL送信(例えば、SL/SL優先順位付け)間の優先順位付けを実施するように構成され得る。WTRUは、(例えば、様々なアプローチを使用して)異なるUL/SL送信間の衝突を回避する(例えば、回避することを試みる)ように構成され得る。WTRUは、例えば、UL及びSL送信を多重化するアプローチを使用して、異なるUL/SL送信間の衝突を回避する(例えば、回避することを試みる)ように構成され得る。
【0208】
WTRUは、同じリソース(例えば、スロット)でUL及びSLでの送信を実施し得る。一例では、WTRUは、(例えば、SL/UL送信のドロップ及び/又は優先順位付けなしに)SL及びULでの送信を実施するための条件によって構成され得る。WTRUは、例えば、条件が満たされた場合、UL及びSLでの送信を実施し得る。WTRUは、例えば、条件が満たされない場合、(例えば、本明細書に記載されるように)UL/S間で優先順位付けを実施し得る。WTRUは、例えば、SL送信がPSF CH送信(例えば、これのみ)を含む場合、UL及びSLを送信し得る。WTRUは、例えば、UL送信がSR送信(例えば、これのみ)を含む場合、UL及びSLを送信し得る。WTRUは、例えば、UL送信がSRS送信(例えば、これのみ)を含む場合、UL及びSLを送信し得る。
【0209】
UL及びSLでの送信のための様々な条件が使用され得る。例えば、WTRUは、WTRUが同じスロット/TTI内のUL及びSLにおける送信を可能にする条件によって構成され得る。同じリソース(例えば、スロット)内のUL及びSLにおける信号を送信するための条件は、例えば、少なくとも1つのシンボルが、リソース内のUL及びSL送信のために重複し得ること、UL送信のいくつかの(例えば、全ての)シンボルが、SL送信と重複し得ること、かつ/又はUL送信のシンボルが、SL送信と重複しなくてもよいことのうちの1つ以上を含み得る。
【0210】
条件は、例えば、NW指示、UL/SL送信のタイプ、UL又はSLのいずれかでの送信の持続(時間)、送信と関連付けられたQos/優先度、UL送信とSL送信との間のキャリア距離、UL送信とSL送信との間の周波数ギャップ、送信電力、電力制御方式、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)を含むか、又はそれらに関し得る。
【0211】
条件は、ネットワーク指示に関連し得る。WTRUは、WTRUが、同じスロットにおけるUL及びSLでの送信を実施し得るかどうかを示す(例えば、ネットワークからの)指示を受信し得る。指示は、例えば、RRC構成を介して、又はULグラントにおいて提供され得る。指示は、明示的であってもよい(例えば、ネットワークからのULグラントのビット)。指示は、暗黙的であってもよい。例えば、WTRUは、(例えば、ULグラント内のネットワークによって構成された)変調及びコーディング方式(MCS)のある値のために、同じスロットにおけるUL及びSLでの送信を実施し(例えば、実施することを可能にし)得る。
【0212】
条件は、UL/SL送信のタイプに関連し得る。同じスロットにおけるUL/SL送信は、ある(例えば、選択された)タイプのUL及び/若しくはSL送信、又はUL及び/あるいはSL送信の組み合わせを可能にし得る。同じスロットにおけるUL/SL送信は、他の(例えば、選択されていない)タイプのUL/SL送信を可能にしない場合がある。送信のタイプは、UL/SL送信と関連付けられた物理チャネル、トランスポートチャネル、又は論理チャネルのうちの1つ以上に関連し得る。WTRUは、例えば、SL送信が、PSFCH(例えば、PSFCHのみ)送信と関連付けられている場合、UL及びSLにおける同じスロットで送信することを可能にし得る。WTRUは、例えば、SL送信が、PSFCHと関連付けられている場合、かつ/又はUL送信がPUSCHである場合、UL及びSLにおける同じスロットで送信することを可能にし得る。例えば、WTRUは、SL送信がPSFCHのみと関連付けられている場合、かつ/又はUL送信が、(PUCCH送信なしに)PUSCHのみである場合、UL及びSLにおける同じスロットで送信することを可能にし得る。WTRUは、例えば、UL送信が、ある(例えば、選択された、示された、又は構成された)論理チャネルのセットと関連付けられている場合(例えば、この場合に限り)、UL及びSLにおける同じスロットで送信することを可能にし得る。WTRUは、例えば、UL送信が、ある(例えば、ネットワークによって構成された)論理チャネルのセットと関連付けられていない場合(例えば、この場合に限り)、UL及びSLにおける同じスロットで送信することを可能にし得る。
【0213】
条件は、UL又はSLでの送信の持続(時間)に関連し得る。同じスロットにおけるUL/SL送信は、例えば、UL/SL送信持続時間が時間的に制限されている場合、可能にし得る(例えば、発生し得る)。同じスロットにおけるUL/SL送信は、例えば、UL/SL送信持続時間の組み合わせが、時間的に制限されている場合、可能にし得る(例えば、発生し得る)。WTRUは、例えば、SL送信(例えば、PSFCH)が、(例えば、最大)N個のシンボルに制限される場合、UL及びSLで送信し得る。Nは、(例えば、本明細書に記載されるように)ULデータの特性に依存し得る。WTRUは、例えば、SL送信(例えば、PSFCH)が、(例えば、最大)N個のシンボルに制限され、かつ/又はUL送信が、(例えば、最大)M個のシンボルに制限される場合、UL及びSLで送信し得る。Mは、SLデータの特性に依存し得る。
【0214】
条件は、送信と関連付けられたQoS/優先度に関連し得る。WTRUは、例えば、UL及び/又はSL送信と関連付けられたQoS及び/又は優先度に基づいて、UL及びSLでの同じスロットにおける送信を実施し得る。WTRUは、例えば、SLでのPSFCH送信が、あるQoSのデータ送信及び/又は優先度と関連付けられている場合、UL及びSLでの同じスロットにおける送信を実施し得る。WTRUは、例えば、UL送信が、eMBBと関連付けられている場合、UL及びSLでの同じスロットにおける送信を実施し得る。WTRUは、例えば、UL送信が、ある閾値を下回る/超える優先度を有する論理チャネル(LCH)を含む場合、UL及びSLにおける同じスロットでの送信を実施し得る。
【0215】
条件は、UL送信とSL送信との間のキャリア距離に関連し得る。WTRUは、例えば、UL及びSL送信が、同じ又は異なるキャリア上にあるかどうかに基づいて、かつ/又はUL及びSLのキャリア間の距離に基づいて、UL及びSLでの同じスロットにおける送信を実施し得る。条件は、(例えば、本明細書に記載されるように)他の条件と組み合わされ得る。WTRUは、例えば、PSFCHがN個のスロット未満である場合、かつ、PSFCHがM個のスロット未満である場合に、同じスロットにおけるUL及びSLでの送信を実施し得る。WTRUは、例えば、PSFCHが、ULとSLとの間の同じキャリアに対してN個のスロット未満である場合、かつ、PSFCHが、ULとSLとの間の異なるキャリアに対してM個のスロット未満である場合に、同じスロットにおけるUL及びSLでの送信を実施し得る。
【0216】
条件は、UL送信とSL送信の間の周波数ギャップに関連し得る。WTRUは、例えば、UL及びSL送信の周波数リソースが、(例えば、X RBよりも大きい)ギャップを有するかどうかに応じて、UL及びSLでの同じスロットにおける送信を実施し得る。
ギャップは、例えば、リソースブロックの観点から、周波数ギャップであってもよい。X RBは、(例えば、ダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)において)事前判定されるか、構成されるか、又は示され得る。
【0217】
条件は、送信電力に関連し得る。WTRUは、例えば、WTRUが、ある送信電力(例えば、最大送信電力)に達したかどうかに応じて、UL及びSLでの同じスロットにおける送信を実施し得る。最大送信電力は、Pc、max、Pc、max、pssch、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上を含み得る。WTRUは、例えば、(例えば、UL及びSLの)送信が、最大送信電力に到達する(例えば、又はそれを超える)場合、同じスロットにおけるUL及びSL送信を実施しない場合がある。WTRUは、例えば、UL及びSL送信が、最大送信電力に到達し得ない場合に、UL及びSLでの同じスロットにおける送信を実施し得る。条件は、例えば、SL及びULの総送信が、WTRUの最大送信電力に到達し得ないように、適用され得る。
【0218】
条件は、電力制御方式に関連し得る。WTRUは、例えば、(例えば、サイドリンク送信に使用される)電力制御方式に応じて、UL及びSLでの同じスロットにおける送信を実施し得る。WTRUは、サイドリンクのために1つ以上の電力制御方式を使用するように構成され得る。実施例では、第1の電力制御方式は、Pc、maxを使用し得、WTRUは、Pc、最大電力を使用してSLでの信号を送信し得る。第2の電力制御方式は、パスロスに基づき得、送信電力は、例えば、パスロス(例えば、DLパスロス及び/又はSLパスロス)に基づいて(例えば、これらの関数として)判定され得る。WTRUは、例えば、SLの電力制御方式が、第1の電力制御方式に基づく場合、同じスロットでUL及びSL送信を実施しない場合がある。WTRUは、例えば、SLの電力制御方式が、第2の電力制御方式に基づく場合、同じスロットでUL及びSL送信を実施し得る。実施例では、WTRUは、例えば、WTRUが第1の電力制御方式(例えば、Pc、max)を使用する場合、同じスロットでUL及びSL送信を実施しない場合がある。
【0219】
WTRUは、計画/グラントされた送信フォーマットを修正して、UL及び/又はSLでの送信を可能にし得る。WTRUは、計画又はグラントされた送信フォーマットを変更して、例えば、同じスロット内のUL及びSLでの送信を可能にし得る。計画された送信フォーマットは、例えば、SLのためのWTRUによって選択され得る。グラントされた送信フォーマットは、例えば、ULのネットワークによってグラントされ得る。送信フォーマットの変更には、例えば、UL/SL MCSの変更、UL/SL送信におけるパンクチャの実施、TBサイズの変更、及び/又は代替TBの送信のうちの1つ以上を含み得る。例えば、WTRUには、ネットワークからのULグラントが提供され得る。WTRUは、SLユニキャストと関連付けられたSL送信を受信し得る。例えば、SLユニキャストは、UL送信と同じスロットでPSFCH送信を使用し得る。WTRUは、例えば、WTRUがUL及びSL(例えば、PSFCH)で同時に送信し得るという判定で、UL送信のパンクチャを実施し得る。WTRUは、実施されることになるパンクチャ量によって構成され得る。実施されることになるパンクチャ量は、例えば、PSFCHのための必要な/選択された数のシンボルに基づき得る。WTRUは、SLでの初期送信のためのMCSを選択し得る。WTRUは、例えば、SL再送信が、同じスロットでのUL送信と衝突する場合、SLでの再送信のためにMCSを変更/修正し得る。WTRUは、例えば、SL再送信が、同じスロットでのUL送信と衝突し、かつ、WTRUが、同じスロットでSL及びULを送信することを決定する場合に、SLでの再送信のためにMCSを変更/修正し得る。
【0220】
WTRUは、ネットワーク及び/又はピアWTRUに、UL及び/又はSLでの送信について通知し得る。WTRUは、NW及び/又はピアWTRUに、予想されるフォーマットの変更を通知し得る。WTRUは、ネットワーク又はピアWTRUに、同じスロット内のUL及びSLでの送信について通知し得る。指示には、例えば、SL及びULが、同じスロットで送信され得ること、及び/又は(例えば、同じスロット内のUL及びSLの送信を確実にするために)WTRUによって選択された異なるSL/ULフォーマットのうちの1つ以上を含み得る(例えば、示し得る)。指示には、パンクチャレベル、異なるMCS、異なるTBサイズ、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上を含み得る。WTRUは、例えば、(例えば、明示的な)シグナリングを使用して、指示を提供し得る。
一例では、WTRUは、アップリンク制御情報(UCI)にネットワークへの指示を含み得る。WTRUは、サイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)にピアWTRUへの指示を含み得る。WTRUは、暗黙的に指示を提供し得る。WTRUは、例えば、WTRUが同じスロットのUL及びSLで送信するかどうかに応じて、かつ/又はUL/SLの異なる(例えば選択された)送信フォーマットに応じて、復調用基準信号(demodulation reference signal、DMRS)を別様にスクランブルし得る。WTRUは、例えば、WTRUが同じスロットのUL及びSLで送信するかどうかに応じて、かつ/又はUL/SLの異なる(例えば、選択された)送信フォーマットに応じて、DMRSの異なる直交カバーコード(orthogonal cover code、OCC)を使用し得る。
【0221】
WTRUは、例えば、ネットワークに、予想されるPSFCH送信を報告し得る。WTRUは、ネットワークに、予想されるPSFCH送信タイミングを報告し得る。報告は、例えば、ULグラントがPSFCH送信と衝突する場合、ULグラントパラメータを適切に構成するためにネットワークによって使用され得る。報告は、PSFCH送信を回避しながらULグラントをスケジュールするためにネットワークによって使用され得る。報告は、例えば、ULグラントがPSFCH送信と衝突する場合に、かつ/又はPSFCH送信を回避しながらULグラントをスケジュールするためのネットワークのために、ULグラントパラメータを適切に構成するためにネットワークによって使用され得る。一例では、WTRUは、例えば、ピアWTRUによる定期的なリソースの予約に続いて、別の(例えば、ピア)WTRUによる計画された(例えば、定期的な)送信と関連付けられたPSFCHリソースタイミングを提供し得る。WTRUは、(例えば、ピアWTRUの計画された送信のためのHARQフィードバックリソースに対応し得る)定期的なPSFCHリソースのセットをネットワークに提供し得る。WTRUは、例えば、HARQフィードバック対応の定期的な送信と関連付けられた別のWTRUの送信に続いて、ネットワークに定期的なPSFCHリソースのセットを提供し得る。WTRUは、例えば、定期的な送信と関連付けられた定期性/オフセット/リソース(例えば、サブチャネル)の変更時に、PSFCHリソースの変更をネットワークに通知し得る。WTRUは、例えば、WTRUが、(例えば、特定のサイドリンクプロセスと関連付けられた)別のWTRUの定期的な送信の定期性、オフセット、若しくはリソースのうちの1つ以上の変更を検出すること、WTRUが、別のWTRUから、他のWTRUが定期的な送信と関連付けられたその定期性/オフセット/リソースを変更し得るという指示を受信すること、及び/又はWTRUが、HARQ構成の変更を(例えば、別のWTRU又はgNBから)受信し得ることのうちの1つ以上を適用する場合、PSFCHリソースの異なるセットを報告し、かつ/又は、PSFCHリソースの異なるセット(例えば、現在のセット)を報告し得る。
【0222】
一例では、WTRUは、例えば、予約なしでSL送信を受信した後に、PSFCH送信のタイミングの指示を提供し得る。WTRUは、(例えば、ACK/NACK指示と供に)ネットワークに(例えば、モード1のために)指示を提供し得る。例えば、WTRUは、ACK/NACK指示を有するネットワークに、暗黙的/明示的にPSFCHタイミングを示し得る。WTRUは、例えば、タイミング、PSFCH送信のACK/NACK指示からの相対的なタイミング、又は受信データタイミングのうちの1つ以上を(例えば、ACK/NACK指示で)シグナリングすること、例えば、WTRUが受信データタイミングをシグナリングする場合、データ優先度及び/又はQoS(例えば、又はPSSCHからPSFCHへのタイミング距離を判定するためにネットワークによって使用される任意の追加情報)を(例えば、ACK/NACK指示で)シグナリングすること、例えば、PSFCHタイミング及び/又はシグナリングされることになる受信データタイミングに基づいて、(例えば、(事前)構成された又は事前判定された)ネットワークへのACK/NACK指示のためのリソースを選択することのうちの1つ以上を使用して、ネットワークに暗黙的/明示的にPSFCHタイミングを示し得る。WTRUは、例えば、このような情報を示すために使用され得る、(例えば、モード2のための)専用のUCI情報に指示を提供し得る。専用のUCI情報は、例えば、(例えば、本明細書に記載されるように)PSFCH及び/又は受信データタイミングを明示的に/暗黙的に示すように構成され得る。
【0223】
WTRUは、例えば、RRCメッセージ、MAC CE、及び/又はUCIのうちの1つ以上(例えば、これらの組み合わせ)において、ネットワークに予想されるPSFCH送信タイミングを報告し得る。一例では、WTRUは、計画されたPSFCH送信タイミング及び/又は受信データタイミングのために、(例えば、UCIの送信から)相対的なオフセットをシグナリングするためのUCIのリソースによって構成され得る。WTRUは、例えば、別のWTRUによる送信の受信時に、SL BSR(又は同様のMAC CE)の送信をトリガし得る。WTRUは、例えば、SL BSR又はMAC CEで、対応するPSFCHのタイミングを報告し得る。WTRUは、例えば、別のWTRUが定期的な又は予約された送信を開始する場合、ネットワークに、サイドリンクUE支援RRCメッセージ(例えば、又は同様のRRCメッセージ)を送信し得る。WTRUは、別のWTRUの定期的な送信と関連付けられた、(例えば、WTRUの)PSFCHタイミングを報告し得る。
【0224】
WTRUは、例えば、リソース選択決定を含む、1つ以上のアプローチを使用して、異なるUL/SL送信間の衝突を回避する(例えば、回避することを試みる)ように構成され得る。WTRUは、(例えば、構成されたSRリソースを考慮して)リソース選択手順を実施し得る。例えば、WTRUは、リソース選択手順における、構成されたSRリソース(例えば、SL又はUL SRリソース)の時間/周波数場所を考慮し得、これにより、ULでのSR送信とSL送信との間の衝突の可能性を回避又は低減し得る。WTRUは、例えば、モード2のリソース選択のために、利用可能なリソースのセットから、(例えば、WTRUの)構成されたSRリソース(例えば、又はWTRUの構成されたSRリソースのサブセット)を除外し得る。WTRUは、構成されたSRリソース(例えば、又はその構成されたSRリソースのサブセット)と衝突しないリソースの選択を(例えば、モード2のリソース選択で)優先し得る。例えば、WTRUは、SRリソースと衝突しないリソースの選択に、より高い重みをアサインし得る。
【0225】
WTRUは、例えば、SL若しくはUL、(例えば、特定の)QoSと関連付けられたSRリソース、及び/又は同様のものなどと関連付けられ得るSRリソースに対して(例えば、これに対してのみ)挙動を(例えば、SRリソースを除外してかつ/又は非SRリソースを優先して)実施し得る。WTRUは、SL又はULと関連付けられたSRリソースに対して(例えば、これに対してのみ)挙動を実施し得る。例えば、WTRUは、SL又はULのみのためのSRリソースを除外し得る。WTRUは、ある(例えば、特定の、選択された、構成された、示された)QoSと関連付けられ得るSRリソースに対して(例えば、これに対してのみ)挙動を実施し得る。WTRUは、例えば、QoSが、WTRUが選択されたサイドリンクリソースで送信し得るデータのQoSよりも高い、論理チャネルと関連付けられ得るSL SRリソースを除外し得る。WTRUは、例えば、QoSが、1つ以上の(事前)構成された値よりも高い、論理チャネルと関連付けられ得るSL SRリソースを除外し得る。
【0226】
WTRUは、例えば、マルチRATデュアル接続性(multi-RAT dual connectivity、MR-DC)の使用を含む、1つ以上のアプローチを使用して、衝突を回避する(例えば、回避することを試みる)ように構成され得る。WTRUは、例えばSLトラフィックに基づいて、マスターセルグループ(MCG)とセカンダリセルグループ(SCG)との間のUL分割を変更し得る。一例では、WTRUは、例えば、SLトラフィックの存在に基づいて、MCGとSCGとの間のUL送信の、WTRUの分割を変更し得る。WTRUは、MCGとSCGとの間の1つ以上の分割DRBによって構成され得る。WTRUは、SLトラフィックの存在に基づいて、(例えば、分割)DRBのためのMCG又はSCGを介して送信されたトラフィックの相対量を変更し得る。WTRUは、例えば、SLトラフィックと関連付けられたQoS、ULトラフィックと関連付けられたQoS、SLでの渋滞、WTRU機能制限、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上に基づいて、MCGとSCGとの間のトラフィックの量を変更(例えば、変更することを決定)し得る。
【0227】
WTRUは、例えば、SLトラフィックと関連付けられたQoSに基づいて、MCGとSCGとの間のトラフィックの量を変更(例えば、変更することを決定)し得る。WTRUは、SLトラフィックのためにMCGとSCGとの間のUL分割を変更し得る。例えば、WTRUは、特定のQoS及び/又は特定のLCHと関連付けられたSLトラフィックに対して(例えば、これに対してのみ)MCGとSCGとの間のUL分割を変更し得る。WTRUは、例えば、WTRUがQoS及び/又はLCHと関連付けられたデータを有する場合(例えば、この場合に限り)、MCGとSCGとの間のUL分割を変更し得る。
【0228】
WTRUは、例えば、ULトラフィックと関連付けられたQoSに基づいて、MCGとSCGとの間のトラフィックの量を変更(例えば、変更することを決定)し得る。例えば、WTRUは、特定のQoSによって構成された分割DRBに対して(例えば、これに対してのみ)MCGとSCGとの間のUL分割を変更し得る。WTRUは、あるDBR又はLCHに対して(例えば、これらに対してのみ)MCGとSCGとの間のUL分割を変更し得る。WTRUは、例えば、SLトラフィックの存在からトラフィックのUL分割を変更するかどうかを示すために、(例えば、DRB/LCH基準毎に)構成され得る。
【0229】
WTRUは、SLでの渋滞に基づいて、MCGとSCGとの間のトラフィックの量を変更(例えば、変更することを決定)し得る。例えば、WTRUは、MCGとSCGとの間のUL分割を変更(例えば、変更することを可能に)し得る。
【0230】
WTRUは、WTRU機能制限に基づいて、MCGとSCGとの間のトラフィックの量を変更(例えば、変更することを決定)し得る。機能制限の一例では、WTRUは、UL MCG/SCG及びSLのために構成されたキャリア上で同時にUL MCG/UL SCG及びSLで送信することができない場合がある。
【0231】
WTRUは、例えば、WTRUが、1つ以上のLCHと関連付けられたSLデータを受信し得ること、(例えば、1つ以上のLCHと関連付けられた)SLデータの量が、閾値を上回り得る、及び/又は同様のものなどのトリガのうちの1つ以上の発生時に、MCGとSCGとの間のUL分割を変更し得る。
【0232】
WTRUは、(例えば、本明細書に記載されるような1つ以上のトリガの発生時に)、MCGとSCGとの間のUL分割を変更するために、以下のうちの1つ以上を実施し得る。WTRUは、(例えば、トリガに基づいて)、(例えば、一定期間、又は異なる閾値の発生まで)あるCGから別のCGにUL分割ベアラのプライマリパスを変更し得る。一例では、WTRUは、SLデータ送信を実施するために使用されるTXチェーンと衝突しないCGに、プライマリパスを変更し得る。WTRUは、(例えば、トリガに基づいて)、例えば、ある一定期間、又は異なるトリガの発生まで、(例えば、1つのCGのみで)特定のベアラのための送信を実施し得る。WTRUは、例えば、ネットワークで構成された量に対して、プライマリパス(例えば、ulDataSplitThreshold)の使用割合を変更し得る。WTRUは、例えば、自らのバッファ内のSLデータの量に対する量だけ、使用割合を変更し得る。WTRUは、例えば、SLバッファ内のデータのQoS及び/又はLCHに対する量だけ、使用割合を変更し得る。WTRUは、ULベアラ自体と関連付けられたQoS及び/又はLCHに対する量だけ、使用割合を変更し得る。
【0233】
WTRUは、アクティブなSL制御/スケジューリングCGを変更し得る。DCで構成されたWTRUは、複数の(例えば、2つの)セルグループのうちの1つからSLスケジューリング(例えば、モード1スケジューリング)を受信し得る。WTRUは、所与の時間に、アクティブなSL制御/スケジューリングと関連付けられたCG上のSLスケジューリング(例えば、これのみ)を復号化し得る。一例では、WTRUは、MCG又はSCGからアクティブなSL制御/スケジューリングセルグループ(CG)を変更し得るか、又はその逆も行い得る。WTRUは、ネットワークから、(例えば、明示的な)シグナリングを受信して、SLスケジューリングの監視と関連付けられたCGを変更し得る。WTRUは、RRC構成メッセージ、MAC CE、DCIメッセージ、及び/又は同様のものなどのうちの1つ以上でシグナリングを受信し得る。DCIメッセージは、アクティブなスケジューリングCGを変更するための専用のDCIメッセージであってもよい。DCIメッセージは、SLをスケジュールするために使用されるSL DCI(例えば、DCI 5Aと同様)であってもよい。SL DCIは、DCIの変更を示すためのフィールド(例えば、専用フィールド)を含み得る。シグナリング(又はシグナリングメッセージ)は、例えば、マルチ接続性の場合、アクティブなSLスケジューリングCGのためにどのCGに変更するかを示し得る。
【0234】
一例では、WTRUは、例えば、Uuベアラ構成、ベアラ構成と関連付けられたQoS及び/又はLCG構成のうちの1つ以上に基づいて、アクティブなスケジューリングCGを(例えば、暗黙的に)判定し得る。WTRUは、例えば、URLLCベアラ(例えば、MCGベアラ又はSCGベアラ)が構成されていないCGとなるように、アクティブなSL監視と関連付けられたCGを判定し得る。WTRUは、例えば、ベアラが、比較的低い(例えば、最低)QoS、比較的小さい/大きい(例えば、最小/最大)許容送信持続時間、比較的小さい/大きい(例えば、最小/最大)構成されたグラント定期性などのうちの1つ以上と関連付けられたCGとなるように、アクティブなSL監視と関連付けられたCGを判定し得る。WTRUは、例えば、UL不連続受信(UL discontinuous reception、DRX)に関連するトリガに基づいて、アクティブなSLのスケジュールされたCGを変更し得る。WTRUは、例えば、WTRUが第1のCG上のDRXに入る場合、スケジュールされたアクティブなCGを他のCGに移動させ得る。
【0235】
図3は、優先順位付けでアップリンク及びサイドリンク動作を実施する一例を示す。
本明細書に開示される実施例及び他の実施例は、
図3に示される実施例300に従って動作し得る。アップリンク及びサイドリンク(例えば、同時)動作の性能は、(例えば、本明細書に記載されるように)302~310のうちの1つ以上を含み得る。302では、SL優先順位付け閾値、及び、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で、UL優先順位付け閾値に基づいて、SL LCGを優先順位付けするかどうかの判定が行われ得る。304では、SL LCGと関連付けられた優先順位付け値が、SL優先順位付け閾値よりも低いかどうかの判定が行われ得る。306では、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で、少なくとも、UL LCGが、UL優先順位付け閾値以上である優先順位付け値を有するかどうかを判定するために、判定が行われ得る。308では、ULグラントのサイズ及びSL LCGを優先順位付けするかどうかの判定に基づいて、SL BSRを優先順位付けするかどうかの判定が行われ得る。310では、バッファステータスは、SL BSRを優先順位付けするかどうかの判定に基づいて、報告され得る。
【0236】
図4は、優先順位付けでアップリンク及びサイドリンク動作を実施する一例を示す。
本明細書に開示される実施例及び他の実施例は、
図4に示される実施例400に従って動作し得る。アップリンク及びサイドリンク(例えば、同時)動作の性能は、402~406を含み得る。402では、サイドリンク(SL)優先度閾値が構成されているという判定が行われ得る。404では、LCGが、ULグラントのサイズ、LCGと関連付けられた優先度、SL優先順位付け閾値に基づいて、BSRに含まれることになるかどうかを、かつ、UL優先順位付け閾値が構成されている条件で、UL優先順位付け閾値の判定が行われ得る。406では、バッファステータスは、LCGがバッファステータス報告に含まれることになるかどうかの判定に基づいて、報告され得る。
【0237】
特徴及び要素は、特定の組み合わせで上述されているが、当業者であれば、各特徴又は要素を単独で、又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用することができることを理解するであろう。加えて、本明細書に記載される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、又はファームウェアに実装され得る。コンピュータ可読媒体の例としては、(有線又は無線接続を介して送信される)電子信号及びコンピュータ可読記憶媒体が挙げられる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(read only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及び取り外し可能なディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体、及びCD-ROMディスク、並びにデジタルバーサタイルディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、又は任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数送受信機を実装され得る。
【手続補正書】
【提出日】2024-12-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
サイドリンク(SL)バッファステータス報告(BSR)がトリガされたことを決定し、
アップリンク(UL)BSRがトリガされたことを決定し、
SL優先順位付け閾値、UL優先順位付け閾値、SL論理チャネルグループ(SL LCG)に属する1つ以上のSL論理チャネル(LCH)の最高優先度の第1の値、および、UL LSGに属する1つ以上のUL LCHの最高優先度の第2の値に基づいて、前記SL LCGが優先順位付けされることを決定し、前記第1の値は前記SL優先順位付け閾値未満であり、前記第2の値は前記UL優先順位付け閾値以上であり、
ULグラントを受信し、
前記ULグラントのサイズおよび少なくとも前記SL BSRがトリガされたことの前記決定に基づいて、送信に関連付けられた論理チャネル優先順位付け(LCP)に対して、前記SL BSRが前記UL BSRを越えて優先順付けされることになることを決定し、前記SL BSRは、前記優先順付けされるSL LCGのバッファステータスを示しており、
前記ULグラントに従って、前記SL BSRを含む前記送信を送る
よう構成されたプロセッサ
を備えたWTRU。
【請求項2】
前記SL BSRが前記UL BSRを越えて優先順付けされることは、前記送信に関連付けられた前記LCPに対する前記SL BSRに、第1の優先順位レベルを指定し、前記UL BSRに、第2の優先順位レベルを指定することを含み、前記第1の優先順位レベルは、前記第2の優先順位レベルよりも高い請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記1つ以上のSL LCHの各々は、SLデータを含み、前記1つ以上のUL LCHの各々は、ULデータを含む請求項1に記載のWTRU。
【請求項4】
前記1つ以上のSL LCHは、前記優先順位付けされたSL LCGである1つのSL LCGに属し、前記1つ以上のUL LCHは、前記送信のために利用可能なデータを有する1つのUL LCGに属しており、および、前記SL LCGが優先順位付けされることの前記決定は、前記UL優先順位付け閾値以上である前記1つのUL LCGと関連付けられた各優先順位付け値に基づいている請求項1に記載のWTRU。
【請求項5】
前記SL BSRが優先順位付けされることの前記決定は、前記UL BSRがトリガされたことの前記決定にさらに基づき、前記UL BSRは、前記UL LCGのバッファステータスを示している請求項1に記載のWTRU。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記送信のために利用可能なSLデータを有する各SL LCGが優先順位付けされることを決定するようさらに構成され、前記SL BSRは各優先順位付けされたSL LCGのそれぞれのバッファステータスを示している請求項1に記載のWTRU。
【請求項7】
前記ULグラントは、前記UL BSRおよび前記送信に対して利用可能なデータを有する各SL LCGのそれぞれのバッファステータスを、前記送信の中に含めるのに不十分である請求項1に記載のWTRU。
【請求項8】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実施される方法であって、
サイドリンク(SL)バッファステータス報告(BSR)がトリガされたことを決定するステップと、
アップリンク(UL)BSRがトリガされたことを決定するステップと、
SL優先順位付け閾値、UL優先順位付け閾値、SL論理チャネルグループ(SL LCG)に属する1つ以上のSL論理チャネル(LCH)の最高優先度の第1の値、および、UL LSGに属する1つ以上のUL LCHの最高優先度の第2の値に基づいて、前記SL LCGが優先順位付けされることを決定するステップであって、前記第1の値は前記SL優先順位付け閾値未満であり、前記第2の値は前記UL優先順位付け閾値以上である、ステップと、
ULグラントを受信するステップと、
前記ULグラントのサイズおよび少なくとも前記SL BSRがトリガされたことの前記決定に基づいて、送信に関連付けられた論理チャネル優先順位付け(LCP)に対して、前記SL BSRが前記UL BSRを越えて優先順付けされることになることを決定するステップであって、前記SL BSRは、前記優先順付けされるSL LCGのバッファステータスを示している、ステップと、
前記ULグラントに従って、前記SL BSRを含む前記送信を送るステップと
を備える方法。
【請求項9】
前記SL BSRが前記UL BSRを越えて優先順付けされることは、前記送信に関連付けられた前記LCPに対する前記SL BSRに、第1の優先順位レベルを指定し、前記UL BSRに、第2の優先順位レベルを指定することを含み、前記第1の優先順位レベルは、前記第2の優先順位レベルよりも高い請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記1つ以上のSL LCHの各々は、SLデータを含み、前記1つ以上のUL LCHの各々は、ULデータを含む請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記1つ以上のSL LCHは、前記優先順位付けされたSL LCGである1つのSL LCGに属し、前記1つ以上のUL LCHは、前記送信のために利用可能なデータを有する1つのUL LCGに属しており、および、前記SL LCGが優先順位付けされることの前記決定は、前記UL優先順位付け閾値以上である前記1つのUL LCGと関連付けられた各優先順位付け値に基づいている請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記SL BSRが優先順位付けされることの前記決定は、前記UL BSRがトリガされたことの前記決定にさらに基づき、前記UL BSRは、前記UL LCGのバッファステータスを示している請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記送信のために利用可能なSLデータを有する各SL LCGが優先順位付けされることを決定するステップであって、前記SL BSRは各優先順位付けされたSL LCGのそれぞれのバッファステータスを示している、ステップ
をさらに備える請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記ULグラントは、前記UL BSRおよび前記送信に対して利用可能なデータを有する各SL LCGのそれぞれのバッファステータスを、前記送信の中に含めるのに不十分である請求項8に記載の方法。
【外国語明細書】