特開 2025-20518 ボトル

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2025020518

(43)【公開日】2025-02-13

(54)【発明の名称】ボトル

(51)【国際特許分類】

   B65D 1/02 20060101AFI20250205BHJP

【ＦＩ】

B65D1/02 250

B65D1/02 221

【審査請求】未請求

【請求項の数】3

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2023123973

(22)【出願日】2023-07-31

(71)【出願人】

【識別番号】000006909

【氏名又は名称】株式会社吉野工業所

(74)【代理人】

【識別番号】100141139

【弁理士】

【氏名又は名称】及川 周

(74)【代理人】

【識別番号】100140718

【弁理士】

【氏名又は名称】仁内 宏紀

(74)【代理人】

【識別番号】100140774

【弁理士】

【氏名又は名称】大浪 一徳

(74)【代理人】

【識別番号】100188592

【弁理士】

【氏名又は名称】山口 洋

(72)【発明者】

【氏名】鈴木 孝典

(72)【発明者】

【氏名】吉井 幸治

【テーマコード（参考）】

3E033

【Ｆターム（参考）】

3E033AA01

3E033AA02

3E033BA14

3E033BA15

3E033BA16

3E033BA17

3E033BA18

3E033BA30

3E033CA05

3E033DA03

3E033DB01

3E033EA01

3E033FA03

3E033GA02

(57)【要約】

【課題】熱充填後にボトル内が減圧したときに、下パネル部の下部を径方向の内側に向けて復元変形させる。
【解決手段】口部１１、肩部１２、胴部１３、および底部１４が、ボトル軸Ｏ方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設され、胴部の上部に、径方向の内側に向けて窪む上パネル部１８が設けられ、胴部の下部に、径方向の内側に向けて窪む下パネル部１９が設けられ、下パネル部における周方向の両端部に第１リブ２５が各別に設けられ、第１リブの表面のうち、下パネル部の底面１９ｂから径方向に延びる側面２５ａは、この側面、および下パネル部の底面を含む断面視で、下パネル部の底面に対して交差する方向に延びる直線状を呈し、第１リブは、下パネル部におけるボトル軸方向の中央部より下方に位置している。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設され、
前記胴部の上部に、径方向の内側に向けて窪む上パネル部が設けられ、
前記胴部の下部に、径方向の内側に向けて窪む下パネル部が設けられ、
前記下パネル部における周方向の両端部に第１リブが各別に設けられ、
前記第１リブの表面のうち、前記下パネル部の底面から径方向に延びる側面は、この側面、および前記下パネル部の底面を含む断面視で、前記下パネル部の底面に対して交差する方向に延びる直線状を呈し、
前記第１リブは、前記下パネル部におけるボトル軸方向の中央部より下方に位置している、ボトル。

【請求項2】

前記第１リブは、前記下パネル部の底面から径方向の外側に向けて突出し、
前記第１リブの表面のうち、径方向の外側を向く外面は、前記胴部の外周面より径方向の内側に位置している、請求項１に記載のボトル。

【請求項3】

前記下パネル部における周方向の両端部に第２リブが各別に設けられ、
前記第２リブは、前記下パネル部におけるボトル軸方向の中央部より上方に位置し、
前記第１リブおよび前記第２リブは、互いに同じ形状で、互いに同じ大きさに形成されている、請求項１または２に記載のボトル。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、ボトルに関する。

【背景技術】

【0002】

従来から、例えば下記特許文献１に示されるように、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設され、胴部の上部に、径方向の内側に向けて窪む上パネル部が設けられ、胴部の下部に、径方向の内側に向けて窪む下パネル部が設けられたボトルが知られている。
この種のボトルでは、一般に、加熱された内容物を充填する、いわゆる熱充填時に、上パネル部、および下パネル部が径方向の外側に向けて膨出変形し、その後、口部にキャップを装着した状態で内容物が冷却するのに伴い、ボトル内が減圧することで、上パネル部、および下パネル部が径方向の内側に向けて復元変形する。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】特開２０２０－１７９８７２号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

しかしながら、前記従来のボトルでは、例えば軽量化のために薄肉にすると、内容物の重さ等の影響もあって、熱充填後にボトル内が減圧しても、下パネル部のうち、特に、ボトル軸方向の中央部より下方に位置する下部が、径方向の内側に向けて復元変形せず、膨出変形した状態に維持されるおそれがある。

【0005】

本発明は、熱充填後にボトル内が減圧したときに、下パネル部の下部を径方向の内側に向けて復元変形させることができるボトルを提供する。

【課題を解決するための手段】

【0006】

本発明の一態様に係るボトルは、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設され、前記胴部の上部に、径方向の内側に向けて窪む上パネル部が設けられ、前記胴部の下部に、径方向の内側に向けて窪む下パネル部が設けられ、前記下パネル部における周方向の両端部に第１リブが各別に設けられ、前記第１リブの表面のうち、前記下パネル部の底面から径方向に延びる側面は、この側面、および前記下パネル部の底面を含む断面視で、前記下パネル部の底面に対して交差する方向に延びる直線状を呈し、前記第１リブは、前記下パネル部におけるボトル軸方向の中央部より下方に位置している。

【0007】

下パネル部における周方向の両端部に第１リブが各別に設けられているので、第１リブの側面が、前述のように断面視で直線状を呈することと相俟って、例えば軽量化のために胴部を薄肉にしても、下パネル部のうち、特に内容物の重さの影響を受けやすい下部の剛性を確保することができる。これにより、熱充填時に、下パネル部の下部が径方向の外側に向けて大きく膨出変形するのを抑制することが可能になるとともに、熱充填後にボトル内が減圧したときに、下パネル部の下部を径方向の内側に向けて復元変形させやすくすることができる。
第１リブが、下パネル部のうち、周方向の両端部という限られた部分に設けられ、周方向に連結されていないので、下パネル部に第１リブを設けたことによる減圧吸収容量の低下を抑えることができる。

【0008】

前記第１リブは、前記下パネル部の底面から径方向の外側に向けて突出し、前記第１リブの表面のうち、径方向の外側を向く外面は、前記胴部の外周面より径方向の内側に位置してもよい。

【0009】

下パネル部の底面から径方向の外側に向けて突出した第１リブの表面のうち、径方向の外側を向く外面が、胴部の外周面より径方向の内側に位置しているので、下パネル部の径方向の変形に追従させて、第１リブを円滑に変形させることが可能になり、下パネル部の径方向の変形が、第１リブにより阻害されるのを抑制することができるとともに、下パネル部が径方向に変形したときに応力が集中する部分を生じさせにくくすることができる。

【0010】

前記下パネル部における周方向の両端部に第２リブが各別に設けられ、前記第２リブは、前記下パネル部におけるボトル軸方向の中央部より上方に位置し、前記第１リブおよび前記第２リブは、互いに同じ形状で、互いに同じ大きさに形成されてもよい。

【0011】

下パネル部における周方向の両端部に、下パネル部におけるボトル軸方向の中央部より上方に位置する第２リブが各別に設けられているので、熱充填後にボトル内が減圧したときに、下パネル部の下部を径方向の内側に向けて確実に復元変形させやすくすることができる。
第１リブおよび第２リブが、互いに同じ形状で、互いに同じ大きさに形成されているので、下パネル部のうちの上部および下部それぞれの見た目を同じに合わせやすくなり、見栄えの悪化を防ぐことができる。

【発明の効果】

【0012】

本発明の一態様によれば、熱充填後にボトル内が減圧したときに、下パネル部の下部を径方向の内側に向けて復元変形させることができる。

【図面の簡単な説明】

【0013】

【図1】一実施形態として示したボトルの側面図である。

【発明を実施するための形態】

【0014】

以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るボトルを説明する。
本実施形態に係るボトル１は、図１に示されるように、口部１１、肩部１２、胴部１３、および底部１４が、ボトル軸Ｏ方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されて構成されている。
以下、ボトル軸Ｏ方向から見て、ボトル軸Ｏに交差する方向を径方向といい、ボトル軸Ｏ回りに周回する方向を周方向という。

【0015】

ボトル１は、単層構造とされ、射出成形により形成したプリフォームを二軸延伸ブロー成形することで形成されている。ボトル１の内容量は、１５００ｍｌ以下、好ましくは３００ｍｌ以上１０００ｍｌ以下となっている。図示の例では、ボトル１の内容量は、例えば約１０００ｍｌとされ、重量は約３６ｇとなっている。
なお、ボトル１は、単層構造に限らず積層構造であってもよく、積層構造は、例えば押出成形などによって二重（内外）に組み合わされた積層パリソンをブロー成形することで形成してもよい。

【0016】

底部１４は、有底筒状に形成され、底部１４の周壁は、下方に向かうに従い径方向の内側に向けて延びている。底部１４の周壁は、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されている。
ボトル１は、肩部１２および胴部１３が、パネル面部１５とコーナ面部１６とが周方向に交互に連設されてなる角形ボトルとなっている。パネル面部１５は、コーナ面部１６よりも周方向に沿う幅が広くなっている。パネル面部１５とコーナ面部１６とは、区画稜線部１７を介して周方向に交互に連設されている。パネル面部１５およびコーナ面部１６はそれぞれ４つ備えられている。

【0017】

胴部１３の上部に、径方向の内側に向けて窪む上パネル部１８が設けられ、胴部１３の下部に、径方向の内側に向けて窪む下パネル部１９が設けられている。
胴部１３のボトル軸Ｏ方向の中央部に、周方向の全長にわたって連続して延びる周溝１３ａが形成されている。周溝１３ａは、ボトル軸Ｏ方向に沿う縦断面視で径方向の内側に向けて窪む曲面状を呈する。
胴部１３のうち、周溝１３ａより上方に位置する部分に、上パネル部１８が設けられ、周溝１３ａより下方に位置する部分に、下パネル部１９が設けられている。上パネル部１８、および下パネル部１９は、パネル面部１５に配置されている。

【0018】

上パネル部１８、および下パネル部１９はそれぞれ、径方向の外側から見て、ボトル軸Ｏ方向に長い長方形状を呈する。下パネル部１９、および上パネル部１８それぞれの周方向の中央部は、周方向の同じ位置に位置している。下パネル部１９、および下パネル部１９それぞれの周方向の大きさは、互いに同じになっている。下パネル部１９のボトル軸Ｏ方向の大きさは、上パネル部１８のボトル軸Ｏ方向の大きさより小さくなっている。

【0019】

下パネル部１９のボトル軸Ｏ方向の大きさは、周溝１３ａと下パネル部１９との間のボトル軸Ｏ方向の間隔、および胴部１３のうち、下パネル部１９より下方に位置する部分のボトル軸Ｏ方向の大きさより大きくなっている。下パネル部１９の周方向の大きさは、下パネル部１９と区画稜線部１７との間の周方向の間隔より大きくなっている。

【0020】

胴部１３において、下パネル部１９より下方に位置する部分に、周方向に延びる第１横溝２１が形成されている。第１横溝２１と下パネル部１９との間のボトル軸Ｏ方向の間隔は、下パネル部１９と周溝１３ａとの間のボトル軸Ｏ方向の間隔より大きくなっている。
第１横溝２１、および下パネル部１９それぞれの周方向の中央部は、周方向の同じ位置に位置している。第１横溝２１の周方向の大きさは、下パネル部１９の周方向の大きさより大きくなっている。第１横溝２１の周方向の両端部は、下パネル部１９の周方向の両端部より周方向の外側に位置している。第１横溝２１の周方向の両端部は、区画稜線部１７と交差している。第１横溝２１の周方向の両端部は、コーナ面部１６に位置している。第１横溝２１の周方向の両端部は、コーナ面部１６における周方向の中央部から離れている。

【0021】

胴部１３において、第１横溝２１より下方に位置する部分に、周方向に延びる第２横溝２３が形成されている。第２横溝２３の周方向の大きさは、下パネル部１９の周方向の大きさより小さくなっている。第２横溝２３、および下パネル部１９それぞれの周方向の中央部は、周方向の同じ位置に位置している。第２横溝２３と第１横溝２１との間のボトル軸Ｏ方向の間隔は、第１横溝２１と下パネル部１９との間のボトル軸Ｏ方向の間隔より小さくなっている。

【0022】

下パネル部１９におけるボトル軸Ｏ方向の両端部に、周方向に延びるパネル溝１９ａが形成されている。パネル溝１９ａは、下パネル部１９における周方向の全長にわたって形成されている。なお、下パネル部１９にパネル溝１９ａを形成しなくてもよい。
下パネル部１９のうち、パネル溝１９ａに対して、下パネル部１９におけるボトル軸Ｏ方向の中央部側である内側に連なる部分は、ボトル軸Ｏ方向の内側に向かってパネル溝１９ａから離れるに従い、径方向の内側に向けて延びている。下パネル部１９の周方向の両端部は、下パネル部１９における周方向の中央部側である内側に向かうに従い、径方向の内側に向けて延びている。

【0023】

そして、本実施形態では、下パネル部１９における周方向の両端部に、径方向の外側に向けて突出した第１リブ２５が設けられている。第１リブ２５は、下パネル部１９におけるボトル軸Ｏ方向の中央部より下方に位置している。第１リブ２５は、下パネル部１９の下端部に設けられたパネル溝１９ａから上方に離れている。
下パネル部１９における周方向の両端部に設けられた各第１リブ２５は、ボトル軸Ｏ方向の同じ位置に設けられている。各第１リブ２５は、周方向に離れている。各第１リブ２５は、径方向の外側から見て、ボトル軸Ｏに対して対称形状を呈する。第１リブ２５のボトル軸Ｏ方向の大きさは、下パネル部１９のボトル軸Ｏ方向の大きさの３分の１未満となっている。第１リブ２５の周方向の大きさは、下パネル部１９の周方向の大きさの３分の１未満となっている。

【0024】

第１リブ２５の表面のうち、下パネル部１９の底面１９ｂから径方向の外側に向けて立ち上がる側面２５ａは、この側面２５ａ、および下パネル部１９の底面１９ｂを含む断面視で、下パネル部１９の底面１９ｂに対して交差する方向に延びる直線状を呈する。第１リブ２５の側面２５ａは、下パネル部１９の底面１９ｂと鈍角をなしている。

【0025】

第１リブ２５は、径方向の外側から見て、上底２５ｃ、および上底２５ｃより長い下底２５ｄがボトル軸Ｏ方向に延びる横向きの台形状を呈する。
上底２５ｃは、下底２５ｄより下パネル部１９における周方向の中央部側である内側に位置している。下底２５ｄは、径方向の外側から見て、胴部１３の外周面における下パネル部１９の開口周縁Ｌの延長線に対して近接し平行に延びている。
なお、第１リブ２５は、径方向の外側から見て、例えば、円弧および弦を有した円形の一部、三角形状、若しくは四角形状を呈する構成にする等適宜変更してもよい。

【0026】

第１リブ２５は、胴部１３の外周面における下パネル部１９の開口周縁Ｌに連なっている。図示の例では、第１リブ２５の表面のうち、径方向の外側を向く外面２５ｂは、胴部１３の外周面より径方向の内側に位置している。
なお、第１リブ２５の外面２５ｂは、胴部１３の外周面に対して径方向の外側に位置してもよいし、同一平面上に位置してもよい。

【0027】

下パネル部１９における周方向の両端部に、径方向の外側に向けて突出した第２リブ２６が設けられている。第２リブ２６は、下パネル部１９におけるボトル軸Ｏ方向の中央部より上方に位置している。第２リブ２６は、第１リブ２５から上方に離れている。第２リブ２６は、下パネル部１９の上端部に設けられたパネル溝１９ａから下方に離れている。
第２リブ２６と、下パネル部１９の上端部に設けられたパネル溝１９ａと、の間のボトル軸Ｏ方向の間隔は、第１リブ２５と、下パネル部１９の下端部に設けられたパネル溝１９ａと、の間のボトル軸Ｏ方向の間隔と同じになっている。これらの間隔は、第１リブ２５と第２リブ２６との間のボトル軸Ｏ方向の間隔と同じになっている。

【0028】

第１リブ２５および第２リブ２６は、互いに同じ形状で、互いに同じ大きさに形成されている。第１リブ２５および第２リブ２６は、径方向の外側から見て、下パネル部１９におけるボトル軸Ｏ方向の中央部を通り、周方向に延びる直線に対して対称形状を呈する。

【0029】

以上説明したように、本実施形態によるボトル１によれば、下パネル部１９における周方向の両端部に第１リブ２５が各別に設けられているので、第１リブ２５の側面２５ａが、前述のように断面視で直線状を呈することと相俟って、軽量化のために胴部１３を薄肉にしても、下パネル部１９のうち、特に内容物の重さの影響を受けやすい下部の剛性を確保することができる。これにより、熱充填時に、下パネル部１９の下部が径方向の外側に向けて大きく膨出変形するのを抑制することが可能になるとともに、熱充填後にボトル１内が減圧したときに、下パネル部１９の下部を径方向の内側に向けて復元変形させやすくすることができる。

【0030】

第１リブ２５が、下パネル部１９のうち、周方向の両端部という限られた部分に設けられ、周方向に連結されていないので、下パネル部１９に第１リブ２５を設けたことによる減圧吸収容量の低下を抑えることができる。

【0031】

下パネル部１９の底面１９ｂから径方向の外側に向けて突出した第１リブ２５の表面のうち、径方向の外側を向く外面２５ｂが、胴部１３の外周面より径方向の内側に位置しているので、下パネル部１９の径方向の変形に追従させて、第１リブ２５を円滑に変形させることが可能になり、下パネル部１９の径方向の変形が、第１リブ２５により阻害されるのを抑制することができるとともに、下パネル部１９が径方向に変形したときに応力が集中する部分を生じさせにくくすることができる。

【0032】

下パネル部１９における周方向の両端部に、下パネル部１９におけるボトル軸Ｏ方向の中央部より上方に位置する第２リブ２６が各別に設けられているので、熱充填後にボトル１内が減圧したときに、下パネル部１９の下部を径方向の内側に向けて確実に復元変形させやすくすることができる。
第１リブ２５および第２リブ２６が、互いに同じ形状で、互いに同じ大きさに形成されているので、下パネル部１９のうちの上部および下部それぞれの見た目を同じに合わせやすくなり、見栄えの悪化を防ぐことができる。

【0033】

なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。

【0034】

例えば、前記実施形態では、角形ボトルを示したが、横断面が円形状の丸形ボトルを採用してもよい。
胴部１３に、周溝１３ａ、第１横溝２１、および第２横溝２３を形成したが、胴部１３に、周溝１３ａ、第１横溝２１、および第２横溝２３を形成しなくてもよい。
前記実施形態では、第１リブ２５および第２リブ２６として、下パネル部１９の底面１９ｂから径方向の外側に向けて突出する構成を示したが、下パネル部１９の底面１９ｂから径方向の内側に向けて窪む構成を採用してもよい。

【0035】

ボトル１を形成する合成樹脂材料は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、およびポリエチレンナフタレートなどのポリエステル、または、ポリエチレン、およびポリプロピレンなどのポリオレフィン、または、エチレンビニルアルコール共重合体（ＥＶＯＨ）などを採用してもよい。このうち、ポリエチレンとしては、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）、および直鎖状低密度ポリエチレン（ＬＬＤＰＥ）などが挙げられる。

【0036】

その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および前記変形例を適宜組み合わせてもよい。

【符号の説明】

【0037】

１ ボトル
１１ 口部
１２ 肩部
１３ 胴部
１４ 底部
１８ 上パネル部
１９ 下パネル部
１９ｂ 底面
２５ 第１リブ
２５ａ 側面
２５ｂ 外面
２６ 第２リブ
Ｏ ボトル軸

【図1】