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特開2025-2082情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025002082
(43)【公開日】2025-01-09
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/24 20120101AFI20241226BHJP
【FI】
G06Q20/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023102004
(22)【出願日】2023-06-21
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】沖山 徹
(72)【発明者】
【氏名】多田 調
(72)【発明者】
【氏名】山口 謙一
(72)【発明者】
【氏名】中島 大希
(72)【発明者】
【氏名】揚石 大輝
【テーマコード(参考)】
5L020
5L055
【Fターム(参考)】
5L020AA52
5L055AA52
(57)【要約】
【課題】利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る情報処理システムは、利用者端末からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得する取得部と、申請情報を、暗号化した暗号化情報に置き換える暗号化部と、暗号化データに基づいて、サービスの利用停止する対象のリストを示す停止対象リストを生成する生成部と、停止対象リストに基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する停止部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者端末からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得する取得部と、
前記申請情報を、暗号化した暗号化情報に置き換える暗号化部と、
前記暗号化情報に基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する対象のリストを示す停止対象リストを生成する生成部と、
前記停止対象リストに基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する停止部と、
を備える、情報処理システム。
【請求項2】
前記取得部と、前記暗号化部と、前記生成部を含む第一情報処理装置と、
前記停止部を含む第二情報処理装置と、を備える、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記暗号化部は、利用者のクレジットカード情報を含む前記申請情報をトークンに置き換えて暗号化する、
請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
利用者端末からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得するステップと、
前記申請情報を、暗号化した暗号化情報に置き換えるステップと、
前記暗号化情報に基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する対象のリストを示す停止対象リストを生成するステップと、
前記停止対象リストに基づいて、サービスの利用停止の処理を実行するステップと、
を含む、情報処理方法。
【請求項5】
利用者端末からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得するステップと、
前記申請情報を、暗号化した暗号化情報に置き換えるステップと、
前記暗号化情報に基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する対象のリストを示す停止対象リストを生成するステップと、
前記停止対象リストに基づいて、サービスの利用停止の処理を実行するステップと、
をコンピュータに実行させる、情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットを介して利用者に商品を販売する電子商取引サイトや、利用者の端末にコンテンツの動画を配信する動画配信サービスなどの各種の情報サービスが普及している。このような情報サービスの料金の支払いは、クレジットカードを利用して行われることがあった。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、商取引に係る決済を、通信回線を介して依頼する端末を利用して、加盟店と、クレジットカード会社または情報処理センタとの間で、適時に決済情報以外の情報の授受も行うことができる商取引決済システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-76928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の特許文献1に記載の商取引決済システムは、適時に決済情報以外の情報の授受も行うことができるものの、電子商取引サイトや動画配信サービスなどの情報サービスにおけるクレジットカードの利用を安全に停止することはできなかった。
【0006】
本開示は上記課題を鑑み、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る情報処理システムは、利用者端末からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得する取得部と、前記申請情報を暗号化したデータに変更する暗号化部と、前記暗号化データに基づいて、サービスの利用停止する対象のリストを示す停止対象リストを生成する生成部と、前記停止対象リストに基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する停止部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る第一情報処理装置の構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る第一情報処理装置の暗号化情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係る第一情報処理装置の利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る第二情報処理装置の構成例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る第二情報処理装置の月額商品情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る第二情報処理装置のドメイン情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る第二情報処理装置の停止フラグ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。
図11図11は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図12図12は、第一情報処理装置、及び第二情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示に係る情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示に係る情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0011】
(実施形態)
〔1.実施形態に係る情報処理〕
〔1-1.実施形態に係る情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が第一情報処理装置100と、第二情報処理装置200と、利用者端末300と、により実行される例を示す。以下、実施形態に係る情報処理についてステップごとに順を追って説明する。
【0012】
まず、第一情報処理装置100は、利用者端末300から申請情報を取得する(ステップS1)。ここで、申請情報とは、利用者の情報サービスに関する申請を示す情報であって、例えば、サービスの利用停止や、利用者IDの照会、利用者IDの修正などの申請である。例えば、第一情報処理装置100は、利用者端末300から利用者が利用者端末300に入力した申請情報を取得する。なお、申請情報には、申請番号、申請種別、クレジットカード情報、利用者IDなどの情報が含まれていてよい。また、申請種別が「サービスの利用停止」である場合は、利用停止の対象のサービスのサービスIDが含まれていてよい。
【0013】
次に、第一情報処理装置100は、利用者端末300から取得した申請情報を暗号化する(ステップS2)。例えば、第一情報処理装置100は、申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報について、gpg(GNU Privacy Guard)暗号化の処理を実行して、クレジットカード情報を含む申請情報をトークンに置き換える。また、第一情報処理装置100は、申請種別にかかわらず申請情報をトークンに置き換えた後に、申請情報が「サービスの利用停止」である申請情報に対応して置き換えられたトークンを分けて記憶してもよい。なお、gpg暗号化は、公開鍵と秘密鍵のペアを用いて暗号化と、復号化を行うものである。
【0014】
次に、第一情報処理装置100は、停止対象リストを生成する(ステップS3)。例えば、第一情報処理装置100は、利用者端末300から取得した申請情報の申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報に基づいて、申請情報の申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報(トークンに置き換えられたもの)を一纏めにして、停止対象リストを生成する。すなわち、第一情報処理装置100は、申請情報の申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報(トークンに置き換えられたもの)を一覧にして纏めたものを停止対象リストとして生成する。
【0015】
次に、第一情報処理装置100は、第二情報処理装置200に停止対象リストを通知する(ステップS4)。例えば、第一情報処理装置100は、ステップS3において生成した停止対象リストを第二情報処理装置200に送信することにより、停止対象リストを通知してよい。
【0016】
次に、第二情報処理装置200は、停止対象リストに基づいて、サービスの停止処理を実行する(ステップS5)。例えば、第二情報処理装置200は、停止対象リストに含まれる申請情報が示す利用者IDのサービスの利用停止の処理を実行する。具体的には、第二情報処理装置200は、停止対象リストに含まれる申請情報が示す利用者IDのサービスの利用停止のフラグを、第二情報処理装置200の記憶部220に記憶する処理を実行する。
【0017】
次に、第二情報処理装置200は、停止結果ファイルを第一情報処理装置100に提供する(ステップS6)。例えば、第二情報処理装置200は、停止対象リストに基づいて、サービスの停止処理を実行した結果を示す停止結果ファイルを生成して、生成した停止結果ファイルを第一情報処理装置100に提供する。なお、停止結果ファイルは、申請情報(トークンに置き換えられたもの)と、申請情報に基づいて申請情報が示す停止対象のサービスが停止された旨を示す情報と、を含む。
【0018】
次に、第一情報処理装置100は、停止処理が完了した旨を利用者端末300に通知する(ステップS7)。例えば、第一情報処理装置100は、停止結果ファイルに基づいて、申請種別が「サービスの利用停止」の申請情報の取得元の利用者端末300に、「サービスの利用停止」の申請に対応する停止対象のサービスが停止された旨を示す情報を利用者端末300に通知する。すなわち、第一情報処理装置100は、ステップS6において提供された停止結果ファイルを確認して、申請情報に含まれる利用者IDに対応する利用者端末300に、サービスを停止した旨を示す情報を通知する。
【0019】
これによれば、申請情報を暗号化したうえで、停止処理を実行することから、安全にサービスの利用停止の処理を実行することができる。そのため、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理システム1を提供することができる。
【0020】
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、第一情報処理装置100と、第二情報処理装置200と、利用者端末300と、ネットワークNを有する。以下、これらの構成について簡単に順を追って説明する。
【0021】
第一情報処理装置100は、例えばPC(Personal Computer)、WS(Work Station)、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。第一情報処理装置100は、例えば、第二情報処理装置200や、利用者端末300からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0022】
第二情報処理装置200は、例えばPC、WS、サーバの機能を備えるコンピュータなどの情報処理装置であってよい。第二情報処理装置200は、例えば、第一情報処理装置100や、利用者端末300からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0023】
利用者端末300は、利用者が利用する情報処理装置である。利用者端末300は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、デスクトップ型PC、ノート型PC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置であってよい。なお、図1に示す例においては、利用者端末300がスマートフォンである場合を示している。
【0024】
ネットワークNは、第一情報処理装置100と、第二情報処理装置200と、利用者端末300を有線、又は無線により相互に通信可能に接続する。ネットワークNが有線の場合は、IEEE802.3に規定されるイーサネット(登録商標)(ETHERNET(登録商標))により実現されてよい。また、ネットワークNが無線の場合は、IEEE802.11に規定される無線LAN(Local Area Network)により実現されてよい。
【0025】
〔3.第一情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、第一情報処理装置100の構成について説明する。
【0026】
図3は、実施形態に係る第一情報処理装置の構成例を示す図である。図3に示すように、第一情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、を有する。
【0027】
(通信部110について)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末300などとの間で情報の送受信を行う。
【0028】
(記憶部120について)
記憶部120は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部130が実行するプログラム、あるいは制御部130が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部130が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
【0029】
図3に示すように、記憶部120は、暗号化情報記憶部121と、利用者情報記憶部122を有する。以下、これらの構成について順を追って説明する。
【0030】
(暗号化情報記憶部121について)
暗号化情報記憶部121は、申請情報を暗号化した情報を示す暗号化情報を記憶する。ここで、図4を用いて、暗号化情報記憶部121が記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態に係る第一情報処理装置の暗号化情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0031】
図4に示す例において、暗号化情報記憶部121は、「暗号化情報ID」、「暗号化情報」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0032】
「暗号化情報ID」は、暗号化情報を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「暗号化情報」は、暗号化された情報である。
【0033】
すなわち、図4においては、暗号化情報ID「EIFID#1」により識別される暗号化情報が「EIF#1」として記憶されていることを示している。
【0034】
なお、暗号化情報記憶部121に記憶される情報は、「暗号化情報ID」、「暗号化情報」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の暗号化情報に関係する情報が記憶されてよい。
【0035】
(利用者情報記憶部122について)
利用者情報記憶部122は、利用者に関する情報、すなわち、利用者情報を記憶する。利用者情報は、例えば、利用者が所定の情報サービスを利用する際に、情報サービスの提供事業者に提供する利用者に関する情報である。ここで、図5を用いて、利用者情報記憶部122が記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態に係る第一情報処理装置の利用者情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0036】
図5に示す例において、利用者情報記憶部122は、「利用者ID」、「生年月日」、「性別」、「職業」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0037】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり文字列や番号などによって表される。「生年月日」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の生年月日に関する情報である。「性別」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の性別に関する情報である。「職業」は、「利用者ID」に紐付けられた利用者の職業に関する情報である。
【0038】
すなわち、図5においては、利用者ID「UID#1」により識別された利用者の生年月日が「生年月日#U1」であり、性別が「女性」であり、職業が「職業#U1」であることを示している。
【0039】
なお、利用者情報記憶部122に記憶される情報は、「利用者ID」、「生年月日」、「性別」、「職業」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の利用者に関係する情報が記憶されてよい。
【0040】
(制御部130について)
次に、図3に戻って、制御部130について説明する。制御部130は、第一情報処理装置100を制御するコントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、第一情報処理装置100の記憶部120に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
【0041】
制御部130は、図3に示すように、取得部131と、暗号化部132と、生成部133と、指示部134と、受付部135と、通知部136と、を有する。制御部130は、記憶部120からプログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行することで、これらの機能を実現して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。以下、これらの処理を、順を追って説明する。
【0042】
(取得部131について)
取得部131は、利用者端末300からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得する。ここで、申請情報とは、利用者の情報サービスに関する申請を示す情報であって、例えば、サービスの利用停止や、利用者IDの照会、利用者IDの修正などの申請である。例えば、取得部131は、利用者端末300から利用者が利用者端末300に入力した申請情報を取得する。なお、申請情報には、申請番号、申請種別、クレジットカード情報、利用者IDなどの情報が含まれていてよい。
【0043】
(暗号化部132について)
暗号化部132は、申請情報を、暗号化した暗号化情報に置き換える。例えば、暗号化部132は、申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報について、gpg暗号化の処理を実行して、クレジットカード情報を含む申請情報をトークンに置き換える。また、暗号化部132は、申請種別にかかわらず申請情報をトークンに置き換えた後に、申請情報が「サービスの利用停止」である申請情報に対応して置き換えられたトークンを分けて記憶してもよい。なお、gpg暗号化は、公開鍵と秘密鍵のペアを用いて暗号化と、復号化を行うものである。
【0044】
(生成部133について)
生成部133は、暗号化情報に基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する対象のリストを示す停止対象リストを生成する。例えば、生成部133は、利用者端末300から取得した申請情報の申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報に基づいて、申請情報の申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報(トークンに置き換えられたもの)を一纏めにして、停止対象リストを生成する。すなわち、生成部133は、申請情報の申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報(トークンに置き換えられたもの)を一覧にして纏めたものを停止対象リストとして生成する。
【0045】
(指示部134について)
指示部134は、生成部133が生成した停止対象リストを第二情報処理装置200に提供して、サービスの利用停止の処理を指示する。例えば、指示部134は、生成部133が生成した停止対象リストを、通信部110を介して、第二情報処理装置200に送信することにより、停止対象リストを提供して、サービスの利用停止の処理を指示してよい。
【0046】
(受付部135について)
受付部135は、第二情報処理装置200から停止結果ファイルの提供を受け付ける。例えば、受付部135は、第二情報処理装置200が、停止対象リストに基づいて、サービスの停止処理を実行した結果を示す停止結果ファイルを生成して、生成した停止結果ファイルを第一情報処理装置100に提供したものを、通信部110を介して、受け付ける。なお、停止結果ファイルは、申請情報が示す停止対象のサービスが停止された旨を示す情報を含む。
【0047】
(通知部136について)
通知部136は、利用者端末300にサービスの利用停止の処理が完了した旨を通知する。例えば、通知部136は、停止結果ファイルに基づいて、申請種別が「サービスの利用停止」の申請情報の取得元の利用者端末300に、「サービスの利用停止」の申請に対応する停止対象のサービスが停止された旨を示す情報を利用者端末300に通知する。すなわち、通知部136は、提供された停止結果ファイルを確認して、申請情報に含まれる利用者IDに対応する利用者端末300に、サービスを停止した旨を示す情報を通知する。
【0048】
〔4.第二情報処理装置の構成〕
次に、図6を用いて、第二情報処理装置200の構成について説明する。
【0049】
図6は、実施形態に係る第二情報処理装置の構成例を示す図である。図6に示すように、第二情報処理装置200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、を有する。
【0050】
(通信部210について)
通信部210は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末300などとの間で情報の送受信を行う。
【0051】
(記憶部220について)
記憶部220は、主記憶装置と外部記憶装置とを備える。主記憶装置は、制御部230が実行するプログラム、あるいは制御部230が処理するデータを記憶する。主記憶装置は、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ等のような半導体メモリ素子によって実現されてよい。外部記憶装置は、制御部130が処理するデータを保存する。外部記憶装置は、例えば、ハードディスクやSSD、磁気テープ、光ディスク等によって実現されてよい。
【0052】
図6に示すように、記憶部220は、月額商品情報記憶部221と、ドメイン情報記憶部222と、停止フラグ記憶部223と、を有する。以下、これらの構成について順を追って説明する。
【0053】
(月額商品情報記憶部221について)
月額商品情報記憶部221は、利用者が月次で購入している商品に関する情報を記憶する。ここで、図7を用いて、月額商品情報記憶部221が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る第二情報処理装置の月額商品情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0054】
図7に示す例において、月額商品情報記憶部221は、「利用者ID」、「注文番号」、「商品ID」、「購入開始年月日」、「購入停止年月日」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0055】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「注文番号」は、「利用者ID」により識別される利用者の注文を識別する番号である。「商品ID」は、「注文番号」により識別される注文において発注された商品を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「購入開始年月日」は、「利用者ID」により識別される利用者が「注文番号」により識別される注文において発注した「商品ID」により識別される商品の購入を開始した年月日である。「購入停止年月日」は、「利用者ID」により識別される利用者が「注文番号」により識別される注文において発注した「商品ID」により識別される商品の購入を停止した年月日である。
【0056】
すなわち、図7においては、利用者ID「UID#1」により識別される利用者が注文番号「ODNM#1」により識別される注文において発注した商品の商品IDが「PRDID#1」であり、当該の商品の購入開始年月日が「PSTDT#1」であり、当該の商品の購入停止年月日が「PSPDT#1」であることを示している。
【0057】
なお、月額商品情報記憶部221に記憶される情報は、「利用者ID」、「注文番号」、「商品ID」、「購入開始年月日」、「購入停止年月日」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意の月額商品情報に関係する情報が記憶されてよい。
【0058】
(ドメイン情報記憶部222について)
ドメイン情報記憶部222は、所定のドメインにおける利用者の商品の購入に関係する情報を記憶する。ここで、図8を用いて、ドメイン情報記憶部222が記憶する情報の一例を説明する。図8は、実施形態に係る第二情報処理装置のドメイン情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0059】
図8に示す例において、ドメイン情報記憶部222は、「利用者ID」、「注文番号」、「商品ID」、「購入年月日」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0060】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「注文番号」は、「利用者ID」により識別される利用者の注文を識別する番号である。「商品ID」は、「注文番号」により識別される注文において発注された商品を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「購入年月日」は、「利用者ID」により識別される利用者が「注文番号」により識別される注文において発注した「商品ID」により識別される商品を購入した年月日である。
【0061】
すなわち、図8においては、利用者ID「UID#1」により識別される利用者が注文番号「ODNM#1」により識別される注文において発注した商品の商品IDが「PRDID#1」であり、当該の商品の購入年月日が「PDT#1」であることを示している。
【0062】
なお、ドメイン情報記憶部222に記憶される情報は、「利用者ID」、「注文番号」、「商品ID」、「購入年月日」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意のドメイン情報に関係する情報が記憶されてよい。
【0063】
(停止フラグ記憶部223について)
停止フラグ記憶部223は、サービスの利用停止の有無に関係する情報を記憶する。ここで、図9を用いて、停止フラグ記憶部223が記憶する情報の一例を説明する。図9は、実施形態に係る第二情報処理装置の停止フラグ記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【0064】
図9に示す例において、停止フラグ記憶部223は、「利用者ID」、「サービスID」、「停止フラグ」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0065】
「利用者ID」は、利用者を識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「サービスID」は、サービスを識別する識別子であり、文字列や番号などによって表される。「停止フラグ」は、「利用者ID」により識別される利用者の「サービスID」により識別されるサービスの利用停止の有無を示す情報であり、例えば、OFFがサービスの利用停止の意味し、ONがサービスの利用可能を意味するとして記憶されてよい。
【0066】
すなわち、図9においては、利用者ID「UID#1」により識別される利用者のサービスID「SVID#1」により識別されるサービスの利用停止の有無が「ON」(サービスの利用可能を意味する)であることを示している。
【0067】
なお、停止フラグ記憶部223に記憶される情報は、「利用者ID」、「サービスID」、「停止フラグ」という項目に係る情報に限定されるものではなく、その他の任意のサービスの利用停止の有無に関係する情報が記憶されてよい。
【0068】
(制御部230について)
次に、図6に戻って、制御部230について説明する。制御部230は、第二情報処理装置200を制御するコントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、第二情報処理装置200の記憶部220に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0069】
制御部230は、図6に示すように、受付部231と、収集部232と、停止部233と、提供部234と、を有する。制御部230は、記憶部220からプログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行することで、これらの機能を実現して、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。以下、これらの処理を、順を追って説明する。
【0070】
(受付部231について)
受付部231は、第一情報処理装置100から停止対象リストの提供を受け付ける。具体的には、受付部231は、通信部210を介して、第一情報処理装置100から提供された停止対象リストを受け付ける。なお、停止対象リストは、申請情報の申請種別が「サービスの利用停止」である申請情報(トークンに置き換えられたもの)を一纏めにしたものである。
【0071】
(収集部232について)
収集部232は、申請情報に基づいて、停止対象のサービスに関する情報を収集する。例えば、収集部232は、申請情報に含まれる利用者IDに基づいて、月額商品情報記憶部221と、ドメイン情報記憶部222から利用者IDが示す利用者の購入情報を抽出して、停止対象のサービスに関する情報を収集する。
【0072】
(停止部233について)
停止部233は、申請情報に基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する。具体的には、停止部233は、停止対象リストに含まれる申請情報が示す利用者IDのサービスの利用停止のフラグ(OFF)を、停止フラグ記憶部223に記憶する処理を実行する。
【0073】
(提供部234について)
提供部234は、停止結果ファイルを第一情報処理装置100に提供する。具体的には、提供部234は、通信部210を介して、停止結果ファイルを第一情報処理装置100に送信することにより、停止結果ファイルを第一情報処理装置100に提供する。
【0074】
〔5.利用者端末の構成〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る利用者端末300の構成について説明する。図10は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図10に示すように、利用者端末300は、通信部310と、入力部320と、出力部330と、制御部340を有する。
【0075】
通信部310は、例えば、NIC、無線LANカード等によって実現される。そして、通信部310は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、第一情報処理装置100との間で各種の情報の送受信を行う。
【0076】
入力部320は、利用者から各種の操作情報が入力される。例えば、入力部320は、タッチパネルにより表示面(例えば出力部330)を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部320は、利用者端末300に設けられたボタンや、利用者端末300に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0077】
出力部330は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット型端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、利用者端末300は、入力部320がタッチパネルである場合は、出力部330である表示画面により利用者の入力を受け付け、利用者への出力も行う。また、出力部330は、スピーカーであってもよく、スピーカーにより音声を出力してよい。
【0078】
制御部340は、例えば、CPUやMPU等によって、利用者端末300に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部340は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
【0079】
図10に示すように、制御部340は、受付部341と、を有する。
【0080】
受付部341は、利用者から各種の情報を受け付ける。例えば、受付部341は、利用者から申請情報の入力を受け付ける。ここで、申請情報とは、利用者の情報サービスに関する申請を示す情報であって、例えば、サービスの利用停止や、利用者IDの照会、利用者IDの修正などの申請である。なお、申請情報には、申請番号、申請種別、クレジットカード情報、利用者IDなどの情報が含まれていてよい。
【0081】
〔6.情報処理のフロー〕
次に、図11を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図11は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。以下、図11に示すフローチャートに沿って、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。
【0082】
まず、第一情報処理装置100は、利用者端末300から申請情報を取得する(ステップS101)。次に、第一情報処理装置100は、申請情報を暗号化する(ステップS102)。そして、第一情報処理装置100は、停止対象リストを生成する(ステップS103)。そして、第一情報処理装置100は、第二情報処理装置200に、停止対象リストを通知する(ステップS104)。そして、第二情報処理装置200は、停止処理を実行する(ステップS105)。そして、第二情報処理装置200は、第一情報処理装置100に、停止結果ファイルを提供する(ステップS106)。そして、第二情報処理装置200は、利用者端末300に停止処理完了の旨を通知する(ステップS107)。
【0083】
これによれば、申請情報を暗号化したうえで、停止処理を実行することから、安全にサービスの利用停止の処理を実行することができる。そのため、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することができる。
【0084】
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る第一情報処理装置100、及び第二情報処理装置200は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図12は、第一情報処理装置、及び第二情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0085】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが記憶される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0086】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0087】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0088】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0089】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0090】
例えば、コンピュータ1000が第一情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、第一情報処理装置100の制御部130の機能を実現する。
【0091】
〔8.構成と効果〕
本開示に係る情報処理システム1は、利用者端末300からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得する取得部131と、申請情報を、暗号化した暗号化情報に置き換える暗号化部132と、暗号化情報に基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する対象のリストを示す停止対象リストを生成する生成部133と、停止対象リストに基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する停止部233と、を備える。
【0092】
この構成によれば、申請情報を暗号化したうえで、サービスの利用停止の処理を実行することから、安全にサービスの利用停止の処理を実行することができる。そのため、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理システム1を提供することができる。
【0093】
本開示に係る情報処理システム1の取得部131と、暗号化部132と、生成部133を含む第一情報処理装置100と、停止部233を含む第二情報処理装置200と、を備える。
【0094】
この構成によれば、申請情報の暗号化の処理と、サービスの利用停止の処理を別々の装置を用いて行うことができる。そのため、機密性が高い情報を扱う装置を別に設けることができるため、情報管理を適切に行うことができる。したがって、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理システム1を提供することができる。
【0095】
本開示に係る情報処理システム1の暗号化部132は、利用者のクレジットカード情報を含む申請情報をトークンに置き換えて暗号化する。
【0096】
この構成によれば、利用者のクレジットカード情報を含む申請情報をトークンに置き換えて暗号化することができる。したがって、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理システム1を提供することができる。
【0097】
本開示に係る情報処理方法は、利用者端末300からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得するステップと、申請情報を、暗号化した暗号化情報に置き換えるステップと、暗号化情報に基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する対象のリストを示す停止対象リストを生成するステップと、停止対象リストに基づいて、サービスの利用停止の処理を実行するステップと、を含む。
【0098】
この構成によれば、申請情報を暗号化したうえで、サービスの利用停止の処理を実行することから、安全にサービスの利用停止の処理を実行することができる。そのため、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理方法を提供することができる。
【0099】
本開示に係る情報処理プログラムは、利用者端末300からサービスの利用に関する申請を示す申請情報を取得するステップと、申請情報を、暗号化した暗号化情報に置き換えるステップと、暗号化情報に基づいて、サービスの利用停止の処理を実行する対象のリストを示す停止対象リストを生成するステップと、停止対象リストに基づいて、サービスの利用停止の処理を実行するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0100】
この構成によれば、申請情報を暗号化したうえで、サービスの利用停止の処理を実行することから、安全にサービスの利用停止の処理を実行することができる。そのため、利用者に関する情報を適切に扱ったうえで、サービス利用を安全に停止することができる情報処理プログラムを提供することができる。
【0101】
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0102】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部131は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0103】
1 情報処理システム
100 第一情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 暗号化情報記憶部
122 利用者情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 暗号化部
133 生成部
134 指示部
135 受付部
136 通知部
200 第二情報処理装置
210 通信部
220 記憶部
221 月額商品情報記憶部
222 ドメイン情報記憶部
223 停止フラグ記憶部
230 制御部
231 受付部
232 収集部
233 停止部
234 提供部
300 利用者端末
310 通信部
320 入力部
330 出力部
340 制御部
341 受付部
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12