(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025021444
(43)【公開日】2025-02-13
(54)【発明の名称】業務管理システムおよび業務管理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/06 20230101AFI20250205BHJP
【FI】
G06Q10/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024118296
(22)【出願日】2024-07-24
(31)【優先権主張番号】P 2023124745
(32)【優先日】2023-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】517369944
【氏名又は名称】株式会社楓工務店
(74)【代理人】
【識別番号】100170449
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 英彦
(72)【発明者】
【氏名】田尻 忠義
【テーマコード(参考)】
5L010
【Fターム(参考)】
5L010AA09
(57)【要約】 (修正有)
【課題】複数のボックスが一連の業務フローを構築し、ボックスを管理することにより業務管理を行い、全体のプロジェクト管理を容易にする業務管理システムを提供する。
【解決手段】業務管理システムは、建築プロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部と、を備える、前記業務単位は、ボックスを構築しており、複数のボックスは、一連の前記業務フローを構築する。各ボックスは、少なくとも所定のチェック項目を有し、1つのボックスの全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックスに移行する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、
前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、
前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、
前記業務単位はボックス表示を構築しており、
複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、
各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、
1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行する、業務管理システム。
【請求項2】
前記ボックス表示は、前記チェック項目に加えて、前記チェック項目に依存しないタスク項目を有し、
前記タスク項目が充足しない場合であっても、全ての前記チェック項目が充足された場合に、次のボックス表示に進捗を移行し、充足しない前記タスク項目は、移行した前記次のボックス表示に表示される、請求項1に記載の業務管理システム。
【請求項3】
前記移行されたタスク項目は、前記次のボックス表示にて他のタスク項目と異なる表示をされる、請求項2に記載の業務管理システム。
【請求項4】
各ボックス表示は、対応する業務単位を実行する期日を設定可能であり、
前記期日の設定は、日付を直接指定する指定期日設定と、前後の前記ボックスにおいて前のボックスの期日に後のボックスの期日が追加されることによる期日算出設定とのいずれかから設定される、請求項1に記載の業務管理システム。
【請求項5】
複数の前記プロジェクト情報に含まれる複数の前記ボックス表示、複数の前記チェック項目、複数の前記タスク項目は、テンプレート情報に紐づいており、
同一の前記チェック項目または同一の前記タスク項目を有する少なくとも2つの前記テンプレート情報において、複数の前記チェック項目、複数の前記タスク項目の少なくともいずれか1つを変更することで他の1つのテンプレート情報の当該チェック項目または当該タスク項目が前記テンプレートを選択して変更可能である、請求項4に記載の業務管理システム。
【請求項6】
プロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、
前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、
前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、
前記業務単位はボックス表示を構築しており、
複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、
各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、
前記ボックス表示から前記チェック項目を確認するチェックシート表示または前記タスク項目を確認するタスク表示へ移行可能であり、
前記チェックシート表示は、各チェック項目、または前記タスク表示は、タスク項目に対応した参考資料および参考動画の少なくとも1つを表示可能に構成されている、業務管理システム。
【請求項7】
前記記憶部は、さらに、複数のプロジェクト情報と、各プロジェクトを構築するテンプレート情報とを有し、
前記参考資料または前記参考動画は、1つの前記プロジェクト情報から登録された場合に、前記テンプレート情報に反映され、当該テンプレート情報から構築された全ての前記プロジェクトにおいて表示可能となる、請求項6に記載の業務管理システム。
【請求項8】
プロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、
前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、
前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、
前記業務単位はボックス表示を構築しており、
複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、
各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、
1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行し、
各プロジェクト情報は、複数のプロジェクトを一覧表示するプロジェクト一覧表示において、前記チェック項目と、前記チェック項目の承認の状況に応じて保留、進行中、完了および他決のいずれか1つの状態を表示する、業務管理システム。
【請求項9】
(プロジェクト状態2)
前記プロジェクト情報における前記チェック項目、前記タスク項目を集中管理するダッシュボード表示を有し、
前記ダッシュボード表示は、前記進行中のプロジェクトのみカウントされる、請求項8に記載の業務管理システム。
【請求項10】
建築設計に関するプロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、
前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、
前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、
前記業務単位はボックス表示を構築しており、
複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、
各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、
1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行し、
また、前記ボックス表示からボックスの状況を確認するボックス状況確認表示に移行可能であり、
前記ボックス状況確認表示は、少なくとも、契約の完了した契約完了状態、契約後の打ち合わせを行った契約後打合せ状態、仕様に関する打合せを行った仕様打合せ状態、仕様の確定した仕様確定の状況のいずれか1つを表示する、業務管理システム。
【請求項11】
建築設計に関するプロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、
前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、
前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、
前記業務単位はボックス表示を構築しており、
複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、
各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、
1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行し、
また、前記ボックス表示からボックスの状況を確認するボックス状況確認表示に移行可能であり、
前記プロジェクト情報における前記チェック項目、前記タスク項目を集中管理するダッシュボード表示を有し、
前記ダッシュボード表示は、バッファのアイコンを有し、
前記バファのアイコンは、ログインユーザが担当者として関与したボックス表示において期限日までに早く課題を完了できた日数を積算した数が表示される、業務管理システム。
【請求項12】
建築設計に関するプロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、
前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、
前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、
前記業務単位はボックス表示を構築しており、
複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、
各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、
1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行し、
また、前記ボックス表示からボックスの状況を確認するボックス状況確認表示に移行可能であり、
前記ボックス表示は、前記チェック項目に加えて、前記チェック項目に依存しないタスク項目を有し、
前記タスク項目は、タスクが完了した「済」、タスクが完了していない「未」およびタスクが不要である「不要」の状態を有する、業務管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、種々の業務を管理する業務管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数のタスクが存在するプロジェクトは、プロジェクトの開始から完了まで多くの業務が存在する。例えば、建築物を建築するための建築設計プロジェクトは、建築設計および建築施工から竣工まで多くの業務が存在する。例えば、初期設計では、要件定義や基本設計が行われ、その後、詳細設計、施工計画、実際の建築作業、そして最終的な竣工検査といった業務が進行していく。
【0003】
さらに、各業務は多くのタスクに分解される。例えば、基本設計では建物の配置や形状、機能などを決定するタスク、詳細設計では具体的な建築材料や設備、仕上げ材などを決定するタスク、施工計画では作業スケジュールや必要な資材、労働力などを計画するタスク、実際の建築作業では土木作業、建築作業、電気・配管作業などを行うタスク、竣工検査では建築物の安全性や機能性を確認するタスク等々がある。
【0004】
建築設計プロジェクトにおいては、このような複数のタスクを1つの業務単位としてまとめ、業務フローの管理と進捗管理が行われている。これにより、プロジェクト全体の効率性と品質を保証することができる。
【0005】
しかし、従来の建築プロジェクトを管理する業務管理システムでは各種作業の進行状況を管理する機能はあるものの、業務の順序性や依存性を考慮した管理や、各業務のチェックリストの充足状況に基づいて次の業務に進捗を移行するような管理が十分ではなく、適切な管理をできる業務管理システムが求められている。
【0006】
その求めに応える業務管理システムとして、例えば、特許文献1に示す施工計画作成装置がある。この施工計画作成装置においては、複数種類の作業が実施される建設工事の期限を示す情報を受け付け、それに基づいて作業者の割り当てや作業開始待ち時間、全ての作業が終了するまでの総作業時間を導出し、施工計画を作成する。これにより、確実に期限内に作業が終了し、かつ作業効率の高い施工計画を作成することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1に記載の施工計画作成装置は、複数のタスクを含む業務に対して、作業者の割り当てと作業時間の管理に主に焦点を当てており、複数のタスクから構成される業務単位に着目し、各業務単位(ボックス)により業務管理を行うという思想はない。また、当然ながら、ボックスによるプロジェクト内の業務の移行管理は考慮されていない。したがって、多数のタスクごとの業務管理となり管理が煩雑になってしまうという課題がある。
【0009】
また、業務進行において、未完了タスクが原因の手戻りが生じることで生産性が低下するという課題がある。すなわち、未完了のタスクが存在することで、その後の業務の進行に影響を及ぼし、結果的にプロジェクト全体の進行を遅らせる可能性がある。これは特に複数のタスクを同時並行で進行する大規模プロジェクトにおいて顕著な問題となり得るにもかかわらず、手戻りを防ぐという思想は、従来のシステムでは取り入れられていなかった。
【0010】
さらに、各業務単位の完了期限を設定し、期限に達してもチェック項目が充足されない場合にプロジェクト情報の表示を変更するという機能も含まれていない。これにより、各業務の期限管理と進捗状況の可視化が困難であり、作業の遅延が発生しやすいという課題もある。
【0011】
これまで特許文献1に記載の施工計画作成装置に限らず、建築設計プロジェクトの業務管理システムにおいて、各業務単位(ボックス)により業務の進捗管理を行うシステムはなかった。
【0012】
(1)本発明に係る業務管理システムは、プロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、前記業務単位はボックス表示を構築しており、複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行する。
【0013】
本発明に係る業務管理システムでは、各業務単位(ボックス)についてチェック項目を定義し、これらの項目が充足されることを確認しながら、一連の業務フローを構築し、業務フローをチェックすることで業務を管理する。これにより、業務の進捗を具体的なチェック項目と連動させて把握することができ、全体のプロジェクト管理が簡単になり、業務の抜け漏れもなくなり、業務管理が効率化される。
【0014】
(2)前記した業務管理システムにおいて、前記ボックス表示は、前記チェック項目に加えて、前記チェック項目に依存しないタスク項目を有し、前記タスク項目が充足しない場合であっても、全ての前記チェック項目が充足された場合に、次のボックス表示に進捗を移行し、充足しない前記タスク項目は、移行した前記次のボックス表示に表示される。
【0015】
この業務管理システムでは、チェック項目に加えて、チェック項目に依存しないタスク項目もボックス内に定義され、タスク項目が未充足でも、全てのチェック項目が充足されていれば次のボックスへ進捗を移行する。これにより、業務進捗の柔軟性が向上し、遅れているタスクは把握しつつもプロジェクト全体を進めることができるため、プロジェクトのボトルネックの回避や効率的な作業進行が可能となる。
【0016】
(3)前記した業務管理システムにおいて、前記移行されたタスク項目は、前記次のボックス表示にて他のタスク項目と異なる表示をされる。
【0017】
この業務管理システムでは、前のボックスから移行されたタスク項目が、他のタスク項目と異なる表示をされるため、タスク漏れを抑止することができる。
【0018】
(4)前記した業務管理システムにおいて、各ボックス表示は、対応する業務単位を実行する期日を設定可能であり、前記期日の設定は、日付を直接指定する指定期日設定と、前後の前記ボックスにおいて前のボックスの期日に後のボックスの期日が追加されることによる期日算出設定とのいずれかから設定される。
【0019】
この業務管理システムでは、ボックスの内容に応じて、異なる期日の設定が行われるため、業務の期日を適切に設定できる。
【0020】
(5)前記した業務管理システムにおいて、複数の前記プロジェクト情報に含まれる複数の前記ボックス表示、複数の前記チェック項目、複数の前記タスク項目は、テンプレート情報に紐づいており、同一の前記チェック項目または同一の前記タスク項目を有する少なくとも2つの前記テンプレート情報において、複数の前記チェック項目、複数の前記タスク項目の少なくともいずれか1つを変更することで他の1つのテンプレート情報の当該チェック項目または当該タスク項目が前記テンプレートを選択して変更可能である。
【0021】
この業務管理システムでは、チェック項目またはタスク項目の変更を選択したテンプレートに対して反映できるため、全てのプロジェクト情報に渡ってチェック項目またはタスク項目の変更が容易になる。
【0022】
(6)前記した業務管理システムは、プロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、前記業務単位はボックス表示を構築しており、複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、前記ボックス表示から前記チェック項目を確認するチェックシート表示または前記タスク項目を確認するタスク表示へ移行可能であり、前記チェックシート表示は、各チェック項目、または前記タスク表示は、タスク項目に対応した参考資料および参考動画の少なくとも1つを表示可能に構成されている。
【0023】
この業務管理システムでは、チェック項目またはタスク項目において参考となる情報を含む参考資料503または参考動画504をタスク表示から確認できるため、業務に必要な知識を一元化して管理でき、業務効率が向上する。
【0024】
(7)前記記憶部は、さらに、複数のプロジェクト情報と、各プロジェクトを構築するテンプレート情報とを有し、前記参考資料または前記参考動画は、1つの前記プロジェクト情報から登録された場合に、前記テンプレート情報に反映され、当該テンプレート情報から構築された全ての前記プロジェクトにおいて表示可能となる。
【0025】
この業務管理システムでは、参考資料または参考動画の変更を選択したテンプレートに対して反映できるため、全てのプロジェクト情報に渡ってチェック項目またはタスク項目の変更が容易になる。
【0026】
プロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、前記業務単位はボックス表示を構築しており、複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行し、各プロジェクト情報は、複数のプロジェクトを一覧表示するプロジェクト一覧表示において、前記チェック項目と、前記チェック項目の承認の状況に応じて保留、進行中、完了および他決のいずれか1つの状態を表示する。
【0027】
この業務管理システムでは、プロジェクト一覧表示において、チェック項目の承認の状況に応じて保留、進行中、完了および他決のいずれか1つの状態を表示するため、各プロジェクトの進捗状況が容易に確認できる。
【0028】
(9)前記した業務管理システムにおいて、前記プロジェクト情報における前記チェック項目、前記タスク項目を集中管理するダッシュボード表示を有し、前記ダッシュボード表示は、前記進行中のプロジェクトのみカウントされる。
【0029】
この業務管理システムでは、ダッシュボード表示において、進行中のプロジェクトのみがカウントされるため、業務管理の必要な情報のみを確認でき、業務管理の精度が向上する。
【0030】
(10)前記した業務管理システムでは、建築設計に関するプロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、前記業務単位はボックス表示を構築しており、複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行し、また、前記ボックス表示からボックスの状況を確認するボックス状況確認表示に移行可能であり、前記ボックス状況確認表示は、少なくとも、契約の完了した契約完了状態、契約後の打ち合わせを行った契約後打合せ状態、仕様に関する打合せを行った仕様打合せ状態、仕様の確定した仕様確定の状況のいずれかの状況を表示する。
【0031】
この業務管理システムにおいて、ボックス状況確認表示において、契約完了状態、契約後打合せ状態、仕様打合せ状態、仕様確定の状況のいずれかの状況を表示するため、プロジェクトの状況を容易に確認でき、業務管理が容易になる。
【0032】
(11)前記した業務管理システムにおいて、建築設計に関するプロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、前記業務単位はボックス表示を構築しており、複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行し、また、前記ボックス表示からボックスの状況を確認するボックス状況確認表示に移行可能であり、前記プロジェクト情報における前記チェック項目、前記タスク項目を集中管理するダッシュボード表示を有し、前記ダッシュボード表示は、バッファのアイコンを有し、前記バファのアイコンは、ログインユーザが担当者として関与したボックス表示において期限日までに早く課題を完了できた日数を積算した数が表示される。
【0033】
この業務管理システムでは、ダッシュボード表示において、「バッファ」のアイコンが表示され、ボックスを期日より早く完了させた場合、早く完了させた日数分がバッファとして個人(そのボックス内のタスク/チェックシート担当者)にカウントされる。これにより、仕事を早く終わらせたことの集計が容易になり、集計結果も見える化できる。
【0034】
(12)建築設計に関するプロジェクトに対して複数の業務単位に分解された業務フロー情報を含むプロジェクト情報を記憶する記憶部と、前記プロジェクト情報を適宜表示する表示部と、前記表示部に表示するプロジェクト情報を制御する制御部とを備え、前記業務単位はボックス表示を構築しており、複数の前記ボックス表示は、一連の前記業務フロー情報を構築し、各ボックス表示は、少なくとも所定のチェック項目を有し、1つのボックス表示の全ての前記チェック項目が完了された場合に、前記業務フロー情報を次のボックス表示に移行し、また、前記ボックス表示からボックスの状況を確認するボックス状況確認表示に移行可能であり、前記ボックス表示は、前記チェック項目に加えて、前記チェック項目に依存しないタスク項目を有し、前記タスク項目は、タスクが完了した「済」、タスクが完了していない「未」およびタスクが不要である「不要」の状態を有する。
【0035】
本発明に係る業務管理方法では、前記タスク項目は、タスクが完了した「済」、タスクが完了していない「未」およびタスクが不要である「不要」の状態として表示される。これにより、タスクの完了または未完了に加え、プロジェクト内で不要なタスクが明確になり、不要なタスクをプロジェクト関係者に示すことができる。
【発明の効果】
【0036】
本発明によれば、複数のボックスが一連の業務フローを構築し、ボックスを管理することにより業務管理が行える。これにより、全体のプロジェクト管理が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本実施形態に係る業務管理システムの運用形態の概念を示す概念図である。
【
図2】本実施形態に係る業務管理サーバの機能ブロック図である。
【
図3】本実施形態に係る業務管理方法のフロー図である。
【
図4】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示される新規プロジェクト作成画面である。
【
図5】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示される第1のプロジェクト実施画面である。
【
図6】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるボックス詳細画面である。
【
図7】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるチェックシート一覧画面である。
【
図8】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるダッシュボード画面である。
【
図9】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるテンプレート管理画面である。
【
図10】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示される一のタスク項目一覧画面である。
【
図11】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるボックス表示において期日日ボックスと通常ボックスを比較する図である。
【
図12】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示される他のタスク項目一覧画面である。
【
図13】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるテンプレート編集画面である。
【
図14】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるテンプレート編集画面である。
【
図15】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるテンプレート編集画面である。
【
図16】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるタスク項目一覧画面の一部拡大図であって、参考資料・参考動画を一括更新するための説明図である。
【
図17】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるプロジェクト一覧画面である。
【
図18】本実施形態の業務管理サーバの表示部により表示されるボックス状況確認画面である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
<業務管理システムの構成>
【0039】
まず、本発明の実施形態に係る業務管理システムSおよび業務管理方法Tについて図面を参照しつつ、詳細に説明する。本実施形態において、業務管理システムSおよび業務管理方法Tは、建築設計プロジェクトの業務を管理する。しかし、業務管理システムは、建築設計プロジェクト以外の他の業務に利用してもよい。
【0040】
図1は、本実施形態に係る業務管理システムSの運用形態の概念を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る業務管理システムSでは、業務管理サーバ2と、ユーザ端末とがインターネットNを介して接続されている。業務管理サーバ2は、クラウド環境内の仮想サーバを利用して機能し、データの集中管理と分散処理を実現している。
【0041】
ユーザ端末は、従来よく知られる、PC、スマートフォン、タブレットのような情報処理装置である。ユーザ端末を構成する情報処理装置は、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ソリッドステイトドライブ(SSD)およびインターフェース(I/F、図示は省略)が含まれており、これら全てが内部のバスを介して相互に接続されている。
【0042】
本実施形態における業務管理システムでは、システムへのアクセス権限を区分けするためにユーザ種類を区分される。本実施形態において、ユーザ端末が、ログインするユーザの属性に応じて、一般ユーザ端末11、編集者端末12、管理者端末13、または顧客端末14として区分される。なお、一般ユーザ端末11、編集者端末12、管理者端末13を総称して業務者端末ともいう。これらのユーザ種類は、業務管理サーバ2に記録されたユーザ情報に基づき割り当てられる。各ユーザ情報は、ユーザ登録部23で管理され、新たなユーザがシステムに参加する際に登録されている。
【0043】
ユーザ端末は、ログインするユーザの属性により機能が異なる。たとえば、一般ユーザとしてログインしたユーザは、ユーザ端末が一般ユーザ端末11として機能し、特定の業務に関する情報の入力と更新を行うことができる。同様に、編集者、管理者、顧客としてログインしたユーザは、それぞれ編集者端末12、管理者端末13、顧客端末14として機能する。
【0044】
各端末は、ユーザの属性に応じて異なるアクセス権限を付与される。本実施形態において、一般ユーザ端末11では、全てのプロジェクト情報301を閲覧する権限やプロジェクト情報301のボックス表示304等の情報を操作する権限を有し、編集者端末12では、一般ユーザ端末11の権限に加え、後述するプロジェクトテンプレートを編集する権限を有し、管理者端末13では、編集者端末12の権限に加え、システム全体についての管理権限を有する。なお、顧客端末14においては、自身の依頼したプロジェクト情報301の一部のみを閲覧する権限を有する。
【0045】
また、一般ユーザ端末11、編集者端末12および管理者端末13は、各プロジェクトにおいて、業務担当を設定される。業務担当情報は、ユーザ登録部23で管理され、新たなプロジェクトが作成された後に登録され、または随時変更される。
【0046】
本実施形態において、業務担当情報は、チェック項目およびタスク項目を実際の業務の進捗に応じて完了させる担当者業務、チェック項目について、担当者が業務を完了させた際に業務完了が適切に行われたかを第1のチェッカーがチェックするチェッカー業務、チェッカー業務が適切に行われたかを第2のチェッカーがチェックするダブルチェック業務、1つのボックス表示304の全てのチェック項目が完了された場合に、当該ボックス表示304を完了させる承認者業務等を含む。
【0047】
業務管理サーバ2は、従来よく知られる、PC、スマートフォン、タブレットのような情報処理装置である。ユーザ端末を構成する情報処理装置は、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)およびインターフェース(I/F、図示は省略)が含まれており、これら全てが内部のバスを介して相互に接続されている。
【0048】
このようなハードウエア構成において、ROM、HDDの記憶媒体に保存されている業務管理プログラムがRAMに読み込まれる。その後、CPUはこれらのプログラムに従って指示された演算を実行する。これにより、本実施形態の業務管理システムSを実現するための機能ブロックが構成される(
図2を参照)。
【0049】
図2に示すように、業務管理サーバ2は、プロジェクト情報301を記憶する記憶部21と、プロジェクト情報301を表示する表示部22と、プロジェクト情報301を制御する制御部25と、プロジェクトの関与するユーザ登録部23と、プロジェクト内の業務の期限を設定する期限設定部24とを備える。
【0050】
記憶部21は、データベースなどの形で、様々な業務の内容、進行状況、達成状況等の情報を記憶する。記憶部21は、後述する各部により整理、管理された業務情報を保管する。
【0051】
表示部22は、記憶部21に格納されたプロジェクト情報301をユーザが直感的に理解できる形で視覚的に提示する。表示部22には、GUI(Graphical User Interface)などが利用できる。表示部22のレイアウトや表示内容は、後述する制御部25によって制御される。
【0052】
ユーザ登録部23は、プロジェクトに関与する各ユーザを登録する。具体的には、ユーザ端末の使用者であるユーザに対して、顧客端末14の使用者である顧客、一般ユーザ端末11の使用者である担当者、承認者端末12の使用者である承認者、編集者端末12の使用者である編集者に分類して登録する。ユーザ登録部23では、各ユーザが登録画面から必要な情報を入力することでユーザ登録が行われる。
【0053】
期限設定部24は、後述するプロジェクト内のボックス表示304ごとに期限を設定することができる。設定された期限に基づいて、ボックス表示304に対応する業務が完了しない場合に、制御部25は、プロジェクト情報301の表示を変化させる。
【0054】
制御部25は、上述の各部と連携して業務管理サーバ2を制御し、以下に説明する業務管理システムSを機能させる。
【0055】
<業務管理システムによる業務管理方法>
【0056】
次に、本実施形態に係る業務管理システムSを利用した業務管理方法Tについて説明する。しかし、業務管理方法Tは、業務管理システムSに依存することなく、他のシステム等により実現されてもよい。
【0057】
図3に示すように、本実施形態に係る業務管理方法Tは、プロジェクト作成工程T1と、プロジェクト設定工程T2と、プロジェクト実施工程T3と、プロジェクト完了工程T4とを含む。
【0058】
まず、プロジェクト作成工程T1では、建築設計に関するプロジェクトを作成する。具体的には、業務管理システムSの表示部22により表示されるプロジェクト名、プロジェクト概要、プロジェクト参加メンバー、施主名、現場住所、開始日等のプロジェクト基本情報を登録する。プロジェクト基本情報は、プロジェクト情報301の一部として記憶部21に記憶される。また、プロジェクトの業務内容に応じたプロジェクトテンプレートを選択することでプロジェクトが作成される。
【0059】
プロジェクトテンプレートは、業務管理システムSの記憶部21に記憶されており、業務内容に応じた複数かつ一連のボックス表示304と、各ボックス表示304内のタスク項目、チェック項目、資料等が登録されている。なお、プロジェクトテンプレートは、編集者端末12により作成・編集することができる。
【0060】
次に、プロジェクト設定工程T2では、プロジェクトテンプレートの各項目について設定する。例えば、各ボックス表示304の完了期限、タスク項目の担当者、承認者、チェック項目の担当者、チェッカー、承認者等を設定する。特に、ボックス表示304の完了期限については、編集者端末12を操作することにより期限設定部24が完了期限を設定する。
【0061】
次に、プロジェクト実施工程T3では、プロジェクトの実際の進捗に応じて業務(ボックス表示304)が完了し、プロジェクトの業務フローが実行される。具体的には、一般ユーザ端末11から、実際の進捗に応じて完了したチェック項目を完了とし、1つのボックス表示304の全ての前記チェック項目が充足された(完了された)場合にボックス表示304が完了する。なお、チェック項目の完了は、後述するボックス表示304内の状態表示を操作することで実行される。
【0062】
チェック項目は、完了期限が設定されており、期限内にチェック項目が完了していない場合は、ボックス表示304が未完了としてプロジェクト情報301の表示を変更する。本実施形態においては、ボックス表示304の一部に「期限超過」の表示がされる。
【0063】
プロジェクト実施工程T3では、また、一般ユーザ端末11から、実際の進捗に応じて完了したタスク項目を完了とすることができる。タスク項目は、チェック項目には依存しておらず、タスク項目の全てが完了しない場合であっても、次のボックス表示304に進むことができる。
【0064】
しかし、タスク項目は、完了期限が設定されており、完了期限までに完了していないタスクはデビエーションとして取り扱われる。本実施形態においては、完了期限を過ぎて、次のボックス表示304に持ち越されたタスク数はカウントされ、後述する「デビエーション」アイコンに表示される。
【0065】
プロジェクト内の複数かつ一連のボックス表示304が完了することでプロジェクトの実行について業務管理ができる。各ボックス表示304の完了、タスク項目の完了、チェックの完了等の情報は、制御部25によって記憶部21に保存され、表示部22に表示される。これにより、プロジェクト全体の進捗状況がリアルタイムで把握できる。
【0066】
次に、プロジェクト完了工程T4では、プロジェクトを完了とする。具体的には、全てのボックス表示304が完了した状態を承認者が承認することでプロジェクトが完了する。
【0067】
<業務管理システムの機能および動作>
【0068】
次に、業務管理システムSの機能および動作について説明する。
【0069】
本実施形態に係る業務管理システムSのプロジェクトの新規作成について説明する。プロジェクトの新規作成は業務管理方法Tのプロジェクト作成工程T1の一部を構成する。
【0070】
プロジェクトの新規作成は、一般ユーザ端末11を操作することにより作成することができる。具体的には、一般ユーザ端末11から必要となるプロジェクト情報301を入力または選択することで、新規プロジェクトを作成することができる。
【0071】
プロジェクトの新規作成では、一般ユーザ端末11のトップ画面(図示しない)のメニューリストから「プロジェクト管理」を選択し、プロジェクト管理画面(図示しない)の「新規作成」ボタンをクリックすると、新規作成に必要となるプロジェクト情報301を入力または選択するプロジェクトの新規登録画面M1(
図4を参照)に移行する。さらに、新規登録画面M1において下側の「次へ」120ボタンを押すと新規登録画面M2に移行する。
【0072】
図4に示すように、新規登録画面M1およびM2において、「テンプレート選択」枠101が表示されている。「テンプレート選択」枠101内には、「カテゴリタグ」102、「元プロジェクトテンプレート選択」103、「元プロジェクトテンプレート概要」104、「プロジェクト進行状況」105、「カテゴリタグ更新」106、「プロジェクト名」107、「プロジェクト概要」108、「プロジェクト参加メンバー」109、「施主名」110、「現場住所」111、「開始日」112が表示されている。
【0073】
新規登録画面M1において、「カテゴリタグ」102を選択すると、プロジェクトのカテゴリを選択できる。次いで、「元プロジェクトテンプレート選択」103では、プロジェクトのプロジェクトテンプレートを選択できる。プロジェクトのプロジェクトテンプレートはカテゴリに分類されており、「カテゴリタグ」102で選択されたカテゴリに属するプロジェクトテンプレートから元プロジェクトテンプレートを選択することができる。なお、「元プロジェクトテンプレート選択」103においてプロジェクトテンプレートを選択すると、そのプロジェクトテンプレートの「元プロジェクトテンプレート概要」104が表示される。
【0074】
次いで、「プロジェクト進行状況」105を選択すると、「保留」「進行中」「完了」「他決」を選択することができる。次いで、「カテゴリタグ更新」106を選択すると、カテゴリタグを必要に応じて変更することができる。
【0075】
「プロジェクトテンプレート選択」101枠の下側には、「お客様情報」枠113が表示されている。「お客様情報」枠113には、「注意点」114の表示があり、お客様の注意点を入力できる。お客様情報を入力し、「次へ」120ボタンを押すことで「プロジェクト名」107、「プロジェクト概要」108、「プロジェクト参加メンバー」109、「施主名」110、「現場住所」111、「開始日」112が表示される新規登録画面M2へ移行する。
【0076】
新規登録画面M2では、「プロジェクト名」107、「プロジェクト概要」108を入力し、「プロジェクト参加メンバー」109を選択し、「施主名」110、「現場住所」111、「開始日」112を入力した後に、「新規作成」130ボタンを押すことで新規プロジェクトが作成される。新規登録画面M1およびM2において、入力または選択された内容はプロジェクト情報301に含まれる。
【0077】
次に、新規プロジェクトが作成された後の、プロジェクトの設定について説明する。プロジェクトの設定は、編集者端末12によってのみ行うことができる。プロジェクトの設定は業務管理方法Tのプロジェクト設定工程T2の一部を構成する。
【0078】
まず、プロジェクトの設定では、タスク担当者、チェッカー、承認者が設定される。具体的には、プロジェクトの各ボックス表示304において、タスク項目に関してはタスク担当者が、チェック項目に関してはチェック担当者およびチェッカーが設定され、タスク項目およびチェック項目のいずれにも承認者が設定される。なお、タスク担当者およびチェッカーは一般ユーザ端末としてログインし、承認者は承認者端末からログインする。
【0079】
次いで、プロジェクトの設定では、ボックスの完了期限が設定される。具体的には、完了期限を指定して入力する直接入力手段と、作業日数を指定して入力すると前のボックスの完了期限に作業日数が指定されて完了期限が決定する入力算出手段とがある。ボックスの業務が打ち合わせなどの場合は、打合せ日を直接入力手段で行い、ボックスの業務が建築施工に関する作業の場合は、入力算出手段で行う。
【0080】
これにより、各ボックス表示304は、対応する業務単位を実行する期日を設定可能であり、期日の設定は、直接入力手段により、日付を直接指定する指定期日設定と、入力算出手段により、前後のボックスにおいて前のボックスの期日に後のボックスの期日が追加されることによる期日算出設定とのいずれかから設定される。例えば、
図11に示すように、指定期日設定の期日日ボックスはボックス表示304sとして背景が黄色で表示され、期日算出設定の通常ボックスはボックス表示304tとして背景が白色で表示さる。
【0081】
次に、プロジェクトが作成および設定された後の、プロジェクトの実施について説明する。プロジェクトの実施は業務管理方法Tのプロジェクト実施工程T3の一部を構成する。
【0082】
図5は、一般ユーザ端末11により業務管理システムSにログインした状態で表示部22により表示されるプロジェクト実施画面M3を示す。プロジェクト実施画面M3では、業務管理システムSに登録された各業務者端末の関与するプロジェクトについて閲覧することができる。また、プロジェクト実施画面M3は、プロジェクト情報301を表示し、例えば、前述したプロジェクトの新規登録画面M1により作成されたプロジェクト情報301が表示される。
【0083】
プロジェクト実施画面M3は、プロジェクトの概要を示すプロジェクト概要部302と、一連の流れで複数のボックス表示304が横方向に並ぶ業務フロー部303とを有する。なお、画面表示では3つのボックス表示304が表示させているが、横方向にスライドさせることで、プロジェクトの全てのボックス表示304を表示させることができる。
【0084】
プロジェクト概要部302は、該当プロジェクトの「プロジェクト名」、「施主」、「工事場所」のプロジェクト基本情報が上段枠に、「経過日数」、「課題達成度」、「プロジェクト進捗度」が下段枠に表示され、「最新資料ダウンロード」ボタンを最下段枠に有する。
【0085】
プロジェクト基本情報は、プロジェクト作成工程において入力または選択された情報が表示される。「経過日数」は、プロジェクトの開始日からの経過日数が表示され、「課題達成度」は、該当プロジェクトが有するタスク数を分母に、達成したタスク数を分子として表示する。「プロジェクト進捗度」は、課題達成度を百分率で示している。「最新資料ダウンロード」ボタンは、本プロジェクトに係る最新情報に更新された資料をダウンロードできる。
【0086】
業務フロー部303内の複数のボックス表示304は、一連の業務フローを構築している。各ボックス表示304は、少なくとも所定のチェック項目(チェックシートの表示)を有し、1つのボックス表示304の全ての前記チェック項目が充足された場合に、次のボックス表示304に進捗を移行する。
【0087】
業務フロー部303に表示される各ボックス表示304は、最上段枠に各ボックス表示304の完了予定期限が「年」、「月」、「日」、「曜日」で表示され、上段枠に「ボックスNo..」、「ボックス表示名」、「承認者」が表示され下段枠に「タスク数」、「チェックシート」、「タスクアラート」、「超過」が表示されている。
【0088】
なお、ボックス表示完了期限の表示の横に、業務が完了したボックス表示304は「完了」の表示がされ、業務が進行中のボックス表示304は、「進行中」の表示がされる。また、ボックス表示304の完了予定期限を超過しても完了していないボックス表示304は「進行中」の表示のまま後述する「超過」の日数が増加する。また、期限を超過したタスク項目を残した状態で次のボックス表示304に「進行中」が移ると、当該ボックス表示完了期限の表示の横は「デビエーション」の表示となる。また、進行中のボックス表示304において、承認者の承認待ちである場合は、最下段枠に「承認待ち」の表示がされ、承認者が承認可能である場合は、「承認待ち」に代えて「承認可能」の表示がされる。なお、「承認待ち」は、ボックス表示304内のタスク項目とチェック項目の両方が完了期限までに完了している状態のときに表示され、「承認可能」は、ボックス表示304内のチェック項目が完了期限までに完了、タスク項目が完了していない状態のときに表示される。
【0089】
1つのボックス表示304が完了する際は、「承認待ち」の表示があるボックス表示304に対して、承認者が承認することで、最下段枠の「承認待ち」の表示が消え、最上段枠の「進行中」の表示が「完了」の表示に切り替わり、次のボックス表示304(右隣のボックス表示304)の最上段枠に「進行中」の表示がされる。または、1つのボックス表示304が完了する際は、「承認可能」の表示があるボックス表示304に対して、承認者が承認することで、最下段枠の「承認可能」の表示が消え、最上段枠の「進行中」の表示が「完了」の表示に切り替わり、次のボックス表示304(右隣のボックス表示304)の最上段枠に「進行中」の表示がされる。なお、ボックス表示304の承認は、ボックス表示304最上段枠の右側に「ボックス表示承認」のアイコンをクリックすることで「ボックス表示完了」画面が開き、ボックス表示完了画面内の「ボックス表示完了」ボタンをクリックすることでボックス表示完了が承認される。
【0090】
上段枠の「ボックスNo.」は、プロジェクト内の一連のボックス表示304のうち、何番目のボックス表示304であるかを表示している。「ボックス表示名」は、ボックス表示304の主な業務内容を示すタイトルが表示されている。「承認者」は、ボックス表示304を承認する承認者を表示しており、本実施形態においては承認者のアイコンが示されているが、承認者の名前を示すようにしてもよい。
【0091】
下段枠の「タスク数」は、ボックス表示304内のタスク数を分母に、未完了のタスク数を分子に表示している。「チェックシート」は、ボックス表示304内のチェック項目数を分母に、完了していないチェック項目数を分子に表示されている。「期限タスク」は、ボックス表示304内の期限を有するタスクを分母に、期限の迫っているタスク数を表示している。超過は、ボックス表示304の完了予定期限からの超過日数を示している。
【0092】
また、完了期限までに完了しないタスク(充足しないタスク項目)は、後述するボックス表示304に示すように、次のボックス表示に進捗を移行し、移行した次のボックス表示304に表示される(
図5を参照)。また、
図10に示すように、後述する各タスク項目一覧画面M10において、通常のタスクについて、期限505aが黒文字で表示されるのに対して、完了期限までに完了しないタスク(充足しないタスク項目)について、期限日505bが赤文字で表示される。
【0093】
さらに、移行されたタスク項目は、移行した次のボックス表示304内で、他のタスク項目とは、異なる表示がされる。本実施形態においては、移行先のボックスに当初より設定されていたタスク項目(他のタスク項目)が白色背景で表示されるのに対して、移行されたタスク項目は、赤色背景で表示される。これにより、充足しないタスク項目が目立って表示されることにより、充足しなかったタスクが目立って表示され、タスク漏れを防止することができる。
【0094】
プロジェクト実施画面M3において、ボックス表示304をクリックすると、
図6に示すように、ボックス詳細画面M4が表示される。ボックス詳細画面M4は、「共有事項」401、「打合せ資料」402、「決定資料」403、「社内資料」404、「チェックシート」405、「タスク」406が表示される。
【0095】
「共有事項」項目の右の「+」ボタンを押すと、「共有事項」が展開され、共有事項を確認することができる。
【0096】
「打合せ資料」項目、「決定資料」項目、「社内資料(ファイル)」項目の右の「+」ボタンを押すと、各項目が展開され、資料が表示される。各項目の資料は、テンプレートとして組み込まれている資料の他、必要な資料を追加できる。
【0097】
本実施形態において、「打合せ資料」は、顧客端末により閲覧可能であり、かつ業務者端末により更新可能な資料である。また、「決定資料」は、顧客端末により閲覧可能、かつ業務者端末により更新不可能な資料である。「社内資料」は、顧客端末により閲覧不可能であり、業務者端末からのみ閲覧可能な資料である。なお、「打合せ資料」は、図面等の資料を業務管理システムSにアップロードすることで更新できる。
【0098】
「打合せ資料」、「決定資料」、「社内資料(ファイル)」の各資料は、各ボックス表示内に含まれており、当該資料がアップロード前と、当該資料がアップロード後と、進行中のボックス表示内で当該資料が更新された場合との各状態に応じて表示を区分する。例えば、当該資料がアップロード前はグレー表示、当該資料がアップロード後は黒表示、進行中のボックス表示内で当該資料が更新された場合はピンク表示のように色分けにより表示を区分する。
【0099】
ここで、「打合せ資料」は、更新可能な資料であるため、業務管理システムSにおいてプロジェクト情報の各ボックス表示内に含まれる打合せ資料は、ボックス表示が「完了」となるまでは更新可能であり、ボックス表示が「完了」となると更新不可能となる。すなわち、ボックス表示が「完了」となった過去のボックスでは、当該ボックスが「完了」となる前の最終の打合せ資料を閲覧することができる。これにより、業務フローの各工程(ボックス)において「打合せ資料」の記録を残すことができる。
【0100】
「チェックシート」項目の右の「+」ボタンを押すと、「チェックシート」項目が展開され、
図7に示すチェックシート一覧画面M5が表示される。チェックシート一覧画面M5においては当該ボックスのチェック項目の一覧を確認することができる。チェックシート一覧画面M5の複数のチェック項目の内、チェックが完了したものは、薄灰色で表示され、未完了(進行中)のものは、白色で表示される。
【0101】
各チェック項目は、「担当者」、「チェッカー」、「課題番号」、「引継ぎ項目」、「チェックシート名」、チェックシートのカテゴリ表示、「ボックス概要」、「期限日」が表示される。また、各チェック項目の右側に更新ボタンが設けられており、当該チェック項目の情報更新を行うことができる。また、各チェック項目は、当該チェック項目の業務に関する動画やマニュアルのような資料を添付できる。
【0102】
また、各チェック項目は、当該チェック項目の業務に関する動画やマニュアルのような資料を添付できる。詳細には、チェックシート表示は、各チェック項目に対応した参考資料503および参考動画504を表示可能に構成されている(
図7を参照)。
【0103】
また、「担当者」「チェッカー」表示の横にはチェック項目の2つの状況表示がされている。一方のチェック状況表示501は、当該チェック項目の担当者のみが操作できる。他方のチェック状況表示502は、当該チェック項目の第1のチェッカーと第2のチェッカーのみが操作できる。換言すると、一方のチェック状況表示501は、当該チェック項目の担当者以外の者は操作できず、他方のチェック状況表示502は、当該チェック項目の第1のチェッカーと第2のチェッカー以外の者は操作できない。
【0104】
一方のチェック状況表示501について、当該チェック項目に対応する業務が完了していない場合は、「未」の表示がされ、業務完了後に担当者が状況表示をクリックすることで「確」または「不」を選択することができる。具体的には、当該チェック項目に対応する業務が完了した場合は「確」を、業務が不要の場合は「不」を選択することができる。
【0105】
他方のチェック状況表示502は、当該チェック項目がチェックされていない場合は、「未」が表示され、チェック完了後に第1のチェッカーおよび第2のチェッカーが状況表示をクリックすることで「確」、「不」または「戻」を選択することができる。なお、チェック項目の状況表示において、第1のチェッカーおよび第2のチェッカーが操作することでダブルチェックを行うことができる。
【0106】
具体的には、当該チェック項目に対応する業務が完了したと第1のチェッカーまたは第2のチェッカーが判断した場合は「確」を、当該チェック項目に対応する業務が不要と判断した場合は「不」を、当該チェック項目に対応する業務が完了していないと第1のチェッカーまたは第2のチェッカーが判断した場合は「戻」を選択できる。
【0107】
両チェック状況表示が「確」の状態となった場合に、当該チェックシートが充足となる。なお、本実施形態において、「未」、「確」、「不」または「戻」の表示を操作により変更する形態について説明しているが、チェック項目の完了状況を区分して表示することができれば、他の表示であってもよい。
【0108】
「タスク」項目の右の「+」ボタンを押すと、「タスク」項目が展開され、当該ボックス表示のタスク項目を確認することができる。複数のタスク項目の内、タスクが完了したものは、薄灰色で表示され、未完了(進行中)のものは、白色で表示される。
【0109】
各タスク項目は、「担当者」「課題番号」、「引継ぎ項目」、「タスク名」、タスクのカテゴリ表示、「ボックス表示概要」、「期限日」が表示される。また、各タスク項目の右側に更新ボタンが設けられており、当該タスク項目の情報更新を行うことができる。また、「担当者」表示の横にはタスク項目の「完了」ボタンがあり、タスク項目が完了した際に担当者により「完了」が選択される。
【0110】
また、チェック項目と同様に、「担当者」表示の横にはチェック項目の1つのタスク状況表示がされている。タスク状況表示は、当該チェック項目の担当者以外も操作できる。タスク状況表示について、当該タスク項目に対応する業務が完了していない場合は、「未」の表示がされ、業務完了後に担当者が状況表示をクリックすることで「済」を選択することができる。具体的には、当該タスク項目に対応する業務が完了した場合は「済」を選択することができる。
【0111】
また、
図12に示すように、各タスク項目は、当該タスク項目の業務に関する動画やマニュアルのような資料を添付できる。詳細には、タスク項目表示は、各タスク項目に対応した参考資料503および参考動画504を表示可能に構成されている。なお、タスクは「済」「未」「不要」状態で管理される。タスクが不要な場合にタスクを削除してしまうのではなく、不要なタスクであるということをプロジェクト関係者に示すことができる。
【0112】
次に、プロジェクト実施中のダッシュボード画面M6の操作について説明する。プロジェクトの実施は業務管理方法Tのプロジェクト実施工程T3の一部を構成する。
【0113】
図8は、一般ユーザ端末11により業務管理システムSにログインした状態で表示部22により表示される担当者のダッシュボード画面M6を示す。
【0114】
ダッシュボード画面M6は、
図8に示すように、「バッファ」、「プロジェクト数」、「課題数」、「デビエーション」、「期限タスク数」、「期限チェックシート数」、「タスクアラート」、「チェックシートアラート」、「差戻し」のアイコンが表示される。ダッシュボード画面M6は、担当者であるログインユーザが関与しているプロジェクト情報を一覧することができる。
【0115】
「バッファ」表示は、ログインユーザが担当者として関与したボックス表示において期限日までに早く課題を完了できた日数を積算した数が表示される。これにより、ボックスを期日より早く完了させた場合、早く完了させた日数分がバッファとして個人(そのボックス内のタスク/チェックシート担当者)にカウントされる。これにより、仕事を早く終わらせたことの集計と可視化をすることができる。
【0116】
「プロジェクト数」は、ログインユーザがプロジェクト参加メンバーとして関与しているプロジェクトの数が表示される。
「課題数」表示は、ログインユーザが担当している未完了のタスク項目数とチェック項目数が表示される。また、「課題数」をクリックすると、ダッシュボード画面M6下部に「進行中ボックス表示内の課題一覧」が表示される(図示しない)。さらに、「進行中ボックス表示内の課題一覧」内のプロジェクト名をクリックするとプロジェクト実施画面M3の該当する「タスク」または「チェックシート」の画面が表示される。
【0117】
「デビエーション」表示は、ログインユーザが担当しているボックス表示の内、期限日を過ぎて次のボックス表示に持ち越したタスク項目数が表示される。なお、チェック項目に関しては、次のボックス表示に持ち越すことがないのでデビエーションは発生しない。
【0118】
「期限タスク」表示は、進行中ボックス表示内のタスク項目のうち未完了のタスク項目数を表示する。「期限チェックシート」は、進行中ボックス表示内のチェック項目のうち未完了のチェック項目数を表示する。また、「期限タスク」または「期限チェックシート」をクリックすると、ダッシュボード画面M6下部に「進行中ボックス表示内の課題一覧」が表示される(図示しない)。さらに、「進行中ボックス表示内の課題一覧」内のプロジェクト名をクリックするとプロジェクト実施画面M3の該当する「タスク」または「チェックシート」の画面が表示される。
【0119】
「タスクアラート」表示は、進行中ボックス表示内のタスク項目のうち本日期限または期限を超過しているが未完了のタスク項目数を表示する。「チェックシートアラート」は、進行中ボックス表示内のチェック項目のうち本日期限で未完了のチェック項目数を表示する。また、「タスクアラート」または「チェックシートアラート」をクリックすると、ダッシュボード画面M6下部に「進行中ボックス表示内の課題一覧」が表示される(図示しない)。さらに、「進行中ボックス表示内の課題一覧」内のプロジェクト名をクリックするとプロジェクト実施画面M3の該当する「タスク」または「チェックシート」の画面が表示される。
【0120】
「差戻し」表示は、差し戻された「チェックシート」の数を表示する。チェックシートの差戻は、担当者がチェックシートにチェックした後に、後述する承認者がチェック内容の不備を発見した場合にチェックシートが差し戻される。
【0121】
「超過」表示は、完了期限が超過しているボックス表示数を表示する。また、「超過」アイコンをクリックすると、ダッシュボード画面M6下部に「超過しているボックス表示一覧」が表示される(図示しない)。さらに、「超過しているボックス表示一覧」内のプロジェクト名をクリックするとプロジェクト実施画面M3の該当する「タスク」または「チェックシート」の画面が表示される。
【0122】
「承認待ち」表示は、ボックス表示内の全ての課題が終了していて、承認ができる状態のボックス表示数を表示する。また、「承認待ち」アイコンをクリックすると、ダッシュボード画面M6下部に「承認待ちのボックス表示一覧」が表示される(図示しない)。さらに、「承認待ちのボックス表示一覧」内のプロジェクト名をクリックするとプロジェクト実施画面M3の該当する「ボックス表示」の画面が表示される。
【0123】
「承認可能」表示は、ボックス表示内の全てのチェック項目が終了しているが、タスク項目に未終了のものが含まれる状態のボックス表示数を表示する。また、「承認可能」アイコンをクリックすると、ダッシュボード画面M6下部に「承認可能のボックス表示一覧」が表示される(図示しない)。さらに、「承認可能のボックス表示一覧」内のプロジェクト名をクリックするとプロジェクト実施画面M3の該当する「ボックス表示」の画面が表示される。
【0124】
次に、業務管理システムSにおけるプロジェクトテンプレート情報の作成および編集の操作について説明する。プロジェクトテンプレート情報は、編集者端末12により作成および編集が可能である。業務管理システムSは、プロジェクトテンプレートを管理するテンプレート管理画面M7(
図9を参照)を有する。
【0125】
図9に示すようにテンプレート管理画面の「新規作成」ボタンをクリックすると、プロジェクトテンプレート登録に必要な情報を入力する入力画面(図示しない)が表示される。入力画面には、テンプレート名、テンプレート概要、テンプレートの作成日、選択式のカテゴリタグ、元テンプレートまたは白紙テンプレート選択、カテゴリタグ更新、お客様情報等の項目が表示され、それぞれを入力または選択できる。当該項目が入力または選択された状態で「新規登録」ボタンを押すことで新規のテンプレートが作成される。
【0126】
また、
図9に示すようにテンプレート管理画面の「CSVアップロード」ボタンをクリックすると、CSVアップロード新規登録画面(図示しない)が表示される。CSVアップロード新規登録画面では、ファイル添付が可能となっており、CSV形式で別途作成したプロジェクトテンプレートのテンプレート情報をアップロードできる。アップロードされたテンプレート情報は、新規のテンプレートとして作成される。
【0127】
なお、業務管理システムSの記憶部21に記憶されたテンプレート情報は、CSV形式でダウンロードすることも可能であり、ダウンロードしたテンプレート情報をCSV形式で編集して新たなテンプレート情報を作成することもできる。
【0128】
さらに、
図9に示すようにテンプレート管理画面のテンプレート一覧において、該当テンプレートの「編集」ボタンをクリックすると、更新登録画面(図示しない)が表示される。更新登録画面では、テンプレート名、テンプレート概要、テンプレートの作成日、選択式のカテゴリタグ、元テンプレートまたは白紙テンプレート選択、カテゴリタグ更新、お客様情報等の項目が表示され、それぞれを編集できる。なお、更新登録画面では、プロジェクトテンプレート情報の削除も可能であるが、進行中のプロジェクトに使用されているプロジェクトテンプレート情報の削除はできないように設定されている。
【0129】
プロジェクトテンプレートを編集することで、各プロジェクト情報において使用されているプロジェクトテンプレートにおいて変更が適応される。すなわち、複数のプロジェクト情報に含まれる複数のボックス表示、複数のチェック項目、複数のタスク項目、資料情報等は、テンプレート情報に紐づいており、テンプレート情報において、複数のボックス表示、複数のチェック項目、複数のタスク項目、資料情報等の少なくともいずれか1つを変更することで、全てのプロジェクト情報に含まれる、対応するボックス表示、対応するチェック項目、対応するタスク項目、資料情報が変更される。
【0130】
また、上述のように複数のプロジェクト情報に含まれる複数のボックス表示、複数のチェック項目、複数のタスク項目は、テンプレート情報に紐づいており、同一のチェック項目または同一のタスク項目を有する少なくとも2つのテンプレート情報において、複数のチェック項目、複数のタスク項目の少なくともいずれか1つを変更することで他の1つのテンプレート情報の当該チェック項目または当該タスク項目が変更可能である。
【0131】
また、複数のテンプレート情報において、複数のチェック項目、複数のタスク項目の少なくともいずれか1つを変更する場合に、いずれのテンプレート情報を変更するかを選択することができる。
【0132】
例えば、テンプレート編集画面M9において、課題一覧の複数のチェック項目「道路の幅員が4mなく、、、セットバック対応費用を入力する」901aに対して(
図13を参照)、変更をしたいテンプレートのチェックボックス902にチェックをいれられ選択されたチェック項目「道路の幅員が4mなく、、、セットバック対応費用を入力する」901b(
図14を参照)を、チェック項目「道路の幅員が4mなく、、、セットバック対応費用を入力」902cに一括変更する(
図15を参照)。これにより、複数のテンプレート情報において、複数のチェック項目、複数のタスク項目の少なくともいずれか1つを変更することで他の1つのテンプレート情報の当該チェック項目または当該タスク項目が変更可能となる。
【0133】
記憶部は、さらに、複数のプロジェクト情報と、各プロジェクトを構築するテンプレート情報とを有し、参考資料503または参考動画504は、1つのプロジェクト情報から登録された場合に、テンプレート情報に反映され、当該テンプレート情報から構築された全てのプロジェクトにおいて表示可能となる。
【0134】
具体的には、
図16に示すように、タスク項目の「歯車」810をクリックし、選択肢から「教科書・動画URL」811をクリックすると、タスク変更登録表がされ、「教科書URL」503または「動画URL」504にリンクさせたいURLを記入して「更新」ボタンをクリックすることで、参考資料503または参考動画504が登録される。これにより、参考資料503または参考動画504は、1つのプロジェクト情報から登録された場合に、テンプレート情報に反映され、当該テンプレート情報から構築された全てのプロジェクトにおいて表示可能となる。
【0135】
本実施形態において、各プロジェクト情報は、プロジェクト一覧表示(画面)M11において、他決、保留、進行中および完了のいずれかの状態を表示されている。具体的には、
図17に示すように、プロジェクト一覧表示は、複数のプロジェクトを一覧表示し、「進行状況」の欄に各プロジェクトの他決、保留、進行中の状態表示がされている。なお、進行状況の保留は、プロジェクトが保留になった場合に設定され、進行中は、プロジェクトが進行中の場合に設定され、完了は、プロジェクト内のタスクやチェックシートが全て終わった場合に設定され、他決は、プロジェクトが他社に移管された場合に設定せる。
【0136】
また、ダッシュボード表示であるダッシュボード画面M6は、チェック項目、タスク項目を集中管理し、進行中のプロジェクトのみがカウントされることになる。これにより、ダッシュボード表示において、進行中のプロジェクトのみがカウントされるため、業務管理の必要な情報のみを確認でき、業務管理の精度が向上する。
【0137】
次に、プロジェクト実施中のダッシュボード画面M6の操作について説明する。プロジェクトの実施は業務管理方法Tのプロジェクト実施工程T3の一部を構成する。
【0138】
本実施形態においては、顧客端末14から業務管理システムSにログインすることで、プロジェクト情報301の閲覧が可能となる。例えば、顧客端末14は、プロジェクトの全体的な進捗状況や、各業務の達成状況を閲覧することができる。ただし、顧客端末14は、全ての情報を閲覧できるわけではなく、特定の閲覧制限された情報は見ることができない。
【0139】
本実施形態において、一般ユーザ端末11からは、基本的に全ての情報を閲覧することが可能となる。これにより、各業務を実際に遂行する実施者が自分の進行中のタスクやチェック項目の状況を確認し、チェック項目やタスク項目の完了申請を行うことができる。
【0140】
本実施形態において、承認者端末12は、全ての情報を閲覧することが可能であることに加え、承認者端末12では、一般ユーザ端末11からの完了申請を承認し、ボックス表示やプロジェクト全体のステータスを完了とすることができる。これにより、プロジェクト全体の進行と管理を一元的に行うことが可能となる。
【0141】
本実施形態において、プロジェクト実施画面M3では1つのプロジェクトのみを表示した状態を示す形態について説明した。しかし、プロジェクト実施画面M3において、ログインした担当者が複数のプロジェクトに関与している場合は、上下方向に複数のプロジェクトが並んで表示されるようにしてもよい。
【0142】
本実施形態において、建築プロジェクトの業務内容に応じて、業務管理システムSを用いて業務が行われる。
【0143】
次に、プロジェクト実施中のボックス状況確認表示について説明する。
図18に示すように、ボックス状況確認表示(画面)M12は、少なくとも、契約の完了した契約完了状態、契約後の打ち合わせを行った契約後打合せ状態、仕様に関する打合せを行った仕様打合せ状態、仕様の確定した仕様確定の状況の少なくともいずれか1つを表示する。これにより、ボックス状況確認表示において、契約完了状態、契約後打合せ状態、仕様打合せ状態、仕様確定の状況のいずれかの状況を表示するため、プロジェクトの状況を容易に確認でき、業務管理が容易になる。
【0144】
上記の詳細な説明は、本発明の特定の実施形態を提供するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明は、実施の形態についての示唆を基に、本発明の範囲内で様々な変更や修正を行うことができる。また、そのような変更や修正も本発明の範囲内に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0145】
本発明は業務管理システムSおよび業務管理方法Tに利用することができる。
【符号の説明】
【0146】
S 業務管理システム
N ネットワーク
M1 新規登録画面
M2 新規登録画面
M3 プロジェクト実施画面
M4 ボックス詳細画面
M5 チェックシート一覧画面
M6 ダッシュボード画面
M7 テンプレート管理画面
M8 タスク項目一覧画面
M9 テンプレート編集画面
M10 タスク項目一覧画面
M11 プロジェクト一覧画面
M12 ボックス状況確認画面
2 業務管理サーバ
11 一般ユーザ端末
12 編集者端末
13 管理者端末
21 記憶部
22 表示部
23 ユーザ登録部
24 期限設定部
25 制御部