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特開2025-22226プログラム、家電システム、及び制御方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025022226
(43)【公開日】2025-02-14
(54)【発明の名称】プログラム、家電システム、及び制御方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/28 20060101AFI20250206BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20250206BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20250206BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20250206BHJP
【FI】
H04L12/28 500G
H04Q9/00 301D
G06F3/0481
G06F3/04842
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023126616
(22)【出願日】2023-08-02
(71)【出願人】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【弁理士】
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【弁理士】
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】磯貝 俊紀
【テーマコード(参考)】
5E555
5K048
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555AA05
5E555AA16
5E555AA24
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA15
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC01
5E555BC17
5E555BD01
5E555CA12
5E555CB12
5E555CB33
5E555CB37
5E555CB38
5E555CC03
5E555DA23
5E555DA24
5E555DB03
5E555DB20
5E555DB21
5E555DC11
5E555DC13
5E555DD08
5E555EA03
5E555EA11
5E555EA14
5E555FA00
5K048AA04
5K048BA12
5K048DC01
5K048EB02
5K048FB15
(57)【要約】
【課題】家電機器の制御に係る操作手順を、ユーザの要求に適したものにすることができる。
【解決手段】プログラムは、機器操作に係る複数の手順のうち、機器操作時の操作開始から終了までに対応付けられた一部の手順を用いて家電機器の制御内容を設定するためのコンピュータに実行させるためのプログラムである。前記プログラムは、前記複数の手順のうちの一部である第1手順を除くことと、前記第1手順を除いた前記複数の手順のうちの他の一部である第2手順に従って前記家電機器の利用者の要求を検出することとを、前記コンピュータに実行させる。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器操作に係る複数の手順のうち、機器操作時の操作開始から終了までに対応付けられた一部の手順を用いて家電機器の制御内容を設定するためのコンピュータに、
前記複数の手順のうちの一部である第1手順を除くことと、
前記第1手順を除いた前記複数の手順のうちの他の一部である第2手順に従って前記家電機器の利用者の要求を検出することと
を実行させるためのプログラム。
【請求項2】
複数の遷移画面が前記複数の手順に夫々対応付けられていて、
前記コンピュータに、前記複数の遷移画面の一部を用いて前記家電機器を制御させる際に、前記複数の遷移画面のうちの一部である第1遷移画面であって、前記第1手順に係る第1遷移画面の出力が省略可能であり、前記第1遷移画面を除いた前記複数の遷移画面のうちの他の一部である第2遷移画面を前記第2手順に従って出力させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記複数の手順の中から一部の手順を省略するか否かを選択させるための情報は、前記コンピュータの表示部に表示される遷移画面の画像情報と前記コンピュータによって可動部を振動させて出力する情報との何れかを含む、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記複数の手順の中から一部の手順を省略するか否かを選択させるための情報を、前記一部の手順ごとに個別に受け付ける操作時と、前記一部の手順の設定を纏めて受け付ける設定時との何れか又は両方で取得すること
を実行させるための請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記複数の手順の中から一部の手順を省略するか否かの選択を、前記家電機器の操作を個別に受け付け可能な第1状態と、前記複数の手順の中の一群の手順を纏めて受け付け可能な第2状態の少なくとも何れかで取得すること
を実行させるための請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記複数の手順の中から一部の手順を省略する対象の範囲を、前記複数の手順に対して予め定められた区分に含まれる手順を纏めて選択すること
を実行させるための請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記複数の手順の中から一部の手順を省略することを選択したユーザの操作の履歴から、誤操作として識別された操作が規定値を超えて検出された場合に、前記ユーザに前記ユーザの操作の傾向について通知すること
を実行させるための請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
前記第1手順に関連する操作の手順であって、前記家電機器の仕様変更に係る操作の手順に変更があった場合に、前記変更があったことをユーザに通知すること
を実行させるための請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記第1手順の省略を選択したユーザがいた場合、前記省略を選択したユーザによって前記第1手順の省略に変更されたことを他のユーザに対して送信して共有すること
をコンピュータによって実行させるための請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記家電機器は、空気調和装置、冷蔵庫、衣類処理装置、加熱調理器のうちの何れかを含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
識別可能な複数の音が前記複数の手順に夫々対応付けられていて、
前記コンピュータに、前記複数の音の一部を用いて前記家電機器を制御させる際に、前記複数の音のうちの一部である第1音であって、前記第1手順に係る第1音の出力が省略可能であり、前記第1音を除いた前記複数の音のうちの他の一部である第2音を前記第2手順に従って出力させる、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項12】
機器操作に係る複数の手順のうち、機器操作時の操作開始から終了までに対応付けられた一部の手順を用いて家電機器の制御内容を設定するためのコンピュータを含む家電システムであって、
前記複数の手順のうちの一部である第1手順を除いて、
前記第1手順を除いた前記複数の手順のうちの他の一部である第2手順に従って前記家電機器の利用者の要求を検出する制御部
を備える家電システム。
【請求項13】
機器操作に係る複数の手順のうち、機器操作時の操作開始から終了までに対応付けられた一部の手順を用いて家電機器の制御内容を設定するための制御方法であって、
前記複数の手順のうちの一部である第1手順を除いて、
前記第1手順を除いた前記複数の手順のうちの他の一部である第2手順に従って前記家電機器の利用者の要求を検出すること
を含む制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、プログラム、家電システム、及び制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータにプログラムを実行させて、これを家電機器の操作に利用して家電機器を制御する家電システムがある。上記のプログラムによって提供される操作の手順(操作手順)は、定型化されている。このような操作手順は、操作に対するユーザの熟練度などによらずに1種類の手順しか用意されていない場合が多い。同じ操作を幾度か繰り返すうちに、その操作に慣れてくると、操作手順を丁寧に案内するために設けたガイダンスなどが、かえって冗長に感じることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-161181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、家電機器の制御に係る操作手順を、ユーザの要求に適したものにすることができるプログラム、家電システム、及び制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のプログラムは、機器操作に係る複数の手順のうち、機器操作時の操作開始から終了までに対応付けられた一部の手順を用いて家電機器の制御内容を設定するためのコンピュータに実行させるためのプログラムである。前記プログラムは、前記複数の手順のうちの一部である第1手順を除くことと、前記第1手順を除いた前記複数の手順のうちの他の一部である第2手順に従って前記家電機器の利用者の要求を検出することとを、前記コンピュータに実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施形態の家電システムの全体構成を示す図。
図2】実施形態の家電機器の機能構成を示すブロック図。
図3】実施形態のサーバの機能構成を示すブロック図。
図4A】実施形態の機器登録DBの内容の一例を示す図。
図4B】実施形態の操作履歴情報DBの内容の一例を示す図。
図5】実施形態の操作手順情報DBの内容の一例を示す図。
図6】実施形態の、端末装置の機能構成を示すブロック図。
図7】実施形態の家電機器100の操作に応じた家電機器制御の一例を説明するための状態遷移図。
図8A】実施形態の操作画面表示の省略操作に係る処理のフローチャート。
図8B】実施形態の共有処理のフローチャート。
図9】実施形態のエアコンの操作手順を説明するための図。
図10】実施形態の冷蔵庫の操作手順を説明するための図。
図11】実施形態の洗濯機の操作手順を説明するための図。
図12】実施形態のオーブンレンジの操作手順を説明するための図。
図13】実施形態の「省略したい操作手順」を決定する処理のフローチャート。
図14】実施形態の設定画面を用いる設定モードの中で操作画面の表示を制限する処理について説明するための図。
図15】実施形態のポップアップの次回以降の繰り返し表示を制限する処理について説明するための図。
図16】実施形態の操作画面が表示されている状況から、操作確認画面の表示を制限する処理に遷移する方法について説明するための図。
図17】実施形態の操作画面が表示されている状況から、家電機器の共有を許可するユーザと設定の情報を共有する設定方法について説明するための図。
図18】変形例その1の操作が比較的多いユーザUに対して確認画面の利用を提案する処理のフローチャート。
図19】変形例その2の家電機器100に係る仕様が変更されることに対する処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態のプログラム、家電システム、及び制御方法を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本出願で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。また「XXに基づく」とは、XXに直接に基づく場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。本出願で「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。XXおよびYYは、任意の要素(例えば任意の情報)である。
【0008】
本出願で「取得する」とは、送信要求を送信して能動的に取得する場合に限定されず、他の装置から送信される情報を受動的に受信することで取得する場合も含み得る。また「取得」とは、目的の情報(取得対象の情報)を外部から直接取得する場合に限定されず、外部から得られた情報に対して演算または加工などを行うことで、目的の情報を生成して取得する場合も含み得る。
【0009】
本出願で「遠隔操作」とは、家電機器が配置された住居の外部から家電機器を操作することに限定されず、家電機器が配置された住居の内部で端末装置を利用して家電機器を操作することも含み得る。本出願で「操作」とは、家電機器の状態を変更することを広く意味する。また以下では「データベース」を「DB」と表記する。
【0010】
(実施形態)
<1.家電システムの全体構成>
図1は、実施形態の家電システム1の全体構成を示す図である。家電システム1は、例えば、1つ以上の家電機器100、サーバ200、および端末装置300を含む。なお、家電機器100、サーバ200、および端末装置300のうち1つ以上は、家電システム1の外部の構成として設けられてもよい。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
【0011】
家電機器100は、主として家庭で使用される電気機器である。家電機器100は、ユーザUの住居内に配置される。家電機器100は、空気調和機100A(空気調和装置)、冷蔵庫100B、加熱調理器100C、衣料処理装置100D、電気掃除機、炊飯器、またはアイロンなどであるが、これらに限定されない。家電機器100は、ユーザUの住居内に設置される無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続される。家電機器100は、ネットワークNWを介して、サーバ200または端末装置300と通信可能である。以下では説明の便宜上、空気調和機100Aを「エアコン100A」と称し、加熱調理器100Cを「オーブンレンジ100C」と称し、衣料処理装置100Dを「洗濯機100D」と称する場合がある。
【0012】
サーバ200は、家電機器100を管理する管理サーバである。サーバ200は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。サーバ200は、「サーバシステム」と称されてもよい。サーバ200は、ネットワークNWを介して、家電機器100または端末装置300と通信可能である。サーバ200は、ネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。サーバ200は、クラウドサーバに限定されず、ユーザUの住居にあるコンピュータでもよく、家庭内ルータ(例えば無線ルータWR)などでもよい。
サーバ200には、ソフトウェア(サーバプログラムSPという。)がインストールされ、以下に説明する機能がサポートされる。サーバプログラムSPは、家電機器100を管理するためのアプリケーションプログラム(プログラム)の一例である。サーバプログラムSPは、例えば、家電機器100の遠隔操作や状態確認、または家電機器100に関連するサービスの利用に用いられる。
【0013】
端末装置300は、家電機器100のユーザUが使用する端末装置である。端末装置300は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末装置のような携帯端末装置である。ただし、端末装置300は、携帯端末装置に限定されず、パーソナルコンピュータなどでもよい。端末装置300は、種々の情報を表示可能な表示画面301aを含む表示装置301と、ユーザUの入力を受け付け可能な入力装置302とを有する。入力装置302は、例えば表示装置301の表示画面301aと重ねて設けられたタッチパネルである。入力装置302は、端末装置300に設けられたカメラやマイクなどを含み得る。
【0014】
端末装置300には、アプリケーションプログラムPがインストールされ、以下に説明する機能がサポートされる。アプリケーションプログラムPは、家電機器100を管理するためのアプリケーションプログラムである。アプリケーションプログラムPは、例えば、家電機器100の遠隔操作や状態確認、または家電機器100に関連するサービスの利用に用いられる。以下では、アプリケーションプログラムPが実行されることで起動されるアプリケーションソフトウェアを「家電管理アプリAPP」と称する。
【0015】
<2.家電機器>
まず、家電機器100について詳しく説明する。
図2は、家電機器100の機能構成を示すブロック図である。家電機器100は、例えば、アクチュエータ110、操作部120、制御部130、および記憶部180を有する。
【0016】
アクチュエータ110は、家電機器100の主機能を動作させる駆動部である。例えば、家電機器100が冷蔵庫である場合、アクチュエータ110は、冷媒を圧縮する圧縮機や、冷蔵庫内で冷気を循環させる送風機などである。家電機器100が洗濯機である場合、アクチュエータ110は、洗濯槽を回転させるモータなどである。家電機器100がオーブンレンジである場合、アクチュエータ110は、食材を配置する回転台を回転させるモータ、ファン、電磁波を生成する素子などである。
【0017】
操作部120は、家電機器100に設けられた操作ボタンまたはタッチパネルなどである。操作部120は、家電機器100に関するユーザUの操作を受け付ける。操作部120は、例えば、家電機器100の設定内容を指定するまたは変更するユーザUの操作を受け付ける。家電機器100の設定内容は、各種制御に関する制御量や、目標値、閾値、タイマ設定、動作モードなどのうち1つ以上を含む。家電機器100の設定内容を示す情報は、設定情報181として、記憶部180に記憶される。
【0018】
制御部130は、家電機器100に搭載されたCPU(Central Processing Unit)のような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、制御部130の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0019】
制御部130は、家電機器100の全体を統括的に制御する。例えば、制御部130は、家電機器100に設けられたセンサの検出結果と設定情報181とに基づき、アクチュエータ110を制御することで家電機器100を動作させる。また、制御部130は、サーバ200からの要求に応じた各種制御やサーバ200に対する応答などを実行する。
【0020】
記憶部180は、各種情報を記憶する機能部である。記憶部180は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、またはSSD(Solid State Drove)などの組み合わせにより実現される。記憶部180は、設定情報181を記憶する。
【0021】
<3.サーバ>
次に、サーバ200について詳しく説明する。
図3は、サーバ200の機能構成を示すブロック図である。サーバ200は、例えば、機器登録部210、家電機器管理部220、サービス提供部230、および記憶部280を有する。
【0022】
機器登録部210、家電機器管理部220、およびサービス提供部230は、サーバ200に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC、PLD、またはFPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。なお、これら機能部は、複数のサーバ装置に分かれて設けられてもよい。また、これら機能部のうち1つ以上は、サーバ200に代えて、端末装置300または家電機器100に設けられてもよい。例えば、サービス提供部230は、端末装置300の家電管理アプリAPPの一部として設けられてもよい。
【0023】
<3.1 機器登録部>
機器登録部210は、端末装置300からの要求(すなわちユーザUからの申請)に応じて、家電機器100の機器登録を行う。機器登録とは、特定のユーザUと、そのユーザUが使用する家電機器100(すなわち遠隔操作対象の家電機器100)とを関連付けることを意味する。機器登録は、例えば、ユーザUを識別可能なユーザ情報(例えばユーザID)と、家電機器100の個体を識別可能な機器情報(例えば機器ID)との対応関係を登録することで行われる。本実施形態では、上記対応関係は、記憶部280に記憶される機器登録DB281に登録される。機器IDは、例えば、家電機器100の製造番号である。なお、機器登録は、特定のユーザUと特定の家電機器100とを対応付けることに代えて、ユーザUが使用する特定の端末装置300と、特定の家電機器100とを対応付けることで行われてもよい。
【0024】
図4Aは、機器登録DB281の内容の一例を示す図である。機器登録DB281では、例えば、ユーザIDと、機器IDと、家電機器100の種類(家電種別)と、家電機器100の型式と、家電管理アプリAPP上での表示名称と、家電機器100を共有して利用するための情報(「共有」)と、が対応付けられて登録される。
図4Bは、実施形態の操作履歴情報DB284の内容の一例を示す図である。操作履歴情報DB284では、例えば、ユーザIDと、機器IDと、家電機器100の種類(家電種別)と、家電機器100の型式と、家電管理アプリAPP上での表示名称と、家電機器100の状態の情報(「状態」)とが対応付けられて登録される。
【0025】
機器登録部210は、端末装置300からの要求に応じて家電機器100の機器登録を行った場合、機器登録を行った家電機器100を示す情報を、端末装置300に送信する。機器登録を行った家電機器100を示す情報は、後述する機器登録情報381として端末装置300の記憶部380に記憶される。
【0026】
<3.2 家電機器管理部>
家電機器管理部220は、機器登録が行われた家電機器100を管理する。例えば、家電機器管理部220は、家電機器100の遠隔操作を行う遠隔操作要求を端末装置300から受信する場合、受信する遠隔操作要求に応じた制御指令を家電機器100に通知することで、家電機器100の遠隔操作を行う。また、家電機器管理部220は、家電機器100の状態を確認する確認要求を端末装置300の受信する場合、家電機器100に対して、家電機器100の状態を示す状態情報を送信させる要求を通知する。家電機器管理部220は、家電機器100から受信する状態情報に基づき、家電機器100の状態を示す情報を端末装置300に送信する。
【0027】
本実施形態では、家電機器管理部220は、操作管理部221を有する。操作管理部221は、端末装置300から受信する所定の信号に基づき、これに対応する特定の家電機器100を制御する。本実施形態では、操作管理部221は、ユーザUの住居に設置されたエアコン100Aなどを制御可能である。例えば、操作管理部221は、複数のエアコン100Aの電源をOFF状態に、またはON状態に操作可能である。
例えば、操作管理部221による上記の制御は、前述の機器登録DB281に登録されている「ユーザID」(第1ユーザID)と、これに対応する「機器ID」との関係に基づいて実施される。さらに、操作管理部221による上記の制御は、前述の機器登録DB281の「共有」に登録されている他のユーザのID(第2ユーザID)と、これに対応する「機器ID」との関係に基づいて実施されることがある。
操作管理部221は、第1ユーザIDまたは第2ユーザIDを示すユーザの要求を受け付けて、対応する家電機器100を制御する。
操作管理部221は、上記のユーザの要求と、家電機器100の制御の結果とを関連付けて、記憶部280の操作履歴情報DB284に履歴情報として追加する。
【0028】
<3.3 サービス提供部>
サービス提供部230は、機器登録が行われた家電機器100に関連するサービスを提供する。サービス提供部230により提供されるサービスは、例えば、家電機器100の制御に関連するサービスである。この制御には、ユーザによる家電機器100の遠隔制御、家電機器100による自動運転制御の両方が含まれる。
【0029】
本実施形態では、サービス提供部230は、操作手順管理部231、レシピ提供部232、操作履歴情報提供部233などを含む。
【0030】
操作手順管理部231は、端末装置300から各家電機器100を操作する遠隔制御サービスを提供する。遠隔制御サービスは、家電機器100を直接操作することなく、ユーザUが端末装置300などを利用して、家電機器100の操作を実施可能にする。例えば、操作手順管理部231は、管理対象の各家電機器100の操作を提供するための操作手順情報を、記憶部280に記憶される操作手順情報DB282に登録して管理する。
【0031】
図5は、操作手順情報DB282の内容の一例を示す図である。操作手順情報DB282では、管理ID、家電種別、形式、区分、画像ID、画像種別(種別)、表示設定、内容などが対応付けられて操作手順情報として登録される。例えば、個々の家電機器100がその種別(「家電種別」)によって大別されている。操作手順情報DB282において、個々の家電機器100の操作手順情報が、その「形式」ごとに登録される。操作手順情報DB282における「区分」は、家電機器100内の空間的な分類、機能的な分類を識別するための情報を含む。例えば、エアコン100Aであれば、その分類の一例が「自動運転」、「冷房」、「暖房」、「除湿」などである。冷蔵庫100Bであれば、その分類の一例が「チルド室」、「冷蔵室」、「冷凍室」などである。これに加えて、上記の分類に共通するものを纏めて「共通」に分類される。洗濯機100Dであれば、その分類の一例が「洗濯運転」、「乾燥運転」などである。これに加えて、上記の分類に共通するものを纏めて「共通」に分類される。
【0032】
(レシピ提供部)
レシピ提供部232は、レシピサービスを提供する。レシピサービスは、レシピの提案または検索に関するサービスである。本実施形態では、レシピサービスは、冷蔵庫100Bまたはオーブンレンジ100Cに関連するサービスであり、冷蔵庫100Bまたはオーブンレンジ100Cのいずれかの機器登録が行われることによってユーザUが利用可能(例えば特定の機能制限を受けずに利用可能)になる。レシピ提供部232は、記憶部280に記憶されるレシピDB283に基づき、レシピの提案または検索を行う。
【0033】
(操作履歴情報提供部)
操作履歴情報提供部233は、家電機器100の操作に関する履歴情報を提供する。履歴情報提供サービスは、家電機器100の履歴情報を提供するサービスである。本実施形態では、操作履歴情報提供部233は、対象家電機器100に対する操作を、記憶部280に記憶される操作履歴情報DB284における所定期間内の履歴情報から抽出して、その結果を提供する。
例えば、この抽出の結果は、ユーザUの誤操作の傾向の分析などに利用することができる。操作履歴情報提供部233は、抽出の結果に基づいて、ユーザUの誤操作の傾向を分析して、これを出力する。
本実施形態において、ユーザUが家電機器100を第1状態にすることを指令した後、所定時間内にこの第1制御を打ち消すような指令を再び登録した場合に、この「第1状態にすること」の指令を誤操作として扱う。このようなケースとして、例えば、家電機器100のオフ状態からオン状態にした後、その直後にオフ状態を指令した場合などがある。また、複数の制御状態の中から特定の制御状態を選択できるときに、第1状態を選択した後に、その直後に第2状態を選択し直した場合などがある。例えばエアコン100Aであれば、「冷房」を選択した後に「暖房」を選択し直した場合などがこれにあたる。この詳細を後述する。
【0034】
<4.端末装置>
次に、端末装置300について詳しく説明する。
図6は、端末装置300の機能構成を示すブロック図である。端末装置300は、例えば、登録受付部310、表示制御部320、操作受付部330、報知部340、および記憶部380を有する。
【0035】
登録受付部310、表示制御部320、操作受付部330、および報知部340は、端末装置300に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがアプリケーションプログラムPを実行することにより実現される。言い換えると、登録受付部310、表示制御部320、操作受付部330、および報知部340は、家電管理アプリAPPに含まれるソフトウェア機能部である。
【0036】
<4.1 登録受付部>
登録受付部310は、操作受付部330に対するユーザUの操作に基づき、家電機器100の機器登録の申請を受け付ける。本出願で「登録の申請を受け付ける」または「登録を受け付ける」とは、登録処理が端末装置300で完結する場合に限定されず、機器登録を指示するユーザUの操作(すなわち登録の申請)が端末装置300で受け付けられ、実際の登録処理がサーバ200で行われる場合も含み得る。
【0037】
本実施形態では、登録受付部310は、家電管理アプリAPPにユーザIDを用いてログインが行われた状態で、ログインに用いられたユーザIDと関連付ける家電機器100(以下「対象家電機器100」と称する)の登録の申請を受け付ける。例えば、ユーザUは、端末装置300のカメラを用いて、対象家電機器100に付されたQRコード(登録商標)を読み込む。登録受付部310は、端末装置300のカメラを用いて読み込まれたQRコードを示すQRコード情報をサーバ200に送信する。これにより、サーバ200の機器登録部210は、端末装置300から受信するQRコード情報が示す機器IDと、ログインに用いられたユーザIDとを対応付けることで機器登録を行う。QRコードは、「二次元バーコード」の一例である。
【0038】
<4.2 表示制御部>
表示制御部320は、端末装置300の表示装置301を制御することで、表示装置301の表示画面301aに表示される内容を制御する。
例えば、表示制御部320は、家電機器100を操作するための1つ以上の「操作部B」、及び家電機器100の状態の表示を、所定の態様で表示画面301aに表示させる(図9などを参照)。表示制御部320については、詳しく後述する。
【0039】
<4.3 操作受付部>
操作受付部330は、家電管理アプリAPPに関連して入力装置302に対して行われるユーザUの操作を受け付ける。例えば、操作受付部330は、表示画面301aに表示された操作部Bに対するユーザUの操作を受け付ける。操作受付部330は、ユーザUによって操作された操作部Bに対応する信号をサーバ200に送信する。これにより、ユーザUによって操作された操作部Bに対応する処理がサーバ200により行われる。
【0040】
<4.4 報知部>
報知部340は、表示装置301を通じて所定の内容をユーザUに対して報知する。例えば、報知部340は、家電管理アプリAPPの使用方法をユーザUに報知する。
【0041】
<4.5 記憶部>
記憶部380は、RAM、ROM、EEPROM、またはSSDなどの組み合わせにより実現される。記憶部380は、アプリケーションプログラムPと、機器登録情報381とを記憶する。機器登録情報381では、端末装置300を使用するユーザUのユーザIDと関連付けて機器登録が行われた家電機器100のリストが登録される。
【0042】
<5.家電機器制御の一例>
図7は、実施形態の家電機器100の操作に応じた家電機器制御の一例を説明するための状態遷移図である。
【0043】
家電機器制御における状態を下記に大別する。
ST1:家電機器制御における第1の状態(例えばOFFモード)
ST2:家電機器制御における第2の状態(例えばONモード)
ST3:家電機器制御に係る要求(操作)を確認する状態
【0044】
例えば、上記の状態ST1は、家電機器100の運転停止状態(OFFモード)である。状態ST2は、家電機器100の運転状態(ONモード)である。要求確認ステップST3は、家電機制御に係る要求(操作)を確認する状態である。
【0045】
例えば、家電機器100の状態を、上記の状態ST1と状態ST2との間を直接的に遷移させてもよい。また、状態ST1から状態ST2に遷移させる場合に、または状態ST2から状態ST1に遷移させる場合に、家電機器制御に係る要求(操作)を確認するステップを介在させてもよい。本実施形態によれば、上記の何れの経路で遷移させるかを、手順ごとに設定することができる。
【0046】
(家電機器制御に係る要求(操作)を確認する操作について)
家電機器制御に係る要求(操作)を確認するステップを利用する場合の遷移について説明する。
【0047】
例えば、操作手順情報DB282の「表示設定」の項目に、「有効」と「省略」と「-」(設定不可)の情報が登録されている。この情報は、上記のような「家電機器制御に係る要求(操作)を確認するステップ」が利用可能か否かを示し、利用可能な場合に、同ステップを利用するか(「有効」)、同ステップを利用せず表示を省略するか(「省略」)を指定する情報として利用される。
【0048】
この項目の情報が「有効」に設定されている場合に、端末装置300に家電機器制御に係る要求(操作)を確認するステップの操作画面が表示される。この項目の情報が「省略」に設定されている場合に、端末装置300には「家電機器制御に係る要求(操作)を確認するステップの操作画面」が表示されることなく、それぞれの操作が検出されると、直接的に状態が遷移されることになる。
例えば、上記の状態遷移に係る制御を、サーバ200が実施してよい。
【0049】
例えば、この項目の情報が「有効」に設定されていて、状態ST1において状態ST2に遷移させる要求(Rto2ID)を検出すると、サーバ200は、処理を要求確認ステップST3に移し、これを端末装置300に通知する。この要求確認ステップST3において、端末装置300の操作画面には、要求確認するための表示(例えば、ポップアップ)が立ち上がる。ここで、サーバ200は、状態ST2に遷移させる要求を適用することを確認する(Rto2)と状態ST2に遷移させる。
これに対し、この項目の情報が「省略」に設定されていて、状態ST1において状態ST2に遷移させる要求(Rto2D)が検出されると、状態ST2に移る。
【0050】
また、状態ST2において状態ST1に遷移させる要求(Rto1ID)を検出すると、サーバ200は、処理を要求確認ステップST3に移し、これを端末装置300に通知する。この要求確認ステップST3において、端末装置300の操作画面には、要求確認のための表示(例えば、ポップアップ)が立ち上がる。ここで、サーバ200は、状態ST1に遷移させる要求を適用することを確認する(Rto1)と状態ST1に遷移させる。
これに対し、この項目の情報が「省略」に設定されていて、状態ST2において状態ST1に遷移させる要求(Rto1D)が検出されると、状態ST1に移る。
上記のより具体的な事例について説明する。
【0051】
<5.家電機器制御の操作の一例>
図8A図8Bとを参照して、実施形態の操作画面表示の省略操作の一例について説明する。
図8Aは、実施形態の操作画面表示の省略操作に係る処理のフローチャートである。図8Bは、実施形態の共有処理のフローチャートである。
【0052】
端末装置300(家電管理アプリAPP)は、操作画面表示の省略操作を開始させる。
例えば、家電管理アプリAPPは、操作画面の選択が可能な状態か否かを識別して(S11)、操作画面を選択ができない状態である場合に、一連の処理を終了する。
操作画面を選択できる状態である場合、家電管理アプリAPPは、所定の操作の検出を待機して、その検出の後に操作画面の選択が可能な状態に変更する(S12)。例えば、上記の「所定の操作」とは、表示面における所定の範囲内を所定の時間を超えて継続的に接触する操作(「長押し操作」という。)であってよい。
家電管理アプリAPPは、表示を省略させたい操作画面を選択したか否かを判定し(S13)、操作画面の表示を省略させたいものを選択しなかった場合に、一連の処理を終了する。
表示を省略させたい操作画面を選択した場合に、家電管理アプリAPPは、その選択結果の情報を記憶部280に追加して記憶させる(S14)。
家電管理アプリAPPは、操作画面の表示を省略させたいものの情報を、記憶部280に追加して記憶させた後に、その情報を共有するための処理を実行する(S16)。なお、この共有に係る処理を省略してもよい。この共有に係る処理の詳細を後述する。
家電管理アプリAPPは、選択された操作画面を表示させることを省略して、選択された操作画面とは異なる操作画面を表示させる(S17)。
上記の手順により、家電機器100の操作手順をユーザの嗜好に合わせて変更することができる。よって共有する場合であっても、個別に設定することなく同様の操作手順を共有することができる。
【0053】
上記図8Aの(S14)において、操作画面の表示を省略させたいものの情報をサーバ200に通知する。端末装置300が上記の情報を記憶部280に追加して記憶させた後に、サーバ200は、その選択結果の情報を共有先に展開するか否かを判定する(S16A)。その情報を共有先に展開する場合には、サーバ200は、展開先である共有者を選択して(S16B)、その情報を共有先に展開する(S16C)。
このような手順により、家電機器100を複数のユーザによって共有する場合であっても、個別に設定することなく同様の操作手順を共有することができる。
【0054】
<6.表示画面の表示内容>
次に、図9から図17を参照して、実施形態の端末装置300の表示内容について説明する。以下に説明する表示内容は、特段の説明がない限り表示制御部320の処理によって実現される。以下の説明で「操作部B」とは、表示画面301aに表示される操作部であって、特定の機能を呼び出すためにその機能が割り当てられたファンクションキーである。操作部Bは、例えば、表示画面301aに表示されるアイコンである。
以下に示す操作の対象の家電機器として、エアコン100A、冷蔵庫100B、洗濯機100D、オーブンレンジ100Cを例示する。
【0055】
図9は、実施形態のエアコン100Aの操作手順を説明するための図である。
図9に、エアコン100Aの操作手順に従った操作画面の遷移の一例を示す。
この図9に示す各操作画面は、下記のように操作画面を遷移させる操作手順に対応付けたものである。これらの操作画面を左から右に向けて順に並べて示すものである。
【0056】
(a)「停止中(OFF)」(IA001001)→(b)「オン要求確認」(IA001002)→(c)「稼働中(ON)」(IA001003)→(d)「オフ要求確認」(IA001004)→(e)「停止中(OFF)」
【0057】
この操作により遷移させるエアコン100Aの状態は、「停止中(OFF)」と「稼働中(ON)」の2つの状態である。
【0058】
この「停止中(OFF)」と「稼働中(ON)」の2つの状態の間を、単に遷移させることとすれば、(a)「停止中(OFF)」と(c)「稼働中(ON)」に夫々対応する操作画面があれば、一方の状態から他方の状態に切り替える操作手順にすることも可能である。
【0059】
そこで、このように操作手順の表示を簡略化する場合には、「オン要求確認」と「オフ要求確認」の2つの状態と、その状態からの遷移を促す操作画面を省略することができる。
そこで、「オン要求確認」と「オフ要求確認」の2つの状態に対応する操作画面の表示を省略した場合の操作手順を、図9の下段に示す。
【0060】
図10は、実施形態の冷蔵庫100Bの操作手順を説明するための図である。
図10に、冷蔵庫100Bの操作手順に従った操作画面の遷移の一例を示す。
この図10に示す各操作画面は、下記のように操作画面を遷移させる操作手順に対応付けたものである。これらの操作画面を左から右に向けて順に並べて示すものである。
【0061】
(a)「通常モード」(IB004001)→(b)「モード選択」(IB004011)→(c)「遷移要求確認」(IB004012)→(d)「モード説明表示(ポップアップ表示)」(IB004013)→(e)「解凍モード」
【0062】
この操作により遷移させる冷蔵庫100Bの状態は、「通常モード」と、「モード選択」によって選ばれたモードである「解凍モード」の2つの状態である。この「解凍モード」は、「モード選択」の結果の1例である。
【0063】
この「通常モード」と「解凍モード」との2つの状態の間を、単に遷移させることとすれば、(a)「通常モード」と(b)「モード選択」と(e)「解凍モード」に夫々対応する操作画面があれば、各状態から他の状態に切り替える操作手順にすることも可能である。
【0064】
このうち、「通常モード」、「モード選択」、「解凍モード」の3つの状態を遷移させるとすれば、「遷移要求確認」、「モード説明表示(ポップアップ表示)」の2つの状態を省略することができる。そこで、「遷移要求確認」、「モード説明表示(ポップアップ表示)」の2つの状態に対応する操作画面の表示を省略した場合の操作手順を、図10の下段に示す。
【0065】
図11は、実施形態の洗濯機100Dの操作手順を説明するための図である。
図11に、洗濯機100Dの操作手順に従った操作画面の遷移の一例を示す。
この図11に示す各操作画面は、下記のように操作画面を遷移させる操作手順に対応付けたものである。これらの操作画面を左から右に向けて順に並べて示すものである。
【0066】
(a)「停止中(OFF)のモード選択」→(b)「スタート要求確認」→(c)「運転中」
【0067】
「停止中(OFF)のモード選択」の画面(ID007001)内の「今すぐスタート選択」のボタン(操作部B)が選択されると、「スタート要求確認」の画面(ID007011)の表示に遷移する。なお、この操作により遷移させる洗濯機100Dの状態は、「停止中(OFF)」と「運転中」の2つの状態である。「スタート要求確認」の段階で、「スタート」を選択するか、「キャンセル」を選択するかにより、上記の2つの状態の何れかに遷移させる。
【0068】
この「停止中(OFF)」と「運転中」の2つの状態の間を、単に遷移させることとすれば、(a)「停止中(OFF)」と(c)「運転中」に夫々対応する操作画面があれば、一方の状態から他方の状態に切り替える操作手順にすることも可能である。
【0069】
そこで、このように操作手順の表示を簡略化する場合には、「スタート要求確認」の状態と、その状態からの遷移を促す操作画面を省略することができる。
そこで、「スタート要求確認」の状態に対応する操作画面の表示を省略した場合の操作手順を、図11の下段に示す。
【0070】
図12は、実施形態のオーブンレンジ100Cの操作手順を説明するための図である。
図12に、オーブンレンジ100Cの操作手順に従った操作画面の遷移の一例を示す。
この図12に示す各操作画面は、下記のように操作画面を遷移させる操作手順に対応付けたものである。これらの操作画面を左から右に向けて順に並べて示すものである。
【0071】
(a)「送信履歴」→(b)「レシピ選択」→(c)「送信ボタン選択」→(d)「送信要求確認」→(e)「送信済み確認表示(ポップアップ表示)」→(f)「レシピ詳細」
【0072】
この操作により遷移させるオーブンレンジ100Cの状態は、「送信履歴」の中から「レシピ選択」によって選ばれたレシピを示す「レシピ詳細」の2つの状態である。この「レシピ詳細」は、「レシピ選択」の結果の1例である。
【0073】
このうち、「送信履歴」(IC003001)、「レシピ選択」、「送信ボタン選択」、「レシピ詳細」の4つの状態を遷移させるとすれば、「送信要求確認」、「送信済み確認表示(ポップアップ表示)」、の2つの状態を省略することも可能である。これに合わせて、「送信要求確認」、「送信済み確認表示(ポップアップ表示)」、の2つの状態に対応する操作画面の表示を省略するとよい。
【0074】
(省略したい操作手順の決定方法)
図13から図17を参照して、実施形態の「省略したい操作手順」の決定方法について説明する。
省略したい操作手順を設定するための方法には、例えば以下の方法などを利用するとよい。
・設定画面を用いる設定モードの中から省略したい操作手順を設定する。
・操作画面を用いた操作中に、省略したい操作手順を設定する。
【0075】
図13は、実施形態の「省略したい操作手順」を決定する処理のフローチャートである。
【0076】
家電管理アプリAPPは、画面省略設定に移行させる(S21)。
家電管理アプリAPPは、操作に基づいて画面省略の対象となる機器を選択する(S22)。
家電管理アプリAPPは、操作に基づいて対象の機器に関する操作画面を選択する(S23)。
家電管理アプリAPPは、選択された場面で表示される画面の一覧を表示させる(S24)。
家電管理アプリAPPは、ユーザが省略を希望する画面をユーザに選択させるための操作画面を表示して(S25)、選択結果を取得する。
家電管理アプリAPPは、選択結果の情報を共有する(S26)。このS26の処理は、例えば前述のS16の処理と同様で合ってもよい。
家電管理アプリAPPは、システム側で選択された操作画面を省略して(S27)、表示すべき次の操作画面を表示させる。
上記の手順に従った一連の処理を終える。
【0077】
(設定画面を用いる設定モードの例)
図14は、実施形態の設定画面を用いる設定モードの中で操作画面の表示を制限する処理について説明するための図である。
【0078】
図14中の(a)は、遠隔操作の制御対象の家電機器を選択する選択画面を示す。例えば、ここでは洗濯機100Dが選択される。
図14中の(b)は、選択された洗濯機(家電機器)について、これに係る操作手順の中で編集対象とする範囲を選択する選択画面を示す。例えば、ここでは洗濯機の「外から予約」が選択される。
図14中の(C)は、洗濯機の「外から予約」の中で、同手順に即して連続する3つの選択画面(ID007001、ID007011、ID007001)を示す。
【0079】
ここでは洗濯機の「スタート要求確認」の操作画面については、表示の省略が可能な画面として予め設定されている。設定操作の中で、この「スタート要求確認」操作の画面の表示を切り替える。
【0080】
表示の省略が可能な画面において、その画面を囲う点線と画面内にチェックボックスCBが表示されている。このチェックボックスCBにチェックを入れると表示を省略する画面に設定され、チェックを外すと表示する画面に設定される。例えば、省略するか否かの設定状況は、上記のチェックボックスCBの状態のほか、省略する画面に設定されていると、当該画面に網掛け表示が重畳されることで確認できるようにするとよい。
【0081】
(操作画面上に生じるポップアップ表示を制限する処理の例)
図15は、実施形態のポップアップの次回以降の繰り返し表示を制限する処理について説明するための図である。
【0082】
図15中の(a)は、前述の洗濯機100Dにおける「スタート要求確認」段階に表示する画面(ID007012)の一例である。
この画面の中央にポップアップの形態で「今すぐ運転をスタート」することの要求を確認するためのメッセージと、回答用に利用するボタン(「スタート」と「キャンセル」)が表示されている。このポップアップは、上記の回答に利用するボタンの操作が行われると消去される。
上記の表示の下に、「次回から省略しますか」という、ポップアップの繰り返し表示を制限するための確認メッセージと、回答用のチェックボックスCBが表示されている。なお、ポップアップの繰り返し表示を制限していない場合には、「スタート要求」が入力された段階で繰り返し表示される。上記のポップアップの消去のタイミングに一緒に消去される。
【0083】
図15中の(b)(c)は、「スタート要求確認」の画面に、ポップアップの繰り返し表示を制限することを登録する場合の一例である。ポップアップの繰り返し表示を制限することを有効にするように、図15中の(b)に、回答用のチェックボックスCBに墨をつけた例を示し、同(c)に、回答用のチェックボックスCBにチェックマークを付けた例を示す。
【0084】
(操作確認画面の表示を制限する処理の例)
図16は、実施形態の操作画面が表示されている状況から、操作確認画面の表示を制限する処理に遷移する方法について説明するための図である。
【0085】
図16中の(a)に、操作画面の表示の例を示す。この操作を行うと、確認画面が表示される状態にある。例えば、この状態で、操作画面の中に表示されたポップアップ表示(ID007011)の範囲内を長押し操作すると、図16中の(b)の画面に遷移する。図16中の(b)の画面には、操作確認画面の表示を制限する設定に変更するためのポップアップ(ID007012)が表示されている。この操作画面の表示を制限するための確認メッセージ(「次回から省略しますか」)に従い、回答(「はい」又は「いいえ」)することで、回答の通りの設定に構成される。
【0086】
(家電機器の共有を許可するユーザと設定の情報を共有する処理の例)
図17は、実施形態の操作画面が表示されている状況から、家電機器100の共有を許可するユーザと設定の情報を共有する設定方法について説明するための図である。
【0087】
図17中の(a)に、操作画面の表示の例を示す。この操作を行うと、確認画面が表示される状態にある。例えば、このポップアップ表示(ID007011)には、この操作画面に対応する処理のメッセージ(「今すぐ運転をスタートします」)と、回答(「はい」又は「いいえ」)用のボタンに加えて、この操作画面の表示を制限するための確認メッセージ(「次回から省略しますか」)と、これに対応するチェックボックスCBとが表示されている。
さらに、この操作画面の表示を制限するための確認メッセージ(「次回から省略しますか」)と、これに対応するチェックボックスCBとが表示されている。さらに、家電機器100の共有を許可するユーザに共有することを展開するための確認メッセージ(「共有ユーザへの展開は」)と、これに対応するチェックボックスCBとが表示されている。
【0088】
この共有に関わるチェックボックスCBにチェックした状態で、操作画面に対応する処理のメッセージに回答すると、図17中の(b)に示すようにポップアップ(ID007002)が表示され、その中に家電機器100の共有を許可するユーザに共有することを展開するための確認メッセージ(「共有ユーザへの展開は」)と、回答(「はい」又は「いいえ」)用のボタンとが表示される。ここで、「はい」が選択されると、図17中の(c)に示すように共有内容の選択画面(ID007003)に遷移する。この画面には、共有内容の選択を促すメッセージと、「機器」、「操作手順」を夫々選択するためのラジオが表示されている。ラジオを選択して「次へ」を操作することにより、共有すべき内容が確定する。これにより、共有先を選択する画面に遷移する。
【0089】
上記のように、一部の手順を省略するように設定したことが、家電機器100を供用する他のユーザに対して通知されることで、設定されている状況を共有することができる。より具体的には、一部の手順である第1手順の省略を選択したユーザがいて、第1手順の省略を選択したユーザによって第1手順の省略に変更されたことを、他のユーザに対して送信することにより、情報の共有を可能にする。
別の観点で整理すると、共有手段を操作することによって、あるユーザUが省略設定したことが、他のユーザに共有されることによって、他のユーザが自身で省略設定を行わなくても、ユーザUの操作手順と同様の操作手順に従って家電機器100を操作することができるようになる。またその共有方法については、共有する内容を選択できるようにしたり、自動的に反映させたりするとよい。
【0090】
上記の実施形態によれば、上記のプログラムは、機器操作に係る複数の手順のうち、機器操作時の操作開始から終了までに対応付けられた一部の手順を用いて家電機器の制御内容を設定するためのコンピュータに実行させるためのプログラムである。上記プログラムは、上記複数の手順のうちの一部である第1手順を除くことと、上記第1手順を除いた上記複数の手順のうちの他の一部である第2手順に従ってユーザの要求を検出することとをコンピュータに実行させる。これにより、家電機器の制御に係る操作手順を、ユーザの要求に適したものにすることができる。
例えば、複数の遷移画面が前記複数の手順に夫々対応付けられている場合がある。この場合、コンピュータに、複数の遷移画面の一部を用いて家電機器を制御させる際に、複数の遷移画面のうちの一部である第1遷移画面であって第1手順に係る第1遷移画面の出力が省略可能であってもよい。コンピュータに、第1遷移画面を除いた複数の遷移画面のうちの他の一部である第2遷移画面を第2手順に従って出力させるとよい。
なお、上記のプログラムは、家電機器の制御モードを切り替える要求に基づいて家電機器の制御内容を設定するためのコンピュータに実行させるためのプログラムである。上記プログラムは、上記制御モードを切り替える要求に応じてユーザに確認を促す所定の手順の中から一部の手順を省略するか否かを選択させるための情報を出力させることと、上記選択の結果により上記所定の手順の中から一部の手順を省略した手順に従って上記要求を取得することとを、上記コンピュータに実行させる。これにより、家電機器の制御に係る操作手順を、ユーザの要求に適したものにすることができる。
【0091】
例えば、上記の家電システム1は、機器操作に係る複数の手順のうち、機器操作時の操作開始から終了までに対応付けられた一部の手順を用いて家電機器100を制御するコンピュータを含む。家電システム1の制御部は、複数の手順のうちの一部である第1手順を除いて、第1手順を除いた複数の手順のうちの他の一部である第2手順に従ってユーザの要求を検出するとよい。
家電機器100の制御モードを切り替える要求に基づいて家電機器100を制御するコンピュータを含む。家電システム1は、サービス提供部230(制御部)を備える。サービス提供部230は、制御モードを切り替える要求に応じてユーザに確認を促す所定の手順の中から一部の手順を省略するか否かを選択させるための情報(画像、音声など)を出力させて、前記選択の結果により前記所定の手順の中から一部の手順を省略した手順に従って前記要求を取得するようにしてもよい。
【0092】
なお、「所定の手順の中から一部の手順を省略するか否かを選択させるための情報」は、端末装置300(コンピュータ)の表示部301に表示される画像情報と、端末装置300(コンピュータ)によって可動部(スピーカ、振動体、モータなど。)を振動させて出力する情報(音、音声メッセージ、音響情報など。)との何れかを含むとよい。可動部(スピーカ、振動体、モータなど。)を振動させて出力する情報(音、音声メッセージ、音響情報など。)は、複数の音の一例である。
例えば、識別可能な複数の音が前記複数の手順に夫々対応付けられている場合がある。この場合、コンピュータに、複数の音の一部を用いて家電機器を制御させる際に、複数の音のうちの一部である第1音であって、第1手順に係る第1音の出力が省略可能である。コンピュータに、第1音を除いた複数の音のうちの他の一部である第2音を第2手順に従って出力させるとよい。
【0093】
なお、「所定の手順の中から一部の手順を省略するか否かを選択させるための情報」を、前記一部の手順ごとに個別に受け付ける操作時と、前記一部の手順の設定を纏めて受け付ける設定時との何れか又は両方で取得することとしてもよい。
【0094】
上記の所定の手順の中から一部の手順を省略するか否かの選択を、前記家電機器の操作を個別に受け付け可能な第1状態(操作時)と、前記所定の手順の中の一群の手順を纏めて受け付け可能な第2状態(設定時)と、外部からの通知に応答する第3状態(通知設定)の少なくとも何れかで取得することとしてもよい。
【0095】
サーバ200は、上記の所定の手順の中から一部の手順を省略することが選択されている状況で、前記一部の手順を省略しないことが選択された場合に、前記一部の手順を省略しないことに代えることとする。さらに、サーバ200は、上記の所定の手順の中から一部の手順を省略しないことが選択されている状況で、前記一部の手順を省略することが選択された場合に、前記一部の手順を省略することに代えることとする。
【0096】
サーバ200は、前記所定の手順の中から一部の手順を省略する対象の範囲を、前記所定の手順に対して予め定められた区分に含まれる手順を纏めて選択するとよい。
【0097】
(変形例その1)
図18を参照して、変形例その1について説明する。
本変形例に示す事例は、誤操作が比較的多いユーザUに対して、確認画面の利用を提案する事例である。
図18は、変形例その1の操作が比較的多いユーザUに対して確認画面の利用を提案する処理のフローチャートである。
【0098】
サーバ200は、ユーザUごとに、省略設定が選択されているか否かを判定し(S31)、省略設定が選択されていなければ一連の処理を終える。
省略設定が選択されている場合、サーバ200は、このユーザUの操作履歴に基づいて誤操作を抽出する(S32)。
サーバ200は、このユーザUの誤操作の頻度を識別する(S33)。
サーバ200は、このユーザUの誤操作の頻度を下げるための提案をユーザUに通知して(S34)、省略しているステップを復活させるか否かを確認する(S35)。例えば、ユーザUの端末装置300に、上記に関する通知を送り、ユーザUからの応答を待機する。
ユーザUからの応答に基づいて、省略している状態を維持することを希望していることが確認できれば、現状の設定を維持したままで、この一連の処理を終える。
【0099】
これに対して、ユーザUからの応答に基づいて、省略している状態を解消して表示する状態に復帰させること(S36)を希望していることが確認できれば、設定を変更して省略している状態を解消させて、この一連の処理を終える。
【0100】
このように、予め定められた所定の条件を満たす操作を誤操作として識別する。上記の所定の手順の中から一部の手順を省略することを選択したユーザの操作の履歴から、誤操作と識別される操作が規定値を超えて検出された場合に、サーバ200は、前記ユーザに前記ユーザの操作の傾向について通知するとよい。
【0101】
これにより、誤操作が比較的多いユーザUに対して、確認画面の利用を提案することができる。
【0102】
(変形例その2)
図19を参照して、変形例その2について説明する。
本変形例において、製造者によって家電機器100に係る仕様が変更されることに対する対応例について説明する。
図19は、変形例その2の家電機器100に係る仕様が変更されることに対する処理のフローチャートである。
【0103】
例えば、ユーザUの要求によって表示を省略させるように指定した設定が、この仕様変更に関連しているか否かが不明であったり、ユーザUが仕様変更の通知自体を見落としたり、ユーザUが自ら設定したことを失念したりすることがある。そこで、本変形例では、上記に関するユーザUへの告知の認知度を高めるための一例を提案する。
【0104】
サーバ200は、ユーザUごとに、省略設定が選択されているステップがあるか否かを判定し(S41)、省略設定が選択されているステップがなければ一連の処理を終える。
省略設定が選択されているステップがある場合、サーバ200は、家電機器100に係る仕様の変更が、省略設定が選択されているステップに関連することをユーザUに通知して(S42)、一連の処理を終える。
このように、サーバ200は、一部の手順である第1手順に関連する操作の手順であって、家電機器100の仕様変更に係る操作の手順に変更があった場合に、変更があったことをユーザに通知するとよい。
このような処理により、上記に関するユーザUへの告知の認知度を高めることができる。
【0105】
これにより、製造者によって家電機器100に係る仕様が変更されることの情報を共有することができる。
【0106】
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、上記のプログラムは、機器操作に係る複数の手順のうち、機器操作時の操作開始から終了までに対応付けられた一部の手順を用いて家電機器の制御内容を設定するためのコンピュータに実行させるためのプログラムである。前記プログラムは、前記複数の手順のうちの一部である第1手順を除くことと、前記第1手順を除いた前記複数の手順のうちの他の一部である第2手順に従って前記家電機器の利用者の要求を検出することとを、前記コンピュータに実行させる。これにより、家電機器の制御に係る操作手順を、ユーザの要求に適したものにすることができる。
【0107】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0108】
100…家電機器、200…サーバ、300…端末装置。
図1
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図4A
図4B
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図8A
図8B
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