(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025002233
(43)【公開日】2025-01-09
(54)【発明の名称】探知機及び速度計測探知方法
(51)【国際特許分類】
G01S 7/38 20060101AFI20241226BHJP
G01V 3/12 20060101ALI20241226BHJP
【FI】
G01S7/38
G01V3/12 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023102269
(22)【出願日】2023-06-22
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 掲載日:2023年(令和5年)3月27日、掲載アドレス:https://www.cellstar.co.jp/ https://www.cellstar.co.jp/products/gps/ https://www.cellstar.co.jp/products/gps/ar/ar-separate/ar-333.html 掲載日:2023年(令和5年)4月20日、掲載アドレス:https://www.youtube.com/ https://youtu.be/lScsxahlGG8 販売日:2023年(令和5年)4月2日、販売先:株式会社ナヴィック(愛知県名古屋市南区赤坪町180 2F) 等
(71)【出願人】
【識別番号】593026627
【氏名又は名称】セルスター工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100178331
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 宏二
(72)【発明者】
【氏名】小林 恭二
(72)【発明者】
【氏名】渋谷 勇治
(72)【発明者】
【氏名】加賀 道幸
(72)【発明者】
【氏名】多田 順一
【テーマコード(参考)】
2G105
5J070
【Fターム(参考)】
2G105AA01
2G105BB15
2G105CC01
2G105DD02
2G105EE02
2G105FF13
2G105HH04
2G105JJ05
2G105KK02
2G105KK06
5J070AF03
5J070AH25
5J070AK35
5J070BH10
(57)【要約】
【課題】周波数帯域が異なる複数種類のレーダ波を照射する速度計測装置でもより適切に探知できる。
【解決手段】探知機1は、速度計測装置が照射する複数種類の周波数帯域のレーダ波を受信するための各周波数帯域毎の複数の第1及び第2レーダ波受信部4,5と、所定の情報を報知する報知部13と、予め設定される情報を基に第1及び第2レーダ波受信部4,5の何れかの受信結果から報知部13による報知を行う制御部20と、を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に設置される探知機であって、
速度計測装置が照射する複数種類の周波数帯域のレーダ波を受信するための各周波数帯域毎の複数の受信手段と、
所定の情報を報知する報知手段と、
予め設定される情報を基に前記複数の受信手段の何れかの受信結果から前記報知手段による報知を行う制御手段と、
を有する探知機。
【請求項2】
車両の位置を検出する位置検出手段をさらに有し、
前記制御手段は、予め設定される位置情報と前記位置検出手段が検出した位置情報との比較結果を基に前記複数の受信手段の何れかの受信結果から前記報知手段による報知を行う請求項1に記載の探知機。
【請求項3】
前記制御手段は、予め設定される時刻情報を基に前記複数の受信手段の何れかの受信結果から前記報知部による報知を行う請求項1に記載の探知機。
【請求項4】
前記制御手段は、予め設定されるユーザによる設定情報を基に前記複数の受信手段の何れかの受信結果から前記報知手段による報知を行う請求項1に記載の探知機。
【請求項5】
車両に設置され探知機による速度計測探知方法であって、
前記探知機は、速度計測装置が照射する複数種類の周波数帯域のレーダ波を受信するための各周波数帯域毎の複数の受信手段を有し、
予め設定される情報を基に前記複数の受信手段から一の受信手段を選択し、
選択した受信手段の受信結果を基に報知手段から所定の情報を報知する速度計測探知方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、探知機及び速度計測探知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、レーダ波を照射して車両の速度を計測する速度計測装置を検知する探知機が提案されている(特許文献1)。探知機は、速度計測装置が照射するレーダ波の受信し速度計測装置を検知している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、近年、周波数帯域が異なる複数種類のレーダ波を照射する速度計測装置が存在する。この場合、探知機の仕様を特定の1つの周波数帯域のレーダ波だけを受信する仕様にしてしまうと、他の周波数帯域のレーダ波を照射する速度計測装置を検知できなくなる。
【0005】
本発明の目的は、周波数帯域が異なる複数種類のレーダ波を照射する速度計測装置でもより適切に探知できることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、車両に設置される探知機であって、速度計測装置が照射する複数種類の周波数帯域のレーダ波を受信するための各周波数帯域毎の複数の受信手段と、所定の情報を報知する報知手段と、予め設定される情報を基に前記複数の受信手段の何れかの受信結果から前記報知手段による報知を行う制御手段と、を有する探知機である。
【0007】
本発明の第2の態様では、車両の位置を検出する位置検出手段をさらに有し、前記制御手段は、予め設定される位置情報と前記位置検出手段が検出した位置情報との比較結果を基に前記複数の受信手段の何れかの受信結果から前記報知手段による報知を行うことが好ましい。
【0008】
本発明の第3の態様では、前記制御手段は、予め設定される時刻情報を基に前記複数の受信手段の何れかの受信結果から前記報知手段による報知を行うことが好ましい。
【0009】
本発明の第4の態様では、前記制御手段は、予め設定されるユーザによる設定情報を基に前記複数の受信手段の何れかの受信結果から前記報知手段による報知を行うことが好ましい。
【0010】
前記課題を解決するために、本発明の第5の態様は、車両に設置され探知機による速度計測探知方法であって、前記探知機は、速度計測装置が照射する複数種類の周波数帯域のレーダ波を受信するための各周波数帯域毎の複数の受信手段を有し、予め設定される情報を基に前記複数の受信手段から一の受信手段を選択し、選択した受信手段の受信結果を基に報知手段から所定の情報を報知する速度計測探知方法である。
【発明の効果】
【0011】
本発明の前記第1,5の態様によれば、探知機は、複数の受信手段のうち、より適切な一の受信手段の受信結果を基に報知できる。
【0012】
また、探知機は、一の受信手段の受信結果を基に報知するため、一の受信手段だけを動作させてその受信結果を基に報知することが可能になり、一の受信手段が他の受信手段の動作による干渉も受けることなく、高い精度で一の受信手段の受信結果を基に報知できる。
【0013】
さらに、一つの受信手段で複数種類の周波数帯域のレーダ波をスキャンし、レーダ波を受信するようなことも考えられるが、これでは、広い範囲の周波数帯域のレーダ波をスキャン動作するため、レーダ波の検知が遅くなってしまう。これに対して、本発明に係る探知機は、各受信手段がそれぞれ割り当てられた周波数帯域のレーダ波を受信するため、スキャン動作に起因したレーダ波の検知の遅れも防止できる。
【0014】
本発明の前記第2の態様によれば、探知機は、複数の受信手段のうち、車両位置を基に選択したより適切な一の受信手段の受信結果を基に報知できる。
【0015】
本発明の前記第3の態様によれば、探知機は、複数の受信手段のうち、時刻情報から適切な一の受信手段の受信結果を基に報知できる。
【0016】
本発明の前記第4の態様によれば、探知機は、複数の受信手段のうち、ユーザの設定から適切な一の受信手段の受信結果を基に報知できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、探知機の外観構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、探知機の構成例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、レーダ波の第1周波数帯域と第2周波数帯域との関係を示す図である。
【
図4】
図4は、報知制御部の構成例を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、切替判定部の処理例のフローチャートを示す図である。
【
図6】
図6は、第1レーダ波の受信による制御の処理例のフローチャートを示す図である。
【
図7】
図7は、第2レーダ波の受信による制御の処理例のフローチャートを示す図である。
【
図8】
図8は、第1レーダ波報知制御部の処理例のフローチャートを示す図である。
【
図9】
図9は、第2レーダ波報知制御部の処理例のフローチャートを示す図である。
【
図10】
図10は、第1及び第2レーダ波の受信による制御の処理例のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、レーダ波を照射して車両の速度を計測する速度計測装置を検知する探知機を挙げている。探知機は、自動車、トラック及びバス等の車両に設置される。
【0019】
(構成)
図1は、探知機1の外観構成の一例を示す図である。
【0020】
図1に示すように、探知機1は、本体部2、及び別体部3を有している。本体部2及び別体部3は、それぞれレーダ波受信部4,5を有している。
【0021】
本体部2は、薄型の略直方体形状の筐体を有し、表面側に第1レーダ波受信部4を有している。本体部2は、裏面2a側に、ディスプレイ6等を有している。また、本体部2は、図示しないがスピーカーも有している。ここで、ディスプレイ6は、タッチパネルであり、ユーザが探知機1に対する各種の操作をしたり、警報等の報知情報を含めて各種情報を表示したりする。スピーカーも、警報等の報知情報を含めて各種の情報を音声により出力する。本体部2は、第1レーダ波受信部4が車両前方に向くようにして車室内でフロントガラス付近に設置される。車室内でフロントガラス付近は、速度計測装置が照射するレーダ波を受信し易く、且つ運転者に情報報知が可能な場所の一例である。
【0022】
別体部3は、本体部2よりも小さい薄型の略直方体形状の筐体を有し、表面3a側に第2レーダ波受信部5を有している。別体部3は、無線又は有線にて本体部2と通信可能とされている。別体部3は、第2レーダ波受信部5の受信結果を本体部2に送信する。別体部3は、第2レーダ波受信部5が車両前方に向くようにして車室内でフロントガラス付近で、例えば、運転席側又は助手席側に設置される。
【0023】
【0024】
図2に示すように、探知機1は、第1レーダ波受信部4、第2レーダ波受信部5の他に、測位信号受信部11、ユーザ設定入力部12、制御部20、及び報知部13を有している。探知機1が探知する速度計測装置としては、レーダ波を照射するレーダ式、及びループコイルや光電管を有する非レーダ式が挙げられ、レーダ式の速度計測装置には固定式及び移動式がある。探知機1は、速度遵守を促すべきイベントを契機に、直接的又は間接的な内容によって速度遵守を促す情報を報知する。速度遵守を促すべきイベントは、速度測定装置が照射するレーダ波を受信したときである。報知する情報としては、例えば速度計測装置の存在、速度計測装置の種類、速度測定装置が照射する電磁波の受信と種類、若しくは速度遵守の注意喚起等、又はこれらの複数である。
【0025】
第1及び第2レーダ波受信部4,5は、アンテナ及びスーパーヘテロダイン方式等の復調器を有し、レーダ式の速度計測装置が照射するレーダ波の第1及び第2波長帯域(周波数帯域)それぞれのレーダ波を受信して検波する。第1及び第2レーダ波受信部4,5は、制御部20によって動作のオン及びオフが制御される。第1レーダ波受信部4は、第1波長帯域用に割り当てられ、第1波長帯域のレーダ波を受信して検波する。第2レーダ波受信部5は、第1波長帯域とは異なる第2波長帯域用に割り当てられ、第2波長帯域のレーダ波を受信して検波する。ここでいうレーダ波の波長帯域(周波数帯)は、いわゆる、XバンドやKバンドの波長帯域である。第1及び第2レーダ波受信部4,5は、速度計測装置のレーダ波を受信すると、検知信号を制御部20に出力する。
【0026】
図3は、レーダ波の第1周波数帯域と第2周波数帯域との関係を示す図である。
図3に示すように、第1周波数帯域と第2周波数帯域とは、レーダ波の周波数において重ならない帯域に設定されている。
【0027】
測位信号受信部11は、測位衛星の電波信号を受信可能なアンテナと復調器とプロセッサを有し、GNSS(Global Navigation Satellite System)の測位信号を受信して復調し、現在位置の緯度及び経度により成る自車位置を算出する。測位信号受信部11は、算出した自車位置情報を制御部20に出力する。
【0028】
ユーザ設定入力部12は、ユーザにより情報の入力がされる。例えば、ユーザ設定入力部12は、ディスプレイ(タッチパネル)6の入力機能によって実現されている。ユーザ設定入力部12から入力された情報は、制御部20に出力される。
【0029】
報知部13は、種々の警報を報知する。例えば、報知部13は、本体部2に配置されたディスプレイ6、及びスピーカー又はこれらの複数である。このような構成によって、報知部13は、制御部20によって制御される。
【0030】
制御部20は、CPU、FPGA又はマイコン等のプロセッサ、プログラム及びデータを記憶するストレージ、並びにワークメモリを含み構成されるいわゆるコンピュータである。制御部20は、探知機1の各構成について各種の処理を実行する。具体的には、制御部20は、記憶部30、及び報知制御部40を有している。
【0031】
記憶部30には、第1及び第2設定位置情報31,32、並びに第1及び第2設定時刻情報33,34が記憶されている。設定位置情報31,32は、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5の何れかを起動させるための位置情報である。具体的には、第1設定位置情報31は、第1レーダ波受信部4の起動の実行の有無を判定するための位置情報であり、第2設定位置情報32は、第2レーダ波受信部5の起動の実行の有無を判定するための位置情報である。設定時刻情報33,34は、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5の何れかを起動させるための時刻情報である。具体的には、第1設定時刻情報33は、第1レーダ波受信部4の起動の実行の有無を判定するための時刻情報であり、第2設定時刻情報34は、第2レーダ波受信部5の起動の実行の有無を判定するための時刻情報である。設定位置情報31,32、及び設定時刻情報33,34は、出荷時に初期設定されており、探知機1の小売店やユーザにおいても設定可能とされている。探知機1の小売店やユーザにおいて設定される場合、ユーザ設定入力部12から入力された情報を基に設定される。
【0032】
報知制御部40は、測位信号受信部11からの自車位置、並びに記憶部30の設定位置情報31,32、設定時刻情報33,34を基に、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5の起動を制御する。そして、報知制御部40は、第1レーダ波受信部4や第2レーダ波受信部5による第1レーダ波や第2レーダ波の受信に基づく報知を行う。次に、このような処理を行うための報知制御部40の構成例を説明する。
【0033】
図4は、報知制御部40の構成例を示すブロック図である。
【0034】
図4に示すように、報知制御部40は、切替判定部41、第1レーダ波受信制御部42、第2レーダ波受信制御部43、第1レーダ波報知制御部44、及び第2レーダ波報知制御部45を有している。報知制御部40を構成するこれら各部は、プロセッサによるプログラム処理等によって実現されている。
【0035】
切替判定部41は、測位信号受信部11からの自車位置情報、並びに記憶部30の設定位置情報31,32及び設定時刻情報33,34を基に、第1レーダ波、第2レーダ波に基づく報知を行うか否かを判定する。第1レーダ波受信制御部42は、切替判定部41の判定結果を基に、第1レーダ波受信部4の起動を制御する。第2レーダ波受信制御部43は、切替判定部41の判定結果を基に、第2レーダ波受信部5の起動を制御する。第1レーダ波報知制御部44は、起動した第1レーダ波受信部4での第1レーダ波の受信結果を基に、報知部13による報知を行う。第2レーダ波報知制御部45は、起動した第2レーダ波受信部5での第2レーダ波の受信結果を基に、報知部13による報知を行う。
【0036】
図5~
図10は、報知制御部40の各構成部による処理例のフローチャートを示す図である。
図5は、切替判定部41の処理例のフローチャートを示す図である。
図6は、第1レーダ波の受信による制御の処理例のフローチャートを示す図である。
図7は、第2レーダ波の受信による制御の処理例のフローチャートを示す図である。
図8は、第1レーダ波報知制御部44の処理例のフローチャートを示す図である。
図9は、第2レーダ波報知制御部45の処理例のフローチャートを示す図である。
図10は、第1及び第2レーダ波の受信による制御の処理例のフローチャートを示す図である。
【0037】
図5に示すように、先ずステップS1の処理として、切替判定部41は、判定用情報を取得する。具体的には、切替判定部41は、測位信号受信部11からの自車位置情報、並びに記憶部30の設定位置情報31,32及び設定時刻情報33,34を取得する。
【0038】
続くステップS2の処理として、切替判定部41は、第1レーダ波に基づく報知をメインにするか否かを判定する。具体的には、切替判定部41は、ステップS1の処理で取得した情報を基に、測位信号受信部11からの自車位置と第1設定位置とが一致する場合、又は、第1設置位置から予め設定された範囲内に自車位置がある場合、第1レーダ波に基づく報知をメインにすると判定する。または、切替判定部41は、ステップS1の処理で取得した情報を基に、現在時刻と第1設定時刻とが一致する場合、又は、現在時刻が第1設置時刻から予め設定された範囲内にある場合、第1レーダ波に基づく報知をメインにすると判定する。
【0039】
切替判定部41は、第1レーダ波に基づく報知をメインにすると判定すると、ステップS4の処理に進む。一方、切替判定部41は、第1レーダ波に基づく報知をメインにしないと判定すると、ステップS3の処理に進む。
【0040】
なお、切替判定部41は、第1設定位置と第1設定時刻に基づく前述の両判定を満たす場合に、第1レーダ波に基づく報知をメインにすると判定することもできる。
【0041】
ステップS3の処理として、切替判定部41は、第2レーダ波に基づく報知をメインにするか否かを判定する。具体的には、切替判定部41は、ステップS1の処理で取得した情報を基に、測位信号受信部11からの自車位置と第2設定位置とが一致する場合、又は、第2設置位置から予め設定された範囲内に自車位置がある場合、第2レーダ波に基づく報知をメインにすると判定する。または、切替判定部41は、ステップS1の処理で取得した情報を基に、現在時刻と記憶部30の第2設定時刻とが一致する場合、又は、現在時刻が第2設置時刻から予め設定された範囲内にある場合、第2レーダ波に基づく報知をメインにすると判定する。
【0042】
切替判定部41は、第2レーダ波に基づく報知をメインにすると判定すると、ステップS5の処理に進む。一方、切替判定部41は、第2レーダ波に基づく報知をメインにしないと判定すると、すなわち、第1及び第2レーダ波に基づく報知の何れもメインにしないと判定すると、ステップS6の処理に進む。
【0043】
なお、切替判定部41は、第2設定位置と第2設定時刻に基づく前述の両判定を満たす場合に、第2レーダ波に基づく報知をメインにすると判定することもできる。
【0044】
ステップS4の処理では、第1レーダ波に基づく処理(
図6に示す処理)を行う。また、ステップS5の処理では、第2レーダ波に基づく処理(
図7に示す処理)を行う。また、ステップS6の処理では、第1及び第2レーダ波に基づく処理(
図10に示す処理)を行う。
【0045】
以上のようにして、切替判定部41は、測位信号受信部11からの自車位置情報、記憶部30の第1及び第2設定位置情報31,32、並びに第1及び第2設定時刻情報33,34を基に、第1レーダ波、第2レーダ波に基づく処理を行うか否かを判定する。
【0046】
前記ステップS4の処理に進むと、
図6に示すように、先ずステップS21の処理として、第1レーダ波受信制御部42が、第1レーダ波受信部4をオン(起動)する。
【0047】
続くステップS22の処理として、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4からの出力信号を基に、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信したか否かを判定する。
【0048】
続くステップS23の処理として、第1レーダ波受信制御部42は、ステップS22の処理による受信結果を判定する。第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波を受信しているとの受信結果の場合、ステップS24の処理に進む。一方、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波を受信していないとの受信結果の場合、ステップS24の処理をスキップし、ステップS25の処理に進む。
【0049】
ステップS24の処理では、第1レーダ波報知制御部44が、第1レーダ波に基づく報知制御(
図8に示す処理)を行う。その後、ステップS25の処理に進む。
【0050】
ステップS25の処理として、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。
【0051】
以上のようにして、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4をオン(起動)し、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信したと判定すると、第1レーダ波報知制御部44による第1レーダ波に基づく報知制御(
図8に示す処理)に進む。そして、報知制御が終了すると、第1レーダ波受信制御部42が、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。一方、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信しないと判定すると、報知制御が実行されることなく、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。
【0052】
すなわち、第1レーダ波受信制御部42は、切替判定部41が第1レーダ波に基づく報知をメインにすると判定すると、第1レーダ波受信部4を起動して第1レーダ波を受信可能な状態にする。そして、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信したときに、第1レーダ波に基づく報知制御に進む。
【0053】
第1レーダ波に基づく報知制御では、
図8に示すように、先ずステップS61の処理として、第1レーダ波報知制御部44は、受信した第1レーダ波が、第1レーダ波による報知要件を満たすか否かを判定する。例えば、第1レーダ波報知制御部44は、予め設定された強度で予め設定された時間、第1レーダ波を受信すると、第1レーダ波による報知要件を満たすと判定する。第1レーダ波報知制御部44は、受信した第1レーダ波が第1レーダ波による報知要件を満たすと判定すると、ステップS62の処理に進む。一方、第1レーダ波報知制御部44は、受信した第1レーダ波が第1レーダ波による報知要件を満たさないと判定すると、当該
図8の処理を終了する。
【0054】
ステップS62の処理として、第1レーダ波報知制御部44は、報知部13により報知を行う。その後、第1レーダ波報知制御部44は、当該
図8の処理を終了する。
【0055】
以上のようにして、第1レーダ波報知制御部44は、受信した第1レーダ波が第1レーダ波による報知要件を満たすと判定すると、報知部13により報知を行う。
【0056】
また、前記ステップS5の処理に進んだ場合、
図7に示すように、先ずステップS41の処理として、第2レーダ波受信制御部43が、第2レーダ波受信部5をオン(起動)する。
【0057】
続くステップS42の処理として、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5からの出力信号を基に、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信したか否かを判定する。
【0058】
続くステップS43の処理として、第2レーダ波受信制御部43は、ステップS42の処理による受信結果を判定する。第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波を受信しているとの受信結果の場合、ステップS44の処理に進む。一方、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波を受信していないとの受信結果の場合、ステップS44の処理をスキップし、ステップS45の処理に進む。
【0059】
ステップS44の処理では、第2レーダ波報知制御部45が、第2レーダ波に基づく報知制御(
図8に示す処理)を行う。その後、ステップS45の処理に進む。
【0060】
ステップS45の処理として、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。
【0061】
以上のようにして、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5をオン(起動)し、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信したと判定すると、第2レーダ波報知制御部45による第2レーダ波に基づく報知制御(
図9に示す処理)に進む。そして、報知制御が終了すると、第2レーダ波受信制御部43が、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。一方、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信しないと判定すると、報知制御が実行されることなく、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。
【0062】
すなわち、第2レーダ波受信制御部43は、切替判定部41が第2レーダ波に基づく報知をメインにすると判定すると、第2レーダ波受信部5を起動して第2レーダ波を受信可能な状態にする。そして、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信したときに、第2レーダ波に基づく報知制御に進む。
【0063】
第2レーダ波に基づく報知制御では、
図9に示すように、先ずステップS81の処理として、第2レーダ波報知制御部45は、受信した第2レーダ波が、第2レーダ波による報知要件を満たすか否かを判定する。例えば、第2レーダ波報知制御部45は、予め設定された強度で予め設定された時間、第2レーダ波を受信すると、第2レーダ波による報知要件を満たすと判定する。第2レーダ波報知制御部45は、受信した第2レーダ波が第2レーダ波による報知要件を満たすと判定すると、ステップS82の処理に進む。一方、第2レーダ波報知制御部45は、受信した第2レーダ波が第2レーダ波による報知要件を満たさないと判定すると、当該
図9の処理を終了する。
【0064】
ステップS82の処理として、第2レーダ波報知制御部45は、報知部13により報知を行う。その後、第1レーダ波報知制御部44は、当該
図9の処理を終了する。
【0065】
以上のようにして、第2レーダ波報知制御部45は、受信した第2レーダ波が第2レーダ波による報知要件を満たすと判定すると、報知部13により報知を行う。
【0066】
また、前記ステップS6の処理に進んだ場合、
図10に示すように、先ずステップS101の処理として、第1レーダ波受信制御部42が、第1レーダ波受信部4をオン(起動)する。
【0067】
続くステップS102の処理として、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4からの出力信号を基に、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信したか否かを判定する。
【0068】
続くステップS103の処理として、第1レーダ波受信制御部42は、ステップS102の処理による受信結果を判定する。そして、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波を受信しているとの受信結果の場合、ステップS104の処理に進む。一方、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波を受信していないとの受信結果の場合、ステップS104の処理をスキップし、ステップS105の処理に進む。
【0069】
ステップS104の処理では、
図8に示す処理を実行する。すなわち、第1レーダ波報知制御部44が、受信した第2レーダ波が第1レーダ波による報知要件を満たすと判定すると、報知部13により報知を行う。その後、ステップS105の処理に進む。
【0070】
続くステップS105の処理として、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。
【0071】
続くステップS106の処理として、第2レーダ波受信制御部43が、第2レーダ波受信部5をオン(起動)する。
【0072】
続くステップS107の処理として、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5からの出力信号を基に、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信したか否かを判定する。
【0073】
続くステップS108の処理として、第2レーダ波受信制御部43は、ステップS107の処理による受信結果を判定する。第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波を受信しているとの受信結果の場合、ステップS108の処理に進む。一方、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波を受信していないとの受信結果の場合、ステップS109の処理をスキップし、ステップS110の処理に進む。
【0074】
ステップS109の処理では、
図9に示す処理を実行する。すなわち、第2レーダ波報知制御部45が、受信した第2レーダ波が第2レーダ波による報知要件を満たすと判定すると、報知部13により報知を行う。その後、ステップS110の処理に進む。
【0075】
続くステップS110の処理として、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。
【0076】
以上のようにして、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4をオン(起動)し、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信したと判定すると、第1レーダ波報知制御部44による第1レーダ波に基づく報知制御を行う。一方、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信しないと判定すると、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。
【0077】
続いて、第2レーダ波受信制御部43が、第2レーダ波受信部5をオン(起動)し、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信したと判定すると、第2レーダ波報知制御部45による第2レーダ波に基づく報知制御を行う。一方、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信しないと判定すると、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。
【0078】
(動作、作用等)
探知機1における動作、及びその作用等の一例について説明する。
【0079】
探知機1は、切替判定部41が、測位信号受信部11からの自車位置情報、並びに記憶部30の第1及び第2設定位置情報31,32、第1及び第2設定時刻情報33,34を基に、第1レーダ波、第2レーダ波に基づく処理を行うか否かを判定する。
【0080】
ここで、第1レーダ波に基づく処理(
図6、
図8に示す処理)では、第1レーダ波受信制御部42が、第1レーダ波受信部4をオン(起動)し、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信すると、第1レーダ波報知制御部44による第1レーダ波に基づく報知制御を行う。第1レーダ波に基づく報知制御では、第1レーダ波報知制御部44は、受信した第1レーダ波が第1レーダ波による報知要件を満たすと、報知部13により報知を行う。報知終了後、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。一方、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信しないと、報知制御することなく、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。
【0081】
また、第2レーダ波に基づく処理(
図7、
図9に示す処理)では、第2レーダ波受信制御部43が、第2レーダ波受信部5をオン(起動)し、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信したと判定すると、第2レーダ波報知制御部45による第2レーダ波に基づく報知制御を行う。第2レーダ波に基づく報知制御では、第2レーダ波報知制御部45は、受信した第2レーダ波が第2レーダ波による報知要件を満たすと判定すると、報知部13により報知を行う。報知終了後、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。一方、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信しないと判定すると、報知制御することなく、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。
【0082】
また、第1及び第2レーダ波に基づく処理(
図8~
図10に示す処理)では、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4をオン(起動)し、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信すると、第1レーダ波報知制御部44による第1レーダ波に基づく報知制御を行う。報知終了後、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。一方、第1レーダ波受信制御部42は、第1レーダ波受信部4が第1レーダ波を受信しないと、報知制御することなく、第1レーダ波受信部4をオフ(受信を停止)する。
【0083】
続いて、第2レーダ波受信制御部43が、第2レーダ波受信部5をオン(起動)し、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信すると、第2レーダ波報知制御部45による第2レーダ波に基づく報知制御を行う。報知終了後、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。一方、第2レーダ波受信制御部43は、第2レーダ波受信部5が第2レーダ波を受信しないと判定すると、報知制御することなく、第2レーダ波受信部5をオフ(受信を停止)する。
【0084】
以上の処理によって、探知機1は、現在の自車位置や現在時刻を基に、第1レーダ波に基づく処理、第2レーダ波に基づく処理、第1及び第2レーダ波に基づく処理を選択的に実施し、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5の何れかを起動することで、第1レーダ波や第2レーダ波に基づく報知を行う。すなわち、現在の自車位置や現在時刻を基に、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5の何れかを選択的に起動し、第1レーダ波及び第2レーダ波の何れか一方をメインとして、他方をサブとしてレーダ波に基づく報知を行う。あるいは、現在の自車位置や現在時刻によっては、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5を同時に動作させないようにして順次起動し、第1レーダ波及び第2レーダ波の何れかを受信すると、当該受信したレーダ波を基に報知を行う。
【0085】
このように、探知機1は、現在の自車位置や現在時刻を基に、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5の何れかを起動したり、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5を同時に動作させないようにして順次起動したりして、レーダ波を受信し報知を行う。
【0086】
これにより、探知機1は、特定の地域や特定の時間帯だけ、第1レーダ波受信部4及び第2レーダ波受信部5の何れかを優先的に動作させて、レーダ波を受信し報知を行うことができる。
【0087】
(本実施形態における効果)
(1)探知機1は、第1及び第2レーダ波受信部4,5のうち、より適切なレーダ波受信部の受信結果を基に報知できる。
【0088】
これにより、探知機1は、速度計測装置の運用状況にレーダ波の受信環境を最適に合わせることが可能になり、結果的にレーダ波の受信精度を向上させることができる。
【0089】
また、探知機1は、一のレーダ波受信部の動作中、他のレーダ波受信部の動作させずに、一のレーダ波受信部の受信結果を基に報知している。これにより、一のレーダ波受信部が他のレーダ波受信部の動作による干渉も受けることなく、高い精度で一のレーダ波受信部の受信結果を基に報知できる。
【0090】
さらに、一つのレーダ波受信部で複数種類の周波数帯域のレーダ波をスキャンし、レーダ波を受信するようなことも考えられるが、これでは、広い範囲の周波数帯域のレーダ波をスキャン動作するため、レーダ波の検知が遅くなってしまう。これに対して、本発明に係る探知機1は、各レーダ波受信部がそれぞれ割り当てられた周波数帯域のレーダ波を受信するため、スキャン動作に起因したレーダ波の検知の遅れも防止できる。
【0091】
(2)探知機1は、第1及び第2レーダ波受信部4,5のうち、車両位置を基に選択したより適切な一のレーダ波受信部の受信結果を基に報知できる。これにより、探知機1は、速度計測装置の運用状況(計測を実施している位置)にレーダ波の受信環境を最適に合わせることが可能になる。
【0092】
(3)探知機1は、第1及び第2レーダ波受信部4,5のうち、時刻を基に選択したより適切な一のレーダ波受信部の受信結果を基に報知できる。これにより、探知機1は、速度計測装置の運用状況(計測を実施している時間帯)にレーダ波の受信環境を最適に合わせることが可能になる。
【0093】
(4)探知機1は、第1及び第2レーダ波受信部4,5のうち、ユーザの設定から適切な一のレーダ波受信部の受信結果を基に報知できる。
【0094】
なお、前記の実施形態では、レーダ波受信部4,5は、例えば、受信手段を構成している。また、報知部13は、例えば、報知手段を構成している。また、制御部20は、例えば、制御手段を構成している。また、測位信号受信部11は、例えば、位置検出手段を構成している。また、設定位置情報31,32は、例えば、予め設定される位置情報を構成している。また、設定時刻情報33,34は、例えば、予め設定される時刻情報を構成している。また、ユーザに設定された設定位置情報、設定時刻情報は、例えば、予め設定されるユーザによる設定情報を構成している。
【0095】
(変形例等)
前記の実施形態の他の例として、探知機1は、3種類以上の周波数帯域のレーダ波を受信するための各周波数帯域毎の3つ以上のレーダ波受信部を有することもできる。
【0096】
また、前記の実施形態の他の例として、探知機1は、自車位置情報、時刻情報以外に、受信対象のレーダ波を適切に受信できる情報を基に、複数のレーダ波受信部の何れかの受信結果から報知部13による報知を行うこともできる。
【0097】
また、前記の実施形態の他の例として、自車位置情報、時刻情報以外の情報をユーザが設定することもでき、探知機1は、その設定情報を基に、複数のレーダ波受信部の何れかの受信結果から報知部13による報知を行うこともできる。
【0098】
また、前記の実施形態では、車両に設置され探知機による速度計測探知方法であって、前記探知機は、速度計測装置が照射する複数種類の周波数帯域のレーダ波を受信するための各周波数帯域毎の複数の受信手段を有し、予め設定される情報を基に前記複数の受信手段から一の受信手段を選択し、選択した受信手段の受信結果を基に報知手段から所定の情報を報知する速度計測探知方法を実現している。
【0099】
また、本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
【符号の説明】
【0100】
1 探知機、4,5 レーダ波受信部、11 測位信号受信部、12 ユーザ設定入力部、13 報知部、20 制御部、30 記憶部、40 報知制御部