(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025023363
(43)【公開日】2025-02-17
(54)【発明の名称】動画データ作成システム、動画データ作成システムのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06T 13/80 20110101AFI20250206BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20250206BHJP
【FI】
G06T13/80 B
G06F3/16 620
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023125245
(22)【出願日】2023-08-01
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年5月2日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載 https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月11日にサテライトオフィス・チャットボットマネージャーのマニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/notification/ai 令和5年5月12日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月14日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=gmMe8PO9Kc8 令和5年5月15日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月16日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年5月16日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/355628 令和5年5月16日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30858336/ 令和5年5月16日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30858336/ 令和5年5月18日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=LuXn70q6XMg 令和5年5月19日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.ip/sateraito_AI/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年5月19日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月22日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=jFqFoe6gGdI 令和5年5月26日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月26日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月27日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月29日にサテライトAI.AIボード(ChatGPT対応)のマニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/aiboard?hl=ja 令和5年5月29日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/356912 令和5年5月29日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30862289/ 令和5年5月29日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30862289/ 令和5年6月3日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=Y_2R1roB5V0 令和5年6月3日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月4日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月6日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月6日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/357892 令和5年6月6日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30865181/ 令和5年6月6日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30865181/ 令和5年6月9日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年6月9日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=3mZH_D5lXiA 令和5年6月9日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=Mkp3_O7fY7k 令和5年6月15日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月15日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/358818 令和5年6月15日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30867808/ 令和5年6月15日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30867808/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月17日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月21日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月21日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/359508 令和5年6月21日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30869962/ 令和5年6月21日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30869962/ 令和5年6月23日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月23日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/359643 令和5年6月23日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30870444/ 令和5年6月23日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30870444/ 令和5年6月27日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月27日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/360124 令和5年6月27日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30871733/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月27日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30871733/ 令和5年6月30日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月30日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月30日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/360617 令和5年6月30日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30873028/ 令和5年6月30日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30873028/ 令和5年7月1日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月5日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月5日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/361143 令和5年7月5日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30874639/ 令和5年7月5日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30874639/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月7日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月7日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/361443 令和5年7月7日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30875550/ 令和5年7月7日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30875550/ 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボード(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/01.html 令和5年7月8日に「サテライトAI.AIボード(ChatGPT対応)」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/aiboard 令和5年7月8日にサテライトAI・社内チャットAI(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/02.html 令和5年7月8日にサテライトAI・社内情報AI(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/03.html 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボイス(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/05.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月8日にサテライトAI・AIメール(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/06.html 令和5年7月16日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月17日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月19日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月19日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/362644 令和5年7月19日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30878765/ 令和5年7月19日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30878765/ 令和5年7月23日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月25日にマイナビニュースページに掲載 https://news.mynavi.jp/techplus/kikaku/sateraito_AI-1/ 令和5年7月27日にサテライトAI・AIボード(ChatGPT対応)ページに動画を掲載 https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/01.html 令和5年7月27日7にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=8R0h9HJa-jw&t=6s 令和5年7月27日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=fjyqXzfqLkY 令和5年7月30日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine
(71)【出願人】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
(72)【発明者】
【氏名】原口 優
【テーマコード(参考)】
5B050
【Fターム(参考)】
5B050BA08
5B050BA12
5B050BA20
5B050CA07
5B050CA08
5B050DA10
5B050EA24
5B050FA02
5B050FA10
5B050GA08
(57)【要約】
【課題】ユーザーは複数ページの内容のファイルデータについてページ送りされる動画データを簡単に作成する動画データ作成システムを提供する。
【解決手段】動画データ作成システム100は、ユーザー端末110とサーバ120とを備え、ユーザー端末のブラウザ111において複数ページの内容を有するファイルデータFLが指定されて所定操作が行われると、ユーザー端末110が、指定されたファイルデータFLをサーバ120へ送信し、サーバ120が、受信したファイルデータFLの内容に基づいて人工知能動画生成手段131を用いて動画データMVを作成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末とサーバとを備えて複数ページの内容を有するファイルデータから動画データを作成する動画データ作成システムであって、
前記ユーザー端末のブラウザにおいて複数ページの内容を有するファイルデータが指定されて所定操作が行われると、前記ユーザー端末が、指定されたファイルデータをサーバへ送信し、
前記サーバが、受信したファイルデータの内容に基づいて人工知能動画生成手段を用いて動画データを作成する構成であることを特徴とする動画データ作成システム。
【請求項2】
前記指定されたファイルデータにおいてページ毎に付加されたテキスト形式の説明情報がある場合、前記人工知能動画生成手段が、前記動画データにおいて各ページの表示に対応させて説明情報の音声データを付加する構成であることを特徴とする請求項1に記載の動画データ作成システム。
【請求項3】
前記ユーザー端末のブラウザにおいて人物の顔を有したアバターが選択自在であり、前記アバターが選択されると、アバターを動画データの編集用レイアウト表示において配置自在となり、前記所定操作が行われると、前記サーバが、前記人工知能動画生成手段を用いてアバターが音声データに対応して話す動作を動画データにおける配置操作に基づく位置に付加する構成であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動画データ作成システム。
【請求項4】
前記ユーザー端末のブラウザにおいてアバターとして任意の顔写真データを指定して選択自在であり、前記アバターとして任意の顔写真データが指定・選択されると、前記サーバが、前記人工知能動画生成手段を用いて顔写真データの顔の口を認識して口を動かしている顔データを生成し、動画データにおける配置操作に基づく位置に付加する構成であることを特徴とする請求項3に記載の動画データ作成システム。
【請求項5】
前記ユーザー端末のブラウザにおいて動画データに付加される音声データの声が複数の選択支の中から選択自在であり、前記複数の選択支の中から声が指定・選択されると、前記サーバが、指定・選択された声の情報に基づいて人工知能動画生成手段を用いて前記音声データを作成する構成であることを特徴とする請求項4に記載の動画データ作成システム。
【請求項6】
前記ユーザー端末のブラウザにおいて複数の選択支の中からユーザー自身の声が選択されると、ユーザー端末のマイクを用いてユーザーの声を録音自在となり、前記サーバが、録音されたユーザーの声録音データに基づいて人工知能動画生成手段を用いて前記音声データを作成する構成であることを特徴とする請求項5に記載の動画データ作成システム。
【請求項7】
複数ページの内容を有するファイルデータから動画データを作成する動画データ作成システムのプログラムであって、
ユーザー端末のブラウザにおいて複数ページの内容を有するファイルデータが指定されて所定操作が行われたか否かを判定するファイルデータ指定判定ステップと、
前記ユーザー端末が、指定されたファイルデータをサーバへ送信するファイルデータ送信ステップと、
前記サーバが、受信したファイルデータの内容に基づいて人工知能動画生成手段を用いて動画データを作成する動画データ作成ステップとを有していることを特徴とする動画データ作成システムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザー端末とサーバとを備えて複数ページの内容を有するファイルデータから動画データを作成する動画データ作成システム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プレゼンテーション支援サーバが、プレゼンテーション会場で行われるプレゼンテーションの様子をリアルタイムで中継し動画配信し、プレゼンテーションが開始されると、視聴者端末からプレゼンテーションに対する視聴者の反応を示す情報を受信し、モニター上、当該反応に応じたスライド資料の表示制御(後述のように、表示するスライド資料を別のスライド資料に、自動で切り替えるか、プレゼンターによりマニュアルで切り替えるか)を適宜実行するプレゼンテーション支援装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のプレゼンテーション支援装置は、プレゼンテーションにおいてモニター上にスライド資料を表示し、撮像装置を用いてプレゼンテーションの様子をリアルタイムで撮像する構成であったため、ユーザーがスライド資料の内容の動画を得るには、スライド資料の内容を実際にプレゼンテーションする必要があり、スライド資料の内容の動画を得ることが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ユーザーは複数ページの内容のファイルデータについてページ送りされる動画データを簡単に作成する動画データ作成システム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、ユーザー端末とサーバとを備えて複数ページの内容を有するファイルデータから動画データを作成する動画データ作成システムであって、前記ユーザー端末のブラウザにおいて複数ページの内容を有するファイルデータが指定されて所定操作が行われると、前記ユーザー端末が、指定されたファイルデータをサーバへ送信し、前記サーバが、受信したファイルデータの内容に基づいて人工知能動画生成手段を用いて動画データを作成する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された動画データ作成システムの構成に加えて、前記指定されたファイルデータにおいてページ毎に付加されたテキスト形式の説明情報がある場合、前記人工知能動画生成手段が、前記動画データにおいて各ページの表示に対応させて説明情報の音声データを付加する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された動画データ作成システムの構成に加えて、前記ユーザー端末のブラウザにおいて人物の顔を有したアバターが選択自在であり、前記アバターが選択されると、アバターを動画データの編集用レイアウト表示において配置自在となり、前記所定操作が行われると、前記サーバが、前記人工知能動画生成手段を用いてアバターが音声データに対応して話す動作を動画データにおける配置操作に基づく位置に付加する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、請求項3に記載された動画データ作成システムの構成に加えて、前記ユーザー端末のブラウザにおいてアバターとして任意の顔写真データを指定して選択自在であり、前記アバターとして任意の顔写真データが指定・選択されると、前記サーバが、前記人工知能動画生成手段を用いて顔写真データの顔の口を認識して口を動かしている顔データを生成し、動画データにおける配置操作に基づく位置に付加する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、請求項4に記載された動画データ作成システムの構成に加えて、前記ユーザー端末のブラウザにおいて動画データに付加される音声データの声が複数の選択支の中から選択自在であり、前記複数の選択支の中から声が指定・選択されると、前記サーバが、指定・選択された声の情報に基づいて人工知能動画生成手段を用いて前記音声データを作成する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、請求項5に記載された動画データ作成システムの構成に加えて、前記ユーザー端末のブラウザにおいて複数の選択支の中からユーザー自身の声が選択されると、ユーザー端末のマイクを用いてユーザーの声を録音自在となり、前記サーバが、録音されたユーザーの声録音データに基づいて人工知能動画生成手段を用いて前記音声データを作成する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0012】
本請求項7に係る発明は、複数ページの内容を有するファイルデータから動画データを作成する動画データ作成システムのプログラムであって、ユーザー端末のブラウザにおいて複数ページの内容を有するファイルデータが指定されて所定操作が行われたか否かを判定するファイルデータ指定判定ステップと、前記ユーザー端末が、指定されたファイルデータをサーバへ送信するファイルデータ送信ステップと、前記サーバが、受信したファイルデータの内容に基づいて人工知能動画生成手段を用いて動画データを作成する動画データ作成ステップとを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の動画データ作成システムは、ユーザー端末とサーバとを備えていることにより、ユーザー端末とサーバとの間で通信することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0014】
本請求項1に係る発明の動画データ作成システムによれば、複数ページの内容が動画データにおいてページ送りされるように表示されるため、ユーザーは複数ページの内容についてページ送りされる動画データを簡単に作成することができる。
【0015】
本請求項2に係る発明の動画データ作成システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、複数ページの内容を有するファイルデータにおける所謂、説明欄の情報が人工知能動画生成手段によってテキスト形式の説明情報として読み込まれて動画データにおける各ページの表示と対応させた音声データとなって付加されるため、ユーザーは所謂、説明欄の情報を音声データとして動画データに簡単に付加することができる。
つまり、視覚的な動画に加えて聴覚的な音声を付加して他のユーザーである視聴者に対して満足度の高い動画データを提供することができる。
【0016】
本請求項3に係る発明の動画データ作成システムによれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、選択されたアバターが動画データにおける所望の位置に配置されて音声データに対応して口を動かして表示されるため、ユーザーはアバターをナレーターとして簡単に表示させることができる。
つまり、音声データに対応して口を動かすナレーターが他のユーザーである視聴者に対して語りかけるように表示されて、他のユーザーである視聴者は自分に向かって話していると感じるため、ユーザーは複数ページの内容を有するファイルデータの内容を視聴者に対して、単なるスライド表示の構成と比べて、注目度を上げて伝えることができる。
【0017】
本請求項4に係る発明の動画データ作成システムによれば、請求項3に係る発明が奏する効果に加えて、任意の顔写真データが指定されることによってオリジナルのアバターが口を動かしている顔データが生成されて動画データに付加されるため、ユーザーは所望の顔写真のアバターをナレーターとして簡単に動画データ上に表示させることができる。
【0018】
本請求項5に係る発明の動画データ作成システムによれば、請求項4に係る発明が奏する効果に加えて、所望の声が指定されることによって指定された声の音声データが生成されて動画データに付加されるため、ユーザーは所望の声のナレーションを簡単に入れることができる。
【0019】
本請求項6に係る発明の動画データ作成システムによれば、請求項5に係る発明が奏する効果に加えて、ユーザー自身の声録音データのサンプリングデータに基づいて音声データが生成されるため、ユーザー自身の声のナレーションを簡単に入れることができる。
【0020】
本請求項7に係る発明の動画データ作成システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、複数ページの内容が動画データにおいてページ送りされるように表示されるため、ユーザーは複数ページの内容についてページ送りされる動画データを簡単に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の実施例である動画データ作成システムの概念を示す図。
【
図2】本発明の実施例である動画データ作成システムの動作例を示すチャート図。
【
図3】本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画クリエイト読み込み用画面においてファイルデータをアップロードする際の様子を示す図。
【
図4】本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画クリエイト編集用画面において完成前の動画データを編集する際の様子を示す図。
【
図5】本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画クリエイト編集用画面においてテキストデータを入力する際の様子を示す図。
【
図6】本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画クリエイト編集用画面においてアバターを選択する際の様子を示す図。
【
図7】本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画クリエイト編集用画面においてユーザーオリジナルのアバターを作成する際の様子を示す図。
【
図8】本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画クリエイト編集用画面において音声データの声を選択する際の様子を示す図。
【
図9】本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画クリエイト編集用画面においてユーザーが自分の声を入力してユーザーの声の音声を生成する際の様子を示す図。
【
図10】(A)~(C)は本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画データの例を示す図。
【
図11】本発明の実施例である動画データ作成システムのユーザー端末のブラウザが表示する動画リスト画面において動画データの詳細を表示する様子を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の動画データ作成システムは、ユーザー端末とサーバとを備え、ユーザー端末のブラウザにおいて複数ページの内容を有するファイルデータが指定されて所定操作が行われると、ユーザー端末が、指定されたファイルデータをサーバへ送信し、サーバが、受信したファイルデータの内容に基づいて人工知能動画生成手段を用いて動画データを作成する構成であることにより、ユーザーは複数ページの内容についてページ送りされる動画データを簡単に作成することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の動画データ作成システムのプログラムは、ユーザー端末のブラウザにおいて複数ページの内容を有するファイルデータが指定されて所定操作が行われたか否かを判定するファイルデータ指定判定ステップと、ユーザー端末が、指定されたファイルデータをサーバへ送信するファイルデータ送信ステップと、サーバが、受信したファイルデータの内容に基づいて人工知能動画生成手段を用いて動画データを作成する動画データ作成ステップとを有していることにより、ユーザーは複数ページの内容についてページ送りされる動画データを簡単に作成することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0023】
例えば、ユーザー端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末などの情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、サーバは、それぞれ1つのサーバやクラウド上の複数のサーバでもよい。
人工知能動画生成手段は、指示命令情報であるテキストスクリプト(プロンプト)に基づいて静止画データを基礎として動画データを作成するものであって、1つのサーバやクラウド上の複数のサーバに設けられた構成でもよい。
複数ページの内容を有するファイルデータは、例えば、複数ページの内容を有するスライド形式のデータ、複数ページに跨がったセル表示形式の表計算ファイルデータ、複数ページに跨がったドキュメント形式のファイルデータなど複数ページの内容を有していれば如何なる形式でもよい。
さらに、人工知能動画生成手段は、事前学習済み人工知能手段である大規模言語モデルとも呼ばれる対話型の例えばChatGPT(Generative Pre-trained Transformer)(以下、チャットGPT)などにプラグイン可能なものである。
なお、事前学習済み人工知能手段は、指示命令情報であるテキストスクリプト(プロンプト)に基づいて、正解の確率の高い内容のテキストデータを生成して回答する構成のものであって、1つのサーバやクラウド上の複数のサーバに設けられた構成でもよい。
【実施例0024】
以下に、本発明の実施例である動画データ作成システム100について、
図1乃至
図11に基づいて説明する。
ここで、
図1は、本発明の実施例である動画データ作成システム100の概念を示す図であり、
図2は、本発明の実施例である動画データ作成システム100の動作例を示すチャート図であり、
図3は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画クリエイト読み込み用画面112においてファイルデータFLをアップロードする際の様子を示す図であり、
図4は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画クリエイト編集用画面114において完成前の動画データMVを編集する際の様子を示す図であり、
図5は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画クリエイト編集用画面114においてテキストデータを入力する際の様子を示す図であり、
図6は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画クリエイト編集用画面114においてアバターAVを選択する際の様子を示す図であり、
図7は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画クリエイト編集用画面114においてユーザーオリジナルのアバターAVを作成する際の様子を示す図であり、
図8は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画クリエイト編集用画面114において音声データMV1の声を選択する際の様子を示す図であり、
図9は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画クリエイト編集用画面114においてユーザーが自分の声を入力してユーザーの声の音声を生成する際の様子を示す図であり、
図10(A)~
図10(C)は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画データMVの例を示す図であり、
図11は、本発明の実施例である動画データ作成システム100のユーザー端末110のブラウザ111が表示する動画リスト画面118において動画データMVの詳細を表示する様子を示す図である。
【0025】
本発明の実施例である動画データ作成システム100は、
図1に示すように、ユーザー端末110と、サーバの一例としての第1サーバ120および第2サーバ130とを備えている。
そして、動画データ作成システム100は、複数ページの内容を有するファイルデータFLから動画データMVを作成するように設けられている。
具体的には、ユーザー端末110のブラウザ111において複数ページの内容を有するファイルデータFLが指定されて所定操作が行われたとする。
このとき、ユーザー端末110が、指定されたファイルデータFLを第1サーバ120へ送信する。
【0026】
すると、第1サーバ120が、受信したファイルデータFLの内容に基づいて第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて動画データMVを作成するように構成されている。
この際、第1サーバ120が、第2サーバ130の人工知能動画生成手段131へプロンプトとしてファイルデータFLの内容に基づいて動画データMVを作成する旨の指令情報を送信する。
【0027】
これにより、複数ページの内容が動画データMVにおいてページ送りされるように表示される。
その結果、ユーザーは複数ページの内容についてページ送りされる動画データMVを簡単に作成することができる。
【0028】
続いて、動画データ作成システム100の動作例について、より詳しく説明する。
図2に示すように、ステップS1では、ファイルデータ指定判定ステップとして、ユーザー端末110のブラウザ111において複数ページの内容を有するファイルデータFLが指定されて所定操作が行われたか否かを判定する。
より具体的には、
図3に示すように、ユーザー端末110のブラウザ111において、先ず、ユーザーIDやパスワード入力操作によって動画データ作成システム100へのログイン操作が行われると、ユーザー端末110のブラウザ111が、動画クリエイト読み込み用画面112を表示する。
【0029】
動画クリエイト読み込み用画面112には、一例として、「インポート」ボタン112a、「動画データ作成」ボタン112bが設けられている。
そして、「インポート」ボタン112aが操作されると、ブラウザ111が、ファイル指定・ドラッグ操作用ウィンドウ113をポップアップ表示する。
ファイル指定・ドラッグ操作用ウィンドウ113には、ドラッグ領域113aが設けられている。
【0030】
そして、ユーザーが、一例としてマウスを用いて所望の複数ページの内容を有するファイルデータFLのアイコンをドラッグ領域113aへ移動させるドラッグ操作をしたとする。
このように、ファイルデータFLのアイコンがドラッグ領域113aへドラッグされた場合、ファイルデータFLが指定されたと、ユーザー端末110が判定する。
【0031】
なお、ドラッグ操作をせずに、ファイル指定・ドラッグ操作用ウィンドウ113のドラッグ領域113aをクリック操作すると、ブラウザ111が、ファイル選択用ウィンドウ115をポップアップ表示して、ファイル選択用ウィンドウ115にファイル一覧が表示される。
このファイル一覧の中から所望のファイルデータFLを選択して指定してもよい。
また、「動画データ作成」ボタン112bが操作されると、動画データMVの背景のデータとなるテンプレートを選択自在となり、選択すると
図4に示すような表示となる。
【0032】
ファイルデータFLが指定されると、
図4に示すように、ブラウザ111が、動画クリエイト編集用画面114に表示を切り替える。
動画クリエイト編集用画面114には、一例として、「プレビュー」ボタン114a、「送信」ボタン114b、アバター候補表示領域114c、編集用レイアウト表示であるレイアウト表示領域114h、スピーチ表示領域114k、フレーム表示領域114pが設けられている。
【0033】
そして、ブラウザ111においてファイルデータFLの内容が読み込まれて、レイアウト表示領域114hに表示される。
なお、ファイルデータFLの複数ページの内容が、読み込まれてサムネイルとしてフレーム表示領域114pに表示される。
そして、ページ毎のサムネイルを選択すると、その選択操作に応じて、レイアウト表示領域114hにおける表示内容が変わる。
【0034】
また、「プレビュー」ボタン114aが操作されると、操作した時点の内容の動画データMVのプレビューがレイアウト表示領域114hに表示される。
さらに、所定操作の一例として、「送信」ボタン114bが操作されたとする。
このように、所定操作の一例として、「送信」ボタン114bが操作された場合、所定操作の一例として、「送信」ボタン114bの操作が行われたと、ユーザー端末110が判定してステップS2へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS1を繰り返す。
【0035】
ステップS2では、ファイルデータ送信ステップとして、ユーザー端末110が、指定されたファイルデータFLを第1サーバ120へ送信する。
ステップS3では、動画データ作成ステップとして、第1サーバ120が、受信したファイルデータFLの内容に基づいて第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて動画データMVを作成する。
これにより、前述したように、複数ページの内容が動画データMVにおいてページ送りされるように表示される。
その結果、ユーザーは複数ページの内容についてページ送りされる動画データMVを簡単に作成することができる。
【0036】
さらに本実施例では、指定されたファイルデータFLにおいてページ毎に付加されたテキスト形式の説明情報FL1がある場合、人工知能動画生成手段131が、動画データMVにおいて各ページの表示に対応させて説明情報FL1の音声データMV1を付加するように構成されている。
より具体的には、
図5に示すように、ブラウザ111の動画クリエイト編集用画面114において、ファイルデータFLが読み込まれて、ファイルデータFLのページの内容がレイアウト表示領域114hに表示された際、ファイルデータFLにおいてページ毎に付加されたテキスト形式の説明情報FL1も読み込まれて、スピーチ表示領域114kのテキスト入力欄114mに入力されるように構成されている。
そして、「送信」ボタン114bが操作されると、人工知能動画生成手段131が、ファイルデータFLの内容に基づいて動画データMVを作成し、この際、動画データMVにおいて各ページの表示に対応させて説明情報FL1の音声データMV1を付加する。
【0037】
これにより、複数ページの内容を有するファイルデータFLにおける所謂、説明欄の情報が人工知能動画生成手段131によってテキスト形式の説明情報FL1として読み込まれて動画データMVにおける各ページの表示と対応させた音声データMV1となって付加される。
その結果、ユーザーは所謂、説明欄の情報を音声データMV1として動画データMVに簡単に付加することができる。
つまり、視覚的な動画に加えて聴覚的な音声を付加して他のユーザーである視聴者に対して満足度の高い動画データMVを提供することができる。
【0038】
また本実施例では、ユーザー端末110のブラウザ111において人物や動物などの生物の顔を有したアバターAVが選択自在である。
より具体的には、
図6に示すように、ブラウザ111の動画クリエイト編集用画面114のアバター候補表示領域114cには、一例として、「ライブラリ」タブ114d、「自分の」タブ114fが切り替え自在に設けられている。
このうち、「ライブラリ」タブ114dが選択されているとき、アバター候補表示領域114cには、複数のアバターアイコン114eが選択自在に表示されている。
そして、任意のアバターアイコン114eが一例としてクリック操作されて、アバターAVが選択されると、アバターAVを動画データMVのレイアウト表示領域114hにおいて配置自在となる。
【0039】
例えば、ユーザーが、動画データMVのレイアウト表示領域114hにおいて、アバターAVを左下に配置する。
さらに、ユーザーによる所定操作の一例として、「送信」ボタン114bが行われると、第1サーバ120が、第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いてアバターAVが音声データMV1に対応して話す動作を動画データMVにおける配置操作に基づく位置に付加するように構成されている。
【0040】
これにより、選択されたアバターAVが動画データMVにおける所望の位置に配置されて音声データMV1に対応して口を動かして表示される(
図10(A)~
図10(C)参照)。
その結果、ユーザーはアバターAVをナレーターとして簡単に表示させることができる。
つまり、音声データMV1に対応して口を動かすナレーターが他のユーザーである視聴者に対して語りかけるように表示されて、他のユーザーである視聴者は自分に向かって話していると感じる。
その結果、ユーザーは複数ページの内容を有するファイルデータFLの内容を視聴者に対して、単なるスライド表示の構成と比べて、注目度を上げて伝えることができる。
【0041】
なお、アバターAVは、人物や動物などの生物の顔を有していればよく、人物以外には、猿、鹿、うさぎ、イルカなどの動物でもよいし、カエル、魚、タコ、イカなどの生物でもよい。
また、アバターAVの顔は、実物のようなリアルな表示に限らず、イラストや漫画などによる表示であってもよい。
【0042】
さらに本実施例では、ユーザー端末110のブラウザ111の動画クリエイト編集用画面114においてアバターAVとして任意の顔写真データを指定して選択自在である。
より具体的には、
図7に示すように、アバター候補表示領域114cにおいて「自分の」タブ114fを選択すると、アップロードボタン114gが表示される。
そして、アップロードボタン114gをクリック操作すると、ブラウザ111が、ファイル選択用ウィンドウ115をポップアップ表示する。
続いて、ユーザーが、ファイル選択用ウィンドウ115において、任意の顔写真データを指定して、「選択」ボタン115aを操作したとする。
すると、任意の顔写真データがブラウザ111に読み込まれて、動画データMVのレイアウト表示領域114hにおいて、指定・選択した顔写真データの顔のユーザーオリジナルのアバターAVが配置される。
【0043】
そして、ユーザーによる所定操作の一例として、「送信」ボタン114bが行われると、第1サーバ120が、第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いてユーザーオリジナルのアバターAVが音声データMV1に対応して話す動作を動画データMVにおける配置操作に基づく位置に付加するように構成されている。
つまり、アバターAVとして任意の顔写真データが指定・選択されると、第1サーバ120が、第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて顔写真データの顔の口を認識して口を動かしている顔データを生成し、動画データMVにおける配置操作に基づく位置に付加する。
【0044】
これにより、任意の顔写真データが指定されることによってユーザーオリジナルのアバターAVが口を動かしている顔データが生成されて動画データMVに付加される(
図10(A)~
図10(C)参照)。
その結果、ユーザーは所望の顔写真のアバターAVをナレーターとして簡単に動画データMV上に表示させることができる。
【0045】
また本実施例では、ユーザー端末110のブラウザ111の動画クリエイト編集用画面114において動画データMVに付加される音声データMV1の声が複数の選択支の中から選択自在である。
より具体的には、
図8に示すように、スピーチ表示領域114kには、声設定欄114nが設けられている。
そして、デフォルトで任意の声が設定されているが、声設定欄114nの箇所を一例としてクリック操作すると、ブラウザ111が、声選択用ウィンドウ116をポップアップ表示する。
声選択用ウィンドウ116には、一例として、種々の設定の声候補ボタン116a、「自身の声から生成」ボタン116b、「自身の声インポート」ボタン116cが設けられている。
【0046】
ユーザーが、複数の種々の設定の声候補ボタン116aの中から所望のものを選択すると、声設定欄114nにおいて、選択した声候補ボタン116aの設定に切り替わる。
つまり、複数の選択支の中から声が指定・選択されると、第1サーバ120が、指定・選択された声の情報に基づいて第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて音声データMV1を作成するように構成されている。
これにより、所望の声が指定されることによって指定された声の音声データMV1が生成されて動画データMVに付加される。
その結果、ユーザーは所望の声のナレーションを簡単に入れることができる。
【0047】
なお、「自身の声インポート」ボタン116cが操作されると、他のアプリで生成された声のデータがインポート自在となる。
また、ユーザー端末110のブラウザ111において複数の選択支の中からユーザー自身の声が選択されると、ユーザー端末110のマイクを用いてユーザーの声を録音自在となる。
より具体的には、「自身の声から生成」ボタン116bが操作されると、
図9に示すように、ブラウザ111が、声録音用ウィンドウ117をポップアップ表示する。
声録音用ウィンドウ117には、「始める」ボタン117aが設けられている。
【0048】
「始める」ボタン117aが操作されると、ユーザー端末110が、ユーザー端末110のマイクをアクティブにして、ユーザーの声を録音可能となる。
そして、この録音によるユーザーの声録音データを第1サーバ120へ送信することによって、第1サーバ120が、指定・選択された声録音データに基づいて第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて音声データMV1を作成することも可能である。
これにより、ユーザー自身の声録音データのサンプリングデータに基づいて音声データMV1が生成される。
その結果、ユーザー自身の声のナレーションを簡単に入れることができる。
つまり、
図10(A)~
図10(C)に示すように、ユーザーの声でナレーションを作成することができる。
【0049】
なお、動画クリエイト編集用画面114のスピーチ表示領域114kのテキスト入力欄114mに入力されたテキスト情報に基づいて、音声データMV1が生成されるが、これとともに、動画データMVにおいてナレーションに合わせてテキスト情報に基づいて所謂、テロップMV2を表示(字幕表示)してもよい。
【0050】
さらに本実施例では、
図11に示すように、動画クリエイト編集用画面114において、一例として、ユーザーが図示しないリスト表示ボタンを操作すると、ユーザー端末110のブラウザ111が、動画リスト画面118を表示する。
動画リスト画面118には、検索項目選択欄118a、検索ワード入力欄118b、「検索」ボタン118c、ログ管理タブ、詳細内容タブが設けられている。
このうち、ログ管理タブが選択されると、動画クリエイト読み込み用画面112や動画クリエイト編集用画面114におけるユーザーの操作のログ情報(操作履歴情報)が表示される。
また、詳細内容タブが選択されると、一例として、動画作成日時、ユーザーID、元のファイル名、スピーチ要約、スピーチ全文、画像内容の項目と、それらの項目と対応する情報が表示されるように構成されている。
【0051】
このうち、元のファイル名の項目の箇所には、読み込ませた複数ページの内容を有するファイルデータFLのファイル名情報が表示される。
また、スピーチ要約の項目の箇所には、全ページ分のスピーチ表示領域114kのテキスト入力欄114mに入力されたテキスト情報の要約情報ABが表示される。
要約情報ABについては、全ページ分のスピーチ表示領域114kのテキスト入力欄114mに入力されたテキスト情報が、プロンプトとしての要約を作成する旨の指示情報とともに事前学習済み人工知能手段の一例であるチャットGPTへ送信されて、要約情報ABが生成される。
【0052】
また、スピーチ全文の項目の箇所には、全ページ分のスピーチ表示領域114kのテキスト入力欄114mに入力されたテキスト情報が表示される。
さらに、画像内容の項目の箇所には、画像認識手段によって動画データMVの背景の文字情報が読み取られてテキスト化され、そのテキスト化された内容の情報が表示される。
また、検索項目選択欄118aでは、詳細内容タブのときの各項目をプルダウン形式で選択自在に設けられている。
そして、ユーザーが、検索項目選択欄118aに任意の項目を選択して、検索ワード入力欄118bに所望のキーワードを入力して、「検索」ボタン118cを操作すると、所望の動画データMVの情報が表示されるように構成されている。
【0053】
これにより、動画データMVのナレーションの内容などが検索にヒットする。
その結果、ユーザーは動画データMVを再生して最初から最後まで視聴しなくても、所望の動画データMVを見つけることができる。
つまり、動画データMVの再生に時間をかけて内容を確かめる必要がなく、短時間で所望の内容の動画データMVを見つけることができる。
【0054】
このようにして得られた本発明の実施例である動画データ作成システム100は、ユーザー端末110とサーバの一例である第1サーバ120および第2サーバ130とを備え、ユーザー端末110のブラウザ111の動画クリエイト読み込み用画面112において複数ページの内容を有するファイルデータFLが指定されて動画クリエイト編集用画面114において所定操作の一例である「送信」ボタン114bの操作が行われると、ユーザー端末110が、指定されたファイルデータFLを第1サーバ120へ送信し、第1サーバ120が、受信したファイルデータFLの内容に基づいて第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて動画データMVを作成する構成であることにより、ユーザーは複数ページの内容についてページ送りされる動画データMVを簡単に作成することができる。
【0055】
さらに、指定されたファイルデータFLにおいてページ毎に付加されたテキスト形式の説明情報FL1がある場合、人工知能動画生成手段131が、動画データMVにおいて各ページの表示に対応させて説明情報FL1の音声データMV1を付加する構成であることにより、ユーザーは所謂、説明欄の情報を音声データMV1として動画データMVに簡単に付加することができ、視覚的な動画に加えて聴覚的な音声を付加して他のユーザーである視聴者に対して満足度の高い動画データMVを提供することができる。
【0056】
また、ユーザー端末110のブラウザ111の動画クリエイト編集用画面114において人物の顔を有したアバターAVが選択自在であり、アバターAVが選択されると、アバターAVを動画データMVのレイアウト表示領域114hにおいて配置自在となり、所定操作の一例である「送信」ボタン114bの操作が行われると、第1サーバ120が、第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いてアバターAVが音声データMV1に対応して話す動作を動画データMVにおける配置操作に基づく位置に付加する構成であることにより、ユーザーはアバターAVをナレーターとして簡単に表示させることができ、ユーザーは複数ページの内容を有するファイルデータFLの内容を視聴者に対して、単なるスライド表示の構成と比べて、注目度を上げて伝えることができる。
【0057】
さらに、ユーザー端末110のブラウザ111の動画クリエイト編集用画面114においてアバターAVとして任意の顔写真データを指定して選択自在であり、アバターAVとして任意の顔写真データが指定・選択されると、第1サーバ120が、第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて顔写真データの顔の口を認識して口を動かしている顔データを生成し、動画データMVにおける配置操作に基づく位置に付加する構成であることにより、ユーザーは所望の顔写真のアバターAVをナレーターとして簡単に動画データMV上に表示させることができる。
【0058】
また、ユーザー端末110のブラウザ111の動画クリエイト編集用画面114において動画データMVに付加される音声データMV1の声が複数の選択支の中から選択自在であり、複数の選択支の中から声が指定・選択されると、第1サーバ120が、指定・選択された声の情報に基づいて第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて音声データMV1を作成する構成であることにより、ユーザーは所望の声のナレーションを簡単に入れることができる。
【0059】
さらに、ユーザー端末110のブラウザ111の動画クリエイト編集用画面114において複数の選択支の中からユーザー自身の声が選択されると、ユーザー端末110のマイクを用いてユーザーの声を録音自在となり、第1サーバ120が、録音されたユーザーの声録音データに基づいて第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて音声データMV1を作成する構成であることにより、ユーザー自身の声のナレーションを簡単に入れることができる。
【0060】
また、本発明の実施例である動画データ作成システム100のプログラムは、ユーザー端末110のブラウザ111の動画クリエイト読み込み用画面112において複数ページの内容を有するファイルデータFLが指定されて動画クリエイト編集用画面114において所定操作の一例である「送信」ボタン114bの操作が行われたか否かを判定するファイルデータ指定判定ステップS1と、ユーザー端末110が、指定されたファイルデータFLを第1サーバ120へ送信するファイルデータ送信ステップS2と、第1サーバ120が、受信したファイルデータFLの内容に基づいて第2サーバ130の人工知能動画生成手段131を用いて動画データMVを作成する動画データ作成ステップS3とを有していることにより、ユーザーは複数ページの内容についてページ送りされる動画データMVを簡単に作成することができるなど、その効果は甚大である。