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特開2025-23661衣類処理機、衣類処理システム、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025023661
(43)【公開日】2025-02-17
(54)【発明の名称】衣類処理機、衣類処理システム、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   D06F 34/28 20200101AFI20250207BHJP
【FI】
D06F34/28
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023127992
(22)【出願日】2023-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【弁理士】
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【弁理士】
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】川口 弘暁
(72)【発明者】
【氏名】堀田 浩平
(72)【発明者】
【氏名】吉村 良太
(72)【発明者】
【氏名】井▲崎▼ 晃宏
【テーマコード(参考)】
3B167
【Fターム(参考)】
3B167AA01
3B167AA11
3B167AA24
3B167AB23
3B167AB24
3B167AB29
3B167AC14
3B167AE03
3B167AE04
3B167AE05
3B167AE07
3B167BA47
3B167HA11
3B167HA16
3B167HA53
3B167HA54
3B167JC03
3B167JC22
3B167JC23
3B167KA02
3B167KB16
3B167LF30
3B167LG04
3B167LG05
3B167LG08
3B167MA03
(57)【要約】
【課題】使い勝手の向上を図ることができるプログラム、衣類処理機、および衣類処理システムを提供することである。
【解決手段】衣類処理機は、衣類処理機本体、衣類処理機本体に設けられた操作受付部、衣類処理機本体を制御する制御部を備え、操作受付部は、衣類処理機本体で実行可能な複数の運転種類のなかから実行する運転種類を選択するための選択操作部と遷移操作部を含み、遷移操作部は、選択操作部を用いた選択操作が可能な第1状態から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける第2状態に遷移させるための操作部であり、操作受付部は、少なくとも一時的に選択操作部と遷移操作部とを同時に視認可能な状態で有し、制御部は、第1状態から第2状態に遷移させるように遷移操作部が操作された場合に、操作受付部の少なくとも一部の状態を変化させ、操作受付部の状態を、操作受付部の操作の受け付けが制限されることに対応する態様に変化させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類処理機本体と、
前記衣類処理機本体に設けられた操作受付部と、
前記衣類処理機本体を制御する制御部と、
を備え、
前記操作受付部は、前記衣類処理機本体で実行可能な複数の運転種類のなかから実行する運転種類を選択するための選択操作部と、遷移操作部とを含み、前記遷移操作部は、前記選択操作部を用いた選択操作が可能な第1状態から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける第2状態に遷移させるための操作部であり、前記操作受付部は、少なくとも一時的に、前記選択操作部と前記遷移操作部とを同時に視認可能な状態で有し、
前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に遷移させるように前記遷移操作部が操作された場合に、前記操作受付部の少なくとも一部であって前記遷移操作部とは異なる部分の状態を変化させ、前記操作受付部の状態を、前記操作受付部を用いた少なくとも一部の操作の受け付けが制限されることに対応する態様に変化させる、
衣類処理機。
【請求項2】
前記操作受付部は、表示画面を有した表示装置を含み、
前記制御部は、
前記第1状態では、前記選択操作部と前記遷移操作部とを前記表示画面に表示させ、
前記第1状態から前記第2状態に遷移させるように前記遷移操作部が操作された場合に、前記操作受付部の少なくとも一部の操作が制限される態様に前記操作受付部の表示を変更し前記第2状態であることを示す案内を前記表示画面に表示させる、
請求項1に記載の衣類処理機。
【請求項3】
前記制御部は、
前記選択操作部が表示された第1操作画面と、前記複数の運転種類のなかから実行する運転種類が選択された場合に、選択された運転種類に属する複数の運転コースのなかから実行する運転コースを選択するための運転コース選択操作部が表示された第2操作画面と、前記複数の運転コースのなかから実行する運転コースが選択された場合に、選択された運転コースに含まれる運転行程の内容を変更するための変更操作部が表示された第3操作画面とを前記表示画面に表示可能であり、
前記各操作画面において、前記遷移操作部を略同一位置に表示させる、
請求項2に記載の衣類処理機。
【請求項4】
前記遷移操作部が操作された場合に、前記操作受付部で表示されていた設定の少なくとも一部を前記衣類処理機の外部に送信する、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機。
【請求項5】
前記衣類処理機本体に収容された衣類の重量を検出する重量検出部をさらに備え、
前記制御部は、
遠隔操作に基づいて運転が設定された後に重量検出を行い、前記運転の設定が変更された場合には重量検出を行わない、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機。
【請求項6】
前記制御部は、
前記第2状態において前記遠隔操作に基づいて運転が設定されることで、前記第2状態から運転を待機する第3状態に遷移させ、
前記第3状態において前記運転の設定を取り消すための操作が行われた場合、前記第3状態から前記第2状態に復帰させる、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に遷移させるように前記遷移操作部が操作された場合に、前記第1状態から前記第2状態に遷移するまでに切替待機時間を設け、前記切替待機時間中に前記操作受付部に対する操作が受け付けられた場合、前記第1状態から前記第2状態に遷移させる処理を中止する、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機。
【請求項8】
前記制御部は、前記切替待機時間中に、切替待機中であることを報知する、
請求項7に記載の衣類処理機。
【請求項9】
前記制御部は、前記第2状態において前記第2状態を解除するように前記衣類処理機が操作された場合、前記第2状態から前記第1状態に復帰させ、その後、前記第1状態から前記第2状態に遷移させることを促すことを報知する、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機。
【請求項10】
前記制御部は、
前記第2状態において前記第2状態を解除するように前記衣類処理機が操作された場合、前記第2状態の解除の可否を確認するための第1信号を前記衣類処理機の外部に送信し、
前記第1信号の送信に応じて前記第2状態を解除させる第2信号を前記外部から受信した場合に、前記第2状態から前記第1状態に復帰させる、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機。
【請求項11】
前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に切り替わった後の所定時間以内に前記操作受付部に対して所定の操作が行われる場合には、前記第2信号を待たずに前記第2状態から前記第1状態に復帰させる、
請求項10に記載の衣類処理機。
【請求項12】
前記衣類処理機本体は、前記衣類処理機本体に設けられる扉を有し、
前記操作受付部は、前記第2状態を維持したまま前記扉を開放可能にする扉開放操作部を含み、
前記制御部は、前記第2状態において前記扉開放操作部が操作され、前記扉が開放している、または開放可能な場合、前記扉を閉じることを促すことを報知する、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機。
【請求項13】
前記衣類処理機本体は、前記衣類処理機本体に設けられた扉を有し、
前記操作受付部は、前記第2状態を維持したまま前記扉を開放可能にする扉開放操作部を有し、
前記制御部は、
前記第2状態において前記扉開放操作部が操作され、前記扉が開放可能な場合、前記遠隔操作に基づいて運転を開始しないようにし、前記扉が開閉された後、もしくは開放可能な状態が所定時間経過した後、前記遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付けることを再開する、
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機。
【請求項14】
請求項10に記載の衣類処理機と、サーバとを含む衣類処理システムであって、
前記衣類処理機または前記サーバは、前記第2状態の解除の可否を判断する解除承認者を特定可能な情報を予め保持し、
前記サーバは、前記衣類処理機から前記第1信号を受信した場合、前記解除承認者が使用する端末装置に前記第2状態の解除の可否を確認するための通知を送信する、
衣類処理システム。
【請求項15】
第1端末装置に、遠隔操作の入力を受け付け可能な端末情報処理を実現させるプログラムであって、
前記第1端末装置は、端末表示画面を有し、
前記端末情報処理を行う端末情報処理部は、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける遠隔操作受付状態において衣類処理機が操作されて前記遠隔操作受付状態が解除された場合、前記第1端末装置とは使用するユーザが異なる第2端末装置に、前記衣類処理機を前記遠隔操作受付状態に遷移させるための依頼通知を送信させる操作部を前記端末表示画面に表示させる、
プログラム。
【請求項16】
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機と、
第1端末装置に搭載され、前記遠隔操作の入力を受け付け可能な端末情報処理部と、
を備え、
前記第1端末装置は、端末表示画面を有し、
前記端末情報処理部は、前記第2状態において前記衣類処理機が操作されて前記第2状態が解除された場合、前記第1端末装置とは使用するユーザが異なる第2端末装置に、前記衣類処理機を前記第2状態に遷移させるための依頼通知を送信させる操作部を前記端末表示画面に表示させる、
衣類処理システム。
【請求項17】
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の衣類処理機と連携可能な端末装置に搭載可能なプログラムであって、
前記端末装置は、端末表示画面を有し、
前記プログラムは、前記端末装置のコンピュータに、
前記第2状態において前記衣類処理機が操作されて前記第2状態の解除が検出された場合、前記端末装置とは使用するユーザが異なる端末装置に、前記衣類処理機を前記第2状態に遷移させるための依頼通知を送信させる操作部を前記端末表示画面に表示させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、衣類処理機、衣類処理システム、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
衣類処理機と、衣類処理機と通信可能な端末装置の洗濯機用アプリとを含むシステムが知られている。ところで、衣類処理機または衣類処理機と関連するシステムは、使い勝手の向上が期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6983131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、使い勝手の向上を図ることができる衣類処理機、衣類処理システム、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の衣類処理機は、衣類処理機本体と、前記衣類処理機本体に設けられた操作受付部と、前記衣類処理機本体を制御する制御部と、を備える。前記操作受付部は、前記衣類処理機本体で実行可能な複数の運転種類のなかから実行する運転種類を選択するための選択操作部と、遷移操作部とを含む。前記遷移操作部は、前記選択操作部を用いた選択操作が可能な第1状態から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける第2状態に遷移させるための操作部であり、前記操作受付部は、少なくとも一時的に、前記選択操作部と前記遷移操作部とを同時に視認可能な状態で有する。前記制御部は、前記第1状態から前記第2状態に遷移させるように前記遷移操作部が操作された場合に、前記操作受付部の少なくとも一部であって前記遷移操作部とは異なる部分の状態を変化させ、前記操作受付部の状態を、前記操作受付部を用いた少なくとも一部の操作の受け付けが制限されることに対応する態様に変化させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】一実施形態の衣類処理システムの構成の一例を示す図。
図2】一実施形態の衣類処理機を示す断面図。
図3】一実施形態の制御装置の構成の一例を示す図。
図4】一実施形態の操作パネルの表示の第1の例を示す図。
図5】一実施形態の操作パネルの表示の第2の例を示す図。
図6】一実施形態の操作パネルの表示の第3の例を示す図。
図7】一実施形態の操作パネルの表示の第4の例を示す図。
図8】一実施形態の操作パネルの表示の第5の例を示す図。
図9】一実施形態の操作パネルの表示の第6の例を示す図。
図10】一実施形態の操作パネルの表示の第7の例を示す図。
図11】一実施形態の操作パネルの表示の第8の例を示す図。
図12】一実施形態の操作パネルの表示の第9の例を示す図。
図13】一実施形態の操作パネルの表示の第10の例を示す図。
図14】一実施形態のサーバの機能構成を示すブロック図。
図15】一実施形態の端末装置の機能構成を示すブロック図。
図16】一実施形態の表示装置の表示の第1の例を示す図。
図17】一実施形態の表示装置の表示の第2の例を示す図。
図18】一実施形態の表示装置の表示の第3の例を示す図。
図19】一実施形態の表示装置の表示の第4の例を示す図。
図20】一実施形態の表示装置の表示の第5の例を示す図。
図21】一実施形態の表示装置の表示の第6の例を示す図。
図22】一実施形態の表示装置の表示の第7の例を示す図。
図23】一実施形態の表示装置の表示の第8の例を示す図。
図24】一実施形態の表示装置の表示の第9の例を示す図。
図25】一実施形態の表示装置の表示の第10の例を示す図。
図26】一実施形態の表示装置の表示の第11の例を示す図。
図27】一実施形態の表示装置の表示の第12の例を示す図。
図28】一実施形態の操作パネルの表示の第11の例を示す図。
図29】一実施形態の表示装置の表示の第13の例を示す図。
図30】一実施形態の表示装置の表示の第14の例を示す図。
図31】一実施形態の表示装置の表示の第15の例を示す図。
図32】一実施形態の表示装置の表示の第16の例を示す図。
図33】一実施形態の衣類処理機の起動時の処理の流れを示すシーケンス図。
図34】一実施形態の衣類処理機と端末装置の表示の同期処理の流れを示すシーケンス図。
図35】別の実施形態の操作パネルの表示の第1の例を示す図。
図36】別の実施形態の操作パネルの表示の第2の例を示す図。
図37】別の実施形態の操作パネルの表示の第3の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態のプログラム、衣類処理機、および衣類処理システムを、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。「XX」および「YY」は、任意の要素(例えば任意の情報)である。本出願で「取得」とは、送信要求を送信して能動的に取得する場合に限定されず、他の装置から送信される情報を受動的に受信することで取得する場合も含み得る。
【0008】
<実施形態>
一実施形態として、衣類処理機100の運転内容を設定または選択するユーザUの操作が衣類処理機100により受け付けられることに同期して、端末装置300の表示装置301に表示される内容が変更される衣類処理システム1について説明する。
【0009】
図1は、一実施形態の衣類処理システム1の構成の一例を示す図である。衣類処理システム1は、例えば、衣類処理機100、サーバ200、および端末装置300の家電管理アプリAPPを含む。なお、衣類処理システム1は、サーバ200を含まず、衣類処理機100と端末装置300の家電管理アプリAPPとにより実現されてもよい。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
【0010】
衣類処理機100は、主として家庭で使用される電気機器である。「衣類処理機」とは、衣類に対して何らかの処理(例えば、洗濯、乾燥、しわ取り、折り目の強化、脱臭、花粉除去、埃除去、または除菌などのうち1つ以上の処理)を行う装置を広く意味する。衣類処理機100は、例えば洗濯機であるが、クローゼット型クリーニング機なども該当する。衣類処理機100は、ユーザUの住居内に設置され、ユーザUの住居内に設置される無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続される。衣類処理機100は、ネットワークNWを介して、サーバ200または端末装置300と通信可能である。
【0011】
サーバ200は、衣類処理機100を管理する管理サーバである。サーバ200は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。サーバ200は、「サーバシステム」と称されてもよい。サーバ200は、ネットワークNWを介して、衣類処理機100または端末装置300と通信可能である。サーバ200は、ネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。サーバ200は、クラウドサーバに限定されず、ユーザUの住居にあるコンピュータでもよく、家庭内ルータ(例えば無線ルータWR)などでもよい。
【0012】
端末装置300は、ユーザUが使用する端末装置である。端末装置300は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末装置のような携帯端末装置である。ただし、端末装置300は、携帯端末装置に限定されず、パーソナルコンピュータなどでもよい。端末装置300は、例えば、表示装置301と、入力装置302と、通信部303とを有する。表示装置301は、種々の情報を表示可能な表示画面301aを有する。入力装置302は、ユーザUの入力を受け付け可能である。入力装置302は、例えば表示装置301の表示画面301aと重ねて設けられたタッチパネルである。入力装置302は、端末装置300に設けられたカメラやマイクなどを含み得る。通信部303は、無線通信可能な通信モジュールである。通信部303は、無線ルータWRおよびモデムMを介してまたは直接にネットワークNWと接続される。通信部303は、ネットワークNWを介して、衣類処理機100またはサーバ200と通信可能である。
【0013】
端末装置300には、アプリケーションプログラムPがインストールされ、以下に説明する機能がサポートされる。アプリケーションプログラムPは、例えば、衣類処理機100を管理するためのアプリケーションプログラムである。本発明の各実施形態では、アプリケーションプログラムPが実行されることで起動されるアプリケーションソフトウェアを「家電管理アプリAPP」と称する。アプリケーションプログラムPは、「プログラム」の一例である。
【0014】
(衣類処理機)
次に、ドラム式の洗濯機を例として取り上げて、衣類処理機100について説明する。なお、以下の説明は、本出願の「衣類処理機」または「洗濯機」の範囲を限定するものではない。衣類処理機は、ドラム式の洗濯機に限定されず、縦型式の洗濯機でもよい。また、衣類処理機は、乾燥機能を有しない洗濯機でもよいし、乾燥機でもよい。また、衣類処理機は、クローゼット型のクリーニング機であってもよい。図2は、一実施形態の衣類処理機100を示す断面図である。衣類処理機100は、衣類処理機本体100a、操作パネル112、および制御装置150を備える。
【0015】
(制御装置)
制御装置150は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などからなるコンピュータを主体として構成される。制御装置150は、衣類処理機100の全体を統括的に制御する。例えば、制御装置150は、衣類処理機本体100aを制御する。図3は、一実施形態の制御装置150の構成の一例を示す図である。制御装置150は、図3に示すように、動作制御部151、表示制御部152、受付部153、情報送信部154、および重量検出部155を備える。これら機能部の全部または一部は、CPUのようなハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。ただし、これら機能部の全部または一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)、ディスクリート回路などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0016】
(表示制御部)
表示制御部152は、操作パネル112の表示を制御する。例えば、表示制御部152は、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(すなわち、第1状態)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(すなわち、第2状態)に遷移させるようにリモート設定キーB5が操作された場合に、操作パネル112の少なくとも一部であってリモート設定キーB5とは異なる部分の状態を変化させ、操作パネル112の状態を、操作パネル112を用いた少なくとも一部の操作の受け付けが制限されることに対応する態様に変化させる。
【0017】
ここで、表示制御部152の制御により表示される操作パネル112の表示について説明する。図4は、一実施形態の操作パネル112の表示の第1の例を示す図である。図5は、一実施形態の操作パネル112の表示の第2の例を示す図である。図6は、一実施形態の操作パネル112の表示の第3の例を示す図である。図4に示す操作パネル112の表示は、洗濯運転時のトップ画面の表示例である。図5に示す操作パネル112の表示は、洗濯乾燥運転時のトップ画面の表示例である。図6に示す操作パネル112の表示は、乾燥運転時のトップ画面の表示例である。トップ画面は、衣類処理機100の電源投入後、最初の入力操作が行われる前の表示画面であり、運転の種類を選択するための画面として機能する。
【0018】
図4図6に示すトップ画面の下端部は、共通のフッター部601となる。なお、フッター部601に関する詳細は後述する。トップ画面を含む各種の画面において、フッター部601を除く領域のうち、画面左端部から画面中央部の領域は主表示領域602となり、画面右端部の領域は副表示領域603となる。すなわち、トップ画面を含む各種の画面において、主表示領域602および副表示領域603は、互いに画面の横方向、つまり左右方向において隣接するように配置される。「隣接」とは、各領域が完全に接しているものだけではなく、各領域の間に隙間などが設けられて領域同士が若干離間している場合をも包含するものである。
【0019】
表示制御部152は、操作パネル112を制御することにより、フッター部601に、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5、コース選択キーB6、スタートキーB7が、左からこの順で画面の横方向に一列に並ぶように配置されるよう表示させる。設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、およびリモート設定キーB5は、衣類処理機100の運転が開始される前の各種の画面において、常に表示される。なお、これら5つの操作キーは、衣類処理機100の運転に関する設定を行うための操作キーであり、使用頻度が比較的高い操作キーである。
【0020】
リモート設定キーB5は、衣類処理機100をリモートによる洗濯の設定を受け付け可能にするための操作キーである。つまり、リモート設定キーB5は、洗濯運転アイコン112a1、洗濯乾燥運転アイコン112a2、乾燥運転アイコン112a3、清潔ケア運転アイコン112a4、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)に遷移させるための操作キーである。例えば、リモート設定キーB5が操作させると、操作パネル112は、表示制御部152による制御の下、ネットワークNWに接続されたサーバ200を介して、端末装置300からの運転内容の設定を受け付けている状態であることを示す表示となる。なお、以下の説明では、洗濯運転アイコン112a1、洗濯乾燥運転アイコン112a2、乾燥運転アイコン112a3、清潔ケア運転アイコン112a4を総称してアイコン112aということがある。リモート設定キーB5は、操作パネル112から運転種類を設定する操作(例えば、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作)を制限するものである。リモート設定キーB5は、「遷移操作部」の一例である。洗濯運転アイコン112a1、洗濯乾燥運転アイコン112a2、乾燥運転アイコン112a3、清潔ケア運転アイコン112a4、操作パネル112から運転種類を設定する操作(例えば、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7は、「選択操作部」の一例である。
【0021】
アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7は、衣類処理機本体100aで実行可能な複数の運転種類のなかから実行する運転種類を選択するための選択操作部である。操作パネル112は、少なくとも一時的に、アイコン112a、および設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7と、リモート設定キーB5とを同時に視認可能な状態で有する。
【0022】
設定キーB1は、衣類処理機100に関わる各種の設定を行うための操作キーである。設定キーB1に対する操作が行われると、各種の設定を行うための画面へと遷移する。自動投入キーB2は、洗剤および柔軟剤の自動投入を設定するための操作キーである。自動投入キーB2に対する操作が行われると、洗剤および柔軟剤をどの程度投入するかなどの設定を行うための自動投入設定画面が表示される。自動投入設定画面では、例えば、「なし」、「少なめ」、「標準」、「多め」など、複数の投入量設定の中から所望する設定を選択することができる。
【0023】
温水設定キーB3は、運転において用いられる水の温度を設定するための操作キーである。温水設定キーB3に対する操作が行われると、洗濯運転または洗濯乾燥運転の洗い行程において水温を何度まで加熱するかなどの設定を行うための温水設定画面が表示される。温水設定画面では、例えば、「なし」、「15℃」、「30℃」、「40℃」、「50℃」、「60℃除菌」など、複数の温水設定の中から所望する設定を選択することができる。
【0024】
予約設定キーB4は、運転の予約に関する設定を行うための操作キーである。予約設定キーB4に対する操作が行われると、予約設定画面が表示される。予約設定画面では、例えば、「なし」、「おはよう予約」、「おかえり予約」など、複数の予約設定の中から所望する設定を選択することができる。また、予約設定画面では、運転の終了時刻を所望する時刻に設定することができる。
【0025】
コース選択キーB6は、前述したコース選択画面へと遷移させるための操作キーである。この場合、コース選択キーB6が操作されると、その時点において選択されている運転に対応したコースを選択するためのコース選択画面へと遷移する。例えば、図5に示すように、洗濯乾燥運転が選択された状態で、コース選択キーB6に対する操作が行われると、洗濯乾燥運転に対応したコースを選択するためのコース選択画面が表示される。つまり後述する図9に示すようなコース選択画面へと遷移する。
【0026】
スタートキーB7は、運転を開始するための操作キーであり、画面の端部、より具体的には操作パネル112の画面の右下の端に表示される。表示制御部152は、トップ画面(例えば、図4図6)、コース選択画面(例えば、後述する図9)などにおいて、スタートキーB7を表示する際、操作パネル112に常に表示させる。運転前の画面でスタートキーB7に対する操作が行われると、衣類処理機100は、その時点において選択されている運転種類およびコースでの運転を開始する。
【0027】
主表示領域602は、衣類処理機100の運転に関する各種の情報および各種の操作キーのうち運転との関連性が相対的に高いものを表示するための領域である。トップ画面における主表示領域602には、表示制御部152の制御により、次のような情報、操作キーなどが表示される。すなわち、表示制御部152は、トップ画面における主表示領域602に、洗濯運転を選択するための操作キーである洗濯運転アイコン112a1、洗濯乾燥運転を選択するための操作キーである洗濯乾燥運転アイコン112a2、乾燥運転を選択するための操作キーである乾燥運転アイコン112a3、および清潔ケア運転を選択するための操作キーである清潔ケア運転アイコン112a4が配置されるよう操作パネル112を制御する。アイコンとは、各運転を簡単な絵柄で記号化して表現したものであり、操作可能なものである。
【0028】
洗濯運転とは、洗い動作、すすぎ動作、および脱水動作を含み、乾燥動作を含まない衣類処理機100の運転である。洗濯乾燥運転とは、洗い動作、すすぎ動作、脱水動作、および乾燥動作を含む衣類処理機100の運転である。乾燥運転とは、乾燥動作を含み、洗い動作、すすぎ動作、および脱水動作を含まない衣類処理機100の運転である。清潔ケア運転とは、清潔ケア運転とは、例えば、水による洗浄を行わず(洗濯前に)、衣類にUV(UltraViolet)を照射し、乾燥運転時に温風を衣類に当てることにより衣類を除菌する運転、花粉を除去する運転などである。
【0029】
この場合、洗濯運転アイコン112a1、洗濯乾燥運転アイコン112a2、乾燥運転アイコン112a3、および清潔ケア運転アイコン112a4は、操作パネル112の画面の左から、この順に並ぶように並列に配置される。なお、これら4つのアイコンの並び順は、適宜入れ替え可能であってもよい。また、運転の選択状態に応じて4つのアイコンの並び順が変更されるようにしてもよい。例えば、その時点で選択されているアイコンが常に主表示領域602の最も左側に配置されるように、各アイコンの配置を随時変更するようにしてもよい。洗濯運転アイコン112a1、洗濯乾燥運転アイコン112a2、乾燥運転アイコン112a3、および清潔ケア運転アイコン112a4は、運転の種類ごとに対応して設けられた複数の運転種類アイコンに相当する。
【0030】
これら複数の運転種類アイコンのいずれかに対して操作が行われることにより、その運転種類アイコンに対応する運転が選択される(つまり、運転の種類が決定される)。具体的には、洗濯運転アイコン112a1に対する操作が行われると洗濯運転が選択され、洗濯乾燥運転アイコン112a2に対する操作が行われると洗濯乾燥運転が選択され、乾燥運転アイコン112a3に対する操作が行われると乾燥運転が選択され、清潔ケア運転アイコン112a4に対する操作が行われると清潔ケア運転が選択される。なお、このような運転の種類の選択および決定は、運転が開始されるまでの期間には何度でも行うことができる。
【0031】
所定の運転種類アイコンに対する操作が行われると、表示制御部152は、図4図6に示すように、操作パネル112に、その操作された運転種類アイコンを、操作されていない運転種類アイコンに対して相対的に大きく表示させる。また、所定の運転種類アイコンに対する操作が行われると、表示制御部152は、図4図6に示すように、操作パネル112に、その操作された運転種類アイコンへの操作が可能となる操作可能領域を、操作されていない運転種類アイコンへの操作が可能となる操作可能領域に対して相対的に大きく表示させる。
【0032】
例えば、洗濯乾燥運転アイコン112a2に対する操作が行われると、表示制御部152は、図5に示すように、操作パネル112に、洗濯乾燥運転アイコン112a2は、操作されていない洗濯運転アイコン112a1、乾燥運転アイコン112a3、および清潔ケア運転アイコン112a4に比べて大きく表示させる。また、このとき、表示制御部152は、洗濯乾燥運転アイコン112a2に対応する操作可能領域は、操作されていない洗濯運転アイコン112a1に対応する操作可能領域、操作されていない乾燥運転アイコン112a3に対応する操作可能領域、および操作されていない清潔ケア運転アイコン112a4に対応する操作可能領域に比べて大きくなる。
【0033】
所定の運転種類アイコンに対する操作が行われると、表示制御部152は、図4図6に示すように、その操作された運転種類アイコンに対応した運転について選択されているコースの名称および当該コースに対応したアイコンを表示させる。例えば、洗濯乾燥運転アイコン112a2に対する操作が行われると、表示制御部152は、図5に示すように、洗濯乾燥運転アイコン112a2が、洗濯乾燥運転について現在選択されているコースの名称である「標準コース」およびそのコースに対応したアイコンである「Tシャツを模式的に表すようなアイコン」を含むような表示に変化する。
【0034】
表示制御部152は、所定の運転種類アイコンに対する操作が1度行われることにより、その所定の運転種類アイコンに対応した運転を選択し、1度操作が行われた所定の運転種類アイコンに対する操作が再び行われることにより、その運転に対応したコースを選択するためのコース選択画面を、操作パネル112に表示させる。例えば、図5に示すように、洗濯乾燥運転アイコン112a2に対する操作が1度行われている状態で、さらに洗濯乾燥運転アイコン112a2に対する操作が行われると、表示制御部152は、洗濯乾燥運転に対応したコースを選択するためのコース選択画面(例えば後述する図9)を、操作パネル112に表示させる。
【0035】
副表示領域603は、衣類処理機100の運転に関する各種の情報および各種の操作キーのうち運転との関連性が相対的に低いものを表示するための領域である。副表示領域603のうち上側の領域は第1副表示領域603aである。また、副表示領域603のうち下側の領域は第2副表示領域603bである。すなわち、この場合、第1副表示領域603aおよび第2副表示領域603bは、互いに画面の縦方向、つまり上下方向において隣接するように配置される。
【0036】
第1副表示領域603aは、トップ画面を含む各種の画面において共通の内容が表示されるものであり、選択されている運転に対応したコースの名称を表す第1情報、コースに応じて変化する各種情報を表す第2情報およびコースに応じて変化しない各種の情報を表す第3情報を表示するための領域である。例えば、第1副表示領域603aは、図4図6などに示すように、上段、中段および下段の3段に区分されており、次のような情報などが表示される。すなわち、図4図6などに示すように、第1副表示領域603aの上段には、現在選択されている運転の名称を表す文字情報(例えば、「洗濯」、「洗濯-乾燥」、「乾燥」、「清潔ケア」など)および現在選択されている運転に対応したコースの名称を表す文字情報(例えば、「標準」など)が、左からこの順で画面の横方向に一列に並ぶように表示される。これら上段に表示される各文字情報は、上述した第1情報に相当する。
【0037】
また、第1副表示領域603aの中段には、ウルトラファインバブル水の給水状況を表すアイコン、洗いおよびすすぎのときにAgイオンが溶け出した循環水のシャワーで衣類を抗菌コートするAg+抗菌水の実施状況を表すアイコン、衣類の量や各種データなどに基づいて適切な条件で運転を行うecoモードの実行状況を表すアイコン、運転中に自動で槽内を洗浄する自動お掃除の設定有無を表すアイコンおよび洗濯運転の終了後にドラムを乾燥させて黒カビの発生を抑えるカビプロテクトの設定有無を表すアイコンが、左からこの順で画面の横方向に一列に並ぶように表示される。これら中段に表示される各アイコンは、コースに応じて変化する設定情報を表すものであり、上述した第2情報に相当する。
【0038】
また、第1副表示領域603aの下段には、UV(UltraViolet)点灯の実施有無を表すアイコン、チャイルドロックの実施有無を表すアイコン、扉700のロックつまりドアロックの実施有無を表すアイコン、外部の機器との間で行われる無線通信である無線LAN(Local Area Network)の設定有無および電波状態を表すアイコンが、左からこの順で画面の横方向に一列に並ぶように表示される。これら下段に表示される各アイコンは、コースに応じて変化しない本体情報を表すものであり、上述した第3情報に相当する。
【0039】
このように、副表示領域603には、選択されている運転に対応したコースの名称を表す第1情報、コースに応じて変化する各種情報を表す第2情報、およびコースに応じて変化しない各種の情報を表す第3情報を表示するための第1副表示領域603aが含まれている。そして、表示制御部152は、第1副表示領域603aにおいて第2情報が第3情報よりも第1情報に近い位置となるように操作パネル112への表示を制御する。
【0040】
第2副表示領域603bは、図4図6に示すような現在時刻、後述する図9に示すような設定変更キー701、後述する図10に示すような戻るキー702を表示することができる領域である。なお、設定変更キー701は、コース詳細画面へと遷移させるための操作キーであり、戻るキー702は、コース詳細画面から前に表示されていた画面へと遷移させるための操作キーである。そのため、表示制御部152は、コース詳細画面およびコース詳細画面へ遷移することができる画面のいずれでもない画面を表示させる際、第2 副表示領域603bに設定変更キー701および戻るキー702を表示させないように操作パネル112を制御する。
【0041】
なお、運転の種類ごとに操作パネル112の背景色が変更されるものであってもよい。例えば、衣類処理機100として洗濯運転が設定されている場合には、表示制御部152は、操作パネル112の背景色を青色にしてもよい。また、例えば、衣類処理機100として洗濯乾燥運転が設定されている場合には、表示制御部152は、操作パネル112の背景色を緑色にしてもよい。また、例えば、衣類処理機100として乾燥運転が設定されている場合には、表示制御部152は、操作パネル112の背景色をオレンジ色にしてもよい。
【0042】
図7は、一実施形態の操作パネル112の表示の第4の例を示す図である。衣類処理機100は、図8は、一実施形態の操作パネル112の表示の第5の例を示す図である。例えば、リモート設定キーB5が操作されると、表示制御部152は、例えば、ネットワークNWに接続されたサーバ200を介して、端末装置300からの運転内容の設定を受け付けている状態であることを示す表示を、操作パネル112に表示させる。具体的には、リモート設定キーB5が操作されると、表示制御部152による制御の下、操作パネル112は、例えば、図7に示すように、端末装置300であるスマートフォンからの運転内容の設定を受付中であることを表示する。なお、リモート設定キーB5が操作され、端末装置300であるスマートフォンからの運転内容の設定を受付中であることを操作パネル112が表示している場合、扉700がロックされ。衣類処理機100による洗濯の運転を開始させることができない状態となっていてもよい。また、リモート設定キーB5が操作され、端末装置300であるスマートフォンからの運転内容の設定を受付中であることを操作パネル112が表示している場合、操作パネル112に対する操作の少なくとも一部が制限され、衣類処理機100による洗濯の運転を開始させることができない状態となっていてもよい。また、表示制御部152は、端末装置300であるスマートフォンからの運転内容の設定を受付中であることを操作パネル112に、リモート設定キーB5が操作される前の表示に対してポップアップで表示させるものであってもよい。また、端末装置300であるスマートフォンからの運転内容の設定を受付中である場合、表示制御部152は、操作パネル112にリモート設定キーB5を端末装置300であるスマートフォンからの運転内容の設定を受付中でない場合と異なる表示をさせるものであってもよい。例えば、表示制御部152は、操作パネル112にリモート設定キーB5の表示色を変更させて表示させたり、リモート設定キーB5の表示サイズを変更させて(例えば、大きくさせて)表示させたりする。
【0043】
なお、操作パネル112は、ネットワークNWに接続されたサーバ200を介して、端末装置300からの運転内容の設定を受け付けている状態である場合、その状態を解除するユーザUによる操作を受け付けるものであってもよい。例えば、操作パネル112は、リモート設定キーB5が再度操作されるユーザUによる操作を受け付けるものであってもよい。例えば、図7に示す操作パネル112の状態において、ユーザUによりリモート設定キーB5が操作されると、操作パネル112による表示は、図8に示す表示に変更される。そして、図8に示す操作パネル112による表示において、「はい」と記載された操作キー901部分が操作されると、端末装置300からの運転内容の設定を受け付けている状態が解除されるものであってもよい。また、図8に示す操作パネル112による表示において、「いいえ」と記載された操作キー902部分が操作されると、端末装置300からの運転内容の設定を受け付けている状態が継続されるものであってもよい。
【0044】
図9は、一実施形態の操作パネル112の表示の第6の例を示す図である。衣類処理機100は、図10は、一実施形態の操作パネル112の表示の第7の例を示す図である。図9は、操作パネル112による各運転におけるコースの表示例である。また、図10は、操作パネル112によるオプションの表示例である。例えば、コース選択キーB6が操作されると、表示制御部152は、現在設定されている運転におけるコースを、操作パネル112に表示させる。具体的には、例えば、洗濯運転に対応するアイコン112a1が押され洗濯運転が設定されている状態で、コース選択キーB6が2回操作されると、表示制御部152は、図9に示す洗濯運転のコースの表示を操作パネル112に表示させる。このとき、表示制御部152は、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5、コース選択キーB6、スタートキーB7も操作パネル112に表示させる。
【0045】
また、例えば、コース選択キーB6が操作されると、表示制御部152は、オプションを、操作パネル112に表示させる。具体的には、例えば、洗濯運転に対応するアイコン112a1が押され洗濯運転が設定されている状態で、設定キーB1が操作されると、表示制御部152は、図10に示すオプションの表示を操作パネル112に表示させる。このとき、表示制御部152は、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5、コース選択キーB6、スタートキーB7も操作パネル112に表示させる。
【0046】
なお、表示制御部152による制御の下、操作パネル112が表示する図3図5に示す表示例は、第1操作画面の一例である。表示制御部152による制御の下、操作パネル112が表示する図9に示す表示例は、第2操作画面の一例である。表示制御部152による制御の下、操作パネル112が表示する図10に示す表示例は、第3操作画面の一例である。図3図5に示す操作パネル112の操作画面では、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7が表示される。図9に示す操作パネル112の操作画面では、複数の運転種類のなかから実行する運転種類が選択された場合に、選択された運転種類に属する複数の運転コースのなかから実行する運転コースを選択するための操作キー112d(運転コース選択操作部の一例)が表示される。図9のように、運転コースを選択するための操作キー112dが示される画面が上述したコース選択画面に相当する。
【0047】
図9に示すように、コース選択画面では、トップ画面と同様のフッター部601、主表示領域602、および副表示領域603が設けられる。ただし、コース選択画面のフッター部601には、コース選択キーB6に代えて閉じるキーB6が設けられる。閉じるキーB6は、コース選択画面を閉じてトップ画面に戻るための操作キーである。したがって、閉じるキーB6に対する操作が行われると、コース選択画面からトップ画面へと遷移する。
【0048】
コース選択画面は、ユーザUが、コースの概要と行程内容を参照しながらコースを選択することができるような表示である。そこで、コース選択画面における主表示領域602の上側には、コースごとに対応して設けられた複数のコースアイコン112dが画面の横方向に並ぶように表示されるコース一覧表示領域805が設けられる。
【0049】
具体的には、図9に示す洗濯乾燥運転に対応するコース選択画面では、標準コース、自動2度洗いコース、スピードコースおよびメモリーコースのそれぞれに対応するコースアイコン112dがコース一覧表示領域805に表示される。各コースアイコン112dは、それぞれのコースを連想させ得る表示態様となっている。例えば、標準コースのコースアイコン112dは、洗濯物の一例であるTシャツを模式的に表す表示態様となっている。
【0050】
また、例えば、自動2度洗いコースのコースアイコン112dは、標準コースと同様の表示に対して「2」という数字およびその数字を囲うように設けられた2つの円弧状の矢印を付け加えることにより2度洗いを連想させ得る表示態様となっている。なお、コース選択画面において設定可能なコースの種類は、実際には、これら以外にも存在しており、コース一覧表示領域805の右端に設けられた矢印アイコン806の操作に応じて、表示制御部152は、他のコースに対応するコースアイコンを表示させることができる。
【0051】
また、コース選択画面における主表示領域602の下側には、コースに関する情報が表示されるコース情報表示領域803が設けられる。つまり、コース情報表示領域803は、主表示領域602において、コース一覧表示領域805を除く領域に設けられる。コース情報表示領域803には、全ての行程を表す行程表示を画面の横方向に時系列に並ぶように表示させた行程情報表示領域801が含まれる。
【0052】
具体的には、図9に示す洗濯運転に対応したコース選択画面における行程情報表示領域801には、洗い行程を表す行程表示である自動2度洗いアイコン801a、すすぎ行程を表す行程表示であるすすぎアイコン801b、脱水行程を表す行程表示である脱水アイコン801cが、左からこの順で一列に並ぶように配置される。さらに、図9に示すように、行程情報表示領域801には、ふろ水の設定状況を表すための表示であるふろ水アイコン802も含まれている。
【0053】
また、所定のコースアイコン112dに対する操作が行われると、表示制御部152は、その操作されたコースアイコン112dに対応したコースに関する情報をコース情報表示領域803の左上部に表示させる。例えば、自動2度洗いコースに対応するコースアイコン112dに対する操作が行われると、図9に示すように、自動2度洗いコースに対応するコースアイコン804の表示色が反転されるとともに、自動2度洗いコースに関する各種の情報がコース情報表示領域803の左上部に表示される。
【0054】
図10に示す操作パネル112の操作画面では、複数の運転コースのなかから実行する運転コースが選択された場合に、選択された運転コースに含まれる運転行程の内容を変更するための設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5(変更操作部の一例)が表示される。表示制御部152は、図3図5図9図10のそれぞれにおいて、リモート設定キーB5を操作パネル112における略同一の位置に表示させるものであってもよい。リモート設定キーB5を操作パネル112における略同一の位置に表示させるとは、リモート設定キーB5の表示位置の多少のずれやリモート設定キーB5の表示の大きさの違いを含むものである。
【0055】
また、表示制御部152は、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)に遷移され、端末装置300による遠隔操作に基づいて運転が設定された後に、重量検出部155により検出された衣類の重量と、その衣類の重量に応じた衣類処理剤の必要量とのうち少なくとも一方である衣類関連情報を操作パネル112に表示させる。そして、表示制御部152は、衣類関連情報を操作パネル112に表示させた後に、端末装置300による遠隔操作に基づいて衣類処理機100の運転の設定が変更された場合には、その運転の設定が変更された後に衣類関連情報を操作パネル112に表示させることを抑制するものであってもよい。なお、ここでの抑制とは、操作パネル112に表示させないことや、操作パネル112に表示させる時間を短くすることなどである。
【0056】
また、表示制御部152は、衣類処理機100が、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)において前記遠隔操作に基づいて運転が設定されることで、その状態から運転を待機する別の状態(予約運転状態、第3状態の一例)となっている場合、その別の状態(予約運転状態、第3状態の一例)であることを報知するものであってもよい。図11は、一実施形態の操作パネル112の表示の第8の例を示す図である。図11は、その別の状態(予約運転状態、第3状態の一例)であることを報知する操作パネル112による表示例である。図11に示す例は、衣類処理機100の予約運転の開始を待機している状態であり、例えば、表示制御部152は、図11に示すように、「予約待機中」というコメントを操作パネル112に表示させるものであってもよい。
【0057】
また、動作制御部151が、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)から、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)に復帰させた場合、その後、表示制御部152は、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)に遷移させることを促すことを報知するものであってもよい。図12は、一実施形態の操作パネル112の表示の第9の例を示す図である。図12は、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態に遷移させることを促す操作パネル112による表示例である。例えば、表示制御部152は、図12に示すように、「操作後に、リモートキーをタッチして、受付待機状態に切り替えてください」というコメントを操作パネル112に表示させるものであってもよい。
【0058】
また、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)において、衣類処理機100は、その状態を解除する操作がされると、その状態の解除の可否を確認するための第1信号を外部へ送信する。サーバ200は、第1信号を受信し、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態の解除を承認した場合、その状態を解除させる第2信号を衣類処理機100に送信する。衣類処理機100は、第2信号を受信すると、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態を解除する。なお、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)の解除の可否を確認するための第1信号の送信に応じてその状態を解除させる第2信号を待たずに、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)から、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)に復帰し、動作制御部151は、衣類処理機100のドアロックを解除した場合、表示制御部152は、ドアロックが解除されていることを報知するものであってもよい。
【0059】
図13は、一実施形態の操作パネル112の表示の第10の例を示す図である。図13は、衣類処理機100のドアロックの解除を報知する操作パネル112による表示例である。例えば、表示制御部152は、所定時間、図13に示すように、ドアロックが解除されていることを示す「ドア解放」という表示112eを操作パネル112に表示させるものであってもよい。なお、この状態で、衣類処理機100のドア(衣類処理機本体100aの正面のドア)を開けて(場合によっては、衣類を追加したり減らしたりした後)、再度ドアを閉めると、動作制御部151は、重量検出部155に衣類の重量検出を行わせるものであってもよい。そして、動作制御部151は、衣類の重量検出結果に基づいて、運転できない内容を判断するものであってもよい。この場合、端末装置300の後述する表示制御部152は、動作制御部151が運転できないと判断した運転内容を選択できないような表示を操作パネル112にさせる。例えば、衣類が追加され、洗濯運転は可能であるが、乾燥運転が可能な衣類の重量を超えた場合、動作制御部151は、乾燥運転ができないと判断したとする。この場合、表示制御部152は、操作パネル112に、洗濯乾燥運転に対応するアイコン112a2、および乾燥運転に対応するアイコン112a3を表示させない。
【0060】
衣類処理システム1(情報処理システムの一例)は、衣類処理機100と、サーバ200とを含む衣類処理システムであって、衣類処理機100またはサーバ200は、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態の解除の可否を判断する解除承認者を特定可能な情報を予め保持し、サーバ200は、衣類処理機100から第1信号を受信した場合、解除承認者が使用する端末装置300に遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態の解除の可否を確認するための通知を送信するものであってもよい。
【0061】
また、衣類処理システム1(情報処理システムの一例)は、衣類処理機100と、第1の端末装置300(第1端末装置の一例)に搭載され、遠隔操作の入力を受け付け可能な端末情報処理部と、を備え、第1の端末装置300は、表示装置301(端末表示画面の一例)を有し、端末情報処理部は、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態において衣類処理機100が操作されて遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態が解除された場合、第1の端末装置300とは使用するユーザUが異なる第2の端末装置300(第2端末装置の一例)に、衣類処理機100を遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態に遷移させるための依頼通知を送信させる操作部を表示装置301に表示させるものであってもよい。
【0062】
(重量検出部)
重量検出部155は、衣類処理機本体100aに収容された衣類の重量を検出する。なお、重量検出部155が衣類処理機本体100aに収容された衣類の重量を検出する方法は、適切な重量が検出される範囲においてどのようなものであってもよい。重量検出部155が衣類処理機本体100aに収容された衣類の重量を検出する方法の一例は、衣類処理機100の脱水槽を回転させるモータのトルクに寄与する電流であるq軸電流から衣類の重量を算出する方法である。
【0063】
(動作制御部)
動作制御部151は、衣類処理機100の運転を制御する。動作制御部151は、洗濯機構120および乾燥機構130などを制御することで、衣類処理機100による洗い動作、すすぎ動作、脱水動作、または乾燥動作などを実行する。また、動作制御部151は、重量検出部155の処理を制御する。例えば、動作制御部151は、リモート設定キーB5が操作されることによる端末装置300からの遠隔操作に基づいて運転が設定された後に、重量検出部155に衣類の重量検知を実行させ、その運転の設定が変更された場合には重量検出部155に衣類の重量検知を実行させない。動作制御部151は、制御部の一例である。なお、この場合、上述したように、表示制御部152は、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)に遷移され、端末装置300による遠隔操作に基づいて運転が設定された後に、重量検出部155により検出された衣類の重量と、その衣類の重量に応じた衣類処理剤の必要量とのうち少なくとも一方である衣類関連情報を操作パネル112に表示させる。そして、表示制御部152は、衣類関連情報を操作パネル112に表示させた後に、端末装置300による遠隔操作に基づいて衣類処理機100の運転の設定が変更された場合には、その運転の設定が変更された後に衣類関連情報を操作パネル112に表示させることを抑制するものであってもよい。
【0064】
また、動作制御部151は、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)において前記遠隔操作に基づいて運転が設定されることで、その状態から運転を待機する別の状態(予約運転状態、第3状態の一例)に遷移させるものであってもよい。別の状態とは、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態から直ちに衣類処理機100の運転を開始しない状態(すなわち、予約運転状態、第3状態の一例)である。そして、動作制御部151は、別の状態(予約運転状態、第3状態の一例)において衣類処理機100の運転の設定を取り消すための操作が行われた場合、その別の状態から遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態に復帰させるものであってもよい。なお、別の状態(予約運転状態、第3状態の一例)において衣類処理機100の運転の設定を取り消すための操作は、衣類処理機100から行われるものであっても、端末装置300から行われるものであってもよい。
【0065】
また、動作制御部151は、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)に遷移させるようにリモート設定キーB5が操作された場合に、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)に遷移するまでに切替待機時間を設ける。そして、動作制御部151は、その切替待機時間中に操作パネル112に対する操作(例えば、操作パネル112における所定箇所が押される操作)が受け付けられた場合、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)に遷移させる処理を中止する。操作パネル112における所定箇所の例としては、リモート設定キーB5、操作パネル112のすべての箇所、操作パネル112のリモート設定キーB5以外の箇所などが挙げられる。なお、この場合、表示制御部152は、動作制御部151が設けた切替待機時間中に、切替待機中であることを報知するものであってもよい。例えば、表示制御部152は、図7に示すように、リモート設定キーB5が点灯するなどリモート設定キーB5の表示には変化があるが、その他の表示には変化がない状態に操作パネル112の表示を制御するものであってもよい。この表示制御部152による操作パネル112の表示により、切替待機中においても洗濯操作が可能な状態となる。なお、表示制御部152は、例えば、第2副表示領域603bに、「切替中」等を表示させるものであってもよい。
【0066】
また、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)において、その状態を解除するように衣類処理機100が操作された場合(例えば、遠隔操作を解除するためにリモート設定キーB5が再度操作された場合)、動作制御部151は、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)から、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)に復帰させるものであってもよい。
【0067】
また、動作制御部151は、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)においてその状態を解除するように衣類処理機100が操作された場合(例えば、遠隔操作を解除するためにリモート設定キーB5が再度操作された場合)、その状態の解除の可否を確認するための第1信号を衣類処理機100の外部(例えば、サーバ200、端末装置300)に送信する。そして、動作制御部151は、第1信号の送信に応じてその状態を解除させる第2信号を、第1信号を送信した外部から受信した場合に、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)から、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)に復帰させるものであってもよい。
【0068】
また、動作制御部151は、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)に切り替わった後の所定時間以内に操作パネル112に対して所定の操作が行われる場合には、第2信号を待たずに、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)から、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)に復帰させるものであってもよい。この場合、動作制御部151は、衣類処理機100のドアロックを解除する(扉700を開放可能にする)ものであってもよい。また、所定時間経過後に、動作制御部151は、衣類処理機100をドアロックする(扉700を閉じた状態を保つ)ものであってもよい。なお、所定の操作の例としては、リモート設定キーB5の操作、操作パネル112のすべての箇所におけるいずれかの操作、操作パネル112のリモート設定キーB5以外の箇所のいずれかの操作などが挙げられる。
【0069】
(受付部)
受付部153は、操作パネル112を通じて衣類処理機100に入力されるユーザUの操作を受け付ける。例えば、受付部153は、操作パネル112を通じて衣類処理機100の運転内容を設定または選択するユーザUの操作(以下「設定関連操作」と称する場合がある)を受け付ける。設定関連操作は、例えば、操作パネル112のアイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5、コース選択キーB6、スタートキーB7のいずれか1つ以上を1回以上押す操作である。
【0070】
(情報送信部)
情報送信部154は、通信部140を介して各種情報をサーバ200に送信する。情報送信部154は、衣類処理機100の運転内容を設定または選択する設定関連操作が受付部153によって受け付けられた場合に、その設定関連操作により設定または選択された運転内容を示す情報(以下「ステータス情報C1」と称する場合がある)をサーバ200に送信する。
【0071】
ここで、本出願で「設定または選択する操作が受け付けられる」とは、「設定する操作が受け付けられる」および「選択する操作が受け付けられる」の両方が衣類処理機100(または端末装置300)で実現される場合に限定されず、「設定する操作が受け付けられる」または「選択する操作が受け付けられる」のいずれか一方のみが実現される場合を含み得る。すなわち、本出願で「運転内容を設定または選択する設定関連操作が受け付けられた場合」とは、運転内容を設定する操作のみを受け付け、運転内容を選択する操作を受け付ける機能を有しない衣類処理機100(または端末装置300)において、運転内容を設定する操作が受け付けられる場合を含み得る。
【0072】
本実施形態では、情報送信部154は、衣類処理機100の1つの運転コースまたはオプションを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合、設定関連操作が受け付けられる度に、設定関連操作により設定または選択された運転内容を示すステータス情報C1をサーバ200に送信する。本出願において「1つの運転コースまたはオプションを確定するまでに」とは、例えば、「1つの運転コースを選ぶ過程で」、または、「1つのオプションを選ぶ過程で」の意味である。
【0073】
なお、本出願で「1つの運転コースまたはオプションを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合、運転内容を示す情報を送信する」とは、「1つの運転コースを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合に、運転内容を示す情報を送信する」こと、および「1つのオプションを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合に、運転内容を示す情報を送信する」ことの両方が衣類処理機100(または端末装置300)で実現される場合に限定されず、「1つの運転コースを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合に、運転内容を示す情報を送信する」こと、または「1つのオプションを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合に、運転内容を示す情報を送信する」ことのいずれか一方のみが実現される場合を含み得る。すなわち、本出願で「1つの運転コースまたはオプションを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合、運転内容を示す情報を送信する」とは、「1つの運転コースを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合に、運転内容を示す情報を送信する」ことのみを行い、「1つのオプションを確定するまでに複数の設定関連操作が受け付けられる場合に、運転内容を示す情報を送信する」ことは行わない場合も含み得る。
【0074】
本実施形態では、情報送信部154は、設定関連操作として操作パネル112に含まれる設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5、コース選択キーB6、スタートキーB7のうちの1つが繰り返し操作されることで運転内容が変更される場合(すなわち、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5、コース選択キーB6、スタートキーB7のうちの1つが繰り返し操作される度に指定される運転内容(例えば運転コースまたはオプション)が順に切り替えられる場合)、その操作が受け付けられる度に、その操作により設定または選択された運転内容を示すステータス情報C1をサーバ200に送信する。本実施形態では、情報送信部154は、1つの運転コースを選ぶ過程で設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5、コース選択キーB6、スタートキーB7のうちの1つが繰り返し操作される場合、その操作が受け付けられる度に、その操作により設定または選択された運転コースを示すステータス情報C1をサーバ200に送信する。また、情報送信部154は、1つのオプションを選ぶ過程で設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、リモート設定キーB5、コース選択キーB6、スタートキーB7のうちの1つが繰り返し操作される場合、その操作が受け付けられる度に、その操作により設定または選択されたオプションを示すステータス情報C1をサーバ200に送信する。
【0075】
例えば、運転コースとして「洗濯乾燥運転」の「スピードコース(エコモード)」が設定される場合、情報送信部154は、次のような処理を行う。すなわち、情報送信部154は、洗濯乾燥運転に対応するアイコン112a2が押され、コース選択キーB6が操作され、スピードコースが選択された場合、「洗濯乾燥運転」の「標準コース」が設定されたことを示すステータス情報C1をサーバ200に送信する。また、「洗濯乾燥運転」の「標準コース」が設定される場合には、スピードコースを選択するコース選択キーB6の操作の代わりに、標準コースを選択するコース選択キーB6の操作がされ、または「洗濯乾燥運転」の「自動2度洗いコース」が設定される場合には、スピードコースを選択するコース選択キーB6の操作の代わりに、2自動度洗いコースを選択するコース選択キーB6の操作がされ、情報送信部154は、コース選択キーB6の操作により選択されたコースが設定されたことを示すステータス情報C1をサーバ200に送信する。
【0076】
また、例えば、情報送信部154は、リモート設定キーB5が操作された場合に、操作パネル112で表示されていた内容の少なくとも一部を端末装置300に表示させるように、操作パネル112で表示されていた設定の少なくとも一部を示す情報を衣類処理機100の外部(例えば、サーバ200、端末装置300など)に送信する。操作パネル112で表示されていた内容の少なくとも一部を端末装置300に表示させるように、操作パネル112で表示されていた設定の少なくとも一部を示す情報の例としては、図4図6に示すリモート設定キーB5が操作された段階で、洗濯運転、洗濯乾燥運転、乾燥運転のうちのどれが選択されていたかを示す画面を端末装置300に表示させるための情報、図9に示すリモート設定キーB5が操作された段階で、選択されていた運転においてどのコースが選択されていたかを示す画面を端末装置300に表示させるための情報、図10に示すリモート設定キーB5が操作された段階で、選択されていたコース・オプション(詳細設定)がどのような運転内容であるかを示す画面を端末装置300に表示させるための情報、運転種類、コース種類、運転工程の内容の詳細などが挙げられる。
【0077】
なお、情報送信部154は、ステータス情報C1をサーバ200に送信することに代えて、ステータス情報C1を端末装置300に直接送信してもよい。この場合、情報送信部154は、例えばBluetooth(登録商標)のような近距離無線通信を介して、端末装置300の通信部303と直接通信を行ってもよい。
【0078】
衣類処理機本体100aは、衣類に対する処理(洗濯、乾燥、しわ取り、折り目の強化、脱臭、花粉除去、埃除去、または除菌などのうち1つ以上の処理)を行う装置を含む部分である。衣類処理機本体100aは、例えば、筐体(外箱)111、洗濯機構120、乾燥機構130、および通信部140を含む。また、衣類処理機本体100aは、衣類処理機本体100aに設けられる内部を閉じる扉700と、その扉700の開放を規制するロック機構とを有する。
【0079】
筐体111は、衣類処理機100の外郭を形成する部材である。筐体111は、矩形状の箱型に形成される。
【0080】
操作パネル112は、衣類処理機100に対するユーザUの操作が行われるパネルである。操作パネル112は、例えば筐体111の上面の前端部に設けられる。操作パネル112は、操作受付部の一例である。なお、操作パネル112は、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態を維持したままその扉700を開放可能にする扉開放処理部を含むものであってもよい。なお、遠隔操作がされている場合、扉700は、ドアロックされている(すなわち、扉700は閉じた状態が保たれる。)この扉開放処理部は、例えば、設定キーB1を押すことにより、表示制御部152が表示装置301に表示させるものであってもよい。この場合において、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態において扉開放処理部が操作され、その扉700が開放している/開放可能な場合、表示制御部152は、表示装置301に、その扉700を閉じることを促すことを報知するものであってもよい。また、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態において扉開放処理部が操作され、扉700が一旦開放された後に扉700が閉じられた場合、または、扉700が開放可能な状態で、開かれずに所定時間閉じられていた場合、動作制御部151は、遠隔操作に基づいて運転を開始しないようにし、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付けることを再開するものであってもよい。なお、動作制御部151は、遠隔操作に基づいて運転を開始しないようにし、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付けることを再開することに代わって、衣類処理機100への遠隔操作による設定を反映させるものであってもよい。例えば、衣類処理機100は、扉700が開放されている間に遠隔操作による設定を受信してもよいが、動作制御部151は、扉700が開放されている間、その設定を衣類処理機100に反映させず、扉700が閉じられた場合にその設定を衣類処理機100に反映させるものであってもよい。また、例えば、サーバ200がその設定を保持し、扉700が閉じられ、遠隔操作が可能な状態に復帰した場合に、サーバ200から衣類処理機100にその設定が送信され、動作制御部151は、その設定を衣類処理機100に反映させるものであってもよい。なお、本発明の説明において、衣類処理機100による報知の具体例としては、「表示」による報知を挙げている。しかしながら、衣類処理機100による報知は「表示」によるものに限定されるものではない。例えば、衣類処理機100は、スピーカを備え、そのスピーカから「表示」と同等の音声や音を出力することにより報知するものであってもよい。
【0081】
洗濯機構120は、例えば、水槽121、ドラム(回転槽)122、モータ123、給水装置124、および自動投入装置125を含む。水槽121は、筐体111内に設けられ、不図示のサスペンションを介して弾性的に支持される。ドラム122は、水槽121内に回転可能に設けられる。モータ123は、水槽121の後方に設けられ、回転軸を介してドラム122に接続される。モータ123は、回転軸を介してドラム122を回転駆動する。給水装置124は、水槽121の上方に設けられる。
【0082】
自動投入装置125は、ドラム122内に衣類処理剤を自動投入する装置である。「衣類処理剤」とは、衣類の処理に用いられる処理剤を広く意味し、洗剤、柔軟剤、漂白剤、消臭剤、芳香剤などが該当する。自動投入装置125は、例えば、洗剤を自動投入するためのタンクと、柔軟剤を自動投入するためのタンクを有する。なお、自動投入装置125は、3以上のタンクを有してもよい。衣類処理剤を自動投入する量およびタイミングは、運転コースに応じて予め設定される。運転コースとは、アイコン112aを介して設定された衣類処理機100が行う運転と、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を介して設定された各運転におけるコースとの組み合わせにより決定される、衣類処理機100の運転内容のことである。
【0083】
乾燥機構130は、例えば、循環風路131、ヒートポンプ132、および送風機133を含む。循環風路131は、水槽121とヒートポンプ132とを接続し、水槽121とヒートポンプ132との間で乾燥風を循環させる。ヒートポンプ132は、循環風路131に設けられた加熱装置である。ヒートポンプ132は、循環風路を通る乾燥風を加熱する。なお、衣類処理機100は、ヒートポンプ132に代えて、乾燥風を加熱するヒータを有してもよい。送風機133は、循環風路131に設けられて、循環風路131を通じて水槽121とヒートポンプ132との間で乾燥風を循環させる。
【0084】
通信部140は、例えば無線通信が可能な通信モジュールである。通信部140は、無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続され、ネットワークNWを介して、サーバ200または端末装置300と通信する。
【0085】
(サーバ)
次に、サーバ200について説明する。図14は、一実施形態のサーバ200の機能構成を示すブロック図である。サーバ200は、例えば、情報取得部210と、情報送信部220とを含む。
【0086】
情報取得部210は、衣類処理機100の受付部153によって衣類処理機100の運転内容を設定または選択する設定関連操作が受け付けられる場合に、その設定関連操作により設定または選択された運転内容を示すステータス情報C1を衣類処理機100から取得する。本実施形態では、情報取得部210は、衣類処理機100の受付部153によって設定関連操作が受け付けられる度に、その設定関連操作により設定または選択された運転内容を示すステータス情報C1を衣類処理機100から取得する。
【0087】
また、情報取得部210は、端末装置300の後述する受付部330によって衣類処理機100の運転内容を設定または選択する設定関連操作が受け付けられる場合に、その設定関連操作により設定または選択された運転内容を示すステータス情報C2を端末装置300から取得する。本実施形態では、情報取得部210は、端末装置300の受付部330によって設定関連操作が受け付けられる度に、その設定関連操作により設定または選択された運転内容を示すステータス情報C2を端末装置300から取得する。
【0088】
情報送信部220は、情報取得部210によって衣類処理機100からステータス情報C1が取得される度に、取得されたステータス情報C1を端末装置300に転送する。また、情報送信部220は、情報取得部210によって端末装置300からステータス情報C2が取得される度に、取得されたステータス情報C2を衣類処理機100に転送する。
【0089】
(端末装置)
次に、端末装置300について説明する。図15は、一実施形態の端末装置300の機能構成を示すブロック図である。端末装置300は、例えば、情報取得部310、表示制御部320、受付部330、情報送信部340、および記憶部390を有する。端末装置300の例としては、スマートフォン、タブレット端末などが挙げられる。
【0090】
情報取得部310、表示制御部320、受付部330、および情報送信部340は、端末装置300に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがアプリケーションプログラムPを実行することにより実現される。言い換えると、情報取得部310、表示制御部320、受付部330、および情報送信部340は、家電管理アプリAPPに含まれるソフトウェア機能部である。家電管理アプリAPPは、衣類処理機100と連携可能な端末装置300に搭載可能なプログラムである。プログラムは、端末装置300のコンピュータに、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける遠隔操作受付状態において衣類処理機100が操作されてその遠隔操作受付状態の解除が検出された場合、端末装置300とは使用するユーザUが異なる端末装置300に、衣類処理機100を遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態に遷移させるための依頼通知を送信させる操作部を表示装置301に表示させるものであってもよい。家電管理アプリAPPは、衣類処理機100と関連する情報機能部の一例である。
【0091】
情報取得部310は、ステータス情報C1を衣類処理機100から直接またはサーバ200を介して取得する。本実施形態では、情報取得部310は、衣類処理機100の受付部153によって設定関連操作が受け付けられる度に、その設定関連操作により設定または選択された運転内容を示すステータス情報C1を取得する。
【0092】
表示制御部320は、端末装置300の表示装置301(例えば、タッチパネル)を制御することで、表示装置301の表示画面301aに表示される内容を制御する。例えば、表示制御部320は、情報取得部310によってステータス情報C1が衣類処理機100から直接またはサーバ200を介して受信した場合に、受信したステータス情報C1に応じて端末装置300の表示装置301に表示させる情報を変更する。本実施形態では、表示制御部320は、情報取得部310によってステータス情報C1が衣類処理機100から直接またはサーバ200を介して受信する度に、受信したステータス情報C1に応じて端末装置300の表示装置301に表示させる情報を変更する。例えば、表示制御部320は、設定された運転コースを示すステータス情報C1を衣類処理機100から直接またはサーバ200を介して受信した場合に、受信した運転コースを示す情報に応じて表示装置301に表示させる情報を変更する。つまり、表示制御部320は、衣類処理機100の操作パネル112の表示に対応する表示を表示装置301に表示させることができる。これにより、ユーザUが表示装置301に対して操作パネル112への操作と同等の操作を行うことが可能となる。そして、端末装置300から操作に応じたステータス情報C2が、サーバ200を介して、または衣類処理機100へ直接送信されることにより、操作パネル112から行うことのできる衣類処理機100の設定と同等の設定を、端末装置300からも行うことが可能となる。表示制御部320の制御による表示装置301の表示例については後述する。
【0093】
受付部330は、家電管理アプリAPPに関連して入力装置302に対して行われるユーザUの操作を受け付け可能である。例えば、受付部330は、操作キーB20~B23に対するユーザUの操作を受け付ける。例えば、受付部330は、入力装置302を通じて衣類処理機100の運転内容を設定または選択する操作や、選択した設定内容に基づいて運転内容を設定させる操作、衣類処理機100の運転を開始させる操作などを受け付ける。
【0094】
情報送信部340は、通信部303を介して各種情報をサーバ200に送信する。情報送信部340は、受付部330によって衣類処理機100の運転内容を設定または選択する操作が受け付けられた場合に、当該操作により設定または選択された運転内容を示す情報(以下「ステータス情報C2」と称する場合がある)をサーバ200に送信する。
【0095】
なお、情報送信部340は、ステータス情報C2をサーバ200に送信することに代えて、ステータス情報C2を衣類処理機100に直接送信してもよい。この場合、通信部303は、例えばBluetoothのような近距離無線通信を介して、衣類処理機100の通信部140と直接通信を行ってもよい。
【0096】
記憶部390は、例えば、RAM、ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、またはSSD(Solid State Drive)などの組み合わせにより実現され、各種の情報を記憶する。記憶部390は、アプリケーションプログラムPを記憶している。
【0097】
ここで、表示制御部320の制御による表示装置301の表示例について説明する。表示制御部320は、記憶部390が記憶しているアプリケーションプログラムPにより、表示装置301に様々な表示をさせる。以下に、その例を示す。アプリケーションプログラムPは、プログラムの一例である。
【0098】
アプリケーションプログラムP1は、端末装置300であるコンピュータに表示制御部320を実現させるプログラムであって、端末装置300は、表示装置301(表示画面の一例)を有し、表示制御部320は、衣類処理機100の状態を表示する状態表示画面を表示装置301に表示させる場合、衣類処理機100の状態に関する検出結果に基づき、衣類処理機100に関連する設定を行うための複数の操作部のうち、検出された衣類処理機100の状態において設定可能な内容に対応する操作部を有効操作部として有効状態でその状態表示画面に表示させ、複数の操作部のうち、検出された衣類処理機100の状態では設定不可の内容に対応する操作部を無効操作部として非表示とするまたは無効状態で状態表示画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0099】
図16は、一実施形態の表示装置301の表示の第1の例を示す図である。図17は、一実施形態の表示装置301の表示の第2の例を示す図である。図18は、一実施形態の表示装置301の表示の第3の例を示す図である。図19は、一実施形態の表示装置301の表示の第4の例を示す図である。図20は、一実施形態の表示装置301の表示の第5の例を示す図である。このアプリケーションプログラムP1により、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図16図20に示すような表示をさせることができる。なお、図16図20に示すような端末装置300による衣類処理機100を設定するための端末装置300起動時の表示装置301の表示を端末装置300のトップ画面ということがある。
【0100】
図16は、端末装置300と衣類処理機100との間の通信がオフラインである場合の表示例である。図16に示す例では、操作キー301a1、301a2、301a3、301a4がアプリケーションプログラムP1の複数の操作部に相当する。図16に示す例では、表示制御部320は、操作キー301a1、301a2、301a3が有効操作部として有効状態で表示装置301に表示させている。また、図16に示す例では、表示制御部320は、操作キー301a4が無効操作部として無効状態で表示装置301に表示させている。操作キー301a1は、例えば、端末装置300におけるアプリケーションプログラムP1の設定メニューを表示させるためのアイコンである。操作キー301a2は、例えば、サポートセンターへのリンク先を開くためのアイコンである。操作キー301a3は、例えば、アプリケーションプログラムP1で設定可能な衣類処理機100の運転内容を設定するアプリコースを作成するための操作キーである。操作キー301a4は、例えば、衣類処理機100の運転を予約するための操作キーである。この場合、端末装置300と衣類処理機100との間の通信がオフラインであるため、端末装置300から衣類処理機100へ衣類処理機100の運転を予約するためのステータス情報C2を送信することができないため、表示制御部320は、操作キー301a4が無効操作部として無効状態で表示装置301に表示させている。
【0101】
図17は、端末装置300から衣類処理機100を運転するための設定がされていない場合の表示装置301の表示例である。この場合は、衣類処理機100の運転内容が確定していないため予約できないという理由により、表示制御部320は、操作キー301a4が無効操作部として無効状態で表示装置301に表示させている。
【0102】
図18は、端末装置300から衣類処理機100を運転するための設定がされた場合の表示装置301の表示例である。この場合は、衣類処理機100の運転内容が確定しているため予約できる状態である。そのため、表示制御部320は、操作キー301a1~301a4のすべてを有効操作部として有効状態で表示装置301に表示させている。
【0103】
図19は、衣類処理機100が運転中の場合の表示装置301の表示例である。この場合は、衣類処理機100が動作中の場合、アプリコースを新たに作成することはできず、衣類処理機100の運転の予約もできない状態である。そのため、表示制御部320は、操作キー301a1、301a2を有効操作部として有効状態で、操作キー301a3、301a4を無効操作部として無効状態で表示装置301に表示させている。
【0104】
図20は、衣類処理機100による運転が遷移した場合の表示装置301の表示例である。図20は、洗い運転、すすぎ運転、脱水運転、乾燥運転、運転終了の順に衣類処理機100による運転が遷移し、その遷移に応じて(すなわち、衣類処理機100の状態の変化に応じて)、表示制御部320は、表示装置301の表示(例えば、背景色)を変更するものであってもよい。
【0105】
なお、表示制御部320は、操作キーを有効操作部として有効状態で表示装置301に表示させたり、操作キーを無効操作部として無効状態で表示装置301に表示させたりすることを、操作キーの背景色を変更することや、無効操作部を表示しないことにより実現するものであってもよい。
【0106】
また、アプリケーションプログラムP2は、アプリケーションプログラムP1を含み、さらに、複数の操作部は、衣類処理機100には搭載されていない追加運転コースを作成するための第1操作部と、衣類処理機100の運転の設定を行うための第2操作部とを含み、表示制御部320は、衣類処理機100の電源が切状態である場合は、その第1操作部を有効操作部として有効状態で表示させ、その第2操作部を無効操作部として非表示とするまたは無効状態で表示させ、衣類処理機100が運転中である場合は、第1操作部および第2操作部を無効操作部として非表示とするまたは無効状態で表示させる、プログラムであってもよい。
【0107】
このアプリケーションプログラムP2により、表示制御部320は、表示装置301に、図16に示すような表示をさせることができる。なお、アプリケーションプログラムP2における「衣類処理機100には搭載されていない追加運転コースを作成するための第1操作部」の例としては、アプリコースを作成するための操作キー301a3が挙げられる。また、アプリケーションプログラムP2における「衣類処理機100の運転の設定を行うための第2操作部」の例としては、衣類処理機100の運転を予約するための操作キー301a4が挙げられる。
【0108】
また、アプリケーションプログラムP3は、アプリケーションプログラムP1またはアプリケーションプログラムP2を含み、さらに、複数の操作部は、衣類処理機100には搭載されていない追加運転コースを作成するための第1操作部と、衣類処理機100の運転の設定を行うための第2操作部とを含み、表示制御部320は、衣類処理機100がネットワークNWに接続されていない場合は、第1操作部を有効操作部として表示させ、第2操作部を無効操作部として非表示とするまたは無効状態で表示させ、衣類処理機100が運転中である場合は、第1操作部および第2操作部を無効操作部として無効状態で表示させる、プログラムであってもよい。
【0109】
このアプリケーションプログラムP3により、表示制御部320は、表示装置301に、図16に示すような表示をさせることができる。
【0110】
また、アプリケーションプログラムP4は、アプリケーションプログラムP1を含み、さらに、表示制御部320は、無効状態で表示された無効操作部が操作された場合、その無効操作部が無効状態である理由を示す情報を含む追加説明領域を状態表示画面と同一画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0111】
このアプリケーションプログラムP4により、表示制御部320は、表示装置301に、図16に示すような表示をさせることができる。なお、アプリケーションプログラムP4における「無効操作部が無効状態である理由を示す情報」の例としては、オフラインであることなどが挙げられる。
【0112】
また、アプリケーションプログラムP5は、アプリケーションプログラムP4を含み、さらに、表示制御部320は、衣類処理機100の電源が切状態であるまたは衣類処理機100がネットワークNWに接続されていないことである第1理由のために無効状態である無効操作部が操作された場合、理由を示す情報として、第1理由に対応する第1情報を表示させ、衣類処理機100が運転中であることである第2理由のために無効状態である無効操作部が操作された場合、理由を示す情報として、第2理由に対応する第2情報を表示させる、プログラムであってもよい。
【0113】
このアプリケーションプログラムP5により、衣類処理機100の電源が切状態であるまたは衣類処理機100がネットワークNWに接続されていない場合に、無効操作部が操作されて初めて、表示制御部320は、表示装置301に、図16図17に示すような表示301dを表示させることができる。また、このアプリケーションプログラムP5により、衣類処理機100が運転中である場合に、無効操作部が操作されて初めて、表示制御部320は、表示装置301に、図19図20に示すような表示301dを表示させることができる。
【0114】
また、アプリケーションプログラムP6は、アプリケーションプログラムP1を含み、さらに、表示制御部320は、無効状態で表示された無効操作部が操作された場合、その無効操作部を有効状態にするための案内を含む追加説明領域を状態表示画面と同一画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0115】
このアプリケーションプログラムP6により、無効操作部が操作されて初めて、表示制御部320は、表示装置301に、図16に示すように、衣類処理機100の電源が切状態である(ため入状態にすればよい)こと、または、衣類処理機100がネットワークNWに接続されていない(ためネットワークNWに接続すればよい)ことを表示させることができる。また、このアプリケーションプログラムP6により、無効操作部が操作されて初めて、表示制御部320は、表示装置301に、図17に示すように、衣類処理機100の運転の設定がされていない(ため運転の設定をすればよい)ことを表示させることができる。また、このアプリケーションプログラムP6により、無効操作部が操作されて初めて、表示制御部320は、表示装置301に、図19図20に示すように、衣類処理機100の運転中である(ため運転を停止させて運転内容を設定すればよい)ことを表示させることができる。なお、アプリケーションプログラムP6における追加説明領域の例としては、表示301dが挙げられる。
【0116】
また、アプリケーションプログラムP7は、アプリケーションプログラムP4またはアプリケーションプログラムP6を含み、さらに、追加説明領域は、状態表示画面内で複数の操作部を外れた領域の同一画面に表示される、プログラムであってもよい。
【0117】
このアプリケーションプログラムP7により、表示制御部320は、表示装置301に、図16図20に示すような表示をさせることができる。なお、表示制御部320は、表示装置301に、表示301dを操作キー301a1~301a4に重ならない位置に表示させるものであってもよい。
【0118】
また、アプリケーションプログラムP8は、アプリケーションプログラムP1またはアプリケーションプログラムP2を含み、さらに、複数の操作部のうちの少なくとも1つは、状態表示画面が表示される場合、検出された衣類処理機100の状態に関わらず、状態表示画面内の固定位置に配置される、プログラムであってもよい。
【0119】
このアプリケーションプログラムP8により、表示制御部320は、表示装置301に、図16図20に示すような表示をさせることができる。なお、アプリケーションプログラムP8における状態表示画面内の固定位置の例としては、表示装置301の表示画面内の固定位置である。
【0120】
また、アプリケーションプログラムP9は、アプリケーションプログラムP8を含み、さらに、表示画面を上下方向に起立させた姿勢で見た場合、前記固定位置は、前記表示画面の中央よりも、前記表示画面の下端の近くに位置する、プログラムであってもよい。
【0121】
このアプリケーションプログラムP8により、表示制御部320は、表示装置301に、図16図20に示すような表示をさせることができる。なお、アプリケーションプログラムP8における状態表示画面内の固定位置の例としては、表示装置301の表示画面の下端から所定の距離が置かれ、少なくとも表示装置301の表示画面の下側に位置する固定位置である。
【0122】
また、アプリケーションプログラムP10は、アプリケーションプログラムP1またはアプリケーションプログラムP2を含み、さらに、表示制御部320は、衣類処理機100には搭載されていない追加運転コースを作成するための運転コース作成画面を表示画面に表示させる場合、衣類の種類に応じた複数の追加運転コースのなかから追加する運転コースを選択可能な第1選択画面と、衣類処理の目的に応じた複数の追加運転コースのなかから追加する運転コースを選択可能な第2選択画面と、その第1選択画面とその第2選択画面とを切り替え可能な切替操作部とを表示可能であり、その第1選択画面とその第2選択画面とのうち切替操作部を用いて選択された一方と、切替操作部とを同一画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0123】
図21は、一実施形態の表示装置301の表示の第6の例を示す図である。図21は、アプリコースを作成するための操作キー301a3が操作された場合の表示装置301の表示例を示している。図21の(a)の部分は、衣類別のタブが選択された場合の表示装置301の表示例である。図21の(b)の部分は、目的別のタブが選択された場合の表示装置301の表示例である。図21の(c)の部分は、特別コースのタブが選択された場合の表示装置301の表示例である。図21の(d)の部分は、カスタムのタブが選択された場合の表示装置301の表示例である。このアプリケーションプログラムP10により、表示制御部320は、表示装置301に、図21に示すような表示をさせることができる。なお、アプリケーションプログラムP10における第1選択画面は、図21の(a)の部分に示す画面である。また、アプリケーションプログラムP10における第2選択画面は、図21の(b)の部分に示す画面である。また、アプリケーションプログラムP10における第1選択画面と第2選択画面とを切り替え可能な切替操作部は、図21に示す、衣類別のタブである操作キー301eと、目的別のタブである操作キー301eである。
【0124】
また、アプリケーションプログラムP11は、アプリケーションプログラムP10を含み、さらに、切替操作部は、第1選択画面と、第2選択画面と、洗剤の種類に応じた複数の追加運転コースのなかから追加する運転コースを選択可能な第3選択画面とを切り替え可能な操作部である、プログラムであってもよい。
【0125】
このアプリケーションプログラムP11により、表示制御部320は、表示装置301に、図21に示すような表示をさせることができる。なお、アプリケーションプログラムP11における第3選択画面は、図21の(c)の部分に示す画面である。図26は、一実施形態の表示装置301の表示の第11の例を示す図である。また、アプリケーションプログラムP11における洗剤の種類に応じた複数の追加運転コースの例としては、図21の(c)の部分に示されている超濃縮つけおきコース、すすぎゼロおしゃれ着コースなどが挙げられる。
【0126】
また、アプリケーションプログラムP12は、アプリケーションプログラムP1またはアプリケーションプログラムP2を含み、さらに、衣類処理機100は、洗濯運転と、洗濯乾燥運転とを少なくとも実行可能であり、表示制御部320は、洗濯運転に関する設定を行うための画面を表示させる選択操作部と、洗濯乾燥運転に関する設定を行うための画面を表示させる選択操作部とを同一画面に表示させ、洗濯運転の設定を行うための画面を表示させる選択操作部が操作された場合、洗濯運転に関連する複数の運転コースのなかから実行する運転コースを選択するための複数の選択操作部を表示画面に表示させ、洗濯乾燥運転の設定を行う画面を表示させるための選択操作部が操作された場合、洗濯乾燥運転に関連する複数の運転コースのなかから実行する運転コースを選択するための複数の選択操作部を表示画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0127】
図22は、一実施形態の表示装置301の表示の第7の例を示す図である。図23は、一実施形態の表示装置301の表示の第8の例を示す図である。図22は、洗濯運転におけるコースを選択するための表示装置301の表示例である。図23は、洗濯乾燥運転におけるコースを選択するための表示装置301の表示例である。このアプリケーションプログラムP12により、表示制御部320は、表示装置301に、図22図23に示すような表示をさせることができる。なお、アプリケーションプログラムP12における洗濯運転に関する設定を行うための画面を表示させる選択操作部は、図22の(a)の部分や図23の(a)の部分に示す表示301fである。また、アプリケーションプログラムP12における洗濯乾燥運転に関する設定を行うための画面を表示させる選択操作部は、図22の(a)の部分や図23の(a)の部分に示す表示301gである。また、アプリケーションプログラムP12における洗濯運転に関連する複数の運転コースのなかから実行する運転コースを選択するための複数の選択操作部は、図22の(a)の部分に示す表示301hである。また、アプリケーションプログラムP12における洗濯乾燥運転に関連する複数の運転コースのなかから実行する運転コースを選択するための複数の選択操作部は、図23の(a)の部分に示す表示301hである。
【0128】
なお、図22の(a)の部分や図23の(a)の部分に示す操作キー301iは、図22の(a)の部分や図23の(a)の部分に示されている表示装置301の表示を削除するための操作キーである。また、図22の(a)の部分や図23の(a)の部分に示す操作キー301jは、追加設定の詳細を表示させるための操作キーである。図24は、一実施形態の表示装置301の表示の第9の例を示す図である。図24は、洗濯運転において追加設定するために図22の(a)の部分における操作キー301jを押した場合の表示装置301の表示例である。例えば、表示制御部320は、表示装置301に、図24に示すように、追加設定の詳細表示として、温水の温度やふろ水の使用に関する表示をさせるものであってもよい。
【0129】
衣類処理システム1(情報処理システムの一例)は、衣類処理機100の状態を表示する状態表示画面を端末装置300の表示画面に表示させる場合、衣類処理機100の状態に関する検出結果に基づき、衣類処理機100に関連する設定を行うための複数の操作部のうち、検出された衣類処理機100の状態において設定可能な内容に対応する操作部を有効操作部として有効状態で状態表示画面に表示させ、複数の操作部のうち、検出された衣類処理機の状態では設定不可の内容に対応する操作部を無効操作部として非表示とするまたは無効状態で状態表示画面に表示させる、表示制御部を備えるものであってもよい。
【0130】
情報処理方法は、表示画面を有した端末装置300であるコンピュータが実行する情報処理方法であって、衣類処理機100の状態を表示する状態表示画面を表示画面に表示させる場合、衣類処理機100の状態に関する検出結果に基づき、衣類処理機100に関連した設定を行うための複数の操作部のうち、検出された衣類処理機の状態において設定可能な内容に対応する操作部を有効操作部として有効状態で状態表示画面に表示させ、複数の操作部のうち、検出された衣類処理機100の状態では設定不可の内容に対応する操作部を無効操作部として非表示とするまたは無効状態で状態表示画面に表示させる、ことを含むものであってもよい。
【0131】
衣類処理機100は、衣類処理機本体100aと、サーバ200から受信する情報に基づいて衣類処理機本体100aの設定を変更する設定部と、を備えた衣類処理機であって、前記設定部は、前記衣類処理機に搭載されていない新しい追加運転コースの有無について前記サーバに問い合わせを行うことなく前記新しい追加運転コースの設定情報を前記サーバから受信する場合は、前記新しい追加運転コースを選択するユーザの操作を伴わずに前記新しい追加運転コースを選択中の運転コースとして設定し、前記衣類処理機の電源が切状態から入状態に切り替えられた場合、前記新しい追加運転コースの有無を前記サーバに問い合わせ、前記サーバに問い合わせることに応じて前記新しい追加運転コースの設定情報を前記サーバから受信する場合は、前記新しい追加運転コースを選択するユーザの操作が行われることに応じて前記新しい追加運転コースを選択中の運転コースとして設定するものであってもよい。
【0132】
また、アプリケーションプログラムP21は、端末装置300であるコンピュータに表示制御部を実現させるプログラムであって、端末装置300は、表示画面を有し、表示制御部320は、衣類処理機100に関連して設定された若しくは設定中の設定内容を示す情報を含む設定表示領域を表示画面に表示させるとともに、設定内容に対して追加的な設定を行うための操作部を含む操作用領域を表示画面に表示させ、操作用領域は、表示画面において設定表示領域と同一画面に表示されるとともに、表示画面に対するスクロール操作に応じて設定表示領域に表示された内容の少なくとも一部が変更される場合でも、表示画面内の固定位置に配置される、プログラムであってもよい。
【0133】
図25は、一実施形態の表示装置301の表示の第10の例を示す図である。図26は、一実施形態の表示装置301の表示の第11の例を示す図である。このアプリケーションプログラムP21により、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図22の(a)の部分、図23の(a)の部分、または図25に示すような表示をさせることができる。
【0134】
図25は、図21の(a)の部分に示す画面において、ウォッシャブルスーツ・学生服が選択された場合の表示例である。図25に示す例では、スクロール操作により表示301kが表示される表示装置301の表示領域がアプリケーションプログラムP21における設定表示領域に相当する。また、図25に示す例では、操作キー301lがアプリケーションプログラムP21における操作用領域に相当する。また、図22の(a)の部分および図23の(a)の部分示す例では、スクロール操作により表示301hが表示される表示装置301の表示領域がアプリケーションプログラムP21における設定表示領域に相当する。また、図22の(a)の部分および図23の(a)の部分示す例では、追加設定として示されている操作キー301m(この場合、今すぐ運転をスタートさせる操作キーと運転を予約するための操作キー)がアプリケーションプログラムP21における設定表示領域に相当する。
【0135】
また、アプリケーションプログラムP22は、アプリケーションプログラムP21を含み、さらに、表示画面を上下方向に起立させた姿勢で見た場合、操作用領域の表示画面内の固定位置は、表示装置301の表示画面の中央よりも、その表示画面の下端の近くに位置する、プログラムであってもよい。
【0136】
このアプリケーションプログラムP22により、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図22の(a)の部分、図23の(a)の部分、図25に示すように、操作キー301mや操作キー301lを表示装置301の表示画面の中央よりも、その表示画面の下端の近くに表示させることができる。
【0137】
また、アプリケーションプログラムP23は、アプリケーションプログラムP21またはアプリケーションプログラムP22を含み、さらに、設定表示領域は、複数の運転コースのなかから実行させる運転コースを選択するための複数の選択操作部を含み、操作用領域は、表示画面に対するスクロール操作に応じて複数の選択操作部に関する表示内容が変更される場合でも表示画面内の固定位置に配置される、プログラムであってもよい。
【0138】
このアプリケーションプログラムP23により、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図22図23に示すような、設定表示領域は、複数の運転コースのなかから実行させる運転コースを選択するための複数の選択操作部を含み、操作用領域は、表示画面に対するスクロール操作に応じて複数の選択操作部に関する表示内容が変更される場合でも表示画面内の固定位置に配置される表示をさせることができる。なお、図22図23に示す例では、図22の(b)の部分および図23の(b)の部分に示す表示301hのそれぞれの操作キーがアプリケーションプログラムP23における複数の選択操作部に相当する。
【0139】
また、アプリケーションプログラムP24は、アプリケーションプログラムP21またはアプリケーションプログラムP22を含み、さらに、設定表示領域は、衣類処理機100には搭載されていない追加運転コースの内容を説明する説明情報を含み、操作用領域は、表示装置301の表示画面に対するスクロール操作に応じて説明情報に関する表示内容が変更される場合でもその表示画面内の固定位置に配置される、プログラムであってもよい。
【0140】
このアプリケーションプログラムP24により、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図25に示すような、設定表示領域に、衣類処理機100には搭載されていない追加運転コースの内容を説明する説明情報を含み、操作用領域が、表示装置301の表示画面に対するスクロール操作に応じて説明情報に関する表示内容が変更される場合でもその表示画面内の固定位置に配置される表示をさせることができる。なお、図25に示す例では、表示301kに示される情報がアプリケーションプログラムP24における衣類処理機100には搭載されていない追加運転コースの内容を説明する説明情報に相当する。
【0141】
また、アプリケーションプログラムP25は、アプリケーションプログラムP21またはアプリケーションプログラムP22を含み、さらに、操作用領域は、当該操作用領域の拡大または縮小の操作を行うためのサイズ操作部を含み、サイズ操作部が操作された場合、表示装置301の表示画面において設定関連情報と同一画面に表示された状態のまま操作用領域が拡大または縮小される、プログラムであってもよい。
【0142】
図26は、一実施形態の表示装置301の表示の第11の例を示す図である。図26は、操作用領域が縮小された表示例である。また、この場合、図25が、操作用領域が拡大された表示例である。このアプリケーションプログラムP25により、表示制御部320は、表示装置301に、図25図26に示すような表示をさせることができる。なお、図25図26に示す例では、図25および図26に示す操作キー301nがアプリケーションプログラムP25におけるサイズ操作部に相当する。
【0143】
また、アプリケーションプログラムP26は、アプリケーションプログラムP25を含み、さらに、操作用領域は、サイズ操作部が操作されて拡大された場合、第1操作部と、その第1操作部とは異なる操作を受け付けるための第2操作部とを含み、サイズ操作部が操作されて操作用領域が縮小された場合、第1操作部を含むとともに、第2操作部を非表示にする、プログラムであってもよい。
【0144】
このアプリケーションプログラムP26により、サイズ操作部が操作されて操作用領域が縮小された場合、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図26に示すような表示をさせることができる。また、このアプリケーションプログラムP26により、サイズ操作部が操作されて拡大された場合、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図25に示すような表示において、さらに、表示装置301の画面の一部に、サイズ操作部が操作されて操作用領域が縮小された場合には表示されない操作部(例えば、操作キー)を表示させることができる。なお、図26に示す例では、操作キー301lがアプリケーションプログラムP26における第1操作部に相当する。また、サイズ操作部が操作されて操作用領域が縮小された場合には表示されない操作部(例えば、操作キー)がアプリケーションプログラムP26における第2操作部に相当する。
【0145】
また、アプリケーションプログラムP27は、アプリケーションプログラムP26を含み、さらに、第1操作部は、衣類処理機100の運転を開始させるための操作部、衣類処理機100の運転の設定を行うための操作部、または設定内容を確定させるための操作部であり、第2操作部は、追加的な設定を行うための操作部である、プログラムであってもよい。
【0146】
このアプリケーションプログラムP26により、サイズ操作部が操作されて縮小された場合、表示制御部320は、表示装置301に、第1操作部として、衣類処理機100の運転を開始させるための操作部、衣類処理機100の運転の設定を行うための操作部、または設定内容を確定させるための操作部を表示させ、第2操作部として、追加的な設定を行うための操作部を表示させることができる。
【0147】
また、アプリケーションプログラムP28は、アプリケーションプログラムP26を含み、さらに、表示画面を上下方向に起立させた姿勢で見た場合、第2操作部は、第1操作部の上方に配置される、プログラムであってもよい。
【0148】
このアプリケーションプログラムP28により、表示画面を上下方向に起立させた姿勢で見た場合、表示制御部320は、表示装置301に、第2操作部を、第1操作部の上方に配置される表示をさせることができる。例えば、表示制御部320は、表示装置301に、衣類処理機100の運転を開始させるための操作部、衣類処理機100の運転の設定を行うための操作部、または設定内容を確定させるための操作部の上方に追加的な設定を表示させることができる。
【0149】
また、アプリケーションプログラムP29は、アプリケーションプログラムP25を含み、さらに、表示画面を上下方向に起立させた姿勢で見た場合、操作用領域の表示画面内の固定位置は、表示画面の中央よりも、その表示画面の下端の近くに位置し、操作用領域が拡大された場合と縮小された場合とで、操作用領域の下端の位置(表示装置301の下端からの位置)は変わらず、操作用領域の上端の位置が変更される、プログラムであってもよい。
【0150】
このアプリケーションプログラムP29により、表示画面を上下方向に起立させた姿勢で見た場合、表示制御部320は、表示装置301に、操作用領域の表示画面内の固定位置を、表示画面の中央よりも、その表示画面の下端の近くに位置し、操作用領域が拡大された場合と縮小された場合とで、操作用領域の下端の位置(表示装置301の下端からの位置)は変わらず、操作用領域の上端の位置が変更される表示をさせることができる。
【0151】
また、アプリケーションプログラムP30は、アプリケーションプログラムP21またはアプリケーションプログラムP22を含み、さらに、設定表示領域は、衣類処理機100に関する基本画面と同一画面に表示されるとともに、設定表示領域を閉じるための消去操作部を含み、その消去操作部が操作された場合、設定表示領域および操作用領域が表示装置301の表示画面から消去されて基本画面が表示される、プログラムであってもよい。
【0152】
このアプリケーションプログラムP30により、表示を削除する操作キー301iがユーザUにより操作された場合、表示制御部320は、表示装置301に、現在の表示画面を消去させ、トップ画面を表示させることができる。例えば、図21図22などに示されている操作キー301iが操作された場合、表示制御部320は、表示装置301に、図16図20などに示すような端末装置300のトップ画面を表示させるものであってもよい。なお、表示301iは、アプリケーションプログラムP30における消去操作部に相当する。また、操作キー301iが操作されることは、アプリケーションプログラムP30における消去操作部が操作されることに相当する。また、端末装置300のトップ画面は、アプリケーションプログラムP30における基本画面に相当する。
【0153】
また、アプリケーションプログラムP31は、アプリケーションプログラムP21またはアプリケーションプログラムP22を含み、さらに、表示制御部320は、衣類処理機100の運転中または運転予約が設定された状態において、衣類処理機100に関する基本画面と、衣類処理機100の状態の説明情報を含む状態説明領域とを表示装置301の表示画面に表示させ、状態説明領域は、当該状態説明領域の拡大または縮小の操作を行うためのサイズ操作部を含み、サイズ操作部が操作された場合、表示装置301の表示画面において基本画面とともに表示された状態のまま状態説明領域が拡大または縮小される、プログラムであってもよい。
【0154】
図27は、一実施形態の表示装置301の表示の第12の例を示す図である。図27は、端末装置300による予約運転が待機中の場合の表示例である。図27に示す表示の予約運転では、14時30分頃に設定した運転が終了するように、動作制御部151が運転にかかる時間を算出し、運転開始時刻を逆算して運転を開始する。このアプリケーションプログラムP31により、サイズ操作部に対して状態説明領域を縮小させる操作が行われた場合、表示制御部320は、表示装置301に、図27に示すような表示をさせることができる。また、このアプリケーションプログラムP31により、サイズ操作部に対して状態説明領域を拡大させる操作が行われた場合、表示制御部320は、表示装置301に、図27に示す表示に対して状態説明領域を拡大させる表示をさせることができる。なお、図27に示す操作キー301nは、アプリケーションプログラムP31におけるサイズ操作部に相当する。また、図27に示す表示301pは、アプリケーションプログラムP31における状態説明領域に相当する。図28は、一実施形態の操作パネル112の表示の第11の例を示す図である。表示制御部152は、この場合、操作パネル112に、図28に示すような運転の終了時刻を表示させるものであってもよい。
【0155】
また、アプリケーションプログラムP32は、アプリケーションプログラムP31を含み、さらに、状態説明領域は、サイズ操作部が操作されて拡大された場合、第1情報と、その第1情報とは異なる第2情報とを含み、サイズ操作部が操作されて縮小された場合、第1情報を表示するとともに、第2情報を非表示にする、プログラムであってもよい。
【0156】
このアプリケーションプログラムP32により、サイズ操作部が操作されて状態説明領域が拡大された場合、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図27に示す表示に対して状態説明領域を拡大させる表示をさせることができる。この場合の状態説明領域は、図27に示す状態説明領域の表示301pが示す第1情報と、表示301pとは異なる第2情報とを含む。また、アプリケーションプログラムP32により、サイズ操作部が操作されて状態説明領域が縮小された場合、表示制御部320は、表示装置301に、例えば、図27に示す表示をさせることができる。
【0157】
また、アプリケーションプログラムP33は、アプリケーションプログラムP32を含み、さらに、第1情報は、衣類処理機100において実行中の運転行程、運転終了の予定時刻、または運転終了まで残り時間のうち少なくとも1つであり、第2情報は、追加的な設定内容に関する情報である、プログラムであってもよい。
【0158】
このアプリケーションプログラムP33により、表示制御部320は、表示装置301に、第1情報として、衣類処理機100において実行中の運転行程、運転終了の予定時刻、または運転終了まで残り時間のうち少なくとも1つを表示させ、第2情報として、追加的な設定内容に関する情報を表示させることができる。
【0159】
また、アプリケーションプログラムP34は、アプリケーションプログラムP31を含み、さらに、表示装置301の表示画面を上下方向に起立させた姿勢で見た場合、状態説明領域は、表示装置301の表示画面内で、その表示画面の中央よりも表示画面の下端の近くに配置される、プログラムであってもよい。
【0160】
このアプリケーションプログラムP34により、表示制御部320は、表示装置301に、表示装置301の表示画面を上下方向に起立させた姿勢で見た場合、状態説明領域が、表示装置301の表示画面内で、その表示画面の中央よりも表示画面の下端の近くに配置されるように表示させることができる。
【0161】
また、アプリケーションプログラムP35は、アプリケーションプログラムP34を含み、さらに、状態説明領域が拡大された場合と縮小された場合とで、状態説明領域の表示装置301における表示画面の下端の位置は変わらず、操作用領域の上端の位置が変更される、プログラムであってもよい。
【0162】
このアプリケーションプログラムP35により、表示制御部320は、表示装置301に、状態説明領域が拡大された場合と縮小された場合とで、状態説明領域の表示装置301における表示画面の下端の位置は変わらず、操作用領域の上端の位置が変更されるように表示させることができる。
【0163】
衣類処理システム1(情報処理システムの一例)は、衣類処理機100の運転に関して設定された若しくは設定中の設定内容を示す情報を含む設定表示領域を表示装置301の表示画面に表示させるとともに、設定中の設定内容に対して追加的な設定を行うための操作部を含む操作用領域を端末装置300の表示画面に表示させる表示制御部320を備え、操作用領域は、その表示画面において設定表示領域とともに表示されるとともに、表示装置301の表示画面に対するスクロール操作に応じて設定表示領域に表示された内容の少なくとも一部が変更される場合でも、表示装置301の表示画面内の固定位置に配置されるものであってもよい。
【0164】
情報処理方法は、表示装置301の表示画面を有した端末装置300であるコンピュータが実行する情報処理方法であって、衣類処理機100に関連して設定された若しくは設定中の設定内容を示す情報を含む設定表示領域を表示装置301の表示画面に表示するとともに、設定内容に対して追加的な設定を行うための操作部を含む操作用領域を表示装置301の表示画面に表示する、ことを含み、操作用領域は、表示装置301の表示画面において設定表示領域とともに表示されるとともに、表示装置301の表示画面に対するスクロール操作に応じて設定表示領域に表示された内容の少なくとも一部が変更される場合でも、表示装置301の表示画面内の固定位置に配置されるものであってもよい。
【0165】
アプリケーションプログラムP41は、端末装置300であるコンピュータに表示制御部320を実現させるプログラムであって、端末装置300は、表示装置301の表示画面を有し、表示制御部320は、衣類処理機100における衣類処理剤の自動投入に関する設定を遠隔操作で行うための自動投入設定画面を表示装置301の表示画面に表示させる場合、衣類処理機100がネットワークNWに接続されているか否かを示す検出結果に基づき、衣類処理機100がネットワークNWに接続されている場合は、自動投入に関する設定を行うための操作部を含む自動投入設定画面を表示させ、衣類処理機100がネットワークNWに接続されていない場合は、その操作部を非表示にしたまたは無効状態で含む自動投入設定画面を表示させる、プログラムであってもよい。
【0166】
図29は、一実施形態の表示装置301の表示の第13の例を示す図である。図30は、一実施形態の表示装置301の表示の第14の例を示す図である。図29は、自動投入に関する設定を行うための操作部を含む自動投入設定画面を表示させた場合の表示装置301の表示画面の表示例である。図30は、自動投入に関する設定を行うための操作部を非表示にしたまたは無効状態で含む自動投入設定画面を表示させた場合の表示装置301の表示画面の表示例である。このアプリケーションプログラムP41により、表示制御部320は、表示装置301に、図29図30に示すような表示をさせることができる。なお、図29の(a)の部分に示す操作キー301qは、アプリケーションプログラムP41における操作部に相当する。
【0167】
また、アプリケーションプログラムP42は、アプリケーションプログラムP41を含み、さらに、表示制御部320は、衣類処理機100がネットワークNWに接続されておらず、操作部を非表示にするまたは無効状態で表示させる場合、衣類処理機100がネットワークNWに接続されていないことに対応する報知を自動投入設定画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0168】
このアプリケーションプログラムP42により、表示制御部320は、表示装置301に、図30に示すように、操作部を非表示にするまたは無効状態で表示させる場合、衣類処理機100がネットワークNWに接続されていないことに対応する報知(例えば、その理由)を表示させることができる。
【0169】
また、アプリケーションプログラムP43は、アプリケーションプログラムP41またはアプリケーションプログラムP42を含み、さらに、表示制御部320は、衣類処理機100がネットワークNWに接続されている場合は、自動投入に関する設定を行うための操作部として、衣類処理剤の自動投入の有無を選択するための第1操作部、衣類処理剤の投入量を設定するための第2操作部、および衣類処理剤の銘柄を設定するための第3操作部を同一画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0170】
図29の(a)の部分において、「洗剤自動投入」と記載されている操作キー301rは、アプリケーションプログラムP43における「第1操作部」に相当する。図29の(a)の部分において、「洗剤 アタック3X」と記載されている操作キー301sは、アプリケーションプログラムP43における「第2操作部」に相当する。図29の(a)の部分において、「柔軟剤自動投入」と記載されている操作キー301tは、アプリケーションプログラムP43における「第3操作部」に相当する。なお、図29の(a)の部分に示す例では、第1操作部および第3操作部には、操作キー301qが含まれる。
【0171】
また、アプリケーションプログラムP44は、アプリケーションプログラムP41またはアプリケーションプログラムP42を含み、さらに、表示制御部320は、自動投入の設定がされていない場合において、衣類処理機100の運転の設定を行うための運転設定画面を表示させるための操作が行われた場合、自動投入が未設定状態であることに関連する報知と、自動投入設定画面に遷移するための操作部とを表示画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0172】
図31は、一実施形態の表示装置301の表示の第15の例を示す図である。このアプリケーションプログラムP44により、表示制御部320は、表示装置301に、図31に示すような表示をさせることができる。なお、図31の(b)の部分における表示301uは、自動投入が未設定状態であることに関連する報知の一例であり、アプリケーションプログラムP42におけるであり、自動投入が未設定状態であることを知らせる報知や、自動投入の設定を促す画面の表示などに相当する。
【0173】
また、アプリケーションプログラムP45は、アプリケーションプログラムP41またはアプリケーションプログラムP42を含み、さらに、表示制御部320は、自動投入の設定がされておらず、且つ、衣類処理機100の状態を表示する状態表示画面が表示された状態において、衣類処理機100の運転の設定を行うための運転設定画面を表示させるための操作が行われた場合、自動投入が未設定状態であることに関連する報知と、自動投入設定画面に遷移するための操作部とを含む確認表示領域を状態表示画面とともに表示させる、プログラムであってもよい。
【0174】
このアプリケーションプログラムP45により、表示制御部320は、表示装置301に、図31の(b)の部分に示すように、自動投入の設定がされておらず、且つ、衣類処理機100の状態を表示する状態表示画面(例えば、操作キー301a3や操作キー301a4が表示された状態の表示装置301の表示画面)が表示された状態において、衣類処理機100の運転の設定を行うための運転設定画面を表示させるための操作が行われた場合、自動投入が未設定状態であることに関連する報知(例えば、表示301u)と、自動投入設定画面に遷移するための操作部(例えば、操作キー301v)とを含む確認表示領域(例えば、ポップアップで表示されている表示301w)を状態表示画面とともに表示させるための操作部とを表示画面に表示させることができる。
【0175】
また、アプリケーションプログラムP46は、アプリケーションプログラムP45を含み、さらに、表示制御部320は、自動投入の設定がされていない場合において、運転設定画面(例えば、図31の(a)の部分の表示画面)を表示させるための操作が行われた場合、運転設定画面を表示装置301の表示画面に表示させる前に、確認表示領域を表示装置301の表示画面(例えば、図31の(b)の部分の表示画面)に表示させる、プログラムであってもよい。
【0176】
このアプリケーションプログラムP46により、表示制御部320は、表示装置301に、運転設定画面である、例えば、図31の(a)の部分を表示させるための操作が行われた場合、図31の(a)の部分を表示させる前に、確認表示領域を表示装置301の表示画面である、例えば、図31の(b)の部分の表示画面)を表示させることができる。
【0177】
また、アプリケーションプログラムP47は、アプリケーションプログラムP45を含み、さらに、確認表示領域は、自動投入の設定を行わずに運転設定画面を表示させるための操作部を含む、プログラムであってもよい。
【0178】
このアプリケーションプログラムP47により、表示制御部320は、表示装置301に、確認表示領域(例えば、ポップアップで表示されている表示301w)において、自動投入の設定を行わずに運転設定画面を表示させるための操作部を表示させることができる。
【0179】
また、アプリケーションプログラムP48は、アプリケーションプログラムP41またはアプリケーションプログラムP42を含み、さらに、表示制御部320は、衣類処理機100が運転中の状態において、自動投入設定画面を表示させるための操作が行われた場合、自動投入の設定に関する複数の操作部を含む自動投入設定画面を表示装置301の表示画面に表示させ、複数の操作部のうちいずれか1つの操作部が操作された場合、設定の変更が不可であることを示す報知を表示させる、プログラムであってもよい。
【0180】
図32は、一実施形態の表示装置301の表示の第16の例を示す図である。このアプリケーションプログラムP48により、表示制御部320は、表示装置301に、図32に示すような表示をさせることができる。なお、図32における表示301xは、例えば、図31の(b)の部分における自動投入設定画面に遷移するための操作キー301vが操作された場合に、設定の変更が不可であることを示す報知の表示の一例である。図32における表示301xは、アプリケーションプログラムP48における設定の変更が不可であることを示す報知の表示に相当する。また、図31の(b)の部分における自動投入設定画面に遷移するための操作キー301vは、アプリケーションプログラムP48における複数の操作部のうちいずれか1つの操作部に相当する。
【0181】
また、アプリケーションプログラムP49は、アプリケーションプログラムP41またはアプリケーションプログラムP42を含み、さらに、表示制御部320は、自動投入の設定に関する複数の操作部と、複数の操作部のうち1つ以上の操作部を用いて変更された内容を確定させるための確定操作部とを含む自動投入設定画面を表示装置301の表示画面に表示可能であり、自動投入に関して設定済みの内容から変更がない場合は、確定操作部を非表示としまたは無効状態で自動投入設定画面に表示させ、複数の操作部のうち1つ以上の操作部を用いて自動投入の設定を変更するための操作が行われた場合、確定操作部を有効状態で自動投入設定画面に表示させる、プログラムであってもよい。
【0182】
このアプリケーションプログラムP49により、表示制御部320は、表示装置301に、図29に示すような表示をさせることができる。なお、図29の(b)の部分に示す表示301yは、アプリケーションプログラムP49における自動投入の設定に関する複数の操作部に相当する。また、図29の(c)の部分に示す操作キー301zは、アプリケーションプログラムP49における複数の操作部のうち1つ以上の操作部を用いて変更された内容を確定させるための確定操作部に相当する。また、図29に示す表示装置301の表示画面は、アプリケーションプログラムP49における自動投入設定画面に相当する。
【0183】
衣類処理システム1(情報処理システムの一例)は、衣類処理機100における衣類処理剤の自動投入に関する設定を行うための自動投入設定画面を端末装置300の表示画面に表示させる場合、衣類処理機100がネットワークNWに接続されているか否かを示す検出結果に基づき、衣類処理機100がネットワークNWに接続されている場合は、自動投入に関する設定を行うための操作部を含む自動投入設定画面を表示させ、衣類処理機100がネットワークNWに接続されていない場合は、操作部を非表示にしたまたは無効状態で含む自動投入設定画面を表示させる表示制御部、を備えるものであってもよい。
【0184】
情報処理方法は、表示画面を有した端末装置300であるコンピュータが実行する情報処理方法であって、衣類処理機100における衣類処理剤の自動投入に関する設定を行うための自動投入設定画面を表示装置301の表示画面に表示する場合、衣類処理機100がネットワークに接続されているか否かを示す検出結果に基づき、衣類処理機100がネットワークNWに接続されている場合は、自動投入に関する設定を行うための操作部を含む自動投入設定画面を表示し、衣類処理機100がネットワークNWに接続されていない場合は、操作部を非表示にしたまたは無効状態で含む自動投入設定画面を表示するものであってもよい。
【0185】
なお、第2信号を待たずに、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける状態(第2状態の一例)から、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7を用いた運転種類を選択する選択操作が可能な状態(第1状態の一例)に復帰し、動作制御部151が、衣類処理機100のドアロックを解除した場合、表示制御部320は、表示制御部152と同様に、ドアロックが解除されていることを報知するものであってもよい。
【0186】
(衣類処理システムの動作例)
次に、衣類処理システム1の動作例について説明する。図33は、一実施形態の衣類処理機100の起動時の処理の流れを示すシーケンス図である。ここでは、図33に示す衣類処理機100の起動時の処理について説明する。
【0187】
衣類処理機100の電源ボタンがユーザUによって操作されると、衣類処理機100の電源が起動する(S101)。次に、衣類処理機100の通信部140は、ネットワークNWに対する接続を試みる(S102)。衣類処理機100の情報送信部154は、通信部140によるネットワークNWに対する接続が完了すると、設定中の衣類処理機100の運転内容を示すステータス情報C1をサーバ200に送信する(S103)。
【0188】
サーバ200は、ステータス情報C1を衣類処理機100から受信する場合、受信したステータス情報C1を端末装置300に転送する(S104)。ステータス情報C1を受信した端末装置300の表示制御部320は、表示装置301の表示画面に表示させる内容を衣類処理機100のステータス情報C1に基づいて更新する(S105)。
【0189】
一方で、端末装置300の表示制御部320は、衣類処理機100からステータス情報C1を何かの理由により受信できない場合(例えば、衣類処理機100の電源がオフ状態である場合や、衣類処理機100がネットワークNWに接続されていない場合)は、例えば、図16に示す所定の画面を表示装置301に表示させる。
【0190】
(衣類処理機と端末装置の表示の同期処理)
次に、衣類処理機100と端末装置300の表示の同期処理について説明する。図34は、一実施形態の衣類処理機100と端末装置300の表示の同期処理の流れを示すシーケンス図である。衣類処理機100の受付部153は、運転開始前に、衣類処理機100の状態が変更されるか(例えば運転内容の設定または選択する操作が行われるか)否かを監視する(S201)。衣類処理機100の情報送信部154は、衣類処理機100の状態を変更する操作(例えば運転内容の設定または選択する操作)が受付部153によって受け付けられる度に、受け付けられた操作を反映させた最新の衣類処理機100の運転内容を示すステータス情報C1をサーバ200に送信する(S202)。サーバ200は、ステータス情報C1を衣類処理機100から受信する度、受信したステータス情報を端末装置300に転送する(S203)。ステータス情報C1を受信した端末装置300の表示制御部320は、表示画面301aに表示させる内容を衣類処理機100のステータス情報C1に基づいて更新する(S204)。
【0191】
なお、ステータス情報C1の送信としては、所定の状態に変化があった場合に実行されるイベント通知と、所定の時間経過した場合に定期的に実行される定期通知とが存在する。イベント通知は、運転コースを設定または選択する操作が行われた場合や、オプションを設定または選択する操作が行われた場合に実行される。定期通知は、サーバ200の負荷にならない範囲内で実行され、例えば、1分毎または5分毎に行われる。定期通知が行われることで、衣類処理機100の状態に変化がなかったとしても最新の運転内容が端末装置300に常に反映される。また、仮に衣類処理機100の電源が切れた場合、定期通知が行われなくなるため、通信が途絶えたことをサーバ200、または端末装置300が認識することができる。この内容を認識した場合、表示制御部320は、通信が途絶えたことを端末装置300の表示画面301aを通じて報知してもよい。これにより、ユーザUは、通信障害が発生していることを認識することができる。すなわち、同期している情報が最新ではない場合があると把握することができる。
【0192】
(利点)
本実施形態よれば、実施形態の衣類処理機100は、衣類処理機本体100aと、衣類処理機本体100aに設けられた操作受付部(例えば、操作パネル112)と、衣類処理機本体100aを制御する制御部(例えば、動作制御部151、表示制御部152)と、を備える。操作受付部は、衣類処理機本体100aで実行可能な複数の運転種類のなかから実行する運転種類を選択するための選択操作部(例えば、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7)と、遷移操作部(例えば、リモート設定キーB5)とを含む。遷移操作部は、選択操作部を用いた選択操作が可能な第1状態から、遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける第2状態に遷移させるための操作部であり、操作受付部は、少なくとも一時的に、選択操作部と前記遷移操作部とを同時に視認可能な状態で有する。制御部は、第1状態から第2状態に遷移させるように遷移操作部が操作された場合に、操作受付部の少なくとも一部であって遷移操作部とは異なる部分の状態を変化させ、操作受付部の状態を、操作受付部を用いた少なくとも一部の操作の受け付けが制限されることに対応する態様に変化させる。
【0193】
このような衣類処理機100によれば、制御部(例えば、動作制御部151、表示制御部152)は、選択操作部(例えば、アイコン112a、設定キーB1、自動投入キーB2、温水設定キーB3、予約設定キーB4、コース選択キーB6、スタートキーB7)を用いた選択操作が可能な第1状態から遠隔操作に基づいて運転に関する設定を受け付ける第2状態に遷移させるように遷移操作部(例えば、リモート設定キーB5)が操作された場合に、操作受付部の少なくとも一部であって遷移操作部とは異なる部分の状態を変化させ、操作受付部の状態を、操作受付部(例えば、操作パネル112)を用いた少なくとも一部の操作の受け付けが制限されることに対応する態様に変化させる。その結果、使い勝手の向上を図ることができる。
【0194】
<別の実施形態>
本発明の別の実施形態では、衣類処理機100は、操作パネル112に代わって7セグ、LED、物理スイッチによって構成される操作パネル500を備えるものであってもよい。そして、表示制御部152は、上述の一実施形態に置いて説明した操作パネル112の表示と同等の表示を、操作パネル500に対して行うものであってもよい。図35は、別の実施形態の操作パネル500の表示の第1の例を示す図である。図36は、別の実施形態の操作パネル500の表示の第2の例を示す図である。図37は、別の実施形態の操作パネル500の表示の第2の例を示す図である。図35図37に示す符号は、図3図5に示す符号について説明した機能に対応する。例えば、リモート設定キーB5が操作された場合、表示制御部152は、例えば、図35に示す操作パネル500の表示から、図36に示すように「APP」と表示させることにより、家電管理アプリAPPにより端末装置300からの衣類処理機100の設定を受付可能な状態であることを表示させる。また、この状態で端末装置300から洗い運転の標準コースが設定された場合、表示制御部152は、例えば、図36に示す操作パネル500の表示から、図37に示すように「APP」と表示させ、かつ、操作キー112aを発光させることにより洗い運転の標準コースが設定されていることを表示させる。
【0195】
このように、本発明の別の実施形態では、衣類処理機100は、操作パネル112に代わって7セグ、LED、物理スイッチによって構成される操作パネル500を備えるものであってもよい。これにより、本発明の別の実施形態の衣類処理機100は、本発明の一実施形態による衣類処理機100と同様に、操作パネル500に、操作パネル112と同等の態様で同等の情報を表示させることができる。
【0196】
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、端末装置の情報機能部は、衣類処理機の運転内容を示す情報を衣類処理機から直接またはサーバを介して受信した場合に、受信した運転内容を示す情報に応じて端末装置の表示装置に表示させる情報を変更する。このような構成によれば、使い勝手の向上を図ることができる。
【0197】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0198】
1…衣類処理システム、100…衣類処理機、100a…衣類処理機本体、112…操作パネル、150…制御装置、151…動作制御部、152…表示制御部、153…受付部、154…情報送信部、200…サーバ、300…端末装置、310…情報取得部、320…表示制御部、330…受付部、340…情報送信部、APP…家電管理アプリ(情報機能部)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
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図32
図33
図34
図35
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図37