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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025023714
(43)【公開日】2025-02-17
(54)【発明の名称】飲食物搬送装置
(51)【国際特許分類】
   A47G 23/08 20060101AFI20250207BHJP
   B65G 47/53 20060101ALI20250207BHJP
【FI】
A47G23/08 Z
B65G47/53 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023128092
(22)【出願日】2023-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】390010319
【氏名又は名称】株式会社石野製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】石野 晴紀
(72)【発明者】
【氏名】松下 哲大
(72)【発明者】
【氏名】僧野 温彬
(72)【発明者】
【氏名】久保 茂
【テーマコード(参考)】
3B115
3F016
【Fターム(参考)】
3B115AA22
3B115CB07
3B115CB11
3F016AA01
3F016BA01
3F016BA07
3F016CB03
(57)【要約】
【課題】本願は、複数種類の食器が搬送される場合であっても、押し出し装置による食器の押し出し性能を可及的に向上可能な飲食物搬送装置を開示する。
【解決手段】飲食物搬送装置であって、飲食物が載る食器を搬送する搬送路を形成するコンベアと、搬送路沿いに設置されており、コンベアによって搬送される食器の底部を側方から押し子で押して食器を搬送路から押し出す押し出し装置と、を備える。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲食物が載る食器を搬送する搬送路を形成するコンベアと、
前記搬送路沿いに設置されており、前記コンベアによって搬送される食器の底部を側方から押し子で押して食器を前記搬送路から押し出す押し出し装置と、を備える、
飲食物搬送装置。
【請求項2】
前記押し出し装置は、
回転軸を回転させるモータと、
前記回転軸の回転運動を直線運動に変換して前記押し子を直動させる変換機構と、を有する、
請求項1に記載の飲食物搬送装置。
【請求項3】
前記変換機構は、カム機構又はクランク機構である、
請求項2に記載の飲食物搬送装置。
【請求項4】
前記押し子は、食器の底部に接触する部位が上面視凹状に切り欠いた形状となっている、
請求項1から3の何れか一項に記載の飲食物搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食物搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、飲食店においては、搬送装置を使った飲食物の提供が行なわれている(例えば、特許文献1-2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平08-238158号公報
【特許文献2】特開2013-066607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
飲食物が載る食器を搬送するコンベアが形成する搬送路沿いには、食器を搬送路から押し出すための押し出し装置が設けられる場合がある。このような押し出し装置は、例えば、経路の分岐部分等に設けられる。
【0005】
押し出し装置が食器を押す際の食器の接触部位としては、食器を上面視した場合の最外縁の部分が考えられる。しかし、形や大きさの異なる複数種類の食器がコンベアで搬送されている場合、食器の接触部位が食器の種類毎に異なるため、食器を適正に押し出せない場合が生じ得る。
【0006】
そこで、本願は、複数種類の食器が搬送される場合であっても、押し出し装置による食器の押し出し性能を可及的に向上可能な飲食物搬送装置を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明では、コンベアによって搬送される食器の底部を側方から押し子で押すことにした。
【0008】
詳細には、本発明は、飲食物搬送装置であって、飲食物が載る食器を搬送する搬送路を形成するコンベアと、搬送路沿いに設置されており、コンベアによって搬送される食器の底部を側方から押し子で押して食器を搬送路から押し出す押し出し装置と、を備える。
【0009】
食器の底部は食器の最外縁の部分に比べて小さい。よって、形や大きさの異なる複数種類の食器であっても、それらの底部の形や大きさの相違は最外縁の部分より小さいと言える。このため、上記の飲食物搬送装置であれば、搬送路に形や大きさの異なる複数種類の食器が存在する場合であっても、食器の底部を押し子で押し出す押し出し装置により、各食器を搬送路から適正に押し出すことが可能となる。
【0010】
なお、押し出し装置は、回転軸を回転させるモータと、回転軸の回転運動を直線運動に変換して押し子を直動させる変換機構と、を有するものであってもよい。このような押し出し装置を有する飲食物搬送装置であれば、回転式のモータを作動させることで食器を押し出し可能である。
【0011】
また、変換機構は、カム機構又はクランク機構であってもよい。押し出し装置にこのような変換機構を用いれば、押し子を比較的低速度で食器の底部に接触させた後に押し子を
徐々に加速して食器を速やかに押し、食器の底部が押し子から離れる前に押し子を徐々に減速させて食器の底部を押し子からゆっくりと放つことができる。
【0012】
また、押し子は、食器の底部に接触する部位が上面視凹状に切り欠いた形状となっていてもよい。これによれば、食器を所定の位置関係に位置決めさせた状態で食器を押し出すことができる。
【発明の効果】
【0013】
上記の飲食物搬送装置であれば、複数種類の食器が搬送される場合であっても、食器の押し出し性能を可及的に向上可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、実施形態に係る飲食物搬送装置の一例を示した図である。
図2図2は、押し出し装置の内部構造を示した第1の図である。
図3図3は、押し出し装置の内部構造を示した第2の図である。
図4図4は、押し出し装置の内部構造を示した第3の図である。
図5図5は、押し出し装置の動作説明図である。
図6図6は、押し出し装置が飲食物の食器を押し出す様子を示した図である。
図7図7は、連なっている飲食物の食器を押し出し装置で押し出す様子を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。以下に示す実施形態や変形例は、例えば、寿司や飲料物、そばやうどんといった丼物、から揚げや天ぷらや焼肉といった各種の飲食物を提供する飲食店に好適である。
【0016】
<装置構成>
図1は、実施形態に係る飲食物搬送装置1の一例を示した図である。飲食物搬送装置1は、飲食店に設置される装置であり、例えば、飲食店の厨房内や厨房から客席への飲食物の搬送に用いられる。飲食物搬送装置1は、飲食物が載る食器を搬送するコンベア2と、コンベア2が形成する搬送路21から分岐するように形成される分岐路3と、搬送路21沿いに設置される押し出し装置4とを備える。
【0017】
コンベア2は、飲食物搬送装置1が設置される店舗に応じた形状の搬送路21を形成する。コンベア2は、三日月状の載置面を連続的に連ねた無端状のクレセントチェーンで搬送路21を形成して飲食物を循環させる循環搬送装置であってもよいし、或いは、一乃至複数のベルトコンベアを組み合わせて搬送路21を形成して所定の搬送先へ注文品の飲食物を搬送する注文飲食物搬送装置であってもよい。コンベア2には、搬送路21の両側に配置される化粧カバー22内の適宜の箇所に光学センサ23が設けられている。飲食物搬送装置1の制御装置は、光学センサ23等により飲食物の食器を検出し、コンベア2や分岐路3、押し出し装置4等の機器類を適宜制御する。
【0018】
分岐路3は、コンベア2が形成する搬送路21から分岐する経路であり、ローラ31やモータ32を有する。ローラ31は、分岐路3の搬送面を形成するローラであり、モータ32によって駆動される。
【0019】
押し出し装置4は、コンベア2によって搬送路21上を移動する飲食物の食器を分岐路3の方へ押し出す装置であり、モータ等の機構類を内蔵するカバー41と、カバー41の開口部から搬送路21の方へ突き出し可能な押し出し棒42と、押し出し棒42の先端部
に固定される押し子43とを有する。
【0020】
図2は、押し出し装置4の内部構造を示した第1の図である。図2では、カバー41を取り外した状態の押し出し装置4が斜視図で示されている。また、図3は、押し出し装置4の内部構造を示した第2の図である。図3では、カバー41を取り外した状態の押し出し装置4を上側(Z方向側)から見た図が示されている。また、図4は、押し出し装置4の内部構造を示した第3の図である。図4では、カバー41を取り外した状態の押し出し装置4を横側(X方向側)から見た図が示されている。
【0021】
押し出し装置4は、各種の部品類が固定される平板状のベースプレート44と、ベースプレート44の上面に立設される支持板45,46とを有する。支持板45と支持板46は、平行な位置関係でベースプレート44に固定される。そして、支持板45と支持板46との間に架け渡されるような状態でシャフト47とシャフト48が平行に固定される。
【0022】
押し出し装置4には、押し出し棒42を支持するスライドブロック49がシャフト47,48に対して摺動可能に設けられる。シャフト47とシャフト48は、コンベア2が形成する搬送路21の長手方向に対し直交する方向に延在する。このため、押し出し棒42を支持するスライドブロック49がシャフト47,48に対し摺動することにより、押し子43を搬送路21上で搬送路21の長手方向に対し直交する方向に出し入れ可能となる。
【0023】
また、スライドブロック49にはカム溝4Fが設けられている。カム溝4Fは、ベースプレート44の下面に取り付けられたモータ4Cによって回転する回転軸4Dに固定されたカム4Eのピン4Gが嵌る長細いスリットである。モータ4Cは、サーボモータであり、任意の回転角で停止可能である。カム溝4Fは、シャフト47,48の長手方向に対し直交する方向に延在する直線状のスリットである。そして、カム溝4Fは、回転軸4Dからピン4Gまでの距離の2倍よりも長いスリットである。このため、押し出し装置4は、モータ4Cが作動すると、モータ4Cにより回転軸4Dを回転中心とするカム4Eの回転運動により、カム4Eにおいて回転軸4Dに対し偏心する位置にあるピン4Gがスライドブロック49をシャフト47,48沿いに往復運動させることができる。すなわち、押し出し装置4では、カム4Eやピン4Gがモータ4Cの回転運動を直線運動に変換する変換機構として機能する。これにより、押し子43がシャフト47,48の長手方向に沿って直動することになる。
【0024】
なお、支持板45と支持板46の上端にはカバー受け4Aが設けられている。カバー受け4Aは、カバー41を支持する部位であり、カバー41をネジでカバー受け4Aに固定するためのネジ穴4Bが設けられている。カバー受け4Aにカバー41がネジで固定されることにより、押し出し装置4の内部機構が周囲に露出するのを防ぐことができる。
【0025】
次に、押し出し装置4の動作を説明する。図5は、押し出し装置4の動作説明図である。図5(A)では飲食物の食器を押し出す前の初期状態が示されている。また、図5(B)及び図5(C)では飲食物の食器を押し出している最中の状態が示されている。
【0026】
図5(A)に示されるように、押し出し装置4は、飲食物の食器を押し出す動作を開始する前の初期状態においては、押し子43を押し出し装置4に格納した状態となっている。換言すると、押し出し装置4は、初期状態においては、カム4Eの角度をモータ4Cで調整することにより、回転軸4Dを中心に回転するカム4Eのピン4Gをコンベア2から最も遠い位置にしている。
【0027】
飲食物の食器を光学センサ23で検知した飲食物搬送装置1の制御装置がモータ4Cを
作動させると、モータ4Cは、カム4Eを一回転させる。カム4Eが回転し始めると、ピン4Gが回転軸4Dを中心に回転移動する。ピン4Gがカム溝4Fに嵌っているため、ピン4Gが回転移動すると、図5(B)に示されるように、ピン4Gの回転移動に追従してスライドブロック49が移動する。そして、図5(C)に示されるように、回転軸4Dを中心に回転するカム4Eのピン4Gがコンベア2に最も近い位置に達すると、飲食物が完全に押し出された状態となる。ピン4Gがコンベア2に最も近い位置に達した後もモータ4Cは回転動作を続け、ピン4Gがコンベア2から最も遠い位置に戻ったところで停止する。これにより、押し出し装置4は、押し子43を押し出し装置4に格納した初期状態に戻る。
【0028】
すなわち、押し出し装置4は、分岐路3の方へ押し出す飲食物の食器が押し出し装置4に接近したことが光学センサ23によって検知されると、モータ4Cでカム4Eを一回転させることにより押し子43を搬送路21上に出し入れする。これにより、搬送路21に載っている飲食物の食器が押し子43によって分岐路3の方へ押し出される。
【0029】
図6は、押し出し装置4が飲食物Fの食器Dを押し出す様子を示した図である。図6(A)では押し出し装置4が飲食物Fの食器Dを押し出す前の状態が図示されている。また、図6(B)では押し出し装置4が飲食物Fの食器Dを押し出している最中の状態が図示されている。また、図6(C)では押し出し装置4が飲食物Fの食器Dを押し出した後の状態が図示されている。
【0030】
図6に示されるように、押し子43は、搬送路21に載っている食器Dの糸切部分T(本願でいう「食器の底部」の一例である)の高さに位置している。糸切部分Tは、食器Dを上面視した場合に、食器Dの最外縁よりも小径の部位である。このため、糸切部分Tを側方から押す押し子43は、食器Dの上部の下側に入るような状態で糸切部分Tに接触することになる。
【0031】
すなわち、押し出し装置4が初期状態においては、図6(A)に示されるように、押し子43が糸切部分Tの側方に位置している。そして、飲食物搬送装置1の制御装置がモータ4Cを作動させると、押し子43が糸切部分Tの方へ移動し、押し子43が糸切部分Tに接触する。押し子43が糸切部分Tに接触した後も押し子43は糸切部分Tを押し続ける。そして、カム4Eが180度回転してピン4Gがコンベア2に最も近い位置に達すると、図6(B)に示されるように、食器Dが分岐路3のローラ31上に載り移った状態となる。分岐路3のローラ31上に載り移った食器Dは、図6(C)に示されるように、回転駆動されるローラ31に回転力によりローラ31上を移動する。また、ピン4Gがコンベア2に最も近い位置に達した後もモータ4Cが回転動作を続け、カム4Eが360度回転してピン4Gがコンベア2から最も遠い位置に戻ると、押し子43が押し出し装置4に格納された状態となる。
【0032】
押し出し装置4は、カム4Eの回転により押し子43を直動させるカム機構を採用しているため、ピン4Gがコンベア2から最も遠い位置付近に居る時(回転角が0度及び360度付近の時)と、ピン4Gがコンベア2に最も近い位置付近に居る時(回転角が180度付近の時)は、それ以外の時(例えば、回転角が90度及び270度付近の時)に比べて、押し子43の移動速度が遅くなる。このため、押し出し装置4は、押し子43を比較的低速度で糸切部分Tに接触させた後に押し子43を徐々に加速して食器Dを速やかに押し、糸切部分Tが押し子43から離れる前に押し子43を徐々に減速させて糸切部分Tを押し子43からゆっくりと放つことができる。このため、食器Dに載置されている飲食物Fの姿勢が不安定になるのを可及的に抑制しながら、コンベア2から分岐路3への食器Dの移送を実現することができる。なお、これらの作用効果は、押し出し装置4をカム機構の代わりにクランク機構で形成した場合においても同様に発揮される。
【0033】
押し出し装置4は、飲食物搬送装置1の各所に適用することができる。押し出し装置4の適用例としては、例えば、厨房内において複数本平行に配置されるコンベア間で飲食物Fの食器Dを移送したい場合や、厨房内のコンベアから客席沿いのコンベアへ飲食物Fの食器Dを移送したい場合、客席沿いのコンベアから客席へ飲食物Fの食器Dを移送したい場合等が挙げられる。押し出し装置4は、搬送路21から経路が分岐する分岐路3のみならず、例えば、搬送路21の側方に用意された各種の移載箇所へ食器Dを押し出して移送する形態に用いてもよい。
【0034】
図7は、連なっている飲食物Fの食器Dを押し出し装置4で押し出す様子を示した図である。押し出し装置4は、食器Dを上面視した場合における最外縁に部材を接触させて食器Dを押し出すのではなく、食器Dの糸切部分Tに押し子43を接触させて食器Dを押し出す形態を採っているため、食器Dに接触する部材(押し子43)を小型化可能である。すなわち、食器Dを上面視した場合における最外縁に部材を接触させる場合、最外縁の部分は糸切部分Tよりも大きいため、接触させる部材自体も大きくする必要がある。一方、本実施形態の押し出し装置4のように糸切部分Tに押し子43を接触させる形態の場合には、糸切部分Tは食器Dの最外縁の部分よりも小さいため、押し子43を比較的小さくすることができる。このため、押し子43が搬送路21上に突き出された際、押し子43が他の食器Dに接触する可能性を低くすることができる。よって、押し出し装置4は、例えば、複数の食器Dが搬送路21上で連なっている場合であっても、図7に示すように、連なっている複数の食器Dの中から特定の食器Dを分岐路3の方へ押し出すことが可能となる。
【0035】
また、押し出し装置4は、糸切部分Tに押し子43を接触させて食器Dを押し出す形態を採っているため、例えば、食器Dが上面視した場合に非円形(例えば、角形)の食器であっても当該食器Dを適正に押し出し可能である。よって、搬送路21に最外縁の部分の形や大きさが異なる複数種類の食器Dが搬送されている場合であっても、最外縁の部分ほどには形や大きさの影響を受けにくい糸切部分Tにおいて、食器Dを押し子43により適正に押すことができる。
【0036】
また、押し出し装置4は、糸切部分Tに押し子43を接触させて食器Dを押し出す形態を採っているため、例えば、押し子43の糸切部分Tに接触する部位を上面視凹状に切り欠いた形状にすると、食器Dを分岐路3に対し所定の位置関係に位置決めさせた状態で食器Dを押し出すことができる。すなわち、押し子43の糸切部分Tに接触する部位を上面視凹状に切り欠いたような形状にすると、糸切部分Tに押し子43が接触した際、押し子43に対し糸切部分Tが保持されたような状態となる。このため、押し子43が糸切部分Tに接触するタイミングが多少前後した場合であっても、押し子43に対し糸切部分Tが一定の位置関係で位置決めされた状態となる。このため、押し子43に対し一定の位置関係で位置決めされた糸切部分Tが分岐路3の方へ押されることにより、食器Dを分岐路3に一定の位置で載せることが可能となる。
【0037】
その他、上記の押し出し装置4は、本願で開示する発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。
【符号の説明】
【0038】
D・・食器
T・・糸切部分
F・・飲食物
1・・飲食物搬送装置
2・・コンベア
3・・分岐路
4・・押し出し装置
43・・押し子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7