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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025023770
(43)【公開日】2025-02-17
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/92 20140101AFI20250207BHJP
   A63F 13/24 20140101ALI20250207BHJP
   A63F 13/53 20140101ALI20250207BHJP
   A63F 13/65 20140101ALI20250207BHJP
   A63F 13/21 20140101ALI20250207BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20250207BHJP
   G06M 3/00 20060101ALI20250207BHJP
   G01C 21/26 20060101ALI20250207BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20250207BHJP
【FI】
A63F13/92
A63F13/24
A63F13/53
A63F13/65
A63F13/21
A63F13/69 510
G06M3/00 H
G01C21/26 P
G06F3/01 510
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023128206
(22)【出願日】2023-08-04
(71)【出願人】
【識別番号】000135748
【氏名又は名称】株式会社バンダイ
(72)【発明者】
【氏名】笹田 光太郎
【テーマコード(参考)】
2F129
5E555
【Fターム(参考)】
2F129AA02
2F129BB22
2F129BB27
2F129BB28
2F129BB29
2F129HH12
2F129HH35
5E555AA76
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC04
5E555CA04
5E555CA17
5E555CA44
5E555DB18
5E555DB41
5E555DB53
5E555DC85
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ユーザの活動量に応じたエンターテイメントとして所与のコンテンツを表示する新しい技術を提供すること。
【解決手段】ユーザが携帯可能な電子機器1500は、ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部1553を有する。検出部1553により検出された活動量が所定条件を充足した後に、操作部1510が所定の操作方法で操作された場合に、電子機器1500は、コンテンツを表示する制御情報に変化を加える制御を含む制御情報変更制御を行うことができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが携帯可能な電子機器であって、
前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、
操作部と、
所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後に前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、前記制御情報に変化を加える制御を含む制御情報変更制御を行う、
電子機器。
【請求項2】
前記検出部は、前記ユーザの移動に伴う活動量を検出可能である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記表示部は、前記蓄積値を示す表示を行う、
請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記所定条件を充足する毎に操作可能回数を計数し、前記操作方法での操作がなされる毎に当該操作可能回数を減算して前記制御情報変更制御を行う、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記表示部は、前記操作可能回数を示す表示を行う、
請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記表示部の表示モードとして、前記検出部による検出状況を表示する検出状況表示モードを含み、
前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定し、
前記表示部は、前記検出状況表示モードにおいて、前記蓄積値を示す表示を行う、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記表示部の表示モードとして、抽選モードを含み、
前記制御部は、
前記検出状況表示モードにおいて、前記操作方法での操作を受け付ける特定操作受付制御と、前記制御情報を更新する更新実行制御と、を実行し、
前記抽選モードにおいて、当該抽選モードに関連する設定を実行する設定実行制御と、前記特定操作受付制御と、前記設定実行制御での設定内容に基づく前記更新実行制御と、を実行する、
請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記制御情報は、前記コンテンツに登場可能なキャラクターの所有情報を含み、
前記更新実行制御は、前記所有情報を更新する制御を含む、
請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記表示部の表示モードとして、コレクションモードを含み、
前記制御部は、
前記コレクションモードにおいて、前記所有情報に基づく所有キャラクターの表示制御を実行する、
請求項9に記載の電子機器。
【請求項11】
前記キャラクターは、グループに関連づけられてグループ分けされており、
前記設定実行制御は、前記グループを選択する操作を受け付けるグループ選択制御を含む、
請求項9に記載の電子機器。
【請求項12】
前記制御部は、
前記抽選モードにおいて、前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行し、
前記検出状況表示モードにおいて、前回の前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行する、
請求項11に記載の電子機器。
【請求項13】
前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項14】
透明カバー部を有する容器部、
を更に備え、
前記検出部、前記表示部および前記制御部が前記容器部の内部に設けられている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項15】
前記透明カバー部は、ドーム形状であり、
前記表示部は、前記ドーム形状の略中央部に設けられている、
請求項14に記載の電子機器。
【請求項16】
前記容器部は、略球状であり、
前記透明カバー部は、前記容器部の略半体を構成する、
請求項15に記載の電子機器。
【請求項17】
前記透明カバー部は、無色透明であり、
前記容器部は、前記透明カバー部によって構成される略半体の残りの半体が所定色である、カプセル形状を模した略球状の形状である、
請求項16に記載の電子機器。
【請求項18】
前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有し、
前記回転ハンドルは、前記容器部における前記透明カバー部の反対側に設けられている、
請求項16又は17に記載の電子機器。
【請求項19】
前記回転ハンドルは、前記ユーザによるつまみ回転操作が可能な直線状のグリップ部を有する、
請求項18に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが携帯可能な電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ウォーキングや、ジョギング、ランニング、太極拳、縄跳びといった運動や活動(以下、包括して「活動」という。)は、健康維持に有益であり老若男女を問わず人気である。活動量を検出する機器の代表例が歩数計である。歩数計の中には、単に歩数を検出するだけでなく、消費カロリーや距離などを検出する機器もある。
【0003】
特許文献1には、歩数情報をゲーム進行に利用する電子機器の技術が開示されている。当該機器は、地図上に起点と着点をユーザが設定操作すると、起点と着点とを結ぶ歩行ルートを設定する。そして、歩行センサーによる検出結果に基づいて歩数を計算し、歩行ルート上の踏破位置を算出して、地図にて踏破位置をゲーム仕立てに表示できる。踏破の進行とともにゲームが進行してユーザを楽しませてくれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11-175690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1によれば、ユーザの歩数に応じたエンターテインメントを提供することができる。しかし、ユーザが自発的に地図上に起点と着点を設定する必要があったり、踏破が終了する度に再度の設定操作が必要であったり、歩行ルートが長距離に過ぎる場合にどうするのか、といった種々の問題があった。また、特許文献1に記載された踏破以外の新たなエンターテインメントが求められていた。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、ユーザの活動量に応じたエンターテイメントとして所与のコンテンツを表示する新しい技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様は、ユーザが携帯可能な電子機器であって、前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、操作部と、所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後に前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、前記制御情報に変化を加える制御を含む制御情報変更制御を行う、電子機器である。
【0008】
また、前記検出部は、前記ユーザの移動に伴う活動量を検出可能であってもよい。
【0009】
また、前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定してもよい。
【0010】
また、前記表示部は、前記蓄積値を示す表示を行ってもよい。
【0011】
また、前記制御部は、前記所定条件を充足する毎に操作可能回数を計数し、前記操作方法での操作がなされる毎に当該操作可能回数を減算して前記制御情報変更制御を行ってもよい。
【0012】
また、前記表示部は、前記操作可能回数を示す表示を行ってもよい。
【0013】
また、前記表示部の表示モードとして、前記検出部による検出状況を表示する検出状況表示モードを含み、前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定し、前記表示部は、前記検出状況表示モードにおいて、前記蓄積値を示す表示を行ってもよい。
【0014】
また、前記表示部の表示モードとして、抽選モードを含み、前記制御部は、前記検出状況表示モードにおいて、前記操作方法での操作を受け付ける特定操作受付制御と、前記制御情報を更新する更新実行制御と、を実行し、前記抽選モードにおいて、当該抽選モードに関連する設定を実行する設定実行制御と、前記特定操作受付制御と、前記設定実行制御での設定内容に基づく前記更新実行制御と、を実行してもよい。
【0015】
また、前記制御情報は、前記コンテンツに登場可能なキャラクターの所有情報を含み、前記更新実行制御は、前記所有情報を更新する制御を含んでもよい。
【0016】
また、前記表示部の表示モードとして、コレクションモードを含み、前記制御部は、前記コレクションモードにおいて、前記所有情報に基づく所有キャラクターの表示制御を実行してもよい。
【0017】
また、前記キャラクターは、グループに関連づけられてグループ分けされており、前記設定実行制御は、前記グループを選択する操作を受け付けるグループ選択制御を含んでもよい。
【0018】
また、前記制御部は、前記抽選モードにおいて、前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行し、前記検出状況表示モードにおいて、前回の前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行してもよい。
【0019】
また、前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有してもよい。
【0020】
また、透明カバー部を有する容器部、を更に備え、前記検出部、前記表示部および前記制御部が前記容器部の内部に設けられていてもよい。
【0021】
また、前記透明カバー部は、ドーム形状であり、前記表示部は、前記ドーム形状の略中央部に設けられていてもよい。
【0022】
また、前記容器部は、略球状であり、前記透明カバー部は、前記容器部の略半体を構成してもよい。
【0023】
また、前記透明カバー部は、無色透明であり、前記容器部は、前記透明カバー部によって構成される略半体の残りの半体が所定色である、カプセル形状を模した略球状の形状であってもよい。
【0024】
また、前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有し、
前記回転ハンドルは、前記容器部における前記透明カバー部の反対側に設けられていてもよい。
【0025】
また、前記回転ハンドルは、前記ユーザによるつまみ回転操作が可能な直線状のグリップ部を有してもよい。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、ユーザの活動量に応じたエンターテイメントとして所与のコンテンツを表示する装置の新しい技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】電子機器を前方右斜め上から斜視外観図。
図2】電子機器を後方左斜め下から見た斜視外観図。
図3】電子機器を右方から見た側面外観図。
図4】電子機器の携帯例を示す図。
図5】表示モードについて説明するための図。
図6】活動の検出が有る場合の検出状況表示画面の例を示す図。
図7】特定操作の例を示す図。
図8】抽選モードにおける表示例を示す図。
図9】抽選モードにおける表示例を示す図。
図10】抽選モードにおける表示例を示す図。
図11】抽選モードにおける表示例を示す図。
図12】コレクションモードにおける表示例を示す図。
図13】コレクションモードにおける表示例を示す図。
図14】制御部が記憶するプログラムやデータの例を示す図。
図15】処理の流れを説明するためのフローチャート。
図16図15より続くフローチャート。
図17図16より続くフローチャート。
図18】変形例を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明を適用した実施形態の一例を説明するが、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限られないことは勿論である。なお、図面に示すXYZの直交3軸は方向を示すものであり、X軸プラス方向が前方、Y軸プラス方向が右方、Z軸プラス方向が上方、をそれぞれ示している。
【0029】
図1は、本発明を適用した電子機器の構成例を示す図であって、前方右斜め上から見た斜視外観図である。図2は、電子機器を後方左斜め下から見た斜視外観図である。図3は、電子機器を右方から見た側面外観図である。
【0030】
電子機器1500は、ユーザが携帯可能な大きさであって、全体として略球状の容器部1501を有する。容器部1501の前部の略半体を無色透明な樹脂製の透明カバー部1502が構成し、特定色の樹脂製で作られた後半体部1504が後部の略半体を構成する。
【0031】
透明カバー部1502は、内部空間を形成する構造部である。透明カバー部1502の形状は、例えば、ドーム形状、略半球状、又は類似した中空の凸状と言うことができる。透明カバー部1502の直径(X軸プラス方向から見た外径)は、電子機器1500のX軸プラス方向から見た外径と略同じである。
【0032】
後半体部1504は、透明カバー部1502に近い範囲が、透明カバー部1502の外面からなだらかに繋がった球面(透明カバー部1502の外面の曲率と略同じ曲率の面)を成しており、そこから後方へ向かうにつれて、後方へ伸長しつつ径が徐々に絞られている。
【0033】
後半体部1504の上部には、係止部1508が設けられている。
係止部1508は、電子機器1500をユーザが携帯するための補助具を着脱可能に係止する箇所である。例えば、図4に示すように、ユーザ7は、係止部1508に、例えば、ストラップ、キーホルダー、ベルトクリップなどの係止具8を装着し、係止具8をユーザのズボンに留めることで、電子機器1500を腰に下げてウォーキングやジョギングをすることができる。
【0034】
全体的に見ると、容器部1501は、玩具を内包したカプセルを排出する抽選機に用いられる「一方の半体が透明で他方の半体が有色のカプセル」の形状を摸した略球状の形状である。透明カバー部1502の直径が電子機器1500のX軸プラス方向から見た外径と略同じなので、電子機器1500を正面から見た場合や、やや斜め正面から見た場合は、まさに、当該抽選機から排出されるカプセルをユーザに想起させる。
【0035】
電子機器1500は、表示部1506と、操作部1510と、制御部1550と、電池1590と、を有する。
【0036】
表示部1506は、制御部1550の制御により様々な画像を表示することができる電子デバイスであって、例えば、小型のフラットパネルディスプレイにより実現される。表示部1506は、後半体部1504の前端面の略中央に設けられている。表示部1506は、透明カバー部1502のドーム形状で覆われた半球状空間内の正面向かって略中央部に、画像表示面を前方に向けて設けられている。
【0037】
操作部1510は、ユーザによる操作入力を受け付けて入力信号を制御部1550へ出力する。操作部1510は、容器部の左右に設けられた第1プッシュスイッチ1511および第2プッシュスイッチ1512と、容器部1501の後端部に設けられた回転ハンドル1513と、を有する。
【0038】
回転ハンドル1513は、ユーザによるつまみ回転操作が可能な直線状のグリップ部1514と、回転軸1515と、回転センサー1516と、ラチェット1517と、を有する(図3参照)。回転軸1515は、前後方向(X軸方向)を向いて後半体部1504の内部で支持されている。回転センサー1516は、回転軸1515の回転方向と回転角度変化を検出して、検出信号を制御部1550へ出力する。ラチェット1517により、つまみ回転操作時にカプセルを排出する抽選機のハンドルを回しているような操作感が生み出される。
【0039】
制御部1550は、電池1590とともに容器部1501の内部、具体的には後半体部1504に内蔵されている。
【0040】
制御部1550は、CPU(Central Processing Unit)1551や、GPU(Graphics Processing Unit),DSP(Digital Signal Processor)などの各種マイクロプロセッサ、VRAMやRAM,ROM等の各種IC(Integrated Circuit)メモリ1552、検出部1553、インターフェースIC1557、などを搭載する。
【0041】
インターフェースIC1557は、第1プッシュスイッチ1511・第2プッシュスイッチ1512・回転センサー1516からの操作入力信号の入力、表示部1506への表示信号の出力、などの制御を行う。
【0042】
制御部1550に搭載されているこれらの要素は、バス回路などを介して電気的に接続され、データの読み書きや信号の送受が可能に接続されている。制御部1550の一部又は全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)、SoC(System-on-a-Chip)にて構成してもよい。
【0043】
制御部1550は、電子機器1500としての機能を実現させるためのプログラムや各種データをICメモリ1552に記憶する。CPU1551で所定のプログラムを実行することにより電子機器1500としての各種の機能を実現する。
【0044】
検出部1553は、ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能である。「活動量を検出可能」とは、活動量を算出するための計測を行うことができるという意味である。「活動量」は、活動の種類に応じた量である。例えば、活動の種類がウォーキングやランニングであれば歩数、移動距離(歩行距離、走行距離)、移動速度、などが活動量といえる。また、活動の種類が、縄跳びであれば、跳躍回数、動作早さ(例えば、回/分)などが該当する。腕立て伏せや腹筋運動、スクワットであれば、回数、動作早さなどが該当する。また、活動の種類を問わず、連続活動時間、消費カロリー、なども活動量に含め得る。
【0045】
具体的には、検出部1553は、3軸加速度センサー1554と、ジャイロスコープ1555と、を含む。制御部1550は、検出部1553による計測値の変化や変化のパターンが所定の活動認定条件を満たした場合に、ユーザが所定の活動を行っていると認定する。そして、計測値から活動量を算出する。
【0046】
以降では、所定の活動をウォーキング(歩行)とし、活動量として歩数を計数して蓄積するものとして説明する。
【0047】
図5は、表示モードについて説明するための図である。電子機器1500の表示モードは、「検出状況表示モード」「抽選モード」「コレクションモード」を有する。各モードには所定のモード切替操作が割り当てられており、ユーザの操作に応じてモードが切り替えられる。
【0048】
「検出状況表示モード」は、検出部による検出状況を表示するモードである。
「抽選モード」は、電子機器1500が提供するエンターテイメントとしての抽選に係る表示を行うモードである。抽選ではキャラクターが選択される。抽選で当たったキャラターはユーザが所有したこととされ、その所有情報が電子機器1500に記憶される。
【0049】
「コレクションモード」は、ユーザが所有しているキャラクターを閲覧・鑑賞するモードである。
これらのモードによって、電子機器1500が提供するエンターテイメントに係るコンテンツが実現される。
【0050】
制御部1550は、検出状況表示モードにおいて検出状況表示画面10を表示させる。検出状況表示画面10は、検出状況表示12と、活動量蓄積表示14と、コイン蓄積表示16と、を含む。
【0051】
検出状況表示12は、活動が検出されているか否かを示す。検出部1553による活動の検出が無い場合の検出状況表示12は、靴が2つ静置された状態の画像である。活動の検出が有る場合は、例えば図6に示す検出状況表示画面10bで例示するように、靴が歩いているようなアニメーションが検出状況表示12bとして表示される。
【0052】
活動量蓄積表示14は、活動量の現在の蓄積値を表示する。図5および図6の例では棒グラフで表示しているが他の種類のグラフでもよい。活動量を消費カロリーなどとする場合には、単に蓄積量を数値で表示するとしてもよい。
【0053】
コイン蓄積表示16は、コインの蓄積量を表示する。図5および図6の例では数値で表示しているがグラフでもよい。
【0054】
「コイン」は、電子機器1500が提供するエンターテイメントを実行するための特定操作を操作する権利をユーザが有していることを示す仮想単位である。つまり、コイン蓄積表示16は、特定操作の操作可能回数を表示している。
【0055】
「特定操作」とは、所定の操作方法であって、図7に示すように、回転ハンドル1513のグリップ部1514を摘まんで所定方向へ回転させる操作である。本実施形態では、電子機器1500は、回転ハンドル1513の回転可能状態/回転不可状態を切り替えるロック機構を備えていない。操作可能回数が「0」であっても物理的には回転し得るが、コインの数が示す操作可能回数が「0」であると制御部1550の内部処理上は特定操作としては扱われない。よって、コイン蓄積表示16は、特定操作が有効と見なされる残回数を表している、と言い換えることができる。
【0056】
制御部1550は、活動量の蓄積値に基づいて所定条件を充足したか否かを判定し、当該所定条件を充足する毎に操作可能回数を加算する一方で、蓄積値をリセット又は所定値だけ減算する。例えば、活動量の蓄積値「1000歩」毎に1コインを計数してコインの蓄積値を「1」加算する。そして、活動量の蓄積値をゼロにリセット又は「1000」減算する。ユーザは、1コインで1回、回転ハンドル1513を操作可能であり抽選操作ができる。
【0057】
図8から図11は、抽選モードにおける表示について説明するための図である。抽選モードにおいて、制御部1550は、図8に示すグループ選択受付表示20と、図9に示す特定操作受付表示22と、図10に示す抽選演出表示24と、図11に示す抽選結果通知表示26と、を行う。
【0058】
グループ選択受付表示20は、予め用意されている抽選種類のうち、何れの抽選を行うかをユーザが選択する。抽選種類の数や内容は適宜設定可能である。本実施形態では、抽選種類は、抽選で当選し得る複数のキャラクターのグループであり、抽選種類をグループと呼称して説明する。
【0059】
グループが異なると当選し得るキャラクターの構成が異なるものとする。このグループを、カプセルを排出する抽選機と比較すると、グループは、抽選機の種類違いということができる。グループを選択することは、抽選する抽選機を選択することと言える。
【0060】
制御部1550は、グループ選択受付表示20がなされている状態で所定の選択操作を受け付け、ユーザにより選択されたグループの「使用グループ名」を記憶する。
【0061】
図9における特定操作受付表示22は、グループ選択後に表示され、ユーザによる特定操作(回転ハンドル1513を回す操作)を待っている状況を示す。
【0062】
制御部1550は、コインの数(操作可能回数)が「1」以上であり、且つ特定操作が入力されると、抽選を実行する。
図10における抽選演出表示24は、抽選が実行されていることをユーザに示す。例えば、カプセルを排出する抽選機が操作されて中のカプセルが動いている様子を表す画像や、カプセルが排出口へ向けて落下する様子を表す画像、カプセルが排出口から排出される様子を示す画像、を表示する。
【0063】
図11における抽選結果通知表示26は、抽選結果を示す。例えば、当選したキャラクターのキャラクター画像27を表示する。制御部1550は、抽選で当選したキャラクターの所有情報を、ユーザ所有しているものとして変更設定する。
【0064】
電子機器1500を正面から見ると表示部1506は透明カバー部1502の内部の略中央にあるので、抽選結果通知表示26が表示されているときに電子機器1500を正面から見ると、ユーザは、あたかもカプセルを排出する抽選機から排出されたカプセルを手にした気分を味わうことができる。
【0065】
なお、制御部1550は、検出状況表示モードであっても、コインの数(操作可能回数)が「1」以上であり、且つ特定操作が入力されると、グループ選択受付表示20および特定操作受付表示22を省略して抽選を実行する。この際、グループ選択受付表示20に係るグループ選択操作の入力が省略されるが、前述のように、制御部1550はユーザにより前回選択されたグループの「使用グループ名」を記憶しているので、これを適用して抽選処理を実行する。そして、抽選演出表示24および抽選結果通知表示26を行う。
【0066】
図12図13は、コレクションモードにおける表示例を示す図である。
コレクションモードにおいて、制御部1550は、図12の閲覧画面40を表示する。閲覧画面40は、ユーザが所有可能なキャラクター毎に所有状況表示42を表示する。ユーザが既に所有しているキャラクターの所有状況表示42は、キャラクター画像27を表示させて、コンテンツに登場させる。ユーザがまだ所有したことのないキャラクターの所有状況表示42は、キャラクター画像は表示されず未所有を示す所定画像(図12の例ではクエスチョンマークの画像)が表示される。
【0067】
なお、閲覧画面40の1画面で表示仕切れない所有状況表示42は、画面スクロール操作により表示させることができる。
【0068】
コレクションモードでは、ユーザは所有するキャラクターの詳細情報を閲覧できる。制御部1550は、閲覧画面40を表示している状態において詳細表示対象切替操作を受け付ける。詳細表示対象切替操作は、例えば、第1プッシュスイッチ1511や第2プッシュスイッチ1512の操作とすることができる。具体的には、所有状況表示42の1つが詳細表示対象とされて選択状態に設定され、閲覧画面40で明示される。制御部1550は、第1プッシュスイッチ1511や第2プッシュスイッチ1512が短押しされたことを検出すると、所有状況表示42を順番に選択するように詳細表示対象を切り替える。
【0069】
そして、第1プッシュスイッチ1511や第2プッシュスイッチ1512の長押しが検出されると、制御部1550は詳細表示対象確定操作がなされたとみなす。制御部1550は、その時に詳細表示対象として設定されている所有状況表示42のキャラクターについて、所有情報に基づく所有キャラクターの表示制御を実行する。これにより、図13に示すように、その時選択されている所有状況表示42に対応するキャラクターの詳細表示44が表示される。
【0070】
詳細表示44では、キャラクター画像27とともに、キャラクターのレアリティ45や、キャラクターの説明テキスト46、キャラクターの能力値47などが表示される。
【0071】
図14は、制御部1550が記憶するプログラムやデータの例を示す図である。
制御部1550は、ICメモリ52に、プログラム501と、グループ定義データ510と、活動量蓄積値530と、コイン所有数532と、前回使用グループ名534と、適用表示モード種類536と、所有情報540と、を記憶する。これらのうち、活動量蓄積値530・コイン所有数532・前回使用グループ名534・適用表示モード種類536・所有情報540は、電子機器1500の最新状態を記述しその動作を制御する制御情報である。なお、制御部1550はこれら以外のプログラムやデータを記憶しているとしてもよい。
【0072】
グループ定義データ510は、電子機器1500が提供するエンターテイメントに係るコンテンツデータである。グループ定義データ510は、グループ別に用意される。1つのグループ定義データ510は、固有のグループ名512と、当該グループに属するキャラクター別に用意されるキャラクター定義データ520と、を含む。勿論、これら以外のデータも適宜含めることができる。
【0073】
1つのキャラクター定義データ520は、固有のキャラクター名522と、キャラクター画像データ524と、キャラクター詳細情報526と、当選確率528と、を含む。キャラクター画像データ524は、キャラクター画像27を表示させるためのデータである。キャラクター詳細情報526は、キャラクターのレアリティ45・キャラクターの説明テキスト46・キャラクターの能力値47を表示させるためのデータである。
【0074】
活動量蓄積値530の初期値およびコイン所有数532の初期値はともに「0」である。
【0075】
所有情報540は、ユーザがどのキャラクターを所有しているかを示す情報である。1つの所有情報540は、所有キャラクター名542と、所有数544と、を対応づけて格納する。電子機器1500の初期状態では、所有情報540は全キャラクター分を予め用意されているが、所有数544は全て「0」に設定されている。前述のようにコレクションモードにおける閲覧画面40(図12参照)では、所有状況表示42にてキャラクター画像27を表示させて、ユーザが所有するキャラクターをコンテンツに登場させる。よって、所有情報540は、コンテンツに登場可能なキャラクターの情報であるといえる。
【0076】
前回使用グループ名534の初期設定は、所定グループが設定されている。
適用表示モード種類536は、現在の表示モードを示す。初期値は、検出状況表示モードである。
【0077】
図15から図17は、制御部1550がプログラム501を読み出して実行することで実現される処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【0078】
図15に示すように、制御部1550は、活動量の算出・蓄積を開始する(ステップS22)。具体的には、検出部1553による計測値の変化や、変化のパターンが所定の活動認定条件を満たした場合に、ユーザが所定の活動を行っていると判定する。そして、計測値の累積から活動量を算出して活動量蓄積値530に加算し蓄積する。
【0079】
制御部1550は、活動量の蓄積値に基づいて所定条件を充足したか否かを判定し、当該所定条件を充足する場合(ステップS24のYES)、コイン所有数532を「1」加算し(ステップS26)、活動量蓄積値530を所定値だけ減算する(ステップS24)。
【0080】
表示モードが検出状況表示モードである場合(ステップS40のYES)、制御部1550は、検出状況表示画面10の表示制御を開始し(ステップS42)。特定操作の受け付けを開始する(ステップS44)。回転ハンドル1513を回す特定操作の入力が検出されると(ステップS46のYES)、図16のステップS72へ処理を移行する。
【0081】
これにより、ユーザは、ウォーキング中の検出状況表示画面10b(図6参照)を見て、操作可能回数が「1」以上になっていれば、わざわざ抽選モードへのモード切替操作をしてグループ選択を経ずとも、その場ですぐに抽選を楽しむことができる。この場合、後述する通り、前回使用グループ名534の示すグループを用いた抽選が行われるので操作性に優れ、例えば、ユーザが当該グループのキャラクターのコンプリートを目指している場合等において有益となる。
【0082】
一方、特定操作の入力が検出されずに(ステップS46のNO)、抽選モードへ切り替える所定のモード切替操作の入力が検出されると(ステップS50のYES)、制御部1550は適用表示モード種類536を抽選モードに変更する(ステップS52)。
【0083】
次いで、制御部1550は、グループ選択受付表示20(図8参照)の表示制御を開始して(ステップS54)、グループを選択する操作を受け付けるグループ選択受付制御を行う(ステップS56)。そして、制御部1550は、抽選モードに関連する設定を実行する設定実行制御として、選択されたグループのグループ名で、前回使用グループ名534を更新し(ステップS58)、特定操作受付制御を開始して特定操作受付表示22(図9参照)を表示させる(ステップS60)。
【0084】
図16に移って、回転ハンドル1513を回す特定操作の入力が検出されると(ステップS70のYES)、処理をステップS72に以降する。ステップS72では、制御部1550はコイン所有数532を参照して、コイン所有数532が「0」であれば(ステップS72のNO)、所定の操作不可通知を表示して(ステップS74)、ステップS24に戻る。
【0085】
コイン所有数532が「1」以上であれば(ステップS72のYS)、制御部1550は、コイン所有数532を「1」減算して(ステップS76)、抽選処理を実行する(ステップS78)。そして、抽選演出表示24(図10参照)を表示させる(ステップS80)。
【0086】
抽選処理では、前回使用グループ名534が示すグループのグループ定義データ510を参照し、当該グループのキャラクター毎にその当選確率528を適用したランダム抽選を行う。
【0087】
次に、制御部1550は、ステップS58における設定実行制御で設定された設定内容(前回使用グループ名534)に基づいて当選したキャラクターの所有情報540(図14参照)の所有数544を「1」加算する更新実行制御を行う(ステップS82)。そして、抽選結果通知表示26(図11参照)を表示させる(ステップS84)。
【0088】
次いで、検出状況表示モードへのモード切替操作がなければ(ステップS86のNO)、ステップS72に戻る。検出状況表示モードへのモード切替操作があれば(ステップS86のYES)、制御部1550は適用表示モード種類536を抽選モードに変更して(ステップS86)、ステップS24へ戻る。
【0089】
図17に移って、コレクションモードへのモード切替操作の入力を検出した場合(ステップS100のYES)、制御部1550は、適用表示モード種類536をコレクションモードに変更する(ステップS102)。そして、閲覧画面40(図12参照)の表示を開始し(ステップS104)、詳細表示対象を初期設定して詳細表示操作を受け付ける(ステップS106)。
【0090】
制御部1550は、詳細表示切替操作の入力を検出すると(ステップS110のYES)、詳細表示対象を切り替える(ステップS112)。詳細表示対象の確定操作の入力を検出すると(ステップS114のYES)、制御部1550は、その時に詳細表示対象に選択されているキャラクターの所有情報540に基づいた所有キャラクターの詳細表示44(図13参照)を表示させる(ステップS116)。
【0091】
所定の閲覧画面復帰操作の入力を検出した場合(ステップS118のYES)、ステップS104に戻る。
【0092】
閲覧画面40が表示された状態で検出状況表示モードへのモード切替操作の入力を検出した場合(ステップS120のYES)、制御部1550は適用表示モード種類536を検出状況表示モードへ変更して(ステップS122)、ステップS24へ戻る。
【0093】
以上、本実施形態によれば、ユーザの活動量に応じたエンターテイメントとして所与のコンテンツを表示する新しい技術を提供できる。
【0094】
ユーザが電子機器1500を携帯してウォーキング等の運動をすると、電子機器1500が自動的にその活動量を算出して蓄積する。そして、蓄積された活動量は、自動的にキャラクター収集タイプのコンテンツの抽選をするための抽選権(回転ハンドル1513の操作回数券)として変換・蓄積される。それらの最新情報は、メイン画面ともいえる検出状況表示画面10にて表示されている。
【0095】
ユーザにとってみれば、ウォーキングを続ければそれだけキャラクターを集め続けることが可能である。よって、ウォーキングを継続する大きな動機付けとなる。キャラクターを子供向けに設定すれば、特に動機付けの効果が高まるので好適である。
【0096】
電子機器1500のフォルムや、無色透明な透明カバー部1502と有色の後半体部1504とからなる構成は、カプセルを排出する抽選機で排出されるカプセルに見えるように工夫されている。また、回転ハンドル1513も当該抽選機のハンドルに類似する。そして、抽選を実行させる特定操作は、回転ハンドル1513の回転操作である。
【0097】
カプセルを排出する抽選機は広く知られており、抽選エンターテイメントの代表格である。電子機器1500の外観構成は、電子機器1500を使って遊んでみたいと思わせる動機付けとなる。
【0098】
ユーザは、検出状況表示モード中であっても、操作可能回数が1以上になっていると、その場で回転ハンドル1513を回せば抽選を楽しむことができる。表示モードを抽選モードへ切り替えて使用するグループを選択する操作を省略できるので、使い勝手に優れる。
【0099】
〔変形例〕
本発明を適用可能な実施形態は、上記の例に限らず適宜構成要素の追加・省略・変更が可能である。
【0100】
(変形例その1)
上記実施形態では、特定操作として回転ハンドル1513を回す例を示したが、特定操作の内容は適宜設定可能である。特定操作を受け付ける操作部1510の構成も適宜変更可能である。例えば、図18に示す電子機器1500Bは、回転ハンドル1513を押し込み操作可能なプッシュボタン1513Bとしても機能する。当該構成での特定操作は、プッシュボタン1513Bを押しながら電子機器1500Bを手に持って腕を上下に回転させること、になる。
【0101】
(変形例その2)
上記実施形態では、特定操作を行う毎に1回の抽選を実行する例を説明したが、1回の特定操作で複数回の抽選を連続実行することとしてもよい。例えば、特定操作が可能な操作可能回数分の連続抽選を、1回の特定操作で実行する構成としてもよい。この場合、図16のステップS76とステップS78を「操作可能回数だけ連続して抽選処理を実行」に置き換えればよい。
【0102】
(変形例その3)
上記実施形態では、コンテンツの一例として、抽選によりキャラクターを収集するコンテンツを例示したが、コンテンツの例はこれに限らない。
例えば、特定操作を行う毎に所定のシナリオが進行する電子絵本としてもよい。電子絵本ではキャラクターの抽選処理を省略してもよい。
他の例としては、例えば、コンテンツを仮想生物の育成ゲームとし、特定操作をトリガーとした抽選で、仮想生物向けの食料やお世話道具などを獲得する構成としてもよい。
【0103】
〔概括〕
上述した実施形態および変形例による本明細書の開示は、次のように概括することができる。
【0104】
第1の態様は、ユーザが携帯可能な電子機器であって、前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、操作部と、所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後に前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、前記制御情報に変化を加える制御を含む制御情報変更制御を行う、電子機器である。
【0105】
第1の態様によれば、電子機器は、ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部を有する。そして、検出部により検出された活動量が所定条件を充足した後に、操作部が所定の操作方法で操作された場合、コンテンツを表示する制御情報に変化を加える制御を含む制御情報変更制御を実行することができる。
【0106】
よって、ユーザの活動量に応じたエンターテイメントとして所与のコンテンツを表示する新しい技術を提供することができる。電子機器が提供するコンテンツが、ユーザがウォーキング等の活動を継続する動機となる。
【0107】
第2の態様は、前記検出部は、前記ユーザの移動に伴う活動量を検出可能である、第1の態様の電子機器である。
【0108】
第2の態様によれば、ウォーキングなどのユーザの移動を伴う活動をするのに適した電子機器を実現できる。
【0109】
第3の態様は、前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定する、第1又は第2の態様の電子機器である。
【0110】
第3の態様によれば、電子機器は、活動量の蓄積値に基づいて所定条件を充足したかを判定することができる。
【0111】
第4の態様は、前記表示部は、前記蓄積値を示す表示を行う、第3の態様の電子機器である。
【0112】
第4の態様によれば、電子機器は、活動量の蓄積値をユーザに示すことができる。
【0113】
第5の態様は、前記制御部は、前記所定条件を充足する毎に操作可能回数を計数し、前記操作方法での操作がなされる毎に当該操作可能回数を減算して前記制御情報変更制御を行う、第1から第4の何れかの態様の電子機器である。
【0114】
第5の態様によれば、電子機器は、所定条件を充足する毎に操作可能回数を計数し、その操作可能回数と引き換えに、操作に応じて制御情報変更制御を行うことができる。
【0115】
第6の態様は、前記表示部は、前記操作可能回数を示す表示を行う、第5の態様の電子機器である。
【0116】
第6の態様によれば、ユーザは操作可能回数を視認することができる。
【0117】
第7の態様は、前記表示部の表示モードとして、前記検出部による検出状況を表示する検出状況表示モードを含み、前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定し、前記表示部は、前記検出状況表示モードにおいて、前記蓄積値を示す表示を行う、第1から第6の何れかの態様の電子機器である。
【0118】
第7の態様によれば、ユーザは検出状況や、活動量の蓄積値を視認することができる。
【0119】
第8の態様は、前記表示部の表示モードとして、抽選モードを含み、前記制御部は、前記検出状況表示モードにおいて、前記操作方法での操作を受け付ける特定操作受付制御と、前記制御情報を更新する更新実行制御と、を実行し、前記抽選モードにおいて、当該抽選モードに関連する設定を実行する設定実行制御と、前記特定操作受付制御と、前記設定実行制御での設定内容に基づく前記更新実行制御と、を実行する、第7の態様の電子機器である。
【0120】
第8の態様によれば、抽選モードでは、抽選モードに関連する設定を行う設定実行制御と、特定操作受付制御と、更新実行制御とが実行される。一方、検出状況表示モードでは、設定実行制御の実行を必要とすることなく、特定操作受付制御と更新実行制御とが実行される。
【0121】
第9の態様は、前記制御情報は、前記コンテンツに登場可能なキャラクターの所有情報を含み、前記更新実行制御は、前記所有情報を更新する制御を含む、第8の態様の電子機器である。
【0122】
第9の態様によれば、電子機器は、キャラクターを収集するようなコンテンツをユーザに提供することができる。
【0123】
第10の態様は、前記表示部の表示モードとして、コレクションモードを含み、前記制御部は、前記コレクションモードにおいて、前記所有情報に基づく所有キャラクターの表示制御を実行する、第9の態様の電子機器である。
【0124】
第10の態様によれば、電子機器はユーザが所有するキャラクターを当該ユーザに閲覧させることができる。
【0125】
第11の態様は、前記キャラクターは、グループに関連づけられてグループ分けされており、前記設定実行制御は、前記グループを選択する操作を受け付けるグループ選択制御を含む、第9又は第10の態様の電子機器である。
【0126】
第12の態様は、前記制御部は、前記抽選モードにおいて、前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行し、前記検出状況表示モードにおいて、前回の前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行する、第11の態様の電子機器である。
【0127】
第11又は第12の態様によれば、コンテンツの興趣性を向上させることができる。
【0128】
第13の態様は、前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有する、第1から第12の何れかの態様の電子機器である。
【0129】
第13の態様によれば、回転ハンドルの操作によって所定の操作方法での操作を実現することができる。
【0130】
第14の態様は、透明カバー部を有する容器部、を更に備え、前記検出部、前記表示部および前記制御部が前記容器部の内部に設けられている、第1から第13の何れかの態様の電子機器である。
【0131】
第15の態様は、前記透明カバー部は、ドーム形状であり、前記表示部は、前記ドーム形状の略中央部に設けられている、第14の態様の電子機器である。
【0132】
第16の態様は、前記容器部は、略球状であり、前記透明カバー部は、前記容器部の略半体を構成する、第15の態様の電子機器である。
【0133】
第17の態様は、前記透明カバー部は、無色透明であり、前記容器部は、前記透明カバー部によって構成される略半体の残りの半体が所定色である、カプセル形状を模した略球状の形状である、第16の態様の電子機器である。
【0134】
第14から第17の何れかの態様によれば、ユーザは、表示部に表示されるコンテンツを透明カバー部越しに見ることとなる。カプセルの中にどのような物が入っているかを視認するような興趣性をユーザに与えることができる。
【0135】
第18の態様は、前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有し、前記回転ハンドルは、前記容器部における前記透明カバー部の反対側に設けられている、第16又は17の態様の電子機器である。
【0136】
第18の態様によれば、電子機器を透明カバー部側から見たときに回転ハンドルを見えづらくして、カプセルの中に設置された表示部に注目させる効果を生む。
【0137】
第19の態様は、前記回転ハンドルは、前記ユーザによるつまみ回転操作が可能な直線状のグリップ部を有する、第18の態様の電子機器である。
【0138】
第19の態様によれば、操作性に優れた回転ハンドルを構成することが可能である。
【符号の説明】
【0139】
7…ユーザ
10…検出状況表示画面
12…検出状況表示
14…活動量蓄積表示
16…コイン蓄積表示(操作可能回数表示)
20…グループ選択受付表示
22…特定操作受付表示
24…抽選演出表示
26…抽選結果通知表示
27…キャラクター画像
40…閲覧画面
42…所有状況表示
44…詳細表示
510…グループ定義データ
520…キャラクター定義データ
530…活動量蓄積値
532…所有コイン数
534…前回使用グループ名
536…適用表示モード種類
540…所有情報
1500…電子機器
1501…容器部
1502…透明カバー部
1504…後半体部
1506…表示部
1510…操作部
1513…回転ハンドル
1514…グリップ部
1550…制御部
1553…検出部
1554…3軸加速度センサー
1555…ジャイロスコープ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2023-12-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが携帯可能な電子機器であって、
前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、
操作部と、
コンテンツの進行情報を含む所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、
制御部と、
を備え、
前記表示部の表示モードとして、前記検出部による検出状況を表示する第1のモードと当該第1のモードとは異なる画面として表示する第2のモードとを含み、
前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後であって、前記第1モードにおいては、前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、当該操作方法での操作を受け付ける特定操作受付制御と、前記進行情報を更新する更新実行制御と、を実行し、前記第2モードにおいては、当該第2のモードに関連する設定を実行する設定実行制御と、当該操作部が所定の操作方法で操作された場合に当該操作方法での操作を受け付ける当該特定操作受付制御と、当該設定実行制御での設定内容に基づく前記更新実行制御と、を実行する、
電子機器。
【請求項2】
前記検出部は、前記ユーザの移動に伴う活動量を検出可能である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記表示部は、前記蓄積値を示す表示を行う、
請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記所定条件を充足する毎に操作可能回数を計数し、前記操作方法での操作がなされる毎に当該操作可能回数を減算する制御を行う、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記表示部は、前記操作可能回数を示す表示を行う、
請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定し、
前記表示部は、前記第1モードにおいて、前記蓄積値を示す表示を行う、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記進行情報は、前記コンテンツに登場可能なキャラクターの所有情報を含み、
前記更新実行制御は、前記所有情報を更新する制御を含む、
請求項に記載の電子機器。
【請求項9】
前記表示部の表示モードとして、前記第1のモードおよび前記第2のモードとは異なる画面として表示する第3のモードを含み、
前記制御部は、
前記第3モードにおいて、前記所有情報に基づく所有キャラクターの表示制御を実行する、
請求項に記載の電子機器。
【請求項10】
前記キャラクターは、グループに関連づけられてグループ分けされており、
前記設定実行制御は、前記グループを選択する操作を受け付けるグループ選択制御を含む、
請求項に記載の電子機器。
【請求項11】
前記制御部は、
前記第2のモードにおいて、前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行し、
前記第1のモードにおいて、前回の前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行する、
請求項10に記載の電子機器。
【請求項12】
前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項13】
透明カバー部を有する容器部、
を更に備え、
前記検出部、前記表示部および前記制御部が前記容器部の内部に設けられている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項14】
前記透明カバー部は、ドーム形状であり、
前記表示部は、前記ドーム形状の略中央部に設けられている、
請求項13に記載の電子機器。
【請求項15】
前記容器部は、略球状であり、
前記透明カバー部は、前記容器部の略半体を構成する、
請求項14に記載の電子機器。
【請求項16】
前記透明カバー部は、無色透明であり、
前記容器部は、前記透明カバー部によって構成される略半体の残りの半体が所定色である、カプセル形状を模した略球状の形状である、
請求項15に記載の電子機器。
【請求項17】
前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有し、
前記回転ハンドルは、前記容器部における前記透明カバー部の反対側に設けられている、
請求項15又は16に記載の電子機器。
【請求項18】
前記回転ハンドルは、前記ユーザによるつまみ回転操作が可能な直線状のグリップ部を有する、
請求項17に記載の電子機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明の態様は、ユーザが携帯可能な電子機器であって、前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、操作部と、所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後に前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、前記制御情報に変化を加える制御を含む制御情報変更制御を行う、電子機器である。また、本発明の態様は、ユーザが携帯可能な電子機器であって、前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、操作部と、コンテンツの進行情報を含む所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、制御部と、を備え、前記表示部の表示モードとして、前記検出部による検出状況を表示する第1のモードと当該第1のモードとは異なる画面として表示する第2のモードとを含み、前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後であって、前記第1モードにおいては、前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、当該操作方法での操作を受け付ける特定操作受付制御と、前記進行情報を更新する更新実行制御と、を実行し、前記第2モードにおいては、当該第2のモードに関連する設定を実行する設定実行制御と、当該操作部が所定の操作方法で操作された場合に当該操作方法での操作を受け付ける当該特定操作受付制御と、当該設定実行制御での設定内容に基づく前記更新実行制御と、を実行する、電子機器である。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが携帯可能な電子機器であって、
前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、
操作部と、
コンテンツの進行情報を含む所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、
制御部と、
を備え、
前記表示部の表示画面が異なり、前記ユーザのモード切替操作に応じて切替られる第1のモードおよび第2のモードであって、前記検出部による検出状況を表示する検出状況表示画面の表示を含む当該第1のモードと、前記コンテンツに関連する設定を受け付ける設定受付表示画面の表示を含む当該第2のモードとを含み、
前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後であって、前記第1モードにおいては、前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、前記検出状況表示画面で当該操作方法での操作を受け付ける特定操作受付制御と、前記進行情報を更新する更新実行制御と、を実行し、前記第2モードにおいては、前記設定受付表示画面での設定を実行する設定実行制御と、当該設定受付表示画面の表示後に当該操作部が所定の操作方法で操作された場合に当該操作方法での操作を受け付ける当該特定操作受付制御と、当該設定実行制御での設定内容に基づく前記更新実行制御と、を実行する、
電子機器。
【請求項2】
前記検出部は、前記ユーザの移動に伴う活動量を検出可能である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記表示部は、前記蓄積値を示す表示を行う、
請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記所定条件を充足する毎に操作可能回数を計数し、前記操作方法での操作がなされる毎に当該操作可能回数を減算する制御を行う、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記表示部は、前記操作可能回数を示す表示を行う、
請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御部は、前記活動量の蓄積値に基づいて前記所定条件を充足したか否かを判定し、
前記表示部は、前記第1モードにおいて、前記蓄積値を示す表示を行う、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記進行情報は、前記コンテンツに登場可能なキャラクターの所有情報を含み、
前記更新実行制御は、前記所有情報を更新する制御を含む、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記表示部の表示モードとして、前記第1のモードおよび前記第2のモードとは異なる画面として表示する第3のモードを含み、
前記制御部は、
前記第3モードにおいて、前記所有情報に基づく所有キャラクターの表示制御を実行する、
請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記キャラクターは、グループに関連づけられてグループ分けされており、
前記設定実行制御は、前記グループを選択する操作を受け付けるグループ選択制御を含む、
請求項8に記載の電子機器。
【請求項11】
前記制御部は、
前記第2のモードにおいて、前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行し、
前記第1のモードにおいて、前回の前記グループ選択制御で選択されたグループに関連づけられた前記キャラクターの前記所有情報を更新することを前記更新実行制御に含めて実行する、
請求項10に記載の電子機器。
【請求項12】
前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項13】
透明カバー部を有する容器部、
を更に備え、
前記検出部、前記表示部および前記制御部が前記容器部の内部に設けられている、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項14】
前記透明カバー部は、ドーム形状であり、
前記表示部は、前記ドーム形状の略中央部に設けられている、
請求項13に記載の電子機器。
【請求項15】
前記容器部は、略球状であり、
前記透明カバー部は、前記容器部の略半体を構成する、
請求項14に記載の電子機器。
【請求項16】
前記透明カバー部は、無色透明であり、
前記容器部は、前記透明カバー部によって構成される略半体の残りの半体が所定色である、カプセル形状を模した略球状の形状である、
請求項15に記載の電子機器。
【請求項17】
前記操作部は、前記操作方法での操作を行うための回転ハンドルを有し、
前記回転ハンドルは、前記容器部における前記透明カバー部の反対側に設けられている、
請求項15又は16に記載の電子機器。
【請求項18】
前記回転ハンドルは、前記ユーザによるつまみ回転操作が可能な直線状のグリップ部を有する、
請求項17に記載の電子機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
本発明の態様は、ユーザが携帯可能な電子機器であって、前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、操作部と、所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後に前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、前記制御情報に変化を加える制御を含む制御情報変更制御を行う、電子機器である。また、本発明の態様は、ユーザが携帯可能な電子機器であって、前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、操作部と、コンテンツの進行情報を含む所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、制御部と、を備え、前記表示部の表示モードとして、前記検出部による検出状況を表示する第1のモードと当該第1のモードとは異なる画面として表示する第2のモードとを含み、前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後であって、前記第1モードにおいては、前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、当該操作方法での操作を受け付ける特定操作受付制御と、前記進行情報を更新する更新実行制御と、を実行し、前記第2モードにおいては、当該第2のモードに関連する設定を実行する設定実行制御と、当該操作部が所定の操作方法で操作された場合に当該操作方法での操作を受け付ける当該特定操作受付制御と、当該設定実行制御での設定内容に基づく前記更新実行制御と、を実行する、電子機器である。また、本発明の態様は、ユーザが携帯可能な電子機器であって、前記ユーザが所定の活動をした際の活動量を検出可能な検出部と、操作部と、コンテンツの進行情報を含む所与の制御情報に基づいてコンテンツを表示する表示部と、制御部と、を備え、前記表示部の表示画面が異なり、前記ユーザのモード切替操作に応じて切替られる第1のモードおよび第2のモードであって、前記検出部による検出状況を表示する検出状況表示画面の表示を含む当該第1のモードと、前記コンテンツに関連する設定を受け付ける設定受付表示画面の表示を含む当該第2のモードと、を含み、前記制御部は、前記検出部により検出された前記活動量が所定条件を充足した後であって、前記第1モードにおいては、前記操作部が所定の操作方法で操作された場合に、前記検出状況表示画面で当該操作方法での操作を受け付ける特定操作受付制御と、前記進行情報を更新する更新実行制御と、を実行し、前記第2モードにおいては、前記設定受付表示画面での設定を実行する設定実行制御と、当該設定受付表示画面の表示後に当該操作部が所定の操作方法で操作された場合に当該操作方法での操作を受け付ける当該特定操作受付制御と、当該設定実行制御での設定内容に基づく前記更新実行制御と、を実行する、電子機器である。