IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ユーシン イタリア ソチエタ ペル アツィオーニの特許一覧

特開2025-24675車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア
<>
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図1
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図2
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図3
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図4
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図5
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図6
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図7
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図8
  • 特開-車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025024675
(43)【公開日】2025-02-20
(54)【発明の名称】車両ドア開放アセンブリおよび関連する車両ドア
(51)【国際特許分類】
   E05B 83/18 20140101AFI20250213BHJP
   B62D 25/12 20060101ALI20250213BHJP
   E05B 83/16 20140101ALI20250213BHJP
   B60J 5/00 20060101ALI20250213BHJP
   E05F 15/75 20150101ALI20250213BHJP
【FI】
E05B83/18
B62D25/12 N
E05B83/16 C
B60J5/00 Z
E05F15/75
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024104529
(22)【出願日】2024-06-28
(31)【優先権主張番号】23182895.5
(32)【優先日】2023-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(71)【出願人】
【識別番号】516180070
【氏名又は名称】ミネベア アクセスソリューションズ イタリア ソチエタ ペル アツィオーニ
【氏名又は名称原語表記】MINEBEA ACCESSSOLUTIONS ITALIA S.P.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003292
【氏名又は名称】弁理士法人三栄国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マルコ サヴァント
(72)【発明者】
【氏名】アレクサンドレ ピエリ
(72)【発明者】
【氏名】ルカ バルザリーニ
(72)【発明者】
【氏名】アンドレアス ヴィンター
(72)【発明者】
【氏名】マルティン ヴィンカー
(57)【要約】      (修正有)
【課題】車両ドアのデザインに隠され、ドアまたはトランクに安価かつ容易に実装できる車両ドア開放アセンブリを提供する。
【解決手段】本発明は、開口部を有する凹部を備えたハウジング11と、前記凹部内に配置され、前記ハウジング11内に埋め込まれた第1端部および前記開口部の前方に延びる第2自由端部を有する弾性レバーと、前記弾性レバーの変形または前記弾性レバーの前記第2自由端部の変位を検出するようになっているセンサと、前記ハウジング11の周囲に配置され、車両ドアパネル3の内側に固定されるようになっている固定手段と、を備える車両ドア開放アセンブリ10に関し、前記弾性レバーの前記第2自由端部は、開放作動領域に関連する外側位置の前部で、前記車両ドアパネル3の内側に取り付けられたピンと接触するように構成された車両ドア開放アセンブリ10。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
- 開口部(13)を有する凹部(12)を備えたハウジング(11)と、
- 前記凹部(12)内に配置され、前記ハウジング(11)内に埋め込まれた第1端部(15a)および前記開口部(13)の前方に延びる第2自由端部(15b)を有する弾性レバー(15)と、
- 前記弾性レバー(15)の変形または前記弾性レバー(15)の前記第2自由端部(15b)の変位を検出するようになっているセンサ(14)と、
- 前記ハウジング(11)の周囲に配置され、車両ドアパネル(3)の内側に固定されるようになっている固定手段(20)と、を備える車両ドア開放アセンブリ(10)であって、
前記弾性レバー(15)の前記第2自由端部(15b)は、開放作動領域に関連する外側位置の前部で、前記車両ドアパネル(3)の内側に取り付けられたピンと接触するようになっており、前記開放作動領域に加えられる圧力が、前記センサ(14)によって検出することができる前記弾性レバー(15)の前記第2自由端部(15b)の変位をもたらすことを特徴とする車両ドア開放アセンブリ(10)。
【請求項2】
前記車両ドアパネル(3)は、トランクドアパネルまたはトランクリッドパネルであることを特徴とする請求項1に記載の車両ドア開放アセンブリ(10)。
【請求項3】
前記弾性レバー(15)は金属板であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両ドア開放アセンブリ(10)。
【請求項4】
前記固定手段(20)は、前記開放作動領域に圧力が加えられると圧縮されるようになっている弾性要素(28)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の車両ドア開放アセンブリ(10)。
【請求項5】
前記センサ(14)は、前記弾性レバー(15)上に配置され、前記弾性レバー(15)の前記第2自由端部(15b)が変位すると変形するようになっている少なくとも1つのひずみゲージ(19)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の車両ドア開放アセンブリ(10)。
【請求項6】
前記センサ(14)は、前記弾性レバー(15)の前記第2自由端部(15b)の変位を検出するようになっている、静電容量式、誘導式、または圧電式センサを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の車両ドア開放アセンブリ(10)。
【請求項7】
前記固定手段(20)は、前記ハウジング(11)を収容するようになっている中央フレーム(24)と、前記中央フレーム(24)の周囲に延びる複数の脚部(23)とを備えるブラケット上に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両ドア開放アセンブリ(10)。
【請求項8】
前記車両ドアは、前記車両ドアパネル(3)の内側に配置されたピン(31)も備え、前記弾性レバー(15)は、前記ピン(31)によって予圧されるようになっている請求項1または2に記載の車両ドア開放アセンブリ(10)を備えることを特徴とする車両ドア(2)。
【請求項9】
車両ドアパネル(3)と、前記車両ドアパネル(3)に設けられた開口部(1)と、前記開口部(1)を覆うようになっている前記車両ドアパネル(3)に締結されたカバー(5)とを備え、締結手段は前記車両ドアパネル(3)の内側に締結され、前記カバー(5)は開放作動領域に対応することを特徴とする請求項8に記載の車両ドア(2)。
【請求項10】
前記カバー(5)は、ブランドロゴであることを特徴とする請求項9に記載の車両ドア(2)。
【請求項11】
弾性要素(28)が前記締結手段と組み合わされて、前記車両ドアパネル(3)に対する前記カバー(5)の変位を可能にすることを特徴とする請求項9に記載の車両ドア(2)。
【請求項12】
前記カバー(5)は、前記車両ドアパネル(3)の素材とは異なる弾性素材でできていることを特徴とする請求項9に記載の車両ドア(2)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両ドアの開放を制御する車両ドア開放アセンブリの分野に関し、特に、トランクドアまたはトランクリッドなどのトランクに適合した車両ドア開放アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
ドア開放作動手段をユーザの視界から隠したり、車両の他の機器または部品に統合したりすることがますます一般的になっている。
【0003】
このような目標を達成する1つの方法は、トランクの開放につながるユーザの所定の動きを検出するようになっている光学的手段を使用することである。このような解決策は、光学的検出手段と、この光学的検出手段によって提供される信号を分析するための関連する処理手段とを必要とするため、通常は高価である。
【0004】
もう1つの解決策は、ブランドロゴの回転ドアハンドル、または起動するために押す必要がある膜などのドア開放機構を統合することである。これらのコンセプトのほとんどすべてでは、エンドユーザが認識できる1回の押すだけの操作で済む機械式スイッチが使用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このような解決策はコストがかかったり、かさばったりする。
【0006】
従って、本発明の目的は、車両ドアのデザインに隠れ、ドアまたはトランクに安価かつ容易に実装できる車両ドア開放アセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
- 開口部を有する凹部を備えたハウジングと、
- 前記凹部内に配置され、前記ハウジング内に埋め込まれた第1端部および前記開口部の前方に延びる第2自由端部を有する弾性レバーと、
- 前記弾性レバーの変形または前記弾性レバーの前記第2自由端部の変位を検出するようになっているセンサと、
- 前記ハウジングの周囲に配置され、車両ドアパネルの内側に固定されるようになっている固定手段と、を備える車両ドア開放アセンブリであって、
前記弾性レバーの前記第2自由端部は、開放作動領域に関連する外側位置の前部で、前記車両ドアパネルの内側に取り付けられたピンと接触するようになっており、前記開放作動領域に加えられる圧力が、前記センサによって検出することができる前記弾性レバーの前記第2自由端部の変位をもたらすことを特徴とする車両ドア開放アセンブリ。
【0008】
弾性レバーと、この弾性レバーの変形または変位を検出するようになっている関連センサとを使用することにより、車両ドア上に配置された開放作動領域に加えられた圧力の印加を検出することができる。
【0009】
本発明の別の態様によれば、車両ドアパネルは、トランクドアパネルまたはトランクリッドパネルである。
【0010】
本発明の別の態様によれば、弾性レバーは金属板である。
【0011】
本発明の別の態様によれば、固定手段は、開放作動領域に圧力が加えられると圧縮されるようになっている弾性部品を備える。
【0012】
本発明の別の態様によれば、センサは、弾性レバー上に配置され、弾性レバーの第2自由端部が変位すると変形するようになっている少なくとも1つのひずみゲージを備える。
【0013】
本発明の別の態様によれば、センサは、弾性レバーの第2自由端部の変位を検出するようになっている、静電容量式、誘導式、または圧電式センサを備える。
【0014】
本発明の別の態様によれば、固定手段は、ハウジングを収容するようになっている中央フレームと、この中央フレームの周囲に延びる複数の脚部とを備えるブラケット上に配置される。
【0015】
本発明はまた、前述の車両ドア開放アセンブリを備えた車両ドアに関し、車両ドアは、車両ドアパネルの内側に配置されたピンも備え、弾性レバーは、このピンによって予圧されるようになっている。
【0016】
本発明の別の態様によれば、車両ドアは、車両ドアパネルと、この車両ドアパネルに設けられた開口部と、この開口部を覆うようになっている車両ドアパネルに締結されたカバーとを備え、締結手段は、当該車両ドアパネルの内側に締結され、カバーは開放作動領域に対応する。
【0017】
本発明の別の態様によれば、カバーは、ブランドロゴである。
【0018】
本発明の別の態様によれば、弾性要素が締結手段と組み合わされて、車両ドアパネルに対するカバーの変位を可能にする。
【0019】
本発明の別の態様によれば、カバーは、車両ドアパネルの素材とは異なる弾性素材でできている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施形態による車両ドア開放アセンブリを備えたトランクの一部の断面図である。
図2図1の車両ドア開放アセンブリのハウジングの第1斜視図である。
図3図1の車両ドア開放アセンブリのハウジングの第2斜視図である。
図4図1の車両ドア開放アセンブリのハウジングの斜視断面図である。
図5図1の車両ドア開放アセンブリのハウジングの側方断面図である。
図6図1の車両ドア開放アセンブリのハウジングおよび固定手段の斜視図である。
図7図1の車両ドア開放アセンブリのハウジングおよび固定手段の斜視図である。
図8図1の車両ドア開放アセンブリのハウジングおよび固定手段の分解図である。
図9図1の車両ドア開放アセンブリのハウジングおよび固定手段の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下の実績は一例である。本明細書は1つまたは複数の実施形態に言及しているが、各言及が同じ実施形態を指すこと、または特徴が単一の実施形態にのみ適用されることを意味するものではない。異なる実施形態の単純な特徴を組み合わせて、他の実施形態を提供することもできる。
【0022】
以下の説明において、上、上方、下、下方、垂直、水平という用語は、車両ドア開放アセンブリが車両に組み立てられるときの相対的な位置または方向を指す。
【0023】
本発明は、車両ドア開放アセンブリに関し、特に、トランクドアまたはトランクリッドなどのトランクに適合した車両ドア開放アセンブリに関する。
【0024】
図1は、このような車両ドア開放アセンブリ10を備えたトランク2の一部の側方断面図を示す。
【0025】
図1の実施形態では、車両ドアパネル3に開口部1が配置されている。この開口部の大きさや形状は様々である。カバー5は、開口部内に配置され、車両ドアパネル3に固定されている。締結手段、例えばネジ7は、車両ドアパネル3の内側に配置され、車両ドアパネル3の外側からは見えない。さらに、エラストマーダンパーまたはバネのような弾性要素28を締結手段に関連付け、ユーザが加える圧力によってカバー5が車両ドアパネル3に対してわずかに変位することができる。あるいは、カバー5は、ユーザが加える圧力によってそれ自体が屈曲するほど十分に柔軟であってもよい。カバー5は、自動車メーカーのブランドロゴであってもよい。カバー5は、車両ドアパネル3の材質とは異なる材質で作ることができる。カバー5は、例えばプラスチック材料で作られている。カバー5は、車両ドア2、本実施例ではトランクを開けるためにユーザが押すようになっている開放作動領域を画定する。
【0026】
あるいは、開放作動領域は、車両ドア2の内側に向かって数ミリメートル以上の弾性変位を許容するのに十分な可撓性を有する車両ドアパネル3の一部によって画定されてもよい。
【0027】
車両ドア開放アセンブリ10 は、図2図4にさらによく示されているハウジング11を備えている。ハウジング11は、概ね直方体の形状を有することができる。ハウジング11は中空のハウジングで、ハウジング11の片側、例えばハウジング11の大きい方の面の一方に開口部13を有する凹部12が設けられている。好ましくは、凹部12にポッティング樹脂を注入して、内部部品および電気接続部を保護し、密封する。ポッティング樹脂は、プレート15を除く、凹部12内に配置されたすべての内部部品を取り囲むことができる。特に好ましくは、ポッティング樹脂は、プレート15の第2自由端部15bを除くすべての内部部品を取り囲む。
【0028】
ハウジング11は、第1部分11aと第2部分11bとをクリップで留めたものとすることができる。
【0029】
車両ドア開放アセンブリ10は、凹部12内に配置されたプレート15などの弾性レバーも備えている。プレート15は、例えば金属板、例えば鋼板である。他の種類の弾性レバーまたはプラスチック材料などの他の材料を使用することもできる。プレート15は、たとえばネジ17を介してハウジング11 に埋め込まれた第1端部15aを有する。第2自由端部15bは、開口部13の前方に伸びる自由端部である。
【0030】
車両ドア開放アセンブリ10は、弾性レバー、ここではプレート15の変形、または弾性レバー15の第2自由端部15bの変位を検出するようになっているセンサ14も備える。本実施例では、センサ14は、プレート15上、例えば第1端部15aと第2自由端部15bとの間に位置する中間部分15cに配置されたひずみゲージ19を備える。センサ14は、プリント基板16を備える。センサ 14は、ホイートストンブリッジを備え、ホイートストンブリッジの異なる脚部にひずみゲージ19が配置されている。ひずみゲージ19は、プレート15の第2自由端部15bが変位したときのプレート15の変形を検出するようになっている。ひずみゲージ19は、プレート15の両側に配置することができる。ひずみゲージ19に熱補償を施すことができる。
【0031】
あるいは、センサ14は、プレート15の第2自由端部15bの変位を検出するようになっている静電容量センサ、誘導センサ、または圧電センサとすることができる。
【0032】
コネクタ21は、ハウジング11上に配置することもできる。コネクタ21は、プリント基板16に接続することができる。コネクタ21は、センサ14(本例ではホイートストンブリッジ)に電力を供給し、検出信号を中央制御装置に送信してトランクを開けることができる。
【0033】
車両ドア開放アセンブリ10は、車両ドアパネル3の内側に固定されるようになっている固定手段20も備える。固定手段20は、ハウジング11の周囲に配置することができる。図6および図7に表されるように、固定手段20は、ハウジング11の周囲に延びる脚部23、例えばハウジング11の四隅に分散された4つの脚部23を備えることができる。脚部23の先端には、ネジ7および、場合によってはエラストマーまたはその他の減衰材料で作られたダンパーなどの弾性要素28を収容するための孔25を備えている (したがって、ネジ7は、脚部23およびカバー5の両方を固定するために使用される)。別の方法として、カバー5および脚部23に異なる締結手段または固定手段を使用することができる。図8および図9に表されるように、ブラケットを形成し、かつハウジング11を収容するようになっている中央フレーム24を備える単一部品に脚部23を集めることができる。ハウジング11は、その端部に孔を有する2つの対向する側方アーム11c、11dを備えることができる。そして、ハウジング11は、側方アーム11c、11dの孔に配置されたネジ26によって中央フレーム24に固定することができる。他の種類または形状の固定手段20を使用することもできる。
【0034】
カバー5は、カバー5の内側に配置され、ハウジング11の開口部13内に突出してプレート15の第2自由端部15bに接触するようになっているピン31(図1および図5に表示)を備える。カバー5とハウジング11とは、開放作動領域、ここではカバー5に圧力が加えられていないときに、プレート15がピン 31によって予圧または予応力を受けるように構成することができる。ハウジング11は、弾性屈曲領域におけるプレート15の屈曲を制限するために、ピン31の前に配置されたストッパ33を備えることができる。第2自由端部15bのストロークは、例えば、数十分の一から数ミリメートルまでとすることができる。
【0035】
カバー5は、図1の矢印6で表されるように、ユーザが外側からカバー5に圧力をかけると、弾性要素28が圧縮され、車両ドアパネル3およびハウジング11に対してカバー5が変位できるように配置されている。カバー5の内側にあるピン31も変位し、ピン31がプレート15に接触しているため、プレート15の第2自由端部15bが変位する。プレート15の第2自由端部15bの変位は、プレート15の曲がりに対応し、ひずみゲージ19が歪む。ひずみゲージ19のこのような歪みは、ホイートストンブリッジにおけるひずみゲージの抵抗の変化につながる。このような抵抗の変化は、ホイートストンブリッジの出力電圧の変化につながる。この出力電圧の変化は、トランク2を開けるための開放電気信号の伝達につながる。プレート15の第2自由端部15bの変位を検出するようになっている他のセンサと同様に、カバー5の変位は、トランクを開けるための開放電気信号の伝達につながる。
【0036】
したがって、本発明の実施形態による車両ドア開放アセンブリ10は、ユーザが開放作動領域に圧力をかけることによって、車両ドア2、例えばトランクを開けることを可能にする。車両ドア開放アセンブリ10がブランドロゴの背後に隠れるように、開放作動領域はブランドロゴによって画定することができる。そのため、開放作動領域はブランドロゴのデザインと一体化しており、ユーザの視覚にコマンドボタンが映ることはない。さらに、このような開放作動領域を実現するための車両ドアの特別なデザインは必要とされない。
【符号の説明】
【0037】
1 開口部
2 車両ドア、トランク
3 車両ドアパネル
5 カバー
7 ネジ
10 車両ドア開放アセンブリ
11 ハウジング
11a 第1部分
11b 第2部分
11c 側方アーム
11d 側方アーム
12 凹部
13 開口部
14 センサ
15 プレート、弾性レバー
15a 第1端部
15b 第2自由端部
16 プリント基板
17 ネジ
19 ひずみゲージ
20 固定手段
21 コネクタ
23 脚部
24 中央フレーム
25 孔
26 ネジ
28 弾性要素
31 ピン
33 ストッパ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【外国語明細書】