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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025024981
(43)【公開日】2025-02-21
(54)【発明の名称】マッサージ機
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20250214BHJP
【FI】
A61H7/00 320A
A61H7/00 323P
A61H7/00 322F
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023129395
(22)【出願日】2023-08-08
(71)【出願人】
【識別番号】000112406
【氏名又は名称】ファミリーイナダ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】稲田 二千武
【テーマコード(参考)】
4C100
【Fターム(参考)】
4C100AD03
4C100AD13
4C100AD17
4C100AD22
4C100BA02
4C100BB05
4C100BC12
4C100CA05
4C100CA06
4C100CA07
4C100CA08
4C100DA04
4C100DA05
4C100DA08
4C100DA10
4C100EA12
(57)【要約】
【課題】簡単な構造でバリエーションに富んだマッサージ動作をすることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【解決手段】マッサージユニットは、第一マッサージユニットと、第二マッサージユニットと、で構成されており、第一マッサージユニットは、一方側に位置する第一マッサージ部と、他方側に位置する第二マッサージ部と、連結部と、で構成されており、前記第二マッサージユニットは、前記第一マッサージ部に対向するよう一方側に位置する第三マッサージ部と、第二マッサージ部に対向するよう他方側に位置する第四マッサージ部と、連結部と、で構成されており、前記進退手段は、第一進退手段と、第二進退手段と、第三進退手段と、第四進退手段と、で構成されており、前記制御部は、各進退手段をそれぞれ独立して制御することで、各マッサージ部を使用者に対して接近離反させることを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施療子と、
前記施療子を進退させる進退手段と、からなるマッサージユニットと、
前記進退手段の駆動を制御する制御部と、を有し、
前記マッサージユニットは、互いに対向するように配置される、第一マッサージユニットと、第二マッサージユニットと、で構成されており、
前記第一マッサージユニットは、
一方側に位置する第一マッサージ部と、
他方側に位置する第二マッサージ部と、
前記第一マッサージ部と前記第二マッサージ部を連結する連結部と、で構成されており、
前記第二マッサージユニットは、
前記第一マッサージ部に対向するよう一方側に位置する第三マッサージ部と、
前記第二マッサージ部に対向するよう他方側に位置する第四マッサージ部と、
前記第三マッサージ部と前記第四マッサージ部を連結する連結部と、で構成されており、
前記進退手段は、
前記第一マッサージ部を進退させるための第一進退手段と、
前記第二マッサージ部を進退させるための第二進退手段と、
前記第三マッサージ部を進退させるための第三進退手段と、
前記第四マッサージ部を進退させるための第四進退手段と、で構成されており、
前記制御部は、各進退手段をそれぞれ独立して制御することで、各マッサージ部を使用者に対して接近離反させることを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
前記各進退手段は、エアセルで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項3】
前記各マッサージ部のうち少なくとも1つのマッサージ部は、前記施療子を使用者から離反する方向に付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項4】
前記制御部は、前記第一進退手段と前記第四進退手段を駆動させ、又は、前記第二進退手段と前記第三進退手段を駆動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項5】
前記制御部は、前記第一進退手段と前記第三進退手段を駆動させ、又は、前記第二進退手段と前記第四進退手段を駆動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項6】
前記制御部は、前記第一進退手段と前記第二進退手段、又は、前記第三進退手段と前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返すことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項7】
前記制御部は、前記第一進退手段を駆動させつつ前記第三進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第二進退手段を駆動させつつ前記第三進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第三進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第二進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第四進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第二進退手段の駆動と停止を繰り返すことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【請求項8】
前記制御部は、前記第一進退手段を駆動させつつ前記第二進退手段及び/又は前記第三進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第二進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第三進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第三進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第二進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第四進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第二進退手段及び/又は前記第三進退手段の駆動と停止を繰り返すことを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、肘掛け部又はフットレスト部に設けられたヒンジ結合された2つの支持部を開閉動作させることで被施療部をマッサージすることのできるマッサージ機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4194824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載のマッサージ機にあっては、駆動部の駆動により、ヒンジを中心として2つの支持部を開閉動作させて被施療部を挟むことによりマッサージするものであり、単調なマッサージしかできないという問題がある。
そこで本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、簡単な構造でバリエーションに富んだマッサージ動作をすることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、施療子と、前記施療子を進退させる進退手段と、からなるマッサージユニットと、前記進退手段の駆動を制御する制御部と、を有し、前記マッサージユニットは、互いに対向するように配置される、第一マッサージユニットと、第二マッサージユニットと、で構成されており、前記第一マッサージユニットは、一方側に位置する第一マッサージ部と、他方側に位置する第二マッサージ部と、前記第一マッサージ部と前記第二マッサージ部を連結する連結部と、で構成されており、前記第二マッサージユニットは、前記第一マッサージ部に対向するよう一方側に位置する第三マッサージ部と、第二マッサージ部に対向するよう他方側に位置する第四マッサージ部と、前記第三マッサージ部と前記第四マッサージ部を連結する連結部と、で構成されており、前記進退手段は、前記第一マッサージ部を進退させるための第一進退手段と、前記第二マッサージ部を進退させるための第二進退手段と、前記第三マッサージ部を進退させるための第三進退手段と、前記第四マッサージ部を進退させるための第四進退手段と、で構成されており、前記制御部は、各進退手段をそれぞれ独立して制御することで、各マッサージ部を使用者に対して接近離反させることを特徴とする。
このような構成とすることにより、各マッサージ部を別々に進退させることができるため、マッサージ動作にバリエーションを持たせることができる。
【0006】
また、前記各進退手段は、エアセルで構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、簡単な構成により、各マッサージ部を進退させることができる。
【0007】
また、前記各マッサージ部のうち少なくとも1つのマッサージ部は、前記施療子を使用者から離反する方向に付勢する付勢手段を更に備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、進退手段を停止させた際に、付勢手段によって施療子が使用者から離反する方向に移動させることができる。
【0008】
また、前記制御部は、前記第一進退手段と前記第四進退手段を駆動させ、又は、前記第二進退手段と前記第三進退手段を駆動させることが好ましい。
このような構成とすることにより、異なる二方向(上下の対角どうし)から被施療部をマッサージすることができる。
【0009】
また、前記制御部は、前記第一進退手段と前記第三進退手段を駆動させ、又は、前記第二進退手段と前記第四進退手段を駆動させることが好ましい。
このような構成とすることにより、異なる二方向(上下の対向どうし)から被施療部をマッサージすることができる。
【0010】
また、前記制御部は、前記第一進退手段と前記第二進退手段、又は、前記第三進退手段と前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返すことが好ましい。
このような構成とすることにより、上方向からのマッサージと下方向からのマッサージをすることができる。
【0011】
また、前記制御部は、前記第一進退手段を駆動させつつ前記第三進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第二進退手段を駆動させつつ前記第三進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第三進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第二進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第四進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第二進退手段の駆動と停止を繰り返すことが好ましい。
このような構成とすることにより、バリエーションに富んだマッサージ動作をすることができる。
【0012】
また、前記制御部は、前記第一進退手段を駆動させつつ前記第二進退手段及び/又は前記第三進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第二進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第三進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第三進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第二進退手段及び/又は前記第四進退手段の駆動と停止を繰り返す、もしくは、前記第四進退手段を駆動させつつ前記第一進退手段及び/又は前記第二進退手段及び/又は前記第三進退手段の駆動と停止を繰り返すことが好ましい。
このような構成とすることにより、バリエーションに富んだマッサージ動作をすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、各マッサージ部を別々に進退させることができるため、マッサージ動作にバリエーションを持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係るマッサージ機の斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係るマッサージ機を左から見た図である。
図3】本発明の一実施形態に係るマッサージユニット(右)の正面図である。
図4】本発明の一実施形態に係るマッサージ機のブロック図である。
図5】本発明の一実施形態に係るマッサージユニット(右)の正面図であり、(a)は進退手段の駆動を停止した状態を示す図であり、(b)は第一進退手段と第四進退手段を駆動させた状態を示す図である。
図6】本発明の一実施形態に係るマッサージユニット(右)の正面図であり、(a)は進退手段の駆動を停止した状態を示す図であり、(b)は第一進退手段と第三進退手段を駆動させた状態を示す図である。
図7】本発明の一実施形態に係るマッサージ機におけるマッサージコースの流れを示すフロー図である。
図8】本発明の一実施形態に係るマッサージ機におけるマッサージコースの流れを示すフロー図である。
図9】(a)は本発明の一実施形態に係るマッサージ機におけるマッサージコースの流れを示すフロー図であり、(b)は本発明の一実施形態に係るマッサージ機におけるマッサージコースの流れを示すフロー図である。
図10】本発明の一実施形態に係るマッサージ機におけるマッサージコースの流れを示すフロー図である。
【0015】
[マッサージ機の全体構成]
以下、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の斜視図である。図2は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1を左から見た図である。より詳しくは、背凭れ部4とフットレスト部5をリクライニング状態にする前(背凭れ部4が起き上がり、フットレスト部5が下がった状態)を示す図である。図3は本発明の一実施形態に係るマッサージユニット(右)30Rの正面図である。
【0016】
図1図3に示すとおり、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1は、使用者が着座する座部3と、座部3の後部に設けられた使用者が凭れる背凭れ部4と、座部3の前部に設けられたフットレスト部5と、座部3の側部に取り付けられた肘掛部2と、で構成されている。また、マッサージ機1は、使用者に対してマッサージを行なうマッサージ部M(マッサージ機構6、臀部マッサージ部3a、脚マッサージ部5a、マッサージユニット(右、左)30R,30L)と、マッサージ機1が有する機能を制御する制御部7と、マッサージ機1の各種操作を行うためのコントローラ8と、を有している。なお、マッサージ部Mの配置は一例であり、この限りではない。
【0017】
[座部の構成]
図1に示すとおり、座部3は、左右方向に横長の長方形の部材で構成されている。座部3の上面には、座部3に着座した使用者の臀部をマッサージするための臀部マッサージ部3a(マッサージ部M)が左右一対設けられている。臀部マッサージ部3aは、空気の給排気により膨張収縮するエアセルで構成されている。なお、臀部マッサージ部3aは、左右それぞれ独立して膨張収縮することができるように構成されていることが好ましい。
また、座部3に配置するマッサージ部Mの構成は一例であり、この限りではない。例えば、座部3の側部に大腿部の側面をマッサージするための大腿部マッサージ部(図示せず)を設けてもよいし、座部3の前側に大腿部の背面をマッサージするための大腿部マッサージ部(図示せず)を設けてもよい。また、臀部マッサージ部3aの大きさを変え、前後左右で対となるように合計4つ設けてもよい。
【0018】
[背凭れ部の構成]
図1、2に示すとおり、背凭れ部3は、使用者の上半身を支持する。背凭れ部4は、身長方向に長い長方形の部材で構成されている。背凭れ部4の内部には、ガイドレール16が設けられており(図1参照)、ガイドレール16を介してマッサージ機構6(マッサージ部M)が設けられている。マッサージ機構6は、ガイドレール16に沿って上下に移動することができ、使用者の上半身をマッサージすることができるようになっている。
【0019】
背凭れ部4の前面は、カバー部材(図示せず)により覆われている。マッサージ機構6は、カバー部材(図示せず)を介して座部3に着座した使用者の胴体背面(例えば、肩部や腰部など)をマッサージすることができるようになっている。なお、図示していないが、背凭れ部4の各所にマッサージ部Mとしてのエアセルを設けてもよい。
【0020】
背凭れ部4の側部(より詳しくは、背凭れ部の側部)の中央より下側の部分には、左右方向に伸びる揺動軸(図示せず)が左右対となって設けられている。揺動軸(図示せず)は、座部3を支持するフレーム(図示せず)に対して取り付けられている。つまり、背凭れ部4は、揺動軸(図示せず)を支点として座部3に対して前後方向にリクライニングすることができる。なお、背凭れ部4の前後方向へのリクライニングは、制御部7により、座部3の下方に設けられたアクチュエータ(図示せず)の駆動を制御することにより行われる。
【0021】
[フットレスト部の構成]
図1、2に示すとおり、フットレスト部5には、使用者の脚部を挿入可能な凹部5bが左右対となるように設けられている。凹部5bの左右両側の内壁には、使用者の脚部をマッサージするための脚マッサージ部5a(マッサージ部M)がそれぞれ設けられている。脚マッサージ部5aは、空気の給排気により膨張収縮するエアセルで構成されている。より詳しくは、脚マッサージ部5aは、右側の凹部5bの左右両側の内壁にそれぞれ1つずつ、左側の凹部5bの左右両側の内壁にそれぞれ1つずつ設けられている。各脚マッサージ部5aは、それぞれ独立して膨張収縮することができるように構成されていることが好ましい。また、凹部5bの底面に使用者の足裏をマッサージするための足裏マッサージ部(図示せず)を設けてもよい。
【0022】
フットレスト部5は、座部3の前側に取り付けられている。より詳しくは、フットレスト部5は、座部3の前側に設けられた左右方向に伸びる揺動軸(図示せず)を介して、座部3に対して上下方向に移動可能に取り付けられている。つまり、フットレスト部5は、揺動軸(図示せず)を支点として座部3に対して上下方向に移動することができる。なお、フットレスト部5の上下方向への移動は、制御部7により、座部3の下方に設けられたアクチュエータ(図示せず)の駆動を制御することにより行われる。
【0023】
[制御部の構成]
図4は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1のブロック図である。
図4に示すとおり、マッサージ機1には、マッサージ機構6や給排気装置9、マッサージユニット30などを動作させるためのマイクロコンピュータ等からなる制御部7が設けられている。この制御部7は、座部3の下方に設けられており、使用者が操作するコントローラ8と接続されている。使用者がコントローラ8を操作することで各種マッサージ動作が行われるようになっている。
【0024】
[給排気装置の構成]
給排気装置9は、エアセルで構成された左右のマッサージユニット30の進退手段41~44、臀部マッサージ部3a、脚マッサージ部5aに空気を給気するためのポンプ9aと、各エアセルとポンプ9aとを接続するバルブ9bとで構成されている。各エアセルとバルブ9bは、それぞれ別々に接続されている。つまり、各エアセルは、それぞれ独立して膨張収縮することができるようになっている。バルブ9bをON,OFFすることにより、各エアセルに空気を給排気させることができる。
つまり、膨張させたいエアセルに接続されたバルブ9bをONにすることで、空気の流路を確保することができ、膨張させたいエアセルだけに空気を給気させることができる。また、バルブ9bをOFFすることで、エアセルに入っている空気を排気させることができる。
【0025】
図5は本発明の一実施形態に係るマッサージユニット(右)30Rの正面図であり、(a)は進退手段(より詳しくは、第一進退手段41~第四進退手段44)の駆動を停止した状態を示す図であり、(b)は第一進退手段41と第四進退手段44を駆動させた状態を示す図である。図6は本発明の一実施形態に係るマッサージユニット(右)30Rの正面図であり、(a)は進退手段(より詳しくは、第一進退手段41~第四進退手段44)の駆動を停止した状態を示す図であり、(b)は第一進退手段41と第三進退手段43を駆動させた状態を示す図である。
【0026】
[マッサージユニットの構成]
図1に示すとおり、マッサージユニット30は、肘掛部2の上面に左右一対設けられている。右側に位置するマッサージユニットをマッサージユニット(右)30Rとし、左側に位置するマッサージユニットをマッサージユニット(左)30Lとする。なお、マッサージユニット(右)30Rの構成と、マッサージユニット(左)30Lの構成は、同じ構成である。そのため、本実施例においては、マッサージユニット(右)30Rを例として説明するものとし、マッサージユニット(左)30Lの説明については省略する。以下、マッサージユニット(右)30Rを単にマッサージユニット30という場合がある。
【0027】
なお、マッサージユニット(右)30Rは、互いに対向するように配置される、第一マッサージユニットと、第二マッサージユニットと、で構成されている。そのため、本実施例においては、第一マッサージユニットを「相対的に上側に位置する上側マッサージ部50A」として説明し、第二マッサージユニットを「相対的に下側に位置する下側マッサージ部50B」として説明する。
また、第一マッサージユニット(上側マッサージ部50A)の一方側に位置する第一マッサージ部を「相対的に右側に位置する第一マッサージ部40A」として説明し、他方側に位置する第二マッサージ部を「相対的に左側に位置する第二マッサージ部40B」として説明する。また、第二マッサージユニット(下側マッサージ部50B)において、第一マッサージ部に対向するよう一方側に位置する第三マッサージ部を「相対的に右側に位置する第三マッサージ部40C」として説明し、前記第二マッサージ部に対向するよう他方側に位置する第四マッサージ部を「相対的に左側に位置する第四マッサージ部40D」として説明する。
【0028】
図3に示すとおり、マッサージユニット(右)30Rは、左右方向左側(内側)が開口した凹部形状をなしている。凹部は、底壁30aと、底壁30aの右側から上方に向かって立設された側壁30bと、底壁30aと対向する上壁30cと、からなる。上壁30cには、上側マッサージ部50A(第一マッサージ部40A、第二マッサージ部40B)が取り付けられており、底壁30aには、下側マッサージ部50B(第三マッサージ部40C、第四マッサージ部40D)が取り付けられている。使用者の被施療部(例えば、腕部)を凹部に挿入することで、使用者の被施療部(例えば、腕部)を各マッサージ部40A~40Dによりマッサージすることができる。
【0029】
なお、本実施例においては、マッサージユニット(右)30Rの開口を左右方向左側(互いに対向する方向)とした場合について説明しているが、配置方法は一例であり、この限りではない。例えば、マッサージユニット30R,30Lの開口が上向きとなるように配置してもよいし、マッサージユニット30R,30Lの開口が互いに外側方向に向くように配置してもよい。また、肘掛部2ではなくフットレスト部5に設けてもよいし、肘掛部2とフットレスト部5の両方に設けてもよい。フットレスト部5に設ける場合の配置方法も、開口の向きは問わない。例えば、開口が前側を向くように配置してもよいし、互いの開口が対向するようにしてもよいし、互いの開口が後側や外側方向に向いていてもよい。
【0030】
マッサージユニット30は、施療子46UL,46UR,46DL,46DRと、施療子46が取り付けられた施療板45UL,45UR,45DL,45DRと、進退手段41~44と、からなる。
より詳しくは、マッサージユニット30は、相対的に上側に位置する上側マッサージ部50Aと、相対的に下側に位置する下側マッサージ部50Bと、で構成されている。
【0031】
上側マッサージ部50Aは、相対的に右側に位置する第一マッサージ部40Aと、相対的に左側に位置する第二マッサージ部40Bと、第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40Bを連結する連結部31と、で構成されている。第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40Bは、複数の部材が組み合わされて構成されている。下側マッサージ部50Bは、相対的に右側に位置する第三マッサージ部40Cと、相対的に左側に位置する第四マッサージ部40Dと、第三マッサージ部40Cと第四マッサージ部40Dを連結する連結部32と、で構成されている。第三マッサージ部40Cと第四マッサージ部40Dは、複数の部材が組み合わされて構成されている。
【0032】
[第一マッサージ部の構成]
第一マッサージ部40Aは、施療子46URと、施療子46URが取り付けられた施療板45URと、第一進退手段41と、付勢手段47URと、で構成されている。施療子46URは、施療板45URの前面(被施療部と対向する面)に取り付けられている。より詳しくは、施療板45URの前面(被施療部と対向する面)であって、左右方向右側の端部付近に取り付けられている。施療子46URは、ゴムやエラストマーなどの弾性を有する部材で構成されている。施療子46URは、半球体状に形成されている。
【0033】
なお、施療子46URの形状は一例であり、この限りではない。例えば、円錐状に形成したりしてもよい。施療子46URの形状を変えることで、使用者に与えるマッサージの体感を変えることができる。また、施療子46URを取り付ける個数についても一例であり、この限りではない。例えば、左右方向に複数取り付けてもよいし、前後方向に複数取り付けてもよい。施療子46URの形状や取り付ける個数を変更することで、使用者に与えるマッサージの体感を変えることができる。
【0034】
施療板45URは、板状の部材で構成されている。施療板45URの前面(被施療部と対向する面)には、使用者に対して刺激を与えるための施療子46URが1つ取り付けられている。施療板45URの後面(上壁30cと対向する面)には、施療板45URを上方へ付勢する付勢手段47URが取り付けられている。施療板45URと上壁30cとの間には、施療板45URを下方へ押し出すための第一進退手段41が設けられている。
【0035】
施療板45URは、連結部31に挿通された連結軸32を支点として上下方向に揺動自在となるように取り付けられている。より詳しくは、上壁30cの第一マッサージ部40A側の面の中央付近には、施療板45URと施療板45ULとを連結するための連結部31が前後対となって設けられている。連結部31の中心には、前後方向に伸びる連結軸32が挿通されている。この連結部31に挿通された連結軸32に施療板45URの左右方向左側が取り付けられている。そのため、第一進退手段41を駆動させると、施療板45URは、連結部31(連結軸32)を支点として下方に押し出される。施療板45URが下方に押し出され、施療子46URが被施療部に当接し、マッサージすることができる。
つまり、施療板45URは、第一進退手段41を駆動(エアセルを膨張収縮)させることにより、連結部31を支点として、上下方向(被施療部に対して接近離反する方向)に移動するようになっている。
【0036】
付勢手段47URは、施療板45URを上方(被施療部から離反する方向)に付勢している。付勢手段47URは、一例として、弾性を有するバネで構成されている。付勢手段47URは、一方が上壁30cに対して取り付けられており、他方が施療板45URの後面に対して取り付けられている。
つまり、施療板45URは、付勢手段47URによって、上壁30cに向かう方向(被施療部から離反する方向)に常時付勢されている。
【0037】
第一進退手段41は、空気の給排気により膨張収縮するエアセルで構成されている。第一進退手段41をエアセルで構成することにより、簡単な構成で第一マッサージ部40A(施療板45UR)を被施療部に対して接近離反する方向に進退させることができる。第一進退手段41は、凹部を構成する上壁30cに対して取り付けられている。より詳しくは、施療板45URの後面と対向する面に左右方向左側(連結部31側)を支点として膨張収縮することができるように取り付けられている。
【0038】
第一進退手段41を駆動(エアセルを膨張)させると、施療板45URは、連結部31を支点としてマッサージユニット30の上壁30cから離れる方向(下方)に移動する。第一進退手段41の駆動を停止(エアセルを収縮)させると、付勢手段47URの働きにより、施療板45URは、連結部31を支点として、マッサージユニット30の上壁30cに接近する方向(上方)に移動する。
【0039】
[第二マッサージ部の構成]
第二マッサージ部40Bは、施療子46ULと、施療子46ULが取り付けられた施療板45ULと、第二進退手段42と、付勢手段47ULと、で構成されている。第二マッサージ部40Bは、第一マッサージ部40Aと同じ構成であるため、説明を省略する。なお、第二マッサージ部40Bは、連結部31を中心として、第一マッサージ部40Aと左右対称となっている。
つまり、施療子46URは施療子46ULと対応し、施療板45URは施療板45ULと対応し、第一進退手段41は第二進退手段42と対応し、付勢手段47URは付勢手段47ULと対応している。
【0040】
第一マッサージ部40Aは、連結部31に挿通された連結軸32に対して取り付けられている。第二マッサージ部40Bは、連結部31に挿通された連結軸32に対して取り付けられている。要するに、施療板45URと施療板45ULは、共通の軸(連結軸32)に対して取り付けられている。このとき、施療板45URの連結部31側の形状と施療板45ULの連結部31側の形状とは、お互いが干渉しないようヒンジ構造になっている。
つまり、第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40Bは、連結部31(連結軸32)を中心として、左右対称となっている。
【0041】
[第三マッサージ部の構成]
第三マッサージ部40Cは、施療子46DRと、施療子46DRが取り付けられた施療板45DRと、第三進退手段43と、付勢手段47DRと、で構成されている。施療子46DRは、施療板45DRの前面(被施療部と対向する面)に取り付けられている。より詳しくは、施療板45DRの前面(被施療部と対向する面)であって、左右方向右端部側に取り付けられている。施療子46DRは、ゴムやエラストマーなどの弾性を有する部材で構成されている。施療子46DRは、半球体状に形成されている。
【0042】
なお、施療子46DRの形状は一例であり、この限りではない。例えば、円錐状に形成したりしてもよい。施療子46DRの形状を変えることで、使用者に与えるマッサージの体感を変えることができる。また、施療子46URを取り付ける個数についても一例であり、この限りではない。例えば、左右方向に複数取り付けてもよいし、前後方向に複数取り付けてもよい。施療子46DRの形状や取り付ける個数を変更することで、使用者に与えるマッサージの体感を変えることができる。
【0043】
施療板45DRは、板状の部材で構成されている。施療板45DRの一方(左右方向左側)は、連結部31(より詳しくは、連結軸32)を中心に上下方向に揺動自在となるように取り付けられている。施療板45DRの他方(左右方向右側)の前面(被施療部と対向する面)には、使用者に対して刺激を与えるための施療子46DRが1つ設けられている。施療板45DRの後面(底壁30aと対向する面)には、施療板45DRを上方へ押し出すための第三進退手段43と、施療板45DRを下方へ付勢する付勢手段47DRと、が設けられている。
【0044】
施療板45DRの前面(被施療部と対向する面)には、使用者に対して刺激を与えるための施療子46DRが1つ取り付けられている。施療板45DRの後面(底壁30aと対向する面)には、施療板45DRを下方へ付勢する付勢手段47DRが取り付けられている。施療板45DRと底壁30aとの間には、施療板45DRを上方へ押し出すための第三進退手段43が設けられている。
【0045】
施療板45DRは、連結部31に挿通された連結軸32を支点として上下方向に揺動自在となるように取り付けられている。より詳しくは、底壁30aの第三マッサージ部40C側の面の中央付近には、施療板45DRと施療板45DLとを連結するための連結部31が前後対となって設けられている。連結部31の中心には、前後方向に伸びる連結軸32が挿通されている。この連結部31に挿通された連結軸32に施療板45DRの左右方向左側が取り付けられている。そのため、第三進退手段43を駆動させると、施療板45DRは、連結部31(連結軸32)を支点として上方に押し出される。施療板45DRが上方に押し出され、施療子46DRが被施療部に当接し、マッサージすることができる。
つまり、施療板45DRは、第三進退手段43を駆動(エアセルを膨張収縮)させることにより、連結部31に挿通された連結軸32を支点として、上下方向(被施療部に対して接近離反する方向)に移動するようになっている。
【0046】
付勢手段47DRは、施療板45DRを下方(被施療部から離反する方向)に付勢している。付勢手段47DRは、一例として、弾性を有するバネで構成されている。付勢手段47DRは、一方が底壁30aに対して取り付けられており、他方が施療板45DRの後面に対して取り付けられている。
つまり、施療板45DRは、付勢手段47DRによって、底壁30aに向かう方向(被施療部から離反する方向)に常時付勢されている。
【0047】
第三進退手段43は、空気の給排気により膨張収縮するエアセルで構成されている。第三進退手段43をエアセルで構成することにより、簡単な構成で第三マッサージ部40C(施療板45DR)を被施療部に対して接近離反する方向に進退させることができる。第三進退手段43は、凹部を構成する底壁30aに対して取り付けられている。より詳しくは、施療板45DRの後面と対向する面に左右方向左側(連結部31側)を支点として膨張収縮することができるように取り付けられている。
【0048】
第三進退手段43を駆動(エアセルを膨張)させると、施療板45DRは、連結部31を支点としてマッサージユニット30の底壁30aから離れる方向(上方)に移動する。第三進退手段43の駆動を停止(エアセルを収縮)させると、付勢手段47DRの働きにより、施療板45DRは、連結部31を支点として、マッサージユニット30の底壁30aに接近する方向(下方)に移動する。
【0049】
[第四マッサージ部の構成]
第四マッサージ部40Dは、施療子46DLと、施療子46DLが取り付けられた施療板45DLと、第四進退手段44と、付勢手段47DLと、で構成されている。第四マッサージ部40Dは、第三マッサージ部40Cと同じ構成であるため、説明を省略する。なお、第四マッサージ部40Dは、連結部31を中心として、第三マッサージ部40Cと左右対称となっている。
つまり、施療子46DRは施療子46DLと対応し、施療板45DRは施療板45DLと対応し、第三進退手段43は第四進退手段44と対応し、付勢手段47DRは付勢手段47DLと対応している。
【0050】
第三マッサージ部40Cは、連結部31に挿通された連結軸32に対して取り付けられている。第四マッサージ部40Dは、連結部31に挿通された連結軸32に対して取り付けられている。要するに、施療板45DRと施療板45DLは、共通の軸(連結軸32)に対して取り付けられている。このとき、施療板45DRの連結部31側の形状と施療板45DLの連結部31側の形状とは、お互いが干渉しないようヒンジ構造になっている。
つまり、第三マッサージ部40Cと第四マッサージ部40Dは、連結部31(連結軸32)を中心として、左右対称となっている。
【0051】
図5は本発明の一実施形態に係るマッサージユニット(右)30Rの正面図であり、(a)は進退手段41~44の駆動を停止した状態を示す図であり、(b)は第一進退手段41と第四進退手段44を駆動させた状態を示す図である。
図5に示すとおり、制御部7は、第一進退手段41~第四進退手段44をそれぞれ独立して制御することができる。例えば、第一進退手段41のみを駆動させたり、第一進退手段41と第二進退手段42を駆動させたりすることができる。具体的には、図5(b)に示すとおり、対角どうしに位置する第一進退手段41と第四進退手段44を駆動させることで、被施療部を上下方向から対角線上に挟み込むことによるマッサージをすることができる。
【0052】
なお、第一進退手段41と第四進退手段44を駆動させるタイミングについては、同じタイミングであってもよいし、第一進退手段41と第四進退手段44のどちらか一方を先に駆動させてもよい。駆動させるタイミングを同時にしたり、タイムラグを持たせたりすることで、バリエーションに富んだマッサージをすることができる。また、対角どうしに位置する第二進退手段42と第三進退手段43を駆動させてもよい。
【0053】
図6は本発明の一実施形態に係るマッサージユニット(右)30Rの正面図であり、(a)は進退手段41~44の駆動を停止した状態を示す図であり、(b)は第一進退手段41と第三進退手段43を駆動させた状態を示す図である。
図6に示すとおり、制御部7は、第一進退手段41~第四進退手段44をそれぞれ独立して制御することができる。例えば、第一進退手段41のみを駆動させたり、第一進退手段41と第二進退手段42を駆動させたりすることができる。具体的には、図5(b)に示すとおり、対向どうしに位置する第一進退手段41と第三進退手段43を駆動させることで、被施療部の片側面を上下方向から挟み込むことによるマッサージをすることができる。
【0054】
なお、第一進退手段41と第三進退手段43を駆動させるタイミングについては、同じタイミングであってもよいし、第一進退手段41と第三進退手段43のどちらか一方を先に駆動させてもよい。駆動させるタイミングを同時にしたり、タイムラグを持たせたりすることで、バリエーションに富んだマッサージをすることができる。また、対向どうしに位置する第二進退手段42と第四進退手段44を駆動させてもよい。
【0055】
図7は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1におけるマッサージコースC1の流れを示すフロー図である。マッサージコースC1は、第一進退手段41~第四進退手段44の駆動と停止をそれぞれ組み合わせたコースである。
図7に示すとおり、まず、使用者は、マッサージ機1の電源を入れ(電源ON)、マッサージコースを選択することができる状態にする(S1)。マッサージコースは、記憶部(図示せず)に複数記憶されている。使用者は選択可能なマッサージコースの中から任意のマッサージコース(マッサージコースC1)を選択する(S2)。
【0056】
マッサージコースC1を開始すると、マッサージユニット30の第一進退手段41と第四進退手段44が駆動を開始する(S3)。第一進退手段41と第四進退手段44が駆動することで、第一マッサージ部40Aと第四マッサージ部40Dが被施療部に接近する方向に押し出され、被施療部を上下方向から対角線上に挟み込む(図5(b)参照)。その状態で所定時間維持した後、第一進退手段41と第四進退手段44の駆動を停止する(S4)。第一進退手段41と第四進退手段44の駆動を停止すると、付勢手段47UR,47DLの働きにより、第一マッサージ部40Aと第四マッサージ部40Dは被施療部から離反する方向に移動する。
【0057】
次に、マッサージユニット30の第二進退手段42と第三進退手段43の駆動を開始する(S5)。第二進退手段42と第三進退手段43が駆動することで、第二マッサージ部40Bと第三マッサージ部40Cが被施療部に接近する方向に押し出され、被施療部を上下方向から対角線上に挟み込む。その状態で所定時間維持した後、第二進退手段42と第三進退手段43の駆動を停止する(S6)。第二進退手段42と第三進退手段43の駆動を停止すると、付勢手段47UL,47DRの働きにより、第二マッサージ部40Bと第三マッサージ部40Cは被施療部から離反する方向に移動する。
【0058】
次に、マッサージユニット30の第一進退手段41と第三進退手段43の駆動を開始する(S7)。第一進退手段41と第三進退手段43が駆動することで、第一マッサージ部40Aと第三マッサージ部40Cが被施療部に接近する方向に押し出され、被施療部を上下方向から対向して挟み込む。その状態で所定時間維持した後、第一進退手段41と第三進退手段43の駆動を停止する(S8)。第一進退手段41と第三進退手段43の駆動を停止すると、付勢手段47UR,47DRの働きにより、第一マッサージ部40Aと第三マッサージ部40Cは被施療部から離反する方向に移動する。
【0059】
次に、マッサージユニット30の第二進退手段42と第四進退手段44の駆動を開始する(S9)。第二進退手段42と第四進退手段44が駆動することで、第二マッサージ部40Bと第四マッサージ部40Dが被施療部に接近する方向に押し出され、被施療部を上下方向から対向して挟み込む。その状態で所定時間維持した後、第二進退手段42と第四進退手段44の駆動を停止する(S10)。第二進退手段42と第四進退手段44の駆動を停止すると、付勢手段47UL,47DLの働きにより、第二マッサージ部40Bと第四マッサージ部40Dは被施療部から離反する方向に移動する。そして、マッサージコースC1が終了する(S11)。
このように、第一進退手段41~第四進退手段44を独立して制御することで、バリエーションに富んだマッサージをすることができる。
【0060】
図8は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1におけるマッサージコースC2の流れを示すフロー図である。マッサージコースC2は、第一進退手段41と第二進退手段42の駆動と停止の繰り返しと、第三進退手段43と第四進退手段44の駆動と停止の繰り返しと、を組み合わせたコースである。
図8に示すとおり、まず、使用者は、マッサージ機1の電源を入れ(電源ON)、マッサージコースを選択することができる状態にする(S21)。マッサージコースは、記憶部(図示せず)に複数記憶されている。使用者は選択可能なマッサージコースの中から任意のマッサージコース(マッサージコースC2)を選択する(S22)。
【0061】
マッサージコースC2を開始すると、マッサージユニット30の第一進退手段41と第二進退手段42が駆動を開始する(S23)。第一進退手段41と第二進退手段42が駆動することで、上側マッサージ部50A(第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40B)が被施療部に接近する方向に押し出され、被施療部を上方向から下方向に押圧する(より詳しくは、連結部31を支点に被施療部を左右方向から挟むように押圧する)。それを維持持した状態で、第三進退手段43と第四進退手段44を駆動させる(S24)。第三進退手段43と第四進退手段44が駆動することで、下側マッサージ部50B(第三進退手段43と第四進退手段44)が被施療部に接近する方向に押し出され、被施療部を下方向から上方向に押圧する(より詳しくは、連結部31を支点に被施療部を左右方向から挟むように押圧する)。つまり、被施療部は、上下左右方向から挟み込まれた状態となる。
【0062】
その状態が所定時間経過すると、第一進退手段41と第二進退手段42の駆動を停止させる(S25)。第一進退手段41と第二進退手段42の駆動を停止すると、付勢手段47UR,47ULの働きにより、上側マッサージ部50A(第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40B)は被施療部から離反する方向に移動する。続いて、第三進退手段43と第四進退手段44の駆動を停止する(S26)。第三進退手段43と第四進退手段44の駆動を停止すると、付勢手段47DR,47DLの働きにより、下側マッサージ部50B(第三マッサージ部40Cと第四マッサージ部40D)は被施療部から離反する方向に移動する。
【0063】
その後、再び、第一進退手段41と第二進退手段42を駆動させる(S27)。第一進退手段41と第二進退手段42が駆動することで、上側マッサージ部50A(第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40B)が被施療部に接近する方向に押し出され、被施療部を上方向から下方向に押圧する(より詳しくは、連結部31を支点に被施療部を左右方向から挟むように押圧する)。それを維持持した状態で、再び、第三進退手段43と第四進退手段44を駆動させる(S28)。第三進退手段43と第四進退手段44が駆動することで、下側マッサージ部50B(第三進退手段43と第四進退手段44)が被施療部に接近する方向に押し出され、被施療部を下方向から上方向に押圧する(より詳しくは、連結部31を支点に被施療部を左右方向から挟むように押圧する)。つまり、被施療部は、上下左右方向から挟み込まれた状態となる。
【0064】
次に、第一進退手段41と第二進退手段42の駆動を停止させる(S29)。そうすることで、上側マッサージ部50A(第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部48B)は、付勢手段47UR,47ULの働きにより、被施療部から離反する方向に移動する。その後、再び、第一進退手段41と第二進退手段42の駆動を開始する(S30)。そして、所定時間が経過すると、マッサージコースC2は終了する(S31)。
このように、第一進退手段41と第二進退手段42(上側マッサージ部50A)、第三進退手段43と第四進退手段44(下側マッサージ部50B)、とをセットとして制御することで、バリエーションに富んだマッサージをすることができる。
【0065】
図9(a)は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1におけるマッサージコースC3の流れを示すフロー図であり、(b)は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1におけるマッサージコースC4の流れを示すフロー図である。マッサージコースC3は、第一進退手段41を駆動させつつ第三進退手段43及び/又は第四進退手段44の駆動と停止を繰り返すコース、もしくは、第二進退手段42を駆動させつつ第三進退手段43及び/又は第四進退手段44の駆動と停止を繰り返すコースである。マッサージコースC4は、第三進退手段43を駆動させつつ第一進退手段41及び/又は第二進退手段42の駆動と停止を繰り返すコース、もしくは、第四進退手段44を駆動させつつ第一進退手段41及び/又は第二進退手段42の駆動と停止を繰り返すコースである。
【0066】
図9(a)に示すとおり、まず、使用者は、マッサージ機1の電源を入れ(電源ON)、マッサージコースを選択することができる状態にする(S41)。マッサージコースは、記憶部(図示せず)に複数記憶されている。使用者は選択可能なマッサージコースの中から任意のマッサージコース(マッサージコースC3)を選択する(S42)。このとき、第一進退手段41ではなく、第二進退手段42を駆動させてもよい(S43-2)。
【0067】
マッサージコースC3を開始すると、マッサージユニット30の第一進退手段41が駆動を開始する(S43-1)。第一進退手段41が駆動することで、第一マッサージ部40Aが被施療部に接近する方向に押し出される。第一進退手段41の駆動を維持した状態で、第三進退手段43と第四進退手段44を駆動させる(S44)。そうすることで、三方向から被施療部を押圧することができる。その後、第三進退手段43と第四進退手段44の駆動を停止させる(S45)。第三進退手段43と第四進退手段44の駆動を停止すると、付勢手段47DR,47DLの働きにより、第三マッサージ部40Cと第四マッサージ部40Dは被施療部から離反する方向に移動する。
【0068】
次に、第三進退手段43の駆動を開始する(S46)。このとき、第一進退手段41はまだ駆動した状態であるから、被施療部は、第一マッサージ部40Aと第三マッサージ部40Cにより上下方向から挟み込まれた状態となる。所定時間経過後、第三進退手段43の駆動を停止する(S47)。第三進退手段43の駆動を停止すると、付勢手段47DRの働きにより、第三マッサージ部40Cは被施療部から離反する方向に移動する。
【0069】
次に、第四進退手段44の駆動を開始する(S48)。このとき、第一進退手段41はまだ駆動した状態であるから、被施療部は、第一マッサージ部40Aと第四マッサージ部40Dにより上下方向から対角線上に挟み込まれた状態となる。所定時間経過後、第四進退手段44の駆動を停止する(S49)。第四進退手段44の駆動を停止すると、付勢手段47DLの働きにより、第四マッサージ部40Dは被施療部から離反する方向に移動する。
【0070】
そして、第一進退手段41の駆動を停止し(S50-1)、マッサージコースC3が終了する(S51)。第一進退手段41ではなく、第二進退手段42を駆動させていた場合には、第二進退手段42の駆動を停止する(S50-2)。
このように、第一進退手段41又は第二進退手段42を駆動させた状態に、第三進退手段43と第四進退手段44を独立して制御することで、バリエーションに富んだマッサージをすることができる。
【0071】
図9(b)に示すとおり、まず、使用者は、マッサージ機1の電源を入れ(電源ON)、マッサージコースを選択することができる状態にする(S61)。マッサージコースは、記憶部(図示せず)に複数記憶されている。使用者は選択可能なマッサージコースの中から任意のマッサージコース(マッサージコースC4)を選択する(S62)。このとき、第三進退手段43ではなく、第四進退手段44を駆動させてもよい(S63-2)。
【0072】
マッサージコースC4を開始すると、マッサージユニット30の第三進退手段43が駆動を開始する(S63-1)。第三進退手段43が駆動することで、第三マッサージ部40Cが被施療部に接近する方向に押し出される。第三進退手段43の駆動を維持した状態で、第一進退手段41と第二進退手段42を駆動させる(S64)。そうすることで、三方向から被施療部を押圧することができる。その後、第一進退手段41と第二進退手段42の駆動を停止させる(S65)。第一進退手段41と第二進退手段42の駆動を停止すると、付勢手段47UR,47ULの働きにより、第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40Bは被施療部から離反する方向に移動する。
【0073】
次に、第一進退手段41の駆動を開始する(S66)。このとき、第三進退手段43はまだ駆動した状態であるから、被施療部は、第一マッサージ部40Aと第三マッサージ部40Cにより上下方向から挟み込まれた状態となる。所定時間経過後、第一進退手段41の駆動を停止する(S67)。第一進退手段41の駆動を停止すると、付勢手段47URの働きにより、第一マッサージ部40Aは被施療部から離反する方向に移動する。
【0074】
次に、第二進退手段44の駆動を開始する(S68)。このとき、第三進退手段43はまだ駆動した状態であるから、被施療部は、第三マッサージ部40Cと第二マッサージ部40Bにより上下方向から対角線上に挟み込まれた状態となる。所定時間経過後、第二進退手段42の駆動を停止する(S69)。第二進退手段42の駆動を停止すると、付勢手段47ULの働きにより、第二マッサージ部40Bは被施療部から離反する方向に移動する。
【0075】
そして、第三進退手段43の駆動を停止し(S70-1)、マッサージコースC4が終了する(S71)。第三進退手段43ではなく、第四進退手段44を駆動させていた場合には、第四進退手段44の駆動を停止する(S70-2)。
このように、第三進退手段43又は第四進退手段44を駆動させた状態に、第一進退手段41と第二進退手段42を独立して制御することで、バリエーションに富んだマッサージをすることができる。
【0076】
図10は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1におけるマッサージコースC5の流れを示すフロー図である。マッサージコースC5は、第一進退手段41を駆動させつつ第二進退手段42及び/又は第三進退手段43及び/又は第四進退手段44の駆動と停止を繰り返すコースである。
なお、本実施例においては、「第一進退手段41を駆動させつつ」の状態としているが、一例であり、この限りではない。例えば、「第二進退手段42を駆動させつつ」の状態としてもよい。その場合には、第一進退手段41と第二進退手段42とを置き換えて読み替えればよい。また、「第三進退手段43を駆動させつつ」の状態としてもよい。その場合には、第一進退手段41と第三進退手段43とを置き換えて読み替えればよい。また、「第四進退手段44を駆動させつつ」の状態としてもよい。その場合には、第一進退手段41と第四進退手段44とを置き換えて読み替えればよい。
【0077】
図10に示すとおり、マッサージコースC5には、複数の動作パターン(動作パターンA~D)がある。マッサージコースC5は、これらの動作パターン(動作パターンA~D)が単独の動作として構成されていてもよいし、動作パターンA~Dを適宜組み合わすことにより、構成されていてもよい。
まず、使用者は、マッサージ機1の電源を入れ(電源ON)、マッサージコースを選択することができる状態にする(S81)。マッサージコースは、記憶部(図示せず)に複数記憶されている。使用者は選択可能なマッサージコースの中から任意のマッサージコース(マッサージコースC5)を選択する(S82)。マッサージコースC5を選択すると、まず、第一進退手段41が駆動を開始する(S83)。
【0078】
[動作パターンA]
動作パターンAは、第一進退手段41の駆動と、第二進退手段42と第三進退手段43の駆動と停止を組み合わせた動作である。具体的には、第一進退手段41が駆動した状態で、第二進退手段42と第三進退手段43を駆動させる(S84)。そうすることで、被施療部を三方向から押圧することができる。所定時間経過後、第二進退手段42の駆動を停止する。このとき、第三進退手段43の駆動は維持した状態である(S85)。第二進退手段42の駆動を停止すると、付勢手段47ULの働きにより、第二マッサージ部40Bは被施療部から離反する方向に移動する。つまり、第一マッサージ部40Aと第三マッサージ部40Cとにより、被施療部は上下方向から対向に挟み込まれた状態となる。
【0079】
その後、再び、第二進退手段42の駆動を開始するとともに第三進退手段43の駆動を停止する(S86)。第三進退手段43の駆動を停止すると、付勢手段47DRの働きにより、第三マッサージ部40Cは被施療部から離反する方向に移動する。つまり、第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40B(上側マッサージ部50A)とにより、被施療部は上方向から下方向に向かって押圧されることになる(より詳しくは、連結部31を支点に被施療部を左右方向から挟むように押圧する)。そして、所定時間経過後に、マッサージコースC5を終了する(S100)。なお、第二進退手段42と第三進退手段43の駆動のタイミングは一例であり、S84~S86の順番は問わない。
【0080】
[動作パターンB]
動作パターンBは、第一進退手段41の駆動と、第三進退手段43と第四進退手段44の駆動と停止を組み合わせた動作である。具体的には、第一進退手段41が駆動した状態で、第三進退手段43と第四進退手段44を駆動させる(S87)。そうすることで、被施療部を三方向から押圧することができる。所定時間経過後、第三進退手段43の駆動を停止する。このとき、第四進退手段44の駆動は維持した状態である(S88)。第三進退手段43の駆動を停止すると、付勢手段47DRの働きにより、第三マッサージ部40Cは被施療部から離反する方向に移動する。つまり、第一マッサージ部40Aと第四マッサージ部40Dとにより、被施療部は上下方向から対角線上に挟み込まれた状態となる。
【0081】
その後、再び、第三進退手段43の駆動を開始するとともに第四進退手段44の駆動を停止する(S89)。第四進退手段44の駆動を停止すると、付勢手段47DLの働きにより、第四マッサージ部40Dは被施療部から離反する方向に移動する。つまり、第一マッサージ部40Aと第三マッサージ部40Cとにより、被施療部は上下方向から対向して押圧されることになる。そして、所定時間経過後に、マッサージコースC5を終了する(S100)。なお、第三進退手段43と第四進退手段44の駆動のタイミングは一例であり、S87~S89の順番は問わない。
【0082】
[動作パターンC]
動作パターンCは、第一進退手段41の駆動と、第二進退手段42と第四進退手段44の駆動と停止を組み合わせた動作である。具体的には、第一進退手段41が駆動した状態で、第二進退手段42と第四進退手段44を駆動させる(S90)。そうすることで、被施療部を三方向から押圧することができる。所定時間経過後、第二進退手段42の駆動を停止する。このとき、第四進退手段44の駆動は維持した状態である(S91)。第二進退手段42の駆動を停止すると、付勢手段47ULの働きにより、第二マッサージ部40Bは被施療部から離反する方向に移動する。つまり、第一マッサージ部40Aと第四マッサージ部40Dとにより、被施療部は上下方向から対角線上に挟み込まれた状態となる。
【0083】
その後、再び、第二進退手段42の駆動を開始するとともに第四進退手段44の駆動を停止する(S92)。第四進退手段44の駆動を停止すると、付勢手段47DLの働きにより、第四マッサージ部40Dは被施療部から離反する方向に移動する。つまり、第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40B(上側マッサージ部50A)とにより、被施療部は上方向から下方向に向って押圧されることになる(より詳しくは、連結部31を支点に被施療部を左右方向から挟むように押圧する)。そして、所定時間経過後に、マッサージコースC5を終了する(S100)。なお、第二進退手段42と第四進退手段44の駆動のタイミングは一例であり、S90~S92の順番は問わない。
【0084】
[動作パターンD]
動作パターンDは、第一進退手段41の駆動と、第二進退手段42と第三進退手段43と第四進退手段44の駆動と停止を組み合わせた動作である。具体的には、第一進退手段41が駆動した状態で、第二進退手段42と第三進退手段43と第四進退手段44を駆動させる(S93)。そうすることで、被施療部を四方向から押圧することができる。所定時間経過後、第二進退手段42と第三進退手段43の駆動を停止する。このとき、第四進退手段44の駆動は維持した状態である(S94)。第二進退手段42と第三進退手段43の駆動を停止すると、付勢手段47UL,47DRの働きにより、第二マッサージ部40Bと第三マッサージ部40Cは、被施療部から離反する方向に移動する。つまり、第一マッサージ部40Aと第四マッサージ部40Dとにより、被施療部は上下方向から対角線上に挟み込まれた状態となる。
【0085】
その後、再び、第二進退手段42の駆動を開始するとともに第四進退手段44の駆動を停止する(S95)。第四進退手段44の駆動を停止すると、付勢手段47DLの働きにより、第四マッサージ部40Dは被施療部から離反する方向に移動する。つまり、第一マッサージ部40Aと第二マッサージ部40B(上側マッサージ部50A)により、被施療部は上方向から下方向に向かって押圧されることになる。そして、所定時間経過後、再び、第三進退手段43を駆動させる(S96)。第三進退手段43を駆動させることにより、被施療部を三方向から押圧することができる。
【0086】
その後、第二進退手段42の駆動を停止するとともに第四進退手段44を駆動させる(S97)。そうすることで、被施療部をS96とは異なる三方向から押圧することができる。その後、再び、第二進退手段42を駆動させるとともに第三進退手段43の駆動を停止する(S98)。そうすることで、被施療部をS96、S97とは異なる三方向から押圧することができる。
その後、再び、第二進退手段42と第四進退手段44の駆動を停止するとともに第三進退手段43を再び駆動させる(S99)。そして、マッサージコースC5を終了する(S100)。なお、第二進退手段42と第三進退手段43と第四進退手段44の駆動のタイミングは一例であり、S93~S99の順番は問わない。
このように、各進退手段41~44をそれぞれ独立して制御することで、バリエーションに富んだマッサージをすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0087】
本発明は、簡単な構造でバリエーションに富んだマッサージ動作をすることができるマッサージ機に適用できる。
【符号の説明】
【0088】
制御部 7
マッサージユニット 30
連結部 31
第一マッサージ部 40A
第二マッサージ部 40B
第三マッサージ部 40C
第四マッサージ部 40D
第一進退手段 41
第二進退手段 42
第三進退手段 43
第四進退手段 44
施療子 46UR,46UL,46DR,46DL
上側マッサージ部 50A
下側マッサージ部 50B
図1
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図10