(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025025145
(43)【公開日】2025-02-21
(54)【発明の名称】皮膚化粧料
(51)【国際特許分類】
A61K 8/9794 20170101AFI20250214BHJP
A61K 8/9728 20170101ALI20250214BHJP
A61K 8/34 20060101ALI20250214BHJP
A61Q 19/00 20060101ALI20250214BHJP
【FI】
A61K8/9794
A61K8/9728
A61K8/34
A61Q19/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023129646
(22)【出願日】2023-08-08
(71)【出願人】
【識別番号】000004341
【氏名又は名称】日油株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100124349
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 圭啓
(72)【発明者】
【氏名】小森 咲
(72)【発明者】
【氏名】村上 大
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA031
4C083AA032
4C083AA082
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AB032
4C083AC072
4C083AC111
4C083AC112
4C083AC122
4C083AC132
4C083AC171
4C083AC172
4C083AC302
4C083AC402
4C083AC422
4C083AC622
4C083AC682
4C083AC852
4C083AD022
4C083AD041
4C083AD042
4C083AD091
4C083AD092
4C083AD112
4C083AD152
4C083AD332
4C083AD532
4C083AD652
4C083CC03
4C083DD23
4C083DD27
4C083DD31
4C083EE01
4C083EE06
4C083EE07
(57)【要約】
【課題】重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料の提供。
【解決手段】下記成分(A)~(C)を含有する皮膚化粧料。
(A)米ぬか発酵液を1~98質量%
(B)フェノキシエタノール及び/又はエチルヘキシルグリセリンを0.01~1質量%
(C)炭素数が3~6の2価アルコールを1~20質量%
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記成分(A)~(C)を含有する皮膚化粧料。
(A)米ぬか発酵液を1~98質量%
(B)フェノキシエタノール及び/又はエチルヘキシルグリセリンを0.01~1質量%
(C)炭素数が3~6の2価アルコールを1~20質量%
【請求項2】
さらに、成分(D)下記式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を0.1~10質量%含有する請求項1に記載の皮膚化粧料。
Z-[O(EO)a-(PO)b-(BO)c-H]x・・・(1)
(式(1)中、Zは炭素数1~7個かつ水酸基1~4個を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基である。
xは1~4の整数を示す。
EOはオキシエチレン基である。
POは炭素数3のオキシアルキレン基である。
BOは炭素数4のオキシアルキレン基である。
aは前記EOの平均付加モル数であり、0≦a≦100であり、bは前記POの平均付加モル数であり、0≦b≦60であり、cは前記BOの平均付加モル数であり、0≦c≦5である。ただし、a、b及びcは同時に0ではない。a及びbがいずれも0ではないとき、比(a/b)は1/5~7/1である。EO、PO及びBOはいずれもランダム状に付加してもブロック状に付加してもよく、またランダム部位とブロック部位が混在していてもよい。)
【請求項3】
さらに、成分(E)25℃での水への溶解度が0.5%以上である水溶性有効成分を0.05~10質量%含有する請求項1又は2に記載の皮膚化粧料。
【請求項4】
さらに、成分(F)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びメタクリル酸アルキルを構成モノマーとして含有するモノマー混合物が重合されたポリマーを0.0005~0.5質量%含有する請求項1又は2に記載の皮膚化粧料。
【請求項5】
さらに、成分(F)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びメタクリル酸アルキルを構成モノマーとして含有するモノマー混合物が重合されたポリマーを0.0005~0.5質量%含有する請求項3に記載の皮膚化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚化粧料に関し、さらに詳しくは、重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚は体内から水分が失われるのを防ぎ、外部からの刺激をブロックする重要な機能を有する。皮膚本来の機能を保つには、スキンケアで皮膚の水分を適切な量に保ち、滑らかで健康な皮膚を維持することが重要である。
【0003】
スキンケアには様々な植物由来成分が用いられているが、その一つとして、古くから日本人の食生活に欠かせない米を使用する例が数多く報告されている。例えば特許文献1には、米の抽出液や発酵液などを化粧品原料として用いる例が開示されている。しかしながら、同文献には発酵液を製造する際に生じるアルコールについて何ら言及されておらず、生じたアルコールによって肌に刺激を感じる場合があった。そこで、例えば特許文献2には、アルコール度数1%未満の範囲に発酵させた米発酵液が提案されている。同文献に記載された組成物は、アルコールの刺激に敏感な人でも使用できる反面、数回重ね塗りした際になじみが悪くなったり、すべすべとした適度な被膜感が不足したりする場合があった。
【0004】
米には胚乳の外側に胚芽やぬか層があり、通常は精米して胚芽やぬか層を取り除き、胚乳部分を食用とする。精米の際に発生する胚芽やぬか層などの粉を米ぬかといい、ここから米油が抽出される。米ぬかには米の栄養の90%以上が含まれているが、食用には適さないため、化粧品原料として活用する例が報告されている。例えば特許文献3では、発芽玄米を精米して発芽米とする際に得られる胚芽と胚乳の外皮を主体としてなる糠のエキスまたは発酵物を含有する化粧料が提案されている。同文献に記載された化粧料は、皮膚の弾力性やハリを向上させて、シワやたるみなどの皮膚の老化や不健全化の症状を予防あるいは改善する効果を有する反面、塗布後の肌のすべすべとした適度な被膜感や、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りが不十分な場合があった。
一般的に植物素材は、高温で澱が生じたり、香りが変わってしまったりすることがある。皮膚化粧料は浴室などに置いた場合、40℃程度まで温度が上昇することがあり、このような保管状態でも外観や香りが損なわれないことが求められている。
【0005】
以上より、重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料が求められていたが、かかる要求を達成することは非常に困難であり、かかる要求を満足できるものを提供できているとは言えなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平7-10733号公報
【特許文献2】特開2006-151837号公報
【特許文献3】特開2007-131578号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、少なくとも後述の成分(A)~(C)を特定の割合で配合した皮膚化粧料により上記課題を解決することを見出して本発明を完成させた。
【0009】
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
本発明の態様(1)は、下記成分(A)~(C)を含有する皮膚化粧料である。
(A)米ぬか発酵液を1~98質量%
(B)フェノキシエタノール及び/又はエチルヘキシルグリセリンを0.01~1質量%
(C)炭素数が3~6の2価アルコールを1~20質量%
【0010】
本発明の態様(2)は、態様(1)の皮膚化粧料において、さらに、成分(D)下記式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を0.1~10質量%含有する。
【0011】
Z-[O(EO)a-(PO)b-(BO)c-H]x・・・(1)
(式(1)中、Zは炭素数1~7個かつ水酸基1~4個を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基である。
xは1~4の整数を示す。
EOはオキシエチレン基である。
POは炭素数3のオキシアルキレン基である。
BOは炭素数4のオキシアルキレン基である。
aは前記EOの平均付加モル数であり、0≦a≦100であり、bは前記POの平均付加モル数であり、0≦b≦60であり、cは前記BOの平均付加モル数であり、0≦c≦5である。ただし、a、b及びcは同時に0ではない。a及びbがいずれも0ではないとき、比(a/b)は1/5~7/1である。EO、PO及びBOはいずれもランダム状に付加してもブロック状に付加してもよく、またランダム部位とブロック部位が混在していてもよい。)
【0012】
本発明の態様(3)は、態様(1)または態様(2)の皮膚化粧料において、さらに、成分(E)25℃での水への溶解度が0.5%以上である水溶性有効成分を0.05~10質量%含有する。
【0013】
本発明の態様(4)は、態様(1)から態様(3)のいずれか一つの皮膚化粧料において、さらに、成分(F)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びメタクリル酸アルキルを構成モノマーとして含有するモノマー混合物が重合されたポリマーを0.0005~0.5質量%含有する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の皮膚化粧料は、重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れるという効果を奏する。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明は本明細書で説明される実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
なお、本明細書において記号「~」を用いて規定された数値範囲は「~」の両端(上限および下限)の数値を含むものとする。例えば「2~5」は2以上かつ5以下を表す。
【0016】
<皮膚化粧料>
本発明の皮膚化粧料は、下記の成分(A)、成分(B)、成分(C)を少なくとも含有する。以下、各成分について説明する。
なお、本発明における「皮膚」は顔面を含む頭部、頚部、胴部、腕部および脚部における体表面を意味する。
また、以下に説明する各成分の含有量は、皮膚化粧料の総量を100質量%としたときの質量%である。
【0017】
〔成分(A):米ぬか発酵液〕
本発明に用いられる成分(A)は、米の精米時に得られる米ぬかを発酵させて得られる発酵液である。米ぬかを得るための米の品種は特に限定されないが、栄養素が豊富な米が望ましい。例えば、山形県産「つや姫」(品種登録番号第20911号)(登録商標)などを使用できる。「つや姫」(登録商標)は「コシヒカリ」と比較して、グルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸が豊富であることが報告されている(山形県農業総合研究センター「平成24年度つや姫の美味しさに関する研究成果とりまとめ資料」より)。使用する米の品種は1種を単独で又は2種以上組み合わせてもよい。
【0018】
米ぬかは、通常の精米時に出る粉状のものであり、少なくともぬか層が含まれていればよく、胚芽を含んでいてもよい。精米歩合は特に限定されないが、精米歩合を50%以上とすることが好ましい。
なお、精米歩合は白米重量を玄米重量で除した割合である重量精米歩合により表される。
【0019】
米ぬかは米油を含有していてもよいが、米油を脱脂した脱脂米ぬかを用いるほうがすべすべとした適度な被膜感に優れるため好ましい。米ぬかから米油を抽出し、脱脂米ぬかを得る方法としては、ノルマルヘキサンを用いた溶剤抽出法が一般的である。しかし溶剤を用いると脱脂米ぬかに有機溶剤が残存する可能性があり、化粧品原料として使用するには安全性が課題となる場合がある。そのため、米油の抽出方法としては、有機溶剤を用いず、米ぬかを圧搾して米油を抽出する、いわゆる圧搾法が好ましい。例えば、特許第6783558号公報には、米ぬかなどの油分の少ない原材料から効率的に油分を抽出する方法が記載され、本発明で用いられる米ぬかとして、このような圧搾法で得られた脱脂米ぬかを使用することが好ましい。
【0020】
成分(A)の米ぬか発酵液を製造する方法は、例えば、米ぬかと水を混合する混合工程と、この混合物に菌を添加して発酵処理する発酵処理工程と、前記菌を自己消化させる自己消化工程とを含むことができる。
【0021】
混合工程では、高温安定性に優れ、かつ熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができるという観点から、米ぬかと水の質量比(米ぬか/水)は、1/10~1/1,000が好ましく、1/100~1/500がより好ましい。また、混合工程は室温(1~30℃)下で行ってもよいが、水に米ぬかの成分を十分抽出させるために、60~100℃程度の加熱下で行うことが好ましい。水としては、イオン交換水、蒸留水等の精製水等、化粧料の製造に適する水が用いられる。
【0022】
発酵処理工程で用いる菌は特に限定されないが、例えば、酵母サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)を使用することができる。サッカロミセス・セレビシエは日本酒やビール、パンを製造する際に一般的に用いられる酵母であり、発酵処理工程でアルコールが生成する。米ぬかと水の混合物にサッカロミセス・セレビシエを添加し発酵させた発酵液をスターターとし、発酵処理することができる。発酵処理工程は、好気条件で、20~40℃、30分~5時間程度の発酵を行うことが好ましい。発酵工程の条件が上記範囲内である場合、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料が得られ易くなる。
【0023】
自己消化工程は、特に限定されないが、例えば、好気条件で40~60℃、5~24時間程度の撹拌を行うことが好ましい。
自己消化工程が上記条件範囲内で行われることにより、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れる皮膚化粧料を得られ易くなる。
【0024】
アルコールフリー化粧品の需要の高まりから、米ぬか発酵液はエタノールを含まないことが好ましい。例えば、エタノールを除去するために、米ぬか発酵液を加熱することができる。加熱方法は、発酵液の色やにおいを損なわないという点から、オートクレーブで90~150℃、30分~3時間程度行うことが好ましい。本加熱工程により、発酵処理工程で生じたエタノールを50ppm未満に減少させることが好ましい。エタノールの含有量を少なくすると、すべすべとした適度な被膜感に優れる皮膚化粧料を得られ易くなる。
【0025】
成分(A)の含有量は、皮膚化粧料全体量に対して、1~98質量%であり、好ましくは30~80質量%、より好ましくは40~70質量%である。
成分(A)の含有量が少なすぎると、重ね塗り時のなじみの良さ、すべすべとした適度な被膜感、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りが不十分となることがある。成分(A)の含有量が多すぎると、配合量に見合った効果が得られないことがある。
【0026】
〔成分(B):フェノキシエタノール、エチルヘキシルグリセリン〕
本発明に用いられる成分(B)は、フェノキシエタノール及び/又はエチルヘキシルグリセリンである。フェノキシエタノールは、エチレングリコールとフェノールとのモノエーテルである。エチルヘキシルグリセリンは、グリセリンと2-エチルヘキサノールとのモノエーテルである。本発明の皮膚化粧料には、成分(B)として、フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンのうち1種を単独で、又は2種を組み合わせて含有させることができる。
【0027】
本発明において、上記フェノキシエタノール及びエチルヘキシルグリセリンとして、自体公知の製造方法に従って調製したものを用いることができ、化粧料、医薬部外品用等として市販されている製品を用いることもできる。
【0028】
成分(B)の含有量は、皮膚化粧料全体量に対して、0.01~1質量%であり、好ましくは0.1~0.8質量%、より好ましくは0.2~0.6質量%である。
成分(B)の含有量が少なすぎると、なじみ時のきしみのなさ、すべすべとした適度な被膜感、高温安定性が不十分となることがある。成分(B)の含有量が多すぎると、すべすべとした適度な被膜感、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りが不十分となることがある。
【0029】
〔成分(C):炭素数が3~6の2価アルコール〕
本発明で用いられる成分(C)は、炭素数が3~6の2価アルコールである。例えば、1,3-プロパンジオール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。これらの中で1,3-プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ジプロピレングリコールが好ましく用いられる。
【0030】
本発明において、上記炭素数3~6の2価アルコールとして、自体公知の製造方法に従って調製したものを用いることができ、化粧料、医薬部外品用等として市販されている製品を用いることもできる。
本発明の皮膚化粧料には、成分(C)として、上記炭素数3~6の2価アルコールからなる群から選ばれる1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて含有させることができる。
【0031】
成分(C)の含有量は、皮膚化粧料全体量に対して、1~20質量%であり、好ましくは2~18質量%、より好ましくは5~15質量%である。
成分(C)の含有量が少なすぎると、すべすべとした適度な被膜感が不十分となることがある。成分(C)の含有量が多すぎると、なじみ時のきしみのなさ、すべすべとした適度な被膜感、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りが不十分となることがある。
【0032】
〔成分(D):アルキレンオキシド誘導体〕
本発明の皮膚化粧料は、上記の成分(A)~(C)に加えて、成分(D)として下記式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を更に含有していてもよい。
【0033】
Z-[O(EO)a-(PO)b-(BO)c-H]x・・・(1)
【0034】
式(1)中、Zは炭素数1~7個かつ水酸基1~4個を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基である。Zとしては、例えば、メチルグルコシド残基(炭素数7個かつ水酸基4個を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基)、グリセリン残基(炭素数3個かつ水酸基3個を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基)、ブタノール残基(炭素数4個かつ水酸基4個を有する化合物からすべての前記水酸基を除いた残基)などが挙げられる。
【0035】
xは1~4の整数を示す。
EOはオキシエチレン基である。
POは炭素数3のオキシアルキレン基であり、例えば、オキシプロピレン基、オキシトリメチレン基が挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基である。
BOは炭素数4のオキシアルキレン基であり、例えば、1,2-オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシテトラメチレン基、オキシt-ブチレン基などが挙げられる。好ましくは1,2-オキシブチレン基である。
aは前記EOの平均付加モル数であり、0≦a≦100であり、好ましくは0≦a≦30、より好ましくは0≦a≦15である。
bは前記POの平均付加モル数であり、0≦b≦60であり、好ましくは0≦b≦20、より好ましくは0≦b≦10である。
cは前記BOの平均付加モル数であり、0≦c≦5であり、好ましくは0≦c≦4、より好ましくは0≦c≦3である。
ただし、a、b及びcは同時に0ではない。a及びbがいずれも0ではないとき、比(a/b)は1/5~7/1であり、好ましくは1/3~5/1であり、より好ましくは1/2~4/1である。
EO、PO及びBOはいずれもランダム状に付加してもブロック状に付加してもよいが、ランダム部位とブロック部位が混在しているのがより好ましい。
【0036】
本発明において、上記アルキレンオキシド誘導体として、自体公知の製造方法に従って調製したものを用いることができ、化粧料、医薬部外品用等として市販されている製品を用いることもできる。上記アルキレンオキシド誘導体の製品としては、例えば、「マクビオブライド(登録商標)MG-10E」(Zはメチルグルコシド残基、xは4、aは2.5、bは0、cは0である。)、「マクビオブライド(登録商標)MG-20P」(Zはメチルグルコシド残基、xは4、aは0、bは5、cは0である。)、「WILBRIDE(登録商標)S-753」(Zはグリセリン残基、xは3、aは2.7、bは1.7、cは1、a/bは1.6である。)、「WILBRIDE(登録商標)BS-03」(Zはブタノール残基、xは1、aは10、bは7、cは0、a/bは1.4である。EOのブロック部位とEO/POのランダム部位とが混在している。)、「UNILUBE(登録商標)50MB-11」(Zはブタノール残基、xは1、aは9、bは10、cは0、a/bは0.9である。)(いずれも日油(株)製)などを使用することができる。
【0037】
本発明の皮膚化粧料には、成分(D)として、式(1)に含まれる種々のアルキレンオキシド誘導体からなる群から選ばれる1種を単独で、または2種以上を組み合わせて含有させることができる。
本発明の皮膚化粧料が成分(D)を含有する場合、成分(D)の含有量は、皮膚化粧料全体量に対して、好ましくは0.1~10質量%であり、より好ましくは0.5~9質量%、さらに好ましくは1~8質量%である。成分(D)の含有量が前記範囲内であると、重ね塗り時のなじみの良さ、なじみ時のきしみのなさ、すべすべとした適度な被膜感がいずれもさらに良好となる。
【0038】
本発明の皮膚化粧料が成分(D)を含有する場合、成分(D)に対する成分(A)の含有量の質量比(A)/(D)は、5~80であることが好ましく、より好ましくは10~70、さらに好ましくは15~60である。質量比(A)/(D)が前記範囲内である場合、すべすべとした適度な被膜感がさらに良好となる。
【0039】
〔成分(E):水溶性有効成分〕
本発明の皮膚化粧料は、上記の成分(A)~(C)に加えて、成分(E)として25℃での水への溶解度が0.5%以上である水溶性有効成分を更に含有していてもよい。溶解度の上限値は特に限定しないが、好ましくは200%であり、より好ましくは100%である。なお、25℃での水100gに対して結晶性固体が0.5gまで溶解する場合に、この結晶性固体の水への溶解度を0.5%とする。
【0040】
25℃での水への溶解度が0.5%以上である水溶性有効成分として、具体的には、アラントイン(溶解度0.5%)、グリチルリチン酸ジカリウム(溶解度1%)、トラネキサム酸(溶解度16%)、アスコルビン酸グルコシド(溶解度71%)、ナイアシンアミド(溶解度100%)などが挙げられる。
【0041】
成分(E)として上記水溶性有効成分からなる群から選ばれる1種を単独で、または2種以上を組み合わせて含有させることができる。1種を単独で用いる場合はアラントインまたはグリチルリチン酸ジカリウムを用いることが好ましく、2種以上を併用する場合はアラントイン及びグリチルリチン酸ジカリウムから選ばれる1種又は2種と、トラネキサム酸、アスコルビン酸グルコシド及びナイアシンアミドから選ばれる1種又は2種以上とを組み合わせて用いることが好ましい。
【0042】
本発明の皮膚化粧料が成分(E)を含有する場合、成分(E)の含有量は、皮膚化粧料全体量に対して、好ましくは0.05~10質量%であり、より好ましくは0.1~9質量%、さらに好ましくは1~8質量%である。成分(E)の含有量が前記範囲内であると、すべすべとした適度な被膜感がさらに良好となる。
なお、成分(E)を含有する皮膚化粧料には、上記の成分(D)が含有されていてもよい。
【0043】
〔成分(F):メタクリル系ポリマー〕
本発明の皮膚化粧料は、上記の成分(A)~(C)に加えて、成分(F)として、特定構造単位を有するメタクリル系ポリマーを更に含有していてもよい。かかるメタクリル系ポリマーは、具体的には、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びメタクリル酸アルキルを構成モノマーとして含有するモノマー混合物を重合させることによって得られるポリマーである。メタクリル酸アルキルにおけるアルキル基としては、例えば、炭素数1~8の直鎖状又は分枝状のアルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などが挙げられる。好ましくは、n-ブチル基である。
【0044】
メタクリル系ポリマー中の2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸アルキルのモル比(2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン:メタクリル酸アルキル)は1:0.2~1:3であることが好ましい。
【0045】
重合させるモノマー混合物は、本発明の効果を阻害しない範囲内で、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン及びメタクリル酸アルキル以外の他の重合性モノマーを構成モノマーとして含んでいてもよい。モノマー混合物が他の重合性モノマーを含有する場合、モノマー混合物100モル%に対して他の重合性モノマーの割合が10モル%以下であることが好ましい。
【0046】
成分(F)のメタクリル系ポリマーの重量平均分子量は、好ましくは10,000~2,000,000であり、より好ましくは100,000~1,000,000である。なお、重量平均分子量はゲルパーミュエーションクロマトグラフィーにより測定することができる。
【0047】
本発明において、成分(F)のメタクリル系ポリマーとして、自体公知の製造方法に従って調製したものを用いることができ、化粧料、医薬部外品用等として市販されている製品を用いることもできる。製品としては、例えば、商品名「LIPIDURE(登録商標)-PMB」〔日油(株)製、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン80モル%、メタクリル酸ブチル20モル%、重量平均分子量:60万〕が挙げられる。
【0048】
本発明の皮膚化粧料には、成分(F)として、両モノマーのモル比や重量平均分子量が異なる種々のメタクリル系ポリマーからなる群から選ばれる1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて含有させることができる。
【0049】
本発明の皮膚化粧料が成分(F)を含有する場合、成分(F)の含有量は、皮膚化粧料全体量に対して、好ましくは0.0005~0.5質量%であり、より好ましくは0.001~0.4質量%、さらに好ましくは0.01~0.3質量%である。成分(F)の含有量が前記範囲内であると、なじみ時のきしみのなさ、すべすべとした適度な被膜感がいずれもさらに良好となる。
なお、成分(F)を含有する皮膚化粧料には、上記の成分(D)及び/又は成分(E)が含有されていてもよい。
【0050】
〔他の成分〕
本発明の皮膚化粧料には、本発明の効果を阻害しない範囲内で、上記の成分(A)~成分(F)以外の他の成分を含有させることができる。他の成分は化粧料に常用されるものであり、例えば、エタノールなどの低級アルコール、保湿剤、油剤、増粘剤、糖類、界面活性剤、有機塩、無機塩、pH調整剤、キレート剤、抗酸化剤、殺菌剤、血流促進剤、抗炎症剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、ビタミン類、アルギニンなどのアミノ酸、色素、香料などが挙げられる。
本発明の皮膚化粧料がかかる他の成分を含有する場合、その含有量は、皮膚化粧料全体量に対して、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下である。
【0051】
本発明の皮膚化粧料においては、水を用いて全体量が100質量%になるように調整される。全体量を100質量%に調整するために用いられる水の使用量は、皮膚化粧料総量に対して、通常0~90質量%であり、好ましくは0~70質量%、より好ましくは0~60質量%である。なお、水以外の成分で皮膚化粧料の全体量が100質量%である場合は、水を用いて全体量を100質量%に調整する必要がない。
【0052】
〔皮膚化粧料の製造〕
本発明の皮膚化粧料は公知の方法により製造することができる。例えば、成分(A)として米ぬか発酵液、成分(B)としてフェノキシエタノール及び/又はエチルヘキシルグリセリン、成分(C)として炭素数が3~6の2価アルコール、成分(D)としてアルキレンオキシド誘導体、成分(E)として25℃での水への溶解度が0.5%以上である水溶性有効成分、成分(F)としてメタクリル系ポリマーを混合し、本発明の皮膚化粧料を製造することができる。
本発明の皮膚化粧料は、液状、ジェル状、乳液状、クリーム状等の剤型にすることができ、顔や身体等に用いられる。
【実施例0053】
以下に、実施例および比較例を挙げて本発明の実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
各成分を表1~3に示す含有量で配合した実施例1~25及び比較例1~4の各皮膚化粧料について下記評価方法により評価を行った。
【0054】
実施例及び比較例において、成分(A)-1は以下のように製造した。
(1)山形県産「つや姫」(品種登録番号第20911号)(登録商標)の玄米を精米歩合90%で精米した時に得られる米ぬかを圧搾法により脱脂した脱脂米ぬかを素原料とし、脱脂米ぬかに対して100倍の水を加え、80℃で3時間抽出した。
(2)上記(1)で得られた抽出物をオートクレーブで121℃、20分間滅菌処理した。
(3)酵母サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)で発酵させた米ぬか発酵液をスターターとし、これを上記(2)の処理物に加え、好気条件で30℃、2時間発酵処理を行った。
(4)上記(3)で得られた処理物を50℃で16時間撹拌し、自己消化を行った。
(5)上記(4)で得られた処理物をオートクレーブで121℃、1時間加熱し、残留エタノールを50ppm未満まで低減した。
(6)上記(5)で得られた処理物を0.45μmフィルターでろ過したものを成分(A)-1とした。
【0055】
成分(A)-2として、素原料として脱脂を行っていない未脱脂米ぬかを使用した以外は成分(A)-1と同様のフローで製造した米ぬか発酵液を用いた。
成分(A)-3として、成分(A)-1製造時の(5)の操作を行わず、エタノール含有量が1質量%である米ぬか発酵液を用いた。
成分(A)’として、素原料として精米歩合90%の米を使用し、成分(A)-1と同様のフローで製造した米発酵液を用いた。
【0056】
成分(D)として日油(株)製「WILBRIDE(登録商標)BS-03」を用いた。
成分(F)として日油(株)製「LIPIDURE(登録商標)-PMB」(ポリマー5質量%、水95質量%)を用いた。なお、表2に記載された成分(F)の含有量は、用いた製剤中に含まれるポリマーの含有量である。
【0057】
<評価方法>
(1)重ね塗り時のなじみの良さ
20名の男女をパネリストとし、皮膚化粧料1gを乾いた手に取り、顔になじませ、その直後に再度同じ皮膚化粧料1gを手に取り、顔になじませた際のなじみの良さを下記の基準により判定した。
2点:非常になじみが良いと感じた場合。
1点:なじみが良いと感じた場合。
0点:なじみが悪いと感じた場合。
20名の合計点を求めて、下記の基準で評価して表に示した。◎及び○を合格、△及び×を不合格とした。
◎:合計点が35点以上である。
○:合計点が30点以上34点以下である。
△:合計点が20点以上29点以下である。
×:合計点が19点以下である。
【0058】
(2)なじみ時のきしみのなさ
20名の男女をパネリストとし、皮膚化粧料1gを乾いた手に取って顔になじませ、皮膚化粧料が完全になじみきる前のきしみのなさを下記の基準により判定した。
2点:全くきしみがないと感じた場合。
1点:きしみがないと感じた場合。
0点:きしみがあると感じた場合。
20名の合計点を求めて、下記の基準で評価して表に示した。◎及び○を合格、△及び×を不合格とした。
◎:合計点が35点以上である。
○:合計点が30点以上34点以下である。
△:合計点が20点以上29点以下である。
×:合計点が19点以下である。
【0059】
(3)すべすべとした適度な被膜感
20名の男女をパネリストとし、皮膚化粧料1gを乾いた手に取って顔になじませ、完全になじんだ後、人差し指で肌を数回往復しながら触れた際の、すべすべとした適度な被膜感を下記の基準により判定した。
2点:すべすべとした適度な被膜感が非常にあると感じた場合。
1点:すべすべとした適度な被膜感があると感じた場合。
0点:すべすべとした適度な被膜感がないと感じた場合。
20名の合計点を求めて、下記の基準で評価して表に示した。◎及び○を合格、△及び×を不合格とした。
◎:合計点が35点以上である。
○:合計点が30点以上34点以下である。
△:合計点が20点以上29点以下である。
×:合計点が19点以下である。
【0060】
(4)熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香り
20名の男女をパネリストとし、皮膚化粧料1gを乾いた手に取り、顔になじませた際の深みのある甘い香りを下記の基準により判定した。
2点:深みのある甘い香りを強く感じた場合。
1点:深みのある甘い香りを感じた場合。
0点:深みのある甘い香りを感じない場合。
20名の合計点を求めて、下記の基準で評価して表に示した。◎及び○を合格、△及び×を不合格とした。
◎:合計点が35点以上である。
○:合計点が30点以上34点以下である。
△:合計点が20点以上29点以下である。
×:合計点が19点以下である。
【0061】
(5)高温安定性(色、におい)
皮膚化粧料40gを容量50mLのガラス容器に充填して蓋を閉め、40℃の恒温槽に3ヶ月静置した。3ヶ月後、恒温槽から取り出して皮膚化粧料の色及びにおいを観察し、初期値(充填時の色、におい)と比較して下記のように判定した。○を合格、×を不合格とした。
○:色又はにおいに変化がない。
×:色及び/又はにおいに変化がある。
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
実施例1~25の皮膚化粧料は、いずれも重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れていた。
【0066】
これに対して、比較例1~4では、十分な性能が得られていない。
比較例1は、成分(A)の代わりに米発酵液を使用したため、すべすべとした適度な被膜感、深みのある甘い香り、高温安定性が不十分であった。
比較例2は、成分(A)を含まないため、重ね塗り時のなじみの良さ、なじみ時のきしみのなさ、すべすべとした適度な被膜感、深みのある甘い香りが不十分であった。
比較例3は、成分(B)を含まないため、なじみ時のきしみのなさ、すべすべとした適度な被膜感、高温安定性が不十分であった。
比較例4は、成分(C)を含まないため、すべすべとした適度な被膜感が不十分であった。
【0067】
次に、本発明の皮膚化粧料の製剤例(処方例1及び2)を示す。これら製剤例の皮膚化粧料も、重ね塗り時のなじみが良く、なじみ時のきしみがなく、塗布後の肌にすべすべとした適度な被膜感があり、熟成した米ぬか特有の深みのある甘い香りを楽しむことができ、高温安定性に優れていた。
なお、下記の製剤例における米ぬか発酵液は上記実施例で用いた成分(A)-1と同じであり、水溶性高分子の配合量は固形分の配合量である。
【0068】
〔処方例1〕液状皮膚化粧料(質量%)
成分(A)-1米ぬか発酵液:60
成分(B)フェノキシエタノール:0.3
成分(B)エチルヘキシルグリセリン:0.1
成分(C)1,3-ブチレングリコール:8
成分(D)ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(7)ブチルエーテル:1
成分(D)ポリオキシプロピレン(20)メチルグルコシド:1
成分(E)ナイアシンアミド:5
成分(E)グリチルリチン酸ジカリウム:0.05
成分(F)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体:0.03
グリセリン:1.5
ポリグリセリン-3:0.5
ソルビトール:2
ポリエチレングリコール11000:1
ヒアルロン酸ナトリウム:0.01
カルボキシビニルポリマー:0.3
水酸化カリウム:0.07
水:残量
【0069】
〔処方例2〕クリーム状皮膚化粧料(質量%)
成分(A)-1米ぬか発酵液:35
成分(B)フェノキシエタノール:0.3
成分(B)エチルヘキシルグリセリン:0.2
成分(C)1,3-ブチレングリコール:2
成分(C)1,2-ペンタンジオール:2
成分(D)ポリオキシブチレン(3)ポリオキシエチレン(8)ポリオキシプロピレン(5)グリセリルエーテル:1
成分(D)ポリオキシプロピレン(20)メチルグルコシド:1
成分(E)トラネキサム酸:1
成分(E)グリチルリチン酸ジカリウム:0.05
成分(F)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体:0.08
成分(F)2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体:0.05
グリセリン:4
ジグリセリン:1
ヒアルロン酸ナトリウム:0.2
ポリアクリル酸アミド:0.1
タマリンドシードガム:0.25
トリエチルヘキサノイン:7.5
オリーブ果実油:2
ホホバ種子油:2.5
水添パーム油:1.2
水添ポリイソブテン:1
ミリスチン酸ミリスチル:4
ステアリン酸ステアリル:1
ミツロウ:0.7
ベヘニルアルコール:3
ステアリン酸PEG-75:1.4
ポリソルベート60:1.4
ステアリン酸グリセリル:2.8
ポリブチレングリコール/PPG-9/1コポリマー:1
ジメチコン:1.5
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー:0.15
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー:0.05
水酸化カリウム:0.02
クエン酸:0.01
クエン酸ナトリウム:0.02
水:残量