(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025025223
(43)【公開日】2025-02-21
(54)【発明の名称】プリンタ
(51)【国際特許分類】
B41J 2/01 20060101AFI20250214BHJP
【FI】
B41J2/01 301
B41J2/01 129
B41J2/01 303
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023129809
(22)【出願日】2023-08-09
(71)【出願人】
【識別番号】324012246
【氏名又は名称】ローランドディー.ジー.株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100160004
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 憲雅
(74)【代理人】
【識別番号】100120558
【弁理士】
【氏名又は名称】住吉 勝彦
(74)【代理人】
【識別番号】100148909
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧澤 匡則
(74)【代理人】
【識別番号】100192533
【弁理士】
【氏名又は名称】奈良 如紘
(72)【発明者】
【氏名】小林 良介
【テーマコード(参考)】
2C056
【Fターム(参考)】
2C056EA20
2C056EC03
2C056EC28
2C056FB01
2C056FB04
2C056FB09
2C056HA37
2C056HA44
2C056HA60
2C056JA01
2C056JB04
2C056KC01
(57)【要約】
【課題】外観性の面で製品デザインの印象に影響を及ぼさず、外観性・意匠性が優れたプリンタを提供すること。
【解決手段】プリンタ(10)は、キャリッジ(12)の動作を停止させる停止スイッチ(40)を備えており、外形を構成するケース(20)と、ケース(20)に形成された開口部(21)を開閉可能に覆う開閉カバー(30)と、を備え、停止スイッチ(40)は、ケース(20)の中に配置されている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主走査方向に延びるレールと、前記レール上を移動可能なキャリッジと、前記キャリッジに設けられるインクヘッドと、前記インクヘッドの側方でキャリッジに設けられ、紫外線を照射するUVランプと、前記キャリッジの動作を停止させる停止スイッチを備えたプリンタにおいて、
外形を構成するケースと、前記ケースに形成された開口部を開閉可能に覆う開閉メインカバーと、を備え、
前記停止スイッチは、前記ケースの中に配置されていることを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
前記レールの上側で主走査方向に延びる前壁を備え、
前記停止スイッチは、前記前壁の主走査方向における端部に配置されている請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記停止スイッチは、紫外線を遮るカバー部材により一部が覆われており、
前記カバー部材は、前記前壁に固定されている請求項2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記カバー部材は、前記停止スイッチの下方を覆う下カバー部と、前記停止スイッチの側方を覆う側方カバー部と、を有する、請求項3に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記前壁には、前記カバー部材を固定するための孔が形成され、
前記カバー部材は、外力により変形可能であり、前記孔に係止可能な係止部を有している請求項4記載のプリンタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置の動作を停止させる停止スイッチを備えたプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタにおいては、筐体となるケースに設けられた透明な窓から内部を見る状態で、または、開口部を覆う開閉カバーを開けて内部が見える状態で、装置内部の動作を確認したり、メンテナンスをしたりすることがある。
【0003】
装置内部の動作確認やメンテナンスの際、何等かの事情で装置の動作を停止させる必要が生じたときに、停止スイッチを押して装置の動作を停止させる。停止スイッチを備えるプリンタが特許文献1に開示されている。
【0004】
特許文献1に開示されたプリンタは、記録媒体に画像を記録するヘッド部と、このヘッド部を走査方向に移動可能に支持する搬送部と、この搬送部を駆動してヘッド部を走査させる走査用モータと、この走査用モータに駆動電流を出力して駆動制御を行うモータ制御部と、ヘッド部および搬送部を覆うケーシングと、このケーシングに設けられ開放されることでヘッド部を外部に露出するドアと、ドアの開放を検出する検出部と、この検出部によるドア開放の検出に連動させてモータ制御部に供給される電源を遮断するインターロック部と、ケーシングの内部に配置され、手動操作によりモータ制御部から走査用モータへ駆動電流が供給される電路を開閉する開閉手段と、を備えている。
【0005】
また、特許文献1に開示されたプリンタは、ケーシングの外側に、装置動作を緊急停止させるための非常停止スイッチが設けられている。何等かの事情が乗じた場合に、プリンタの外方から非常停止スイッチを押して装置を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のプリンタでは、ケーシングの外側に非常停止スイッチが設けられており、プリンタの外方から非常停止スイッチを押して装置を停止させる。しかし、非常停止スイッチは分かり易く目立つように赤色で比較的大きなボタンで構成されているため、特許文献1のプリンタのようにケーシングの外側に非常停止スイッチが設けられると、製品デザインに影響を及ぼして外観性が損なわれる。
【0008】
本発明は、外観性の面で製品デザインの印象に影響を及ぼさず、外観性・意匠性が優れたプリンタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示によれば、主走査方向に延びるレールと、前記レール上を移動可能なキャリッジと、前記キャリッジに設けられるインクヘッドと、前記インクヘッドの側方でキャリッジに設けられ、紫外線を照射するUVランプと、前記キャリッジの動作を停止させる停止スイッチを備えたプリンタにおいて、
外形を構成するケースと、前記ケースに形成された開口部を開閉可能に覆う開閉メインカバーと、を備え、
前記停止スイッチは、前記ケースの中に配置されていることを特徴とするプリンタが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、外観性の面で製品デザインの印象に影響を及ぼさず、外観性・意匠性が優れたプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、実施例によるプリンタの斜視図である。
【
図2】
図1に示したプリンタの開閉カバーを開いた状態の斜視図である。
【
図4】実施例によるカバー部材のプリンタの断面方向からみた作用図である。
【
図5】実施例によるカバー部材のプリンタの正面方向からみた作用図である。
【
図7】実施例によるカバー部材をプリンタに取り付けた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明を実施するための形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とはプリンタに対面した状態を基準として左右、前後とはプリンタによる紙の送り方向を基準として前後を指す。
【0013】
<実施例>
(プリンタ)
図1~
図3を参照する。プリンタ10は、紙等からなるメディアにカラー画像を形成可能なUV式のプリンタ(UVプリンタ)である。UVプリンタでは、紫外線を照射させることで硬化するUVインクを使用する。
【0014】
プリンタ10は、外形を構成するケース20と、このケース20に形成された開口部21を開閉可能に覆う開閉メインカバー30と、を備える。
【0015】
また、プリンタ10は、メディアを載置可能なテーブル15と、このテーブル15の上方において左右幅方向に伸びるレール11と、レール11の上側で左右方向に延びる前壁22と、レール11上を移動可能なキャリッジ12と、それぞれ異なる色のインクが充填されたインクカートリッジ13と、これらのインクカートリッジ13からインクを送液可能に接続されたインクチューブと、これらのインクチューブに接続されていると共にキャリッジ12に収納されているインクヘッド16と、キャリッジ12に設けられた紫外線を照射するUVランプ14と、インクヘッド16のメンテナンスを行うメンテナンス装置と、キャリッジ12等を制御する制御装置と、を備える。
【0016】
なお、メンテナンス装置は、インクヘッド16のノズル面を払拭するワイプ装置と、インクの吐出面側を保護するキャップ装置と、を含む。
【0017】
プリンタ10は、キャリッジ12を移動させながら、インクヘッド16の下方を通過するメディアに印刷を行う。なお、UVプリンタは、UVランプ14から紫外線をUVインクに照射して硬化させることで印刷を行うものであり、様々な素材に印刷でき、樹脂、木材、皮革など、硬度の高い素材から柔軟性の高い素材まで様々な素材に印刷ができる。
【0018】
(メディア)
メディアは、例えば、スマートフォンケース、銘板、看板、キーホルダー、ブックカバー、瓶などの円筒形状の部材、ボールなどの曲面を有する部材、普通紙などの紙類、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等の樹脂類、アルミニウム材、鉄材等の金属類であってもよく、様々な材料で構成され部材が可能である。
【0019】
(ヘッド、インクカートリッジ、および、インク)
インクカートリッジは、シアンインクが充填されたシアンカートリッジと、マゼンダインクが充填されたマゼンダカートリッジと、イエローインクが充填されたイエローカートリッジと、ブラックインクが充填されたブラックカートリッジ等からなる。なお、インクカートリッジ13を構成するカートリッジの数や色は任意に選択することができる。
【0020】
(ケース)
ケース20は、机や台に当接する脚部23と、これらの脚部23上に設けられた底部24と、この底部24の左右幅方向の各々の縁から立ち上がるように形成された左右の側面部25と、底部24の後の縁から立ち上がるように形成された背面部26と、この背面部26及び左右の側面部25の上側を塞ぐ天板部27と、底部24の前の縁からプリンタ20の高さ方向途中まで立ち上がるように形成された下前面部28と、この下前面部28の上側と天板部27との間に後方から前方に向かって下降傾斜して形成された上前面部29と、を備えている。
【0021】
左右の側面部25の前側で上下方向に延びる側縁と、天板部27の前側で左右方向に延びる前縁と、下前面部28の上側で左右方向に延びる上縁と、により開口部21が形成されている。この開口部21は、開閉メインカバー30により開閉可能である。上前面部29は、左右の側面部25の前側で上下方向に延びる左右の側縁から開口部21の外側に延設されている。開口部21を開閉可能に覆う開閉メインカバー30の上端部には、左右の側面における上端部に一対の軸部が設けられている。この一対の軸部が開口部21の左右上端の位置で左右の側面部25に回転可能に支持される。
【0022】
なお、実施例では、開閉メインカバー30は、紫外線をカットする色付きの部材としたが、紫外線をカットすることができれば、開閉メインカバー30は、半透明、略透明のいずれであっても差し支えない。
【0023】
(停止スイッチ)
プリンタ10は、ケース20の中に装置の動作を停止させる停止スイッチ40が配置されている。詳細には、プリンタ10の前に対向する方向から見て、停止スイッチ40は、上の角に配置されている。停止スイッチ40は、例えば、赤色であり、ユーザーの手の平で押すことを想定した大きさのサイズのボタン状に形成されている。
【0024】
また、ケース20内の上部にその面がプリンタの前方を向くように前壁22が設けられている。この前壁22は、ケース20内にてレール11の上方で上下に所定の長さで、一方の側面部25から他方の側面部25に亘り設けられており、各種機器や配線を覆っている。停止スイッチ40は、前壁22に固定されている。なお、プリンタ10の前に対向する方向から見て、前壁22の左右方向において、右側に停止スイッチ40が配置され、左側にはインクカートリッジ13の挿入口が形成されている。前壁22の下方には、レール11、レール11に沿って左右方向に移動するキャリッジ12(インクヘッド16、メンテナンス装置等)及びUVランプ14が配置されている。
【0025】
(カバー部材)
図4~
図7を参照する。停止スイッチ40は、紫外線を遮るカバー部材50により一部が覆われている。カバー部材50は、停止スイッチ40の下方を覆う下カバー部51と、停止スイッチ40の側方を覆う側方カバー部52と、を有する。カバー部材50は、前壁22に固定されている。
【0026】
(カバー部材を固定するための孔)
また、前壁22には、カバー部材50を固定するための孔22a、22b、22cが形成されている。カバー部材50は、孔22a、22b、22cに係止可能な係止部53a、53b、53cを有している。
【0027】
カバー部材50を固定するための孔22aは、上下方向に延びる縦長のスリット状に形成されている。カバー部材50を固定するための孔22bは、孔22aの下方において左右方向に延びる横長のスリット状に形成されている。カバー部材50を固定するための孔22cは、孔22bと同じ高さの側方において左右方向に延びる横長のスリット状に形成されている。
【0028】
カバー部材50は、縦方向に延びた側方カバー部52と、側方カバー部52の下部に連続して横方向に延びた下カバー部51とにより、正面視でL字形状に形成されている。換言すると、カバー部材50は、上方と右側が開放されている。
【0029】
係止部53aは、側方カバー部52の上部の奥側に下方に延びる鉤爪状に形成されている。係止部53bは、下カバー部52のカバー部材50の折り曲がり部分の近傍に奥側に延びる板状に形成されている。係止部53cは、下カバー部52の右奥側に左方に延びる鉤爪状に形成されている。
【0030】
(カバー部材の素材)
カバー部材50は、外力(プリンタ10を組み立てる際の作業者の力)により変形可能であり、例えば、樹脂やゴムなどにより構成される。カバー部材50を前壁22に固定する際は、側方カバー部52の係止部53aの鉤爪状部分を孔22aに係止する。続いて下カバー部52の係止部53bを孔22bに差し込み、カバー部材50を撓ませるとともに下カバー部52の係止部53cの鉤爪状部分を孔23cに係止する。
【0031】
このように、カバー部材50を変形させて係止部53a、53b、53cを、それぞれ孔22a、22b、22cに引っ掛けることにより、カバー部材50を前壁22に取り付けることができる。
【0032】
図4に併せて
図5を参照する。プリンタ10において、印刷時、UVランプ14からの紫外線が停止スイッチに向かって矢印(1)のように反射するが、カバー部材50により紫外線が遮られ、紫外線が停止スイッチ40に到達することを防止し、停止スイッチ40が紫外線により劣化することを防止することができる。
【0033】
UVランプ14はキャリッジ12の移動に伴いプリンタ10内を左右に移動するところ、UVランプ14から停止スイッチ40に向かう紫外線は、停止スイッチ40の下方からだけでなく、左側方からも照射されるが、カバー部材50の下カバー部51及び側方カバー部52により、停止スイッチ40の下方及び左側方からの紫外線を両方とも遮ることができる。よって、停止スイッチ40がUVランプ14の紫外線により劣化することを防止することができる。
【0034】
さらに、カバー部材50は、上方と右側が開放されているので、停止スイッチ40を押す際、手や指がカバー部材50に当たりにくく、容易に停止スイッチ40を押すことができる。
【0035】
(第1の効果)
図1~
図3を参照する。第1に、主走査方向(左右方向、プリンタ10の幅方向)に延びるレール11と、このレール11上を移動可能なキャリッジ12と、キャリッジに設けられるインクヘッド16と、インクヘッド16の側方でキャリッジ12に設けられ、紫外線を照射するUVランプ14と、キャリッジ12の動作を停止させる停止スイッチ40を備えたプリンタ10において、外形を構成するケース20と、ケース20に形成された開口部21を開閉可能に覆う開閉メインカバー30と、を備え、停止スイッチ40は、ケース20の中に配置されている。
【0036】
停止スイッチ40は、ケース20の中に配置されているので、停止スイッチ40が外面に露出せず、外観性の面で製品デザインの印象に影響を及ぼさず、外観性・意匠性が優れたプリンタ10を提供することができる。
【0037】
(第2の効果)
図1~
図3を参照する。第2に、第1のプリンタ10であって、レール11の上側で主走査方向に延びる前壁22を備え、停止スイッチ40は、前壁22の主走査方向における端部(実施例では右側の端部だが、左側でもよい)に配置されている。
【0038】
ユーザーが普段作業する場所である、プリンタ10内の中程から下部に位置するキャリッジ12の手前、テーブル15周辺、メンテナンス装置(キャップ装置、ワイプ装置)近傍に停止スイッチ40が配置されていると誤って押してしまう恐れがあるところ、停止スイッチ40はプリンタ10内の上の角に配置されているので、ユーザーが普段作業する際に誤って停止スイッチを押すことを防止できる。
【0039】
さらに、前壁22に停止スイッチ40を設けることにより、部品点数を増すことなく停止スイッチ40をケース20内に配置することができる。
【0040】
(第3の効果)
図1~
図5を参照する。第3に、第1又は第2のプリンタ10であって、停止スイッチ40は、紫外線を遮るカバー部材50により一部が覆われており、カバー部材50は、前壁22に固定されている。
【0041】
カバー部材50は、紫外線をカットすることができる。停止スイッチ40と同様に、カバー部材50も前壁22に固定されており、部品点数を増すことなくカバー部材50をケース20内に配置することができる。
【0042】
(第4の効果)
図4~
図7を参照する。第4に、第1乃至第3いずれかのプリンタ10であって、カバー部材50は、停止スイッチ40の下方を覆う下カバー部51と、停止スイッチ40の側方を覆う側方カバー部52と、を有する。
【0043】
停止スイッチ40の下方で移動するUVランプ14からの紫外線をカットすることができる。なお、停止スイッチ40が前壁22の右端部に配置されることにより、カバー部材50では、右側方及び上方を覆う部位は不要となる。
【0044】
(第5の効果)
図4~
図7を参照する。第5に、第4のプリンタ10であって、前壁22には、カバー部材50を固定するための孔22a、22b、22cが形成され、カバー部材50は、外力により変形可能であり、孔22a、22b、22cに係止可能な係止部53a、53b、53cを有している。
【0045】
カバー部材50を撓ませるように変形させて、係止部53a、53b、53cを孔22a、22b、22cに差し込み又は引っ掛けることにより、カバー部材50を容易に前壁22に取り付けることができる。これにより、ねじ等の固定具による取付けが不要となる。さらに、カバー部材50は可撓性を有するので、一端前壁22取り付けると、外力を加えない限り係止部53a、53b、53cが孔22a、22b、22cから外れることはない。このように、引っ掛け形状でねじ等の固定具を不要にしたことで、組立コストを低減することができる。
【0046】
さらに、カバー部材50は外力により変形可能である。スイッチ停止時に手の平にカバー部材50が接触してもカバー部材50が変形するため、停止スイッチ40を容易に押すことができる。
【0047】
なお、実施例では、停止スイッチ40をプリンタ10内の右上部に配置したが、これに限定されず、停止スイッチ40をプリンタ10内の中央上部や左上部に配置してもよい。停止スイッチ40の位置に合わせて、カバー部材50の配置も適宜変更できる。
【0048】
また、実施例では、カバー部材50は、停止スイッチ40の下方を覆う下カバー部51と、停止スイッチ40の側方を覆う側方カバー部52と、を有するL字形状としたが、これに限定されず、停止スイッチの下方及び側方を覆うことができれば、U字形状や円弧形状であってもよい。
【符号の説明】
【0049】
10… プリンタ
11… レール
12… キャリッジ
14… UVランプ
16… インクヘッド
20… ケース
21… 開口部
22… 前壁
22a、22b、22c …孔
28… 下前面部(メンテナンスカバー)
30… 開閉メインカバー
40… 停止スイッチ
50… カバー部材
51… 下カバー部
52… 側方カバー部
53a、53b、53c… 係止部