(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025025318
(43)【公開日】2025-02-21
(54)【発明の名称】ロールスクリーン
(51)【国際特許分類】
E06B 9/42 20060101AFI20250214BHJP
【FI】
E06B9/42 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023129982
(22)【出願日】2023-08-09
(71)【出願人】
【識別番号】000134958
【氏名又は名称】株式会社ニチベイ
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】沖田 寿一
(57)【要約】
【課題】スクリーンに皺が生じにくいロールスクリーンを提供すること。
【解決手段】ロールスクリーンは、巻取パイプと、スクリーンと、ウエイトバーと、張力付与手段とを有する。上記巻取パイプは、回転可能に支持される。上記スクリーンは、前記巻取パイプに巻き取り及び巻き解き可能に上端が連結される。上記ウエイトバーは、前記スクリーンの下端に取り付けられる。上記張力付与手段は、前記ウエイトバーが前記スクリーンの下端に取り付けられることにより、前記ウエイトバーの荷重による張力とは異なる張力を、前記スクリーン下端の幅方向端部に前記スクリーンの外方に向けて作用させる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転可能に支持される巻取パイプと、
前記巻取パイプに巻き取り及び巻き解き可能に上端が連結されるスクリーンと、
前記スクリーンの下端に取り付けられるウエイトバーと、
前記ウエイトバーが前記スクリーンの下端に取り付けられることにより、前記ウエイトバーの荷重による張力とは異なる張力を、前記スクリーン下端の幅方向端部に前記スクリーンの外方に向けて作用させる張力付与手段と、
を具備するロールスクリーン。
【請求項2】
請求項1に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、少なくとも一部が前記ウエイトバーの長手方向端部と前記スクリーン下端の幅方向端部との間に設けられる
ロールスクリーン。
【請求項3】
請求項2に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、前記ウエイトバーの長手方向端部と前記スクリーン下端の幅方向端部との間に設けられる付勢部材を有し、前記付勢部材の付勢力により前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【請求項4】
請求項3に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、前記付勢部材を伸縮させることにより付勢力を調整操作可能な調整操作部を更に有する
ロールスクリーン。
【請求項5】
請求項2に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、前記張力を付与するとともに当該張力を調整可能な調整操作部を有する
ロールスクリーン。
【請求項6】
請求項5に記載のロールスクリーンであって、
前記調整操作部は、
前記ウエイトバーの長手方向端部と前記スクリーン下端の幅方向端部との間に設けられるコードと、
前記コードを巻き取り及び巻き解き操作可能に設けられる操作部材と、を有し、
前記調整操作部の操作により前記コードが張設されることで前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【請求項7】
請求項2に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、前記ウエイトバーの長手方向端部及び前記スクリーン下端の幅方向端部に設けられる磁石又は磁性体を有し、前記磁石又は前記磁性体の磁力により前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【請求項8】
請求項2乃至7のいずれかに記載のロールスクリーンであって、
前記ウエイトバーの端部に取り付けられるキャップを更に備え、
前記張力付与手段は、少なくとも一部が前記キャップ内に設けられる
ロールスクリーン。
【請求項9】
請求項2に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、前記ウエイトバー内に収容可能となるように前記スクリーン下端の幅方向端部に設けられる錘部材を有し、前記錘部材の荷重により前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【請求項10】
請求項2乃至6のいずれかに記載のロールスクリーンであって、
前記スクリーン下端の幅方向端部に取着されるプレート片を更に備え、
前記張力付与手段は、前記プレート片に一部が連結される
ロールスクリーン。
【請求項11】
請求項1に記載のロールスクリーンであって、
前記スクリーンを前記ウエイトバーに連結するために前記スクリーンの下端に固定される長尺のプレートを更に備え、
前記張力付与手段は、少なくとも前記スクリーンの幅方向外方に向けて前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【請求項12】
請求項1に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、
前記スクリーンの下端に取り付けられ、長尺かつアーチ状を有し、弾性変形可能な連結補助部材と、
前記ウエイトバーに形成された長手方向に沿った溝部と、を有し、
前記連結補助部材が、前記アーチ状の凸が下となる向きで前記溝部に嵌挿されて略直線状に弾性変形することにより前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【請求項13】
請求項1に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、
アーチ状に弾性変形可能な前記ウエイトバーと、
前記ウエイトバーを弾性変形させた状態で前記スクリーンの下端に取り付け可能な取付機構と、を有し、
前記弾性変形させたウエイトバーの復元力により前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【請求項14】
請求項1に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、
前記ウエイトバーの内部空間に設けられる付勢部材と、
前記付勢部材と前記スクリーンの下端の幅方向両端部とを連結する連結部材と、を有し、
前記付勢部材の付勢力により前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【請求項15】
請求項1に記載のロールスクリーンであって、
前記張力付与手段は、
本体部と、前記本体部に対して長手方向に摺動可能な摺動部とを有する前記ウエイトバーと、
前記摺動部を前記長手方向の外側に付勢する付勢部材と、
前記スクリーンの下端の幅方向両端部に設けられた抜け止め部材と、
前記摺動部に設けられ前記抜け止め部材を係止可能な係止部と、を有し、
前記摺動部を前記付勢部材の付勢力に抗して前記長手方向の内側に摺動させた状態で前記抜け止め部材を前記係止部に係止させ当該摺動を解除することで前記付勢力により前記張力を作用させる
ロールスクリーン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロールスクリーンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のロールスクリーンとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。
【0003】
当該特許文献1に示されるロールスクリーンは、スクリーンと、内部に空間が形成された長尺のウエイトバーとを備えている。スクリーンの下端には係止板が付着されており、係止板が付着されたスクリーンの下端をウエイトバーの内部に挿入することで、スクリーンの下端にウエイトバーを連結することができる。このような構成により、スクリーンには常にウエイトバーの荷重による張力が作用する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この種のロールスクリーンでは、スクリーンの上端が連結される巻取パイプの撓み、スクリーン素材、又はスクリーンを構成する生地組織等に起因して、スクリーンに略V字状の皺が発生する場合があるという課題があった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、スクリーンに皺が生じにくいロールスクリーンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るロールスクリーンは、巻取パイプと、スクリーンと、ウエイトバーと、張力付与手段とを有する。上記巻取パイプは、回転可能に支持される。上記スクリーンは、前記巻取パイプに巻き取り及び巻き解き可能に上端が連結される。上記ウエイトバーは、前記スクリーンの下端に取り付けられる。上記張力付与手段は、前記ウエイトバーが前記スクリーンの下端に取り付けられることにより、前記ウエイトバーの荷重による張力とは異なる張力を、前記スクリーン下端の幅方向端部に前記スクリーンの外方に向けて作用させる。
【0008】
この構成により、スクリーン下端の幅方向端部に外方への張力を作用させることで、スクリーン上での皺(特にV字状の皺)の発生を抑制することができる。また張力付与手段を設けることでスクリーンの巻取が阻害されるのも防ぐことができる。「スクリーンの外方に向けて作用させる」とは、スクリーンの水平方向、斜め方向、及び垂直方向を含み、スクリーンに対して外向きに張力が作用することをいう。
【0009】
前記張力付与手段は、少なくとも一部が前記ウエイトバーの長手方向端部と前記スクリーン下端の幅方向端部との間に設けられてもよい。
【0010】
前記張力付与手段は、前記ウエイトバーの長手方向端部と前記スクリーン下端の幅方向端部との間に設けられる付勢部材を有し、前記付勢部材の付勢力により前記張力を作用させてもよい。
【0011】
この場合前記張力付与手段は、前記付勢部材を伸縮させることにより付勢力を調整操作可能な調整操作部を更に有してもよい。
【0012】
前記張力付与手段は、前記張力を付与するとともに当該張力を調整可能な調整操作部を有してもよい。
【0013】
この場合前記調整操作部は、前記ウエイトバーの長手方向端部と前記スクリーン下端の幅方向端部との間に設けられるコードと、前記コードを巻き取り及び巻き解き操作可能に設けられる操作部材と、を有し、前記調整操作部の操作により前記コードが張設されることで前記張力を作用させてもよい。
【0014】
これらの構成により、付勢部材やコードを利用してスクリーンに張力を作用させることができる。更に、調整操作部の操作により付勢部材の付勢力やコードの張設具合を調整することができるため、スクリーンの強度、厚み、サイズ等に応じて柔軟に張力を調整することができる。また、付勢部材やコードを利用せず、例えばフックボルトをスクリーンに直接取り付けてナットで締める等の構造でも張力付与手段及び調整操作部を実現できる。
【0015】
前記張力付与手段は、前記ウエイトバーの長手方向端部及び前記スクリーン下端の幅方向端部に設けられる磁石又は磁性体を有し、前記磁石又は前記磁性体の磁力により前記張力を作用させてもよい。
【0016】
これにより、装置サイズを大型化する必要のない簡易な構造で上記と同様の効果を得ることができる。
【0017】
前記ロールスクリーンは、前記ウエイトバーの端部に取り付けられるキャップを更に備えてもよい。この場合前記張力付与手段は、少なくとも一部が前記キャップ内に設けられてもよい。
【0018】
これにより、既存の部品を活用して張力付与手段を配置できるとともに、意匠性を損なうことなく張力付与手段を構成することができる。
【0019】
前記張力付与手段は、前記ウエイトバー内に収容可能となるように前記スクリーン下端の幅方向端部に設けられる錘部材を有し、前記錘部材の荷重により前記張力を作用させてもよい。
【0020】
前記ロールスクリーンは、前記スクリーン下端の幅方向端部に取着されるプレート片を更に備えてもよい。この場合前記張力付与手段は、前記プレート片に一部が連結されてもよい。
【0021】
これにより、プレート片が取着された面全体に張力を作用させるため、プレート片を設けなかった場合にスクリーンの一点に大きな張力が作用することで生じる可能性があった皺の発生を抑止可能とする効果が期待できる。プレート片は矩形、三角形、L字状等、様々な形状を採ることができる。
【0022】
前記ロールスクリーンは、前記スクリーンを前記ウエイトバーに連結するために前記スクリーンの下端に固定される長尺のプレートを更に備えてもよい。この場合前記張力付与手段は、少なくとも前記スクリーンの幅方向外方に向けて前記張力を作用させてもよい。
【0023】
これにより、スクリーンの下端に固定されたプレートの熱収縮等に起因して生じるウエイトバー近傍の皺に対しても抑止効果が期待できる。
【0024】
前記張力付与手段は、前記スクリーンの下端に取り付けられ、長尺かつアーチ状を有し、弾性変形可能な連結補助部材と、前記ウエイトバーに形成された長手方向に沿った溝部と、を有し、前記連結補助部材が、前記アーチ状の凸が下となる向きで前記溝部に嵌挿されて略直線状に弾性変形することにより前記張力を作用させてもよい。
【0025】
これにより、連結補助部材の弾性(バネ特性)を利用して張力を発生させることができる。
【0026】
前記張力付与手段は、アーチ状に弾性変形可能な前記ウエイトバーと、前記ウエイトバーを弾性変形させた状態で前記スクリーンの下端に取り付け可能な取付機構と、を有し、前記弾性変形させたウエイトバーの復元力により前記張力を作用させてもよい。
【0027】
これにより、ウエイトバー自体の弾性(バネ特性)を利用して張力を発生させることができる。
【0028】
前記張力付与手段は、前記ウエイトバーの内部空間に設けられる付勢部材と、前記付勢部材と前記スクリーンの下端の幅方向両端部とを連結する連結部材と、を有し、前記付勢部材の付勢力により前記張力を作用させてもよい。
【0029】
前記張力付与手段は、本体部と、前記本体部に対して長手方向に摺動可能な摺動部とを有する前記ウエイトバーと、前記摺動部を前記長手方向の外側に付勢する付勢部材と、前記スクリーンの下端の幅方向両端部に設けられた抜け止め部材と、前記摺動部に設けられ前記抜け止め部材を係止可能な係止部と、を有し、前記摺動部を前記付勢部材の付勢力に抗して前記長手方向の内側に摺動させた状態で前記抜け止め部材を前記係止部に係止させ当該摺動を解除することで前記付勢力により前記張力を作用させてもよい。
【0030】
これらの構成により、ウエイトバーの内部空間を利用して張力を発生させることができる。
【発明の効果】
【0031】
以上説明したように、本発明によれば、スクリーンに皺が生じにくいロールスクリーンを提供することができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】本発明の第1実施形態に係るロールスクリーンの展開(下降)状態の正面図である。
【
図2】従来のロールスクリーンの展開(下降)状態の正面図である。
【
図3】本発明の第1実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー端部近傍の分解斜視図及びウエイトバーの長手方向の断面図である。
【
図5】本発明の第1実施形態の変形例に係るロールスクリーンのウエイトバー端部近傍の分解斜視図である。
【
図6】
図5のウエイトバー端部の短手方向の断面図である。
【
図7】本発明の第1実施形態の変形例に係るロールスクリーンの効果を説明するための図である。
【
図8】本発明の第2実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー端部の短手方向の断面図である。
【
図9】本発明の第3実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバーキャップの平面図及び側面図である。
【
図10】本発明の第3実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー端部の短手方向の断面図である。
【
図11】本発明の第3実施形態の変形例に係るロールスクリーンのスクリーン下端部の正面図及びウエイトバー端部の短手方向の断面図である。
【
図12】本発明の第4実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー端部近傍の分解斜視図である。
【
図13】
図12のウエイトバー端部の短手方向の断面図である。
【
図14】本発明の第5実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー端部の短手方向の断面図である。
【
図15】本発明の第6実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー近傍の正面図及びウエイトバーの長手方向の断面図である。
【
図16】本発明の第7実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー近傍の正面図である。
【
図17】本発明の第8実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー近傍の正面図である。
【
図18】本発明の第9実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー近傍の分解正面図及びウエイトバーの短手方向の断面図である。
【
図19】本発明の第10実施形態に係るロールスクリーンのウエイトバー近傍の分解正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0034】
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
【0035】
[ロールスクリーンの構成]
図1は、本実施形態に係るロールスクリーンの展開(下降)状態の正面図である。また
図2は従来のロールスクリーンの展開(下降)状態の正面図である。
【0036】
図1に示すように、ロールスクリーン100は、セットフレーム1と、巻取パイプ2と、スクリーン3と、ウエイトバー4とを有する。
【0037】
セットフレーム1は、スクリーン3を支持する部材である。セットフレーム1は、
図1に示したように、ブラケット5を介して図示していない窓枠や壁などにネジ等により固定される長尺状の部材である。セットフレーム1の両端部にはサイドプレート6が設けられている。
【0038】
巻取パイプ2は、セットフレーム1に回転可能に支持され、スクリーン3を巻取り及び巻解き可能に支持するものである。
図1に示すように、巻取パイプ2は、一端がプーリ7を介して一方のサイドプレート6に支持され、他端が他方のサイドプレート6に回転可能に支持される。巻取パイプ2とプーリ7は一体に回転する。プーリ7には、ループ状の操作チェーン8が巻き掛けられている。操作チェーン8の前側又は後側を引き下げることにより、プーリ7の回転を操作する。よって、巻取パイプ2の回転が操作される。
【0039】
スクリーン3は、上端が巻取パイプ2に巻取り及び巻解き可能に連結されている。スクリーン3は、巻取パイプ2に巻き取られることによって上昇し、巻取パイプ2から巻き解かれることによって下降する。
【0040】
ウエイトバー4は、重みによりスクリーン3を緊張状態に保持するものである。ウエイトバー4の両端には、キャップ9が取付けられている。
【0041】
ここで、
図2に示すように、従来のロールスクリーンにおいては、スクリーンの上端が連結される巻取パイプの僅かな撓みやスクリーンへ掛かる荷重の不均衡等に起因して、スクリーンに略V字状の皺W1が発生する場合があるという課題があった。
【0042】
そこで本実施形態では、ウエイトバー4の荷重による張力とは異なる張力を、スクリーン3下端の幅方向(X方向)端部にスクリーン3の外方に向けて作用させる張力付与手段10を設けることで、当該皺の発生を抑制している(
図1参照)。以下、張力付与手段10の詳細について説明する。ここで「スクリーン3の外方」とは、スクリーン3の幅(水平)方向、斜め(下)方向、及び垂直(下)方向等を含み、スクリーン3が外側に引っ張られる方向であればどの方向でもよい。
【0043】
[張力付与手段の詳細]
図3は、上記ロールスクリーン100のウエイトバー4端部近傍の分解斜視図(同図(a))及びウエイトバー4の長手方向の断面図(同図(b))である。また
図4は、
図3のA-A断面図である。
【0044】
両図に示すように、スクリーン3の下端には、例えば所定長だけ折り返されて縫製された袋状部3aが形成され、当該袋状部3aには、スクリーン止めプレート11が収容されている。スクリーン止めプレート11は、例えば樹脂製の長尺薄板状であり、スクリーン3の幅方向(X方向)全長にわたって設けられる。
【0045】
ウエイトバー4は、内部が仕切板41によって上部空間42と下部空間43とに2分割されており、上部空間42がスクリーン3の下端を収容可能に構成されている。上部空間42の上部には、スクリーン3が挿通する溝部44が形成されている。
【0046】
ウエイトバー4の上部空間42には、溝部44を介して、スクリーン3の袋状部3aに収容されたスクリーン止めプレート11が介挿される。
【0047】
またキャップ9は、ウエイトバー4の両端の開口(下部空間43)に差し込まれる差込部91と、当該開口を閉塞する閉塞部92とを有する。
【0048】
本実施形態では、張力付与手段10は、ウエイトバー4の長手方向(X方向)端部とスクリーン3下端の幅方向(X方向)端部との間に設けられる。具体的には、張力付与手段10は、付勢部材としてのバネ(コイルバネ)13を有する。
【0049】
キャップ9の閉塞部92の開口と対抗する面の上部には取付部93がウエイトバー4の長手方向(X方向)内側に突出するように設けられる。またスクリーン3の下端の幅方向(X方向)の両端部の、上記スクリーン止めプレート11に隣接する位置には、例えば矩形状のプレート片12が取着されている。そして上記バネ13の一端はキャップ9の取付部93に取り付けられ、バネ13の他端はスクリーン3のプレート片12の挿通孔に取り付けられる。プレート片12は矩形以外にも、三角形、L字状等、様々な形状を採ることができる。
【0050】
このような構成により、張力付与手段10は、バネ13の付勢力により、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に当該幅方向の外側(
図4の矢印方向)へ張力を作用させることで、
図1に示すように、スクリーン3上でのV字状の皺W1(
図2参照)の発生を抑制することができる。また張力付与手段10を設けることでスクリーン3の巻取が阻害されるのも防ぐことができる。
【0051】
また、張力付与手段10の一部(取付部93)がキャップ9の内部に設けられることで、既存の部品を活用して張力付与手段10を配置できるとともに、意匠性を損なうことなく張力付与手段10を構成することができる。
【0052】
さらに、プレート片12が取着された面全体に張力を作用させるため、プレート片12を設けなかった場合にスクリーン3の一点に大きな張力が作用することで生じる可能性があった皺の発生を抑止する効果も期待できる。
【0053】
[第1実施形態の変形例]
図5は、上記第1実施形態の変形例に係るロールスクリーン100のウエイトバー4端部近傍の分解斜視図である。また
図6は、
図5のウエイトバー4端部の短手方向の断面図である。また
図7は、当該変形例に係るロールスクリーン100の効果を説明するための図である。
【0054】
上述の第1実施形態では、スクリーン止めプレート11は袋状部3aに収容されていたが、
図5及び
図6に示すように、本変形例では、スクリーン止めプレート11は所定間隔で設けられた複数のステップルSによりスクリーン3下端に固定されている。
【0055】
スクリーン止めプレートがスクリーンにステップル止めされる場合、従来のロールスクリーンでは、
図7(a)に示すように、複数箇所をステップル止めされる樹脂製のスクリーン止めプレートの伸縮(特に成型後の熱収縮)を起因として、縦方向の皺W2が発生する場合がある。
【0056】
しかし本変形例によれば、張力付与手段10が、スクリーン3の幅方向(X方向)外方(同図矢印方向)に向けて張力を作用させることで、上記V字状の皺W1に加えて、同図(b)に示すように、スクリーン止めプレート11の熱収縮等に起因して生じるウエイトバー4近傍の皺W2も抑制することができる。
【0057】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。同図及びこれ以降の図において、上記第1実施形態と同様の構成及び機能を有する箇所には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0058】
図8は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4端部の短手方向の断面図である。
【0059】
同図に示すように、本実施形態では、張力付与手段10は、上記第1実施形態におけるバネ13を用いる点は一致するが、上記取付部93に代えて、当該バネ13を伸縮させることでその付勢力を調整操作可能な調整操作部14を有する。
【0060】
調整操作部14は、例えばネジであり、その軸方向の垂直方向にバネ13の一端を挿通させる挿通孔を有する。当該調整操作部14をドライバーDで時計回り方向に回すことでバネ13の付勢力(スクリーン3の張力)を大きくすることができ、反時計回りに回すことで当該付勢力(スクリーン3の張力)を小さくすることができる。
【0061】
このように本実施形態によれば、調整操作部14の操作によりバネ13の付勢力を調整することで、スクリーン3の強度、厚み、サイズ等に応じて柔軟に張力を調整することができる。
【0062】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
【0063】
図9は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4のキャップ9の平面図(同図(a))及び側面図(同図(b))である。また
図10は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4端部の短手方向の断面図である。
【0064】
両図に示すように、本実施形態において、張力付与手段10は、コード15及び調整操作部14を有する。
【0065】
すなわち、キャップ9の差込部91には、垂直方向(Y方向)に挿通孔94が形成されており、当該挿通孔94には、下端に回転摘みが形成され当該回転摘みから片持ち梁状に突出し挿通孔94の上端に係合可能な爪を有する操作部材としての調整操作部14が挿通・係合している。
【0066】
そして調整操作部14の、挿通孔94から突出した上端部には、コード15の一端が巻き取り及び巻き解き操作可能に巻回接続されており、コード15の他端は、スクリーン3下端の幅方向(X方向)端部に設けられたプレート片12の挿通孔に挿通し接続されている。
【0067】
当該調整操作部14の下端の回転摘みをウエイトバー4の底面側から回転操作(
図9(b)の矢印参照)することで、コード15が張設され、スクリーン3の幅方向端部に斜め下方向(
図10の矢印方向)の張力が作用する。
【0068】
このように本実施形態によれば、コード15を利用してスクリーン3に張力を作用させることができ、調整操作部14の操作によりコードの張設具合を調整することができるため、スクリーン3の強度、厚み、サイズ等に応じて柔軟に張力を調整することができる。
【0069】
[第3実施形態の変形例]
図11は、本発明の上記第3実施形態の変形例に係るロールスクリーン100のスクリーン3下端部の正面図(同図(a))及びウエイトバー4端部の短手方向の断面図(同図(b))である。
【0070】
同図に示すように、本変形例では、張力付与手段10は、上記のようなコード15は有しておらず、スクリーン3の下端のプレート片12の挿通孔12aに直接挿通・係合されたフックボルト16と、操作ナット17と、固定ナット18を有する。
【0071】
フックボルト16は、ウエイトバー4の上部空間42においてプレート片12に係合するフック部16aと、上部空間42からキャップ9の閉塞部92を貫通しキャップ9外部へ延在するネジ部16bとを有する。ネジ部16bには操作ナット17及び固定ナット18が螺合している。操作ナット17はネジ部16b上を回転可能であり、固定ナット18はネジ部16bの端部に回転不能に固定されている。
【0072】
固定ナット18を手で押さえた状態で操作ナット17を回転させると、固定ナット18と操作ナット17の距離が変わるため、フックボルト16のフック部16aの位置が変わり(同図(b)白矢印参照)、張力(同図(b)黒矢印参照)を調整することができる。
【0073】
すなわち本変形例では、張力付与手段10が調整操作部14も兼ねており、張力を付与するとともに当該張力を調整可能である。
【0074】
このように当該変形例によっても、スクリーン3に張力を作用させるとともにスクリーン3の強度、厚み、サイズ等に応じて柔軟に張力を調整することができる。
【0075】
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
【0076】
図12は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4端部近傍の分解斜視図である。また
図13は、
図12のウエイトバー4端部の短手方向の断面図である。
【0077】
両図に示すように、本実施形態では、張力付与手段10が磁石で実現される。すなわち、張力付与手段10は、キャップ9の閉塞部92の開口と対抗する面の上部に、ウエイトバー4の長手方向(X方向)内側に突出形成された平板状の取付部95と、当該取付部95上に設けられた矩形板状の磁石19と、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)の両端部に設けられる矩形板状の磁石20とを有する。磁石19と磁石20の一方は磁性体でも構わない。
【0078】
この構成により、
図13に示すように、磁力によってスクリーン3側の磁石20がウエイトバー4側の磁石19に引き付けられることで(同図白矢印参照)、スクリーン3下端に同図黒矢印方向(Y方向外側)の張力が作用する。
【0079】
このように本実施形態では、装置サイズを大型化する必要のない簡易な構造で、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に張力を作用させ、スクリーン3上でのV字状の皺の発生を抑制することができる。
【0080】
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
【0081】
図14は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4端部の長手方向の断面図である。
【0082】
同図に示すように、本実施形態では、張力付与手段10が錘で実現される。すなわち、張力付与手段10は、ウエイトバー4内に収容可能となるようにスクリーン3下端の幅方向端部に例えば接着等で設けられた錘部材21を有し、当該錘部材21の荷重により、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に張力を作用させる。
【0083】
このように本実施形態でも、装置サイズを大型化する必要のない簡易な構造で、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に張力を作用させ、スクリーン3上でのV字状の皺の発生を抑制することができる。
【0084】
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
【0085】
図15は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4近傍の分解正面図(同図(a))、ウエイトバー4の長手方向の断面図(同図(b))及びウエイトバー4近傍の正面図(同図(c))である。
【0086】
同図に示すように、本実施形態では、張力付与手段10は、スクリーン3の下端に取り付けられる連結補助部材22と、ウエイトバー4に形成された溝部45とを有する。
【0087】
連結補助部材22は、同図(a)に示すように、長尺の例えば円柱状かつアーチ状を有しており、弾性変形可能であり、スクリーン3下端の袋状部3aに収容されている。
【0088】
溝部45は、ウエイトバー4の長手方向(X方向)に沿って設けられ、同図(b)に示すように、例えば四角筒状を有し、その内部は、Z方向において上記連結補助部材22の径とほぼ同等の長さを有し、Y方向において上記連結補助部材22の径よりも大きくそのアーチの高さよりも小さい長さを有する。
【0089】
当該連結補助部材22は、アーチ状の凸が下側となる向きで袋状部3aに収容された状態で溝部45に嵌挿されることで、アーチ状から略直線状に弾性変形する。これにより、連結補助部材22の両端部が中央部よりも下方向に変形することで(同図(c)白矢印参照)、スクリーン3下端幅方向(X方向)両端部に下方向(同図(c)黒矢印参照)の張力が作用する。
【0090】
このように本実施形態によれば、スクリーン3下端に設けた連結補助部材22の弾性(バネ特性)を利用して、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に張力を作用させることができる。
【0091】
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
【0092】
図16は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4近傍の正面図である。
【0093】
同図に示すように、本実施形態では、張力付与手段10は、スクリーン3の下端に形成された袋状部3aと、当該袋状部3aに収容されるウエイトバー4とを有する。
【0094】
袋状部3aは、三方(上左右)が強固に縫製されており、その長手方向の長さは、ウエイトバー4の長手方向の長さよりもやや小さく設計される。ウエイトバー4は、長尺直線状を有し、弾性変形可能である。当該袋状部3aは、ウエイトバー4をアーチ状に弾性変形させた状態でスクリーン3の下端に取り付け可能な取付機構の一例である。
【0095】
当該ウエイトバー4が直線状からアーチ状に弾性変形された状態で袋状部3aに収容されることで、当該ウエイトバー4が直線状に戻ろうとする復元力により袋状部3aの左右端部に長手方向(X方向)外側の張力(同図白矢印参照)が作用し、これにより、スクリーン3下端の幅方向(X方向)端部にも同方向(同図黒矢印参照)の張力が作用する。
【0096】
このように本実施形態によれば、ウエイトバー4自体の弾性(バネ特性)を利用して、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に張力を発生させることができる。
【0097】
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
【0098】
図17は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4近傍の分解正面図(同図(a))及び正面図(同図(b))である。
【0099】
同図に示すように、本実施形態では、張力付与手段10は、アーチ状に弾性変形可能なウエイトバー4と、スクリーン3下端の幅方向(X方向)両端部に設けられた抜け止め部材23と、ウエイトバー4の長手方向(X方向)両端部に設けられ抜け止め部材23を係止可能な係止部46とを有する。なお上述の各実施形態において設けられていたスクリーン止めプレート11及びプレート片12は本実施形態では設けられない。
【0100】
係止部46は、例えば抜け止め部材23と略同一形状の収容部として構成されるが、その他、係止構造としては、例えば凹凸やネジ等、従来の様々なものを採用できる。
【0101】
上述の第7実施形態では、ウエイトバー4をアーチ状に弾性変形させた状態でスクリーン3の下端に取り付け可能な取付機構の一例として袋状部3aが示されたが、本実施形態では、当該取付機構として上記抜け止め部材23と係止部46とが用いられる。
【0102】
すなわち、同図(a)に示すようにウエイトバー4がアーチ状に弾性変形された状態で抜け止め部材23を係止部46に係止させると、同図(b)に示すように、当該ウエイトバー4が直線状に戻ろうとする復元力により、係止部46に斜め下方向の力(同図白矢印参照)が作用し、これにより、スクリーン3下端の幅方向(X方向)端部に当該X方向外側の張力(同図黒矢印参照)が作用する。
【0103】
このように、本実施形態によっても、ウエイトバー4自体の弾性(バネ特性)を利用して、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に張力を発生させることができる。
【0104】
<第9実施形態>
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
【0105】
図18は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4近傍の分解正面図(同図(a))及びウエイトバー4の短手方向の断面図(同図(b))である。
【0106】
同図に示すように、本実施形態では、張力付与手段10は、ウエイトバー4の内部空間に設けられる付勢部材としてのバネ24と、当該バネ24とスクリーン3の下端の幅方向(X方向)両端部とを連結する連結部材としての2本のワイヤー25とを有する。バネ24はその端部がウエイトバー4の両端部に配置される構造であればいかなるものであってもよく、同図のようにウエイトバー4相当の長さを有するバネ材を使用してもよいし、2つのバネ材をそれぞれウエイトバー4の両端部に配置して固定してもよい。
【0107】
各ワイヤー25の一端はバネ24の付勢力(同図(a)白矢印)に抗してバネ24の両端部に取り付けられており、その他端はスクリーン3下端の幅方向両端部のプレート片12の挿通孔に取り付けられている。
【0108】
バネ24は、ウエイトバー4の下部空間43に配置され、その長手方向(X方向)両端部はキャップ9の差込部91の空間に配置される。キャップ9の差込部91の上部には、ワイヤー25を通す挿通孔96が設けられている。
【0109】
バネ24の付勢力がワイヤー25に作用することで(同図(b)白矢印参照)、スクリーン3下端の幅方向(X方向)端部に右斜め下方向の張力(同図黒矢印参照)が作用する。
【0110】
このように、本実施形態によれば、ウエイトバー4の内部空間を利用して、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に張力を発生させることができる。
【0111】
<第10実施形態>
次に、本発明の第10実施形態について説明する。
【0112】
図19は、本実施形態に係るロールスクリーン100のウエイトバー4近傍の分解正面図である。
【0113】
同図に示すように、本実施形態では、張力付与手段10は、ウエイトバー4と、ウエイトバー4内部空間に設けられた付勢部材としてのバネ26と、スクリーン3下端の幅方向(X方向)両端部に設けられた抜け止め部材23と、当該抜け止め部材23を係止可能な係止部46とを有する。
【0114】
ウエイトバー4は、本体部47と、その両端の2つの摺動部48とで構成されている。摺動部48は本体部47に対して摺動可能であり、バネ26は、摺動部48をウエイトバー4の長手方向(X方向)の外側に付勢している。
【0115】
係止部46は、各摺動部48の本体部47とは逆の端部又は該端部よりも本体部寄りに設けられる。ウエイトバー4(摺動部48)の静止状態(非摺動状態)における2つの係止部46間の長さは、上記2つの抜け止め部材23間の長さよりもやや大きい長さに設計される。抜け止め部材23を係止部46に係止する構造は、上述の第8実施形態と同様であってもよいし、それ以外のどのような構造でもよい。
【0116】
摺動部48を上記バネ26の付勢力に抗して本体部47にやや押し込んだ状態で、抜け止め部材23を摺動部の係止部46に係止させ、押し込みを解除すると、バネ26の付勢力によって摺動部48が本体部47から上記長手方向(X方向)外側へ押し出される方向に摺動し(同図(b)白矢印参照)、これによりスクリーン3下端の幅方向(X方向)端部に当該幅方向外側への張力が作用する。
【0117】
このように、本実施形態によっても、ウエイトバー4の内部空間を利用して、スクリーン3の下端の幅方向(X方向)端部に張力を発生させることができる。
【0118】
[変形例]
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
【0119】
上述の各実施形態で示したロールスクリーン100の高さや幅は適宜変更可能であり、それに応じて上記張力付与手段10の構成及びそれにより作用する張力も適宜変更され得る。
【符号の説明】
【0120】
2…巻取パイプ
3…スクリーン
3a…袋状部
4…ウエイトバー
9…キャップ
10…張力付与手段
11…スクリーン止めプレート
12…プレート片
12a…挿通孔
13,24,26…バネ
14…調整操作部
15…コード
16…フックボルト
17…操作ナット
18…固定ナット
19,20…磁石
21…錘部材
22…連結補助部材
23…抜け止め部材
25…ワイヤー
41…仕切板
42…上部空間
43…下部空間
44,45…溝部
46…係止部
47…本体部
48…摺動部
91…差込部
92…閉塞部
93,95…取付部
94,96…挿通孔
100…ロールスクリーン
W1,W2…皺
D…ドライバー
S…ステップル