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2025-25682情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025025682
(43)【公開日】2025-02-21
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20250214BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023130706
(22)【出願日】2023-08-10
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】池田 咲季
(72)【発明者】
【氏名】運賀 涼音
(72)【発明者】
【氏名】阿部 すみれ
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 洋
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】 情報処理端末が内部処理を実行している間、ユーザの待ち時間を有効活用することを可能にする。
【解決手段】
検出部が、情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出し、出力部が、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、ユーザに関係する情報を出力し、制限部は、デバイスにおいて、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。
【選択図】 図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する検出手段と、
前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力する出力手段と、
前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する制限手段と
を備えた情報処理装置。
【請求項2】
前記検出手段は、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションを起動するか、あるいは前記特定のファイルを開く操作を検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ユーザに関係する前記情報は、前記ユーザの属性と結びついている
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ユーザに関係する前記情報は、前記ユーザが参加するプロジェクトと結びついている
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記出力手段は、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルと関係する情報をさらに出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制限手段は、前記デバイスから、前記ユーザに関係する前記情報が確認されたことを示す通知を受信したとき、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを許可する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記ユーザの役職および経験に基づいて、前記ユーザの属性を特定する特定手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
コンピュータが、
情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出し、
前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力し、
前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する
情報処理方法。
【請求項9】
情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する処理と、
前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力する処理と、
前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する処理と
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、情報処理端末を制御する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
関連する技術として、情報処理端末とデバイス、あるいは、情報処理端末同士が連動するシステムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の関連する技術では、送信者端末から送信される電子メールの内容から、要確認事項を抽出し、この要確認事項の存在を示す確認画面を、送信者端末のディスプレイに表示させる。送信者端末において、確認済みの入力がなされたとき、電子メールと、要確認事項の少なくとも一部を含む承認支援情報を、承認者端末に送信する。そして、関連する技術では、承認者端末から承認済みの通知が送信された後、送信者端末から送信される電子メールを、送信メールサーバへ送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2015-014914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
情報処理端末上で、ユーザがアプリケーションを起動したり、ファイルを開いたりといった何らかのアクションを行ったとき、情報処理端末が実行する内部処理のために、ユーザの待ち時間が発生する。関連する技術では、このようなユーザの待ち時間が無駄になっている。
【0006】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報処理端末が内部処理を実行している間、ユーザの待ち時間を有効活用することを可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する検出手段と、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力する出力手段と、前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する制限手段と、を備えている。
【0008】
本開示の一態様に係る情報処理方法では、コンピュータが、情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出し、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力し、前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する。
【0009】
本開示の一態様に係るプログラムは、情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する処理と、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力する処理と、前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する処理と、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様によれば、情報処理端末が内部処理を実行している間、ユーザの待ち時間を有効活用することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一実施形態に係る情報処理装置を備えたシステムの一例を概略的に示す図である。
図2図1に示すシステムが備えたデバイスに表示される情報確認画面の一例を示す図である。
図3】一実施形態に係る情報処理装置を備えたシステムを構成する各部の動作を示すシーケンス図である。
図4】一実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図5】一実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
図6】一実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
図7】一実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
図8】一実施形態に係る情報処理装置が参照する属性テーブルの一例を示す図である。
図9】一実施形態に係る情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
図10図9のステップS302において、一実施形態に係る情報処理装置が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
図11】一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(システム1の概要)
図1は、後述する実施形態1~3に係る情報処理装置10,20,30のいずれかを備えたシステム1の構成の一例を、概略的に示す図である。
【0013】
図1に示すように、システム1は、情報処理装置10(20,30)、デバイス100、情報処理端末200、およびサーバ300を備えている。ここで、「情報処理装置10(20,30)」は、「実施形態1~3に係る情報処理装置10,20,30のいずれか」を意味する。
【0014】
デバイス100は、ユーザに所持されている。デバイス100は、通信機能およびディスプレイを備えている。デバイス100は、例えば、スマートフォンである。
【0015】
情報処理端末200は、ユーザが特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うために使用される。ここでの「扱う」とは、例えば、特定のアプリケーションを用いて、ユーザが作業したり、特定のファイルをコピーまたは移動したりすることを意味する。情報処理端末200は、ユーザから操作を受けるUI(User Interface)および通信機能を備えている。情報処理端末200は、例えば、パーソナルコンピュータである。
【0016】
サーバ300には、ユーザの属性の種類ごとに、ユーザに関係する情報が格納されている。例えば、ユーザに関係する情報には、コンプライアンスや情報セキュリティなどの一般的な業務ルールに関する情報のほか、ユーザが参加するプロジェクトに関する情報が含まれる。ユーザに関係する情報は、ユーザに教訓や改善策を与えるような、他の情報を含んでいてもよい。
【0017】
情報処理装置10(20,30)は、任意の通信ネットワーク(例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、無線ネットワーク)を介して、デバイス100、情報処理端末200、およびサーバ300と通信接続されている。
【0018】
情報処理装置10(20,30)は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する。
【0019】
情報処理装置10(20,30)は、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出したとき、サーバ300から、ユーザに関係する情報を取得する。
【0020】
なお、情報処理装置10(20,30)は、情報処理端末200から、ユーザに関係する情報とともに、ユーザを識別する情報を取得してもよい。これにより、情報処理装置10(20,30)は、ユーザを識別する情報を用いて、サーバ300に格納されている情報の中から、ユーザに関係する情報を選択することができる。
【0021】
情報処理装置10(20,30)は、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力する。情報処理装置10(20,30)は、デバイス100のディスプレイに、ユーザに関係する情報を含む情報確認画面(図2)を表示する。
【0022】
その後、情報処理装置10(20,30)は、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。例えば、情報処理装置10(20,30)は、デバイス100から、ユーザに関係する情報が確認されたことを示す通知を受信するまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。
【0023】
特定のアプリケーションおよび特定のファイルは、情報処理端末200の特定の記憶領域に格納されていてもよいし、予め、ユーザあるいは管理者によって、指定された記憶装置に格納されていてもよい。
【0024】
情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことが制限されている間、ユーザは、デバイス100に表示された情報(上述したユーザに関係する情報)を確認する。
【0025】
図2は、デバイス100のディスプレイに表示される情報確認画面の一例を示す。図2に示す一例では、情報確認画面には、ユーザに関係する情報が、テキストで表示されている。また、テキストの下には、「送信」の文字が記載されている。ユーザが、「送信」の文字を選択(例えば、タップ)する操作をデバイス100に対して行うと、デバイス100は、ユーザが情報を確認したことを、情報処理装置10(20,30)へ通知する。
【0026】
情報処理装置10(20,30)は、デバイス100から、ユーザが情報を確認したという通知を受信した後、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを許可してもよい(実施形態2)。
【0027】
なお、情報処理装置10(20,30)は、情報処理端末200の一部であってもよい。例えば、情報処理装置10(20,30)は、情報処理端末200にインストールされた1ツールとして、実現されてもよい。
【0028】
(システム1の各部の動作)
図3は、システム1の各部の動作を示すシーケンス図である。
【0029】
図3に示すように、まず、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対して、ユーザが何らかのアクションを行う(P101)。例えば、ユーザは、特定のアプリケーションを起動させたり、特定のファイルを開いたりといった操作を行う。
【0030】
上述したように、情報処理装置10(20,30)は、情報処理端末200の一部であってもよい。情報処理装置10(20,30)は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが実行されたことを検出する。
【0031】
情報処理装置10(20,30)が情報処理端末200の一部ではない場合、情報処理端末200は、情報処理装置10(20,30)へ、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが実行されたことを通知する。
【0032】
情報処理装置10(20,30)は、ユーザに関する情報をサーバ300(図1)から取得して、デバイス100へ、ユーザに関する情報を出力する。また、情報処理装置10(20,30)は、デバイス100に情報確認画面(図2)を表示させる。
【0033】
また、情報処理装置10(20,30)は、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する(P202)。
【0034】
デバイス100は、情報処理装置10(20,30)から、ユーザに関する情報を受信する。デバイス100は、情報確認画面を表示する(P301)。
【0035】
ユーザは、デバイス100に対して、ユーザに関する情報を確認したことを確証するための操作(例えば、図2に示す「送信」を選択)を行う。その後、デバイス100は、ユーザが情報を確認したことを、情報処理装置10(20,30)に通知する。
【0036】
情報処理装置10(20,30)は、デバイス100から、ユーザが情報を確認したことを通知された後、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを許可する(P203)。これにより、ユーザは、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対する操作を行うことが可能になる。
【0037】
情報処理装置10(20,30)の構成および動作の詳細を、後述する実施形態1~3において説明する。
【0038】
〔実施形態1〕
図4図5を参照して、実施形態1について説明する。
【0039】
(情報処理装置10の構成)
図4を参照して、本実施形態1に係る情報処理装置10の構成を説明する。図4は、情報処理装置10の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態1に係る情報処理装置10の構成は、後述する実施形態2に係る情報処理装置20の構成と共通である。
【0040】
図4に示すように、情報処理装置10は、検出部11、出力部12、および制限部13を備えている。
【0041】
検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する。検出部11は、検出手段の一例である。
【0042】
検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションを起動するか、あるいは特定のファイルを開く操作を検出してもよい。
【0043】
例えば、情報処理装置10は、情報処理端末200(図1)に、1つのツールとして、実装されている。ユーザが、情報処理端末200に対して、特定のアプリケーションを起動させたり、特定のファイルを開いたりする操作を行ったことを、検出部11は検出する。検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを、出力部12へ通知する。
【0044】
特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出部11が検出したとき、出力部12は、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力する。出力部12は、出力手段の一例である。
【0045】
出力部12は、特定のアプリケーションまたは特定のファイルと関係する情報をさらに出力してもよい。
【0046】
一例では、ユーザに関係する情報は、ユーザの属性と結びついている。ユーザの属性とは、例えば、ユーザの職務や役職、または、ユーザが所持する資格やスキルである。
【0047】
他の一例では、ユーザに関係する情報は、ユーザの経験と結びついている。ユーザの経験とは、例えば、ユーザの勤務年数、または、ユーザが参加したプロジェクトである。
【0048】
例えば、出力部12は、検出部11から、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたという通知を受信する。出力部12は、サーバ300(図1)から、ユーザに関係する情報を取得する。そして、出力部12は、サーバ300から取得した、ユーザに関係する情報を、デバイス100へ送信する。
【0049】
上述したように、デバイス100は、情報処理装置10から、ユーザに関する情報を受信する。デバイス100は、情報確認画面を表示する。
【0050】
制限部13は、出力部12が、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力してから、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。
【0051】
例えば、制限部13は、情報処理端末200上で、ユーザが、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを操作することを制限する。あるいは、制限部13は、情報処理端末200上で、ユーザが、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを操作することの一部を制限してもよい。
【0052】
制限部13は、デバイス100から、ユーザに関係する情報が確認されたことを示す通知を受信したとき、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを許可してもよい。
【0053】
(情報処理装置10の動作)
図5を参照して、本実施形態1に係る情報処理装置10の動作を説明する。図5は、情報処理装置10の動作を示すフローチャートである。
【0054】
図5に示すように、検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する(S101)。検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを、出力部12へ通知する。
【0055】
出力部12は、検出部11から、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを通知される。
【0056】
出力部12は、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力する(S102)。
【0057】
制限部13は、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する(S103)。
【0058】
以上で、本実施形態1に係る情報処理装置10の動作は終了する。
【0059】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する。出力部12は、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力する。制限部13は、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。
【0060】
特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたとき、応答として、情報処理端末200において、内部処理が発生する。情報処理端末200において、内部処理が進行している間、ユーザの無駄な待ち時間が生じる。このとき、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力するとともに、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。ユーザは、待ち時間を使って、情報を確認することができる。
【0061】
これにより、情報処理端末200が内部処理を実行している間、ユーザの待ち時間を有効活用することができる。
【0062】
〔実施形態2〕
図6を参照して、実施形態2について説明する。本実施形態2では、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限した後、デバイス100上で、ユーザに関係する情報が確認された場合、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを許可する構成を説明する。
【0063】
本実施形態2では、前記実施形態1と共通する構成要素に対して、同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0064】
本実施形態2に係る情報処理装置20の構成は、前記実施形態1に係る情報処理装置10(図4)の構成と同一である。すなわち、情報処理装置20は、検出部11、出力部12、および制限部13を備えている。
【0065】
(情報処理装置20の動作)
図6を参照して、本実施形態2に係る情報処理装置20の動作を説明する。図6は、情報処理装置20の動作を示すフローチャートである。
【0066】
図6に示すように、検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する(S201)。検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを、出力部12へ通知する。
【0067】
出力部12は、検出部11から、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを通知される。
【0068】
出力部12は、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力する(S202)。
【0069】
制限部13は、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する(S203)。
【0070】
上述したように、デバイス100は、情報処理装置20から、ユーザに関する情報を受信する。デバイス100は、情報確認画面(図2)を表示する。
【0071】
ユーザは、デバイス100に対して、ユーザに関する情報を確認したことを確証する操作(例えば、図2に示す「送信」を選択)を行う。その後、デバイス100は、ユーザが情報を確認したことを、情報処理装置20に通知する。
【0072】
制限部13は、デバイス100上で、ユーザに関係する情報が確認されたかどうかを判定する(S204)。制限部13は、デバイス100上で、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限し続ける。
【0073】
制限部13は、デバイス100から、ユーザが情報を確認したことを通知されたとき、デバイス100上で、ユーザに関係する情報が確認されたと判定する。
【0074】
デバイス100上で、ユーザに関係する情報が確認された場合(S204でYes)、制限部13は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを許可する(S205)。
【0075】
以上で、本実施形態2に係る情報処理装置20の動作は終了する。
【0076】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する。出力部12は、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力する。制限部13は、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。
【0077】
特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたとき、応答として、情報処理端末200において、内部処理が発生する。情報処理端末200において、内部処理が進行している間、ユーザの無駄な待ち時間が生じる。このとき、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力するとともに、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。ユーザは、待ち時間を使って、情報を確認することができる。
【0078】
これにより、情報処理端末200が内部処理を実行している間、ユーザの待ち時間を有効活用することができる。
【0079】
さらに、本実施形態の構成によれば、デバイス100上で、ユーザに関係する情報が確認された場合、制限部13は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを許可する。
【0080】
これにより、ユーザは、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対する操作を行うことが可能になる。
【0081】
〔実施形態3〕
図7から図10を参照して、実施形態3について説明する。本実施形態3では、ユーザの役職および経験に基づいて、ユーザの属性を特定する構成を説明する。
【0082】
本実施形態3では、前記実施形態1~2と共通する構成要素に対して、同じ符号を付して、その説明を省略する。
【0083】
(情報処理装置30の構成)
図7を参照して、本実施形態3に係る情報処理装置30の構成を説明する。図7は、情報処理装置30の構成を示すブロック図である。
【0084】
図7に示すように、情報処理装置30は、検出部11、出力部32、および制限部13を備えている。
【0085】
出力部32は、ユーザの役職および経験に基づいて、ユーザの属性を特定する特定部321を含む。出力部32は、出力手段の一例である。また、特定部321は、特定手段の一例である。
【0086】
出力部32は、特定のアプリケーションまたは特定のファイルと関係する情報をさらに出力してもよい。
【0087】
一例では、ユーザに関係する情報は、ユーザの属性と結びついている。ユーザの属性とは、例えば、ユーザの職務や役職、または、ユーザが所持する資格やスキルである。
【0088】
他の一例では、ユーザに関係する情報は、ユーザの経験と結びついている。ユーザの経験とは、例えば、ユーザの勤務年数、または、ユーザが参加したプロジェクトである。
【0089】
例えば、出力部32は、検出部11から、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたという通知を受信する。
【0090】
このとき、出力部32の特定部321は、ユーザから、ユーザの役職および経験を示す情報を取得する。例えば、特定部321は、検出部11から、ユーザを識別する情報を取得する。特定部321は、ユーザを識別する情報を用いて、図示しないユーザ情報DB(Data Base)から、ユーザの役職および経験を含む情報を取得する。
【0091】
出力部32の特定部321は、属性テーブルを参照する。特定部321は、属性テーブルから、ユーザの役職および経験と対応する属性を特定する。一例では、属性テーブルは、人工知能(AI)を用いた機械学習によって作成される。
【0092】
図8は、特定部321が参照する属性テーブルの一例を示す。図8に示す例では、ユーザの役職は、「担当i」「担当ii」「主任」「管理者」の4つに分類されている。また、ユーザの経験は、「業務経験年数2年以下」「業務経験年数2~5年」「業務経験年数5年以上」の3つに分類されている。ユーザの役職と経験の組み合わせに応じて、ユーザの属性は12種類に分類されている。
【0093】
ユーザの役職が主任であり、ユーザの経験が業務経験年数4年であるとする。この場合。特定部321は、図8に示す属性テーブルを参照して、ユーザは「属性CC」であると特定する。
【0094】
その後、出力部32は、特定部321が特定したユーザの属性に基づいて、サーバ300(図1)から、ユーザに関係する情報を取得する。そして、出力部32は、サーバ300から取得した、ユーザに関係する情報を、デバイス100へ送信する。
【0095】
(情報処理装置30の動作)
図9図10を参照して、本実施形態3に係る情報処理装置30の動作を説明する。図9は、情報処理装置30の動作を示すフローチャートである。
【0096】
図9に示すように、検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する(S301)。検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを、出力部32へ通知する。
【0097】
出力部32は、検出部11から、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを通知される。
【0098】
出力部32は、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力する(S302)。
【0099】
図10に示すように、ステップS302において、出力部32の特定部321は、図示しないユーザ情報DBから、ユーザの役職および経験を含む情報を取得する(S3021)。
【0100】
特定部321は、属性テーブル(図8)を参照する(S3022)。そして、特定部321は、ユーザの役職および経験を含む情報を用いて、属性テーブルから、ユーザの役職および経験の組み合わせと対応する属性を特定する(S2023)。
【0101】
出力部32は、特定したユーザの属性に応じて、サーバ300(図1)から、ユーザ二関係する情報を取得する(S2024)。青の後、フローは、図9のステップS303へ進む。
【0102】
図9に示すように、制限部13は、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する(S303)。
【0103】
以上で、本実施形態3に係る情報処理装置30の動作は終了する。
【0104】
(本実施形態の効果)
本実施形態の構成によれば、検出部11は、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する。出力部32は、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力する。制限部13は、デバイス100において、ユーザに関係する情報が確認されるまで、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。
【0105】
特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたとき、応答として、情報処理端末200において、内部処理が発生する。情報処理端末200において、内部処理が進行している間、ユーザの無駄な待ち時間が生じる。このとき、予め登録されたデバイス100へ、ユーザに関係する情報を出力するとともに、情報処理端末200上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルを扱うことを制限する。ユーザは、待ち時間を使って、情報を確認することができる。
【0106】
これにより、情報処理端末200が内部処理を実行している間、ユーザの待ち時間を有効活用することができる。
【0107】
さらに、本実施形態の構成によれば、出力部32は、ユーザの役職および経験に基づいて、ユーザの属性を特定する特定部321を含む。特定部321は、特定したユーザの属性に応じて、ユーザに関係する情報を取得する。これにより、ユーザにより適した情報を提供することができる。
【0108】
(ハードウェア構成)
前記実施形態1~3で説明した情報処理装置10,20,30の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。これらの構成要素の一部又は全部は、例えば図11に示すような情報処理装置により実現される。図11は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0109】
図11に示すように、コンピュータ110は、CPU(Central Processing Unit)111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていてもよい。
【0110】
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置である。また、本実施形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。
【0111】
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリなどの半導体記憶装置があげられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
【0112】
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
【0113】
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)などの汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)などの磁気記録媒体、又はCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体があげられる。
【0114】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
【0115】
(付記1)
情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する検出手段と、
前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力する出力手段と、
前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する制限手段と
を備えた情報処理装置。
【0116】
(付記2)
前記検出手段は、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションを起動するか、あるいは前記特定のファイルを開く操作を検出する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0117】
(付記3)
前記ユーザに関係する前記情報は、前記ユーザの属性と結びついている
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0118】
(付記4)
前記ユーザに関係する前記情報は、前記ユーザの経験と結びついている
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0119】
(付記5)
前記出力手段は、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルと関係する情報をさらに出力する
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
【0120】
(付記6)
前記制限手段は、前記デバイスから、前記ユーザに関係する前記情報が確認されたことを示す通知を受信したとき、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを許可する
ことを特徴とする付記1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0121】
(付記7)
前記出力手段は、前記ユーザの役職および経験に基づいて、前記ユーザの属性を特定する特定手段を含む
ことを特徴とする付記1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【0122】
(付記8)
コンピュータが、
情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出し、
前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力し、
前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する
情報処理方法。
【0123】
(付記9)
前記コンピュータが、
前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションを起動するか、あるいは前記特定のファイルを開く操作を検出する
ことを特徴とする付記8に記載の情報処理方法。
【0124】
(付記10)
前記ユーザに関係する前記情報は、前記ユーザの属性と結びついている
ことを特徴とする付記8に記載の情報処理方法。
【0125】
(付記11)
前記ユーザに関係する前記情報は、前記ユーザの経験と結びついている
ことを特徴とする付記8に記載の情報処理方法。
【0126】
(付記12)
前記コンピュータが、
前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルと関係する情報をさらに出力する
ことを特徴とする付記8に記載の情報処理方法。
【0127】
(付記13)
前記コンピュータが、
前記デバイスから、前記ユーザに関係する前記情報が確認されたことを示す通知を受信したとき、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを許可する
ことを特徴とする付記8から12のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【0128】
(付記14)
前記コンピュータが、
前記ユーザの役職および経験に基づいて、前記ユーザの属性をさらに特定する
ことを特徴とする付記8から12のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【0129】
(付記15)
情報処理端末上で、特定のアプリケーションまたは特定のファイルに対するユーザのアクションが行われたことを検出する処理と、
前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルに対する前記ユーザの前記アクションが行われたことを検出したとき、予め登録されたデバイスへ、前記ユーザに関係する情報を出力する処理と、
前記デバイスにおいて、前記ユーザに関係する前記情報が確認されるまで、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを制限する処理と
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0130】
(付記16)
コンピュータに、
前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションを起動させるか、あるいは前記特定のファイルを開く操作を検出させる
ことを特徴とする付記15に記載のプログラム。
【0131】
(付記17)
前記ユーザに関係する前記情報は、前記ユーザの属性と結びついている
ことを特徴とする付記15に記載のプログラム。
【0132】
(付記18)
前記ユーザに関係する前記情報は、前記ユーザの経験と結びついている
ことを特徴とする付記15に記載のプログラム。
【0133】
(付記19)
前記コンピュータに、
前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルと関係する情報をさらに出力させる
ことを特徴とする付記15に記載のプログラム。
【0134】
(付記20)
前記コンピュータに、
前記デバイスから、前記ユーザに関係する前記情報が確認されたことを示す通知を受信したとき、前記情報処理端末上で、前記特定のアプリケーションまたは前記特定のファイルを扱うことを許可させる
ことを特徴とする付記15から19のいずれか1項に記載のプログラム。
【0135】
(付記21)
前記コンピュータに、
前記ユーザの役職および経験に基づいて、前記ユーザの属性を特定する処理をさらに実行させる
ことを特徴とする付記15から19のいずれか1項に記載のプログラム。
【0136】
以上、いくつかの実施の形態を参照して本開示を説明した。しかしながら、本開示は上記実施の形態に限定されない。各実施の形態は、適宜他の実施の形態と組み合わせることができる。また、上記実施形態の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0137】
本開示は、複数の情報処理端末、複数のデバイス、あるいは、情報処理端末とデバイスの組み合わせが連動するシステムに利用することができる。
【符号の説明】
【0138】
1 システム
10 情報処理装置
11 検出部
12 出力部
13 制限部
20 情報処理装置
30 情報処理装置
32 出力部
321 特定部
100 デバイス
200 情報処理端末
300 サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11