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特開2025-27628基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置
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  • 特開-基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置 図1
  • 特開-基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置 図2
  • 特開-基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置 図3
  • 特開-基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置 図4
  • 特開-基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置 図5
  • 特開-基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置 図6
  • 特開-基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置 図7
  • 特開-基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置 図8
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025027628
(43)【公開日】2025-02-28
(54)【発明の名称】基板分割装置用の治具、該治具を配置する治具配置装置
(51)【国際特許分類】
   H05K 3/00 20060101AFI20250220BHJP
   B23Q 3/02 20060101ALI20250220BHJP
   B25J 13/00 20060101ALI20250220BHJP
【FI】
H05K3/00 X
B23Q3/02 A
B25J13/00 Z
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023132561
(22)【出願日】2023-08-16
(71)【出願人】
【識別番号】512085614
【氏名又は名称】株式会社ライジング
(71)【出願人】
【識別番号】523312015
【氏名又は名称】ランクトラスト株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】513010251
【氏名又は名称】常盤産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136630
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 祐啓
(74)【代理人】
【識別番号】100201514
【弁理士】
【氏名又は名称】玉井 悦
(72)【発明者】
【氏名】四ツ谷 浩稔
(72)【発明者】
【氏名】柏 豊
(72)【発明者】
【氏名】大澤 雅弘
【テーマコード(参考)】
3C016
3C707
【Fターム(参考)】
3C016BA05
3C016EA01
3C707AS01
3C707DS01
3C707ES03
3C707EV07
(57)【要約】
【課題】基板分割の工数とコストを低減できる基板分割装置用の治具及び該治具を配置する治具配置装置を提供する。
【解決手段】本開示の治具配置装置1は、基板分割装置2に用いられる治具を配置するものであり、分割前基板W1を支持する治具ピン2と、治具ピン2を配置するステージ3と、治具ピン2をステージ3の所定の位置に配置する台ロボットハンド14と、第1ロボットハンド14を制御する第1制御部7とを備える。治具ピン2は、マグネット25を含む。ステージ3は、マグネット25を磁着可能な第1被磁着面33を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板分割装置に用いられる治具であって、
分割前基板を支持する治具ピンと、前記治具ピンを配置するステージと、を備え、
前記治具ピンが、マグネットを含み、
前記ステージが、前記マグネットを磁着可能な被磁着面を含むことを特徴とする基板分割装置用の治具。
【請求項2】
前記ステージの表面に、前記治具ピンの位置ずれを防止する樹脂膜を設けた、請求項1に記載の基板分割装置用の治具。
【請求項3】
前記分割前基板が、分割線を構成するスリットを含み、
前記治具ピンが、前記スリットに挿通される挿通部を含む、請求項1に記載の基板分割装置用の治具。
【請求項4】
前記治具ピンが、前記分割前基板のエッジを受ける段差を含む、請求項1に記載の基板分割装置用の治具。
【請求項5】
基板分割装置に用いられる治具を配置する治具配置装置であって、
分割前基板を支持する治具ピンと、前記治具ピンを配置するステージと、前記治具ピンを前記ステージの所定の位置に配置するロボットハンドと、前記ロボットハンドを制御する制御手段と、を備え、
前記治具ピンが、マグネットを含み、
前記ステージが、前記マグネットを磁着可能な被磁着面を含むことを特徴とする治具配置装置。
【請求項6】
前記治具ピンを相互に離間させた状態で保管するストッカーを備え、
前記ストッカーが、前記治具ピンを個別に収容する収容穴を含み、
前記収容穴が、前記マグネットを磁着可能な被磁着面を含む、請求項5に記載の治具配置装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、基板分割装置用の治具、及び、該治具を配置する治具配置装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、基板分割装置により基板を分割する際に、分割前基板を固定する治具の技術が知られている。例えば、図8に示す従来の治具の例では、分割前基板W1の大きさや分割線(スリットS)の形状に応じて一対の治具(上側治具71及び下側治具72)を製造し、上側治具71と下側治具72との間に分割前基板W1を保持するように構成されている。上側治具71及び下側治具72は、スリットSに沿う開口部73を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-163437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、分割前基板は、種類毎にサイズ、電子回路の配置、及び、スリットの配置等が相違する。このため、分割前基板の種類毎に治具を製造する必要があり、基板分割の工数とコストが増大するという問題があった。
【0005】
そこで、本開示の目的は、基板分割の工数とコストを低減できる基板分割装置用の治具及び該治具を配置する治具配置装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の基板分割装置用の治具は、以下の特徴を備える。 (1)基板分割装置に用いられる治具であって、分割前基板を支持する治具ピンと、治具ピンを配置するステージと、を備え、治具ピンが、マグネットを含み、前記ステージが、前記マグネットを磁着可能な被磁着面を含むこと。
【0007】
(2)(1)の場合に、ステージの表面に、治具ピンの位置ずれを防止する樹脂膜を設けたこと。
【0008】
(3)(1)又は(2)の場合に、分割前基板が、分割線を構成するスリットを含み、治具ピンが、スリットに挿通される挿通部を含むこと。
【0009】
(4)(1)~(3)の何れか一つの場合に、治具ピンが、分割前基板のエッジを受ける段差を含むこと。
【0010】
上記課題を解決するために、本開示の治具配置装置は、以下の特徴を備える。
(5)基板分割装置に用いられる治具を配置する治具配置装置であって、分割前基板を支持する治具ピンと、治具ピンを配置するステージと、治具ピンをステージの所定の位置に配置するロボットハンドと、ロボットハンドを制御する制御手段と、を備え、治具ピンが、マグネットを含み、前記ステージが、前記マグネットを磁着可能な被磁着面を含むこと。
【0011】
(6)(5)の場合に、治具ピンを相互に離間させた状態で保管するストッカーを備え、ストッカーが、治具ピンを個別に収容する収容穴を含み、収容穴が、前記マグネットを磁着可能な被磁着面を含むこと。
【発明の効果】
【0012】
本開示の基板分割装置用の治具や治具配置装置によれば、治具ピンの配置を変更することにより異種の分割前基板に対応できるため、分割前基板の種類毎に治具を製造する必要が無く、ひいては、基板分割の工数とコストを低減しつつ、少量多種の基板分割に対応できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の一実施形態を示す治具配置装置の概略図である。
図2】治具配置装置の斜視図である。
図3】治具ピンの(a)斜視図、(b)側面図である。
図4】第1ロボットハンドが治具ピンを把持する動作を説明する説明図である。
図5】ステージに治具ピンを配置した様子を示す平面図である。
図6】治具配置装置から基板分割装置用の治具を取り外す様子を示す斜視図である。
図7】基板分割装置の斜視図である。
図8】従来例による基板分割装置用の治具を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本開示を治具配置装置及び基板分割装置に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、治具配置装置及び基板分割装置の水平(正面及び背面)方向をX方向、水平(右側面及び左側面)方向をY方向、鉛直上下方向をZ方向として説明する。
【0015】
図1に示すように、治具配置装置1は、基板分割装置11に隣接して設けられている。
【0016】
図2に示すように、治具配置装置1は、分割前基板W1を支持する治具ピン2と、治具ピンを配置するステージ3と、ステージ3を設置する第1セットベース6と、治具ピン2をステージ3の所定の位置に配置する第1ロボットハンド4と、第1ロボットハンド4を制御する第1制御部7と、治具ピン2の配置位置を示す配置情報(図示なし)とを備える。
【0017】
図3に示すように、治具ピン2は、円柱形状に形成されている。治具ピン2は、分割前基板W1を支持する先端部21と、ステージ3に磁着される台座部24と、第1ロボットハンド4のチャック部5により把持される被チャック部22とから構成される。治具ピン2の台座部24には、マグネット25が設けられている。被チャック部22の側面には、被チャック部22の外周方向に突出する凸部23が周設されている。治具ピン2の材質は、例えば、アルミニウム、真鍮、マグネシウム等を選択できる。アルミニウム、真鍮、マグネシウム等を選択することにより、治具ピン2のマグネット25による磁化を防止し、ストッカー61からの出し入れやステージ3への配置及び撤去をスムーズに行うことができる。特に、アルミニウム等を選択した場合には、治具ピン2を軽量化し、第1ロボットハンド4の負担を軽減することができる。
【0018】
治具ピン2は、第1治具ピン2-1と、第2治具ピン2-2と、第3治具ピン2-3とを含む。治具ピン2は、先端部21の少なくとも一部に、分割前基板W1及び/又は基板W2を支持する支持部21aを含む。第1治具ピン2-1の先端部21は、スリットSに挿通される挿通部21bを含む。挿通部21bをスリットSに挿通することにより、分割前基板W1の位置ずれを防止することができる。第2治具ピン2-2の先端部21は、フラットに形成されている。第3治具ピン2-3の先端部21は、被チャック部22よりも大径に設けられている。また、第3治具ピン2-3の先端部21に、分割前基板W1のエッジEを受ける段差21cと、エッジEを段差21cに導く傾斜面21dとが形成されている。第3治具ピン2-3の台座部24の側面には、段差21cの向きを判別するための平坦部24aが形成されている。
【0019】
第1ロボットハンド4は、治具ピン2を把持するチャック部5と、第1ロボットハンド4全体をY方向にスライド移動させるスライド機構(図示なし)と、第1ロボットハンド4全体をZ方向に移動(昇降)させる昇降機構とを備える。
【0020】
図4に示すように、チャック部5は、開閉可能な一対の把持部51から構成され、各々の把持部51は、半円柱形状の溝部52と、被チャック部22に周設された凸部23を収容する凹部53とを含む。溝部52は、治具ピン2の被チャック部22と略同径に形成されている。チャック部5の材質は、例えば、アルミニウム、真鍮、マグネシウム等を選択できる。アルミニウム、真鍮、マグネシウム等を選択することにより、チャック部5のマグネット25による磁化を防止し、治具ピン2の把持及び開放をスムーズに行うことができる。特に、真鍮、マグネシウム等を選択した場合には、チャック部5の剛性を高め、耐久性を上昇させることができる。
【0021】
図4(b)に示すように、把持部51を閉状態にすると、溝部52が被チャック部22の外周面を把持するとともに、凹部53に治具ピン2の凸部23が収容される。このとき、凸部23は抜け止めとして機能するため、把持した治具ピン2の脱落を防止することができる。
【0022】
第1セットベース6は、治具ピン2を保管するストッカー61と、第1セットベース6の原点6aを示す第1原点ブロック8と、第1セットベース6全体をX方向に移動させるローラ9とを備える。
【0023】
ストッカー61は、第1セットベース6の表面に複数装着されている。各々のストッカー61は、治具ピン2を個別に収容する複数の収容穴62を有する。ストッカー61は、第1,2,3治具ピン2-1,2-2,2-3を各々種類別に収容している。ストッカー61の底部は、マグネット25により磁着可能な被磁着部材63を含み、収容穴62の底面は、マグネット25を磁着可能な第2被磁着面64として機能する。被磁着部材63の材質は、例えば、スチールやSUS430材等を選択できる。ストッカー61のサイズ及び収容穴62の個数は、適宜変更可能である。
【0024】
図5,6に示すように、ステージ3は、板状に設けられ、ステージ3全体を持ち上げるためのハンドル34を備えている。ステージ3のコーナー部32は、第1原点ブロック8と相補的な形状に形成されている。第1原点ブロック8にステージ3のコーナー部32を嵌め込むと、ステージ3の原点3aと第1セットベース6との原点6aとを位置合わせすることができ、配置情報と実際の配置との誤差を低減することができる。
【0025】
ステージ3は、治具ピン2のマグネット25により磁着可能な被磁着性の材料から形成され、ステージ3の表面はマグネット25を磁着可能な第1被磁着面33として機能する。
【0026】
第1被磁着面33には、治具ピン2の位置ずれを防止する樹脂膜31が形成されている。治具ピン2は、磁力によりステージ3に保持されているため、何ら手当をしない場合には、位置ずれを起こすおそれがある。樹脂膜31を形成したことにより、治具ピン2の位置ずれに抗する向きの摩擦力を生じさせ、位置ずれを防止することができる。ステージ3の材質は、例えば、スチールやSUS430材等を選択できる。樹脂膜31の材質は、例えば、シリコン等を選択できる。樹脂膜31に粘着層を形成し、治具ピン2をより安定的に保持できるよう構成することも可能である。
【0027】
第1制御部7は、第1ロボットハンド4のスライド機構及び昇降機構や第1セットベース6のローラ9を制御し、第1ロボットハンド4の位置を調整する。具体的には、第1制御部7は、第1ロボットハンド4をY方向に移動させる場合にはスライド機構を制御し、第1ロボットハンド4をX方向に移動させる場合にはローラ9を制御し、第1ロボットハンド4をZ方向に移動させる場合には昇降機構を制御する。
【0028】
第1制御部7は、第1ロボットハンド4のチャック部5の把持部51の開閉状態を制御する。具体的には、第1制御部7は、初期状態において、把持部51を開状態に制御し、第1ロボットハンド4で治具ピン2を把持するときに把持部51を閉状態に制御する。第1制御部7は、把持部51から治具ピン2を開放するときに把持部51を開状態に制御する。
【0029】
第1制御部7は、図5に示すように、配置情報に基づいて、治具ピン2をステージ3に配置する。配置情報は、各治具ピン2の位置を示す情報であり、ユーザが分割前基板W1の画像等に基づいて生成するものである。配置情報は、例えば、XY座標上の位置情報や、マップ情報を含むことができる。第1治具ピン2-1は、スリットSに沿って配置されている。第2治具ピン2-2は、電子回路(図示なし)を回避しつつ、スリットSの無い位置に配置されている。第3治具ピン2-3は、分割前基板W1のエッジEに沿って配置されている。
【0030】
図7に示すように、基板分割装置11は、分割前基板W1を支持する治具ピン2と、治具ピンを配置するステージ3と、ステージ3を搭載する第2セットベース16と、分割前基板W1を分割する工具15と、工具15を制御する第2制御部17と、第2セットベース16の原点16aを示す第2原点ブロック18と、分割前基板W1のコーナーを保持するコーナーブロック19とを備える。
【0031】
以上の構成の治具配置装置1及び基板分割装置11を用いて、基板分割処理を行う流れを、図2,6,7に基づいて説明する。
【0032】
まず、図2に示すように、ステージ3を治具配置装置1の第1セットベース6に装着する。このとき、ステージ3のコーナー部32を第1セットベース6の原点ブロック8に嵌め込み、ステージ3の原点3aと第1セットベース6の原点6aとのX-Y位置を位置合わせする。
【0033】
次に、第1制御部7は、第1ロボットハンド4を制御し、配置マップに基づいて、治具ピン2をステージ3に配置する。以下、第1治具ピン2-1をステージ3に配置する場合を例として詳説する。
【0034】
第1制御部7は、把持部51を開状態に制御する。第1制御部は、第1ロボットハンド4を±X方向及び/又は±Y方向に移動させ、第1ロボットハンド4をストッカー61の上方に配置する。第1制御部7は、把持部51を開状態とし、第1ロボットハンド4を-Z方向に移動させ、チャック部5と第1治具ピン2-1の被チャック部22との位置を合わせる。第1制御部7は、把持部51を閉状態に制御し、把持部51で第1治具ピン2-1を把持する。その後、第1制御部7は、第1ロボットハンド4を+Z方向に移動させる。
【0035】
第1制御部7は、第1ロボットハンド4を±X方向及び/又は±Y方向に移動させ、第1ロボットハンド4を配置情報に含まれる配置位置の上方に配置する。第1制御部7は、第1ロボットハンド4をーZ方向に移動させ、第1治具ピン2-1をステージ3に配置する。その後、第1制御部は、把持部51を開状態に制御する。第2治具ピン2-2及び第3治具ピン2-3の場合も同様である。
【0036】
続いて、図6に示すように、ステージ3を治具配置装置1の第1セットベース6から取り外し、図7に示すように、ステージ3を基板分割装置11の第2セットベース16に装着する。このとき、ステージ3のコーナー部32を第2セットベース16の原点ブロック18に嵌め込み、ステージ3の原点3aと第2セットベース16の原点16aとを位置合わせする。
【0037】
最後に、基板分割装置11の第2制御部17は、第2ロボットハンド14を制御し、スリットSに沿って分割前基板W1を分割する。基板W2は、治具ピン2の支持部21aに保持され、落下することなく支持される。
【0038】
したがって、この実施形態の治具配置装置1によれば、ステージ3に治具ピン2を再配置することにより、様々な種類の分割前基板W1に対応できる。このため、分割前基板W1の種類毎に治具を製造する手間とコストを削減できる。
【0039】
なお、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に例示するように、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状や構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)治具配置装置1と基板分割装置11を一体に設け、ステージ3を移動する手間を削減すること。
(2)プログラム化又は機械学習により、配置情報を自動化すること。
(3)第1セットベース6の裏面側に、ステージ3を磁着可能な電磁石(図示なし)を設け、第2セットベース16の裏面側に、ステージ3を磁着可能な電磁石(図示なし)を設ける。第1,2セットベース6,16の裏面側に電磁石を設けたことにより、被磁着性のステージ3の反りや浮きを防止して平滑度を維持し、治具ピン2の支持部21aの高さ精度を高めることができる。
【符号の説明】
【0040】
1 治具配置装置
2 治具ピン
3 ステージ(a:原点)
4 第1ロボットハンド
5 チャック部
6 第1セットベース(a:原点)
7 第1制御部
8 第1原点ブロック
9 ローラ
11 基板分割装置
14 第2ロボットハンド
15 工具
16 第2セットベース(a:原点)
17 第2制御部
18 第2原点ブロック
19 コーナーブロック
21 先端部(a:支持部、b:挿通部、c:段差、c:傾斜面)
22 被チャック部
23 凸部
24 台座部
25 マグネット
31 樹脂膜
32 コーナー部
33 第1被磁着面
34 ハンドル
51 把持部
52 溝部
53 凹部
61 ストッカー
62 収容穴
63 被磁着部材
64 第2被磁着面
71 従来の治具(上側)
72 従来の治具(下側)
73 開口部
E エッジ
S スリット
W1 分割前基板
W2 基板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8