(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025028008
(43)【公開日】2025-02-28
(54)【発明の名称】コネクタ端子およびコネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 4/62 20060101AFI20250220BHJP
H01R 4/02 20060101ALI20250220BHJP
H01R 13/187 20060101ALI20250220BHJP
H01R 13/11 20060101ALI20250220BHJP
H01R 13/52 20060101ALI20250220BHJP
【FI】
H01R4/62 A
H01R4/02 C
H01R13/187 B
H01R13/11 301D
H01R13/52 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024134743
(22)【出願日】2024-08-13
(31)【優先権主張番号】202322208578.3
(32)【優先日】2023-08-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516193944
【氏名又は名称】タイコ・エレクトロニクス・テクノロジー・(エスアイピー)・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Tyco Electronics Technology (SIP) Co., Ltd.
(71)【出願人】
【識別番号】521523202
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (スーヂョウ) リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110004347
【氏名又は名称】弁理士法人大場国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イン スティーヴン ワン
(72)【発明者】
【氏名】ヂィエンウェン ジェリー ヂァン
(72)【発明者】
【氏名】ウェイドォン ヂァン
【テーマコード(参考)】
5E085
5E087
【Fターム(参考)】
5E085BB01
5E085BB11
5E085BB21
5E085CC03
5E085CC09
5E085DD03
5E085EE11
5E085FF11
5E085HH11
5E085JJ50
5E087EE02
5E087FF07
5E087MM05
5E087RR05
5E087RR12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コネクタ端子のコストおよび重量を削減する。
【解決手段】コネクタ端子は、ケーブル導体と電気的に接続するために使用されるアルミニウム部品1と、相手側コネクタの相手側端子と嵌合するために使用される銅部品2とを備える。アルミニウム部品と銅部品とは、摩擦溶接により互いに溶接されている。コネクタ端子の一部はアルミニウムから形成されており、他の部分は銅から形成されている。したがって、コネクタ端子のコストおよび重量を削減できる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブル導体と電気的に接続するために使用されるアルミニウム部品(1)と、
相手側コネクタの相手側端子と嵌合するために使用される銅部品(2)と、を備え、
前記アルミニウム部品(1)と前記銅部品(2)とは、摩擦溶接により互いに溶接されている、コネクタ端子。
【請求項2】
前記アルミニウム部品(1)は、
柱状部(11)であって、その軸線方向において互いに反対側にある前端および後端を有する、柱状部(11)と、
前記柱状部(11)の前記後端に連結されている平坦部(12)と、を備え、
前記アルミニウム部品(1)の前記平坦部(12)は、前記ケーブル導体に溶接するために使用される、請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項3】
前記銅部品(2)は、円筒形であり、前記相手側端子を挿入するための中空の内部空洞(201)を有し、
前記銅部品(2)の後端は、摩擦溶接により、前記アルミニウム部品(1)の前記柱状部(11)の前記前端に溶接されている、請求項2に記載のコネクタ端子。
【請求項4】
弾性コンタクト部品(3)をさらに備え、前記弾性コンタクト部品(3)は、前記相手側端子を前記銅部品(2)に電気的に接続するべく、前記銅部品(2)の前記内部空洞(201)に挿入される前記相手側端子との電気的コンタクトのために、前記銅部品(2)の前記内部空洞(201)に設置されている、請求項3に記載のコネクタ端子。
【請求項5】
前記弾性コンタクト部品(3)は、
第1の環状端(31)と、
第2の環状端(32)と、
前記第1の環状端(31)と前記第2の環状端(32)との間に連結されている複数の弾性アーム(33)と、を備え、
前記複数の弾性アーム(33)は、挿入される前記相手側端子との電気的コンタクトのために、前記弾性コンタクト部品(3)の周方向に均一に離隔されている、請求項4に記載のコネクタ端子。
【請求項6】
軸線方向において互いに反対側にある第1の環状段差(21)および第2の環状段差(22)が、前記銅部品(2)の内周面に形成されており、
前記第1の環状段差(21)および前記第2の環状段差(22)は、それぞれ前記第1の環状端(31)および前記第2の環状端(32)に対して当接して前記弾性コンタクト部品(3)を前記銅部品(2)の前記内部空洞(201)で軸線方向に位置決めするために使用される、請求項5に記載のコネクタ端子。
【請求項7】
前記第1の環状端(31)および前記第2の環状端(32)のそれぞれは、切欠を有するC字形状リングに形成されており、それにより、前記第1の環状端(31)および前記第2の環状端(32)は、それらの径方向へ弾性変形することができる、請求項5に記載のコネクタ端子。
【請求項8】
止まり穴(101)が、前記アルミニウム部品(1)の前記柱状部(11)の前端面に形成されており、前記止まり穴(101)は、前記銅部品(2)の前記内部空洞(201)と連通しており、
前記止まり穴(101)に径方向に接続する排水孔(102)が、前記銅部品(2)の前記内部空洞(201)に入る水を排出するために、前記アルミニウム部品(1)の前記柱状部(11)の前記前端に形成されている、請求項3に記載のコネクタ端子。
【請求項9】
複数の排水孔(102)が、前記アルミニウム部品(1)の前記柱状部(11)の前記前端に形成されており、前記複数の排水孔(102)は、前記柱状部(11)の周方向に均一に離隔されている、請求項8に記載のコネクタ端子。
【請求項10】
前記アルミニウム部品(1)の前記柱状部(11)は前記銅部品(2)と同軸であり、前記アルミニウム部品(1)の前記柱状部(11)の外径が前記銅部品(2)の外径と等しい、請求項8に記載のコネクタ端子。
【請求項11】
前記銅部品(2)の前記内部空洞(201)と前記アルミニウム部品(1)の前記止まり穴(101)とは同軸であり、前記銅部品(2)の前記内部空洞(201)の直径が前記アルミニウム部品(1)の前記止まり穴(101)の直径と等しい、請求項8に記載のコネクタ端子。
【請求項12】
前記アルミニウム部品(1)は、一体機械加工品、一体冷間鍛造品、または一体プレス品である、請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項13】
前記銅部品(2)は、一体機械加工品、一体冷間鍛造品、または一体プレス品である、請求項1に記載のコネクタ端子。
【請求項14】
前記銅部品(2)の外面に皮膜が形成されており、前記アルミニウム部品(1)の外面には皮膜が形成されていない、請求項1から13のいずれか一項に記載のコネクタ端子。
【請求項15】
前記銅部品(2)の前記外面にニッケル皮膜が形成されており、前記ニッケル皮膜上に銀皮膜が形成されている、請求項14に記載のコネクタ端子。
【請求項16】
コネクタであって、
ハウジングと、
前記ハウジングに設置されている、請求項1から15のいずれか一項に記載のコネクタ端子と、を備える、コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2023年8月16日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第CN202322208578.3号の利益を主張するものであり、その全体の開示内容が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本発明は、コネクタ端子、およびコネクタ端子を備えるコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
先行技術において、コネクタ端子は通常、全体として銅から形成されているため、コネクタ端子のコストおよび重量はより大きいものとなる。加えて、ニッケル皮膜および銀皮膜を銅コネクタ端子の外面に電気めっきすることが必要であるため、コストはさらに増加することになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述の欠点の少なくとも1つの態様を克服または緩和するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、コネクタ端子が提供される。コネクタ端子は、ケーブル導体と電気的に接続するために使用されるアルミニウム部品と、相手側コネクタの相手側端子と嵌合するために使用される銅部品とを備える。アルミニウム部品と銅部品とは、摩擦溶接(摩擦圧接、friction welding)により互いに溶接されている。
【0006】
本発明の例示的実施形態によれば、アルミニウム部品は、柱状部であって、その軸線方向において互いに反対側にある前端および後端を有する、柱状部と、柱状部の後端に連結されている平坦部とを備える。アルミニウム部品の平坦部は、ケーブル導体に溶接するために使用される。
【0007】
本発明の他の例示的実施形態によれば、銅部品は、円筒形であり、相手側端子を挿入するための中空の内部空洞を有し、銅部品の後端は、摩擦溶接により、アルミニウム部品の柱状部の前端に溶接されている。
【0008】
本発明の他の例示的実施形態によれば、コネクタ端子は、弾性コンタクト部品をさらに備え、弾性コンタクト部品は、相手側端子を銅部品に電気的に接続するべく、銅部品の内部空洞に挿入される相手側端子との電気的コンタクトのために、銅部品の内部空洞に設置されている。
【0009】
本発明の他の例示的実施形態によれば、弾性コンタクト部品は、第1の環状端と、第2の環状端と、第1の環状端と第2の環状端との間に連結されている複数の弾性アームとを備える。複数の弾性アームは、挿入される相手側端子との電気的コンタクトのために、弾性コンタクト部品の周方向に均一に離隔されている。
【0010】
本発明の他の例示的実施形態によれば、軸線方向において互いに反対側にある第1の環状段差および第2の環状段差が、銅部品の内周面に形成されている。第1の環状段差および第2の環状段差は、それぞれ第1の環状端および第2の環状端に対して当接して弾性コンタクト部品を銅部品の内部空洞で軸方向に位置決めするために使用される。
【0011】
本発明の他の例示的実施形態によれば、第1の環状端および第2の環状端のそれぞれは、切欠を有するC字形状リングに形成されており、それにより、第1の環状端および第2の環状端は、それらの径方向へ弾性変形することができる。
【0012】
本発明の他の例示的実施形態によれば、止まり穴が、アルミニウム部品の柱状部の前端面に形成されており、止まり穴は、銅部品の内部空洞と連通している。止まり穴に径方向に接続する排水孔が、銅部品の内部空洞に入る水を排出するために、アルミニウム部品の柱状部の前端に形成されている。
【0013】
本発明の他の例示的実施形態によれば、複数の排水孔が、アルミニウム部品の柱状部の前端に形成されており、複数の排水孔は、柱状部の周方向に均一に離隔されている。
【0014】
本発明の他の例示的実施形態によれば、アルミニウム部品の柱状部は銅部品と同軸であり、アルミニウム部品の柱状部の外径は銅部品の外径と等しい。
【0015】
本発明の他の例示的実施形態によれば、銅部品の内部空洞とアルミニウム部品の止まり穴とは同軸であり、銅部品の内部空洞の直径はアルミニウム部品の止まり穴の直径と等しい。
【0016】
本発明の他の例示的実施形態によれば、アルミニウム部品は、一体機械加工品(一体機械加工片、integral machined piece)、一体冷間鍛造品(一体冷間鍛造片、integral cold forged piece)、または一体プレス品(一体プレス片、一体型打加工品、一体型打加工片、integral stamped piece)である。
【0017】
本発明の他の例示的実施形態によれば、銅部品は、一体機械加工品、一体冷間鍛造品、または一体プレス品である。
【0018】
本発明の他の例示的実施形態によれば、銅部品の外面に皮膜が形成されており、アルミニウム部品の外面には皮膜が形成されていない。
【0019】
本発明の他の例示的実施形態によれば、銅部品の外面にニッケル皮膜が形成されており、ニッケル皮膜上に銀皮膜が形成されている。
【0020】
本発明の他の態様によれば、コネクタが提供される。コネクタは、ハウジングと、ハウジングに設置されている上記コネクタ端子とを備える。
【0021】
本発明の前述の例示的実施形態において、コネクタ端子の一部はアルミニウムから形成されており、他の部分は銅から形成されている。したがって、コネクタ端子のコストおよび重量を削減できる。
【0022】
本発明の上記および他の特徴は、添付の図面を参照してその例示的実施形態を詳細に説明することによって、さらに明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の例示的実施形態によるコネクタ端子の例示的斜視図である。
【
図2】本発明の例示的実施形態によるコネクタ端子の軸線方向断面図である。
【
図3】本発明の例示的実施形態によるコネクタ端子の例示的分解図である。
【
図4】本発明の例示的実施形態によるコネクタ端子の分解断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本開示の例示的実施形態が、添付の図面を参照して以下に詳細に説明され、同様の参照符号は同様の要素を意味する。但し、本開示は多数の異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が完全で完成したものとなり、本開示の概念を当業者に完全に伝達するように、提供される。
【0025】
以下の詳細な説明においては、説明の都合上、開示される実施形態の完全な理解をもたらすために多数の具体的詳細が記載される。しかし、1つまたは複数の実施形態はこれらの具体的詳細がなくとも実施できることが明らかになるであろう。他の例において、よく知られている構造体およびデバイスは、図面を簡略化するために概略的に示されている。
【0026】
本発明の一般的概念によれば、コネクタ端子が提供される。コネクタ端子は、ケーブル導体と電気的に接続するために使用されるアルミニウム部品と、相手側コネクタの相手側端子と嵌合するために使用される銅部品とを備える。アルミニウム部品および銅部品は、摩擦溶接により互いに溶接されている。
【0027】
本発明の他の一般的概念によれば、コネクタが提供される。コネクタは、ハウジングと、ハウジングに設置されている上記コネクタ端子とを備える。
【0028】
図1は、本発明の例示的実施形態によるコネクタ端子の例示的斜視図を示す。
図2は、本発明の例示的実施形態によるコネクタ端子の軸線方向断面図を示す。
図3は、本発明の例示的実施形態によるコネクタ端子の例示的分解図を示す。
図4は、本発明の例示的実施形態によるコネクタ端子の分解断面図を示す。
【0029】
図1~
図4に示されるように、本発明の例示的実施形態において、コネクタ端子が開示される。コネクタ端子は、アルミニウム部品1と、銅部品2とを含む。アルミニウム部品1は、ケーブル導体(図示せず)と電気的に接続するために使用される。銅部品2は、相手側コネクタの相手側端子(図示せず)と嵌合するために使用される。アルミニウム部品1と銅部品2とは、摩擦溶接により互いに溶接されている。
【0030】
図1~
図4に示されるように、例示される実施形態において、アルミニウム部品1は、柱状部11と、平坦部12とを備える。柱状部11は、その軸線方向において互いに反対側にある前端および後端を有する。平坦部12は、柱状部11の後端に連結されている。アルミニウム部品1の平坦部12は、ケーブル導体に溶接するために使用される。
【0031】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、銅部品2は、円筒形であり、相手側端子の挿入を可能にするための中空の内部空洞201を有する。銅部品2の後端は、摩擦溶接により、アルミニウム部品1の柱状部11の前端に溶接されている。
【0032】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、コネクタ端子は、弾性コンタクト部品3をさらに含み、弾性コンタクト部品3は、相手側端子を銅部品2に電気的に接続するべく、銅部品2の内部空洞201に挿入される相手側端子との電気的コンタクトのために、銅部品2の内部空洞201に設置されている。
【0033】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、弾性コンタクト部品3は、第1の環状端31と、第2の環状端32と、複数の弾性アーム33とを備える。複数の弾性アーム33は、第1の環状端31と第2の環状端32との間に連結されている。複数の弾性アーム33は、挿入される相手側端子との電気的コンタクトのために、弾性コンタクト部品3の周方向に沿って均等に離隔されている。
【0034】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、軸線方向において互いに反対側にある第1の環状段差21および第2の環状段差22が、銅部品2の内周面に形成されている。第1の環状段差21および第2の環状段差22は、それぞれ第1の環状端31および第2の環状端32に対して当接して弾性コンタクト部品3を銅部品2の内部空洞201で軸方向に位置決めするために使用される。
【0035】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、第1の環状端31および第2の環状端32のそれぞれは、切欠を有するC字形状リングに形成されており、それにより、第1の環状端31および第2の環状端32は、それらの径方向へ弾性変形することができる。
【0036】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、止まり穴101が、アルミニウム部品1の柱状部11の前端面に形成されており、止まり穴101は、銅部品2の内部空洞201に接続されている。排水孔102が、アルミニウム部品1の柱状部11の前端に形成されており、排水孔102は、銅部品2の内部空洞201に入る水を排出するために、止まり穴101に径方向に接続されている。
【0037】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、複数の排水孔102が、アルミニウム部品1の柱状部11の前端に形成されており、複数の排水孔102は、柱状部11の周囲に沿って均一に離隔されている。
【0038】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、アルミニウム部品1の柱状部11は銅部品2と同軸であり、アルミニウム部品1の柱状部11の外径は銅部品2の外径と等しい。
【0039】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、銅部品2の内部空洞201とアルミニウム部品1の止まり穴101とは同軸であり、銅部品2の内部空洞201の直径はアルミニウム部品1の止まり穴101の直径と等しい。
【0040】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、アルミニウム部品1は、一体機械加工品、一体冷間鍛造品、または一体プレス品であってもよい。
【0041】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、銅部品2は、一体機械加工品、一体冷間鍛造品、または一体プレス品であってもよい。
【0042】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、銅部品2の外面に皮膜が形成されている一方で、アルミニウム部品1の外面には皮膜が形成されていない。
【0043】
図1~
図4に示されるように、例示される実装形態において、銅部品2の外面にニッケル皮膜が形成されており、ニッケル皮膜上に銀皮膜が形成されている。
【0044】
図1~
図4に示されるように、本発明の他の例示的実施形態においては、コネクタも開示される。コネクタは、ハウジング(図示せず)と、前述のコネクタ端子とを含む。コネクタ端子は、ハウジングに設置されている。
【0045】
上記の実施形態は例示が意図され、制限的ではないことを、当業者には理解されたい。例えば、当業者によって上記の実施形態に多数の修正が行われてもよく、異なる実施形態に記載される様々な特徴が、構成上または原理上相反することなく、互いに自由に組み合わせられてもよい。
【0046】
いくつかの例示的実施形態が示され説明されてきたが、本開示の原理および趣旨から逸脱することなく様々な変更または修正がこれらの実施形態に行われてもよく、本開示の範囲は特許請求の範囲およびそれらの均等物で定義されることが、当業者によって理解されよう。
【0047】
本明細書で使用するように、単数形で記載され、単語「a(1つの)」または「an(1つの)」に続く要素は、そのような除外が明示的に述べられていない限り、複数の前記要素またはステップを除外するものではないと理解されるべきである。さらに、本発明の「一実施形態」への参照は、記載された特徴を同様に組み込む追加の実施形態の存在を除外すると解釈されることを意図しない。また、異なることが明示的に述べられていない限り、特定の特性を有する1つの要素または複数の要素を「備える(comprising)」かまたは「有する(having)」実施形態は、その特性を有さないそのような追加的要素を含んでもよい。
【外国語明細書】