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<図1>
  • 特開-エレベーター 図1
  • 特開-エレベーター 図2
  • 特開-エレベーター 図3
  • 特開-エレベーター 図4
  • 特開-エレベーター 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025029644
(43)【公開日】2025-03-07
(54)【発明の名称】エレベーター
(51)【国際特許分類】
   B66B 5/00 20060101AFI20250228BHJP
   B66B 1/08 20060101ALI20250228BHJP
【FI】
B66B5/00 G
B66B1/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023134379
(22)【出願日】2023-08-22
(71)【出願人】
【識別番号】000236056
【氏名又は名称】三菱電機ビルソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長徳 典宏
【テーマコード(参考)】
3F304
3F502
【Fターム(参考)】
3F304BA24
3F304ED07
3F502HB15
3F502MA07
(57)【要約】
【課題】エレベーターの点検作業時の音声認識の阻害要因を排除することができるエレベーターを提供する。
【解決手段】1つの昇降路11内に複数の乗りかご12が設けられたエレベーター10であって、一の乗りかご20が点検作業中の場合には、他の乗りかご20内にて流される音声、および/または、他の乗りかご20の乗場にて流される音声を消す。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの昇降路内に複数の乗りかごが設けられたエレベーターであって、
一の前記乗りかごが点検作業中の場合には、他の前記乗りかご内にて流される音声、および/または、他の前記乗りかごの乗場にて流される音声を消す、
エレベーター。
【請求項2】
請求項1に記載のエレベーターであって、
一の前記乗りかごが前記点検作業中の場合には、一の前記乗りかごに近い前記乗りかご内にて流される音声、および/または、一の前記乗りかごに近い前記乗りかごの前記乗場にて流される音声を消す、
エレベーター。
【請求項3】
請求項1に記載のエレベーターであって、
一の前記乗りかごが前記点検作業中の場合には、一の前記乗りかごの高さ位置に近い高さ位置にて運転している他の前記乗りかご内にて流される音声、および/または、一の前記乗りかごの高さ位置に近い前記乗場にて流される音声を消す、
エレベーター。
【請求項4】
請求項3に記載のエレベーターであって、
前記点検作業を行う作業者が携帯する情報端末の高さ位置情報に基づいて前記点検作業中の乗りかごの高さ位置を特定する、
エレベーター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターの点検モードに関する。
【背景技術】
【0002】
エレベーターの点検では、作業者によってエレベーターの点検作業が行われる。従来、エレベーターの点検作業は、複数の作業者によって行われていた。例えば、複数の作業者のうちの一人は、点検項目についての目視、触診、聴診、測定、機器の動作確認を行い、複数の作業者のうちの別の一人は、点検結果の記録を行っていた。
【0003】
近年、点検作業を効率化させるために、一人の作業者によってエレベーターの点検作業が行われる場合が多い。例えば、作業者は、点検項目の目視、触診、聴診、測定、機器の動作確認を行い、点検結果を声で発し、携帯する情報端末(スマートフォン、ノートパソコン等)のマイクロフォンによって発した声を音声認識させて、点検結果の記録を行う場合がある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第7260076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、エレベーターのうちで1つの昇降路内に複数の乗りかごが設けられたマルチカーエレベーターが公知である。例えば、マルチカーエレベーターの一の乗りかごの点検作業において、作業者が点検結果を声で発し、携帯する情報端末によって発した声を音声認識させる際に、隣接する乗りかごまたは乗場にて流される音声(案内、音楽等)が音声認識の阻害要因となる場合がある。
【0006】
そこで、本発明は、エレベーターの点検作業時の音声認識の阻害要因を排除することができるエレベーターを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るエレベーターは、1つの昇降路内に複数の乗りかごが設けられたエレベーターであって、一の乗りかごが点検作業中の場合には、他の乗りかご内にて流される音声、および/または、他の乗りかごの乗場にて流される音声を消すことを特徴とする。
【0008】
本発明に係るエレベーターにおいては、一の乗りかごが点検作業中の場合には、一の乗りかごに近い乗りかご内にて流される音声、および/または、一の乗りかごに近い乗りかごの乗場にて流される音声を消すことが好ましい。
【0009】
本発明に係るエレベーターにおいては、一の乗りかごが点検作業中の場合には、一の乗りかごの高さ位置に近い高さ位置にて運転している他の乗りかご内にて流される音声、および/または、一の乗りかごの高さ位置に近い高さ位置の乗場にて流される音声を消すことが好ましい。
【0010】
本発明に係るエレベーターにおいては、点検作業を行う作業者が所有する情報端末の高さ位置情報に基づいて点検作業中の乗りかごの高さ位置を特定することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明のエレベーターによれば、エレベーターの点検作業時の音声認識の阻害要因を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施形態の一例であるエレベーターの点検作業を示す模式図である。
図2】実施形態の一例であるエレベーターを示す模式図である。
図3】実施形態の一例である制御盤の構成を示すブロック図である。
図4】実施形態の他の一例である制御盤の構成を示すブロック図である。
図5】実施形態の他の一例である制御盤の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。以下の説明において、具体的な形状、材料、方向、数値等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。
【0014】
[エレベーター]
図1から図3を用いて、実施形態の一例であるエレベーター10について説明する。
【0015】
図1に示すように、エレベーター10では、作業者によって点検作業が行われる。なお、点検とは、エレベーター10の定期検査報告と、エレベーター10の保守点検とが含まれる。エレベーター10の点検作業では、一人の作業者が点検項目の目視、触診、聴診、測定、機器の動作確認を行い、点検結果を声で発し、携帯する情報端末20のマイクロフォンによって発した声を音声認識させて、点検結果の記録を行う。エレベーター10によれば、詳細は後述するが、エレベーター10の点検作業時の音声認識の阻害要因を排除することができる。
【0016】
本実施形態のエレベーター10は、例えばショッピングモールに設けられる。なお、本発明のエレベーターは、百貨店、オフィスビル、公共施設等に設けられてもよい。
【0017】
図2に示すように、エレベーター10は、1つの昇降路11内に複数の乗りかご12A、・・・、12Eが設けられて乗場15A、・・・、15Eを上下移動するマルチカーエレベーターである。本実施形態のエレベーター10では、それぞれの乗りかご12A、・・・、12Eが隣接して並んでそれぞれが上下移動する。以下では、乗りかご12A、・・・、12Eについて共通の説明をする場合、または任意の乗りかご12の説明をする場合には、単に乗りかご12と記載する。同様に、乗場15A、・・・、15Eについて共通の説明をする場合、または任意の乗場15の説明をする場合には、単に乗場15と記載する。
【0018】
本発明のエレベーターは、ワンシャフトマルチカー方式のエレベーターであってもよい。ワンシャフトマルチカー方式とは、上乗りかごと、上乗りかごの真下に配置された下乗りかごとが、それぞれ独立して共通の昇降路を昇降するエレベーターである。
【0019】
乗りかご12は、乗客を乗せ、乗客の要求に応じて昇降して各階の乗場15に停止する。乗りかご12は、ワイヤーロープ(図示なし)の一端側に吊るされている。ワイヤーロープの他端側には、乗りかご12との間でバランスを取るように重さが設定される釣合錘(図示なし)が吊るされている。乗りかご12および釣合錘は、ワイヤーロープが掛かる滑車(図示なし)を電動機(図示なし)によって回転させることによって昇降される。
【0020】
乗りかご12には、乗りかご12内の乗客に向かって音声を流すスピーカ13が設けられる。音声には、ショッピングモールの案内、各階の売り場の案内、注意喚起、ショッピングモールにおける宣伝広告、音楽等が含まれる。以下では、スピーカ13A、・・・、13Eについて共通の説明をする場合、または任意のスピーカ13の説明をする場合には、単にスピーカ13とする。
【0021】
乗場15には、乗場15にて乗りかご12の到着を待つ乗客に向かって音声を流すスピーカ16が設けられる。音声には、ショッピングモールの案内、各階の売り場の案内、乗りかご12の到着案内、注意喚起、ショッピングモールにおける宣伝広告、音楽等が含まれる。以下では、スピーカ16A、・・・、16Eについて共通の説明をする場合、または任意のスピーカ16の説明をする場合には、単にスピーカ16とする。
【0022】
昇降路11の最上部には、制御盤30が設けられる。制御盤30は、乗りかご12の運転動作または速度を制御し、乗りかご12の扉の開閉動作、乗場15の扉の開閉動作、スピーカ13による音声案内、スピーカ16による音声案内等のエレベーター10を運転する機器の動作を制御する。制御盤30について詳細は後述する。
【0023】
[情報端末]
再度、図1に示すように、情報端末20は、エレベーター10の点検作業を行う作業者が携帯している。情報端末20は、例えばスマートフォンまたはノートパソコンである。情報端末20は、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶部を有し、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。
【0024】
図3に示すように、情報端末20は、それぞれ詳細は後述する、点検モード開始信号送信部21と、音声認識部22と、点検記録部23とを有する。点検モード開始信号送信部21、音声認識部22および点検記録部23は、CPUがRОMまたはRAMに格納されたプログラムを実行することにより実現される。
【0025】
点検モード開始信号送信部21は、制御盤30に点検モード開始信号を送信する。点検モード開始信号とは、制御盤30に点検モードを開始させるための信号である。点検モードとは、乗りかご12A、・・・、12Eのうちの一つの乗りかご12について作業者が点検することができる状態にすることである。具体的には、点検モードの乗りかご12の乗場15の操作釦を無効にする、点検モードの乗りかご12の操作釦を無効にする等して、作業者が乗りかご12を点検することができる状態にする。なお、点検モードの乗りかご12以外の乗りかご12は通常運転するものとする。
【0026】
なお、点検モード開始信号送信部21は、複数の建物のエレベーターを統轄して監視する監視センターを経由して制御盤30に送信されてもよい。
【0027】
音声認識部22は、点検モードの乗りかご12について、作業者によって点検項目の目視、触診、聴診、測定、機器の動作確認が行われ、作業者の声によって点検結果が発せられた場合の当該音声を認識する。点検記録部23は、音声認識した作業者の点検結果を記録する。
【0028】
[制御盤]
図3に示すように、制御盤30は、それぞれの乗りかご12A、・・・、12Eのスピーカ13A、・・・、13Eと、それぞれの乗場15のスピーカ16A、・・・、16Eと、に接続されている。また、制御盤30は、情報端末20と無線によって接続されている。
【0029】
制御盤30は、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶部を有し、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。
【0030】
制御盤30は、それぞれ詳細は後述する、点検モード開始信号受信部31と、点検モード実行部32と、音声案内消音部35とを有する。点検モード開始信号受信部31、点検モード実行部32および音声案内消音部35は、CPUがRОMまたはRAMに格納されたプログラムを実行することにより実現される。
【0031】
点検モード開始信号受信部31は、情報端末20から送信された点検モード開始信号を受信する。点検モード実行部32は、点検モードの乗りかご12について上述した点検作業ができる状態にする点検モードを実行する。
【0032】
音声案内消音部35は、点検モード実行部32によって点検モードが実行されている間は、点検モードの乗りかご12以外の乗りかご12(以下、通常運転の乗りかご12)のスピーカ13から流される音声を消す。同時に、「通常運転の乗りかご12」の乗場15のスピーカ16から流される音声を消す。なお、「通常運転の乗りかご12」のスピーカ13から流される音声のみを消してもよく、「通常運転の乗りかご12」の乗場15のスピーカ16から流される音声のみを消してもよい。
【0033】
音声案内消音部35によれば、「通常運転の乗りかご12」のスピーカ13の音声を消し、「通常運転の乗りかご12」の乗場15のスピーカ16の音声を消すことによって、これらの音声が音声データとして情報端末20に録音されることなく、点検モードの乗りかご12の点検作業時の音声認識の阻害要因を排除することができる。これにより、乗りかご12の点検作業の作業性を向上させることができる。
【0034】
なお、音声案内消音部35によって「通常運転の乗りかご12」のスピーカ13の音声を消している間は、「「通常運転の乗りかご12」」内のディスプレイにおいて、他の乗りかご12が点検作業中であるため音声案内を一時停止している旨を案内することが好ましい。
【0035】
また、音声案内消音部35によって「通常運転の乗りかご12」の乗場15のスピーカ16の音声を消している間は、通常運転の乗場15のディスプレイにおいて、他の乗りかご12が点検作業中であるため音声案内を一時停止している旨を案内することが好ましい。
【0036】
[別実施形態]
図4および図5を用いて、実施形態の他の一例であるエレベーター40、60について説明する。なお、以下では、上述したエレベーター10と異なる構成についてのみ説明し、エレベーター10と同様の構成については説明を省略する、または同じ符号を用いて簡単に説明する。
【0037】
図4に示すように、エレベーター40の制御盤50は、それぞれ詳細は後述する、点検モード開始信号受信部51と、点検モード実行部52と、消音乗りかご選定部54と、音声案内消音部55とを有する。点検モード開始信号受信部51、点検モード実行部52、消音乗りかご選定部54および音声案内消音部55は、CPUがRОMまたはRAMに格納されたプログラムを実行することにより実現される。
【0038】
点検モード開始信号受信部51および点検モード実行部52は、上述した点検モード開始信号受信部31および点検モード実行部32と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0039】
消音乗りかご選定部54は、点検モード実行部52によって点検モードが実行されている乗りかご12に近い乗りかご12(以下、「近接乗りかご12」)を選定する。消音乗りかご選定部54は、例えば点検モードが実行されている乗りかご12と隣接する乗りかご12を「近接乗りかご12」として選定してもよい。
【0040】
音声案内消音部55は、点検モード実行部52によって点検モードが実行されている間は、「近接乗りかご12」のスピーカ13から流される音声を消す。同時に、「近接乗りかご12」の乗場15のスピーカ16から流される音声を消す。なお、「近接乗りかご12」のスピーカ13から流される音声のみを消してもよく、「近接乗りかご12」の乗場15のスピーカ16から流される音声のみを消してもよい。
【0041】
音声案内消音部55によれば、「近接乗りかご12」のスピーカ13の音声を消し、「近接乗りかご12」の乗場15のスピーカ16の音声を消すことによって、これらの音声が音声データとして情報端末20に録音されることなく、点検モードの乗りかご12の点検作業時の音声認識の阻害要因を排除することができる。これにより、乗りかご12の点検作業の作業性を向上させることができる。
【0042】
図5に示すように、エレベーター60の制御盤70は、それぞれ詳細は後述する、点検モード開始信号受信部71と、点検モード実行部72と、点検作業位置検出部73と、消音乗りかご選定部74と、音声案内消音部75とを有する。点検モード開始信号受信部71、点検モード実行部72、点検作業位置検出部73、消音乗りかご選定部74および音声案内消音部75は、CPUがRОMまたはRAMに格納されたプログラムを実行することにより実現される。
【0043】
点検モード開始信号受信部71および点検モード実行部72は、上述した点検モード開始信号受信部31および点検モード実行部32と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0044】
点検作業位置検出部73は、作業者の携帯する情報端末20の高度に基づいて、点検作業の高さ位置を検出する。情報端末20の高度は、情報端末20の周囲の気圧によって算出されてもよい。また、点検作業の高さ位置は、乗りかご12の位置情報を用いてもよい。
【0045】
消音乗りかご選定部74は、点検モード実行部72によって点検モードが実行されている乗りかご12の高さ位置に近い高さ位置にて運転している乗りかご12(以下、近接乗りかご12)を選定する。同時に、消音乗りかご選定部74は、点検モード実行部72によって点検モードが実行されている乗りかご12の高さ位置に近い高さ位置の乗場15(以下、近接乗場15)を選定する。乗りかご選定部74は、例えば点検モードが実行されている乗りかご12の高さ位置から所定範囲以内の高さ位置にて運転している乗りかご12を「近接乗りかご12」として選定してもよい。また、乗りかご選定部74は、例えば点検モードが実行されている乗りかご12の高さ位置から所定範囲以内の高さ位置の乗場15を「近接乗場15」として選定してもよい。
【0046】
音声案内消音部75は、点検モード実行部72によって点検モードが実行されている間は、「近接乗りかご12」のスピーカ13から流される音声を消す。同時に、「近接乗場15」のスピーカ16から流される音声を消す。なお、「近接乗りかご12」のスピーカ13から流される音声のみを消してもよく、「近接乗場15」のスピーカ16から流される音声のみを消してもよい。
【0047】
音声案内消音部75によれば、「近接乗りかご12」のスピーカ13の音声を消し、「近接乗場15」のスピーカ16の音声を消すことによって、これらの音声が音声データとして情報端末20に録音されることなく、点検モードの乗りかご12の点検作業時の音声認識の阻害要因を排除することができる。これにより、乗りかご12の点検作業の作業性を向上させることができる。
【0048】
なお、本発明は上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0049】
10、40、60 エレベーター、11 昇降路、12 乗りかご、13 スピーカ、15 乗場、16 スピーカ、20 情報端末、21 点検モード開始信号送信部、22 音声認識部、23 点検記録部、30、50、70 制御盤、31、51,71 点検モード開始信号受信部、32、52、72 点検モード実行部、73 点検作業位置検出部、54、74 消音乗りかご選定部、35、55、75 音声案内消音部
図1
図2
図3
図4
図5