(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025030093
(43)【公開日】2025-03-07
(54)【発明の名称】人工知能システム、人工知能システムのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/01 20060101AFI20250228BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20250228BHJP
H04L 51/02 20220101ALI20250228BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20250228BHJP
【FI】
G06F3/01 510
G06F3/16 650
G06F3/16 690
H04L51/02
H04L67/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023135103
(22)【出願日】2023-08-23
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年5月2日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載 https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月11日にサテライトオフィス・チャットボットマネージャーのマニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/notification/ai 令和5年5月12日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月14日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=gmMe8PO9Kc8 令和5年5月15日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月16日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年5月16日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/355628 令和5年5月16日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30858336/ 令和5年5月16日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30858336/ 令和5年5月18日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=LuXn70q6XMg 令和5年5月19日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年5月19日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月22日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=jFqFoe6gGdI 令和5年5月26日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月26日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月27日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月29日にサテライトAI.AIボード(ChatGPT対応)のマニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/aiboard?hl=ja 令和5年5月29日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/356912 令和5年5月29日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30862289/ 令和5年5月29日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30862289/ 令和5年6月3日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=Y_2R1roB5V0 令和5年6月3日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月4日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月6日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月6日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/357892 令和5年6月6日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30865181/ 令和5年6月6日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30865181/ 令和5年6月9日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年6月9日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=3mZH_D5lXiA 令和5年6月9日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=Mkp3_O7fY7k 令和5年6月15日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月15日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/358818 令和5年6月15日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30867808/ 令和5年6月15日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30867808/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月17日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月21日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月21日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/359508 令和5年6月21日にCNET Japanページ掲載 https://japan.cnet.com/release/30869962/ 令和5年6月21日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30869962/ 令和5年6月23日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月23日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/359643 令和5年6月23日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30870444/ 令和5年6月23日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30870444/ 令和5年6月27日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月27日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/360124 令和5年6月27日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30871733/ 令和5年6月27日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30871733/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月30日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月30日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月30日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/360617 令和5年6月30日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30873028/ 令和5年6月30日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30873028/ 令和5年7月1日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月5日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月5日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/361143 令和5年7月5日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30874639/ 令和5年7月5日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30874639/ 令和5年7月7日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月7日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/361443
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月7日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30875550/ 令和5年7月7日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30875550/ 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボード(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/01.html 令和5年7月8日に「サテライトAI.AIボード(ChatGPT対応)」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/aiboard 令和5年7月8日にサテライトAI・社内チャットAI(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/02.html 令和5年7月8日にサテライトAI・社内情報AI(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/03.html 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボイス(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/05.html 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボイス(ChatGPT対応)音声入力画面を公開 https://aivoice.sateraitoai.jp/ 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボイス(ChatGPT対応)音声入力画面を公開 https://aiboard.sateraitoai.jp/voice 令和5年7月8日にサテライトAI・AIメール(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/06.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月16日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月17日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月19日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月19日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/362644 令和5年7月19日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30878765/ 令和5年7月19日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30878765/ 令和5年7月23日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月25日にマイナビニュースページに掲載 https://news.mynavi.jp/techplus/kikaku/sateraito_AI-1/ 令和5年7月27日にサテライトAI・AIボード(ChatGPT対応)ページに動画を掲載 https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/01.html 令和5年7月27日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=8R0h9HJa-jw&t=6s 令和5年7月27日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=fjyqXzfqLkY
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月30日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年8月2日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年8月2日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/364237 令和5年8月2日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30883448/ 令和5年8月2日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30883448/ 令和5年8月6日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年8月8日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年8月8日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/364851 令和5年8月8日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30885466/ 令和5年8月8日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30885466/ 令和5年8月10日にサテライトAI・AIドキュメント(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/04.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年8月10日に「サテライトAI.AIドキュメント(ChatGPT対応)」サービスの利用者マニュアルに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/aidocument 令和5年8月10日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=iYX1GIxkKyE 令和5年8月19日令和5年8月10日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=ll7AmFOwEL8 令和5年8月19日にサテライトAI・AIドキュメント(ChatGPT対応)ページに動画をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/04.html 令和5年8月20日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年8月20日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=C9JAK9vkK1M
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年8月22日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=JqgwLeTBkMY 令和5年8月22日にサテライトAI・AI関数(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/12.html 令和5年8月22日に「サテライトAI.AI関数(ChatGPT対応)」サービスの利用者マニュアル https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/gas30setup?hl=ja 令和5年8月22日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年8月22日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/366044 令和5年8月22日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30888891/ 令和5年8月22日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30888891/
(71)【出願人】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
(72)【発明者】
【氏名】原口 優
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA46
5E555BA02
5E555BA04
5E555BA14
5E555BB02
5E555BB04
5E555BB14
5E555BC04
5E555CA02
5E555CA47
5E555CB05
5E555CB07
5E555CB33
5E555CB34
5E555DA23
5E555DB18
5E555DB20
5E555DB24
5E555DB41
5E555DC13
5E555DC14
5E555DC31
5E555EA19
5E555EA23
5E555EA27
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】アップロードされたドキュメントファイルのページまたはURL情報に基づく所定情報のページの内容を見ながら事前学習済み人工知能手段に対して指示命令情報を送信してやりとりを行う人工知能システムを提供する。
【解決手段】人工知能システム100は、ユーザー端末110とサーバ120、130とを備え、ユーザー端末のブラウザ111が、サーバ130の事前学習済み人工知能手段131とやりとり自在なトーク画面112を表示し、ブラウザにおいてドキュメントファイルDFを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったとき、ユーザー端末が、ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバ120へアップロードし、サーバが、ドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末へ送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末がサーバに基づいて表示または音声出力する人工知能システムであって、
前記ユーザー端末のブラウザが、前記サーバの事前学習済み人工知能手段とやりとり自在なトーク画面を表示し、
前記ユーザー端末のブラウザにおいてドキュメントファイルを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったとき、前記ユーザー端末が、前記ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバへアップロードし、
前記サーバが、受信したドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末へ送信し、
前記ユーザー端末が、受信したトーク画面データをブラウザに表示し、
前記ユーザー端末のブラウザにおいて、指示命令情報の入力・送信操作があったとき、前記ユーザー端末が、前記指示命令情報をサーバへ送信し、
前記サーバが、受信した指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信し、
前記ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザに表示するまたは音声出力する構成であることを特徴とする人工知能システム。
【請求項2】
前記事前学習済み人工知能手段が指示命令情報に基づいてテキストデータを生成する際、前記事前学習済み人工知能手段が、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報のどのページまたはどの箇所に基づいているかについての根拠情報を生成し、
前記サーバが、生成テキストデータおよび根拠情報をユーザー端末へ送信し、
前記ユーザー端末が、前記生成テキストデータおよび根拠情報をブラウザに表示する構成であることを特徴とする請求項1に記載の人工知能システム。
【請求項3】
前記ブラウザにおいてサーバから受信した根拠情報のテキスト箇所が、トーク画面に表示されたドキュメントファイルのページまたは所定情報のページにおける根拠情報と対応する箇所とリンク付けされていて、
前記ブラウザにおいて根拠情報のテキスト箇所が操作されたとき、前記ブラウザが、前記トーク画面においてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページにおける根拠情報と対応する箇所を表示する構成であることを特徴とする請求項2に記載の人工知能システム。
【請求項4】
前記ブラウザのトーク画面において第1所定操作があったとき、前記ユーザー端末が、目次を作成する旨の指示命令情報をサーバへ送信し、
前記サーバが、受信した目次を作成する旨の指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についての目次情報生成を実行し、実行して得た生成目次情報をユーザー端末へ送信し、
前記ユーザー端末が、受信した生成目次情報をブラウザに表示する構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の人工知能システム。
【請求項5】
前記ブラウザのトーク画面において第2所定操作があったとき、ユーザー端末が、ページ毎の要約を作成する旨の指示命令情報をサーバへ送信し、
前記サーバが、受信したページ毎の要約を作成する旨の指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についてのページ毎要約情報生成を実行し、実行して得た生成ページ毎要約情報をユーザー端末へ送信し、
前記ユーザー端末が、受信した生成ページ毎要約情報をブラウザに表示する構成であることを特徴とする請求項4に記載の人工知能システム。
【請求項6】
前記ブラウザのトーク画面において第3所定操作があったとき、前記サーバが、前記ユーザー端末のブラウザにおいて表示しているドキュメントファイルのページまたは所定情報のページに生成目次情報、生成ページ毎要約情報ならびにトーク画面における指示命令情報および生成テキストデータを追加してユーザー端末へダウンロードする構成であることを特徴とする請求項5に記載の人工知能システム。
【請求項7】
前記ユーザー端末が、ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバへアップロードした際、前記ブラウザが、他のユーザー識別情報を入力自在な共有設定ウィンドウを開き、他のユーザー識別情報の入力・設定操作に基づいて、前記ユーザー端末が、他のユーザー識別情報をサーバへ送信し、
前記サーバが、受信した他のユーザー識別情報に基づいてユーザーと他のユーザーとの間において、受信したドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データの共有を許可する構成であることを特徴とする請求項6に記載の人工知能システム。
【請求項8】
前記サーバが、トーク画面データを作成する際、事前学習済み人工知能手段がドキュメントファイルもしくはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページもしくは所定情報のページを読み込み、読み込んだドキュメントファイルもしくはURL情報によって特定される内容情報に関する情報が回答情報となる関係の質問情報を複数生成し、
前記サーバが、生成質問情報をユーザー端末へ送信する、
または、
前記事前学習済み人工知能手段が指示命令情報に基づいてテキストデータを生成した際、前記事前学習済み人工知能手段が、読み込んだドキュメントファイルもしくはURL情報によって特定される内容情報に関する情報が回答情報となる関係の質問情報を複数生成し、
前記サーバが、生成テキストデータ、生成質問情報の順でユーザー端末へ送信する構成であることを特徴とする請求項7に記載の人工知能システム。
【請求項9】
ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末がサーバに基づいて表示または音声出力する人工知能システムのプログラムであって、
前記ユーザー端末のブラウザが、前記サーバの事前学習済み人工知能手段とやりとり自在なトーク画面を表示するトーク画面表示ステップと、
前記ユーザー端末のブラウザにおいてドキュメントファイルを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったか否かを判定する指定操作判定ステップと、
前記指定する操作があったとき、前記ユーザー端末が、ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバへアップロードするアップロードステップと、
前記サーバが、受信したドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末へ送信するトーク画面データ送信ステップと、
前記ユーザー端末が、受信したトーク画面データをブラウザに表示するトーク画面データ表示ステップと、
前記ユーザー端末のブラウザにおいて、指示命令情報の入力・送信操作があったか否かを判定する指示命令入力・送信操作判定ステップと、
前記入力・送信操作があったとき、前記ユーザー端末が、指示命令情報をサーバへ送信する指示命令送信ステップと、
前記サーバが、受信した指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行するテキストデータ生成ステップと、
前記サーバが、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信する生成データ送信ステップと、
前記ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザに表示するまたは音声出力する生成データ表示・音声出力ステップとを有していることを特徴とする人工知能システムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末がサーバに基づいて表示または音声出力する人工知能システム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザーがアップロードしたファイルの保存、表示等の機能を提供するサーバシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のサーバシステムにおいて、クラウドストレージにアップロードされたファイルは、付与された権限に応じてファイルをアップロードしたユーザーと異なるユーザーが表示したり、ダウンロードしたり、編集したりする限りの構成であったため、ユーザーはそのファイルの内容を知るためには、ユーザーがそのファイルを開いて自ら読む必要があり、ファイルの内容が多数ページのものなど情報量が多い場合は時間を必要とするため、短時間である程度の内容を把握することが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ユーザーがアップロードされたドキュメントファイルのページまたはURL情報に基づく所定情報のページの内容を見ながら事前学習済み人工知能手段に対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報を送信してやりとりを行うことができる人工知能システム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末がサーバに基づいて表示または音声出力する人工知能システムであって、前記ユーザー端末のブラウザが、前記サーバの事前学習済み人工知能手段とやりとり自在なトーク画面を表示し、前記ユーザー端末のブラウザにおいてドキュメントファイルを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったとき、前記ユーザー端末が、前記ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバへアップロードし、前記サーバが、受信したドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末へ送信し、前記ユーザー端末が、受信したトーク画面データをブラウザに表示し、前記ユーザー端末のブラウザにおいて、指示命令情報の入力・送信操作があったとき、前記ユーザー端末が、前記指示命令情報をサーバへ送信し、前記サーバが、受信した指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信し、前記ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザに表示するまたは音声出力する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記事前学習済み人工知能手段が指示命令情報に基づいてテキストデータを生成する際、前記事前学習済み人工知能手段が、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報のどのページまたはどの箇所に基づいているかについての根拠情報を生成し、前記サーバが、生成テキストデータおよび根拠情報をユーザー端末へ送信し、前記ユーザー端末が、前記生成テキストデータおよび根拠情報をブラウザに表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記ブラウザにおいてサーバから受信した根拠情報のテキスト箇所が、トーク画面に表示されたドキュメントファイルのページまたは所定情報のページにおける根拠情報と対応する箇所とリンク付けされていて、前記ブラウザにおいて根拠情報のテキスト箇所が操作されたとき、前記ブラウザが、前記トーク画面においてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページにおける根拠情報と対応する箇所を表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された人工知能システムの構成に加えて、前記ブラウザのトーク画面において第1所定操作があったとき、前記ユーザー端末が、目次を作成する旨の指示命令情報をサーバへ送信し、前記サーバが、受信した目次を作成する旨の指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についての目次情報生成を実行し、実行して得た生成目次情報をユーザー端末へ送信し、前記ユーザー端末が、受信した生成目次情報をブラウザに表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、請求項4に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記ブラウザのトーク画面において第2所定操作があったとき、ユーザー端末が、ページ毎の要約を作成する旨の指示命令情報をサーバへ送信し、前記サーバが、受信したページ毎の要約を作成する旨の指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についてのページ毎要約情報生成を実行し、実行して得た生成ページ毎要約情報をユーザー端末へ送信し、前記ユーザー端末が、受信した生成ページ毎要約情報をブラウザに表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、請求項5に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記ブラウザのトーク画面において第3所定操作があったとき、前記サーバが、前記ユーザー端末のブラウザにおいて表示しているドキュメントファイルのページまたは所定情報のページに生成目次情報、生成ページ毎要約情報ならびにトーク画面における指示命令情報および生成テキストデータを追加してユーザー端末へダウンロードする構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0012】
本請求項7に係る発明は、請求項6に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記ユーザー端末が、ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバへアップロードした際、前記ブラウザが、他のユーザー識別情報を入力自在な共有設定ウィンドウを開き、他のユーザー識別情報の入力・設定操作に基づいて、前記ユーザー端末が、他のユーザー識別情報をサーバへ送信し、
前記サーバが、受信した他のユーザー識別情報に基づいてユーザーと他のユーザーとの間において、受信したドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データの共有を許可する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0013】
本請求項8に係る発明は、請求項7に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記サーバが、トーク画面データを作成する際、事前学習済み人工知能手段がドキュメントファイルもしくはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページもしくは所定情報のページを読み込み、読み込んだドキュメントファイルもしくはURL情報によって特定される内容情報に関する情報が回答情報となる関係の質問情報を複数生成し、前記サーバが、生成質問情報をユーザー端末へ送信する、または、前記事前学習済み人工知能手段が指示命令情報に基づいてテキストデータを生成した際、前記事前学習済み人工知能手段が、読み込んだドキュメントファイルもしくはURL情報によって特定される内容情報に関する情報が回答情報となる関係の質問情報を複数生成し、前記サーバが、生成テキストデータ、生成質問情報の順でユーザー端末へ送信する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0014】
本請求項9に係る発明は、ユーザー端末とサーバとを備えてユーザー端末がサーバに基づいて表示または音声出力する人工知能システムのプログラムであって、前記ユーザー端末のブラウザが、前記サーバの事前学習済み人工知能手段とやりとり自在なトーク画面を表示するトーク画面表示ステップと、前記ユーザー端末のブラウザにおいてドキュメントファイルを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったか否かを判定する指定操作判定ステップと、前記指定する操作があったとき、前記ユーザー端末が、ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバへアップロードするアップロードステップと、前記サーバが、受信したドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末へ送信するトーク画面データ送信ステップと、前記ユーザー端末が、受信したトーク画面データをブラウザに表示するトーク画面データ表示ステップと、前記ユーザー端末のブラウザにおいて、指示命令情報の入力・送信操作があったか否かを判定する指示命令入力・送信操作判定ステップと、前記入力・送信操作があったとき、前記ユーザー端末が、指示命令情報をサーバへ送信する指示命令送信ステップと、前記サーバが、受信した指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行するテキストデータ生成ステップと、前記サーバが、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信する生成データ送信ステップと、前記ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザに表示するまたは音声出力する生成データ表示・音声出力ステップとを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明の人工知能システムは、ユーザー端末とサーバとを備えていることにより、ユーザー端末がサーバに基づいて表示または音声出力することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0016】
本請求項1に係る発明の人工知能システムによれば、アップロードされたドキュメントファイルのページまたはURL情報に基づく所定情報のページの内容がトーク画面に表示されるため、ユーザーはその内容を見ながら事前学習済み人工知能手段に対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報を送信してやりとりを行うことができる。
【0017】
本請求項2に係る発明の人工知能システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、ブラウザにおいて生成テキストデータだけでなく根拠情報も表示されるため、ユーザーは根拠情報に基づいて元のドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報を参照して生成テキストデータの精度や信頼度(信憑性)を簡単に確認することができる。
つまり、生成テキストデータだけを見て生成テキストデータの内容を鵜呑みにすることなく、どの部分の何に基づいて、テキストデータが生成されたかをユーザーは簡単に確認することができる。
【0018】
本請求項3に係る発明の人工知能システムによれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、ユーザーがクリック操作するだけで確認したい箇所が表示されるため、ユーザーは元のドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報(所定情報)において確認したい箇所を簡単に確認することができる。
【0019】
本請求項4に係る発明の人工知能システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、目次情報が生成されてブラウザに表示されるため、ユーザーはどんな順番でどんなことが記載されているのかを簡単に理解することができる。
【0020】
本請求項5に係る発明の人工知能システムによれば、請求項4に係る発明が奏する効果に加えて、ページ毎の要約情報が生成されてブラウザに表示されるため、ユーザーはどのページにどんなことが記載されているのかを簡単に理解することができる。
【0021】
本請求項6に係る発明の人工知能システムによれば、請求項5に係る発明が奏する効果に加えて、ドキュメントファイルのページまたは所定情報のページだけでなく、目次情報、ページ毎要約情報、事前学習済み人工知能手段とユーザーとのやりとりがセットとなってダウンロードされるため、ユーザーはドキュメントファイルのページまたは所定情報のページについてのひとまとまりの記録を保存することができる。
【0022】
本請求項7に係る発明の人工知能システムによれば、請求項6に係る発明が奏する効果に加えて、ユーザーがアップロードした内容が他のユーザーに共有されるため、他のユーザーにドキュメントを共有することができ、他のユーザーもドキュメントの内容について事前学習済み人工知能手段とやりとりすることができる。
【0023】
本請求項8に係る発明の人工知能システムによれば、請求項7に係る発明が奏する効果に加えて、ドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についての想定される質問情報が複数生成されてブラウザにおいて表示されるため、ユーザーは、先ずは複数の質問情報のうちの1つを選択して事前学習済み人工知能手段とやりとりをして事前学習済み人工知能手段が読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報に関して自ら全てを読むことなく理解を簡単に深めることができる。
【0024】
本請求項9に係る発明の人工知能システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、アップロードされたドキュメントファイルのページまたはURL情報に基づく所定情報のページの内容がトーク画面に表示されるため、ユーザーはその内容を見ながら事前学習済み人工知能手段に対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報を送信してやりとりを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の実施例である人工知能システムの概念を示す図。
【
図2】本発明の実施例である人工知能システムの動作例を示すチャート図。
【
図3】本発明の実施例である人工知能システムのユーザー端末のブラウザのトーク画面としてのAIドキュメント画面の一例を示す図。
【
図4】本発明の実施例である人工知能システムのユーザー端末のブラウザのドキュメント登録ウィンドウの一例を示す図。
【
図5】本発明の実施例である人工知能システムのAIドキュメント画面に表示されたドキュメントファイルの一例を示す図。
【
図6】本発明の実施例である人工知能システムのAIドキュメント画面のユーザーと事前学習済み人工知能手段とのやりとりの一例を示す図。
【
図7】本発明の実施例である人工知能システムのAIドキュメント画面において根拠情報と対応したドキュメントファイルの箇所を表示した様子を示す図。
【
図8】本発明の実施例である人工知能システムのAIドキュメント画面においてドキュメントファイルと関連の低い質問をした場合のやりとりの一例を示す図。
【
図9】本発明の実施例である人工知能システムのAIドキュメント画面において目次生成ボタンが操作されたときの様子を示す図。
【
図10】本発明の実施例である人工知能システムのAIドキュメント画面においてページ毎要約生成ボタンが操作されたときの様子を示す図。
【
図11】本発明の実施例である人工知能システムのAIドキュメント画面においてドキュメントダウンロードボタンが操作されたときのダウンロードファイルの一例を示す図。
【
図12】本発明の実施例である人工知能システムのユーザー端末のブラウザの共有設定ウィンドウの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の人工知能システムは、ユーザー端末とサーバとを備え、ユーザー端末のブラウザが、サーバの事前学習済み人工知能手段とやりとり自在なトーク画面を表示し、ユーザー端末のブラウザにおいてドキュメントファイルを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったとき、ユーザー端末が、ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバへアップロードし、サーバが、受信したドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末へ送信し、ユーザー端末が、受信したトーク画面データをブラウザに表示し、ユーザー端末のブラウザにおいて、指示命令情報の入力・送信操作があったとき、ユーザー端末が、指示命令情報をサーバへ送信し、サーバが、受信した指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信し、ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザに表示するまたは音声出力する構成であることにより、ユーザーはその内容を見ながら事前学習済み人工知能手段に対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報を送信してやりとりを行うことができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の人工知能システムのプログラムは、ユーザー端末のブラウザが、サーバの事前学習済み人工知能手段とやりとり自在なトーク画面を表示するトーク画面表示ステップと、ユーザー端末のブラウザにおいてドキュメントファイルを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったか否かを判定する指定操作判定ステップと、指定する操作があったとき、ユーザー端末が、ドキュメントファイルまたはURL情報をサーバへアップロードするアップロードステップと、サーバが、受信したドキュメントファイルまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末へ送信するトーク画面データ送信ステップと、ユーザー端末が、受信したトーク画面データをブラウザに表示するトーク画面データ表示ステップと、ユーザー端末のブラウザにおいて、指示命令情報の入力・送信操作があったか否かを判定する指示命令入力・送信操作判定ステップと、入力・送信操作があったとき、ユーザー端末が、指示命令情報をサーバへ送信する指示命令送信ステップと、サーバが、受信した指示命令情報に基づいて事前学習済み人工知能手段を用いて、読み込んだドキュメントファイルまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行するテキストデータ生成ステップと、サーバが、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信する生成データ送信ステップと、ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザに表示するまたは音声出力する生成データ表示・音声出力ステップとを有していることにより、ユーザーはその内容を見ながら事前学習済み人工知能手段に対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報を送信してやりとりを行うことができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0027】
例えば、ユーザー端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末などの情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、サーバは、それぞれ1つのサーバやクラウド上の複数のサーバでもよい。
事前学習済み人工知能手段は、大規模言語モデルとも呼ばれる対話型の例えばChatGPT(Generative Pre-trained Transformer)(以下、チャットGPT)などにより構成され、1つのサーバやクラウド上の複数のサーバに設けられた構成でもよい。
また、ドキュメントファイルとは、内容に文字情報を含む電子データのファイルのことをいい、データのファイル形式は、単なるテキストデータ形式、文書データ形式、セル表示タイプの表計算ファイル形式、ピクセル表示タイプの写真や動画などの画像ファイル形式など、画像認識手段を用いて文字を読み取り自在なものや、音声認識手段で読み込み自在なものでもよく、文字を直接認識なものまたは音声から文字を起こして間接的に認識可能なものであれば如何なるものであっても構わない。
なお、文字にはプログラムのソースコードも含まれる。
さらに、所定情報についての場所情報であるURL情報(Uniform Resource Locator情報)は、ウェブサーバにアクセスして得られる所定情報としてのHTML形式のウェブサイトのページや、ドキュメントファイルを特定できるものであれば如何なるものであっても構わない。
【実施例0028】
以下に、本発明の実施例である人工知能システム100について、
図1乃至
図12に基づいて説明する。
ここで、
図1は、本発明の実施例である人工知能システム100の概念を示す図であり、
図2は、本発明の実施例である人工知能システム100の動作例を示すチャート図であり、
図3は、本発明の実施例である人工知能システム100のユーザー端末110のブラウザ111のトーク画面としてのAIドキュメント画面112の一例を示す図であり、
図4(A)は、本発明の実施例である人工知能システム100のユーザー端末110のブラウザ111のドキュメント登録ウィンドウ116においてドキュメントファイルDFを指定する一例を示す図であり、
図4(B)は、本発明の実施例である人工知能システム100のユーザー端末110のブラウザ111のドキュメント登録ウィンドウ116においてURL情報によって所定情報を指定する一例を示す図であり、
図5は、本発明の実施例である人工知能システム100のAIドキュメント画面112に表示されたドキュメントファイルDFの一例を示す図であり、
図6は、本発明の実施例である人工知能システム100のAIドキュメント画面112のユーザーと事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとのやりとりの一例を示す図であり、
図7は、本発明の実施例である人工知能システム100のAIドキュメント画面112において根拠情報PFと対応したドキュメントファイルDFの箇所を表示した様子を示す図であり、
図8は、本発明の実施例である人工知能システム100のAIドキュメント画面112においてドキュメントファイルDFと関連の低い質問をした場合のやりとりの一例を示す図であり、
図9は、本発明の実施例である人工知能システム100のAIドキュメント画面112において目次生成ボタン114aが操作されたときの様子を示す図であり、
図10は、本発明の実施例である人工知能システム100のAIドキュメント画面112においてページ毎要約生成ボタン114bが操作されたときの様子を示す図であり、
図11は、本発明の実施例である人工知能システム100のAIドキュメント画面112においてドキュメントダウンロードボタン114cが操作されたときのダウンロードファイルDLの一例を示す図であり、
図12は、本発明の実施例である人工知能システム100のユーザー端末110のブラウザ111の共有設定ウィンドウ117の一例を示す図である。
【0029】
本発明の実施例である人工知能システム100は、
図1に示すように、ユーザー端末110と、サーバの一例として第1サーバ120および第2サーバ130とを備えている。
このうち、第1サーバ120は、データベース121と、ボット122とを有して、データベース121にユーザー端末110のブラウザ111が表示する人工知能システム100のトーク画面であるAIドキュメント画面112のウェブページの情報を有している。
他方、第2サーバ130は、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを有している。
【0030】
本実施例では、一例として、第1サーバ120と、第2サーバ130とが別体の構成としたが、共通の1つのサーバの構成でもよい。
そして、ユーザー端末110が、第1サーバ120に基づいてブラウザ111に表示する、または、音声出力する。
また、ユーザー端末110が、第1サーバ120のボット122を介して、第2サーバ130と通信するように設けられている。
【0031】
より具体的には、ユーザー端末110のブラウザ111において、ユーザーが人工知能システム100へのログイン操作を行うと、ユーザー端末110のブラウザ111が、第1サーバ120を介して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとり自在なトーク画面であるAIドキュメント画面112を表示する。
そして、ユーザー端末110のブラウザ111においてドキュメントファイルDFを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったとき、ユーザー端末110が、ドキュメントファイルDFまたはURL情報を第1サーバ120へアップロードする。
【0032】
すると、第1サーバ120が、受信したドキュメントファイルDFまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してhttpレスポンスとしてユーザー端末110へ送信する。
そして、ユーザー端末110が、受信したトーク画面データをブラウザ111にAIドキュメント画面112として表示する。
【0033】
さらに、ユーザー端末110のブラウザ111において、指示命令情報PTの入力・送信操作があったとき、ユーザー端末110が、指示命令情報PTを第1サーバ120へ送信する。
すると、第1サーバ120のボット122が、アップロードされてデータベース121にあるドキュメントファイルDFのテキスト情報を第2サーバ130へ送信するとともに受信した指示命令情報PTを第2サーバ130へ送信する。
なお、URL情報がアップロードされた場合は、第1サーバ120のボット122が、URL情報に基づいてウェブサーバにアクセスしてそのページのテキスト情報、または、そこにあるドキュメントファイルDFのテキスト情報を取得して第2サーバ130へ送信するとともに受信した指示命令情報PTを第2サーバ130へ送信する。
【0034】
すると、第1サーバ120が、受信した指示命令情報PTに基づいて第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行する。
そして、第1サーバ120のボット122が、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信する。
すると、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のAIドキュメント画面112に表示するまたは音声出力するように構成されている。
【0035】
これにより、アップロードされたドキュメントファイルDFのページまたはURL情報に基づく所定情報のページの内容がAIドキュメント画面112に表示される。
その結果、ユーザーはその内容を見ながら事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTに対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報PTを送信してやりとりを行うことができる。
【0036】
続いて、人工知能システム100の動作例について、より詳しく説明する。
先ず、アクセスステップとして、ユーザー端末110において、ブラウザ111が起動され、人工知能システム100のURLにアクセスする操作がされたか否かを、ユーザー端末110または第1サーバ120の制御部が判定する。
より具体的には、ユーザー端末110から第1サーバ120へhttpリクエストが送信され、第1サーバ120がhttpリクエストを受信したか否かで判定する。
【0037】
第1サーバ120がhttpリクエストを受信したと判定した場合は、一例としてログイン画面を表示する。
そして、ユーザーが人工知能システム100へのログイン操作を行う。
すると、
図2に示すように、ステップS1では、トーク画面表示ステップとして、ユーザー端末110のブラウザ111が、第1サーバ120を介して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとり自在なトーク画面であるAIドキュメント画面112を表示する。
【0038】
図3に示すように、AIドキュメント画面112は、一例として、ドキュメント項目表示領域113と、ドキュメント内容表示領域114と、トーク表示領域115とを有している。
このうち、ドキュメント項目表示領域113には、ドキュメント項目113aが表示されるように設けられている。
また、ドキュメント内容表示領域114には、ドキュメント項目表示領域113において選択されたドキュメント項目113aに対応するドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される所定情報の内容が表示されるように設けられている。
【0039】
さらに、トーク表示領域115には、ユーザーと、第1サーバ120のボット122を介した第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとのやりとりが表示されるように設けられている。
なお、トーク表示領域115は、チャットのトーク画面のように構成されている。
ここで、チャットのトーク画面とは、1つの画面で1人または複数の相手(ボット122を含む)とのテキストやファイルのデータのやりとりを時系列に表示する画面をいう。
【0040】
ステップS2では、指定操作判定ステップとして、ユーザー端末110のブラウザ111においてドキュメントファイルDFを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったか否かを、ユーザー端末110または第1サーバ120が判定する。
より具体的には、
図3に示すように、ブラウザ111が示すAIドキュメント画面112において、ユーザーによって、一例としてドキュメント項目表示領域113にある「+新しいドキュメント」の箇所が操作されたとする。
【0041】
すると、
図4(A)に示すように、ブラウザ111が、ドキュメント登録ウィンドウ116をポップアップ表示する。
ドキュメント登録ウィンドウ116には、「ファイルアップロード」タブと、「URL」タブとが設けられている。
そして、「ファイルアップロード」タブが選択されているとき、ドキュメント登録ウィンドウ116が、所定領域としてのドラッグ領域116aを表示する。
【0042】
そして、ユーザーが、一例としてマウスを用いてユーザー端末110やファイルサーバの記憶部のドライブから、例えば、「電気自動車の魅力」.pptxのドキュメントファイルDFのアイコンを、ドラッグ領域116aへ移動させるドラッグ操作をして送信ボタンを操作したとする。
このように、所定領域としてのドラッグ領域116aへドキュメントファイルDFのアイコンがドラッグされて送信ボタンが操作された場合、ドキュメントファイルDFを指定する操作があったと判定してステップS3へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS2を繰り返す。
【0043】
なお、ドラッグ領域116aをクリック操作すると、ブラウザ111が、ファイル選択用ウィンドウをポップアップ表示して、ファイル選択用ウィンドウにファイル一覧が表示される。
このファイル一覧の中から所望のドキュメントファイルDFを選択して指定してもよい。
また、
図4(B)に示すように、ドキュメント登録ウィンドウ116において、「URL」タブを選択すると、ドキュメント登録ウィンドウ116が、URL入力欄116Bやドキュメント名入力欄を表示する。
このURL入力欄116BにURL情報を入力して送信ボタンを操作して、所定情報についての場所情報であるURL情報を指定してもよいし、ドキュメント名入力欄にファイル名を入力して送信ボタンを操作してもよい。
【0044】
ステップS3では、アップロードステップとして、ユーザー端末110が、例えば、「電気自動車の魅力」.pptxのドキュメントファイルDFまたはURL情報を第1サーバ120へアップロードする。
ステップS4では、トーク画面データ送信ステップとして、第1サーバ120が、受信した例えば、「電気自動車の魅力」.pptxのドキュメントファイルDFまたはURL情報に基づいて例えば、「電気自動車の魅力」.pptxのドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末110へ送信する。
【0045】
ステップS5では、
図5に示すように、トーク画面データ表示ステップとして、ユーザー端末110が、受信したトーク画面データをブラウザ111にAIドキュメント画面112として表示する。
これにより、「電気自動車の魅力」.pptxのドキュメントファイルDFの内容が、AIドキュメント画面112のドキュメント内容表示領域114に表示される。
【0046】
なお、この際、AIドキュメント画面112のドキュメント項目表示領域113において、「電気自動車の魅力」のドキュメント項目113aが一番上に追加されるとともに、「電気自動車の魅力」のドキュメント項目113aが選択された状態となる。
ここで、ドキュメント項目表示領域113におけるドキュメント項目113aの選択が変更されると、これに対応して、ドキュメント内容表示領域114で表示されるドキュメント内容、トーク表示領域115で表示されるやりとりの内容も変更される。
【0047】
ステップS6では、指示命令入力・送信操作判定ステップとして、ユーザー端末110のブラウザ111において、指示命令情報PTの入力・送信操作があったか否かを、ユーザー端末110が判定する。
例えば、ユーザーが、AIドキュメント画面112のトーク表示領域115に設けられた入力欄115aに、指示命令情報PTの一例として「ガソリン車と比べたメリットは?」の旨の質問を入力して送信ボタンを操作したとする。
この場合、指示命令情報PTの入力・送信操作があったと判定してステップS7へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS6を繰り返す。
【0048】
ステップS7では、指示命令送信ステップとして、ユーザー端末110が、指示命令情報PTを第1サーバ120へ送信する。
より具体的には、
図6に示すように、AIドキュメント画面112のトーク表示領域115に「ガソリン車と比べたメリットは?」の旨がユーザーアイコンとともに表示される。
この際、第1サーバ120のボット122が、アップロードされてデータベース121にあるドキュメントファイルDFのテキスト情報を第2サーバ130へ送信するとともに受信した指示命令情報PTを第2サーバ130へ送信する。
なお、URL情報がアップロードされた場合は、第1サーバ120のボット122が、URL情報に基づいてウェブサーバにアクセスしてそのページのテキスト情報、または、そこにあるドキュメントファイルDFのテキスト情報を取得して第2サーバ130へ送信するとともに受信した指示命令情報PTを第2サーバ130へ送信する。
【0049】
ステップS8では、テキストデータ生成ステップとして、第1サーバ120が、受信した指示命令情報PTに基づいて第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行する。
【0050】
ステップS9では、生成データ送信ステップとして、第1サーバ120が、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信する。
ステップS10では、生成データ表示・音声出力ステップとして、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115に表示する、または、音声出力する。
より具体的には、
図6に示すように、「ガソリン車と比べたメリットは?」の旨の質問である指示命令情報PTに対する回答として、「全て電子制御されるため、自動運転との相性がよいです。……」の旨の生成テキストデータGTを表示する。
【0051】
これにより、前述したように、アップロードされたドキュメントファイルDFのページまたはURL情報に基づく所定情報のページの内容がAIドキュメント画面112に表示される。
その結果、ユーザーはその内容を見ながら事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTに対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報PTを送信してやりとりを行うことができる。
【0052】
さらに本実施例では、第1サーバ120が、トーク画面データを作成する際、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTがドキュメントファイルDFまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページを読み込む。
そして、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報に関する情報が回答情報となる関係の質問情報を複数生成する。
続いて、第1サーバ120のボット122が、生成質問情報QTをユーザー端末110へ送信するように構成されている。
【0053】
これにより、
図5に示すように、ドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についての想定される質問情報が複数生成されて、生成質問情報QTがブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115において表示される。
ここで、表示された生成質問情報QTの箇所が、クリック操作されると、生成質問情報QTの内容が入力欄115aに入力されて第1サーバ120のボット122を介して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTへ指示命令情報PTとして送信される。
その結果、ユーザーは、先ずは複数の質問情報のうちの1つを選択して第1サーバ120のボット122を介して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとりをして事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報に関して自ら全てを読むことなく理解を簡単に深めることができる。
【0054】
なお、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが指示命令情報PTに基づいてテキストデータを生成した際、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報に関する情報が回答情報となる関係の質問情報を複数生成する。
そして、第1サーバ120のボット122が、生成テキストデータGT、生成質問情報QTの順でユーザー端末110へ送信するように構成してもよい。
【0055】
これにより、ブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115において、生成テキストデータGT、生成質問情報QTの順で表示される。
その結果、ユーザーは、回答としての生成テキストデータGTを見てから、複数の生成質問情報QTの中から1つを選択してやりとりを続けることができる。
さらに、やりとりの度に、複数の生成質問情報QTが表示される。
その結果、やりとりの度に、理解度を高めることができる。
【0056】
また本実施例では、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが指示命令情報PTに基づいてテキストデータを生成する際、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報のどのページまたはどの箇所に基づいているかについての根拠情報PFを生成する。
すると、第1サーバ120のボット122が、生成テキストデータGTおよび根拠情報PFをユーザー端末110へ送信する。
そして、
図6に示すように、ユーザー端末110が、生成テキストデータGTおよび根拠情報PFをブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115において表示するように構成されている。
【0057】
これにより、ブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115において生成テキストデータGTだけでなく根拠情報PFも表示される。
その結果、ユーザーは根拠情報PFに基づいて元のドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報を参照して生成テキストデータGTの精度や信頼度(信憑性)を簡単に確認することができる。
つまり、生成テキストデータGTだけを見て生成テキストデータGTの内容を鵜呑みにすることなく、どの部分の何に基づいて、テキストデータが生成されたかをユーザーは簡単に確認することができる。
【0058】
さらに本実施例では、ブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115において第1サーバ120から受信した根拠情報PFのテキスト箇所が、AIドキュメント画面112のトーク表示領域115に表示されたドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページにおける根拠情報PFと対応する箇所とリンク付けされている。
そして、ブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115において根拠情報PFのテキスト箇所が操作されたとき、ブラウザ111のAIドキュメント画面112のドキュメント内容表示領域114が、AIドキュメント画面112のトーク表示領域115においてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページにおける根拠情報PFと対応する箇所を表示するように構成されている。
【0059】
これにより、
図7に示すように、ユーザーがクリック操作するだけで確認したい箇所が表示される。
その結果、ユーザーは元のドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報(所定情報)において確認したい箇所を簡単に確認することができる。
【0060】
なお、ブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115において根拠情報PFの箇所を操作すると、ブラウザ111のAIドキュメント画面112のドキュメント内容表示領域114が、AIドキュメント画面112のトーク表示領域115においてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページにおける根拠情報PFと対応する箇所を表示するとともに、その根拠情報PFの箇所をハイライト等で表示するように構成してもよい。
これにより、ユーザーがクリック操作するだけで確認したい箇所がハイライト表示される。
その結果、ユーザーはドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報(所定情報)において確認したい箇所を簡単に確認することができる。
【0061】
また本実施例では、指示命令情報PTがお問い合わせに対する説明をする旨であり、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが、お問い合わせの内容と、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報の内容との相関スコアーを算出する。
そして、算出した相関スコアーが所定閾値未満である場合、第2サーバ130が、お問い合わせに対する回答としてわからない旨の生成テキストデータGTを第1サーバ120のボット122を介してユーザー端末110へ送信するように構成されている。
【0062】
これにより、
図8に示すように、選択されたドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報と相関の低い内容の質問があった場合には、信頼度の低い内容の回答をすることなく正直にわからない旨の回答がブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115に表示される、または、スピーカーで音声出力される。
その結果、ユーザーは指定したドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報との関係において自分のしたお問い合わせ(質問)が的外れなものであったことを理解して別のお問い合わせ(質問)を試すことができる。
つまり、信頼度の低い内容が回答としてブラウザ111のAIドキュメント画面112のトーク表示領域115に表示されない、または、スピーカーで音声出力されない。
その結果、ユーザーは安心して事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとりをすることができる。
【0063】
さらに本実施例では、
図9に示すように、ブラウザ111のAIドキュメント画面112において、目次生成ボタン114a、ページ毎要約生成ボタン114b、ダウンロードボタン114cが設けられている。
このうち、第1所定操作の一例として目次生成ボタン114aの操作があったとき、ユーザー端末110が、目次を作成する旨の指示命令情報PTを第1サーバ120へ送信する。
【0064】
すると、第1サーバ120が、受信した目次を作成する旨の指示命令情報PTに基づいて第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についての目次情報生成を実行する。
そして、第1サーバ120のボット122が、実行して得た生成目次情報GCをユーザー端末110へ送信する。
すると、ユーザー端末110が、受信した生成目次情報GCをブラウザ111のAIドキュメント画面112における一例であるドキュメント内容表示領域114に表示するように構成されている。
【0065】
これにより、目次情報が生成されて生成目次情報GCが、ブラウザ111のAIドキュメント画面112のドキュメント内容表示領域114に表示される。
その結果、ユーザーはどんな順番でどんなことが記載されているのかを簡単に理解することができる。
特に、元のドキュメントファイルDFに目次情報が付加されていない場合に有効である。
【0066】
なお、第1所定操作の一例として目次生成ボタン114aの操作を例に挙げて説明したがこれに限らない。
例えば、右クリックで項目ウィンドウを表示させて、項目中の「目次を生成する」を選択する操作でもよい。
また、「目次を生成する」旨の音声入力の操作でもよい。
【0067】
また本実施例では、
図10に示すように、第2所定操作の一例としてページ毎要約生成ボタン114bの操作があったとき、ユーザー端末110が、ページ毎の要約を作成する旨の指示命令情報PTを第1サーバ120へ送信する。
すると、第1サーバ120が、受信したページ毎の要約を作成する旨の指示命令情報PTに基づいて第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についてのページ毎要約情報生成を実行する。
【0068】
そして、第1サーバ120のボット122が、実行して得た生成ページ毎要約情報GAをユーザー端末110へ送信する。
すると、ユーザー端末110が、受信した生成ページ毎要約情報GAをブラウザ111のAIドキュメント画面112における一例であるドキュメント内容表示領域114に表示するように構成されている。
【0069】
これにより、ページ毎の要約情報が生成されて生成ページ毎要約情報GAがブラウザ111のAIドキュメント画面112における一例であるドキュメント内容表示領域114に表示される。
その結果、ユーザーはどのページにどんなことが記載されているのかを簡単に理解することができる。
【0070】
なお、第2所定操作の一例としてページ毎要約生成ボタン114bの操作を例に挙げて説明したがこれに限らない。
例えば、右クリックで項目ウィンドウを表示させて、項目中の「ページ毎要約を生成する」を選択する操作でもよい。
また、「ページ毎要約を生成する」旨の音声入力の操作でもよい。
【0071】
さらに本実施例では、第3所定操作の一例としてダウンロードボタン114cの操作があったとき、第1サーバ120が、ユーザー端末110のブラウザ111において表示しているドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページに生成目次情報GC、生成ページ毎要約情報GAならびにAIドキュメント画面112のトーク表示領域115における指示命令情報PTおよび生成テキストデータGTのやりとり情報を追加してユーザー端末110へダウンロードするように構成されている。
【0072】
これにより、
図11に示すように、ドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページだけでなく、生成目次情報GC、生成ページ毎要約情報GA、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとユーザーとのやりとり(指示命令情報PTおよび生成テキストデータGT)がセットとなってダウンロードファイルDLとしてダウンロードされる。
その結果、ユーザーはドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページについてのひとまとまりの記録であるダウンロードファイルDLを保存することができる。
【0073】
なお、第3所定操作の一例としてダウンロードボタン114cの操作を例に挙げて説明したがこれに限らない。
例えば、右クリックで項目ウィンドウを表示させて、項目中の「ドキュメントをダウンロードする」を選択する操作でもよい。
また、「ドキュメントをダウンロードする」旨の音声入力の操作でもよい。
【0074】
また本実施例では、
図12に示すように、ユーザー端末110が、ドキュメントファイルDFまたはURL情報をサーバへアップロードした際、ブラウザ111が、他のユーザー識別情報YSを入力自在な共有設定ウィンドウ117を開く。
ここで、共有設定ウィンドウ117には、他のユーザー識別情報YSを入力自在な入力欄117aが設けられている。
【0075】
そして、他のユーザー識別情報YSの入力・設定操作の一例である入力欄117aへのユーザー識別情報YSの入力、ユーザー追加ボタン、送信ボタンの操作に基づいて、ユーザー端末110が、他のユーザー識別情報YSを第1サーバ120へ送信する。
すると、第1サーバ120が、受信した他のユーザー識別情報YSに基づいてユーザーと他のユーザーとの間において、受信したドキュメントファイルDFまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データの共有を許可するように構成されている。
【0076】
これにより、ユーザーがアップロードした内容が他のユーザーに共有される。
より具体的には、他のユーザーが人工知能システム100にログインしてブラウザ111にAIドキュメント画面112を表示させた際、ドキュメント項目表示領域113には、共有設定されたドキュメントファイルDFの一例として「電気自動車の魅力」の項目が表示され、その項目が選択されると、ドキュメント内容表示領域114には、その項目のドキュメントファイルDFの一例として「電気自動車の魅力.pptx」の内容が表示される。
その結果、他のユーザーにドキュメントを共有することができ、他のユーザーもドキュメントの内容について事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとりすることができる。
【0077】
また本実施例では、
図10に示すように、トーク表示領域115の入力欄115aの箇所において、マイクアイコンボタン115bが設けられている。
マイクアイコンボタン115bが操作されると、ユーザー端末110のマイクがアクティブになるとともに、マイクで音声入力自在となる。
音声入力されたデータは、ユーザー端末110においてテキストデータに変換されてトーク表示領域115の入力欄115aに入力され、送信される。
また、トーク表示領域115の各やりとりの箇所において、クリップボードアイコンボタン115c、スピーカーアイコンボタン115dが設けられている。
クリップボードアイコンボタン115cが操作されると、そのやりとりである指示命令情報PTや生成テキストデータGTの内容が、ユーザー端末110の記憶部に所謂、クリップボードとして一時的に記録される。
【0078】
また、スピーカーアイコンボタン115dが操作されると、そのやりとりである指示命令情報PTや生成テキストデータGTの内容が、音声データに変換されてユーザー端末110のスピーカーを用いて音声出力されるように構成されている。
これにより、文字入力なしの見たり、話したり、聞いたりのやりとりとなる。
その結果、ユーザーは、AIドキュメント画面112のドキュメント内容表示領域114に表示されたドキュメントファイルDFの内容を見ながら、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとスムーズにやりとりを行うことができる。
【0079】
このようにして得られた本発明の実施例である人工知能システム100は、ユーザー端末110とサーバの一例である第1サーバ120および第2サーバ130とを備え、ユーザー端末110のブラウザ111が、第1サーバ120を介して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとり自在なトーク画面であるAIドキュメント画面112を表示し、ユーザー端末110のブラウザ111においてドキュメントファイルDFを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったとき、ユーザー端末110が、ドキュメントファイルDFまたはURL情報を第1サーバ120へアップロードし、第1サーバ120が、受信したドキュメントファイルDFまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末110へ送信し、ユーザー端末110が、受信したトーク画面データをブラウザ111に表示し、ユーザー端末110のブラウザ111において、指示命令情報PTの入力・送信操作があったとき、ユーザー端末110が、指示命令情報PTを第1サーバ120へ送信し、第1サーバ120が、受信した指示命令情報PTに基づいて第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信し、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111に表示するまたは音声出力する構成であることにより、ユーザーはその内容を見ながら事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTに対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報PTを送信してやりとりを行うことができる。
【0080】
さらに、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが指示命令情報PTに基づいてテキストデータを生成する際、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報のどのページまたはどの箇所に基づいているかについての根拠情報PFを生成し、第1サーバ120が、生成テキストデータGTおよび根拠情報PFをユーザー端末110へ送信し、ユーザー端末110が、生成テキストデータGTおよび根拠情報PFをブラウザ111に表示する構成であることにより、ユーザーは根拠情報PFに基づいて元のドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報を参照して生成テキストデータGTの精度や信頼度(信憑性)を簡単に確認することができ、生成テキストデータGTだけを見て生成テキストデータGTの内容を鵜呑みにすることなく、どの部分の何に基づいて、テキストデータが生成されたかをユーザーは簡単に確認することができる。
【0081】
また、ブラウザ111において第1サーバ120のボット122から受信した根拠情報PFのテキスト箇所が、AIドキュメント画面112に表示されたドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページにおける根拠情報PFと対応する箇所とリンク付けされていて、ブラウザ111において根拠情報PFのテキスト箇所が操作されたとき、ブラウザ111が、AIドキュメント画面112においてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページにおける根拠情報PFと対応する箇所を表示する構成であることにより、ユーザーは元のドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報(所定情報)において確認したい箇所を簡単に確認することができる。
【0082】
さらに、ブラウザ111のAIドキュメント画面112において第1所定操作の一例である目次生成ボタン114aの操作があったとき、ユーザー端末110が、目次を作成する旨の指示命令情報PTを第1サーバ120へ送信し、第1サーバ120が、受信した目次を作成する旨の指示命令情報PTに基づいて第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についての目次情報生成を実行し、実行して得た生成目次情報GCをユーザー端末110へ送信し、ユーザー端末110が、受信した生成目次情報GCをブラウザ111に表示する構成であることにより、ユーザーはどんな順番でどんなことが記載されているのかを簡単に理解することができる。
【0083】
また、ブラウザ111のAIドキュメント画面112において第2所定操作の一例であるページ毎要約生成ボタン114bの操作があったとき、ユーザー端末110が、ページ毎の要約を作成する旨の指示命令情報PTを第1サーバ120へ送信し、第1サーバ120が、受信したページ毎の要約を作成する旨の指示命令情報PTに基づいて第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についてのページ毎要約情報生成を実行し、実行して得た生成ページ毎要約情報GAをユーザー端末110へ送信し、ユーザー端末110が、受信した生成ページ毎要約情報GAをブラウザ111に表示する構成であることにより、ユーザーはどのページにどんなことが記載されているのかを簡単に理解することができる。
【0084】
さらに、ブラウザ111のAIドキュメント画面112において第3所定操作の一例であるダウンロードボタン114cの操作があったとき、第1サーバ120が、ユーザー端末110のブラウザ111において表示しているドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページに生成目次情報GC、生成ページ毎要約情報GAならびにAIドキュメント画面112における指示命令情報PTおよび生成テキストデータGTを追加してユーザー端末110へダウンロードする構成であることにより、ユーザーはドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページについてのひとまとまりの記録を保存することができる。
【0085】
また、ユーザー端末110が、ドキュメントファイルDFまたはURL情報を第1サーバ120へアップロードした際、ブラウザ111が、他のユーザー識別情報YSを入力自在な共有設定ウィンドウ117を開き、他のユーザー識別情報YSの入力・設定操作に基づいて、ユーザー端末110が、他のユーザー識別情報YSを第1サーバ120へ送信し、第1サーバ120が、受信した他のユーザー識別情報YSに基づいてユーザーと他のユーザーとの間において、受信したドキュメントファイルDFまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データの共有を許可する構成であることにより、他のユーザーにドキュメントを共有することができ、他のユーザーもドキュメントの内容について第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとりすることができる。
【0086】
さらに、第1サーバ120が、トーク画面データを作成する際、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTがドキュメントファイルDFもしくはURL情報に基づいてドキュメントファイルDFのページもしくは所定情報のページを読み込み、読み込んだドキュメントファイルDFもしくはURL情報によって特定される内容情報に関する情報が回答情報となる関係の質問情報を複数生成し、第1サーバ120のボット122が、生成質問情報QTをユーザー端末110へ送信する、または、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが指示命令情報PTに基づいてテキストデータを生成した際、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが、読み込んだドキュメントファイルDFもしくはURL情報によって特定される内容情報に関する情報が回答情報となる関係の質問情報を複数生成し、第1サーバ120のボット122が、生成テキストデータGT、生成質問情報QTの順でユーザー端末110へ送信する構成であることにより、ユーザーは、先ずは複数の質問情報のうちの1つを選択して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとりをして第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTが読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報に関して自ら全てを読むことなく理解を簡単に深めることができる。
【0087】
また、本発明の実施例である人工知能システム100のプログラムは、ユーザー端末110のブラウザ111が、第1サーバ120を介して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとやりとり自在なトーク画面であるAIドキュメント画面112を表示するトーク画面表示ステップS1と、ユーザー端末110のブラウザ111においてドキュメントファイルDFを指定する操作または所定情報についての場所情報であるURL情報を指定する操作があったか否かを判定する指定操作判定ステップS2と、指定する操作があったとき、ユーザー端末110が、ドキュメントファイルDFまたはURL情報を第1サーバ120へアップロードするアップロードステップS3と、第1サーバ120が、受信したドキュメントファイルDFまたはURL情報に基づいてドキュメントファイルDFのページまたは所定情報のページを表示内容に含むトーク画面データを作成してユーザー端末110へ送信するトーク画面データ送信ステップS4と、ユーザー端末110が、受信したトーク画面データをブラウザ111に表示するトーク画面データ表示ステップS5と、ユーザー端末110のブラウザ111において、指示命令情報PTの入力・送信操作があったか否かを判定する指示命令入力・送信操作判定ステップS6と、入力・送信操作があったとき、ユーザー端末110が、指示命令情報PTを第1サーバ120へ送信する指示命令送信ステップS7と、第1サーバ120が、受信した指示命令情報PTに基づいて第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて、読み込んだドキュメントファイルDFまたはURL情報によって特定される内容情報についてのテキストデータ生成を実行するテキストデータ生成ステップS8と、第1サーバ120のボット122が、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信する生成データ送信ステップS9と、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111に表示するまたは音声出力する生成データ表示・音声出力ステップS10とを有していることにより、ユーザーはその内容を見ながら第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTに対して要約作成、問題点の指摘、改善点の指摘、情報への質問などの指示命令情報PTを送信してやりとりを行うことができるなど、その効果は甚大である。