(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025030134
(43)【公開日】2025-03-07
(54)【発明の名称】人工知能システム、人工知能システムのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/01 20060101AFI20250228BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20250228BHJP
H04L 51/02 20220101ALI20250228BHJP
【FI】
G06F3/01 510
G06F3/16 650
G06F3/16 690
H04L51/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023135161
(22)【出願日】2023-08-23
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年5月2日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載 https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月11日にサテライトオフィス・チャットボットマネージャーのマニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/notification/ai 令和5年5月12日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月14日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=gmMe8PO9Kc8 令和5年5月15日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月16日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年5月16日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/355628 令和5年5月16日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30858336/ 令和5年5月16日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30858336/ 令和5年5月18日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=LuXn70q6XMg 令和5年5月19日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年5月19日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月22日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=jFqFoe6gGdI 令和5年5月26日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年5月26日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月27日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年5月29日にサテライトAI.AIボード(ChatGPT対応)のマニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/aiboard?hl=ja 令和5年5月29日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/356912 令和5年5月29日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30862289/ 令和5年5月29日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30862289/ 令和5年6月3日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=Y_2R1roB5V0 令和5年6月3日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月4日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月6日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月6日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/357892 令和5年6月6日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30865181/ 令和5年6月6日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30865181/ 令和5年6月9日に「サテライトオフィス企業活用GPT導入支援」ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/ 令和5年6月9日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=3mZH_D5lXiA 令和5年6月9日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=Mkp3_O7fY7k 令和5年6月15日にサテライトオフィス・プレスリリースに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月15日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/358818 令和5年6月15日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30867808/ 令和5年6月15日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30867808/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月17日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月21日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月21日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/359508 令和5年6月21日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30869962/ 令和5年6月21日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30869962/ 令和5年6月23日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月23日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/359643 令和5年6月23日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30870444/ 令和5年6月23日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30870444/ 令和5年6月27日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月27日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/360124 令和5年6月27日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30871733/ 令和5年6月27日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30871733/
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年6月30日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年6月30日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年6月30日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/360617 令和5年6月30日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30873028/ 令和5年6月30日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30873028/ 令和5年7月1日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月5日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月5日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/361143 令和5年7月5日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30874639/ 令和5年7月5日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30874639/ 令和5年7月7日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月7日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/361443
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月7日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30875550/ 令和5年7月7日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30875550/ 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボード(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/01.html 令和5年7月8日に「サテライトAI.AIボード(ChatGPT対応)」サービスの利用者マニュアルページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/aiboard 令和5年7月8日にサテライトAI・社内チャットAI(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/02.html 令和5年7月8日にサテライトAI・社内情報AI(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/03.html 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボイス(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/05.html 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボイス(ChatGPT対応)音声入力画面を公開 https://aivoice.sateraitoai.jp/ 令和5年7月8日にサテライトAI・AIボイス(ChatGPT対応)音声入力画面を公開 https://aiboard.sateraitoai.jp/voice 令和5年7月8日にサテライトAI・AIメール(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/06.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月16日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月17日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月19日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年7月19日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/362644 令和5年7月19日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30878765/ 令和5年7月19日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30878765/ 令和5年7月23日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年7月25日にマイナビニュースページに掲載 https://news.mynavi.jp/techplus/kikaku/sateraito_AI-1/ 令和5年7月27日にサテライトAI・AIボード(ChatGPT対応)ページに動画を掲載 https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/01.html 令和5年7月27日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=8R0h9HJa-jw&t=6s 令和5年7月27日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=fjyqXzfqLkY
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月30日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年8月2日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年8月2日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/364237 令和5年8月2日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30883448/ 令和5年8月2日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30883448/ 令和5年8月6日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年8月8日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年8月8日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/364851 令和5年8月8日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30885466/ 令和5年8月8日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30885466/ 令和5年8月10日にサテライトAI・AIドキュメント(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/04.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年8月10日に「サテライトAI.AIドキュメント(ChatGPT対応)」サービスの利用者マニュアルに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/home/aidocument 令和5年8月10日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=iYX1GIxkKyE 令和5年8月19日令和5年8月10日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=ll7AmFOwEL8 令和5年8月19日にサテライトAI・AIドキュメント(ChatGPT対応)ページに動画をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/04.html 令和5年8月20日にメール情報配信一覧ページに掲載 https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/mailmagazine 令和5年8月20日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=C9JAK9vkK1M
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年8月22日にYouTubeページに動画をアップロード https://www.youtube.com/watch?v=JqgwLeTBkMY 令和5年8月22日にサテライトAI・AI関数(ChatGPT対応)ページに掲載および資料をアップロード https://www.sateraito.jp/sateraito_AI/12.html 令和5年8月22日に「サテライトAI.AI関数(ChatGPT対応)」サービスの利用者マニュアル https://sites.sateraito.jp/sateraitooffice/site/manual/gas30setup?hl=ja 令和5年8月22日にサテライトオフィス・プレスリリースページに掲載 https://www.sateraito.jp/pressrelease/index.html 令和5年8月22日に@Pressページに掲載 https://www.atpress.ne.jp/news/366044 令和5年8月22日にCNET Japanページに掲載 https://japan.cnet.com/release/30888891/ 令和5年8月22日にZDNet Japanページに掲載 https://japan.zdnet.com/release/30888891/
(71)【出願人】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
(72)【発明者】
【氏名】原口 優
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA17
5E555AA46
5E555BA02
5E555BA04
5E555BA14
5E555BB02
5E555BB04
5E555BB14
5E555BC04
5E555CA02
5E555CA12
5E555CA47
5E555CB05
5E555CB14
5E555CB33
5E555CB34
5E555DA23
5E555DB18
5E555DB20
5E555DB25
5E555DB41
5E555DC32
5E555EA19
5E555EA23
5E555EA27
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザーがキーボード入力する必要がなく、かつ、ユーザーが目で読む必要がなく、事前学習済み人工知能手段とスムーズにやりとりできる人工知能システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】人工知能システム100は、ユーザー端末110と、第1サーバ120と、第2サーバ130とを備え、ユーザー端末のブラウザ111のトーク画面112において、音声入力があったとき、ブラウザ111が、音声をテキスト変換してテキストデータをトーク画面112における入力欄に入力して指示命令情報PTとして第1サーバのボット121へ送信し、ボット121が、第2サーバの事前学習済み人工知能手段131を用いて指示命令情報に基づく内容のテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信し、ユーザー端末110のブラウザ111が、生成テキストデータの内容をスピーカーを用いて音声出力する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末と、ボットを有する第1サーバと、事前学習済み人工知能手段を有する第2サーバとを備えて、ユーザー端末がボットを介して事前学習済み人工知能手段と通信自在な人工知能システムであって、
前記ユーザー端末のブラウザが、前記第1サーバと通信してトーク画面を表示し、トーク画面において、所定操作があったとき、ユーザー端末のマイクがアクティブになり、音声入力があったとき、前記ブラウザが、入力された音声をテキスト変換してテキストデータをトーク画面における入力欄に入力して指示命令情報として第1サーバのボットへ送信し、
前記第1サーバのボットが、前記第2サーバの事前学習済み人工知能手段を用いて指示命令情報に基づく内容のテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信し、
前記ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザのトーク画面に表示するとともに、前記ブラウザが、生成テキストデータの内容をスピーカーを用いて音声出力する構成であることを特徴とする人工知能システム。
【請求項2】
前記トーク画面において、入出力の言語選択が設けられていて、音声入力があったとき、前記ブラウザが、入力された音声を言語選択された言語として認識してテキスト変換してテキストデータをトーク画面における入力欄に入力して指示命令情報として第1サーバのボットへ送信し、
前記ユーザー端末が、生成テキストデータを受信したとき、受信した生成テキストデータをブラウザのトーク画面に表示するとともに、前記ブラウザが、生成テキストデータの内容を言語選択された言語として認識してスピーカーを用いて音声出力する構成であることを特徴とする請求項1に記載の人工知能システム。
【請求項3】
前記トーク画面において、音声出力の声の選択が設けられていて、前記ブラウザが、生成テキストデータの内容をユーザーによって選択された声でスピーカーを用いて音声出力する構成であることを特徴とする請求項2に記載の人工知能システム。
【請求項4】
前記トーク画面が、ユーザーと事前学習済み人工知能手段とのやりとりである指示命令情報および生成テキストデータを表示するトーク表示領域と、事前に設定登録された定型の指示命令情報項目を表示するプロンプトリスト表示領域とを有し、
前記指示命令情報項目の選択操作があったとき、選択された指示命令情報項目の指示命令情報の内容がトーク画面の入力欄に入力されて第1サーバのボットを介して第2サーバの事前学習済み人工知能手段へ送信される構成であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の人工知能システム。
【請求項5】
前記プロンプトリスト表示領域において、ユーザー操作および管理者操作によって指示命令情報項目を追加設定自在であり、ユーザー操作によって設定された指示命令情報項目は、管理者操作によって設定された共通指示命令情報項目群より上段に配置されたユーザー設定指示命令情報項目群に表示され、
前記ユーザー設定指示命令情報項目群において、直近の選択操作があった指示命令情報項目を最上位に並べ替えて表示する構成であることを特徴とする請求項4に記載の人工知能システム。
【請求項6】
ユーザー端末が第1サーバのボットを介して第2サーバの事前学習済み人工知能手段と通信自在な人工知能システムのプログラムであって、
前記ユーザー端末のブラウザが、第1サーバと通信してトーク画面を表示し、トーク画面において、所定操作があったか否かを判定する所定操作有無判定ステップと、
前記所定操作があったとき、ユーザー端末のマイクをアクティブにするマイクアクティブステップと、
音声入力があったか否かを判定する音声入力有無判定ステップと、
前記音声入力があったとき、前記ブラウザが、入力された音声をテキスト変換してテキストデータをトーク画面における入力欄に入力して指示命令情報として第1サーバのボットへ送信する指示命令送信ステップと、
前記第1サーバのボットが、前記第2サーバの事前学習済み人工知能手段を用いて指示命令情報に基づく内容のテキストデータ生成を実行するテキストデータ生成ステップと、
前記第1サーバのボットが、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信するテキストデータ送信ステップと、
前記ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザのトーク画面に表示するとともに、前記ブラウザが、生成テキストデータの内容をスピーカーを用いて音声出力する表示・音声出力ステップとを有していることを特徴とする人工知能システムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザー端末と、ボットを有する第1サーバと、事前学習済み人工知能手段を有する第2サーバとを備えて、ユーザー端末がボットを介して事前学習済み人工知能手段と通信自在な人工知能システム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、チャットボットが、チャットユーザーの端末のチャット画面においてチャットユーザーが思い出させて欲しい内容を尋ねる内容お尋ねステップと、チャットボットが、内容お尋ねステップの後にチャットユーザーの端末から受信したチャットデータをリマインド内容としてデータベースに登録する内容登録ステップと、チャットボットが、チャットユーザーの端末のチャット画面においてチャットユーザーが内容を通知して欲しい日時を尋ねる日時お尋ねステップと、チャットボットが、日時お尋ねステップの後にチャットユーザーの端末から受信したチャットデータをリマインド日時としてデータベースに登録する日時登録ステップと、チャットボットが、チャット用サーバの日付時計制御部にアクセスして現在の日時が登録されたリマインド日時になったか否かを判定するリマインド日時判定ステップと、現在の日時が登録されたリマインド日時になったと判定したとき、チャットボットが、データベースに登録されたリマインド内容をチャットユーザーの端末へ送信する送信通知ステップとを有したチャットシステムのプログラムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来のチャットシステムのプログラムは、ユーザーがキーボード入力してテキストデータを送信し、チャットボットからの通知がテキストデータで表示される限りの構成であったため、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要があり、煩わしさを感じてしまうという問題があった。
さらに、通知がテキストで表示される限りであってユーザーが目で読む必要があり、煩わしさを感じてしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ユーザーがキーボード入力する必要がなく、かつ、ユーザーが目で読む必要がなく、事前学習済み人工知能手段とスムーズにやりとりできる人工知能システム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、ユーザー端末と、ボットを有する第1サーバと、事前学習済み人工知能手段を有する第2サーバとを備えて、ユーザー端末がボットを介して事前学習済み人工知能手段と通信自在な人工知能システムであって、前記ユーザー端末のブラウザが、前記第1サーバと通信してトーク画面を表示し、トーク画面において、所定操作があったとき、ユーザー端末のマイクがアクティブになり、音声入力があったとき、前記ブラウザが、入力された音声をテキスト変換してテキストデータをトーク画面における入力欄に入力して指示命令情報として第1サーバのボットへ送信し、前記第1サーバのボットが、前記第2サーバの事前学習済み人工知能手段を用いて指示命令情報に基づく内容のテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信し、前記ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザのトーク画面に表示するとともに、前記ブラウザが、生成テキストデータの内容をスピーカーを用いて音声出力する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記トーク画面において、入出力の言語選択が設けられていて、音声入力があったとき、前記ブラウザが、入力された音声を言語選択された言語として認識してテキスト変換してテキストデータをトーク画面における入力欄に入力して指示命令情報として第1サーバのボットへ送信し、前記ユーザー端末が、生成テキストデータを受信したとき、受信した生成テキストデータをブラウザのトーク画面に表示するとともに、前記ブラウザが、生成テキストデータの内容を言語選択された言語として認識してスピーカーを用いて音声出力する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、請求項2に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記トーク画面において、音声出力の声の選択が設けられていて、前記ブラウザが、生成テキストデータの内容をユーザーによって選択された声でスピーカーを用いて音声出力する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載された人工知能システムの構成に加えて、前記トーク画面が、ユーザーと事前学習済み人工知能手段とのやりとりである指示命令情報および生成テキストデータを表示するトーク表示領域と、事前に設定登録された定型の指示命令情報項目を表示するプロンプトリスト表示領域とを有し、前記指示命令情報項目の選択操作があったとき、選択された指示命令情報項目の指示命令情報の内容がトーク画面の入力欄に入力されて第1サーバのボットを介して第2サーバの事前学習済み人工知能手段へ送信される構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、請求項4に記載された人工知能システムの構成に加えて、前記プロンプトリスト表示領域において、ユーザー操作および管理者操作によって指示命令情報項目を追加設定自在であり、ユーザー操作によって設定された指示命令情報項目は、管理者操作によって設定された共通指示命令情報項目群より上段に配置されたユーザー設定指示命令情報項目群に表示され、前記ユーザー設定指示命令情報項目群において、直近の選択操作があった指示命令情報項目を最上位に並べ替えて表示する構成であることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、ユーザー端末が第1サーバのボットを介して第2サーバの事前学習済み人工知能手段と通信自在な人工知能システムのプログラムであって、前記ユーザー端末のブラウザが、第1サーバと通信してトーク画面を表示し、トーク画面において、所定操作があったか否かを判定する所定操作有無判定ステップと、前記所定操作があったとき、ユーザー端末のマイクをアクティブにするマイクアクティブステップと、音声入力があったか否かを判定する音声入力有無判定ステップと、前記音声入力があったとき、前記ブラウザが、入力された音声をテキスト変換してテキストデータをトーク画面における入力欄に入力して指示命令情報として第1サーバのボットへ送信する指示命令送信ステップと、前記第1サーバのボットが、前記第2サーバの事前学習済み人工知能手段を用いて指示命令情報に基づく内容のテキストデータ生成を実行するテキストデータ生成ステップと、前記第1サーバのボットが、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信するテキストデータ送信ステップと、前記ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザのトーク画面に表示するとともに、前記ブラウザが、生成テキストデータの内容をスピーカーを用いて音声出力する表示・音声出力ステップとを有していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明の人工知能システムは、ユーザー端末と、ボットを有する第1サーバと、事前学習済み人工知能手段を有する第2サーバとを備えていることにより、ユーザー端末がボットを介して事前学習済み人工知能手段と通信することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0013】
本請求項1に係る発明の人工知能システムによれば、トーク画面において所定操作をして音声入力するだけで事前学習済み人工知能手段からの回答が音声出力されるため、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、煩わしさを感じてしまうことを回避できる。
さらに、回答が音声出力されるため、ユーザーが目で読む必要がなく、煩わしさを感じることを回避できる。
つまり、音声入力して音声回答されるため、口と耳を使って事前学習済み人工知能手段とスムーズにやりとりできる。
【0014】
本請求項2に係る発明の人工知能システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、言語選択された言語で音声を主としてやりとり自在となるため、ユーザーの多言語に対応することができる。
【0015】
本請求項3に係る発明の人工知能システムによれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、ユーザーの好みの音声や話し方に設定自在となり、ユーザーは、好みの音声や話し方による音声出力で事前学習済み人工知能手段からの回答として生成テキストデータの内容を耳で聞くことができる。
【0016】
本請求項4に係る発明の人工知能システムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに係る発明が奏する効果に加えて、選択操作だけでやりとりの前後の内容について事前に設定登録された指示命令情報の内容が送信されるため、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、事前に設定登録された、例えば細かな指示命令をすることができる。
さらに、その細かな指示命令に対する回答を得ることができる。
【0017】
本請求項5に係る発明の人工知能システムによれば、請求項4に係る発明が奏する効果に加えて、直近に使用した指示命令情報項目が最上位に表示されて、よく使う指示命令情報項目が上位に表示されるため、各ユーザーにとって使い勝手をよくすることができる。
【0018】
本請求項6に係る発明の人工知能システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、トーク画面において所定操作をして音声入力するだけで事前学習済み人工知能手段からの回答が音声出力されるため、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、煩わしさを感じてしまうことを回避できる。
さらに、回答が音声出力されるため、ユーザーが目で読む必要がなく、煩わしさを感じることを回避できる。
つまり、音声入力して音声回答されるため、口と耳を使って事前学習済み人工知能手段とスムーズにやりとりできる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施例である人工知能システムの概念を示す図。
【
図2】本発明の実施例である人工知能システムの動作例を示すチャート図。
【
図3】本発明の実施例である人工知能システムのトーク画面の例を示す図。
【
図4】(A)(B)は本発明の実施例である人工知能システムの音声入力画面の例を示す図。
【
図5】本発明の実施例である人工知能システムのトーク画面に生成テキストデータが表示されるとともにブラウザが音声出力する様子を示す図。
【
図6】(A)(B)は本発明の実施例である人工知能システムのトーク画面においてプロンプトを登録する様子を示す図。
【
図7】本発明の実施例である人工知能システムのトーク画面においてプロンプトを選択した様子を示す図。
【
図8】(A)(B)は本発明の実施例である人工知能システムのスマートフォンのユーザー端末のトーク画面の例を示す図。
【
図9】(A)(B)は本発明の実施例である人工知能システムのスマートフォンのユーザー端末のトーク画面において音声入力した際の様子を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の人工知能システムは、ユーザー端末と、ボットを有する第1サーバと、事前学習済み人工知能手段を有する第2サーバとを備えて、ユーザー端末のブラウザが、第1サーバと通信してトーク画面を表示し、トーク画面において、所定操作があったとき、ユーザー端末のマイクがアクティブになり、音声入力があったとき、ブラウザが、入力された音声をテキスト変換してテキストデータをトーク画面における入力欄に入力して指示命令情報として第1サーバのボットへ送信し、第1サーバのボットが、第2サーバの事前学習済み人工知能手段を用いて指示命令情報に基づく内容のテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信し、ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザのトーク画面に表示するとともに、ブラウザが、生成テキストデータの内容をスピーカーを用いて音声出力する構成であることにより、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、ユーザーが目で読む必要がなく、口と耳を使って事前学習済み人工知能手段とスムーズにやりとりできるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の人工知能システムのプログラムは、ユーザー端末のブラウザが、第1サーバと通信してトーク画面を表示し、トーク画面において、所定操作があったか否かを判定する所定操作有無判定ステップと、所定操作があったとき、ユーザー端末のマイクをアクティブにするマイクアクティブステップと、音声入力があったか否かを判定する音声入力有無判定ステップと、音声入力があったとき、ブラウザが、入力された音声をテキスト変換してテキストデータをトーク画面における入力欄に入力して指示命令情報として第1サーバのボットへ送信する指示命令送信ステップと、第1サーバのボットが、第2サーバの事前学習済み人工知能手段を用いて指示命令情報に基づく内容のテキストデータ生成を実行するテキストデータ生成ステップと、第1サーバのボットが、実行して得た生成テキストデータをユーザー端末へ送信するテキストデータ送信ステップと、ユーザー端末が、受信した生成テキストデータをブラウザのトーク画面に表示するとともに、ブラウザが、生成テキストデータの内容をスピーカーを用いて音声出力する表示・音声出力ステップとを有していることにより、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、ユーザーが目で読む必要がなく、口と耳を使って事前学習済み人工知能手段とスムーズにやりとりできるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0021】
例えば、ユーザー端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末などの情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、第1サーバおよび第2サーバは、それぞれ1つのサーバやクラウド上の複数のサーバでもよい。
事前学習済み人工知能手段は、大規模言語モデルとも呼ばれる対話型の例えばChatGPT(Generative Pre-trained Transformer)(以下、チャットGPT)などにより構成され、1つのサーバやクラウド上の複数のサーバに設けられた構成でもよい。
【実施例0022】
以下に、本発明の実施例である人工知能システム100について、
図1乃至
図7に基づいて説明する。
ここで、
図1は、本発明の実施例である人工知能システム100の概念を示す図であり、
図2は、本発明の実施例である人工知能システム100の動作例を示すチャート図であり、
図3は、本発明の実施例である人工知能システム100のトーク画面112の例を示す図であり、
図4(A)は、本発明の実施例である人工知能システム100の音声入力画面117の例を示す図であり、
図4(B)は、本発明の実施例である人工知能システム100の音声入力画面117において入力された音声をテキスト変換してテキストデータTXを表示した様子を示す図であり、
図5は、本発明の実施例である人工知能システム100のトーク画面112に生成テキストデータGTが表示されるとともにブラウザ111が音声出力する様子を示す図であり、
図6(A)は、本発明の実施例である人工知能システム100のトーク画面112においてプロンプトを登録する際にブラウザ111が表示したプロンプト登録ウィンドウ118の例を示す図であり、
図6(B)は、プロンプト登録ウィンドウ118にプロンプトを入力した例を示す図であり、
図7は、本発明の実施例である人工知能システム100のトーク画面112においてプロンプトを選択した様子を示す図であり、
図8(A)は、本発明の実施例である人工知能システム100のスマートフォンのユーザー端末110のトーク画面112の例を示す図であり、
図8(B)は、
図8(A)に示すトーク画面112のマイクアイコンボタン114bを操作した際にマイクがアクティブになったときの様子を示す図であり、
図9(A)は、本発明の実施例である人工知能システム100のスマートフォンのユーザー端末110のトーク画面112において音声入力して入力音声がテキストデータTXに変換された際の様子を示す図であり、
図9(B)は、
図9(A)に示すトーク画面112において入力された指示命令情報PTに対して回答としての生成テキストデータGTが音声出力された様子を示す図である。
【0023】
本発明の実施例である人工知能システム100は、
図1に示すように、ユーザー端末110と、ボット121を有する第1サーバ120と、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを有する第2サーバ130とを備えている。
そして、ユーザー端末110がボット121を介して事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTと通信自在に設けられている。
具体的には、ユーザー端末110のブラウザ111が、第1サーバ120と通信してトーク画面112を表示する。
そして、トーク画面112において、所定操作があったとき、ユーザー端末110のマイクがアクティブになる。
【0024】
続いて、音声入力があったとき、ブラウザ111が、入力された音声をテキスト変換してテキストデータTXをトーク画面112における入力欄114aに入力して指示命令情報PTとして第1サーバ120のボット121へ送信する。
すると、第1サーバ120のボット121が、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて指示命令情報PTに基づく内容のテキストデータ生成を実行する。
【0025】
そして、第1サーバ120のボット121が、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信する。
すると、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のトーク画面112に表示する。
これとともに、ブラウザ111が、生成テキストデータGTの内容をスピーカーを用いて音声出力するように構成されている。
【0026】
これにより、トーク画面112において所定操作をして音声入力するだけで事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTからの回答が音声出力される。
その結果、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、煩わしさを感じてしまうことを回避できる。
さらに、回答が音声出力される。
その結果、ユーザーが目で読む必要がなく、煩わしさを感じることを回避できる。
つまり、音声入力して音声回答される。
その結果、口と耳を使って事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとスムーズにやりとりできる。
なお、ユーザー端末110は、スマートフォンでもよい。
【0027】
続いて、人工知能システム100の動作について、より詳しく説明する。
図2に示すように、ステップS1では、トーク画面表示ステップとして、ユーザー端末110のブラウザ111が、第1サーバ120と通信してトーク画面112を表示する。
より具体的には、ユーザー端末110が、第1サーバ120へアクセスして、httpリクエストをすると、第1サーバ120が、httpレスポンスとしてトーク画面112のデータをユーザー端末110へ送信する。
【0028】
すると、
図3に示すように、ユーザー端末110のブラウザ111が、トーク画面112を表示する。
なお、ユーザー端末110が、第1サーバ120へアクセスした際、ログイン操作としてユーザーIDやパスワードを入力するようにしてもよい。
【0029】
ここで、トーク画面112は、一例として、ドキュメント項目表示領域113と、トーク表示領域114と、プロンプトリスト表示領域115とを有している。
このうち、ドキュメント項目表示領域113には、ドキュメント項目113aが表示されるように設けられている。
また、トーク表示領域114には、ユーザーと、第1サーバ120のボット121を介した第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとのやりとりが表示されるように設けられている。
【0030】
なお、トーク表示領域114は、チャットのトーク画面のように構成されている。
ここで、チャットのトーク画面とは、1つの画面で1人または複数の相手(ボット121を含む)とのテキストやファイルのデータのやりとりを時系列に表示する画面をいう。
さらに、プロンプトリスト表示領域115には、プロンプト項目115bが表示されるように設けられている。
【0031】
ステップS2では、所定操作有無判定ステップとして、トーク画面112において、所定操作があったか否かを判定する。
より具体的には、所定操作の一例として、トーク画面112のトーク表示領域114に設けられた入力欄114aに配置されたマイクアイコンボタン114bが操作されたか否かを、ユーザー端末110が判定する。
操作されたと判定した場合はステップS3へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS2を繰り返す。
【0032】
なお、所定操作の一例として、マイクアイコンボタン114bの操作を例に挙げて説明したが、これに限らない。
例えば、マウスの右クリックでメニューを表示させて、メニュー項目中の「マイクをオンにする」を選択する操作でもよいし、ユーザー端末110の表示部に表示されたマイクボタンを押す操作でもうよい。
【0033】
ステップS3では、マイクアクティブステップとして、ユーザー端末110が、ユーザー端末110のマイクをアクティブにする。
図4(A)に示すように、本実施例では、一例として、これとともに、ブラウザ111が、トーク画面112から音声入力画面117に表示を切り換える。
音声入力画面117には、「お話ください」の旨が表示されている。
ここで、ユーザーが一例として「走行距離はどうですか」の旨を音声入力したとする。
すると、
図4(B)に示すように、マイクアイコンの表示が変化して、マイクを通して入力された音声をブラウザ111が検知していることを表示する。
【0034】
ステップS4では、音声入力有無判定ステップとして、音声入力があったか否かを、ユーザー端末110のブラウザ111が判定する。
音声入力があったと判定した場合はステップS5へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS4を繰り返す。
【0035】
ステップS5では、指示命令送信ステップとして、ブラウザ111が、入力された音声をテキスト変換してテキストデータTXをトーク画面112における入力欄114aに入力して指示命令情報PTとして第1サーバ120のボット121へ送信する。
より具体的には、
図4(B)に示すように、一例として、入力された音声をテキスト変換してテキストデータTXである「走行距離はどうですか」の旨を音声入力画面117に表示する。
そして、
図5に示すように、ブラウザ111が、音声入力画面117からトーク画面112に表示を切り替えるとともに、トーク画面112の入力欄114aにテキストデータTXである「走行距離はどうですか」の旨を入力して第1サーバ120のボット121へ送信する。
なお、ブラウザ111が、トーク画面112から音声入力画面117へ、音声入力画面117からトーク画面112へと表示を切り替えたが、切り替えずに、トーク画面112が音声入力画面117を兼ねる構成としてもよい。
【0036】
ステップS6では、テキストデータ生成ステップとして、第1サーバ120のボット121が、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて指示命令情報PTに基づく内容のテキストデータ生成を実行する。
なお、メイントピックがずれないように、ボット121が、ユーザー操作でメイントピックとして指定された内容や1つ前のやりとり内容や2~3つ前のやりとり内容を、指示命令情報PTとともに第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTへ送信してテキストデータ生成を実行させてもよい。
ステップS7では、テキストデータ送信ステップとして、第1サーバ120のボット121が、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信する。
【0037】
ステップS8では、
図5に示すように、表示・音声出力ステップとして、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のトーク画面112のトーク表示領域114に表示する。
これとともに、ブラウザ111が、生成テキストデータGTの内容を、ユーザー端末110のスピーカーを用いて音声出力する。
【0038】
これにより、前述したように、トーク画面112において所定操作をして音声入力するだけで事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTからの回答が音声出力される。
その結果、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、煩わしさを感じてしまうことを回避できる。
さらに、回答が音声出力される。
その結果、ユーザーが目で読む必要がなく、煩わしさを感じることを回避できる。
つまり、音声入力して音声回答される。
その結果、口と耳を使って事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとスムーズにやりとりできる。
【0039】
なお、トーク画面112のトーク表示領域114の各やりとりの箇所において、クリップボードアイコン114c、スピーカーアイコン114dが設けられている。
このうち、クリップボードアイコン114cが操作されると、そのやりとりである指示命令情報PTや生成テキストデータGTの内容が、ユーザー端末110110の記憶部に所謂、クリップボードとして一時的に記録される。
【0040】
また、スピーカーアイコン114dが操作されると、そのやりとりである生成テキストデータGTの内容が、音声データに変換されてユーザー端末110のスピーカーを用いて音声出力されるように構成されている。
これにより、再度、音声出力される。
その結果、ユーザーは、再度、生成テキストデータGTの内容を耳で聞き取ることができ、聞き漏らした箇所を聞き直すことができる。
【0041】
さらに、音声出力の声について、選択肢を設けて、ユーザーによって選択された声で音声出力するように構成してもよい。
例えば、男性・女性の選択肢や、10~20代の年齢、30~40代の年齢、50~60代の年齢、アクセント(標準語・方言など)、話すスピードなどの選択肢を設けてもよい。
これにより、ユーザーの好みの音声や話し方に設定自在となる。
その結果、ユーザーは、好みの音声や話し方による音声出力で事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTからの回答として生成テキストデータGTの内容を耳で聞くことができる。
【0042】
さらに本実施例では、
図3および
図5に示すように、トーク画面112において、入出力の言語選択が設けられている。
より具体的には、トーク画面112には、言語選択ボタン116が設けられている。
言語選択ボタン116が操作されると、日本語、英語など、複数の言語の中から1つを選択自在に設けられている。
そして、音声入力があったとき、ブラウザ111が、入力された音声を言語選択された言語として認識してテキスト変換してテキストデータTXをトーク画面112における入力欄114aに入力して指示命令情報PTとして第1サーバ120のボット121へ送信する。
【0043】
また、ユーザー端末110が、生成テキストデータGTを受信したとき、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のトーク画面112に表示する。
これとともに、ブラウザ111が、生成テキストデータGTの内容を言語選択された言語として認識してスピーカーを用いて音声出力するように構成されている。
これにより、言語選択された言語で音声を主としてやりとり自在となる。
その結果、ユーザーの多言語に対応することができる。
【0044】
また本実施例では、前述したように、トーク画面112が、ユーザーと事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとのやりとりである指示命令情報PTおよび生成テキストデータGTを表示するトーク表示領域114と、事前に設定登録された定型の指示命令情報項目であるプロンプト項目115bを表示するプロンプトリスト表示領域115とを有している。
【0045】
ここで、
図5に示すように、プロンプトリスト表示領域115には、「新しいプロンプト」ボタン115aが設けられている。
そして、「新しいプロンプト」ボタン115aが操作されると、
図6(A)に示すように、ブラウザ111が、プロンプト登録ウィンドウ118をポップアップ表示する。
プロンプト登録ウィンドウ118には、タイトル入力欄118a、プロンプト設定入力欄118bが設けられている。
【0046】
そして、
図6(B)に示すように、一例として、「前の文章の要約(300文字)」の旨がタイトル入力欄118aに入力されたとする。
さらに、一例として、「#命令 下記の文章を300文字で要約してください。 #環境 営業としての文章構成でお願いします。 #内容 [$$content$$]」の旨がプロンプト設定入力欄118bに入力されて、保存ボタンが操作されたとする。
すると、その入力情報が、第1サーバ120に登録される。
さらに、
図7に示すように、プロンプトリスト表示領域115において、「前の文章の要約(300文字)」の旨のプロンプト項目115bが新しく追加表示される。
【0047】
そして、指示命令情報項目であるプロンプト項目115bの選択操作があったとき、選択された指示命令情報項目であるプロンプト項目115bの指示命令情報PTの内容がトーク画面112の入力欄114aに入力されて第1サーバ120のボット121を介して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTへ送信されるように構成されている。
【0048】
これにより、選択操作だけでやりとりの前後の内容について事前に設定登録された指示命令情報PTの内容が送信される。
その結果、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、事前に設定登録された、例えば細かな指示命令をすることができる。
さらに、その細かな指示命令に対する回答を得ることができる。
【0049】
さらに本実施例では、プロンプトリスト表示領域115において、ユーザー操作および管理者操作によって指示命令情報項目であるプロンプト項目115bを追加設定自在である。
また、ユーザー操作によって設定された指示命令情報項目であるプロンプト項目115bは、管理者操作によって設定された共通指示命令情報項目群115cより上段に配置されたユーザー設定指示命令情報項目群115dに表示される。
【0050】
そして、ユーザー設定指示命令情報項目群115dにおいて、直近の選択操作があった指示命令情報項目であるプロンプト項目115bを最上位に並べ替えて表示するように構成されている。
これにより、直近に使用した指示命令情報項目であるプロンプト項目115bが最上位に表示されて、よく使う指示命令情報項目であるプロンプト項目115bが上位に表示される。
その結果、各ユーザーにとって使い勝手をよくすることができる。
【0051】
なお、
図6(A)および
図6(B)に示すように、プロンプト登録ウィンドウ118のプロンプト設定入力欄118bでは、何をするかについての命令情報だけでなく、どんな意図で使用するかについての環境情報や、命令についての文字制限などの条件情報を付加する構成にするとよい。
【0052】
これにより、細かな指示命令情報PTとなる。
その結果、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTからの回答としての生成テキストデータGTに対して、プロンプト項目115bを選択して、先ほどの生成テキストデータGTをベースに新たな生成テキストデータGTを得ることができる。
なお、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTからの回答としての生成テキストデータGTに対して、ユーザーが音声入力またはキーボードによる文字入力で入力した指示命令情報PTに、プロンプトを付加して、先ほどの生成テキストデータGTをベースに新たな生成テキストデータGTを得るように用いてもよい。
【0053】
また、プロンプト項目115bには、前の文章を300文字程度で要約する旨のプロンプト、前の文章を電子メールで報告する形式にする旨のプロンプト、前の文章をマークダウン形式にする旨のプロンプト、前の文章を表形式でまとめる旨のプロンプト、前の文章をチャット形式にする旨のプロンプト、前の文章を報告書形式でつくる旨のプロンプトがある。
【0054】
このうち、前の文章を300文字程度で要約する旨のプロンプトは、前の文章を300文字程度で要約するように指示命令する内容である。
また、前の文章を電子メールで報告する形式にする旨のプロンプトは、前の文章をタイトル、宛先名、目的、概要、詳細理由、課題について項目分けして作成するように指示命令する内容である。
前の文章をマークダウン形式にする旨のプロンプトは、前の文章をマークダウン形式のルールに沿って作成し直すように指示命令する内容である。
【0055】
前の文章を表形式でまとめる旨のプロンプトは、前の文章を表形式にまとめるように指示命令する内容である。
前の文章をチャット形式にする旨のプロンプトは、前の文章を複数人による短い一言のやりとりで表現し直すように指示命令する内容である。
前の文章を報告書形式でつくる旨のプロンプトは、前の文章を上司に報告するためのタイトル(文字の大きさ大)、日付、目的、結果、コメント、今後の課題について項目分けして作成するように指示命令する内容である。
【0056】
さらにプロンプト項目115bには、リサーチ(ポイントだし)する旨のプロンプト、リサーチ(情報収集/表形式にまとめる)する旨のプロンプト、リサーチ(情報収集/要約)する旨のプロンプト、契約書(要約)の旨のプロンプト、契約書(要点)の旨のプロンプト、契約書(リスク指摘)の旨のプロンプト、契約書(修正案)の旨のプロンプト、契約書(翻訳)の旨のプロンプトがある。
【0057】
このうち、リサーチ(ポイントだし)する旨のプロンプトは、前に入力した文章やURLに記載された内容など所定内容のポイントを拾い出すように指示命令する内容である。
また、リサーチ(情報収集/表形式にまとめる)する旨のプロンプトは、前に入力した文章やURLに記載された内容など所定内容を表形式にまとめるように指示命令する内容である。
リサーチ(情報収集/要約)する旨のプロンプトは、前に入力した文章やURLに記載された内容など所定内容を要約するように指示命令する内容である。
【0058】
契約書(要約)の旨のプロンプトは、前に入力した契約書(文章)やURLに記載された契約内容など所定の契約内容を要約するように指示命令する内容である。
契約書(要点)の旨のプロンプトは、前に入力した契約書(文章)やURLに記載された契約内容など所定の契約内容の要点をまとめるように指示命令する内容である。
契約書(リスク指摘)の旨のプロンプトは、前に入力した契約書(文章)やURLに記載された契約内容など所定の契約内容のリスクとなり得る箇所を指摘するように指示命令する内容である。
契約書(修正案)の旨のプロンプトは、前に入力した契約書(文章)やURLに記載された契約内容など所定の契約内容の修正前後がわかるように例えば表形式で修正前と修正案とを対比させて表示するように指示命令する内容である。
契約書(翻訳)の旨のプロンプトは、前に入力した契約書(文章)やURLに記載された契約内容など所定の契約内容を翻訳するように指示命令する内容である。
【0059】
なお、各プロンプト項目115bの左側の矢印箇所を操作すると、その項目の下側にプロンプト設定入力欄118bに入力された内容が表示されるように構成されている。
また、各プロンプト項目115bの右側の「+」ボタンを操作すると、その項目のプロンプト設定入力欄118bに入力された内容が、トーク表示領域114の入力欄114aに入力されるとともに、第1サーバ120のボット121へ送信されるように構成されている。
【0060】
また、ドキュメント項目表示領域113に表示された「+新しいドキュメント」の箇所が操作されたとする。
すると、新しいドキュメント項目113aが追加表示されるとともに、トーク表示領域114のやりとりの表示が新しいものに切り替わる。
また、ドキュメント項目113aは、項目名を変更自在に設けられていて、トーク表示領域114のやりとりと関連付けされている。
そして、キュメント項目の選択を変更すると、トーク表示領域114のやりとりの表示が切り替わるように設けられている。
【0061】
なお、
図8(A)~
図9(B)に示すように、ユーザー端末110は、スマートフォンであってもよい。
図8(A)に示すように、スマートフォンのユーザー端末110のブラウザ111が、トーク画面112を表示する。
スマートフォン版のトーク画面112は、パソコン版のものと比べてシンプルであり、スマートフォン版のトーク画面112には、入力欄114a、マイクアイコンボタン114b、送信ボタン、ボット121のアイコン、言語選択ボタン116が設けられている。
【0062】
そして、トーク画面112の入力欄114aに設けられたマイクアイコンボタン114bが、所定操作の一例としてユーザーによってタップ操作されると、ユーザー端末110のマイクがアクティブになる。
これとともに、
図8(B)に示すように、スマートフォン版のトーク画面112は、上述したパソコン版の音声入力画面117を兼ねていて、一例として、マイクアイコンが表示されるとともに「お話ください」の旨が表示される。
ここで、
図9(A)に示すように、ユーザーが一例として「走行距離はどうですか」の旨を音声入力したとする。
【0063】
すると、一例として、マイクアイコンの表示が変化して、マイクを通して入力された音声をブラウザ111が検知していることを表示する。
ブラウザ111が、入力された音声をテキスト変換してテキストデータTXをトーク画面112における入力欄114aに入力して指示命令情報PTとして第1サーバ120のボット121へ送信する。
【0064】
より具体的には、一例として、入力された音声をテキスト変換してテキストデータTXである「走行距離はどうですか」の旨をトーク画面112に表示する。
そして、ブラウザ111が、トーク画面112の入力欄114aにテキストデータTXである「走行距離はどうですか」の旨を入力して第1サーバ120のボット121へ送信する。
【0065】
すると、第1サーバ120のボット121が、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて指示命令情報PTに基づく内容のテキストデータ生成を実行する。
そして、第1サーバ120のボット121が、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信する。
すると、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のトーク画面112に表示する。
これとともに、ブラウザ111が、生成テキストデータGTの内容を、ユーザー端末110のスピーカーを用いて音声出力する。
【0066】
このようにして得られた本発明の実施例である人工知能システム100は、ユーザー端末110と、ボット121を有する第1サーバ120と、事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを有する第2サーバ130とを備えて、ユーザー端末110のブラウザ111が、第1サーバ120と通信してトーク画面112を表示し、トーク画面112において、所定操作があったとき、ユーザー端末110のマイクがアクティブになり、音声入力があったとき、ブラウザ111が、入力された音声をテキスト変換してテキストデータTXをトーク画面112における入力欄114aに入力して指示命令情報PTとして第1サーバ120のボット121へ送信し、第1サーバ120のボット121が、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて指示命令情報PTに基づく内容のテキストデータ生成を実行し、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信し、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のトーク画面112に表示するとともに、ブラウザ111が、生成テキストデータGTの内容をスピーカーを用いて音声出力する構成であることにより、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、ユーザーが目で読む必要がなく、煩わしさを感じることを回避でき、口と耳を使って事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとスムーズにやりとりできる。
【0067】
また、トーク画面112において、入出力の言語選択が設けられていて、音声入力があったとき、ブラウザ111が、入力された音声を言語選択された言語として認識してテキスト変換してテキストデータTXをトーク画面112における入力欄114aに入力して指示命令情報PTとして第1サーバ120のボット121へ送信し、ユーザー端末110が、生成テキストデータGTを受信したとき、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のトーク画面112に表示するとともに、ブラウザ111が、生成テキストデータGTの内容を言語選択された言語として認識してスピーカーを用いて音声出力する構成であることにより、ユーザーの多言語に対応することができる。
【0068】
さらに、トーク画面112において、音声出力の声の選択が設けられていて、ブラウザ111が、生成テキストデータGTの内容をユーザーによって選択された声でスピーカーを用いて音声出力する構成であることにより、ユーザーは、好みの音声や話し方による音声出力で事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTからの回答として生成テキストデータGTの内容を耳で聞くことができる。
【0069】
また、トーク画面112が、ユーザーと事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとのやりとりである指示命令情報PTおよび生成テキストデータGTを表示するトーク表示領域114と、事前に設定登録された定型の指示命令情報項目であるプロンプト項目115bを表示するプロンプトリスト表示領域115とを有し、指示命令情報項目であるプロンプト項目115bの選択操作があったとき、選択された指示命令情報項目であるプロンプト項目115bの指示命令情報PTの内容がトーク画面112の入力欄114aに入力されて第1サーバ120のボット121を介して第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTへ送信される構成であることにより、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、事前に設定登録された、例えば細かな指示命令をすることができ、その細かな指示命令に対する回答を得ることができる。
【0070】
さらに、プロンプトリスト表示領域115において、ユーザー操作および管理者操作によって指示命令情報項目であるプロンプト項目115bを追加設定自在であり、ユーザー操作によって設定された指示命令情報項目であるプロンプト項目115bは、管理者操作によって設定された共通指示命令情報項目群115cより上段に配置されたユーザー設定指示命令情報項目群115dに表示され、ユーザー設定指示命令情報項目群115dにおいて、直近の選択操作があった指示命令情報項目であるプロンプト項目115bを最上位に並べ替えて表示する構成であることにより、各ユーザーにとって使い勝手をよくすることができる。
【0071】
また、本発明の実施例である人工知能システム100のプログラムは、ユーザー端末110のブラウザ111が、第1サーバ120と通信してトーク画面112を表示し、トーク画面112において、所定操作があったか否かを判定する所定操作有無判定ステップS1、S2と、所定操作があったとき、ユーザー端末110のマイクをアクティブにするマイクアクティブステップS3と、音声入力があったか否かを判定する音声入力有無判定ステップS4と、音声入力があったとき、ブラウザ111が、入力された音声をテキスト変換してテキストデータTXをトーク画面112における入力欄114aに入力して指示命令情報PTとして第1サーバ120のボット121へ送信する指示命令送信ステップS5と、第1サーバ120のボット121が、第2サーバ130の事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTを用いて指示命令情報PTに基づく内容のテキストデータ生成を実行するテキストデータ生成ステップS6と、第1サーバ120のボット121が、実行して得た生成テキストデータGTをユーザー端末110へ送信するテキストデータ送信ステップS7と、ユーザー端末110が、受信した生成テキストデータGTをブラウザ111のトーク画面112に表示するとともに、ブラウザ111が、生成テキストデータGTの内容をスピーカーを用いて音声出力する表示・音声出力ステップS8とを有していることにより、ユーザーはテキストをキーボード入力する必要がなく、ユーザーが目で読む必要がなく、煩わしさを感じることを回避でき、口と耳を使って事前学習済み人工知能手段131の一例であるチャットGPTとスムーズにやりとりできるなど、その効果は甚大である。