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▶ フジプレコン株式会社の特許一覧

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  • 特開-車止め付飛び込み防止壁 図1
  • 特開-車止め付飛び込み防止壁 図2
  • 特開-車止め付飛び込み防止壁 図3
  • 特開-車止め付飛び込み防止壁 図4
  • 特開-車止め付飛び込み防止壁 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025031419
(43)【公開日】2025-03-07
(54)【発明の名称】車止め付飛び込み防止壁
(51)【国際特許分類】
   E01F 13/02 20060101AFI20250228BHJP
【FI】
E01F13/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023145657
(22)【出願日】2023-08-22
(71)【出願人】
【識別番号】592109499
【氏名又は名称】フジプレコン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】坂本 光春
【テーマコード(参考)】
2D101
【Fターム(参考)】
2D101CA14
2D101DA01
2D101DA05
2D101EA01
2D101FA33
(57)【要約】      (修正有)
【課題】現在各地で多発している車両等による飛び込みを防止する為車止めと一体となった飛び込み防止壁を有するコンクリート製の製品を、駐車場等に設置することで危険を回避することが出来る。また現在使用している車止めの前方に飛び込み防止壁を設置することでその効果も期待できる。突然の危険を回避し安全安心に日常生活を送るために車止め付飛び込み防止壁を提供すること。
【解決手段】現代社会では車両等はなくてはならない移動手段で、大きな社会問題として報道されている車両等の暴走や、急発進で、建築物や人命にかかわる危険な事故が増大している。それを解決するため車止めと飛び込み防止壁はコンクリート製の一体で形成されており、駐車場整備の舗装仕上げ前に所定の高さまで埋め込み、車止めと飛び込み防止壁が舗装面から突出する設置状態で固定する。また反射板を装着させることで夜間でもその位置をはっきりと確認できることを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飛び込み防止部と下端に連結された台座部と一体の車止めブロック部を有し、また前記飛び込み防止部の一部が地中に埋められ、前記ブロック部が地上に突出する状態で設置することを特徴とするコンクリート製車止め付飛び込み防止壁。
【請求項2】
前記飛び込み防止壁は衝撃により中央部から折れ曲がる構造であり、一体化している前記飛び込み防止壁と車止めブロック部の下部は地中に埋められ飛び込み防止壁と車止めブロック部が地上に突出する設置方法を用いることを特徴とする請求項1記載のコンクリート製車止め付飛び込み防止壁。
【請求項3】
前記飛び込み防止壁には後方の視界を広げるための窓を備えており、またその飛び込み防止壁の前面に緩衝材が挿入されていることを特徴とする請求項2に記載のコンクリート製車止め付飛び込み防止壁。
【請求項4】
前記車止め付飛び込み防止壁の素材はコンクリート製だけではなく、強化プラスチックで形成することを特徴とする請求項1、並びに請求項2に記載の車止め付飛び込み防止壁。
【請求項5】
前記車止め付飛び込み防止壁の正面には反射板、反射鏡を設け、遠方からでも確認できることを特徴とする請求項1、並びに請求項2、3、4に記載の車止め付飛び込み防止壁。
【請求項6】
前記記載の車止め付飛び込み防止壁は一体成型であるが、駐車場等の広さの状況を鑑み、飛び込み防止壁部だけの製造も可能であり、設置することが出来ることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、コンクリート製であり、鋼鉄製の金型を用い一体型の製品を製作する。車止めと飛び込み防止壁には通常の駐車時に車両と干渉しないように一定の距離を設けることで安全に駐車できるように設計されている。また飛び込み防止壁は誤って車両の操作ミスによる急発進で飛び込んだ場合でも、壁面でそれを防ぐことが出来る。さらに壁面が二段階に折れ曲がる構造で、仮に壁面に衝突した場合折れ曲がる作用で車両を上方に持ち上げ起動輪を空転させ、さらに前方への侵入を防ぐことが出来る二重の防止効果を持たせた車止め付飛び込み防止壁に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から駐車場などの設置されている車止めは通常に停車位置を決めるために設置されているものであるが、近年それを乗り越え建築物などに飛び込み衝突し、重大な危険を生じさせている事象が確認され、物損事故や、人命にまでもが危険にさらされている。それを防止する機能を持った装置や車両が開発されているがその効果は限定的で日常の生活に不安を抱いている人が多い。
【0003】
そのように車両等が突然に飛び込んできた場合、瞬時に危険を防止する手段がなく前記記述している最悪の状況が生じる。この事態を少しでも回避することが必要であり、物損だけでなく尊い生命を守ることが出来現在の車社会の現状から見ても必要とされる車止め付飛び込み防止壁である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献】特開2020-84442
【0004】
【特許文献1】特許第7182825号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
駐車場等に設置されている車止めは、停車位置の表示また駐車時に車両を停止させるために設置されているものであり、車両等の操作ミスによる急発進、また急加速で建物への突入まで防ぐことは出来ず、さらに人命にまで危険にさらす事故を未然に忌避は出来ない。しかし車両等は現在の日常生活には無くてはならないものとなっており、本考案が解決しようとする課題である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
車止めと飛び込み防止壁はコンクリート製の一体で形成されており、駐車場整備の舗装仕上げ前に所定の高さまで埋め込み、飛び込み防止壁と車止めが舗装面から突出する設置状態で固定する。また反射板を装着させることで夜間でもその位置をはっきりと確認できることを特徴とする。
【0007】
請求項2の考案は、請求項1の考案に係る車止め付飛び込み防止壁はコンクリート製の一体構造を特徴とし、また飛び込み防止壁は、衝撃時にさらに壁面の中央部が折れ曲がる構造で、車両を上方に持ち上げ起動輪を空転させ、前方への侵入を効果的に防止することが出来る二重の安全な防止効果を持たせることを特徴とする、車止め付飛び込み防止壁を提供すること。
【0008】
請求項3の考案は、飛び込み防止壁に衝撃に対する緩衝材を装着することで、予期しない車両等の操作ミスなどでの衝突に、車両や操作者の衝撃を軽減する機能を持たせ、また飛び込み防止壁に窓を設け、視界を広げることが出来る車止め付飛び込み防止壁。
【発明の効果】
【0009】
現代社会では、車両はなくてはならない移動手段で、特に地方では日常生活になくてはならないものとなっている。利用者が増加するほど大きな社会問題として報道されている車両等の暴走や急発進で、建築物や人命にかかわる危険な事故が増大している。当事者は突然の危険に対処できる余裕もなく、回避能力も持つことが出来ない。このような被害を防ぐことから見ても、本考案が解決しようとする課題でその効果は期待できる。
【0010】
駐車場等のスペースさえあれば請求項6に記載の飛び込み防止壁の設置で、突然の飛び込みによる危険を回避また軽減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る飛び込み防止車止めの正面図である。
図2】全体の形状を示す側面図である。
図3】上面図である。
図4】本発明の斜視図である。
図5】駐車場等に設置した図である。
図1
図2
図3
図4
図5