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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025031501
(43)【公開日】2025-03-07
(54)【発明の名称】プリント回路基板
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/12 20060101AFI20250228BHJP
   H01L 23/15 20060101ALI20250228BHJP
   H05K 3/46 20060101ALI20250228BHJP
【FI】
H01L23/12 B
H01L23/14 C
H05K3/46 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024064690
(22)【出願日】2024-04-12
(31)【優先権主張番号】10-2023-0111716
(32)【優先日】2023-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】594023722
【氏名又は名称】サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】李 承恩
(72)【発明者】
【氏名】金 起煥
【テーマコード(参考)】
5E316
【Fターム(参考)】
5E316AA32
5E316AA43
5E316BB02
5E316BB03
5E316BB04
5E316CC09
5E316CC10
5E316CC18
5E316CC32
5E316CC33
5E316CC34
5E316CC37
5E316CC38
5E316CC39
5E316DD17
5E316DD23
5E316DD24
5E316EE33
5E316FF07
5E316FF08
5E316FF09
5E316FF10
5E316FF13
5E316FF14
5E316GG15
5E316GG17
5E316GG22
5E316HH11
5E316HH31
5E316JJ13
5E316JJ24
5E316JJ25
5E316JJ26
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ガラス層の適用により、反り制御に優れたプリント回路基板を提供する。
【解決手段】プリント回路基板100Aは、ガラス層111と、ガラス層の上面又は下面からガラス層の一部をそれぞれ貫通する複数のブラインドキャビティC1~C4と、複数のブラインドキャビティにそれぞれ配置された複数の受動素子151~154と、ガラス層及び複数の受動素子のそれぞれの少なくとも一部を覆い、複数のブラインドキャビティのそれぞれの少なくとも一部を充填する絶縁層112と、を含む。複数のブラインドキャビティのうち少なくとも2つは、互いに異なる深さを有する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガラス層と、
前記ガラス層の上面又は下面から前記ガラス層の一部をそれぞれ貫通する複数のブラインドキャビティと、
前記複数のブラインドキャビティにそれぞれ配置された複数の受動素子と、
前記ガラス層及び前記複数の受動素子のそれぞれの少なくとも一部を覆い、前記複数のブラインドキャビティのそれぞれの少なくとも一部を充填する絶縁層と、を含み、
前記複数のブラインドキャビティのうち少なくとも2つは、互いに異なる深さを有する、プリント回路基板。
【請求項2】
前記ガラス層の上面及び下面の間を貫通する貫通キャビティと、
前記貫通キャビティに配置された電子部品と、をさらに含み、
前記絶縁層は前記電子部品をさらに覆い、前記貫通キャビティの少なくとも一部をさらに充填する、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項3】
前記電子部品は、前記複数の受動素子のそれぞれより厚い、請求項2に記載のプリント回路基板。
【請求項4】
前記複数の受動素子はそれぞれシリコンキャパシタを含み、
前記電子部品はセラミックキャパシタを含む、請求項3に記載のプリント回路基板。
【請求項5】
前記複数のブラインドキャビティは、前記ガラス層の上面から前記ガラス層の一部をそれぞれ貫通する第1ブラインドキャビティ及び第2ブラインドキャビティ、並びに前記ガラス層の下面から前記ガラス層の一部をそれぞれ貫通する第3ブラインドキャビティ及び第4ブラインドキャビティを含み、
前記複数の受動素子は、前記第1ブラインドキャビティ~前記第4ブラインドキャビティにそれぞれ配置された第1受動素子~第4受動素子を含む、請求項2に記載のプリント回路基板。
【請求項6】
厚さ方向を基準に、
前記第1ブラインドキャビティ及び前記第3ブラインドキャビティは互いに少なくとも一部が重なり、
前記第2ブラインドキャビティ及び前記第4ブラインドキャビティは互いに少なくとも一部が重なる、請求項5に記載のプリント回路基板。
【請求項7】
前記第1ブラインドキャビティ及び前記第2ブラインドキャビティの底面上に配置された第1配線層と、
前記第3ブラインドキャビティ及び前記第4ブラインドキャビティの底面上に配置された第2配線層と、
前記ガラス層の上面及び下面上にそれぞれ配置された第3配線層及び第4配線層と、
前記絶縁層の上面及び下面上にそれぞれ配置された第5配線層及び第6配線層と、
前記第1ブラインドキャビティ及び前記第3ブラインドキャビティの間と前記第2ブラインドキャビティ及び前記第4ブラインドキャビティの間で前記ガラス層を貫通し、前記第1配線層及び前記第2配線層のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結する第1ビア層と、
前記ガラス層の上面及び下面の間を貫通し、前記第3配線層及び前記第4配線層のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結する第2ビア層と、
前記絶縁層の上側の一部を貫通し、前記第3配線層及び前記第5配線層のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結する第3ビア層と、
前記絶縁層の下側の一部を貫通し、前記第4配線層及び前記第6配線層のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結する第4ビア層と、をさらに含む、請求項6に記載のプリント回路基板。
【請求項8】
前記第1受動素子~前記第4受動素子はそれぞれシリコン貫通ビアを含み、
前記第1受動素子~前記第4受動素子のそれぞれのシリコン貫通ビアは、それぞれ第1電気連結金属を介して前記第1配線層及び前記第2配線層のそれぞれの少なくとも一部と連結された、請求項7に記載のプリント回路基板。
【請求項9】
前記第1配線層~前記第4配線層のそれぞれと前記ガラス層の間に配置された絶縁材と、
前記絶縁材を貫通し、前記第1配線層~前記第4配線層と前記第1ビア層及び前記第2ビア層のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結する第5ビア層と、をさらに含む、請求項7に記載のプリント回路基板。
【請求項10】
前記絶縁材は、前記第1ブラインドキャビティ~前記第4ブラインドキャビティ及び前記貫通キャビティのそれぞれの壁面上に延びて配置された、請求項9に記載のプリント回路基板。
【請求項11】
前記絶縁層の上面及び下面上にそれぞれ配置された第1ビルドアップ絶縁層及び第2ビルドアップ絶縁層と、
前記第1ビルドアップ絶縁層の上面上に配置された第1ビルドアップ配線層と、
前記第2ビルドアップ絶縁層の下面上に配置された第2ビルドアップ配線層と、
前記第1ビルドアップ絶縁層を貫通し、前記第5配線層及び前記第1ビルドアップ配線層のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結する第1ビルドアップビア層と、
前記第2ビルドアップ絶縁層を貫通し、前記第6配線層及び前記第2ビルドアップ配線層のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結する第2ビルドアップビア層と、
前記第1ビルドアップ絶縁層の上面上に配置され、前記第1ビルドアップ配線層の少なくとも一部を覆う第1レジスト層と、
前記第2ビルドアップ絶縁層の下面上に配置され、前記第2ビルドアップ配線層の少なくとも一部を覆う第2レジスト層と、
前記第1レジスト層上に配置され、第2電気連結金属を介して前記第1ビルドアップ配線層と連結された半導体チップと、をさらに含む、請求項7に記載のプリント回路基板。
【請求項12】
前記ガラス層は板ガラス(plate glass)を含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項13】
ガラス層と、
前記ガラス層の上面又は下面から前記ガラス層の一部を貫通するブラインドキャビティと、
前記ガラス層の上面及び下面の間を貫通する貫通キャビティと、
前記ブラインドキャビティに配置された受動素子と、
前記貫通キャビティに配置された電子部品と、
前記ガラス層と前記受動素子と前記電子部品のそれぞれの少なくとも一部を覆い、前記ブラインドキャビティ及び前記貫通キャビティのそれぞれの少なくとも一部を充填する絶縁層と、を含む、プリント回路基板。
【請求項14】
前記受動素子はシリコンキャパシタを含み、
前記電子部品はセラミックキャパシタを含む、請求項13に記載のプリント回路基板。
【請求項15】
前記ブラインドキャビティの底面上に配置された第1配線層と、
前記ガラス層の上面及び下面上にそれぞれ配置された第3配線層及び第4配線層と、
前記絶縁層の上面及び下面上にそれぞれ配置された第1ビルドアップ絶縁層及び第2ビルドアップ絶縁層と、
前記第1ビルドアップ絶縁層の上面上に配置された第1ビルドアップ配線層と、
前記第2ビルドアップ絶縁層の下面上に配置された第2ビルドアップ配線層と、
前記第1ビルドアップ絶縁層の上面上に配置され、前記第1ビルドアップ配線層の少なくとも一部を覆う第1レジスト層と、
前記第2ビルドアップ絶縁層の下面上に配置され、前記第2ビルドアップ配線層の少なくとも一部を覆う第2レジスト層と、
前記第1レジスト層上に配置され、電気連結金属を介して前記第1ビルドアップ配線層と連結された半導体チップと、をさらに含む、請求項14に記載のプリント回路基板。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプリント回路基板に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体の高性能化に伴い、パッケージ基板のサイズは絶えず増加しており、大面積基板の反り(warpage)を減少させるためにコアの厚さは持続的に増加している。最近は、コアに形成される貫通ビアのピッチを減少させるための目的でコアの厚さを薄くすることが求められているため、ガラスコアを適用することが考えられている。ガラスコアが適用される高性能半導体の場合、電力効率及びパワーインテグリティ特性などを改善するために受動素子の内蔵が必要であり、性能向上のためにはセラミックキャパシタやシリコンキャパシタのような様々な種類の受動素子が必要となり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の様々な目的のうち一つは、ガラス層の適用により、反り制御に優れたプリント回路基板を提供することである。
【0004】
本発明の様々な目的のうち他の一つは、ガラス層に様々な種類の受動素子を埋め込むことができるプリント回路基板を提供することである。
【0005】
本発明の様々な目的のうち、さらに他の一つは、キャパシタンスの増加、寄生インダクタンス(ESL)の減少、パワー経路の減少などが可能なプリント回路基板を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明を通じて提案するいくつかの解決手段の一つは、基板のコア層として適用されるガラス層に様々な深さのブラインドキャビティを形成し、必要に応じて、貫通キャビティをさらに形成し、ブラインドキャビティ及び貫通キャビティに様々な種類のキャパシタを含む受動素子や電子部品をそれぞれ配置して埋め込むことである。
【0007】
例えば、一例によるプリント回路基板は、ガラス層と、上記ガラス層の上面又は下面から上記ガラス層の一部をそれぞれ貫通する複数のブラインドキャビティと、上記複数のブラインドキャビティにそれぞれ配置された複数の受動素子と、上記ガラス層及び上記複数の受動素子のそれぞれの少なくとも一部を覆い、上記複数のブラインドキャビティのそれぞれの少なくとも一部を充填する絶縁層と、を含み、上記複数のブラインドキャビティのうち少なくとも2つは、互いに異なる深さを有するものであってもよい。
【0008】
例えば、一例によるプリント回路基板は、ガラス層と、上記ガラス層の上面又は下面から上記ガラス層の一部を貫通するブラインドキャビティと、上記ガラス層の上面及び下面の間を貫通する貫通キャビティと、上記ブラインドキャビティに配置された受動素子と、上記貫通キャビティに配置された電子部品と、上記ガラス層と上記受動素子と上記電子部品の少なくとも一部を覆い、上記ブラインドキャビティと上記貫通キャビティのそれぞれの少なくとも一部を充填する絶縁層と、を含むものであってもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の様々な効果のうち一効果として、ガラス層の適用により、反り制御に優れたプリント回路基板を提供することができる。
【0010】
本発明の様々な効果のうち他の一効果として、ガラス層に様々な種類の受動素子を埋め込むことができるプリント回路基板を提供することができる。
【0011】
本発明の様々な効果のうち、さらに他の一効果として、キャパシタンスの増加、寄生インダクタンス(ESL)の減少、パワー経路の減少などが可能なプリント回路基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】電子機器システムの例を概略的に示すブロック図である。
図2】電子機器の一例を概略的に示す斜視図である。
図3】プリント回路基板の一例を概略的に示す断面図である。
図4図3のプリント回路基板の変形例を概略的に示す断面図である。
図5a図3のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図5b図3のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図5c図3のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図5d図3のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図5e図3のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図5f図3のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図5g図3のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図6】プリント回路基板の他の一例を概略的に示す断面図である。
図7図6のプリント回路基板の変形例を概略的に示す断面図である。
図8a図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図8b図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図8c図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図8d図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図8e図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図8f図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図8g図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図8h図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図9】プリント回路基板の他の一例を概略的に示す断面図である。
図10図9のプリント回路基板の変形例を概略的に示す断面図である。
図11a図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図11b図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図11c図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図11d図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図11e図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図11f図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図11g図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
図11h図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付の図面を参照して本発明について説明する。図面における要素の形状及びサイズなどは、より明確な説明のために誇張又は縮小することができる。
【0014】
電子機器
図1は、電子機器システムの例を概略的に示すブロック図である。
【0015】
図面を参照すると、電子機器1000はメインボード1010を収容する。メインボード1010には、チップ関連部品1020、ネットワーク関連部品1030、及びその他の部品1040などが物理的及び/又は電気的に連結されている。これらは後述する他の電子部品とも結合して様々な信号ライン1090を形成する。
【0016】
チップ関連部品1020としては、揮発性メモリ(例えば、DRAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM)、フラッシュメモリなどのメモリチップ;セントラルプロセッサ(例えば、CPU)、グラフィックプロセッサ(例えば、GPU)、デジタル信号プロセッサ、暗号化プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラなどのアプリケーションプロセッサチップ;アナログ-デジタルコンバータ、ASIC(application-specific IC)などのロジックチップなどが含まれるが、これらに限定されるものではなく、これら以外にもその他の異なる形態のチップ関連電子部品が含まれてもよいことは言うまでもない。また、これらのチップ関連部品1020を互いに組み合わせてもよいことは勿論である。チップ関連部品1020は、上述したチップや電子部品を含むパッケージ形態であってもよい。
【0017】
ネットワーク関連部品1030としては、Wi-Fi(IEEE 802.11ファミリなど)、WiMAX(IEEE 802.16ファミリなど)、IEEE 802.20、LTE(long term evolution)、Ev-DO、HSPA+、HSDPA+、HSUPA+、EDGE、GSM、GPS、GPRS、CDMA、TDMA、DECT、Bluetooth、3G、4G、5G、及びそれ以降のものとして指定された任意の他の無線及び有線プロトコルが含まれるが、これらに限定されるものではなく、これら以外にも、その他の異なる多数の無線又は有線標準やプロトコルのうち任意のものが含まれてもよい。また、ネットワーク関連部品1030をチップ関連部品1020と併せて互いに組み合わせてもよいことは言うまでもない。
【0018】
その他の部品1040としては、高周波インダクタ、フェライトインダクタ、パワーインダクタ、フェライトビーズ、LTCC(low Temperature Co-Firing Ceramics)、EMI(Electro Magnetic Interference)フィルタ、MLCC(Multi-Layer Ceramic Condenser)などが含まれる。但し、これらに限定されるものではなく、これら以外にも、その他の異なる様々な用途のために使用されるチップ部品形態の受動素子などが含まれてもよい。また、その他の部品1040をチップ関連部品1020及び/又はネットワーク関連部品1030と互いに組み合わせてもよいことは言うまでもない。
【0019】
電子機器1000の種類に応じて、電子機器1000は、メインボード1010に物理的及び/又は電気的に連結されているか又はされていない他の電子部品を含むことができる。他の電子部品の例としては、カメラモジュール1050、アンテナモジュール1060、ディスプレイ1070、バッテリ1080などがある。但し、これらに限定されるものではなく、オーディオコーデック、ビデオコーデック、電力増幅器、羅針盤、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカ、大容量記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)、CD(compact disk)、DVD(digital versatile disk)などであってもよい。これら以外にも、電子機器1000の種類に応じて様々な用途のために使用されるその他の電子部品などが含まれてもよいことは言うまでもない。
【0020】
電子機器1000は、スマートフォン(smart phone)、個人用情報端末機(personal digital assistant)、デジタルビデオカメラ(digital video camera)、デジタルスチルカメラ(digital still camera)、ネットワークシステム(network system)、コンピュータ(computer)、モニタ(monitor)、タブレット(tablet)、ラップトップ(laptop)、ネットブック(netbook)、テレビ(television)、ビデオゲーム(video game)、スマートウォッチ(smart watch)、オートモーティブ(Automotive)などであってもよい。但し、これらに限定されるものではなく、これら以外にも、データを処理する任意の他の電子機器であってもよいことは言うまでもない。
【0021】
図2は、電子機器の一例を概略的に示す斜視図である。
【0022】
図面を参照すると、電子機器は、例えば、スマートフォン1100であってもよい。スマートフォン1100の内部には、マザーボード1110が収容されており、このようなマザーボード1110には、様々な部品1120が物理的及び/又は電気的に連結されている。また、カメラモジュール1130及び/又はスピーカ1140のようにマザーボード1110に物理的及び/又は電気的に連結されているか又はされていない他の部品が内部に収容されている。部品1120の一部は、上述したチップ関連部品であってもよく、例えば、部品パッケージ1121であってもよいが、これに限定されるものではない。部品パッケージ1121は、能動部品及び/又は受動部品を含む電子部品が表面実装配置されたプリント回路基板の形態であってもよい。あるいは、部品パッケージ1121は、能動部品及び/又は受動部品が内蔵されたプリント回路基板の形態であってもよい。一方、電子機器は必ずしもスマートフォン1100に限定されるものではなく、上述したように他の電子機器であってもよいことは言うまでもない。
【0023】
プリント回路基板
図3は、プリント回路基板の一例を概略的に示す断面図である。
【0024】
図面を参照すると、一例によるプリント回路基板100Aは、ガラス層111、ガラス層111の上面又は下面からガラス層111の一部をそれぞれ貫通する第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4のそれぞれに配置された第1~第4受動素子151、152、153、154、ガラス層111の上面及び下面の間を貫通する貫通キャビティH、貫通キャビティHに配置された電子部品155、及びガラス層111と第1~第4受動素子151、152、153、154と電子部品155のそれぞれの少なくとも一部を覆い、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4のそれぞれの少なくとも一部を充填する絶縁層112を含むことができる。第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4のうち少なくとも2つは互いに異なる深さを有することができる。厚さ方向を基準に、第1及び第3ブラインドキャビティC1、C3は互いに少なくとも一部が重なることができ、第2及び第4ブラインドキャビティC2、C4は互いに少なくとも一部が重なることができる。電子部品155は、第1~第4受動素子151、152、153、154のそれぞれより厚くてもよい。例えば、電子部品155は高容量のセラミックキャパシタを含むことができ、第1~第4受動素子151、152、153、154はそれぞれ寄生インダクタンス(ESL)の低いシリコンキャパシタを含むことができる。
【0025】
このように、一例によるプリント回路基板100Aは、ガラス層111をコア層として含むことができるため、様々な状況でも反り制御が容易であり得る。また、ガラス層111に様々な深さの第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4を形成することができ、このような様々な深さの第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4に第1~第4受動素子151、152、153、154を適宜配置することができ、必要に応じて、貫通キャビティHをさらに形成することができ、貫通キャビティHに電子部品155を配置することができる。このとき、第1~第4受動素子151、152、153、154と電子部品155は様々な種類のキャパシタを含むことができる。したがって、基板内の様々な位置に様々な種類のキャパシタを配置することができるため、電力効率を改善することができ、信号完全性(SI)及びパワー完全性(PI)の特性を改善することができる。また、第1及び第3受動素子151、153を互いに並列に連結することができ、第2及び第4受動素子152、154を並列に連結することができる。したがって、キャパシタンスの増加、寄生インダクタンス(ESL)の減少、パワー経路の減少などの効果を有することができる。
【0026】
一方、一例によるプリント回路基板100Aは、第1及び第2ブラインドキャビティC1、C2の底面上に配置された第1配線層121、第3及び第4ブラインドキャビティC3、C4の底面上に配置された第2配線層122、ガラス層111の上面及び下面上にそれぞれ配置された第3及び第4配線層123、124、絶縁層112の上面及び下面上にそれぞれ配置された第5及び第6配線層125、126、第1及び第3ブラインドキャビティC1、C3の間と第2及び第4ブラインドキャビティC2、C4の間でガラス層111を貫通する第1ビア層131、ガラス層111の上面及び下面の間を貫通する第2ビア層132、絶縁層112の上側の一部を貫通する第3ビア層133、及び絶縁層112の下側の一部を貫通する第4ビア層134をさらに含むことができる。第1~第4受動素子151、152、153、154はそれぞれシリコン貫通ビアvを含むことができ、第1~第4受動素子151、152、153、154のそれぞれのシリコン貫通ビアvは、第1電気連結金属160を介して第1及び第2配線層121、122のそれぞれの少なくとも一部と連結されることができる。第1~第4受動素子151、152、153、154はそれぞれ接続パッドpを有することができ、第1~第4受動素子151、152、153、154のそれぞれの接続パッドpは、第3及び第4ビア層133、134のそれぞれの少なくとも一部を介して第5及び第6配線層125、126のそれぞれの少なくとも一部と連結されることができる。電子部品155は外部電極Pを有することができ、電子部品155の外部電極Pは、第3及び第4ビア層133、134のそれぞれの少なくとも一部を介して第5及び第6配線層125、126のそれぞれの少なくとも一部と連結されることができる。
【0027】
このように、一例によるプリント回路基板100Aは、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4のそれぞれの底面に第1及び第2配線層121、122が配置されることができ、第1~第4受動素子151、152、153、154が第1及び第2配線層121、122とそれぞれ連結されることができる。また、第1~第4受動素子151、152、153、154はそれぞれシリコン貫通ビアvを含むことができる。したがって、シリコンキャパシタの間の並列連結をより容易に実現することができる。また、第1~第4受動素子151、152、153、154及び電子部品155をより容易に基板内の第1~第6配線層121、122、123、124、125、126と電気的に連結することができる。したがって、電力効率をより効果的に改善することができ、信号完全性(SI)及びパワー完全性(PI)の特性をより効果的に改善することができる。また、キャパシタンスの増加、寄生インダクタンス(ESL)の減少、パワー経路の減少などをより効果的に実現することができる。
【0028】
以下では、図面を参照して一例によるプリント回路基板100Aの構成要素についてより詳細に説明する。
【0029】
ガラス層111は、非結晶質固体であるガラスを含むことができる。ガラスは、例えば、純粋な二酸化ケイ素(約100%のSiO)、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、アルミノケイ酸塩ガラス(alumino-silicate glass)などを含むことができる。但し、これに限定されるものではなく、代替的なガラス材料である、例えば、フッ素ガラス、リン酸ガラス、カルコゲンガラスなども材料として使用することができる。また、特定の物理的特性を有するガラスを形成するために、その他の添加剤をさらに含むこともできる。このような添加剤は、炭酸カルシウム(例えば、石灰)及び炭酸ナトリウム(例えば、ソーダ)だけでなく、マグネシウム、カルシウム、マンガン、アルミニウム、鉛、ホウ素、鉄、クロム、カリウム、硫黄及びアンチモンと、このような元素、並びに他の元素の炭酸塩及び/又は酸化物を含むことができる。ガラス層111は、ガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)などを含む有機絶縁材料、例えば、CCL(Copper Clad Laminate)、PPG(Prepreg)などとは区別される層であってもよい。例えば、ガラス層111は板ガラス(plate glass)を含むことができる。
【0030】
絶縁層112は絶縁物質を含むことができる。絶縁物質は、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂、ポリイミドのような熱可塑性樹脂、又は樹脂と共に無機フィラー、有機フィラー、及び/又はガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)を含む材料を含むことができる。例えば、絶縁物質はABF(Ajinomoto Build-up Film)、PPG(Prepreg)などの非感光性絶縁材であってもよいが、これに限定されるものではなく、それ以外にも他の高分子素材が用いられてもよい。また、絶縁物質は、PID(Photo Imageable Dielectric)などの感光性絶縁材であってもよい。絶縁層112は複数の層を含むことができるが、これらは硬化後の境界が不明瞭な場合がある。
【0031】
第1~第6配線層121、122、123、124、125、126はそれぞれ金属物質を含むことができる。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などを含むことができる。好ましくは、銅(Cu)を含むことができるが、これに限定されるものではない。第1~第6配線層121、122、123、124、125、126は、それぞれ設計デザインに応じて様々な機能を行うことができる。例えば、信号パターン、パワーパターン、グランドパターンなどを含むことができる。これらのパターンはそれぞれライン、プレーン、パッドなど様々な形態を有することができる。第1~第6配線層121、122、123、124、125、126は、それぞれ無電解めっき層(又は化学銅)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができる。あるいは、金属箔(又は銅箔)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができる。あるいは、金属箔(又は銅箔)、無電解めっき層(又は化学銅)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができる。無電解めっき層(又は化学銅)の代わりにスパッタリング層を含んでもよく、必要に応じて無電解めっき層(又は化学銅)及びスパッタリング層の両方を含んでもよい。
【0032】
第1及び第2ビア層131、132は金属物質を含むことができる。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などを含むことができる。好ましくは、銅(Cu)を含むことができるが、これに限定されるものではない。第1及び第2ビア層131、132はガラス貫通ビアを含むことができる。例えば、第1ビア層131のガラス貫通ビアは、めっきにより、ガラス層111を貫通する第1貫通孔131vを上述の金属物質で充填して形成されたPTH(Plated Through Hole)を含むことができる。第2ビア層132のガラス貫通ビアは、ガラス層111を貫通する第2貫通孔132vの壁面に上述の金属物質がめっきによりコンフォーマルに形成され、その内部に絶縁材が充填されたPTH(Plated Through Hole)を含むことができる。第1及び第2ビア層131、132は、ガラス貫通ビアが当該層の設計デザインに応じて様々な機能を行うことができる。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含むことができる。第1及び第2ビア層131、132は、無電解めっき層(又は化学銅)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。無電解めっき層の代わりにスパッタリング層が形成されてもよく、必要に応じて、無電解めっき層(又は化学銅)及びスパッタリング層の両方を含んでもよい。
【0033】
第3及び第4ビア層133、134はそれぞれ金属物質を含むことができる。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などを含むことができる。好ましくは、銅(Cu)を含むことができるが、これに限定されるものではない。第3及び第4ビア層133、134はそれぞれマイクロビアを含むことができる。マイクロビアは、ビアホールを充填するフィルドビア(filled VIA)であってもよく、又はビアホールの壁面に沿って配置されたコンフォーマルビア(conformal VIA)であってもよい。マイクロビアはスタック型(stacked type)及び/又はスタガ型(staggered type)に配置されることができる。第3及び第4ビア層133、134のマイクロビアは、当該層の設計デザインに応じて様々な機能を行うことができる。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含むことができる。第3及び第4ビア層133、134は、それぞれ無電解めっき層(又は化学銅)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。無電解めっき層の代わりにスパッタリング層が形成されてもよく、両方を含んでもよい。第3及び第4ビア層133、134は、互いに反対方向にテーパ形状を有することができる。
【0034】
第1ビア層131は、第1及び第3ブラインドキャビティC1、C3の間と第2及び第4ブラインドキャビティC2、C4の間でガラス層111を貫通して第1及び第2配線層121、122のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結することができる。第2ビア層132は、ガラス層111の上面及び下面の間を貫通して第3及び第4配線層123、124のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結することができる。第3ビア層133は、絶縁層112の上側の一部を貫通して第3及び第5配線層123、125のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結することができる。第4ビア層134は、絶縁層112の下側の一部を貫通して第4及び第6配線層124、126のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結することができる。
【0035】
第1~第4受動素子151、152、153、154はそれぞれチップ型のキャパシタを含むことができる。チップ型のキャパシタはシリコンキャパシタを含むことができる。それぞれのシリコンキャパシタは、接続パッドpとシリコン貫通ビアvとを含むことができる。接続パッドpとシリコン貫通ビアvはそれぞれ、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などの金属物質を含むことができる。第1~第4受動素子151、152、153、154は、互いに同一又は異なる厚さを有することができる。例えば、第1及び第3受動素子151、153は互いに実質的に厚さが同一であってもよい。また、第1及び第3受動素子151、153と第2及び第4受動素子152、154とは互いに厚さが異なってもよい。このような観点から、第1及び第3ブラインドキャビティC1、C3は互いに実質的に深さが同一であってもよい。また、第1及び第3ブラインドキャビティC1、C3と第2及び第4ブラインドキャビティC2、C4とは互いに深さが異なってもよい。但し、これは一例に過ぎず、第1~第4受動素子151、152、153、154及び第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C4、C4の厚さ及び深さがより多様な関係を有してもよいことは勿論である。第1~第4受動素子151、152、153、154がそれぞれ第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4に配置されることは、第1~第4受動素子151、152、153、154のそれぞれの少なくとも一部が、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4内に配置されることを含むことができる。
【0036】
電子部品155はチップ型の部品であってもよく、能動部品又は受動部品であってもよい。例えば、揮発性メモリ(例えば、DRAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM)、フラッシュメモリなどのメモリチップ;セントラルプロセッサ(例えば、CPU)、グラフィックプロセッサ(例えば、GPU)、デジタル信号プロセッサ、暗号化プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラなどのアプリケーションプロセッサチップ;アナログ-デジタルコンバータ、ASIC(application-specific IC)などのロジックチップなどの能動部品であってもよい。あるいは、高周波インダクタ、フェライトインダクタ、パワーインダクタ、フェライトビーズ、LTCC(low Temperature Co-Firing Ceramics)、EMI(Electro Magnetic Interference)フィルタ、MLCC(Multi-Layer Ceramic Condenser)などの受動部品であってもよい。好ましくは、電子部品155は、MLCC(Multi-Layer Ceramic Condenser)のようなセラミックキャパシタであってもよい。電子部品155は、外部電極Pが銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などの金属物質を含むことができる。電子部品155が貫通キャビティHに配置されることは、電子部品155の少なくとも一部が貫通キャビティH内に配置されることを含むことができる。
【0037】
第1電気連結金属160は、低融点金属、例えば、錫(Sn)-アルミニウム(Al)-銅(Cu)などの半田などで形成されてもよいが、これは一例に過ぎず、材質が特にこれに限定されるものではない。第1電気連結金属160は多重層又は単一層で形成されてもよい。多重層で形成される場合には、銅ピラー(pillar)及び半田を含むことができ、単一層で形成される場合には、錫-銀半田や銅を含むことができるが、やはりこれに限定されるものではない。
【0038】
図4は、図3のプリント回路基板の変形例を概略的に示す断面図である。
【0039】
図面を参照すると、変形例によるプリント回路基板500Aは、上述した一例によるプリント回路基板100Aにおいて、絶縁層112の上面及び下面上にそれぞれ配置された第1及び第2ビルドアップ絶縁層113、114、第1ビルドアップ絶縁層113の上面上に配置された第1ビルドアップ配線層127、第2ビルドアップ絶縁層114の下面上に配置された第2ビルドアップ配線層128、第1ビルドアップ絶縁層113を貫通する第1ビルドアップビア層135、第2ビルドアップ絶縁層114を貫通する第2ビルドアップビア層136、第1ビルドアップ絶縁層113の上面上に配置され、第1ビルドアップ配線層127の少なくとも一部を覆う第1レジスト層141、第2ビルドアップ絶縁層114の下面上に配置され、第2ビルドアップ配線層128の少なくとも一部を覆う第2レジスト層142、第1レジスト層141上に配置され、第2電気連結金属210を介して第1ビルドアップ配線層127と連結された半導体チップ200をさらに含むことができる。
【0040】
このように、変形例によるプリント回路基板500Aは、上述した一例によるプリント回路基板100Aを、内部に第1~第4受動素子151、152、153、154及び電子部品155が内蔵されたパッケージ基板として含むことができ、その上に半導体チップ200が実装された半導体パッケージの形態を有することができる。
【0041】
以下では、図面を参照して変形例によるプリント回路基板500Aの構成要素についてより詳細に説明する。
【0042】
第1及び第2ビルドアップ絶縁層113、114はそれぞれ絶縁物質を含むことができる。絶縁物質は、エポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂、ポリイミドのような熱可塑性樹脂、又は樹脂と共に無機フィラー、有機フィラー、及び/又はガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、Glass Fabric)を含む材料を含むことができる。例えば、絶縁物質はABF(Ajinomoto Build-up Film)、PPG(Prepreg)等の非感光性絶縁材であってもよいが、これに限定されるものではなく、それ以外にも他の高分子素材が用いられてもよく、PID(Photo Imageable Dielectric)などの感光性絶縁材であってもよい。
【0043】
第1及び第2ビルドアップ配線層127、128はそれぞれ金属物質を含むことができる。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などを含むことができる。好ましくは、銅(Cu)を含むことができるが、これに限定されるものではない。第1及び第2ビルドアップ配線層127、128は、それぞれ設計デザインに応じて様々な機能を行うことができる。例えば、信号パターン、パワーパターン、グランドパターンなどを含むことができる。これらのパターンはそれぞれライン、プレーン、パッドなど様々な形態を有することができる。第1及び第2ビルドアップ配線層127、128は、それぞれ無電解めっき層(又は化学銅)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができる。あるいは、金属箔(又は銅箔)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができる。あるいは、金属箔(又は銅箔)、無電解めっき層(又は化学銅)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができる。無電解めっき層(又は化学銅)の代わりにスパッタリング層を含んでもよく、必要に応じて両方を含んでもよい。
【0044】
第1及び第2ビルドアップビア層135、136はそれぞれ金属物質を含むことができる。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、錫(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/又はこれらの合金などを含むことができる。好ましくは、銅(Cu)を含むことができるが、これに限定されるものではない。第1及び第2ビルドアップビア層135、136はそれぞれマイクロビアを含むことができる。マイクロビアは、ビアホールを充填するフィルドビア(filled VIA)であってもよく、又はビアホールの壁面に沿って配置されたコンフォーマルビア(conformal VIA)であってもよい。マイクロビアはスタック型(stacked type)及び/又はスタガ型(staggered type)に配置されることができる。第1及び第2ビルドアップビア層135、136のマイクロビアは、当該層の設計デザインに応じて様々な機能を行うことができる。例えば、グランドビア、パワービア、信号ビアなどを含むことができる。第1及び第2ビルドアップビア層135、136は、それぞれ無電解めっき層(又は化学銅)及び電解めっき層(又は電気銅)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。無電解めっき層の代わりにスパッタリング層が形成されてもよく、両方を含んでもよい。第1及び第2ビルドアップビア層135、136は、互いに反対方向にテーパ形状を有することができる。第1ビルドアップビア層135は、第5配線層125及び第1ビルドアップ配線層127のそれぞれの一部を互いに連結することができる。第2ビルドアップビア層136は、第6配線層126及び第2ビルドアップ配線層128のそれぞれの一部を互いに連結することができる。
【0045】
第1及び第2レジスト層141、142は、それぞれ液状又はフィルム型の半田レジスト(Solder Resist)を含むことができるが、これに限定されるものではなく、ABF等の他の種類の絶縁材を含むこともできる。第1及び第2レジスト層141、142は、それぞれ第1及び第2ビルドアップ配線層127、128のそれぞれの少なくとも一部を露出させる開口を有することができ、露出したパターン上には、必要に応じて表面処理層が形成されてもよい。
【0046】
半導体チップ200は、数百~数百万個以上の素子が一つのチップ内に集積化された集積回路(IC:Integrated Circuit)ダイ(Die)を含むことができる。このとき、集積回路は、例えば、セントラルプロセッサ(例えば、CPU)、グラフィックプロセッサ(例えば、GPU)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ、暗号化プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、アプリケーションプロセッサ(例えば、AP)、アナログ-デジタルコンバータ、ASIC(application-specific IC)などのロジックチップであってもよいが、これらに限定されるものではなく、揮発性メモリ(例えば、DRAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM)、フラッシュメモリ、HBM(High Bandwidth Memory)などのメモリチップ、又はPMIC(Power Management IC)のような他の種類であってもよいことは言うまでもない。
【0047】
半導体チップ200は、アクティブウエハに基づいて形成されたものであってもよく、この場合、それぞれの本体をなす母材としては、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウムヒ素(GaAs)などが使用されてもよい。本体には様々な回路が形成されていてもよい。本体には接続パッドが形成されることができ、接続パッドはアルミニウム(Al)、銅(Cu)などの導電性物質を含むことができる。半導体チップ200はベアダイ(bare die)であってもよく、この場合、接続パッド上には金属バンプが配置されてもよい。半導体チップ200は、パッケージ化されたダイ(packaged die)であってもよく、この場合、接続パッド上にさらに再配線層が形成され、再配線層上に金属バンプが配置されてもよい。
【0048】
第2電気連結金属210は、低融点金属、例えば、錫(Sn)-アルミニウム(Al)-銅(Cu)などの半田などで形成されてもよいが、これは一例に過ぎず、材質が特にこれに限定されるものではない。第2電気連結金属210は、多重層又は単一層で形成されてもよい。多重層で形成される場合には、銅ピラー(pillar)及び半田を含むことができ、単一層で形成される場合には、錫-銀半田や銅を含むことができるが、やはりこれに限定されるものではない。
【0049】
その他の内容は、上述した一例によるプリント回路基板100Aで説明したものと実質的に同一であるため、重複説明は省略する。
【0050】
図5a~図5gは、図3のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
【0051】
図5aを参照すると、ガラス層111を準備する。ガラス層111は板ガラス(plate glass)の形態であってもよい。次に、ガラス層111に第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4と貫通キャビティHと第2貫通孔132vとを形成する。第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4と貫通キャビティHと第2貫通孔132vは、マスクを用いるエッチングにより形成することができるが、これに限定されるものではない。一方、ガラス層111を用いる場合、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4の深さを調節することが容易であり、様々な深さの形成が可能となり得る。また、ガラス層111は、高剛性の性質を有するため、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4の間の間隔が狭くても、変形リスクを下げることができる。
【0052】
図5bを参照すると、ガラス層111に第1貫通孔131vを形成する。第1貫通孔131vもマスクを用いるエッチングにより形成することができるが、これに限定されるものではない。この場合にも、ガラス層111によって上述した効果を有することができる。
【0053】
図5cを参照すると、ガラス層111に第1及び第2配線層121、122と第1ビア層131とを形成する。第1及び第2配線層121、122と第1ビア層131は、めっき工程で形成することができ、例えば、AP(Additive Process)、SAP(Semi AP)、MSAP(Modified SAP)、TT(Tenting)などを用いて形成することができる。
【0054】
図5dを参照すると、ガラス層111に第3及び第4配線層123、124と第2ビア層132とを形成する。第3及び第4配線層123、124と第2ビア層132もめっき工程で形成することができ、例えば、AP(Additive Process)、SAP(Semi AP)、MSAP(Modified SAP)、TT(Tenting)などを用いて形成することができる。第2ビア層132を形成する際、めっき工程後にプラッギング工程をさらに行うことができる。
【0055】
図5eを参照すると、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4に第1~第4受動素子151、152、153、154をそれぞれ配置する。このとき、第1~第4受動素子151、152、153、154は、第1電気連結金属160を介して第1及び第2配線層121、122と連結されてもよい。一方、ガラス層111を用いる場合、狭い間隔上で半田付けを行っても、熱による変形リスクを下げることができる。
【0056】
図5fを参照すると、電子部品155を貫通キャビティHに配置する。例えば、ガラス層111の下側にテープ310を付着した後、電子部品155をテープ310に付着する方法で貫通キャビティHに配置することができる。
【0057】
図5gを参照すると、絶縁層112を形成する。絶縁層112は、テープ310上に一部が形成され、テープ310を除去した領域に他の一部が形成される方法で形成されることができる。絶縁層112は、PET(PolyEthylene Terephthalate)などのフィルムに付着した状態で、ラミネーション工程で形成することができる。次に、絶縁層112に第5及び第6配線層125、126と第3及び第4ビア層133、134とを形成する。第3及び第4ビア層133、134を形成するためのビアホールは、レーザドリル等により形成することができる。第5及び第6配線層125、126と第3及び第4ビア層133、134もめっき工程で形成することができ、例えば、AP(Additive Process)、SAP(Semi AP)、MSAP(Modified SAP)、TT(Tenting)などを用いて形成することができる。
【0058】
一連の過程を通じて、上述した一例によるプリント回路基板100Aを製造することができ、その他の重複説明は省略する。
【0059】
図6は、プリント回路基板の他の一例を概略的に示す断面図であり、図7は、図6のプリント回路基板の変形例を概略的に示す断面図である。
【0060】
図面を参照すると、他の一例によるプリント回路基板100B及び変形例によるプリント回路基板500Bは、上述した一例によるプリント回路基板100A及び変形例によるプリント回路基板500Aにおいて、第1~第4配線層121、122、123、124のそれぞれとガラス層111の間に配置された絶縁材170、及び絶縁材170を貫通し、第1~第4配線層121、122、123、124と第1及び第2ビア層131、132のそれぞれの少なくとも一部を互いに連結する第5ビア層137をさらに含むことができる。絶縁材170は、絶縁層112で説明した絶縁物質を含むことができる。絶縁材170を介してガラス層111を保護することができ、絶縁層112との密着力を改善することができる。また、第1~第4配線層121、122、123、124との密着力を改善することができ、第1~第4配線層121、122、123、124を形成するためのめっきをより容易に行うことができる。一方、第5ビア層137との電気的導通及びより容易な連結のために、第2ビア層132のガラス貫通ビアは、第1ビア層131のガラス貫通ビアと同様に、プラッギングなしにめっきのみで充填されてもよい。
【0061】
その他の内容は、上述の一例によるプリント回路基板100A及び変形例によるプリント回路基板500Aで説明したものと実質的に同一であるため、重複説明は省略する。
【0062】
図8a~図8hは、図6のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
【0063】
図8a及び図8bを参照すると、上述した図5a及び図5bで説明したように、ガラス層111を準備する。次に、ガラス層111に第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4と貫通キャビティHと第1及び第2貫通孔131v、132vとを形成する。
【0064】
図8cを参照すると、ガラス層111に第1及び第2ビア層131、132を形成する。第1及び第2ビア層131、132は、めっき工程を用いて、第1及び第2貫通孔131v、132vを金属物質で充填して形成することができる。
【0065】
図8dを参照すると、絶縁材170を形成する。例えば、ガラス層111の上面及び下面と第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4のそれぞれの底面上に絶縁材170をコーティングする。
【0066】
図8eを参照すると、絶縁材170に第1~第4配線層121、122、123、124及び第5ビア層137を形成する。第1~第4配線層121、122、123、124及び第5ビア層137はめっき工程で形成することができ、例えば、AP(Additive Process)、SAP(Semi AP)、MSAP(Modified SAP)、TT(Tenting)などを用いて形成することができる。
【0067】
図8f~図8hを参照すると、上述した図5e~図5gで説明したように、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4に第1~第4受動素子151、152、153、154をそれぞれ配置する。次に、電子部品155を貫通キャビティHに配置する。次に、絶縁層112を形成する。次に、絶縁層112に第5及び第6配線層125、126と第3及び第4ビア層133、134とを形成する。
【0068】
一連の過程を通じて、上述した他の一例によるプリント回路基板100Bを製造することができ、その他の重複説明は省略する。
【0069】
図9は、プリント回路基板の他の一例を概略的に示す断面図であり、図10は、図9のプリント回路基板の変形例を概略的に示す断面図である。
【0070】
図面を参照すると、他の一例によるプリント回路基板100C及び変形例によるプリント回路基板500Cは、上述した他の一例によるプリント回路基板100B及び変形例によるプリント回路基板500Bにおいて、絶縁材170が第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4及び貫通キャビティHのそれぞれの壁面上に延びることができる。これにより、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4及び貫通キャビティHのそれぞれの壁面を保護することができ、絶縁層112との密着力をより改善することができる。
【0071】
その他の内容は、上述した一例によるプリント回路基板100A及び変形例によるプリント回路基板500A、並びに上述した他の一例によるプリント回路基板100B及び変形例によるプリント回路基板500Bで説明したものと実質的に同一であるため、重複説明は省略する。
【0072】
図11a~図11hは、図9のプリント回路基板の製造の一例を概略的に示す工程断面図である。
【0073】
図11a~図11cを参照すると、上述した図5a及び図5bと図8a~図8cで説明したように、ガラス層111を準備する。次に、ガラス層111に第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4と貫通キャビティHと第1及び第2貫通孔131v、132vとを形成する。次に、ガラス層111に第1及び第2ビア層131、132を形成する。
【0074】
図11dを参照すると、絶縁材170を形成する。例えば、ガラス層111の上面及び下面と第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4のそれぞれの底面及び壁面と貫通キャビティHの壁面上に絶縁材170をコーティングする。
【0075】
図11e~図11hを参照すると、上述した図5e~図5g及び図8e~図8hで説明したように、絶縁材170に第1~第4配線層121、122、123、124及び第5ビア層137を形成する。次に、第1~第4ブラインドキャビティC1、C2、C3、C4に第1~第4受動素子151、152、153、154をそれぞれ配置する。次に、電子部品155を貫通キャビティHに配置する。次に、絶縁層112を形成する。次に、絶縁層112に第5及び第6配線層125、126と第3及び第4ビア層133、134とを形成する。
【0076】
一連の過程を通じて、上述した他の一例によるプリント回路基板100Cを製造することができ、その他の重複説明は省略する。
【0077】
本発明において、「覆う」という表現は、全体的に覆う場合だけでなく、少なくとも一部を覆う場合を含むことができ、さらに、直接覆う場合だけでなく、間接的に覆う場合も含むことができる。また、「充填する」という表現は、完全に充填する場合だけでなく、概ね充填する場合を含むことができ、例えば、一部の空隙やボイドなどが存在する場合を含むことができる。
【0078】
本発明において、断面上における意味は、対象物を垂直に切断したときの断面形状、又は対象物を垂直に切断したときの断面形状、又は対象物をサイドビューで見たときの断面形状を意味することができる。また、平面上における意味は、対象物を水平に切断したときの平面形状、又は対象物をトップビュー又はボトムビューで見たときの平面形状を意味することができる。
【0079】
本発明において、「厚さ、幅、長さ、深さ」などは、それぞれプリント回路基板を研磨又は切断した断面を基準に走査顕微鏡や光学顕微鏡などで測定することができる。切断断面は垂直断面又は水平断面であることができ、必要な切断断面を基準にそれぞれの数値を測定することができる。数値が一定でない場合には、任意の5点で測定した値の平均値で数値を決定することができる。ビアやキャビティの上端部及び/又は下端部の幅は、基板において厚さ方向にビアの中心軸を切った断面上で測定することができる。ビアやキャビティの深さは、基板において厚さ方向に各対象の中心軸を切った断面上で各対象の上端部から下端部までの距離で測定することができる。
【0080】
本発明において、「下側、下部、下面」などは、便宜上、図面の断面を基準に下方の方向を意味するものとして使用し、「上側、上部、上面」などは、その反対方向を意味するものとして使用している。また、「側部、側面」などは、上面及び下面と垂直な方向を意味するものとして使用している。なお、厚さ方向は、下側、下部、下面、上側、上部、上面などと同様に、図面の断面を基準に下方及び/又は上方の方向を意味するものとして使用している。但し、これは説明の便宜上、方向を定義したものであり、特許請求の範囲の権利範囲がこのような方向に対する記載によって特に限定されるものではなく、上/下の概念はいつでも変更することができる。
【0081】
本発明において、「連結される」とは、直接連結されることだけでなく、接着剤層などを介して間接的に連結されることを含む概念である。また、「電気的に連結される」とは、物理的に連結された場合及び連結されていない場合の両方を含む概念である。さらに、「第1、第2」などの表現は、ある構成要素と他の構成要素とを区分するために使用されるものであって、当該構成要素の順序及び/又は重要度などを限定しない。場合によっては、権利範囲を逸脱しない範囲内で、第1構成要素は第2構成要素と命名されてもよく、同様に、第2構成要素は第1構成要素と命名されてもよい。
【0082】
本発明で使用される「一例」という表現は、互いに同じ実施形態を意味するものではなく、それぞれ互いに異なる固有の特徴を強調して説明するために提供されたものである。しかし、上記提示された一例は、他の一例の特徴と結合して実現されることを排除しない。例えば、特定の一例で説明された事項が、他の一例に説明されていなくても、他の一例において、その事項と反対又は矛盾する説明がない限り、他の一例に関連する説明として理解することができる。
【0083】
本発明で使用される用語は、単に一例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。このとき、単数の表現は、文脈上明らかに異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。
【符号の説明】
【0084】
1000:電子機器
1010:メインボード
1020:チップ関連部品
1030:ネットワーク関連部品
1040:その他の部品
1050:カメラ
1060:アンテナ
1070:ディスプレイ
1080:バッテリ
1090:信号ライン
1100:スマートフォン
1110:マザーボード
1120:部品
1121:部品パッケージ
1130:カメラモジュール
1140:スピーカ
100A、100B、100C、500A、500B、500C:プリント回路基板
111:ガラス層
112:絶縁層
113、114:ビルドアップ絶縁層
121、122、123、124、125、126:配線層
127、128:ビルドアップ配線層
131、132、133、134、137:ビア層
131v、132v:貫通孔
135、136:ビルドアップビア層
141、142:レジスト層
151、152、153、154:受動素子
155:電子部品
C1、C2、C3、C4:ブラインドキャビティ
H:貫通キャビティ
p:接続パッド
v:シリコン貫通ビア
P:外部電極
200:半導体チップ
160、210:電気連結金属
310:テープ
図1
図2
図3
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