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特開2025-3395アイウェア用レンズ結合機構および関連方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025003395
(43)【公開日】2025-01-09
(54)【発明の名称】アイウェア用レンズ結合機構および関連方法
(51)【国際特許分類】
   G02C 1/06 20060101AFI20241226BHJP
【FI】
G02C1/06
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024099653
(22)【出願日】2024-06-20
(31)【優先権主張番号】63/522,291
(32)【優先日】2023-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/232,160
(32)【優先日】2023-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】524235371
【氏名又は名称】マーション アイウェア, インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Marchon Eyewear, Inc.
【住所又は居所原語表記】35 Hub Drive, Melville, New York 11747, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コンウェイ, シャルロット
(57)【要約】      (修正有)
【課題】異なる用途のためにレンズを交換できるアイウェアを提供する。
【解決手段】アイウェアアセンブリは、(1)左テンプルと右テンプルとを有するフレームであって、前記左テンプルに隣接する外側レンズループ支持部分を含み、前記外側レンズループ支持部分がラッチ機構受容凹部を画定している、フレームと、(2)レンズと、ラッチ機構受容切除部を画定する外側レンズループとを備えるレンズアセンブリであって、前記ラッチ機構受容切除部が、前記ラッチ機構受容凹部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有する、レンズアセンブリと、(3)前記左テンプルに隣接する前記フレームに回転可能に結合されたレンズアセンブリラッチ機構と、を備える。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイウェアであって、
フレームであって、
左レンズ突出部受容凹部および右レンズ突出部受容凹部を画定するブリッジ部分、
前記ブリッジ部分から両側に延びる眉部分、
前記眉部分の左端に隣接して配置された左レンズループ支持部分であって、左ラッチ機構受容凹部を画定する左レンズループ支持部分、および
前記眉部分の右端に隣接して配置された右レンズループ支持部分であって、右ラッチ機構受容凹部を画定する右レンズループ支持部分、を備えるフレームと、
前記眉部分の左端に隣接して前記眉部分に回転可能に結合された左レンズアセンブリラッチ機構であって、前記左ラッチ機構受容凹部のプロファイルに対応する第1のプロファイルを有する左ラッチ機構突出部を備える、左レンズアセンブリラッチ機構と、
前記眉部分の左端に隣接して前記眉部分に回転可能に結合された右レンズアセンブリラッチ機構であって、前記右ラッチ機構受容凹部のプロファイルに対応する第2のプロファイルを有する右ラッチ機構突出部を備える、右レンズアセンブリラッチ機構と、
左レンズアセンブリであって、
前記左レンズアセンブリの上側から内側に延びる左内側アイウェアフレーム係合突出部、および
前記左レンズアセンブリの上側から外側に延びる左レンズループであって、前記第1のプロファイルを有する左ラッチ機構受容切除部を画定する左レンズループ、を備える左レンズアセンブリと、
右レンズアセンブリであって、
前記右レンズアセンブリの上側から内側に延びる右内側アイウェアフレーム係合突出部、および
前記右レンズアセンブリの上側から外側に延びる右レンズループであって、前記第2のプロファイルを有する右ラッチ機構受容切除部を画定する右レンズループ、を備える右レンズアセンブリと、
を備え、
前記左レンズ突出部受容凹部は、前記左内側アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成され、
前記右レンズ突出部受容凹部は、前記右内側アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成され、
前記左レンズアセンブリラッチ機構は、前記左レンズ内側アイウェアフレーム係合突出部が前記左レンズ突出部受容凹部に配置され、前記左レンズアセンブリラッチ機構がラッチされた位置にあるときに、前記左レンズアセンブリラッチ機構が前記眉部分に隣接する前記左レンズアセンブリを保持するように構成されるように、ラッチされていない位置と、前記左ラッチ機構突出部が前記左ラッチ機構受容切除部を通って延び、前記左ラッチ機構受容凹部によって少なくとも部分的に受け入れられるラッチされた位置との間で回転するように構成され、
前記右レンズアセンブリラッチ機構は、前記右レンズ内側アイウェアフレーム係合突出部が前記右レンズ突出部受容凹部に配置され、前記右レンズアセンブリラッチ機構がラッチされた位置にあるときに、前記右レンズアセンブリラッチ機構が前記眉部分に隣接する前記右レンズアセンブリを保持するように構成されるように、ラッチされていない位置と、前記右ラッチ機構突出部が前記右ラッチ機構受容切除部を通って延び、前記右ラッチ機構受容凹部によって少なくとも部分的に受け入れられるラッチされた位置との間で回転するように構成されているアイウェア。
【請求項2】
請求項1に記載のアイウェアであって、
前記左レンズループ支持部分は、前記左ラッチ機構受容凹部に隣接する下面と上面を画定し、
前記左レンズループは、上側ループ部分と下側ループ部分を備え、
前記左レンズアセンブリラッチ機構は、前記左ラッチ機構突出部に隣接する上側レンズループ係合部分および下側レンズループ係合部分を画定し、
前記上側ループ部分は、前記左レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記上面と前記上側レンズループ係合部分との間に挟まれ、
前記下側ループ部分は、前記左レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記下面と前記下側レンズループ係合部分との間に挟み込まれるアイウェア。
【請求項3】
請求項1記載のアイウェアであって、
前記左レンズ突出部受容凹部と前記右レンズ突出部受容凹部は、前記ブリッジ部分の対向する部分に配置されているアイウェア。
【請求項4】
請求項1に記載のアイウェアであって
前記右ラッチ機構突出部は、前記右レンズアセンブリラッチ機構の本体から第1の距離だけ延び、
前記右レンズループは第2の厚さを有し、前記第1の距離は前記第2の厚さより大きいアイウェア。
【請求項5】
請求項4に記載のアイウェアであって、
前記右ラッチ機構受容凹部は第3の深さを有し、
前記第1の距離は、前記第2の厚さと前記第3の深さを合わせた距離に実質的に対応する距離であるアイウェア。
【請求項6】
請求項1に記載のアイウェアであって
前記左レンズアセンブリは、前記左レンズアセンブリの上縁の少なくとも一部に沿って配置された上側フレーム係合突出部を備え、
前記フレームは、前記眉部分に沿って、前記上側フレーム係合突出部に対応する上側フレーム突出部受容凹部を画定し、
前記上側フレーム突出部受容凹部は、前記左レンズ内側アイウェアフレーム係合突出部が前記左レンズ突出部受容凹部に配置され、前記左レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記上側フレーム係合突出部を受け入れ、支持するように構成されているアイウェア。
【請求項7】
請求項1に記載のアイウェアであって
前記左レンズアセンブリは、第1のレンズを支持するように構成され、
前記右レンズアセンブリは、第2のレンズを支持するように構成されているアイウェア。
【請求項8】
アイウェアアセンブリであって、
左テンプル部分と右テンプル部分を備えるアイウェアフレームであって、前記左テンプル部分に隣接する外側レンズループ支持部分を備え、前記外側レンズループ支持部分がラッチ機構受容凹部を画定する、アイウェアフレームと、
レンズと、ラッチ機構受容切除部を画定する外側レンズループとを含むレンズアセンブリであって、前記ラッチ機構受容切除部は、前記ラッチ機構受容凹部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有する、レンズアセンブリと、
前記左テンプル部分に隣接して前記アイウェアフレームに回転可能に結合されたレンズアセンブリラッチ機構であって、前記レンズアセンブリラッチ機構は、
ラッチ機構本体と
前記ラッチ機構本体から延びるラッチ機構突出部であって、前記ラッチ機構受容切除部の前記幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを備える、ラッチ機構突出部と、を備え、
前記レンズアセンブリラッチ機構は、ラッチされていない位置と、ラッチされた位置であって、前記ラッチ機構突出部が、前記ラッチ機構受容切除部を通って前記ラッチ機構受容凹部に延び、
前記外側レンズループ支持部分が、前記外側レンズループに係合し、
前記ラッチ機構突出部が、前記レンズアセンブリラッチ機構が前記外側レンズループ支持部分に対して前記外側レンズループを保持するように、前記ラッチ機構受容切除部とラッチ機構受容凹部の少なくとも一部とに係合する、ラッチされた位置との間で回転するように構成されているアイウェアアセンブリ。
【請求項9】
請求項8に記載のアイウェアアセンブリであって
前記レンズアセンブリは、前記レンズアセンブリから延びるアイウェアフレーム係合突出部を備え、
前記アイウェアフレームは、前記アイウェアフレーム係合突出部に対応し、前記アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成されたレンズ突出部受容凹部を画定し、
前記アイウェアフレームは、前記レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあり、前記アイウェアフレームに隣接して前記レンズアセンブリを支持しているときに、前記レンズ突出部受容凹部に前記アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成されているアイウェアアセンブリ。
【請求項10】
請求項9に記載のアイウェアアセンブリであって
前記レンズアセンブリは、レンズフレーム部分を備え、
前記レンズフレーム部分は、前記レンズフレーム部分内でレンズを支持するように構成され、
前記アイウェアフレーム係合突出部は、前記レンズフレーム部分から延び、
前記外側レンズループは、アイウェアフレーム係合突出部から前記レンズフレーム部分の対向する部分に前記レンズフレーム部分から延びているアイウェアアセンブリ。
【請求項11】
請求項10に記載のアイウェアアセンブリであって、
前記レンズアセンブリは、前記レンズフレーム部分と前記レンズと一体的に形成されているアイウェアアセンブリ。
【請求項12】
請求項8に記載のアイウェアアセンブリであって、
前記外側レンズループ支持部分は、前記ラッチ機構受容凹部の少なくとも一部の周囲に第1のレンズループ支持面を画定し、
前記ラッチ機構本体は、前記ラッチ機構突出部の少なくとも一部の周囲に第2のレンズループ支持面を画定し、
前記第2のレンズループ支持面は、前記レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記第1のレンズループ支持面に対して前記外側レンズループを挟むアイウェアアセンブリ。
【請求項13】
請求項8に記載のアイウェアアセンブリであって、
前記幾何学的プロファイルが実質的にD形状であるアイウェアアセンブリ。
【請求項14】
請求項8に記載のアイウェアアセンブリであって、
前記ラッチ機構突出部は、前記ラッチ機構本体から第1の距離だけ延び、
前記外側レンズループは、第2の厚さを有し、
前記第1の距離は、前記第2の厚さより大きいアイウェアアセンブリ。
【請求項15】
請求項14に記載のアイウェアアセンブリであって、
前記ラッチ機構受容凹部は、第3の深さを有し、
前記第1の距離は、前記第2の厚さと前記第3の深さを合わせた距離に実質的に対応する距離であるアイウェアアセンブリ。
【請求項16】
請求項8に記載のアイウェアアセンブリであって、
前記レンズアセンブリラッチ機構は、前記ラッチされていない位置と前記ラッチされた位置との間の前記レンズアセンブリラッチ機構の遷移を介して、前記レンズアセンブリを前記アイウェアフレームに結合し、前記レンズアセンブリを前記アイウェアフレームから切り離すように構成されているアイウェアアセンブリ。
【請求項17】
請求項8に記載のアイウェアアセンブリであって
前記アイウェアフレームは、前記右テンプル部分に隣接する第2の外側レンズループ支持部分を備え、前記第2の外側レンズループ支持部分は、第2のラッチ機構受容凹部を画定し、
前記レンズアセンブリは、ラッチ機構受容切除部を画定する第2の外側レンズループを含み、前記第2のラッチ機構受容切除部は、前記第2のラッチ機構受容凹部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有し、
前記アイウェアアセンブリは、前記右テンプル部分に隣接して前記アイウェアフレームに回転可能に結合された第2のレンズアセンブリラッチ機構をさらに含み、前記第2のレンズアセンブリラッチ機構は、
第2のラッチ機構本体と、
前記第2のラッチ機構本体から延びる第2のラッチ機構突出部であって、前記第2のラッチ機構受容切除部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有する、第2のラッチ機構突出部と、を備え、
前記第2のレンズアセンブリラッチ機構は、ラッチされていない位置と、ラッチされた位置であって、
前記第2のラッチ機構突出部が、前記第2のラッチ機構受容切除部を通って第2の前記ラッチ機構受容凹部に延び、
前記第2の外側レンズループ支持部分が、前記第2の外側レンズループに係合し、
前記第2のラッチ機構突出部が、前記第2のレンズアセンブリラッチ機構が前記第2の外側レンズループ支持部分に対して前記第2の外側レンズループを保持するように、前記第2のラッチ機構受容切除部と前記第2のラッチ機構受容凹部の少なくとも一部とに係合する、ラッチされた位置との間で回転するように構成されているアイウェアアセンブリ。
【請求項18】
交換可能なレンズアセンブリを有するアイウェアであって、
アイウェアフレームであって、
内側レンズ突出部受容凹部を画定するブリッジ、
前記ブリッジから伸びる左眉部分と右眉部分、および
前記左眉部分の端部から下方に延びる外側レンズループ支持部分であって、前記外側レンズループ支持部分の表面にラッチ機構受容凹部を画定する、外側レンズループ支持部分、を備えるアイウェアフレームと、
左レンズアセンブリであって、
前記左レンズアセンブリの右上部分から、前記内側レンズ突出部受容凹部の深さに対応する第1の距離だけ延びる、内側アイウェアフレーム係合突出部、および
前記左レンズアセンブリの右上部分から延び、ラッチ機構受容切除部を画定するレンズループ下側部分、レンズループ外側部分、およびレンズループ上側部分によって形成される外側レンズループであって、前記ラッチ機構受容切除部が、前記ラッチ機構受容凹部の形状に少なくとも部分的に対応する形状を有する、外側レンズループ、を備える左レンズアセンブリと、
前記左眉部分の端部に回転可能に結合されたレンズアセンブリラッチ機構であって、
ラッチ機構本体、および
前記ラッチ機構本体から、前記外側レンズループの厚さよりも大きい少なくとも第2の距離だけ延びるラッチ機構突出部であって、前記形状を有するラッチ機構突出部、を備えるレンズアセンブリラッチ機構と、
を備え、
前記内側レンズ突出部受容凹部は、前記内側アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成され、
前記レンズアセンブリのラッチ機構は、前記内側アイウェアフレーム係合突出部が前記内側レンズ突出部受容凹部に配置されたときに、前記ラッチ機構突出部が前記ラッチ機構受容切除部を通って前記ラッチ機構受容凹部内に少なくとも部分的に延びるように回転するように構成されている交換可能なレンズアセンブリを有するアイウェア。
【請求項19】
請求項18に記載の交換可能なレンズアセンブリを有するアイウェアであって、
前記形状が実質的にD形状であるアイウェア。
【請求項20】
請求項18に記載の交換可能なレンズアセンブリを有するアイウェアであって
前記レンズアセンブリラッチ機構は、前記ラッチ機構本体から延び、前記レンズループ外側部分の幅に対応する第3の距離だけ前記ラッチ機構受容凹部から離間しているヒンジ部分を備え、
前記ヒンジ部分は、前記アイウェアのヒンジと一体化するように構成され、
前記ラッチ機構突出部と前記ヒンジ部分は、前記レンズアセンブリラッチ機構が、前記ラッチ機構突出部が少なくとも部分的に前記ラッチ機構受容切除部を通ってラッチ機構受容凹部に延び、前記内側アイウェアフレーム係合突出部が前記内側レンズ突出部受容凹部に配置されるように位置合わせされたときに、前記レンズループ外側部分の対向する部分に係合するアイウェア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2023年6月21日に出願された米国仮特許出願シリアル番号63/522,291の利益を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に援用される。
【0002】
本開示は広く、レンズを一組のアイウェアに結合する機構に関する。
【背景技術】
【0003】
一組のアイウェアは通常、1つまたは複数のレンズ、フレーム、および1つまたは複数のテンプル部分を含む。アイウェアのユーザは、異なる用途のためにレンズを交換することを望む可能性がある。そのため、レンズをアイウェアフレームに結合するための改良された機構が必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
様々な実施形態によれば、アイウェアは、(1)左レンズ突出部受容凹部および右レンズ突出部受容凹部を画定するブリッジ部分と、(2)前記ブリッジ部分から両側に延びる眉部分と、(3)前記眉部分の左端に隣接して配置された左レンズループ支持部分であって、左ラッチ機構受容凹部を画定する左レンズループ支持部分と、(4)前記眉部分の右端に隣接して配置された右レンズループ支持部分であって、右ラッチ機構受容凹部を画定する右レンズループ支持部分と、を備えるフレームを備える。特定の実施形態では、前記アイウェアはさらに、(1)前記眉部分の左端に隣接して前記眉部分に回転可能に結合された左レンズアセンブリラッチ機構であって、前記左ラッチ機構受容凹部のプロファイルに対応する第1のプロファイルを有する左ラッチ機構突出部を備える、左レンズアセンブリラッチ機構と、(2)前記眉部分の左端に隣接して前記眉部分に回転可能に結合された右レンズアセンブリラッチ機構であって、前記右ラッチ機構受容凹部のプロファイルに対応する第2のプロファイルを有する右ラッチ機構突出部を備える、右レンズアセンブリラッチ機構と、(3)左レンズアセンブリと、(4)右レンズアセンブリと、を備える。様々な実施形態では、前記左レンズアセンブリは、(1)前記左レンズアセンブリの上側から内側に延びる左内側アイウェアフレーム係合突出部と、(2)前記左レンズアセンブリの上側から外側に延びる左レンズループと、を備え、前記左レンズループは、前記第1のプロファイルを有する左ラッチ機構受容切除部を画定する。様々な実施形態では、前記右レンズアセンブリは、(1)前記右レンズアセンブリの上側から内側に延びる右内側アイウェアフレーム係合突出部と、(2)前記右レンズアセンブリの上側から外側に延びる右レンズループと、を備え、前記右レンズループは、前記第2のプロファイルを有する右ラッチ機構受容切除部を画定する。特定の実施形態では、(1)前記左レンズ突出部受容凹部は、前記左内側アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成され、(2)前記右レンズ突出部受容凹部は、前記右内側アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成され、(3)前記左レンズアセンブリラッチ機構は、ラッチされていない位置と、ラッチされた位置であって、前記左レンズアセンブリラッチ機構が、前記左レンズ内側アイウェアフレーム係合突出部が前記左レンズ突出部受容凹部に配置され、前記左レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記左レンズアセンブリを前記眉部分に隣接して保持するように構成されるように、前記左ラッチ機構突出部が前記左ラッチ機構受容切除部を通って延び、前記左ラッチ機構受容凹部によって少なくとも部分的に受け入れられる、ラッチされた位置との間で回転するように構成され、(4)前記右レンズアセンブリラッチ機構は、ラッチされていない位置と、ラッチされた位置であって、前記右レンズ内側アイウェアフレーム係合突出部が前記右レンズ突出部受容凹部に配置され、前記右レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記右レンズアセンブリを前記眉部分に隣接して保持するように構成されるように、前記右ラッチ機構突出部が前記右ラッチ機構受容切除部を通って延び、前記右ラッチ機構受容凹部によって少なくとも部分的に受け入れられる、ラッチされた位置との間で回転するように構成されている。
【0005】
いくつかの態様では、前記左レンズループ支持部分は、前記左ラッチ機構受容凹部に隣接する下側面および上側面を画定し、前記左レンズループは、前記上側ループ部分および下側ループ部分を画定し、前記左レンズアセンブリラッチ機構は、前記左ラッチ機構突出部に隣接する上側レンズループ係合部分および下側レンズループ係合部分を画定する。様々な実施形態では、前記上側ループ部分は、前記左レンズアセンブリラッチ機構が、前記ラッチされた位置にあるときに、前記上側面と前記上側レンズループ係合部分との間に挟まれ、前記下側ループ部分は、前記左レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記下側面と前記下側レンズループ係合部分との間に挟まれる。特定の実施形態では、前記左レンズ突出部受容凹部および前記右レンズ突出部受容凹部は、前記ブリッジ部分の対向する部分に配置されている。特定の実施形態では、前記第1のプロファイルは前記第2のプロファイルの鏡像である。
【0006】
特定の実施形態では、前記右ラッチ機構突出部は、前記右レンズアッセンブリラッチ機構の本体から第1の距離だけ延び、前記右レンズループは、第2の厚さを有し、前記第1の距離は、第2の厚さよりも大きい。様々な実施形態では、前記右ラッチ機構受容凹部は、第3の深さを有し、前記第1の距離は、前記第2の厚さと前記第3の深さを合わせた距離に実質的に対応する距離である。いくつかの実施形態では、前記左レンズアセンブリは、前記左レンズアセンブリの上縁の少なくとも一部に沿って配置された上側フレーム係合突出部を備え、前記フレームは、前記上側フレーム係合突出部に対応する前記眉部分に沿った上側フレーム突出部受容凹部を画定し、前記上側フレーム突出部受容凹部は、前記左レンズ内側アイウェアフレーム係合突出部が前記左レンズ突出部受容凹部に配置され、前記左レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記上側フレーム係合突出部を受け入れ、支持するように構成されている。
【0007】
いくつかの実施形態では、前記左レンズアセンブリは、第1のレンズを支持するように構成され、前記右レンズアセンブリは、第2のレンズを支持するように構成されている。様々な実施形態では、前記左レンズアセンブリは、前記第1のレンズを備え、前記右レンズアセンブリは、前記第2のレンズを備える。特定の実施形態では、前記左レンズアセンブリは、第1のレンズからなり、前記右レンズアセンブリは、第2のレンズからなる。
【0008】
少なくとも1つの交換可能なレンズを備えたアイウェアは、様々な実施形態では、(1)内側レンズ突出部受容凹部を画定するブリッジと、(2)前記ブリッジから延びる左眉部分および右眉部分と、(3)前記左眉部分の端部から下方に延びる外側レンズループ支持部分と、を備えるアイウェアフレームを備える。様々な実施形態では、前記アイウェアはさらに、(1)前記左レンズの右上部分から、前記内側レンズ突出部受容凹部の深さに対応する第1の距離だけ延びる内側アイウェアフレーム係合突出部と、(2)前記左レンズの右上部分から延び、ある形状を有するラッチ機構受容切除部を画定するレンズループ下側部分、レンズループ外側部分、およびレンズループ上側部分によって形成される外側レンズループと、を備える左レンズを備える。他の実施形態では、前記アイウェアは、前記左眉部分の前記端部に回転可能に結合されたレンズアセンブリラッチ機構であって、(1)ラッチ機構本体と、(2)前記ラッチ機構本体から前記外側レンズループの厚さよりも大きい少なくとも第2の距離だけ延び、前記形状を有するラッチ機構突出部とを備えるレンズアセンブリラッチ機構とを備える。様々な実施形態では、前記内側レンズ突出部受容凹部は、前記内側アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成され、前記レンズアセンブリラッチ機構は、前記内側アイウェアフレーム係合突出部が前記内側レンズ突出部受容凹部に配置されたときに、前記ラッチ機構突出部が前記ラッチ機構受容切除部を通って延びるように回転するように構成されている。
【0009】
特定の実施形態によれば、アイウェアアセンブリは、(1)左テンプル部分と右テンプル部分とを備えるアイウェアフレームであって、前記左テンプル部分に隣接する外側レンズループ支持部分を備え、前記外側レンズループ支持部分がラッチ機構受容凹部を画定する、アイウェアフレームと、(2)レンズと、ラッチ機構受容切除部を画定する外側レンズループとを含むレンズアセンブリであって、前記ラッチ機構受容切除部が前記ラッチ機構受容凹部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有する、レンズアセンブリと、(3)前記左テンプル部分に隣接する前記アイウェアフレームに回転可能に結合されたレンズアセンブリラッチ機構と、を備える。いくつかの実施形態では、前記レンズアセンブリラッチ機構は、(1)ラッチ機構本体と、(2)前記ラッチ機構本体から延びるラッチ機構突出部であって、前記ラッチ機構受容切欠部の前記幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有するラッチ機構突出部と、を備える。いくつかの実施形態では、前記レンズアセンブリラッチ機構は、ラッチされていない位置と、ラッチされた位置であって、(1)前記ラッチ機構突出部が前記ラッチ機構受容切除部を通って前記ラッチ機構受容凹部に延び、(2)前記外側レンズループ支持部分が前記外側レンズループに係合し、(3)前記ラッチ機構突出部が前記レンズアセンブリラッチ機構が前記外側レンズループ支持部分に対して前記外側レンズループを保持するように、前記ラッチ機構受容切除部およびラッチ機構受容凹部の少なくとも一部に係合する、ラッチされた位置との間で回転するように構成されている。
【0010】
いくつかの実施形態では、前記レンズアセンブリは、前記レンズアセンブリから延びるアイウェアフレーム係合突出部を備え、前記アイウェアフレームは、前記アイウェアフレーム係合突出部に対応し、前記アイウェアフレーム係合突出部を受容するように構成されたレンズ突出部受容凹部を画定し、前記アイウェアフレームは、前記レンズアセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあり、前記アイウェアフレームに隣接して前記レンズアセンブリを支持するときに、前記レンズ突出部受容凹部に前記アイウェアフレーム係合突出部を受け入れるように構成されている。他の実施形態では、前記レンズアセンブリは、レンズフレーム部分を備え、前記レンズフレーム部分は、前記レンズフレーム部分内でレンズを支持するように構成され、前記アイウェアフレーム係合突出部は、前記レンズフレーム部分から延び、前記外側レンズループは、前記アイウェアフレーム係合突出部から前記レンズフレーム部分の対向する部分に前記レンズフレーム部分から延びている。特定の実施形態では、前記レンズアセンブリは、前記レンズフレーム部分と前記レンズとが一体的に形成されている。
【0011】
いくつかの実施形態では、前記外側レンズループ支持部分は、ラッチ機構受容凹部の少なくとも一部の周囲に第1のレンズループ支持面を画定し、前記ラッチ機構本体は、前記ラッチ機構突出部の少なくとも一部の周囲に第2のレンズループ支持面を画定し、前記第2のレンズループ支持面は、前記レンズアッセンブリラッチ機構が前記ラッチされた位置にあるときに、前記第1のレンズループ支持面に対して前記外側レンズループを挟む。様々な態様では、前記幾何学的プロファイルは実質的にD形状である。様々な実施形態では、前記ラッチ機構突出部は前記ラッチ機構本体から第1の距離に延び、前記外側レンズループは第2の厚さを有し、前記第1の距離は前記第2の厚さより大きい。いくつかの態様では、前記ラッチ機構受容凹部は第3の深さを有し、前記第1の距離は、前記第2の厚さと前記第3の深さを合わせた距離に実質的に対応する距離である。特定の実施形態では、前記レンズアセンブリラッチ機構は、前記ラッチされていない位置と前記ラッチされた位置との間の前記レンズアセンブリラッチ機構の遷移を介して、前記レンズアセンブリを前記アイウェアフレームに結合し、前記レンズアセンブリを前記アイウェアフレームから切り離すように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
この説明の過程で、必ずしも縮尺通りに描かれていない添付図面を参照する、
【0013】
図1図1は、本開示の様々な実施形態による一組のアイウェアの正面斜視図である、
【0014】
図2図2は、様々な実施形態による、レンズアセンブリがアイウェアフレームから切り離された、図1の一組のアイウェアの正面斜視図である、
【0015】
図3図3は、様々な実施形態によるレンズの正面詳細図である、
【0016】
図4図4は、アイウェアフレームに隣接して配置された図3に示すレンズの正面詳細図である、
【0017】
図5図5は、特定の実施形態によるアイウェアフレームの一部の詳細図である、
【0018】
図6図6は、特定の実施形態によるアイウェアフレームの一部の詳細図である、
【0019】
図7図7は、レンズアセンブリラッチ機構の正面詳細図である、
【0020】
図8図8は、図7のレンズアッセンブリラッチ機構の背面詳細図である、
【0021】
図9図9は、図7のレンズアッセンブリラッチ機構の上面詳細図である、
【0022】
図10図10は、様々な実施形態に従ってレンズをフレームに結合するプロセスを示す斜視図である、
【0023】
図11図11は、ラッチ機構を用いてレンズをアイウェアに結合した一組のアイウェアの側面図である、
【0024】
図12図12は、特定の実施形態によるレンズアセンブリの正面詳細図である、
【0025】
図13図13は、さらに他の実施形態によるレンズアセンブリの正面詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本開示は、多くの異なる形態における実施形態を例示するものであるが、本開示は、本開示の原理を例示するものと見なされるが、本開示の広範な態様を例示された実施形態に限定することを意図するものではないことを理解した上で、本開示の例示的な実施形態が図面に示され、本明細書において詳細に説明される。本開示による様々な例示的構造の以下の説明において、本開示の一部を構成し、本開示の態様が実施され得る様々な例示的デバイス、システム、および環境が例示的に示されている添付図面を参照する。本開示の範囲から逸脱することなく、部品の他の特定の配置、例示的な装置、システム、および環境が利用されてもよく、構造的および機能的な変更が行われてもよいことが理解される。
【0027】
加えて、本明細書で使用される言い回しや用語は説明のためのものであり、限定的なものとみなされるべきではないことを理解されたい。例えば、「a」のような単数形の用語の使用は、項目の数を限定することを意図したものではない。また、「頂部」、「底部」、「左」、「右」、「上側」、「下側」、「下方」、「上方」、「側方」などの関係用語の使用は、明瞭化のために本明細書で使用されるものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。さらに、特徴のうちの任意の1つは、別個に、または他の特徴と組み合わせて使用され得ることが理解されるべきである。本開示の他のシステム、方法、態様、特徴、および利点は、詳細な説明を検討することにより、当業者に明らかになるか、または明らかになるであろう。このような追加のシステム、方法、態様、特徴、および利点はすべて、本明細書内に含まれ、本開示の範囲内にあり、添付の特許請求の範囲によって保護されることが意図される。
【0028】
本明細書で説明する様々な実施形態では、ラッチ機構を介して取り外し可能なレンズを有するアイウェア16を提供する。特定の実施形態では、図1に示すように、アイウェア16は、レンズアセンブリ100(例えば、それぞれの眼用)と、アイウェアフレーム200と、各レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に隣接して保持するように構成されたレンズアセンブリラッチ機構300(例えば、それぞれのレンズアセンブリ100用)とを備える。様々な態様において、アイウェアフレーム200は、アイウェアフレーム200のブリッジ部分からそれぞれ延びる左眉部分202および右眉部分204を備える。いくつかの態様では、各レンズアセンブリラッチ機構300は、各レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に結合する(例えば、少なくとも一時的に結合する)ように構成されている。特定の態様では、各レンズアセンブリラッチ機構300は、アイウェアフレーム200の少なくともそれぞれの部分と協働して、各レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に結合するように構成されている。このようにして、アイウェア16は、レンズアセンブリラッチ機構300の操作を通じて、ユーザが各レンズアセンブリ100をアイウェア16に対して結合および切り離しできるように構成されている。その結果、ユーザは、レンズアセンブリ100を異なるレンズアセンブリ100と交換し得る(例えば、異なる用途を有し得る特定のレンズアセンブリ100を含むように)。このようにして、ユーザは、単一のアイウェアフレーム200を複数の異なるレンズおよびレンズアセンブリと共に利用し得る。これは、例えば、異なる用途(例えば、陸上競技、日常着用、美的感覚、サングラス、処方アイウェアなど)を含み得る。特定の実施形態では、レンズアセンブリのラッチ機構300は、アイウェアフレーム200のヒンジ(例えば、アイウェアフレーム200の1つ以上のテンプル部分を折り畳んだり広げたりするためのヒンジ)と一体化されている。他の実施形態では、レンズアセンブリラッチ機構300はアイウェアフレーム200のヒンジとは独立して動作する。
【0029】
図2は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200から取り外され、レンズアセンブリラッチ機構300が開いた(例えば、ラッチされていない)位置にある、図1のアイウェア16を示している。この図から理解され得るように、レンズアセンブリ100は、レンズ105を保持するレンズフレーム部分102を備える。様々な実施形態では、レンズフレーム部分102は、アイウェアとして機能するための任意の適切な形状を有し得る。特定の実施形態では、レンズ105は、任意の適切なコーティングまたは曲率を有する任意の適切なレンズ105(例えば、処方レンズ、非処方レンズ、サングラスレンズ、偏光レンズなど)を含み得る。特定の実施形態では、レンズフレーム部分102は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに(例えば、レンズアセンブリのラッチ機構300を使用して)、アイウェア16を装着しているユーザが各レンズ105を通して見るように、レンズ105をレンズフレーム部分102内に保持するように構成されている。いくつかの態様では、レンズ105はレンズフレーム部分102の内側部分によって画定された凹部に配置され得る。
【0030】
図2および図1から理解され得るように、アイウェアフレーム200は、左テンプル部分292および右テンプル部分294を備える。当業者により理解され得るように、左テンプル部分292および右テンプル部分294の各々は、着用者がアイウェア16を装着している間、着用者の頭部にアイウェア16を保持する(例えば、着用者の耳によって支持される)ように構成されている。この図に示すように、左テンプル部分292は、回転軸18を中心に(例えば、適切なヒンジを介して)回転するように構成されている。
【0031】
図2からさらに理解され得るように、レンズアセンブリ100は、(例えば、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに)アイウェアフレーム200のブリッジに向かう方向にレンズフレーム部分102から外側に延びる内側アイウェアフレーム係合突出部110を備える。様々な態様では、内側アイウェアフレーム係合突出部110は、アイウェアフレーム200によって画定された内側レンズ突出部受容凹部210に対応する大きさおよび形状を有する。この説明に照らして理解されるように、内側レンズ突出部受容凹部210は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200のブリッジ側にアイウェアフレーム200に隣接して保持するために、内側アイウェアフレーム係合突出部110を受け入れるように構成(例えば、サイズおよび形状)されている。特定の態様では、内側レンズ突出部受容凹部210は、内側アイウェアフレーム係合突出部110(例えば、ひいてはレンズアセンブリ100)を支持するように構成された出っ張りを画定する。様々な態様では、内側レンズ突出部受容凹部210およびレンズアセンブリラッチ機構300は、内側アイウェアフレーム係合突出部110が内側レンズ突出部受容凹部210に挿入され、レンズアセンブリラッチ機構300がラッチされた位置にあるときに、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に隣接して保持する(例えば、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に結合する)ように協働するように構成されている。
【0032】
特定の態様では、レンズフレーム部分102は、レンズフレーム部分102の上面から上方に延びる少なくとも1つの上側アイウェアフレーム係合突出部120をさらに備える。様々な態様では、各上側アイウェアフレーム係合突出部120は、(例えば、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されるときに)アイウェアフレーム200の凹部及び/又は切除部に対応する。特定の態様では、各上側アイウェアフレーム係合突出部120は、レンズフレーム部分102の上面の少なくとも一部に沿って延び得る。いくつかの態様では、上側アイウェアフレーム係合突出部120は、レンズフレーム部分102の上面全体に沿って延びていてもよい。特定の態様では、レンズフレーム部分102の上側アイウェアフレーム係合突出部120を含まない部分は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、レンズアセンブリ100とアイウェアフレーム200との間に1つ以上の隙間を供与し得る。いくつかの態様では、1つ以上の隙間は、着用者の顔とアイウェア16の前面との間の空気の流れを供与し得る。このようにして、1つ以上の隙間は、着用者がアイウェア16を着用しているときに(例えば、着用者の顔からの発汗や熱などの結果として)レンズ105が曇るのを低減し得る。特定の実施形態では、上側アイウェアフレーム係合突出部120の形状は、上側アイウェアフレーム係合突出部120を受け入れるように構成されたアイウェアフレーム200の1つ以上の凹部の形状に対応し得る。特定の実施形態では、上側アイウェアフレーム係合突出部120は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、上側アイウェアフレーム係合突出部120の少なくとも一部が対応する凹部(後述の図6に図示)に配置されるようなサイズおよび寸法にされる。このようにして、上側アイウェアフレーム係合突出部120は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、対応する凹部と協働して、レンズアセンブリ100の中央部分の前方および後方への移動を防止し得る。この配置は、例えば、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、レンズアセンブリ100により高い剛性を供与し得る。
【0033】
特定の態様では、図2に示すように、レンズアセンブリ100は、レンズアセンブリ100の上側に隣接するレンズアセンブリ100の外側部分(例えば、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されるときに、左テンプル部分292およびレンズアセンブリラッチ機構300に隣接する)に配置された外側レンズループ150を備える。この図に示すように、外側レンズループ150は、レンズループ外側部分154を有する実質的にD形状のループを備える。外側レンズループ150は、レンズアッセンブリラッチ機構300が係合してレンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に結合しているときに、レンズアッセンブリラッチ機構300の少なくとも一部を受け入れるように構成されたラッチ機構受容切除部152を画定する。外側レンズループ150はさらに、ラッチ機構受容切除部内側面156を画定する。様々な他の態様では、外側レンズループ150は、任意の他の適切な形状を有してもよく、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に結合するためにレンズアセンブリラッチ機構300の少なくとも一部を受け入れるための任意の適切な形状のラッチ機構受容切除部152を画定してもよい。
【0034】
図2はさらに、レンズアセンブリラッチ機構300が「開」位置またはラッチされていない位置にある状態を示している。様々な態様において、レンズアセンブリラッチ機構300は、ラッチ機構突出部352を含むラッチ機構本体302を備える。様々な態様では、ラッチ機構突出部352は、ラッチ機構受容切除部152に対応する寸法にされる。特定の態様では、ラッチ機構突出部352はラッチ機構本体302の内側面から延びている。いくつかの態様では、ラッチ機構突出部352はラッチ機構本体302からラッチ機構受容切除部152の深さより大きい距離だけ延びている。このようにして、レンズアセンブリラッチ機構300がラッチされた位置にあるときに、ラッチ機構突出部352はラッチ機構受容切除部152を通って延び、ラッチ機構受容切除部152から少なくとも部分的に突出する。様々な実施形態では、ラッチ機構突出部352は、レンズアセンブリラッチ機構300によってレンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、レンズアセンブリラッチ機構300が外側レンズループ150(例えば、それによりレンズアセンブリ100)をアイウェアフレーム200に対して固定された位置に保持するように、ラッチ機構受容切除部152に十分に対応する寸法および形状を有する。いくつかの態様では、ラッチ機構突出部352は、ラッチ機構突出部352がラッチ機構受容切除部152に配置されているときに、レンズループ外側部分154に少なくとも部分的に係合する。
【0035】
いくつかの態様では、アイウェアフレーム200は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに外側レンズループ150を支持するように構成された外側レンズループ支持部分250を備える。図1および図2から理解され得るように、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されると、外側レンズループ150は外側レンズループ支持部分250に対して配置され、外側レンズループ支持部分250とラッチ機構本体302との間に挟まれる。外側レンズループ150が外側レンズループ支持部分250とラッチ機構本体302との間に挟まれることにより、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に固定されたときに、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に対して固定された位置に保持するという点で、特に、ラッチ機構受容凹部252がラッチ機構受容切除部152内に配置されることと組み合わせて、レンズアセンブリ100にさらなる安定性を供与する。特定の実施形態では、外側レンズループ支持部分250は、ラッチ機構突出部352の端部(例えば、ラッチ機構突出部352がラッチ機構受容切除部152内に配置されたときにラッチ機構受容切除部152を通って延びるラッチ機構突出部352の端部)を受入れるように構成されたラッチ機構受容凹部252を画定する。特定の実施形態では、ラッチ機構受容凹部252は、ラッチ機構突出部352の少なくとも一部の形状に対応する大きさおよび形状である。様々な態様では、ラッチ機構受容凹部252は、ラッチ機構突出部352の一部を受け入れ、ラッチ機構突出部352と協働して外側レンズループ150を固定された位置に保持する(例えば、それによってレンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に対して固定された結合位置に保持する)ために、アイウェアフレーム200に対してラッチ機構突出部352を固定された位置に保持するように構成されている。
【0036】
図3は、特定の実施形態によるレンズアセンブリ100の正面図である。本開示から理解され得るように、この図に示されるレンズアセンブリ100は、左レンズアセンブリ100である。様々な態様において、右10は、左レンズアセンブリ100に関して説明した構造を実質的に鏡像化した構造を有し得る。この図に示すように、レンズアセンブリ100は、実質的に幾何学的形状のレンズフレーム部分102を備える。本明細書に記載される任意の態様では、各レンズフレーム部分102(例えば、したがってレンズアセンブリ100)は、アイウェアに使用するのに適した任意の幾何学的形状(例えば、実質的に長方形の形状、実質的に正方形の形状、実質的に円形の形状、実質的に飛行機操縦操用の形状、実質的に楕円形の形状、実質的にキャッツアイの形状、実質的に眉ラインの形状、実質的に特大の形状、または任意の他の適切な形状)を有してもよい。様々な態様において、幾何学的形状のレンズフレーム部分102は、例えば、実質的に六角形、八角形、または他の形状を有し得る。いくつかの態様では、レンズフレーム部分102は、形状または幾何学的形状の任意の適切な組み合わせ(例えば、角度のある頂部を有する丸みを帯びた底部、異なる形状の側面の組み合わせなど)を定めてもよい。
【0037】
特定の態様では、レンズフレーム部分102は、内側(例えば、アイウェア16のブリッジ部分に向かって)に延びる内側アイウェアフレーム係合突出部110を備えていてもよい。様々な態様では、内側アイウェアフレーム係合突出部110は任意の適切な形状または寸法を有し得る。いくつかの態様では、内側アイウェアフレーム係合突出部110は、アイウェアフレーム200のブリッジ部分に隣接して配置された凹部に形状的に対応する。様々な態様において、内側アイウェアフレーム係合突出部110は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、対応する凹部内に配置されるように構成されている。特定の態様では、内側アイウェアフレーム係合突出部110は、レンズフレーム部分102の右上部分に配置される(例えば、着用者が左レンズアセンブリ100を備えた一組のアイウェアを適切な位置に着用しているときに、アイウェアの着用者に対して相対的に)。
【0038】
さらに他の実施形態では、レンズフレーム部102は、レンズフレーム部102の上面の少なくとも一部に沿って上方向に延びる上側アイウェアフレーム係合突出部120を備える。いくつかの態様では、上側アイウェアフレーム係合突出部120は、アイウェアフレーム200に画定された対応する凹部に(例えば、サイズ、位置及び/又は形状において)対応する。いくつかの態様では、上側アイウェアフレーム係合突出部120は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されている間、対応する凹部内に配置するために構成されている。いくつかの態様では、上側アイウェアフレーム係合突出部120は、レンズアセンブリ100が配置されるアイウェアフレーム200の対応する凹部の外側部分との係合を通して、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されるときにレンズアセンブリ100に剛性を付与するように構成されている。いくつかの態様では、上側アイウェアフレーム係合突出部120は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに(例えば、上側アイウェアフレーム係合突出部120に隣接して)1つ以上の隙間を画定する。
【0039】
図3から理解され得るように、レンズフレーム部分102は、レンズループ下側部分155およびレンズループ上側部分157を備える外側レンズループ150をされに備える。この図に示す実施形態では、外側レンズループ150は、実質的にD形状(例えば、D形状)である。別の実施形態では、外側レンズループ150は、任意の他の適切な形状を有してもよい。特定の実施形態では、レンズループ下側部分155およびレンズループ上側部分157は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に対して固定された位置に保持するために、ラッチ機構突出部352を少なくとも部分的に取り囲んで係合するように構成された上側および下側の表面を画定する。レンズループ下側部分155およびレンズループ上側部分157は(例えば、レンズループ外側部分154と共に)、例えば、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に結合する際にラッチ機構突出部352を受け入れるラッチ機構受容切除部152を画定し得る。
【0040】
図4は、アイウェアフレーム200と係合し、アイウェアフレーム200に結合する準備中のレンズアセンブリ100を示している。この図に示すように、レンズアセンブリ100は左レンズアセンブリ100である。いくつかの態様では、アイウェア16は、左レンズアセンブリ100に関して説明した構造を実質的に鏡像化した右レンズアセンブリ100をさらに備えていてもよい。この図に示すように、レンズアセンブリ100は実質的に幾何学的形状である。本明細書に記載されている任意の態様では、各レンズアセンブリ100は、アイウェアに使用するのに適した任意の幾何学的形状(例えば、実質的に長方形の形状、実質的に正方形の形状、実質的に円形の形状、実質的に飛行機操縦用の形状、実質的に楕円形の形状、実質的にキャッツトアイの形状、実質的に眉ラインの形状、実質的に特大の形状、または任意の他の適切な形状)を有してもよい。様々な態様において、幾何学的形状のレンズアセンブリ100は、例えば、実質的に六角形、八角形、または他の形状を有し得る。いくつかの態様では、レンズアセンブリ100は、形状または幾何学的形状の任意の適切な組み合わせ(例えば、角度のある頂部を有する丸みを帯びた底部、異なる形状の側面の組み合わせなど)を定義してもよい。
【0041】
特定の態様では、レンズアセンブリ100は、内側(例えば、アイウェア16のブリッジ205に向かって)に延びる内側アイウェアフレーム係合突出部110を備えていてもよい。様々な態様では、内側アイウェアフレーム係合突出部110は、任意の適切な形状または寸法を有し得る。特定の実施形態では、内側アイウェアフレーム係合突出部110は、内側レンズ突出部受容凹部210に対応するように寸法が決められる(例えば、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、内側アイウェアフレーム係合突出部110が少なくとも部分的に内側レンズ突出部受容凹部210の内側表面内に配置され、内側レンズ突出部受容凹部210の内側表面によって支持されるように)。様々な態様において、内側レンズ突出部受容凹部210は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに、内側アイウェアフレーム係合突出部110を受け入れ、アイウェアフレーム200のブリッジ205に隣接して内側アイウェアフレーム係合突出部110を支持するように構成されている。
【0042】
図4からさらに理解され得るように、レンズアセンブリ100は、レンズアセンブリ100の左上側(例えば、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときにアイウェアフレーム200のテンプル部分に隣接する)から延びる外側レンズループ150を備える。特定の態様では、外側レンズループ150は、ラッチ機構受容切除部152を画定する実質的にD形状の外側レンズループ150を備える。様々な態様において、ラッチ機構受容切除部152は、外側レンズループ150の形状に実質的に対応する形状を有し、レンズループ下側部分155、レンズループ上側部分157、およびレンズループ外側部分154によって画定される。
【0043】
特定の態様では、アイウェアフレーム200は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されたときに外側レンズループ150を受け入れるように構成された外側レンズループ支持部分250を備える。この図から理解され得るように、外側レンズループ支持部分250は、外側レンズループ支持部分250に画定されたラッチ機構受容凹部252を取り囲むレンズループ支持部分下側面255およびレンズループ支持部分上側面257を備える。図4から理解され得るように、レンズループ支持部分上側面257およびレンズループ支持部分下側面255は、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合されている間に外側レンズループ150が外側レンズループ支持部分250に対して配置されたときに、レンズループ上側部分157およびレンズループ下側部分155にそれぞれ係合するように構成されている。
【0044】
図4からさらに理解され得るように、レンズアセンブリのラッチ機構300は、アイウェアフレーム200に結合され、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に結合する(例えば、少なくとも一時的に結合する)ために(例えば、内側アイウェアフレーム係合突出部110が内側レンズ突出部受容凹部210内に少なくとも部分的に配置されている間、外側レンズループ150を外側レンズループ支持部分250に対して保持することによって)外側レンズループ150に係合してラッチするように構成されている。特定の実施形態では、レンズアセンブリのラッチ機構300は、ラッチ機構受容切除部152およびラッチ機構受容凹部252に対応するように寸法が決められたラッチ機構突出部352を備える。このようにして、レンズアセンブリラッチ機構300がラッチされた位置にあるときに、ラッチ機構突出部352は、ラッチ機構突出部352の内側面がラッチ機構受容凹部252に係合するように、ラッチ機構受容切除部152内に延び、ラッチ機構受容切除部152を貫通するように構成されている。レンズアセンブリラッチ機構300は、外側レンズループ150が外側レンズループ支持部分250に配置され、レンズアセンブリラッチ機構300がラッチされた位置にあるときに、レンズループ上側部分157およびレンズループ下側部分155の外側部分にそれぞれ係合するように構成された、ラッチ機構突出部352の周囲に上側レンズループ係合部分357および下側レンズループ係合部分355をさらに画定する。このようにして、外側レンズループ150が外側レンズループ支持部分250に配置され、ラッチ機構突出部352がラッチ機構受容切除部152内に配置され、ラッチ機構受容凹部252内に延在するようにレンズアセンブリラッチ機構300がラッチされると、(1)レンズループ上側部分157は、レンズループ支持部分上側面257と上側レンズループ係合部分357との間に挟まれている、(2)レンズループ下側部分155は、レンズループ支持部分下側面255とレンズループ支持部分下側面255との間に挟まれている、(3)ラッチ機構受容凹部252は、外側レンズループ150を外側レンズループ支持部分250上の実質的に固定された位置に保持している(例えば。理由は、ラッチ機構突出部352は、アイウェアフレーム200に対する外側レンズループ150の移動が防止されるように、外側レンズループ150のラッチ機構受容切除部152内に十分にぴったりと収まるからである)、(4)ラッチ機構突出部352がラッチ機構受容切除部152を通ってラッチ機構受容凹部252に延びることにより、ラッチ機構突出部352の横方向の移動が防止され、外側レンズループ150がさらに固定された位置に保持される。
【0045】
特定の実施形態では、レンズアセンブリラッチ機構300は、アイウェアヒンジ(例えば、左眉部分202で左テンプル部分292をアイウェアフレーム200の本体に結合するアイウェアヒンジ)に係合するように構成されたヒンジ部分390を備える。このようにして、レンズアセンブリラッチ機構300は、レンズアセンブリラッチ機構300がラッチされた位置にあるときに、アイウェアを観察しているユーザがレンズアセンブリラッチ機構300に気づかないように、アイウェア16に実質的にシームレスに一体化され得る(例えば、レンズアセンブリラッチ機構300がラッチされた位置にあるときに、レンズアセンブリラッチ機構300は、図11に示すように、左テンプル部分292及び/又は左眉部分202と一体的に形成されているように見え得る)。
【0046】
本開示から理解され得るように、図4に示すアイウェア16の部分(すなわち、アイウェアフレーム200および関連する左レンズアセンブリ100の左眉部分202)は、アイウェア16の左部分に関して記載されている。様々な態様において、アイウェア16の右側部分(例えば、右レンズアセンブリ100、右レンズアセンブリラッチ機構300など)は、それらの左側対応部分に関して説明した部分に対応する構造を有し得る(すなわち、鏡像構造及び/又は反転構造を有する。このようにして、アイウェア16は、(例えば、アイウェアフレーム200の中心点またはブリッジ205に関して)反転されたアイウェアの対向する部分に実質的に同一の構成要素を実質的に対称的に有し得る。
【0047】
図5を参照すると、アイウェアフレーム200はレンズアセンブリのラッチ機構300が取り外された状態で描かれている。図5から理解されるように、アイウェアフレーム200は、アイウェアフレーム200のブリッジ部分に隣接して内側レンズ突出部受容凹部210を画定している。本明細書で説明するように、内側レンズ突出部受容凹部210は、レンズアセンブリ100の対応する内側アイウェアフレーム係合突出部110を受け入れるように構成され、レンズアセンブリラッチ機構300と協働して、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に対して(例えば、着用者がアイウェア16を着用している間)保持する。図5にさらに描かれているように、外側レンズループ支持部分250は、アイウェアフレーム200の外側部分に隣接して配置されている。様々な態様において、外側レンズループ支持部分250は、アイウェアフレーム200の眉部分の外側部分から下方に延びている。様々な態様では、外側レンズループ支持部分250は、ラッチ機構受容リップ254を有するラッチ機構受容凹部252を画定する。この図から理解され得るように、ラッチ機構受容凹部252は、ラッチ機構受容凹部252およびラッチ機構突出部352の少なくとも一部の形状に実質的に対応する形状を有する。このようにして、ラッチ機構突出部352がラッチ機構受容切除部152を通って延び、ラッチ機構受容凹部252に配置されると、ラッチ機構受容リップ254がラッチ機構突出部352に係合し、ラッチ機構突出部352をラッチ機構受容凹部252内に保持する。
【0048】
様々な態様では、外側レンズループ支持部250は、ラッチ機構受容凹部252の両側にレンズループ支持部分上側面257およびレンズループ支持部分下側面255を画定する。上述したように、レンズループ支持部分上側面257およびレンズループ支持部分下側面255の各々は、外側レンズループ150が外側レンズループ支持部分250に設置されたときに(すなわち、ラッチ機構受容切除部152がラッチ機構受容凹部252と位置合わせするように)、レンズループ上側部分157およびレンズループ上側部分157とそれぞれ係合する(例えば、嵌合する)ように構成される。アイウェアフレーム200は、適切なヒンジ機構(例えば、アイウェア16が組み立てられたときにテンプル部分及び/又はレンズアセンブリラッチ機構300の両方が枢動し得る回転軸18を形成し得る)をさらに含み得る。
【0049】
図6は、アイウェアフレーム200の追加図を示す。この図に示すように、アイウェアフレーム200は、少なくとも1つの上側レンズ突出部受容凹部220を画定し得る。各上側レンズ突出部受容凹部220は、上述したように、対応する上側アイウェアフレーム係合突出部120を受け入れるように構成されてもよい。いくつかの態様では、各上側レンズ突出部受容凹部220は右眉部分204の底部に画定される。
【0050】
図7は、レンズアセンブリラッチ機構300の正面図である。この図に示すように、レンズアッセンブリラッチ機構300は、実質的にD形状である。他の実施形態では、レンズアッセンブリラッチ機構300は、レンズアッセンブリ100をアイウェアフレーム200との結合された関係を保持するために、レンズアッセンブリ100の外側レンズループ150と外側レンズループ支持部分250のラッチ機構受容凹部252との両方と係合するように構成されたラッチ機構突出部352の形態で、形状を供与する任意の他の適切な形状を有してもよい。図7に示すように、レンズアセンブリのラッチ機構300は、ラッチ機構本体302を備える。様々な態様において、ラッチ機構本体302は実質的に均一な厚さを有する。様々な実施形態において、図8のレンズアセンブリラッチ機構300の背面図に示すように、レンズアセンブリラッチ機構300は、ラッチ機構本体302から垂直に延びるラッチ機構突出部352を備える。図に示すように、ラッチ機構突出部352は、ラッチ機構受容切除部152に対応する形状を有し、ラッチ機構本体302からラッチ機構受容切除部152の厚さよりも大きい距離だけ延びている。このようにして、ラッチ機構突出部352は、ラッチ機構受容切除部152内に配置されると、ラッチ機構受容切除部152を貫通して延び、ラッチ機構受容凹部252に係合し得る。
【0051】
図8からさらに理解され得るように、レンズアッセンブリラッチ機構300は、ラッチ機構突出部352に隣接し、ラッチ機構突出部352から間隔を隔ててラッチ機構本体302から延びるヒンジ部分390を備える。様々な実施形態において、290は、レンズアセンブリラッチ機構300のラッチおよびラッチ解除を可能にするために(例えば、ヒンジ部分390を通る回転軸18を中心とする回転を通じて)アイウェアフレーム200のヒンジ部分に係合するように構成されている。図8からさらに理解され得るように、ラッチ機構本体302は、ラッチ機構突出部352の両側に隣接する下側レンズループ係合部分355および上側レンズループ係合部分357を画定する。ラッチ機構突出部352はさらに、ラッチ機構突出部352の対向する部分にラッチ機構外側表面354とラッチ機構内側表面356を画定している。ラッチ機構突出部352はさらに、ラッチ機構突出面351を画定する。いくつかの実施形態では、ヒンジ部分390は、レンズループ外側部分154の幅に実質的に対応する距離だけラッチ機構突出部352から離間している。このようにして、ラッチ機構突出部352とヒンジ部390は、レンズアセンブリラッチ機構300がラッチされた位置にあるときに、154の対向する部分に係合し得る。
【0052】
図9は、レンズアセンブリラッチ機構300の上面図である。この図に示されるように、レンズアッセンブリラッチ機構300は、ラッチ機構本体302を備え、ヒンジ部分390およびラッチ機構突出部352は、ラッチ機構本体302から延びている。ヒンジ部分390は、レンズアセンブリラッチ機構300のヒンジ部分を、軸周りの回転(例えば、図8に示す回転軸18)を可能にするために、ピン、ネジ、または他の機構を受け入れるように構成されたピン凹部392を画定する。ラッチ機構突出部352のラッチ機構外面354及びラッチ機構内面356は、図9に示され、ラッチ機構突出部352の内側および外側の表面を画定する。図から理解され得るように、ラッチ機構突出部352がラッチ機構受容切除部152に配置されるときに、ラッチ機構外側表面354およびラッチ機構内側表面356は、ラッチ機構受容切除部152のそれぞれの部分に係合する。ラッチ機構突出面351は同様に、レンズアセンブリラッチ機構300が閉じたラッチされた位置にあるときに(例えば、ラッチ機構外側表面354がラッチ機構受容リップ254に少なくとも部分的に係合するように)、ラッチ機構受容凹部252に係合するように構成されている。
【0053】
いくつかの態様では、ラッチ機構突出部352はゴムを備える。他の態様では、ラッチ機構突出部352はゴムコーティングを有する。特定の態様では、レンズアセンブリのラッチ機構300は、レンズアセンブリラッチ機構300の少なくとも一部が第1の材料(例えば、プラスチック、アクリル、金属など)を備え、レンズアセンブリラッチ機構300の第2の部分(例えば、ラッチ機構突出部352の少なくとも一部)が第2の材料(例えば、ゴム)を備えるように二重成形されている。そのような実施形態では、ラッチ機構突出部352は、ラッチ機構受容凹部252(例えば、及び/又はラッチ機構受容切除部152の任意の部分)との摩擦嵌合を供与するのに適した材料を含み得る。いくつかの態様では、ラッチ機構突出部352は、第1の材料がラッチ機構本体302を通ってラッチ機構本体302の外面まで延びるように(例えば、ロゴまたは他の形態の焼印に対応する形状で、ロゴまたは他の形態の焼印が、第2の材料に囲まれたラッチ機構本体302上の第2の材料として見えるように)、ラッチ機構本体302と強制的に嵌合する第1の材料(例えば、ゴム)で構成されてもよい。
【0054】
図10は、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200に結合するプロセスを示す例示的な一組のアイウェア16を示している。図10から理解され得るように、ステップ1において、ユーザは、内側レンズ突出部受容凹部210に内側アイウェアフレーム係合突出部110を挿入し得る(例えば、内側レンズ突出部受容凹部210が内側アイウェアフレーム係合突出部110を支持するように)。図10から理解され得るように、内側レンズ突出部受容凹部210は、アイウェアフレーム200に対する内側アイウェアフレーム係合突出部110の前後移動を制限する。様々な態様では、内側レンズ突出部受容凹部210への内側アイウェアフレーム係合突出部110の挿入は、レンズアセンブリ100の屈曲をさらに制限し得る(すなわち、内側レンズ突出部受容凹部210が内側アイウェアフレーム係合突出部110に係合して、アイウェアフレーム200に対して内側アイウェアフレーム係合突出部110に隣接するレンズアセンブリ100の部分を固定された位置に保持するため)。内側アイウェアフレーム係合突出部110を内側レンズ突出部受容凹部210に挿入した後、ユーザは外側レンズループ150を外側レンズループ支持部分250に設置決めし得る(例えば、ラッチ機構受容切除部152がラッチ機構受容凹部252と少なくとも実質的に整列するように)。このようにして、ラッチ機構突出部352がラッチ機構受容切除部152を通して挿入されると、ラッチ機構受容切除部152はラッチ機構突出部352をラッチ機構受容凹部252内に案内し得る。次に、ステップ3において、ユーザは、ラッチ機構突出部352がラッチ機構受容切除部152を通ってラッチ機構突出部352に延びるように、レンズアセンブリラッチ機構300を回転軸を中心に回転し得る。このようにして、ラッチ機構突出部352は、ラッチ機構受容切除部152と係合して、外側レンズループ150を外側レンズループ支持部分250に対して固定された位置に保持し得る。ラッチされたレンズアセンブリラッチ機構300と、内側レンズ突出部受容凹部210内の内側アイウェアフレーム係合突出部110の位置との協働により、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に対して固定された位置に保持された状態で、レンズアセンブリ100がアイウェアフレーム200に結合される結果となりえる。その後、ユーザは、図10に示すステップを反対に行い、レンズアセンブリ100をアイウェアフレーム200から切り離すことができる(例えば、レンズアセンブリ100を新しいレンズアセンブリと交換する等)。図11は、レンズアセンブリ100がレンズアセンブリラッチ機構300を介してアイウェアフレーム200に結合された一組のアイウェア16を示している。この図に示されるように、レンズアセンブリ100がレンズアセンブリラッチ機構300を用いてアイウェアフレーム200に結合されると、一組のアイウェア16は、実質的にまとまった一組のアイウェア16を構成する(例えば、アイウェア16の着用者が、アイウェア16が別個の部品を備えることを認識しないような)。
別の実施形態
【0055】
様々な実施形態によれば、アイウェアアセンブリは、(1)左テンプル部分と右テンプル部分とを備えるアイウェアフレームであって、前記左テンプル部分に隣接する外側レンズループ支持部分を備え、前記外側レンズループ支持部分は、ラッチ機構受容凹部を画定する、アイウェアフレーム、(2)レンズと、ラッチ機構受容切除部を画定する外側レンズループとを含むレンズアセンブリであって、ラッチ機構受容切除部が、前記ラッチ機構受容凹部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有する、レンズアセンブリ、および(3)前記左テンプル部分に隣接するアイウェアフレームに回転可能に結合されたレンズアセンブリラッチ機構、を備える。いくつかの態様では、前記レンズアセンブリラッチ機構は、(1)ラッチ機構本体、(2)前記ラッチ機構本体から延びるラッチ機構突出部、を備え、前記ラッチ機構突出部は、前記ラッチ機構受容切除部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有する。様々な態様では、本明細書に記載されるように、前記レンズアセンブリラッチ機構は、ラッチされていない位置とラッチされた位置との間で回転するように構成されている。特定の実施形態では、ラッチされた位置において、(1)前記ラッチ機構突出部は、前記ラッチ機構受容切除部を通って前記ラッチ機構受容凹部に延び、(2)前記外側レンズループ支持部分は、外側レンズループに係合し、(3)前記ラッチ機構突出部は、前記レンズアセンブリラッチ機構が前記外側レンズループ支持部分に対して前記外側レンズループを保持するように、前記ラッチ機構受容切除部および前記ラッチ機構受容凹部の少なくとも一部に係合する。
【0056】
いくつかの実施形態では、図3に示すように、レンズアセンブリは、レンズ105を受け入れ、支持するように構成されたレンズフレーム部分102を備える。他の実施形態では、図12に示すように、レンズアセンブリ100Aはレンズを備える。このような実施形態では、レンズは、レンズアセンブリ100Aがレンズフレーム部分を伴わずに単一の材料片を画定するように、内側アイウェアフレーム係合突出部110Aおよび外側レンズループ150Aと一体的に形成されてもよい。
【0057】
さらに他の実施形態では、アイウェアフレームは、(1)右テンプル部分に隣接する第2の外側レンズループ支持部分であって、第2のラッチ機構受容凹部を画定する、第2の外側レンズループ、(2)前記レンズアセンブリが、ラッチ機構受容切除部を画定する第2の外側レンズループ、を備え、前記第2のラッチ機構受容切除部が、前記第2のラッチ機構受容凹部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有する、(3)前記アイウェアアセンブリはさらに、前記右テンプル部分に隣接する前記アイウェアフレームに回転可能に結合された第2のレンズアセンブリラッチ機構を備える。このような実施形態では、前記第2のレンズアセンブリラッチ機構は、(1)第2のラッチ機構本体と、(2)前記第2のラッチ機構本体から延びる第2のラッチ機構突出部であって、前記第2のラッチ機構受容切除部の幾何学的プロファイルに少なくとも部分的に対応する幾何学的プロファイルを有する、第2のラッチ機構突出部、を備えていてもよい。特定の実施形態では、前記第2のレンズアッセンブリラッチ機構は、ラッチされていない位置とラッチされた位置との間で回転するように構成されている。前記ラッチ機構において、いくつかの態様では、(1)前記第2のラッチ機構突出部は、前記第2のラッチ機構受容切除部を通って前記第2のラッチ機構受容凹部に延び、(2)前記第2の外側レンズループ支持部分は、前記第2の外側レンズループに係合し、(3)前記第2のラッチ機構突出部は、前記第2のレンズアセンブリラッチ機構が前記第2の外側レンズループ支持部分に対して前記第2の外側レンズループを保持するように、前記第2のラッチ機構受容切除部と前記第2のラッチ機構受容凹部の少なくとも一部とに係合する。図13は、左レンズ105Bと右レンズ105Bとを有する例示的なレンズアセンブリ100Bを描いている。この図に示されたように、レンズアセンブリ100Bはさらに、それぞれのレンズアセンブリラッチ機構を介して(例えば、アイウェアフレームの対向する部分に)アイウェアに結合するように構成された左外側レンズループ150Bおよび右外側レンズループ150Aを備える。このようにして、アイウェアは、単一の構造として一体的に形成されたそれぞれのレンズを有する単一のレンズアセンブリ100Bを含むことができる。このような実施形態では、アイウェアフレームは、レンズアセンブリ100Bをアイウェアフレームに隣接させて保持する必要がないため、内側レンズ突出部受容凹部を画定しなくてもよい。
結論
【0058】
当業者であれば、説明した実施例は特定のサイズ、形状、寸法、形状等に限定されないことを認識するであろう。さらに、当業者であれば、アイウェア16(すなわち、その任意の構成要素)は、いかなる種類の材料にも限定されないことを認識するであろう。当業者であれば、審美性、安全性、および安定性を考慮すれば、多数のデザイン、種類、及び/又は厚さの材料を利用できることを認識するであろう。同様に、1つの構成要素を別の構成要素(例えば、フレーム部分とテンプル部分またはラッチ機構)に少なくとも一時的に結合及び/又は固定するために、多数の適切な締結具および他の結合機構を採用し得る。アイウェア及びその構成部品の製造には、多くの製造技術を使用することができる。
【0059】
当業者であれば、その広範な発明概念から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に変更を加えることができることが理解されよう。したがって、本明細書で提供される開示は、記載される特定の実施形態に限定されず、本開示の精神および範囲内での変更をカバーすることが意図されることが理解される。本明細書では、いくつかの別の実施形態および実施例を説明および例示した。当業者であれば、個々の実施形態の特徴、および構成要素の可能な組み合わせおよび変形を理解することができる。当業者であれば、実施形態のいずれもが、本明細書に開示された別の実施形態との任意の組み合わせで提供され得ることをさらに理解することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【外国語明細書】