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  • 特開-ワーク供給装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025034479
(43)【公開日】2025-03-13
(54)【発明の名称】ワーク供給装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/30 20060101AFI20250306BHJP
【FI】
B65G47/30 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023140875
(22)【出願日】2023-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】390029090
【氏名又は名称】靜甲株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100117190
【弁理士】
【氏名又は名称】前野 房枝
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 匠
(72)【発明者】
【氏名】藤田 悟司
【テーマコード(参考)】
3F081
【Fターム(参考)】
3F081AA01
3F081BA01
3F081BC01
3F081CC06
3F081CC08
3F081CE04
3F081CE10
3F081CE15
3F081DA05
3F081DB01
3F081EA09
3F081EA10
3F081EA15
(57)【要約】
【課題】
ワーク同士の干渉無くして搬送することの困難なワークであっても、移載装置によって確実にピックアップがなされるように供給可能であり、しかも、ワークの干渉が発生する工程を最短、最小におさえて省スペース化も図ることができるワーク供給装置を提供すること。
【解決手段】
撮像装置31は水平搬送部21を搬送されるワーク51を載置区画15毎に撮像するように配設され、移載装置25は撮像装置31の撮像のデータに基づき、撮像位置よりも下流側の水平搬送部21において載置区画15毎に1つのワーク51をピックアップするように制御される。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを搬送する供給搬送コンベアを備える供給搬送装置と、
前記供給搬送コンベアが搬送するワークの載置状態を撮像可能に配設された撮像装置と、
前記撮像装置の検出結果に基づいて供給搬送コンベア上からワークをピックアップし、移載位置へ載置する移載装置を備え、
前記供給搬送コンベアは、ワークの載置面における走行方向の所定間隔ごとに前記走行方向と直交させて配置した仕切り部材によって前記ワークを収容する載置区画が形成されたコンベアから構成されるとともに、走行方向上流のワーク供給部から走行方向下流側へ向かって徐々に高くなるように傾斜させたリフター部と、前記リフター部の下流端に連接され、複数の載置区画を走行方向に整列させる水平搬送部とを有するように配設され、
前記撮像装置は、前記水平搬送部を搬送されるワークを前記載置区画毎に撮像するように配設され、
前記ロボットは前記撮像装置による撮像位置よりも下流側の水平搬送部において、前記載置区画毎に1つのワークをピックアンド載置するように制御されることを特徴とするワーク供給装置。
【請求項2】
前記仕切り部材の高さは、前記移載装置がピックアップの対象とする載置姿勢における前記ワークの厚み以下の寸法とされていることを特徴とする請求項1に記載のワーク供給装置。
【請求項3】
前記ワークは、ボトル容器の口部に巻締めるキャップ本体と、キャップ本体に対して回転可能に取り付けられたポンプ部と、ポンプ部の吐出側へ向けて取り付けられたノズルと、ポンプに連係させて手の指を掛けるトリガー部とを有するキャップ部、並びに、そのキャップ部からポンプ部の吸液側に垂下させるように取り付けられた吸引チューブとを有するトリガーキャップであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワーク供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを所定の姿勢で搬送経路へ移載する移載装置に対して前記ワークを供給するワーク供給装置に関し、特に、ワークが重なったり、転がったりしやすい不安定な載置状態で搬送供給されている、トリガーキャップやポンプキャップのような吸引チューブ付きのキャップやマヨネーズ容器のようなワークである場合に好適なワーク供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンベアからなる供給経路を搬送されるワークをカメラ等のカメラが取得した前記ワークの配列情報に基づいてピックアップし、所定の姿勢で別の場所へ載置する移載装置に対し、ピックアップ対象の前記ワークを供給する際に、供給経路上の前記ワークを密で雑多な配列から間隔を置いた粗の配列へ変換し、前後左右のワーク間に隙間を設ける切り離し手段として、従来より、前記供給経路の途中で前記ワークをその走行方向に並べて配設された低速コンベアから高速コンベアに移載して、前記ワークの搬送速度を低速から高速に切り換える方法が採用されている(特許文献1参照)。
【0003】
ここで、昨今の住居用洗剤等が充填されたボトル容器に多く採用されているトリガーキャップは、ボトル容器の口部に巻締めるキャップ本体と、キャップ本体に対して水平方向かつ回転可能に取り付けられたポンプ部と、ポンプ部の吐出側へ向けて取り付けられたノズルと、ポンプに連係させて手の指を掛けるトリガー部とを有するキャップ部、並びに、そのキャップ部からポンプ部の吸液側に垂下させるように取り付けられた吸引チューブとから構成される。
【0004】
このトリガーキャップも、移載装置により1つずつピックアップされ、そのノズルの向き(姿勢)を整えて後工程の搬送装置へ受け渡され、最終的に巻締め工程へ搬送されるワークの1つである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001-171727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記トリガーキャップのキャップ部は搬送中に変形し難い剛性を備えて形成されるが、吸引チューブは搬送中に変形し易い可撓性の非剛性部分であり、そのキャップ部から垂下させて形成されている。そのため、雑多な状態で供給されるトリガーキャップはキャップ部同士が重なったり、吸引チューブ同士が絡んだりしやすい(ワーク同士の干渉)。このように、ワーク同士の干渉が生じやすいトリガーキャップの搬送にコンベア間の速度差を以て各トリガーキャップを切り離す手段を採用しようとすれば、走行方向に配列される多くの長いコンベアが必要となり、全体として大きな搬送装置となってしまう。
【0007】
また、コンベアの本数が多くなれば最下流(最終)に配設されるコンベアの速度は自ずと速くなる。よって、この最終のコンベア上を搬送されるトリガーキャップをカメラ等のカメラにより認識する精度や、移載装置がピックアップすることの難易度が上がり、移載不良の原因となる。
【0008】
さらには、トリガーキャップ同士に重なりがあると、移載装置で1つのトリガーキャップをピックアップする際に、他のトリガーキャップに触れ、その位置をずらしてしまう問題が多く発生する。カメラで確認した後にトリガーキャップの位置が変わってしまうと、移載装置がピックアップに向かう位置と実際のトリガーキャップがある位置とのズレが生じてしまうため、これもまた移送不良の原因となる。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、撮像に基づいてピックアップを行う移載装置へ供給されるワークが吸引チューブ付きのキャップやマヨネーズ容器のようなに重なったり、転がったりし易く、ワーク同士の干渉無くして搬送することの困難なワークであっても、移載装置によって確実にピックアップがなされるように供給可能であり、しかも、ワークの干渉が発生する工程を最短、最小におさえることができ、省スペース化も図ることができるワーク供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するため、本発明のワーク供給装置は、ワークを搬送する供給搬送コンベアを備える供給搬送装置と、前記供給搬送コンベアが搬送するワークの載置状態を撮像可能に配設された撮像装置と、前記撮像装置の検出結果に基づいて供給搬送コンベア上からワークをピックアップし、移載位置へ載置する移載装置を備え、前記供給搬送コンベアは、ワークの載置面における走行方向の所定間隔ごとに前記走行方向と直交させて配置した仕切り部材によって前記ワークを収容する載置区画が形成されたコンベアベルトから構成されるとともに、走行方向上流のワーク供給部から走行方向下流側へ向かって徐々に高くなるように傾斜させたリフター部と、前記リフター部の下流端に連接され、複数の載置区画を走行方向に整列させる水平搬送部とを有するように配設され、前記撮像装置は、前記水平搬送部を搬送されるワークを前記載置区画毎に撮像するように配設され、前記ロボットは前記撮像装置よる撮像位置よりも下流側の水平搬送部において、前記載置区画毎に1つのワークをピックアンド載置するように制御されることを特徴とする。
【0011】
この構成を備えるワーク供給装置によれば、ワークの干渉が生じており、移載装置で1つのワークをピックアップする際に他のワークに触れ、その位置をずらしてしまうとしても、その位置ずれの影響は各載置区画内にのみ及び、隣位の載置区画に載置されたワークの一をずらしてしまうことを回避できるので、確実に移載措置により移載を実行することができる。
【0012】
さらに、前記仕切り部材の高さは、前記移載装置がピックアップの対象とする載置姿勢で搬送されているワークの厚み以下の寸法とされていることを特徴とする。
【0013】
この構成を備えるワーク供給装置によれば、リフター部を搬送される際に、ワーク同士が重なった状態で上位に位置するワークや、ワークの重心が仕切り部材よりも高い位置にあるようなワークを上流側のワーク供給部へ滑落させ、搬送面には前記移載装置がピックアップの対象とする載置姿勢で搬送されているワークを残留させて水平搬送部へ搬送することが可能となる。
【0014】
そして、前記ワークは、ボトル容器の口部に巻締めるキャップ本体と、キャップ本体に対して回転可能に取り付けられたポンプ部と、ポンプ部の吐出側へ向けて取り付けられたノズルと、ポンプに連係させて手の指を掛けるトリガー部とを有するキャップ部、並びに、そのキャップ部からポンプ部の吸液側に垂下させるように取り付けられた吸引チューブとを有するトリガーキャップであることを特徴とする。
【0015】
前述のワーク供給装置によれば、ワークがトリガーキャップの場合に、例えば、トリガーキャップのノズル同士が交差した状態で水平搬送部へ搬送されたとしても、確実に1つのトリガーキャップをロボットがピックアンド載置することができる。
【発明の効果】
【0016】
上述の様に、本発明のワーク供給装置によれば、省スペース化を図り、ワークの干渉が発生する工程を最短、最小におさえて、移載装置によって確実にピックアップがなされるように供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明のワーク供給装置の要部構成図
図2図1のワーク供給装置による移載を説明する水平搬送部近傍の平面図
【発明を実施するための形態】
【0018】
本実施形態のワーク供給装置は、図1に示すように全体が構成されており、ワークとしてのトリガーキャップ51を、そのノズル52を一定方向へ向けた所定の姿勢で整列させて次工程へ送り出す搬出装置41の載置面42へ移載する移載装置21に対して供給する装置である。
【0019】
本実施形態のワーク供給装置1は、図1に示すように、トリガーキャップ2を連続搬送する供給搬送コンベア12を備える供給搬送装置11と、前記供給搬送コンベア12の搬送経路近傍に設けられ、前記供給搬送コンベア12が搬送するトリガーキャップ51の載置状態を撮像可能に配設された撮像装置としてのカメラ31と、前記カメラ31の検出結果に基づいて供給搬送コンベア12上からトリガーキャップ51をピックアップし、搬出装置41の載置面42上における移載位置へ載置する移載装置としてのロボット25を備えている。
【0020】
前記供給搬送装置11の供給搬送コンベア12は、上面をトリガーキャップ51の載置面とし、載置面には走行方向の所定間隔ごとに、前記走行方向と直交させて配置したライン状の仕切り部材14によって前記トリガーキャップ51を収容する載置区画15が複数形成されたコンベアベルト13を有している。前記コンベアベルト13は一対の側壁16間に配設された一対のプーリ17に張設され、走行方向下流側に位置することとなるプーリモータ18の駆動によって循環走行可能とされている。また、前記仕切り部材14は、その載置面からの高さを、前記ロボット25がピックアップの対象とする載置姿勢で搬送されているトリガーキャップ51、具体的には前記キャップ部の厚み以下の寸法とされている。
【0021】
そして、本実施形態において、前記供給搬送コンベア12は、コンベアベルト13を走行方向上流のトリガーキャップ供給部から走行方向下流側へ向かって徐々に高くなるように傾斜させたリフター部20と、前記リフター部20の下流端から水平に延出させて配置され、複数(本実施形態においては3区画)の載置区画15を走行方向に整列させる水平搬送部21とを有するように配設されている。すなわち、リフター部20は、トリガーキャップ51の供給時におけるトリガーキャップ51の載置面の走行方向上流端をトリガーキャップ供給部としてのホッパー19内に水平に位置させ、走行方向下流端を上位に位置させる上り勾配で傾斜させて形成されて、基台B上に設けられている。前記側壁16はリフター部20においてはトリガーキャップ51の側方への転落を防止するように、上方へ延出させて形成されている。これにより、コンベアベルト13が循環走行することによってトリガーキャップ51をホッパー19から水平搬送部21へ供給搬送可能とされている。
【0022】
また、前記リフター部20の下流端から続く水平搬送部21は、前述のように、3区分の載置区画15を走行方向に整列させる長さで、基台B上に配設されたフレームFにより支承されて設けられている。なお、以下においては、説明上、水平搬送部21に於いて走行方向下流側に位置する載置区画の領域から第1区画領域22A乃至第3区画領域22Cとして説明する。
【0023】
なお、本実施形態において、供給搬送コンベア12により水平搬送部21の下流端まで搬送されたトリガーキャップ51は、そのまま装置外の回収ボックス(不図示)内に滑落し、一旦、回収されて再びホッパー19へ戻される。
【0024】
そして、カメラ31は、図1及び図2に示すように、前記供給搬送コンベア12に隣接する架台24に、コンベアベルト13の前記各載置区画15が第3区画領域22Cに位置する毎に、その第3区画領域22Cに至った載置区画15内に位置するトリガーキャップ13を平面視で撮影するように配設されている。前記カメラ31は、例えば、コンベアベルト13の側方に設けたセンサ(不図示)が前記仕切り部材14の側面を検出するタイミングに合わせて撮像するように制御することで実行可能となる。
【0025】
また、前記架台24には、載置区画15内に載置されたトリガーキャップ51を吸着保持する吸着パッド(図示せず)を備えたベース(不図示)と、前記吸着パッドをトリガーキャップ51のキャップ部53の平滑面に当接させた状態で吸着をON/OFFするバキューム(不図示)と、前記ベースを上下左右に移動可能とし、さらには、水平方向に回転可能に支承するアーム26を備えた移載装置としてのロボット25が配設されている。このロボット25は、制御手段(図示せず)により、前記カメラ31が第3区画領域22Cにおいて撮像したデータに基づき、その載置区画15が第2区画領域22B乃至第1区画領域22Aへ至ったタイミングで、所望の姿勢のトリガーキャップを1つピックアップする駆動するように制御されている。
【0026】
また、本実施形態においては、ロボット25がピックアップしたトリガーキャップ51を所望の姿勢で次工程へ送る搬出装置としてのベルトコンベア41が平面視において前記水平搬送部21に並列させて配設されている。
【0027】
続いて、本実施形態のワーク供給装置1の作用について説明する。
まず、搬送対象のトリガーキャップ51をホッパー19内に投入して貯留させるとともに、プーリモータ18を駆動させてコンベアベルト13を連続的に循環走行させる。
【0028】
リフター部20では、走行するベルトコンベア13が、ホッパー内においてトリガーキャップ51を仕切り部材14で掬い上げ、そのまま、走行方向下流側へ搬送する。その際に、トリガーキャップ51同士が重なった状態で上位に位置するトリガーキャップ51や、重心が仕切り部材よりも高い位置にあるようなトリガーキャップ51を上流側のホッパー19内へ滑落させ、搬送面の各載置区画15には前記ロボット25がピックアップの対象とする平置き状態の姿勢で搬送されているトリガーキャップ15を残留させて水平搬送部21へ搬送する。
【0029】
図1図2に示すように、搬送対象のトリガーキャップ51が横転の平置き状態で載置された各載置区画15が水平搬送部21の第3区画領域22Cに至ると、カメラ31はその載置区画15のトリガーキャップ51の載置状態を撮影する。
【0030】
ロボット25は、カメラ31が撮影したデータに基づき、載置区画15を区画する仕切り部材14やベルトコンベア13の側端部の位置などを目安(座標等)にして、各載置区画15内に載置されて搬送されているトリガーキャップ51のキャップ部53を前記ベースの吸着パッドに接続されたバキュームをON操作させて吸着、保持する。
【0031】
ロボット25は、前記ベースを水平方向に回転させ、上下左右に移動させて、キャップ部53のノズル52を走行方向の一側方へ指向させ、前記吸引チューブを一側方に並べるようにした横転状態で搬出手段としてのベルトコンベア41の載置面42に移載する。トリガーキャップ51を搬出装置としてのベルトコンベア41に載置したロボットは、次の載置区画15から別のトリガーキャップ51をピックアップする準備を整える。
【0032】
このとき、ロボット25は前記カメラ31による撮像位置、すなわち載置区画領域22Cよりも下流側の水平搬送部21において、前記載置区画15毎に1つのトリガーキャップ51をピックアップするように制御される。よって、譬え、各載置区画15の中でトリガーキャップ51の干渉が生じており、ロボット25で1つのトリガーキャップ51をピックアップする際に他のトリガーキャップ51に触れ、その位置をずらしてしまうとしても、その位置ずれの影響は各載置区画15内にのみ及び、隣位の載置区画15に載置されたトリガーキャップ51の位置をずらしてしまうことを回避できる。
【0033】
このように、本実施形態のワーク供給装置1によれば、カメラ31での撮影後に、トリガーキャップ51の載置区画15内の位置がずれるような不具合を防止することができるので、確実にロボット25によるトリガーキャップ51の移載を実行することができる。
【0034】
なお、本発明のワーク供給装置1は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更することができる。ワークがトリガーキャップに限らないことは言うまでもない。
【0035】
また、搬出装置41についても、トリガーキャップの形状他、次工程での作業内容等に応じて、適切な搬出装置41を配設すればよい。
【0036】
さらに、水平搬送部21に並ぶ載置区画15の数は本実施形態のような3区画に限らないし、撮像装置31や移載装置25の配設数も本実施形態の配設数に限らない。具体的には、水平搬送部21に並ぶ載置区画15の数が3区画であって、第3区画領域22Cを撮影する撮像装置を1台、第2区画領域22Bと第1区画領域22Aにそれぞれ移載装置25を1台ずつ計2台配設し、撮像装置313が連続して撮影する2つの載置区画15のデータに基づき、第1区画領域22Aと第2区画領域22Bとで同時にワークのピックアップを行うような制御も可能である。要は、撮像装置31の撮像データと、その撮像データに基づいて移載を行う移載装置25との対応を定めることにより、如何様にも設計可能である。
【符号の説明】
【0037】
1 ワーク供給装置
11 供給搬送装置
12 供給搬送コンベア
13 コンベアベルト
14 仕切り部材
15 載置区画
16 側壁
17 プーリ
18 プーリモータ
19 トリガーキャップ供給部(ホッパー)
20 リフター部
21 水平搬送部
22 載置区画領域
24 架台
25 移載装置(ロボット)
26 アーム
31 撮像装置(カメラ)
41 搬出装置(ベルトコンベア)
42 載置面
51 トリガーキャップ(ワーク)
52 ノズル
53 キャップ部
B 基台
F フレーム
図1
図2