(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025034828
(43)【公開日】2025-03-13
(54)【発明の名称】プラグユニット、および照明器具
(51)【国際特許分類】
F21V 21/35 20060101AFI20250306BHJP
F21V 21/30 20060101ALI20250306BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20250306BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20250306BHJP
【FI】
F21V21/35
F21V21/30 100
F21S2/00 365
F21Y115:10
F21Y115:10 300
F21Y115:10 500
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023141474
(22)【出願日】2023-08-31
(71)【出願人】
【識別番号】505455945
【氏名又は名称】コイズミ照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】藤本 佳史
(57)【要約】
【課題】ライティングダクト10に取り付けられる取付器具3について、レイアウトに自由度を与えることができるプラグユニット4を提供する。
【解決手段】本発明に係るプラグユニット4は、筐体41と、突出部43と、操作部44と、支持部50とを備える。筐体41はライティングダクト10に支持される。突出部43は、ライティングダクト10の内部において、ライティングダクト10に係合する。操作部44は、突出部43を筐体41の内部から外部に向けて突出させる。支持部50は、筐体41の下方に取り付けられる取付器具3を、上下方向に延びる回動軸周りに回動自在に支持する。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライティングダクトに支持される筐体と、
前記ライティングダクトの内部において、前記ライティングダクトに係合する突出部と、
前記突出部の前記筐体への着脱操作に用いられる操作部と、
前記筐体の下方に取り付けられる取付器具を、上下方向に延びる回動軸周りに回動自在に支持する支持部とを備えるプラグユニット。
【請求項2】
前記支持部は、前記回動軸と同軸上に配置された支持ボルトと、
前記筐体と前記取付器具との間に配置されるスペーサと、
前記支持ボルトに装着される支持ナットとを備える、請求項1に記載のプラグユニット。
【請求項3】
前記支持ボルトの頭部は、平面視における外周縁において、前記回動軸からの距離が位置により異なっている、請求項2に記載のプラグユニット。
【請求項4】
前記支持ボルトは中空状を呈する、請求項2又は3に記載のプラグユニット。
【請求項5】
前記取付器具の上面にはストッパが設けられ、
前記スペーサは、前記筐体に対して位置決めされ、前記取付器具の前記回動軸周りの回動に伴って、前記ストッパと係合することで前記取付器具の回動範囲を規制する、請求項2又は3に記載のプラグユニット。
【請求項6】
前記筐体の下面には、下方に向けて突出する位置決めボスが設けられ、
前記スペーサは、前記位置決めボスにより前記筐体に対する前記回動軸周りの相対変位が規制されている、請求項5に記載のプラグユニット。
【請求項7】
前記筐体は、前記ライティングダクトに沿って長手方向に沿って延び、
前記取付器具に電力を供給する第1プラグ部と、
前記取付器具に制御信号を供給する第2プラグ部と、
前記筐体の一方側の端部に取り付けられる第1操作部と、
前記筐体の他方側の端部に取り付けられる第2操作部とをさらに備える請求項2又は3に記載のプラグユニット。
【請求項8】
長尺状のライティングダクトに支持される請求項1から3のいずれか1項に記載のプラグユニットと、
前記支持部により、前記長手方向の一方側の端部を前記プラグユニットに取り付けられる電源と、
前記電源に取り付けられた灯体と
を備える照明器具。
【請求項9】
前記電源のうち、前記長手方向の他方側の端部を前記ライティングダクトに固定する固定部をさらに備える請求項8に記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラグユニット、および照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ライティングダクトに取り付けられた照明器具が開示されている。この照明器具では、ライティングダクトに器具本体が着脱自在に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された器具本体は、ライティングダクトに沿って延びる方向に取り付けられる。このため、照明器具などのライティングダクトに取り付けられる取付器具について、レイアウトに自由度を与える支持構造が求められていた。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的はライティングダクトに取り付けられる取付器具について、レイアウトに自由度を与えることができるプラグユニット、および照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に開示するプラグユニットは、筐体と、突出部と、操作部と、支持部とを備える。前記筐体はライティングダクトに支持される。突出部は、前記ライティングダクトの内部において、前記ライティングダクトに係合する。前記操作部は、前記突出部を前記筐体の内部から外部に向けて突出させる。前記支持部は、前記筐体の下方に取り付けられる取付器具を、上下方向に延びる回動軸周りに回動自在に支持する。
【0007】
本願に開示するプラグユニットにおいて、前記支持部は、支持ボルトと、スペーサと、支持ナットとを備えることが好ましい。前記支持ボルトは前記回動軸と同軸上に配置される。前記スペーサは、前記筐体と前記取付器具との間に配置される。前記支持ナットは、前記支持ボルトに固定される。
【0008】
本願に開示するプラグユニットにおいて、前記支持ボルトの頭部は、平面視における外周縁において、前記回動軸からの距離が位置により異なっていることが好ましい。
【0009】
本願に開示するプラグユニットにおいて、前記支持ボルトは中空状を呈することが好ましい。
【0010】
本願に開示するプラグユニットにおいて、前記取付器具の上面にはストッパが設けられ、前記スペーサは、前記取付器具とともに、前記回動軸周りに回動するとともに、前記ストッパと係合することで、前記取付器具の回動範囲を規制することが好ましい。
【0011】
本願に開示するプラグユニットにおいて、前記筐体の下面には、下方に向けて突出するボスが設けられ、前記スペーサは、前記ボスにより回動軸周りの変位が規制されていることが好ましい。
【0012】
本願に開示するプラグユニットにおいて、前記筐体は、前記ライティングダクトに沿って長手方向LGに沿って延び、第1プラグ部と、第2プラグ部と、第1操作部と、第2操作部とを備えることが好ましい。前記第1プラグ部は、前記取付器具に電力を供給する。前記第2プラグ部は、前記取付器具に制御信号を供給する。前記第1操作部は、前記筐体の一方側の端部に取り付けられる。前記第2操作部は、前記筐体の他方側の端部に取り付けられる。
【0013】
本願に開示する照明器具は、上記プラグユニットと、電源と、灯体とを備えることが好ましい。前記プラグユニットは、長尺状のライティングダクトに支持される。前記電源は、前記支持部により、長手方向LGの一方側の端部を前記プラグユニットに取り付けられる。前記灯体は、前記電源に取り付けられる。
【0014】
本願に開示する照明器具は、固定部をさらに備えることが好ましい。前記固定部は、前記電源のうち、長手方向LGの他方側の端部を前記ライティングダクトに固定する。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係るプラグユニット、および照明器具によれば、ライティングダクトに取り付けられる取付器具について、レイアウトに自由度を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る照明器具がライティングダクトに取り付けられた状態を示す斜視図である。
【
図2】
図1に示す照明器具のII-II線矢視図である。
【
図3】
図3(a)は、プラグユニットの一方向からの斜視図である。
図3(b)は、プラグユニット4他方向からの斜視図である。
図3(c)は、プラグユニットの下面図である。
【
図6】
図6(a)は、電源とプラグユニットが同じ方向に延びている状態を示す図である。
図6(b)は、プラグユニットに対して電源を回動させた状態を示す図である。
【
図9】
図1に示す照明器具をライティングダクトに取り付ける状態を示す図である。
【
図10】
図9に示す照明器具において、電源を回動させた状態を示す図である。
【
図11】本発明の第2実施形態に係る照明器具における固定部の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、図中、理解の容易のため、三次元直交座標系のX軸、Y軸、およびZ軸を適宜記載している。X軸およびY軸は水平方向に平行であり、Z軸は上下方向に平行である。Z軸の正方向は上方向を示し、Z軸の負方向は下方向を示す。
【0018】
(1)全体構成
図1を参照して、本発明の実施形態に係る照明器具1について説明する。
図1は、照明器具1がライティングダクト10に取り付けられた状態を示す斜視図である。
図1に示すように、照明器具1は、ライティングダクト10に取り付けられている。
【0019】
ライティングダクト10は、長尺の直方体状を呈するレール形の配線器具である。以下の説明において、ライティングダクト10が延びる方向を長手方向LGと示す。また、平面視で長手方向LGと直交する方向を幅方向Wと示す。本実施形態では、長手方向LGは水平面を構成するX軸に平行であり、幅方向Wは水平面を構成するY軸と平行である。
【0020】
(2)ライティングダクト10の構成
次に、
図2を参照してライティングダクト10の構成について説明する。
図2は、
図1に示す照明器具1のII-II線矢視図である。
図2に示すように、ライティングダクト10は、レール11と、導電部12と、信号伝送部13と、ホルダー14とを備える。
【0021】
レール11はアルミニウム等の軽量な金属材料により形成されている。レール11は中空状を呈する長尺状の部材である。レール11には、下方に向けて開口する溝が形成されている。レール11は、押し出し成形により成形され、長手方向LGの全域にわたって一様な断面形状を有している。レール11は、長手方向LGの両側に向けて開口している。なお、レール11の長手方向LGの両端部には、図示しないエンドキャップが装着されてもよい。
【0022】
導電部12は、導電性を有する線材により形成されている。導電部12は、図示しない分電盤と接続され、分電盤から供給された電力をプラグユニット4に送電する。
図2に示す構造では、ライティングダクト10の内部に、2組の正極および負極が配置されている。
【0023】
信号伝送部13は、導電性を有する線材により形成されている。信号伝送部13は、例えばプラグユニット4に取り付けられた灯体2および電源3を制御する制御信号をプラグユニット4に送る。
【0024】
ホルダー14は、絶縁性を有する合成樹脂材料により形成される。ホルダー14は、長手方向LGの全域にわたって一様な断面形状を有している。ホルダー14は、導電部12および信号伝送部13を長手方向LGの全域にわたって覆う。ホルダー14は、導電部12および信号伝送部13をレール11の内部に保持するとともに、それぞれを電気的に独立させる。
【0025】
(3)照明器具1の構成
次に、
図2を参照して照明器具1の構成について説明する。
図2に示すように、照明器具1は、灯体2と、電源3と、プラグユニット4と、固定部60とを備える。電源3および灯体2は、取付器具の一例である。取付器具とは、ライティングダクト10に取り付けられて用いられる器具である。取付器具には、ライティングダクト10の給電機能により電力が供給される各種の器具が含まれる。
【0026】
(3-2)灯体2
次に、
図2を参照して、灯体2の構成について説明する。灯体2は照明装置である。灯体2は電源3に取り付けられている。本実施形態の灯体2は、スポットライトである。灯体2は、光源20と、反射板21と、カバー22と、連結アーム23とを備える。
【0027】
光源20は電源3から供給される電力により光を発光する。光源20は、灯体2のカバー22の内部に配置される。光源20から発生した光が、灯体2の外部に照射される。光源20は、発光素子として、例えばLED(Light Emitting Diode)素子を有する。光源20は、例えばSMD(surface mount device)、又はCOB(chip on board)である。
【0028】
反射板21は、光源20の照射方向の前方を覆い、光源20からの照射光を一方向に集光する。カバー22は筒状を呈し、照射方向に向けて開口している。
【0029】
連結アーム23は、カバー22と電源3とを連結する。カバー22は、連結アーム23によって、電源3に対して傾動自在に支持されている。また灯体2は、連結アーム23を回動軸として回転自在に支持されている。したがって、ユーザは、カバー22の向きを調整して、灯体2の照射方向を変化させることができる。
【0030】
(3-1)電源3
次に、
図2を参照して、電源3の構成について説明する。
図2に示すように、電源3は、長手方向LGの一方側の端部をプラグユニット4に取り付けられる。電源3は、灯体2に電力を供給するユニットである。電源3は、ケース30と、図示しない駆動回路とを備える。
【0031】
ケース30は直方体状を呈する。駆動回路は、ケース30の内部に収容される。駆動回路は、プラグユニット4を介して供給された電力および制御信号に基づいて、光源20に入力される直流の駆動電圧を生成する。
【0032】
ケース30は、ケース本体31と蓋32を備える。ケース本体31は上方に向けて開口する直方体状を呈する。蓋32は、平板部材であり、取付ねじ34によりケース本体31に着脱自在に取り付けられる。
【0033】
蓋32の上面には、連通孔33が(
図5参照)が設けられている。連通孔33は、蓋32を上下方向に貫通している。
【0034】
ケース30の蓋32の上面にはストッパ35(
図5参照)が設けられている。ストッパ35はねじであり、蓋32に設けられたねじ穴に取り付けられている。ストッパ35は、電源3のケース30がプラグユニット4に対して回動する際に、ケース30の回動範囲を規制する。ストッパ35の作用の詳細については後述する。
【0035】
(3-3)プラグユニット4
次に、
図3を参照して、プラグユニット4の構成について説明する。
図3は、
図1に示すプラグユニット4の外観図である。このうち、
図3(a)は、プラグユニット4の一方向からの斜視図である。
図3(b)は、プラグユニット4の他方向からの斜視図である。
図3(c)は、プラグユニット4の下面図である。
図3(a)に示すように、プラグユニット4は、筐体41と、プラグ部42と、突出部43と、操作部44と、支持部50を備える。
【0036】
(3-3-1)筐体41
筐体41は、ライティングダクト10に沿って長手方向LGに沿って延びている。筐体41は、上下方向の中央部よりも上部が、下部よりも幅方向Wに小さい直方体状を呈する。筐体41は合成樹脂材料で形成されている。プラグユニット4がライティングダクト10に取り付けられた際に、筐体41は、ライティングダクト10に支持される。
【0037】
図3(c)に示すように、筐体41の下面には、貫通孔41Aが形成されている。貫通孔41Aは、上下方向に筐体41の下面を貫き、プラグユニット4に対するケース30の回動軸Ax1と同軸に配置されている。貫通孔41Aは、筐体41の下面において、長手方向LGおよび幅方向W双方の中央に配置されている。
【0038】
筐体41の下面にはさらに、位置決めボス41Bが設けられている。位置決めボス41Bは、下方から見て矩形状を呈する。位置決めボス41Bは、筐体41の下面のうち、貫通孔41Aの近傍に配置されている。
【0039】
図3(a)および
図3(b)に示すように、筐体41の側面には、複数の開口41Cが形成されている。開口41Cから複数のプラグ部42および操作部44が露出している。筐体41の内部には、後述する突出部43が開口41Cから筐体41の外部に向けて突出可能に収容されている。
【0040】
(3-3-2)プラグ部42
プラグ部42は、筐体41の内部に収容され、電力および制御信号をライティングダクト10から電源3に伝達する導電部材である。プラグ部42は、第1プラグ部42Aと第2プラグ部42Bとを含む。第1プラグ部42Aは、電源3に電力を供給する。第2プラグ部42Bは、電源3に制御信号を供給する。
【0041】
図3(a)に示す例では、筐体41の内部のうち、長手方向LGの一方側(左側)に第1プラグ部42Aが配置され、長手方向LGの他方側(右側)に第2プラグ部42Bが配置されている。なお、第1プラグ部42Aおよび第2プラグ部42Bの位置は変更してもよい。
【0042】
(3-3-3)突出部43
突出部43は、操作部44への操作に応じて筐体41の内部から外部に向けて突出することで、プラグユニット4をライティングダクト10に支持する。
図2に示すように、突出部43は、筐体41の幅方向Wの外面の両側から、筐体41の外側に向けて突出する。突出部43は、ライティングダクト10の内部において、ライティングダクト10に係合する。
【0043】
図3(a)および
図3(b)に示すように、突出部43は、第1突出部43Aと第2突出部43Bとを含む。第1突出部43Aは、筐体41の内部のうち、第1プラグ部42Aの近傍に配置されている。第2突出部43Bは、筐体41の内部のうち、第2プラグ部42Bの近傍に配置されている。
【0044】
(3-3-4)操作部44
操作部44は、突出部43の筐体41への着脱操作に用いられる。操作部44は、レバー部材である。操作部44は、第1操作部44Aと、第2操作部44Bとを含む。
【0045】
第1操作部44Aは、筐体41の一方側の端部に取り付けられる。第1操作部44Aは水平面に沿って回動可能となっている。ユーザが第1操作部44Aを回動させる操作を行うことで、筐体41の内部に収容された第1突出部43Aを、外部に向けて突出させることができる。
【0046】
第2操作部44Bは、筐体41の他方側の端部に取り付けられている。第2操作部44Bは水平面に沿って回動可能となっている。ユーザが第2操作部44Bを回動させることで、筐体41の内部に収容された第2突出部43Bを、筐体41の外部に向けて突出させることができる。すなわち、第1操作部44Aおよび第2操作部44Bを操作することで、第1突出部43Aおよび第2突出部43Bにより、筐体41を強固にライティングダクト10に取り付けることができる。
【0047】
(3-3-5)支持部50
図4は、
図2に示すIV-IV線矢視断面図である。なお、この図において、筐体41の内部のうち、支持部50の周辺以外の構造については図示を省略している。
図4に示すように、支持部50は、筐体41の下方に取り付けられる電源3を、上下方向に延びる回動軸Ax1周りに回動自在に支持する。このため、ライティングダクト10に取り付けられる電源3および灯体2について、レイアウトに自由度を与えることができる。以下の説明において、回動軸Ax1周りに周回する方向を周方向という。
【0048】
図5は、
図4に示す支持部50周辺の分解斜視図である。この図では、説明の便宜のために、プラグユニット4の筐体41の内部に収容されている支持ボルト51を、筐体41の外部に配置して図示している。
図4および
図5に示すように、支持部50は、支持ボルト51と、支持ナット52と、スペーサ53と、とを備える。
【0049】
支持ボルト51は、筐体41の内部において、回動軸Ax1と同軸上に配置される。支持ボルト51は、頭部51Aと軸部51Bとを備える。支持ボルト51は中空状を呈し、平面視で多角形状を呈する。
図5に示すように、本実施形態では、頭部51Aは平面視で8角形状を呈する。
【0050】
すなわち、支持ボルト51の頭部51Aは平面視における外周縁において、回動軸Ax1からの距離が位置により異なっている。
図4に示すように、頭部51Aが筐体41の内部において筐体41の底面に載置される。支持ボルト51の外周縁は、筐体41の内部の壁面と長手方向LGに当接する。このため、支持ボルト51の筐体41に対する周方向の相対変位が規制される。
【0051】
支持ボルト51における軸部51Bの外周面には雄ねじが形成されている。支持ボルト51の軸部51Bは、プラグユニット4における筐体41の貫通孔41Aに挿通される。支持ボルト51の中空部分には、プラグユニット4と電源3とを接続する図示しない各種の導線を配置することができる。支持ボルト51における軸部51Bの下端部に、支持ナット52が装着される。
【0052】
支持ナット52は、支持ナット52の雄ねじと対応する雌ねじが内周面に形成されたナット部材である。支持ナット52は、電源3のケース30の内部に収容される。支持ナット52が支持ボルト51の軸部51Bに装着されることで、プラグユニット4の筐体41と、電源3のケース30とが、スペーサ53を介して連結される。そして、スペーサ53を介在させながら支持ボルト51と支持ナット52により電源3とプラグユニット4を連結することで、電源3がプラグユニット4の筐体41に対して周方向に相対変位可能となる。
【0053】
図4および
図5に示すように、スペーサ53は、筐体41と電源3との間に配置される板状部材である。
図6は、スペーサ53の取付け状態を説明する平面図である。このうち、
図6(a)は、電源3とプラグユニット4が同じ方向に延びている状態を示す図である。
図6(b)は、プラグユニット4に対して電源3を回動させた状態を示す図である。なお、これらの各図では、説明の便宜のために、プラグユニット4における筐体41の外形を2点鎖線で表示している。
【0054】
図6に示すように、スペーサ53は、平面視で略矩形状を呈する。平面視におけるスペーサ53の中央には、支持ナット52の軸部51Bが挿通される挿通孔53Aが形成されている。
図4に示すように、スペーサ53は、筐体41の貫通孔41Aと同軸をなすように配置される。
【0055】
図6(a)に示すように、スペーサ53の外周縁には、周方向の一方側を向く第1規制縁53Bと、周方向の他方側を向く第2規制縁53Cと、が形成されている。スペーサ53の外周縁のうち、第1規制縁53Bと第2規制縁53Cとをつなぐ部分は、挿通孔53Aの周縁と同軸をなす円弧状をなしている。
【0056】
スペーサ53は、プラグユニット4の筐体41に対して周方向に位置決めされている。スペーサ53の周縁部は、筐体41の下面に形成された位置決めボス41Bと周方向に当接している。その結果、スペーサ53は、位置決めボス41Bにより筐体41に対する回動軸Ax1周りの相対変位が規制される。よって、スペーサ53の電源3の回動に伴う供回りを抑制することができる。
【0057】
次に、電源3の回動軸Ax1周りの回動動作について説明する。
図6(a)および
図6(b)に示すように、電源3は、ユーザの操作に応じて、プラグユニット4に対して回動軸Ax1周りに回動する。この際、スペーサ53は、筐体41の位置決めボス41Bにより周方向の変位が規制されるため、周方向に変位しない。
【0058】
スペーサ53は、電源3の蓋32に取り付けられたストッパ35と干渉することで、電源3の回動範囲を規制する。すなわち、
図6(a)に示す、ストッパ35がスペーサ53の第1規制縁53Bに接触している位置から、
図6(b)に示す、ストッパ35が第2規制縁53Cに接触している位置までが、電源3の回動範囲となる。その結果、電源3の回動範囲が大きくなることで、支持ボルト51と支持ナット52が緩むのを抑制することができる。
【0059】
(3-4)固定部60
図1に示す固定部60は、電源3のうち、長手方向LGの他方側の端部をライティングダクト10に固定する部材である。これにより、電源3をより強固にライティングダクト10に取り付けることができる。
【0060】
図7および
図8を参照して、固定部60の構成について説明する。
図7は、
図1に示す固定部60の斜視図である。
図8は、
図7に示す固定部60の分解斜視図である。
図7および
図8に示すように、固定部60は、レール係合部61と、カラー部材62と、操作レバー63と、取付台64と、取付ねじ65と、ロックレバー66とを備える。
【0061】
レール係合部61は、平面視で長辺と短辺を有する略長方形状を呈する板状部材である。レール係合部61の平面視における中央には、長辺に沿って延びる長孔61Aが形成されている。レール係合部61は、操作レバー63への操作に応じて、取付ねじ65の中心軸Ax2周りに回動する。
【0062】
レール係合部61における長辺に沿う方向の寸法は、ライティングダクト10のレール11の溝の幅寸法よりも大きい。一方、レール係合部61における長辺に沿う方向の寸法は、ライティングダクト10のレール11の溝の幅寸法よりも小さい。このため、レール係合部61は、レール11の溝の内部に配置された状態で、中心軸Ax2周りに回動して向きを変更することで、着脱自在にレール11に係合することができる。
【0063】
カラー部材62は、上方に向けて外径が小さくなる多段筒状を呈する。
図8に示すように、カラー部材62のうち、最上段に位置する小径筒部62Aは、レール係合部61の長孔61Aに対応する形状を呈する。小径筒部62Aが長孔61Aの内部に挿入されることで、小径筒部62Aとレール係合部61が組み合わされる。小径筒部62Aと長孔61Aとが周方向に係合しているため、レール係合部61は、カラー部材62の中心軸Ax2周りの回転に伴って、中心軸Ax2周りに回動する。
【0064】
図7および
図8に示すように、操作レバー63は、表裏面が上下方向を向き、水平方向に沿って延びる板状部材である。操作レバー63の端部には、表裏面が水平方向を向くように屈曲された屈曲部63Aが形成されている。
図8に示すように、操作レバー63は、屈曲部63Aへのユーザの操作に応じて中心軸Ax2周りに回動する。操作レバー63には取付穴63Bが形成されている。
【0065】
取付台64は、電源3のケース30に取り付けられる部材である。取付台64はケース30における蓋32の上面に取り付けられる。取付台64は、長手方向LGの一方側および下方に向けて開口する直方体状を呈する。取付台64の幅方向Wの両端部には、蓋32への取付けに用いられるフランジ64Aが形成されている。取付台64の上面には、取付穴64Bが形成されている。
【0066】
取付台64の上面のうち、長手方向LGの端部には、長手方向LGに延びるスリット64Cが形成されている。スリット64Cの内部には、後述するロックレバー66の規制片66Dが収容される。
【0067】
取付ねじ65は、レール係合部61、カラー部材62、および操作レバー63を取付台64に取り付ける部材である。取付ねじ65の下端部に、ナット65Bが装着される。
【0068】
ロックレバー66は、ユーザによる操作レバー63への操作を規制するロック機構である。
図8に示すように、ロックレバー66は、レバー本体66Aと、取付部66Bと、解除操作片66Cと、規制片66Dとを備える。レバー本体66A、取付部66B、解除操作片66C、および規制片66Dは、互いに一体に形成されている。
【0069】
レバー本体66Aは、表裏面が上下方向を向き、長手方向LGに延びる板材である。レバー本体66Aの他方側の端部が屈曲されることで、取付部66Bが形成されている。取付部66Bには取付穴66Eが形成されている。取付穴66Eに取付ねじ67が装着され、取付部66Bが取付台64の内面に固定される。これにより、レバー本体66Aは、長手方向LGの端部が固定された状態で、取付部66Bを支点として上下方向に変位する板バネとして動作する。
【0070】
解除操作片66Cは、レバー本体66Aのうち、長手方向LGの一方側の端部に形成される。解除操作片66Cは表裏面が上下方向を向く。ユーザが解除操作片66Cを下方に向けて押圧することで、板バネとしての上方に向けた付勢力に抗して、レバー本体66Aにおける長手方向LGの一方側の端部が、下方に向けて変位する。
【0071】
規制片66Dは、レバー本体66Aの長手方向LGの一方側の端部の上面に形成される。規制片66Dは表裏面が幅方向Wを向き、レバー本体66Aの上面から上方に向けて突出している。
図7に示すように、規制片66Dは、取付台64のスリット64Cの内部に収容されている。
【0072】
規制片66Dは、操作レバー63の外周縁と長手方向LGに対向している。このため、ロックレバー66が操作されていない状態では、操作レバー63を回動させると操作レバー63の外周縁と規制片66Dとが干渉することにより、操作レバー63の回動が規制される。一方、前述のとおりロックレバー66の解除操作片66Cを操作して規制片66Dを下方に向けて変位させると、操作レバー63が規制片66Dと長手方向LGに対向しなくなるため、規制片66Dによる操作レバー63の回動規制が解除される。
【0073】
(4)ライティングダクト10への着脱作業
次に、
図9および
図10を参照して、照明器具1のライティングダクト10への着脱作業について説明する。
図9は、
図1に示す照明器具1をライティングダクト10に取り付ける状態を示す図である。
図10は、
図9に示す照明器具1において、電源3を回動させた状態を示す図である。
【0074】
(4-1)ライティングダクト10への取付作業
まず、照明器具1のライティングダクト10への取付作業について説明する。まず、照明器具1は、灯体2、電源3、およびプラグユニット4とが組み合わされたユニットとして出荷され、市場を流通する。照明器具1の組み立て作業では、組み立て作業者が、電源3の蓋32に対して、スペーサ53を介した状態で、プラグユニット4の筐体41と、ケース30の蓋32とを、支持ボルト51および支持ナット52により連結する。その後、組み立て作業者が、灯体2が連結されたケース本体31に蓋32を取り付けることで照明器具1が完成する。なお、プラグユニット4は、単体で市場を流通してもよい。
【0075】
次に、照明器具1のライティングダクト10への取付作業では、ユーザは、照明器具1のプラグユニット4をライティングダクト10に取り付ける。具体的には、プラグユニット4に対する電源3および灯体2の延びる向きを変化させる(
図6参照)。すなわち、電源3および灯体2をプラグユニット4に対して平面視における時計回りに回動させる。この際、
図6(b)に示すように、ケース30の蓋32に取り付けられたストッパ35が、スペーサ53の第2規制縁53Cに当接することで、電源3の回動範囲が規制される。
【0076】
次に、ユーザは、プラグユニット4をライティングダクト10の内部に配置する。具体的には、
図9に示すように、プラグユニット4の筐体41の上部を、ライティングダクト10の溝の内部に進入させる。この際、プラグユニット4が、ライティングダクト10の下端部と接触した状態で、プラグユニット4をライティングダクト10に対して保持する。なお、この時のライティングダクト10における長手方向LGの位置は、任意に設定することができる。
【0077】
次に、ユーザは、プラグユニット4における操作部44を操作する。具体的には、ユーザは、プラグユニット4の第1操作部44Aを水平方向に回動する。その結果、プラグユニット4の筐体41の内部に収容されていた第1突出部43Aが筐体41の外部に向けて突出する。これにより、
図2に示すように、第1突出部43Aが、ライティングダクト10の内部において、レール11の溝の縁と上下方向に当接する。
【0078】
ユーザはさらに、プラグユニット4の第2操作部44Bを水平方向に回動する。その結果、プラグユニット4の筐体41の内部に収容されていた第2突出部43Bが筐体41の外部に向けて突出する。これにより、第2突出部43Bが、ライティングダクト10の内部において、レール11の溝の縁と上下方向に当接する。
【0079】
この際、
図9に示すように、灯体2および電源3が延びる向きが、ライティングダクト10が延びる向きと異なっている。このため、プラグユニット4の下方に操作部44を操作するための操作スペースを確保することができ、ライティングダクト10へのプラグユニット4の取付作業の作業性を向上することができる。
【0080】
次に、ユーザは、電源3と灯体2をプラグユニット4に対して回動させる。この際、電源3および灯体2をプラグユニット4に対して平面における反時計回りに回動させる。これにより、
図10に示すように、電源3および灯体2の延びる向きが、プラグユニット4の延びる向きと一致する。
【0081】
次に、ユーザは固定部60をライティングダクト10に取り付ける。ユーザは、
図10に示す状態において、固定部60のレール係合部61をライティングダクト10の内部に配置する。具体的には、固定部60のレール係合部61を、長辺が長手方向LGに沿う向きとした状態で、ライティングダクト10の溝の内部に進入させる。この際、固定部60が、ライティングダクト10の下端部と接触した状態で、プラグユニット4をライティングダクト10に対して保持する。
【0082】
次に、ユーザは、レール係合部61をライティングダクト10のレール11に係合させる。具体的には、ユーザは固定部60のロックレバー66を操作して、ロックレバー66の規制片66Dを下方に向けて変位させた状態のまま、操作レバー63を回動させる。
【0083】
これにより、操作レバー63の回動に伴って、レール係合部61が回動する。この際、
図7に示すように、レール係合部61の長辺が幅方向Wと一致することで、レール係合部61の長辺側の端部がライティングダクト10のレール11と上下方向に係合する。これにより、固定部60がレール11に取り付けられ、電源3がライティングダクト10に固定される。
【0084】
その後、ユーザは、所望する方向に光源20からの光が照射されるように、灯体2のカバー22の向きを調整する。以上により、ライティングダクト10への照明器具1の取付作業が終了する。
【0085】
(4-2)ライティングダクト10からの取り外し作業
次に、照明器具1のライティングダクト10からの取り外し作業について説明する。照明器具1をライティングダクト10から取り外す作業は、前述した取付作業の工程を反対から順に行う。
【0086】
具体的には、まずユーザが固定部60のロックレバー66を操作する。この際、ユーザは
図7に示すロックレバー66の解除操作片66Cを下方に向けて押圧し、規制片66Dによる操作レバー63の回動規制を解除する。その後、ユーザは、操作レバー63を回動して、レール係合部61の向きを長辺が長手方向LGを向くように変更する。そしてユーザは、固定部60をライティングダクト10のレール11から取り外す。
【0087】
次に、ユーザは、電源3および灯体2をプラグユニット4に対して平面視で時計回りに回動させて、
図9に示す状態とする。その後、ユーザがプラグユニット4の第1操作部44Aおよび第2操作部44Bを操作して、第1突出部43Aおよび第2突出部43Bをプラグユニット4の筐体41の内部に収容する。その後ユーザは、プラグユニット4の筐体41をライティングダクト10から取り外す。以上により、照明器具1のライティングダクト10からの取り外し作業が終了する。
【0088】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、固定部70の構造が第1実施形態と異なっている。
図11は、第2実施形態に係る照明器具1Bにおける固定部70の正面図である。なお、第1実施形態と同一の構成についてはその説明を省略する。
図11に示す照明器具1Bでは、ライティングダクト10Bの内部構造が第1実施形態と異なっている。ライティングダクト10Bは要求仕様に応じて内部構造を変更することができる。
【0089】
(5)固定部70
変形例に係る固定部70は、固定部本体71と、レールフック72とを備える。固定部本体71は直方体状を呈し、電源3におけるケース30の蓋32の上面に固定される。
【0090】
固定部本体71の上部には、幅方向Wに小さい挿入部71Aが形成されている。挿入部71Aの幅寸法は、ライティングダクト10Bにおけるレール11の溝の幅寸法よりも小さくなっている。挿入部71Aは、固定部70がライティングダクト10Bの内部に取り付けられる際に、ライティングダクト10Bにおけるレール11の溝の内部に挿入される。
【0091】
レールフック72は表裏面が長手方向LGを向く板状部材である。レールフック72には、円弧状の案内溝75が形成されている。案内溝75の内部にはビス74が配置されている。レールフック72の外端部には、ライティングダクト10Bにおけるレール11の溝の縁に係合するフック部73が形成されている。
【0092】
レールフック72は固定部本体71の長手方向LGの端面に取り付けられる。レールフック72は、長手方向LGに延びる回転軸Ax3周りに回転する。この際、ビス74に案内溝75が案内される。
【0093】
変形例に係る固定部70を用いて、電源3をライティングダクト10Bに固定する作業について説明する。ユーザはまず、固定部本体71の挿入部71Aをライティングダクト10Bにおけるレール11の溝の内側に進入させる。
【0094】
この状態において、ユーザは、レールフック72を回転させて、フック部73をライティングダクト10Bにおけるレール11の溝の縁に引掛ける。この状態でレールフック72のビス74を締めることで、レールフック72の位置が固定される。これにより、固定部70がレール11に取り付けられ、電源3がライティングダクト10Bに固定される。
【0095】
(6)変形例
次に、照明器具1の変形例について説明する。
【0096】
上記実施形態では、プラグユニット4が第1プラグ部42Aおよび第2プラグ部42Bを備える構成を示したが、この限りではない。すなわち、プラグ部42の数量は任意に選択することができる。
【0097】
上記実施形態では、ライティングダクト10が導電部12と信号伝送部13とを備える構成を示したが、この限りではない。すなわち、ライティングダクト10は、導電部12と信号伝送部13のうちの少なくともいずれかを備えなくてもよい。
【0098】
上記実施形態では、プラグユニット4によりライティングダクト10に取り付けられる取付器具として照明器具1の灯体2および電源3を示したが、この限りではない。すなわち、ライティングダクト10に取り付けられる取付器具としては、照明装置に限られない。
【0099】
例えば、ダクトレール用プラグ、空気清浄機、アロマ発生装置、空調設備、換気設備、医療設備、映像設備、および音響設備などのいずれかの装置を、プラグユニット4によりライティングダクト10に取り付けることができる。
【0100】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更又は組み合わせが可能である。
【符号の説明】
【0101】
1、1B 照明器具
2 灯体
3 電源(取付器具)
4 プラグユニット
41 筐体
42 プラグ部
42A 第1プラグ部
42B 第2プラグ部
43 突出部
43A 第1突出部
43B 第2突出部
44 操作部
44A 第1操作部
44B 第2操作部
50 支持部
51 支持ボルト
52 支持ナット
53 スペーサ
60 固定部