IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • -棒鋼連続引抜装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025037207
(43)【公開日】2025-03-17
(54)【発明の名称】棒鋼連続引抜装置
(51)【国際特許分類】
   B21C 1/28 20060101AFI20250310BHJP
【FI】
B21C1/28 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023159223
(22)【出願日】2023-09-05
(71)【出願人】
【識別番号】306028249
【氏名又は名称】橋口 重歳
(72)【発明者】
【氏名】橋口 重歳
【テーマコード(参考)】
4E096
【Fターム(参考)】
4E096EA02
4E096EA14
4E096FA01
4E096GA02
(57)【要約】
【課題】ドラム巻き棒鋼の圧延素材の大型化により、連続引抜装置において、引抜ストローク及び引抜力の大型化のため、対応可能な棒鋼連続引抜装置が必要となった。
【解決手段】棒鋼連続引抜装置で、引抜台車A5及び引抜台車B6を引抜ストロークが大きく取れる引抜ローラチエーンA7及び引抜ローラチエーンB8で引抜駆動とし、直列に配列する。引抜台車A5及び引抜台車B6を交互引抜運転での連続引抜より、1ストローク当たりの引抜ストロークを大とし、引抜台車A5及び引抜台車B6を同時引抜運転での引抜力を2倍とした。
同時引抜運転時は接続梁を取り付ける。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒鋼引抜装置において、ローラチエーンによる引抜駆動される引抜台車A及び引抜台車Bを直列に配列し、交互又は同時に引抜運転を実施する棒鋼連続引抜装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドラム巻き棒鋼の圧延素材の大型化により、棒鋼連続引抜装置において、引抜ストロークを大きく取れる引抜ローラチエーン駆動される引抜台車A及び引抜台車Bを直列に配列し、交互引抜運転により、1ストローク当たりの引抜長を大とし、同時引抜運転により、引抜力を2倍とする、棒鋼連続引抜装置である。
【背景技術】
【0002】
従来の棒鋼連続引抜装置に対して、ドラム巻き棒鋼の圧延素材の大型化に対応するために、1ストローク当たりの引抜長を大とし、引抜力を大きくしたもの。
【従来技術】
【0003】
図4:ドラム回転による連続引抜装置
図5:アームスイングによる連続引抜装置
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドラム巻き棒鋼の圧延素材の連続引抜装置において、従来のドラム式及びアームスイング式は、ストローク当たりの引抜長さに制限が有り、共にモータ1台での駆動のため、引抜力の制限がある。本発明はこの課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
棒鋼連続引抜装置で、引抜台車A5及び引抜台車B6を引抜ストロークが大きく取れる引抜ローラチエーンA7及び引抜ローラチエーンB8で単独引抜駆動とし、直列に配列する。引抜台車A5及び引抜台車B6を交互引抜運転での連続引抜により、1ストローク当たりの引抜ストロークを大とし、引抜台車A5及び引抜台車B6を同時引抜運転での引抜力を2倍とした。同時引抜運転時は、接続梁を取り付ける。
【発明の効果】
【0006】
棒鋼連続引抜装置において、引抜台車A及び引抜台車Bを単独ローラチエーン駆動とし、交互引抜運転で、引抜ストロークを大きくし、同時引抜運転で引抜力が2倍となる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(イ).棒鋼引抜装置に引抜台車A及び引抜台車Bを単独駆動とし、直列に配列により、交互引抜運転及び同時引抜運転が可能な構造とした。
【実施例0007】
図1は棒鋼連続引抜装置の全体平面図、正面側面図及び断面A-A図を図示す。
図2は引抜台車A及び引抜台車Bの運転パターンA(交互引抜運転)状態を図示し、
図3は引抜台車A及び引抜台車Bの運転パターンB(同時引抜運転)状態を図示す。
【0008】
図1において、引抜素材1、引抜磨材2、棒鋼引抜装置本体3、ダイス4の配置を平面図に示す。平面図において、引抜台車A5及び引抜台車B6を直列に配列を示す。
正面側面図及び断面A-Aにおいて、引抜台車A5及び引抜台車B6の駆動装置の配置を図示す。
【0009】
図1の平面図、正面側面図及び断面A-Aにおいて、引抜台車A5の駆動装置に、駆動モータA21、減速機A19、引抜スプロケットA15、引抜ローラチエーンA7 リターンローラチエーンA9、LHガイドA11、LHレールA13、リターンスプロケットA17、チエーン張り処置A27を配置する。引抜磨材2を引抜くための引抜グリッパA23及びグリッパ開閉装置A25を引抜台車本体に取り付ける。
【0010】
図1の平面図、正面側面図及び断面A-Aにおいて、引抜台車B6の駆動装置に、駆動モータB22、減速機B20、引抜スプロケットB16、引抜ローラチエーンB8 リターンローラチエーンB10、LHガイドB12、LHレールB14、リターンスプロケットB18、チエーン張り処置B28を配置する。引抜磨材2を引抜くための引抜グリッパB24及びグリッパ開閉装置B26を引抜台車本体に取り付ける。
引抜台車A5と引抜台車B6を同時引抜運転時に取付ける接続梁29を配置している。
【0011】
図2において、運転パターンA(交互引抜運転)時の引抜台車Aの引抜及びリターン動作を示し、引抜台車Bの引抜及びリターン動作を示す。
【0012】
図3において、運転パターンB(同時引抜運転)時の引抜台車A及び引抜台車Bの引抜及びリターンの同時動作を示す。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明実施例の棒鋼連続引抜装置の平面図、正面側面図及び断面A―Aを図示している。
図2】本発明の引抜台車A及び引抜台車Bの運転パターンA(交互引抜運転)を図示している。
図3】本発明の引抜台車A及び引抜台車Bの運転パターンB(同時引抜運転)を図示している。
【符号の説明】
【0014】
1 引抜素材 15 引抜スプロケットA
2 引抜磨材 16 引抜スプロケットB
3 棒鋼引抜装置本体 17 リターンスプロケットA
4 ダイス 18 リターンスプロケットB
5 引抜台車A 19 減速機A
6 引抜台車B 20 減速機B
7 引抜ローラチエーンA 21 駆動モータA
8 引抜ローラチエーンB 22 駆動モータB
9 リターンローラチエーンA 23 引抜グリッパA
10 リターンローラチエーンB 24 引抜グリッパB
11 LHガイドA 25 グリッパ開閉装置A
12 LHガイドB 26 グリッパ開閉装置B
13 LHレールA 27 チエーン張り装置A
14 LHレールB 28 チエーン張り装置B
29 接続梁
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2023-10-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
図1】本発明実施例の棒鋼連続引抜装置の平面図、正面側面図及び断面A―Aを図示している。
図2】本発明の引抜台車A及び引抜台車Bの運転パターンA(交互引抜運転)を図示している。
図3】本発明の引抜台車A及び引抜台車Bの運転パターンB(同時引抜運転)を図示している。
図4】従来のドラム回転による連続引抜装置を図示している。
図5】従来のアームスイングによる連続引抜装置を図示している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
1 引抜素材 15 引抜スプロケットA
2 引抜磨材 16 引抜スプロケットB
3 棒鋼引抜装置本体 17 リターンスプロケットA
4 ダイス 18 リターンスプロケットB
5 引抜台車A 19 減速機A
6 引抜台車B 20 減速機B
7 引抜ローラチエーンA 21 駆動モータA
8 引抜ローラチエーンB 22 駆動モータB
9 リターンローラチエーンA 23 引抜グリッパA
10 リターンローラチエーンB 24 引抜グリッパB
11 LHガイドA 25 グリッパ開閉装置A
12 LHガイドB 26 グリッパ開閉装置B
13 LHレールA 27 チエーン張り装置A
14 LHレールB 28 チエーン張り装置B
29 接続梁
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正の内容】
図3
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正の内容】
図4
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
図5