IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

<>
  • -壁掛け式名刺ホルダー 図1
  • -壁掛け式名刺ホルダー 図2
  • -壁掛け式名刺ホルダー 図3
  • -壁掛け式名刺ホルダー 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025037210
(43)【公開日】2025-03-17
(54)【発明の名称】壁掛け式名刺ホルダー
(51)【国際特許分類】
   G09F 7/18 20060101AFI20250310BHJP
   G09F 7/02 20060101ALI20250310BHJP
【FI】
G09F7/18 D
G09F7/02 G
G09F7/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023161755
(22)【出願日】2023-09-05
(71)【出願人】
【識別番号】523363590
【氏名又は名称】合同会社TTB
(72)【発明者】
【氏名】山根 英香
(57)【要約】
【課題】多種多様な介護福祉サービスを利用する高齢者・障がい者の親族および関係者が、困難時や緊急時にどこに連絡すべきかすぐにわかる名刺ホルダーを提供する。
【解決手段】名刺を一元化して掲示することにより、日常的に接する機会の少ない親族や関係者でも、困難時や緊急時に連絡を取り、支援を受けることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体上部に吊り下げ用のコードが取り付けられており、壁、もしくは壁に近い形状の物(冷蔵庫や食器棚の前面、側面など)に吊り下げることができる名刺ホルダー。
【請求項2】
本体正面に複数の名刺固定用の支持部品が貼り付けられており、これらに名刺を差し込むことにより、同時に複数の名刺の閲覧が可能な名刺ホルダー。
【請求項3】
請求項2に記された名刺固定用の支持部品とボード本体との間に隙間を持ち、その隙間によって、本体を吊り下げた状態でも名刺の差し込みや取り外しが容易な名刺ホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高齢者や障がい者の支援を主とする壁掛け式の名刺ホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
現在日本では、65歳以上の高齢者人口の割合が全体の29%に達している。それに伴い、施設等に入所する割合とともに一人暮らしをする割合も増加している。
【0003】
高齢者は加齢や疾病などの理由により日常生活に不自由が発生する場合が多い。
【0004】
また、若年であっても、身体や精神・知的に障がいをもった方は、生活において多くの支援を必要としている。
【0005】
支援が必要になってきた高齢者は、公的な介護サービスを利用する。介護サービスの職種には、ケアマネージャー、訪問診療の医師、訪問看護師、ヘルパーなどがあり、民生委員・町内会といった地域活動も支援の一助を担っている。障がい者においても、相談支援事業者や就労継続支援事業所など複数の事業所が関与している。
【0006】
とはいえ、支援の輪が広がっても、それぞれは互いに会うことは殆ど無く、本人に渡された名刺も大抵は大切に引き出しにしまい込まれてしまうことが多い。
【0007】
そのため、高齢者らが緊急事態に陥った際、関与した第三者が日常支援している人間に(時には緊急に)連絡を取りたい・相談したい状況でも、すぐには氏名や電話番号といった情報がわからないことが多い。
【0008】
このように、支援を求めたり、相談をしたいと思ったときに連絡先がわからず、その結果、最悪の事態を招くことも考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【非特許文献】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
高齢者らをサポートするための支援者の情報は主に名刺に記載されているが、その名刺は利用者の引き出しにしまわれていたり、名刺ケースにまとめられ本棚の何段目かに置かれていたりする。必要な時にすぐに見つからないことが多い。
【0010】
本発明は上記事情に鑑み、ひと目で連絡すべき人の氏名、電話番号がわかる名刺ホルダーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記目的を達成するため、本発明の名刺ボードは、視線の高さに設置できる壁掛け式であり、正面から見られるよう前面に並べて配置し、すぐに連絡先を把握できることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の名刺ホルダーは壁掛け式であるため、吊り下げた状態でも名刺の取り外しがしやすいように、ボードと名刺固定用の支持部分に十分な隙間を設けてあり、名刺の差し込みに余裕を持たせていること特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、日常の部屋の光景の中に自然と支援をしてくれる人々の名刺の存在を目にすることになり、支援や相談を必要とした際に、すぐに適切な相手の連絡先を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の正面図である。
図2】本発明の背面図である。
図3】本発明の側面図である。
図4】本発明の名刺固定用支持部品、ハガキ・写真固定用支持部品の正面図である。(A)が名刺入れ部分であり、(B)がハガキ・写真入れ部分である。
【符号の説明】
【0015】
1 名刺ホルダー
2 名刺ホルダー吊り下げ用コード
3 吊り下げコード用通し穴
4 名刺入れ部分
5 名刺の人物の役柄を書き込むスペース
6 吊り下げ用コード端末固定具
7 ハガキ・写真入れ部分
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の本体ボード部分であり、その表面に図4の名刺固定用の支持部品を厚みのある両面テープを用いて貼り付けることによって適度な隙間を作り、吊り下げた状態でも名刺を差し込んだり外したりしやすい構造になっている。
【0017】
また、名刺固定用の支持部品を縦横に並べて配置することによって、複数の名刺を一元的に閲覧できるようになっている。
図1
図2
図3
図4