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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025038832
(43)【公開日】2025-03-19
(54)【発明の名称】言語学習用看板
(51)【国際特許分類】
   G09B 19/08 20060101AFI20250312BHJP
   G09F 19/22 20060101ALI20250312BHJP
   G09F 19/02 20060101ALI20250312BHJP
   G09F 7/00 20060101ALI20250312BHJP
【FI】
G09B19/08
G09F19/22 D
G09F19/02 D
G09F7/00 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023145678
(22)【出願日】2023-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】300089817
【氏名又は名称】那須 正和
(72)【発明者】
【氏名】那須正和
(57)【要約】
【課題】より楽しく英語等の語学を学ぶことを課題とするものである。
【解決手段】言語学習用看板である看板は2面以上の画像表示面を備え、前記画像表示面は、別の方向を向いた面であり、
前記2面以上の画像表示面の内の1面である、面Aには、
複数の物或いは事或いは動作或いは色あるいは人の画像が、写真または絵または映像または文字にて、前記各画像を意味する言葉と合わせて表現されており、
前記各画像を意味する言葉は、ある国または地域で使用されているZ言語で示されており、
前記2面以上の画像表示面の内の前記面Aとは別の面である面Bには、前記画像と同等の物或いは事を示す画像と合わせて前記Z言語以外の言語であるY言語が示されているか、または前記画像と同等の物或いは事を示す言葉が表示されていない構成とした。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
言語学習用看板(1)は看板であって、前記看板は2面以上の画像表示面(8)を備え、前記画像表示面(8)は、別の方向を向いた面であり、
前記2面以上の画像表示面(8)の内の1面である、面Aには、
複数の物或いは事或いは動作或いは色あるいは人の画像(6)が、写真または絵または映像または文字にて、前記各画像(6)を意味する文字単体または文字と合わせて表現されており、
前記各画像(6)を意味する言葉は、ある国または地域で使用されているZ言語で示されており、
前記2面以上の画像表示面(8)の内の前記面Aとは別の面である面Bには、前記画像(6)と同等の物或いは事或いは動作或いは色あるいは人を示す写真または絵または映像と合わせて前記Z言語以外の言語であるY言語が示されているか、または前記写真または絵または映像と同等の、物或いは事或いは動作或いは色あるいは人を示す言葉が表示されていないことを特徴とする言語学習用看板(1)。
【請求項2】
前記言語学習用看板(1)が面Aと面Bの2面の画像表示面(8)を備えたことを特徴とする請求項1の言語学習用看板(1)。
【請求項3】
前記画像表示面(8)が柵(2)または門または壁のそれぞれ反対側の2面に備えられたことを特徴とする請求項1から請求項2のいずれかに記載の言語学習用看板(1)。
【請求項4】
前記言語学習用看板(1)が教育施設に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の言語学習用看板(1)。
【請求項5】
前記言語学習用看板(1)が教育施設の柵(2)または門または壁に設けられたことを特徴とする請求項3に記載の言語学習用看板(1)。
【請求項6】
前記言語学習用看板(1)が3面以上の画像表示面(8)を備えたことを特徴とする請求項1の言語学習用看板(1)。
【請求項7】
前記言語学習用看板(1)が略円柱状であることを特徴とする請求項1の言語学習用看板(1)。
【請求項8】
前記言語学習用看板(1)が回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項6または請求項7のいずれかに記載の言語学習用看板(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、言語の学習を促進する看板の構成に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から看板は、主に店舗等の施設や案内表示の告知や施設名などの広告媒体であるものが中心である。
【0003】
しかし、この国際化社会においては、外国語を学ぶことの必要性は益々増しており、また、その学習時期は、保育園や幼稚園などの幼少期から開始される必要性が高まっており、特にそうした幼少期の子供たちに、楽しく言語学習できる需要が高まっており、特に、幼稚園や保育園などの幼少期に通う教育施設の行き帰りに親と楽しく学べる環境が求められており、学びを促進する為の表示部である看板が求められている。
【0004】
このような現状に鑑み、本発明者以外にも従来から種々の看板の技術が提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、発明の名称を「切り文字電飾看板」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献1参照)。
具体的には、板に設けられた切り文字を、照らし出す技術に関するものである。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、本願に関する課題の解決、方法については至っていないものである。
【0006】
また、特許文献2には、発明の名称を「後部照明による看板装置」とする技術が開示され、公知技術となっている(特許文献2参照)。
具体的には、インクによる印刷あるいはフィルムを貼り付けて立体的な印象を有する看板を製造する、である。しかしながら、係る発明は、背面からの光による透過や、その形状に加工された文字等の輪郭を光で表すものであり、光伝導性の材料を使用する等、特許文献1に記載の発明は、本願発明に関する課題の解決とは別のものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2000-320851号
【特許文献2】特願2002‐130979
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
教育施設の行き帰りなどにおいても、親ともより楽しく英語等の語学を学ぶことを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の言語学習用看板(1)は看板であって、前記看板は2面以上の画像表示面(8)を備え、前記画像表示面(8)は、別の方向を向いた面であり、
前記2面以上の画像表示面(8)の内の1面である、面Aには、
複数の物或いは事或いは動作或いは色あるいは人の画像(6)が、写真または絵または映像または文字にて、前記各画像(6)を意味する文字単体または文字と合わせて表現されており、
前記各画像(6)を意味する言葉は、ある国または地域で使用されているZ言語で示されており、
前記2面以上の画像表示面(8)の内の前記面Aとは別の面である面Bには、前記画像(6)と同等の物或いは事或いは動作或いは色あるいは人を示す写真または絵または映像と合わせて前記Z言語以外の言語であるY言語が示されているか、または前記写真または絵または映像と同等の、物或いは事或いは動作或いは色あるいは人を示す言葉が表示されていない構成を採用する。
【0010】
また、本発明は、前記言語学習用看板(1)が面Aと面Bの2面の画像表示面(8)を備えた
構成を採用することもできる。
【0011】
また、本発明は、前記画像表示面(8)が柵(2)または門または壁のそれぞれ反対側の2面に備えられた
構成を採用することもできる。
【0012】
また、本発明は、前記言語学習用看板(1)が教育施設に設けられた
構成を採用することもできる。
【0013】
また、本発明は、前記言語学習用看板(1)が教育施設の柵(2)または門または壁に設けられた
構成を採用することもできる。
【0014】
また、本発明は、前記言語学習用看板(1)が3面以上の画像表示面(8)を備えた
構成を採用することもできる。
【0015】
また、本発明は、前記言語学習用看板(1)が円柱状である
構成を採用することもできる。
【0016】
また、本発明は、前記言語学習用看板(1)が回転可能に設けられている
構成を採用することもできる。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る言語学習用看板によれば、幼児等の年少者や語学が苦手な人であっても、より学びへのモチベーションをアップすることが可能であることによって、学習の効果をより大きくすることが可能であるという優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明に係る言語学習用看板の柵と一体に設けた基本構成説明図
図2】本発明に係る言語学習用看板のバリエーションの構成の例の説明図
図3】本発明に係る言語学習用看板が2面から成る構成説明図
図4】本発明に係る言語学習用看板が4面から成る構成説明図
図5】本発明に係る言語学習用看板が円柱から成る構成説明図
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明に係る看板は、2以上の別の方向を向いた画像表示面8のそれぞれに描写された物(モノ)、行為、色、或いは事(コト)などの表現方法を、それぞれの別の画像表示面8で、別の表し方にて表現することによる有用性を発揮するものである。
【0020】
以下、図面に基づいて本発明に係る 看板について説明する。
但し、図面に示した形状や配置構成等についてはあくまでも代表的な例示であり、その他、限定せず、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、また、それぞれの図の例示の構成は、それぞれ他のお互いの図面の構成の例において、応用可能であるものである。
【0021】
図1は、本発明に係る 言語学習用看板1が、柵2に設けられた構成を説明する構成説明図である。
図1(a)は、係る言語学習用看板1が備えられていない状態の柵2の例を示しており、係る柵2は、保育園や幼稚園等の教育施設の柵2の例を示しており、係る柵2によって囲われたエリアがここでいう教育施設である保育園や幼稚園の園庭を示している。
係る柵2は、複数の縦棒から成り、係る柵2は5本の支柱3と、係る支柱3に挟まれて自立的に係る支柱3に支持された4枚のフェンスから成る構成を示しており、真ん中の2枚のフェンスに対して略直角方向に両端の2枚のフェンスが自立的に設けられた柵2の構成を示している。
尚、係る柵2の内側が園庭であり、係る園庭には4人の子供5達が遊んでいる構成の例である。
尚、図面で縦縞の部分が4枚のフェンスにて形成される柵2を示している。
【0022】
ここでは、図1(a)において、係る支柱3の間に設けられている自立した縦縞の部分をフェンスと呼び、係るフェンスが係る支柱3を介して連結した一連の構造物を柵2と呼ぶこととする。
ただし、係るフェンスの数や支柱3の数は限定しない。
【0023】
本図で示される係る園庭を仕切る柵2は、係る教育施設内と教育施設の外を隔てる柵2としても良く、また、係る柵2は、壁あるいは門や扉としても良い。
尚、図1(a)においては3方向を柵2に囲われ、係る図の奥側の面は、建物(4)にて仕切られ、図には示されていないが係る建物(4)に設けられた扉から係る園庭に出入りすることが可能な構成の例であるが、係る柵2は、1方向あるいは2方向あるいは4方向など全周を囲う構成としても良く、限定しない。
【0024】
図1(b)は、図1(a)の構成の例の柵2に画像表示面8を備え、係る画像表示面8に複数の画像6として、様々な動物や果物の絵が描写されている構成の例である。
係る絵は、左から、猿、象、馬、キリン、レモン、イチゴ、ぶどう、ミカン、リンゴの絵が描かれている構成の例であり、向かって左側のフェンスに動物、右側のフェンスに果物が描写されている構成の例である。
【0025】
図1(c)は、図1(b)の構成の例の柵2を係る柵2の内側、つまり、園庭側から見た構成の例である。
係る画像表示面8には、図1(b)と同じ種類の動物と果物の絵が描写されており、係るそれぞれの絵には英語の単語が記載されており、左からLEMON、STRAWBERRY、GRAPE、ORANGE、APPLE、MONKEY、ELEPHANT、HORSE、GIRAFFEとの記載がされており、園庭で遊びながら、係る絵の英単語を覚えることができる構成の例である。
係る構成とすることによって、図2(b)に示される様に、例えば、係る園から親と一緒に帰る時に、係る柵2の外側で係る園庭で覚えた英単語を、親と会話しながら、覚えた英単語を自慢げに順番に英語で言うことによって、「よく覚えたねえ」と、親から褒めてもらえる過程を通して、楽しく英語を学べる環境を創出することができるという有用性を備えた構成といえる。
また、園庭に係る絵と英単語の画像表示面8を備えることによって、係る園庭で遊びながら、そうやって親に楽しく自慢げに覚えた単語や語句を暗唱して見せたい子供5たちは、係る園庭で遊びながらも、自発的に係る単語を覚えるようになり、有用である。
【0026】
特に、係る柵2や壁が、幼稚園や保育園、英語等の語学を学ぶ塾等の教育施設の柵2や壁であることによって、係る教育施設から親と帰る時に親と覚えた単語等を係る絵を見ながら話すことによって、英語を学ぶことが楽しくなるという有用性があるものであり、ついては、特に保育園や幼稚園、或いは、保育園児や幼稚園児や小学校の低学年生が英語を学ぶ塾において設けられる構成とすることによって、親や一緒に通う園児、児童と一緒に楽しく学ぶことが可能な構成となり、有用である。
【0027】
この様に、絵だけが描写されている画像表示面8と、言葉も併記されている画像表示面8の両方が、合わせて見えない面に係るそれぞれの画像表示面8が備えられていることによって、係る絵だけが描写された画像表示面8だけを見ながら、係る絵の意味を答えることが可能な構成となり、しっかりと記憶ができているかどうかの確認ができる構成であり、有用である。
【0028】
図1(b)と図1(c)の構成の例は、係る絵だけが描写されている画像表示面8と、言葉も併記されている画像表示面8が裏側と表側の面、つまり、係る二つの画像表示面8は表裏180度違う方向に設けられていることによって、それぞれの画像表示面8をまとめて確認できない位置からそれぞれの画像表示面8を見ることができない構成であるが、係るそれぞれの画像表示面8は、例えば、互いに180度以上あるいは以下の角度に設けられた構成としても良く、その場合は、例えば、それぞれの画像表示面8をまとめて一度には見えない位置に立つことによって、係る絵だけが見える画像表示面8だけを見て、その画像表示面8に描写されている絵の英単語を回答することが可能な構成となる。
【0029】
また、係る画像である絵は、定期的に他の絵と付け替え可能な構成として付け替えてもよく、定期的に付け替えることによって、定期的に新しい言葉を覚えることが可能な構成となり、有用である。
尚、係る言語学習用看板1の画像表示面8は、ターポリンや布などの幕状から成る構成でも良いし、ポリプロピレン、アクリルまたはポリ塩化ビニルなどのプラスチックや鉄やアルミニウムや木やガラスなどの板状でも、紙でも、マグネットシートでも、電子ディスプレイでもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0030】
また、ここでいう電子ディスプレイは電子的に画像を表示可能な構成であり、LEDディスプレイ。液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、ブラウン管ディスプレイあるいは無機ELディスプレイ等その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
尚、係る画像表示面8が付け替え可能な構造は、マグネットや自己吸着シートや面ファスナーで吸着可能な構成としても良いし、フックや穴で引掛ける構成としても良いし、粘着テープでも、画鋲でもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0031】
尚、図1(c)は、図1(b)のそれぞれのフェンスの略真裏の画像表示面8にそれぞれの画像表示面8に描写された絵が描写された構成、つまり、動物の絵が描写されている画像表示面8の裏側には同等の動物の絵とそれぞれを意味する単語が描写されている画像表示面8が備えられ、果物の絵が描写されている画像表示面8の裏側には同等の果物の絵とそれぞれを意味する単語が描写されている画像表示面8が備えられた構成の例を示している。
【0032】
一方、図1(d)は、図1(b)のそれぞれのフェンスの隣のフェンスの裏側と同等の絵が描写された構成、つまり、動物の絵が描写されている画像表示面8の裏側には隣のフェンスの表側と同等の果物の絵とそれぞれを意味する単語が描写されている画像表示面8が備えられ、果物の絵が描写されている画像表示面8の裏側には隣のフェンスの表側と同等の動物の絵とそれぞれを意味する単語が描写されている画像表示面8が備えられた構成の例を示している。
図1(c)及び図1(d)の何れも、図1(b)の絵と180度違う方向を向いた英単語を併記した絵であり、英単語を併記した絵と併記しない絵を一度に確認できない位置から係る英単語を併記していない絵を見ることが可能な構成であり、それぞれ、略同等の効果を備えた構成の例である。
【0033】
尚、それぞれの画像表示面8の絵において、係る動物と果物の絵の並びは、表側と裏側と略同じ並びになっているが、係る並びや配置の順番は、表裏で違う並びや配置にした構成としても良く、係る構成とすることによって、より、並びの順番で単語を覚えるのではなく、より純粋に係るそれぞれの絵の単語を確認できる構成となり、有用である。
【0034】
図1(e)は、図1(b)の各絵に、日本語を併記した構成の例である。
このように日本語も併記することによって、日本語のひらがな等も覚えることが可能な構成となり、有用である。
尚、ここではひらがなでの表記を併記した構成の例であるが、カタカナでも良いし、或いは、さらに他の国の言語、例えば、中国語などでもよく、係る言語の種類は、限定しない。
また、それぞれの画像表示面8の絵などの画像6については、この様に動物、果物、山、地球あるいは建物などの物(モノ)でも良いし、野球、サッカーあるいは旅行などの事(コト)でもよいし、赤、緑、黄色、茶色あるいは青色などの色でもよいし、走る、叩く、蹴る、泳ぐ、飛ぶ等の動作、動きを描写した絵などでも良いし、消防士や警察官や先生などの人でもよいし、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、係るそれぞれの画像表示面8の絵などの画像6については、絵でも良いし、単語や熟語や文などの言葉でもよく、絵の代わりに言葉で描写する場合は、図1において絵で描写しているところを、日本語の単語を置き換えて描写する構成としてもよく、係る構成とすることによって、絵で表現し難い物や事や動作や動きや人の場合、例えば、事務員や空気などは絵で表現し難いので、例えば図1(b)の絵の代わりに日本語で事務員或いは空気などと描写し、図1(c)において係る日本語と英語を併記した構成、例えば、事務員とCLERK、空気とAIRを併記した構成としてもよく、係る言語の組み合わせは、その他、中国語と日本語でも良いし、英語と中国語でもよく、その他の言語でもよく、限定しない
【0035】
図2の構成の例は、係る柵2の内側、つまり園庭側の柵2の面に設けられた画像表示面8が、正面の真ん中2枚のフェンスだけでなく、係る正面の2枚のフェンスに対して、略90度に設けられた両端の2枚のフェンスの内側にも設けられた構成の例である。
【0036】
図2(a)において、係る柵2を構成する両端の2枚のフェンスの内側にはそれぞれ2つづつの絵が描写されており、係るフェンスにおいて、係る柵2の内側から向かって左のフェンスには、1枚の画像表示面8にうさぎと鹿の絵が係る絵を意味する英単語のRABBITとDEERと併せて描写されており、右のフェンスには、1枚の画像表示面8にライオンとカエルの絵が係る絵を意味する英単語のLIONとFROGと併せて描写されている構成の例である。
係る構成とすることによって、より広いスペースに係る絵と単語を併記した絵を掲示することが可能であるため、係る園庭で遊ぶ子供5が、より多くの言葉を覚えることが可能となる。
【0037】
図2(b)においては、図2(a)の両端のフェンスの内側に設けられている絵と同じ種類の文字が併記されていない絵が、正面の2枚のフェンスの外側に設けられている構成の例である。
係る絵には文字は記載されていないことによって外側から親と子供5が帰宅する際などに一緒にその絵の単語を確認することによって、楽しく英単語を覚えることが可能な構成となっている。
また、係るフェンスの外側には、正面のフェンスにだけ設けられる構成とすることによって、例えば係る正面のフェンスの前に、通路や道路が設けられている場合は、その通路や道路を通りながら、親と子供5で係る絵を容易に確認できる構成となり、有用である。
また、このように、両端のフェンスの内側に設けられた単語を併記した絵を、係る正面のフェンスに設けることによって、外側から係る内側の絵も一緒に見えてしまう角度があるが、例えば、図2(b)において一番右に立っている母と子供5の角度からは、真ん中の2枚のフェンスの外側に設けられている絵は全て見えるが、図2(a)において向かって左側のフェンスの内側に設けられている英単語が併記されている絵、つまりここでは、英単語が併記されたうさぎと鹿の絵は見えない角度となっており、係る位置からは、うさぎの鹿の絵を係る英単語が見えない位置で係るフェンスの外に設けられた絵を見ながら確認することができる構成となっている。
また、それは、反対側の内側に設けられているライオンとカエルの英単語を併記した絵についても同様であり、一番左に立った母と子供5からは確認できない角度がある構成となっている。
また、係る正面に立った真ん中の二組の母と子供5についても、両端の内側のフェンスの絵は遠かったり、特に背の低い子供5からは他の絵に隠れて見え難かったりする角度とすることも可能である。
【0038】
図2(c)と図2(d)は、係る絵が、一つの画像表示面8に対して、一種類の絵が描写された構成の例であり、係る構成とすることによって、より自由度が高く、係る柵2の様々な位置にそれぞれの単語を併記した絵や、単語を併記していない絵を設けることが可能な構成となり、有用である。
図3の構成の例は、立て看板の形態をした言語学習用看板1の構成の例であり、係る言語学習用看板1は、図1(b)および図1(c)の構成の例のように、柵2に設けられた言語学習用看板1のように、表裏それぞれに単語と絵の画像6を併記した画像表示面8と絵の画像6のみの画像表示面8を備えた言語学習用看板1の構成の例である。
【0039】
図3(a)は、英単語を併記した絵の画像6が描写された構成の例を示しており、図3(b)は、英単語を載せていない絵の画像6が描写された構成の例を示しており、それぞれ、サル、馬、象、キリン、レモン、イチゴブドウ、みかんリンゴの画像6としての絵が描写されている構成の例を示しており、係る構成とすることによって、保育園や、幼稚園や、外語学校等の教育施設に設けられた看板にて、英語単語の学習を実施することが可能な構成であり、係る構成において、例えば、係る画像表示面8を付け替え可能な構成として、例えば、今週はこの英単語を覚えましょう、というように、看板の前で、そこの教育施設に通っている子供5が母親と一緒に、また、他のお友達も一緒に英単語を学習するということが可能な構成となり、有用である。
また、図3(a)及び図3(b)の構成の例においては、係る立て看板の画像表示面8が、二本の支柱3によって支持され、係る画像表示面8の下側に隙間である看板下隙間が設けられており、係る看板下隙間から、人が係る看板の表側から裏側に移動可能な構成とすることによって、係る表側から、裏側への移動が容易である構成とすることによって、係る英単語が併記されている画像表示面8と、併記されていない画像表示面8の行き来が手軽な構成であることによって、覚えた英単語が、どれだけしっかりと記憶できてるかの確認がしやすい構成となり、有用である。
【0040】
図3(c)は、係る付け替え可能な画像表示面8の例であり、一方の画像表示面8には英単語が併記された馬の画像6の絵が描写されており、もう一枚の画像表示面8には、英単語が併記されていない馬の画像6の絵が描写されている構成の例であり、係る画像表示面8を付け替え可能な構成とすることによって、自由度高く定期的に係る看板によって英単語の学習が可能な構成とすることが可能であり、有用である。
【0041】
図4の構成の例は、図3で示された立て看板が、略直方体の構成の例であり、係る構成とすることによって、より狭いスペースで、より沢山の絵と英単語を描写可能な構成の例となり有用である。
【0042】
図4(a)の構成の例においては、係る直方体の隣あった面が係る画像表示面8を形成しており、係る隣あった画像表示面8のそれぞれに、英単語を併記した動物等の絵の画像6と、英単語を併記されていない絵の画像6が描写されている構成の例である。
係る構成とすることによって、係る2面を確認する際の移動距離が短くなり、より、手軽にそれぞれの画像表示面8の確認が可能な構成となり有用である。
つまり、英単語が併記された絵の画像6を確認したあとに、英単語の記載のない絵の画像6が描写されている画像表示面8が見える位置への移動が、わざわざ看板の裏に回らなくてもよいので、移動距離が少なく、手軽に暗記の確認が可能な構成であり、有用である。
【0043】
また、図3の構成の例のように、表裏で係る画像表示面8が構成されている看板であると、表側の面を確認した後に、裏側の面を確認するまでに、係る看板の端まで移動して係る立て看板の裏に回り込んで係る裏側の画像表示面8を確認しなければならず、また、看板下隙間を設けると、係る画像表示面8の面積が小さくなり、描写可能な画像6も少なくなり、特に係る看板下隙間を大人が通る際に、頭を打ってけがをするなどの懸念もある。
また、係る立て看板のサイズが大きい場合は、裏面を確認するための移動距離が長くなり、裏側の確認が面倒であるという問題点がある構成であるが、図4の構成とすることによって、係る立て看板の裏に回り込むまで移動する必要がないため、移動距離が少なく、より手軽にそれぞれの画像表示面8を確認可能な構成となり、有用である。
【0044】
また、係る一連の画像表示面8を自立可能に支持している支柱3を中心軸となる軸として、係る一連の画像表示面8が回転可能な構成とすることによって、係る看板を見る人が移動しなくても、係る英単語を覚え、確認する一連の作業をすることが可能な構成となり、有用である。
つまり、係る画像表示面8を回転可能に設けることによって、人が移動しなくても、係る人の前に、見たい画像表示面8を回転移動させて持ってくることが可能な構成とすることが可能であるので、人が移動する必要がなく有用である。
【0045】
尚、係る軸を中心に、係る軸に取り付けられた構造物を回転可能に設ける構造は、例えば、風車や水車、タイヤなどを設ける一般的な構造で形成すればよいものであり、また、係る回転の動力は、電気モーターなどで回転可能な構成としてもよいし、人の手で回転させる構成としてもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0046】
また、図4の構成の例においては、係る画像表示面8は、略直方体の側面の4面に設けられた構成の例であるが、係る画像表示面8は、4面以上あるいは以下の三面の三角柱に設けれた構成としてもよいし、5角柱でも、6角柱あるいはそれ以上の多面体でもよいし、円柱でもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
また、図4の構成の例においては、係る画像表示面8は、略平面であるが、曲面としてもよい。
また、図4の構成の例においては、係る英単語を併記した画像表示面8と併記していない画像表示面8は隣り合った位置に設けられた構成の例であるが、それぞれの画像表示面8は、正反対の面に設けられた構成としてもよいし、例えば六角柱の一面離れた面に設けられた構成としてもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0047】
図5の構成の例は、図4で示された立て看板が、略円柱の構成の例であり、英単語を併記されたキリンの絵の画像6と、併記されていないキリンの絵の画像6が、係る略円柱の立て看板の略反対側の位置に描写されている構成の例であり、係るそれぞれのキリンの絵の画像6は、反対側に回ることによってそれぞれの画像6を別々に確認可能な構成の例である。
また、正面の英単語を併記したサルの絵においても、係るキリンの画像6である絵と同様に係る図面には描写されていないが、係る略円柱の向こう側に英単語が併記されていないサルの絵が描写されている構成の図である。
係る立て看板が円柱であることによって、例えば、略隣り合ったような位置に係る英単語を併記した絵の画像6と併記していない絵の画像6を配置しても、係る円柱の曲面を利用して、どちらか一方しか見えない角度で係るどちらか一方の画像6を確認することが可能な構成であり、それを見る人が移動する距離を短くすることが可能な構成であり、有用である。
【0048】
尚、上記一連の本図の構成の例において、
画像表示面8は、画像6が描写される領域あるいは電子的に画像6が描写可能な領域であり、係る画像6は、動物、果物、山、地球あるいは建物などの物(モノ)でも良いし、野球、サッカーあるいは旅行などの事(コト)でもよいし、赤、緑、黄色、茶色あるいは青色などの色でもよいし、走る、叩く、蹴る、泳ぐ、飛ぶ等の動作、動きを描写した絵などでも良いし、消防士や警察官や先生などの人でも文字でもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0049】
また、本願においては、絵と英単語の組み合わせを活用した構成の例であるが、例えば、フランス語、イタリア語、中国語とう英語以外の言語としてもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0050】
また、本願においては、絵と英単語の組み合わせを活用した構成の例であるが、絵の代わりに、例えば、日本語を描写した構成としてもよく、つまり、本願の説明の中で、英単語を併記した画像6である絵と併記しない絵を、英単語を併記した日本語と、英単語を併記しない日本語として運用してもよく、係る日本語と英単語の組み合わせは、他の言語の組み合わせとしてもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【0051】
また、教育施設は、保育園、幼稚園、或いは塾、または小学校、中学校、高等学校、大学、警察学校等の学校のことをいう。
また、画像6は、写真でもよいし、絵または映像または文字でもよく、その他、本願発明の特徴的な効果が発揮される範囲において変更することが可能であり、限定しない。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、特に幼少の子供達でも、語学を楽しく、効率よく学習する構成であり、産業上利用可能性は極めて高いと思慮されるものである。
【符号の説明】
【0053】
1 言語学習用看板
2 柵または壁または門
3 支柱
4 建物
5 子供
6 画像
7 親
8 画像表示面
10 看板下隙間
図1
図2
図3
図4
図5