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特開2025-3910マイクロローラネジペア光弾性模型の適応性自動ローディング装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025003910
(43)【公開日】2025-01-10
(54)【発明の名称】マイクロローラネジペア光弾性模型の適応性自動ローディング装置
(51)【国際特許分類】
   G01M 13/025 20190101AFI20241227BHJP
【FI】
G01M13/025
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024001124
(22)【出願日】2024-01-09
(31)【優先権主張番号】202310743953.6
(32)【優先日】2023-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】512122034
【氏名又は名称】北京工業大学
(74)【代理人】
【識別番号】110000383
【氏名又は名称】弁理士法人エビス国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】程強
(72)【発明者】
【氏名】王暢
(72)【発明者】
【氏名】張濤
(72)【発明者】
【氏名】王建輝
(72)【発明者】
【氏名】張彩霞
(72)【発明者】
【氏名】劉志峰
【テーマコード(参考)】
2G024
【Fターム(参考)】
2G024AB20
2G024BA11
2G024CA04
2G024CA11
2G024DA01
2G024DA16
2G024EA14
(57)【要約】      (修正有)
【課題】適応性が高いローラーネジ光弾性モデルの静的自動ローディング装置を提供し、さらにその応力圧密試験のために技術サポートを提供する。
【解決手段】取り付けベッドを含み、ベッド4と作業台1は、ボルトを通して固定され、作業台1は、ベッドガイドレールに沿って前後に移動でき、作業台1に駆動モータ及びコンソール2が取り付けられ、駆動モータは、歯車伝動機構に接続され、駆動モータは、コンソール2により制御され、歯車伝動機構は、ネジ挟持機構8に接続され、歯車を介してナットを回転させるように駆動して、ローラーネジペアへのローディングを実現し、力センサー及びコンソール4を介してローディング力の大きさを表示して制御し、歯車伝動機構の外部には、歯車軸6を介して1つの歯車取り付けブラケットが接続され、歯車取り付けブラケットは、ボルトを介して作業台1に接続される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置であって、ベッドを含み、前記ベッドと作業台は、ボルトを通して固定され、作業台は、ベッドガイドレールに沿って前後に移動でき、前記作業台に駆動モータ及びコンソールが取り付けられ、前記駆動モータは、歯車伝動機構と接続され、駆動モータは、コンソールにより制御され、前記歯車伝動機構は、ネジ挟持機構と接続され、歯車を介してナットを回転させるように駆動して、ローラーネジペアへのローディングを実現し、張力圧力センサー及びコンソールを介してローディング力の大きさを表示及び制御し、歯車伝動機構の外部には、歯車軸を介して1つの歯車取り付けブラケットが接続され、歯車取り付けブラケットは、ボルトを介して作業台に接続されることを特徴とする、マイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置。
【請求項2】
前記歯車伝動機構は、中央の太陽歯車を含み、太陽歯車の駆動回転軸は、モータ出力軸に固定接続され、太陽歯車は、周辺の3つの遊星歯車と噛み合って駆動され、前記遊星歯車の歯車軸は、キーを介してナット締め付け装置に接続され、ナット締め付け装置は、ネジ挟持機構のナットに接続され、モータの駆動下で、ナットの回転により、ローラーネジペアへのローディングを実現することを特徴とする、請求項1に記載のマイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置。
【請求項3】
前記ネジ挟持機構の構造部材は、ベース及び上部プレートを含み、2つの円形のプレートの間にねじ付きガイドロッドがあり、前記上部プレートは、ガイドロッドに沿って水平に移動し、上部プレートの上下に、ガイドロッドに取り付けられたローディングナット及びロックナットがあり、前記ローディングナットと上部プレートとの間に張力圧力センサーが設置され、コンソールを介してローディング力の大きさを表示して調整でき、上部プレートの下部に、直径が調整可能なガスケットが取り付けられ、前記ガスケットは、ボルトを介して上部プレートに接続され、ガスケットにおける孔の直径は、異なるモデルのネジの直径に応じて選択することができ、調整可能なガスケットにストッパーが固定して接続され、ローラーネジペアのナット外円の側表面に、制限溝が開けられ、ストッパーは、制限溝の内部と挿着され、前記ベースの中央の穴に1つの角度接触ボールベアリングが取り付けられ、ネジの固定に使用され、前記べアリングは、異なる直径がある軸スリーブを介して異なるモデルのローラーネジペアを固定することを特徴とする、請求項1に記載のマイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置。
【請求項4】
前記歯車取り付けブラケットは、歯車軸を介して歯車をサポートして取り付け、ブラケットの先端には、ボルトを介して1つのエンドキャップが接続され、歯車駆動機構のクリーニングを保証することを特徴とする、請求項1に記載のマイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ローラーネジローデング設備の技術分野に関し、特にマイクロローラーネジ光弾性モデルの適応性自動ローディング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
遊星ローラーネジには、高い伝送速度、高い周波数応答、高い信頼性、長い耐用年数及び厳しい作業環境(粉塵、化学物質の蓄積、潤滑なしなど)に適応する強力な能力等の利点を有し、現在では、広く使用される。しかしながらねじ山負荷の不均一な分布は、PRSMの許容能力の改善を制限し、大きなトランスミッションノイズの増加、摩耗の増加、およびワークライフの減少につながり、高負荷と長寿命の分野でのPRSMの適用を厳しく制限し、PRSMねじ山負荷の分布に関する研究を実施する必要がある。
【0003】
ローラーネジの負荷分布に関する研究試験において、内部応力圧密を実現するために、ローラーネジ光弾性モデルに対して、静的および長期にわたるローディング状態を維持して熱処理を行う必要があり、現在では、ローラーネジ光弾性モデルに対する自動持続ローディング装置が存在しない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、適応性が高いローラーネジ光弾性モデルの静的自動ローディング装置を提供し、さらにその応力圧密試験のために技術サポートを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は以下の技術解決手段を提供する:
ローラーネジペア光弾性モデル用の自動ローディング装置であって、取り付けベッドを含み、前記ベッドと作業台は、ボルトを通して固定され、作業台は、ベッドガイドレールに沿って前後に移動でき、前記作業台に駆動モータ及びコンソールが取り付けられ、前記駆動モータは、歯車伝動機構に接続され、駆動モータは、コンソールにより制御され、前記歯車伝動機構は、ネジ挟持機構に接続され、歯車を介してナットを回転させるように駆動して、ローラーネジペアへのローディングを実現し、力センサー及びコンソールを介してローディング力の大きさを表示及び制御し、歯車伝動機構の外部には、歯車軸を介して1つの歯車取り付けブラケットが接続され、歯車取り付けブラケットは、ボルトを介して作業台に接続される。
【0006】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記歯車伝動機構は、中央の太陽歯車を含み、太陽歯車の駆動回転軸は、モータ出力軸に固定接続され、太陽歯車は、周辺の3つの遊星歯車と噛み合って駆動され、前記遊星歯車の歯車軸は、キーを介してナット締め付け装置に接続され、ナット締め付け装置は、ネジ挟持機構のナットに接続され、モータの駆動下で、ナットの回転により、ローラーネジペアへのローディングを実現する。
【0007】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記ネジ挟持機構の構造部材は、ベース及び上部プレートを含み、2つの円形のプレートの間にねじ付きガイドロッドがあり、前記上部プレートは、ガイドロッドに沿って水平に移動し、上部プレートの上下に、ガイドロッドに取り付けられたローディングナット及びロックナットがあり、前記ローディングナットと上部プレートとの間に張力圧力センサーが設置され、コンソールを介してローディング力の大きさを表示して調整できる。上部プレートの下部に、直径が調整可能なガスケットが取り付けられ、前記ガスケットは、ボルトを介して上部プレートに接続され、ガスケットにおける孔の直径は、異なるモデルのネジの直径に応じて選択することができる。調整可能なガスケットにストッパーが固定して接続され、ローラーネジペアのナット外円の側表面に、制限溝が開けられ、ストッパーは、制限溝の内部と挿着される。前記ベースの中央の穴に1つの角度接触ボールベアリングが取り付けられ、ネジの固定に使用される。前記べアリングは、異なる直径がある軸スリーブを介して異なるモデルのローラーネジペアを固定する。
【0008】
本発明の好ましい技術的解決手段として、前記歯車取り付けブラケットは、歯車軸を介して歯車をサポートして取り付け、ブラケットの先端には、ボルトを介して1つのエンドキャップが接続され、歯車駆動機構のクリーニングを保証する。
【発明の効果】
【0009】
従来技術に比べて、該発明の利点は以下のとおりである。
1、ガイドレールスライド溝の設計は、設計範囲内の任意の長さのローラーネジペアのローディングに適応できる。
2、モータと歯車伝動システムの連動は、3つのナットが自動的に同じ速度で同時にローディングすることを保証できる。
3、ローディングナットと上部プレートとの間の張力圧力センサーは、ローラーネジペアの偏心荷重問題を回避でき、試験の真実性を保証する。
4、置換可能ガスケット及びべアリング置換可能軸スリーブの設計は、装置を、複数種サイズのローラーネジペアに使用させることができ、該装置の使用範囲を拡大する。
5、ネジ挟持機構は、ナットをローディングしてロックすると、ネジへのローディング続きを保証でき、それにより熱処理を行うことを便利にする。
【0010】
上記の説明は、本発明の技術的解決手段の概要に過ぎず、本発明の技術的手段をより明確に理解させ、本発明の明細書の内容に従って、実施することができるために、かつ本発明の上記及び他の目的、特徴および利点をより明白かつ理解可能にするために、以下には、特に好ましい実施例を挙げ、且つ図を参照して、以下に詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の正面図である。
図2】本発明のベッドの構造図である。
図3】本発明の歯車取り付けブラケットの構造図である。
図4】本発明の歯車伝動機構の構造図である。
図5】本発明のナット締め付け装置の構造図である。
図6】本発明のネジ挟持機構の構造図である。
図7】本発明の上部プレート及びベースの構造図である。
図8】本発明が適用するナット及びその外円の構造図である。
図9】本発明の置換可能ガスケットの構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に本発明の実施例はにおける図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決手段を明確で、完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者は創造的な努力をすることなく取得されたすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0013】
さらに本発明の内容を理解するために、図面を参照しながら本発明を詳しく説明する。
【0014】
マイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置の1つの実施例は、図1図9に示すように、該装置は、作業台1を含み、前記作業台1は、コンソール2と固定接続され、前記コンソール2は、張力圧力センサー82を介してネジ挟持機構8における3つのローディングナット81のローディング力の大きさを検出して表示し、且つモータ3の運転を制御し、モータ3は、作業台1に固定接続され、前記作業台1とベッド4は、ガイドレール41を介して摺動接続され、T形溝42を介してボルトと固定接続され、作業台1はローラーネジペアの異なる長さに応じてベッドの任意の位置に固定される。前記作業台1と歯車取り付けブラケット52は、ボルトで固定接続され、前記歯車取り付けブラケット52の他端は、T形溝42を介してボルト及び作業台1に固定接続され、モータの安定的なローディング及び歯車の安定的な伝動を実現する。
【0015】
前記モータ3と歯車伝動機構54における太陽歯車542は、キーを介して接続され、モータ3は、コンソール2の制御下で、太陽歯車542を回転させるように駆動し、前記太陽歯車542は歯車伝動機構54における3つの遊星歯車541、543、544を、歯の噛み合い伝動により回転させるように駆動し、前記歯車伝動機構54における太陽歯車542、遊星歯車541、543、544は、歯車軸を介して歯車取り付けブラケット52における4つの歯車軸サポート穴53に接続され、前記歯車取り付けブラケット52の先端には、ボルトで歯車セットエンドキャップ51が接続される。
【0016】
前記歯車伝動機構54における3つの遊星歯車541、543、544と歯車軸6は、キーを介して回転可能に接続され、前記歯車軸6の他端とナット締め付け装置7は、キーを介して回転可能に接続され、歯車軸6とナット締め付け装置7の接続端に強力な圧縮ばねが固定され、ローディングナット81のローディングにつれて、ネジ挟持機構8における上部プレート83は、ガイドロッド85に沿って前向きに移動し、強力な圧縮ばねの圧力の作用下で、前記ナット締め付け装置7は、ローディングナット81を緩まないように圧着する。
【0017】
前記ネジ挟持機構8は、ベース86及び上部プレート83を含み、ベッドに水平に配置され、前記ベース86とベッドは、ボルトで固定接続され、前記上部プレート83は、ベッドに自由に配置され、ベースに、2本のガイドロッド85がねじ接続され、ベースの中心孔に、べアリング88が取り付けられて、ネジを固定し、異なるモデルのローラーネジペアに対して、それと適合するために、異なる直径である軸スリーブ87を選択でき、ガイドロッド85の上端と上部プレート83は、ねじ穴833を介して接続され、上部プレートの上部にあるガイドロッドにローディングナット81が取り付けられ、試験中のローディング続きを実現し、ローディングナットと上部プレートとの間に張力圧力センサー82が設置され、ローディング力のリアルタイムの検出と調整を実現し、ローラーネジペアに、偏心荷重現象が現れることを回避する。上部プレートの下部にあるガイドロッドにロックナット84が取り付けられ、試験中のローディング力の緩みを回避する。上部プレートの下部には、上部プレートのねじ穴832を介して置換可能ガスケット811が接続され、ガスケットの中心直径の大きさは、ナットの外円直径サイズに応じて選択され、それにより異なるモデルのローラーネジペアに適合し、上部プレートの中心孔直径の大きさは、適合可能ネジの最大直径を決定する。ガスケット811の上方には、1つのストッパー8112が固定して接続され、ナットの外円に設置された制限溝8101と嵌合され、それによりナットの回転を制限する。
【0018】
具体的には、コンソール2を介してモータ3を起動し、太陽歯車542を回転させるように駆動することができ、太陽歯車542は、遊星歯車541、543、544を回転させるように駆動し、遊星歯車541、543、544は歯車軸6を回転させるように駆動し、歯車軸6は、ナット締め付け装置7を回転させるように駆動し、ナット締め付け装置7は、ローディングナット81を回転させるように駆動し、ローディングナット81は、上部プレート83を介してローラーネジペアのナット810へ圧力を印加し、上部プレート83は、ガイドロッド85に沿って水平に移動し、歯車軸6上の強力な圧縮ばねの作用下で、ナット締め付け装置7は、前向きにローディングナット81を圧着してローディング続きを実現し、圧力は、張力圧力センサー82を介してコンソール2のディスプレイスクリーンに反応し、ナット810は、ガスケット811のストッパー8112の制限下で、回転できず、それによりボール及びネジに圧力を印加する。ローディングが完了した後に、ロックナット84を手動で締め付け、試験中のローディング力の緩みを回避する。
【0019】
本発明の実施例を示して説明するが、当業者にとって、本発明の原理及び精神から逸脱する場合、これらの実施例に対して複数種の変化、修正、置き換え及び変形を行うことができることを理解でき、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその等価物によって限定される。
【符号の説明】
【0020】
1-作業台
2-コンソール
3-モータ
4-ベッド
41-ガイドレール
42-T形溝
5-歯車機構
51-歯車セットエンドキャップ
52-歯車取り付けブラケット
53-歯車軸サポート穴
54-歯車伝動システム
541-遊星歯車1
542-太陽歯車
543-遊星歯車2
544-遊星歯車3
6-歯車軸
7-締め付け装置
8-ネジ挟持機構
81-ローディングナット
82-張力圧力センサー
83-上部プレート
831-ネジ接続孔
832-ガスケットボルト孔
833-ガイドロッド接続孔
84-ロックナット
85-ガイドロッド
86-ベース
87-軸スリーブ
88-べアリング
89-ネジ
810-ナット
8101-制限溝
8102-ナット
811-ガスケット
8111-ガスケット
8112-ストッパー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2024-07-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置であって、ベッド、作業台、歯車伝動機構及びネジ挟持機構を含み、前記ベッドと前記作業台は、ボルトを通して固定され、前記作業台は、ベッドガイドレールに沿って前後に移動でき、前記作業台に駆動モータ及びコンソールが取り付けられ、前記駆動モータは、前記歯車伝動機構と接続され、前記駆動モータは、前記コンソールにより制御され、前記歯車伝動機構は歯車軸が前記ネジ挟持機構のナット締め付け装置に接続され、前記歯車軸が駆動されて前記ナット締め付け装置を駆動して回転させることにより前記ネジ挟持機構のローディングナットを回転させて、ローラーネジペアへのローディングを実現し、圧力センサーは前記ローディングナットに接触し、ローディング力の大きさを表示し、前記コンソールを介してローディング力の大きさが制御され前記歯車伝動機構の外部には、歯車軸を介して1つの歯車取り付けブラケットが接続され、前記歯車伝動機構は、ボルトを介して前記作業台に接続されることを特徴とする、マイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置。
【請求項2】
前記歯車伝動機構は、中央の太陽歯車を含み、前記太陽歯車の駆動回転軸は、前記駆動モータのモータ出力軸に固定接続され、前記太陽歯車は、周辺の3つの遊星歯車と噛み合って駆動され、前記遊星歯車の歯車軸は、キーを介して前記ナット締め付け装置に接続され、前記ナット締め付け装置は、前記ネジ挟持機構の前記ローディングナットに接続され、前記駆動モータの駆動下で、前記ローディングナットの回転により、ローラーネジペアへのローディングを実現することを特徴とする、請求項1に記載のマイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置。
【請求項3】
前記ネジ挟持機構の構造部材は、ベース及び上部プレートを含み、前記ベース及び上部プレートの間にねじ付きガイドロッドがあり、前記上部プレートは、前記ねじ付きガイドロッドに沿って水平に移動し、前記上部プレートの上に前記ねじ付きガイドロッドに取り付けられた前記ローディングナットがあり、及び前記上部プレートの下に、前記ねじ付きガイドロッドに取り付けられたロックナットがあり、前記ローディングナットと前記上部プレートとの間に圧力センサーが設置され、前記コンソールを介してローディング力の大きさを表示して調整でき、前記上部プレートの下に、直径が調整可能なガスケットが取り付けられ、前記ガスケットは、ボルトを介して前記上部プレートに接続され、前記ガスケットにおける孔の直径は、異なるモデルのローラーネジペアのネジの直径に応じて選択することができ、調整可能な前記ガスケットにストッパーが固定して接続され、ローラーネジペアのナット外円の側表面に、制限溝が開けられ、前記ストッパーは、前記制限溝の内部挿着され、前記ベースの中央の穴に、1つの角度接触ボールベアリングが挿入されて前記ローラーネジペアのネジは固定され前記角度接触ボールベアリングの異なる直径がある軸スリーブを介して異なるローラーネジペアを固定することを特徴とする、請求項1に記載のマイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置。
【請求項4】
前記歯車取り付けブラケットは、歯車軸を介して歯車をサポートして取り付け、前記歯車取り付けブラケットの先端には、ボルトを介して1つのエンドキャップが接続され、前記歯車伝動機構の清浄を保証することを特徴とする、請求項1に記載のマイクロローラーネジペア光弾性モデルの適応性自動ローディング装置。
【手続補正書】
【提出日】2024-11-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光弾性材料からなるローラーネジペア模型に対して軸方向負荷をかけるマイクロローラーネジペア光弾性模型の適応性自動ローディング装置であって、
前記ローディング装置は、ベッド、作業台、3つのナット締め付け装置、歯車伝動機構及びネジ挟持機構を含み、前記ベッドと前記作業台は、前記ベッドに設けられたガイドレールを介して摺動接続され、前記作業台は前記ガイドレールに沿って移動でき、前記作業台に駆動モータ及びコンソールが取り付けられ、前記駆動モータは、前記歯車伝動機構と接続され、前記駆動モータは、前記コンソールにより制御され、
前記ローラーネジペア模型はネジ、ネジナット、及び複数のローラを含み、前記ローラは最も内側の前記ネジと最も外側の前記ネジナットとの間に位置し、前記ネジと前記ローラは互いに螺合し、前記ローラと前記ネジナットは互いに螺合し、前記ネジナットの外側の中央には外側に向かって突出する環状のネジナットフランジが設置され、
前記ネジ挟持機構は、ベース及び上部プレートを含み、前記ベース及び上部プレートの間に3本のねじ付きガイドロッドがあり、前記上部プレートの上に、前記3本のねじ付きガイドロッドに取り付けられた3つのローディングナットがあり、前記上部プレートの下に、前記3本のねじ付きガイドロッドに取り付けられた3つのロックナットがあり、前記3つのローディングナットと前記上部プレートとの間に3つの圧力センサーが設置され、前記3つの圧力センサーは前記3つのローディングナットと前記上部プレートとの間の圧力であるローディング力の大きさを検出することが可能であり、
前記ローラーネジペア模型は前記ネジ挟持機構に固定され、前記ネジの一方の端部は、前記上部プレートに設置された中心孔を通し、前記ネジナットは前記中心孔に前記上部プレートの一部を貫通し、
前記上部プレートと前記ネジナットフランジの間に直径が調整可能なガスケットが取り付けられ、前記ガスケットは、ボルトを介して前記上部プレートに接続され、前記ガスケットにストッパーが固定して接続され、前記ネジナットフランジに制限溝が開けられ、前記ストッパーは前記制限溝の内部に挿着されることにより、前記ネジナットの移動を制限し、
前記ベースの中央に設置されたの穴には1つの角度接触ボールベアリングが挿入されて、前記ネジの他方の端部は前記1つの角度接触ボールベアリングの軸スリーブに取り付られ固定されることにより、前記ネジを固定させ、
前記歯車伝動機構は伝動歯車セットを備え、前記伝動歯車セットは、中央にある1つの太陽歯車と、周辺にある3つの遊星歯車とを含み、前記太陽歯車の駆動回転軸は、前記駆動モータのモータ出力軸に固定接続され、前記1つの太陽歯車と前記3つの遊星歯車は噛み合って駆動され、前記3つの遊星歯車の歯車軸は、それぞれキーを介して前記3つのナット締め付け装置に接続され、前記3つのナット締め付け装置は、それぞれ前記ネジ挟持機構の前記3つのローディングナットに接続され、
前記駆動モータの駆動下で、前記歯車軸が駆動されて前記ナット締め付け装置を駆動して回転させ、前記ナット締め付け装置は、前記ローディングナットを回転させるように駆動し、前記ローディングナットは、前記上部プレートを介して前記ネジナットへ圧力を印加して、前記上部プレートは、前記3本のねじ付きガイドロッドに沿って水平に移動することにより前記ネジ挟持機構の前記ローディングナットを回転させて、前記ローラーネジペア模型へのローディングを実現し、前記歯車伝動機構の外部には、歯車軸を介して1つの歯車取り付けブラケットが接続され、前記歯車伝動機構は、ボルトを介して前記作業台に接続され
前記コンソールは前記圧力センサーを介して前記ネジ挟持機構における前記ローディングナットのローディング力の大きさを検出して表示し、且つ前記駆動モータの運転を制御することにより、ローディング力のリアルタイムの検出と調整を実現する、ことを特徴とする、マイクロローラーネジペア光弾性模型の適応性自動ローディング装置。
【請求項2】
記ガスケットにおける孔の直径は、異なるローラーネジペア模型のネジの直径に応じて選択することができ、異なる直径を有する軸スリーブを使用して異なるローラーネジペア模型を固定することができることを特徴とする、請求項1に記載のマイクロローラーネジペア光弾性模型の適応性自動ローディング装置。
【請求項3】
前記歯車取り付けブラケットは、歯車軸を介して歯車をサポートして取り付け、前記歯車取り付けブラケットの先端には、ボルトを介して1つのエンドキャップが接続され、前記歯車伝動機構の清浄を保証することを特徴とする、請求項1に記載のマイクロローラーネジペア光弾性模型の適応性自動ローディング装置。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正の内容】
図7
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正の内容】
図8