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  • -パネルと、それを使用するトイレブース 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025042127
(43)【公開日】2025-03-27
(54)【発明の名称】パネルと、それを使用するトイレブース
(51)【国際特許分類】
   E04C 2/36 20060101AFI20250319BHJP
   E04H 1/12 20060101ALI20250319BHJP
【FI】
E04C2/36 G
E04H1/12 301
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023148960
(22)【出願日】2023-09-14
(71)【出願人】
【識別番号】000184621
【氏名又は名称】小松ウオール工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090712
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 忠秋
(74)【代理人】
【識別番号】100176359
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 光代
(72)【発明者】
【氏名】石立 卓也
(72)【発明者】
【氏名】矢野 辰生
(72)【発明者】
【氏名】高地 晃司
(72)【発明者】
【氏名】金谷 奈央
(72)【発明者】
【氏名】西谷 光世
(72)【発明者】
【氏名】山村 一貴
【テーマコード(参考)】
2E025
2E162
【Fターム(参考)】
2E025BA05
2E025BB07
2E162BA05
2E162BB08
2E162CC10
2E162CE08
2E162EA20
(57)【要約】
【課題】全体の意匠性を向上させる。
【解決手段】LVLの枠材31、31、32、32と、ペーパハニカムの芯材33と、左右の枠材32、32の外面側のOSBの小口材34、34と、両面のOSBの表面材35、35とを備え、小口材34、34は、表面材35、35とともに所定の小口面37a、37bに形成する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下左右のLVLの枠材と、該枠材の内側に配置するペーパハニカムの芯材と、前記左右の枠材の少なくとも一方の外面側に付設するOSBの小口材と、前記枠材、芯材、小口材の両面に接着するOSBの表面材とを備えてなり、前記小口材は、前記表面材と同仕様の板材を積層して前記表面材と直角方向に配置し、前記表面材とともに所定の小口面に形成することを特徴とするパネル。
【請求項2】
前記表面材、小口材は、それぞれ前記上の枠材の上方に突出させ、前記上の枠材の上方に上向きの取付溝を形成することを特徴とする請求項1記載のパネル。
【請求項3】
前記下の枠材は、下面に下向きの設置溝を形成することを特徴とする請求項2記載のパネル。
【請求項4】
上下左右のLVLの枠材と、該枠材の内側に配置するペーパハニカムの芯材と、前記左右の枠材の外面側にそれぞれ付設するOSBの小口材と、前記枠材、芯材、小口材の両面に接着するOSBの表面材とを備えてなり、前記小口材は、前記表面材と同仕様の板材を積層して前記表面材と直角方向に配置し、前記表面材とともに所定の小口面に形成することを特徴とするパネル。
【請求項5】
請求項1ないし請求項3のいずれか記載のパネルを袖パネルとし、請求項4記載のパネルをドアパネルとし、個室用の仕切パネルの両面をOSBの表面材とすることを特徴とするトイレブース。
【請求項6】
前記袖パネル、ドアパネル、仕切パネルは、それぞれのOSBの外表面をポリウレタン塗料によりクリア塗装仕上することを特徴とする請求項5記載のトイレブース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、全体の意匠性を向上させることができるパネルと、それを使用するトイレブースに関する。
【背景技術】
【0002】
トイレブースを構成するためのパネルは、フラッシュパネルの表面材としてメラミン樹脂化粧板を使用するのが一般的である(たとえば特許文献1)。
【0003】
また、このようなパネルの意匠性を改善するために、エッジ部分にウレタンエナメル塗料による塗装処理を施したり(特許文献2)、エッジ部分にLVL(Laminated Veneer Lumber:単板積層材)の積層面を露出させたりすることが提案されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-165483号公報
【特許文献2】実用新案登録第3156585号公報
【特許文献3】実用新案登録第3219050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる従来技術によるときは、メラミン樹脂化粧板の表面材は、デザインも豊富であるが、印刷物であるために質感の表現に限界があり、また、エッジ部分にだけ塗装処理を施したりLVLを配置したりしても、視覚の大部分を占める表面材による印象を超えることが難しく、全体の意匠性に関してさらに改善の余地があるという問題があった。
【0006】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、表面材、小口材にOSB(Oriented Strand Board:配向性ストランドボード)を使用することによって、視覚される外観を実物の木材に統一して優れた一体感を実現し、全体の意匠性を向上させることができるパネルと、それを使用するトイレブースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するためのこの出願の請求項1の発明の構成は、上下左右のLVLの枠材と、枠材の内側に配置するペーパハニカムの芯材と、左右の枠材の少なくとも一方の外面側に付設するOSBの小口材と、枠材、芯材、小口材の両面に接着するOSBの表面材とを備えてなり、小口材は、表面材と同仕様の板材を積層して表面材と直角方向に配置し、表面材とともに所定の小口面に形成することをその要旨とする。
【0008】
なお、表面材、小口材は、それぞれ上の枠材の上方に突出させ、上の枠材の上方に上向きの取付溝を形成することができ、下の枠材は、下面に下向きの設置溝を形成することができる。
【0009】
請求項4の発明の構成は、上下左右のLVLの枠材と、枠材の内側に配置するペーパハニカムの芯材と、左右の枠材の外面側にそれぞれ付設するOSBの小口材と、枠材、芯材、小口材の両面に接着するOSBの表面材とを備えてなり、小口材は、表面材と同仕様の板材を積層して表面材と直角方向に配置し、表面材とともに所定の小口面に形成することをその要旨とする。
【0010】
請求項5の発明の構成は、請求項1ないし請求項3のいずれかのパネルを袖パネルとし、請求項4のパネルをドアパネルとし、個室用の仕切パネルの両面をOSBの表面材とすることをその要旨とする。
【0011】
なお、袖パネル、ドアパネル、仕切パネルは、それぞれのOSBの外表面をポリウレタン塗料によりクリア塗装仕上することができる。
【発明の効果】
【0012】
かかる請求項1の発明の構成によるときは、OSBの小口材は、OSBの表面材と同仕様の板材を積層し、表面材とともに所定の小口面に形成することにより、視覚される外観の全部について、表面材と一体の実物の木材の質感を実現することができ、全体の意匠性を格段に向上させることができる。なお、OSBの小口材を左右の枠材の一方にのみ付設するときは、小口材を付設しない方の枠材をたとえば建築物の壁面や他のパネルの表面などに接続するが、このとき、OSB以外の部材を隠蔽するか、外部に僅かしか露出しないようにするなどの配慮をすることが好ましい。
【0013】
表面材、小口材により上の枠材の上方に形成する取付溝は、たとえば天井レールを収納してパネルの上端を建築物の天井面に固定するために利用することができ、取付溝の両端は小口材により閉じられ、OSBによる全体の外観が損われるおそれがない。
【0014】
下の枠材の下面の設置溝は、たとえば床面上の高さ調節用のアジャスタ部材を収納し、適切な巾木とともにパネルの下端を床面に設置するために利用する。なお、設置溝の両端も、小口材を介して体裁よく閉じることができる。
【0015】
請求項4の発明の構成によるときは、左右の枠材のそれぞれに付設するOSBの小口材は、OSBの表面材とともに、請求項1の発明と同様の効果を実現することができる。
【0016】
請求項5の発明の構成によるときは、視覚される袖パネル、ドアパネル、仕切パネルの全部の外観をOSBによる実物の木材の質感に統一し、全体として一体感に富む良好な意匠性を確実に実現することができる。
【0017】
なお、ポリウレタン塗料のクリア塗装仕上は、各パネルのOSBの外観や質感を損うことがなく、必要な耐水性や表面強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】全体構成平面図
図2図1の要部立面説明図
図3】パネルの構成説明図(1)
図4】パネルの構成説明図(2)
図5】切削加工説明図
図6】パネルの構成説明図(3)
図7】要部拡大横断面説明図
図8】他の実施の形態を示す要部構成説明図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0020】
トイレブースは、袖パネル11、12、13、ドアパネル14、15、仕切パネル16、16を備えてなる(図1図2)。ただし、トイレブースには、遮蔽用のスクリーンパネル17が付設されており、図2(A)、(B)は、それぞれ図1のX、Y矢視相当立面図である。
【0021】
トイレブースは、建築物の直角の壁面W、Wを利用して、仕切パネル16、16を介して個室R、Rが形成され、個室R、Rの前面側には、袖パネル11、12、13とともに、それぞれ内開き、外開きのドアパネル14、15が装備されている。また、スクリーンパネル17は、仕切パネル16、16と平行に立設されている。
【0022】
袖パネル11、12、13、スクリーンパネル17は、それぞれ巾木21、天井レール22を介して建築物の床面F、天井面Cの間に立設されており、各仕切パネル16についても、同様である。また、ドアパネル14、15は、袖パネル11、12、13より上下方向に短く形成され、ドアパネル14、15の上端、下端と天井面C、床面Fとの間には、それぞれ大小の空隙が形成されている。袖パネル13、各仕切パネル16、スクリーンパネル17の各一端は、それぞれ連結レール23を介して壁面Wに連結されており、仕切パネル16、16の他端は、図示しない連結部材を介して、それぞれ袖パネル11、12の表面に連結されている。
【0023】
ドアパネル14、15は、それぞれ上下のピボットヒンジ24a、24bを介して水平回転自在に支持されている。また、ドアパネル14、15には、それぞれ室外側の把手25a、室内側のスライドボルト25bが付設され、各スライドボルト25bの前方には、施錠用のキャッチ25cが袖パネル11または袖パネル13に固定されている。
【0024】
袖パネル11、12、13、ドアパネル14、15、仕切パネル16、16、スクリーンパネル17は、基本的に共通のフラッシュパネル構造である。そこで、ドアパネル14、15の中間の袖パネル11のパネル30の構造は、たとえば図3のとおりである。ただし、図3(A)は、一部破断模式正面図であり、図3(B)、(C)は、それぞれ同図(A)の縦断面図、横断面図である。
【0025】
パネル30は、上下左右のLVLの枠材31、31、32、32、ペーパハニカムの芯材33、左右の枠材32、32の外面側のOSBの小口材34、34、両面のOSBの表面材35、35を備えて構成されている。芯材33は、枠材31、31、32、32の内側に配置されており、表面材35、35は、枠材31、31、32、32、芯材33、小口材34、34の両面に接着されている。
【0026】
小口材34、34、表面材35、35は、それぞれ上の枠材31の上方にまで突出させ、上の枠材31の上方には、上向きの取付溝36aが形成されている。また、下の枠材31の下面には、下向きの設置溝36bが形成されており、取付溝36a、設置溝36bの両端は、それぞれ小口材34、34の上端部、下端部を介して閉じられている。なお、取付溝36aには、天井レール22が収納され(図2)、設置溝36bには、巾木21と組み合わせる図示しないアジャスタ部材が収納される。
【0027】
各小口材34の外面側は、表面材35、35の端縁部とともに、所定の断面形状の小口面37a、37bに形成されている(図1図3(C))。すなわち、内開きのドアパネル14の戸先側に対向する小口面37aは、個室Rの室内側が直線状、室外側が滑らかな凹の半円弧状であって、室外側が室内側より高い左右非対称の断面形状に形成されており、ドアパネル15の吊元側に対向する小口面37bは、左右対称の滑らかな凹の円弧状の断面形状に形成されている。
【0028】
各小口材34は、複数のOSBの板材34a、34a…を左または右の枠材32の外面側に積層して構成されている(図4)。ただし、図4(A)は、小口材34、34の外面側に小口面37a、37bを形成する前のパネル30の一部破断模式正面図であり、図4(B)~(D)は、それぞれ同図(A)の左側面図、縦断面図、上面図である。板材34a、34a…は、それぞれOSBの表面材35と同仕様であり、各枠材31、32の見込寸法と同幅に裁断した上、表面材35、35と直角方向に配置して積層されている。
【0029】
小口面37a、37bは、それぞれ専用のフライスカッタF1 、F2 を介して小口材34の外面側を切削加工することにより、一挙に形成することができる(図5(B)、(C))。ただし、図5(A)は、切削加工前のパネル30の小口部分を示す図4(A)の要部拡大横断面相当図であり、図5(B)、(C)は、それぞれ小口面37a、37bの切削加工要領図である。なお、小口材34の板材34a、34a…の積層枚数、切削枚数は、必ずしも図4図5に図示するとおりでなくてもよく、適宜変更可能である。
【0030】
ドアパネル14、15のパネル30の構造は、たとえば図6のとおりである。図6のパネル30は、図3の袖パネル11のパネル30に比して、上下の取付溝36a、設置溝36bがない点、各小口材34の外面側の小口面37cが左右対称の滑らかな凸の円弧状の断面形状となっている点が異なり、その他は、同様に構成されている。また、小口面37cも、図5に準じて切削加工することができる。ただし、図6(A)~(C)は、それぞれ図3(A)~(C)相当図である。
【0031】
袖パネル12は、ドアパネル14の吊元側に対向する側が左右対称の小口面37bに形成され(図1図7(A))、仕切パネル16を直角に接続する他方の側が直線状の小口面37dに形成されている(図1図7(C))。ただし、小口面37dは、仕切パネル16と接する側が直角であり、反対側が丸く面取りされて、左右非対称になっている。袖パネル13は、ドアパネル15の戸先側に対向する側が左右非対称の小口面37aに形成され(図1図7(B))、壁面Wに連結する反対側は、小口材34を設けることなく、連結レール23を収納する取付溝38bが枠材32の外面側に形成されている(図1図7(F))。なお、袖パネル13の小口面37aは、外開きのドアパネル15に対応するために、個室Rの室外側が低く、室内側が高くなっている。
【0032】
各仕切パネル16、スクリーンパネル17は、それぞれ壁面Wに連結する側に小口材34を設けることなく、連結レール23用の取付溝38bが枠材32の外面側に形成されている(図1図7(F))。各仕切パネル16の袖パネル11、12の表面に連結する側には、同様に小口材34を設けず、図示しない連結部材用の取付溝38aが枠材32の外面側に形成されている(図1図7(E))。一方、スクリーンパネル17の開放端は、小口材34、表面材35、35を介し、両端を丸く面取りする左右対称の直線状の小口面37eに形成されている(図1図7(D))。
【0033】
そこで、左右の小口材34、34は、袖パネル11、12、ドアパネル14、15については、双方ともに装備されているが、袖パネル13、スクリーンパネル17については、壁面W側の一方が省略されており、仕切パネル16、16については、双方ともに省略されている。一方、袖パネル11、12、13、ドアパネル14、15、各仕切パネル16、スクリーンパネル17は、それぞれ外部から目視可能な全表面がOSBとなっており、これらのOSBの外表面は、ポリウレタン塗料によりクリア塗装仕上されている。したがって、トイレブースは、建築物の壁面W、Wを除く外観の全部がOSBによる実物の木材であり、良好な質感で統一することができる。
【0034】
以上の説明において、トイレブースは、個室Rの数を1ないし2以上の任意の数にしてもよく、ドアパネル14、15は、内開き、外開きのいずれか一方のみに揃えてもよく、両者を適当に混用してもよい。また、トイレブースは、建築物の壁面W、Wの屈曲部分に代えて、壁面Wの直線部分に沿って設置してもよく、スクリーンパネル17は、これを省略してもよく、2以上を適宜配置してもよい。
【0035】
なお、内開きのドアパネル14は、個室R内の使用者が倒れるなどの非常の際に備えて、戸先側の小口面37cに設ける縦溝37c1 に可動形の遮蔽装置27を組み込むことがある(図8)。なお、縦溝37c1 付きの小口面37cも、図5に準じて切削加工可能である。ただし、図8(A)、(B)は、それぞれ要部拡大模式横断面図、遮蔽装置27を除くドアパネル14の要部拡大横断面図である。
【0036】
遮蔽装置27は、ドアパネル14を正常に閉じるとき、カバー材27aが袖パネル11側に突出して隙間gを見通し不能に遮蔽する一方、把手25a内の非常解錠機構により室外側からスライドボルト25bを非常解錠位置(図8(A)の二点鎖線)に後退させてドアパネル14を室外側に開く際には、カバー材27aが板ばね27cに抗して縦溝37c1 内のベース材27bに向けて沈み込み、ドアパネル14の外開き動作を許容する(特許第7204839号公報参照)。ただし、スライドボルト25bは、前方のキャッチ25cに対し、室内側から施錠位置(図8(A)の一点鎖線)、解錠位置(実線)に切替操作可能であり、解錠位置において、ドアパネル14を閉じるときの戸当りとなる。
【0037】
遮蔽装置27のカバー材27aの外表面には、各表面材35、小口材34のOSBを忠実に表現した化粧シールを貼着し、表面材35、35、小口材34との一体感を確保することができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
この発明は、各パネルの目視可能な表面をOSBによる実物の木材の外観に統一して優れた一体感の良好な質感を実現することができ、任意の建築物に設置するトイレブースに対し、広く好適に適用することができる。
【符号の説明】
【0039】
R…個室
11、12、13…袖パネル
14、15…ドアパネル
16…仕切パネル
30…パネル
31、32…枠材
33…芯材
34…小口材
35…表面材
36a…取付溝
36b…設置溝
37a、37b…、37e…小口面

特許出願人 小松ウオール工業株式会社
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8