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<図1>
  • 特開-飲料容器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025004213
(43)【公開日】2025-01-14
(54)【発明の名称】飲料容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 1/44 20060101AFI20250106BHJP
   B65D 1/02 20060101ALI20250106BHJP
【FI】
B65D1/44
B65D1/02 221
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024178297
(22)【出願日】2024-10-10
(62)【分割の表示】P 2021549318の分割
【原出願日】2020-02-19
(31)【優先権主張番号】16/282,063
(32)【優先日】2019-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】591235706
【氏名又は名称】ペプシコ・インク
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100131808
【弁理士】
【氏名又は名称】柳橋 泰雄
(72)【発明者】
【氏名】バット,アドバイト
(72)【発明者】
【氏名】テレスカ,ブルーノ
(72)【発明者】
【氏名】ウィーシンスキー,マーク ティ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】側壁には、飲料容器の変形を制限するように、又は変形に抵抗するように構成されているチャネルが形成されている側壁を有する飲料容器を提供する。
【解決手段】基部と、基部から延在し、かつ基部と一体的に形成された円筒状の側壁と、側壁から延在し、かつ上部開口部を画定する上部領域と、を含む、飲料容器。飲料容器は、基部から上部開口部への方向に延在している長手方向軸を含む。飲料容器は、側壁の外周の周囲に形成され、かつ延在している連続チャネルを更に含む。連続チャネルは、連続チャネルが山及び谷を形成するように正弦波状である。山から谷へ長手方向軸の方向に測定したときの連続チャネルの高さは、連続チャネルが長手方向軸の方向における飲料容器の伸長に抵抗するように、側壁の高さの約30%~80%である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料容器であって、
基部と、
前記基部から延在し、かつ前記基部と一体的に形成された円筒状の側壁と、
前記側壁から延在し、かつ上部開口部を画定する上部領域であって、前記飲料容器が、前記基部から前記上部開口部へ延在している長手方向軸を備える、上部領域と、
前記側壁の外周の周囲に形成され、かつ延在している連続チャネルであって、前記連続チャネルは、前記連続チャネルが山及び谷を形成するように正弦波状であり、山から谷へ前記長手方向軸の方向に測定したときの前記連続チャネルの高さが、前記長手方向軸の方向における前記飲料容器の伸長に抵抗するように、前記側壁の高さの約30%~80%である、連続チャネルと、を備える、飲料容器。
【請求項2】
前記連続チャネルは、前記飲料容器が前記上部領域から懸架されて、前記飲料容器のガラス転移温度以上の温度を有する飲料を充填したときに、前記長手方向軸の方向における伸長に抵抗するように構成されている、請求項1に記載の飲料容器。
【請求項3】
前記飲料容器の前記長手方向軸の方向において互いに離間された、下部連続チャネル及び上部連続チャネルを備える、請求項1に記載の飲料容器。
【請求項4】
前記上部連続チャネル及び前記下部連続チャネルの各々が、前記山が形成された前記長手方向軸に直角な平面として画定された上部境界と、前記谷が形成された前記長手方向軸に直角な平面として画定された下部境界と、を含み、前記下部連続チャネルの前記上部境界が、前記上部連続チャネルの前記下部境界の上側にある、請求項3に記載の飲料容器。
【請求項5】
前記下部連続チャネル及び前記上部連続チャネルが、同じ寸法を有する、請求項3に記載の飲料容器。
【請求項6】
前記下部連続チャネル及び前記上部連続チャネルの前記山が、前記飲料容器の長手方向に整列している、請求項3に記載の飲料容器。
【請求項7】
前記連続チャネルが、前記飲料容器の前記長手方向軸に直角な平面に対して40~50度の角度を形成する、前記連続チャネルの山と谷との間に延在している対角領域を備える、請求項1に記載の飲料容器。
【請求項8】
前記角度が、45度である、請求項7に記載の飲料容器。
【請求項9】
前記側壁に形成され、かつ前記側壁の前記外周の一部分の周囲に延在している、直線チャネルセグメントを更に備える、請求項1に記載の飲料容器。
【請求項10】
前記直線チャネルセグメントが、前記飲料容器の前記長手方向軸に直角な1つ以上の平面に配設されている、請求項9に記載の飲料容器。
【請求項11】
前記直線チャネルセグメントが、前記連続チャネルから離間されている、請求項9に記載の飲料容器。
【請求項12】
前記連続チャネルが、前記長手方向軸に直角な平面であり、かつ前記山が形成された上部境界と、前記長手方向軸に直角な平面であり、かつ谷が形成された下部境界と、を含み、前記直線チャネルセグメントが、前記上部境界と前記下部境界との間に位置付けられている、請求項9に記載の飲料容器。
【請求項13】
飲料容器であって、
基部と、
前記基部から延在し、かつ前記基部と一体的に形成された円筒状の側壁と、
前記円筒状の側壁から延在し、かつ上部開口部を画定する上部領域と、
前記側壁に形成され、かつ前記飲料容器の長手方向軸に直角な平面に対してある傾斜角度で延在している、対角チャネルであって、前記飲料容器の前記長手方向軸の方向における前記飲料容器の変形に抵抗し、かつ前記側壁の形状の凹み変形に抵抗するように、前記側壁の周囲に沿って離間された、対角チャネルと、
前記側壁に形成され、かつ前記側壁の周囲に沿って延在している、直線チャネルセグメントであって、前記飲料容器の内圧が外圧よりも低いときに、前記側壁の凹みに抵抗する、直線チャネルセグメントと、を備える、飲料容器。
【請求項14】
前記対角チャネルが、前記飲料容器の前記長手方向軸に直角な平面に対して40~50の角度で配設されている、請求項13に記載の飲料容器。
【請求項15】
前記対角チャネルの各々が、同じ形状及び寸法を有する、請求項13に記載の飲料容器。
【請求項16】
前記対角チャネルの各々が、第2の端部の反対側の第1の端部を備え、前記第1の端部から前記第2の端部へと前記長手方向軸の方向に測定したときの前記対角チャネルの各々の高さが、前記飲料容器の前記側壁の高さの約30%~80%である、請求項13に記載の飲料容器。
【請求項17】
前記対角チャネルが、連続チャネルを形成するように山及び谷によって接続されている、請求項13に記載の飲料容器。
【請求項18】
飲料容器であって、
円筒状の側壁と、
前記側壁に形成され、かつ前記側壁の周囲に延在している、連続チャネルであって、前記連続チャネルが前記飲料容器の長手方向軸の方向における前記飲料容器の伸長に抵抗するように、3つの山及び3つの谷を備える正弦波状パターンを有する、連続チャネルと、を備える、飲料容器。
【請求項19】
前記側壁に形成され、かつ前記側壁の外周の一部分の周囲に延在している、直線チャネルセグメントを更に備える、請求項18に記載の飲料容器。
【請求項20】
前記連続チャネルが、山と谷との間に対角領域を更に備え、前記対角領域が、前記飲料容器の長手方向軸に直角である平面に対して40~50度の角度で配設されている、請求項18に記載の飲料容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で説明する実施形態は、概して、飲料容器に関する。具体的には、本明細書で説明する実施形態は、側壁を有する飲料容器に関し、側壁には、飲料容器の変形を制限するように、又は変形に抵抗するように構成されているチャネルが形成されている。
【背景技術】
【0002】
ポリエチレンテレフタレート及び他のプラスチックで構成されている飲料容器は、スポーツ飲料、ジュース、水、及び他の種類の飲料などの飲料を貯蔵するために使用される。ガラス又は金属容器に飲料を包装する代わりに、飲料容器をプラスチック材料から形成することは、それらが軽量、透明であり、かつ生産が容易であることから、費用効果的かつ好都合である。しかしながら、そのようなプラスチック飲料容器は、高温又は圧力の変化に晒されたときに変形しやすい場合がある。
【発明の概要】
【0003】
いくつかの実施形態は、基部と、基部から延在し、かつ基部と一体的に形成された円筒状の側壁と、側壁から延在し、かつ上部開口部を画定する上部領域と、を含む、飲料容器を対象とする。飲料容器は、基部から上部開口部への方向に延在している長手方向軸を含み得る。連続チャネルは、側壁の外周の周囲に形成され、かつ延在し得、連続チャネルは、連続チャネルが山及び谷を形成するように正弦波状であり得る。山から谷への長手方向軸の方向に測定したときの連続チャネルの高さは、飲料容器の長手方向軸の方向における伸長に抵抗するように、側壁の高さの約30%~80%であり得る。
【0004】
いくつかの実施形態は、基部と、基部から延在し、かつ基部と一体的に形成された円筒状の側壁と、円筒状の側壁から延在し、かつ上部開口部を画定する上部領域と、を含む、飲料容器を対象とする。対角チャネルは、側壁に形成され、かつ飲料容器の長手方向軸に直角な平面に対してある傾斜角度で延在し得る。対角チャネルは、飲料容器の長手方向軸の方向における飲料容器の変形に抵抗し、かつ側壁の形状の凹みに抵抗するように、側壁の周囲に沿って離間され得る。飲料容器は、側壁に形成され、かつ側壁の周囲に沿って延在している直線チャネルセグメントを更に含み得、直線チャネルセグメントは、飲料容器の内圧が外圧よりも低い場合の側壁の凹みに抵抗する。
【0005】
いくつかの実施形態は、円筒状の側壁と、側壁に形成され、かつその周囲に延在している連続チャネルと、を含む、飲料容器を対象とする。連続チャネルは、連続チャネルが飲料容器の長手方向軸の方向における飲料容器の伸長に抵抗するように、3つの山及び3つの谷による正弦波状パターンを有し得る。
【0006】
本明細書で論じる様々な実施形態のいずれかでは、連続チャネルは、飲料容器が上部領域から懸架されて、飲料容器のガラス転移温度以上の温度を有する飲料が充填されたときに、長手方向軸の方向における伸長に抵抗するように構成され得る。
【0007】
本明細書で論じる様々な実施形態のいずれかでは、飲料容器は、飲料容器の長手方向軸の方向において互いに離間された、下部連続チャネル及び上部連続チャネルを含み得る。いくつかの実施形態では、上部連続チャネル及び下部連続チャネルの各々は、山が形成された長手方向軸に直角な平面として画定された上部境界と、谷が形成された長手方向軸に直角な平面として画定された下部境界と、を含み得、下部連続チャネルの上部境界は、上部連続チャネルの下部境界の上側にあり得る。いくつかの実施形態では、下部連続チャネル及び上部連続チャネルは、同じ寸法を有し得る。いくつかの実施形態では、下部連続チャネル及び上部連続チャネルの山は、飲料容器の長手方向に整列され得る。
【0008】
本明細書で論じる様々な実施形態のいずれかでは、連続チャネルは、飲料容器の長手方向軸に直角な平面と40~50度の角度を形成する、連続チャネルの山と谷との間に延在している対角領域を含み得る。いくつかの実施形態では、角度は、45度であり得る。
【0009】
本明細書で論じる様々な実施形態のいずれかでは、飲料容器は、側壁に形成され、かつ側壁の外周の一部分の周囲に延在している、直線チャネルセグメントを更に含み得る。いくつかの実施形態では、直線チャネルセグメントは、飲料容器の長手方向軸に直角な1つ以上の平面に配設され得る。いくつかの実施形態では、直線チャネルセグメントは、連続チャネルから離間され得る。いくつかの実施形態では、連続チャネルは、長手方向軸に直角な平面であり、かつ山が形成された上部境界と、長手方向軸に直角な平面であり、かつ谷が形成された下部境界と、を含み得、直線チャネルセグメントは、上部境界と下部境界との間に位置付けられ得る。
【0010】
対角チャネルを有する、本明細書で論じる様々な実施形態のいずれかでは、対角チャネルは、飲料容器の長手方向軸に直角な平面に対して40~50度である角度で配設され得る。いくつかの実施形態では、対角チャネルは、各々が同じ形状及び寸法を有し得る。いくつかの実施形態では、対角チャネルの各々は、第2の端部の反対側の第1の端部を有し得、第1の端部から第2の端部へと長手方向軸の方向に測定した対角チャネルの各々の高さは、飲料容器の側壁の高さの約30%~80%であり得る。いくつかの実施形態では、対角チャネルは、連続チャネルを形成するように山及び谷によって接続され得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付図面は、本開示を示し、この説明と共に、本開示の原理を更に説明し、当業者が本開示を作成及び使用することを可能にする。
【0012】
図1】一実施形態による飲料容器の斜視図を示す。
【0013】
図2図1の飲料容器の側壁の一部分の側面図を示す。
【0014】
図3図1の飲料容器の側壁のチャネルの拡大断面図を示す。
【0015】
図4図1の飲料容器の側壁の一部分の側面図を示す。
【0016】
図5】一実施形態による飲料容器の側面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の説明では、本開示の実施形態の完全な理解を提供するために、数多くの具体的な詳細が記載される。しかしながら、構造、システム、及び方法を含む実施形態は、これらの具体的な詳細なく実施され得ることが、当業者には明らかであろう。本明細書の説明及び表現は、当業者によって、彼らの研究を他の当業者に最も効果的に伝えるために使用される通常の手段である。他の例では、本開示の態様を不必要に不明瞭にすることを回避するために、周知の方法、手順、構成要素、及び回路は、詳細に説明されない。
【0018】
「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態(an example embodiment)」などの本明細書での言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、又は特性を含み得るが、全ての実施形態が、特定の特徴、構造、又は特性を必ずしも含まなくてもよいことを示す。更に、このような句は、必ずしも同じ実施形態を言及するものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が実施形態と関連して記載される場合、明確に記載されているかどうかに関わりなく、他の実施形態と関連するこのような特徴、構造、又は特性への影響は、当業者の知見内であるものとする。
【0019】
以下の実施例は、本開示の例示であるが、限定するものではない。当業者には明らかであろう、当分野に通常遭遇する様々な条件及びパラメータの他の好適な修正及び適応は、本開示の趣旨及び範囲内である。
【0020】
様々な種類の飲料を貯蔵するための飲料容器は、とりわけ、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate、PET)などのプラスチック材料で構成され得る。そのようなプラスチック飲料容器は、しばしば、略円筒形の構造を有する。プラスチック飲料容器は、高温充填動作を介して飲料が充填され得る。高温充填動作において、飲料容器に貯蔵される飲料は、約170°F以上の温度などの高温に加熱されて、飲料容器内に配置される。飲料容器は、充填中に、支持表面に支持され得るか、又は飲料容器は、充填中に、飲料容器の上端部又は首部によって懸架され得る。充填されて、キャップされると、飲料容器及びその中の飲料は、急速に冷却される。この飲料の冷却は、熱収縮をもたらし得、これは、飲料容器の内部容積を低減させる。結果として生じる圧力差に適応するために、飲料容器の側壁は、内方へ引っ張られ得る。その側壁を含む飲料容器の構造に応じて、これは、側壁の望ましくない変形又は「凹み」をもたらし得、冷却中の熱収縮による飲料の容積の低減によって生じる内部真空に適応するために、かつての円筒状の側壁は、平坦な形状又は他の形状になる。
【0021】
飲料容器が、液体を飲料容器に充填するプロセスにわたって、その後の飲料容器の貯蔵中及び輸送中に、その円筒形状を維持するのを補助するために、1つ以上のリブが、飲料容器に形成され得る。リブは、飲料容器に陥凹(凹状)チャネルとして形成され得、これは、飲料容器の内部容積に向かって延在し、飲料容器の長手方向軸に直角な平面において飲料容器の外周の周囲全体に延在している。リブは、飲料容器の内圧が外圧よりも低い場合に、飲料容器が凹む又は別様に変形することを防止するのを補助する。そのような凹みは、飲料容器の構造安定性を低減させ得る。また、変形を受けた飲料容器は、消費者の興味を引かない場合があり、飲料容器の売り上げに負の影響を及ぼし得る。飲料容器の外周の周囲に延在するリブは、凹みを回避するのを補助し得るが、リブは、特定の種類の充填動作中に、飲料容器を、長手方向の伸長の影響をより受けやすくし得る。
【0022】
飲料容器は、プラスチックで構成されているので、プラスチックは、飲料容器のガラス転移温度以上の温度などの十分に高い温度まで加熱された場合に、変形し始め得る。その結果、飲料容器がその上端部又は首部から懸架されて、高温の飲料が充填されたときに、容器内の飲料の重量及び熱が、飲料容器を長手方向に伸長させ得る。具体的には、伸長は、飲料容器のリブにおいて最も大きくなり得、リブが伸長し得る又は平坦になり得るので、飲料容器の伸長をもたらし得る。
【0023】
伸長によって異なる高さを有する飲料容器をもたらし得るので、飲料容器の伸長が望ましくない場合がある。様々な高さを有する飲料容器は、飲料容器を積み重ねて貯蔵することを困難にし得る。例えば、異なる高さを有する飲料容器のケースは、第1のケースの上に積み重ねた飲料容器の別のケースの荷重を均一に携持し得ない。より高い飲料容器は、より低い飲料容器よりも多くの荷重を携持し得、第2のケースに不均一な圧力を印加し得る。これは、第2のケースを第1の上に不均等に着座させ得、積み重ね及び貯蔵をより困難にし得る。この問題は、飲料容器の追加のケースを互いに積み重ねたときに、悪化し得る。
【0024】
本明細書で説明するいくつかの実施形態では、飲料容器は、飲料容器の外周の周囲に延在している正弦波形状を有する側壁に形成されたチャネルを有する側壁を含む。チャネルは、高温充填動作中などの、飲料容器の伸長に抵抗するのを補助し、一方で、凹みに対する抵抗も提供する。飲料容器の側壁は、側壁の外周の一部分に沿って延在している直線チャネルセグメントを更に含み得る。直線チャネルセグメントは、凹みに対する更なる抵抗を提供し得る。
【0025】
いくつかの実施形態では、例えば図1に示すように、飲料容器100は、基部120と、基部120から延在し、かつ基部と一体的に形成された側壁160と、側壁160から延在し、かつ側壁と一体的に形成され、かつ上部開口部を画定する上部領域180と、を含む。飲料容器100は、基部120から上部領域180への方向において中心に延在している長手方向軸Zを含む。側壁160は、飲料容器100が略円形の横断面(側壁160に形成されたチャネルを考慮しない)を有するように、略円筒形である。
【0026】
1つ以上のチャネル140が、側壁160に形成されており、これは、長手方向軸Zの方向における飲料容器100の伸長を防止又は制限する役割を果たす。チャネル140は、飲料容器100の内部容積に向かって延在している側壁160の凹部領域として形成されている。チャネル140はまた、飲料容器100にフープ強度を寄与することによって、(例えば、飲料容器100の内圧が外圧よりも低い場合の)側壁160の凹みに抵抗する役割も果たす。具体的には、飲料容器100は、飲料容器100が上部領域180から懸架されて、飲料容器100を形成している材料(例えば、PET)のガラス転移温度以上の温度を有する飲料が充填されたときに、長手方向軸Zの方向における伸長に抵抗するように構成されている。
【0027】
いくつかの実施形態では、連続チャネル140は、側壁160に形成され、かつ側壁160の外周の周囲Cに延在している。いくつかの実施形態では、連続チャネル140は、連続チャネル140が対角領域142で分割された一連の交互する山146及び谷144を含むように、正弦波形状を有する。対角領域142は、略直線であり得るか、又は曲線形であるようにわずかな湾曲を有し得る。対角領域142は、対角領域142が円筒状の側壁160の一部の周囲に延在するので、必然的にわずかな湾曲を有し得ることが理解される。更に、いくつかの実施形態では、対角領域142は、対角領域142が山146又は谷144に接近するにつれてわずかな湾曲を有し得る。いくつかの実施形態では、連続チャネル140は、3つの山146(したがって3つの谷144)を形成し得る。いくつかの実施形態は、更なる又はより少ない山146を含み得るが、長手方向軸Zに対して直角な平面を通る入口及び通路のため、山146及び谷144は、連続チャネル140の対角領域142よりも伸長の影響を受けやすくなり得る。その結果、山146(及び谷144)の数を低減させるにつれて、飲料容器100の伸長に対する影響のされやすさが減少する。
【0028】
連続チャネル140は、2つの目的、すなわち、高温充填動作中の長手方向軸Zの方向における飲料容器100の伸長に抵抗又はそれを防止する目的、及び飲料容器100の内圧が外圧よりも低い場合の飲料容器100の凹みに抵抗又はそれを防止する目的を果たす。論じたように、飲料容器の周囲で円周方向に延在し、かつ長手方向軸Zに直角な平面に、又はその近くに配向されたリブ(又はチャネル)は、例えば、高温の飲料の重量が長手方向軸Zの方向に、リブに対してほぼ垂直に方向付けられるので、長手方向軸Zの方向における伸長の影響を受けやすくなり得る。しかしながら、連続チャネル140の対角領域142は、対角領域142が垂直な平面に対してある角度で配向されているので、伸長の影響をより受け難くなる。その結果、飲料容器100に高温の飲料が充填されたときに、飲料容器100が連続チャネル140の対角領域142に長手方向により伸び難くなる。高温の飲料の(長手方向軸Zの方向における)重量は、対角領域142の方向に対して垂直でなくなり、代わりに、ある角度になる。
【0029】
更に、連続チャネル140が側壁160の外周の周囲Cに延在しているので、連続チャネル140は、飲料容器100の内圧が外圧よりも大きい場合に飲料容器100の内部に向かって圧壊するなどの、側壁160が変形することを阻止する。したがって、連続チャネル140はまた、側壁160が円筒構成を維持することも補助する。
【0030】
図2に示すように、連続チャネル140の対角領域142は、飲料容器100の長手方向軸Zに直角である平面に対する角度θで形成されている。いくつかの実施形態では、角度θは、例えば40~50度であり得る。いくつかの実施形態では、この角度は、飲料容器100が圧力差を受けた場合の凹みに対する抵抗と、高温充填動作中の伸長に対する抵抗とのバランスをとるように、45度であり得る。連続チャネル140が平坦になり、正弦波パターンがより少ない振幅を有するように、角度θを減少させるにつれて、連続チャネル140によって提供される伸長に対する抵抗が減少し、一方で、凹みに対する抵抗が増加する。
【0031】
いくつかの実施形態では、例えば図3に示すように、チャネル140は、丸みのある凹状表面を有する。連続チャネル140は、断面が円弧(例えば、半円)の形態をとり得る。しかしながら、チャネル140は、他の断面形状、とりわけ、例えばU字形状又は放物線状の断面形状を有し得る。いくつかの実施形態では、連続チャネル140は、チャネル140の第1の側141から反対側の第2の側143へのチャネル140の横断方向に測定したときに、幅wを有し得る。幅wは、例えば、4mm~8mmであり得る。いくつかの実施形態では、連続チャネル140は、側壁160の平面からチャネル140の最深部分まで測定したときに、深さdを有し得る。深さdは、例えば、0.5mm~4mm(例えば、0.8mm)であり得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、連続チャネル140は、4mm~8mmの(例えば、6mm)直径の円に基づく円弧断面を有し、0.5mm~4mm(例えば、0.8mm)の深さdを有する。連続チャネル140の深さdが増加するにつれて、飲料容器100の凹みに対する抵抗が増加する。しかしながら、チャネル140の深さdを増加させることは、飲料容器100を、長手方向の伸長の影響をより受けやすくし得る。いくつかの実施形態では、全ての連続チャネル140が同じ断面サイズ及び形状を有する。
【0033】
いくつかの実施形態では、図2に示すように、側壁160は、下部連続チャネル140a及び上部連続チャネル140bなどの2つ以上の連続チャネル140a、140bを伴って形成される。下部連続チャネル140a及び上部連続チャネル140bは、長手方向において互いに離間されている。いくつかの実施形態では、側壁160は、3つ以上の連続チャネル140を含み得る。しかしながら、上で論じたように、山146及び谷144は、対角領域142よりも伸長の影響を受けやすいので、連続チャネル140の数が増加するにつれて、飲料容器100の伸長に抵抗する能力が低下し得、したがって、追加的な連続チャネル140に形成された追加的な山146及び谷144は、飲料容器100を、長手方向の伸長の影響をより受けやすくし得る。
【0034】
いくつかの実施形態では、下部連続チャネル140a及び上部連続チャネル140bは、同じ形状及び寸法で形成され得る。したがって、各チャネル140a、140bは、正弦波状であり得る。各チャネル140a、140bは、連続チャネル140の谷144から山146まで長手方向において測定したときに、同じ高さを有し得、各チャネル140a、140bは、同じ数の山146及び谷144を有し得る。下部連続チャネル140a及び上部連続チャネル140bは、下部連続チャネル140a及び上部連続チャネル140bの山146a、146bが飲料容器100の長手方向に整列されるように、互いに同相であり得る。
【0035】
いくつかの実施形態では、図2に最良に示すように、各連続チャネル140は、下部境界Lと、上部境界Uと、を含む。下部境界Lは、飲料容器100の長手方向軸Zに直角な平面であり、同様に、上部境界Uは、下部境界Lに平行で、かつ長手方向軸Zに直角な平面である。各連続チャネル140は、その下部境界Lと上部境界Uとの間を往復する。いくつかの実施形態では、連続チャネル140の各山146は、上部境界Uに形成され、各谷144は、下部境界Lに形成される。
【0036】
各連続チャネル140は、谷144から山146への(又は下部境界Lから上部境界Uへの)長手方向軸Zの方向に測定される高さを有する。下部連続チャネル140は、高さhを有し、上部連続チャネル140bは、hと同じであり得る高さhを有する。いくつかの実施形態では、各連続チャネル140の高さh又はhは、側壁160の高さの約30%~約80%であり得る。いくつかの実施形態では、各連続チャネル140は、側壁160の高さの約40%~約70%であり得る。側壁160の高さHは、長手方向軸Zの方向において基部120に隣接する側壁160の下端部162から、上部領域180に隣接する側壁160の上端部161まで測定される。
【0037】
いくつかの実施形態では、下部連続チャネル140aの上部境界Uは、上部連続チャネル140bの下部境界Lの上側にあり得る。このようにして、連続チャネル140a、140bは、長手方向軸Zに直角な平面が連続チャネル140の少なくとも一部分と交差するように、共に接近して離間される。いくつかの実施形態では、下部連続チャネル140aの上部境界Uは、上部連続チャネル140bの下部境界Lに、またはその下側にあり得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、図4に示すように、飲料容器100の側壁160は、直線チャネルセグメント170を更に含む。直線チャネルセグメント170は、飲料容器100にフープ強度を寄与することによって、飲料容器100の内圧が外圧よりも低い場合の飲料容器100の側壁160の凹みに対する追加的な抵抗を提供する。したがって、直線チャネルセグメント170は、飲料容器100の側壁160が、飲料容器100の充填、輸送、及び貯蔵にわたってその円筒形状を保持するのを補助する。
【0039】
直線チャネルセグメント170は、側壁160の外周の一部分の周囲に延在している。連続チャネル140と同様に、直線チャネルセグメント170は、飲料容器100の内部容積に向かって延在している凹部領域として側壁160に形成され得る。直線チャネルセグメント170は、飲料容器100の長手方向軸Zに直角である1つ以上の平面、例えばX、X、X、及びXに位置付けられ得る。各直角な平面は、側壁160の外周の周囲に互いに離間された複数の直線チャネルセグメント170を有し得る。いくつかの実施形態では、長手方向軸Zに直角に延在している平面は、側壁160の外周の周囲に離間された4つの直線チャネルセグメント170を含み得る。特定の平面の直線チャネルセグメント170は、各々が同じ形状及び寸法であり得る。いくつかの実施形態では、第1の平面Xの直線チャネルセグメント170は、各平面の直線チャネルセグメント170の長さが異なるように、第2の平面Xに配設された直線チャネルセグメント170よりも大きい範囲に、外周の周囲に延在し得る。いくつかの実施形態では、異なる平面、例えば平面X及びXの直線セグメント170は、長手方向軸Zに沿って側壁160上に整列され得る。
【0040】
図2に示すように、直線チャネルセグメント170は、連続チャネル140の下部境界Lと上部境界Uとの間の領域の側壁160に形成され得る。直線チャネルセグメント170は、直線チャネルセグメント170が連続チャネル140と交差しないように、又は重ならないように、連続チャネル140から離間されている。したがって、直線チャネルセグメント170は、連続チャネル140によって占有されていない側壁160の領域における凹みに対する追加的な抵抗を提供する。直線チャネルセグメント170が飲料容器100の外周Cの周囲に連続的に延在していないので、直線チャネルセグメント170は、長手方向軸Zの方向に変形する大きな傾向を有しない。それらを中断する側壁材料は、そのような変形を抑制する。
【0041】
直線チャネルセグメント170は、丸みのある凹状表面を有し得る。連続チャネル140と同様に、直線チャネルセグメント170は、円弧(例えば、半円)の断面の形態をとり得る。しかしながら、直線チャネルセグメント170は、他の断面形状、とりわけ、例えばU字形状又は放物線状の断面形状を有し得る。図3に示す連続チャネル140の表現と同様に、いくつかの実施形態では、直線チャネルセグメント170は、チャネルセグメント170の第1の側から反対側の第2の側へとチャネルセグメント170に直角な方向に測定したときに、ある幅を有する。この幅は、例えば、4mm~8mm(例えば、5mm~7mm)であり得る。いくつかの実施形態では、直線チャネルセグメント170は、チャネルセグメント140の側壁160の平面から最深部分まで測定したときに、ある深さを有し得る。深さは、例えば、2mm~4mm(例えば、3mm)であり得る。
【0042】
いくつかの実施形態では、直線チャネルセグメント170は、直径4mmの半円形断面を有する。いくつかの実施形態では、全ての直線チャネルセグメント170は、同じ断面サイズ及び形状を有する。いくつかの実施形態では、各直線チャネルセグメント170は、連続チャネル140の深さdよりも深い深さで形成され得る。いくつかの実施形態では、少なくともいくつかの直線チャネルセグメント170は、少なくともいくつか連続チャネル140と同じ断面サイズ及び形状を有し得る。
【0043】
いくつかの実施形態では、図5に示すように、飲料容器200は、基部220と、基部220から延在し、かつ基部と一体的に形成された側壁260と、側壁260から延在し、かつ基部と一体的に形成され、上部開口部を画定する上部領域280と、を含む。飲料容器200は、基部220から上部領域280への方向に延在している長手方向軸を含む。側壁260は、飲料容器200が略円形の横断面を有するように、略円筒形である。したがって、飲料容器200は、飲料容器100と同じ様態で形成されるが、飲料容器200が、側壁260に形成され、かつ側壁260の外周の周囲に離間された複数の対角チャネル240を含むことが異なる。各対角チャネル240は、同じ形状及び寸法を有し得る。いくつかの実施形態では、6つの対角チャネル240が、側壁260の外周の周囲に延在している。他の実施形態では、より少ない又は追加的な対角チャネル240が、側壁260に形成され得る。
【0044】
図1図2、及び図4に示すような飲料容器100の連続チャネル140の対角領域142と同様に、飲料容器200の対角チャネル240は、高温充填動作中などの、飲料容器200の長手方向における伸長に抵抗する、又はそれを制限する役割を果たす。飲料容器100の連続チャネル140に関して論じたように、対角チャネル240が側壁260の外周の周囲に延在しているので、対角チャネル240はまた、飲料容器200の内圧が外圧より少ない場合の側壁260の凹みを防止するのも補助する。
【0045】
対角チャネル240は、長手方向軸Zに直角である角度θで、平面Yに対して配向される。角度は、例えば、40~50度であり得る。いくつかの実施形態では、角度は、45度である。更に、各対角チャネル240は、飲料容器200の長手方向軸に直角な平面として画定された下部境界Lと、下部境界Lに平行である長手方向軸に直角な平面として画定された上部境界Uとの間に延在し得る。第1の対角チャネル240は、上部境界Uに第1の端部241を有し得、かつ下部境界Lにおいて側壁260に沿って反時計回り方向に第2の端部242まで延在しており、隣接する対角チャネル240は、下部境界Lに第1の端部241を有し得、かつ上部境界Uにおいて側壁260に沿って反時計回り方向に第2の端部242まで延在している。このようにして、対角チャネル240は、不連続な、波状のパターンを形成し得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、対角チャネル240は、例えば第1の対角チャネル240の第2の端部242を第2の対角チャネルの第1端部241に接続して、山及び谷を形成することによって接続されて、側壁260の外周の周囲に延在している対角チャネル240を備える連続チャネルを形成し得る。
【0046】
各対角チャネル240は、長手方向軸Zの方向において第1の端部241から第2の端部242まで(又は下部境界Lから上部境界Uまで)測定される高さhを有する。いくつかの実施形態では、各対角チャネル240の高さhは、側壁260の高さの約30%~約80%であり得る。いくつかの実施形態では、各対角チャネル240は、側壁260の高さの約40%~約70%であり得る。側壁260の高さは、長手方向軸の方向の基部220において隣接する側壁260の下端部262から上部領域280に隣接する側壁260の上端部261まで測定される。
【0047】
いくつかの実施形態では、対角チャネル240は、連続チャネル140に関して上で論じたような断面形状、幅、及び深さを有し得る。したがって、対角チャネル240は、丸みのある表面を有するように半円状であり得る。対角チャネル240は、略半円形の断面であり得る。しかしながら、対角チャネル240は、代替の断面形状を有し得、とりわけ、U字形状又は放物線状の断面形状を有し得る。いくつかの実施形態では、対角チャネル240は、4mm~8mmの直径又は幅を有し得る。いくつかの実施形態では、対角チャネル240は、0.5mm~4mmの深さを有し得、一実施形態では、深さは、0.8mmであり得る。対角チャネル240の深さが増加するにつれて、飲料容器200の凹みに対する抵抗が増加する。しかしながら、対角チャネル240の深さを増加させることは、飲料容器200を、長手方向の伸長の影響をより受けやすくする。
【0048】
いくつかの実施形態では、側壁260は、飲料容器200の長手方向軸に直角な2つ以上の平面に沿って中心がある側壁260の外周の周囲に延在している対角チャネル240を含み得る。したがって、対角チャネル240は、2つ以上の列で側壁260に配設され得る。各列の対角チャネル240は、飲料容器200の長手方向に整列され得る。
【0049】
いくつかの実施形態では、飲料容器200は、飲料容器200の側壁260に形成された複数の直線チャネルセグメント270を更に含み得る。直線チャネルセグメント270は、飲料容器100の直線チャネルセグメント170に関して上で説明したものと同じ形状、配設、及び機能を有し得る。
【0050】
発明の概要及び要約の項ではなく、発明を実施するための形態の項は、特許請求の範囲を解釈するために使用されることが意図されていることを理解されたい。発明の概要及び要約の項は、本発明者(ら)によって想到されるような、本発明の1つ以上であるが全てではない例示的な実施形態を示し得るが、本発明及び添付の特許請求の範囲をいかようにも限定することを意図するものではない。
【0051】
これまでに、特定機能の実施、及びこれらの関係を例示する機能的ビルディングブロックを使って、本発明について説明してきた。これらの機能的ビルディングブロックの境界は、説明の便宜上、本明細書において任意に定義されている。特定の機能及びこれらの関係が適切に行われる限り、代替の境界を定義することができる。
【0052】
特定実施形態の前述の説明により、本発明の一般的な性質が完全に明らかになり、他者が、当業者の知識を適用することによって、過度の試行錯誤をすることなく、本発明の一般的な概念を逸脱することなく、そのような特定の実施形態を様々な用途に容易に修正及び/又は適合させることができる。したがって、そのような適合及び修正は、本明細書で提示した教示及び指導に基づいて、開示された実施形態の等価物の意味及び範囲内にあることが意図される。本明細書の表現法又は用語法は、説明を目的とするものであって、限定するものではないことを理解されたく、それ故、本明細書の用語法又は表現法は、本明細書の教示及び指導の観点から当業者によって解釈されるべきである。
【0053】
本発明の広がり及び範囲は、上記の例示的な実施形態のいずれによっても制限されるべきではなく、特許請求の範囲及びそれらの等価物に従ってのみ定義されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-10-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料容器であって、
基部と、
前記基部から延在し、かつ前記基部と一体的に形成された円筒状の側壁と、
前記側壁から延在し、かつ上部開口部を画定する上部領域であって、前記飲料容器が、前記基部から前記上部開口部へ延在している長手方向軸を備える、上部領域と、
前記側壁の外周の周囲に形成され、かつ延在している連続チャネルであって、前記連続チャネルは、前記連続チャネルが山及び谷を形成するように正弦波状であり、山から谷へ前記長手方向軸の方向に測定したときの前記連続チャネルの高さが、前記長手方向軸の方向における前記飲料容器の伸長に抵抗するように、前記側壁の高さの約30%~80%である、連続チャネルと、を備える、飲料容器。
【外国語明細書】