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特開2025-43897同病家族コミュニティレコメンドプログラム、同病家族コミュニティレコメンド装置及び同病家族コミュニティレコメンド方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025043897
(43)【公開日】2025-04-01
(54)【発明の名称】同病家族コミュニティレコメンドプログラム、同病家族コミュニティレコメンド装置及び同病家族コミュニティレコメンド方法
(51)【国際特許分類】
   G16H 80/00 20180101AFI20250325BHJP
   G16H 10/00 20180101ALI20250325BHJP
   G16H 20/70 20180101ALI20250325BHJP
【FI】
G16H80/00
G16H10/00
G16H20/70
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023151466
(22)【出願日】2023-09-19
(71)【出願人】
【識別番号】307010166
【氏名又は名称】第一三共株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100139066
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】藤田 浩行
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA00
(57)【要約】
【課題】患者の家族に、関係性の高い同病家族コミュニティをレコメンドする。
【解決手段】コンピュータを、患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する家族特徴生成手段と、患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する家族コミュニティ特徴生成手段と、家族の特徴を示す情報と家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、家族と家族コミュニティのマッチ度を計算するマッチ度計算手段と、家族と家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、端末に当該家族コミュニティの情報を提示する表示情報生成手段として機能させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する家族特徴生成手段と、
患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する家族コミュニティ特徴生成手段と、
前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算するマッチ度計算手段と、
前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する表示情報生成手段として機能させる同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【請求項2】
前記家族特徴生成手段は、
前記家族の特徴を示す情報として、患者が入力した情報と家族が入力した情報に基づいて、患者と家族の関係性を示す情報を生成する、請求項1に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【請求項3】
前記家族特徴生成手段は、
前記家族の特徴を示す情報として、患者が入力した情報と家族が入力した情報に基づいて、患者と家族が治療や生活における複数の項目について感じている不安の程度を示す情報を生成する、請求項1に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【請求項4】
家族コミュニティ特徴生成手段は、
当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報を平均化することにより、前記家族コミュニティの特徴を示す情報を生成する、請求項1に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【請求項5】
前記表示情報生成手段は、
前記マッチ度が高い順に、家族コミュニティの情報を提示する、請求項1に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【請求項6】
前記マッチ度計算手段は、
前記マッチ度を計算する際、家族の特徴を示す複数の項目に対して患者またはその家族が指定した重みづけを反映して前記マッチ度を計算する、請求項1に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【請求項7】
患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する家族特徴生成手段と、
患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する家族コミュニティ特徴生成手段と、
前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算するマッチ度計算手段と、
前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する表示情報生成手段とを備えた同病家族コミュニティレコメンド装置。
【請求項8】
コンピュータが、患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する工程と、
コンピュータが、患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する工程と、
コンピュータが、前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算する工程と、
コンピュータが、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する工程とを有する同病家族コミュニティレコメンド方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、同病家族コミュニティレコメンドプログラム、同病家族コミュニティレコメンド装置及び同病家族コミュニティレコメンド方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特定の対象者と複数のコミュニティとの類似度を算出することにより、対象者との親和性が高いコミュニティをレコメンドするシステムが知られている(例えば、特許文献1)。また、がん患者など同じ病気の患者同士が、お互いのプロフィールを検索したり閲覧したりすることができるSNSが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-107867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
がん患者の家族は、がんの診断を受けた患者に対する接し方への疑問や、今後の生活への不安、患者自身と家族との治療に対する考え方(価値観)の違い等、患者の家族特有の悩みを多く抱えている。このような患者の家族が抱える悩みや不安、ストレスを解消するためには、同じ病気の患者がいる家族同士で情報交換を行うことが有効である。しかし、患者の家族に、情報交換をするのに相応しい同じ境遇の家族をレコメンドするサービスは存在していなかった。このため、患者の家族は、任意団体に加入して同じ境遇の家族を探すなど、能動的に探す必要があったが、精神的負荷を軽減するための手間と時間も必要となり、同じ病気の患者を持つ家族を探すのはハードルが高かった。また、特許文献1のシステムは、個人と親和性の高い集団を結びつけるシステムであるが、患者家族同士のように、集団と集団を結びつけるのには適していなかった。
【0005】
そこで、本発明は、患者の家族に、関係性の高い同病家族コミュニティをレコメンドすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る同病家族コミュニティレコメンドプログラムは、コンピュータを、患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する家族特徴生成手段と、患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する家族コミュニティ特徴生成手段と、前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算するマッチ度計算手段と、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する表示情報生成手段として機能させるものである。
【0007】
本発明の一実施形態に係る同病家族コミュニティレコメンド装置は、患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する家族特徴生成手段と、患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する家族コミュニティ特徴生成手段と、前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算するマッチ度計算手段と、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する表示情報生成手段とを備えたものである。
【0008】
本発明の一実施形態に係る同病家族コミュニティレコメンド方法は、コンピュータが、患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する工程と、コンピュータが、患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する工程と、コンピュータが、前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算する工程と、コンピュータが、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する工程とを有するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、患者の家族に、関係性の高い同病家族コミュニティをレコメンドすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の実施の形態による、同病家族コミュニティレコメンドシステム1の構成を示すブロック図。
図2】本発明の実施の形態による、同病家族コミュニティレコメンドシステム1による同病家族コミュニティレコメンドサービスの流れを示すフローチャート。
図3】本発明の実施の形態による、家族特徴生成手段101によって生成される家族の特徴に関する情報の例を説明する図。
図4】本発明の実施の形態による、マッチ度計算手段102によって計算される家族と家族コミュニティのマッチ度の例を説明する図。
図5】本発明の実施の形態による、家族端末30に表示される同病家族コミュニティレコメンド画面を例示する図。
図6】本発明の実施の形態による、サーバ装置10をコンピュータにより実現する場合のハードウェア構成の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態による同病家族コミュニティレコメンドシステム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、同病家族コミュニティレコメンドシステム1は、サーバ装置(同病家族コミュニティレコメンド装置)10、患者端末20、家族端末30を備えている。サーバ装置10は、患者端末20、および家族端末30と通信ネットワークNを介して接続されている。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
【0012】
同病家族コミュニティレコメンドシステム1は、例えば乳がんの患者とその患者家族に対し、同じ病気の患者を持つ家族で構成される複数の同病家族コミュニティの中から、当該家族が交流するのに相応しいコミュニティを紹介(レコメンド)する同病家族コミュニティレコメンドサービスを提供するシステムである。具体的には、サーバ装置10と患者および患者家族の端末に実装された専用アプリが連携することにより、各家族へのレコメンドサービスが実現される。患者は、自身の端末にて専用アプリの利用登録(ユーザ登録)を行うことにより、患者端末20を介してサービスを利用することができる。患者家族は、専用アプリへの利用登録を行っている患者の家族であり、患者からの招待/承認を経て利用登録を行うことができるようにしてもよい。患者および家族が患者端末20および家族端末30を介して利用する専用アプリは同じものであってよく、患者本人とその家族は、アプリを介して情報交換等のコミュニケーションを行うことができるが、患者と他の患者の家族とはアプリ上でコミュニケーションを行えないようにしてもよい。一方、患者の家族同士はアプリ上でコミュニケーションを行うことができる。
【0013】
図1の例では、患者端末20と家族端末30は、それぞれある家族(家族1)の患者と家族が所持する端末である。サーバ装置10は、患者端末20および家族端末30に実装された専用アプリを介して登録される患者情報および家族情報に基づいて、家族1と、複数の家族コミュニティ(例えば家族コミュニティA、家族コミュニティB)のマッチングを行い、マッチ度が高い家族コミュニティの情報を、専用アプリを介してレコメンドする。なお、図1には、患者端末20と家族端末30がそれぞれ1つのみ図示されているが、実際にはユーザ登録している多くの患者や家族の端末がサーバ装置10と接続可能に構成されている。
【0014】
サーバ装置10は、同病家族コミュニティレコメンドサービスを提供する企業等に設置され、制御部(プロセッサ)11、記憶部12、および通信インタフェース13を備えた汎用的なコンピュータである。サーバ装置10は、それぞれ1台のコンピュータで構成されていてもよいし、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。また、サーバ装置10はクラウド上に構築されていてもよい。
【0015】
患者端末20および家族端末30は、それぞれ患者と患者家族が利用する端末である。患者端末20および家族端末30は、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)など、通信ネットワークNを介してサーバ装置10とデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。患者端末20および家族端末30は、ハードウェアとしてプロセッサと記憶装置を備えている。
【0016】
図1において、サーバ装置10が備える家族特徴生成手段101、家族コミュニティ特徴生成手段102、マッチ度計算手段103、および表示情報生成手段104は、記憶部12に格納されたプログラムが制御部11によって実行されることで実現される機能モジュールを示している。
【0017】
家族特徴生成手段101は、患者端末20および家族端末30から、それぞれ患者情報および家族情報を取得し、各家族の特徴(典型的には、患者と家族の関係性)に関する情報を生成する機能を有する。
【0018】
家族コミュニティ特徴生成手段102は、患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴に関する情報を生成する機能を有する。家族コミュニティの特徴は、例えばコミュニティに参加している各家族の特徴に関する情報を平均化したものであってもよい。
【0019】
マッチ度計算手段103は、家族特徴生成手段101が生成した家族の特徴と、家族コミュニティ特徴生成手段102が生成した家族コミュニティの特徴を比較することにより、家族と家族コミュニティのマッチ度を計算する機能を有する。
【0020】
表示情報生成手段104は、マッチ度計算手段103が計算した家族と家族コミュニティのマッチ度に関する情報に基づいて、それぞれの家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、患者端末20および家族端末30への表示情報を生成する機能を有する。
【0021】
また、サーバ装置10は、記憶部12に実装された患者家族データベース105を備えている。なお、患者家族データベース105は、クラウド上など外部の記憶装置に実装されていてもよい。患者家族データベース105には、患者家族ごとに、以下の情報を含むレコードが記憶されている。
(1)患者家族背景情報
家族構成、家族の年齢、生活地域、就労状況等が含まれる。
(2)患者背景情報
患者のライフイベント(子供の卒業式等)の予定等
(3)心理的情報
患者本人と家族についての各々の性格、治療への希望、生活上の関心事項、悩み(治療面、金銭面、生活面、就労面等)、治療における各価値観の優先度等
(4)疾患背景情報
乳がんタイプ(HER2陽性、ホルモン受容体陽性、トリプルネガティブ、遺伝性)、診断時の状況(初発/再発)、ステージ(ステージ1,2,3,4)等
(5)治療背景情報
治療歴(手術、化学療法・ホルモン療法、食事療法、カウンセリング等)、補助治療歴(乳房再建、運動療法、食事療法、カウンセリング等)、乳がん治療スケジュール(受診、入退院、手術、検査、薬物治療等)等
【0022】
次に、同病家族コミュニティレコメンドシステム1による、同病家族レコメンドサービスの流れについて図2のフローチャートを用いて説明する。家族特徴生成手段101は、患者端末20および家族端末30から「患者情報」および「家族情報」を取得する(ステップS101)。取得した「患者情報」および「家族情報」は、「登録情報」として患者家族データベース105に記憶されるようにしてよい。
【0023】
「患者情報」は患者本人に関する情報である。患者情報は主に患者本人が患者端末20を操作して入力する情報であるが、患者の家族によって入力されたものであってもよい。具体的には、患者に関する一般的な情報(年齢、職業、居住地、性別等)、病状に関する情報(ステージ、治療履歴、投薬の状況、痛み等)、家族との関係に関する情報(コミュニケーションの多さ等)、治療や生活における各項目(お金、からだ、こころ、家族)についての不安の程度が含まれる。
【0024】
「家族情報」は、患者の家族に関する情報である。家族情報は、主に患者の家族が家族端末30を操作して入力する情報であるが、患者本人によって入力されたものであってもよい。具体的には、家族に関する一般的な情報(年齢、職業、居住地、性別、患者に対する続柄等)、患者との関係に関する情報(コミュニケーションの多さ等)、治療や生活における各項目(お金、からだ、こころ、家族)についての不安の程度が含まれる。
【0025】
家族特徴生成手段101は、取得した患者情報および家族情報に基づいてその家族の特徴に関する情報を生成する(ステップS102)。図3は、家族特徴生成手段101によって生成される家族の特徴に関する情報の例を説明する図である。図3の例では、家族の特徴を示す項目として、「患者と家族の関係性」に関する項目と「不安の程度」に関する項目がある。「患者と家族の関係性」には、「居住地」と「コミュニケーション」があり、「居住地」については、患者と家族の居住地が「遠い」(他県に住んでいるなど一定以上離れている場合)か「近い」(同居、近所などの場合)かで値が示されている。「コミュニケーション」については、患者と家族の普段の会話などコミュニケーションの量が「多い」か「少ない」かで値が示されている。「不安の程度」は、「お金」、「からだ」、「こころ」、「家族」のそれぞれの項目についてどれぐらい不安を感じているかを0~100点で示している。点数が高いほど不安の程度が高いことを表している。
【0026】
次に、家族コミュニティ特徴生成手段102は、家族コミュニティの特徴に関する情報を生成する(ステップS103)。家族コミュニティの特徴は、コミュニティに参加している各家族の特徴に関する情報を元に生成することができる。図4に、2つの家族コミュニティ(A,B)の特徴を例示する。図4に示すように、家族コミュニティの特徴を示す項目は、個々の家族の特徴を示す項目と同様である。「患者と家族の関係性」の「居住地」については、当該コミュニティに参加している各家族の「居住地」についての情報(「遠い」または「近い」)を平均化したものとしてよい。また、「コミュニケーション」についても同様に、参加している各家族の「コミュニケーション」についての情報(「多い」または「少ない」)を平均化したものとしてよい。
【0027】
「コミュニティ内の話題の割合」は、各家族の特徴における「不安の程度」に対応している。具体的には、当該コミュニティにおいてそれぞれの項目がどれぐらいの割合で話題として取り上げられているかを示している。図4の例では、どちらのコミュニティでも「家族」に関する話題が最も多くなっており、関心が高いことが示されている。なお、「コミュニティ内の話題の割合」の代わりに、コミュニティに参加する各家族の「不安の程度」を平均化したものを用いてもよい。
【0028】
次に、マッチ度計算手段103は、家族特徴生成手段101が生成した家族の特徴に関する情報と家族コミュニティ特徴生成手段102が生成した各家族コミュニティの特徴に関する情報を比較し、家族と家族コミュニティのマッチ度を計算する(ステップS104)。
【0029】
図4に示すように、家族1は、家族コミュニティAとはマッチ度が高く、家族コミュニティBとはマッチ度が低くなっている。マッチ度計算手段103は、家族の特徴と家族コミュニティの特徴を示す各項目の差分の合計に基づいてマッチ度を判定するようにしてもよい。例えば、家族と家族コミュニティのマッチ度は、下記の式で算出してもよい。なお、「居住地」については「遠い」=「1」、「少ない」=「0」、「コミュニケーション」については「多い」=「1」、少ない=「0」のように設定してもよい。
【0030】
家族と家族コミュニティのマッチ度(家族1,家族コミュニティA)
=(1/6){|家族1の居住地-家族コミュニティAの居住地|+|家族1のコミュニケーション-家族コミュニティAのコミュニケーション|+|家族1不安の程度(お金)-家族コミュニティAの話題の割合(お金)|+|家族1不安の程度(からだ)-家族コミュニティAの話題の割合(からだ)|+|家族1不安の程度(こころ)-家族コミュニティAの話題の割合(こころ)|+|家族1不安の程度(家族)-家族コミュニティAの話題の割合(家族)|}
【0031】
マッチ度の値が「0」に近いほどマッチ度は高くなる。図4の例では、不安の程度と話題の割合のマッチ度に関してはどちらのコミュニティも同じであるため、「居住地」と「コミュニケーション」の共通性によってマッチ度に差が出ている。
【0032】
表示情報生成手段104は、マッチ度計算手段103が計算した家族と家族コミュニティとのマッチ度に基づいて、それぞれの家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定する(ステップS105)。例えば、図4の例では、家族1に対して、マッチ度が高いと判断された家族コミュニティAをレコメンドする家族コミュニティとして決定する。
【0033】
表示情報生成手段104は、レコメンドする家族コミュニティの情報を対象の家族の患者端末および家族端末に表示させる(ステップS106)。図5は、家族端末30に表示される同病家族コミュニティレコメンド画面を例示する図である。図5に示すように、画面の領域P1には、レコメンドする家族コミュニティ(家族コミュニティA)の情報が表示され、領域P2には、レコメンドを受ける家族(家族1)の特徴(不安の程度)の情報が表示される。具体的には、領域P1には、家族コミュニティAの「居住地」および「コミュニケーション」に関する情報と、コミュニティ内の話題の割合に関する情報が表示される。領域P2には、家族1の各項目についての不安の程度がグラフ上に示されており、項目毎の不安の程度が分かりやすく表示されている。
【0034】
家族1の患者家族または患者本人は、図5に例示する画面に表示される情報を参考にして、家族コミュニティAに参加したいと思った場合には、ボタンBを選択することにより、専用アプリを介して家族コミュニティAに参加する他の家族と交流することができる。なお、家族1の者が家族コミュニティAを選択しない場合には、次にマッチ度が高い家族(例えば、家族コミュニティB)をレコメンドし、図5と同様の画面で情報を提示するようにしてよい。このように、マッチ度の高い順に同病の患者がいる家族が参加する家族コミュニティをレコメンドすることができる。
【0035】
以上のように本実施形態によれば、乳がん等の患者がいる家族が、同じ病気の患者がいる家族のコミュニティに参加する際に、患者との関係性などの状況ができるだけ類似する家族コミュニティをレコメンドすることができる。また、家族コミュニティを類似度の高い順にレコメンドすることができる。また、家族コミュニティの特徴が分かりやすく表示される。
【0036】
本発明による同病家族コミュニティレコメンドシステム1を利用すれば、患者と家族との関係性の類似性が高い家族コミュニティを紹介できるので、悩みを相談したり情報交換をしたりする際にも、互いに共感を得やすく、また有益な情報を得られる可能性が高くなる。
【0037】
また、色々と精神的な負荷が多い患者家族にとって、自分たちで相談相手を探さなくても、親和性の高い家族コミュニティを効率的に見つけることができるので、患者家族に余計な負担をかけずに、早期に精神的負荷の軽減を図ることができる。
【0038】
なお、上記においては、患者と家族の居住地やコミュニケーション、複数項目についての不安の程度に基づいて、家族コミュニティとのマッチ度を判断する具体例を説明しているが、本発明は、「(I)患者と家族の社会的関係性」、「(II)患者と家族の心理的関係性」、および「(III)患者の疾患状況」の少なくとも1つに基づいて、家族と家族コミュニティのマッチ度を判断するようにしてよい。
【0039】
「(I)患者と家族の社会的関係性」は、例えば、患者家族データベース105に記憶されている(1)患者家族背景情報と(2)患者背景情報に基づいて、所定のルールによる分類、または所定のルールで数値化した値を用いて判断する。これにより、例えば、家族構成が同じまたは似た家族、患者と家族との年齢差が似た家族、同様のライフイベントの予定がある家族などが多く参加するコミュニティをレコメンドすることができる。
【0040】
「(II)患者と家族の心理的関係性」は、例えば、患者家族データベース105に記憶されている(3)心理的情報に基づいて、所定のルールによる分類、または所定のルールで数値化した値を用いて判断する。上記実施例の治療における価値観の優先順位に基づく判断はこれに含まれる。これにより、例えば、患者と家族の治療方針の一致度や、患者または家族が抱える悩みなどの点で共通する家族が多く参加するコミュニティをレコメンドすることができる。
【0041】
「(III)患者の疾患状況」は、例えば、患者家族データベース105に記憶されている(4)疾患背景情報や(5)治療背景情報に基づいて、所定のルールによる分類、または所定のルールで数値化した値を用いて判断する。これにより、例えば、患者の治療状況や治療年数、病状の改善状況などが類似する家族が多く参加するコミュニティをレコメンドすることができる。
【0042】
サーバ装置10は、(I)~(III)の項目についてのマッチ度をスコア化し、合計のスコアが高い家族コミュニティから順にレコメンドするようにしてよい。また、家族コミュニティの探索を行う家族は、探索において重視する項目を指定できるようにしてもよい。例えば、3つの項目それぞれの重みづけ(例えば、I:II:III=1:3:2)を指定できるようにしてもよい。この場合には、マッチ度計算手段102が類似度をスコア化する際に、各項目のスコアに指定された重みづけを掛けた上で合計スコアを算出するようにしてもよい。
【0043】
また、レコメンドされた家族コミュニティとの交流後、実際に関係性が高いと感じたかどうかのフィードバックを受け付けるようにしてもよい。例えば、「境遇が一致している、とても近い、ある程度近い、あまり近くない、全く近くない」等の段階評価を行えるようにしてもよい。フィードバックの結果は、患者家族データベース105に記録し、次回のレコメンドの際に参照するようにしてもよい。
【0044】
なお、上記の実施形態では、乳がんの患者とその家族を対象としたサービスとして説明しているが、乳がん以外のがん患者とその家族に対しても、有効である。例えば、肺がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がん、肝臓がん、食道がん、子宮頸がんなどの他の種類のがんであってもよい。また、疾患の種類はがんに限定されず、治療期間が長い病気や、治療に関する情報が少ない病気など、重篤な疾患を有する患者とその家族にも同様のサービスを提供することができる。
【0045】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
【0046】
(ハードウェア構成)
図6を参照して、サーバ装置10をコンピュータ70により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
【0047】
図6に示すように、コンピュータ70は、プロセッサ700と、記憶装置702と、入力I/F704と、データI/F706と、通信I/F708、及び表示装置710を含む。
【0048】
プロセッサ700は、記憶装置702に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ70における様々な処理を制御する。例えば、サーバ装置10、患者端末20A,20B、および家族端末30A,30Bが備える各機能部等は、記憶装置702に記憶されたプログラムを、プロセッサ700が実行することにより実現可能である。
【0049】
記憶装置702は、例えばRAM(Random Access Memory)などの記憶媒体である。RAMは、プロセッサ700によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0050】
記憶装置702は、他にも、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶装置702は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。当該各種プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。この他、記憶装置702は、各種情報を登録するテーブルと、当該テーブルを管理するDBを記憶することも可能である。このようなプログラムやデータは、必要に応じて記憶装置702にロードされることにより、プロセッサ700から参照される。
【0051】
入力I/F704は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F704の具体例としては、カメラ、ボタン、マイク、キーボード、マウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイスなどが挙げられる。入力I/F704は、例えばUSB(Universal Serial Bus)などのインタフェースを介してコンピュータ70に接続されてもよい。
【0052】
データI/F706は、コンピュータ70の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F706の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置などがある。データI/F706は、コンピュータ70の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F706は、例えばUSBなどのインタフェースを介してコンピュータ70へと接続される。
【0053】
通信I/F708は、コンピュータ70の外部の装置と有線または無線により、通信ネットワーク5を介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F708は、コンピュータ70の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F708は、例えばUSBなどのインタフェースを介してコンピュータ70に接続される。
【0054】
表示装置710は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置710の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイなどが挙げられる。表示装置710は、コンピュータ70の外部に設けられてもよい。その場合、表示装置710は、例えばディスプレイケーブルなどを介してコンピュータ70に接続される。また、入力I/F704としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置710は、入力I/F704と一体化して構成することが可能である。
【0055】
また、上記実施形態で記載されたサーバ装置10、患者端末20A,20B、および家族端末30A,30Bが備える構成要素は、記憶装置702に格納されたプログラムがプロセッサ700によって実行されることで、定められた処理が他のハードウェアと協働して実現されるものとする。また、言い換えれば、これらの構成要素は、ソフトウェアまたはファームウェアとしても、それと対応するハードウェアとしても想定され、その双方の概念において、「機能」、「手段」、「部」、「処理回路」、「ユニット」、または「モジュール」などとも記載され、またそれぞれに読み替えることができる。
【0056】
なお、本発明の実施形態は、以下の付記のようにも記載することができる。
(付記1)
コンピュータを、
患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する家族特徴生成手段と、
患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する家族コミュニティ特徴生成手段と、
前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算するマッチ度計算手段と、
前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する表示情報生成手段として機能させる同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【0057】
(付記2)
前記家族特徴生成手段は、
前記家族の特徴を示す情報として、患者が入力した情報と家族が入力した情報に基づいて、患者と家族の関係性を示す情報を生成する、付記1に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【0058】
(付記3)
前記家族特徴生成手段は、
前記家族の特徴を示す情報として、患者が入力した情報と家族が入力した情報に基づいて、患者と家族が治療や生活における複数の項目について感じている不安の程度を示す情報を生成する、付記1または2に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【0059】
(付記4)
家族コミュニティ特徴生成手段は、
当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報を平均化することにより、前記家族コミュニティの特徴を示す情報を生成する、付記1から3のいずれか1項に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【0060】
(付記5)
前記表示情報生成手段は、
前記マッチ度が高い順に、家族コミュニティの情報を提示する、付記1から4のいずれか1項に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【0061】
(付記6)
前記マッチ度計算手段は、
前記マッチ度を計算する際、家族の特徴を示す複数の項目に対して患者またはその家族が指定した重みづけを反映して前記マッチ度を計算する、付記1から5のいずれか1項に記載の同病家族コミュニティレコメンドプログラム。
【0062】
(付記7)
患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する家族特徴生成手段と、
患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する家族コミュニティ特徴生成手段と、
前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算するマッチ度計算手段と、
前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する表示情報生成手段とを備えた同病家族コミュニティレコメンド装置。
【0063】
(付記8)
コンピュータが、患者およびその家族の少なくとも一方が端末を介して入力した、患者および家族の少なくとも一方に関する情報に基づいて、家族の特徴を示す情報を生成する工程と、
コンピュータが、患者の家族によって構成される家族コミュニティの特徴を示す情報を、当該家族コミュニティに参加している各家族の特徴を示す情報に基づいて生成する工程と、
コンピュータが、前記家族の特徴を示す情報と前記家族コミュニティの特徴を示す情報を比較することにより、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度を計算する工程と、
コンピュータが、前記家族と前記家族コミュニティのマッチ度に基づいて、家族に対してレコメンドする家族コミュニティを決定し、前記端末に当該家族コミュニティの情報を提示する工程とを有する同病家族コミュニティレコメンド方法。
【符号の説明】
【0064】
1…同病家族コミュニティレコメンドシステム
10…サーバ装置
11…制御部
12…記憶部
13…通信インタフェース
20A,20B…患者端末
30A,30B…家族端末
70…コンピュータ
101…家族特徴生成手段
102…家族コミュニティ特徴生成手段
103…マッチ度計算手段
104…表示情報生成手段
105…患者家族データベース
700…プロセッサ
702…記憶装置
704…入力I/F
706…データI/F
708…通信I/F
710…表示装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6