(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025004704
(43)【公開日】2025-01-15
(54)【発明の名称】荷物載せ台
(51)【国際特許分類】
B65D 19/40 20060101AFI20250107BHJP
【FI】
B65D19/40 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023104568
(22)【出願日】2023-06-26
(71)【出願人】
【識別番号】522420476
【氏名又は名称】ナンカイ滋賀株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107593
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 太郎
(72)【発明者】
【氏名】柏原 照男
【テーマコード(参考)】
3E063
【Fターム(参考)】
3E063AA03
3E063BA01
3E063CA05
3E063CA06
3E063CA26
3E063EE01
(57)【要約】
【課題】脚部材を起立姿勢でロックするためのロック装置が、脚部材の折り畳み時に邪魔にならないようにするとともに、脚部材を起立させた状態でロック装置のロック操作及び解除操作を行えるようにし、作業性を向上する。
【解決手段】脚部材3の前後方向の側面に、起立姿勢で脚部材3をロックするためのロック装置10が取り付けられる。ロック装置10は、脚ホルダー2の前後方向の側面に設けられたフック8に係合する係止部材11と、係止部材11とフック8との係合及び解除操作用の操作レバー12とを備える。ロック装置10は、前後方向の軸心回りに回動することで上下反転可能に脚部材3に取り付けられる。脚部材3には、係止部材11を脚ホルダー2とは反対側に位置させた状態で係止部材11を係合可能な収納フック13を設ける。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テーブル本体と、該テーブル本体の左右方向の側部に設けられた脚ホルダーと、前記脚ホルダーに取り付けられた脚部材とを備え、前記脚部材は、起立姿勢と、前記テーブル本体の下面に沿うように内側に折り畳まれた収納姿勢との間で姿勢変更可能に前記脚ホルダーに取り付けられた、荷物載せ台において、
前記脚部材の前後方向の側面には、起立姿勢にある前記脚部材を起立姿勢でロックするためのロック装置が取り付けられ、該ロック装置は、前記脚ホルダーの前後方向の側面に設けられたフックに係合する係止部材と、該係止部材と前記フックとの係合及び解除操作用の操作レバーとを備え、
前記ロック装置は、前後方向の軸心回りに回動することで上下反転可能に前記脚部材に取り付けられており、前記脚部材には、前記係止部材を前記脚ホルダーとは反対側に位置させた状態で前記係止部材を係合可能な収納フックが設けられている、荷物載せ台。
【請求項2】
請求項1に記載の荷物載せ台において、
前記脚部材は、前記脚ホルダーの前後方向内側に取り付けられ、前記フックは、前記脚ホルダーの前後方向外側に取り付けられ、前記ロック装置は、前記脚部材の側面に、コ字状の取付枠を介して取り付けられている、荷物載せ台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラックやトレーラーの箱形荷台またはコンテナの内部を上下に仕切って、荷物収納空間を有効に利用することのできる荷物載せ台に関する。
【背景技術】
【0002】
本願出願人らは、この種の荷物載せ台を従前より開発し、特開2007-118998号公報(特許文献1)に開示している。
【0003】
この従来の荷物載せ台では、脚部材(3)は、上端部分の側面に、断面形状が長尺のキー部材(31)が固定されており、量産製品においては溶接によって固定されている。このキー部材(31)はその長径方向が脚部材(3)の長さ方向に沿うように形成されている。
【0004】
脚ホルダー(2)には円形の支持穴(21)が設けられており、この支持穴(21)内でキー部材(31)が回動できるように形成されている。更に、キー部材31がその長尺方向を垂直な姿勢に向けた時、即ち、脚部材3が垂直な起立姿勢になったときにキー部材(31)がスライド自在に係入するキー溝(22)が円形の支持穴(21)から上方に向けて連なって設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の荷物載せ台では、支持穴(21)が円形状であったため、正常な起立姿勢よりも外側に脚部材(3)が回動してしまったり、収納姿勢の位置が定まらず収納姿勢で固定するためのフック環(7)の設置が困難となることがあった。
【0007】
また、脚部材(3)をテーブル本体(1)に取り付けるには、脚部材(3)に溶接固定したキー部材(31)に、テーブル本体(1)への取付前の脚ホルダー(2)を嵌め込み、その状態を保持しながら脚ホルダー(2)をテーブル本体(1)にボルト等によって固定する必要があったが、かかる作業が非常に煩雑であるとともに作業員一人では作業が困難であり、更なる省力化の要望が大きい流通業から改善が要望されていた。
【0008】
また、顧客要望に応じて、脚部材(3)を起立姿勢で固定するためのエビカン(ロック装置)を脚部材に取り付け、脚部材(3)が起立姿勢のときにエビカンの係止環を脚ホルダー(2)に設けたフックに係止させ、これによって脚部材を起立姿勢でロックするよう設計し販売することもあった。この場合、脚部材が収納姿勢のときにエビカンがフリーな状態であると各種作業の邪魔となることがあるため、収納姿勢においてもエビカンの係止環を脚ホルダーに設けたフックに仮止めしておくようにしていた。しかし、脚部材が収納姿勢のとき、荷物載せ台全体が足元に存在しており、脚部材を起立させるためには作業員がしゃがんで最初にエビカンの仮止めを外す必要があり、煩雑であった。
【0009】
本発明は、これらの従来製品の課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る荷物載せ台は、テーブル本体と、該テーブル本体の左右方向の側部に設けられた脚ホルダーと、前記脚ホルダーに取り付けられた脚部材とを備え、前記脚部材は、起立姿勢と、前記テーブル本体の下面に沿うように内側に折り畳まれた収納姿勢との間で姿勢変更可能に前記脚ホルダーに取り付けられる。
【0011】
なお、テーブル本体は、平面視矩形の平板状であってよく、前後方向及び左右方向に複数のフレームを枠組み構成したものであってもよい。脚部材は、好ましくは、テーブル本体の左右両側部に設けられる。脚部材は、全体として左右側面視矩形状で前後方向に長尺のフレーム構造体であってよい。好ましくは、一の脚部材は、前後方向に沿って配設された複数の脚ホルダーに取り付けられる。脚部材の上端には、各脚ホルダーに対応する取付部が設けられる。好ましくは、取付部は、対応する脚ホルダーの前方側部に取り付けられる第1の取付部と、対応する脚ホルダーの後方側部に取り付けられる第2の取付部とを有する。
?好ましくは、前記脚部材の前後方向の側面には、起立姿勢にある前記脚部材を起立姿勢でロックするためのロック装置が取り付けられる。より好ましくは、ロック装置は、脚部材のキー部材が回動規制部に嵌まった状態でキー部材が回動許容部側に移動することを阻止することによって脚部材を起立姿勢でロックする。ロック装置は、前記脚ホルダーの前後方向の側面に設けられたフックに係合する係止部材と、該係止部材と前記フックとの係合及び解除操作用の操作レバーとを備えていてよい。これによれば、簡単な操作で脚部材を起立姿勢でロックしたりロック解除したりすることができる。
【0012】
前記ロック装置は、前後方向の軸心回りに回動することで上下反転可能に前記脚部材に取り付けられていてよい。好ましくは、前記脚部材には、前記係止部材を前記脚ホルダーとは反対側に位置させた状態で前記係止部材を係合可能な収納フックが設けられる。これによれば、ロック装置の係止部材を収納フックに係合させた状態で脚部材を収納姿勢と起立姿勢との間で姿勢変更することができる。そして、脚部材を起立姿勢とした後、比較的高い操作位置での簡単な操作で脚部材を起立姿勢でロックすることができる。
【0013】
好ましくは、前記脚部材は、(フックが設けられた)前記脚ホルダーの前後方向内側に取り付けられ、前記フックは、前記脚ホルダーの前後方向外側に取り付けられ、前記ロック装置は、前記脚部材の側面に、コ字状の取付枠を介して取り付けられる。これによれば、ロック装置の脚部材への取り付けスペースとして、脚ホルダーの前後幅を有効利用することができ、取付枠を脚ホルダーの下方(起立姿勢のとき)や左右内方(収納姿勢のとき)に位置させることで、全体としてコンパクトに構成できる。
【0014】
前記脚部材は、前後方向に延び且つ断面形状が長尺状のキー部材を備えていてよい。前記脚ホルダーは、前記姿勢変更を許容するよう前記キー部材を案内保持する保持穴を有していてよい。前記保持穴は、回動許容部と、該回動許容部から上方に延びるキー溝からなる回動規制部とを有していてよい。前記回動許容部内に前記キー部材が位置するとき起立姿勢と収納姿勢との間の前記キー部材の回動を許容し、前記脚部材が起立姿勢になったとき前記キー部材が前記回動規制部内に嵌って回動が規制される。
【0015】
前記保持穴の回動許容部は、起立姿勢の前記脚部材の前記キー部材が前記回動許容部内に位置するときに起立姿勢よりも外側に前記脚部材が回動することを阻止するよう前記キー部材の側面に当接する第1回動範囲制限部と、収納姿勢の前記脚部材の前記キー部材が前記回動許容部内に位置するときに収納姿勢よりも前記脚部材が前記テーブル本体に近接する方向に回動することを阻止するよう前記キー部材の側面に当接する第2回動範囲制限部とを有していてよい。これによれば、簡単な構造でありながら、キー部材が回動許容部内にあるときの脚部材の回動範囲を、起立姿勢と収納姿勢との間に制限することができる。
【0016】
好ましくは、第1回動範囲制限部は左右側方に向く面からなり、第2回動範囲制限部は上下方向に向く面からなる。このように面によって各回動範囲制限部を構成することにより、高い剛性を得ることができる。
【0017】
好ましくは、第1回動範囲制限部は、前記キー溝の左右内側面のいずれかと同一平面上にある。これによれば、第1回動範囲制限部によって回動が規制された状態のキー部材を、キー溝(回動規制部)に円滑に嵌め込むことができる。
【0018】
前記保持穴は、前後方向に間隔をあけて固定された複数のホルダープレートにわたって設けられていてよい。これによれば、キー部材を案内保持する保持穴の全体的な穴深さを簡単な構造で比較的大きく確保することができ、低コストで脚部材の案内保持の安定性を向上できる。
【0019】
好ましくは、前記脚部材の上端には、前記キー部材を挿通保持する貫通孔を有するボックス部材が設けられる。このボックス部材は、脚ホルダーに取り付けるための取付部として機能する。好ましくは、前記キー部材は、前記ボックス部材の貫通孔及び前記脚ホルダーの保持穴に前記キー部材を挿通保持させた後に前記ボックス内部で前記キー部材に固定される固定プレートによって、前記ボックス部材に対する前記キー部材の前後方向の移動が規制される。これによれば、テーブル本体の脚ホルダーに対する脚部材の取付作業を効率良く行うことができる。
【0020】
好ましくは、前記固定プレートの前後端面が前記ボックス部材の内側面に内側から当接し、これにより前記ボックス部材に対する前記キー部材の前後方向の移動が規制される。これによれば、簡単な構造でありながら、剛性及び強度の高い取付構造とすることができる。
【0021】
好ましくは、前記脚部材が起立姿勢にあるとき前記ボックス部材は左右方向に開口しており、前記固定プレートは左右方向の側方から前記ボックス部材内に嵌め込み可能である。これによれば、固定プレートをボックス部材内に容易に嵌め込むことができる。
【0022】
好ましくは、前記固定プレートは、前記キー部材の前後両側にそれぞれ設けることができる。これによれば、取付強度を一層向上できる。
【発明の効果】
【0023】
本発明の荷物載せ台によれば、脚部材の開脚作業・取付作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1は本発明の一実施形態に係る荷物載せ台の全体斜視図である。
【
図3】
図3はテーブル本体の脚ホルダー部分の拡大斜視図である。
【
図5】
図5は脚部材の取付工程を示す斜視図である。
【
図7】
図7はロック装置(エビカン)を上下反転させた状態を示す拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1~
図7は、本発明の一実施形態に係る荷物載せ台を示している。荷物載せ台は、平面視矩形状のテーブル本体1と、テーブル本体1の左右側部の下面に固定された脚ホルダー2と、
図1に示す起立姿勢と、上記従来技術に開示されたようにテーブル本体1の下面に沿うように内側に折り畳まれた収納姿勢との間で姿勢変更戒能に脚ホルダー2に取り付けられた左右一対の脚部材3とを備えている。テーブル本体1並びに脚部材3は、金属製の角パイプからなるフレームを縦、横に格子状に組み合わせることによって、要求される強度が付与された状態で形成されている。
【0026】
テーブル本体1は、
図2に示すように、左側部及び右側部にそれぞれ複数の脚ホルダー2が取り付けられているとともに、爪受け部材4が設けられている。この爪受け部材4の構造及び作用効果は上記従来技術と同様であるので詳細説明を省略する。
【0027】
脚ホルダー2は、
図3にも示すように、ボルト等の適宜の固定手段によってテーブル本体1に固定されている。脚ホルダー2は、前後方向に向けて開口する保持穴5を有している。保持穴5は、前後方向に間隔をあけて固定された複数のホルダープレート6にわたって設けられている。ホルダープレート6は、テーブル本体1に固定される略U字状のホルダーフレーム7内に溶接等の適宜の固定手段によって固定されている。
【0028】
保持穴5は、
図6に示すように、起立姿勢(A-1)と収納姿勢(B)との間の姿勢変更を許容するように、脚部材3に固定されるキー部材32を案内保持する。すなわち、保持穴5は、起立姿勢(A-1)と収納姿勢(B)との間のキー部材32の回動を許容するようにキー部材32を保持する回動許容部51と、回動許容部51から上方に延びるキー溝からなる回動規制部52とを有する。脚部材3が起立姿勢になったとき、
図6に符号A-2に示すようにキー部材32が回動規制部52に嵌まって脚部材3(及びキー部材32)の回動が規制される。なお、脚部材3を収納する場合は、フォークリフト等によってテーブル本体1を持ち上げることで、脚部材3の自重によってキー部材32が回動規制部52から離脱し、回動許容部51内で回動可能となる。
【0029】
回動許容部51は、起立姿勢の脚部材3のキー部材32が回動許容部51内に位置するときに起立姿勢(A-1)よりも外側に脚部材3が回動することを阻止するようキー部材32の側面に当接する第1回動範囲制限部51aと、収納姿勢(B)の脚部材3のキー部材32が収納姿勢よりも脚部材3がテーブル本体1に近接する方向に回動することを阻止するようキー部材32の側面に当接する第2回動範囲制限部51bとを有する。第1回動範囲制限部51aは左右側方に向く面からなり、第2回動範囲制限部51bは上下方向に向く面からなる。第1回動範囲制限部51aは、起立姿勢(A-1)のキー部材32の上端近傍の左右一側面に当接する面と、起立姿勢(A-1)のキー部材32の下端近傍の左右一側面に当接する面とからなる。第2回動範囲制限部51bは、収納姿勢(B)のキー部材32の左端近傍の上下一側面に当接する面と、収納姿勢(B)のキー部材32の右端近傍の上下一側面に当接する面とからなる。第1回動範囲制限部51aを構成するそれぞれの面は、キー溝52の左右内側面のいずれかと同一平面上にある。
【0030】
複数の脚ホルダー2のうち最前端のもの及び最後端のものの保持穴5は、前後方向内方に向けて開口されている。最前端のものの一つ内側の脚ホルダー2、及び、最後端のものの一つ内側の脚ホルダー2の保持穴5は、前後方向外方に向けて開口されており、これにより最前端及び最後端のものの保持穴5と対向している。
【0031】
最前端及び最後端の脚ホルダー2の前後方向外側面には、ロック装置の係止部材を係合するためのフック8が設けられている。
【0032】
脚部材3は、
図4にも示すように、複数(図示例では4本)の縦フレームを有し、各縦フレームの上端にボックス部材31が固定されている。ボックス部材31は左右方向に開口する方形枠状に構成され、ボックス部材31の前後壁部にはキー部材32を挿通保持する貫通孔33が設けられている。貫通孔33は、脚部材3の上下方向(起立姿勢における高さ方向)に延びる長孔であり、キー部材32が丁度嵌合する形状及び大きさに形成されている。
【0033】
キー部材32は前後方向に延び且つ断面形状が長尺状に構成されている。キー部材32は、
図5に示すように、ボックス部材31の貫通孔33及び脚ホルダー2の保持穴5にキー部材32を挿通保持させた後にボックス部材31の内部でキー部材32に固定される固定プレート34によって、ボックス部材31に固定されている。固定プレート34のキー部材32への固定方法は適宜であってよいが、図示例ではボルト・ナットを用いて固定する例を示す。固定プレート34は、その前後端面がボックス部材31の前後内側面に内側から当接し、これによりキー部材32の前後方向移動が規制される。
【0034】
脚部材3の前後方向の側面には、
図1及び
図7に示すように、起立姿勢にある脚部材3を起立姿勢でロックするためのロック装置10が取り付けられる。図示例では、ロック装置10はエビカンによって構成されている。ロック装置10は、脚ホルダー2の前後方向の側面に設けられたフック8に係合する係止部材11と、係止部材1とフック8との係合及び解除操作用の操作レバー12とを備えている。
【0035】
また、ロック装置10は、前後方向の軸心回りに回動することで上下反転可能に脚部材3に取り付けられている。脚部材3には、係止部材11を脚ホルダー2とは反対側に位置させた状態で係止部材11を係合可能な収納フック13が設けられている。この収納フック13は、未使用時には
図1に示すように脚部材3の側面に沿うように折り畳み可能であり、ロック装置10の係止部材11を係合させる際に
図7に示すように立ち上げることができるように構成されている。
【0036】
脚部材3は、フック8が設けられた脚ホルダー2の前後方向内側に取り付けられている。ロック装置10が取り付けられるコ字状の取付枠35が、ボックス部材31から上下方向に所定量離間して脚部材3の前後側面に取り付けられている。フック8は、脚ホルダー2の前後方向外側面に設けられている。これによりフック8が脚部材3の前後側面から前後方向に若干離れて配置されるため、このスペースを利用して、脚部材3の側面に設けたコ字状の取付枠35を介してロック装置10が脚部材3に回動可能に取り付けられている。
【0037】
脚部材3を折り畳む際には、
図7に示すようにロック装置10を上下反転させて、係止部材11を収納フック13に係止させる。これにより、ロック装置10を構成する各パーツが揺動することなく、ロック装置10を脚部材3の前後側面に沿わせた状態で保持しておくことができる。脚部材3は、ロック装置10の係止部材11を収納フック13に係止させた状態で、起立姿勢と収納姿勢との間で姿勢変更可能である。
【0038】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱しない範囲で適宜設計変更できる。
【符号の説明】
【0039】
1 テーブル本体
2 脚ホルダー
3 脚部材
8 フック
10 ロック装置
11 係止部材
12 操作レバー
13 収納フック