(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025005226
(43)【公開日】2025-01-16
(54)【発明の名称】取引支援システムおよび取引支援方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20250108BHJP
【FI】
G06Q30/0601
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023105326
(22)【出願日】2023-06-27
(71)【出願人】
【識別番号】523245931
【氏名又は名称】大同木材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】230110397
【弁護士】
【氏名又は名称】田中 雅敏
(74)【代理人】
【識別番号】230128875
【弁護士】
【氏名又は名称】原 慎一郎
(74)【代理人】
【識別番号】230131945
【弁護士】
【氏名又は名称】山腰 健一
(72)【発明者】
【氏名】舟木 俊平
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB23
5L049BB23
(57)【要約】 (修正有)
【課題】コンテンツ提供者がNFTコンテンツを発行、販売するための費用を十分に回収することができ、NFTコンテンツに関する取引をインターネット上で行う取引サービスが、十分に促進され、有効に活用されることのできる取引支援システム及び取引支援方法を提供する。
【解決手段】本発明の取引支援システムは、第1の顧客が創作したコンテンツをNFTコンテンツに変換するためのNFTコンテンツ変換部と、NFTコンテンツを記憶するための記憶部と、第1の顧客がNFTコンテンツを発行するためのNFTコンテンツ発行部と、第2の顧客が、NFTコンテンツの情報を取得するためのNFTコンテンツ取得部と、NFTコンテンツ取得部でNFTコンテンツを取得し、NFTコンテンツを使用した場合、NFTコンテンツの購入代金が、第2の顧客から第1の顧客に支払われるためのNFTコンテンツ購入部と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の顧客が創作したコンテンツを非代替性トークン(NFT)と関連付けられたコンテンツデータであるNFTコンテンツに変換するためのNFTコンテンツ変換部と、
前記NFTコンテンツを記憶するための記憶部と、
前記第1の顧客が前記NFTコンテンツを発行するためのNFTコンテンツ発行部と、
前記第1の顧客とは別の第2の顧客が前記NFTコンテンツの情報を取得するためのNFTコンテンツ取得部と、
前記第2の顧客が、前記NFTコンテンツ取得部で前記NFTコンテンツを取得し、前記NFTコンテンツをそのまま又は一部改変して前記NFTコンテンツを使用した場合、前記NFTコンテンツの購入代金が前記第2の顧客から前記第1の顧客に支払われるためのNFTコンテンツ購入部と
を備えることを特徴とする取引支援システム。
【請求項2】
前記第1の顧客は、前記NFTコンテンツ発行部において、前記NFTコンテンツの発行枚数及び前記NFTコンテンツの1枚当たりの販売額を定める請求項1に記載の取引支援システム。
【請求項3】
前記第2の顧客が前記NFTコンテンツ購入部で前記NFTコンテンツを購入する場合、前記第2の顧客は、前記第1の顧客に前記販売額の100%を還元する請求項2に記載の取引支援システム。
【請求項4】
前記第2の顧客は、前記NFTコンテンツの一部を改変して前記コンテンツを作成した場合には、前記コンテンツを前記NFTコンテンツ変換部で第2のNFTコンテンツに変換するとともに、前記NFTコンテンツ発行部で、前記第2のNFTコンテンツの発行枚数及び前記第2のNFTコンテンツの1枚当たりの販売額を定める請求項1に記載の取引支援システム。
【請求項5】
第3の顧客が前記NFTコンテンツ取得部で前記第2のNFTコンテンツを取得し、前記第2のNFTコンテンツをそのまま又は一部改変して前記第2のNFTコンテンツを使用した場合、前記第2のNFTコンテンツの購入代金の一部が前記第3の顧客から前記第2の顧客に支払われるとともに、前記第2のNFTコンテンツの購入代金の残部が前記第3の顧客から前記第1の顧客に支払われる請求項4に記載の取引支援システム。
【請求項6】
前記第3の顧客が前記第2のNFTコンテンツを購入し、前記第2のNFTコンテンツをそのまま、又は一部改変して前記第2のNFTコンテンツを使用した場合、前記第2のNFTコンテンツの購入代金の15%が前記第3の顧客から前記第1の顧客に支払われ、前記NFTコンテンツの購入代金の85%が前記第3の顧客から前記第2の顧客に支払われる請求項5に記載の取引支援システム。
【請求項7】
前記第3の顧客は、前記第2のNFTコンテンツの一部を改変して前記コンテンツを作成した場合において、前記コンテンツを前記NFTコンテンツ変換部で第3のNFTコンテンツに変換するとともに、前記NFTコンテンツ発行部で、前記第3のNFTコンテンツの発行枚数及び前記第3のNFTコンテンツの1枚当たりの販売額を定める請求項5に記載の取引支援システム。
【請求項8】
第4の顧客が前記NFTコンテンツ取得部で前記第3のNFTコンテンツを取得し、前記第3のNFTコンテンツをそのまま又は一部改変して前記第3のNFTコンテンツを使用した場合、前記第3のNFTコンテンツの購入代金が、前記第4の顧客から、前記第3の顧客、前記第2の顧客、および前記第1の顧客に対して支払われる請求項7に記載の取引支援システム。
【請求項9】
前記NFTコンテンツの購入代金は、利用料として最大3世代前までの顧客に支払われる請求項1に記載の取引支援システム。
【請求項10】
システム運営者に対して所定の割合の手数料が支払われる、請求項1に記載の取引支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、取引支援システムおよび取引支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、絵画やフィギュア、建築物等のデザインに関するコンテンツデータが作成された場合、当該コンテンツデータを、非代替性トークン(NFT)と関連付けられたコンテンツデータであるNFTコンテンツに変換し、NFTコンテンツに関する取引をインターネット上で行う取引サービスが提供されている。
【0003】
NFTとは、ブロックチェーン上で発行される代替性を有しないトークンである。NFTの所有者と所有履歴は、ブロックチェーンネットワークの分散台帳において記録されることとなる。このようなNFTと関連付けられているNFTコンテンツは、代替不能な資産価値を有し、取引サービス上において取引(例えば売買)することが可能である。
【0004】
NFTコンテンツの中には、リアルコンテンツに対応するコンテンツデータをNFT化したものがある。NFT化とは、コンテンツデータにNFTを関連付けてNFTコンテンツとして発行することをいう。リアルコンテンツに対応するNFTコンテンツデータは、例えばリアルコンテンツの2次元画像データ又は3次元画像データ等である。
【0005】
しかしながら、リアルコンテンツの提供者は、NFTを利用可能な環境を持っていない場合が少なくない。このような場合、NFTコンテンツが取引サービスに提供されることがないため、リアルコンテンツに対応するNFTコンテンツの購入を望むユーザが存在する場合であっても、取引サービス上でNFTコンテンツを取引できないという問題がある。
【0006】
そこで、例えば、特許第7180943号公報(特許文献1)には、NFTと関連付けられたNFTコンテンツに関する取引サービスを支援する取引支援システムが提案されている。
【0007】
より具体的には、特許文献1に記載の取引支援システムでは、リアルコンテンツを購入したユーザの端末から取引サービスに関する要求を取得する取得手段と、要求に基づいて、リアルコンテンツに対応するコンテンツデータにNFTを関連付けたNFTコンテンツを発行するか否かを示す操作をユーザから受け付けるための画面を端末に表示させる提示手段と、NFTを発行することを示す操作に基づいてNFTコンテンツを発行するNFT化手段とを備える。
【0008】
特許文献1に記載の取引支援システムでは、リアルコンテンツには、リアルコンテンツに関するコンテンツ情報が符号化されたコードが付されており、取得手段は、コードを読み取った端末から、コンテンツ情報を含む要求を取得するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特に、特許文献1に記載の取引支援システムでは、リアルコンテンツの提供者が、リアルコンテンツに対応するNFTコンテンツを発行するか否かを選択可能である。
【0011】
しかしながら、特許文献1に記載の取引支援システムでは、リアルコンテンツに対応するNFTコンテンツの発行が1回までに制限されているため、リアルコンテンツ提供者は、NFTコンテンツを発行した後に、NFTコンテンツの購入者から1回しか購入料を取得できない。
【0012】
そのため、リアルコンテンツ提供者がリアルコンテンツを作成するための費用や、リアルコンテンツ提供者がNFTコンテンツを発行、販売するための費用を十分に回収することができず、NFTコンテンツ関する取引をインターネット上で行う取引サービスが促進されず、有効に活用されない虞がある。
【0013】
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、コンテンツ提供者がNFTコンテンツを発行、販売するための費用を十分に回収することができ、NFTコンテンツに関する取引をインターネット上で行う取引サービスが十分に促進され、有効活用することができる取引支援システム及び取引支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明に係る取引支援システムは、第1の顧客が創作したコンテンツを非代替性トークン(NFT)と関連付けられたコンテンツデータであるNFTコンテンツに変換するためのNFTコンテンツ変換部と、前記NFTコンテンツを記憶するための記憶部と、前記第1の顧客が前記NFTコンテンツを発行するためのNFTコンテンツ発行部と、前記第1の顧客とは別の第2の顧客が、前記NFTコンテンツの情報を取得するためのNFTコンテンツ取得部と、前記第2の顧客が、前記NFTコンテンツ取得部で前記NFTコンテンツを取得し、前記NFTコンテンツをそのまま又は一部改変して前記NFTコンテンツを使用した場合、前記NFTコンテンツの購入代金が、前記第2の顧客から前記第1の顧客に支払われるためのNFTコンテンツ購入部とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の一態様として、前記第1の顧客は、前記NFTコンテンツ発行部で、前記NFTコンテンツの発行枚数及び前記NFTコンテンツの1枚当たりの販売額を定めるのが好ましい。
【0016】
本発明の一態様として、前記第2の顧客が前記NFTコンテンツ購入部で前記NFTコンテンツを購入する場合、前記第2の顧客は、前記第1の顧客に前記販売額のすべてを還元するのが好ましい。
【0017】
本発明の一態様として、前記第2の顧客は、前記NFTコンテンツの一部を改変して前記コンテンツを作成した場合、前記コンテンツを前記NFTコンテンツ変換部で第2のNFTコンテンツに変換し、前記第2の顧客は、前記NFTコンテンツ発行部で、前記第2のNFTコンテンツの発行枚数及び前記第2のNFTコンテンツの1枚当たりの販売額を定めるのが好ましい。
【0018】
本発明の他態様として、第3の顧客が前記NFTコンテンツ取得部で前記第2のNFTコンテンツを取得し、前記第2のNFTコンテンツをそのまま又は一部改変して前記第2のNFTコンテンツを使用した場合、前記第2のNFTコンテンツの購入代金の一部が前記第3の顧客から前記第2の顧客に支払われるとともに、前記第2のNFTコンテンツの購入代金の残部が前記第3の顧客から前記第1顧客に支払われるのが好ましい。
【0019】
本発明の他態様として、前記第3の顧客が前記第2のNFTコンテンツを購入し、前記第2のNFTコンテンツをそのまま又は一部改変して前記第2のNFTコンテンツを使用した場合、前記第2のNFTコンテンツの購入代金の15%が、前記第3の顧客から前記第1の顧客に支払われ、前記NFTコンテンツの購入代金の85%が、前記第3の顧客から前記第2の顧客に支払われるのが好ましい。
【0020】
本発明のさらなる構成態様として、前記第3の顧客は、前記第2のNFTコンテンツの一部を改変して前記コンテンツを作成した場合、前記コンテンツを前記NFTコンテンツ変換部で第3のNFTコンテンツに変換し、前記第3の顧客は、前記NFTコンテンツ発行部で、前記第3のNFTコンテンツの発行枚数及び前記第3のNFTコンテンツの1枚当たりの販売額を定めるのが好ましい。
【0021】
第4の顧客が前記NFTコンテンツ取得部で前記第3のNFTコンテンツを取得し、前記第3のNFTコンテンツをそのまま又は一部改変して前記第3のNFTコンテンツを使用した場合、前記第3のNFTコンテンツの購入代金の一部が前記第4の顧客から、前記第3の顧客、前記第2の顧客、および前記第1の顧客に支払われるのが好ましい。
【0022】
本発明の他の構成態様として、前記NFTコンテンツの購入代金は、利用料として最大3世代前までの顧客に支払われるのが好ましい。
【0023】
本発明のさらなる構成態様として、前記取引支援システムはシステム運営者に対し手数料として例えば所定の割合が支払われるように構成することが可能である。
【発明の効果】
【0024】
以上のように、本発明の取引支援システムによれば、コンテンツ提供者がNFTコンテンツを発行、販売するための費用を十分に回収することができ、NFTコンテンツに関する取引をインターネット上で行う取引サービスが、十分に促進され、有効に活用されることのできる取引支援システム及び取引支援方法を提供することができるといった優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の一実施形態に係る取引支援システムの概要構成を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係る取引支援システムのサーバの概要構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る取引支援システムのサーバのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の一実施形態に係る取引支援システムの概略について、添付図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態の取引支援システムにおいては、例えば、建築会社が提供する建築図面データをNFT化したNFTコンテンツが取引される例を挙げて説明する。本実施形態において、NFT化とは、コンテンツ情報を非代替性トークン(NFT)と関連付けられたコンテンツデータであるNFTコンテンツに変換することをいう。
【0027】
図1に示すように、本実施形態に係る取引支援システム100は、取引支援システムが行われるサーバ10と、インターネット通信環境11と、ブロックチェーンネットワーク12と、ユーザとしての顧客13が使用する通信端末14とを備える。すなわち、ユーザ13は、通信端末14を使用して、インターネット通信環境11とブロックチェーンネットワーク12とを介して、サーバ10にアクセス可能である。
【0028】
図2に示すように、本実施形態に係る取引支援システム100において、サーバ10は、第1の顧客13aが創作したコンテンツ15を非代替性トークン(NFT)と関連付けられたコンテンツデータであるNFTコンテンツ16に変換するためのNFTコンテンツ変換部17と、NFTコンテンツ16を記憶するための記憶部18と、第1の顧客13aがNFTコンテンツ16を発行するためのNFTコンテンツ発行部19と、第1の顧客とは別の第2の顧客13bが、NFTコンテンツ16の情報を取得するためのNFTコンテンツ取得部20とを備える。
【0029】
サーバ10は、第2の顧客13bが、NFTコンテンツ取得部20でNFTコンテンツ16を取得し、NFTコンテンツ16をそのまま又は一部改変してNFTコンテンツ16を利用した場合、NFTコンテンツ16の購入代金が第2の顧客13bから第1の顧客13aに支払われるためのNFTコンテンツ購入部21を備える。
【0030】
本実施形態において、第1の顧客13aは、NFTコンテンツ発行部19で、NFTコンテンツ16の発行枚数及びNFTコンテンツ16の1枚当たりの販売額を定める。
【0031】
本実施形態においては、第2の顧客13bがNFTコンテンツ購入部21でNFTコンテンツ16を購入する場合、第2の顧客13bは第1の顧客13aに販売額の100%を還元するものとする。
【0032】
本実施形態において、第2の顧客13bは、NFTコンテンツ16の一部を改変してコンテンツ15を作成した場合、コンテンツ15をNFTコンテンツ変換部17で第2のNFTコンテンツ23に変換する。第2の顧客13bは、NFTコンテンツ発行部19で、第2のNFTコンテンツ23の発行枚数及び第2のNFTコンテンツ23の1枚当たりの販売額を定める。
【0033】
第3の顧客13cがNFTコンテンツ取得部20で第2のNFTコンテンツ23を取得し、第2のNFTコンテンツ23をそのまま又は一部改変して第2のNFTコンテンツ23を利用した場合、第2のNFTコンテンツ23の購入代金が、第3の顧客13cから第2の顧客13bに支払われるとともに、第2のNFTコンテンツ23の購入代金が、第3の顧客13cから第1顧客13aに支払われることとなる。
【0034】
第3の顧客13cが第2のNFTコンテンツ23を購入し、第2のNFTコンテンツ22をそのまま又は一部改変して第2のNFTコンテンツ23を利用した場合には、第2のNFTコンテンツ23の購入代金の15%が第3の顧客13cから第1の顧客13aに支払われ、NFTコンテンツ23の購入代金の85%が第3の顧客13cから第2の顧客13bに支払われることとなる。
【0035】
同様に、第3の顧客13cは、第2のNFTコンテンツ23の一部を改変してコンテンツを作成した場合、コンテンツをNFTコンテンツ変換部で第3のNFTコンテンツ24に変換する。第3の顧客13cは、NFTコンテンツ発行部19で、第3のNFTコンテンツ24の発行枚数及び第3のNFTコンテンツ24の1枚当たりの販売額を定める。
【0036】
さらに、第4の顧客13dがNFTコンテンツ取得部20で第3のNFTコンテンツ23を取得し、第3のNFTコンテンツ24をそのまま又は一部改変して第3のNFTコンテンツ24を使用した場合、第3のNFTコンテンツ24の購入代金が第4の顧客13dから、第3の顧客13c、第2の顧客13b、および第1顧客13aに支払われる。
【0037】
本実施形態においては、NFTコンテンツの購入代金は、使用料として最大3世代前までの顧客に支払われるものとして設定している。
【0038】
本実施形態に係る取引支援システムを使用してNFTコンテンツの取引を行う場合、NFTコンテンツの運営者に、所定の割合の手数料として、たとえば3%が支払われる。
【0039】
以上のように、本実施形態に係る取引支援システム100によれば、コンテンツ15の提供者がNFTコンテンツ16を発行、販売するための費用を十分に回収することができ、NFTコンテンツ16に関する取引をインターネット上で行う取引サービスが十分に促進され、有効活用することができる取引支援システム及び取引支援方法を提供することができる。
【0040】
なお、本発明の取引支援システム及び取引支援方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更し得ることは勿論のことである。
【0041】
上記実施形態の取引支援システムにおいて、例えば、建築会社が提供する建築図面データをNFT化したNFTコンテンツが取引される例を挙げて説明したが、いうまでもなくこれに限定されるものではなく、インターネット等の通信手段やブロックチェーンを介して取引されるNFTコンテンツを取引するものであればよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明の取引支援システムは、例えば、建築会社の建築図面、絵画や構造物のデータ等コンテンツをインターネット等の通信手段やブロックチェーンを介して取引されるNFTコンテンツとして取引する際に適用して極めて好適である。
【符号の説明】
【0043】
10 サーバ、11 インターネット通信環境、12 ブロックチェーンネットワーク、13 ユーザ、13a 第1の顧客、13b 第2の顧客、13c 第3の顧客、13d 第4の顧客、14 通信端末、15 コンテンツ、16 NFTコンテンツ、17 NFTコンテンツ変換部、18 記憶部、19 NFTコンテンツ発行部、20 NFTコンテンツ取得部、21 NFTコンテンツ購入部、22 売上還元部、23 第2のNFTコンテンツ、24 第3のNFTコンテンツ、100 取引支援システム。