(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025005362
(43)【公開日】2025-01-16
(54)【発明の名称】ゴルフティー
(51)【国際特許分類】
A63B 57/10 20150101AFI20250108BHJP
【FI】
A63B57/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023212745
(22)【出願日】2023-12-18
(31)【優先権主張番号】2023902020
(32)【優先日】2023-06-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(71)【出願人】
【識別番号】523475387
【氏名又は名称】カスタム ゴルフ インターナショナル ピーティーワイ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】エルキントン、ゴードン ウィリアム
(57)【要約】
【解決手段】ゴルフボールを支持するためのゴルフティーであって、第1のスパイン端と第2のスパイン端とを備える硬質スパイン部と、前記第1のスパイン端に位置し、実質的に垂直位置で前記ゴルフティーを地面に挿入するように適合された棘部と、前記第2のスパイン端に位置するボールレスト部と、を備え、前記スパイン部は、長尺状であり、対向する平坦な縁と2つの対向する丸みを帯びた縁とを備え、前記ボールレスト部は、円形であり、前記棘部が実質的に垂直位置で地面に挿入されたときに前記ゴルフボールを支持するように適合された複数の隆起したキャスタレーションを備え、前記キャスタレーションは前記ボールレスト部の上面の周囲を取り囲むように配置されている。
【選択図】
図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフボールを支持するためのゴルフティーであって、
第1のスパイン端と第2のスパイン端とを備える硬質スパイン部と、
前記第1のスパイン端に位置し、実質的に垂直位置で前記ゴルフティーを地面に挿入するように適合された棘部と、
前記第2のスパイン端に位置するボールレスト部と、を備え、
前記硬質スパイン部は、長尺状であり、対向する平坦な縁と2つの対向する丸みを帯びた縁とを備え、
前記ボールレスト部は、円形であり、前記棘部が実質的に垂直位置で地面に挿入されたときに前記ゴルフボールを支持するように適合された複数の隆起したキャスタレーションを備え、
前記複数のキャスタレーションは、前記ボールレスト部の上面の周囲を取り囲むように配置されている、ゴルフティー。
【請求項2】
前記複数のキャスタレーションのそれぞれは、断面形状が多角形である、請求項1に記載のゴルフティー。
【請求項3】
前記複数の多角形のキャスタレーションのそれぞれは、断面形状が六角形である、請求項2に記載のゴルフティー。
【請求項4】
前記棘部は、断面形状が概ね円形である、請求項1から3のいずれか一項に記載のゴルフティー。
【請求項5】
前記棘部は、地面からの前記ゴルフティーの引き抜きに対する抵抗を増加させるように適合された縁を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のゴルフティー。
【請求項6】
前記ボールレスト部は、前記硬質スパイン部と固定的に係合するように適合された対向する延在アームを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のゴルフティー。
【請求項7】
前記複数のキャスタレーションはゴム加工ポリマーから形成される、請求項1から6のいずれか一項に記載のゴルフティー。
【請求項8】
前記複数のゴム加工ポリマーのキャスタレーションは、ボールとキャスタレーションとの間の接触表面積を最小化するように構成される、請求項7に記載のゴルフティー。
【請求項9】
前記硬質スパイン部は硬質プラスチック材料から形成される、請求項1から8のいずれか一項に記載のゴルフティー。
【請求項10】
前記硬質スパイン部は、地面に挿入されたとき、前記ボールレスト部が地面から所定の高さに位置し、前記ゴルフティー上に置かれたゴルフボールがゴルフクラブを用いて前記ゴルフボールを打つために地面から好ましい高さに位置するように、前記ゴルフティーの挿入深さを制限するように適合された対向する翼部を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のゴルフティー。
【請求項11】
前記ボールレスト部は、前記硬質スパイン部の前記対向する翼部と固定的に係合するように適合された硬質の延在アーム部を備える、請求項10に記載のゴルフティー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフティーに関し、特に、当該ゴルフティーとゴルフクラブやボールとの間の相互作用を改善するためのゴルフティーに関する。
【0002】
本発明は、主として改良されたゴルフティーとして開発されたものであり、以下、本出願を参照して説明する。しかしながら、本発明は、この特定の技術分野には限定されないことが理解されよう。
【背景技術】
【0003】
本明細書を通じた背景技術についての議論は、そのような背景技術が従来技術であるとみなされてはならず、また、そのような背景技術が、本出願の優先日において、オーストラリアまたは世界において広く知られているか、またはその分野における技術常識の一部を形成していることを認めるものとみなされてはならない。
【0004】
本明細書で引用する特許または特許出願を含む全ての文献は、参照により本明細書に組み込まれ、このことは、読者によって本文の一部として読まれかつ理解されるべきであることを意味する。本文中で引用された文書、文献、特許出願または特許が本文中で繰り返されないのは、単に簡潔性のためである。
【0005】
当業者であれば、本明細書に記載された本発明は、具体的に記載された発明以外の変形および改変の影響を受け得ることを理解するであろう。本発明は、そのようなすべての変形および改変を含む。本発明はまた、本明細書で言及され、または示されるステップ、特徴、組成物、および化合物の全てを、個別にまたは集合的に、ならびにステップまたは特徴の任意の2つ以上の組み合わせの一部および全てを含む。
【0006】
ゴルフは非常にテクニカルなスポーツであり、スイング、ギア、またはテクニックのわずかな変化が結果に大きな影響を及ぼし得る。初心者からプロまで、大多数のゴルファーにとっての重要な目標は、一貫したインパクトを達成し、それによりボールの飛行を調整することである。ゴルフティーからボールにインパクトを与える際の、地面、ゴルフティー、ボール、およびゴルフクラブの間の複雑な相互作用は、インパクトおよびボールの飛行に影響を与える多くの要素の1つである。
【0007】
ゴルフのプレー時にボールを打つために、通常、ゴルフティーが使用される。ゴルフティーは、ゲームをプレーするとき、および、特にゴルフ練習場および同様の施設で練習するときに、使用される。伝統的なゴルフティーは、地面に挿入可能なセンターシャフトと、打つためのボールを地面から適切な高さに保持するカップ付きボールホルダとを有する単一の部品で作られる。このような設計では、ティー全体が地面に固定される。ほとんどのゴルフティーの設計では、ゴルフティーの上部は、ゴルフボールの外表面の凸曲面と完全に直接接触するカップ状または凹曲面であることが多い。ゴルフボールが打たれるとき、このような密接な接触は多くの摩擦や他の干渉要因を発生させる。ボールがティーの凹曲面に置かれると、ティーの縁(lip)がボールの軌道およびスピンを妨害するため、ゴルフクラブヘッドからの大量のエネルギーが、ボールではなく、ティーおよび地面に伝達される。
【0008】
一般に、ティーからのボールの飛距離を最大にするためには、ボールスピードの遅いプレーヤーは、高い打ち出し角度と高いボールスピンレートが必要であり、ボールスピードの速いプレーヤーは、低い打ち出し角度と低いスピンレートが必要である。このように、ボールスピンは、ボールの飛距離に影響を与える多くの重要な要素の一つであり、プレーヤーのスイングとクラブ選択とを最適化するための指標として一般的に使用されている。
【0009】
ゴルファーがティーを打つと、地面に固定されることによって供給される抵抗力がゴルフクラブのクラブフェースに伝達され、その結果、ボールの軌道、速度、インパクトの位置、およびボールの飛びに影響を与える可能性がある。さらに、プレーヤーがティー自体ではなく、単にティーからボールを打つ場合でも、地面抵抗はゴルフボールを介してゴルフクラブに依然として伝達され、重要な打撃パラメータに再び影響を与える。
【0010】
ティーは一般に安価な装置であり、しばしば木製であり、容易に破損する。典型的なティー1(
図1に図示)は、地面を貫通するために一端5が尖っている円筒形のシャフト3を含み、他端には、ゴルフボール10の形状と相補的な、シャフトの上方に中心がある凹状の丸いボールレスト7を含む。最適には、ティー1は、ティーオフスイングの前にゴルフボール10の位置を上昇させ安定させるが、クラブによって打たれた後のボールの動きを妨げない。残念なことに、ボールを安定させる目的と干渉を最小限に抑える目的とは、しばしば相反する。ティーとゴルフボールの接触が安定すればするほど、ティーがボールに与える抵抗は大きくなる。ティーとボールとのわずかな接触でさえも、ボールの揚力、スピンおよび/または前進運動に影響を及ぼし得る。
【0011】
これらの制限を克服するために、様々な取り組みが考案されてきた。例えば、より小さいボールレスト7を有するゴルフティー、および
図1に示される従来のゴルフティーよりも小さいティー対ボール接触面積を有する、ボールを支持する多重または複数の個々のアームを有するゴルフティーが記載されている(例えば、米国特許第8435139号明細書、米国特許第7704166号明細書、米国特許第6344003号明細書、米国特許第6053822号明細書、米国意匠特許第D69586号明細書、米国意匠特許第D604375号明細書、および米国意匠特許第D597156号明細書を参照)。
【0012】
ゴルフクラブのクラブフェースとの抵抗または干渉が最も少ないゴルフティーを提供する必要がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の目的は、従来技術の少なくとも1つ以上の欠点を克服もしくは改善すること、または有用な代替物を提供することである。
【0014】
本発明は、ゴルフボールに対して最小限の抵抗または摩擦を及ぼすように構成され、それによりゴルフボールのより遠くへの移動を可能とするゴルフティーを提供する。
【0015】
本発明の第1の態様によれば、ゴルフボールを支持するためのゴルフティーが提供される。ティーは、第1のスパイン(spine)端と第2のスパイン端とを備える硬質スパイン部を備えてもよい。ティーは、実質的に垂直位置で地面にゴルフティーを挿入するために適合された、第1のスパイン端に位置する棘部(barb)をさらに備えてもよい。ティーは、第2のスパイン端に位置するボールレスト部をさらに備えてもよい。スパイン部は、対向する平坦な縁と2つの対向する丸みを帯びた縁とからなる長尺状であってもよい。ボールレスト部は円形であってもよい。ボールレスト部は、棘部が実質的に垂直位置で地面に挿入されたときにゴルフボールを支持するように適合された複数の隆起したキャスタレーションを備えてもよい。キャスタレーションは、ボールレスト部の上面の周囲を取り囲むように配置されていてもよい。
【0016】
第1の態様の特定の配置によれば、ゴルフボールを支持するためのゴルフティーが提供され、ゴルフティーは、
第1のスパイン端と第2のスパイン端とを備える硬質スパイン部と、
実質的に垂直位置で地面にゴルフティーを挿入するように適合された、第1のスパイン端に位置する棘部と、
第2のスパイン端に位置するボールレスト部と、を備え、
スパイン部は、長尺状であり、対向する平坦な縁と2つの対向する丸みを帯びた縁とを備え、
ボールレスト部は、円形であり、棘部が実質的に垂直位置で地面に挿入されたときにゴルフボールを支持するように適合された複数の隆起したキャスタレーションを備え、
キャスタレーションは、ボールレスト部の上面の周囲を取り囲むように配置されている。
【0017】
複数のキャスタレーションのそれぞれは、断面形状が多角形であってもよい。複数の多角形キャスタレーションのそれぞれは、断面形状が六角形であってもよい。
【0018】
棘部は、断面形状が概ね円形であってもよい。
【0019】
棘部は、ティーが地面から引き抜かれることに対する抵抗を増大させるように適合された縁を備えてもよい。
【0020】
ボールレスト部は、硬質スパイン部と固定的に係合するように適合された対向する延在アームを備えてもよい。
【0021】
キャスタレーションは、ゴム加工ポリマーから形成されていてもよい。ゴム加工ポリマーのキャスタレーションは、ボールとキャスタレーションとの間の接触表面積を最小化するように構成されていてもよい。
【0022】
硬質スパイン部は、硬質プラスチック材料から形成されていてもよい。硬質スパイン部は、地面に挿入されたときのティーの挿入深さを制限するように適合された対向する翼部を備えてもよく、それにより、そのように挿入されたとき、ボールレスト部が地面から所定の高さに位置し、ゴルフティー上に静止するゴルフボールがゴルフクラブを用いてボールを打つために地面から好ましい高さに位置する。
【0023】
ボールレスト部は、硬質スパイン部の対向する翼部と固定的に係合するように適合された硬質の延在アーム部を備えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
ここで、本発明の範囲内に含まれる可能性のある他の形態にかかわらず、1つまたは複数の本発明の好ましい実施形態が、添付の図面を参照して、例としてのみ説明される。
【
図1】従来技術のゴルフティーおよびゴルフボールを示す図である。
【
図2A】本発明に係る改良されたゴルフティーの第1の実施形態を示す図である。
【
図2B】本発明に係る改良されたゴルフティーの第1の実施形態を示す図である。
【
図2C】本発明に係る改良されたゴルフティーの第1の実施形態を示す図である。
【
図2D】本発明に係る改良されたゴルフティーの第1の実施形態を示す図である。
【
図2E】本発明に係る改良されたゴルフティーの第1の実施形態を示す図である。
【
図2F】本発明に係る改良されたゴルフティーの第1の実施形態を示す図である。
【
図2G】本発明に係る改良されたゴルフティーの第1の実施形態を示す図である。
【
図3A】本発明に係る改良されたゴルフティーの第2の実施形態を示す図である。
【
図3B】本発明に係る改良されたゴルフティーの第2の実施形態を示す図である。
【
図3C】本発明に係る改良されたゴルフティーの第2の実施形態を示す図である。
【
図4A】本発明に係る改良されたゴルフティーの第3の実施形態を示す図である。
【
図4B】本発明に係る改良されたゴルフティーの第3の実施形態を示す図である。
【
図4C】本発明に係る改良されたゴルフティーの第3の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図面において、各図を通じて同様の構造は同様の数字で参照される。図面は必ずしも縮尺通りに示されているとは限らず、代わりに本発明の原理を説明することに概して重点が置かれている。
【0026】
[定義]
以下の定義は、一般的な定義として提供されるものであり、決して本発明の範囲をこれらの用語のみに限定すべきではないが、以下の説明をより良く理解するために提示される。
【0027】
特段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野における当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。さらに、本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈における意味と一致する意味を有するものとして解釈されるべきであり、本明細書で明示的に定義されない限り、理想化された意味または過度に形式的な意味で解釈されないことが理解されるであろう。本発明の目的のために、追加の用語を以下に定義する。さらに、本明細書で定義付けされ使用されるすべての定義は、特定の用語の意味について疑義がある場合を除き、辞書の定義、参照により組み込まれる文献における定義、および/または定義された用語の通常の意味よりも優先されると理解されるべきであり、特定の用語の意味について疑義がある場合には、用語の一般的な辞書の定義および/または一般的な用法が優先される。
【0028】
本発明の目的のために、以下の用語を以下に定義する。
【0029】
本明細書で使用する「ゴルフボール」は、ゴルフのゲームに使用するように設計された特定のタイプのスポーツボールである。ゴルフボールは、通常、コアを囲む硬い外側のコーティングを有し、全体的な柔らかさ、スピン、速度、およびボールの性能の他の側面に影響を与える複数の層で構成され得る、小さな高密度のボールである。ゴルフ規則では、トーナメントで使用されるゴルフボールの最小サイズ、最大重量、球対称性、初速、および総飛距離の基準を定めている。ゴルフ規則では、ゴルフボールは、1.620オンス(49.5g)以下の質量、1.680インチ(42.7mm)以下の直径を有し、指定された速度、距離、および対称性の制限内の性能を発揮する。
【0030】
「ゴルフティー」および「ティー」は、本明細書では、ゴルフボールを地面から持ち上げるために使用されるデバイスを指すために置換可能に使用される。ティーは、通常、木、プラスチックまたは他の類似の材料で作られている。規則では、ティーは次のようなものであってはならないと規定されている。
・4インチより長いこと。
・プレーの線を示す可能性があるように設計または製造されること。
・ボールの動きに過度に影響を与えること。
・あるいは、ストロークやプレーにおいてプレーヤーを補助すること。
【0031】
冠詞「a」および「an」は、本明細書では、1つまたは2つ以上(すなわち、少なくとも1つ)の、冠詞の文法上の目的語を指すために使用される。例として、「an element」は、1つの要素または1つより多くの要素を指す。
【0032】
「約」という用語は、本明細書では、基準量に対して30%、好ましくは20%、より好ましくは10%だけ変化する量を指すために使用される。数値を修飾するために「約」という語を使用することは、その数値が正確な値として解釈されないことを明示的に示すにすぎない。
【0033】
特許請求の範囲および本発明の詳細な説明において、文脈が明示的な文言または必要な示唆によりそうでないことを要求する場合を除き、「備える(comprise)」という語、または「備える(comprises)」もしくは「備える(comprising)」などの類語は、包括的な意味で、すなわち、記載された特徴の存在を特定するために使用されるが本発明の様々な実施形態におけるさらなる特徴の存在または付加を排除するために使用されるものではない。
【0034】
本明細書で使用される「含む(including)」または「含む(which includes)」または「含む(that includes)」という用語のいずれか1つもまた、要素/特徴を「少なくとも含む」が、他を排除しないこと意味するオープンターム(open term)である。したがって、「含む」は、「備える」と同義であり、「備える」を意味する。
【0035】
特徴の特定の組み合わせが特許請求の範囲に記載され、および/または明細書に開示されているとしても、これらの組み合わせは、可能な実施態様の開示を制限することを意図するものではない。実際、これらの特徴の多くは、特許請求の範囲に具体的に記載されていない方法および/または明細書に開示されていない方法で組み合わせることができる。以下に列挙する各従属請求項は、1つの請求項のみに直接的に従属する場合があるが、可能な実施態様の開示は、請求項の組の中の他の全ての請求項と組み合わせた各従属請求項を含む。
【0036】
明細書および特許請求の範囲で使用される「および/または」という語句は、そのように結合された要素の「いずれか一方または両方」、すなわち、ある場合には結合的に存在し、他の場合には分離的に存在する要素を意味すると理解されるべきである。「および/または」とともに列挙された複数の要素も同様に解釈されるべきであり、すなわち、そのように結合された要素の「1つ以上」を意味する。他の要素は、「および/または」節によって具体的に特定された要素以外に、具体的に特定された要素に関連するか否かに関わらず、任意に存在し得る。したがって、非限定的な例として、「Aおよび/またはB」への言及は、「備える」などのオープンエンドの言語と組み合わせて使用される場合、ある実施形態では、Aのみ(任意選択でB以外の要素を含む)、別の実施形態では、Bのみ(任意選択でA以外の要素を含む)、さらに別の実施形態では、AおよびBの両方(任意選択で他の要素を含む)、などを指してもよい。
【0037】
本明細書および特許請求の範囲で使用される場合、「または」は、上記で定義される「および/または」と同じ意味を有すると理解されるべきである。例えば、リスト中の項目を区切る場合、「または」または「および/または」は、包括的であること、すなわち、要素の数またはリストのうちの少なくとも1つを含む、1つよりも多くを含む、および、任意選択で、リストにない追加の項目を含むと解釈される。「いずれか1つのみ」、「ちょうどいずれか1つ」、または、特許請求の範囲で使用される場合、「~からなる」のような、明確に反対を示す用語のみが、要素の数またはリストのうちの正確に1つの要素を含むことを指す。一般に、本明細書で使用される用語「または」は、「いずれか」、「いずれか1つ」、「いずれか1つのみ」、または「ちょうどいずれか1つの」のような排他性の用語が先行する場合にのみ、排他的な選択肢(すなわち、「いずれか一方または他方であって両方ではない」)を示すものと解釈されるものとする。特許請求の範囲で使用される場合、「本質的に~からなる」は、特許法の分野で使用される通常の意味を有するものとする。
【0038】
本明細書において、方法のステップが順番に記載されている場合、その順番は、その順番を解釈する他の論理的な方法がない場合を除き、その順番で各ステップを時系列的に実行することを必ずしも意味しない。
【0039】
さらに、本発明の特徴または態様がマーカッシュグループの観点で記載されている場合、当業者は、本発明がそれによってマーカッシュグループの任意の個々の要素または要素のサブグループの観点からも記載されていることを認識するであろう。
【0040】
[詳細な説明]
本発明は、ゴルフクラブで打たれたときに、ゴルフボールに及ぼす影響を最小限とするゴルフティーを提供する。具体的には、本発明のゴルフティーは、ティーの上でゴルフボールを支持するためには不必要なティーとゴルフボールとの間の接触を、低減または排除するように設計される。さらに、ティーは、ティーから離れるボールの前進運動に対する干渉を排除するように設計されている。本発明のティーは、最小限のボールとの接触面積を有し、ボールの前進運動がティーによって受ける影響が最小限となるように、接触箇所が戦略的に配置されている。具体的には、本発明のティーは、本明細書に記載されるように、改良されたティーのボールレスト部に設けられた隆起した小さなこぶまたはキャスタレーションにより、ゴルフクラブにより打たれるボールの抵抗および摩擦を低減または排除する。これらのキャスタレーションは、ティーとボールとの間の接触表面積を最小化し、これにより、ボールがティーからゴルフクラブによって打たれる際の不要なスピンの発生を最小化し、その結果、ゴルフショットに加えられるのと同じ量の力でゴルフボールがより長い距離を移動することを可能にする。一実施形態において、本発明のティーによって、同じゴルファーが同じクラブを使用して従来のティー(コントロール)からティーオフした同じボールよりも、ティーオフ時のゴルフボールの移動距離が少なくとも約1%、少なくとも約2%、または少なくとも約5%大きくなる。一実施形態において、ボールは、典型的には、同じゴルファーが同じクラブと従来のティーを使用してティーオフした同じボールよりも、約1~2%遠くまで移動する。
【0041】
ゴルフボールは、風の抵抗(「空気抵抗」または「抗力」としても知られる)を減少させるためのディンプルを含む。抗力が最小化されると、ゴルフボールは空気中をより遠くまで飛ぶ。運動中の滑らかなボールを取り囲む空気はボールから「切り離され」、代わりにボールからより離れた高速で移動する空気の流れに従い、ボールの後方で効率的に後流を生成する。その結果、ボールの後方に後流または低圧の領域が生成され、ボールを後方に引っ張る真空として作用する。滑らかなボールを使用していた昔のゴルファーが発見したように、使い古され、傷のついたゴルフボールは、新品のボールよりも遠くへ飛んでいた。ボールに擦り傷や窪みのパターンを作ることで、この効果が再現できるかもしれない。ゴルフボールの製造者は、後に、凹状の窪み(すなわち、「ディンプル」)のパターンが同じ効果をもたらすことを学び、ディンプルのサイズ、形状、数、および配置を変化させることを学んだ。
【0042】
ボールは、ディンプルを追加することによって、その上の空気の流れを変えることができる。各ディンプルの周囲には、乱流の小さなポケットがいくつかある。周囲の高速の気流は、乱流によって近くの気流と混合され、ボールが気流から外れることを妨げる。ボールの周りの風がより強くなるため、ボールの後方での後流は発達しない。一方、ディンプルは抗力を多少高める。しかし、「マグナス揚力」(空気などの媒体中を回転体が移動するときに回転体を持ち上げる力)の増加もまた、もたらされる。ドライブされたゴルフボールは「バックスピン」(すなわち、ボールはゴルファーに向かって転がるように後方に回転する)を示し、これは「マグナス揚力」として知られる現象を引き起こす。
【0043】
バックスピンは、ボールを持ち上げる上向きの力を与える。しかし、ゴルフティーがゴルフボールのディンプルと接触すると、ボールのバックスピンが減少し、マグナス揚力の可能性を低減させ得る。ディンプルがゴルフティーと接触すると、ゴルフボールを十分な力で打ち、最大限の揚力、スピード、および飛距離を得ることは難しくなる。ゴルフボールのスピンに対するティーの影響は、本発明のゴルフティーをゴルフボールのディンプルに接触させないようにすることによって、具体的には、ディンプルの窪んだ中心との接触を避けることによって、排除される。
【0044】
当業者に明らかなような改変および変形は、本発明の範囲内にあると考えられる。本発明は、本明細書に記載された特定の実施形態によって範囲を限定されるものではない。これらの実施形態は、例示のみを目的とする。機能的に等価な製品、組成物および方法は、本明細書に記載される本発明の範囲内にあることは明らかである。添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲から逸脱することがない限り、形態および細部における様々な変更をそこで行ってもよいことは、当業者には理解されるであろう。
【0045】
例示的な実施形態は、本開示が徹底され、当業者にその範囲を十分に伝えるように提供される。本開示の実施形態の完全な理解を提供するために、特定の構成要素、デバイス、および方法の例など、多数の具体的な詳細が記載される。具体的な詳細が採用される必要はないこと、例示的な実施形態が多くの異なる形態で具体化され得ること、および、いずれも本開示の範囲を限定するように解釈されるべきではないことは、当業者には明らかであろう。いくつかの例示的な実施形態では、よく知られたプロセス、よく知られたデバイス構造、および、よく知られた技術は、詳細には説明されない。
【0046】
このような変形は、本開示から逸脱したものとみなされるべきではなく、このような改変はすべて、本開示の範囲内に含まれることが意図される。
【0047】
本明細書で使用される用語は、特定の例示的な実施形態を説明するためだけのものであり、限定することを意図するものではない。単数形の使用は、特に断らない限り複数形を含む。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈上明らかにそうでないことが示されない限り、複数形も含むことが意図され得る。用語「comprise」、「comprises」、「comprising」、「including」、「having」、またはそれらの変形は、包括的であり、したがって、記載された特徴、整数、ステップ、操作、要素、および/または構成要素の存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除するものではない。
【0048】
ここで、図を参照すると、
図2A~
図2Cは、ゴルフボールを支持するためのゴルフティー100を示す。ティー100は、第1のスパイン端101aと第2のスパイン端101bとを備える硬質のスパイン部101を備える。スパイン101の剛性は、ゴルフのゲーム中にユーザがティー100を地面に挿入することを補助する。棘部103が第1のスパイン端101aに配置されている。棘部103は、実質的に垂直位置でゴルフティーを地面に挿入するのに適合している。棘部103は、断面形状が概ね円形であり、特にゴルフクラブによって打たれたときに、ティー100が地面から引き抜かれることに対する抵抗を増大させるように適合された縁103aを備える。
【0049】
ボールレスト部105が第2のスパイン端101bに配置されている。ボールレスト部105は、円形であり、棘部103およびスパイン101が実質的に垂直位置で地面に挿入されたときにゴルフボールを支持するように適合された複数の隆起したキャスタレーション107を備える。キャスタレーション107は、ボールレスト部105の上面105aの周囲を概ね取り囲むように配置されている。ボールレスト部105は、ゴム加工ポリマー材料から形成されることが好ましい。同様に、キャスタレーション107は、ゴム加工ポリマー材料から形成される。キャスタレーション107は、使用時にはゴルフボール10を支持するための安全なプラットフォームを提供する一方で、ティー100とゴルフボール10との間の接触表面積を減少させるので、ゴム加工ポリマーと組み合わされたキャスタレーション107の組み合わせは、ゴルフクラブで打たれて打ち出された後のゴルフボールの不要なバックスピンを減少させることを促進する。ゴルフボールのサイドスピンが増加すると、ゴルフボールは向きを変えてラインから外れ、それによってボールの移動距離が減少する。また、バックスピンが増加すると、ボールのキャリー距離は減少する。ボールのサイドスピンを最小化できる(つまり、飛行中のボールのスライスまたはフックを最小化できる)経験豊富なゴルファーにとって、ボールのバックスピンの低減は、ドライブ距離を増大させる最も重要な要因となる。したがって、ティーから離れるときにゴルフボールにスピンを付与する原因となるティー100とゴルフボール10との間の接触面積を最小化することは、有利である。所定のクラブおよび所定の打ち出し速度の場合、ティーから離れるボールのバックスイング速度の減少は、一般に、あらゆるロフト角におけるキャリー距離の増加につながるので、他のスイングパラメータを変更することなく、従来のティーと比較して減少したバックスピン速度を付与するティー100をゴルファーが使用することで、本明細書で開示するティー100(ツアーティー100)と、ラバーティーと、ドライビングマットティーと、木製ティーとの、トラックマン・ゴルフシステムを用いた比較テストの結果を示す表1に見られるように、ティーからのボールのキャリー距離が長くなることが、一般に期待できる。表1は、ツアーティー100を使用してティーから打ち出されるボールの平均スピンレートが、同じような平均クラブスピードを維持しながら、著しく減少していることを明確に示している。
【表1】
【0050】
表1から、平均して、ツアーティー100から打たれたゴルフボールは、
図1の従来技術の木製ティー1から打たれたボールよりも、ボールスピードが約2%速く、スピンレートが約37%低いことがわかる。テストにおいて、ティー100から打たれたボールのスピンレートは、木製ティーから打たれたボールよりも最大で56%低いことも観察された(木製ティーを使用して観察された最小スピン2280rpmおよび総距離261.8mに対して、ツアーティー100の最小テストスピンレートは1290rpm、総ドライブ距離は273.2mであった)。また、表1から、ティー100から打たれたときのゴルフボールのキャリー距離は従来技術のティーから打たれたボールと同等であるが、ボールの高さおよび着地角度がより低くなることが、
図1の従来技術の木製ティー1を使用する同じゴルファーと比較して、ゴルフボールが移動する総距離の平均約4~5%の増加につながることが注目すべき点である。
【0051】
特定の配置では、スパイン部101は、
図2Dの詳細な断面に見られるように、2つの対向する平坦な縁101aおよび2つの対向する丸みを帯びた(rounded)縁101bを備える長尺状(elongate)である。
【0052】
複数のキャスタレーション107のそれぞれの断面形状は、円形または概ね多角形である。特定の配置では、複数の多角形のキャスタレーション107のそれぞれは、
図1Fおよび
図1Gのそれぞれの詳細な上面図および側面図に見られるように、断面形状が六角形である。
【0053】
図3Aから
図3Cは、さらなる実施形態のゴルフティー300を示す。上記と同様に、ティー300は、硬質スパイン301と、棘部303と、複数のキャスタレーション307を備えるボールレスト部305とを備える。実施形態300では、ボールレスト部305は、硬質スパイン部301と強固に係合するように適合された対向する延在アーム309を備える。上記と同様に、スパイン部301は、アーム309によって形成された2つの対向する平坦な縁301bおよび2つの対向する丸みを帯びた縁301cを備える長尺状である。
【0054】
図4Aおよび
図4Bは、さらなる実施形態のゴルフティー400を示す。上記同様に、ティー400は、硬質スパイン部401と、棘部403と、複数のキャスタレーション407を備えるボールレスト部405とを備える。実施形態400において、スパイン401は、対向する翼部411aおよび411bを備え、これらは地面に挿入されたときにティー400の挿入深さを制限するように適合され、そのように挿入されたときに、ボールレスト部405が地面から所定の高さに位置し、ゴルフティー400上に静止しているゴルフボールがゴルフクラブで当該ボールを打つのに地面から好ましい高さに位置するようになる。
【0055】
ボールレスト部405は、翼付き硬質スパイン部401のそれぞれの翼部411aおよび411bと固定的に係合するように適合された、対向する延在アーム409aおよび409bをさらに備える。上記同様に、スパイン部401は、アーム409によって形成された2つの対向する平坦な縁401bおよび2つの対向する丸みを帯びた縁401cを備える長尺状である。
【0056】
図5A~
図5Cは翼付きのティー400の詳細図であり、それぞれ、硬質スパイン401の翼状突起411aおよび411bを示す
図4Bの翼付きスパイン401と、ボールレスト部405の相補的な翼付き延在アーム409aおよび409bとを示す。翼付きスパイン401は複数の突起413を含み、翼付き延在アーム409aおよび409bは、翼付き延在アーム409aおよび409bを翼付きスパイン401に固定する機能を有する相補的な構造415を含む。同様に、硬質スパイン401の翼状突起411aおよび411bは、ボールレスト部405を翼付き硬質スパイン401に固定するために、延在アーム409aおよび409bの相補的な構造416と係合するように適合された形成414を含む。
【0057】
上述の各実施形態100、300および400において、硬質スパイン部は、硬質プラスチック材料から形成される。上述した各実施形態のティーの製造中に、それぞれ延在アーム109a、309a、および409aを含むボールレスト部105、305、および405は、それぞれ複数のキャスタレーション107、307、および407を含むゴム加工ポリマー材料を用いて、対応するスパイン部101、301、および401を共押出しまたはオーバーモールドすることによって形成される。
【0058】
さらなる配置では、ティー200および300のボールレスト部205および305のそれぞれは、それぞれのスパイン201および301とは別に製造することができる。例えば、ボールレスト部205および305は、硬質の延在アーム209aおよび309aのそれぞれと、一端のコア部(図示せず)とを含む硬質プラスチック材料から最初に製造されてもよく、キャスタレーション207、307を含むボールレスト部は、共押出しまたはオーバーモールドされたボールレスト硬質コア部であってもよい。このような配置では、硬質延在アーム209aおよび309aのそれぞれは、より確実にそれぞれの硬質スパイン部201および301に係合して、ティー200、300により大きな剛性を与えるので、使用中のティーの破損の発生率を低減することができる。
【0059】
本明細書において、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、本発明の実施形態は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることが理解される。他の例では、本明細書の理解を不明瞭にしないために、周知の方法、構造および技術は詳細には示されていない。
【0060】
[本発明の範囲]
このように、本発明の好ましい配置と考えられるものを説明してきたが、当業者であれば、本発明の精神から逸脱することなく、他のさらなる変更を加えることができることを認識するであろう。ブロック図から機能を追加または削除してもよく、機能ブロック間で操作を入れ替えてもよい。また、本発明の範囲内で説明する方法にステップを追加または削除してもよい。
【0061】
本発明を特定の実施例を参照して説明したが、本発明が他の多くの形態で具体化され得ることは当業者には理解されるであろう。
【産業上の利用可能性】
【0062】
上記の通りに記述し、または図示した方法、装置、デバイス、システムは、少なくとも実質的に、上記したゴルフティーと、ゴルフクラブまたはボールとの間の相互作用を改善するためのゴルフティーを提供することが理解されよう。
【0063】
本明細書に記載され、および/または図面に示されるゴルフティーは、例示としてのみ提示され、本発明の範囲を限定するものではない。特に断らない限り、ゴルフティーの個々の態様および構成要素は、変更されてもよく、したがって、公知の等価物、または将来開発され得るような未知の代替物、または将来許容可能であることが見出され得るような代替物に置き換えられてもよい。ゴルフティーはまた、潜在的な用途の範囲が大きく、本発明のゴルフティーが多くのそのような変形に適応可能であることが意図されているため、特許請求される発明の範囲および精神内にある限り、様々な用途のために変更され得る。
【手続補正書】
【提出日】2024-10-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴルフボールを支持するためのゴルフティーであって、
第1のスパイン端と第2のスパイン端とを備える硬質スパイン部と、
前記第1のスパイン端に位置し、実質的に垂直位置で前記ゴルフティーを地面に挿入するように適合された棘部と、
前記第2のスパイン端に位置するボールレスト部と、を備え、
前記硬質スパイン部は、長尺状であり、対向する平坦な縁と2つの対向する丸みを帯びた縁とを備え、
前記ボールレスト部は、円形であり、前記棘部が実質的に垂直位置で地面に挿入されたときに前記ゴルフボールを支持するように適合された複数の隆起したキャスタレーションを備え、
前記複数のキャスタレーションは、前記ボールレスト部の上面の周囲を取り囲むように配置されている、ゴルフティー。
【請求項2】
前記複数のキャスタレーションのそれぞれは、断面形状が多角形である、請求項1に記載のゴルフティー。
【請求項3】
前記複数の多角形のキャスタレーションのそれぞれは、断面形状が六角形である、請求項2に記載のゴルフティー。
【請求項4】
前記棘部は、断面形状が概ね円形である、請求項1に記載のゴルフティー。
【請求項5】
前記棘部は、地面からの前記ゴルフティーの引き抜きに対する抵抗を増加させるように適合された縁を備える、請求項1に記載のゴルフティー。
【請求項6】
前記ボールレスト部は、前記硬質スパイン部と固定的に係合するように適合された対向する延在アームを備える、請求項1に記載のゴルフティー。
【請求項7】
前記複数のキャスタレーションはゴム加工ポリマーから形成される、請求項1に記載のゴルフティー。
【請求項8】
前記複数のゴム加工ポリマーのキャスタレーションは、ボールとキャスタレーションとの間の接触表面積を最小化するように構成される、請求項7に記載のゴルフティー。
【請求項9】
前記硬質スパイン部は硬質プラスチック材料から形成される、請求項1に記載のゴルフティー。
【請求項10】
前記硬質スパイン部は、地面に挿入されたとき、前記ボールレスト部が地面から所定の高さに位置し、前記ゴルフティー上に置かれたゴルフボールがゴルフクラブを用いて前記ゴルフボールを打つために地面から好ましい高さに位置するように、前記ゴルフティーの挿入深さを制限するように適合された対向する翼部を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載のゴルフティー。
【請求項11】
前記ボールレスト部は、前記硬質スパイン部の前記対向する翼部と固定的に係合するように適合された硬質の延在アーム部を備える、請求項10に記載のゴルフティー。
【外国語明細書】